JP2020128229A - 容器中間体、内容物入り容器の製造方法、内容物入り容器の製造設備、および内容物入り容器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の内容物入り容器の製造方法は、前記容器中間体に前記下方開口部から内容物を充填する充填工程と、前記充填工程の後に、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に底材を取り付ける底材取付工程と、を含むことにより、前記課題を解決するものである。
本発明の内容物入り容器の製造設備は、前記容器中間体に前記下方開口部から内容物を充填する充填装置と、前記充填装置の下流側に設置され、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に底材を取り付ける底材取付装置と、を備えることにより、前記課題を解決するものである。
本発明の内容物入り容器は、容器に内容物を充填した内容物入り容器であって、前記容器は、フランジ部を有した缶胴と、前記フランジ部に剥離可能に接合されるフィルム蓋と、底材とを備え、前記缶胴は、上方開口部および下方開口部を有した筒状の胴本体と、前記胴本体の上端縁から外周側に広がる前記フランジ部とを有し、前記フィルム蓋は、前記上方開口部を塞ぐように前記フランジ部のフランジ側被接合部に接合され、前記底材は、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に取り付けられていることにより、前記課題を解決するものである。
なお、本明細書においては、フィルム蓋側を上方に向けて容器中間体や内容物入り容器を置いた状態を基準として、「上方」や「下方」等の上下を示す用語を規定したが、これら用語は、使用時、開封時、商品陳列時、製造時等における、容器中間体や内容物入り容器の向きを限定するものではない。
すなわち、本請求項1に係る発明では、フランジ部が、フィルム蓋の開口閉塞部よりも上方側に位置する部位を有していることにより、容器中間体の搬送時等において、フィルム蓋側を下方に向けて載置面上に容器中間体を置いた場合であっても、載置面に対するフィルム蓋の開口閉塞部の接触を回避することが可能であるため、載置面との接触に起因した、フィルム蓋の開口閉塞部の擦れ等の損傷や、フィルム蓋の開口閉塞部に施された印刷等の損傷の発生を抑制することができる。
本請求項3に係る発明によれば、先端カール部の一部が、フランジ部のうち最上方に位置していることにより、フィルム蓋側を下方に向けて容器中間体を載置面上に置いた時に、湾曲した形状の先端カール部を載置面に対して接触する部位として機能させることが可能であるため、容器中間体および載置面の損傷を抑制することができる。
本請求項4に係る発明によれば、缶胴が底材としての缶底を巻締め可能な巻締め用形状部を下方開口部側に有していることにより、内容物の充填後における底材の巻締め作業を従来の巻締め装置を用いて簡単に行うことができる。
本請求項5に係る発明によれば、胴本体の最大径が、フランジ部の最大径よりも大きく設定されていることにより、容器中間体の搬送時等に、ガイド等の周辺物に対して胴本体を当てて、周辺物に対してフランジ部が当たることを抑制でき、また、複数の容器中間体間でのフランジ部同士の接触を回避することができる。
本請求項6、11に係る発明によれば、フランジ部にフィルム蓋が接合された容器中間体の下方開口部から内容物を充填し、その後底材で下方開口部を塞ぐことにより、充填後の容器開口部をフィルム蓋で塞ぐ場合と比べ、内容物の噛み込みによる接合不良を無くすことが出来る。
本請求項7に係る発明によれば、フランジ側被接合部を前記開口閉塞部に対して平行または外周下方に向けて傾斜させる加工を缶胴に施すテーパ加工工程が更に含まれていることにより、内容物入り容器の段階で、フィルム蓋の開口閉塞部よりも上方側にフランジ部の少なくとも一部が位置している状態を解消することができるばかりでなく、フランジ部とフィルム蓋との間の接合強度を強くしなくとも、内容物入り容器の耐圧性を向上させることができる。テーパ加工工程はフランジ側被接合部を前記開口閉塞部に対して平行または外周下方に向けて傾斜させても良いが、より耐圧性を向上させるには外周下方に向けて傾斜させることが好ましい。
本請求項8に係る発明によれば、テーパ加工工程が、底材取付工程の工程中または工程後に行われることにより、充填工程、および、底材取付工程の少なくとも途中においては、フィルム蓋の開口閉塞部よりも上方側にフランジ部の少なくとも一部が位置している状態が維持されるため、設置面等との接触に起因した開口閉塞部の損傷を回避することができる。
本請求項9に係る発明によれば、フランジ側被接合部を外周下方に向けて傾斜させ、内容物入り容器の耐圧性を向上させた状態で、レトルト殺菌工程を施すことができる。
本請求項10に係る発明によれば、中間体形成工程を充填工程とは異なる施設で実施することにより、フィルム接合装置を所持していない施設においても、内容物入り容器の製造を行うことができる。
請求項12に掛る発明によれば、フランジ部にフィルム蓋が接合されていることにより開封が容易に行えると共に、底材が缶胴の下方開口部に取り付けられていることにより、底材側から開封することもできる。
胴本体31は、図3に示すように、上方側に向かうに従って縮径するように胴本体31を曲げた部位であるネッキング部31cを上方開口部31a側に有している。
また、図3から分かるように、胴本体31の最大径(本実施形態では、胴本体31の下端側の最大径)は、フランジ部32の最大径よりも大きく設定されている。
また、図3では胴本体31は上方側に向かうに従って縮径するテーパ形状となっているが、ストレート形状でも良い。
なお、これら各部は、円環状にそれぞれ形成されているが、具体的形状は、楕円環状、矩形環状等の如何なるものでもよい。
屈曲部32cは、図3に示すように、胴本体31の上端縁とフランジ側被接合部32aの内周縁とを接続する部位であり、内周側(上方側)に向けて凸状の湾曲面状に形成されている。なお、胴本体31の上端縁とフランジ側被接合部32aの内周縁との間を、屈折部や他の部位によって接続してもよい。
開口閉塞部42は、図1に示すように、フィルム蓋40がフランジ部32に接合された状態で、シワなく張られた状態で、上方開口部31aを塞いでいる。
なお、本実施形態では、フィルム蓋40は、フランジ部32に接合された状態で、フランジ側被接合部32aの外周側と同じサイズで形成されているが、フィルム蓋40のサイズは任意に設計すればよく、例えば、フィルム蓋40の外周部の全部又は一部が、先端カール部32bよりも外周側に位置するように、フィルム蓋40のサイズを設計してもよい。
また、本実施形態では、フィルム側接合部41が円環状に形成されているが、フィルム側接合部41の具体的態様については、環状(無端状に一周繋がった状態)に形成されたものであれば如何なるものでもよい。
容器中間体20の状態では、図2に示すように、缶胴30の下端側に底材50が取り付けられておらず、すなわち、缶胴30の下方開口部31bは塞がれておらず、また、その内部に内容物60は充填されていない。
また、これに伴って、フランジ側被接合部32aよりも外周側に形成された先端カール部32bについても、内容物入り容器10の状態よりも、容器中間体20の状態の方が、上方側に位置している。
しかしながら、全ての装置120〜160を同一の施設に設置する等、各装置120〜160の具体的な設置場所については、如何なるものでもよい。
この中間体形成工程では、フランジ部32に対してフィルム蓋40が熱溶着(ヒートシールや、高周波加熱又は超音波加熱による溶着)されるが、フランジ部32に対するフィルム蓋40の接合方法としては、圧着、接着剤を介在させた接着等の公知の接合方法が考えられる。
また、本実施形態では、中間体形成装置120において、フィルム蓋40の開口閉塞部42に対してフランジ部32のフランジ側被接合部32aを平行に設定した状態で、フランジ側被接合部32aに対してフィルム蓋40を接合した後に、図2に示すように、フランジ側被接合部32aが外周上方に向けてテーパ状に傾斜するように缶胴30に曲げ加工を施す。しかしながら、図3に示すようなフランジ側被接合部32aが外周上方に向けてテーパ状に傾斜した状態で、フランジ側被接合部32aに対してフィルム蓋40を接合してもよい。
具体的には、缶胴30に対する底材50の巻締めを行う時には、特開2017−148816号公報等に開示されるように、シーミングチャック(図示しない)によって缶胴30に対して底材50を押し付けた状態で、缶胴30の巻締め用形状部33および底材50の外周縁付近に対してシーミングロール(図示しない)を押し当てることにより、底材50の巻締めを行うが、上記のシーミングチャック(図示しない)によって缶胴30に対して底材50を押し付ける時に、フランジ側被接合部32aを外周下方に向けて傾斜させるようにフランジ部32に曲げ加工を施してもよい。
また、テーパ加工工程については、充填工程の前や、充填工程と底材取付工程との間に実施してもよい。
また、上記では、テーパ加工工程が、フランジ側被接合部32aを外周下方に向けて傾斜させる加工を缶胴30に施す工程であるものとして説明したが、テーパ加工工程において、フランジ側被接合部32aを開口閉塞部42に対して平行にするような曲げ加工を缶胴30に施してもよい。
また、フィルム蓋40の材料は、アルミ等の金属層の表面にナイロン、PP、PE、及びPET等の樹脂ラミネートを施したもの等、如何なるものでもよい。
また、缶胴30の樹脂ラミネート層(フィルム蓋40側の最内層)がPETから成り、フィルム蓋40の最内層(缶胴30側の最内層)がPETから成る場合には、フランジ側被接合部32aの上面にPP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂を局所的に塗布する所謂スポットコートを施してもよい。スポットコートを施すことで、PET樹脂同士の接合性を向上させることができる。一方、スポットコート無しで、缶胴30のPET層とフィルム蓋40のPET層との直接接合を行えば、生産コスト減等のメリットを得ることができる。
図6(a)に示す変形例では、フランジ部32の外周縁を上方側かつ内周側に丸めて先端カール部32bを形成し、容器中間体20の状態で、先端カール部32bの少なくとも一部が開口閉塞部42よりも上方側に位置している。なお、図6(a)に示す例では、容器中間体20の状態で、開口閉塞部42に対してフランジ側被接合部32aが平行になるように形成されているが、フランジ側被接合部32aを外周上方または外周下方に向けてテーパ状に傾斜させてもよい。
また、図6(b)に示す変形例では、フランジ部32に上方側に突出する複数(3つ)の凸部32eが形成されている。これら複数(3つ)の凸部32eは、図6(c)に示すように、フランジ側被接合部32aの外周側においてフランジ部32に等角度間隔で形成され、また、各凸部32eは、開口閉塞部42よりも上方側に位置している。図6(b)(c)に示す例のように、点状の凸部32eを形成する場合には、容器中間体20のフィルム蓋40側を下方側に向けて載置面上に載置した場合に、載置面に対して開口閉塞部42が平行な状態で容器中間体20を載置することができるように、少なくとも3つの凸部32eを形成するのが好ましい。
また、図6(a)や図6(b)に示す容器中間体20を用いて内容物入り容器10を形成する時には、上述したテーパ加工工程を施してもよく、また、テーパ加工工程を施さなくてもよい。
また、図3の例、図6(a)の例、図6(b)の例を含むいずれの場合においても、容器中間体20のフィルム蓋40側を下方側に向けて載置面上に載置した場合に、載置面に対して開口閉塞部42が平行な状態で容器中間体20を載置することができるように、フランジ部32の少なくとも一部を開口閉塞部42よりも上方側に位置させるのが好ましい。
しかしながら、フランジ側被接合部32aが、断面視した場合に直線状に形成されている場合、フランジ側被接合部32aにフィルム蓋40を綺麗に熱接合でき、また、図6(d)に示すように、後述するテーパ部32dを形成した場合、フランジ側被接合部32aおよびテーパ部32dの間の境界をより明確にすることが可能であるため、フランジ側被接合部32aを直線状に形成するのが好ましい。
また、上述した本実施形態では、内容物入り容器10の状態で、(フィルム蓋40の開口閉塞部42に対する)フランジ側被接合部32aの傾斜角度を、成形後の角度(フランジ部32のスプリングバック後の角度)約10°で設定したが、フランジ側被接合部32aの傾斜角度は約5°〜60°の如何なる範囲で設定することができる。傾斜角度が5°未満だと耐圧性への寄与が不十分となり、傾斜角度が60°より大きいとフィルム蓋40の外周縁に生じるシワが大きくなり、開封性が低下することが懸念される。また、フランジ側被接合部32aの傾斜角度を10°以上で設定すると、内容物入り容器10の耐圧性が向上することから、フランジ側被接合部32aの斜角度を10°以上で設定するのが好ましい。
また、上述した実施形態では、内容物入り容器10の状態で、フランジ側被接合部32aを外周下方に向けてテーパ状に傾斜させるものとして説明したが、内容物入り容器10の状態で、フランジ側被接合部32aをテーパ状に傾斜させることなく、フィルム蓋40の開口閉塞部42に対して平行に形成してもよい。
当該テーパ部32dは、図6(d)に示すように、フランジ側被接合部32aの外周縁および先端カール部32bの内周縁に連続して形成され、内容物入り容器10および容器中間体20の状態で、フランジ側被接合部32aに対して外周下方に向けて傾斜している。
これにより、フランジ側被接合部32aとテーパ部32dとの間の境界部を、フランジ部32とフィルム蓋40との間の接合部の外周縁を定める部位として機能させることが可能であり、前記接合部の外周縁に乱れが生じることを回避できる。その結果、前記接合部の外周縁の乱れを考慮して前記接合部の径方向の幅寸法を余分に大きく設計する必要が無いため、所望の耐圧性を確保しつつも、接合部の径方向の幅寸法を小さく設計でき、フランジ部32の小型化および易開封性の向上を実現することができる。
また、フランジ部32とフィルム蓋40とを接合する際に、当該接合の前に、フランジ部32のフランジ側被接合部32aの上面に熱可塑性樹脂を局所的に塗布する所謂スポットコートを施すことがあるが、この場合でも、フランジ側被接合部32aとテーパ部32dとの間の境界部を、スポットコートの外周縁を定める部位として機能させることが可能であるため、前記接合部の外周縁に乱れが生じることを確実に回避できる。
また、フランジ側被接合部32aと先端カール部32bとの間にテーパ部32dを形成することにより、先端カール部32bの大きさや形状に関わらず、フランジ側被接合部32aの外周側においてフランジ部32とフィルム蓋40との間に隙間を確実に生じさせることが可能であるため、当該隙間に手指を容易に差し込むことができ、易開封性を向上させることができる。
また、フランジ側被接合部32aと先端カール部32bとの間にテーパ部32dが形成されていることにより、ロール加工等と比較して大掛かりな設備を必要としないパンチおよびダイを用いた加工によって、先端カール部32bを容易に形成することができる。すなわち、先端カール部32bを加工する時または先端カール部32bを加工する前に、テーパ部32dを形成して先端カール部32bの内周側の部分を傾斜させることにより、パンチおよびダイを用いた加工によって、フランジ部32の外周縁付近を丸め易くなり、先端カール部32bを容易に形成することができる。
また、テーパ部32dは、断面視した場合に直線状(すなわち平面状)に形成されるが、テーパ部32dの具体的態様は上記に限定されず、例えば、テーパ部32dが、断面視した場合に(上方に凸状または凹状に)湾曲していてもよい。しかしながら、テーパ部32dが、断面視した場合に直線状に形成されている場合、フランジ側被接合部32aおよびテーパ部32dの間の境界をより明確にすることが可能であるため、フランジ側被接合部32aを直線状に形成するのが好ましい。
また、フランジ側被接合部32aの外周縁とテーパ部32dの内周縁との間の境界部、および、テーパ部32dの外周縁と先端カール部32bの内周縁との間の境界部は、滑らかに屈曲させて(Rをつけて)形成されるが、屈折させて形成してもよい。
20 ・・・ 容器中間体
30 ・・・ 缶胴
31 ・・・ 胴本体
31a ・・・ 上方開口部
31b ・・・ 下方開口部
31c ・・・ ネッキング部
32 ・・・ フランジ部
32a ・・・ フランジ側被接合部
32b ・・・ 先端カール部
32c ・・・ 屈曲部
32d ・・・ テーパ部
32e ・・・ 凸部
33 ・・・ 巻締め用形状部
40 ・・・ フィルム蓋
41 ・・・ フィルム側接合部
42 ・・・ 開口閉塞部
50 ・・・ 底材
60 ・・・ 内容物
110 ・・・ 製造設備
120 ・・・ 中間体形成装置
130 ・・・ 充填装置
140 ・・・ 底材取付装置
150 ・・・ テーパ加工装置
160 ・・・ レトルト殺菌装置
Claims (12)
- フランジ部を有した缶胴と、前記フランジ部に剥離可能に接合されるフィルム蓋とを有した容器中間体であって、
前記缶胴は、上方開口部および下方開口部を有した筒状の胴本体と、前記胴本体の上端縁から外周側に広がる前記フランジ部とを有し、
前記下方開口部は、塞がれておらず、
前記フィルム蓋は、前記フランジ部のフランジ側被接合部に接合されるフィルム側接合部と、前記フィルム側接合部の内周側において前記上方開口部を塞ぐ開口閉塞部とを有し、
前記フランジ部は、前記開口閉塞部よりも上方側に位置する部位を有することを特徴とする容器中間体。 - 前記フランジ側被接合部は、外周上方に向けてテーパ状に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器中間体。
- 前記フランジ部は、前記フランジ部の外周縁に形成される先端カール部を有し、
前記先端カール部の一部が、前記フランジ部のうち最上方に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器中間体。 - 前記缶胴は、底材としての缶底を巻締め可能な巻締め用形状部を前記下方開口部側に有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の容器中間体。
- 前記胴本体の最大径は、前記フランジ部の最大径よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の容器中間体。
- 内容物入り容器の製造方法であって、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の容器中間体に前記下方開口部から内容物を充填する充填工程と、
前記充填工程の後に、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に底材を取り付ける底材取付工程と、
を含むことを特徴とする内容物入り容器の製造方法。 - 前記フランジ側被接合部を前記開口閉塞部に対して平行または外周下方に向けて傾斜させる加工を前記缶胴に施すテーパ加工工程が更に含まれていることを特徴とする請求項6に記載の内容物入り容器の製造方法。
- 前記テーパ加工工程は、前記底材取付工程の工程中または工程後に行われることを特徴とする請求項7に記載の内容物入り容器の製造方法。
- 内容物入り容器にレトルト殺菌を施すレトルト殺菌工程を更に含み、
前記レトルト殺菌工程は、前記底材取付工程および前記テーパ加工工程の後に行われることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の内容物入り容器の製造方法。 - 前記容器中間体を形成する中間体形成工程を更に含み、
前記中間体形成工程は、前記充填工程とは異なる施設で実施されることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の内容物入り容器の製造方法。 - 内容物入り容器の製造設備であって、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の容器中間体に前記下方開口部から内容物を充填する充填装置と、
前記充填装置の下流側に設置され、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に底材を取り付ける底材取付装置と、
を備えることを特徴とする内容物入り容器の製造設備。 - 容器に内容物を充填した内容物入り容器であって、
前記容器は、フランジ部を有した缶胴と、前記フランジ部に剥離可能に接合されるフィルム蓋と、底材とを備え、
前記缶胴は、上方開口部および下方開口部を有した筒状の胴本体と、前記胴本体の上端縁から外周側に広がる前記フランジ部とを有し、
前記フィルム蓋は、前記上方開口部を塞ぐように前記フランジ部のフランジ側被接合部に接合され、
前記底材は、前記下方開口部を塞ぐように前記缶胴に取り付けられていることを特徴とする内容物入り容器。
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- 2019-02-08 JP JP2019021447A patent/JP7268381B2/ja active Active
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