JP2020133332A - パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】フリーアクセスフロアに加温機能を持たせつつ、強度の向上をも図ることのできるパネルを提供すること。【解決手段】本発明に係るパネルは、表面板1と、該表面板1の下方に配され、上方に突出する半球面状のディンプル3を複数有する裏面板2と、前記表面板1と前記裏面板2とによって囲まれる空間内に配されるコア材10とを具備したフリーアクセスフロア用のパネルであって、前記表面板1の平らな下面に沿わせて発熱体7を配した。【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、フリーアクセスフロアを構成するパネルに関する。
従来、事務所等において、OA機器への配線を床下に通すため、フリーアクセスフロア(二重床)が採用されている。
ところで、一般に、オフィス等の空調はエアコンにより行われることが多いが、特に冬季には、エアコンによる暖気が床面全体に行き渡らず、場所によってかなりの温度差が生じ得る。また、コピー機等の機械類のみがあり、人が長時間留まらない場所はそれほど温める必要は無く、作業机周辺など、人が長時間留まる場所を重点的に温めれば足りることも多い。
そこで、室内を部分的に暖房する手段として、面発熱体を備えた二重床が提案されている(特許文献1参照)。この二重床では、任意の場所を容易に加温することが可能となる。
しかし、上記二重床では、床上に重量物を載置した場合、強度が不十分となる恐れがある。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、フリーアクセスフロアに加温機能を持たせつつ、強度の向上をも図ることのできるパネルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るパネルは、表面板と、該表面板の下方に配され、上方に突出する半球面状のディンプルを複数有する裏面板と、前記表面板と前記裏面板とによって囲まれる空間内に配されるコア材とを具備したフリーアクセスフロア用のパネルであって、前記表面板の平らな下面に沿わせて発熱体を配した(請求項1)。
上記パネルにおいて、前記発熱体を、前記ディンプルの頂部の真上を避けた位置に配してもよい(請求項2)。
本願発明では、フリーアクセスフロアに加温機能を持たせつつ、強度の向上をも図ることのできるパネルが得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明のパネルでは、発熱体により加温機能を持たせることができ、ディンプルにより強度の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明のパネルでは、発熱体と裏面板との間に断熱材であるコア材を介在させることにより、加温機能の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1(A)及び(B)、図2(A)〜(D)に示すパネルは、フリーアクセスフロア用のパネルであり、鋼板製の表面板1及びこの表面板1の下方に配される裏面板2とを具備する。
裏面板2は、図1(A)及び(B)に示すように、上方に突出する半球面状のディンプル3を複数有する(図1(B)では上下が逆さになっている)。ディンプル3は、大きさが不均一であり、図1(A)に示すように複数の列状に配されている(図示例では横方向に間隔を置いて並ぶディンプル3の列が五つある)。そして、各列のディンプル3の頂点を覆うように金属製の帯板4が配され、帯板4は各ディンプル3にスポット溶接される。帯板4は、球面状(曲面状)である各ディンプル3の頂部に平面を形成し、表面板1の下面に裏面板2を接着し易くするためのものである。すなわち、帯板4と表面板1の下面とは接着剤により接合される。また、表面板1と裏面板2とは周縁部どうしも例えば接着剤により接合される。
なお、本例では、図1(A)に示すように、裏面板2の中央の1個のディンプル3を円状に囲むようにこれよりやや大きい6個のディンプル3が配され、これら計7個のディンプル3を囲むように額縁状に計16個のディンプル3が配されている。額縁状に並ぶ16個のディンプル3は、相対的に大きいものと小さいものとが交互に並び、4隅のディンプル3と各辺中央のディンプル3とが小さくなっている。図1(A)の例では、縦方向において中央に位置する列の中央と両端のディンプル3が最小、縦方向において両端に位置する列の中央と両端のディンプル3がその次に小さく、それ以外のディンプル3が最大となるようにしてある。
また、上方に突出する各ディンプル3の頂部が表面板1の下面に接触することによって表面板1と裏面板2との間に隙間が生じることのないように、図1(B)、図2(B)及び(D)に示すように、裏面板2の側壁5は、各ディンプル3が設けられた底面6から立ち上がっている。
このように、裏面板2に複数のディンプル3を設けることにより、パネルの強度の向上を図ることができる。
また、本例では、表面板1の平らな下面に沿わせ、図1(A)及び図2(A)に示すように蛇行させるようにして、線状の発熱体7を配する。本例の発熱体7は、図1(A)に示すように、各ディンプル3及び各帯板4(の真上となる位置)を避けて(ディンプル3各列の間を通るように)蛇行している。発熱体7を表面板1の下面に沿わせる(表面板1の下面側に保持する)に際しては、表面板1の下面にねじ止め等により固定される適宜の保持部材7a(図2(D)参照)により、発熱体7をその全体にわたって保持するか、あるいは発熱体7の複数個所を部分的に保持することが考えられる。なお、図1(A)には分かり易さのために発熱体7を実線で示しているが、本来は裏面板2及び後述するコア材10で覆われるため、この図には表れない。
斯かる発熱体7には、例えば、カーボン線、ニクロム線等の電熱線を用いることができる。そして、発熱体7の両端には、導線8が接続され(図2(C)参照)、この導線8は、例えば、他のパネルの発熱体7(導線8)に電気的に接続されるように構成されていてもよいし、電源(コンセント)に接続されるプラグを有するように構成されていてもよい。なお、図2(C)において、符号9はアース線である。
このように、表面板1の下面に発熱体7を配することにより、パネルを加温することが可能となる。
さらに、表面板1と裏面板2とによって囲まれる空間内にはコア材10(図1(B)参照)を配するのであり、コア材10を断熱材(例えばウレタン発泡材)とすることにより、発熱体7による加温性能の向上を図ることが可能となる。特に、本例では、各ディンプル3の真上を避けた位置に発熱体7を設けるので、発熱体7と裏面板2との間にはコア材10がある程度の厚みをもって介在することになり、これにより、上記加温性能が優れたものとなる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
ディンプル3の構成(数、形状等)は、図1(A)及び(B)に示したものに限らず、他の構成を有するディンプル3を採用してもよい。例えば、全てのディンプル3が底面視(平面視)において欠けていない円状を呈している必要はなく、裏面板2の周縁部には一部が欠けた円状を呈するディンプル3を配するようにしてもよい。
上記実施の形態では、各ディンプル3の真上を避けた位置に発熱体7を設けているが、発熱体7は、ディンプル3の頂部(帯板4)の真上を避けた位置に設ければよく、例えばディンプル3の周縁部の上方にかかるように設けてもよい。
上記実施の形態では帯板4を用いているが、これに限らず、帯板4を用いなくてもよい。この場合、ディンプル3の頂部を表面板1の下面に例えば接着剤により直接接合することが考えられる。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 表面板
2 裏面板
3 ディンプル
4 帯板
5 側壁
6 底面
7 発熱体
7a 固定部材
8 導線
9 アース線
10 コア材
2 裏面板
3 ディンプル
4 帯板
5 側壁
6 底面
7 発熱体
7a 固定部材
8 導線
9 アース線
10 コア材
Claims (2)
- 表面板と、
該表面板の下方に配され、上方に突出する半球面状のディンプルを複数有する裏面板と、
前記表面板と前記裏面板とによって囲まれる空間内に配されるコア材とを具備したフリーアクセスフロア用のパネルであって、
前記表面板の平らな下面に沿わせて発熱体を配したことを特徴とするパネル。 - 前記発熱体を、前記ディンプルの頂部の真上を避けた位置に配した請求項1に記載のパネル。
Priority Applications (1)
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JP2019031171A JP2020133332A (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019031171A JP2020133332A (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020133332A true JP2020133332A (ja) | 2020-08-31 |
Family
ID=72278008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019031171A Pending JP2020133332A (ja) | 2019-02-25 | 2019-02-25 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020133332A (ja) |
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2019
- 2019-02-25 JP JP2019031171A patent/JP2020133332A/ja active Pending
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