JP2020130718A - ドライヤー - Google Patents

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学 能勢
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寿枝 若林
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Abstract

【課題】発光体を熱源とするドライヤーにおいて、リフレクタから漏れ出た光がユーザーの目に入ることがなく防眩性の向上を図るとともに、乾燥に寄与しない光を抑えてエネルギー効率の向上を図る。【解決手段】導風路11の内部に送風ファン16と、発光体18と、リフレクタ23を配置し、リフレクタ23の照射開口26に可視光の透過を阻む光学フィルタ30を配置する。導風路11に、光学フィルタ30を通過せずリフレクタ23の外部に放出された光、換言すればリフレクタ23から漏れ出た可視光を含む高強度の光を受け止めて吸収する吸光体38を配置する。これにより高強度の光が吹出口10からユーザーに向かって直接的に照射されること防いで防眩性の向上を図ることができる。漏れ出た光を吸収することにより温度上昇した吸光体38により、導風路11を流れる乾燥風を温めることができるので、エネルギー効率の向上を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、発光体から放射される光(電磁波)を利用して毛髪などの乾燥を行うドライヤーに関する。
本発明のドライヤーは、熱源として赤外線を含む光を放射する発光体を用いるが、この種のドライヤーは特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のドライヤーは、円筒状の本体部(本体ケース)の内部に、ファン(送風ファン)と、熱線性光源(発光体)と、熱線性光源の周囲を覆う反射体(リフレクタ)と、反射体の前側の開口部を塞ぐフィルタ(光学フィルタ)などを備える。熱線性光源は、ハロゲンランプ、白熱ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプなどで構成される。
国際公開第2016/072031号
特許文献1のドライヤーによれば、熱線性光源から放射されてフィルタを通過する光のうち、可視光の殆どをフィルタで遮断するので、髪乾燥時のユーザーの目に眩しい光が入るのを概ね阻止できる。しかし、反射体の椀状壁には、熱線性光源を反射体の内部に組付けるための後側の開口部が開設されており、反射体の円筒壁には、反射体の内部に流入した冷却空気を反射体の外へ流出させる貫通穴の一群が形成されている。このため、熱線性光源から放射されフィルタを通過していない高強度の光が、後側の開口部および貫通穴を介して反射体から漏れ出ることが避けられず、漏れ出た光が本体部の内部に配置された部材で反射されて、ユーザーの目に入るおそれがある。加えて、リフレクタから漏れ出る光は髪の乾燥に全く寄与しておらず、その分だけ電力が無駄に消費されており、乾燥効率の低下を招来している点でも改善の余地がある。なお、後側の開口部および貫通穴をなくすことで光の漏れ出しは防ぐことができるが、このように貫通穴をなくした場合には、反射体の内部空気の排気効率が低下して、反射体の内部温度が上昇し、反射体の変形やフィルタの割れなどの新たな不具合を招くおそれがある。後側の開口部をなくした場合には、前記の不具合に加えドライヤーの組付け性の悪化も招くおそれがある。
本発明は、以上のような従来の発光体を熱源とするドライヤーの抱える問題を解決するためになされたものであり、リフレクタから漏れ出た光がユーザーの目に入ることがなく防眩性に優れるとともに、乾燥に寄与しない光を抑えてエネルギー効率に優れたドライヤーを提供することを目的とする。
本発明のドライヤーは、前端に吹出口10を有し、内部に導風路11が形成された本体ケース1と、導風路11内に設けられ、乾燥風を生起して吹出口10へ送給する送風ファン16と、導風路11内に設けられた熱源となる発光体18と、本体ケース1の内部に発光体18を囲むように設けられ、発光体18から放射された光を吹出口10に向って反射案内するリフレクタ23と、リフレクタ23の吹出口10側に設けられた光の照射開口26を塞ぐように設けられ、可視光の透過を阻む光学フィルタ30とを備える。そして、導風路11に、光学フィルタ30を通過せずリフレクタ23の外部に放出された光を受け止めて吸収する吸光体38が配置されていることを特徴とする。
リフレクタ23に発光体18が装着される組付け開口27が形成されている。組付け開口27から外部に放出される光の放出領域に臨むように吸光体38が配置されている。
円筒状に形成されたリフレクタ23の前端に照射開口26が設けられ、後端に組付け開口27が設けられており、リフレクタ23の筒軸心は、前後方向に伸びる導風路11の軸心と平行となるように導風路11に配置されている。吸光体38は、内面が組付け開口27に臨む円筒状の複数の受光リング41を備え、該複数の受光リング41はリフレクタ23と同心の多段円筒状に配置されている。内外に隣り合う2個の受光リング41・41において、発光体18の発光中心Cと内側の受光リング41の外面前端とを結ぶ第1仮想光軸L1を想定したとき、外側の受光リング41の内面後端が、第1仮想光軸L1が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも後方に延出されている。
発光体18の発光中心Cと組付け開口27の内面後端とを結ぶ第2仮想光軸L2を想定したとき、最も外側の受光リング41の内面前端が、第2仮想光軸L2が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも前方に延出されている。
導風路11が円柱状に形成されており、リフレクタ23の筒軸心が、導風路11と同心状に配置されている。
吸光体38における光の吸収率は40%以上であることが好ましい。
光を受け止めて吸収する吸光体38の表面が凹凸48を有するものとすることができる。
本発明においては、導風路11に、光学フィルタ30を通過せずリフレクタ23の外部に放出された光、換言すればリフレクタ23から漏れ出た可視光を含む高強度の光を受け止めて吸収する吸光体38を配置した。これによれば、リフレクタ23から漏れ出た光を吸光体38で受け止めて吸収させて、高強度の光が吹出口10からユーザーに向かって直接的に照射されること防ぐことができるので、ドライヤーの防眩性の向上を図ることができる。また、吸収した光によって吸光体38が温度上昇し、さらに当該吸光体38に導風路11内を流れる乾燥風が接触して熱交換されることにより、乾燥風の温度上昇効果も期待できる。このことは吸光体38に吸収された光を乾燥に寄与し得る熱エネルギーへ変換できることを意味しており、したがってドライヤーのエネルギー効率の向上を図ることができる。発光体18からの照射光に由来する乾燥効果に加えて、温められた乾燥風による乾燥効果が発揮され、乾燥効率の向上を図ることができる点でも優れている。
発光体18が装着されるリフレクタ23の組付け開口27から外部に放出される光の放出領域に臨むように吸光体38が配置されていると、リフレクタ23の組付け開口27から漏れ出た光を吸光体38で積極的に受け止めて吸収させることができる。これにより、発光体18の良好な組付け性を確保しつつ、高強度の光が吹出口10からユーザーに向かって照射されることを確実に阻止することができる。また、リフレクタ23から漏れ出た光をより効率的に吸収して熱に変換させることができる。
吸光体38が、内面が組付け開口27に臨む円筒状の複数の受光リング41を備えるものとし、複数の受光リング41がリフレクタ23と同心の多段円筒状に配置されている構成を採ることができる。これによれば、吸光体38により乾燥風の流れが妨げられることはなく、当該吸光体38を支障なく導風路11内に配置することができる。加えて、内外に隣り合う2個の受光リング41・41において、発光体18の発光中心Cと内側の受光リング41の外面前端とを結ぶ第1仮想光軸L1を想定したとき、外側の受光リング41の内面後端が、第1仮想光軸L1が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも後方に延出されていると、一つの受光リング41において、その前端縁より前側に放出され、内面で受け止められなかった光を、当該受光リング41の外側に配置された受光リング41の内面で受け止めることができる。したがって、発光体18から組付け開口27を介して直接リフレクタ23から漏れ出る光を吸光体38で的確に受け止め吸収することができる。
発光体18の発光中心Cと組付け開口27の内面後端とを結ぶ第2仮想光軸L2を想定したとき、最も外側の受光リング41の内面前端が、第2仮想光軸L2が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも前方に延出されていると、組付け開口27から漏れ出る光の放射領域の最前部よりも前側に受光リング41の内面を配置することができる。したがって、発光体18から組付け開口27を介して直接リフレクタ23から漏れ出る光を吸光体38でより的確に受け止めて吸収することができる。
導風路11が円柱状に形成され、リフレクタ23の筒軸心が、導風路11と同心状に配置されていると、導風路11、リフレクタ23、複数の受光リング41を同心状に配置することができるので、送風ファン16で生起される乾燥風をこれら部材で整流して、吹出口10へとスムーズに送給することができる。これにより、吹出口10から吹き出される風速の低下を防止でき乾燥風を乾燥対象に効率よく送給することができる。
吸光体38における光の吸収率は、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。これは、光の吸収率が40%未満であると、吸光体38で反射される光の割合が多くなる分、光の弱化が充分ではなくなりユーザーが眩しさを感じることに拠る。また、吸光体38の温度上昇に時間を要し、ドライヤーの使用開始後、乾燥風が定常温度に維持されるまでの時間が長くなることに拠る。
吸光体38の表面は凹凸48を有するものであることが望ましく、これによれば吸光体38の表面積を拡大して吸光体38と乾燥風との接触機会を増加させることができるので、吸光体38と乾燥風との間の熱交換を促進させ、乾燥風に吸光体38の熱を的確に移動させることができる。
本発明の実施例1に係るドライヤーの要部の縦断側面図である。 本発明の実施例1に係るドライヤーの側面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 組付け開口からの光の放出状態と吸光体の配置との関係を示す縦断側面図である。 市販の解析ソフトウェアを用いたシミュレーションにおいて想定したドライヤーモデルを示す概略図である。 吸光体における光の吸収率に対する導風路入口側到達熱量を示すグラフである。 吸光体における光の吸収率に対する導風路出口側乾燥風温度を示すグラフである。 本発明の実施例2に係るドライヤーを構成する吸光体の要部の縦断側面図である。 本発明の実施例3に係るドライヤーを構成する吸光体の要部の縦断正面図である。
(実施例1) 図1から図8に、本発明に係るドライヤーをヘアードライヤーに適用した実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2および図3においてヘアードライヤーは、横長筒状の本体ケース1と、本体ケース1の後寄り下面に下向きに突出されるグリップ2とを備える。本体ケース1およびグリップ2は、左右に分割された一対の半割体3・4を接合して形成される。グリップ2の内部には、ヘアードライヤーの動作を起動ないし停止し、さらに温冷風モードを切換えるスライド式のスイッチ5が配置されており、該スイッチ5はグリップ2の前面に設けられたスライドノブ6で切換えられる。
図3に示すように、本体ケース1の後端には空気の吸込口9が設けられ、前端には乾燥風の吹出口10が設けられており、本体ケース1の内部に吸込口9から吹出口10へ至る導風路11が形成されている。導風路11の通路断面は真円状に形成されており(図4参照)、吸込口9から吹出口10にわたって先窄まりの円柱状に形成されている。図3において符号12はパンチングメタルからなる吸込グリル、符号13は金属メッシュ体からなる吹出グリルであり、両グリル12・13はいずれも導風路11内に髪、衣服あるいは手指等が入り込むのを防いでいる。両グリル12・13は一対の半割体3・4で左右から挟持固定されている。
導風路11は、軸流式の送風ファン16と、送風ファン16を駆動するモーター17と、熱源となるハロゲンランプ(発光体)18などが上流側から下流側に向かって記載順に配置されている。ハロゲンランプ18の内部には、フィラメント19とともに不活性ガスおよびハロゲンガスが封入されており、ハロゲンランプ18は同ランプ18の後方に配置されたランプソケット20に保持されている。ハロゲンランプ18は、発光に伴い可視光(可視光線)に加え赤外光(赤外線)も同時に放射する。スライドノブ6をスライド操作して、スイッチ5でモーター17を起動すると、送風ファン16により吸込口9から外部空気が導風路11に取り込まれ、吹出口10から前方に向かって乾燥風が吹き出される。
図1に示すように導風路11には、ハロゲンランプ18から放射された光(可視光および赤外光)を吹出口10に向って反射案内するリフレクタ23が設けられており、該リフレクタ23はハロゲンランプ18を囲むように設けられている。リフレクタ23は、前後に開口を有し、前後略中央にくびれ部が形成された円筒状のリフレクタ筒24と、リフレクタ筒24の後側の開口を塞ぐ椀状のリフレクタ蓋25とを備えている。リフレクタ筒24の前側の開口は、反射案内された光をリフレクタ23の外部に放出する照射開口26とされている。リフレクタ23の筒軸心は、前後方向に伸びる導風路11の軸心と一致するように導風路11に配置されている。リフレクタ筒24およびリフレクタ蓋25はアルミニウム成形品からなり、その内面の反射面は鏡面状に研磨加工されている。
リフレクタ蓋25の中央には、ハロゲンランプ18をリフレクタ23の内部に配置するための組付け開口27が設けられており、この組付け開口27を介してハロゲンランプ18はリフレクタ23の内部に差込まれた状態でランプソケット20に保持されている。組付け開口27は、ハロゲンランプ18の組付け性の向上を目的として設けられており、ハロゲンランプ18の直径寸法より僅かに大きな開口径に設定されている。ハロゲンランプ18が組付け開口27からリフレクタ23の内部に差込まれた状態において、同ランプ18のフィラメント19はリフレクタ23の内部に位置しており、同ランプ18の後端は、僅かにリフレクタ23から後方に突出している。
リフレクタ筒24の照射開口26には、ハロゲンランプ18が放射した赤外光を透過させ、可視光を減衰させる(阻む)目的で、同開口26を塞ぐように光学フィルタ30が装着されている。光学フィルタ30は円板状の低膨張性ガラスからなる基板ガラスと、該基板ガラスの表面に形成された波長が短い光(電磁波)を吸収する多層膜とで構成される。本実施例では、ハロゲンランプ18が概ね400nmから3000nmの波長の可視光と赤外光を放射するものとし、これら光のうち波長が700nm以下の可視光を光学フィルタ30で吸収するようにして、ハロゲンランプ18の眩しさを軽減するようにした。先の吹出口10は光の照射口を兼ねており、リフレクタ23で反射案内され、光学フィルタ30で可視光が減衰された光(赤外光)は、照射開口26および吹出口10を介してユーザーの髪等に照射される。
光学フィルタ30は、リフレクタ筒24の前端に形成した装着段部31に、前側から嵌め込まれ、さらに、リフレクタ筒24の前端に被さるように装着された保持枠体32で押え保持される。装着状態における光学フィルタ30は、その周面が装着段部31の内周面で受け止められ、前後の周縁部が保持枠体32および装着段部31の座部で受け止められて移動不能に保持されている。保持枠体32は、リング状に形成された枠本体33と、枠本体33の周縁部から後向きに突設された周回状の嵌合壁34とで構成されており、光学フィルタ30を透過した光は枠本体33の開口部分を通過する。保持枠体32は、リフレクタ筒24の前端に嵌合壁34が外嵌する状態で圧嵌固定されている。
ハロゲンランプ18を点灯するとリフレクタ23の内部空気は、ハロゲンランプ18の表面、およびハロゲンランプ18で加熱されたリフレクタ23と光学フィルタ30の内面との熱交換により高温となる。高温の内部空気によるハロゲンランプ18、リフレクタ23、光学フィルタ30などの破損を防止するために、リフレクタ筒24の前端寄りにリフレクタ23の内外で空気が流通可能な排熱開口35が形成されている。排熱開口35は周方向に長い4個のスリットからなり、装着段部31の後側に隣接して等間隔置きに設けられている。先の嵌合壁34は排熱開口35に正対しており、排熱開口35からリフレクタ23の外部に放出される光の一部を同壁34の内面でリフレクタ23の内部側に向かって反射させて、排熱開口35を介してリフレクタ23から漏れ出る光の量を抑制している。
送風ファン16で生起された乾燥風の一部は、ハロゲンランプ18と組付け開口27の縁部との間に形成された周回状の隙間Sからリフレクタ23の内部に進入し、当該乾燥風に押し出されるようにリフレクタ23の内部空気が排熱開口35から排出される。このように、隙間Sからリフレクタ23の内部に進入した乾燥風、さらにリフレクタ23の外面を流れる乾燥風により、ハロゲンランプ18、リフレクタ23、光学フィルタ30などが冷却される。これら部材の冷却に伴い乾燥風の温度が上昇するので、吹出口10から温かい乾燥風が吹き出される。髪乾燥時は、髪に照射される赤外光に加え、温かい乾燥風により髪の乾燥が行われる。
この種のヘアードライヤーにおいては、可視光を含む高強度の光が組付け開口27および排熱開口35を介してリフレクタ23から漏れ出るおそれがある。そこで本実施例においては、組付け開口27および排熱開口35から漏れ出る光の放出範囲に臨むように、光を受け止め、吸収する吸光体38を配置した。図1において一点鎖線で挟まれる領域は、組付け開口27および排熱開口35から漏れ出る光の放出領域を示しており、光は組付け開口27および排熱開口35から後方外広がり状に放出される。特に、組付け開口27から漏れ出る光は、隙間Sおよび透明なガラス管で構成されるハロゲンランプ18の後端部分を介して放出される。なお、図1に示す放出領域は例示であり、当該領域は組付け開口27および排熱開口35の大きさや形状等により種々変化する。
吸光体38は、主として組付け開口27から漏れ出た光を受け止め吸収する第1吸光体39と、主として排熱開口35から漏れ出た光を受け止め吸収する第2吸光体40とからなり、両吸光体39・40のそれぞれは、光を受け止める受光リング41を備えている。図4において第1吸光体39は、内面が組付け開口27に臨むように配置された互いに直径寸法の異なる3個の円筒状の受光リング41(41A・41B・41C)を含む。第2吸光体40は、排熱開口35に臨むように配置された、1個の受光リング41Dを含む。第1吸光体39を構成する各受光リング41A〜41Cは、ランプソケット20の周囲を囲むように、リフレクタ23と同心状に配置されており、換言すれば3個の受光リング41A〜41Cはリフレクタ23と同心の多段円筒状に配置されており、隣り合う受光リング41A〜41Cどうしは、十字状に設けられた連結リブ42により連結されている。これら第1および第2の吸光体39・40はアルミニウム成形品からなり、ショットブラスト加工により表面全体には微小な凹凸48が形成されている(図4参照)。さらに第1および第2の吸光体39・40は、ショットブラスト加工ののち表面全体に黒色アルマイト処理が施され、その表面は黒色に着色されている。
以上のように、本実施例においては、第1吸光体39(吸光体38)を構成する3個の受光リング41A〜41Cをリフレクタ23と同心の多段円筒状に配置したので、当該第1吸光体39(吸光体38)により導風路11内における乾燥風の流れが妨げられることはなく、乾燥風を吹出口10へとスムーズに送給することができる。また、円柱状に形成された導風路11に、リフレクタ23と複数の受光リング41A〜41Cを同心状に配置したので、送風ファン16で生起される乾燥風をこれら部材で整流して、吹出口10へとスムーズに送給することができる。以上より、吹出口10から吹き出される風速の低下を防止でき乾燥風を乾燥対象に効率よく送給することができる。
各受光リング41A〜41Cの直径寸法は、本体ケース1と最も外側の受光リング41Cとの隙間距離、隣接する受光リング(41Aと41B)(41Bと41C)どうしの隙間距離、および最も内側の受光リング41Aとランプソケット20との隙間距離が、略同一になるように設定されている。最も内側に位置する受光リング41Aの内面には、支持リブ43が内向きに突設されており、先のランプソケット20は支持リブ43により第1吸光体39に支持されている。各受光リング41A〜41Cの内周面および先端面が、主として組付け開口27から漏れ出た光を直接受け止める受光面47とされており、各受光リング41A〜41Cの外周面および後端面と連結リブ42の表面は、受光リング41A〜41C、導風路11を形成する本体ケース1の内面、および導風路11に配置された部材等で反射した光を受け止める受光面47とされている。
図5に示すように、第1吸光体39を構成する受光リング41A〜41Cの前後寸法は、内側の受光リング41ほど大きくなるように設定されており(41A>41B>41C)、かつ各受光リング41A〜41Cの前端位置は、内側の受光リング41ほど後側になるように配置されている。また、内外に隣り合う2個の受光リング(41Aと41B)(41Bと41C)において、ハロゲンランプ18(フィラメント19)の発光中心Cと内側の受光リング41Aの外面前端とを結ぶ第1仮想光軸L1を想定したとき、当該受光リング41Aよりも外側に位置する受光リング41Bの内面後端は、第1仮想光軸L1が受光リング41Aの内面と交差する位置よりも後方に位置するように設定されている。受光リング41Bと受光リング41Cとの関係においても同様であり、ハロゲンランプ18(フィラメント19)の発光中心Cと内側の受光リング41Bの外面前端とを結ぶ第1仮想光軸L1を想定したとき、当該受光リング41Bよりも外側に位置する受光リング41Cの内面後端は、第1仮想光軸L1が受光リング41Aの内面と交差する位置よりも後方に位置するように設定されている。さらに、ハロゲンランプ18の発光中心Cと組付け開口27の内面後端とを結ぶ第2仮想光軸L2を想定したとき、最も外側の受光リング41Cの内面前端が、第2仮想光軸L2が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも前方に位置するように設定されている。
第2吸光体40は、リフレクタ23よりも大きな直径に形成された1個の受光リング41(41D)からなり、リフレクタ筒24の周囲を囲むように配置されている。受光リング41Dの内周面が主として排熱開口35から漏れ出た光を直接受け止める受光面47とされており、受光リング41Dの外周面および前後端面は、受光リング41、導風路11を形成する本体ケース1の内面、および導風路11に配置された部材等で反射した光を受け止める受光面47とされている。第1吸光体39、第2吸光体40、および先のモーター17、リフレクタ23など導風路11内に配置される各部材は、十字状(放射状)に組まれたマイカ板からなる支持枠44に支持されている(図4参照)。該支持枠44は本体ケース1の内面で支持されており、これより、前記各部材は導風路11内に移動不能に支持されている。本体ケース1とリフレクタ23との間に円筒状の第2吸光体40を配置したので、当該第2吸光体40(吸光体38)により導風路11内における乾燥風の流れが妨げられることはなく、乾燥風を吹出口10へとスムーズに送給することができる。
以上のように、光学フィルタ30を通過せずにリフレクタ23の外部に放出される光(可視光を多く含む光)の放出範囲に臨むように吸光体38(第1および第2の吸光体39・40)を配置したので、リフレクタ23の組付け開口27および排熱開口35から漏れ出た光を積極的に吸光体38で受け止めて吸収させることができる。これにより、組付け開口27等から漏れ出た光の強度を弱めることができるので、高強度の光が吹出口10からユーザーに向かって直接的に照射されることを防いで、防眩性の向上を図ることができる。また、光の吸収により温度上昇した吸収体38に導風路11内を流れる乾燥風が接触して熱交換されることにより、乾燥風の温度を上昇させることができるので、組付け開口27等から漏れ出た光を乾燥に寄与し得る熱エネルギーへと変換することが可能となり、ヘアードライヤーのエネルギー効率の向上を図ることができる。
内外に隣り合う2個の受光リング41(41Aと41B)(41Bと41C)において、外側の受光リング41の内面後端を、第1仮想光軸L1が当該受光リング41の内面と交差する位置よりも後方に延出したので、一つの受光リング41において、その前端縁より前側に放出され、内面で受け止められなかった光を、当該受光リング41の外側に配置された受光リング41の内面で受け止めることができる。加えて、最も外側の受光リング41(41C)の内面前端を、第2仮想光軸L2が当該受光リング41(41C)の内面と交差する位置よりも前方に延出したので、ハロゲンランプ18のフィラメント19から組付け開口27を介して直接リフレクタ23から漏れ出る光を吸光体38で的確に受け止め吸収できる。また、組付け開口27から漏れ出た光をより効率よく吸収して熱に変換できる。
吸光体38(第1および第2の吸光体39・40)の受光面47に凹凸48を設けたので(図4参照)、吸光体38の表面積を拡大して吸光体38と乾燥風との接触機会を増加させることができる。これにより、吸光体38と乾燥風との間の熱交換を促進させ、乾燥風に吸光体38の熱を的確に移動させることができ、エネルギー効率の向上を図ることができる。加えて吸光体38の受光面47を黒色に着色したので、吸光体38の光の吸収率を向上させることができる。具体的には、受光面47がショットブラスト加工後の素地のままでは吸光体38の光の吸収率が20%程度であるときでも、本実施例のように黒色アルマイト処理を施して受光面47を黒色に着色すると、吸光体38の光の吸収率を90%程度にまで高めることができる。
本実施例においては、アルミニウムを素材として吸光体38(第1および第2の吸光体39・40)を形成したが、該吸光体38は、熱伝導率が高く、比熱が小さい素材で形成することが望ましい。形成素材の熱伝導率が低いと、光を吸収していない部分への熱の移動が遅滞して吸光体38全体の温度が均一にならず、乾燥風との熱交換効率が低下するからである。また、形成素材の比熱が大きいと、温まりにくく冷めにくい吸光体38となるため、光の吸収率を高めても温度上昇に時間を要し、さらに乾燥風との熱交換効率も低下するからである。
図6から図8にパーソナルコンピュータ上で動作する市販の解析ソフトウェアを用いて、吸光体38による光の弱化効果、および乾燥風の昇温効果をシミュレーションした結果を示す。このシミュレーションは、図6に示すように、本体ケース1の内部の導風路11に本実施例に係るハロゲンランプ18、リフレクタ23、および吸光体38を配置したドライヤーモデルを想定して行った。ハロゲンランプ18から放射された光は隙間Sからのみリフレクタ23の外部に放出されるように設定し、吸光体38は第1吸光体39のみ配置した。シミュレーションは、吸光体38の光の吸収率を10%刻みで変更して、導風路入口側の熱量測定面に到達する熱量と導風路出口側の温度測定点における乾燥風温度を測定した。なお、光の吸収率が0%とは、吸光体38を省略したときの値を示している。
図7に示すように、吸光体38の光の吸収率が40%であるとき、光の吸収率が0%のときと比べて、導風路入口側に到達する熱量は半分以下に減少している。当該到達熱量が減少しているということは、光が弱められていることを意味しており、吸光体38の光の吸収率が40%以上であれば、充分な光の弱化効果が得られると推定される。図8に示すように、吸光体38の光の吸収率が50%であるとき、光の吸収率が0%のときと比べて、導風路出口側の乾燥風温度は約2℃上昇しており、吸光体38の光の吸収率が50%以上であれば、充分な乾燥風の昇温効果が得られると推定できる。以上のことから、吸光体38における光の吸収率は、40%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。なお、光の吸収率が40%未満であると、吸光体38で反射される光の割合が多くなる分、光の弱化が充分ではなくなりユーザーは眩しさを感じる。また、吸光体38の温度上昇に時間を要し、ドライヤーの使用開始後、乾燥風が定常温度に維持されるまでの時間が長くなる。
(実施例2) 図9に第1吸光体39(吸光体38)の一部を変更したヘアードライヤーの実施例2を示す。実施例2の第1吸光体39は、各受光リング41A・41B・41Cが、導風路11の下手側に行くにしたがって拡径する円筒状に形成した点が実施例1と異なる。こうした第1吸光体39によれば、受光リング41の内周面側の受光面47における鉛直線を組付け開口27側に指向させて、受光面47に対する光の入射角を実施例1の第1吸光体39よりも小さくできるので、第1吸光体39でより効率よく光を吸収することができる。また、リフレクタ23を避けるように乾燥風を案内して、第1吸光体39による整流効果をより高めることができる。他は実施例1と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。
(実施例3) 図10に第1吸光体39(吸光体38)の一部を変更したヘアードライヤーの実施例3を示す。本実施例においては、各受光リング41の外周面及び内周面に、乾燥風の流れ方向に沿うように伸びる三角形状の突起50を多数設けた点が実施例1と異なる。こうした第1吸光体39によれば、第1吸光体39の表面積をより拡大して、第1吸光体39と乾燥風との接触機会を増加させることができるので、第1吸光体39と乾燥風との間の熱交換をより促進させることができる。
上記の各実施例では発光体18はハロゲンランプで構成したが、発熱しつつ赤外線を放射する、例えば白熱ランプ、キセノンランプ、またはメタルハライドランプなどで構成してもよく、また、ハロゲンヒーター、セラミックヒーター、およびカーボンヒーターなどの遠赤外線を含む熱源で構成してもよい。吸光体38の素材はアルミニウムに限られず、例えば表面に酸化膜を形成した銅などを素材として構成してもよく、また、金属材料に限らず耐熱性を有していれば樹脂を素材として構成することもできる。吸光体38の形状は、上記の各実施例の形状に限られず、リフレクタ23から漏れ出る光の放出方向や導風路11の形状等に対応して適宜変更することができる。本体ケース1の内面側に筒体を設けて導風路11の外壁を二重筒で構成し、内側の筒体を吸光体38として構成することもできる。送風ファン16など導風路11に配置されている部材を、吸光体38として機能させることができるアルミニウムなどの素材で形成可能であれば、当該部材が吸光体38の機能を兼ねるように構成することができる。
本発明に係るドライヤーは、毛髪を乾燥対象とするヘアードライヤーに限らず、手足、爪などの身体部位、あるいは人用に限らず犬や猫など動物用のドライヤーにも適用でき、また、衣類用の衣類乾燥器にも適用できる。
1 本体ケース
10 吹出口
11 導風路
16 送風ファン
18 発光体(ハロゲンランプ)
23 リフレクタ
26 照射開口
27 組付け開口
30 光学フィルタ
38 吸光体
41 受光リング
47 受光面
48 凹凸
C 発光体の発光中心
L1 第1仮想光軸
L2 第2仮想光軸

Claims (7)

  1. 前端に吹出口(10)を有し、内部に導風路(11)が形成された本体ケース(1)と、
    導風路(11)内に設けられ、乾燥風を生起して吹出口(10)へ送給する送風ファン(16)と、
    導風路(11)内に設けられた熱源となる発光体(18)と、
    本体ケース(1)の内部に発光体(18)を囲むように設けられ、発光体(18)から放射された光を吹出口(10)に向って反射案内するリフレクタ(23)と、
    リフレクタ(23)の吹出口(10)側に設けられた光の照射開口(26)を塞ぐように設けられ、可視光の透過を阻む光学フィルタ(30)と、を備え、
    導風路(11)に、光学フィルタ(30)を通過せずリフレクタ(23)の外部に放出された光を受け止めて吸収する吸光体(38)が配置されていることを特徴とするドライヤー。
  2. リフレクタ(23)に発光体(18)が装着される組付け開口(27)が形成されており、
    組付け開口(27)から外部に放出される光の放出領域に臨むように吸光体(38)が配置されている請求項1に記載のドライヤー。
  3. 円筒状に形成されたリフレクタ(23)の前端に照射開口(26)が設けられ、後端に組付け開口(27)が設けられており、
    リフレクタ(23)の筒軸心は、前後方向に伸びる導風路(11)の軸心と平行となるように導風路(11)に配置されており、
    吸光体(38)は、内面が組付け開口(27)に臨む円筒状の複数の受光リング(41)を備え、該複数の受光リング(41)はリフレクタ(23)と同心の多段円筒状に配置されており、
    内外に隣り合う2個の受光リング(41・41)において、発光体(18)の発光中心(C)と内側の受光リング(41)の外面前端とを結ぶ第1仮想光軸(L1)を想定したとき、外側の受光リング(41)の内面後端が、第1仮想光軸(L1)が当該受光リング(41)の内面と交差する位置よりも後方に延出されている請求項2に記載のドライヤー。
  4. 発光体(18)の発光中心(C)と組付け開口(27)の内面後端とを結ぶ第2仮想光軸(L2)を想定したとき、最も外側の受光リング(41)の内面前端が、第2仮想光軸(L2)が当該受光リング(41)の内面と交差する位置よりも前方に延出されている請求項3に記載のドライヤー。
  5. 導風路(11)が円柱状に形成されており、
    リフレクタ(23)の筒軸心が、導風路(11)と同心状に配置されている請求項3または4に記載のドライヤー。
  6. 吸光体(38)における光の吸収率が40%以上である請求項1から5のいずれかひとつに記載のドライヤー。
  7. 光を受け止めて吸収する吸光体(38)の表面が凹凸(48)を有する請求項1から6のいずれかひとつに記載のドライヤー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114173606A (zh) * 2021-06-18 2022-03-11 深圳汝原科技有限公司 干燥装置

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