JP2020128198A - 折り曲げ可能航空機翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り曲げ可能な航空機翼を提供する。【解決手段】航空機は、固定された翼部分202、折り曲げ可能翼部分204、及び固定された翼部分に対して折り曲げ可能翼部分を旋回可能に連結するためのヒンジを含む。ヒンジは、翼ヒンジリブと翼スタブリブであって、翼ヒンジリブのうちのそれぞれのものが、翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものに連結された、翼ヒンジリブと翼スタブリブを含む、翼遷移部分を含む。ヒンジは、先端ヒンジリブを含む先端遷移部分も含む。その場合、先端ヒンジリブのうちのそれぞれの端部は、翼ヒンジリブと翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものの間に配置される。【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2019年2月1日に出願された、米国仮特許出願番号第62/800,176号「Foldable Aircraft Wings」の利益を主張する。米国仮特許出願番号第62/800,176号は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、広くは、航空機翼に関し、特に、折り曲げ可能航空機翼に関する。
民間航空機には、長い翼長の翼が望ましい。というのも、そのような翼は、より短い翼長を有する翼と比較して空力的な効率に優れているからである。空力的に高効率であることで燃料の消費が減り、これにより運航コストが削減される。航空機の翼長は、国際民間航空機構(ICAO)によって課される寸法制限及び/又は規制に基づいて、且つ/又は空港の物理的なインフラ制限(例えば、滑走路、誘導路、ゲートエリア、格納庫などの相対的な大きさ)に基づいて、制約を受けることがある。
本開示の教示に従って構築された例示的な折り曲げ可能翼を有する例示的な航空機の斜視図である。 例示的な折り曲げられていない位置で示されている図1の例示的な折り曲げ可能翼の斜視図である。 例示的な折り曲げられた位置で示されている図1及び図2の例示的な折り曲げ可能翼の斜視図である。 例示的な折り曲げられていない位置で且つ外板なしで示されている図1から図3の例示的な折り曲げ可能翼の斜視図である。 図1から図4の例示的な折り曲げ可能翼の例示的なヒンジの上面図である。 図1から図5の例示的な構造の部分的な斜視図である。 図4のヒンジ軸210に沿って切り取られた例示的なヒンジの断面図である。 図4のラッチ軸410に沿って切り取られた例示的なヒンジの断面図である。 図1から図5の例示的な荷重経路の概略的なオーバーレイである。 図1から図9の例示的な折り曲げ可能翼の部分的な断面図である。 本明細書で開示される別の例示的な折り曲げ可能翼の斜視図である。 図11の例示的なヒンジの部分的な斜視図である。
ある種の実施例が上述の図に示されており、これらについて以下で説明する。これらの実施例についての説明では、同じ又は類似した要素を特定するために、類似した又は同一の参照番号が使用される。
折り曲げ可能翼の設計は、航空機が飛行していないとき(例えば、航空機が、タクシング、駐機、及び/又は保管されているとき)に、航空機の翼長を低減させるために使用されてよい。そのような設計は、一般的に、翼の固定されたインボードセクション(例えば、固定された構造物又はフレーム)にヒンジされた且つ/又は回転可能に連結された、翼の折り曲げ可能アウトボードセクション(例えば、折り曲げ可能翼端)を含む。ヒンジされた且つ/又は回転可能な連結は、折り曲げられていない位置(例えば、展開又は飛行位置)と折り曲げられた位置(例えば、収納位置)の間で、固定されたインボードセクションに対して折り曲げ可能アウトボードセクションが移動することを可能にする。折り曲げ可能アウトボードセクションは、航空機の離陸前に、折り曲げられた位置から折り曲げられていない位置に移動して、航空機の翼長を増加させることができる。折り曲げ可能アウトボードセクションは、航空機の着陸後に、逆に折り曲げられていない位置から折り曲げられた位置に移動して、航空機の翼長を低減させることができる。
ある実施例では、航空機向けの折り曲げ可能翼が、翼ヒンジリブ及び翼スタブリブを有する固定された翼部分を含む。その場合、翼ヒンジリブのうちのそれぞれのものは、翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものに連結されている。あるそのような実施例では、折り曲げ可能翼が、先端ヒンジリブを有する折り曲げ可能翼部分を含む。その場合、先端ヒンジリブのそれぞれの端部は、翼ヒンジリブと翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものの間に配置される。ヒンジは、固定された翼部分に対して折り曲げ可能翼部分を旋回可能に連結する。ある実施例では、ヒンジの少なくとも一部分が、二面せん断作用(double-shear reaction)をもたらす。ある実施例では、二面せん断作用をもたらすヒンジの一部分が、ラッチインターフェースを含む。ある実施例では、ヒンジが、翼ヒンジリブと先端ヒンジリブのうちのそれぞれのものの中に形成された開口部を貫通する、1以上のヒンジピンを含む。ある実施例では、折り曲げ可能翼が、ラッチを含む。そのような実施例では、ラッチが、ヒンジの周りでの折り曲げ可能翼部分と固定された翼部分の旋回移動を防止するためのラッチされた位置と、ヒンジの周りでの固定された翼部分に対する折り曲げ可能翼部分の旋回移動を可能にするためのラッチされていない位置と、の間で移動可能である。
図1は、本開示の教示に従って構築された折り曲げ可能翼102、104を有する航空機100の斜視図である。折り曲げ可能翼102、104は、胴体106から延在する。折り曲げ可能翼102は、折り曲げ可能翼104と構造及び機能が同じである。したがって、話を単純かつ簡潔にするために、折り曲げ可能翼102だけが、詳細に説明されることとなる。図示されている実施例の航空機100は、民間航空機である。ある実施例では、本明細書で開示される折り曲げ可能翼102、104が、例えば、軍事航空機、貨物航空機、及び/又は任意の適切な航空機などの、任意の他の例示的な航空機に実装されてよい。
図2は、例示的な折り曲げられていない位置200(例えば、展開位置、延伸位置、又は飛行位置)で示されている図1の折り曲げ可能翼102の斜視図である。折り曲げ可能翼102は、固定された翼部分202と折り曲げ可能翼端204を含む。折り曲げ可能翼端204は、折り曲げ可能翼102の折り曲げ可能アウトボードセクションである。固定された翼部分202は、折り曲げ可能翼102の固定されたインボードセクションである。折り曲げ可能翼102の固定された翼部分202は、航空機100の胴体106に固定的に且つ/又は堅く(例えば、直接的に又は間接的に)連結されている。ある実施例では、折り曲げ可能翼端204が、図2の折り曲げられていない位置200にあるときに、折り曲げ可能翼端204が、固定された翼部分202に対して平行である。例えば、折り曲げ可能翼端204が、折り曲げられていない位置200にあるときに、折り曲げ可能翼端204が、固定された翼部分202の延長部である。ある実施例では、固定された翼部分202の上側表面206が、折り曲げ可能翼端204の上側表面208に対して連続的な表面を形成する。折り曲げられていない位置200では、折り曲げ可能翼端204が、飛行中に揚力を生成する固定された翼部分202の空力面の部分である。折り曲げ可能翼102の折り曲げ可能翼端204は、折り曲げ可能翼102の固定された翼部分202に対して回転可能且つ/又は折り曲げ可能である。固定された翼部分202に対する折り曲げ可能翼端204の回転及び/又は折り曲げは、ヒンジインターフェース212によって規定される例示的なヒンジ線又はヒンジ軸210の周りで生じる。
図3は、例示的な折り曲げられた位置300で示されている図1及び図2の例示的な折り曲げ可能翼102の斜視図である。ある実施例では、折り曲げ可能翼端204が、図3の折り曲げられた位置300にあるときに、折り曲げ可能翼端204が、固定された翼部分202に対してある角度で配置されている。図3の例示的な実施例では、折り曲げ可能翼端204が、固定された翼部分202の位置に対して近似的に85度の角度で配置されている。他の実施例では、折り曲げ可能翼端204が折り曲げられた位置300にあるときに、折り曲げ可能翼端204と固定された翼部分202の間の角度が、85度より小さくても大きくてもよい(例えば、90度、45度、135度など)。
図4は、折り曲げられた位置200で示されている図1から図3の折り曲げ可能翼102の斜視図である。ヒンジインターフェース212を規定するために、図示されている実施例の折り曲げ可能翼102は、ヒンジ400を含む。具体的には、図示されている実施例のヒンジ400が、固定された翼部分202に対する折り曲げ可能翼端204の旋回取り付けを可能にするヒンジインターフェース212を規定する。例示的な実施例のヒンジ400は、第1の(例えば、翼)遷移部分402と第2の(例えば、先端)遷移部分404を含む。図示されている実施例の翼遷移部分402は、固定された翼部分202の翼ボックス406に取り付けられ(例えば、伸長し)、図示されている実施例の先端遷移部分404は、折り曲げ可能翼端204の先端ボックス408に取り付けられている(例えば、伸長する)。更に、図示されている実施例のヒンジ400は、ラッチインターフェース412のラッチ軸410に沿った、固定された翼部分202に対する折り曲げ可能翼204の旋回移動をロックし又は防止する。図示されている実施例のラッチ軸410は、ヒンジ軸210に対してオフセット(例えば、側方にオフセット)されている。例えば、ヒンジ軸210は、ラッチ軸410に対してアウトボードに配置されている。例えば、ラッチ軸410は、ヒンジ軸210よりも翼ボックス406に近く配置されている。例えば、ヒンジ軸210は、先端ボックス408とラッチ軸410の間に位置付けられ、ラッチ軸410は、翼ボックス406とヒンジ軸210の間に位置付けられている。ある実施例では、ヒンジ軸210が、ラッチ軸410に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸210及び/又はラッチ軸410が、翼遷移部分402及び/又は先端遷移部分404の側方アウトボード縁部に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸210及びラッチ軸410が、航空機100の前方及び後方(例えば、飛行の方向)に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸210及びラッチ軸410が、翼遷移部分402の縁部414(例えば、インボード縁部若しくは翼リブ)又は先端遷移部分404の縁部416(例えば、アウトボード縁部若しくは翼リブ)に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸210及び/又はラッチ軸410が、前後方向に対して任意の他の角度及び/又は配向を有してよい。ある実施例では、ヒンジ軸210が、ラッチ軸410に対して平行でない。
以下でより詳細に説明されるように、ヒンジ400は、折り曲げ可能翼端204(例えば、先端ボックス408)から固定された翼部分202(例えば、翼ボックス406)に、荷重を伝達又は分配する。更に、図示されている実施例のヒンジ400の少なくとも一部分は、二面せん断作用をもたらす。例えば、図示されている実施例のヒンジ400は、ヒンジインターフェース212に沿って一面せん断作用荷重をもたらし、ラッチインターフェース412に沿って二面せん断作用荷重をもたらす。したがって、二面せん断作用をもたらすヒンジ400の一部分が、ラッチインターフェース412を含む。
図5は、図1から図4の例示的な折り曲げ可能翼のヒンジ400の上面図である。上述したように、図示されている実施例のヒンジ400は、折り曲げ可能翼端204(図2)と固定された翼部分202(図2)を連結する。図示されている実施例の翼遷移部分402は、ヒンジインターフェース212の第1の翼ヒンジ部分502及び第2の翼ヒンジ部分504を画定する。先端遷移部分404は、ヒンジインターフェース212の第1の先端ヒンジ部分506、第2の先端ヒンジ部分508、及び第3の先端ヒンジ部分510を画定する。図示されている実施例の第3の先端ヒンジ部分510は、第1の先端ヒンジ部分506と第2の先端ヒンジ部分508の間に配置されている。
先端遷移部分404が、翼遷移部分402に連結されたときに、第1及び第2の翼ヒンジ部分502、504は、先端ヒンジ部分506〜510と交互に配置されている。例えば、固定された翼部分202の第1の翼ヒンジ部分502の少なくとも一部分及び/又は第2の翼ヒンジ部分504の少なくとも一部分は、折り曲げ可能翼端204の中に延在し、先端ヒンジ部分506〜510の少なくとも一部分は、固定された翼部分202の中に延在する。この目的で、交互配置構成は、折り曲げ可能翼102の外側モールドライン(OML)を増加させない。例えば、図示されている実施例の折り曲げ可能翼102は、固定された翼部分202と折り曲げ可能翼端204の間で、比較的滑らかな遷移を有する。言い換えると、図示されている実施例のヒンジ400は、折り曲げ可能翼102の(1以上の)空力特性又は性能に干渉又は影響しない。ある実施例では、第1及び第2の翼ヒンジ部分502、504の近似的に10%と100%の間が、折り曲げ可能翼端204内に延在する。ある実施例では先端ヒンジ部分506〜510の近似的に10%と100%の間が、固定された翼部分202内に延在する。ある実施例では、第1と第2の翼ヒンジ部分502、504のうちのそれぞれが、先端ヒンジ部分506〜510のうちのそれぞれのものの幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)とは異なる、幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)を含む。ある実施例では、第1と第2の翼ヒンジ部分502、504のそれぞれが、先端ヒンジ部分506〜510のそれぞれのものの幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)と同じ、幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)を含む。
第1の翼ヒンジ部分502は、第2の翼ヒンジ部分504から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第1の開口部512を画定して、第3の先端ヒンジ部分510を受け入れる。第1の先端ヒンジ部分506は、第3の先端ヒンジ部分510から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第1の開口部514を画定して、第1の翼ヒンジ部分502を受け入れる。第2の先端ヒンジ部分508は、第3の先端ヒンジ部分510から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第2の開口部516を画定して、第2の翼ヒンジ部分504を受け入れる。したがって、第1の翼ヒンジ部分502は、第1の先端ヒンジ部分506と第3の先端ヒンジ部分510の間に配置され、第2の翼ヒンジ部分504は、第2の先端ヒンジ部分508と第3の先端ヒンジ部分510の間に配置されている。上述されたように且つ以下でより詳細に説明されるように、折り曲げ可能翼端204が、折り曲げられていない位置200にあるとき、折り曲げられた位置300にあるとき、飛行中などに、図示されている実施例のヒンジインターフェース212は、折り曲げ可能翼端204から固定された翼部分202に荷重を伝達する。ある実施例では、翼遷移部分402が、任意の数の翼ヒンジ部(例えば、第1及び第2の翼ヒンジ部分502、504より多い若しくは少ない)を含んでよく、且つ/又は、先端遷移部分404が、任意の数の先端ヒンジ部分(例えば、先端ヒンジ部分506〜510より多い若しくは少ない)を含んでよい。ある実施例では、翼遷移部分402が、3つの翼ヒンジ部分を含み、先端遷移部分404が、2つの先端ヒンジ部分を含むように、ヒンジインターフェース212構成が、鏡写しされてよいある実施例では、翼遷移部分402が、第1の翼ヒンジ部分502だけを含み、先端遷移部分が、第1の先端ヒンジ部分506及び第3の先端ヒンジ部分510だけを含む。ある実施例では、翼遷移部分402が、第1の翼ヒンジ部分502及び第2の翼ヒンジ部分504を含み、先端遷移部分404が、第3の先端ヒンジ部分510だけを含む。ある実施例では、翼遷移部分が、任意の数の翼ヒンジ部分を含み、先端遷移部分が、任意の数の先端ヒンジ部分を含む。
図6は、先端に向けてアウトボードに見た、図1から図5のヒンジ400の部分的な斜視図である。図示されている実施例の翼遷移部分402は、第1の翼ヒンジリブ602、第2の翼ヒンジリブ604、第3の翼ヒンジリブ606、第4の翼ヒンジリブ608、第1のスタブリブ610、第2のスタブリブ612、第3のスタブリブ614、及び第4のスタブリブ616を含む。例えば、図示されている実施例の第1の翼ヒンジ部分502(図5)は、第1の翼ヒンジリブ602と第2の翼ヒンジリブ604を含む。第1の翼ヒンジリブ602は、第2の翼ヒンジリブ604から間隔を空けられている。図示されている実施例の第2の翼ヒンジ部分504(図5)は、第3の翼ヒンジリブ606と第4の翼ヒンジリブ608を含む。第3の翼ヒンジリブ606は、第4の翼ヒンジリブ608から間隔を空けられている。上述されたように、翼遷移部分402は、固定された翼ボックス406(図4)に連結されている。固定された翼ボックス406に連結するために、第1の翼ヒンジリブ602は、翼ボックス406の翼前桁に取り付けられ(例えば、当接し)、第4の翼ヒンジリブ608は、翼ボックス406の翼後桁に取り付けられている(例えば、当接している)。
図示されている実施例の先端遷移部分404は、第1の先端ヒンジリブ620、第2の先端ヒンジリブ622、第3の先端ヒンジリブ624、及び第4の先端ヒンジリブ626を含む。更に、図示されている実施例の先端遷移部分404は、第1の先端ヒンジリブ620に隣接する第5の先端ヒンジリブ628、及び第4の先端ヒンジリブ626に隣接する第6の先端ヒンジリブ630を含む。第1の先端ヒンジ部分506(図5)は、第1の先端ヒンジリブ620及び第5の先端ヒンジリブ628を含む。第2の先端ヒンジ部分508(図5)は、第4の先端ヒンジリブ626及び第6の先端ヒンジリブ630を含む。第3の先端ヒンジ部分510(図5)は、第2及び第3の先端ヒンジリブ622、624を含む。先端遷移部分404と先端ボックス408を連結させるために(図4)、第1の先端ヒンジリブ620は、先端ボックス408の前桁に取り付けられ(例えば、当接し)、第4の先端ヒンジリブ626は、先端ボックス408の後桁に取り付けられている(例えば、当接している)。
図6は、先端ヒンジリブ620〜630に対する、翼ヒンジリブ602〜608及び翼スタブリブ610〜616を示している。例えば、ラッチ軸410に沿って、第1の先端ヒンジリブ620の少なくとも一部分632(例えば、端部)が、第1の翼ヒンジリブ602と第1のスタブリブ610の間に配置され、第2の先端ヒンジリブ622の少なくとも一部分634(例えば、端部)が、第2の翼ヒンジリブ604と第2のスタブリブ612の間に配置され、第3の先端ヒンジリブ624の少なくとも一部分636(例えば、端部)が、第3の翼ヒンジリブ606と第3のスタブリブ614の間に配置され、且つ、第4の先端ヒンジリブ626の少なくとも一部分638(例えば、端部)が、第4の翼ヒンジリブ608と第4のスタブリブ616の間に配置されている。
図6は、ヒンジインターフェース212に沿ったせん断荷重640及びラッチインターフェース412に沿ったせん断荷重642の概略図も含む。具体的には、ヒンジインターフェース212及びラッチインターフェース412が、一面せん断荷重を受ける。翼ヒンジリブ602〜608及び先端ヒンジリブ620〜626は、せん断荷重640に作用するために、ヒンジインターフェース212に沿ったヒンジピン作用荷重644を提供する。ヒンジピン作用荷重644(例えば、荷重ベクトル)は、図6内で破線矢印として表されている。翼ヒンジリブ602〜608及び翼スタブリブ610〜616は、ラッチインターフェース412に沿ったラッチピン作用荷重646を提供する。ラッチピン作用荷重646(例えば、荷重ベクトル)は、図6内で実線矢印として表されている。翼ヒンジリブ602〜608、翼スタブリブ610〜616、及び先端ヒンジリブ620〜630の構成に基づいて、ヒンジインターフェース212におけるヒンジピン作用荷重644は、一面せん断荷重であり、ラッチインターフェース412におけるラッチピン作用荷重646は、二面せん断荷重である。例えば、対応する翼スタブリブ610〜616と併せて、翼ヒンジリブ602〜608は、ラッチピン802(図8)向けの二面せん断荷重経路を提供する。
図7は、固定された翼部分202の翼付け根に向けてインボードに見た、図4の7‐7線に沿って切り取られたヒンジ400の断面図である。具体的には、図7の断面図が、ヒンジ400のヒンジ軸210に沿って切り取られている。上述したように、翼遷移部分402が、先端遷移部分404に連結されているときに、第1の翼ヒンジ部分502は、第1の先端ヒンジ部分506と第3の先端ヒンジ部分510の間に配置され又は位置付けられ、第2の翼ヒンジ部分504は、第2の先端ヒンジ部分508と第3の先端ヒンジ部分510の間に配置されている。翼ヒンジリブ602〜608及び先端ヒンジリブ620〜630は、ヒンジピンアセンブリ702を支持し且つ/又は受け入れる。図示されている実施例のヒンジピンアセンブリ702は、第1のヒンジピン704、第2のヒンジピン706、及び第3のヒンジピン708を含む。例えば、翼ヒンジリブ602〜608と先端ヒンジリブ620〜630のうちのそれぞれは、ヒンジピンアセンブリ702を受け入れるためのヒンジ開孔712を含む。例えば、第1の翼ヒンジリブ602、第1の先端ヒンジリブ620、及び第5の先端ヒンジリブ628のヒンジ開孔712は、第1のヒンジピン704を受け入れ又は支持する。第2の翼ヒンジリブ604及び第2の先端ヒンジリブ622のヒンジ開孔712は、第2のヒンジピン706を受け入れ又は支持する。第3の翼ヒンジリブ606、第4の翼ヒンジリブ608、第3の先端ヒンジリブ624、及び第4の先端ヒンジリブ626のヒンジ開孔712は、第3のヒンジピン708を受け入れる。第3のヒンジピン708は、第3及び第4の翼ヒンジリブ606、608と第3及び第4の先端ヒンジリブ624、626の間で延在する。ある実施例では、ヒンジピンアセンブリ702が、翼ヒンジリブ602〜608及び先端ヒンジリブ620〜630のヒンジ開孔712を貫通して又はさもなければそれらによって支持されて延在する、単一のヒンジピンを含んでよい。ある実施例では、ヒンジピンアセンブリ702が、2つのヒンジピン又は任意の他の数のヒンジピン(例えば、3、4、5、6など)を含む。
図8は、固定された翼部分202の翼付け根に向けてインボードに見た、図4の8‐8線に沿って切り取られたヒンジ400の断面図である。具体的には、図8の断面図が、ヒンジ400のラッチ軸410に沿って切り取られている。固定された翼部分202に対する折り曲げ可能翼端204の回転を防止する(例えば、回転をロックする)ために、図示されている実施例の翼遷移部分402は、ラッチシステム800を含む。具体的には、図示されている実施例のラッチシステム800が、複数のラッチピン802を含む。翼ヒンジリブ602〜608、翼スタブリブ610〜616、及び先端ヒンジリブ620〜626のうちのそれぞれは、ラッチピン802のうちのそれぞれのものを受け入れるための、ラッチ軸410に沿って整列したラッチピン開孔804を含む。ある実施例では、ラッチシステム800が、翼ヒンジリブ602〜608、翼スタブリブ610〜616、及び先端ヒンジリブ620〜626のラッチピン開孔804を貫通して又はさもなければそれらによって支持されて延在する、単一のヒンジピンを含んでよい。ある実施例では、ラッチシステム800が、2つのラッチピン又は任意の他の数のヒンジピン(例えば、3、4、5、6など)を含む。ある実施例では、ラッチシステム800が、翼ヒンジリブ602〜608又は翼スタブリブ610〜616のうちの1つによって形成されたラッチピン開孔、及び先端ヒンジリブ620〜626のうちの1つに形成されたラッチピン開孔と相互作用する、1つのラッチピンを含む。
図8は、ラッチされていない又はロックされていない位置806にあるラッチシステム800を示している。ロックされていない位置806では、固定された翼部分202に対するヒンジ軸210の周りでの折り曲げ可能翼端204の回転を可能とするために、ラッチピン802が、それぞれの先端ヒンジリブ620〜626のラッチピン開孔804から取り除かれている。
固定された翼部分202に対する折り曲げ可能翼端204の回転を防止するために、ラッチシステム800は、ロックされた又はラッチされた位置に移動する。例えば、ロックされた位置では、ラッチピン802が、(例えば、ラッチピンアクチュエータを介して)それぞれのラッチピン開孔804内に移動又は配置される。具体的には、ロックされた位置では、ラッチピン802が、それぞれの先端ヒンジリブ620〜626のラッチピン開孔804内に配置される。ロックされた位置では、折り曲げ可能翼端204が、固定された翼部分202に対してヒンジ軸210の周りで固定される(例えば、回転できない)。
図9は、ヒンジ400の荷重経路の概略的なオーバーレイ900を含む、図5のヒンジ400の概略図である。ヒンジピン704、706、708、及びラッチピン802は、図9で概略的に示されている。図9の折り曲げ可能翼102は、折り曲げられていない位置200にあり、ラッチシステム800は、ラッチされた位置806にある。先端遷移部分404と翼遷移部分402は、共に連結して、ヒンジインターフェース212とラッチインターフェース412を規定する。ヒンジ400は、折り曲げ可能翼端204から固定された翼部分202に荷重を伝達するための主要な荷重経路を提供する。例えば、図示されている実施例のヒンジ400は、ヒンジインターフェース212を横断して荷重を伝達するために、翼ヒンジリブ602〜608及び先端ヒンジリブ620〜626を利用する。例えば、ヒンジ400は、先端ボックス408から翼ボックス406への荷重経路を提供する。ある実施例では、翼ヒンジリブ602〜608と先端ヒンジリブ620〜626のうちのそれぞれが、ヒンジ400を横断して荷重を伝達することができ、それによって、フェールセーフシステムを提供する。このやり方では、翼ヒンジリブ602〜608と先端ヒンジリブ620〜626のうちの1つが損傷し(例えば、第1の翼ヒンジリブ602が損傷し)、荷重を伝達できない場合、翼ヒンジリブ602〜608と先端ヒンジリブ620〜626のうちの他のものが、固定された翼ボックス406に荷重を分配及び伝達する。
更に、図示されている実施例のヒンジ400は、ヒンジインターフェース212及びラッチインターフェース412を横断する荷重に作用するために、ヒンジピンアセンブリ702及びラッチシステム800を利用する。例えば、ヒンジピンアセンブリ702の取り付け配向(例えば、水平配向)は、ヒンジピンアセンブリ702が、ヒンジインターフェース212を横断する荷重に作用することを可能にする。具体的には、第1のヒンジピン704が、第1の翼ヒンジリブ602及び第1の先端ヒンジリブ620(例えば、第1のリブインターフェース)によって支持されるときに、第1のヒンジピン704が、一面せん断荷重経路を提供する。ヒンジピンアセンブリ702が、第2の翼ヒンジリブ604及び第2の先端ヒンジリブ622(例えば、第2のリブインターフェース)によって支持されるときに、第2のヒンジピン706が、一面せん断荷重経路を提供する。第2のヒンジピン706は、(例えば、ヒンジ軸210に沿った方向の)軸荷重にも作用する。第3のヒンジピン708が、第3の翼ヒンジリブ606及び第3の先端ヒンジリブ624(例えば、第3のヒンジリブインターフェース)によって支持される第1の端部を有し、第4の翼ヒンジリブ608及び第4の先端ヒンジリブ626(例えば、第4のヒンジリブインターフェース)によって支持される第1の端部の反対側の第2の端部を有するときに、第3のヒンジピン708は、二面せん断荷重経路を提供する。
この目的で、図示されている実施例のヒンジ400は、主翼の曲げ/翼長方向の荷重経路、及び流れ/翼弦方向の補強荷重経路を提供する。図9では、参照番号902で特定される線が、通常はヒンジ400のリブ又は桁(例えば、先端ヒンジリブ620〜630、翼ヒンジリブ602〜608、翼スタブリブ610〜616など)によって提供される、主翼の曲げ若しくは翼長方向の荷重経路を表している。参照番号904で特定される線は、通常はヒンジ400の1以上のクローズアウトリブ又は桁によって提供される、流れ/翼弦方向の補強荷重経路を表している。せん断荷重の方向は、折り曲げ可能翼端204から、ヒンジ400を通って、固定された翼部分202に至る。更に、翼ヒンジリブ602〜608及び対応する翼スタブリブ610〜616は、ラッチピン向けの二面せん断荷重経路を提供し、ラッチピン802を作動させるラッチピンアクチュエータへのこじり荷重(prying load)の伝達を低減させる(最小化する)。ある実施例では、ラッチピンアクチュエータが、先端ヒンジリブ620〜626の端部634〜638に隣接して配置されてよい。
図10は、翼102の後ろから前方に見た、図1から図9の例示的な折り曲げ可能翼の部分的な断面図である。ラッチング中の予め加えられた荷重及び/又は飛行中の飛行荷重に作用するために、図示されている実施例の翼遷移部分402は、停止パッド1002(例えば、肩部、ブレース、ブラケットなど)を含む。図示されている実施例の停止パッド1002は、翼スタブリブ612〜616のうちの1つ(例えば、第3のスタブリブ614)に統合され、によって支持されている。ラッチング中の予め加えられた荷重及び/又は飛行中の荷重に作用するために、図示されている実施例の先端遷移部分404は、停止パッド1004(例えば、肩部、ブレース、ブラケットなど)を含む。停止パッド1004は、先端ヒンジリブ620〜630のうちの1つ(例えば、第3の先端ヒンジ部分510)に統合され、によって支持されている。上述されたように、翼遷移部分402(図5)の第1の開口部512は、第3の先端ヒンジ部分510を受け入れる。折り曲げ可能翼端204が、折り曲げられていない位置200にあるときに、停止パッド1002は、停止パッド1004に接触(例えば、直接的に係合)している。折り曲げ可能翼端204が、折り曲げられた位置300にあるときに、停止パッド1004は、停止パッド1002から離れて(例えば、係合解除し又は取り外されて)いる。具体的には、折り曲げ可能翼端204が、折り曲げられていない位置200にあるときに、停止パッド1002と1004の間の係合は、折り曲げ可能翼端204から固定された翼部分202への荷重の伝達を可能にするための荷重経路1006を提供する。ある実施例では、翼遷移部分402が、先端遷移部分404の複数の停止部に相互作用する複数の停止部を含んでよい。
図11は、本明細書で開示される別の例示的な折り曲げ可能翼1100の斜視図である。図11の折り曲げ可能翼1100の構成要素の多くは、図1から図10に関連して上述された折り曲げ可能翼102と実質的に類似するか又は同一である。したがって、これらの構成要素は、以下で再び詳細には説明されない。その代わりに、関心のある読者は、そのような構成要素の構造及び動作の完全な書面による説明について、上記の対応する説明を参照されたい。このプロセスを容易にするために、図1から図10における構造物に対応する同一の参照番号が、図11における構造物向けに使用されることとなる。
折り曲げ可能翼1100は、固定された翼部分1102と折り曲げ可能翼端1104を含む。折り曲げ可能翼1100の固定された翼部分1102は、航空機(例えば、航空機100)の胴体(例えば、胴体106)に固定的に且つ/又は堅く(例えば、直接的に若しくは間接的に)連結された翼ボックス1106である。折り曲げ可能翼端1104は、先端ボックス1108であり、折り曲げ可能翼1100の折り曲げ可能アウトボードセクションである。図1から図10の折り曲げ可能翼102とは異なり、折り曲げ可能翼1100は、翼遷移部分402及び先端遷移部分404を含まない。対照的に、翼ボックス1106及び先端ボックス1108が、ヒンジインターフェース1110を規定して、固定された翼部分1102に対して例示的なヒンジ線又はヒンジ軸1112の周りで、折り曲げ可能翼端1104が回転し且つ/又は折り曲げられることを可能にする。例えば、折り曲げ可能翼1100のヒンジインターフェース1110は、翼ボックス1106(のアウトボード端部)と先端ボックス1108(のインボード端部)の間に位置付けられている。
ヒンジインターフェース1110を規定するために、折り曲げ可能翼1100は、ヒンジ1114を含む。具体的には、ヒンジ1114が、固定された翼部分1102に対する折り曲げ可能翼端1104の旋回取り付けを可能にする。更に、図示されている実施例のヒンジ1114は、ラッチインターフェース1118のラッチ軸1116に沿った、固定された翼部分1102に対する折り曲げ可能翼端1104の旋回移動をロックし又は防止する。図示されている実施例のラッチ軸1116は、ヒンジ軸1112に対してオフセット(例えば、側方にオフセット)されている。具体的には、ヒンジ軸1112が、ラッチ軸1116のアウトボードである。
ヒンジインターフェース1110を規定するために、固定された翼部分1102(例えば、翼ボックス1106)は、ヒンジインターフェース1110の第1の翼ヒンジ部分1122と第2の翼ヒンジ部分1124を画定し、折り曲げ可能翼端1104(例えば、先端ボックス1108)は、ヒンジインターフェース1110の第1の先端ヒンジ部分1126、第2の先端ヒンジ部分1128、及び第3の先端ヒンジ部分1130を画定する。図示されている実施例の第3の先端ヒンジ部分1130は、第1の先端ヒンジ部分1126と第2の先端ヒンジ部分1128の間に配置されている。折り曲げ可能翼端1104が、固定された翼部分1102に連結されたときに、第1及び第2の翼ヒンジ部分1122、1124は、先端ヒンジ部分1126〜1130と交互に配置されている。例えば、固定された翼部分1102の第1の翼ヒンジ部分1122の少なくとも一部分及び/又は第2の翼ヒンジ部分1124の少なくとも一部分は、折り曲げ可能翼端1104の中に延在し、先端ヒンジ部分1126〜1130の少なくとも一部分は、固定された翼部分1102の中に延在する。具体的には、第1の翼ヒンジ部分1122は、第2の翼ヒンジ部分1124から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第1の開口部1132を画定して、第3の先端ヒンジ部分1130を受け入れる。第1の先端ヒンジ部分1126は、第3の先端ヒンジ部分1130から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第1の開口部1134を画定して、第1の翼ヒンジ部分1122を受け入れる。第2の先端ヒンジ部分1128は、第3の先端ヒンジ部分1130から間隔を空けられており、それらの間に空間又は第2の開口部1136を画定して、第2の翼ヒンジ部分1124を受け入れる。したがって、第1の翼ヒンジ部分1122は、第1の先端ヒンジ部分1126と第3の先端ヒンジ部分1130の間に配置され、第2の翼ヒンジ部分1124は、第2の先端ヒンジ部分1128と第3の先端ヒンジ部分1130の間に配置されている。ある実施例では、固定された翼部分1102が、第1の翼ヒンジ部分1122だけを含み、折り曲げ可能翼端1104が、第1の先端ヒンジ部分1126及び第3の先端ヒンジ部分1130だけを含む。ある実施例では、固定された翼部分1102が、第1の翼ヒンジ部分1122及び第2の翼ヒンジ部分1124を含み、折り曲げ可能翼端1104が、第3の先端ヒンジ部分1130だけを含む。ある実施例では、固定された翼部分1102が、任意の数の翼ヒンジ部分を含み、折り曲げ可能翼端1104が、任意の数の先端ヒンジ部分を含む。
交互配置構成は、折り曲げ可能翼1100の外側モールドライン(OML)を増加させない。例えば、図示されている実施例の折り曲げ可能翼1100は、固定された翼部分1102と折り曲げ可能翼端1104の間で、比較的滑らかな遷移を有する。言い換えると、図示されている実施例のヒンジ1114は、折り曲げ可能翼1100の(1以上の)空力特性又は性能に干渉又は影響しない。例えば、折り曲げ可能翼端1104が、折り曲げられていない位置にあるときに、折り曲げ可能翼端1104が、固定された翼部分1102の延長部である。ある実施例では、固定された翼部分1102の上側表面1138が、折り曲げ可能翼端1104の上側表面1140に対して連続的な表面を形成する。折り曲げられていない位置では、折り曲げ可能翼端1104が、飛行中に揚力を生成する固定された翼部分1102の空力面の部分である。ある実施例では、第1及び第2の翼ヒンジ部分1122、1124の近似的に10%と100%の間が、折り曲げ可能翼端1104内に延在する。ある実施例では先端ヒンジ部分1126〜1130の近似的に10%と100%の間が、固定された翼部分1102内に延在する。ある実施例では、第1と第2の翼ヒンジ部分1122、1124のうちのそれぞれが、先端ヒンジ部分1126〜1130のうちのそれぞれのものの幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)とは異なる、幅(例えば、前後方向)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)を含む。ある実施例では、第1と第2の翼ヒンジ部分1122、1124のうちのそれぞれが、先端ヒンジ部分1126〜1130のうちのそれぞれのものの幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)と同じ、幅(例えば、前後方向の)及び/又は長さ(例えば、インボードアウトボード方向の)を含む。ある実施例では、ヒンジ軸1112及びラッチ軸1116が、航空機100の前方及び後方(例えば、飛行の方向)に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸1112及びラッチ軸1116が、翼ボックス1106の縁部1107(例えば、翼リブ)又は先端ボックス1108の縁部(例えば、翼リブ)に対して平行である。ある実施例では、ヒンジ軸1112及び/又はラッチ軸1116が、前後方向に対して任意の他の角度及び/又は配向を有してよい。ある実施例では、ヒンジ軸1112が、ラッチ軸1116に対して平行でない。
図12は、折り曲げ可能翼端1104に向けてアウトボードに見た、図11のヒンジインターフェース1110の部分的な斜視図である。固定された翼部分1102(例えば、翼ボックス1106)は、第1の翼ヒンジリブ1202、第2の翼ヒンジリブ1204、第3の翼ヒンジリブ1206、第4の翼ヒンジリブ1208、第1のスタブリブ1210、第2のスタブリブ1212、第3のスタブリブ1214、及び第4のスタブリブ1216を含む。例えば、第1の翼ヒンジ部分1122(図11)は、第2の翼ヒンジリブ1204から間隔を空けられた第1の翼ヒンジリブ1202を含む。第2の翼ヒンジ部分1124(図11)は、第4の翼ヒンジリブ1208から間隔を空けられた第3の翼ヒンジリブ1206を含む。ある実施例では、第1の翼ヒンジリブ1202が、翼ボックス1106の翼前桁に取り付けられ(例えば、当接し)又はそれと共に形成され、第4の翼ヒンジリブ1208が、翼ボックス1106の翼後桁に取り付けられ(例えば、当接し)又はそれと共に形成されている。
折り曲げ可能翼端1104(例えば、先端ボックス1108)は、第1の先端ヒンジリブ1220、第2の先端ヒンジリブ1222、第3の先端ヒンジリブ1224、及び第4の先端ヒンジリブ1226を含む。第1の先端ヒンジ部分1126(図11)は、第1の先端ヒンジリブ1220を含み、第2の先端ヒンジ部分1128(図11)は、第4の先端ヒンジリブ1226を含む。ある実施例では、第1の先端ヒンジリブ1220が、先端ボックス1108の前桁に取り付けられ(例えば、当接し)又はそれと共に形成され、第4の先端ヒンジリブ1226が、先端ボックス1108の後桁に取り付けられ(例えば、当接し)又はそれと共に形成されている。第3の先端ヒンジ部分1130(図11)は、第2及び第3の先端ヒンジリブ1222、1224を含む。ヒンジインターフェース1110は、ヒンジピンアセンブリ(例えば、ヒンジピンアセンブリ702)を受け入れ、ラッチインターフェース1118は、ラッチシステム(例えば、ラッチシステム800及び/又はラッチピン802)を受け入れる。
図12は、先端ヒンジリブ1220〜1226に対する、翼ヒンジリブ1202〜1208及び翼スタブリブ1210〜1216を示している。例えば、ラッチ軸1116に沿って、第1の先端ヒンジリブ1220の少なくとも一部分1232(例えば、端部)が、第1の翼ヒンジリブ1202と第1のスタブリブ1210の間に配置され、第2の先端ヒンジリブ1222の少なくとも一部分1234(例えば、端部)が、第2の翼ヒンジリブ1204と第2のスタブリブ1212の間に配置され、第3の先端ヒンジリブ1224の少なくとも一部分1236(例えば、端部)が、第3の翼ヒンジリブ1206と第3のスタブリブ1214の間に配置され、且つ、第4の先端ヒンジリブ1226の少なくとも一部分1238(例えば、端部)が、第4の翼ヒンジリブ1208と第4のスタブリブ1216の間に配置されている。
図12は、ヒンジインターフェース1110に沿ったせん断荷重1240及びラッチインターフェース1118に沿ったせん断荷重1242の概略図も含む。具体的には、ヒンジインターフェース1110及びラッチインターフェース1118が、一面せん断荷重を受ける。翼ヒンジリブ1202〜1208及び先端ヒンジリブ1220〜1226は、せん断荷重1240に作用するために、ヒンジインターフェース1110に沿ったヒンジピン作用荷重1244を提供する。ヒンジピン作用荷重1244(例えば、荷重ベクトル)は、図12内で破線矢印として表されている。翼ヒンジリブ1202〜1208及び翼スタブリブ1210〜1216は、ラッチインターフェース1118に沿ったラッチピン作用荷重1246を提供する。ラッチピン作用荷重1246(例えば、荷重ベクトル)は、図12内で実線矢印として表されている。翼ヒンジリブ1202〜1208、翼スタブリブ1210〜1216、及び先端ヒンジリブ1220〜1226の構成に基づいて、ヒンジインターフェース1110におけるヒンジピン作用荷重1244は、一面せん断荷重であり、ラッチインターフェース1118におけるラッチピン作用荷重1246は、二面せん断荷重である。例えば、対応する翼スタブリブ1210〜1216と併せて、翼ヒンジリブ1202〜1208は、ラッチピン802(図8)向けの二面せん断荷重経路を提供する。更に、折り曲げ可能翼端1104が、折り曲げられていない位置にあるとき、折り曲げられた位置にあるとき、飛行中などに、ヒンジインターフェース1110は、折り曲げ可能翼端1104から固定された翼部分1102に荷重を伝達する。例えば、ヒンジ1114は、折り曲げ可能翼端1104(例えば、先端ボックス1108)から固定された翼部分1102(例えば、翼ボックス1106)に、荷重を伝達又は分配する。
ある実施例では、固定された翼部分1102が、任意の数の翼ヒンジ部分(例えば、第1及び第2の翼ヒンジ部分1122、1124より多い又は少ない)を含んでよく、且つ/又は、折り曲げ可能翼端1104が、任意の数の先端ヒンジ部分(例えば、先端ヒンジ部分1126〜1130より多い又は少ない)を含んでよい。ある実施例では、固定された翼部分1102が、3つの翼ヒンジ部分を含み、折り曲げ可能翼端1104が、2つの先端ヒンジ部分を含むように、ヒンジインターフェース1110構成が、鏡写しされてよい。ある実施例では、折り曲げ可能翼1100が、ヒンジ1114を実装するために、任意の数のラッチピン(例えば、1、2、3、4、5など)及び/又は任意の数のヒンジピン(例えば、1、2、3、4、5など)を含んでよい。
前述のことから、折り曲げ可能航空機翼向けの本開示のヒンジは、有利なことに、折り曲げ可能翼端から固定された翼部分に荷重を伝達するための荷重経路を提供する。ある実施例では、ヒンジが、一面せん断荷重を受けるヒンジインターフェースを含む。ある実施例では、ヒンジが、二面せん断荷重を受けるラッチピンインターフェースを含む。ある実施例では、ヒンジが、共に連結してヒンジインターフェースとラッチピンインターフェースを規定する、先端遷移部分と翼遷移部分を含む。ある実施例では、ヒンジの先端遷移部分と翼遷移部分が、折り曲げ可能翼端から固定された翼部分への荷重経路を提供するための、複数のリブインターフェースを含む。ある実施例では、リブインターフェースのうちのそれぞれが、ヒンジを横断する荷重を伝達することができ、フェールセーフを提供する。ある開示された実施例では、航空機翼が飛行中の荷重を受けていないときに、ヒンジピンインターフェースは、折り曲げ可能先端が固定された翼又は構造物に対して折り曲げられることを可能にする。
ある実施例では、航空機が、固定された翼部分、折り曲げ可能翼部分、及び固定された翼部分に対して折り曲げ可能翼部分を旋回可能に連結するためのヒンジを有する、折り曲げ可能翼を含む。ヒンジは、翼ヒンジリブと翼スタブリブであって、翼ヒンジリブのうちのそれぞれのものが、翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものに連結された、翼ヒンジリブと翼スタブリブを含む、翼遷移部分を含む。ヒンジは、先端ヒンジリブを含む先端遷移部分も含む。その場合、先端ヒンジリブのそれぞれの端部は、翼ヒンジリブと翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものの間に配置される。
ある実施例では、ヒンジの少なくとも一部分が、二面せん断作用をもたらす。
ある実施例では、二面せん断作用をもたらすヒンジの一部分が、ラッチインターフェースを含む。
ある実施例では、ヒンジが、折り曲げ可能翼部分から固定された翼部分に荷重を伝達するための主要な荷重経路を提供する。
ある実施例では、ヒンジが、主翼の曲げ/翼長方向の荷重経路、及び流れ/翼弦方向の補強荷重経路を提供する。
ある実施例では、翼ヒンジリブのうちのそれぞれのものが、先端ヒンジリブのうちの対応するそれぞれのものに連結して、ヒンジインターフェースを規定する。
ある実施例では、ヒンジインターフェースが、一面せん断荷重を受けているときに、翼ヒンジリブと先端ヒンジリブが、ヒンジインターフェースにおいて一面せん断作用をもたらす。
ある実施例では、ヒンジピンアセンブリが、第1のヒンジピン、第2のヒンジピン、及び第3のヒンジピンを有する。その場合、第1のヒンジピンは、第1の翼ヒンジリブと第1の先端ヒンジリブによって支持され、第2のヒンジピンは、第2の翼ヒンジリブと第2の先端ヒンジリブによって支持され、第3のヒンジピンは、第3の翼ヒンジリブと第3の先端ヒンジリブによって支持される第1の端部、及び第4の翼ヒンジリブと第4の先端ヒンジリブによって支持される第1の端部の反対側の第2の端部を有する。
ある実施例では、翼ヒンジリブと翼スタブリブのうちのそれぞれのものが、ラッチインターフェースに沿って、先端ヒンジリブのうちの対応するそれぞれのものに連結する。
ある実施例では、ラッチインターフェースが、一面せん断荷重を受けているときに、翼ヒンジリブと翼スタブリブが、ラッチインターフェースにおいて二面せん断作用をもたらす。
ある実施例では、翼ヒンジリブ、翼スタブリブ、及び先端ヒンジリブのうちの少なくとも1つが、ラッチピン開孔を含む。
ある実施例では、翼ヒンジリブと先端ヒンジリブのうちの少なくとも1つが、ラッチピンを受け入れるためのラッチピン開孔を含む。
ある実施例では、折り曲げ可能航空機翼が、折り曲げ可能翼端、固定された翼部分、及び固定された翼部分に折り曲げ可能翼端を回転可能に連結するためのヒンジを含む。ヒンジは、第1の翼ヒンジリブ、第2の翼ヒンジリブ、第3の翼ヒンジリブ、及び第4の翼ヒンジリブを含む、翼遷移部分を含み、翼遷移部分は、第1の翼ヒンジリブに連結された第1の翼スタブリブ、第2の翼ヒンジリブに連結された第2の翼スタブリブ、第3の翼ヒンジリブに連結された第3の翼スタブリブ、及び第4の翼ヒンジリブに連結された第4のスタブヒンジリブを更に含む。ヒンジは、第1の先端ヒンジリブ、第2の先端ヒンジリブ、第3の先端ヒンジリブ、及び第4の先端ヒンジリブを含む、先端遷移部分を含み、第1の先端ヒンジリブは、第1の翼ヒンジリブと第1のヒンジスタブリブに連結され、第2の先端ヒンジリブは、第2の翼ヒンジリブと第2のヒンジスタブリブに連結され、第3の先端ヒンジリブは、第3の翼ヒンジリブと第3のヒンジスタブリブに連結され、且つ、第4の先端ヒンジリブは、第4の翼ヒンジリブと第4のヒンジスタブリブに連結されている。
ある実施例では、第1の翼ヒンジリブ、第2の翼ヒンジリブ、第3の翼ヒンジリブ、第4の翼ヒンジリブ、第1の先端ヒンジリブ、第2の先端ヒンジリブ、第3の先端ヒンジリブ、及び第4の先端ヒンジリブのうちの少なくとも1つが、ヒンジインターフェースにおいてヒンジピンアセンブリを受け入れるために整列した、ヒンジピン開孔を含む。
ある実施例では、ヒンジインターフェースが、一面せん断荷重を受けているときに、ヒンジインターフェースが、一面せん断作用をもたらす。
ある実施例では、第1の翼スタブリブ、第2の翼スタブリブ、第3の翼スタブリブ、第4の翼スタブリブ、第1の先端ヒンジリブ、第2の先端ヒンジリブ、第3の先端ヒンジリブ、及び第4の先端ヒンジリブのうちの少なくとも1つが、ラッチインターフェースにおいてラッチングピンを受け入れるために整列した、ラッチピン開孔を含む。
ある実施例では、ラッチインターフェースが、一面せん断荷重を受けているときに、ヒンジインターフェースが、二面せん断作用をもたらす。
ある実施例では、第2のスタブリブが、第1の停止パッドを支持し、第3のスタブリブが、第2の停止パッドを支持する。
ある実施例では、第2の先端ヒンジリブが、第3の停止パッドを支持し、第3のヒンジリブが、第4の停止パッドを支持する。
ある実施例では、折り曲げ可能航空機翼が、折り曲げられていない位置にあるときに、第1の停止パッドが、第3の停止パッドと係合し、第2の停止パッドが、第4の停止パッドと係合し、第1と第3の停止パッド及び第2と第4の停止パッドの間の係合が、折り曲げ可能翼端と固定された翼部分の間の荷重経路を提供する。
ある実施例では、翼接合部における固定された翼部分と折り曲げ可能翼端の構造的な完全性を高める方法が、固定された翼部分の翼ヒンジリブとスタブヒンジリブの間の折り曲げ可能翼端の先端ヒンジリブの端部の一部分、翼ヒンジリブ、及びスタブヒンジリブを連結することであって、先端ヒンジリブの端部の一部分に隣接して配置されたラッチピンアクチュエータへのこじり力の伝達を低減させ又は制限するために、先端ヒンジリブの端部の一部分が一面せん断荷重を受けているときに二面せん断作用をもたらすように、折り曲げ可能翼端の先端ヒンジリブの端部の一部分、翼ヒンジリブ、及びスタブヒンジリブを連結することを含む。
ある実施例では、該方法が、翼ヒンジリブと先端ヒンジリブのヒンジ開孔を通過するヒンジピンアセンブリを介して、折り曲げ可能翼端と固定された翼部分を旋回可能に連結することを含む。
ある実施例では、航空機向けの折り曲げ可能翼が、翼ヒンジリブ及び翼スタブリブを含む固定された翼部分を含む。その場合、翼ヒンジリブのうちのそれぞれのものは、翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものに連結されている。折り曲げ可能翼は、先端ヒンジリブを含む、折り曲げ可能翼部分を含む。その場合、先端ヒンジリブのうちのそれぞれの端部は、翼ヒンジリブと翼スタブリブのうちの対応するそれぞれのものの間に配置される。ヒンジは、固定された翼部分に対して折り曲げ可能翼部分を旋回可能に連結する。
ある実施例では、二面せん断作用をもたらすヒンジの一部分が、ラッチインターフェースを含む。
ある実施例では、ヒンジが、翼ヒンジリブと先端ヒンジリブのうちのそれぞれのものの中に形成された開口部を貫通する、1以上のヒンジピンを含む。
ある実施例では折り曲げ可能翼が、ラッチであって、ヒンジの周りでの折り曲げ可能翼部分と固定された翼部分の旋回移動を防止するためのラッチされた位置と、ヒンジの周りでの固定された翼部分に対する折り曲げ可能翼部分の旋回移動を可能にするためのラッチされていない位置と、の間で移動可能なラッチを含む。
本明細書では特定の例示的な方法、装置、及び製品が開示されるが、本特許出願の範囲はこれらに限定されるものではない。反対に、本特許出願は、本特許出願の特許請求の範囲内に公正に当てはまる全ての方法、装置、及び製品を包含する。
本開示は、以下の条項で説明される主題を含む。
条項1
航空機(100)であって、
固定された翼部分(202)、折り曲げ可能翼(104、204)部分、並びに前記固定された翼部分(202)に対して前記折り曲げ可能翼(104、204)部分を旋回可能に連結するためのヒンジ(400)を含む、折り曲げ可能翼(104、204)であって、前記ヒンジ(400)が、
翼ヒンジ(400)リブと翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)であって、前記翼ヒンジ(400)リブのうちのそれぞれのものが、前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの対応するそれぞれのものに連結している、翼ヒンジ(400)リブと翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)を含む、翼遷移部分(402)、及び
先端ヒンジ(400)リブであって、前記先端ヒンジ(400)リブのうちのそれぞれの端部が、前記翼ヒンジ(400)リブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの対応するそれぞれのものの間に配置されている、先端ヒンジ(400)リブを含む、先端遷移部分(404)を含む、折り曲げ可能翼(104、204)を備える、航空機(100)。
条項2
前記ヒンジ(400)の少なくとも一部分が、二面せん断作用をもたらす、条項1に記載の航空機(100)。
条項3
前記二面せん断作用をもたらす前記ヒンジ(400)の前記一部分が、ラッチインターフェース(412)を含む、条項2に記載の航空機(100)。
条項4
前記ヒンジ(400)が、前記折り曲げ可能翼(104、204)部分から前記固定された翼部分(202)に荷重を伝達するための主要な荷重経路を提供する、条項1から3のいずれか一項に記載の航空機(100)。
条項5
前記ヒンジ(400)が、主翼の曲げ/翼長方向の荷重経路、及び流れ/翼弦方向の補強荷重経路を提供する、条項4に記載の航空機(100)。
条項6
前記翼ヒンジ(400)リブのうちの前記それぞれのものが、前記先端ヒンジ(400)リブのうちの対応するそれぞれのものに連結して、ヒンジインターフェース(212)を規定する、条項1から5のいずれか一項に記載の航空機(100)。
条項7
前記ヒンジインターフェース(212)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブが、前記ヒンジインターフェース(212)において一面せん断作用をもたらす、条項6に記載の航空機(100)。
条項8
第1のヒンジ(400)ピン、第2のヒンジ(400)ピン、及び第3のヒンジ(400)ピンを有する、ヒンジピン(400)アセンブリであって、前記第1のヒンジ(400)ピンが、第1の翼ヒンジ(400)リブ(602)と第1の先端ヒンジ(400)リブ(620、1220)によって支持され、前記第2のヒンジ(400)ピンが、第2の翼ヒンジ(400)リブ(622、1222)と第2の先端ヒンジ(400)リブ(222)によって支持され、且つ、前記第3のヒンジ(400)ピンが、第3の翼ヒンジ(400)リブ(606)と第3の先端ヒンジ(400)リブ(624、1224)によって支持される第1の端部、及び第4の翼ヒンジ(400)リブ(608)と第4の先端ヒンジ(400)リブ(626)によって支持される前記第1の端部の反対側の第2の端部を有する、ヒンジピン(400)アセンブリを更に含む、条項7に記載の航空機(100)。
条項9
前記翼ヒンジ(400)ヒンジリブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの前記それぞれのものが、ラッチインターフェース(412)に沿って、前記先端ヒンジ(400)リブのうちの対応するそれぞれのものに連結している、条項1から8のいずれか一項に記載の航空機(100)。
条項10
前記ラッチインターフェース(412)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記翼ヒンジ(400)リブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)が、前記ラッチインターフェース(412)において二面せん断作用をもたらす、条項9に記載の航空機(100)。
条項11
前記翼ヒンジ(400)リブ、前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)、及び前記先端ヒンジ(400)リブのうちの少なくとも1つが、ラッチピン開孔を含む、条項10に記載の航空機(100)。
条項12
前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブのうちの少なくとも1つが、ラッチピンを受け入れるためのラッチピン開孔を含む、条項11に記載の航空機(100)。
条項13
折り曲げ可能航空機(100)翼であって、
折り曲げ可能翼(104、204)端、
固定された翼部分(202)、並びに
前記固定された翼部分(202)に対して前記折り曲げ可能翼(104、204)端を回転可能に連結するためのヒンジ(400)を備え、前記ヒンジ(400)が、
第1の翼ヒンジ(400)リブ、第2の翼ヒンジ(400)リブ、第3の翼ヒンジ(400)リブ、及び第4の翼ヒンジ(400)リブを含む、翼遷移部分(402)であって、前記第1の翼ヒンジ(400)リブ(602)に連結された第1の翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)、前記第2の翼ヒンジ(400)リブ(604)に連結された第2の翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)、前記第3の翼ヒンジ(400)リブ(606)に連結された第3の翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)、及び前記第4の翼ヒンジ(400)リブ(608)に連結された第4のスタブヒンジ(400)リブを更に含む、翼遷移部分(402)、及び
第1の先端ヒンジ(400)リブ(220)、第2の先端ヒンジ(400)リブ(222)、第3の先端ヒンジ(400)リブ(224)、及び第4の先端ヒンジ(400)リブ(226)を含む、先端遷移部分(404)であって、前記第1の先端ヒンジ(400)リブ(620、1220)が、前記第1の翼ヒンジ(400)リブ(602)と前記第1のヒンジ(400)スタブリブに連結され、前記第2の先端ヒンジ(400)リブ(222、1222)が、前記第2の翼ヒンジ(400)リブ(604)と前記第2のヒンジ(400)スタブリブに連結され、前記第3の先端ヒンジ(400)リブ(624、1224)が、前記第3の翼ヒンジ(400)リブ(606)と前記第3のヒンジ(400)スタブリブに連結され、且つ、前記第4の先端ヒンジ(400)リブ(626、1216)が、前記第4の翼ヒンジ(400)リブ(608)と前記第4のヒンジ(400)スタブリブに連結されている、先端遷移部分(404)を含む、折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項14
前記第1の翼ヒンジ(400)リブ(602)、前記第2の翼ヒンジ(400)リブ(604)、前記第3の翼ヒンジ(400)リブ(606)、前記第4の翼ヒンジ(400)リブ(608)、前記第1の先端ヒンジ(400)リブ(620、1220)、前記第2の先端ヒンジ(400)リブ(622、1222)、前記第3の先端ヒンジ(400)リブ(624、1224)、及び前記第4の先端ヒンジ(400)リブ(626、1226)のうちの少なくとも1つが、ヒンジインターフェース(212)においてヒンジ(400)ピンアセンブリを受け入れるために整列した、ヒンジ(400)ピン開孔を含む、条項13に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項15
前記ヒンジインターフェース(212)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記ヒンジインターフェース(212)が、一面せん断作用をもたらす、条項14に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項16
前記第1の翼スタブリブ、前記第2の翼スタブリブ、前記第3の翼スタブリブ、前記第4の翼スタブリブ、前記第1の先端ヒンジ(400)リブ、前記第2の先端ヒンジ(400)リブ、前記第3の先端ヒンジ(400)リブ、及び前記第4の先端ヒンジ(400)リブのうちの少なくとも1つが、ラッチインターフェース(412)においてラッチングピンを受け入れるために整列した、ラッチピン開孔を含む、条項13又は14に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項17
前記ラッチインターフェース(412)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記ラッチインターフェース(412)が、二面せん断作用をもたらす、条項16に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項18
前記翼遷移部分(402)が、第1の停止パッドを支持し、前記先端遷移部分(404)が、第2の停止パッドを支持する、条項13から17のいずれか一項に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項19
前記折り曲げ可能航空機(100)翼が、折り曲げられていない位置にあるときに、前記第1の停止パッドが、前記第2の停止パッドと係合し、前記第1の停止パッドと前記第2の停止パッドの間の係合が、前記折り曲げ可能翼(104、204)端と前記固定された翼部分(202)の間の荷重経路を提供する、条項18に記載の折り曲げ可能航空機(100)翼。
条項20
翼接合部における固定された翼部分(202)と折り曲げ可能翼(104、204)端の構造的な完全性を高める方法であって、
固定された翼部分(202)の翼ヒンジ(400)リブとスタブヒンジ(400)リブの間の折り曲げ可能翼(104、204)端の先端ヒンジ(400)リブの端部の一部分、前記翼ヒンジ(400)リブ、及び前記スタブヒンジ(400)リブを連結することであって、前記先端ヒンジ(400)リブの前記端部の前記少なくとも一部分に隣接して配置されたラッチピンアクチュエータへのこじり力の伝達を低減させ又は制限するために、前記端部の前記一部分が一面せん断荷重を受けているときに二面せん断作用をもたらすように、折り曲げ可能翼(104、204)端の先端ヒンジ(400)リブの端部の一部分、前記翼ヒンジ(400)リブ、及び前記スタブヒンジ(400)リブを連結することを含む、方法。
条項21
前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブの開孔を通過するヒンジ(400)ピンアセンブリを介して、前記折り曲げ可能翼(104、204)端と前記固定された翼部分(202)を旋回可能に連結することを更に含む、条項20に記載の方法。

Claims (14)

  1. 固定された翼部分(202)、折り曲げ可能翼(104、204)部分、並びに前記固定された翼部分(202)に対して前記折り曲げ可能翼(104、204)部分を旋回可能に連結するためのヒンジ(400)を含む、折り曲げ可能翼(104、204)であって、前記ヒンジ(400)が、
    翼ヒンジ(400)リブと翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)であって、前記翼ヒンジ(400)リブのうちのそれぞれのものが、前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの対応するそれぞれのものに連結している、翼ヒンジ(400)リブと翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)を含む、翼遷移部分(402)、及び
    先端ヒンジ(400)リブであって、前記先端ヒンジ(400)リブのうちのそれぞれの端部が、前記翼ヒンジ(400)リブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの対応するそれぞれのものの間に配置されている、先端ヒンジ(400)リブを含む、先端遷移部分(404)を含む、折り曲げ可能翼(104、204)を備える、航空機(100)。
  2. 前記ヒンジ(400)の少なくとも一部分が、二面せん断作用をもたらす、請求項1に記載の航空機(100)。
  3. 前記二面せん断作用をもたらす前記ヒンジ(400)の前記一部分が、ラッチインターフェース(412)を含む、請求項2に記載の航空機(100)。
  4. 前記ヒンジ(400)が、前記折り曲げ可能翼(104、204)部分から前記固定された翼部分(202)に荷重を伝達するための主要な荷重経路を提供する、請求項1から3のいずれか一項に記載の航空機(100)。
  5. 前記ヒンジ(400)が、主翼の曲げ/翼長方向の荷重経路、及び流れ/翼弦方向の補強荷重経路を提供する、請求項4に記載の航空機(100)。
  6. 前記翼ヒンジ(400)リブのうちの前記それぞれのものが、前記先端ヒンジ(400)リブのうちの対応するそれぞれのものに連結して、ヒンジインターフェース(212)を規定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の航空機(100)。
  7. 前記ヒンジインターフェース(212)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブが、前記ヒンジインターフェース(212)において一面せん断作用をもたらす、請求項6に記載の航空機(100)。
  8. 第1のヒンジ(400)ピン、第2のヒンジ(400)ピン、及び第3のヒンジ(400)ピンを有する、ヒンジピン(400)アセンブリであって、前記第1のヒンジ(400)ピンが、第1の翼ヒンジ(400)リブ(602)と第1の先端ヒンジ(400)リブ(620、1220)によって支持され、前記第2のヒンジ(400)ピンが、第2の翼ヒンジ(400)リブ(622、1222)と第2の先端ヒンジ(400)リブ(222)によって支持され、且つ、前記第3のヒンジ(400)ピンが、第3の翼ヒンジ(400)リブ(606)と第3の先端ヒンジ(400)リブ(624、1224)によって支持される第1の端部、及び第4の翼ヒンジ(400)リブ(608)と第4の先端ヒンジ(400)リブ(626)によって支持される前記第1の端部の反対側の第2の端部を有する、ヒンジピン(400)アセンブリを更に含む、請求項7に記載の航空機(100)。
  9. 前記翼ヒンジ(400)リブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)のうちの前記それぞれのものが、ラッチインターフェース(412)に沿って、前記先端ヒンジ(400)リブのうちの対応するそれぞれのものに連結している、請求項1から8のいずれか一項に記載の航空機(100)。
  10. 前記ラッチインターフェース(412)が、一面せん断荷重を受けているときに、前記翼ヒンジ(400)リブと前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)が、前記ラッチインターフェース(412)において二面せん断作用をもたらす、請求項9に記載の航空機(100)。
  11. 前記翼ヒンジ(400)リブ、前記翼スタブリブ(610、612、614、616、1216)、及び前記先端ヒンジ(400)リブのうちの少なくとも1つが、ラッチピン開孔を含む、請求項10に記載の航空機(100)。
  12. 前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブのうちの少なくとも1つが、ラッチピンを受け入れるためのラッチピン開孔を含む、請求項11に記載の航空機(100)。
  13. 翼接合部における固定された翼部分(202)と折り曲げ可能翼(104、204)端の構造的な完全性を高める方法であって、
    固定された翼部分(202)の翼ヒンジ(400)リブとスタブヒンジ(400)リブの間の折り曲げ可能翼(104、204)端の先端ヒンジ(400)リブの端部の一部分、前記翼ヒンジ(400)リブ、及び前記スタブヒンジ(400)リブを連結することであって、前記先端ヒンジ(400)リブの前記端部の少なくとも前記一部分に隣接して配置されたラッチピンアクチュエータへのこじり力の伝達を低減させ又は制限するために、前記端部の前記一部分が一面せん断荷重を受けているときに二面せん断作用をもたらすように、折り曲げ可能翼(104、204)端の先端ヒンジ(400)リブの端部の一部分、前記翼ヒンジ(400)リブ、及び前記スタブヒンジ(400)リブを連結することを含む、方法。
  14. 前記翼ヒンジ(400)リブと前記先端ヒンジ(400)リブの開孔を通過するヒンジ(400)ピンアセンブリを介して、前記折り曲げ可能翼(104、204)端と前記固定された翼部分(202)を旋回可能に連結することを更に含む、請求項13に記載の方法。
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