JP2020126368A - プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置 - Google Patents

プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020126368A
JP2020126368A JP2019017433A JP2019017433A JP2020126368A JP 2020126368 A JP2020126368 A JP 2020126368A JP 2019017433 A JP2019017433 A JP 2019017433A JP 2019017433 A JP2019017433 A JP 2019017433A JP 2020126368 A JP2020126368 A JP 2020126368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
image data
image
advertisement
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019017433A
Other languages
English (en)
Inventor
修 小河原
Osamu Ogawara
修 小河原
陽平 藤田
Yohei Fujita
陽平 藤田
俊 長尾
Shun Nagao
俊 長尾
崇文 福與
Takafumi Fukuyo
崇文 福與
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019017433A priority Critical patent/JP2020126368A/ja
Publication of JP2020126368A publication Critical patent/JP2020126368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】画像データへの操作か、Webページへの操作かを区別して受け付けることができるプログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、及び、情報処理装置を提供すること。【解決手段】情報処理装置10からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置30を、閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段40と、前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段43、として機能させるためのプログラム196を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、及び、情報処理装置に関する。
Webページなどの画面情報に画像データが表示される場合がある。画像データは静止画の他、アニメーションや動画などを表示できるようになっている。また、3DCG(三次元コンピュータグラフィック)画像や広角画像などのように画像データの中には閲覧者の操作で見え方が変わる(視点が変わる)インタラクティブな画像データも存在する。
また、Webページに表示される画像データに広告を表示させる配信型のディスプレイ広告が知られている。広告主は様々なWebサイトが提供する広告枠に製品やサービスの広告を表示させることができる。広告枠に表示された製品やサービスに興味を持った閲覧者は広告枠を押下(クリック又はタップ)するので、広告主は閲覧者を自社のWebサイト(ランディングページという)に呼び込むことができる。
広告主としては閲覧者が広告を押下する頻度を向上させたいが、そのために動きのある広告を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、動画広告を配信することで広告の効果(クリック率)を高める技術について開示されている。人は動く物に視線を奪われやすいという傾向があるため、広告の注目度を高め広告の効果を向上させることができる。
しかしながら、従来の技術は、画像データをWebページが表示する場合に、画像データへの操作か、Webページへの操作かを区別することができない場合があるという問題があった。図21を用いて補足する。
図21は、閲覧者の操作に応じて変化する画像データが、画面サイズが小さい端末装置30に表示された画面例を示している。例えばスマートフォン等は画面サイズが小さく画像データが画面315の大部分を占める状態が生じうる。閲覧者の操作に応じて変化することがない画像データであれば図21のように画面を占有しても、フリックなどの閲覧者操作により画面をスクロールさせることができる。しかし、閲覧者の操作に応じて変化する画像データは閲覧者の操作を画面のスクロールよりも優先して受け付けるため、閲覧者がスクロールさせたくてもできない状況が生じてしまう。
本発明は上記課題に鑑み、画像データへの操作か、Webページへの操作かを区別して受け付けることができるプログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、及び、情報処理装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、情報処理装置からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置を、閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段と、前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段、として機能させるためのプログラムを提供する。
画像データへの操作か、Webページへの操作かを区別して受け付けることができるプログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、及び、情報処理装置を提供できる。
広告枠の一例を示す図である。 端末装置に表示されるWebページの表示例を示す図である。 閲覧システムの概略的な構成図の一例である。 コンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。 端末装置の一例のハードウェア構成図である。 全天球カメラの使用イメージ図である。 全天球カメラで撮像された画像から全天球画像が作成されるまでの処理の概略を説明する図である。 全天球カメラで撮像された画像から全天球画像が作成されるまでの処理の概略を説明する図である。 閲覧者の視線を説明する図の一例である。 仮想的なカメラにオブジェクトを射影変換する様子を模式的に示している。 視点を変えて表示されたオブジェクトを示す図の一例である。 端末装置、広告主Webサーバ、パートナーサイトWebサーバ、画像配信装置、SSP及びDSPの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 広告表示部の機能を詳細に説明する機能ブロック図の一例である 検知ポイントの一例とその座標の算出例を示す図である。 画面に対する広告枠の占有割合の算出例を説明する図である。 画面に対する広告枠の占有割合の算出例を説明する図である。 閲覧システムが広告として表示される全天球画像を配信する手順を説明するシーケンス図の一例である。 端末装置が広告枠に配置された画像データを無効化しまた有効化する手順を示すフローチャート図の一例である。 閲覧者の操作で外観が変化する画像データのいくつかの例を示す図である。 広告データが配信されるいくつかの形態を示す図である。 閲覧者の操作に応じて変化する画像データが、画面サイズが小さい端末装置に表示された画面例を示している。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<Webページと画像データへの操作の区別の概略>
まず、図1を用いて、画像データが表示される広告枠について説明する。図1は、広告枠の一例を示す。広告枠7とはインターネットで配信されるWebページにおいて予め設定されている広告を入れるスペースである。画像データの表示枠とも言える。広告枠7への広告の表示方法は様々である。例えば、広告枠7に予め広告が固定されていてもよい。また、広告枠7にアドタグが記述されており、アドタグが示すURL(アドサーバ)から端末装置が広告を取得してもよい。あるいは、媒体社が保有しているサーバでなく広告代理店などが保有するサーバから媒体に広告を配信する第三者配信を使用してもよい。以下では一例として、第三者配信を使用する例を説明する。
なお、Webページに表示される画像データは広告のためのものである必要はなく、閲覧者の操作に対し変化する画像データであればよい。
次に、図2を用いて、Webページと画像データへの操作の区別の概略について説明する。図2は、端末装置30に表示されるWebページの表示例を示す。端末装置30ではブラウザソフトが動作している。まず、図2(a)はWebページ310の全体的な構造を示している。図2(a)に示すように、Webページ310は端末装置30のディスプレイ616に表示しきれない長さを有している。また、このWebページ310はタイトル311、テキスト部312、広告枠7、テキスト部314を有している。広告枠7には閲覧者の操作を受け付けて変化する画像データが表示される。詳細は後述するが、一例として、端末装置30は閲覧者の操作に応じて視点を変えて画像データを表示することができる。
端末装置30がWebページ310の画面情報を受信しディスプレイ616に表示する場合、端末装置30はWebページ310の上側から順に表示する。なお、ディスプレイ616のうちブラウザソフトに割り当てられた部分が、Webページ310が表示される画面315である。画面315はWebページ310の一部が表示される表示領域である。図2ではディスプレイ616と画面315はほぼ同じとする。
図2(b)は端末装置30に表示されたWebページ310の一部を示す。図2(b)ではタイトル311、テキスト部312、及び、広告枠7の画像データ313の一部が表示されている。閲覧者は画像データ313をフリックすることで違った視点から画像データ313を表示させる(同じ画像データの見え方を変える)ことができる。更に画像データ313の全体を見ようとWebページ310を下方向にスクロールしたい場合、テキスト部312を下方向にフリックすればスクロールさせることができる。
図2(c)は閲覧者が下方向にスクロールさせたWebページ310の表示例を示す。図2(c)の状態では、ディスプレイ616の大部分を画像データが占有しておりテキスト部312に対してフリックできず、閲覧者がスクロールのためにフリックしようとしても画像データを変化させる操作を端末装置30が受け付けてしまう。つまり、閲覧者が容易にスクロールできないか又は全くスクロールできない状況が生じる。
そこで、図2(c)に示すように、ディスプレイ616においてWebページ310が表示される画面315に対する画像データ313の占有割合が閾値を超えた場合、端末装置30は画像データ313に対する操作を無効化する。すなわち、閲覧者が画像データ313上でフリックしても、端末装置30はそれをWebページ310のスクロールとして受け付け、Webページ310を下方向又は上方向にスクロールする。
このように本実施形態の端末装置30は、画像データ313が、Webページが表示される画面の大部分を占めた場合に、少なくとも画像データ313に対する上下のフリック操作(Webページのスクロールに相当する操作)を無効化するので、Webページ310を上下にスクロールさせる操作を受け付けることができる。すなわち、Webページ310が表示される画面315に対する画像データ313の占有割合に応じて、Webページ310への操作と画像データ313への操作を区別して受け付けることができる。
<用語について>
無効とは、効果を生じさせないことをいう。操作をキャンセルする、無視する、受け付けない、等と表現してもよい。
有効とは無効の逆であり、効果を生じさせることをいう。ただし、無効にしないこと(不作為)も含まれる。操作を受け付けると表現してもよい。
Webページへの操作はブラウザソフトへの操作、画面への操作と称してもよい。
閲覧者の操作に応じて画像データが変化するとは、主に、静止画の外観が変化することをいう。つまり、それまで表示されていない部分が表示されたり、視点が変わったりすることをいう。拡大/縮小も可能である。また、色が変わったり、別の静止画に切り替わったりしてもよい。静止画であったものが動画として再生されてもよい。通販サイトなどでよくあるWebページの一部が横スライドしてもよい。また、閲覧者の操作は動画に対する操作でもよい。例えば、再生、停止、早送り、巻き戻しなどの閲覧者の操作により、動画の再生態様が変化してもよい。
Webページへの操作とは、上下のスクロール、左右のスクロール、1表示領域のページ送り、1表示領域のページ戻り、最上部への移動、最下部への移動、拡大/縮小、メニュー表示などがある。この他の操作が可能でもよい。これらの操作は画面に対するタップ、フリック、スワイプ、ドラッグ、スライド、ピンチイン、ピンチアウト、プレス&タップ(押下した1本目の指を離さずに2本目の指で押下)、などで行われる。これらはタッチパネルへの操作であり、マウスやトラックボールが使用された場合はこれらに相当する操作が行われる。
画像データへの操作は、上記のように画像データを変化させる操作であればよい。画像データを変化させる操作とは別に画像データにはタップが可能であるが、タップはリンクされているURLへの移動の操作であるため、画像データへの操作が無効になってもタップは無効化されない。すなわち、画像データへの操作の無効化は、Webページへの操作と競合する操作に対して行われる。
<システム構成例>
図3は、閲覧システム100の概略的な構成図の一例である。閲覧システム100は、ネットワークNを介して通信可能な端末装置30、画像配信装置10、DSP20、SSP(Supply Side Platform)50、パートナーサイトWebサーバ60、及び、広告主Webサーバ70を有している。
ネットワークNは、端末装置30が設置されている施設などに構築されているLAN、LANをインターネットに接続するプロバイダのプロバイダネットワーク、及び、回線事業者が提供する回線等により構築されている。ネットワークNが複数のLANを有する場合、ネットワークNはWANやインターネットと呼ばれる。ネットワークNは有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、端末装置30が直接、公衆回線網に接続する場合は、LANを介さずにプロバイダネットワークに接続することができる。
端末装置30は、本実施形態においてクライアント端末として動作する情報処理装置である。端末装置30ではブラウザソフト又はこれと同等の機能を有するアプリケーションソフトウェアが動作しており、端末装置30が要求したWebページをパートナーサイトWebサーバ60から受信してディスプレイに表示させる。
端末装置30は、例えばPC(Personal Computer)、タブレット装置、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、ナビゲーション端末、ウェアラブルPCなどであるが、Webページを表示させることができればよい。例えば、プリンターがWebページを表示させる機能やディスプレイを有する場合、プリンターが端末装置30として使用されてもよい。また、デジタルサイネージがWebページを表示させてもよい。デジタルサイネージとは、屋外、店頭、公共空間及び交通機関など、人が通過又は存在しうる場所でディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステム、表示機器又は表示される情報をいう。なお、本実施形態ではWebページにWebアプリが含まれるものとする。Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語(たとえばJavaScript(登録商標))によるプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって動作し、Webブラウザ上で使用されるソフトウェア又はその仕組みを言う。
端末装置30は、有線LANや無線LANのアクセスポイントを介してネットワークNと接続してもよいし、3G、4GやLTE(Long Term Evolution)といった交換回線型の通信により、ネットワークNに接続してもよい。
パートナーサイトWebサーバ60は閲覧者が使用するクライアントコンピュータ(本実施形態の端末装置30)に対しネットワークを通じて情報や機能を提供するサーバ(一般的な情報処理装置)である。パートナーサイトWebサーバ60が提供するWebページには広告枠7が設けられている。パートナーサイトWebサーバ60はSSP50に広告枠7への広告の表示を依頼している。これにより、広告枠7にはSSP50が発行した広告タグを対応付けることができる。
広告主Webサーバ70も閲覧者が使用するクライアントコンピュータ(本実施形態の端末装置30)に対しネットワークを通じて情報や機能を提供するサーバ(一般的な情報処理装置)である。広告主は広告枠7の購入をDSP20に依頼している。また、広告データを保持する画像配信装置10をDSP20に登録している。また、広告主は広告データを画像配信装置10に入稿しておく。広告データには、閲覧者の操作で変化する画像データの他、広告主Webサーバ70など閲覧者に閲覧させたいWebサイト(ランディングページ)のURLが登録されている(URLがリンクされている)。
広告主Webサーバ70及びパートナーサイトWebサーバ60と端末装置30は例えばHTTP又はHTTPsの通信プロトコルを使って通信する。端末装置30からの要求に対し広告主Webサーバ70とパートナーサイトWebサーバ60が画面情報を端末装置30に送信する。画面情報は、HTML、スクリプト言語、及びCSS(cascading style sheet)で記述されたプログラムであり、主にHTMLによりWebページの構造が特定され、スクリプト言語によりWebページの動作が規定され、CSSによりWebページのスタイルが特定される。本実施形態で、閲覧者のWebページに対する操作を全天球画像6に反映させるのはスクリプト言語である。スクリプト言語として、具体的には、JavaScript(登録商標)又はECMAScriptというプログラム言語が知られている。
広告主Webサーバ70及びパートナーサイトWebサーバ60はいずれもクッキー(Cookie)を端末装置30のブラウザソフトに記録する。広告主Webサーバ70は自社のクッキーとDSP20のクッキーの両方を記録し、パートナーサイトWebサーバ60は自社のクッキーとSSP50のクッキーの両方を記録する。
SSP50は、広告枠7を掲載するパートナーサイトWebサーバ60が広告枠7を販売することで収益を最大化するための仕組みである。図では1つの装置のように記載されているが、1台以上の情報処理装置のネットワークである。パートナーサイトWebサーバ60はSSP50に広告枠7の販売を依頼している。具体的には広告枠7にSSP50が発行する広告タグが記載されており、端末装置30がパートナーサイトWebサーバ60のWebページを表示すると広告タグがSSP50に広告の配信を要求する(広告リクエスト)。SSP50はDSP20から広告枠7の入札を受け付け、落札したDSP20にアクセスするためのアクセス情報1を端末装置30に送信する。
DSP20は広告枠7の買い付け、広告配信等、広告主のために効率的・効果的な広告配信を行う仕組みである。図では1つの装置のように記載されているが、1台以上の情報処理装置のネットワークである。すなわち、DSP20はSSP50からクッキー(区別するためSSPクッキーという)等を取得して、自分が管理するDSPクッキーとSSPクッキーの対応付情報に基づき閲覧者の属性等を判断する。そして、閲覧者の属性や予算等に基づいて依頼している広告主からの広告の配信設定に基づいて決定した価格でSSP50に入札する。
落札したDSP20はアクセス情報1により端末装置30から広告を要求される。DSP20は画像配信装置10に広告リクエストを通知して、画像配信装置10に端末装置30が広告データを要求するためのアクセス情報2を画像配信装置10から取得する。なお、広告データは、全天球画像6を表示させる表示プログラム(特許請求の範囲のプログラムの一例)と操作履歴を取得する操作履歴プログラムを含む。
DSP20はアクセス情報2を端末装置30に送信する。DSP20は契約にしたがって広告主に課金する。画像配信装置10と広告主との間では契約に従った課金が行われる。ただし、広告が表示されただけで課金されるかどうかなどは契約によって異なる。
画像配信装置10は、DSP20が買い取った広告枠7に対し閲覧者の属性に最適な広告の素材(全天球画像6)を含む広告データを提供する1台以上の情報処理装置である(特許請求の範囲の情報処理装置の一例)。画像配信装置10はバナーやテキストなどの入稿素材や広告画像を保持している。広告データは単なるバナー(文字や写真や絵でつくられた画像)の場合もあるし、画像に加えスクリプト言語が含まれる場合がある。本実施形態では、全天球画像6を表示順に回転させたり、閲覧者の全天球画像6に対する操作を全天球画像6の外観に反映させたりする表示プログラム、及び、全天球画像6に対する操作履歴を記録したりするための操作履歴プログラムが含まれる。いずれもスクリプト言語で記述される。
端末装置30がアクセス情報2に基づいて画像配信装置10に広告データを要求すると、画像配信装置10は広告データを端末装置30に送信する。広告データには全天球画像6が含まれており、表示プログラムは全天球画像6の注目点を辿るように自動的に全天球画像を回転させ、また、拡大したり縮小したりする。また、操作履歴プログラムは画像配信装置10のクッキー(区別するため画像クッキーという)及び画像IDと共に全天球画像6に対する操作履歴を画像配信装置10に送信する。画像クッキーは画像配信装置10からブラウザソフトに書き込まれる。操作履歴は例えば、どの閲覧画角が表示されたかという情報である。なお、この操作履歴は注目点の決定に使用されるため、操作履歴が注目点の決定に使用されない場合、操作履歴は送信されなくてもよい。
また、操作履歴プログラムは、後述する表示パターンのパターンIDと共にクリックされた旨を画像配信装置10に送信する。画像配信装置10は1つの全天球画像6に対し複数の表示パターンを定めており、各表示パターンのクリック率を監視することで、クリック率が高い表示パターンのみを配信できるようになる。
<ハードウェア構成例>
続いて、本実施形態の閲覧システムにおける広告主Webサーバ70、パートナーサイトWebサーバ60、画像配信装置10、SSP50及びDSP20のハードウェア構成について説明する。
広告主Webサーバ70、パートナーサイトWebサーバ60、画像配信装置10、SSP50及びDSP20は、例えば図4に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。図4は本実施形態に係るコンピュータシステム200の一例のハードウェア構成図である。
図4に示したコンピュータシステム200は、入力装置201、表示装置202、外部I/F203、RAM(Random Access Memory)204、ROM(Read Only Memory)205、CPU(Central Processing Unit)206、通信I/F207、及びHDD(Hard Disk Drive)208などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置201はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、オペレータが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置202はディスプレイなどを含み、コンピュータシステム200による処理結果を表示する。
通信I/F207はコンピュータシステム200を社内ネットワーク及びインターネット等に接続させるインタフェースである。これにより、コンピュータシステム200は通信I/F207を介してデータ通信を行うことができる。
HDD208はプログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、例えばコンピュータシステム200全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトなどがある。HDD208は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。
外部I/F203は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203aなどがある。これにより、コンピュータシステム200は外部I/F203を介して記録媒体203aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体203aにはフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM205は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM205には、コンピュータシステム200の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM204は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU206は、ROM205やHDD208などの記憶装置からプログラムやデータをRAM204上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータシステム200全体の制御や機能を実現する演算装置である。
なお、各サーバはクラウドコンピューティングに対応していてよいが、いわゆる単体の情報処理装置でもよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<<端末装置>>
図5は端末装置30の一例のハードウェア構成図である。なお、図5の端末装置30はタブレット装置が想定されている。端末装置30は、CPU601、ROM602、RAM603、EEPROM604、CMOSセンサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601は端末装置30の全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御にしたがって被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等のメディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶するメディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するプログラム604pが記憶されている。プログラム604pは実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションソフトウェアやOS等である。プログラム604pはメディア607などに記憶された状態で配布されてもよいし、プログラム配信用のサーバから配信されてもよい。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。CMOSセンサ605はバーコードや二次元バーコードを読み取ることができる。
更に、端末装置30は、RFタグリーダ/ライタ622、アンテナI/F623、及び、振動アクチュエータ624を備える。RFタグリーダ/ライタ622は例えばNFC(Near Field Communication)などの規格にしたがって通信する。
振動アクチュエータ624は、端末装置30を振動させるモータである。例えば、着信やメールを受信すると振動することで閲覧者にその旨を知らせることができる。
更に、端末装置30は音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はIEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う。
近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用して例えばBluetooth(登録商標)、又は、Bluetooth Low Energy(登録商標)の通信規格にしたがった通信装置である。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、端末装置30は専用の電池618を備え、電池618又は商用電源のいずれによっても駆動され得る。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。
<全天球画像について>
閲覧者の操作で変化する画像データの一例として全天球画像と3DCG(Three−dimensional computer graphics)が知られている。まず、全天球画像について説明する。
図6〜図9を用いて全天球画像6について説明する。図6は、全天球カメラ9の使用イメージ図である。全天球カメラ9は、図6に示されているように、ユーザが手に持ってユーザの周りの被写体を撮像する撮像装置である。全天球カメラ9は、2つの撮像素子の背面同士が対向させられた構造を有しており、それぞれユーザの周りの被写体を撮像することで、2つの半球画像を得る。
次に、図7及び図8を用いて、全天球カメラ9で撮像された画像から全天球画像6が作成されるまでの処理の概略を説明する。なお、図7(a)は全天球カメラ9で撮像された半球画像(前側)、図7(b)は全天球カメラ9で撮像された半球画像(後側)、図7(c)は正距円筒図法により表された画像(以下、「正距円筒画像」という)を示した図である。図8(a)は正距円筒画像で球を被う状態を示した概念図、図8(b)は全天球画像6を示した図である。
図7(a)に示されているように、全天球カメラ9によって得られた画像は、魚眼レンズによって湾曲した半球画像(前側)となる。また、図7(b)に示されているように、全天球カメラ9によって得られた画像は、魚眼レンズによって湾曲した半球画像(後側)となる。そして、半球画像(前側)と、180度反転された半球画像(後側)とは、全天球カメラ9によって合成され、図7(c)に示されているように、正距円筒画像が作成される。
そして、OpenGL ES(Open Graphics Library for Embedded Systems)が利用されることで、図8(a)に示されているように、正距円筒画像が球面を覆うように貼り付けられ、図8(b)に示されているような全天球画像6が作成される。このように、全天球画像6は、正距円筒画像が球の中心を向いた画像として表される。なお、OpenGL ESは、2D(2−Dimensions)及び3D(3−Dimensions)のデータを視覚化するために使用するグラフィックスライブラリである。全天球画像6は、静止画であっても動画であってもよい。
画像配信装置10が配信する広告データにはこの全天球画像6が含まれている。全天球画像6は、球面を覆うように貼り付けられた画像であるため湾曲しており、人間が見ると違和感を持ってしまう。そこで、端末装置30は、全天球画像6の一部の所定領域Tを湾曲の少ない平面画像として表示することで、人間に違和感を与えないように表示する。所定領域Tは、三次元の仮想空間における座標(X,Y,Z)によって示される。一方、ディスプレイ616は二次元平面なので所定領域Tのままでは端末装置30が表示できない。そこで、3Dコンピュータグラフィックの技法を用いて三次元の物体を二次元平面に投影する透視投影変換により端末装置30は所定領域Tを得る。
図9は、閲覧者の視線を説明する図の一例である。全天球画像6は三次元の座標を有しているので、視線方向は三次元の座標又は緯度・経度などの球体の座標を特定する情報で特定される。本実施形態では、所定領域Tの中心cpを視線方向とする。
閲覧者は操作により視線方向を変えることができるが、仮想カメラICが平行移動しないと仮定すると、仮想カメラICは剛体としてロール(Z軸を中心とする回転)、ヨー(Y軸を中心とする回転)、及びピッチ(X軸を中心とする回転)の3つの回転が可能である。この3つの回転のいずれが生じても視線方向が変化する。例えば、閲覧者が全天球画像6を水平方向に回転させるとヨー角が変化し、上下方向に回転させるとピッチ角が変化し、ディスプレイ616の中心を軸に全天球画像6を回転させるとロール角が変化する。本実施形態では、閲覧者のWebページに対する操作が、視線方向(ロール角、ヨー角、ピッチ角)等に反映される。どのように反映されるかは表示プログラムに予め記述されているものとする。所定領域Tは拡大又は縮小も可能である。
閲覧者は広告枠7に対し上下左右にフリックすることで視線方向を変更する(画像データを回転させる)ことができる。
<3DCGについて>
3DCGとはコンピュータの演算によって三次元空間内の仮想的な立体物を2次元である平面上の情報に変換することで奥行き感(立体感)のある画像を作る手法である。3DCGは、モデリング、ワールド変換、ビュー変換、射影変換、ライティングなどのプロセスで作成される。なお、モデリングとワールド変換までは専用のソフトウェア上で作業され、ビュー変換、射影変換、ライティングは表示プログラムで実行される。
モデリングはローカル座標系で作成者がオブジェクトの形状を定義すること、例えばポリゴンで形状を作成することをいう。ワールド変換は描画対象の三次元空間を表すワールド座標系にオブジェクトの座標を変換する(平行移動と回転)ことをいう(ワールド座標系にオブジェクトを配置すること)。ビュー変換はワールド座標系で閲覧者の視点を定めることに相当し、カメラの座標、カメラの注視点及びカメラの上方向を設定し、オブジェクトを特定の方向から見るための設定を行う処理である。視点は閲覧者の操作により決定されてもよいし、自動的に変更することもできる。射影変換は三次元空間のオブジェクトを2次元の平面に投影することをいう。ライティングは光源の位置に応じて明暗を与える処理をいう。
図10は、仮想的なカメラ301にオブジェクト302を射影変換する様子を模式的に示している。ポリゴンで作成されたワイングラスのオブジェクト302が平面に投影されている。仮想的なカメラ301の位置を変えると(ビュー変換)カメラの位置に応じてワイングラスを投影できる。カメラ301の位置はワイングラスの周囲の360度の任意の位置に変更できるので、閲覧者は限られた広告枠7の範囲で様々な角度からワイングラスを閲覧できる。
図11は、視点を変えて表示されたオブジェクトの例である。図11では指輪をオブジェクトとした。図11(a)では斜め上を視点とし、図11(b)では上方を視点とし、図11(c)では斜め下方を視点とし、図11(d)では側面を視点としている。このように、閲覧者は1つの広告枠7で1つの物体を様々な方向から見ることができる。閲覧者は広告枠7に対し上下左右にフリックすることで物体を様々な方向から見ることができる。
<機能について>
図12は端末装置30、広告主Webサーバ70、パートナーサイトWebサーバ60、画像配信装置10、SSP50及びDSP20の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<広告主Webサーバ、パートナーサイトWebサーバ>>
広告主Webサーバ70とパートナーサイトWebサーバ60は、Webページ提供部71を有している。広告主Webサーバ70とパートナーサイトWebサーバ60が有するこれらの各機能は、HDD208からRAM204に展開されたプログラム208pをCPU206が実行することにより実現される機能又は手段である。
Webページ提供部71は、例えば一般的なHTTP通信を行い、端末装置30からのWebページの要求に対しWebページを構築して端末装置30に送信する。処理に必要であればアプリケーションサーバに処理を依頼し、処理結果をWebページに配置して送信する。
広告主Webサーバ70のWebページには広告主のクッキーとDSPクッキーが含まれている。広告主Webサーバ70はDSP20に広告の配信を依頼しているためである。これによりリターゲッティング広告等が可能になる。パートナーサイトWebサーバ60のWebページにはパートナーサイトのクッキーとSSPクッキーが含まれている。パートナーサイトWebサーバ60はSSP50に広告枠7の販売を依頼しているためである。
<<SSP>>
SSP50は、広告リクエスト部51、広告要求取得部52、アクセス情報送信部53、及び、落札部54を有している。SSP50が有するこれらの各機能は、HDD208からRAM204に展開されたプログラム208pをCPU206が実行することにより実現される機能又は手段である。
広告要求取得部52は、端末装置30が広告枠7に対応づけられた広告タグを実行することでSSPクッキーと共に要求する広告リクエストを取得する。広告要求取得部52はSSPクッキーが含まれる広告リクエストを広告リクエスト部51に送出する。
広告リクエスト部51は、DSP20に対し広告リクエストを送信する。広告リクエストには、SSPクッキー、パートナーサイトWebサーバ60のドメイン、広告枠ID、広告枠サイズ、広告フォーマット、ブラウザ種類、OS種類等が含まれる。
落札部54はDSP20から入札を受け付け、基本的に最も高い入札金額のDSP20に広告枠7を販売するオークションを行う(広告主の製品やサービスによっては入札を受け付けない)。落札部54は落札IDを生成してDSP20に通知する。
アクセス情報送信部53は落札したDSP20に対し広告を要求するためのアクセス情報1を生成し落札IDと共に端末装置30に送信する。アクセス情報1にはDSP20のURL(IPアドレス)が含まれる。
<<DSP>>
DSP20は、リクエスト受付部21、入札判断部22、入札部23、広告要求受付部24、及び、画像依頼部25を有している。DSP20が有するこれらの各機能は、HDD208からRAM204に展開されたプログラム208pをCPU206が実行することにより実現される機能又は手段である。
また、記憶部29には、クッキー情報DB291と配信設定DB292が構築されている。記憶部29は、図4に示したHDD208又はRAM204により実現される。
表1はクッキー情報DB291に記憶される情報を模式的に示す。クッキー情報DB291はDSPクッキーとSSPクッキーを対応付けると共に、閲覧者が訪問した訪問ドメインが登録されている。DSPクッキーとSSPクッキーの対応付けはクッキーシンクと呼ばれる技術により可能である。また、訪問ドメインはDSP20がタグ(行動監視タグ)を貼り付けたWebサイトを閲覧者が訪問することで得られる。したがって、DSP20は、SSPクッキーからDSPクッキーを特定でき、更に、この閲覧者がどのようなWebサイトに興味を持っているかを判断できる。
表2は配信設定DB292に記憶される情報を模式的に示す。配信設定DB292には、広告主ID、広告対象属性(好ましい対象者の属性)、及び、非広告対象属性(好ましくない対象者の属性)が登録されている。広告主IDは広角画像を提供する提供元になる広告主を特定又は識別するための識別情報である。したがって、DSP20又は画像配信装置10は、広角画像の提供元に対し設定されている好ましい対象者の属性又は好ましくない対象者の属性を参照して、広角画像を送信するか否かを決定することができる。
なお、IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。以下のIDについても同様である。広告対象属性は広告主が広告を配信したい閲覧者の属性であり、非広告対象属性は広告主が広告を配信したくない閲覧者の属性である。DSP20はクッキー情報DB291等から判断される閲覧者の属性と配信設定DB292の情報を比較して閲覧者の属性を数値化し、入札金額を決定する。なお、入札金額の決定には時間帯、曜日、閲覧者の地域等、各種の情報が考慮されてよい。
(DSPの機能)
リクエスト受付部21はSSP50から広告リクエストを受けつける。リクエスト情報により端末装置30の広告枠ID等の基本的な情報が得られる。
入札判断部22はリクエスト受付部21が受けつけた広告リクエストをクッキー情報DB291と配信設定DB292を参照して評価することで入札金額を決定する(入札しない場合もある)。上記のように、SSPクッキーからDSPクッキーを特定し、DSPクッキーに対応付けて蓄積されている属性情報が、配信設定DB292に記憶された広告主の依頼とどの程度一致するかにより入札金額を決定する。
入札部23は、決定された入札金額でSSP50に入札する。落札できた場合は落札IDを取得し、広告リクエストと対応付けておく。
広告要求受付部24は、アクセス情報1に基づく端末装置30からの広告要求(落札ID、DSPクッキー)を取得する。広告要求受付部24は落札IDにより広告リクエストを特定する。DSPクッキーはなくてもよく、SSPクッキーとDSPクッキーが対応付けられていない場合に使用される。
画像依頼部25はDSPクッキー、広告主ID、及びリクエスト内容と共にアクセス情報2を画像配信装置10に対し要求する。広告主IDにより広告主が特定される。リクエスト内容の広告枠IDにより広告枠7が特定される。更に、閲覧者の属性を画像配信装置10に送信してもよい。これにより、画像配信装置10は閲覧者に適した全天球画像6を配信できる。
<<端末装置>>
端末装置30は、Webページ取得部31、Webページ解析部32、Webページ表示部33、操作受付部34、及びスクリプト実行部35を有している。端末装置30が有するこれらの各機能は、EEPROM604からRAM603に展開されたプログラム604pをCPU601が実行することにより実現される機能又は手段である。
操作受付部34は、端末装置30に対する各種の操作を受け付ける。具体的には、端末装置30が実行するブラウザに対する操作を受け付ける。操作受付部34はWebページに対する操作を受け付ける。スクリプトに基づく画像データへの操作は画像操作受付部43が受け付ける。
Webページ取得部31は、閲覧者の操作により又はスクリプトの動作により広告主Webサーバ70及びパートナーサイトWebサーバ60と通信して、広告主Webサーバ70及びパートナーサイトWebサーバ60からWebページを取得する。
Webページ解析部32は、画面情報に含まれるHTMLを先頭から順番に読み取りHTMLに含まれる文章や画像データの構造を解析する。また、CSSに記述されたHTMLの文章や画像データとの紐付けを検出して、HTMLに含まれる文章や画像データのスタイルを対応付ける。また、Webページ解析部32は、HTMLからscriptタグを検出してスクリプト言語で記述されているスクリプトを抽出する。Webページ解析部32はHTMLとCSSをWebページ表示部33に送出し、スクリプトをスクリプト実行部35に送出する。
Webページ表示部33はHTMLの先頭から解析が終わった順にWebページをディスプレイ616に表示していく。また、Webページに対する操作に応じてWebページを更新する。
スクリプト実行部35は、Webページ解析部32が抽出したスクリプトを実行する。スクリプトの具体的な内容はWebページによって様々である。本実施形態ではスクリプトとして、広告枠7に対応付けられた広告タグ、SSP50から取得するアクセス情報1、DSP20から取得するアクセス情報2、画像配信装置10から配信される広告データが検出される。スクリプト実行部35は、図5に示したCPU601がプログラム604pを実行すること等により実現される。また、スクリプト実行部35が有する各機能又は手段は、CPU601がスクリプトを実行することで実現される。
広告枠検出部36は、Webページ取得部31が取得した画面情報に含まれる広告枠7に対応付けられた広告タグを端末装置30が実行して実現される機能である。広告枠検出部36は広告枠7に対応づけられたURLに基づいてSSPクッキーと共に広告リクエストをSSP50に送信する。
アクセス情報取得部37は、SSP50からアクセス情報1を取得する。アクセス情報1はスクリプトで記述されている。広告要求部38は、アクセス情報1に含まれるURLに基づいてDSP20にアクセスし落札IDとDSPクッキーと共に広告を要求する。広告要求部38はこの要求に対しアクセス情報2と広告機会IDを取得する。アクセス情報2もスクリプトで記述されている。
広告取得部39はアクセス情報2に含まれる画像配信装置10のURLに基づき、広告機会IDを指定して、画像配信装置10に対し広告データを要求する。画像配信装置10は広告データを生成するので、広告取得部39は広告データを取得する。本実施形態の広告データは、全天球画像6(又は3DCG画像)、表示パターン、表示プログラム及び操作履歴プログラムを含む。操作履歴プログラムは操作履歴を画像配信装置10に送信させる。表示プログラムは表示パターンで全天球画像6や3DCG画像を回転させ、全天球画像6又は3DCG画像への操作を全天球画像6又は3DCG画像の外観に反映させる。操作履歴プログラムと表示プログラムもスクリプト言語で記述されており、スクリプト実行部35により実行される。
広告表示部40は、画像配信装置10から取得した広告データを表示する。広告表示部40は主に表示プログラムで実現され、広告枠7に全天球画像6又は3DCG画像(すなわち広告)を表示し更に自動的に回転させたりする。また、全天球画像6に対する操作に応じて全天球画像6の外観を変化させる。
画像操作受付部43はポインティングデバイス(ディスプレイ616がタッチパネルの場合は指、棒状部材又は専用ペンとタッチパネル、マウスが使用される場合はマウスポインタ、トラックボールが使用される場合はマウスポインタ)の座標が広告枠7に含まれる場合、Webページへの操作よりも優先して画像データへの操作を受け付ける。これにより、閲覧者が広告枠7の上でフリックしたりスワイプしたりした場合、Webページでなく画像データを変化させることができる。
画像配信装置10から広告データを取得することで端末装置30は画像配信装置10の画像クッキーを取得し記憶部49に記憶できる。広告取得部39が画像クッキーを画像配信装置10に送信することで、画像配信装置10ではDSPクッキーと画像クッキーを対応付けることができる。
操作履歴記録部41は、主に操作履歴プログラムにより実現され、全天球画像6又は3DCGに対する操作情報を操作履歴として記録する。操作履歴の詳細は画像配信装置10において説明する。操作履歴送信部42は、主に操作履歴プログラムにより実現され、広告枠7に表示された全天球画像6又は3DCGに対する操作履歴を画像クッキー及び画像ID(全天球画像6を識別する)と共に画像配信装置10に送信する。また、クリックされた場合は更に表示パターンと共にその旨を画像配信装置10に送信する。
<<画像配信装置>>
画像配信装置10は、画像情報応答部11、広告配信部12、注目点決定部13、及び、操作履歴取得部14を有している。画像配信装置10が有するこれらの各機能は、HDD208からRAM204に展開されたプログラム208pをCPU206が実行することにより実現される機能又は手段である。
また、画像配信装置10は、図4に示したHDD208又はRAM204により実現される記憶部19を有している。記憶部19には、配信履歴DB191、操作履歴DB192、クッキー対応DB193、広告画像DB194、パターンDB195及び表示プログラム196が構築されている。
表3は、操作履歴DB192に記憶される情報を模式的に示す。操作履歴DB192には各閲覧者が全天球画像6に対しどのような操作を行ったのかという履歴が記録されている。操作履歴DB192には画像ID、閲覧時刻、画像クッキー、閲覧画角1〜3の各項目が記録されている。画像IDは全天球画像6を特定するための情報である。画像クッキーは端末装置30を操作する閲覧者又は端末装置30の同一性を判別する情報になる(装置識別情報の一例)。閲覧画角1〜3は閲覧者が全天球画像6を閲覧した際の画角である。各閲覧画角1〜3には閲覧時間、拡大の有無、拡大した場合は拡大後の画角、及び、縮小の有無、が格納されている。このように、各画像ごとに閲覧者が興味を持ったと考えられる画角が記録される。閲覧画角1〜3は、閲覧者が全天球画像6を回転させずに静止した時間が所定時間(例えば1秒)以上の画角である。端末装置30の操作履歴記録部41は静止した時間が上位3つの画角を記録する。1つだけでもよいし4つ以上でもよい。同様に、操作履歴記録部41はそれぞれの閲覧画角1〜3で閲覧者が拡大又は縮小したか否かを記録する。画像配信装置10はこのような操作履歴を注目点Pとする場合がある。更に、画像IDに画像クッキーが対応付けられていればリターゲッティング広告が可能になる。操作履歴としてクリック時画角を記録してもよい。
表4は、広告画像DB194に記憶されている情報を模式的に示す。広告画像DB194には、広告の対象となる全天球画像6又は3DCGに関する情報が登録されている。広告画像DB194には、広告主ID、画像ID、優先度、及び、対象属性が対応付けて登録されている。DSP20により広告主が決定されるので、この広告主が配信したい画像うち、閲覧者の属性と表4の対象属性の一致度又は優先度の少なくとも一方に基づいて配信する画像が決定される。なお、リターゲッティング広告の場合は、操作履歴DB192で画像クッキーに対応付けられた画像が配信される。
表5は、クッキー対応DB193に記憶されている情報を模式的に示す。クッキー対応DB193には、DSPクッキーと画像クッキーが対応付けられている。DSPクッキーはDSP20から通知され、画像クッキーは端末装置30から通知される。両者が対応付けられることでDSPクッキーだけで画像配信装置10が閲覧者を判別できるようになる。
表6は、パターンDB195に登録されている情報を模式的に示す。パターンDB195には全天球画像6又は3DCG画像の注目点Pを表示させる順番及び画角の組み合わせが登録されている。順番及び画角の組み合わせを表示パターンという。表6では4つの座標1〜4が注目点Pである。注目点Pの数は1つの全天球画像6又は3DCG画像に4つとは限らず3つ以下又は5つ以上でもよい。また、全天球画像6又は3DCG画像によって様々でよい。表示パターンは座標1〜4の表示順を有している。したがって、注目点Pが4つの場合、表示順は4の階乗個(=24)ある。また、各注目点Pの画角が例えば3段階に変更される場合、3の4乗の画角の組み合わせがある。したがって、画角に関して1つの表示順について81通りの組み合わせがある。最終的に1つの全天球画像又は3DCG画像について24×81の表示パターンがある。クリック回数はこの表示パターンごとに閲覧者がクリックした回数である。クリックは「所定の操作」の一例である。つまり、画像配信装置10は同じ全天球画像6又は3DCG画像を同じ表示パターンで全天球画像6又は3DCG画像を複数の端末装置30に表示させ、端末装置30がクリックした旨を記録する。こうすることで、クリック率の低い表示パターンによる配信を徐々に回避できる。なお、クリック回数は閲覧者の属性(性別、年代、家族構成等)ごとに記録することが好適である。これにより、閲覧者の属性に対しクリック回数が多い表示パターンで表示できる。
表7は、配信履歴DB191に登録されている情報を模式的に示す。配信履歴DB191には画像クッキーに対応付けて配信された全天球画像6又は3DCG画像の画像IDと表示パターンが登録されている。画像配信装置10が広告データを送信する際に端末装置30に画像クッキーが登録されている場合、画像配信装置10はこの画像クッキーを端末装置30から取得できる。画像配信装置10は同一の閲覧者に同じ全天球画像6又は3DCG画像の配信を避けたり、同じ全天球画像6又は3DCG画像を同じ表示パターンで配信することを避けたりすることができる。逆に、リターゲッティング配信することもできる。
(画像配信装置の機能について)
画像情報応答部11はDSP20から取得したDSPクッキー、広告主ID、リクエスト内容(主に広告枠ID)に対し広告機会IDを付与し、アクセス情報2と共にDSP20に返送する。広告機会IDにより端末装置30の広告枠7ごとに広告の配信機会を特定できる。
広告配信部12は、端末装置30から広告機会IDと共に広告データを要求されると配信する全天球画像6と表示パターンを決定する。まず、DSP20から取得した広告主IDに対応付けられた全天球画像6又は3DCG画像を広告画像DB194から決定する。好ましくは閲覧者の属性を考慮する。閲覧者の属性はDSP20から通知されてもよいし、画像配信装置10が画像クッキーに対応付けて蓄積したものでもよい。次に、広告配信部12はパターンDB195を参照して全天球画像6の表示パターンを決定する。例えば、最もクリック回数の多いパターンを決定する、又は、クリック回数が閾値以上のパターンから任意に決定する。パターン決定時も閲覧者の属性が考慮されることが好ましい。
操作履歴取得部14は、端末装置30から画像クッキー及び画像IDと共に操作履歴を取得し、操作履歴DB192に設定する。なお、注目点を決定するための操作履歴とクリック回数を更新するための操作履歴(クリックしたこと)の2種類の操作履歴がある。
端末装置30の操作履歴記録部41を画像配信装置10が有していてもよい。操作履歴記録部41は時系列的な操作内容を必要とするので、通信帯域などによっては画像配信装置10が取得することが困難になるおそれがある。これに対し、端末装置30の操作履歴記録部41は最終的な操作履歴のみを画像配信装置10に送信すればよいので通信負荷を低減できる。
注目点決定部13は、全天球画像6の注目点Pを決定する。各種の注目点Pの決定方法が考えられるが、詳細は後述する。注目点決定部13は決定した注目点Pを使った表示パターンをパターンDB195に登録する。
<端末装置の広告表示部の機能について>
図13は、広告表示部40の機能を詳細に説明する機能ブロック図の一例である。広告表示部40は、広告枠表示位置検知部61、占有割合算出部62、判断部63、無効化部64、及び、有効化部65を有している。これらは広告データに含まれるスクリプト(表示プログラム196)をCPU601が実行することで実現される。
広告枠表示位置検知部61は、Webページにおける広告枠7の位置を検知する。これにより広告枠7(すなわち画像データ)が画面315に表示されたかどうかを判断できる。Webページに広告枠7が表示されたか否かを判断する広告枠7の位置を検知ポイントという。検知ポイントは本来、画像データが表示されたか否かを判断するために設けられているが、本実施形態では、画面315に対する広告枠7の占有割合の算出を開始するかどうかを判断するためにも使用される。
広告枠表示位置検知部61が広告枠7の検知ポイントが画面315に入ったと判断すると、占有割合算出部62は画面315に対し広告枠7が占める占有割合を算出する。占有割合は面積で算出してもよいし、高さ方向に対して算出してもよいし、横方向に対して算出してもよい。
判断部63は、占有割合算出部62が算出した占有割合が閾値を超えたか否かを判断する。超えた場合、広告枠7の画像データに対する操作を画像操作受付部43が受け付けることを無効化部64が無効化する。補足すると、そもそも画像操作受付部43はポインティングデバイスの座標が広告枠7に含まれる状態で操作された場合にWebページに対する操作よりも優先して画像データへの操作を受け付ける。無効化は、広告枠7の優先的な地位をいったん放棄する処理である。例えばJavaScript(登録商標)で用意されている「event.preventDefault」というメソッドで画像データへの操作を無効にする。なお、このメソッドは一例に過ぎず、このメソッドには限られない。優先的な地位が放棄されたので、画像操作受付部43がWebページへの操作を受け付けることができる。このメソッドでは「event」に広告枠7を示すオブジェクトを指定すれば、広告枠7(画像データ)に対する操作を無効にできる。
なお、無効化部64は広告枠7に対する全ての操作を無効化してもよいし、一部を無効化することもできる。本実施形態では、占有割合算出部62が算出した占有割合が閾値を超えても、Webページのスクロールを受け付けたいので、Webページを上下にスクロールさせる操作(例えば上下のフリック操作)に対応する画像データへの操作(例えば、上下方向の回転、上下方向の視線変更)のみを無効化することが考えられる。この場合、画像データへの操作が無効化された状態でも、閲覧者は画像データを左右に回転させたりできると共に、Webページをスクロールさせることができる。なお、画像データに対する操作のうちタップ(又はこれに相当する操作)は無効化されない。ランディングページへの移動を可能にするためである。
有効化部65は広告枠7(画像データ)への操作の無効を解除し、再度、画像データへの操作をWebページよりも優先して画像操作受付部43が受け付けることを可能にする。例えば、以下のような場合に有効化する。
・検知ポイントが画面315に表示されてからN秒が経過した場合は、閲覧者が広告に興味があると推定して画像データへの操作を有効化する。
・広告枠7の画像データに対し、閲覧者が例えば横方向のフリックをした場合、それ以降は広告に興味があると推定して画像データへの操作を有効化する。すなわち、画面の上下方向のスクロールに関する操作以外の操作を受け付けた場合に有効化する。
なお、「無効化を解除」という表現を使用したが、有効化には無効化しないことも含まれる。有効化にはJavaScript(登録商標)の「addEventListener() 」というメソッドで「scroll」イベントを呼び出す。なお、このメソッドは一例に過ぎず、このメソッドには限られない。
<検知ポイントについて>
図14を用いて検知ポイントについて説明する。図14は、検知ポイントの一例とその座標の算出例を示す図である。図14(a)では広告枠7の一部が画面315に表示されている。画面315はWebページ全体のうち実際にディスプレイ616に表示されている領域である。説明のため、画面315の左上コーナーを原点(0,0)とし、広告枠7の左下コーナーの座標を(A,B)で表す。なお、原点はWebページの画面315の左上端部であるが、本実施形態では、簡単のため、ディスプレイ616の原点と同じ意味とする(実際にはバッテリ残量などのステータス欄がある)。2つのアプリを同時に2画面表示できる端末装置30では、Webページが表示される画面315の左上端部がディスプレイの原点と一致しない場合がある。
図14(b)は広告枠7のサイズを説明する図である。広告枠7の幅をW,高さをHとする。表示プログラム196はスクリプトの機能により広告枠7を指定して原点に対する座標(X,Y)をブラウザソフトから取得する機能を有している。つまり、Webページ310が表示される画面315に対する広告枠7の相対位置を取得できる。例えば、Yの値は広告枠7の左上コーナーが画面315に入るまではマイナスになる。また、広告枠7の幅W,高さHもブラウザソフトから取得できる。
広告枠表示位置検知部61はリアルタイムに広告枠7の座標(X,Y)を把握でき、広告枠7の幅W,高さHが分かっているので、広告枠7の左下コーナーの座標(A,B)を算出できる。
A=X
B=Y+H
また、説明の便宜上、検知ポイント320を広告枠7の中央としその座標を(C,D)で表す。C,Dも同様に算出できる。
C=X+W/2
D=Y+H/2
このように広告枠表示位置検知部61は検知ポイント320の座標を算出しながら、高さ方向にどの位、広告枠7が表示されたかを示すDの値が正値になったら、広告枠7が画面315に表示されたことを検知できる。なお、広告枠7のどこに検知ポイント320を設定するかは任意である。
<占有割合の算出>
続いて図15を用いて広告枠7の占有割合の算出について説明する。図15はWebページ310が表示される画面315に対する広告枠7(広告枠7に表示された画像データ313も同様)の占有割合の算出例を説明する図である。まず、画面315のサイズは端末装置30のブラウザソフトが保持している。また、ディスプレイサイズは画面315のサイズと異なるがディスプレイサイズもブラウザソフトから取得できる。本実施形態では簡単のため画面315に対する占有割合を算出するものとする。
図15に示すように画面315の幅をQ、高さをPとする。広告枠7の左下コーナーの座標を(A、B)とする。なお、Bが高さHを超えた場合はB=Hとみなす。
画面の面積=P×Q
広告枠の面積=B×W
したがって、画面315に対する広告枠7の占有割合は(B×W)/(P×Q)である。判断部63はこの占有割合が閾値を超えたか否かを判断する。
なお、面積でなく、Webページが表示される画面315の高さと広告枠7の高さの高さ比により、判断部63が判断してもよい。
高さ比=B/P
一般にスマートフォンでは画面315の幅方向のほとんどを広告枠7が占めるため、高さ方向のみでも、画面315の大部分を広告枠7が占めたか否かを判断できる。
また、図16に示すように横方向にWebページを横方向にスクロールできる場合も同様に判断できる。図16では、左から右にWebページがスクロール可能であり、画面315で表示されている横の長さはX+Wである。広告枠の高さHは既知なので、面積や高さ比(正確には幅比)を算出できる。
<動作手順>
図17は、閲覧システム100が広告として表示される全天球画像6を配信する手順を説明するシーケンス図の一例である。
S1:まず、閲覧者はパートナーサイトWebサーバ60と接続するように端末装置30を操作する。端末装置30の操作受付部34は操作を受け付け、Webページ取得部31がWebページを取得する。
S2:端末装置30のWebページ解析部32はWebページを解析しHTML、CSS,スクリプトを抽出し、Webページ表示部33がHTMLとCSSに基づいてWebページを表示する。
S3:端末装置30の広告枠検出部36は広告枠7に対応付けられた広告タグ(スクリプト)を実行することで広告リクエストをSSP50に送信する。広告リクエストには、例えばSSPクッキー、パートナーサイトWebサーバ60のドメイン、広告枠ID、広告枠サイズ、広告フォーマット、ブラウザ種類、OS種類等が含まれる。
S4:SSP50の広告要求取得部52は広告リクエストを取得し、広告リクエスト部51が広告リクエストを受け付ける。広告リクエスト部51はSSPクッキーを検出してDSP20に対し広告リクエストを通知して広告枠7を販売する。
S5:DSP20のリクエスト受付部21は広告リクエストを入札判断部22に送出する。DSP20の入札判断部22はクッキー情報DB291を参照してSSPクッキーからDSPクッキーを特定する。
S6:入札判断部22はDSPクッキーから属性を判断する。クッキー情報DB291の訪問ドメインを参照してもよいし、適宜、DSPクッキーで特定される閲覧者の属性情報を参照してもよい。
S7:入札判断部22は配信設定DB292を参照して広角画像又は3DCG画像の提供元に対し設定されている好ましい対象者の属性又は好ましくない対象者の属性に基づいて、この閲覧者に広角画像を送信するか否かを決定する。ここでは少なくとも1つの広告主について配信すると決定したものとする。
S8:入札判断部22は広告主の予算や属性の一致度等に応じて入札金額を決定する。
S9:DSP20の入札部23はSSP50に入札する。SSP50の落札部54は複数のDSP20からの入札に対し原則的に最も高い入札金額を申し入れたDSP20を落札者に決定する。
S10:ここでは図示するDSP20が落札したものとする。SSP50は落札IDをDSP20に通知する。
S11:SSP50のアクセス情報送信部53は落札IDと共にアクセス情報1を端末装置30に送信する。
S12:端末装置30の広告要求部38はアクセス情報1を実行することで落札IDと共に広告要求をDSP20に送信する。
S13:DSP20の広告要求受付部24は落札IDにより広告リクエストを特定する。画像依頼部25は広告主ID、DSPクッキー、及び、広告リクエストと共に画像配信装置10に画像を要求する。
S14:画像配信装置10の画像情報応答部11は画像要求を受信すると広告リクエストを特定するための広告機会IDを生成する。
S15:画像情報応答部11は広告機会IDと対応付けられたアクセス情報2をDSP20に送信する。
S16:DSP20の画像依頼部25はアクセス情報2を受信して、広告要求受付部24が端末装置30に送信する。
S17:端末装置30の広告取得部39はアクセス情報2に含まれる画像配信装置10のURLに基づいて広告要求(広告機会ID)を送信する。端末装置30が画像クッキーを保持している場合は画像クッキーを送信することができる。
S18:画像配信装置10の広告配信部12は広告機会IDにより画像要求を特定する。
S19:広告配信部12はDSPクッキーから属性を判断したり、画像クッキーから属性を判断したりする。
S20:広告配信部12は広告主IDと属性に基づき全天球画像6を特定する。すなわち、広告画像DB194を参照し全天球画像6に対し設定されている配信の対象者の属性又は優先度に基づいて送信する全天球画像6を決定する。表示パターンはクリック回数が閾値より高いものであるが、全天球画像6の配信数が少ない間は不作為に選択する。
S21:広告配信部12は全天球画像6、表示パターン、画像ID、画像クッキー、及び、広告枠IDを含む広告データを端末装置30に送信する。全天球画像6には広告主Webサーバ70のURLが対応付けられている。
S22:端末装置30の広告取得部39は広告データを取得し、広告表示部40が広告枠7に全天球画像6を表示する。閲覧者が広告枠7を押下(クリック又はタップ)すると操作受付部34が受け付け、広告主Webサーバ70のURLに基づいてWebページ取得部31が広告主Webサーバ70と通信を開始する。
<画像データに対する操作の無効化と有効化の処理>
端末装置30に広告データが送信され、広告表示部40が広告枠7に全天球画像6(画像データ)を表示する。端末装置30は画像データに対する操作の無効化と有効化を制御する。
図18は、端末装置30が広告枠7に配置された画像データを無効化しまた有効化する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、広告枠表示位置検知部61は検知ポイント320の算出を開始する(S101)。
広告枠表示位置検知部61は検知ポイント320が画面315に入ったか否かを判断する(S102)。すなわち、検知ポイント320の高さ方向の座標Dが正値になったか否かを判断する。
検知ポイント320が画面315に入るまでは(ステップS102のNo)、検知ポイント320の算出を繰り返す。
検知ポイント320が画面315に入った場合(ステップS102のYes)、広告枠(画像データ)が画面315に占める占有割合を占有割合算出部62が算出する(S103)。
そして、判断部63は占有割合が閾値より大きいか否かを判断する(S104)。閾値は例えば、80%〜90%などである。閲覧者がWebページをスクロールするための余白を画面315に見つけられない程度、又は、余白を見つけても操作できない広さの隙間しかない程度の閾値とする。
ステップS104の判断がNoの場合、処理はステップS103に戻り、再度、占有割合が算出されるが、画像データに対する操作がステップS105ですでに無効化されている場合は有効化する(S109)。無効化には有効化しないことを含まれる。つまり、画面315の大部分を広告枠7が占めたがスクロールにより広告枠7が画面315の下方に移動するなどすれば、画像データに対する操作を有効にできる。
ステップS104の判断がYesの場合、無効化部64が広告枠7の画像データに対する操作を無効化する(S105)。これにより、閲覧者の指先を画像データに重ねてWebページを上下にスクロールさせる操作(画像データを上下に回転等させる操作)を行えば、閲覧者はWebページを上下にスクロールできる。無効化は画像データに対する全ての操作を無効化してもよいし(タップを除く)、一部の操作のみを無効化してもよい。例えば、画像データに対する上下のスクロールを無効化して、それ以外の操作を有効なままとすることができる。
次に、有効化部65は検知ポイントが画面315に表示されてからN秒が経過したか否かを判断する(S106)。このN秒は画像データに興味があると判断される程度の時間である。例えば1〜3秒程度とする。また、N秒は占有割合が閾値より大きい場合にカウントされる。なお、N秒の起点を無効化してからカウントしてもよい。
N秒が経過するまでの間(ステップS106のNo)、画像操作受付部43は画像データに対する上下のスクロール以外の操作を検出したか否かを判断する(S108)。画像データに対する操作を無効化した状態でも、ブラウザソフトで動くスクリプトの本来の仕様上、操作を検出することは可能である。画像データに対する上下のスクロール以外の操作に制限したのは、上下のスクロール操作は閲覧者がWebページをスクロールさせるために行う可能性があるためである。また、例えば横方向のフリックの場合、画像データに興味があると推定できるためである。なお、そもそもステップS105で画像データに対する上下方向の操作のみを無効化し、左右方向の操作を無効化していない場合は、有効化しなくても横方向のフリックを画像操作受付部43が受け付け、画像データを動かすことができる。そして、有効化により画像データに対する上下方向の操作も有効になる。
上下のスクロール以外の操作を検出しない場合(S108のNo)、処理はステップS103に戻り、占有割合の算出から実行される。これにより、占有割合が閾値以下になると画像データに対する操作を有効化できる。
N秒が経過するか(S106のYes)、又は、上下のスクロール以外の操作を検出した場合(S108のYes)、有効化部65が画像データに対する操作を有効化する(S107)。
以上の処理により、画面315の大部分を広告枠7が占有する場合でも、閲覧者がWebページを上下にスクロールできるようにすることができる。また、無効化した後も閲覧者が広告枠7の画像データに興味があると推定される場合は画像データに対する操作を有効化できるので、閲覧者は全天球画像又は3DCG画像を様々な視点から閲覧でき、広告の効果を向上できる。
<閲覧者の操作で変化する画像データのその他の例>
閲覧者の操作に応じて変化する画像データとして、全天球画像や3DCG画像を例示したが、画像データは外観が変化すればよい。
図19は閲覧者の操作で外観が変化する画像データのいくつかの例を示す。図19(a)(b)は広告枠7に表示された画像データの色が変わる例を示す。閲覧者が画像データをフリックしたりスワイプしたりすると画像データの色が交互に変わる。
図19(c)(d)は広告枠7に表示された画像データが切り替わる例を示す。閲覧者が画像データをフリックしたりスワイプしたりすると画像データそのものが変更される。
図19(e)(f)は広告枠7に表示された画像データの一部(表示欄360)が横にスライドする例を示す。閲覧者が表示欄360を横方向にフリックしたりスワイプしたりすると表示欄360だけが横方向にスライドしてアイテム(A〜Dで表す)が切り替わる。
このほか、外観が変化すれば画像データはどのような態様で変化してもよい。
<広告データの配信例>
本実施形態では第三者配信という仕組みで広告が配信されたが、広告は最終的に端末装置30が表示するWebページに表示されればよい。図20は広告データが配信されるいくつかの形態を示す。
図20(a)ではパートナーサイトWebサーバ60が配信するWebページに広告データが含まれる状態でWebページが送信されている。この場合、広告主はパートナーサイトWebサーバ60に予め画像データを入稿している。
図20(b)では広告配信サーバ80が広告データを配信している。パートナーサイトWebサーバ60が広告を載せたいWebページを広告配信サーバ80に登録する。これにより、広告配信サーバ80はアドタグを出力するので、パートナーサイトWebサーバ60は広告を載せたいWebページにアドタグを貼り付ける。また、広告主は広告データを広告配信サーバ80に入稿しておく。
閲覧者がパートナーサイトWebサーバ60にアクセスをすると、アドタグにより広告配信サーバ80を呼び出す。広告配信サーバ80は各広告主から入稿されたどの広告を配信するか判断し、広告データを端末装置30に送信する。
図20(c)は本実施形態で説明した態様における広告データの配信例である。本実施形態で説明したように、画像配信装置10が広告データを配信してもよいし、DSP20が配信してもよい。広告主は広告データをDSP20に入稿しておけばよい。また、図20(c)の構成では、DSP20又は画像配信装置10が広告配信サーバ80となる。
また、画像データの好適例として広告枠7に表示される画像データを説明したが、Webページに表示され閲覧者の操作で変化する画像データであれば広告に限られず本実施形態を好適に適用できる。
<まとめ>
本実施形態の端末装置30は、画像データ313がWebページの画面の大部分を占めた場合に、Webページを上下にスクロールさせる操作(例えば上下のフリック操作)に対応する画像データへの操作(例えば、上下方向の回転、上下方向の視線変更)を無効化するので、Webページ310への操作を受け付けることができる。すなわち、画面315に対する画像データ313の占有割合に応じて、Webページ310への操作と画像データ313への操作を区別して受け付けることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、広告枠7に全天球画像や3DCG画像が表示される例を説明したが、全天球画像は広角な画像であればよい。すなわち、広告枠7には入りきらない画角を有し、閲覧者の操作で見られる範囲が変わる画像データであればよい。
また、一部を無効化する場合、Webページを上下にスクロールさせる操作(例えば上下のフリック操作)に対応する画像データへの操作(例えば、上下方向の回転、上下方向の視線変更)のみを無効化する例を説明したが、Webページが左右にスクロールする場合は、Webページを左右にスクロールさせる操作(例えば左右のフリック操作)に対応する画像データへの操作(例えば、左右方向の回転、左右方向の視線変更)のみを無効化することもできる。
また、全天球画像を表示する端末装置30のアプリケーションはブラウザソフトに限られず、任意のアプリケーションソフトウェアが画面に全天球画像や3DCG画像を表示する際にも本実施形態を適用できる。
本実施形態では端末装置30がDSP20にアクセスし、次に、画像配信装置10にアクセスして広告データを取得している。しかし、DSP20が画像配信装置10から直接、広告データを取得して端末装置30に送信してもよい。端末装置30はDSP20にアクセスするだけで広告データを取得できるため、広告が表示されるまでの時間を短縮できる。また、DSP20と画像配信装置10が一体に構成されており、DSP20が広告データ(全天球画像)を端末装置30に配信してもよい。
また、本実施形態で説明されたSSP50,DSP20及び画像配信装置10が連携する広告の配信方法は一例に過ぎず、端末装置30が広告を表示するまでのプロセスを制限する意図はない。例えば、単純なプロセスとして、パートナーサイトWebサーバ60が広告主からの広告データを預かっておき、端末装置30に配信してもよい。この場合、SSP50、DSP20及び画像配信装置10はなくてよい。
また、全天球画像は2つの画像が張り合わされる方法で作成される場合に限られず、例えば、撮像方向を少しずつ移動しながら撮像した画像データの重複部分を重ね合わせて作成してもよい。すなわち、全天球画像の作成方法は制限されない。
また、以上の実施例で示した図12、図13などの構成例は、閲覧システム100の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。しかし、各処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。閲覧システム100は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、Webページ取得部31は受信手段の一例であり、広告表示部40は表示手段の一例であり、画像操作受付部43は画像操作受付手段の一例であり、広告枠表示位置検知部61は検知手段の一例であり、Webページ表示部33は表示処理手段の一例である。
7 広告枠
10 画像配信装置
20 DSP
30 端末装置
40 広告表示部
50 SSP
60 パートナーサイトWebサーバ
70 広告主Webサーバ
100 閲覧システム
特開2008−19211号公報

Claims (15)

  1. 情報処理装置からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置を、
    閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段と、
    前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段、
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記画像操作受付手段は、前記占有割合が閾値より大きい場合は、前記画面のスクロールに関する操作を受け付け、前記占有割合が閾値より大きくない場合は、前記画像データを変化させる操作を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記画面には前記画像データを表示する表示枠が設定されており、
    前記画像操作受付手段は、閲覧者が操作するポインティングデバイスの座標を取得し、前記ポインティングデバイスの座標が前記表示枠に含まれる場合、前記画像データに対する操作を受け付け、
    前記ポインティングデバイスの座標が前記表示枠に含まれない場合、前記画面に対する操作を受け付け、
    前記占有割合が閾値より大きい場合は、前記ポインティングデバイスの座標が前記表示枠に含まれていても、前記画像データに対する操作を無効化し、前記画面に対する操作を受け付けることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記画像操作受付手段は、前記占有割合が閾値より大きい場合は、前記画像データに対する操作の一部を無効化することを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記画像データに対して無効化される一部の操作は、前記画面の上下方向のスクロールに対応する前記画像データに対する操作であることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記画像操作受付手段が前記画像データに対する操作を無効化してから所定時間が経過した場合、前記画像データに対する操作を有効化することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記画像操作受付手段が前記画像データに対する操作を無効化し、
    前記ポインティングデバイスの座標が前記表示枠に含まれる、前記画面の上下方向のスクロールに関する操作以外の操作を受け付けた場合、前記画像データに対する操作を有効化することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記画面には前記画像データを表示する表示枠が設定されており、
    前記表示枠に予め設定された検知ポイントが前記画面に表示されたことを検知する検知手段として機能させ、
    前記検知ポイントが前記画面に表示されたことを前記検知手段が検知した場合、前記画面が表示されている画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付けることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記画像データは、ポインティングデバイスの押下により指定されたURLに前記端末装置を通信させる広告のための画像データであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記画像データは広角な撮像装置で撮像された画像データであり、前記画像操作受付手段が前記画像データに対する操作を受け付けた場合、広角な画像データの視点を変えて表示することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記画像データは3DCGから生成された画像データであり、前記画像操作受付手段が前記画像データに対する操作を受け付けた場合、前記3DCGに対する視点を変えて表示することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 端末装置が表示する画面に関する画面情報を送信する情報処理装置と、
    前記情報処理装置からネットワークを介して前記画面情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記画面情報に基づいて画面を表示する表示処理手段と、を有する端末装置を、
    閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段と、
    前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段、
    として機能させるためのプログラムと、を有する閲覧システム。
  13. 情報処理装置からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置であって、
    閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段と、
    前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  14. 情報処理装置からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置が行う表示方法であって、
    表示手段が、閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示するステップと、
    画像操作受付手段が、前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付けるステップと、
    を有することを特徴とする表示方法。
  15. 情報処理装置からネットワークを介して受信した画面に関する画面情報に基づいて画面を表示する端末装置を、
    閲覧者の操作に応じて変化する画像データを前記画面に表示する表示手段と、
    前記画面に対し前記画像データが占める占有割合に応じて、前記画面に対する操作と前記画像データに対する操作を区別して受け付ける画像操作受付手段、
    として機能させるためのプログラムを、前記端末装置に送信する情報処理装置。
JP2019017433A 2019-02-01 2019-02-01 プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置 Pending JP2020126368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017433A JP2020126368A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019017433A JP2020126368A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020126368A true JP2020126368A (ja) 2020-08-20

Family

ID=72084886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019017433A Pending JP2020126368A (ja) 2019-02-01 2019-02-01 プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020126368A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11140324B2 (en) Method of displaying wide-angle image, image display system, and information processing apparatus
US10877649B2 (en) Browsing system, browsing method, and information processing apparatus
US10970460B2 (en) Information processing apparatus, method of displaying image, storage medium, and system
JP2014041502A (ja) 映像配信装置、映像配信方法及び映像配信プログラム
JP7069970B2 (ja) 閲覧システム、画像配信装置、画像配信方法、プログラム
JP7063264B2 (ja) 情報処理システム、記録媒体、情報処理方法、およびプログラム
KR101899578B1 (ko) 모바일 디스플레이 광고를 제공하는 광고 제공 시스템 및 방법
KR20190026742A (ko) 온라인 환경에서 사용하기 위한 삼차원 디지털 자산을 생성 및 디스플레이하기 위한 방법 및 시스템
JP6844420B2 (ja) 閲覧システム、プログラム
WO2023093329A1 (zh) 信息输出方法、头戴式显示设备及可读存储介质
JP2021056852A (ja) プログラム、情報処理装置、表示方法
WO2020189341A1 (en) Image display system, image distribution method, and program
JP2020126368A (ja) プログラム、閲覧システム、端末装置、表示方法、情報処理装置
US10991342B2 (en) Terminal apparatus, system, and method of displaying image
KR102443016B1 (ko) 증강 기술을 이용하여 광고를 구현하는 장치 및 방법
JP6891667B2 (ja) 閲覧システム、プログラム
JP2020144821A (ja) 画像表示システム、画像表示方法、プログラム
JP6829391B2 (ja) 情報処理装置、情報配信方法、及び情報配信プログラム
JP2021052224A (ja) プログラム、情報処理装置、表示方法
JP2020149364A (ja) 画像表示システム、画像表示方法、プログラム
JP6560383B1 (ja) 情報表示プログラム、情報表示方法、情報表示装置、及び配信装置
JP6362757B1 (ja) 情報表示プログラム、情報表示方法、情報表示装置、及び配信装置
JP2018195199A (ja) 情報表示プログラム、情報表示方法、情報表示装置、及び配信装置
JP7031168B2 (ja) 閲覧システム、情報処理装置、画像配信方法、プログラム
JP2020013552A (ja) 端末装置、閲覧システム、表示方法、及びプログラム