JP2020133964A - 冷凍装置 - Google Patents

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Tsutomu Yamaguchi
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Abstract

【課題】状況が変化しても、特定の運転状態を回避することのできる冷凍装置を提供する。【解決手段】冷媒が循環する冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器と、圧縮機の運転状態を検知する検知部と、検知部の検知結果及び予め記憶されている基準値に基づいて、特定の運転状態を回避するように圧縮機を制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
特許文献1には、圧縮機又は圧縮機に接続される導管に、振動センサを取り付けた振動測定装置を備えた冷凍装置が開示されている。特許文献1の冷凍装置では、インバータへの周波数制御信号に基づいて、最低運転周波数から最高運転周波数まで圧縮機が運転される。この運転中に、振動センサは、圧縮機又は圧縮機に接続された導管が大きく振動する周波数を特定する。その後、特定の周波数をスキップして運転するように、冷凍装置を設定することが開示されている。
特開平11−241868号公報
この冷凍装置では、振動測定装置による振動測定の結果に基づいて、特定の運転状態(例えば大きな振動を生じる状態)となる周波数を避けて圧縮機を運転するように、設置時又はその後に、冷凍装置を設定している。このため、冷凍装置の設定の後に、状況(例えば圧縮機の運転台数、設置状況、供給される電源の周波数や電源電圧)が変化してしまうと、特定の運転状態となる圧縮機の運転の周波数が、測定時とは異なってしまうことがある。状況が変化すると、振動測定装置によって振動を測定し、新たに、冷凍装置を設定し直さなければ、特定の運転状態となる運転の周波数を回避して、圧縮機を運転できなかった。つまり、特定の運転状態となることを避けることができなかった。
そこで本発明は、状況が変化しても、特定の運転状態を回避することのできる冷凍装置を提供する。
本発明の冷凍装置は、冷媒が循環する冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器と、前記圧縮機の周辺の状態を示すパラメータを検知する検知部と、前記検知部の検知結果及び予め記憶されている基準値に基づいて、特定の運転状態を回避するように前記圧縮機を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、特定の運転状態を回避して運転することのできる冷凍装置を提供することができる。
冷凍装置の概略構成図である。 複数の圧縮機を設置したときの運転条件の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、冷凍装置1の概略構成図である。図1に示すように、冷凍装置1は、3つの圧縮機(左から順に、圧縮機2a、圧縮機2b、圧縮機2c)と、凝縮器3と、膨張弁4と、蒸発器5と、低圧センサ6と、高圧センサ7と、振動検知部8と、音検知部9と、制御部10と、を備えている。
冷凍装置1は、圧縮機2aと、圧縮機2bと、圧縮機3cとの3台の圧縮機を有している。冷凍装置1の圧縮機の構成台数は、3台に限られない。圧縮機の構成台数は、1台であっても、2台以上であってもよい。本実施形態において、圧縮機2aは、回転速度を変更することのできないモータを有する、例えば定速コンプレッサである。同様に、圧縮機2bは、回転速度を変更することのできないモータを有する、例えば定速コンプレッサである。圧縮機2cは、回転速度を変更することができるモータを有するコンプレッサ、例えば供給される電源周波数を変更することにより回転速度を変更可能なインバータ型コンプレッサである。圧縮機2aから圧縮機2cの少なくとも1台が、回転速度を変更することができるモータを有するコンプレッサであればよい。また、圧縮機2aから圧縮機2cのうちの2台が、回転速度を変更することができるモータを有するコンプレッサであってもよい。
圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cは、いずれも冷媒を圧縮する。圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cは、並列に配置されている。圧縮機2aの出口から、配管L1が凝縮器3へ延びている。圧縮機2bの出口から、配管L2が凝縮器3へ延びている。圧縮機2cの出口から、配管L3が凝縮器3へ延びている。配管L1、配管L2及び配管L3は、一本の配管L4に接続されている。配管L4は、凝縮器3の入口に接続されている。圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cは、接続された配管L1、配管L2又は配管L3、及び、配管L4を通して、圧縮されて高温高圧となった冷媒を凝縮器3に送る。
凝縮器3は、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cから送られた高圧高温の冷媒を、冷却し凝縮させる。凝縮器3の出口と膨張弁4の入口とは、配管L5で接続されている。凝縮器3で凝縮し冷却した冷媒は、配管L5を通して膨張弁4まで送られる。
膨張弁4は、凝縮器3から送られた冷媒を蒸発し易い状態に減圧するとともに、膨張弁4の出口に接続された配管L6に送られる冷媒の流量を適正に保つ。
配管L6は蒸発器5の入口に接続されている。蒸発器5は、膨張弁4を通して送られた冷媒を蒸発させる。蒸発器5は、冷媒の蒸発に必要な潜熱を、周囲、例えばスーパーのショーケース(図示せず)の内部から吸収し、スーパーのショーケースの内部を冷却又は冷凍する。
蒸発器5の出口には配管L7が接続されている。配管L7には、配管L8、配管L9及び配管L10が接続されている。配管L8、配管L9及び配管L10は、それぞれ、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cの入口に接続されている。
蒸発器5の出口から出た冷媒は、配管L7、及び、配管L8、配管L9又は配管L10を通して、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cに再び送られる。圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cは、送られてきた冷媒を再び圧縮して、凝縮器3に送る。圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2c、凝縮器3、膨張弁4並びに蒸発器5によって構成される冷媒回路を、冷媒が循環することにより、繰り返し、周囲、例えばスーパーのショーケースの内部を、冷却、冷凍することができる。
圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cの入口側の配管、例えば配管L7には、低圧センサ6が配置されている。低圧センサ6は、蒸発器5で熱交換を終了した冷媒の状態、例えば圧力又は温度を検知し、検知した値を制御部10に送信する。低圧センサ6は、配管L7の代わりに、配管L8、配管L9及び配管L10に個別に配置されてもよい。
圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cの出口側の配管、例えば配管L4には、高圧センサ7が配置されている。高圧センサ7は、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cから吐出された冷媒の状態、例えば圧力又は温度を検知し、検知した値を制御部10に送信する。高圧センサ7は、配管L4の代わりに、配管L1、配管2及び配管L3に個別に配置されてもよい。
配管L3には、振動検知部8が配置されている。振動検知部8は、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cの周辺の状態を示すパラメータの一つである振動、具体的には、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cの運転によって発生する振動の周波数を検知する。
振動検知部8は、配管L1から配管L4のいずれか一つに配置されていれば良い。但し、各圧縮機の振動状態を個別に精度良く検知するために、配管L1から配管L3に個別に振動検知部8を配置しても良い。また、振動検知部8は、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cに配置されても良いし、配管L8、配管L9及び配管L10のいずれか1つ以上に配置されても良い。
圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cの近傍には、音検知部9が配置されている。音検知部9は、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cの周辺の状態を示すパラメータの一つである音、具体的には、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cの運転によって発生する音の周波数又は音圧レベルを検知する。
検知対象の音の具体例は、各圧縮機を駆動するモータの運転音、及び、配管L1から配管L10の内部を流れる冷媒の流動音である。音検知部9は、例えば集音用のマイクロフォン(図示せず)を有している。
冷凍装置1は、制御部10を備えている。制御部10は、圧縮機2a〜圧縮機2c、低圧センサ6、高圧センサ7、振動検知部8及び音検知部9に接続されている。また、制御部10には、図示していない記憶部が設けられている。記憶部は、例えば制御部10が冷凍装置1を運転するために必要な情報や制御プログラムを記憶している。記憶部は、制御部10とは別に設けられてもよい。制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を有し、接続されている各部からのデータに基づき、各部を制御する。
なお、制御部10は、電圧検知部(図示せず)を有してもよい。電圧検知部は、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cに供給される電源電圧を監視(検知)する。前記電圧検知部は、例えば電圧検知器として、制御部10とは別に設けられてもよい。この場合、電圧検知部は、制御部10に接続されて、検知した電圧を制御部10に送信する。
制御部10は、圧縮機2a、圧縮機2b及び圧縮機2cが有する各モータに供給する電力を制御する。制御部10は、圧縮機2cが有するモータに供給される電源の周波数を変化させることで、モータの回転速度、つまり、圧縮機2cの回転速度を変化させる。
制御部10は、電源周波数を、所定の範囲、例えば最低運転周波数から、1Hzごとに、最高運転周波数まで、変更することにより、最低速度から最高速度までモータの回転速度を順次変更する。
振動検知部8は、制御部10が圧縮機2cのモータの回転速度を、最低速度から最高速度までの範囲で変更している間、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cの運転によって発生する振動を検知し、データを制御部10に送信する。
制御部10は、圧縮機2a〜圧縮機2cの特定の運転状態、例えば圧縮機2a〜圧縮機2c、又は、圧縮機2a〜圧縮機2cに接続された配管L1又は配管L8等の配管が異常な振動をする状態が発生する圧縮機2cのモータの回転速度を特定する。
音検知部9は、制御部10が圧縮機2cのモータの回転速度を、最低速度から最高速度までの範囲で、変更している間における、圧縮機2a〜圧縮機2c又は圧縮機2a〜圧縮機2cに接続された配管L1から配管L3、配管L4からの音を検知し、データを制御部10に送信する。
制御部10は、圧縮機2a〜圧縮機2cの特定の運転状態、例えば圧縮機2a〜圧縮機2c、又は、圧縮機2a〜圧縮機2cに接続された配管L1又は配管L8等の配管から異常な音が発生する状態が発生する圧縮機2cのモータの回転速度を特定する。
上述の電圧検知部は、制御部10が圧縮機2cのモータの回転速度を、最低速度から最高速度までの範囲で変更している間、圧縮機2a、圧縮機2b又は圧縮機2cに供給される電力の電圧を検知し、データを制御部10に送信する。
制御部10は、圧縮機2a〜圧縮機2cの特定の運転状態、例えば圧縮機2a〜圧縮機2c、又は、圧縮機2a〜圧縮機2cに接続された配管L1又は配管L8等の配管から異常な振動をする状態が発生する圧縮機2cのモータの回転速度を特定する。
制御部10は、圧縮機2a〜圧縮機2cの特定の運転状態、例えば圧縮機2a〜圧縮機2c、又は、圧縮機2a〜圧縮機2cに接続された配管L1又は配管L8等の配管から異常な音が発生する状態が発生する圧縮機2cのモータの回転速度を特定する。
圧縮機2cのモータの回転速度が、最低速度から最高速度までの範囲で変更している間、振動検知部8と、音検知部9と、電圧検知部とが検知した各検知結果を、制御部10は受け取ることができる。各検知結果を受け取った制御部10は、回転速度を変更することができる圧縮機2cのモータについて、上述の特定の運転状態が発生する回転速度を特定することができる。
また、制御部10が、圧縮機2cのモータの回転速度を、最低速度から最高速度までの範囲で変更するのは、1回に限られず、複数回繰り返されてもよい。
また、制御部10は、上述の特定の運転状態が発生する圧縮機2cのモータの回転速度を回避するよう、圧縮機2cのモータを制御する。制御部10による、具体的な回避の仕方の例は後に詳述する。
図2は、冷凍装置1の運転条件例が示されている。左から1番目の列は、供給される電源(商用電源)の条件を示している。左から2番目の列は、運転条件番号を示している。左から3番目の列は、運転する圧縮機の組み合わせを示している。左から4番目の列は、運転される圧縮機の台数を示している。左から5番目の列は、危険周波数を示している。ここで、危険周波数とは、上述の特定の運転状態が発生するときの、圧縮機2cのモータの回転数である。左から6番目の列は、圧縮機2cのモータの回転数としてスキップ(回避)すべき周波数である。
また、制御部10は、圧縮機2cのモータへ供給する電源周波数を、例えば20Hz〜85Hzまで、1Hzごとに変更することで、圧縮機2cのモータの回転速度を、最低回転速度から最高回転速度で徐々に変更する。
なお、図2に示した冷凍装置1における運転する圧縮機2aから圧縮機2cの組み合わせは例示であって、これに限られない。また、図2に示す、運転する圧縮機2aから圧縮機2cの組み合わせに対応する前記危険周波数及び前記危険周波数のスキップについても、例示であって、これらの数値に限られないことは言うまでも無い。
運転条件A1(以下、単に「A1」と記載。他の運転条件についても同様。)〜A7では、周波数50Hz、200V±10%の電源が用いられる。A1では、圧縮機2cが単独で運転される。A2では、圧縮機2cと、定速で作動する圧縮機2aが運転される。A3では、圧縮機2cと、定速で作動する圧縮機2bが運転される。A4では、圧縮機2cと、圧縮機2aと、圧縮機2bが運転される。A5では、圧縮機2aが単独で運転される。A6では、圧縮機2bが単独で運転される。A7では、圧縮機2aと圧縮機2bが運転される。
運転条件B1〜B7では、周波数60Hz、200V±10%の電源が用いられる。B1〜B7で作動する圧縮機の組み合わせは、それぞれ、A1〜A7と同じである。
圧縮機2cのモータの回転速度が、最低速度から最高速度までの範囲で変更している間に、振動検知部8、音検知部9又は電圧検知部が検知した各検知結果に基づいて、制御部10によって特定された圧縮機が特定の運転状態になる条件は以下のとおりである。
まず、運転条件A1〜A7の場合について説明する。上述の特定の運転状態が発生する運転条件は、例えばA1、A3、A5、A6及びA7である。A1では、危険周波数は、例えば45Hz〜55Hzと特定される。A3では、危険周波数は、例えば47Hz〜52Hzと特定される。また、A5からA7の組み合わせでは、危険周波数は、例えば50Hz近辺と特定される。なお、A2及びA4の組み合わせでは、危険周波数は特定されず、圧縮機は、上述の特定の運転状態とならない。
つぎに、供給される電源が、周波数60Hz、200V±10%の場合を説明する。 前記特定の運転状態になる圧縮機の組み合わせとしては、例えばB1、B2、B3の組み合わせである。B1の組み合わせでは、危険周波数は、例えば55Hz~65Hzと特定される。B2の組み合わせでは、危険周波数は、B1の組み合わせと同じ、例えば55Hz〜65Hzと特定される。B3の組み合わせでは、危険周波数は、例えば57Hz~62Hzの周波数域と特定される。B5からB7の組み合わせでは、危険周波数は、60Hz近辺と特定される。なお、B4の組み合わせでは、例えば危険周波数は特定されず、圧縮機は、上述の特定の運転状態とはならない。
記憶部は、運転する圧縮機2a〜圧縮機2cの組み合わせに応じた、危険周波数を基準値として、記憶する。
制御部10は、記憶部が記憶する基準値に基づいて、上述の特定の運転状態を回避するように、圧縮機2cの回転速度を制御する。具体的には、制御部10は、危険周波数がある運転条件(作動する圧縮機2a〜圧縮機2cの組み合わせ)では、圧縮機2cのモータに供給する電源周波数を、危険周波数に固定しない。
具体的には、制御部10は、A1では、圧縮機2cのモータに供給する電源周波数を、45Hz〜55Hzの間で固定せず、A3では、圧縮機2cのモータに供給する電源周波数を47Hz〜52Hzの間で固定しない。
また、制御部10は、B1及びB2では、圧縮機2cのモータに供給する電源周波数を、55Hz〜65Hzの間では固定せず、B3では、圧縮機2cのモータに供給する電源周波数を、57Hz〜62Hzの間で固定しない。
制御部10は、図2に示す基準値(危険周波数)に基づき、圧縮機2cの回転速度を制御することで、上述の特定の運転状態を回避できる。
基準値が記憶部に記憶されていない場合には、スーパーなどの現場に冷凍装置1を設置する前に、制御部10は、圧縮機2cのモータの回転速度を制御することで、危険周波数を特定し、基準値を定める。記憶部は、定められた基準値を予め記憶する。制御部10は、先に説明したように、記憶部に予め記憶された基準値に基づいて、圧縮機2cのモータの回転速度を制御して、上述の特定の運転状態の発生を回避する。
また、制御部10は、冷凍装置1の設置後に、圧縮機2cのモータの回転速度を、例えば最低速度から最高速度までの範囲で、変更させ、振動検知部8と、音検知部9と、上述の電圧検知部とが検知した各検知結果及び予め記憶された基準値に基づいて、基準値を更新する。制御部10は、更新した基準値に基づいて、特定の運転状態を回避する。
また、制御部10は、定期的(自動)又は手動により、振動検知部8と、音検知部9と、前記電圧検知部とが検知した各検知結果に基づいて、基準値を定め、基準値を更新するようにしてもよい。制御部10は、更新した基準値に基づいて特定の運転状態を回避する。よって、設置後長期間経過して、各機器又は各配管の位置等がわずかに変化することで、設置時とは基準値が変化しても、常に最新の基準値を用いて、上述の特定の運転状態を回避することができる。
さらに、既に設置されている冷凍装置が、検知部(例えば振動検知部8、音検知部9又は電圧検知部)を有していない場合、検知部(例えば振動検知部8、音検知部9又は電圧検知部)を後から設置してもよい。こうすることにより、検知部による検知結果に基づいて、基準値を定め、定めた基準値に基づいて、圧縮機のモータの回転を制御し、上述の特定の運転状態を回避することができる。
本発明に係る冷凍装置は、冷媒が循環する冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器と、圧縮機の周辺の状態を示すパラメータを検知する検知部と、検知部の検知結果及び予め記憶されている基準値に基づいて、特定の運転状態を回避するように圧縮機を制御する制御部とを備えているため、特定の運転状態を回避して運転することが「でき、産業上の利用可能性は高い。
1 冷凍装置
2a,2b,2c 圧縮機
3 凝縮器
4 膨張弁
5 蒸発器
6 低圧センサ
7 高圧センサ
8 振動検知部
9 音検知部
10 制御部

Claims (7)

  1. 冷媒が循環する冷媒回路を構成する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器と、
    前記圧縮機の周辺の状態を示すパラメータを検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果及び予め記憶されている基準値に基づいて、特定の運転状態を回避するように前記圧縮機を制御する制御部と、
    を備える、冷凍装置。
  2. 前記検知部は、前記圧縮機の運転によって発生する振動を検知する振動検知部であり、
    前記特定の運転状態は、前記圧縮機又は前記圧縮機に接続された配管が異常な振動をする運転状態である、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記検知部は、前記圧縮機から生じる音を検知する音検知部であり、
    前記特定の運転状態は、前記圧縮機又は前記圧縮機に接続された配管から異常な音が発生する運転状態である、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  4. 前記検知部は、前記圧縮機に供給される電力の電圧を検知する電圧検知部であり、
    前記特定の運転状態は、前記圧縮機又は前記圧縮機に接続された配管が異常な振動をする運転状態、又は、前記圧縮機又は前記圧縮機に接続された配管から異常な音が発生する運転状態である、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  5. 前記圧縮機は、回転速度を変更可能なモータにより駆動され、
    前記制御部は、前記モータの回転速度を所定の範囲にわたって変更させながら、前記検知部の検知結果を受け取り、前記特定の運転状態が発生する前記モータの回転速度を特定する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷凍装置。
  6. 前記制御部は、前記検知部の検知結果に基づいて、前記基準値を更新する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷凍装置。
  7. 前記圧縮機と並列に配置されて前記冷媒回路を構成する第2の圧縮機を更に備える、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷凍装置。
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