JP2020125056A - スタータの異常判定装置 - Google Patents

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Yasuhiro Kuze
泰広 久世
亮祐 池村
Ryosuke Ikemura
亮祐 池村
加藤 直人
Naoto Kato
直人 加藤
孝吉 河井
Kokichi Kawai
孝吉 河井
哲平 吉岡
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哲平 吉岡
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Hiroshige Hashimoto
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大士 渡辺
Hiroshi Watanabe
大士 渡辺
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Abstract

【課題】スタータの異常判定が可能なスタータの異常判定装置を提供することを課題とする。【解決手段】内燃機関および電動機を駆動源とし、前記内燃機関を始動させるスタータを有するハイブリッド車両において、前記内燃機関を始動または停止させる際に前記スタータを駆動させたときの前記内燃機関の状態に基づいて前記スタータが異常であるか否か判定する判定部と、前記内燃機関を始動させる際に前記判定部が判定を行う場合、前記判定の後に前記電動機を用いて前記内燃機関を始動させる始動制御部と、を具備するスタータの異常判定装置。【選択図】図4

Description

本発明はスタータの異常判定装置に関する。
内燃機関の始動にはスタータを用いる。スタータの回転数に基づき、スタータの故障を検出することができる(例えば特許文献1)。
特開2012−023813号公報
内燃機関および電動機の少なくとも一方から得られる動力により走行するハイブリッド車両では、振動および騒音の抑制のため、内燃機関の始動に電動機を用いることがある。このためスタータの使用頻度が低下し、スタータの故障を検出することが困難となる。したがって、スタータを使用したいときにスタータの異常が判明する恐れがある。そこでスタータの異常判定が可能なスタータの異常判定装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関および電動機を駆動源とし、前記内燃機関を始動させるスタータを有するハイブリッド車両において、前記内燃機関を始動または停止させる際に前記スタータを駆動させたときの前記内燃機関の状態に基づいて前記スタータが異常であるか否か判定する判定部と、前記内燃機関を始動させる際に前記判定部が判定を行う場合、前記判定の後に前記電動機を用いて前記内燃機関を始動させる始動制御部と、を具備するスタータの異常判定装置によって達成できる。
スタータの異常判定が可能なスタータの異常判定装置を提供できる。
図1はハイブリッド車両を例示する模式図である。 図2は内燃機関、MG、スタータ、ピニオンギヤおよびECUを抜き出した模式図である。 図3(a)および図3(b)は第1実施形態におけるタイムチャートである。 図4はECUが実行する制御を例示するフローチャートである。 図5は第2実施形態におけるタイムチャートである。 図6は第2実施形態におけるタイムチャートである。 図7はECUが実行する制御を例示するフローチャートである。 図8はECUが実行する制御を例示するフローチャートである。 図9(a)および図9(b)は第3実施形態におけるタイムチャートである。 図10はECUが実行する制御を例示するフローチャートである。 図11(a)および図11(b)は第4実施形態におけるタイムチャートである。 図12はECUが実行する制御を例示するフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態のスタータの異常判定装置について説明する。異常判定装置はハイブリッド車両に適用される。
(ハイブリッド車両)
図1はハイブリッド車両1を例示する模式図である。図1に示すように、ハイブリッド車両1は、内燃機関10(エンジン)、モータジェネレータ(MG:Motor Generator)4および5を搭載し、駆動輪1aおよび1bを有する。なお、駆動輪1aおよび1bはそれぞれ1対あり、図1では省略している。ハイブリッド車両1は、不図示のバッテリが外部電源により充電可能なプラグインハイブリッド車両でもよい。
内燃機関10は例えばガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンなどであり、燃料を燃焼させて動力を発生させる。内燃機関10とMG5とはダンパ3を介して互いに連結され、これらはAT(Automatic Transmission)2およびディファレンシャルギヤ7bを介して駆動輪1bに連結される。MG4は、減速機8およびディファレンシャルギヤ7aを介して駆動輪1aに連結される。
内燃機関10およびMG5の動力が駆動輪1bに伝達され、MG4の動力が駆動輪1aに伝達されることでハイブリッド車両1は走行する。内燃機関10の動力によりMG5が発電することで、不図示のバッテリを充電することができる。また、減速時にはMG4によりエネルギーを回生しバッテリを充電する。
内燃機関10の始動時にはAT2のクラッチ2aを開放することで、内燃機関10とMG5とがつながり、他の構成にはつながらない状態となる。MG5の動力が伝達することで内燃機関10が始動する。なお、ハイブリッドシステムは動力分割機構を持つものでもよい。
(内燃機関)
図2は内燃機関10、MG5、スタータ20、ピニオンギヤ30およびECU50を抜き出した模式図である。図2に示すように、内燃機関10はシリンダヘッド11とシリンダブロック12とを有する。シリンダブロック12の内部には、ピストン14、コンロッド15、およびクランクシャフト16が収納されている。シリンダヘッド11、シリンダブロック12およびピストン14により、内燃機関10の内部に燃焼室13が形成される。ピストン14はコンロッド15によりクランクシャフト16に連結されている。
ピニオンギヤ30はスタータ20に連結され、電磁石の作用によりスラスト方向に移動可能である。ピニオンギヤ30は移動することで内燃機関10のクランクシャフト16に設けられたフライホイールと噛み合う。スタータ20はモータを含み、スタータ20の回転力がピニオンギヤ30を介してクランクシャフト16に伝達されることで内燃機関10が始動する。MG5の駆動力が内燃機関10に伝達されることによっても、内燃機関10の始動は可能である。
シリンダブロック12に設けられたクランク角センサ19はエンジンのクランク角を検出する。シリンダブロック12には燃焼室13を囲むウォータジャケット17が設けられ、ウォータジャケット17内に冷却水が貯留される。水温センサ22は冷却水の温度(水温)を測定する。電流センサ24はMG5に入力される電流を検出する。電圧センサ26はMG5に入力される電圧を検出する。
ECU(Electronic Control Unit)50(異常判定装置)はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などの記憶装置等を備え、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより各種制御を行う。ECU50は、クランク角センサ19が検出するクランク角を取得し、内燃機関10の回転数を取得する。また、ECU50は、内燃機関10が停止したときのクランク角を記憶し、当該クランク角からピストン14の停止位置を取得および記憶する。ECU50は、ピニオンギヤ30の位置を制御し、例えばスラスト方向に移動(飛び込み)させることでピニオンギヤ30とフライホイールとを噛み合わせ、また噛み合いを解除させる。
ECU50は、スタータ20およびMG5に入力される電流および電圧などを制御することで、スタータ20およびMG5の駆動を制御する。ECU50は、電流センサ24が検出する電流、および電圧センサ26が検出する電圧を取得し、これらの積としてMG5が発生させる出力(MGパワー)を算出する。ECU50は、内燃機関10の回転数およびMGパワーから内燃機関10が発生させるトルクおよびエネルギーを推定する。
ECU50は、内燃機関10の回転数およびトルクなどに基づいて、スタータ20の異常を判定する判定部として機能する。またECU50は、スタータ20またはMG5を用いて内燃機関10を始動させる始動制御部として機能する。
図3(a)および図3(b)は第1実施形態におけるタイムチャートであり、図3(a)はスタータ20の正常時を例示し、図3(b)はスタータ20の異常時を例示する。各図において上段から順に、内燃機関10の始動要求フラグ、スタータ20の駆動状態、内燃機関10の回転、スタータ20の故障判定、MG5の駆動状態、内燃機関10の始動判定を表す。
図3(a)に示すように、時間t1において例えばドライバがイグニッションをオンにするなどすると、内燃機関10の始動要求フラグがオンになり、ECU50はスタータ20を駆動させる(オン)。このときピニオンギヤ30は飛び込み、スタータ20と内燃機関10とを連結させる。スタータ20が駆動後の時間t2において内燃機関10が回転している(オン)。つまり、スタータ20の駆動により内燃機関10が回転しており、スタータ20は正常である。また、MG5が駆動することで時間t3において内燃機関10は始動する。なお、内燃機関10の始動とは例えば回転数が所定の値以上になることである。
図3(b)の例では、スタータ20の駆動後に内燃機関10が回転しない(オフ)。したがってスタータ20は故障していると判定される。なお、時間t4においてMG5が駆動することで内燃機関10は始動する。
図4はECU50が実行する制御を例示するフローチャートであり、内燃機関10が停止状態から始動する際に行われる。まずECU50は、内燃機関10の始動要求フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS10)。否定判定(No)の場合、ステップS10が繰り返される。
肯定判定(Yes)の場合、ECU50はスタータ20の故障判定が実施済みであるか否かを判定する(ステップS12)。例えばハイブリッド車両1の走行距離が所定の距離に達するごと、または所定の時間が経過するごとに故障判定を行うものとする。つまり故障判定が未実施の状態における走行距離が所定の距離未満、または時間が所定の時間(数か月、数年など)未満ならば肯定判定である。肯定判定の場合、ECU50は、MG5を駆動させて内燃機関10を始動させる(ステップS22)。
例えば走行距離が所定の距離以上、または時間が所定の時間以上ならば否定判定である。否定判定の場合、ECU50は、内燃機関10が停止した際のピストン14の停止位置を取得し、停止位置が所定の位置P0よりも上死点側か否か判定する(ステップS14)。否定判定の場合、ECU50はステップS22を行う。肯定判定の場合、ECU50は、スタータ20を駆動させる(ステップS16、図3(a)および図3(b)の時間t1)。
ECU50は、スタータ20駆動後に内燃機関10が回転したか否かを判定する(ステップS18)。肯定判定の場合、ECU50はスタータ20が正常であると判定する(ステップS20、図3(a)の時間t2)。その後、ECU50はMG5を駆動させることにより内燃機関10を始動させる(ステップS22、図3(a)の時間t3)。一方、ステップS18において否定判定の場合、ECU50は内燃機関10が回転しない状態で所定時間が経過したか否か判定する(ステップS24)。否定判定の場合、ステップS18が行われる。肯定判定の場合、ECU50はスタータ20が異常であると判定する(ステップS26、図3(b)の時間t4)。その後、ECU50はステップS22を行う。ステップS22の後、制御は終了する。
第1実施形態によれば、ECU50はスタータ20を駆動させたときの内燃機関10の回転に基づいて、スタータ20が異常であるか否かを判定する。内燃機関10が回転していれば、スタータ20は正常であると判定される。内燃機関10が回転していなければ、スタータ20は異常、すなわち故障していると判定される。さらに、ECU50はMG5を駆動させることで内燃機関10を始動させる。このようにECU50は、内燃機関10始動の前にスタータ20で内燃機関10が回転するか判定する。これによりスタータ20の故障判定が可能である。
例えば低温の環境などでは、ECU50はMG5ではなくスタータ20による始動を行うことがある。スタータ20の故障判定が実施されず故障に気づかずにいると、内燃機関10の始動が困難となる。第1実施形態によれば、MG5による始動を行う際にスタータ20の故障判定を行うため、スタータ20の正常・異常をあらかじめ知ることができる。スタータ20が異常の場合、例えば警告灯などでドライバに通知してもよい。これによりドライバはあらかじめスタータ20の交換などが可能である。なお、低温などではない通常の環境ではスタータ20が正常でも異常でもMG5により内燃機関10は始動することができる。これによりスタータ20による始動に比べて振動および音を抑制することができる。
ピストン14の停止位置がP0より下死点側であり、かつスタータ20の故障判定を行うと内燃機関10の始動時間が長くなる。したがって停止位置がP0より下死点側ならばスタータ20の故障判定は行わない。一方、停止位置がP0よりも上死点側にある場合、スタータ20の故障判定を行う。これにより始動時間の長期化を抑止し、かつスタータ20の故障判定が可能である。なお、ECU50は、図3(a)のようにスタータ20の駆動後に内燃機関10が少しでも回転していればスタータ20は正常と判定してもよいし、回転数が所定の値に到達した場合に正常と判定してもよい。
(第2実施形態)
図1および図2の構成は第2実施形態にも共通である。第2実施形態において、以下のようにしてECU50は内燃機関10が発生させるトルクTeを算出する。クランクシャフト16の回転による運動エネルギーKcは、MG5が発生させるエネルギーKmgと内燃機関10が発生させるエネルギーKegとの和である。ECU50は、回転数に基づいてクランクシャフト16の運動エネルギーKcを算出し、かつ電流および電圧に基づいてMG5のエネルギーKmgを算出する。ECU50は、KcとKmgとの差としてエネルギーKegを算出し、エネルギーKegを時間微分することで内燃機関10が発生させるトルクTeを算出する。
図5および図6は第2実施形態におけるタイムチャートであり、図5はスタータ20の正常時を例示し、図6はスタータ20の異常時を例示する。各図において上段から順に、内燃機関10の始動要求フラグ、スタータ20の駆動状態、ピニオンギヤ30の飛び込み、MG5の駆動状態、内燃機関10が発生させるトルクTe、スタータ20の故障判定、内燃機関10の始動判定を表す。
図5に示すように、時間t5において始動要求フラグがオンになり、ECU50はスタータ20を駆動させる。時間t6においてピニオンギヤ30は飛び込みを完了し(オン)、スタータ20と内燃機関10とが連結される。また、ピニオンギヤ30の飛び込み完了直後にMG5は駆動を開始する。スタータ20の駆動後であってピニオンギヤ30の飛び込み完了後である時間t7付近にトルクTeは正の値である。すなわち、スタータ20の駆動力が伝達することで内燃機関10が回転して、正のトルクを発生させる。このためスタータ20は正常であると判定される。また、MG5が駆動することで時間t8において内燃機関10は始動する。
図6の例では、スタータ20の駆動後であってピニオンギヤ30の飛び込み完了後にも関わらず、トルクTeは正の値にならず、フリクションの影響で負の値となる。したがってスタータ20は故障していると判定される。
図7および図8はECU50が実行する制御を例示するフローチャートである。図7のステップS10およびS12は図4と同じである。始動要求フラグがオンの場合、ECU50は水温センサ22から冷却水の温度Twを取得し、水温Twが閾値Tth以上であるか否かを判定する(ステップS11)。否定判定の場合、ECU50は、MG5により内燃機関10を始動させる(ステップS30)。その後、制御は終了する。肯定判定の場合、内燃機関10の暖機は完了している。ECU50はスタータ20が故障判定済みであるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12で肯定判定の場合、ECU50は、MG5により内燃機関10を始動させ、制御は終了する。一方、ステップS12で否定判定の場合、ECU50は、スタータ20を駆動させる(ステップS16、図5および図6の時間t5)。
ECU50は、ピニオンギヤ30の飛び込みが完了したか否かを判定する(ステップS17)。否定判定の場合、ステップS17が繰り返される。肯定判定の場合、ECU50はMG5を駆動させる(ステップS32、時間t6)。
図8に示すように、ECU50は内燃機関10が発生させるトルクTeを算出し(ステップS34)、トルクTeが0より大きいか否かを判定する(ステップS36)。肯定判定、すなわちトルクTeが正ならば、ECU50はスタータ20が正常であると判定する(ステップS38、図5の時間t7)。否定判定、すなわちトルクTeが0以下ならば、ECU50はスタータ20が異常であると判定する(ステップS40、図6)。ステップS38またはS40の後、制御は終了する。なお、MG5が駆動することで内燃機関10は始動する。
第2実施形態によれば、スタータ20で内燃機関10に正のトルクが発生するか判定することで、スタータ20の故障判定が可能である。また、故障判定中にMG5が駆動するため、内燃機関10が迅速に始動する。したがって始動時間の長期化が抑制される。
ピニオンギヤ30の飛び込みが完了してからMG5を駆動させることが好ましい。MG5により内燃機関10が回転してからピニオンギヤ30を移動させるとギヤが衝突し噛み合いが困難になる恐れがある。なお、ピニオンギヤ30が常にフライホイールと噛み合う場合、図7のステップS17は実施しなくてよい。
水温Twが閾値Tth未満においてECU50はスタータ20の故障判定を行ってもよい。しかしフリクションが大きいためトルクTeの誤差が大きくなり、故障判定の精度が低下する。内燃機関10の暖機後には暖機前に比べてフリクションが低下するため、トルクTeの誤差が小さくなり、故障判定の精度が向上する。したがって水温Twが閾値Tth以上になってから故障判定を行うことが好ましい。
(第3実施形態)
図1および図2の構成は第3実施形態にも共通である。第3実施形態においては内燃機関10の停止時にスタータ20の故障判定を行う。
図9(a)および図9(b)は第3実施形態におけるタイムチャートである。図9(a)はスタータ20の正常時を例示し、図9(b)はスタータ20の異常時を例示する。各図において上段から順に内燃機関10の停止要求フラグ、スタータ20の駆動状態、内燃機関10の回転、スタータ20の故障判定を表す。
図9(a)に示すように、例えばイグニッションのオフなどドライバから内燃機関10の停止要求があると、時間t9において停止要求フラグがオンになり、ECU50はスタータ20を駆動させる。このときピニオンギヤ30はスタータ20と内燃機関10とを連結させる。スタータ20駆動後の時間t10において内燃機関10が回転している。したがってスタータ20は正常である。図9(b)の例では、スタータ20の駆動後、時間t11になっても内燃機関10が回転しない。したがってスタータ20は故障していると判定される。
図10はECU50が実行する制御を例示するフローチャートであり、内燃機関10が運転状態から停止する際に行われる。まずECU50は、内燃機関10の停止要求フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS13)。否定判定の場合、ステップS13が繰り返される。
肯定判定の場合、図4と共通の処理であるステップS12、S16、S18、S20、S24およびS26が行われる。ECU50はスタータ20の故障判定が実施済みであるか否かを判定する(ステップS12)。肯定判定の場合、制御は終了する。否定判定の場合、ECU50は、スタータ20を駆動させる(ステップS16、図9(a)および図9(b)の時間t9)。
ECU50は、スタータ20駆動後に内燃機関10が回転したか否かを判定する(ステップS18)。肯定判定の場合、ECU50はスタータ20が正常であると判定する(ステップS20、図9(a)の時間t10)。否定判定の場合、ECU50は内燃機関10が回転しない状態で所定時間が経過したか否か判定する(ステップS24)。否定判定の場合、ステップS18が行われる。肯定判定の場合、ECU50はスタータ20が異常であると判定する(ステップS26、図9(b)の時間t11)。以上で制御は終了する。第3実施形態によれば、内燃機関10の停止時においてスタータ20の故障判定が可能となる。
(第4実施形態)
図1および図2の構成は第4実施形態にも共通である。図11(a)および図11(b)は第4実施形態におけるタイムチャートである。図11(a)はスタータ20の正常時を例示し、図11(b)はスタータ20の異常時を例示する。各図において上段から順に内燃機関10の停止要求フラグ、スタータ20の駆動状態、内燃機関10が発生させるトルクTe、スタータ20の故障判定を表す。
図11(a)に示すように、時間t12において停止要求フラグがオンになり、ECU50はスタータ20を駆動させる。スタータ20駆動後の時間t13付近において内燃機関10のトルクTeは正の値である。このためスタータ20は正常であると判定される。図11(b)の例では、スタータ20の駆動後、時間t14になってもトルクTeは正の値にならず0である。したがってスタータ20は故障していると判定される。
図12はECU50が実行する制御を例示するフローチャートであり、内燃機関10が運転状態から停止する際に行われ、図10と同じステップS12、S13、S16、図8と同じステップS34からS40を含む。すなわち、トルクTeが正ならば、ECU50はスタータ20が正常であると判定する(ステップS38)。トルクTeが0以下ならば、ECU50はスタータ20が異常であると判定する(ステップS40)。第4実施形態によれば、内燃機関10の停止時にスタータ20の故障判定が可能である。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ハイブリッド車両
1a、1b 駆動輪
2 AT
2a クラッチ
3 ダンパ
4、5 MG
7a、7b ディファレンシャルギヤ
8 減速機
10 内燃機関
11 シリンダヘッド
12 シリンダブロック
14 ピストン
15 コンロッド
16 クランクシャフト
17 ウォータジャケット
19 クランク角センサ
20 スタータ
22 水温センサ
24 電流センサ
26 電圧センサ
30 ピニオンギヤ
50 ECU

Claims (1)

  1. 内燃機関および電動機を駆動源とし、前記内燃機関を始動させるスタータを有するハイブリッド車両において、
    前記内燃機関を始動または停止させる際に前記スタータを駆動させたときの前記内燃機関の状態に基づいて前記スタータが異常であるか否か判定する判定部と、
    前記内燃機関を始動させる際に前記判定部が判定を行う場合、前記判定の後に前記電動機を用いて前記内燃機関を始動させる始動制御部と、を具備するスタータの異常判定装置。
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