JP2020133541A - 自動車用ラジエータの弁構造 - Google Patents
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Abstract
Description
この弁体5は、上側タンク2の内圧が上昇したとき、その圧力および膨張水をサージタンクに逃がすための正圧弁と、内部圧力が低下したとき、冷却水をサージタンクから戻す負圧弁とを有する。
即ち、自動車のボンネット内にラジエータを収納したとき、弁体5の高さ分、ラジエータから突出するフィラーネック11の上端が高くなるため、そのフィラーネック11の高さHの分を考慮して、ラジエータ全体の高さを低く設計するか、ボンネット高さを高くせざるを得ない欠点があった。
そこで、本発明は係る問題点を解決することを課題とする。
上側タンク2は、上面2aとその周縁を取り囲む側面2bとで細長い箱状に形成され、前記コア1側にヘッダプレート取付け用の環状フランジ部2dが形成され、その上面2aと前記環状フランジ部2dとの間で、前記上面2aより下方位置の内部に弁体収納部2cが形成され、その弁体収納部2cから前記上面2aまたは側面2bの外側にサージタンクへの逃がしパイプ6が突設され、
その弁体収納部2cに、正圧弁5aおよび負圧弁5bからなる弁体5が収納された自動車用ラジエータの弁構造。
その弁体収納部2cに、正圧弁5aおよび負圧弁5bよりなる弁体5が収納され、逃がしパイプ6が側面2bまたは上面2aから外側に突出されたものである。
そのため、弁体5は上側タンク2の上面2aより下方の上側タンク2の内側の弁体収納部2cに収納され、それが邪魔になることない。本発明のフィラーネック11には給水の機能のみあればよいので、弁体5を収納しなくてよいため、フィラーネック11の高さを従来技術のフィラーネックの高さよりも、低く形成することができる。すなわち、上側タンク2の上端を低くすることができるので、上側タンク2をコンパクトに形成できる。
これは、従来の給水キャップの給水の機能と、弁の機能とを分離したことにより、達成できたものである。
本発明の実施例はいずれも、フィラーネックを有するラジエータのような熱交換器に適用されるものであり、給水機能を担う部分と弁機能を担う部分とを、上側タンク2に分離して配置したものである。
この例は、図2に示す如く、並列された多数の偏平チューブ1aとそれらの間に配置されるコルゲートフィン1bとからなるコア1の上下に、皿状のヘッダプレート14を介して上側タンク2及び下側タンク(省略)が配置されている。上下のタンクは、例として、樹脂により形成することができる。
上側タンク2は、上面2aとその外周に形成された側面2bとにより細長い箱状に形成され、側面2bの端部に環状フランジ部2dが形成されている。そして、コア1の各偏平チューブ1aの両端が挿通される皿状のヘッダプレート14の周縁に環状溝が形成され、その環状溝にパッキン15を介して、環状フランジ部2dが取りつけられ、その環状フランジ部2dの周縁がヘッダプレート14に形成された爪をカシメることにより固定されている。
環状フランジ部2d(タンクの側面2bの端部)およびヘッダプレート14は、設計上、必要なければ設ける必要がない。
弁体5は、筒状の弁本体5cの内部に比較的大きなコイル状のスプリング12を介して正圧弁5aが収納され、その正圧弁5aの中心に比較的小さなコイル状のスプリング12を介して負圧弁5bが配置されているものである。
この例では、弁体収納部2cは、側面2bに設けられた開口2eと、その開口2eから上側タンク2の内部側に向けて凹陥して形成される壁部と、その壁部の端部に設けられる内フランジ状のストッパ部2fとから形成されている。弁体収納部2cの内部は、上側タンク2の内部と連通している。弁体5は、上側タンク2の環状のストッパ部2fで位置決めされた状態で、弁体収納部2cに介装され、側面2bの開口2eに蓋材7の外周が接合されることで、弁体5が弁体収納部2cに収納される。
この例では、蓋材7の外周が側面2bの開口2eに、超音波溶着により接合されている。図2(B)に示す如く、側面2bの外周と蓋材7の外面を略面一に形成することができる。
即ち、ラジエータの稼働中、上側タンク2内の圧力が所定以上になると、正圧弁5aがスプリング12に抗して蓋材7側に移動し、上側タンク2内の蒸気及び冷却水を逃がしパイプ6から図示しないサージタンクに移動させる。
また、エンジンの停止時において、上側タンク2内が冷却し内部が負圧になると、負圧弁5bがストッパ部2f側に移動し、サージタンク内の冷却水が逃がしパイプ6から上側タンク2内に戻されるものである。
また、上側タンク2内が負圧になると、サージタンク内の冷却水が上側タンク2内に戻されるものである。
この実施例では、逃がしパイプ6が上側タンク2の側面2bの上端で、上側タンク2の長手方向に平行な水平方向に突出されている。そして、他の構成は前記第1実施例と同一である。
この例では、逃がしパイプ6が側面2bの上端部において上側タンク2の幅方向に突設されている。
それにより、図5の従来のフィラーネックの高さと比べ、弁体5の高さ分、フィラーネックの高さを低くすることができ、また、弁機能を分離することは、図5のフィラーネック11から弁体5及び逃がしパイプ6を除くことができるため、フィラーネック11の構造が単純化し、上側タンク2の製造が容易になる。そして、弁体5が上側タンク2の上面2aよりも上方に突出することがなく、上側タンク2をコンパクトに形成することができる。そして、上側タンク2がコンパクト化することで、ラジエータのコアの高さを変更せずに、ラジエータ全体をコンパクト化することができ、その収納スペースを小さくすることができる。それにより、ボンネット高さを高くしなくても、ラジエータを無理なく車体に搭載することができる。
1a 偏平チューブ
1b コルゲートフィン
2 上側タンク
2a 上面
2b 側面
2c 弁体収納部
2d 環状フランジ部
2e 開口
2f ストッパ部
5 弁体
5a 正圧弁
5b 負圧弁
5c 弁本体
7 蓋材
8 給水キャップ
9 給水口
10 給水キャップ
11 フィラーネック
12 スプリング
13 Oリング
14 ヘッダプレート
15 パッキン
H 上面高さ
Claims (2)
- ラジエータのコア(1)の上下に上側タンク(2)と下側タンクとが接続され、その上側タンク(2)に取付けられて、冷却水の出入を制御する自動車用ラジエータの弁構造において、
上側タンク(2)は、上面(2a)とその周縁を取り囲む側面(2b)とで細長い箱状に形成され、前記コア(1)側にヘッダプレート取付け用の環状フランジ部(2d)が形成され、その上面(2a)と前記環状フランジ部(2d)との間で、前記上面(2a)より下方位置の内部に弁体収納部(2c)が形成され、その弁体収納部(2c)から前記上面(2a)または側面(2b)の外側に連通するサージタンクへの逃がしパイプ(6)が突設され、
その弁体収納部(2c)に、正圧弁(5a)および負圧弁(5b)からなる弁体(5)が収納された自動車用ラジエータの弁構造。 - 前記上側タンク(2)の前記上面(2a)または側面(2b)に、開口(2e)が形成され、その開口(2e)に整合する蓋材(7)の内側に前記正圧弁(5a)および負圧弁(5b)よりなる弁体(5)取付けられ、その蓋材(7)と前記開口(2e)との間が接合された請求項1に記載の自動車用ラジエータの弁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019030067A JP2020133541A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 自動車用ラジエータの弁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019030067A JP2020133541A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 自動車用ラジエータの弁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020133541A true JP2020133541A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=72278152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019030067A Pending JP2020133541A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 自動車用ラジエータの弁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020133541A (ja) |
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-
2019
- 2019-02-22 JP JP2019030067A patent/JP2020133541A/ja active Pending
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