JP2020126599A - 処理システム,処理方法及び処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、業務システムでは、法改正等、外部環境の変化に伴い、マニュアルやヘルプ情報が変更になる頻度が高いが、この変更に伴いシステムの改修がたびたび必要になり、ユーザーにとっても、また改修を依頼されるソフトウェア開発会社等にとっても、負担が大きいという課題があり、解決が求められていた。
したがって、業務システムにおいて、視認性のよいヘルプ表示方法に併せて、当該ヘルプ表示の内容の頻繁な更新を効率よく行う方法が望まれていた。
前記サーバー装置は、
ヘルプ情報ファイルと、
ヘルプ情報ファイルに含まれる対象データと、当該データを特定するためのコンテキストIDとを対応付けるコンテキストIDテーブルと、
コンテキストIDと、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置とが対応付けられたヘルプ情報位置特定テーブルと、
を格納する記憶部と、
前記クライアント装置から、コンテキストIDが含まれたヘルプ情報の表示指示を受信するヘルプ情報表示指示受信部と、
受け付けたコンテキストIDを用いて、前記ヘルプ情報位置特定テーブルを参照し、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置を特定するヘルプ情報位置特定部と、
当該出現位置の情報を前記情報処理装置に送信するヘルプ情報位置送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
当該サーバー装置から送信される当該出現位置の情報を受信するヘルプ情報位置受信部と、
当該受信した出現位置の情報に基づいて、前記ヘルプ情報ファイルの該当する部分をヘルプ情報として表示する、ヘルプ情報表示部と、
を有する
ことを特徴とするヘルプ情報表示システム。
前記記憶部に変更されたヘルプ情報ファイルが格納されると、
前記コンテキストIDテーブルにおける対象データにより当該ヘルプ情報ファイルを検索し、当該対象データの出現位置を特定し、前記ヘルプ情報位置特定テーブルの出現位置の情報を更新する、ヘルプ情報位置更新部を
さらに有することを特徴とする、(1)に記載のヘルプ情報表示システム。
さらにWebサーバー装置が備えられており、
前記サーバー装置のヘルプ情報位置送信部が、当該出現位置の情報を、情報処理装置に代えて前記Webサーバー装置に送信し、かつ、
当該Webサーバー装置には、1または2以上の情報処理装置の場所を特定する情報が記憶されている、
ことを特徴とする、(1)〜(2)に記載のヘルプ情報表示システム。
図1に、本発明の一実施形態によるヘルプ表示システム1000の全体構成を示す。ヘルプ情報表示システム1000は、サーバー装置100と、ユーザーが操作するクライアント装置200と、前記クライアント装置とは異なる情報処理装置300と、がネットワークを介して通信可能とされている。
業務システムとは、会計、販売、人事給与等の業務を管理するための情報処理システムをいう。
サーバー装置100には、記憶部110と、ヘルプ情報表示指示受信部120と、ヘルプ情報位置特定部130と、ヘルプ情報位置送信部140と、ヘルプ情報位置更新部150とが設けられている。
また、ヘルプ情報ファイルのデータには、後述するコンテキストIDに対応づけられる対象データ(例:文字列「売上処理」)が含まれている。この対象データを一意にするために、特定のデータを付与することが好ましい。特定のデータとしては、ユーザーに判別されない状態のデータ(例:透明の文字)が好ましい。このようにすることで、後述する対象データの出現位置の特定が容易にすることができる。
ユーザーが使用するクライアント装置200に表示された業務システムのウィンドウに表示されたヘルプボタン等を押下することによって、ヘルプ情報の表示指示がクライアント装置200からサーバー装置100に送信される。
ユーザーが操作するクライアント装置200は、特に制限なく通常使用されるコンピューターであればよい。
前記クライアント装置200とは異なる情報処理装置300は、業務システムのウィンドウが表示されているクライアント装置200とは別の、ディスプレイを有するコンピューターであればよく、例えば、モバイル端末、タブレット端末、ノートPC等、各種の情報処理装置を用いることができる。
情報処理装置300は、ヘルプ情報位置受信部310と、ヘルプ情報表示部320とが設けられている。
ヘルプ情報位置受信部がサーバー装置100から出現位置の情報(例:PDFのファイル名とページ番号)を受け取り、
その後、ヘルプ情報表示部320がサーバー装置100にヘルプ情報ファイル(例:PDF)を要求し、取得し、
その後、ヘルプ情報表示部320の指示によりブラウザーで、ヘルプ情報ファイルの特定された出現位置の場所(例:特定されたページ番号)を表示するようにしてもよい。
当該Webサーバー装置には、1または2以上の情報処理装置の場所を特定する情報が記憶されていることが好ましい。
さらに、本発明のシステムは、公知のクライアント/サーバー装置型、Webクライアント型、リッチクライアント型等いかなるシステム形態をとっていてもよいが、本発明では多数の端末装置の管理が容易になる点でWebクライアント型またはリッチクライアント型が好ましい。
また、サーバー装置100は上述のとおり公知の装置で実現することができるが、例えばデータベースサーバー装置、アプリケーションサーバー装置、Webサーバー装置、メールサーバー装置、ファイルサーバー装置等およびこれらの組み合わせがある。これらのサーバー装置機能は複数のサーバー装置に分散されていてもよいし、一台のサーバー装置で実行されてもよい。さらに、Webサーバー装置には複数のアプリケーションサーバー装置の負荷分散を行うミドルウェアが含まれていてもよい。
また、クライアントう装置200、情報処理装置300は、サーバー装置100に要求・命令を行い、サーバー装置から送信される画面データを表示する機能等が実装されていればよく、前述のとおり公知のコンピューターで実現することができるが、例えば本実施の形態ではWebブラウザを備えたコンピューターを用いることができる。
各装置間の通信は、HTTP、FTP等のプロトコルにより行うことができる。セキュリティのため、通信をSSL(Secrure Sochet Layer)で暗号化することも好ましい。なお、サーバー装置100がその記憶部に記憶するデータを暗号化する暗号化部を有していてもよい。
なお、本発明における各部、ファイル、テーブルは、その機能、データが論理的に区別されていることを示すものであって、物理上または事実上は同一の領域にあってもよいし、異なった領域であってもよく、特に限定するものではない。また、本発明における各部、ファイル、テーブルは、本発明の実施形態に記載されたステップの順序で実行されることにより、本発明に用いる方法を構成することができるが、特に限定するものではない。
また、前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボード等の機能とともに、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述の実施形態の範囲に含まれる。
「入力部」とは、データまたは命令を制御部に与えるためのインターフェースをいい、本発明の目的を達成しうるものであれば特に限定しない。例えばスイッチ、ボタン、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、トラックパッド、トラックボール等)、タッチパネル、音声認識装置を用いた音声入力装置、視線検出装置を用いた視線入力装置、ブレインマシンインターフェイスなど、人間とのインターフェースとなるものだけでなく、インターフェース回路、通信装置など、他のプログラム、コンピューター、装置等とのインターフェースとなるものを採用することができる。
ここで「出力」とは、表示、印刷だけでなく、他のプログラムや装置等に出力内容をデータまたは命令として与える場合も含む概念である。
例えば、主に半導体メモリが用いられる一次記憶装置、主にハードディスクドライブや半導体ディスクが用いられる二次記憶装置(補助記憶装置)、主にCD−ROMドライブ等リムーバブルメディアドライブが用いられるオフラインストレージ、テープライブラリ等、必要に応じて自動的に記憶媒体をドライブに挿入および除去する機構を有する装置である三次記憶装置など、公知の記憶装置等を用いることができる。
さらに具体的には、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、ZIPドライブ、テープストレージ等、磁気記録媒体を用いる磁気記憶装置の他に、レジスタ、キャッシュメモリ、ROMやRAM、フラッシュメモリ(例えばUSBメモリ)、半導体ディスク(例えばRAMディスク、仮想ディスク)などの半導体メモリを利用する記憶回路または記憶装置や、CD、DVD等の光学記録媒体、MO等の光磁気ディスクを利用する光学記憶装置、その他紙テープやパンチカード等を利用する記憶装置、PRAM(phase change RAM、相変化メモリ)と呼ばれる相変化記録技術を用いた記憶装置、ホログラフィックメモリ、3次元光メモリを用いた記憶装置、電荷の蓄積を分子レベルで行い情報を記憶する分子メモリを用いた記憶装置等を採用することができる。なお、三次記憶装置は二次記憶装置に記憶されたデータを保管する用途に用いることができる。
なお、「記憶」とは、本発明の装置内に情報および命令を記憶する場合だけでなく、他のハードウェア資源にコンテンツ情報ファイルやその他のデータが分散して記憶されこれらにアクセスできる場合も含む。例えば、記憶部として、別途データベースサーバー装置を利用する場合、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage(NAS))を利用する場合、ストレージエリアネットワーク(Storage Area Network(SAN))によりストレージ機器を利用するような場合も含まれる。
また、「データベース」とは、データベース管理システム(DBMS)によって作成されたデータファイルに限られず、汎用的なファイル形式も含めた、データの集合を意味し、例えばテーブルを含む。
「ネットワーク」はインターネット等のオープンネットワーク、LAN(Local Area Network)等のクローズドネットワーク、それらの組合せのイントラネット等の如何なるものであってもよく、有線、無線いずれでもよい。
なお、「機能を実現させるプログラム」とは、機能を実現する実行モジュールが静的にメモリに展開され動作するものだけでなく、実行オブジェクトが所定のタイミングで動的に生成されるオブジェクト指向プログラムなど、実行モジュールが動的に生成されるプログラムを含む。モジュールとは、単独でコンパイルできるプログラムの最小単位のことをいい、例えば関数やサブルーチンであるが、本発明ではオブジェクト指向プログラムでいうオブジェクトも含む概念である。
また、プログラムは1つのコンピューター(サーバー装置等)にインストールしてもよいし、機能毎に異なる2以上のコンピューターにインストールしてもよい。例えば、利用者認証機能を実現させるためのプログラム(モジュール)については、利用者認証サーバー装置にインストールし、その他の機能を実現させるためのプログラムについてはWebアプリケーションサーバー装置にインストールする、などが挙げられ、公知の分散方法に従って複数のコンピューターにインストールすることができる。このような分散方法の一例としてリッチクライアント技術がある。リッチクライアント技術では、必要に応じてプログラムをサーバー装置からダウンロードし、端末装置で処理を実行させる。
本発明の装置、システムおよび方法は、1または2以上のコンピューターの記憶部または記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピューターがそのメインメモリに読み出し、実行することによって実現される。したがって、このプログラム自体およびこのプログラムを記憶した記憶媒体も本発明を構成する。
また、本発明は、サーバやストレージがデータセンター等の共有に配置され、これらをネットワーク越しに利用する、いわゆるXaaS(SaaS(Software as a Service),PaaS(Platform as a Service),IaaS(Infrastructure as a Service))やクラウドと呼ばれる運用形態で実行されていてもよい。
Webブラウザを利用するWebシステムでは、HTMLの制約上、ユーザーインターフェースに種々の制約がある。そこで、表現力のあるユーザーインターフェースを実現するため、リッチクライアント技術が開発されている。リッチクライアント技術とは、Web技術(例えば、HTTP通信、Cookie)を利用しつつも、一般的なローカル環境で動作するアプリケーションと同等のユーザーインターフェースを実現することができる技術のことをいい、リッチクライアントとは、その技術が利用された端末装置のことをいう。リッチクライアントの実現には、公知の方法を採用することができるが、例えば、端末装置がサーバー装置から必要に応じてアプリケーションをダウンロードして実行できるように実装する。具体的には、端末装置にWebブラウザを用い、端末装置は、HTMLファイルにJavaScript(登録商標)で記述したクライアントアプリケーションをサーバー装置からダウンロードして起動する。クライアントアプリケーションは必要に応じて(例えば非同期で)サーバー装置に処理を要求して結果を取得することができる。これは一般にAjax(Asynchronous JavaScript + XML)として知られている。これにより、HTMLのみで実現するWebクライアントとは異なり、ページ全体でなくページの一部のみを更新することができるなど、表現力や操作性が向上する。
「Webシステム」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、一般に端末装置にWebブラウザを搭載し、そのWebブラウザがサーバー装置(Webアプリケーションサーバー装置)とデータ通信を行うことで、様々な処理を実現するシステムの総称である。
110 記憶部
120 ヘルプ情報表示指示受信部
130 ヘルプ情報位置特定部
140 ヘルプ情報位置送信部
200 クライアント装置
300 情報処理装置
310 ヘルプ情報位置受信部
320 ヘルプ情報表示部
1000 ヘルプ情報表示システム
本発明が解決しようとする課題は、第1端末に表示中の内容に関連する情報を第2端末に表示させることである。
第1端末から指示を受けた後に、該第1端末に表示中の内容に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する第1手段と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する第2手段と、
を備える処理システム。
(2)第2発明
第1端末から指示を受けた後に、該第1端末に表示中の内容に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する段階と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する段階と、
を含む、処理システムによる処理方法。
(3)第3発明
第1端末から指示を受けた後に、該第1端末に表示中の内容に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する機能と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する機能と、
をコンピューターに実現させる処理プログラム。
(4)第4発明
第1端末から指示を受けた後に、該第1端末に表示中の内容に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する機能と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する機能と、
をコンピューターに実現させる処理プログラムを記録した記録媒体。
下記の技術的限定を、第1発明に加えてもよい。また、同様の技術的限定を、第2発明乃至第4発明に加えてもよい。
・前記第1手段が、前記第1端末のユーザーの操作に基づく前記指示を受けた後に、前記特定情報を前記第2端末に提供する。これにより、第1情報が、第1端末のユーザーの意向に基づいて第2端末に表示され得る。
・前記第1手段が、前記第1情報の少なくとも一部を前記第1端末でない端末に表示させるための前記操作に基づく前記指示を受けた後に、前記特定情報を前記第2端末に提供する。これにより、第1情報が、別端末に表示させようとする意向に基づいて第2端末に表示され得る。
<付記:他の発明>
〔A〕技術分野
本発明は、ヘルプ情報の表示を行う業務システムに関し、特に、当該業務システムが稼働するコンピューターとは別の端末を利用する、ヘルプ情報の表示を行うシステム、方法およびプログラムに関する。
〔B〕解決しようとする課題
特許文献1の技術は、医療機器の動作に応じて適切なヘルプ情報を表示することを主目的とするものであり、ヘルプ情報の変更等が可能であることについての開示はあるものの(特許文献1の段落0015等)、業務システムのような頻繁なマニュアル更新の手間を低減しうる技術としては適切ではない。
したがって、業務システムにおいて、視認性のよいヘルプ表示方法に併せて、当該ヘルプ表示の内容の頻繁な更新を効率よく行う方法が望まれていた。
〔C〕課題を解決するための手段
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、上記課題が下記の手段により達成されることを見出した。
(1)他の発明1
サーバー装置と、ユーザーが操作するクライアント装置と、前記クライアント装置とは異なる情報処理装置と、がネットワークを介して通信可能とされた業務システムにおいて、前記業務システムに関するヘルプ情報を、前記情報処理装置上で表示するものであって、
前記サーバー装置は、
ヘルプ情報ファイルと、
ヘルプ情報ファイルに含まれる対象データと、当該データを特定するためのコンテキストIDとを対応付けるコンテキストIDテーブルと、
コンテキストIDと、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置とが対応付けられたヘルプ情報位置特定テーブルと、
を格納する記憶部と、
前記クライアント装置から、コンテキストIDが含まれたヘルプ情報の表示指示を受信するヘルプ情報表示指示受信部と、
受け付けたコンテキストIDを用いて、前記ヘルプ情報位置特定テーブルを参照し、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置を特定するヘルプ情報位置特定部と、
当該出現位置の情報を前記情報処理装置に送信するヘルプ情報位置送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
当該サーバー装置から送信される当該出現位置の情報を受信するヘルプ情報位置受信部と、
当該受信した出現位置の情報に基づいて、前記ヘルプ情報ファイルの該当する部分をヘルプ情報として表示する、ヘルプ情報表示部と、
を有する
ことを特徴とするヘルプ情報表示システム。
他の発明1によれば、ヘルプ表示にクライアントの画面を占められることなく、ヘルプを確認することができる。また、ある処理(例:売り上げ入力)と、その処理に対応するヘルプの位置とが対応付けられたテーブル(ヘルプ位置情報特定テーブル)を有するので、ヘルプファイルなどを変更しても、プログラムの変更は不要であり、当該テーブルの設定を変更すればよい。
(2)他の発明2
サーバー装置と、ユーザーが操作するクライアント装置と、前記クライアント装置とは異なる情報処理装置と、がネットワークを介して通信可能とされた業務システムにおいて、前記業務システムに関するヘルプ情報を、前記情報処理装置上で表示するものであって、
前記サーバー装置と前記クライアント装置とがイントラネット内に設けられ、前記情報処理装置がイントラネット外に設けられている場合であって、
さらに1または2以上の情報処理装置の場所を特定する情報が記憶されているWebサーバー装置が備えられており、
前記サーバー装置は、
ヘルプ情報ファイルと、
ヘルプ情報ファイルに含まれる対象データと、当該データを特定するためのコンテキストIDとを対応付けるコンテキストIDテーブルと、
コンテキストIDと、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置とが対応付けられたヘルプ情報位置特定テーブルと、
を格納する記憶部と、
前記クライアント装置から、コンテキストIDが含まれたヘルプ情報の表示指示を受信するヘルプ情報表示指示受信部と、
受け付けたコンテキストIDを用いて、前記ヘルプ情報位置特定テーブルを参照し、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置を特定するヘルプ情報位置特定部と、
当該出現位置の情報を前記Webサーバー装置に送信するヘルプ情報位置送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
当該Webサーバー装置から送信される当該出現位置の情報を受信するヘルプ情報位置受信部と、
当該受信した出現位置の情報に基づいて、前記ヘルプ情報ファイルの該当する部分をヘルプ情報として表示する、ヘルプ情報表示部と、
を有する
ことを特徴とするヘルプ情報表示システム。
他の発明2によれば、イントラネット内のサーバー装置はヘルプ表示に用いる情報処理装置の場所を認識する必要がなく、モバイル端末、タブレット端末、ノートPC等、各種の情報処理装置を自由に用いることができる。
(3)技術的限定
他の発明1及び他の発明2において、前記サーバー装置が、前記記憶部に変更されたヘルプ情報ファイルが格納されると、前記コンテキストIDテーブルにおける対象データにより当該ヘルプ情報ファイルを検索し、当該対象データの出現位置を特定し、前記ヘルプ情報位置特定テーブルの出現位置の情報を更新する、ヘルプ情報位置更新部をさらに有していてもよい。これにより、ヘルプ情報位置特定テーブルの設定を自動で行わせることができる。
〔D〕発明の効果
他の発明1及び他の発明2によれば、業務システムにおけるヘルプ表示において、視認性の良いヘルプ表示とともに、ヘルプ表示内容の頻繁な更新を効率よく行うことが可能となる。
情報処理システムの通常の作業領域を表示中の第1端末から該作業領域を介して所定作業を行うユーザーの操作に基づく指示を受けた後に、該所定作業に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する第1手段と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する第2手段と、
を備える処理システム。
(2)第2発明
情報処理システムの通常の作業領域を表示中の第1端末から該作業領域を介して所定作業を行うユーザーの操作に基づく指示を受けた後に、該所定作業に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する段階と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する段階と、
を含む、処理システムによる処理方法。
(3)第3発明
情報処理システムの通常の作業領域を表示中の第1端末から該作業領域を介して所定作業を行うユーザーの操作に基づく指示を受けた後に、該所定作業に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する機能と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する機能と、
をコンピューターに実現させる処理プログラム。
(4)第4発明
情報処理システムの通常の作業領域を表示中の第1端末から該作業領域を介して所定作業を行うユーザーの操作に基づく指示を受けた後に、該所定作業に関連する第1情報を含む第2情報における該第1情報の位置を特定可能な特定情報を該第1端末と異なる第2端末に提供する機能と、
前記第2端末から要求を受けた後に、該要求に関連付けられた前記特定情報を用いて特定される位置の前記第1情報を該第2端末に表示させるために提供する機能と、
をコンピューターに実現させる処理プログラムを記録した記録媒体。
下記の技術的限定を、第1発明に加えてもよい。また、同様の技術的限定を、第2発明乃至第4発明に加えてもよい。
・前記第1手段が、前記作業領域内に配置される操作要素を対象とする前記操作に基づく前記指示を受けた後に、前記特定情報を前記第2端末に提供する。これにより、第1情報が、作業領域を介して所定作業を行うユーザーの操作を契機として第2端末に表示され得る。
・前記第1手段が、入力欄がさらに配置される前記作業領域を表示中の前記第1端末から該入力欄へのデータ入力作業を含む前記所定作業を行う前記ユーザーによる前記操作に基づく前記指示を受けた後に、前記特定情報を前記第2端末に提供する。これにより、第1情報が、作業領域を介してデータ入力作業を行うユーザーの操作を契機として第2端末に表示され得る。
・前記第1手段が、前記第1情報の少なくとも一部を前記第1端末でない端末に表示させるための前記操作に基づく前記指示を受けた後に、前記特定情報を前記第2端末に提供する。これにより、第1情報が、別端末に表示させようとする意向に基づいて第2端末に表示され得る。
Claims (3)
- サーバー装置と、ユーザーが操作するクライアント装置と、前記クライアント装置とは異なる情報処理装置と、がネットワークを介して通信可能とされた業務システムにおいて、前記業務システムに関するヘルプ情報を、前記情報処理装置上で表示するものであって、
前記サーバー装置は、
ヘルプ情報ファイルと、
ヘルプ情報ファイルに含まれる対象データと、当該データを特定するためのコンテキストIDとを対応付けるコンテキストIDテーブルと、
コンテキストIDと、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置とが対応付けられたヘルプ情報位置特定テーブルと、
を格納する記憶部と、
前記クライアント装置から、コンテキストIDが含まれたヘルプ情報の表示指示を受信するヘルプ情報表示指示受信部と、
受け付けたコンテキストIDを用いて、前記ヘルプ情報位置特定テーブルを参照し、当該コンテキストIDにより特定される対象データのヘルプ情報ファイルにおける出現位置を特定するヘルプ情報位置特定部と、
当該出現位置の情報を前記情報処理装置に送信するヘルプ情報位置送信部と、
を有し、
前記情報処理装置は、
当該サーバー装置から送信される当該出現位置の情報を受信するヘルプ情報位置受信部と、
当該受信した出現位置の情報に基づいて、前記ヘルプ情報ファイルの該当する部分をヘルプ情報として表示する、ヘルプ情報表示部と、
を有する
ことを特徴とするヘルプ情報表示システム。 - 前記サーバー装置が、
前記記憶部に変更されたヘルプ情報ファイルが格納されると、
前記コンテキストIDテーブルにおける対象データにより当該ヘルプ情報ファイルを検索し、当該対象データの出現位置を特定し、前記ヘルプ情報位置特定テーブルの出現位置の情報を更新する、ヘルプ情報位置更新部を
さらに有することを特徴とする、請求項1に記載のヘルプ情報表示システム。 - 前記サーバー装置と前記クライアント装置とがイントラネット内に設けられ、前記情報処理装置がイントラネット外に設けられている場合であって、
さらにWebサーバー装置が備えられており、
前記サーバー装置のヘルプ情報位置送信部が、当該出現位置の情報を、情報処理装置に代えて前記Webサーバー装置に送信し、かつ、
当該Webサーバー装置には、1または2以上の情報処理装置の場所を特定する情報が記憶されている、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のヘルプ情報表示システム。
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