JP2020128076A - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 Download PDF

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亮 笠原
Ryo Kasahara
亮 笠原
汐視 安藤
Shiomi Ando
汐視 安藤
貴之 中井
Takayuki Nakai
貴之 中井
幸雄 ▲おとめ▼
幸雄 ▲おとめ▼
Yukio Otome
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Abstract

【課題】安定した吐出特性を得る。【解決手段】ノズル4は、ノズル4は、液体の流入側開口40aと、液体の吐出側開口40bと、流入側開口40aに通じる流入側流路部41と、中間流路部42と、吐出側開口40bに通じる吐出側流路部43とで構成され、中間流路部42は、吐出側開口40bに向かって断面積が大きくなるように広がるテーパ形状の第1形状部42a、及び、第1テーパ形状部42aに連なり、吐出側開口40bに向かって断面積が小さくなるように狭まるテーパ形状の第2形状部42bで形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドにおいては、液体吐出に伴ってノズルのメニスカスが振動するので、メニスカス振動の減衰を待って次の吐出を行うため、メニスカス振動の減衰特性は周波数特性に影響を与える。
従来、ノズルは、液体吐出面側かノズルの内側に向かって開いた形状を有する第1の面と液体吐出面側からノズルの内側に向かって絞られた形状を有する第2の面が液体吐出面側から第1の面、第2の面の順に連続して設けられた構造を2つ以上有し、第1の面の液体吐出方向の長さaと、第2の面の液体吐出方向の長さbと、の関係は、a>b>0を満たすようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2008−246785号公報
ところで、周波数特性を安定させるため、ノズルの穴形状をノズルのメニスカス振動を強く減衰させる形状にした場合、メニスカス振動が弱いときの減衰が過剰になり、飛翔中に滴分離が生じるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、安定した吐出特性を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出するノズルを有し、
前記ノズルは、前記液体の流入側開口と前記液体の吐出側開口との間に、前記流入側開口及び前記吐出側開口のいずれよりも断面積が大きな流路を含む中間流路部が設けられている
構成とした。
本発明によれば、安定した吐出特性を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図である。 同じく図1のA−A線に沿うノズル配列方向に沿う断面説明図である。 同実施形態におけるノズルの説明に供するノズル部分の拡大断面説明図である。 同実施形態のノズルの作用効果の説明に供する説明図である。 比較例1のノズルの断面説明図である。 ヘルツホルム周期の測定の説明に供する断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する断面説明である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視説明図である。 同じく図1と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。 液体循環装置の一例のブロック説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例の要部平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例の要部平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例の正面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図、図2は同じく図1のA−A線に沿うノズル配列方向に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド100は、ノズル板1と、流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3の振動領域(ダイアフラム領域、振動板)30を変位させる圧電アクチュエータ11と、ヘッドのフレーム部材を兼ねている共通流路部材20とを備えている。
ノズル板1は、液体を吐出する複数のノズル4を配列したノズル列を有している。ノズル板1は、板状部材1A及び1Bを積層して構成している。
流路板2は、複数のノズル4に通じる複数の圧力室である圧力室6、各圧力室6にそれぞれ通じる流体抵抗部を兼ねる個別供給流路7、1又は複数の個別供給流路7に通じる1又は複数の中間供給流路8を形成している。
流路板2は、板状部材2A及び2Bを積層して構成している。板状部材2Aには、各圧力室6、個別供給流路7、及び中間供給流路8を形成する貫通溝部を形成し、板状部材2Bには、各圧力室6を形成する貫通溝部及び中間供給流路8を形成する貫通溝部をそれぞれ形成している。
振動板部材3は、流路板2の圧力室6の壁面を形成する変位可能な複数の振動領域30を有する。ここでは、振動板部材3は2層構造(限定されない)とし、流路板2側から薄肉部を形成する第1層3aと、厚肉部を形成する第2層3bで構成されている。
そして、薄肉部である第1層3aで圧力室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を形成している。振動領域30内には、第2層3bで圧電アクチュエータ11と接合する厚肉部である凸部30aを形成している。また、圧力室6、6間の隔壁部に対応して凸部30bを有している
そして、振動板部材3の圧力室6とは反対側に、振動板部材3の振動領域30を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ11を配置している。
この圧電アクチュエータ11は、ベース部材13上に接合した圧電部材12にハーフカットダイシングによって溝加工をして、ノズル配列方向において、所要数の柱状の圧電素子12A、12Bを所定の間隔で櫛歯状に形成している。
そして、圧電素子12Aを振動板部材3の振動領域30に形成した厚肉部である凸部30aに接合している。また、支柱部となる圧電素子12Bを振動板部材3の凸部30bに接合している。
この圧電素子12は、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極(端面電極)に接続され、外部電極にフレキシブル配線部材15が接続されている。
共通流路部材20は共通供給流路10を形成している。共通供給流路10は、振動板部材3に設けたフィルタ部9を介して中間供給流路8に通じている。
この液体吐出ヘッド100においては、例えば圧電素子12Aに与える電圧を基準電位(中間電位)から下げることによって圧電素子12Aが収縮し、振動板部材3の振動領域30が引かれて圧力室6の容積が膨張することで、圧力室6内に液体が流入する。
その後、圧電素子12Aに印加する電圧を上げて圧電素子12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4に向かう方向に変形させて圧力室6の容積を収縮させることにより、圧力室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
なお、ヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、第1実施形態におけるノズルについて図3を参照して説明する。図3は同ノズル部分の拡大断面説明図である。
ノズル4は、液体の流入側開口40aと、液体の吐出側開口40bと、流入側開口40aに通じる流入側流路41と、吐出側開口40bに通じる吐出側流路部43と、流入側流路部41及び吐出側流路部43に通じる中間流路部42とで構成されている。
流入側流路部41は、断面積がほぼ一定のストレート形状部41aで形成している。
中間流路部42は、吐出側開口40bに向かって広がるテーパ形状の第1形状部42a、及び、第1形状部42aに連なり、吐出側開口40bに向かって狭まるテーパ形状の第2形状部42bで形成している。
ここで、第1形状部42aは、吐出側開口40bに向かって断面積が連続的に大きくなる第1形状部である。第2形状部42bは、吐出側開口40bに向かって断面積が連続的に小さくなる第2形状部である。
これにより、流入側開口40aと吐出側開口40bとの間に、流入側開口40a及び吐出側開口40bのいずれよりも断面積(液体の吐出方向と直交する方向の断面の面積)が大きな流路を含む中間流路部42が設けられる。
吐出側流路部43は、流入側流路部41よりも断面積が狭く、断面積がほぼ一定のストレート形状部43aで形成している。
本実施形態のノズル4は、上記の構成により、流入側開口40aから吐出側開口40bに向けて、一旦膨らんで細くなる穴形状を有している。つまり、ノズル4は、流入側開口40aと吐出側開口40bとの間の中間部分に、他の流路部分よりも流体抵抗が小さな流路部分である中間流路部42を有している穴形状としている。
次に、本実施形態のノズルの作用効果について図4及び図5も参照して説明する。図4は同作用効果の説明に供する説明図、図5は比較例1のノズルの断面説明図である。
比較例1のノズル4は、図5に示すように、流入側開口40aから吐出側開口40b側に向かって狭くなるテーパ形状部41bと、テーパ形状部41bに続き、吐出側開口40bを含むストレート形状部43aとを含む穴形状を有している。また、比較例1のノズル4の流路長さと実施形態のノズル4の流路長さとは同じ長さL1である。
図4に戻って、(a)は液体を吐出したときの実施形態と比較例1のメニスカス変位量(変位位置)、(b)は同じく実施形態のノズル4内のメニスカスMの位置、(c)は同じく振動領域30の位置をそれぞれ示している。なお、図4(b1)〜(b5)は図4(c1)〜(c5)と対応している。
ノズル4から液体を吐出したとき、ノズル4のメニスカスMは、図4(a)に示すように変位する(実施形態は実線で、比較例1は破線で示している)。
実施形態において、最初の引き込みよるメニスカス振動のヘルツホルム周期の第1ピークでは、メニスカスMは、図4(b2)に示すように、流入側流路部41まで引き込まれる。
そして、液体を吐出した直後に生じるヘルツホルム周期の第2ピークでは、メニスカスMは中間流路部42に引き込まれる。続く、ヘルツホルム周期の第3ピークでは、メニスカスMは吐出側流路部43に引き込まれる。
このように、吐出直後のヘルムホルツ周期の第2ピークでは、流体抵抗が他の流路部に対して小さい中間流路部42の内部にメニスカスMを引き込むことで、メニスカス振動の減衰を遅らせることができ、滴形成を安定させることができる。
そして、ヘルムホルツ周期の第3ピークでは、流体抵抗が中間流路部42よりも高い吐出側流路部43にメニスカスMを引き込んで減衰を促すことで、滴分離を抑制しつつ、安定した周波数特性の吐出を確保することできる。
すなわち、ノズル4の流体抵抗を高くしてメニスカス振動の減衰を強くすることで、液体吐出後のメニスカス振動を早期に減衰させて次の吐出を行うことができ、周波数特性は安定する。
しかしながら、吐出直後のメニスカス振動が弱いと、減衰が過剰になり、次の吐出で飛翔中に滴が分離し易くなる。
そこで、吐出直後のメニスカス振動は流体抵抗が相対的に小さい中間流路部42まで引き込むことによって、過剰な減衰を抑制して、安定した滴形成を可能にしている。
なお、ヘルツホルム周期は、例えば、図6に示すように、レーザードップラー振動計200によってメニスカスMの振動を測定することが求めることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板1は、3枚の板状部材3E、3C、3Dを積層して構成している。
本実施形態でも、ノズル4は、液体の流入側開口40aと、液体の吐出側開口40bと、流入側開口40aに通じる流入側流路部41と、吐出側開口40bに通じる吐出側流路部43と、流入側流路部41及び吐出側流路部43に通じる中間流路部42とで構成されている。
ここで、流入側流路部41は、断面積がほぼ一定のストレート形状部41aで形成している。ストレート形状部41aは、板状部材3Dに形成した貫通穴で構成される。
中間流路部42は、断面積がほぼ一定のストレート形状部42cで形成している。ストレート形状部42cは、板状部材3Cに形成した貫通穴で構成される。ストレート形状部42cの断面積は、流入側開口40a及び吐出側開口40bの断面積よりも大きくしている。
吐出側流路部43は、流入側流路部41よりも断面積が狭く、したがってまた、中間流路部42よりも断面積が狭い、断面積がほぼ一定のストレート形状部43aで形成している。ストレート形状部43aは、板状部材3Eに形成した貫通穴で構成される。
このように、ノズル4の流入側流路部41、中間流路部42及び吐出側流路部43のいずれもがストレート形状部であっても、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図8及び図9を参照して説明する。図8は同実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図、図9は作用説明に供する断面説明であり、(a)は本実施形態における流れを、(b)は傾斜角θaとθbを同じにした例の流れを示している。である。
本実施形態では、中間流路部42の第1形状部である第1形状部42aの傾斜角θaと、第2形状部である第2形状部42bの傾斜角θbとが異なっている。ここでは、傾斜角θaが傾斜角θbよりも小さい(θa<θb)構成としている。
つまり、第1形状部42aと第2形状部42bとが交わる部分では、液体の流れが向きを変えるために、流速が遅くなる。
ここで、図9(b)に示す構成は、第1形状部42aの傾斜角θaと第2形状部42bの傾斜角θbとを同じとして、かつ、傾斜角θa、θbを小さくしている。この構成の場合、第1形状部42aと第2形状部42bとが交わり、流速が遅くなる部分で、液体に含まれる成分や顔料等が壁面に付着して付着物301となるおそれがある。
付着物301が経時的に増加すると、中間流路部42が狭まることになる。また、付着物301が顔料であると、付着物301が分離してノズル4を詰まらせるおそれがある。
この場合、傾斜角θa、θbを大きくすれば、つまり、緩やかな傾斜とすることで、流速の低下を抑えることができるが、中間流路部42の流体抵抗が大ききなり、また中間流路部42の長さL2が長くなる。そのため、吐出直後のヘルムホルツ周期の第2ピークでメニスカスを流体抵抗の小さな中間流路部42に引き込み、第3ピークで流体抵抗の高い吐出側流路部43にメニスカスを引き込むことができなくなる。
そこで、本実施形態では、傾斜角はθa<θbとしている。この構成では、図9(a)に示すように、第2形状部42bの傾斜が第1形状部42aの傾斜よりも緩やかであるので、メニスカスが引き込まれるときに、液体の流れが速くなる。これにより、長期間使用しても、中間流路部42の壁面に液体に含まれる成分や顔料が付着しにくくなる。
そして、傾斜角θa、θbの一方を他方に対して相対的に大きくするので、全体として中間流路部42の長さL2の増加を抑えることができる。これにより、吐出直後のヘルムホルツ周期の第2ピークでメニスカスを流体抵抗の小さな中間流路部42に引き込み、第3ピークで流体抵抗の高い吐出側流路部43にメニスカスを引き込むことができる。
次に、本発明の第4実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。
本実施形態では、中間流路部42の第1形状部である第1形状部42aの傾斜角θaと、第2形状部である第2形状部42bの傾斜角θbとが異なっている。ここでは、傾斜角θaが傾斜角θbよりも大きい(θa>θb)構成としている。
この構成では、第1形状部42aの傾斜が第2形状部42bの傾斜よりも緩やかであるので、メニスカスが押し出されるときに、液体の流れが速くなる。これにより、長期間使用しても、中間流路部42の壁面に液体に含まれる成分や顔料が付着しにくくなる。
そして、前記第3実施形態と同様に、傾斜角θa、θbの一方を他方に対して相対的に大きくするので、全体として中間流路部42の長さL2の増加を抑えることができる。これにより、吐出直後のヘルムホルツ周期の第2ピークでメニスカスを流体抵抗の小さな中間流路部42に引き込み、第3ピークで流体抵抗の高い吐出側流路部43にメニスカスを引き込むことができる。
次に、本発明の第5実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル部分の断面説明図である。
本実施形態では、中間流路部42は、吐出側流路部43を形成する板状部材1A側から貫通穴を設けた4枚の板状部材1C1〜1C4を積層して形成している。
ここで、板状部材1C4、1C3は、段階的に穴径が大きくなることで、吐出側開口40bに向かって断面積が段階的に大きくなる第1形状部42aを形成している。また、板状部材1C3、1C2、1C1は、段階的に穴径が小さくなることで、吐出側開口40bに向かって断面積が段階的に小さくなる第2形状部42bを形成している。
このとき、板状部材1C1〜1C4の厚みを同じとするとき、第1形状部42aの断面積の変化率は、第2形状部42bの断面積の変化率よりも大きくなるので、前記第3実施形態と同様な傾きの関係になる。
これにより、前記第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
したがって、板状部材1C1〜1C4の積層順序を逆にすることで、前記第4実施形態の傾きの関係と同様な断面積の変化率の関係にして、前記第4実施形態と同様の作用効果を得ることもできる。
上記各実施形態においては、流入側開口40aと吐出側開口40bとの間に配置された、流入側開口40a及び吐出側開口40bよりも断面積が大きい流路を含む中間流路部42が、テーパ形状、ストレート形状の例で説明しているが、これに限るものではない。中間流路部42は壁面が湾曲する湾曲形状などとすることもできる。また、流入側流路部についても、同様に、壁面が湾曲する湾曲形状などとすることもできる。さらに、流入側開口から吐出側開口に向かって連続的に傾斜又は湾曲する壁面を有する形状とすることもできる。
次に、本発明の第6実施形態について図12及び図13を参照して参照して説明する。図12は同実施形態に係る液体出ヘッドの外観斜視説明図、図13は同じく図1と同様なノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド100は、循環型液体吐出ヘッドであり、ノズル板1と、流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3の振動領域(振動板)30を変位させる圧電アクチュエータ11と、ヘッドのフレーム部材を兼ねている共通流路部材20とを備えている。
ノズル板1は、液体を吐出する複数のノズル4を有している。ノズル板1は、前記第1実施形態と同様に、板状部材1A及び1Bを積層して構成し、ノズル4は、流入側開口と吐出側開口との間に、流入側開口及び吐出側開口のいずれよりも断面積の大きい流路を含む中間流路部を有する。なお、第2実施形態と同様な構成とすることもできる。
流路板2は、複数のノズル4に各々ノズル連通路5を介して通じる複数の圧力室6と、複数の圧力室6に各々通じる複数の個別供給流路7と、1又は複数の個別供給流路7に通じる1又は複数の中間供給流路8などを形成している。中間供給流路8は、振動板部材3の供給側の開口部19を介して共通供給流路10に通じている。
なお、本実施形態では、流路板2は、複数枚の板状部材2A〜2Eを積層して構成しているが、これに限るものではない。
振動板部材3は、流路板2の圧力室6の壁面を形成する変形可能な複数の振動板(振動領域)30を有する。ここでは、振動板部材3は3層構造(限定されない)とし、流路板2側から薄肉部を形成する第1層3aと、厚肉部を形成する第2層3b、第3層3cで構成されている。
そして、薄肉部である第1層3aで圧力室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を形成している。振動領域30内には、第2層3b及び第3層3cで圧電アクチュエータ11と接合する厚肉部である凸部30aを形成している。また、振動領域30を形成している薄肉部(第1層3aのみの部分)の周囲には第2層3bで厚肉部30cを形成している。
また、流路板2は、複数の圧力室6にノズル連通路5を介して各々通じる流路板2の面方向に沿う複数の個別回収流路56と、1又は複数の個別回収流路56に通じる1又は複数の中間排出流路58を形成している。中間排出流路58は、振動板部材3の回収側の開口部59を介して共通回収流路50に通じている。
共通流路部材20は、共通供給流路10と共通回収流路50を形成する。共通供給流路10は供給ポート71に通じ、共通回収流路50は回収ポート72に通じている。
この液体吐出ヘッド100においては、例えば圧電素子12Aに与える電圧を基準電位(中間電位)から下げることによって圧電素子12Aが収縮し、振動板部材3の振動領域30が引かれて圧力室6の容積が膨張することで、圧力室6内に液体が流入する。
その後、圧電素子12Aに印加する電圧を上げて圧電素子12Aを積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4に向かう方向に変形させて圧力室6の容積を収縮させることにより、圧力室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
また、ノズル4から吐出されない液体はノズル4を通過して個別回収流路56から共通回収流路50に回収され、共通回収流路50から外部の循環経路を通じて共通供給流路10に再度供給される。
なお、ヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図14及び図15を参照して説明する。図14は同装置の概略説明図、図15は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続体510は、印刷手段505において、搬送ガイド部材559上をヘッドユニット550及びヘッドユニット555に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が形成され、ヘッドユニット555から吐出される処理液で後処理が行われる。
ここで、ヘッドユニット550には、例えば、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551A、551B、551C、551D(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送される連続体510に対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、本発明に係る液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
次に、液体循環装置の一例について図16を参照して説明する。図16は同液体循環装置のブロック説明図である。なお、ここでは1つのヘッドのみ図示しているが、複数のヘッドを配列する場合には、マニホールドなどを介して複数のヘッドの供給側、回収側にそれぞれ供給側液体経路、回収側液体経路を接続することになる。
液体循環装置600は、供給タンク601、回収タンク602、メインタンク603、第1送液ポンプ604、第2送液ポンプ605、コンプレッサ611、レギュレータ612、真空ポンプ621、レギュレータ622、供給側圧力センサ631、回収側圧力センサ632などで構成されている。
ここで、コンプレッサ611及び真空ポンプ621は、供給タンク601内の圧力と回収タンク602内の圧力とに差圧を生じさせる手段を構成している。
供給側圧力センサ631は、供給タンク601とヘッド100との間であって、ヘッド100の供給ポート71に繋がった供給側液体経路に接続されている。回収側圧力センサ632は、ヘッド1と回収タンク602との間であって、ヘッド100の回収ポート72に繋がった回収側液体経路に接続されている。
回収タンク602の一方は、第1送液ポンプ604を介して供給タンク601と接続されており、回収タンク602の他方は第2送液ポンプ605を介してメインタンク603と接続されている。
これにより、供給タンク601から供給ポート71を通ってヘッド100内に液体が流入し、回収ポート72から回収タンク602へ回収され、第1送液ポンプ604によって回収タンク602から供給タンク601へ液体が送られることによって、液体が循環する循環経路が構成される。
ここで、供給タンク601にはコンプレッサ611がつなげられており、供給側圧力センサ631で所定の正圧が検知されるように制御される。一方、回収タンク602には真空ポンプ621がつなげられており、回収側圧力センサ632で所定の負圧が検知されるよう制御される。
これにより、ヘッド100内を通って液体を循環させつつ、メニスカスの負圧を一定に保つことができる。
また、ヘッド100のノズル4から液体を吐出すると、供給タンク601及び回収タンク602内の液体量が減少していく。そのため、適宜、第2送液ポンプ605を用いて、メインタンク603から回収タンク602に液体を補充する。
なお、メインタンク603から回収タンク602への液体補充のタイミングは、回収タンク602内の液体の液面高さが所定高さよりも下がったときに液体補充を行うなど、回収タンク602内に設けた液面センサなどの検知結果によって制御することができる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例について図17及び図18を参照して説明する。図17は同装置の要部平面説明図、図18は同装置の要部側面説明図である。
この印刷装置500は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る液体吐出ヘッド100及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド100は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド100は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド100は、前述した液体循環装置600と接続されて、所要の色の液体が循環供給される。
この印刷装置500は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して液体吐出ヘッド100に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド100の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド100のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの印刷装置500においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド100を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成
する。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図19を参照して説明する。図19は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド100で構成されている。
なお、この液体吐出ユニット440の例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420を更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図20を参照して説明する。図20は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド100と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド100と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 ノズル板
4 ノズル
2 流路板
3 振動板部材
6 圧力室
10 共通供給流路
11 圧電アクチュエータ
20 共通流路部材
40a 流入側開口
40b 吐出側開口
41 流入側流路部
42 中間流路部
43 吐出側流路部
42a 第1形状部
42b 第2形状部
50 共通回収流路
100 液体吐出ヘッド
403 キャリッジ
440 液体吐出ユニット
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
550 ヘッドユニット
600 液体循環装置

Claims (15)

  1. 液体を吐出するノズルを有し、
    前記ノズルは、前記液体の流入側開口と前記液体の吐出側開口との間に、前記流入側開口及び前記吐出側開口のいずれよりも断面積が大きな流路を含む中間流路部が設けられている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記ノズルは、前記流入側開口と前記中間流路部との間に、前記流入側開口に通じるストレート形状の流入側流路部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記ノズルは、前記吐出側開口と前記中間流路部との間に、前記吐出側開口に通じるストレート形状の吐出側流路部を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記中間流路部は、前記吐出側開口に向かって前記断面積が連続的に大きくなる第1形状部と、前記第1形状部に連なり、前記吐出側開口に向かって前記断面積が連続的に小さくなる第2形状部と、を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第1形状部の傾斜角θaと、前記第2形状部の傾斜角θbとが異なっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記傾斜角θaが前記傾斜角θbよりも大きい
    ことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記中間流路部は、前記吐出側開口に向かって前記断面積が段階的に大きくなる第1形状部と、前記第1形状部に連なり、前記吐出側開口に向かって前記断面積が段階的に小さくなる第2形状部と、を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記第1形状部の前記断面積の変化率と前記第2形状部の前記断面積の変化率とが異なる
    ことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記中間流路部は、ストレート形状である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記ノズルを有するノズル板は、前記ノズルを形成する穴部を有する複数の板状部材が積層されて構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体を吐出するノズルを有し、
    前記ノズルは、前記液体の流入側開口から前記液体の吐出側開口に向けて、一旦膨らんで細くなる穴形状を有している
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを含むことを特徴とする液体吐出ユニット。
  13. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化した
    ことを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ユニット。
  14. 請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項12若しくは13に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
  15. 前記液体の吐出に伴って前記ノズル内のメニスカスが振動するとき、ヘルツホルム周期の第2ピークで前記メニスカスが前記中間流路部に引き込まれ、前記ヘルツホルム周期の第3ピークで前記メニスカスが前記中間流路部よりも断面積の小さい前記吐出側開口に通じる流路部分に引き込まれる
    ことを特徴とする請求項14に記載の液体を吐出する装置。
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