JP2020131867A - Vehicular wheel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車等の車両用ホイールに関する。 The present invention relates to wheels for vehicles such as automobiles.
従来技術では、ホイールと別体で構成されたヘルムホルツレゾネータを、ホイールのウェル部の外周面に装着したものが知られている。 In the prior art, it is known that a Helmholtz resonator, which is formed separately from the wheel, is mounted on the outer peripheral surface of the well portion of the wheel.
例えば、特許文献1には、底面部材と、第1支持部と、第2支持部と、副気室とによって構成されたヘルムホルツレゾネータが開示されている。底面部材は、ウェル部に沿った形状で形成されている。第1支持部は、底面部材の左右一方の端部を立ち上げてホイールの第1係合部に係合させている。第2支持部は、底面部材の左右の他方の端部を第1支持部よりも大きく立ち上げてホイールの第2係合部に係合させている。副気室は、外部に連通する連通孔を有し、第1支持部と第2支持部との間に配置されている。
For example,
しかしながら、特許文献1に開示された構造では、ホイールの製造工程の他にヘルムホルツレゾネータ自体の製造工程が別途必要となり、その製造が煩雑であると共に製造コストが高騰するという問題がある。
However, the structure disclosed in
また、特許文献1に開示された構造では、ホイールと別体で製造されたヘルムホルツレゾネータの第1支持部及び第2支持部をホイールの第1係合部及び第2係合部にそれぞれ装着する取付作業が必要となり、ヘルムホルツレゾネータの製造工程の他に取付工程も必要となる。
Further, in the structure disclosed in
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、従来のような取付工程を不要にすると共に、容易に製造することが可能な車両用ホイールを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a vehicle wheel that can be easily manufactured while eliminating the need for a conventional mounting process.
前記の目的を達成するために、本発明は、副気室を有する中空部材を金型のキャビティ内に鋳込むことで、内部に前記中空部材が埋設されていることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention is characterized in that the hollow member having an auxiliary air chamber is embedded in the cavity of the mold by casting the hollow member.
本発明では、従来のような取付工程を不要にすると共に、容易に製造することが可能な車両用ホイールを得ることができる。 In the present invention, it is possible to obtain a vehicle wheel that can be easily manufactured while eliminating the need for a conventional mounting process.
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図中において、「X」は、ホイール周方向、「Y」は、ホイール幅方向、「Z」は、ホイール径方向をそれぞれ示している。また、ホイール幅方向Yにおいて、その内側を一側とし、その外側(デザイン面側)を他側としている。さらに、ホイール幅方向Yは、回転軸方向と平行になっている。
Next, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
In each drawing, "X" indicates the wheel circumferential direction, "Y" indicates the wheel width direction, and "Z" indicates the wheel radial direction. Further, in the wheel width direction Y, the inside thereof is one side, and the outside (design surface side) is the other side. Further, the wheel width direction Y is parallel to the rotation axis direction.
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る車両用ホイール10は、リム12と、このリム12を図示しないハブに連結するためのディスク14とを備えている。リム12は、ホイール幅方向Yの両端部にそれぞれ形成されるビードシート16、16同士の間で、ホイール径方向Zの内側(回転軸側)に向かって窪んだウェル部18を有している。
As shown in FIG. 1, the
ウェル部18は、タイヤ20をリム11に組み付ける際、タイヤ20のビード部22に落とし込むために設けられている。本実施形態では、ウェル部18がホイール幅方向Yにわたって略同径となる円筒状に形成されているが、これに限定されるものではない。
The well
図1に示されるように、車両用ホイール10は、ヘルムホルツレゾネータとして機能する一対の中空部材24、24が、車両用ホイール10の内部で、ビードシート16、16の下方側に一体的に埋設(インサート)されている。一対の中空部材24、24は、車両用ホイール10のホイール幅方向Yに沿った一側(内側)と、車両用ホイール10のホイール幅方向Yに沿った他側(外側、デザイン面側)にそれぞれ所定距離だけ離間して対向配置されている。なお、一対の中空部材24、24は、後記するように、車両用ホイール10を鋳造成形する際、金型のキャビティ内に鋳込んで成形される。
As shown in FIG. 1, in the
各中空部材24は、ホイール径方向Zに沿った断面が略円形で中空の管体で構成されている。一対の中空部材24、24は、回転軸方向から側面視してホイール周方向Xに沿って配置されている。また、一対の中空部材24、24は、車両用ホイール10を製造する金属材料よりも融点が高い異種金属材料で形成されている。
Each
図2に示されるように、各中空部材24は、回転軸方向から側面視して略半円状を呈し、ホイール幅方向Yに沿った一側及び他側において、それぞれ、車両用ホイール10のホイール周方向Xに沿って約半周ずつ2つ配置されている。各中空部材24内には、副気室SCを形成する空間部が設けられている。各中空部材24のホイール周方向Xに沿った一端及び他端は、それぞれ閉塞して密封されている。なお、図2において、点Oは、車両用ホイール10の回転中心を示している。
As shown in FIG. 2, each
さらに、各中空部材24には、副気室SCと連通する孔部26が形成されている。この孔部26は、車両用ホイール10に形成された連通孔28と連通している。孔部26及び連通孔28は、各中空部材24の内部に形成された副気室SCと、各中空部材24の外部に形成されたタイヤ空気室MCを連通させている。孔部26及び連通孔28は、各中空部材24においてホイール周方向Xに沿った一端部側及び他端部側に2つ設けられている。回転軸方向から側面視して隣接する各孔部26及び各連通孔28は、ホイール周方向Xに沿って約90度の離間角度を有してそれぞれ配置されている。さらに、各中空部材24の中間部には、隔壁27(図2参照)が設けられ、2つの副気室SC、SCに分割構成されている。なお、図2では、車両用ホイール10側に形成された連通孔28の図示を省略している。
Further, each
図1に示されるように、ホイール幅方向Yの一側に配置された中空部材24の孔部26及び連通孔28は、断面視して一側から他側に向かって立ち上がるように傾斜している。ホイール幅方向Yの他側に配置された中空部材24の孔部26及び連通孔28は、断面視して他側から一側に向かって立ち上がるように傾斜している。
As shown in FIG. 1, the
なお、各中空部材24は、ホイール周方向Xに沿って配置された2つの中空部材24、24に限定されるものではない。例えば、車両用ホイール10の全周にわたって環状で単一の中空部材(図示せず)を配置するようにしてもよい。又は、2以上に分割構成された複数の中空部材(図示せず)をそれぞれホイール周方向Xに沿って配置してもよい。環状で単一の中空部材を配置する場合、環状で単一の中空部材の中間部位に管体内を2つの副気室SC、SCに区分する仕切部材を配置するとよい。
It should be noted that each
また、図3に示す他の実施形態に係る車両用ホイール10aのように、ホイール幅方向Yの他側(デザイン面側)のみに中空部材24を配置するようにしてもよい。
Further, the
本実施形態に係る車両用ホイール10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
The
先ず、本実施形態に係る車両用ホイール10の製造方法について説明する。
First, a method of manufacturing the
図4(a)〜図4(d)は、本実施形態に係る車両用ホイールの製造工程を示す説明図である。 4 (a) to 4 (d) are explanatory views showing a manufacturing process of a vehicle wheel according to the present embodiment.
図4(a)に示されるように、予め別個に製造された一対の中空部材24、24を図示しない位置決め部材を介して鋳造金型50のキャビティ52内の所定位置にセットしておく。また、中空部材24の孔部26には、シャフト状の中子54の先端部を挿入して孔部26を閉塞しておく。この中子54は、例えば、砂鉄を含む砂中子によって構成されるとよい。さらに、上型50aのキャビティ形成面には、中子54に係合して該中子54を磁気的に支持する磁石55が装着されている。なお、鋳造金型50は、例えば、上型50a、下型50b、右型、及び、左型によって4分割された分割金型で構成されている。図4中では、左右型の図示を省略している。
As shown in FIG. 4A, a pair of
続いて、鋳造金型50を型閉じした後、キャビティ52内に金属が溶融した溶湯(網点参照)を注入する(図4(b)参照)。キャビティ52内に注入した溶湯が固化した後、型割りを行う(図4(c)参照)。さらに、成形された車両用ホイール10の孔部26からシャフト状の中子54を取り外すことで、連通孔28が形成される(図4(d)参照)。この結果、内部に一対の中空部材24、24が鋳込まれた車両用ホイール10の製造が完了する。
Subsequently, after the
図5(a)〜図5(d)は、本実施形態に係る車両用ホイールの他の製造工程を示す説明図である。 5 (a) to 5 (d) are explanatory views showing another manufacturing process of the vehicle wheel according to the present embodiment.
他の製造工程では、シャフト状の中子54に代替してねじ部材56を用いている点で相違している。先ず、上型50aの凹部58からねじ部材56を螺入し、ねじ部材56の先端部を中空部材24の孔部26に対して挿入して孔部26を閉塞しておく(図5(a)参照)。なお、上型50aの凹部56には、中空部材24の孔部26に対応する位置にねじ孔60が設けられている。続いて、キャビティ52に対して溶湯(網点参照)が充填され(図5(b)参照)、溶湯が固化した後、上型50aの凹部58からねじ部材56を螺回して中空部材24の孔部26及び上型50aのねじ孔60からねじ部材56引き抜くことで(図5(c)参照)、連通孔28が形成される(図5(d)参照)。この結果、内部に一対の中空部材24が鋳込まれた車両用ホイール10の製造が完了する。
The other manufacturing process is different in that the
本実施形態では、予め別体で製造され、ヘルムホルツレゾネータとして機能し副気室SCを有する中空部材24を鋳造金型50のキャビティ52内に鋳込むことで、車両用ホイール10の内部に中空部材24を埋設することができる。これにより、本実施形態では、従来と比較して車両用ホイール10の製造が容易になると共に、副気室SC内の気密性を向上させることができる。また、本実施形態では、従来のような後付けによる取付工程が不要となり、従来と比較して車両用ホイール10の製造コストを低減することができる。
In the present embodiment, a
また、図1に示される本実施形態では、一対の中空部材24、24が、車両ホイール10のホイール幅方向Yの一側及び他側の両側にそれぞれ配置されていると共に、ホイール周方向Xに沿って延設されている。これにより、本実施形態では、各中空部材24の副気室SCの容量を増大させて気柱共鳴に伴って発生する騒音(ロードノイズ)の消音効果を向上させることができる。
Further, in the present embodiment shown in FIG. 1, a pair of
さらに、図3に示される他の実施形態では、中空部材24が、車両用ホイール10aのホイール幅方向Yのデザイン面側(他側)にのみ配置されていると共に、ホイール周方向Xに沿って延設されている。これにより、他の実施形態では、車両用ホイール10aの軽量化を図りながら、消音効果を向上させることができる。デザイン面側(他側)は、反対側(一側)と比較して肉厚に形成され、中空部材24の埋設が容易であると共に、十分な剛性・強度を確保することができる利点がる。
Further, in another embodiment shown in FIG. 3, the
さらにまた、本実施形態では、ホイール幅方向Yの一側(他側)に配置された中空部材24が、ホイール周方向Xに沿って半周ずつ2つ配置されている(図2参照)。これにより、本実施形態では、各中空部材24の副気室SCの容量を増大させて気柱共鳴に伴って発生する騒音の消音効果を向上させることができる。
Furthermore, in the present embodiment, two
10、10a 車両用ホイール
24 中空部材
26 孔部
28 連通孔
SC 副気室
MC タイヤ空気室
X ホイール周方向
Y ホイール幅方向
Z ホイール径方向
10,
Claims (4)
前記中空部材は、車両ホイールのホイール幅方向Yの一側及び他側の両側にそれぞれ配置されていると共に、ホイール周方向Xに沿って延設されていることを特徴とする車両用ホイール。 In the vehicle wheel according to claim 1,
A vehicle wheel characterized in that the hollow members are arranged on both sides of the wheel width direction Y of the vehicle wheel and on both sides of the other side, and extend along the wheel circumferential direction X.
前記中空部材は、車両用ホイールのホイール幅方向Yのデザイン面側にのみ配置されていると共に、ホイール周方向Xに沿って延設されていることを特徴とする車両用ホイール。 In the vehicle wheel according to claim 1,
A vehicle wheel characterized in that the hollow member is arranged only on the design surface side of the wheel width direction Y of the vehicle wheel and extends along the wheel circumferential direction X.
前記中空部材は、ホイール周方向Xに沿って半周ずつ配置されていることを特徴とする車両用ホイール。 The vehicle wheel according to any one of claims 1 to 3.
The hollow member is a vehicle wheel characterized in that the hollow member is arranged half a circumference along the wheel circumferential direction X.
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