JP2020123016A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高いユーザビリティを発揮可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】本技術の一形態に係る画像表示装置は、表示制御部と、処理実行部とを具備する。前記表示制御部は、対象画像に対して領域を指定可能な指定用画像の表示を制御する。前記処理実行部は、前記指定用画像により指定された指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する。前記処理実行部は、第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行する。前記表示制御部は、前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる。
【選択図】図6

Description

本技術は、画像解析等の画像処理に適用可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
特許文献1に記載の画像処理システムでは、特許文献1の図13に示すように、画像処理等が可能な仮想レンズオブジェクトが供給される。仮想レンズオブジェクトに定義された色フィルタ等の光学レンズの特性により、画像の一部が変更される。これら仮想レンズオブジェクトを重ねることで、様々な画像処理が実行される。これにより、処理操作の単純化及び使い勝手の向上が図られている(特許文献1の明細書段落[0014][0023]図14、図18等)。
特開平7−57111号公報
このような画像解析等の画像処理の実行に関して、高いユーザビリティを発揮可能な技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、画像処理の実行に関して、高いユーザビリティを発揮可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理装置は、表示制御部と、処理実行部とを具備する。
前記表示制御部は、対象画像に対して領域を指定可能な指定用画像の表示を制御する。
前記処理実行部は、前記指定用画像により指定された指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する。
前記処理実行部は、第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行する。
前記表示制御部は、前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる。
この情報処理装置では、対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、各指定用画像に関連付けられた処理が実行される。重複領域が存在している場合、第1の指定用画像の移動に連動して第2の指定用画像が移動させられる。これにより、高いユーザビリティを発揮可能となる。
前記表示制御部は、前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させてもよい。
前記表示制御部は、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の位置関係を維持したまま、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させてもよい。
前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定領域画像及び前記第2の指定領域画像を同時に移動させてもよい。
前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合を除いて、前記第2の指定領域画像を前記第1の指定領域画像に対して独立して移動させてもよい。
前記情報処理装置は、さらに、ユーザの指示を受付ける受付部を具備してもよい。この場合、前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となるように前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を合成し、合成された前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を、前記重複領域を指定しかつ前記第1の処理及び前記第2の処理が関連付けられた合成指定用画像として表示を制御してもよい。
前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報を表示させてもよい。
前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報は、前記指定用画像の位置を基準として表示される前記対象画像の全体画像であってもよい。
前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として前記第1の処理を実行し、前記第1の処理の結果を入力として前記第2の処理を実行してもよい。
前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として、前記第1の処理及び前記第2の処理をそれぞれ実行してもよい。
前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第2の処理の実行が不可能である旨の情報を表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第1の指定用画像の移動に対する前記第2の指定用画像の移動の連動を解除してもよい。
前記表示制御部は、前記指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像を、前記指定領域上に表示させてもよい。
前記指定用画像に関連付けられた処理は、前記指定領域の画像データの出力、前記指定領域に対する画像処理、又は前記指定領域に対する解析処理の少なくとも1つを含んでもよい。
前記処理結果画像は、前記指定領域の画像、前記画像処理後の前記指定領域の画像、又は前記解析処理の結果を含む画像の少なくとも1つを含んでもよい。
前記合成指定用画像に対応する前記処理結果画像は、前記合成指定用画像に関連付けられた前記第2の処理に基づいた前記処理結果画像であってもよい。
前記表示制御部は、前記処理結果画像が複製された画像である複製画像を表示させてもよい。
前記処理実行部は、前記複製画像を前記対象画像として、前記指定用画像により指定された前記指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行してもよい。
本技術の一形態に係る情報処理方法は、コンピュータシステムにより実行される情報処理方法であって、対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行することを含む。
前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示が制御される。
本技術の一形態に係るプログラムは、コンピュータシステムに以下のステップを実行させる。
対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行するステップ。
前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示を制御するステップ。
本技術の一実施形態に係る画像処理システムの構成例を示すブロック図である。 画像処理システムを利用するユーザにより操作可能なGUIの一例を示す模式図である。 パッチを利用した処理例を示すフローチャートである。 パッチを利用した処理例を示すフローチャートである。 パッチを利用した処理例を示すフローチャートである。 パッチの移動について説明するための模式図である。 パッチの移動について説明するための模式図である。 、パッチに入力される画像データに対して対応可能か否かの通知を示す模式図である。 異なるパッチに対してアタッチを行うことを示す模式図である。 エイリアスを示す模式図である。 画像入力パッチの画像表示の一例を示す模式図である。 アタッチとエイリアスとを組み合わせた処理例を示す模式図である。 エイリアスに対してアタッチ及びエイリアスを行う処理例を示す模式図である。 画像入力パッチに対してアタッチの実行を示す模式図である。 レイアウトパッチ及びグリッドパッチを示す模式図である。 トラッキングパッチを示す模式図である。 設定パッチを示す模式図である。 異なる設定パッチに対してアタッチを行うことを示す模式図である。 地図を示す画像データに対して検索処理を行うパッチを配置した場合を示す模式図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[画像処理システムの構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る画像処理システム100の構成例を示すブロック図である。図2は、画像処理システム100を利用するユーザにより操作可能なGUI(Graphical User Interface)の一例を示す模式図である。
画像処理システム100は、画像データ出力装置18と、ディスプレイ装置19と、画像処理装置20とを有する。
画像データ出力装置18は、画像データを出力する。例えば特定の風景や人物を映した写真等の画像データが出力される。その他、任意の画像データが出力されてよい。以下、説明を簡素化するために、画像データのことを単に画像と記載する場合がある。例えば「画像データ出力装置18から出力される画像」といった記載をする場合がある。
本開示において、画像は、静止画像及び動画像を含む。もちろん動画像に含まれる複数のフレーム画像も、画像に含まれる。画像データ出力装置18の具体的な構成は限定されず、任意の装置が用いられてよい。また画像データの形式等も限定されず、任意の形式等が採用されてよい。また任意のコーデック技術等が用いられてよい(なお画像の符号化や復号については説明を省略する)。
ディスプレイ装置19は、種々の画像や種々のGUIを表示可能である。ディスプレイ装置19の具体的な構成は限定されず、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)等を用いた任意の表示デバイスが用いられてよい。
画像処理装置20は、画像データ出力装置18により出力された画像に対して、種々の処理を実行可能である。また画像処理装置20は、ディスプレイ装置18による画像表示を制御することが可能である。
例えば画像処理装置20は、画像データ出力装置18から取得した画像をそのままディスプレイ装置19に表示させることが可能である。また画像処理装置20は、画像に対して実行した画像処理の結果を、ディスプレイ装置19に表示させることが可能である。また画像処理装置20は、画像処理装置20自身が生成又は保持しているGUI等を、ディスプレイ装置19に表示させることが可能である。
図2に示すように本実施形態では、画像処理装置20により、種々の画像処理パッチ(以下、単にパッチと記載する)が生成されディスプレイ装置19に表示される。ユーザは、ディスプレイ装置19に表示される種々のパッチを用いて、種々の処理を実行することが可能である。本実施形態において、画像処理装置20は、情報処理装置に相当する。
パッチは、画像内の領域を指定することが可能である。本実施形態では、矩形状の枠によりパッチが構成されており、枠に囲まれた領域が、パッチにより指定された指定領域となる。ユーザは、パッチの位置、形状(アスペクト比)、サイズを変更することが可能である。従って、ユーザは、パッチを移動等させることで、指定領域の位置、形状(アスペクト比)、サイズを変更させることが可能である。すなわち本画像処理システム100では、ユーザの指示に基づいて、指定用画像の位置及びサイズを変更することが可能である。もちろんパッチを回転させるといったことも可能である。
本実施形態において、パッチは、指定用画像として機能する。矩形状の枠に限定されず、対象画像に対して領域を指定可能な任意の画像を、指定用画像として採用することが可能である。またパッチにより領域が指定される対象となる画像が、対象画像となる。後にも説明するが、画像データ出力装置18から出力される画像のみならず、例えば画像処理装置20により所定の画像処理が実行された後の画像も、本技術に係る対象画像に含まれ得る。
また画像処理装置20は、パッチにより指定された指定領域に対して、パッチに関連付けられた処理を実行することが可能である。図2に示す例では、パッチの一例として、画像入力パッチ30、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、低域フィルタパッチ33、ヒストグラム解析パッチ34、S/N解析パッチ35、及び統計解析パッチ36が表示されている。各パッチについては、後に詳しく説明する。
画像処理装置20は、例えばCPU(プロセッサ)、ROM、RAM、及びHDD等のハードウェアを有した任意のコンピュータにより実現可能である。例えばCPUがROM等に予め記録されている本技術に係るプログラムをRAMにロードして実行することにより、本技術に係る情報処理方法が実行される。
例えばPC(Personal Computer)等の任意のコンピュータにより、画像処理装置20を実現することが可能である。もちろん画像処理装置20を実現するために、GPU、FPGA、ASIC等の任意のハードウェアが用いられてもよい。
プログラムは、例えば種々の記録媒体を介してPCやスマートフォン等にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールが実行されてもよい。
なおプログラムが記録される記録媒体の種類等は限定されず、コンピュータが読み取り可能な任意の記録媒体が用いられてよい。例えば非一時的にデータを記録する任意の記録媒体が用いられてよい。
図1に示すように、本実施形態では、画像処理装置20のCPU等が所定のプログラムを実行することで、機能ブロックとしての指示受付部1と、設定値保持部2と、処理選択部3と、指定領域判定部4と、画像データ取得部5と、入力データ取得部6と、処理実行部7と、処理結果保持部8と、パッチ画像生成部9と、画像出力部10とが実現される。各ブロックを実現するために、IC(集積回路)等の専用のハードウェアが用いられてもよい。
指示受付部1は、ユーザの指示を受付ける。例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、その他の任意の操作装置が、画像処理装置20に接続、あるいは設置される(図示は省略)。ユーザによる操作装置の操作に応じた信号を受信することで、ユーザの指示が受付けられる。
例えばマウスボタンのクリックやマウスボタンの長押し等の種々の操作を介して、ユーザの指示を受付けることが可能である。もちろん操作装置の操作に限定されず、音声入力やジェスチャ入力により、ユーザの指示が入力可能であってもよい。本実施形態において、指示受付部1は、ユーザの指示を受付ける受付部に相当する。
設定値保持部2は、受付けられたユーザの指示に基づいて、パッチに関連付けられた処理に関する設定値を制御し、保持する。例えばパッチに関連付けられた処理として、画像入力、ノイズ除去、エッジ強調、低域フィルタ処理、及びヒストグラム解析等を設定することが可能である。設定値保持部2により、これらの各処理に関する設定値が制御され、保持される。
処理選択部3は、ユーザの指示に基づいて、対象画像に対して実行される処理を選択する。本実施形態では、ユーザによるパッチの選択指示に基づいて、選択されたパッチに関連付けられた処理が選択される。ユーザによりパッチを選択する方法や、パッチの選択に用いられるGUI等は限定されず、任意に設定されてよい。
指定領域判定部4は、ユーザによるパッチの位置、形状、サイズの指示に基づいて、パッチにより指定される指定領域を判定する。例えば対象画像の各画素の位置情報や、パッチの枠を構成する各画素の位置情報等に基づいて、指定領域を判定することが可能である。その他、指定領域を判定可能な任意の方法が用いられてよい。
画像データ取得部5は、画像データ出力部18により出力された画像データを取得する。例えばユーザにより、処理の実行を所望する画像が指定される。画像データ取得部5は、指定された画像データを、画像データ出力部18から取得する。もちろんこのような方法に限定される訳ではない。
入力データ取得部6は、処理選択部3により選択された処理を実行する際の入力データを取得する。本実施形態では、入力データ取得部6は、パッチにより指定された指定領域に関する情報が、入力データとして取得される。図1に示すように、画像データ取得部5により取得された画像データに基づいて、入力データが取得される。
あるいは、指定領域に対して実行される他の処理の処理結果に基づいて、入力データが取得される場合もあり得る。この場合、本実施形態では、処理結果保持部8から他の処理の処理結果が出力される。
処理実行部7は、入力データ取得部6により取得された入力データに対して、処理選択部3により選択された処理を実行する。この際には、設定値保持部8により保持された設定値が、処理パラメータとして適宜参照される。
処理結果保持部8は、処理実行部7により実行された処理の処理結果を保持する。例えばパッチに関連付けられた処理として、画像入力、ノイズ除去、エッジ強調、低域フィルタ処理、及びヒストグラム解析等を設定することが可能である。処理結果保持部8により、これらの各処理の結果が保持される。
パッチ画像生成部9は、処理結果保持部8により保持された処理結果に基づいて、パッチにより指定された指定領域上に表示される、パッチ画像を生成する。本実施形態において、パッチ画像は、指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像に相当する。すなわち本画像処理システム100では、指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像が、指定領域上に表示される。
画像出力部10は、パッチ及びパッチ画像をディスプレイ装置19に出力して表示させる。
本実施形態では、パッチ画像生成部9及び画像出力部10は、対象画像に対して領域を指定可能な指定用画像の表示を制御する表示制御部として機能する。処理実行部7は、指定用画像により指定された指定領域に対して、指定用画像に関連付けられた処理を実行する処理実行部として機能する。
以下に説明するように本実施形態では、本画像処理システムに関する種々の情報(画像等を含む)の表示が実行される。これらの情報の表示制御は、パッチ画像生成部9及び画像出力部10を含む表示制御部により実行される。すなわち表示制御部は、図1に例示するパッチ画像生成部9及び画像出力部10の機能のみを有する場合に限定される訳ではなく、他の表示制御機能をも含み得る。
[パッチの例]
図2に例示されている各パッチについて説明する。
画像入力パッチ30には、画像入力パッチ30により指定される指定領域に対応する画像データの入力処理が関連付けられている。本実施形態では画像データの入力は、外部から画像処理システム100内に画像データを入力することを意味する。画像データの入力のことを、外部から画像データを取得して、画像処理システム100内の各ブロックに出力する処理とも言える。
本実施形態では、画像入力パッチ30は、画像データ出力部18により出力された画像データに対して適用可能なパッチとして機能する。すなわち画像入力パッチ30は、画像データ出力部18により出力された画像を対象画像として機能するパッチとなる。
例えば、ユーザにより画像入力パッチ30が選択され、ディスプレイ装置19上の所望の位置に配置される。処理選択部3により画像入力が選択され、指定領域判定部4により指定領域が判定される。入力データ取得部6により、対象画像の指定領域に対応する画像データが、入力データとして取得される。対象画像の指定領域に対応する画像データは、指定領域の画像データに限定されず、指定領域及びその周辺領域の画像データや、指定領域に関する任意のデータ(後述する検索対象等)も含まれる。
処理実行部7により、入力データ取得部6により取得された指定領域に対応する画像データが処理結果として出力される。なおこの際には、設定値保持部により保持された設定値に基づいて、画像データに対して処理が実行される。例えば明度等が適宜制御される。
処理結果保持部8は、処理実行部7により出力された指定領域に対応する画像データを、処理結果として保持する。パッチ画像生成部9は、処理結果保持部9により出力された指定領域に対応する画像を、パッチ画像として生成する。画像出力部10は、画像入力パッチ30(矩形状の枠)と、指定領域に対応する画像とを出力し、ディスプレイ装置19に表示させる。
本実施形態では、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及び低域フィルタパッチ33は、画像処理パッチとして分類される。
ノイズ除去パッチ31には、ノイズ除去パッチ31により指定される指定領域に対するノイズ除去が関連付けられている。ノイズ除去の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
ノイズ除去パッチ31は、指定領域に対応する画像データに対して適用可能なパッチとして機能する。例えば画像データ出力部18により出力された画像を対象画像として、ノイズ除去パッチ31を配置し、指定領域に対してのノイズ除去を実行することが可能である。
また他の画像処理が実行された後の画像データに対して、ノイズ除去パッチ31を適用することも可能である。この場合、他の画像処理が実行された後の画像が対象画像となり、ノイズ除去パッチ31により指定される指定領域に対してノイズ除去が実行される。
例えば、ユーザによりノイズ除去パッチ31が選択され、対象画像上の所望の位置に配置される。処理選択部3によりノイズ除去が選択され、指定領域判定部4により指定領域が判定される。入力データ取得部6により、対象画像の指定領域に対応する画像データが、入力データとして取得される。
例えば画像データ出力部18により出力された画像を対象画像とする場合には、画像データ出力部18により出力された画像データから入力データが取得される。他の画像処理が実行された後の画像を対象画像とする場合には、処理結果保持部8から出力される画像データから入力データが取得される。
処理実行部7により、入力データ取得部6により取得された指定領域に対応する画像データに対して、ノイズ除去が実行される。ノイズ除去が実行された後の画像データが処理結果として出力される。なおこの際には、設定値保持部8により保持された設定値に基づいたノイズ除去が実行される。
処理結果保持部8は、ノイズ除去が実行された指定領域に対応する画像データを、処理結果として保持する。パッチ画像生成部9は、ノイズ除去が実行された画像データをパッチ画像として生成する。画像出力部10は、ノイズ除去パッチ31(矩形状の枠)と、ノイズ除去が実行された後に指定領域の画像とを出力し、ディスプレイ装置19に表示させる。
このように本実施形態では、ノイズ除去パッチ31の内部には、ノイズ除去が実行された後の画像が表示される。ノイズ除去パッチ31の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域においてノイズ除去を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
エッジ強調パッチ32には、ノイズ除去パッチ31により指定される指定領域に対するエッジ強調が関連付けられている。例えば、指定領域に含まれるオブジェクトのエッジが強調される。エッジ強調の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
ノイズ除去パッチ31と同様に、エッジ強調パッチ32も、指定領域に対応する画像データ及び、他の画像処理が実行された後の画像データのいずれにも適用可能である。すなわち画像データ出力部18により出力された画像を対象画像としてエッジ強調パッチ32を配置することが可能である。また他の画像処理が実行された後の画像を対象画像として、エッジ強調パッチ32を配置することも可能である。
ノイズ除去パッチ31が選択される場合と同様に、エッジ強調パッチ32により指定された指定領域に対して、エッジ強調が実行される。そしてエッジ強調パッチ32の内部には、エッジ強調が実行された後の画像が、パッチ画像として表示される。エッジ強調パッチ32の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域においてエッジ強調を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
低域フィルタパッチ33には、低域フィルタパッチ33により指定される指定領域に対する低域フィルタ処理が関連付けられている。低域フィルタ処理の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
低域フィルタパッチ33も、指定領域に対応する画像データ、及び、他の画像処理が実行された後の画像データのいずれにも適用可能である。すなわち画像データ出力部18により出力された画像を対象画像とし低域フィルタパッチ33を配置することが可能である。また他の画像処理が実行された後の画像を対象画像として、低域フィルタパッチ33を配置することも可能である。
低域フィルタパッチ33により指定された指定領域に対して、低域フィルタ処理が実行される。そして低域フィルタパッチ33の内部には低域フィルタ処理が実行された後の画像が、パッチ画像として表示される。低域フィルタパッチ33の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域において低域フィルタ処理を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
本実施形態では、ヒストグラム解析パッチ34、S/N解析パッチ35、及び統計解析パッチ36は、画像解析パッチとして分類される。
ヒストグラム解析パッチ34には、ヒストグラム解析パッチ34により指定される指定領域に対するヒストグラム解析が関連付けられている。ヒストグラム解析の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
ヒストグラム解析パッチ34は、指定領域に対応する画像データに対して適用可能なパッチとして機能する。例えば画像データ出力部18により出力された画像を対象画像として、ヒストグラム解析パッチ34を配置し、指定領域に対してヒストグラム解析パッチ34を実行することが可能である。
また他の画像処理が実行された後の画像データに対して、ヒストグラム解析パッチ34を適用することも可能である。この場合、他の画像処理が実行された後の画像が対象画像となり、ヒストグラム解析パッチ34により指定される指定領域に対してヒストグラム解析パッチ34が実行される。
例えば、ユーザによりヒストグラム解析パッチ34が選択され、対象画像上の所望の位置に配置される。処理選択部3によりヒストグラム解析が選択され、指定領域判定部4により指定領域が判定される。入力データ取得部6により、対象画像の指定領域に対応する画像データが、入力データとして取得される。
例えば画像データ出力部18により出力された画像を対象画像とする場合には、画像データ出力部18により出力された画像データから入力データが取得される。他の画像処理が実行された後の画像を対象画像とする場合には、処理結果保持部8から出力される画像データから入力データが取得される。
処理実行部7により、入力データ取得部6により取得された指定領域に対応する画像データに対して、ヒストグラム解析が実行される。ヒストグラム解析の結果が処理結果として出力される。なおこの際には、設定値保持部2により保持された設定値に基づいたヒストグラム解析が実行される。
処理結果保持部8は、ヒストグラム解析の結果を、処理結果として保持する。パッチ画像生成部9は、ヒストグラム解析の結果を表す画像をパッチ画像として生成する。図2に示す例では、ヒストグラムのサムネイルがパッチ画像として生成される。画像出力部10は、ヒストグラム解析パッチ34(矩形状の枠)と、ヒストグラムのサムネイルとを出力し、ディスプレイ装置19に表示させる。
このように本実施形態では、ヒストグラム解析パッチ34の内部には、ヒストグラム解析結果のサムネイルが表示される。ヒストグラム解析パッチ34の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域においてヒストグラム解析を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
ユーザビリティ
S/N解析パッチ35には、S/N解析パッチ35により指定される指定領域に対するS/N解析が関連付けられている。S/N解析の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
ヒストグラム解析パッチ34と同様に、S/N解析パッチ35も、指定領域に対応する画像データ及び、他の画像処理が実行された後の画像データのいずれにも適用可能である。すなわち画像データ出力部18により出力された画像を対象画像としてS/N解析パッチ35を配置することが可能である。また他の画像処理が実行された後の画像を対象画像として、S/N解析パッチ35を配置することも可能である。
ヒストグラム解析パッチ34が選択される場合と同様に、S/N解析パッチ35により指定された指定領域に対して、S/N解析パッチ35が実行される。そしてS/N解析パッチ35の内部には、S/N解析の結果を表す画像をパッチ画像として生成する。図2に示す例では、デシベル値のテキスト画像がパッチ画像として生成される。S/N解析パッチ35の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域においてS/N解析を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
統計解析パッチ36には、統計解析パッチ36により指定される指定領域に対する統計解析が関連付けられている。統計解析の具体的なアルゴリズムは限定されず、任意のアルゴリズムが採用されてよい。
統計解析パッチ36も、指定領域に対応する画像データ、及び、他の画像処理が実行された後の画像データのいずれにも適用可能である。すなわち画像データ出力部18により出力された画像を対象画像とし統計解析パッチ36を配置することが可能である。また他の画像処理が実行された後の画像を対象画像として、統計解析パッチ36を配置することも可能である。
統計解析パッチ36により指定された指定領域に対して、統計解析が実行される。そして統計解析パッチ36の内部には、統計解析の結果を表す画像が、パッチ画像として表示される。図2に示す例では、所定のパラメータの平均値のテキスト画像がパッチ画像として表示される。統計解析パッチ36の位置、形状、サイズを適宜変更することで、所望の領域において統計解析を実行可能であり、その処理結果を視認することが可能となる。
このように、指定用画像であるパッチに関連付けられた処理として、指定領域の画像データの入力(各ブロックへの出力)、指定領域に対する画像処理、及び指定領域に対する解析処理を設定することが可能である。そして処理結果画像であるパッチ画像として、指定領域の画像、画像処理後の指定領域の画像、解析結果を含む画像を表示することが可能である。
画像処理パッチに関連付けられる処理の具体的な内容は限定されず、任意の画像処理をパッチに関連付けることが可能である。画像解析パッチも同様に、任意の解析処理をパッチに関連付けることが可能である。
他の処理の結果を入力とする場合には、他の処理の結果が入力データとして適合しない場合もあり得る。典型的には、画像解析の結果を入力として、画像処理を実行することできない。処理の内容によっては、所定の画像処理の結果は、他の画像処理の入力としては不適合である場合もある。また所定の画像処理の結果が、他の解析処理の入力として不適合である場合もあり得る。
このように、指定用画像に関連付けられた処理として、指定領域の画像データの出力、指定領域に対する画像処理、又は指定領域に対する解析処理の少なくとも1つを設定することが可能である。また処理結果画像として、指定領域の画像、画像処理後の指定領域の画像、又は前記解析処理の結果を含む画像の少なくとも1つを表示することが可能である。
[パッチのパイプライン構成]
パッチは、指定領域同士が重複するように配置することが可能である。パッチにより指定されている指定領域には、パッチに関連付けられた処理に基づいたパッチ画像が表示される。その指定領域内に表示されるパッチ画像上に、他のパッチを重ねて配置することが可能である。
以下、指定領域同士の重複をパッチ同士の重複と記載する場合がある。また、パッチAにより指定される指定領域Aと、パッチBにより指定される指定領域Bとの間で、互いに重複する領域が存在するとする。この場合、パッチAとパッチBとの間で重複領域が存在する、といった記載をする場合がある。
さらに、パッチAの指定領域A内に、パッチBの指定領域Bの全体が含まれる場合には、パッチA上にパッチBが配置される、といった記載をする場合がある。パッチA上にパッチBが配置される場合は、パッチBの指定領域の全体が重複領域になる状態とも言える。
パッチAとパッチBとを完全に重複させることも可能である。すなわち指定領域Aの位置、形状、サイズと、指定領域Bの位置、形状、サイズとが、互いに一致するように、パッチA及びパッチBをそれぞれ配置することも可能である。この状態は、指定領域Aの全体及び指定領域Bの全体が重複領域となる状態とも言える。
図2に示す例では、画像入力パッチ30上に、他の各パッチが配置される。ノイズ除去パッチ31上には、エッジ強調パッチ32が配置される。そしてエッジ強調パッチ32上には、S/N解析パッチ35が配置される。
S/N解析パッチ35により指定される指定領域では、画像入力、ノイズ除去、エッジ強調パッチ、及びS/N解析の複数の処理が連続して実行されている。このように、パッチを重複するように配置することで、画像に対する処理のパイプラインを容易に実現することが可能となる。
本実施形態では、パッチA上にパッチBが配置される場合(指定領域Bの全体が指定領域Aに包含される場合)、パッチAを親パッチとし、パッチBを子パッチとして設定される。そして、パッチAの処理結果を入力として、パッチBの処理が実行される。親と子の関係は、指定領域A及び指定領域Bの各々サイズにより定められるとも言える。
例えば、S/N解析パッチ35までのパイプラインに着目すると、親と子の関係は以下のようになる。
(親パッチ):(子パッチ)
画像入力パッチ30:ノイズ除去パッチ31
ノイズ除去パッチ31:エッジ強調パッチ32
エッジ強調パッチ32:S/N解析パッチ35
このように自身の指定領域を包含するパッチは、親パッチとなる。自身の指定領域内に、制定領域の全体が包含されるパッチは、子パッチとなる。
なお、ノイズ除去パッチ31にとっては、画像入力パッチ30により入力される画像が対象画像となる。エッジ強調パッチ32にとっては、ノイズ除去パッチ31のノイズ除去が実行された後に画像が対象画像となる。S/N解析パッチ35にとっては、エッジ強調パッチ32のエッジ強調が実行された後の画像が、対象画像となる。
ヒストグラム解析パッチ34により指定されている領域では、画像入力、及びヒストグラム解析のパイプラインが実現されている。ヒストグラム解析パッチ34にとって、画像入力パッチ30は親パッチとなる。画像入力パッチ30にとって、ヒストグラム解析パッチ34は子パッチとなる。
すなわち、各パッチが重複する領域では、親パッチから出力される画像データを入力として、親パッチに重複するパッチの処理が実行され、重複するパッチの処理の結果を入力として重複するパッチ上に配置されるパッチの処理が実行される。なお、本実施形態において、親パッチから出力される画像データは、重複領域に関連するデータに相当する。
低域フィルタパッチ33上には、4つの統計解析パッチ36が配置される。各統計解析パッチ36の指定領域では、画像入力、低域フィルタ処理、及び統計解析のパイプラインがそれぞれ実現されている。このように、複数の領域に対して、統計解析を実行し、その結果を比較することも可能となる。
4つの統計解析パッチ36にとって、低域フィルタパッチ33は、親パッチとなる。低域フィルタパッチ33にとって、4つの統計解析パッチ36は子パッチとなる。
親パッチ、親パッチの指定領域、及び親パッチに関連付けられた処理は、第1の指定用画像、第1の指定領域、及び第1の処理の一実施形態に相当する。子パッチ、子パッチの指定領域、及び子パッチに関連付けられた処理は、第2の指定用画像、第2の指定領域、及び第2の処理の一実施形態に相当する。もちろんこれに限定される訳ではない。
図3〜図5は、パッチを利用した処理例を示すフローチャートである。画像入力パッチ30がディスプレイ装置19の画面上に配置される(ステップ101)。画像入力パッチ30内に、指定領域に対応する画像がパッチ画像として表示される。当該パッチ画像は、画像データ取得部5により取得された画像データに基づいて生成される(ステップ102)。
ここで、指示受付部1により画像入力パッチ30の設定値が変更される指示が受付けられた場合(ステップ103のYes)、変更された設定値に基づいてパッチ画像が変換され再表示される。
画像処理パッチが、画像入力パッチ30上に配置されたか否か判定される(ステップ105)。画像入力パッチ30上に画像処理パッチが配置されない場合(ステップ105のNo)、画像解析パッチが、画像入力パッチ30上に配置されたか否か判定される(ステップ106)。画像入力パッチ30上に画像処理パッチが配置されない場合(ステップ106のNo)、パッチ画像の表示がそのまま継続される(ステップ107)。
画像入力パッチ30上に画像処理パッチが配置された場合(ステップ105のYes)、図4に示すフローチャートに進む。すなわち画像入力パッチ30により入力された画像データに基づいて、画像処理パッチの指定領域に対応する画像データが、入力データとして取得される(ステップ201)。そして取得された入力データに対して、画像処理が実行される(ステップ202)。
ここで、指示受付部1により画像処理パッチの設定値が変更される指示が受付けられた場合(ステップ203のYes)、変更された設置値に基づいて、処理結果に基づいたパッチ画像が変換され再表示される(ステップ204)。
画像解析パッチが、画像処理パッチ上に配置されたか否か判定される(ステップ106)。画像処理パッチ上に画像解析パッチが配置されない場合(ステップ106のNo)、パッチ画像の表示がそのまま継続される(ステップ107)。
図3のステップ106にて画像入力パッチ30上に画像解析パッチが配置されたと判定された場合、図5に示すフローチャートに進む。また図4に示すステップ106にて、画像処理パッチ上に画像解析パッチが配置されたと判定された場合も、図5に示すフローチャートに進む。
図5に示すように、画像入力パッチ30により入力された画像データ、又は画像処理パッチの処理結果である画像データに基づいて、画像解析パッチの指定領域に対応する画像データが、入力データとして取得される(ステップ301)。そして取得された入力データに対して、画像解析が実行される(ステップ302)。
ここで、指示受付部1により画像解析パッチの設定値が変更される指示が受付けられた場合(ステップ303のYes)、変更された設置値に基づいて、解析結果に基づいてパッチ画像が変換され再表示される(ステップ304)。画像解析パッチの設定値が変更される指示がない場合には、パッチ画像の表示がそのまま継続される(ステップ305)。
図6及び図7は、パッチの移動について説明するための模式図である。上記したように本実施形態では、ユーザにより、パッチを移動させることが可能である。その際に、複数のパイプラインを実現しているパッチについては、複数のパイプラインを実現している構成(以下、パイプライン構成と記載する)を維持した状態で、パッチを移動させることが可能である。
例えば、親パッチ(第1の指定用画像)及び子パッチ(第2の指定用画像)となる2つのパッチについて、親パッチの移動に連動して子パッチが移動される。すなわち親パッチを移動させると、親パッチ及び子パッチの位置関係を維持したまま、親パッチの移動に連動して子パッチが移動される。
図6に示す例では、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35によりパイプライン構成が実現されている。ここでノイズ除去パッチ31が移動すると、ノイズ除去パッチ31から見て子パッチとなるエッジ強調パッチ32が、ノイズ除去パッチ31の移動に連動して移動する。エッジ強調パッチ32は、ノイズ除去パッチ31に対する位置関係を維持した状態で移動する。
エッジ強調パッチ32が移動すると、エッジ強調パッチ32から見て子パッチとなるS/N解析パッチ35が、エッジ強調パッチ32の移動に連動して移動する。S/N解析パッチ35は、エッジ強調パッチ32に対する位置関係を維持した状態で移動する。
従って、ノイズ除去パッチ31を移動させることで、パイプライン構成を維持した状態で、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35を移動させることが可能となる。これにより、所望の領域に対して、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35のパイプラインを実行することが可能となる。
このように本実施形態では、パッチを移動させることで、そのパッチを最下段とするパイプライン構成となる複数のパッチを同時に移動させることが可能である。この結果、非常に高いユーザビリティを発揮することが可能となる。
一方で、子パッチ(第2の指定用画像)を移動させる場合には、親パッチ(第2の指定用画像)に対して独立して移動させる。例えば図6に示すエッジ強調パッチ32を移動させる場合には、ノイズ除去パッチ31に対してエッジ強調パッチ32は独立して移動させる。これによりノイズ除去パッチ31の指定領域内の所望の位置に、エッジ強調パッチ32を移動させることが可能となる。なお、S/N解析パッチ35は、エッジ強調パッチ32の移動に連動して移動する。
図7に示す例では、低域フィルタパッチ33と、4つの統計解析パッチ36とによりパイプライン構成が実現されている。親パッチとなる低域フィルタパッチ33を移動させると、パイプライン構成を維持した状態で、低域フィルタパッチ33の移動に連動して、4つの統計解析パッチ36が移動する。これにより高いユーザビリティを発揮することが可能となる。なお4つの統計解析パッチ36は、低域フィルタパッチ33に対して独立して移動させることが可能である。
このように本実施形態では、親パッチの移動に連動して子パッチが移動される。この例は、「重複領域が存在している場合、第1の指定用画像の移動に連動して第2の指定用画像を移動させる」という技術事項の一実施形態に相当する。また「第2の指定領域の全体が重複領域となる場合に、第1の指定用画像の移動に連動して第2の指定用画像を移動させる」という技術事項の一実施形態に相当する。さらに、「第1の指定用画像及び第2の指定用画像の位置関係を維持したまま、第1の指定用画像の移動に連動して第2の指定用画像を移動させる」という技術事項の一実施形態に相当する。
なお第1の指定用画像及び第2の指定用画像が、本実施形態にて説明する親パッチ及び子パッチに限定される訳ではない。あくまで親パッチは本技術に係る第1の指定用画像の一実施形態である。また子パッチは、本技術に係る第2の指定用画像の一実施形態である。
本技術は、2つの指定用画像の各指定領域について重複領域が存在している場合に、少なくとも一方の指定用画像の移動に連動して、他の指定用画像を移動させる任意の構成を含み得る。この場合、少なくとも一方の指定用画像が第1の指定用画像となり、他の指定用画像が第2の指定用画像となる。
例えば一方の指定用画像の指定領域の全体が、他の指定用画像の指定領域内に含まれる場合に限定されない。互いに指定領域の一部同士が重複する場合に、一方の指定用画像の移動に連動して、他の指定用画像を移動させるといった表示制御が実行されてもよい。
例えば画像入力パッチ30の一部の領域に画像処理パッチの一部が重複する場合に、画像入力パッチ30の移動に連動して、画像処理パッチも移動させるといった処理が実行されてもよい。またパッチ同士の位置関係が維持される場合に限定されなくてもよい。
図8は、パッチに入力される画像データに対して対応可能か否かの通知を示す模式図である。
図8に示すように、パッチA上にパッチBが配置される場合(指定領域Bの全体が指定領域Aに包含される場合)、入力された画像データの種類によって、画像処理又は画像解析の実行ができない(未対応)場合もあり得る。その場合、ユーザに処理の実行が不可能である旨の表示が行われる。
例えば、対応可能な画像を出力するノイズ除去パッチ31上にS/N解析パッチ35が入れ子状に配置された場合、ディスプレイ装置19にS/N解析パッチ35の枠線が白色で表示される。またS/N解析パッチ35がノイズ除去パッチ31から出力される画像データに対して未対応な場合、ディスプレイ装置19にS/N解析パッチ35の枠線が赤色で表示される。
また統計解析パッチ36が対応可能な画像データを出力するS/N解析パッチ35上に配置された場合でも、そのS/N解析パッチ35の親パッチであるノイズ除去パッチ31が出力する画像に対して統計解析パッチ36が未対応の場合はディスプレイ装置19に統計解析パッチ36の枠線が黄色で表示される。
またパッチに関連付けられた処理が対応可能な場合(子パッチの枠線が白色の状態)では、親パッチを移動させると子パッチも位置関係を保ったまま移動させられてもよい。逆に、パッチに関連付けられた処理が未対応な場合(子パッチの枠線が赤色又は黄色の状態)に、親パッチの移動に対する子パッチの移動の連動を解除してもよい。
すなわち本画像処理システム100では、第1の処理の結果を入力とした第2の処理の実行が不可能な場合に、第2の処理の実行が不可能である旨の情報を表示させることが可能である。また本画像処理システム100では、第1の処理の結果を入力とした第2の処理の実行が不可能な場合に、第1の指定用画像の移動に対する第2の指定用画像の移動の連動を解除することが可能である。
なお、ユーザにパッチの処理の実行が不可能である旨の情報は限定されない。例えば、処理の実行が不可能である旨を通知する文章がディスプレイ装置19に表示されてもよい。
図9は、異なるパッチに対してアタッチを行うことを示す模式図である。図9では、図6等に示すノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35のパイプライン構成をアタッチする場合を例に挙げる。
ユーザは、各パッチに対してアタッチを行うことが可能である。図9に示すように、アタッチが実行されたノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35の指定領域の形状及びサイズは、親パッチであるノイズ除去パッチ31の指定領域の形状及びサイズと同じになる。
以下、各パッチにアタッチが実行され、見かけ上1つとなった図9のパッチをアタッチパッチ37と記載する。
すなわち、受付けられたユーザの指示に基づいて、親パッチの領域の全体及び子パッチの領域の全体が重複されるように親パッチ及び子パッチを合成し、合成された親パッチ及び子パッチを、重複した領域を指定し、かつ親パッチ及び子パッチの処理が関連付けられたアタッチパッチ37として表示が制御される。
処理実行部7は、アタッチパッチ37となったノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35に関連付けられた処理を、ノイズ除去パッチ31に関連付けられた処理から実行する。すなわち、処理実行部7は、アタッチパッチ37に合成される前の各パッチの領域の大きい順に処理を実行する。
またアタッチパッチ37の領域上に表示される処理結果画像は、S/N解析パッチ35に関連付けられた処理結果画像として0.05dBが表示される。すなわち、アタッチパッチ37に合成される前の各パッチの領域の最も小さいパッチの処理結果画像が表示される。
指定領域判定部4は、アタッチパッチ37に指定される領域を変更する。また指定領域判定部4は、ユーザの操作によりアタッチパッチ37を移動させる。本実施形態では、指定領域判定部4は、アタッチが行われたノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35に対して、同時に領域の変更や移動を実行する。
すなわち、指定領域判定部4は、ノイズ除去パッチ31の全体、エッジ強調パッチ32の全体、及びS/N解析パッチ35の全体の領域が重複領域となる場合に、ノイズ除去パッチ31、エッジ強調パッチ32、及びS/N解析パッチ35を同時に移動させる。
また指定領域判定部4は、ノイズ除去パッチ31の全体、エッジ強調パッチ32の全体、及びS/N解析パッチ35の全体の領域が重複領域となる場合を除いて、エッジ強調パッチ32及びS/N解析パッチ35をノイズ除去パッチ31に対して独立して移動させる。
また指定領域判定部4は、ユーザによりアタッチを解除する旨の指示が受付けられた場合、エッジ強調パッチ32及びS/N解析パッチ35の領域の面積は、アタッチパッチ37となる前のエッジ強調パッチ32及びS/N解析パッチ35の領域の面積に戻る。
なお、アタッチパッチ37に含まれるパッチの数は限定されない。例えば、4つ以上のパッチがアタッチされてもよい。この場合、処理実行部7により行われるアタッチパッチの処理は、パッチの領域の面積が大きい(親パッチ)方から実行される。またアタッチが行われる旨の指示も限定されない。各パッチに対してアタッチが順次行われてもよいし、全てのパッチに対して同時にアタッチが行われるコマンドが用いられてもよい。
またアタッチが実行される指示は限定されない。例えば、S/N解析パッチ35をエッジ強調パッチ32に重複するように移動させた際にアタッチが実行されてもよい。また例えば、子パッチの領域が親パッチの領域と同一となるように実行された場合にアタッチが実行されてもよい。
各処理が実行されるパッチは、種類に寄らずその処理結果がそのパッチの領域内、又は子パッチの領域内に表示される。この場合、各パッチにおいて、処理結果の表示のための変換処理やGPUからCPUのメモリ領域へのコピー等の転送処理が行われている。
一方、アタッチパッチでは表示を確認できるのは最も領域の面積が小さい子パッチのみであり、それ以外の親パッチは隠れるため目視で確認することができない。これにより、アタッチパッチの最も領域の面積が小さい子パッチ以外の処理結果の表示のための変換処理や転送処理が停止されることで、処理速度の向上が可能となる。
なお、本実施形態において、アタッチパッチ37は、第1の処理及び前記第2の処理が関連付けられた合成指定用画像に相当する。
図10は、エイリアスを示す模式図である。
処理選択部3は、画像入力パッチ、画像処理パッチ、及び画像解析パッチに関連する処理の結果を複製して異なる位置に矩形状に表示する。以下、この処理の結果が複製された矩形状の枠をエイリアスと記載する。
本実施形態では、画像入力パッチ40上に配置されるエイリアス42は、ノイズ除去画像処理パッチ41の処理の結果を4つの異なる位置に同時に配置される。すなわち、エイリアス42は、ノイズ除去画像処理パッチ41の処理の結果を出力している。
また図10に示すように、処理選択部3は、画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、画像処理Dパッチ45、及びS/N解析処理パッチ46をエイリアス42上に配置する。
指定領域判定部4は、エイリアス42の指定する領域を決定する。本実施形態では、指定領域判定部4は、エイリアス42の領域を画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、及び画像処理Dパッチ45の領域よりも面積が大きくなるように決定する。
また指定領域判定部4は、S/N解析処理パッチ46の指定する領域を画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、及び画像処理Dパッチ45の領域よりも面積が小さくなるように決定する。
処理実行部7は、エイリアス42上に配置された画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、及び画像処理Dパッチ45に関連付けられた処理を実行する。すなわち、入力データ取得部6は、エイリアス42から出力された画像データを画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、及び画像処理Dパッチ45に入力される画像データとして取得する。
同様に処理実行部7は、画像処理Aパッチ43、画像処理Cパッチ44、及び画像処理Dパッチ45上に配置されたS/N解析処理パッチ46に関連付けられた処理を実行する。
すなわち、処理実行部7は、エイリアス42を画像データとして、画像処理パッチ又は画像解析パッチにより指定された領域に対して、画像処理パッチ又は画像解析パッチに関連付けられた処理を実行する。
これにより、エイリアス42が用いられることで、画像処理のパラメータ(設定値)を振った効果の比較や同じ領域に対して異なるアルゴリズムでの性能評価を平行に実行することができ、評価の効率化が可能となる。
なお、エイリアス42が配置される場所は限定されず任意に配置されてよい。例えば、画像入力パッチ40の領域外に配置されてもよい。またパッチのパイプライン構成の任意のパッチに対して複製画像(エイリアス)が生成され表示されてもよい。
なお、本実施形態において、エイリアス42は、処理結果画像が複製された画像である複製画像に相当する。
図11は、画像入力パッチの画像表示の一例を示す模式図である。
画像データ取得部5は、外部から入力された画像データ47を取得する。パッチ画像生成部9は、処理選択部3及び処理実行部7により画像入力パッチ48の領域内に画像データ47が表示されるパッチ画像を生成する。画像データ47は、ディスプレイ50の画像入力パッチ48内に表示される。
図11に示すように、指定領域判定部4は、ユーザの指示に基づいて、画像入力パッチ48の領域を変更する。この場合、領域が変更された画像入力パッチ48の領域内に、画像データ47の一部である画像データが表示される。すなわち、全体画像である画像データ47は表示されず、画像入力パッチ48の領域内のみに画像入力パッチ48が配置される座標及び領域に応じて、画像データ47の該当する箇所が切り出されるように表示される。
ユーザは、画像入力パッチ48を任意に移動可能である。例えば、ユーザがマウスのカーソルを画像入力パッチ上に置いた状態でマウスのボタンクリックやボタンの長押しを行うことで、画像入力パッチ48の移動を行うことが可能である。
この場合、移動した画像入力パッチ48の領域に対応した画像データ47の一部が画像入力パッチ48の領域内に表示される。
また本実施形態では、ユーザがマウスのボタンを長押しすることで、入力された画像データ47の画像入力パッチ48の領域以外の部分が半透明の状態で表示される。すなわち、ユーザにより画像入力パッチ48が移動した場合、画像入力パッチ48の移動が可能となると同時に画像データ47の全体画像が半透明に表示されることで、表示したい画像データを容易に選択することができる。
画像入力パッチ48の移動させる旨の指示が停止した場合、画像入力パッチ48の移動が停止し、半透明に表示されていた画像データ47は非表示となる。
なお、画像入力パッチ48の移動や画像データ47を半透明に表示する旨の指示は限定されない。例えば、画像入力パッチ48を移動可能とさせる特定のコマンドやボタンが受付けられてもよい。
なお、本実施形態において、半透明に表示される画像データ47の全体画像は、対象画像に対する指定用画像の位置を示す情報に相当する。すなわち、半透明に表示される画像データ47の全体画像は、指定用画像の位置を基準として表示される対象画像の全体画像に相当する。
図12は、アタッチとエイリアスとを組み合わせた処理例を示す模式図である。図12では、アタッチが行われた際にエイリアスを作成することで、各画像処理の過程を容易に確認するための方法を説明する。
図12Aに示すように、画面上に画像入力パッチ53、画像処理パッチA54、及び画像処理パッチB55が入れ子上に配置されたとする。具体的には、画像入力パッチ53の領域の面積が一番大きく、画像処理パッチB55の領域の面積が最も小さくなるように配置される。
この場合、処理実行部7は、領域の面積が大きい順に、画像入力パッチ53の処理、画像処理Aパッチ54の処理、及び画像処理Bパッチ55の処理の順番で処理を実行する。
図12Bに示すように、画像入力パッチ53、画像処理パッチA54、及び画像処理パッチB55に対してアタッチが行われる前に、各パッチのエイリアスを作成する。図12Bでは、画像データに対しての画像処理の流れを見やすくするために、実行される処理の順番にエイリアスが配置される。
本実施形態では、各画像処理の効果を評価するために、画像入力パッチ53のエイリアス56の領域内に、画像解析パッチ57を配置する。また画像処理パッチA54のエイリアス58の領域内にエイリアス56に配置された画像解析パッチ57と同じ位置(座標)に同じ画像解析パッチ57を配置する。
また本実施形態では、画像処理パッチB55のエイリアス59が配置される。これにより、入力された画像データに対して画像処理パッチA54及び画像処理パッチB55の画像処理が行われたことによる評価を同時に見比べることで、画像処理アルゴリズムの開発、評価、及びデバックを直観的に行うことが可能となる。
図13は、エイリアスに対してアタッチ及びエイリアスを行う処理例を示す模式図である。図13Aは、画像解析パッチに対してエイリアスを複数行う処理を示す模式図である。図13Bは、エイリアスに対してアタッチを行う処理を示す模式図である。
図13Aに示すように、画像データを表示している画像入力パッチ60上に画像解析パッチ61が配置される。処理実行部7は、画像解析パッチ61が配置された領域に対して所定の画像解析を実行する。パッチ画像生成部9は、画像解析パッチ61により指定された領域内に画像解析の結果を表示する。
この時、画像解析パッチ61に対してエイリアスを2回行ったとする。すなわち、画像解析パッチ61により出力された解析結果をそのまま表示するエイリアス62及び画像解析パッチ61により出力された解析結果の一部を拡大して表示するエイリアス63が配置される。
すなわち指定領域判定部4は、エイリアス62及びエイリアス63の指定する領域を、複製された画像解析パッチ61の指定する領域によらず決定することや切り出されたように表示することが可能である。これにより、画像データに対して実行される画像解析結果の詳細を任意のレベルで確認することができる。
図13Bに示すように、画像データを表示している画像入力パッチ64上に同じ処理を行う画像解析パッチ65が2つ配置される。例えば、画像入力パッチ64上の異なる領域に対して、ヒストグラム解析処理パッチが2つ配置される。以下、区別するために画像解析パッチ65を画像解析パッチ65a及び画像解析パッチ65bと記載する。
処理選択部3は、画像解析パッチ65aの画像解析処理の結果を複製したエイリアス66を配置する。また処理選択部3は、画像解析パッチ65bの画像解析処理の結果を複製したエイリアス67を配置する。
ユーザによりアタッチを行う旨の指示が行われた場合、エイリアス66及びエイリアス67は、アタッチを行うことが可能である。この場合、アタッチされるエイリアス66及びエイリアス67の表示される順番は、複製元の画像解析パッチ65a及び画像解析パッチ65bの領域の面積に基づいて決定される。
例えば、画像解析パッチ65aが親パッチだった場合、解析処理の結果として表示されるグラフは、親パッチである画像解析パッチ65aのグラフ上に子パッチである画像解析パッチ65bのグラフが表示される。また表示されるグラフの座標軸は、親パッチに設定された設定値が用いられる。
すなわち、図13Bに示すように、アタッチが実行されることにより、アタッチされたエイリアス68の領域上にエイリアス66及びエイリアス67に表示される画像解析処理の結果が重なって見えるように表示することが可能である。これにより、複数の解析結果のグラフを直観的な操作で容易に比較することが可能となる。
なお、エイリアスがアタッチされる際の親パッチ及び子パッチの設定は限定されない。例えば、エイリアスの領域の面積が大きい方が親パッチとして機能してもよい。すなわちエイリアス同士の面積比に基づいて、アタッチされる順番や親及び子の設定が実行されてもよい。
図14は、画像入力パッチに対してアタッチの実行を示す模式図である。図14Aは、各々の画像入力パッチに対して画像解析パッチの実行を示す模式図である。図14Bは、アタッチされた画像入力パッチに対して実行される様々な処理を示す模式図である。
図14Aに示すように、画像入力パッチ69上に画像解析パッチ70が配置される。また画像入力パッチ71上に画像解析パッチ70が配置される。本実施形態では、画像入力パッチ69及び画像入力パッチ71の領域上に表示される画像データは互いに異なる画像データである。また画像入力パッチの同じ座標の領域に対して画像解析パッチ70が配置される。
また本実施形態では、ユーザの指示に基づいて、画像解析パッチ70に対して解析結果が複製されたエイリアス72及びエイリアス73が配置される。
図14Bでは、画像入力パッチ69及び画像入力パッチ71にアタッチが実行される。図14Bに示すように、アタッチされたアタッチパッチ73上に画像解析パッチ70が配置された場合、画像解析パッチ70の領域内に画像入力パッチ69及び画像入力パッチ71の画像解析結果が重なった状態で表示される。また指示受付部1の受付けた指示に基づいて、画像解析パッチ70に対して解析結果が複製されたエイリアス74が配置される。
これにより、比較したい画像の同じ座標の領域の解析結果を容易に比較することができる。
また図14Bでは、アタッチパッチ73上に画像比較パッチ75が配置される。画像比較パッチ75は、指定された領域内のアタッチされた画像データを並べて表示することが可能である。本実施形態では、図14Bに示すように、画像入力パッチ69の表示する画像データ及び画像入力パッチ71の表示する画像データが並べて表示される。
すなわち、アタッチパッチ73から出力される画像データを入力として、画像解析パッチ70の処理及び画像比較パッチ75の処理がそれぞれ実行される。
これにより、画像比較パッチ75が配置された領域の画像データを、画像比較パッチ75を移動させながら各所を目視で容易に比較することができる。また画像比較パッチ75を複数配置することで、比較したい場所を同時に表示することが可能である。例えば、画像比較パッチ75は、3板カメラ等のRGBの各色が個別に撮影されたRAW画像がアタッチされた場合に用いられる。
なお、上記の比較機能はアタッチした場合に限定されない。例えば画像入力パッチ同士を単に重ねた場合に重なり部分について同様の解析が実行出来ても良い。
なお、比較の対象は画像入力パッチに限定されない。画像入力パッチや画像処理パッチのエイリアス同士、または画像入力パッチと画像入力パッチや画像処理パッチのエイリアスを比較できても良い
図15は、レイアウトパッチ77及びグリッドパッチ79を示す模式図である。図15Aは、レイアウトパッチ77を示す模式図である。図15Bは、グリッドパッチ79を示す模式図である。
図15に示すように、画像入力パッチ76上にレイアウトパッチ77と、レイアウトパッチ77上に合計6個の画像処理パッチ及び画像解析パッチが配置される。以下、6個の画像処理パッチ及び画像解析パッチを子パッチ78と記載する。すなわち、レイアウトパッチ76は、6個の画像処理パッチ及び画像解析パッチの親パッチとなる。
レイアウトパッチ77は、画像処理パッチや画像解析パッチとは異なり、親パッチから出力されたデータをレイアウトパッチ77の子パッチ78に透過的に伝えることが可能である。例えば、画像処理パッチ、レイアウトパッチ、及び画像解析パッチの順番に入れ子状に配置された場合、画像処理パッチにより出力された結果がレイアウトパッチを介して、画像解析パッチに入力される。
レイアウトパッチ77上に配置された画像処理パッチ及び画像解析パッチやエイリアスは、レイアウトパッチ77が移動した場合、レイアウトパッチ77の移動に合わせて位置関係を維持したまま移動される。
処理選択部3は、指示受付部1の受付けた指示に基づいて、レイアウトパッチ77に対してレイアウトパッチ77の子パッチ78の位置や領域の面積を変更させる機能を持たせることが可能である。以下、レイアウトパッチ77の子パッチ78の位置や領域の面積を変更させる機能を持ったレイアウトパッチ77をグリッドパッチ79と記載する。
図15Bに示すように、指定領域判定部4によりグリッドパッチ79の領域が変更された場合、グリッドパッチ79上に配置された子パッチ78は、子パッチ78の個数に基づいてグリッドパッチ79の領域を任意のパターンで分割され、分割した領域に合わせて子パッチ78の領域の面積や位置が変更される。
本実施形態では、グリッドパッチ79上に配置される子パッチ78の個数が6個のため、変更されたグリッドパッチ79の領域がメッシュ状に6等分される。6等分されたグリッドパッチ79の領域上に面積が合うように変更された子パッチ78が配置される。
また子パッチ78の領域の面積及び位置が変更された後に、再度グリッドパッチの領域の面積を変更した場合、それぞれの子パッチは、位置関係を保ったまま領域の面積が変更される。
なお、グリッドパッチ79の分割数や配置される子パッチ78のパターンは限定されない。例えば、注目したいパッチやエイリアスの領域の面積が大きくなるように変更されてもよい。
図16は、トラッキングパッチ81を示す模式図である。図16Aは、検出されるオブジェクトが単数の場合の例を示す模式図である。図16Bは、検出されるオブジェクトが複数の場合の例を示す模式図である。
図16Aに示すように、2人の人物が並んでいる画像データを出力する画像入力パッチ80と、画像入力パッチ80上に配置されるトラッキングパッチ81と、検出枠82とが配置される。
トラッキングパッチ81は、指定された領域内の画像データから任意のオブジェクトを検出する機能を持つ。本実施形態では、トラッキングパッチ81は、処理選択部3により画像入力パッチ80の領域内に表示される画像データの人物の顔を検出対象として検出する機能を持つ。
またトラッキングパッチ81は、画像データ内の顔が存在する領域を検出して、検出枠82を該当する領域を囲むように表示する。すなわち、トラッキングパッチ81は、検出枠82を検出対象が存在する領域を囲むように追従させる。
また検出枠82は、レイアウトパッチとして機能する。すなわち、検出枠82は、画像処理パッチや画像解析パッチ等をアタッチするためのプレースホルダとして機能する。
また本実施形態では、検出枠82上に画像解析パッチ83が配置される。画像解析パッチ83は、領域内に人物の顔を囲むように配置され、人物の顔に対して特定の解析が実行される。
図16Bに示すように、トラッキングパッチ81の領域内に検出対象が複数存在する場合、トラッキングパッチ81の領域内の該当する領域を囲むように複数の検出枠が表示される。この際に、片方の検出枠82に画像処理パッチや画像解析パッチが配置されていた場合、もう一方の検出枠84の領域内に、同じ画像処理パッチや画像解析パッチ83が配置される。
またトラッキングパッチ81により指定された領域内に検出対象が新たに検出された場合、新たに検出された検出対象を囲むように検出枠が表示される。この際も、既に表示されていた検出枠に画像処理パッチや画像解析パッチが配置されていた場合、新たに検出された検出枠の領域内に、同じ画像処理パッチや画像解析パッチ83が配置される。
トラッキングパッチ81は、画像データが動画の場合に有効的に使用することが可能である。例えば、画像解析パッチを検出枠82に対してアタッチを行った場合、人物の移動に合わせて検出枠82が移動を行うため、顔の部分の画像の解析結果を継続的に取得することが可能である。また画像解析パッチのログから画像の解析結果の時間的変化を記録することも可能である。
図17は、設定パッチを示す模式図である。図17Aは、画像処理パッチに対応した設定パッチの配置を示す模式図である。図17Bは、設定パッチのエイリアスの作成を示す模式図である。図17Cは、レイアウトパッチの領域内に配置された複数の設定パッチを示す模式図である。
図17Aに示すように、画像処理パッチ85及び設定パッチ86が配置される。設定パッチ86は、画像処理パッチ85の様々な設定値が変更されるように、設定項目が設定パッチ86の領域内に配置される。
本実施形態では、画像処理パッチ85に対応する設定パッチ86と画像処理パッチ90とに対応する設定パッチ87とが配置される。画像処理パッチ90は、画像処理パッチ85とはRGB値が異なり、画像処理パッチ85にアタッチされている。設定パッチ86の領域内に設定項目として明度、ゲイン、エッジ強調、及びノイズ除去が表示される。設定パッチ87の領域内に設定項目として色相及び飽和が表示される。
すなわち、設定パッチ86の領域内に配置された設定項目が変更されることで、画像処理パッチ85の領域内に表示される画像データが変更される。設定パッチ87の領域内に配置された設定項目が変更されることで、画像処理パッチ90の領域内に表示される画像データが変更される。設定パッチ86及び設定パッチ87の領域内に配置された設定項目の内容は、設定値保持部2により保持される。
なお、設定パッチに表示される設定項目は限定されない。例えば、ユーザの指示に基づいて、任意の設定項目が設定パッチの領域内に表示されてもよい。
図17Bに示すように、指定領域判定部4は、設定パッチの指定する領域を決定する。この際、設定パッチ86及び設定パッチ87は、画像入力パッチと同様に設定パッチの領域内に表示されていた設定項目の一部のみを表示することが可能である。例えば、設定パッチ86内の設定項目である明度及びエッジ強調のみが表示されるように設定パッチの領域が決定される。
本実施形態では、設定パッチ86のエイリアス88が複製され、指定領域判定部4によりエイリアス88の領域が決定される。これにより、ユーザが大量の設定項目から必要な項目のみを抽出して利用することが可能となる。
図17Cに示すように、レイアウトパッチ89上に設定パッチ86、設定パッチ87、及びエイリアス88が配置されることにより、任意の設定項目を1つのウィンドウの様に同時に移動することが可能となる。これにより、ユーザが直観的に簡単に設定用のユーザインターフェースをカスタマイズすることができる。
なお、設定パッチの領域が決定される際の処理は限定されない。設定パッチの領域内に表示されている設定項目が、設定パッチの領域の面積の変更に連動して決定されてもよい。例えば、設定パッチの領域の面積が50%に変更された場合、設定項目の面積も同時に50%に決定されてもよい。
図18は、異なる設定パッチに対してアタッチを行うことを示す模式図である。図18Aは、アタッチを行う前の設定パッチを示す模式図である。図18Bは、アタッチが行われた後の設定パッチを示す模式図である。
図18Aに示すように、画像入力パッチ91に対応する設定パッチ92が表示され、画像入力パッチ93に対応する設定パッチ94が表示される。本実施形態では、設定パッチ92及び設定パッチ94の領域内に表示される設定項目が同一に設定される。具体的には、設定項目は、明度、ゲイン、エッジ強調、ノイズ除去色相、及び飽和が設定される。
図18Bに示すように、設定パッチ92及び設定パッチ94に対してユーザがアタッチを行う旨の指示を行う場合、画像入力パッチ91及び画像入力パッチ93に対応した設定パッチ95が生成される。
アタッチが実行された設定パッチ95の設定値は、親パッチの設定値に置き換えられる。設定パッチ95の設定値が変更された場合、アタッチされた全ての設定パッチに該当する設定値が同時に同じ値に変更される。
例えば、親パッチである設定パッチ92のエッジ強調の設定項目がON、子パッチである設定パッチ94のエッジ強調の設定項目がOFFの場合に、設定パッチ92及び設定パッチ94がアタッチされるとエッジ強調の設定項目はONとなる。
これにより、異なるパッチの設定値を同じ条件で一括して設定及び変更することが容易に可能となる。
以上、本実施形態に係る画像処理装置20では、画像データに対して領域を指定可能なパッチの表示が制御される。パッチにより指定されたパッチの領域に対して、パッチに関連付けられた処理が実行される。親パッチ及び子パッチに指定された各領域が重複する領域に対して、親パッチ及び子パッチに関連付けられた処理が実行される。また重複する領域が存在している場合、親パッチの移動に連動して子パッチが移動させられる。これにより、高いユーザビリティを発揮可能となる。
画像処理等を行えるツールを使用する場合、最初に任意の範囲を選択し、その後メニュー等で画像処理又は解析処理を指定する。この場合、同時に1か所の処理しか行うことができず、複数の画像処理を実行するには手動で画像処理を選択するか、手順を記述したスクリプトを実行する必要があった。
そこで、本技術では、予め機能が定義されたパッチを画像に貼り付けることで、任意の画像処理又は画像解析が実現される。またパッチは、画像に対して任意の場所に任意のサイズ(面積)で複数貼り付けられる。
配置されたパッチが重複される場合、親パッチに出力される画像を入力として画像処理又は画像解析が行われ、処理結果が子パッチの領域内に表示される。このように、パッチが重複されることにより、画像処理がスタックされることで画像処理のパイプラインが形成される。
また重複するパッチの親パッチを移動させた場合、子パッチの同時に移動するため、画像処理のパイプラインが保持されたまま任意の領域に対して画像処理が実行される。
これにより、パッチを重複することで、画像処理のパイプラインを直観的に容易に構築できるため設定に必要な時間を短縮することが可能となる。また評価したい領域のみが画像処理されるため処理の高速化が可能となる。
また重複した親パッチと子パッチをそのまま移動させることにより画像処理のパイプラインを保持したまま直観的に領域を変更できるため評価の効率化が可能となる。さらに画像の異なる部分に異なる画像処理のパイプラインが形成されることにより評価を並列に行うことができるため評価の効率化が可能となる。
さらにまた解析結果をパッチの領域内に表示することにより、画像上で解析の傾向を直観的に確認することができる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記の実施形態では、画像データに対して特定の画像処理及び画像解析がパッチに指定された領域内で実行された。これに限定されず、画像データに紐づけられた情報がパッチに指定された領域内で検索されてもよい。
図19は、地図を示す画像データに対して検索処理を行うパッチを配置した場合を示す模式図である。
図19では、地図を示す画像データ96の座標に対して特定の情報を有するDBが紐づけられる。本実施形態では、DBは、画像データ96の座標に紐づけられた飲食店等の建物に関する情報を有する。例えば、DBは、建物が中華又はイタリアンを扱う飲食店か、喫煙可能か等の情報を有する。なお、DBの有する情報は限定されない。例えば、駅から5分以内か、駐車場が有るか等の情報を有していてもよい。
また画像データ96が表示される画像入力パッチ97上に検索パッチが複数配置される。検索パッチは、指定した領域内の座標に対して、処理選択部3により決定された検索対象を検索するパッチである。本実施形態では、画像入力パッチ97上に喫煙可能な飲食店を検索する検索パッチ98a及び検索パッチ98bと、中華を扱う飲食店を検索する検索パッチ99a及び検索パッチ99bが配置される。
図19に示すように、検索パッチ98a上に検索パッチ99aが配置される。また検索パッチ98b上に検索パッチ99bが配置される。すなわち、処理実行部7は、画像データ96の座標に紐づけられたDBに対して、検索パッチが配置された領域内に喫煙可能かつ中華を扱う飲食店が存在するかの検索を実行する。
この結果、個々の検索条件を持つパッチを重畳することにより、指定した領域内に条件に合う店舗を検索する事ができる。これにより、パッチにより指定された領域内でのみ検索が実行されるため、サーバとの通信量を削減することで高速なレスポンスが可能となる。また1つの画像データ上に複数の検索結果を表示することで比較が容易に行える。
なお、検索パッチの持つ検索条件は限定されない。例えば、中華を扱わない飲食店等を検索対象とすることができてもよい。また検索パッチに対してエイリアス及びアタッチの処理も可能である。
上記の実施形態では、画像データに対して一部のみが画像処理が実行された。これに限定されず、画像データ全体に画像処理が行われてもよい。例えば、写真や動画等の画像処理を実行する際に、一部の領域のみに対して画像処理を行った後に画像データの全体に画像処理が実行されてもよい。
これにより、ユーザが興味のある対象のみに複数の画像処理を実行することが直観的に可能となる。また画像データの一部に対して画像処理が実行されることで、最終的な仕上がりをイメージすることが可能となり、画像データ全体の画像処理のやり直しを防ぐことができる。さらにまた画像処理を部分的に実行することで画像処理の負荷が減少することで通信量の削減が可能となり、高速なレスポンスが可能となる。
上記の実施形態では、パッチに指定された領域が重複した場合、両方のパッチの処理が実行された。これに限定されず、重複した領域に対して任意の論理演算が実行されてもよい。例えば、Aの処理が実行されるパッチAとBの処理が実行されるパッチBとが重複した場合、Aの処理又はBの処理が実行されてもよい。すなわち、AND条件以外にもORやXOR等の種々の論理演算で処理が実行されてもよい。
上記の実施形態では、処理速度の向上の手段の1つとしてアタッチが実行された。処理速度の向上の手段は限定されない。例えば、画像処理パッチを移動させた場合、移動前の処理結果と移動後の処理結果は、画像処理パッチの移動前と移動後との領域が重複する箇所の処理結果は同じになる。
例えば、白黒画像を表示する画像入力パッチ上にカラー化画像処理パッチが配置されたとする。この際の移動前と移動後とのカラー化画像処理パッチの領域で重複する箇所は、移動前及び移動後にも関わらずカラー画像が表示される。
すなわち、画像処理パッチの移動時に、移動前と移動後との領域の差分のみに画像処理を行い、重複する領域の処理結果を移動前の処理結果を複製する。これにより、画像処理の処理量を減らすことで処理速度の向上が可能となる。
上記の実施形態では、パッチ同士が完全に含まれる状態で画像処理又は画像解析が実行された。これに限定されず、パッチ同士の一部の領域が重複した場合でも画像処理又は画像解析が実行されてもよい。同様に、3つ以上のパッチの一部の領域が重複した場合でもそれぞれのパッチに定義された処理が実行されてもよい。
また一部の領域が重複しているパッチの重複していない領域は、各パッチに関連付けられた処理が並列に処理されてもよい。例えば、画像入力パッチから出力される画像データを入力としてノイズ除去画像処理及びエッジ強調画像処理が実行されてもよい。
上記の実施形態では、子パッチの領域の全体が親パッチの領域と重複する場合、親パッチの移動に連動して子パッチが移動させられた。これに限定されず、親パッチの領域の一部に子パッチの領域の一部が重複している場合に、親パッチ及び子パッチの位置関係が維持されたまま、親パッチの移動に連動して子パッチが移動させられてもよい。
上記の実施形態では、画像処理パッチ及び画像解析パッチのアタッチ及びエイリアスが実行された。これに限定されず、画像入力パッチが複製されたエイリアスが表示されてもよい。また画像入力パッチが複製されたエイリアス同士がアタッチされてもよい。
上記の実施形態では、パッチ及びエイリアスは矩形状に表示された。これに限定されず、パッチの領域の形状は任意に決定されてもよい。例えば、画像データに表示される特定のオブジェクトの輪郭を沿うような領域を有するパッチが表示されてもよい。
画像データ出力装置18、ディスプレイ装置19、及び画像処理装置20は、各々が個別に構成されてもよい。あるいは複数の装置が一体的に構成されてもよい。例えば画像データ出力装置18と画像処理装置20とが一体的に構成される場合や、ディスプレイ装置19及び画像処理装置20とが一体的に構成される場合もあり得る。また画像データ出力装置18、ディスプレイ装置19、及び画像処理装置20が一体的に構成されてもよい。その他、本技術に係る情報処理装置として、任意の装置構成が採用されてよい。
通信端末に搭載されたコンピュータとネットワーク等を介して通信可能な他のコンピュータとが連動することにより本技術に係る情報処理方法、及びプログラムが実行され、本技術に係る情報処理装置が構築されてもよい。
すなわち本技術に係る情報処理方法、及びプログラムは、単体のコンピュータにより構成されたコンピュータシステムのみならず、複数のコンピュータが連動して動作するコンピュータシステムにおいても実行可能である。なお、本開示において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれもシステムである。
コンピュータシステムによる本技術に係る情報処理方法、及びプログラムの実行は、例えば、処理の決定、処理の実行、及びパッチ画像の生成等が、単体のコンピュータにより実行される場合、及び各処理が異なるコンピュータにより実行される場合の両方を含む。また所定のコンピュータによる各処理の実行は、当該処理の一部又は全部を他のコンピュータに実行させその結果を取得することを含む。
すなわち本技術に係る情報処理方法及びプログラムは、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成にも適用することが可能である。
各図面を参照して説明した指示受付部、処理選択部、処理実行部、パッチ画像生成部等の各構成、通信システムの制御フロー等はあくまで一実施形態であり、本技術の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変形可能である。すなわち本技術を実施するための他の任意の構成やアルゴリズム等が採用されてよい。
なお、本開示中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。上記の複数の効果の記載は、それらの効果が必ずしも同時に発揮されるということを意味しているのではない。条件等により、少なくとも上記した効果のいずれかが得られることを意味しており、もちろん本開示中に記載されていない効果が発揮される可能性もある。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)対象画像に対して領域を指定可能な指定用画像の表示を制御する表示制御部と、
前記指定用画像により指定された指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する処理実行部と
を具備し、
前記処理実行部は、第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行し、
前記表示制御部は、前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
情報処理装置。
(2)(1)に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
情報処理装置。
(3)(1)又は(2)に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の位置関係を維持したまま、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
情報処理装置。
(4)(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定領域画像及び前記第2の指定領域画像を同時に移動させる
情報処理装置。
(5)(1)から(4)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合を除いて、前記第2の指定領域画像を前記第1の指定領域画像に対して独立して移動させる
情報処理装置。
(6)(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、さらに、
ユーザの指示を受付ける受付部を具備し、
前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となるように前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を合成し、合成された前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を、前記重複領域を指定しかつ前記第1の処理及び前記第2の処理が関連付けられた合成指定用画像として表示を制御する
情報処理装置。
(7)(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、さらに、
ユーザの指示を受付ける受付部を具備し、
前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報を表示させる
情報処理装置。
(8)(7)に記載の情報処理装置であって、
前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報は、前記指定用画像の位置を基準として表示される前記対象画像の全体画像である
情報処理装置。
(9)(1)から(8)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として前記第1の処理を実行し、前記第1の処理の結果を入力として前記第2の処理を実行する
情報処理装置。
(10)(1)から(9)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として、前記第1の処理及び前記第2の処理をそれぞれ実行する
情報処理装置。
(11)(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第2の処理の実行が不可能である旨の情報を表示させる
情報処理装置。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第1の指定用画像の移動に対する前記第2の指定用画像の移動の連動を解除する
情報処理装置。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像を、前記指定領域上に表示させる
情報処理装置。
(14)(13)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記指定用画像に関連付けられた処理は、前記指定領域の画像データの出力、前記指定領域に対する画像処理、又は前記指定領域に対する解析処理の少なくとも1つを含む
情報処理装置。
(15)(14)に記載の情報処理装置であって、
前記処理結果画像は、前記指定領域の画像、前記画像処理後の前記指定領域の画像、又は前記解析処理の結果を含む画像の少なくとも1つを含む
情報処理装置。
(16)(6)に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像を、前記指定領域上に表示させ、
前記合成指定用画像に対応する前記処理結果画像は、前記合成指定用画像に関連付けられた前記第2の処理に基づいた前記処理結果画像である
情報処理装置。
(17)(13)から(16)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記処理結果画像が複製された画像である複製画像を表示させる
情報処理装置。
(18)(17)に記載の情報処理装置であって、
前記処理実行部は、前記複製画像を前記対象画像として、前記指定用画像により指定された前記指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する
情報処理装置。
(19)対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行し、
前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示を制御する
ことをコンピュータシステムが実行する情報処理方法。
(20)対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行するステップと、
前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示を制御するステップと
をコンピュータシステムに実行させるプログラム。
(21)(1)から(18)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、さらに、
ユーザの指示を受付ける受付部を具備し、
前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記指定用画像の位置及びサイズを変更する
情報処理装置。
1…指示受付部
4…指定領域判定部
7…処理実行部
9…パッチ画像生成部
10…画像出力部
18…画像データ出力装置
19…ディスプレイ装置
20…画像処理装置
31…ノイズ除去パッチ
32…エッジ強調パッチ
33…低域フィルタパッチ
34…ヒストグラム解析パッチ
35…S/N解析パッチ
36…統計解析パッチ
36…アタッチパッチ
41…エイリアス
100…画像処理システム

Claims (20)

  1. 対象画像に対して領域を指定可能な指定用画像の表示を制御する表示制御部と、
    前記指定用画像により指定された指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する処理実行部と
    を具備し、
    前記処理実行部は、第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行し、
    前記表示制御部は、前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記表示制御部は、前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記表示制御部は、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の位置関係を維持したまま、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させる
    情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合に、前記第1の指定領域画像及び前記第2の指定領域画像を同時に移動させる
    情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記表示制御部は、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となる場合を除いて、前記第2の指定領域画像を前記第1の指定領域画像に対して独立して移動させる
    情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置であって、さらに、
    ユーザの指示を受付ける受付部を具備し、
    前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記第1の指定領域の全体及び前記第2の指定領域の全体が前記重複領域となるように前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を合成し、合成された前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像を、前記重複領域を指定しかつ前記第1の処理及び前記第2の処理が関連付けられた合成指定用画像として表示を制御する
    情報処理装置。
  7. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記表示制御部は、受付けられた前記ユーザの指示に基づいて、前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報を表示させる
    情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって
    前記対象画像に対する前記指定用画像の位置を示す情報は、前記指定用画像の位置を基準として表示される前記対象画像の全体画像である
    情報処理装置。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として前記第1の処理を実行し、前記第1の処理の結果を入力として前記第2の処理を実行する
    情報処理装置。
  10. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記処理実行部は、前記重複領域に関連するデータを入力として、前記第1の処理及び前記第2の処理をそれぞれ実行する
    情報処理装置。
  11. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第2の処理の実行が不可能である旨の情報を表示させる
    情報処理装置。
  12. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記表示制御部は、前記第1の処理の結果を入力とした前記第2の処理の実行が不可能な場合に、前記第1の指定用画像の移動に対する前記第2の指定用画像の移動の連動を解除する
    情報処理装置。
  13. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記表示制御部は、前記指定用画像に関連付けられた処理に基づいた処理結果画像を、前記指定領域上に表示させる
    情報処理装置。
  14. 請求項1に記載の情報処理装置であって
    前記指定用画像に関連付けられた処理は、前記指定領域の画像データの出力、前記指定領域に対する画像処理、又は前記指定領域に対する解析処理の少なくとも1つを含む
    情報処理装置。
  15. 請求項13に記載の情報処理装置であって
    前記処理結果画像は、前記指定領域の画像、前記画像処理後の前記指定領域の画像、又は前記解析処理の結果を含む画像の少なくとも1つを含む
    情報処理装置。
  16. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記合成指定用画像に対応する前記処理結果画像は、前記合成指定用画像に関連付けられた前記第2の処理に基づいた前記処理結果画像である
    情報処理装置。
  17. 請求項13に記載の情報処理装置であって
    前記表示制御部は、前記処理結果画像が複製された画像である複製画像を表示させる
    情報処理装置。
  18. 請求項17に記載の情報処理装置であって
    前記処理実行部は、前記複製画像を前記対象画像として、前記指定用画像により指定された前記指定領域に対して、前記指定用画像に関連付けられた処理を実行する
    情報処理装置。
  19. 対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行し、
    前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示を制御する
    ことをコンピュータシステムが実行する情報処理方法。
  20. 対象画像に対して領域を指定可能な第1の指定用画像により指定された第1の指定領域と、前記対象画像に対して領域を指定可能な第2の指定用画像により指定された第2の指定領域とが重複する重複領域に対して、前記第1の指定用画像に関連付けられた第1の処理、及び前記第2の指定用画像に関連付けられた第2の処理を実行するステップと、
    前記重複領域が存在している場合、前記第1の指定用画像の移動に連動して前記第2の指定用画像を移動させるように、前記第1の指定用画像及び前記第2の指定用画像の表示を制御するステップと
    をコンピュータシステムに実行させるプログラム。
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