JP2020137490A - 除草具 - Google Patents

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【課題】雑草に注ぐ光を減じつつ除草剤を散布することができる除草具を提供する。【解決手段】除草具100は、包囲本体101と蓋体110とを備えている。包囲本体101は、草収容部102と上側筒部105とをそれぞれ有して筒状に形成されている。草収容部102は、一本または数本の草Grを収容可能な筒状に形成されている。上側筒部105は、草収容部102と同心であって草収容部102の内径および外径よりも小径の円筒状に形成されている。上側筒部105の内部には、蓋体110の底部材113を破る破壊部107が形成されている。蓋体110は、天井部111と薬剤収容部112とをそれぞれ有して円筒状に形成されている。天井部111は、上側筒部105を閉塞する円板状に形成されている。薬剤収容部112は、上側筒部105内に嵌合するとともに除草剤114を収容する筒状に形成されており、下端部が底部材113で閉塞されている。【選択図】図5

Description

本発明は、地面上にピンポイントで生えた雑草を枯らすことができる除草具に関する。
従来から、地面上にピンポイントで生えた雑草を個別に枯らすことができる除草具が提案されている。例えば、下記特許文献1には、のり面または路肩に成育した雑草に被せるキャップ状に形成されて遮光によって雑草を枯らす除草具としての雑草防止キャップが開示されている。
特開2001−73336号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載した除草具においては、雑草を上方から完全に覆うキャップ状に形成されているため、地面上に生える雑草に対して除草効果を高める除草剤を散布することができない。したがって、雑草に対して除草剤を散布する場合においては、除草具を被せる前に除草剤を散布しなければならないため、除草対象の雑草の周囲に除草剤を付着させたくない物、例えば、芝などの除草対象外の植物にまで除草剤が付着してしまうという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、雑草に注ぐ光を減じつつ除草剤を散布することができる除草具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、地面から生える草の周囲を包囲する空洞部を有した筒体で構成された包囲本体を備え、包囲本体は、筒体における一方の端部側が草を挿通可能な大きさに開口した草挿入開口部と、筒体における他方の端部側が開口した天井開口部とを有することにある。ここで、地面とは、畑、運動場、競技場、庭、のり面、路肩、道などの土地の表面のほか、植木鉢などの容器に詰められた土の表面を含むものである。
このように構成した本発明の特徴によれば、除草具は、地面から生える草の周囲を包囲する空洞部を有した筒体で構成された包囲本体を有しているため、この包囲本体を草挿入開口部から草に被せることで草の上方が天井開口部によって開口した状態で草の周囲を覆うことができる。これにより、除草具は、草の周囲を包囲しながら天井開口部を介して包囲本体内の草に対してのみ除草剤を塗布することができる。すなわち、本願発明に係る除草具によれば草に注ぐ光を減じつつ除草剤を散布することができ、除草対象の草の周囲に除草剤を付着させたくない物、例えば、芝などの除草対象外の植物にまで除草剤が付着してしまうことを防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記除草具において、包囲本体は、筒体における天井開口部側が草挿入開口部側よりも小径に形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、除草具は、包囲本体が筒体における天井開口部側が草挿入開口部側よりも小径に形成されているため、包囲本体内への除草剤の注入を可能としつつ包囲本体内への光、雨および雪などの進入を抑制して草を効果的に枯らすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記除草具において、さらに、天井開口部に対して着脱自在に塞ぐ蓋体を備えたことにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、除草具は、天井開口部に対して着脱自在に塞ぐ蓋体を備えているため、除草剤を注入後に包囲本体上に蓋体を配置することで包囲本体内を閉塞空間とすることができ、除草剤の揮発による減少を抑えることができるとともに包囲本体内への光、雨および雪などの進入を抑制して草を効果的に枯らすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記除草具において、蓋体は、草を枯らす除草剤を収容する薬剤収容部を有することにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、除草具は、蓋体が草を枯らすことができる除草剤を収容する薬剤収容部を有しているため、別途除草剤を用意する必要がなく迅速かつ手軽に草を枯らすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記除草具において、蓋体は、天井開口部を覆う天井部を有しており、薬剤収容部は、天井部に対して下方に延びて包囲本体内に挿入される筒状に形成されるとともに下端部に開口自在な膜状の底部材を有することにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、除草具は、薬剤収容部が天井部に対して下方に延びて包囲本体内に挿入される筒状に形成されるとともに下端部に開口自在な膜状の底部材を有しているため、底部部材を開口することで迅速かつ手軽に草に除草剤を投与することができる。この場合、底部部材は、アルミニウムなどの金属製、樹脂製または紙製のシート状またはフィルム状に形成されており、針または刃物で容易に破ることができるように構成できるほか、人手によって容易に剥がすことができるように構成することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記除草具において、包囲本体は、筒体内に薬剤収容部における底部材を破壊する破壊部を有することにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、除草具は、包囲本体内に薬剤収容部における底部材を破壊する破壊部を有しているため、薬剤収容部を包囲本体内に挿入することで破壊部が底部材の一部または全部を破壊して薬剤収容部内の除草剤を漏出させることができ、手軽にかつ手に除草剤を付着させることなく除草剤を包囲本体内の草に付着させることができる。
本発明に係る除草具の外観構成の概略を示す分解斜視図である。 図1に示した除草具の使用状態を示す斜視図である。 (A),(B)は、図1に示した除草具を示しており、(A)は(B)に示すA−A線から見た除草具の断面図であり、(B)は除草具を構成する包囲本体の底面図である。 図1に示した除草具における包囲本体を草に被せた使用状態を示した断面図である。 図4に示した除草具における包囲本体上に蓋体を嵌合させた使用状態を示した断面図である。 本発明の変形例に係る除草具における包囲本体の構成の概略を示す断面図である。 本発明の他の変形例に係る除草具における包囲本体の構成の概略を示す断面図である。 本発明の他の変形例に係る除草具における蓋体の構成の概略を示す断面図である。 本発明の他の変形例に係る除草具における蓋体の構成の概略を示す断面図である。 本発明の他の変形例に係る除草具における蓋体の構成の概略を示す斜視図である。 (A),(B)は、本発明の他の変形例に係る除草具を示しており、(A)は(B)に示すA−A線から見た除草具の断面図であり、(B)は除草具を構成する包囲本体の底面図である。
以下、本発明に係る除草具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る除草具100の外観構成の概略を示す分解斜視図である。また、図2は、図1に示した除草具100の使用状態を示す斜視図である。また、図3(A),(B)は、図1に示した除草具100を示しており、(A)は(B)に示すA−A線から見た除草具100の断面図であり、(B)は除草具100を構成する包囲本体101の底面図である。この除草具100は、地面Gに生えている雑草などの草Grを個別に被せて枯らすことができる器具である。
(除草具100の構成)
除草具100は、主として、包囲本体101と蓋体110とを備えている。包囲本体101は、草Grに被せる部品であり、樹脂材を筒状に形成して構成されている。より具体的には、包囲本体101は、主として、草収容部102と上側筒部105とをそれぞれ有して構成されている。
草収容部102は、草Grの周囲を覆う部分であり、一本または数本の草Grを収容可能な筒状に形成されている。本実施形態においては、草収容部102は、1,2本程度の草Grの周囲を包囲して収容する空洞部102aを有した円筒状に形成されている。この場合、草収容部102は、上端部の内径および外径に対して下端部の開口部である草挿入開口部103の内径および外径が拡大するテーパ状に形成されている。具体的には、草収容部102は、上端部の外径が30mm、下端部の外径が36mm、高さが55mm、肉厚が2mmにそれぞれ形成されている。
この草収容部102における下端部の外周部には、差込み部104が設けられている。差込み部104は、包囲本体101を地面G上で固定するための部分であり、草収容部102の外周部における下端部に下方に下垂して先端部が尖った針状に形成されている。本実施形態においては、差込み部104は、草収容部102の周方向に均等な間隔で3つ形成されている。
上側筒部105は、草収容部102の上方に形成された部分であり、草収容部102よりも小径の筒状に形成されている。具体的には、上側筒部105は、草収容部102と同心であって草収容部102の内径および外径よりも小径の内径および外径の円筒状に形成されている。したがって、上側筒部105は、上端部に開口する天井開口部106が草収容部102の下端部に開口する草挿入開口部103よりも小径に形成されている。
また、上側筒部105の内径は、蓋体110の薬剤収容部112が嵌合する大きさに形成されている。また、上側筒部105の長さは、薬剤収容部112の長さと略同じ長さに形成されている。本実施形態においては、上側筒部105は、外径が16mm、内径が12mm、長さが15mmに形成されている。この上側筒部105の内部には、破壊部107が形成されている。
破壊部107は、上側筒部105内に挿し込まれる薬剤収容部112の底部材113を破って貫通孔を形成するための部分であり、上方に向かって尖った形状に形成されている。より具体的には、破壊部107は、上側筒部105の内周面の下端部における均等な間隔の3つの位置からそれぞれ中心部に向かって棒状に延びる支持部107aと、この支持部107aから上方に延びる破壊部本体107bとで構成されている。
破壊部本体107bは、断面形状がC字状の円筒に近い形状に形成されており、上端部が図示左側から右側に向かって斜めに下り傾斜して形成されている。これにより、破壊部本体107bは、傾斜した上端部における周方向の中央部が上方に向かって尖って形成されるとともに周方向における両端部に向かって下り傾斜に形成されている。また、破壊部本体107bは、傾斜した上端部が周方向の全域に亘って刃状に尖って形成されている。
この包囲本体101は、草収容部102と上側筒部105とが樹脂材料を用いた射出成形加工によって一体的に成形される。なお、包囲本体101は、射出成形以外の加工方法、例えば、切削加工によって成形することもできる。また、包囲本体101は、草収容部102と上側筒部105とを別体で成形した後、両者を組付けることで構成することもできる。また、この包囲本体101は、直射日光を減じるまたは完全に遮る不透明または半透明の樹脂材で構成されている。
蓋体110は、草Grを枯らす除草剤114を収容するとともに上側筒部105の天井開口部106を塞ぐ部品であり、樹脂材を円筒状に形成して構成されている。より具体的には、蓋体110は、天井部111と薬剤収容部112とをそれぞれ有して構成されている。
天井部111は、上側筒部105の天井開口部106を塞ぐ部分であり、天井開口部106の外径と略同じ外径の円板状に形成されている。本実施形態においては、天井部111は、外径が16mm、板厚が1.5mmに形成されている。
薬剤収容部112は、草Grを枯らす液体状の除草剤114を収容する部分であり、天井部111の下面から下垂する円筒状に形成されている。この場合、薬剤収容部112は、上側筒部105内に嵌合する外径に形成されるとともに、草Grを枯らすために必要な量の除草剤114を収容する内径および長さに形成されている。
本実施形態においては、薬剤収容部112は、外径が11.5mm、内径が8.5mm、長さが15mmに形成されている。これにより、薬剤収容部112の内部空間は、約0.8ccの容積を有している。この薬剤収容部112は、下端部の開口部が底部材113によって塞がれている。
底部材113は、薬剤収容部112の底部を塞いで除草剤114を薬剤収容部112内に液密的に収容するための部品であり、アルミニウム材を平面視で円形のシート状に形成して構成されている。この場合、底部材113は、前記した破壊部107が突き刺さることで破れるように構成されている。この底部材113は、薬剤収容部112の底部の開口部を覆った状態で外周縁部が薬剤収容部112の外周部の下端部に接着剤によって固着されている。
この蓋体110は、天井部111と薬剤収容部112とが樹脂材料を用いた射出成形加工によって一体的に成形される。なお、蓋体110は、射出成形以外の加工方法、例えば、切削加工によって成形することもできる。また、蓋体110は、天井部111と薬剤収容部112とを別体で成形した後、両者を組付けることで構成することもできる。また、この蓋体110は、直射日光を減じるまたは完全に遮る不透明または半透明の樹脂材で構成されている。
除草剤114は、草Grを枯らすための薬剤である。除草剤114は、薬剤収容部112内に収容可能でかつ底部材113が破壊されることで薬剤収容部112内から流出する形態であれば広く採用することができる。除草剤114には、薬剤が接触した全ての植物を枯らす非選択的除草剤と、特定の植物のみを枯らす選択的除草剤とがあるが、本実施形態においては非選択的除草剤で構成されている。また、除草剤114は、光合成を阻害するもの、光合成に関連する光色素の合成を阻害するもの、アミノ酸やタンパクの合成を阻害するもの、ホルモン作用をかく乱するもの、細胞分裂を阻害するもの、セルロースの合成を阻害するものまたは細胞膜を破壊するものなどを広く採用することができる。また、除草剤114は、液体状(粘性体も含む)のほか、粒状のものも採用することができる。
(除草具100の作動)
次に、このように構成した除草具100の作動について説明する。草Grの除草作業を行う作業者は、まず、除草具100を用意する。具体的には、作業者は、包囲本体101と蓋体110とをそれぞれ別々に用意する。
次に、作業者は、図4に示すように、包囲本体101を除草対象となる草Gr(本実施形態においては、スギナ)に被せる。この場合、作業者は、草挿入開口部103側から包囲本体101を草Grに被せるとともに、3つの差込み部104を地面G内に差し込む。これにより、草Grは、周囲が包囲本体101の草収容部102によって包囲されつつ上方が天井開口部106によって開放された状態となる。この場合、草Grは、包囲本体101の草収容部102内にて起立した状態を保っていてもよいし、草収容部102に圧迫されて折れ曲がった状態であってもよい。
次に、作業者は、図2および図5にそれぞれ示すように、包囲本体101の上側筒部105内に蓋体110の薬剤収容部112を挿し込む。これにより、蓋体110は、薬剤収容部112の底部材113が上側筒部105内の破壊部107に突き当たる。この場合、作業者は、蓋体110を更に強く押し込むことで底部材113に破壊部107を貫通させて底部材113を破る。この場合、底部材113は、破壊部107のC字状の形状に対応してC字状に切り抜かれるため、C字状における底部材113と繋がった部分を基点としてC字状に切り抜かれた部分が上方に捲れて底が抜ける。
これにより、薬剤収容部112内に密封されている除草剤114は、底部材113における破れた部分を介して下方に流出して草収容部102内の草Grに付着する。この場合、除草具100は、草Grが包囲本体101によって包囲されているため、薬剤収容部112から流出した除草剤114が草Grの周囲に飛散して草Grの周囲に存在するもの、例えば、枯らしたくない芝や作物などに除草剤114が付着することを防止することができる。また、作業者は、1つの蓋体110での除草剤114の量で不足する場合には、新たな蓋体110を用意して再度上側筒部105内に挿し込むことで草Grに除草剤114を十分付着させることができる。
また、蓋体110は、天井部111が上側筒部105の天井開口部106を塞ぐ。これにより、草Grは、地面Gから露出した部分が包囲本体101および蓋体110によって覆われた状態となり草Grに付着した除草剤114の風による蒸発および雨や雪による流出を防止することができる。したがって、作業者は、草Grが包囲本体101および蓋体110によって覆われた状態を数日間維持することで草Grを枯らすことができる。
この場合、蓋体110は、薬剤収容部112が上側筒部105内に挿し込まれているため、風や雨によって包囲本体101から容易に外れることはない。また、包囲本体101は、差込み部104が地面G内に差し込まれているため、風や雨によって地面Gから容易に外れることはない。また、作業者は、草Grを枯らすまでの間、包囲本体101上の蓋体110を取り外すことで草収容部102内の草Grの状態を確認することができる。この場合、作業者は、草Grの枯れ具合が不十分である場合には、新たな蓋体110を用意して上側筒部105内に挿し込むことで除草剤114を追加することができる。
次に、草Grを枯らすことができた場合には、作業者は、除草具100を地面Gから取り除く。具体的には、作業者は、地面G上から包囲本体101を引き抜くことで除草具100を地面Gから取り除くことができる。この場合、作業者は、地面G上から引き抜いた包囲本体101を別の草Grを枯らすために再度使用することができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、除草具100は、地面Gから生える草Grの周囲を包囲する空洞部102aを有した筒体で構成された包囲本体101を有しているため、この包囲本体101を草挿入開口部103から草Grに被せることで草Grの上方が天井開口部106によって開口した状態で草Grの周囲を覆うことができる。これにより、除草具100は、草Grの周囲を包囲しながら天井開口部106を介して包囲本体101内の草Grに対してのみ除草剤114を塗布することができる。すなわち、本願発明に係る除草具100によれば草Grに注ぐ光を減じつつ除草剤114を散布することができ、除草対象の草Grの周囲に除草剤114を付着させたくない物、例えば、芝などの除草対象外の植物にまで除草剤114が付着してしまうことを防止することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、下記各変形例の説明に使用する図面においては、上記実施形態と同様の構成部分または対応する構成部分については同じ符号を付して、その説明を省略する。
例えば、上記実施形態においては、包囲本体101は、草収容部102の上方に蓋体110が嵌合する上側筒部105を備えて構成した。しかし、包囲本体101は、図6に示すように、上側筒部105を省略して構成することができる。この場合、天井開口部106は、包囲本体101の上端部に形成される。このように構成した除草具100によれば、天井開口部106によって光や雨が草収容部102内に入り込むことで除草効果は上記実施形態よりも低下するが、包囲本体101自体の構成を簡単化することができるとともに蓋体110も省略することができるため除草具100の構成も簡単化することができる。
また、上記実施形態においては、包囲本体101は、天井開口部106側が草挿入開口部103側よりも小径に形成されている。これにより、除草具100は、包囲本体101内への除草剤114の注入を可能としつつ蓋体110を配置するまでの間において包囲本体101内への光、雨および雪などの進入を抑制して草Grを効果的に枯らすことができる。また、除草具100は、蓋体110を省略した構成においても、包囲本体101内への除草剤114の注入を可能としつつ包囲本体101内への光、雨および雪などの進入を抑制して草Grを効果的に枯らすことができる。
また、包囲本体101は、草収容部102が草挿入開口部103側から天井開口部106側に向かって外径が連続的に縮小するテーパ状に形成されている。これにより、除草具100は、包囲本体101をネスティングで積み重ねて保管および運搬を行うことができる。この場合、包囲本体101は、図7に示すように、草収容部102が草挿入開口部103側から天井開口部106側に向かって外径が連続的かつ段階的に縮小する形状に形成してもよいし、草収容部102が草挿入開口部103側から天井開口部106側に向かって外径が段階的にのみ縮小する形状(図示せず)に形成することもできる。しかし、包囲本体101は、草挿入開口部103側と天井開口部106側との間で外径を一定に形成することもできる。
また、上記実施形態においては、包囲本体101は、差込み部104を備えて構成した。しかし、包囲本体101は、差込み部104を省略して構成することもできる。
また、上記実施形態においては、包囲本体101は、円筒状に形成した。しかし包囲本体101は、筒状に形成されていればよい。したがって、包囲本体101は、断面形状が円形(楕円を含む)以外の形状、三角形状、四角形状、五角形状または六角形などの多角形状に形成することができる。
また、包囲本体101および蓋体110の大きさは、除草対象となる草Grの大きさに応じて適宜決定されるものであり、上記実施形態に限定されるものでないことは当然である。この場合、包囲本体101は、除草対象となる植物を少なくとも1本かつ数本の範囲で収容可能な大きさに形成される。
また、包囲本体101は、黒色などの濃色で構成することで草収容部102内の温度を高くして草Grを枯らし易くすることができる。また、包囲本体101は、黄色、赤色、青色などの緑色以外の色で構成することで芝生などにおける除草具100の設置場所を確認し易くすることができる。
また、上記実施形態においては、蓋体110は、除草剤114を収容する薬剤収容部112を備えて構成した。しかし、蓋体110は、図8に示すように、底部材113を含む薬剤収容部112を省略して構成することもできる。この場合、蓋体110は、天井部111の下方に上側筒部105に嵌合する筒状または柱状の嵌合部115を形成するとよい。また、この場合、包囲本体101は、破壊部107を省略することができる。これによれば、作業者は、除草剤114を別途用意して包囲本体101内に除草剤114を注入した後に蓋体110の嵌合部115を上側筒部105内に挿し込んで草収容部102内を閉鎖空間とすることができる。
また、上記実施形態においては、蓋体110は、薬剤収容部112の全体が上側筒部105内に収容されるように構成した。しかし、蓋体110は、薬剤収容部112の少なくとも一部が上側筒部105内に収容されるように構成されるとよい。すなわち、蓋体110は、図9に示すように、薬剤収容部112を薬剤収容部112全体が上側筒部105内に収容できず上側筒部105内から張り出す長い長さの大容量に形成することで除草剤114の収容量を増大させることができる。
また、上記実施形態においては、蓋体110は、天井部111を平板上に形成して蓋体110を上側筒部105内に押し易く形成した。しかし、蓋体110は、図10に示すように、天井部111上に上方に向かって壁状に起立する把持部111aを形成して構成することもできる。これによれば、作業者は把持部111aを把持することにより蓋体110の取り扱いを用意することができる。
また、上記実施形態においては、破壊部107は、平面視でC字状の円筒状に形成した。しかし、破壊部107は、底部材113に貫通孔を形成して薬剤収容部112内の除草剤114が漏出するように構成されていればよい。
したがって、破壊部107は、例えば、支持部107aが上側筒部105の内周面の3ヶ所から中心部に向かって延びて同中心部で結合する3つの梁状体に形成されるとともに、破壊部本体107bが前記3つの梁状体の結合部分から上方に向かって起立する針状に形成することができる。これによれば、破壊部107は、底部材113に小径の貫通孔を形成して薬剤収容部112内の除草剤114が少しずつ漏出するように構成することができる。
また、破壊部107は、例えば、図11に示すように、支持部107aが上側筒部105の内周面の3ヶ所から中心部に向かって延びて同中心部で結合する3つの梁状体に形成されるとともに、破壊部本体107bが前記3つの梁状体からそれぞれ上方に向かって起立する壁状に形成されている。この場合、破壊部本体107bを構成する3つの壁体は、中心部から外側への壁体の張り出し量が上方側ほど段階的(図11においては3段階)に少なくなって最終的に上端部で尖る形状に形成することもできる。これによれば、破壊部107は、薬剤収容部112の底部材113を3段階で拡径しながら破り最終的には略全開となる貫通孔を形成することができる。
また、蓋体110は、底部材113が破壊部107によって破られる以外の手法で除草剤114が流出するように構成することもできる。例えば、蓋体110は、底部材113が薬剤収容部112の下端部から人手で剥がせることができるように設けられていてもよいし、底部材113が薬剤収容部112の下端部に対して挿し込みまたは捩じ込みによって嵌合するキャップ状または栓状に構成することもできる。これによれば、除草具100は、破壊部107を省略することができる。
また、上記実施形態においては、包囲本体101および蓋体110は、樹脂材で構成した。しかし、包囲本体101および蓋体110は、樹脂材以外の材料、例えば、セラミック材、ゴム材、金属材または紙材で構成することもできる。この場合、包囲本体101および蓋体110は、直射日光を減じるまたは完全に遮る不透明または半透明に構成することができる。また、包囲本体101および蓋体110は、草Grを主として除草剤114を用いて枯らす場合においては、透明に形成することもできる。また、包囲本体101および蓋体110は、包囲本体101を不透明または半透明に形成しつつ蓋体110を透明に形成することで包囲本体101内を視認し易くすることもできる。
Gr…草、G…地面、
100…除草具、
101…包囲本体、102…草収容部、102a…空洞部、103…草挿入開口部、104…挿込み部、105…上側筒部、106…天井開口部、107…破壊部、107a…支持部、107b…破壊部本体、
110…蓋体、111…天井部、111a…把持部、112…薬剤収容部、113…底部材、114…除草剤、115…嵌合部。

Claims (6)

  1. 地面から生える草の周囲を包囲する空洞部を有した筒体で構成された包囲本体を備え、
    前記包囲本体は、
    前記筒体における一方の端部側が前記草を挿通可能な大きさに開口した草挿入開口部と、
    前記筒体における他方の端部側が開口した天井開口部とを有することを特徴とする除草具。
  2. 請求項1に記載した除草具において、
    前記包囲本体は、
    前記筒体における前記天井開口部側が前記草挿入開口部側よりも小径に形成されていることを特徴とする除草具。
  3. 請求項1または請求項2に記載した除草具において、さらに、
    前記天井開口部に対して着脱自在に塞ぐ蓋体を備えたことを特徴とする除草具。
  4. 請求項3に記載した除草具において、
    前記蓋体は、
    前記草を枯らす除草剤を収容する薬剤収容部を有することを特徴とする除草具。
  5. 請求項4に記載した除草具において、
    前記蓋体は、
    前記天井開口部を覆う天井部を有しており、
    前記薬剤収容部は、
    前記天井部に対して下方に延びて前記包囲本体内に挿入される筒状に形成されるとともに下端部に開口自在な膜状の底部材を有することを特徴とする除草具。
  6. 請求項5に記載した除草具において、
    前記包囲本体は、
    前記筒体内に前記薬剤収容部における前記底部材を破壊する破壊部を有することを特徴とする除草具。
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