JP2020128851A - 蓄熱体、蓄熱装置及び蓄熱暖房装置 - Google Patents

蓄熱体、蓄熱装置及び蓄熱暖房装置 Download PDF

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勇輝 岩野
泰 木原
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泰 木原
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真人 反町
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【課題】固液相変化蓄熱材をケーシング材によって囲んだ蓄熱体の蓄熱性能の低下を抑えることができる蓄熱体、蓄熱装置及び蓄熱暖房装置。【解決手段】蓄熱体2は、固体固体相転移蓄熱材により形成されたケーシング材4が固液相変化蓄熱材3を包む。ケーシング材4は、固液相変化蓄熱材3の膨張あるいは収縮による応力に対して弾性変形する樹脂製基材に固体固体相転移蓄熱材が混入されていることが好ましい。また、ケーシング材4は、熱伝導性部材が混入されることが好ましい。蓄熱体2は、冷却水Wが流れる配管10内に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、固液相変化蓄熱材をケーシング材によって囲んで構成されている蓄熱体、蓄熱装置及び蓄熱暖房装置に関する。
蓄熱暖房装置では、蓄熱温度範囲で固相と液相との相変化を生じる蓄熱材(固液相変化蓄熱材)が蓄熱する潜熱を用いるものが多い。特許文献1,2では、この固液相変化蓄熱材と、顕熱を用いた固体蓄熱材とを組み合わせた蓄熱システムあるいは蓄熱暖房装置が記載されている。
特開2011−144961号公報 特開2016−011787号公報
しかしながら、固液相変化蓄熱材は、液相状態になるためケーシングが必要になる。ケーシング材は、金属や樹脂などの蓄熱性能をもたない材料であったため、このケーシング材の部分が蓄熱性能に寄与せず、ケーシング材を含む蓄熱体全体の蓄熱性能が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、固液相変化蓄熱材をケーシング材によって囲んだ蓄熱体の蓄熱性能の低下を抑えることができる蓄熱体、蓄熱装置及び蓄熱暖房装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる蓄熱体は、固体固体相転移蓄熱材により形成されたケーシング材が固液相変化蓄熱材を包んだことを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱体は、上記の発明において、前記ケーシング材は、前記固液相変化蓄熱材の膨張あるいは収縮による応力に対して弾性変形する樹脂製基材に前記固体固体相転移蓄熱材が混入されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱体は、上記の発明において、前記ケーシング材は、熱伝導性部材が混入されることを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱体は、上記の発明において、前記ケーシング材は、前記固液相変化蓄熱材及び気体を包んだことを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱体は、上記の発明において、前記固液相変化蓄熱材は、過冷却解除型蓄熱材であり、前記過冷却解除型蓄熱材の液相状態を固相状態に変化させる発核部を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱装置は、上記の発明のいずれか一つに記載の蓄熱体を、熱媒体が流れる流路内に配置したことを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱装置は、上記の発明において、前記熱媒体は冷却水であり、
前記固体固体相転移蓄熱材及び前記固液相変化蓄熱材の相転移温度は、所定温度から当該所定温度よりも高い前記冷却水の沸点までの間であることを特徴とする。
また、本発明にかかる蓄熱暖房装置は、前記熱媒体の熱を利用してヒータにより移動体内を暖める蓄熱暖房装置であって、少なくとも前記移動体のエンジンから前記ヒータに前記熱媒体を送出する送出配管の一部に、上記の発明のいずれか一つに記載の蓄熱体又は上記の発明に記載の蓄熱装置を介在させたことを特徴とする。
本発明によれば、固液相変化蓄熱材をケーシング材によって囲んだ蓄熱体の蓄熱性能の低下を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態である蓄熱装置の構成を模式的に示した断面図である。 図2は、蓄熱体の変形の一例を示す断面図である。 図3は、固体固体相転移蓄熱材の相転移に伴う吸熱特性及び放熱特性を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態の変形例1である蓄熱装置の構成を模式的に示した断面図である。 図5は、本発明の実施の形態の変形例2である蓄熱装置の構成を模式的に示した断面図である。 図6は、本発明の実施の形態の変形例3である蓄熱暖房装置の概要構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<蓄熱装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態である蓄熱装置1の構成を模式的に示した断面図である。図1に示すように蓄熱装置1は、配管10内に蓄熱体2が配置される。配管10内には、熱媒体としての冷却水Wが入口配管10aから流入し、出口配管10bから流出する。蓄熱体2は、固液相変化蓄熱材により形成されたケーシング材4が固液相変化蓄熱材3を包む。なお、配管10及びケーシング材4は、円筒形状であるが、この形状には限らない。
固液相変化蓄熱材3は、蓄熱温度範囲で固相状態と液相状態との相変化を生じる蓄熱材である。本実施の形態では熱媒体として冷却水Wを用いているため、相転移温度は、所定温度から冷却水Wの沸点までの温度である。固液相変化蓄熱材3は、パラフィンワックス類、脂肪酸類、無機水和塩、糖類などである。冷却水Wが加温されて相転移温度に達すると、固液相変化蓄熱材3は、固相状態から液相状態に変化して吸熱する。また、冷却水Wが冷却されて相転移温度に達すると、固液相変化蓄熱材3は、液相状態から固相状態に変化して放熱する。
ケーシング材4は、固体固体相転移蓄熱材により形成されるが、固液相変化蓄熱材3の膨張あるいは収縮による応力に対して弾性変形する樹脂製基材に固体固体相転移蓄熱材が混入されていてもよい。図2に示すように、ケーシング材4に樹脂製基材が含まれると、ケーシング材4は、固液相変化蓄熱材3の膨張あるいは収縮による応力に対して弾性変形するため、蓄熱体2の耐久性が向上する。
また、ケーシング材4は、熱伝導性部材を混入してもよい。この場合、固体固体相転移蓄熱材及び熱伝導性部材は、それぞれフィラ―(充填材)として樹脂製基材内に混入される。
固体固体相転移蓄熱材は、温度が相転移温度以下である場合に固体状の第1相状態に変化するとともに、温度が相転移温度を超える場合に固体状の第2相状態に変化する。そして、図3に示すように、固体固体相転移蓄熱材は、加熱される場合、相転移温度(例えば、65℃付近)での相変化時に吸熱し、逆に、冷却される場合、相転移温度での相変化時に放熱する。
固体固体相転移蓄熱材は、強相間電子系化合物であり、例えば、二酸化バナジウム(VO)や、VOに、W、Re、Ru、Nb、Taなどをドープしたバナジウム酸化物である。
樹脂製基材は、耐候性、耐冷却液性、耐熱性の良いポリマーアロイである。ポリマーアロイは、シリコーン、ウレタン、エポキシ、アクリル、オレフィン、フェノール、ポリイミド、ゴム素材のEPDM、1−4トランスポリブタンジエンなどである。
熱伝導性部材は、冷却水Wと、散在する固体固体相転移蓄熱材との間の熱伝導性を確保するために設けられたものであり、例えば、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、炭化ケイ素、酸化亜鉛、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、炭化ケイ素、ダイヤモンドなどである。
本実施の形態では、固体固体相転移蓄熱材の相転移温度を65℃としているが、相転移は、所定温度、例えば40℃から冷却水Wの沸点までの間であればよい。なお、相転移温度は、固体固体相転移蓄熱材、熱伝導性部材、樹脂製基材の混合比によって変化させることができる。
具体的な、樹脂製基材は、シリコーン系ポリマーアロイであり、ケーシング材4に対して70重量%である。固体固体相転移蓄熱材は、VOであり、ケーシング材4に対して25重量%である。また、熱伝導性部材は、窒化ホウ素であり、ケーシング材4に対して5重量%である。このような配合によって、ケーシング材4は、蓄熱密度が65J/cc、蓄熱温度が65℃、熱伝導率が1.6W/mK、比熱が1.4J/gK、密度が1.9g/cmの特性を呈する。
なお、蓄熱体2、固液相変化蓄熱材3をインサート品としてインサート成形することができる。
なお固液相変化蓄熱材3とケーシング材4との体積比は、例えば9対1としている。固液相変化蓄熱材3の蓄熱密度は、例えば300J/ccであり、固体固体相転移蓄熱材に比して高いため、蓄熱体2の強度を考慮して固液相変化蓄熱材3の体積比を大きくすることが好ましい。
蓄熱装置1は、配管10に流入する冷却水Wの温度が相転移温度よりも高くなる場合、固液相変化蓄熱材3及びケーシング材4内の固体固体相転移蓄熱材が冷却水Wから吸熱して蓄熱する。一方、配管10に流入する冷却水Wの温度が相転移温度よりも低くなる場合、固液相変化蓄熱材3及びケーシング材4内の固体固体相転移蓄熱材が冷却水Wに放熱する。なお、固液相変化蓄熱材3と固体固体相転移蓄熱材との相転移温度は異なっていてもよい。この場合、熱伝導性部材が、冷却液と固液相変化蓄熱材との間の熱伝導性を良くすることができる。
本実施の形態では、ケーシング材4が、蓄熱密度の高い固液相変化蓄熱材3に対するケーシング機能を有するとともに、蓄熱材としての機能を有するため、蓄熱体2全体の蓄熱性能を向上させることができる。すなわち、ケーシング材も蓄熱性能を有するため、蓄熱体2全体の蓄熱密度を大きくすることができる。また、ケーシング材4は、樹脂製基材に固体固体相転移蓄熱材が混入されている弾性部材なので、固液相変化蓄熱材3の相変化に伴う体積変化に対して弾性変形するため、蓄熱体2全体の強度を維持することができる。
<変形例1>
図4に示すように、本変形例1の蓄熱装置1は、ケーシング材4内に固液相変化蓄熱材3のみならず、気体5を封入している。気体5は、固液相変化蓄熱材3に対して反応しない不活性ガスが好ましい。
本変形例1の構成では、ケーシング材4内に気体5を封入しているので、固液相変化蓄熱材3の膨張あるいは収縮による応力を吸収してくれるため、蓄熱体2の耐久性を向上させることができる。また、変形例1の構成では、ケーシング材4の弾性変形量を小さくすることができ、ケーシング材の材料選択範囲を広げることができる。
<変形例2>
図5に示すように、本変形例2の蓄熱装置1は、固液相変化蓄熱材3を過冷却解除型蓄熱材とし、過冷却解除型蓄熱材の過冷却液相状態を固相状態に変化させる発核部6を有する。発核部6は、過冷却解除型蓄熱材が過冷却液相状態の場合に、振動や衝撃などのトリガを与えて核化を促し、過冷却解除型蓄熱材を固相状態に変化させて放熱させるものである。過冷却解除型蓄熱材としては、例えば酢酸ナトリウム三水和物である。発核部6は、図示しないアクチュエータを介して過冷却液相状態の過冷却解除型蓄熱材にトリガを与える。
本変形例2の構成では、固液相変化蓄熱材3の放熱時の相転移温度を制御することができる。
<変形例3>
次に、変形例3の蓄熱暖房装置101について説明する。図6は、本変形例3の蓄熱暖房装置101の概要構成を示す模式図である。蓄熱暖房装置101は、エンジン103の排熱を蓄熱して車両内を暖房する装置であり、アイドリングストップ車や、ハイブリッド車等に適用した一例を示すものである。
図6に示すように、蓄熱暖房装置101は、ラジエータ102、エンジン103、ヒータ104及び配管系Lを有する。エンジン103を搭載した車両は、冷却水Wを用いてエンジン103を冷却している。また、エンジン103を搭載した車両は、エンジン103の発熱により加熱された冷却水Wを利用して車内の暖房を行うヒータ104を備えている。ここで、エンジン103から導出される冷却水Wの流路を形成する配管L4(冷却水を送出する送出配管)の一部に蓄熱装置1を配置し、加熱された冷却水Wが蓄熱体2の相転移温度を超える場合に冷却水Wから吸熱することによって熱エネルギーを蓄熱体2に蓄熱し、冷却水Wが冷却されて蓄熱体2の相転移温度以下になった場合に、蓄熱体2に蓄熱された熱エネルギーを冷却水Wに放熱し、加熱された冷却水Wを利用して、ヒータ104により車内を暖める。これにより、配管L4上の蓄熱装置1は、定常運転によりエンジン103が稼動しているときに蓄熱し、アイドリングストップなどでエンジンが稼動していないときに放熱してヒータ104により車内を暖めることができる。
ラジエータ102は、配管L12を介して流入した冷却水Wを冷却し、配管L1を介して流量流路調整弁105に導出する。流量流路調整弁105は、導入された冷却水Wを、配管L2を介してポンプ106側に導出する。流量流路調整弁105には、戻りの冷却水Wを、ラジエータ102を介さずにバイパスさせる配管L11も接続される。流量流路調整弁105は、例えば、サーモスタットバルブであり、導入された冷却水Wが一定温度を超える場合、配管L1側を開にし、冷却水Wをラジエータ102によって冷却させ、導入された冷却水Wが一定温度以下の場合、配管L11側を閉にし、冷却水Wをラジエータ102によって冷却させずにそのまま冷却水Wをポンプ106側に導出し、暖機運転を行わせる。なお、厳密には、流量流路調整弁105は、温度に応じて、ラジエータ102側の配管の開度及びラジエータ102をバイパスする配管側の開度を調整する。また、冷却水Wは、熱を移動させ熱源であるエンジンを冷却するための流体である熱媒体の一例である。
ポンプ106は、導入された冷却水Wを、配管L3を介してエンジン103側に圧送する。エンジン103によって加熱された冷却水Wは、配管L4を介してヒータ104側に導出される。また、エンジン103によって加熱された冷却水Wは、配管L4から分岐した配管L10を介してラジエータ102側又は流量流路調整弁105側に戻される。配管L10は、配管L12と配管L11とに分岐して接続される。
配管L4は、開閉弁107を介して配管L7に接続される。配管L4には、蓄熱装置1が挿入される。配管L7を通る冷却水Wは、熱交換器であるヒータ104内に導入される。また、ヒータ104内に導入された冷却水Wの熱は、ヒータ104により熱交換されて車内に放出される。ヒータ104によって熱交換された後の冷却水Wは、配管L8、開閉弁108及び配管L6を介して配管L2に導出される。また、開閉弁107,108間には冷却水Wをバイパスする配管L5が設けられている。ヒータ104を加熱する場合には、開閉弁107が配管L7側を開にするとともに、開閉弁108が配管L8側を開にして、冷却水Wをヒータ104に導出する。一方、ヒータ104を加熱せずに、蓄熱装置1が蓄熱を維持する場合には、開閉弁107が配管L5側を開にするとともに、開閉弁108が配管L5側を開にする。こうすることにより、冷却水Wは、ヒータ104側に導出せずに配管L5にバイパスされる。
コントローラ110は、開閉弁107,108の開閉制御を行う。コントローラ110の制御により、通常暖房モードと蓄熱循環モードとの切り替えを行う。通常暖房モードでは、冷却水Wは、配管L5を介さず、ヒータ104を介した暖房循環流路RBを流れる。蓄熱循環モードでは、冷却水は、ヒータ104を介さず、配管L5を介した蓄熱循環流路RAを流れる。特に、エンジン103の暖機運転後の定常運転に移行した場合には、コントローラ110は、開閉弁107,108の配管L5側を開にし、配管L4に対して、加熱された冷却水Wからの吸熱による配管L4の蓄熱を行わせる蓄熱循環モードを実行する。
なお、配管L5が設けられる場合、配管L6も、蓄熱装置1を挿入することが好ましい。これにより、さらに蓄熱量を増大させることができる。また、冷却水Wは、熱冷媒の一例であり、冷却水Wには凍結防止剤が含まれる場合がある。なお、凍結防止剤が含まれた冷却水Wは、水の沸点よりも高い沸点となる。また、ヒータ104には、図示しない送風ファンが設けられ、暖房時に、送風ファンが駆動し、車内に温風が流れる。
本変形例3の構成では、蓄熱装置1が、定常運転によりエンジン103が稼動しているときに蓄熱し、アイドリングストップなどでエンジン103が稼動していないときに放熱してヒータ104により車内を暖めるようにしているので、エンジン103の排熱を適時に有効利用してエネルギー効率を高めることができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態及び変形例について説明したが、本実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 蓄熱装置
2 蓄熱体
3 固液相変化蓄熱材
4 ケーシング材
5 気体
6 発核部
10,L1〜L8,L10〜L12 配管
10a 入口配管
10b 出口配管
101蓄熱暖房装置
102 ラジエータ
103 エンジン
104 ヒータ
105 流量流路調整弁
106 ポンプ
107,108 開閉弁
110 コントローラ
L 配管系
RA 蓄熱循環流路
RB 暖房循環流路
W 冷却水

Claims (8)

  1. 固体固体相転移蓄熱材により形成されたケーシング材が固液相変化蓄熱材を包んだことを特徴とする蓄熱体。
  2. 前記ケーシング材は、前記固液相変化蓄熱材の膨張あるいは収縮による応力に対して弾性変形する樹脂製基材に前記固体固体相転移蓄熱材が混入されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱体。
  3. 前記ケーシング材は、熱伝導性部材が混入されることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄熱体。
  4. 前記ケーシング材は、前記固液相変化蓄熱材及び気体を包んだことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の蓄熱体。
  5. 前記固液相変化蓄熱材は、過冷却解除型蓄熱材であり、
    前記過冷却解除型蓄熱材の液相状態を固相状態に変化させる発核部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の蓄熱体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の蓄熱体を、熱媒体が流れる流路内に配置したことを特徴とする蓄熱装置。
  7. 前記熱媒体は冷却水であり、
    前記固体固体相転移蓄熱材及び前記固液相変化蓄熱材の相転移温度は、所定温度から当該所定温度よりも高い前記冷却水の沸点までの間であることを特徴とする請求項6に記載の蓄熱装置。
  8. 前記熱媒体の熱を利用してヒータにより移動体内を暖める蓄熱暖房装置であって、
    少なくとも前記移動体のエンジンから前記ヒータに前記熱媒体を送出する送出配管の一部に請求項6又は7に記載の蓄熱装置を介在させたことを特徴とする蓄熱暖房装置。
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