JP2020136209A - ソケット及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電線が配索位置から意図せずにずれ動くのを抑える。【解決手段】端子部30には、導電線としての電源ケーブル18が接続される。電源ケーブル18は、ケーブル規制部50によって、フランジ部21から離れる方向への移動が規制される。ケーブル規制部50は、フランジ部21に設けられた立設部51と、立設部51の先端で折り返されたフック部52とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、ソケット及び照明器具に関するものである。
特許文献1には、ホルダの係入口に挿入してバネ接点に接続された導電線(リード線)を、筒状リブとスペーサとの隙間に配索した後で、支持部材のリード線引出孔から引き出すようにした照明装置が開示されている。
ここで、ソケットは、支持部材のソケット固定部にスペーサを当接させた状態で、締結部材によって締結することで、支持部材に固定されている。
特開2011−70901号公報
ところで、特許文献1の発明では、天井面に取り付けられた支持部材にソケットを締結する際に、ソケットのスペーサ側の面を視認することができない。そのため、例えば、筒状リブとスペーサとの隙間に配索していた導電線が意図せずにずれ動いてしまい、スペーサとソケット固定部との間に挟まれた状態となっても、作業者は気付くことができないおそれがある。
そして、導電線がスペーサとソケット固定部との間に挟まれた状態で、ソケットを支持部材に締結すると、いわゆる線噛みが発生してしまい、導電線が断線するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、導電線が配索位置から意図せずにずれ動くのを抑えることにある。
本発明は、光源ユニットを着脱可能に取り付けるためのソケットを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、径方向の中央位置に中央開口が形成されたフランジ部と、前記中央開口を挟んで前記フランジ部に設けられ、導電線が接続される一対の端子部と、前記導電線が前記フランジ部から離れる方向に移動するのを規制する導電線規制部とを備えている。
第1の発明では、端子部には、導電線が接続される。導電線は、導電線規制部によって、フランジ部から離れる方向への移動が規制される。
これにより、導電線が配索位置から意図せずにずれ動くのを抑えることができる。その結果、ソケットを固定用の部材に締結する際に、ソケットと固定用の部材との間で導電線が挟まれた状態で締結されてしまうのを抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記導電線規制部は、前記フランジ部に設けられた立設部と、該立設部の先端で折り返されたフック部とを有する。
第2の発明では、導電線規制部は、立設部と、フック部とを有する。フック部は、立設部の先端で折り返されている。これにより、フック部に導電線を係止することで、導電線がフランジ部から離れる方向に移動するのを規制することができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記導電線は、前記フランジ部に設けられた一対の立設部と、該一対の立設部からそれぞれ突出して互いに対向する一対の爪部とを有する。
第3の発明では、導電線規制部は、一対の立設部と、一対の爪部とを有する。一対の爪部は、一対の立設部からそれぞれ突出して、互いに対向している。これにより、一対の爪部に導電線を引っ掛けることで、導電線がフランジ部から離れる方向に移動するのを規制することができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記導電線は、前記フランジ部に設けられた第1挟持部と、該第1挟持部との間に前記導電線を挟み込む隙間を存して該フランジ部に設けられた第2挟持部とを有する。
第4の発明では、導電線規制部は、第1挟持部と、第2挟持部とを有する。そして、第1挟持部と第2挟持部との間に導電線を挟み込むことで、導電線がフランジ部から離れる方向に移動するのを規制することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1挟持部と前記第2挟持部との隙間は、前記導電線の配索方向の上流側と下流側とで異なっている。
第5の発明では、第1挟持部と第2挟持部との隙間が、導電線の配索方向の上流側と下流側とで異なっている。これにより、外径の異なる導電線であっても、同じソケットを用いて配索することができる。つまり、外径の大きい導電線は、例えば、第1挟持部と第2挟持部の上流側の隙間で挟み込み、外径の小さな導電線は、第1挟持部と第2挟持部の下流側の隙間で挟み込むようにすればよい。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、前記第2挟持部との間に前記導電線を挟み込む隙間を存して、前記フランジ部に設けられた第3挟持部を有し、前記第1挟持部及び前記第2挟持部の隙間と、前記第2挟持部及び前記第3挟持部の隙間とが異なっている。
第6の発明では、第1挟持部及び第2挟持部の隙間と、第2挟持部及び第3挟持部の隙間とが異なっている。これにより、外径の異なる導電線であっても、同じソケットを用いて配索することができる。つまり、外径の小さい導電線は、例えば、第1挟持部と第2挟持部との隙間で挟み込み、外径の大きい導電線は、第2挟持部と第3挟持部との隙間で挟み込むようにすればよい。
第7の発明は、第1乃至第6の発明のうち何れか1つにおいて、前記フランジ部の中央開口の周縁部に沿って設けられた筒状部と、前記筒状部との間に前記導電線を配索する隙間を存して、前記フランジ部に設けられたスペーサ部とをさらに備えている。
第7の発明では、筒状部とスペーサ部との隙間に導電線を配索するようにしている。
第8の発明は、第7の発明において、前記導電線規制部は、前記筒状部の外周面から前記スペーサ部に向かって突出する突起部を有する。
第8の発明では、導電線規制部は、突起部を有する。突起部は、筒状部の外周面からスペーサ部に向かって突出している。これにより、筒状部とスペーサ部との隙間に配索された導電線を突起部に係止することで、導電線がフランジ部から離れる方向に移動するのを規制することができる。
第9の発明は、第7の発明において、前記導電線規制部は、前記フランジ部から離れた位置で、前記筒状部と前記スペーサ部との隙間を覆う蓋部を有する。
第9の発明では、導電線規制部は、蓋部を有する。蓋部は、フランジ部から離れた位置で、筒状部とスペーサ部との隙間を覆っている。これにより、筒状部とスペーサ部との隙間に配索された導電線を蓋部で覆うことで、導電線がフランジ部から離れる方向に移動するのを規制することができる。
第10の発明は、第9の発明において、前記蓋部は、前記隙間を閉塞する閉じ位置と、該隙間を開放する開き位置との間で開閉可能となっている。
第10の発明では、蓋部は、閉じ位置と開き位置との間で開閉可能となっている。これにより、筒状部とスペーサ部との隙間に導電線を出し入れする作業を行い易くなる。
第11の発明は、第7乃至第10の発明のうち何れか1つにおいて、前記端子部には、前記導電線を挿入する筒状の導電線挿入口が設けられ、前記導電線挿入口の周縁部の一部が切り欠かれており、前記スペーサ部は、前記導電線挿入口の切欠き部分に対向する位置に配置されている。
第11の発明では、端子部には、筒状の導電線挿入口が設けられる。導電線挿入口の周縁部の一部は、切り欠かれている。導電線挿入口の切欠き部分に対向する位置には、スペーサ部が配置される。
これにより、導電線挿入口の切欠き部分から導電線を引き出して、導電線を筒状部とスペーサ部との隙間に配索することができるので、導電線を無理に折り曲げる必要が無く、断線を抑えることができる。
第12の発明は、第1乃至第11の発明のうち何れか1つに記載のソケットと、前記ソケットに着脱可能に取り付けられた光源ユニットとを備えた照明器具である。
第12の発明では、第1乃至第11の発明のうち何れか1つに記載のソケットに、光源ユニットを着脱可能に取り付けることで、照明器具を構成するようにしている。
本発明によれば、導電線が配索位置から意図せずにずれ動くのを抑えることができる。
本実施形態1に係る照明器具の構成を示す側面図である。 端子部側から見たソケットの構成を示す平面図である。 端子部の蓋体を取り外したときのソケットの構成を示す平面図である。 光源ユニットの装着面側から見たソケットの構成を示す平面図である。 光源ユニットをソケットに取り付ける状態を示す側面図である。 端子部の内部構成を示す側面断面図である。 本実施形態1の変形例1に係るケーブル規制部の構成を示す側面図である。 本実施形態1の変形例2に係るケーブル規制部の構成を示す側面図である。 本実施形態1の変形例3に係るケーブル規制部の構成を示す側面図である。 本実施形態2に係るケーブル規制部の構成を示す側面図である。 本実施形態2の変形例に係るケーブル規制部の構成を示す側面図である。 本実施形態3に係るケーブル規制部の構成を示す斜視図である。 本実施形態4に係るケーブル規制部の構成を示す平面図である。 本実施形態4の変形例に係るケーブル規制部の構成を示す平面図である。 本実施形態5に係るケーブル規制部の構成を示す平面図である。 外径の大きな電源ケーブルを配索するときの図15相当図である。 本実施形態6に係るケーブル規制部の構成を示す平面図である。 ケーブル規制部の構成を示す側面断面図である。 本実施形態6の変形例に係るケーブル規制部の構成を示す平面図である。 蓋部を開いた状態を示す図19相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
図1に示すように、照明器具10は、例えば、住宅等の天井に埋込配設され、下方に向けて光を照射する。照明器具10は、取付板1に取り付けられている。取付板1には、端子台2が設けられている。照明器具10は、器具筐体11と、光源ユニット12と、ソケット20とを備えている。
器具筐体11は、下方が開口する有底筒状の部材で構成されている。器具筐体11は、光源ユニット12が取り付けられる取付台であるとともに、光源ユニット12で発生する熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。器具筐体11は、例えば、アルミニウムのような熱伝導率の高い材質で構成されている。器具筐体11の上部には、複数の放熱フィン(図示省略)が設けられている。
光源ユニット12は、発光モジュールとして、例えば、LED(Light Emitting Diode)を有する。光源ユニット12は、回転支持部材15を介して器具筐体11の内部に支持されている。回転支持部材15は、光源ユニット12及びソケット20を保持する保持部材16と、保持部材16を回転可能に支持する回転支持アーム17とを有する。これにより、光源ユニット12を任意の姿勢に回転させ、光の照射方向を調整することができる。
光源ユニット12は、例えば、GX53という口金を有するランプで構成されている。光源ユニット12は、ソケット20に着脱可能に取り付けられている。ソケット20には、導電線としての電源ケーブル18(図2参照)を介して外部の商用電力が入力される。ソケット20に入力された電力は、光源ユニット12に供給される。
図2に示すように、ソケット20は、フランジ部21と、端子部30と、スペーサ部25とを有する。
フランジ部21は、平板状の部材で構成されている。フランジ部21の径方向の中央位置には、中央開口22が形成されている。フランジ部21における中央開口22の周縁部には、筒状部23が立設している。
フランジ部21における筒状部23が立設する側の面には、一対の端子部30が設けられている。一対の端子部30は、中央開口22を挟んで図2で左右に配置されている。端子部30は、フランジ部21から立設する周壁部31(図3参照)と、周壁部31の立設側の開口を覆う蓋体32とを有する。周壁部31及び蓋体32によって、端子部30の内部に収納空間が区画されている。
端子部30には、電源ケーブル18を挿入する筒状のケーブル挿入口33(導電線挿入口)が設けられている。ケーブル挿入口33は、端子部30における厚み方向に直交する方向の一端側(図2では上端側)の周壁部31にそれぞれ開口している。
図3に示すように、端子部30の内部には、速結端子40と、板バネ部材45とが収納されている。端子部30におけるフランジ部21側の面には、長孔状のピン挿入口34が形成されている。ピン挿入口34は、端子部30の内部に連通している。ピン挿入口34には、光源ユニット12のピン端子13が挿入される。
速結端子40は、バネ部41と、接点部42と、導電部43とを有する(図6も参照)。速結端子40のバネ部41、接点部42、導電部43は、1枚の導電板を折り曲げることで一体に形成されている。バネ部41は、鎖錠バネで構成されている。電源ケーブル18は、速結端子40のバネ部41に挟み込まれることで、速結端子40に電気的に接続されている。
図3で左側の速結端子40の導電部43は、ピン挿入口34を覆うように延びている。そして、左側の速結端子40の接点部42は、ピン挿入口34の下側端部に配置されている。
図3で右側の速結端子40の導電部43は、ピン挿入口34の上側端部まで延びている。そして、右側の速結端子40の接点部42は、ピン挿入口34の上側端部に配置されている。
板バネ部材45は、ピン挿入口34の長手方向(図3で上下方向)に沿って延びている。板バネ部材45は、ピン挿入口34に向かって突出するように折り曲げられた屈曲部46を有する。ピン端子13は、速結端子40の接点部42と板バネ部材45の屈曲部46との間に挟み込まれる。
スペーサ部25は、一対の端子部30の長手方向の両端部にそれぞれ配置されている。スペーサ部25は、図示しない締結ネジ(図示省略)によって、回転支持部材15の保持部材16(図1参照)に締結固定される。
電源ケーブル18は、端子部30のケーブル挿入口33に接続されるとともに、筒状部23とスペーサ部25との隙間を通って配索される。ここで、ケーブル挿入口33は、スペーサ部25に対向する周縁部の一部が切り欠かれている。
これにより、ケーブル挿入口33の切欠き部分から電源ケーブル18を引き出して、電源ケーブル18を筒状部23とスペーサ部25との隙間に配索することができるので、電源ケーブル18を無理に折り曲げる必要が無く、断線を抑えることができる。
フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、一対のケーブル規制部50(導電線規制部)が設けられている。ケーブル規制部50は、フランジ部21に設けられた立設部51と、立設部51の先端で折り返されたフック部52とを有する(図5参照)。そして、フック部52に電源ケーブル18を係止することで、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
図4に示すように、フランジ部21における光源ユニット12が装着される面には、ピン端子13が挿入される長孔状のピン挿入口34と、解除ピン(図示省略)が挿入される開口部24とが形成されている。
そして、光源ユニット12のピン端子13をピン挿入口34に挿入して、図4で時計回り方向に光源ユニット12を回転させる。これにより、左右のピン端子13を、左右の速結端子40の接点部42にそれぞれ電気的に接続することができる。
ここで、図5に示すように、光源ユニット12の外周面には、嵌合溝12aが形成されている。また、フランジ部21の中央開口22には、径方向内側に突出する嵌合爪21a(図4参照)が設けられている。そのため、光源ユニット12をソケット20に対して回転させたときに、嵌合溝12aに嵌合爪21aが嵌合され、光源ユニット12が軸方向に脱落しなくなる。これにより、光源ユニット12がソケット20に装着される。
図6に示すように、端子部30の内部には、第1空間35と、第2空間36とが設けられている。図6では、図4で左側の端子部30の内部構造を示している。第1空間35は、ケーブル挿入口33に連通している。ケーブル挿入口33は、端子部30の周壁部31から径方向外側(図6で左側)に延びている。
第2空間36は、ピン挿入口34に連通している。ピン挿入口34は、ケーブル挿入口33と交差する方向(図6で下方向)に開口している。第2空間36は、第1空間35よりも下方に位置している。
第1空間35と第2空間36とは、絶縁壁部37で仕切られている。絶縁壁部37は、ピン挿入口34の周縁部から立設して、ピン端子13の上方を覆うように水平方向に延びた後で、蓋体32に向かって上方に延びている。絶縁壁部37の上端部と蓋体32の下面との間には、速結端子40の導電部43が通る隙間が設けられている。
第1空間35には、速結端子40のバネ部41が収納されている。第2空間36には、速結端子40の接点部42が収納されている。ピン端子13は、光源ユニット12の回転に伴って第2空間36内を移動して、速結端子40の接点部42に電気的に接続される。
電源ケーブル18は、先端の被覆部が剥離されることで素線が露出している。電源ケーブル18は、ケーブル挿入口33から差し込まれることで、電源ケーブル18の素線が速結端子40のバネ部41に挟み込まれる。これにより、電源ケーブル18が速結端子40のバネ部41に電気的に接続される。
ここで、速結端子40のバネ部41と接点部42は、導電部43によって繋がっているので、電源ケーブル18とピン端子13とは、速結端子40を介して電気的に接続される。
端子部30の図6で左側の周壁部31には、解除孔38が形成されている。解除孔38は、速結端子40のバネ部41を臨む位置に開口している。フランジ部21における端子部30が設けられた面とは反対側(図6で下側)には、開口部24が開口している。開口部24は、解除孔38に交差する方向に延びて、解除孔38に連通している。
ここで、電源ケーブル18を速結端子40のバネ部41から取り外す際には、フランジ部21の開口部24から解除孔38に向かって解除ピン(図示省略)を差し込む。
そして、解除ピン(図示省略)の先端部で速結端子40のバネ部41を押圧して、バネ部41を弾性変形させる。これにより、電源ケーブル18と速結端子40との係合状態を解除して、電源ケーブル18をケーブル挿入口33から引き抜くことができる。
なお、本実施形態に示すような速結端子40を有するソケット20として、例えば、COB(Chip on Board)モジュール用のホルダソケットであってもよい。
−実施形態1の変形例1−
図7に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、ケーブル規制部50が1つ設けられている。ケーブル規制部50は、フランジ部21に設けられた1つの立設部51と、立設部51の先端で左右方向の外側に分岐して折り返された2つのフック部52とを有する。
そして、左右のフック部52にそれぞれ電源ケーブル18を係止することで、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
−実施形態1の変形例2−
図8に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、一対のケーブル規制部50が設けられている。ケーブル規制部50は、フランジ部21に設けられた立設部51と、立設部51の先端で折り返されたフック部52とを有する。立設部51及びフック部52は、フランジ部21の径方向に沿って延びている。これにより、フランジ部21の径方向に配索された電源ケーブル18との接触面積を増やすことができる。
−実施形態1の変形例3−
図9に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、ケーブル規制部50が1つ設けられている。ケーブル規制部50は、フランジ部21に設けられた一対の立設部51と、一対の立設部51の先端同士を連結する連結部53とを有する。
そして、左右の立設部51と連結部53との隙間に電源ケーブル18を挿通させることで、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
《実施形態2》
図10に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、一対のケーブル規制部60が設けられている。ケーブル規制部60は、フランジ部21に設けられた一対の立設部61と、一対の立設部61からそれぞれ突出して互いに対向する一対の爪部62とを有する。
ここで、電源ケーブル18を一対の爪部62に対して上方から押し込むと、立設部61が弾性変形して隙間が広がり、一対の立設部61の間に電源ケーブル18が収納される。この状態では、一対の爪部62に電源ケーブル18が引っ掛かっているので、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
−実施形態2の変形例−
図11に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、ケーブル規制部60が設けられている。ケーブル規制部60は、フランジ部21に設けられた3つの立設部61と、3つの立設部61からそれぞれ突出して互いに対向する4つの爪部62とを有する。
そして、電源ケーブル18を爪部62に対して上方から押し込むと、立設部61が弾性変形して隙間が広がり、隣り合う立設部61の間に電源ケーブル18が収納される。この状態では、爪部62に電源ケーブル18が引っ掛かっているので、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
《実施形態3》
図12に示すように、ケーブル規制部65は、筒状部23の外周面からスペーサ部25に向かって突出する突起部66を有する。これにより、筒状部23とスペーサ部25との隙間に配索された電源ケーブル18を突起部66に係止することで、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
《実施形態4》
図13に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、一対のケーブル規制部70が設けられている。ケーブル規制部70は、フランジ部21に設けられた第1挟持部71と、第1挟持部71との間に電源ケーブル18を挟み込む隙間を存してフランジ部21に設けられた第2挟持部72とを有する。
そして、第1挟持部71と第2挟持部72との間に電源ケーブル18を挟み込むことで、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
ここで、第1挟持部71と第2挟持部72との隙間は、電源ケーブル18の配索方向の上流側と下流側とで異なっている。具体的に、電源ケーブル18の配索方向の下流側の隙間d1は、上流側の隙間d2よりも小さくなっている。
これにより、外径の異なる電源ケーブル18であっても、同じソケット20を用いて配索することができる。つまり、外径の小さな電源ケーブル18は、第1挟持部71と第2挟持部72の下流側の隙間d1で挟み込み、外径の大きい電源ケーブル18は、第1挟持部71と第2挟持部72の上流側の隙間d2で挟み込むようにすればよい。
−実施形態4の変形例−
図14に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、ケーブル規制部70が1つ設けられている。ケーブル規制部70は、フランジ部21に設けられた第1挟持部71と、第1挟持部71との間に電源ケーブル18を挟み込む隙間を存してフランジ部21に設けられた第2挟持部72とを有する。
第1挟持部71及び第2挟持部72は、フランジ部21の厚み方向に延びており、左右の電源ケーブル18を厚み方向に重ねた状態で挟み込むことができるようになっている。
ここで、第1挟持部71と第2挟持部72との隙間は、電源ケーブル18の配索方向の上流側と下流側とで異なっている。具体的に、電源ケーブル18の配索方向の下流側の隙間d1は、上流側の隙間d2よりも小さくなっている。これにより、外径の異なる電源ケーブル18であっても、同じソケット20を用いて配索することができる。
《実施形態5》
図15に示すように、フランジ部21における左右のスペーサ部25の間には、一対のケーブル規制部75が設けられている。ケーブル規制部75は、フランジ部21に設けられた第1挟持部76と、第1挟持部76との間に電源ケーブル18を挟み込む隙間d1を存してフランジ部21に設けられた第2挟持部77と、第2挟持部77との間に電源ケーブル18を挟み込む隙間d2を存してフランジ部21に設けられた第3挟持部78とを有する。
ここで、第1挟持部76と第2挟持部77との隙間d1は、第2挟持部77と第3挟持部78との隙間d2よりも小さくなっている。これにより、外径の異なる電源ケーブル18であっても、同じソケット20を用いて配索することができる。
具体的に、図15に示すように、外径の小さな電源ケーブル18は、第1挟持部76と第2挟持部77との隙間d1で挟み込むように配索すればよい。一方、図16に示すように、外径の大きい電源ケーブル18は、第2挟持部77と第3挟持部78との隙間d2で挟み込むように配索すればよい。
《実施形態6》
図17に示すように、ケーブル規制部80は、フランジ部21から離れた位置で、筒状部23とスペーサ部25との隙間を覆う蓋部81を有する。蓋部81は、端子部30の蓋体32に一体形成されている。蓋部81と蓋体32との境界位置には、溝部82が形成されている。蓋部81は、溝部82が形成されることで薄肉となった部分を中心として、上下方向に開閉可能となっている。
具体的に、図18に示すように、蓋部81は、筒状部23とスペーサ部25との隙間を閉塞する閉じ位置と、隙間を開放する開き位置との間で開閉可能となっている。
これにより、筒状部23とスペーサ部25との隙間に電源ケーブル18を出し入れする作業が行い易くなるとともに、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
−実施形態6の変形例−
図19に示すように、ケーブル規制部80は、フランジ部21から離れた位置で、筒状部23とスペーサ部25との隙間を覆う蓋部81を有する。蓋部81は、ヒンジ部83を介してフランジ部21の周縁部に一体形成されている(図20参照)。
蓋部81は、筒状部23とスペーサ部25との隙間を閉塞する閉じ位置(図19参照)と、隙間を開放する開き位置(図20参照)との間で開閉可能となっている。
これにより、筒状部23とスペーサ部25との隙間に電源ケーブル18を出し入れする作業が行い易くなるとともに、電源ケーブル18がフランジ部21から離れる方向に移動するのを規制することができる。
また、蓋部81は、閉じ位置にあるときに、ケーブル挿入口33全体を覆うことが可能なサイズに形成されている。これにより、電源ケーブル18の絶縁性を確保することができる。そのため、図20に示すように、ケーブル挿入口33の長さを短くして、ソケット20全体の小型化を図ることができる。
以上説明したように、本発明は、電源ケーブルが配索位置から意図せずにずれ動くのを抑えることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 照明器具
12 光源ユニット
18 電源ケーブル(導電線)
20 ソケット
21 フランジ部
22 中央開口
23 筒状部
25 スペーサ部
30 端子部
33 ケーブル挿入口(導電線挿入口)
50 ケーブル規制部(導電線規制部)
51 立設部
52 フック部
60 ケーブル規制部(導電線規制部)
61 立設部
62 爪部
65 ケーブル規制部(導電線規制部)
66 突起部
70 ケーブル規制部(導電線規制部)
71 第1挟持部
72 第2挟持部
75 ケーブル規制部(導電線規制部)
76 第1挟持部
77 第2挟持部
78 第3挟持部
80 ケーブル規制部(導電線規制部)
81 蓋部

Claims (12)

  1. 光源ユニットを着脱可能に取り付けるためのソケットであって、
    径方向の中央位置に中央開口が形成されたフランジ部と、
    前記中央開口を挟んで前記フランジ部に設けられ、導電線が接続される一対の端子部と、
    前記導電線が前記フランジ部から離れる方向に移動するのを規制する導電線規制部とを備えたソケット。
  2. 請求項1において、
    前記導電線規制部は、前記フランジ部に設けられた立設部と、該立設部の先端で折り返されたフック部とを有するソケット。
  3. 請求項1において、
    前記導電線は、前記フランジ部に設けられた一対の立設部と、該一対の立設部からそれぞれ突出して互いに対向する一対の爪部とを有するソケット。
  4. 請求項1において、
    前記導電線は、前記フランジ部に設けられた第1挟持部と、該第1挟持部との間に前記導電線を挟み込む隙間を存して該フランジ部に設けられた第2挟持部とを有するソケット。
  5. 請求項4において、
    前記第1挟持部と前記第2挟持部との隙間は、前記導電線の配索方向の上流側と下流側とで異なっているソケット。
  6. 請求項4又は5において、
    前記第2挟持部との間に前記導電線を挟み込む隙間を存して、前記フランジ部に設けられた第3挟持部を有し、
    前記第1挟持部及び前記第2挟持部の隙間と、前記第2挟持部及び前記第3挟持部の隙間とが異なっているソケット。
  7. 請求項1乃至6のうち何れか1つにおいて、
    前記フランジ部の中央開口の周縁部に沿って設けられた筒状部と、
    前記筒状部との間に前記導電線を配索する隙間を存して、前記フランジ部に設けられたスペーサ部とをさらに備えたソケット。
  8. 請求項7において、
    前記導電線規制部は、前記筒状部の外周面から前記スペーサ部に向かって突出する突起部を有するソケット。
  9. 請求項7において、
    前記導電線規制部は、前記フランジ部から離れた位置で、前記筒状部と前記スペーサ部との隙間を覆う蓋部を有するソケット。
  10. 請求項9において、
    前記蓋部は、前記隙間を閉塞する閉じ位置と、該隙間を開放する開き位置との間で開閉可能となっているソケット。
  11. 請求項7乃至10のうち何れか1つにおいて、
    前記端子部には、前記導電線を挿入する筒状の導電線挿入口が設けられ、
    前記導電線挿入口の周縁部の一部が切り欠かれており、
    前記スペーサ部は、前記導電線挿入口の切欠き部分に対向する位置に配置されているソケット。
  12. 請求項1乃至11のうち何れか1つに記載のソケットと、
    前記ソケットに着脱可能に取り付けられた光源ユニットとを備えた照明器具。
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