JP2020122937A - カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 - Google Patents
カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020122937A JP2020122937A JP2019016120A JP2019016120A JP2020122937A JP 2020122937 A JP2020122937 A JP 2020122937A JP 2019016120 A JP2019016120 A JP 2019016120A JP 2019016120 A JP2019016120 A JP 2019016120A JP 2020122937 A JP2020122937 A JP 2020122937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera cover
- base material
- resin base
- porous layer
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【課題】寿命の向上したカメラカバーを提供する。【解決手段】樹脂基材と、前記樹脂基材を被覆する親水性膜と、を備えるカメラカバーであって、前記親水性膜は、多孔質層と、混合層と、を有し、前記多孔質層は、親水性材料と、バインダーと、を含み、前記混合層は、前記多孔質層を構成する材料と、前記樹脂基材の樹脂と、を含み、前記樹脂基材を被覆している、ことを特徴とするカメラカバー。【選択図】図2
Description
本発明は、カメラカバー、撮像装置、およびカメラカバーの作製方法に関し、特に、屋外に設置される監視カメラのカバーに関するものである。
住居、商用ビル、または屋外のセキュリティシステムとして、監視カメラが広く利用されている。監視カメラは、雨水や砂利等からの保護を目的として、透明なカメラカバーを備えている。カメラカバーに水滴が付着すると、水滴により光の屈折が起こり、結果として撮影画像に影響を及ぼすことがある。そのため、カメラカバーに親水性の膜を形成することで、水滴や汚れを落とす構成が知られている。
特許文献1は、親水性を付与するためにシリカ粒子を含む溶剤を樹脂基材の表面に塗工し、常温で乾燥させて表面にシリカ粒子を付着させることを開示している。しかしながら、この親水性膜のシリカ粒子は、樹脂基材の表面に付着しているだけであり、親水性膜の下にある樹脂基材に、屋外の光、水等が侵入することにより、樹脂基材にクラックが入るといった劣化現象が起こることがあった。そのため、親水性膜を備える樹脂基材の寿命は、塗工される樹脂基材の寿命に依存していた。そこで、本発明は、寿命の向上したカメラカバーを提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明のカメラカバーは以下の構成を備える。
樹脂基材と、
前記樹脂基材を被覆する親水性膜と、を備えるカメラカバーであって、
前記親水性膜は、多孔質層と、混合層と、を有し、
前記多孔質層は、親水性材料と、バインダーと、を含み、
前記混合層は、前記多孔質層を構成する材料と、前記樹脂基材の樹脂と、を含み、前記樹脂基材を被覆していること、を特徴とするカメラカバー。
樹脂基材と、
前記樹脂基材を被覆する親水性膜と、を備えるカメラカバーであって、
前記親水性膜は、多孔質層と、混合層と、を有し、
前記多孔質層は、親水性材料と、バインダーと、を含み、
前記混合層は、前記多孔質層を構成する材料と、前記樹脂基材の樹脂と、を含み、前記樹脂基材を被覆していること、を特徴とするカメラカバー。
本発明によれば、寿命の向上したカメラカバーを提供することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(本実施形態における撮像装置)
図1は、本実施形態における撮像装置の概要図である。一実施形態において、撮像装置10は、カメラ部100、カメラカバー110、データ転送手段120、データ保存手段121、コントローラ122、および外装130を含む。例えば、撮像装置は、屋外に設置される監視カメラであり、カメラカバー110は、屋外に設置されるカメラ部の保護のために設置される。なお、カメラカバーに対する、光、および水等の作用による劣化は、屋内においても生じ得るため、本発明の撮像装置は、屋内に設置されるものにも適用され得る。
図1は、本実施形態における撮像装置の概要図である。一実施形態において、撮像装置10は、カメラ部100、カメラカバー110、データ転送手段120、データ保存手段121、コントローラ122、および外装130を含む。例えば、撮像装置は、屋外に設置される監視カメラであり、カメラカバー110は、屋外に設置されるカメラ部の保護のために設置される。なお、カメラカバーに対する、光、および水等の作用による劣化は、屋内においても生じ得るため、本発明の撮像装置は、屋内に設置されるものにも適用され得る。
コントローラ122は、カメラ部100にて撮像した映像を、データ転送手段120にてネットワークに映像を転送することができる。また、コントローラ122は、データをデータ保存手段121へ転送することで、映像を保存することができる。外装130は、データ転送手段120、データ保存手段121、およびコントローラ122を覆っており、外部からの衝撃や水分の侵入を防いでいる。カメラカバー110は、カメラ部100を覆っており、外部からの衝撃や水分の侵入を防いでいる。
(本実施形態におけるカメラカバー)
図2は、本実施形態におけるカメラカバーの部分断面図である。カメラカバー110は、親水性膜1000、および樹脂基材1300を有しており、カメラ部100での撮像を可能とするために、全体として透明(例えば、可視光に対して透明)な材料にて構成されている。
図2は、本実施形態におけるカメラカバーの部分断面図である。カメラカバー110は、親水性膜1000、および樹脂基材1300を有しており、カメラ部100での撮像を可能とするために、全体として透明(例えば、可視光に対して透明)な材料にて構成されている。
(樹脂基材)
一実施形態において、樹脂基材1300は、可視光に対して透明な樹脂で構成されている。例えば、樹脂基材1300は、衝撃に対して強い、ポリカーボネート系樹脂基材や、アクリル系樹脂基材、ポリエステル系樹脂基材等である。樹脂基材1300の形状は、カメラ部100を外部からの衝撃や水分の侵入を防げるものであればよく、例えば、板状、曲面状、凹状、凸状、球状、半球状(ドーム状)等が例示される。
一実施形態において、樹脂基材1300は、可視光に対して透明な樹脂で構成されている。例えば、樹脂基材1300は、衝撃に対して強い、ポリカーボネート系樹脂基材や、アクリル系樹脂基材、ポリエステル系樹脂基材等である。樹脂基材1300の形状は、カメラ部100を外部からの衝撃や水分の侵入を防げるものであればよく、例えば、板状、曲面状、凹状、凸状、球状、半球状(ドーム状)等が例示される。
樹脂基材1300の厚さは、カメラ部100を外部からの衝撃や水分の侵入を防げることができればよく、特に限定されるものでない。樹脂基材1300の厚さは、一実施形態において10.0mm以下、別の実施形態において8.0mm以下、さらに別の実施形態において5.0mm以下である。この厚さとすることで、透明性が向上する。また、樹脂基材1300の厚さは、一実施形態において0.5mm以上、別の実施形態において1.0mm以上、さらに別の実施形態において3mm以上である。この厚さとすることで、耐衝撃性が向上する。
(親水性膜)
親水性膜1000は、樹脂基材1300上に被覆されており、多孔質層1100と、混合層1200と、を備えている。多孔質層1100と、混合層1200とが、この順で樹脂基材1300上に形成されており、混合層1200は、樹脂基材1300上に直接設けられている。
親水性膜1000は、樹脂基材1300上に被覆されており、多孔質層1100と、混合層1200と、を備えている。多孔質層1100と、混合層1200とが、この順で樹脂基材1300上に形成されており、混合層1200は、樹脂基材1300上に直接設けられている。
<多孔質層>
多孔質層1100は、親水性を発現させることができる材料(親水性材料)、つまり、多孔質層1000の表面に付着した水を濡れ広げることで水滴化を抑制できる材料と、バインダーと、で形成される。例えば、親水性材料は、親水性膜に形成された際に、水との接触角が3度以上30度以下とすることができる材料である。一実施形態において、親水性材料は、金属酸化物を含み、例えば、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化亜鉛等を主成分とする材料である。一例として、多孔質層1100は、鎖状シリカ粒子とバインダーで形成される。バインダーは、特に限定されるものでなく、親水性材料を連結させ、被覆等できるものであればよく、ケイ酸エチルが例示される。一実施形態において、多孔質層1100は、シリカからなる。
多孔質層1100は、親水性を発現させることができる材料(親水性材料)、つまり、多孔質層1000の表面に付着した水を濡れ広げることで水滴化を抑制できる材料と、バインダーと、で形成される。例えば、親水性材料は、親水性膜に形成された際に、水との接触角が3度以上30度以下とすることができる材料である。一実施形態において、親水性材料は、金属酸化物を含み、例えば、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化亜鉛等を主成分とする材料である。一例として、多孔質層1100は、鎖状シリカ粒子とバインダーで形成される。バインダーは、特に限定されるものでなく、親水性材料を連結させ、被覆等できるものであればよく、ケイ酸エチルが例示される。一実施形態において、多孔質層1100は、シリカからなる。
また、多孔質層1100は、それの構成材料(親水性材料およびバインダー)が三次元的に交差し(絡み合い)、多孔質のネットワーク状の形状を有している。
多孔質層1100の厚さは、一実施形態において30nm以上、別の実施形態において80nm以上、さらに別の実施形態において100nm以上、さらに別の実施形態において200nm以上、さらに別の実施形態において400nm以上である。また、多孔質層1100の厚さは、一実施形態において1000nm以下、別の実施形態において950nm以下、さらに別の実施形態において900nm以下、さらに別の実施形態において800nm以下、さらに別の実施形態において700nm以下である。
<混合層>
混合層1200は、多孔質層1100を形成する材料と、樹脂基材1300を構成する材料と、が混合されたものであり、樹脂基材1300に対する親水性膜の密着性を向上させることができる。
混合層1200は、多孔質層1100を形成する材料と、樹脂基材1300を構成する材料と、が混合されたものであり、樹脂基材1300に対する親水性膜の密着性を向上させることができる。
一実施形態において、混合層1200は、一部が溶かされた樹脂基材1300の樹脂に、多孔質層1100を構成する材料(多孔質ネットワーク)が均一に埋め込まれたものである。言い換えれば、混合層1200は、多孔質層1100の多孔構造に樹脂基材1300の樹脂が侵入して形成されたものである。
一実施形態において、混合層1200は、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の樹脂と、親水性材料(例えば、鎖状シリカ粒子)およびバインダーと、で構成される。親水性膜1000において、多孔質層1100を構成する材料と樹脂の合計に対する樹脂の割合が40重量%以上50重量%以下の部分が混合層1200である。この割合は、X線光電子分光法(XPS)により元素の存在量分析を行い求めることができる。
混合層1200の厚さは、一実施形態において5nm以上、別の実施形態において15nm以上、さらに別の実施形態において20nm以上、さらに別の実施形態において30nm以上、さらに別の実施形態において40nm以上である。また、混合層1200の厚さは、一実施形態において110nm以下、別の実施形態において100nm以下、さらに別の実施形態において90nm以下、さらに別の実施形態において80nm以下、さらに別の実施形態において70nm以下である。
(カメラカバーの作製方法)
カメラカバー110は、親水性膜1000が樹脂基材1300上に形成できれば、特に限定されるものでない。カメラカバー110の作製方法は、樹脂基材1300を準備すること、親水性材料の前駆体、有機溶剤、およびバインダーを含む塗工液を準備すること、および樹脂基材1300に塗工液を塗工し、加熱して乾燥すること、を備える。
カメラカバー110は、親水性膜1000が樹脂基材1300上に形成できれば、特に限定されるものでない。カメラカバー110の作製方法は、樹脂基材1300を準備すること、親水性材料の前駆体、有機溶剤、およびバインダーを含む塗工液を準備すること、および樹脂基材1300に塗工液を塗工し、加熱して乾燥すること、を備える。
塗工液に含まれる有機溶剤は、樹脂基材1300に接触すると、樹脂基材1300の表面を溶かし、それにより、溶かされた樹脂基材1300に、多孔質層1100を構成する材料が埋め込まれ、混合層1200が形成される。
一実施形態において、樹脂基材1300上に、直接、多孔質層1100を構成する親水性材料の前駆体と、有機溶剤と、バインダーと、を含む塗工液がスピンコーターにて塗工される。塗工液が塗工された樹脂基材1300が乾燥炉で例えば90℃で加熱乾燥させることで、カメラカバー110を作製することができる。
一実施形態において、塗工液は、シリカゾル、有機溶剤、およびバインダー等を含み得る。例えば、塗工液は、ナトリウムイオン安定型アルカリゾルであるIP−ST−UP(日産化学工業株式会社製)、1−エトキシ−2−プロパノール(東京化成工業株式会社製)、およびケイ酸エチル(東京化成工業株式会社製)を含み得る。また、塗工液は、IP−ST−UPに1−エトキシ−2−プロパノールを加え、1−エトキシ−2−プロパノールに分散した鎖状シリカ粒子の分散体を生成させ、これとケイ酸エチルとを混合し、室温で24時間攪拌することで製作することができる。
塗工方法としては、スピンコーター以外にも、ディップコート、スプレーコート等も利用できる。スピンコーターを利用した場合、多孔質層1100および混合層1200の膜厚は、その回転速度や、塗工量等で変更することができる。
(寿命が改善されるメカニズム)
図3は、従来のカメラカバーの劣化を説明する模式図である。従来のカメラカバー210は、シリカ粒子層2000を備えている。カメラカバー210が光(例えば紫外光)に曝される環境(例えば屋外環境)に設置される場合、カメラ部に対して外部にあたる側に親水性のシリカ粒子層2000は、形成されている。光2400は、シリカ粒子層2000から樹脂基材2300に向かって入射する。
図3は、従来のカメラカバーの劣化を説明する模式図である。従来のカメラカバー210は、シリカ粒子層2000を備えている。カメラカバー210が光(例えば紫外光)に曝される環境(例えば屋外環境)に設置される場合、カメラ部に対して外部にあたる側に親水性のシリカ粒子層2000は、形成されている。光2400は、シリカ粒子層2000から樹脂基材2300に向かって入射する。
シリカ粒子層2000を構成するシリカ粒子は、樹脂基材2300上に不均一なドメイン状に凝集しており、シリカ粒子間には、隙間が形成されている。そのため、光2400は、シリカ粒子間の隙間を通り、樹脂基材2300に到達し、光2400のうちの紫外光が樹脂を劣化させる(破壊する)。樹脂基材2300の劣化した部分にクラックが生じ、そのクラックが進展し、その結果、ヘイズ値への影響が引き起こされる。最終的に、シリカ粒子層2000が樹脂基材2300から剥がれ落ちることがあり、カメラカバーが劣化する。
図4は、本実施形態におけるカメラカバーを説明する模式図である。本実施形態におけるカメラカバー110が光(例えば紫外光)に曝される環境(例えば屋外環境)に設置される場合、カメラ部に対して外部にあたる側に親水性膜1000は形成される。光1400は、親水性膜1000から樹脂基材1300に向かって入射する。
本実施形態における親水性膜1000は、多孔質層1100を有しており、多孔質層1100を構成する材料(親水性材料およびバインダー)は、三次元的に交差している(絡み合っている)ネットワークである。多孔質層1100は、光1400(特に紫外光)を吸収することができ、ネットワーク形状であるため、光1400は、そのネットワークにより吸収され、樹脂基材1300に到達し難い。その結果、樹脂の劣化が抑制され、またはクラック発生が抑制され得る。また、従来のカメラカバー210のシリカ粒子層2000と比較して、多孔質層1100の膜としての強度は、その構造的特徴のため高い。
光1400(特に紫外光)の一部が、多孔質層1100を通り抜け、樹脂基材1300に到達する可能性がある。この場合、樹脂基材1300が劣化し、樹脂基材1300にクラックが入る可能性がある。しかしながら、本実施形態におけるカメラカバー110は、混合層1200を有しているため、混合層1200に含まれる強度の高い多孔質層1100にて、クラックの進展が阻止される。さらに、ヘイズ値の変化も微小に抑えられる。
このように、本実施形態に係るカメラカバー、およびそれを備える撮像装置は、屋外環境に設置しても劣化が極限まで抑えられ、クラック等の影響が無く、良好な撮像を実現できる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない。各実施例に共通の事項は以下の通りである。
(塗工液)
塗工液は、次のように作成された。ナトリウムイオン安定型アルカリゾルであるIP−ST−UP(日産化学工業株式会社製)に1−エトキシ−2−プロパノール(東京化成工業株式会社製)を加え、1−エトキシ−2−プロパノールに分散した鎖状シリカ粒子の分散体を形成した。この分散体と、ケイ酸エチル(東京化成工業株式会社製)と、を12:1で混合し、室温で24時間攪拌し、塗工液を得た。
塗工液は、次のように作成された。ナトリウムイオン安定型アルカリゾルであるIP−ST−UP(日産化学工業株式会社製)に1−エトキシ−2−プロパノール(東京化成工業株式会社製)を加え、1−エトキシ−2−プロパノールに分散した鎖状シリカ粒子の分散体を形成した。この分散体と、ケイ酸エチル(東京化成工業株式会社製)と、を12:1で混合し、室温で24時間攪拌し、塗工液を得た。
(接触角)
接触角は、全自動接触角計DM−701(共和界面科学株式会社)を用いて評価された。
接触角は、全自動接触角計DM−701(共和界面科学株式会社)を用いて評価された。
(膜厚)
多孔質層、および混合層の膜厚は、エリプソメーターM−210(日本分光株式会社製)にて偏光特性を検出することで算出して求められた。
多孔質層、および混合層の膜厚は、エリプソメーターM−210(日本分光株式会社製)にて偏光特性を検出することで算出して求められた。
(耐候性評価)
耐候性は、キセノンウェザーメーターCX75(スガ試験機株式会社)を用いて評価された。サンプルは、キセノンウェザーメーターCX75にて、光照射強度180W/m2、600時間、保持された。ヘイズメーターにて、保持前後のサンプルのヘイズ値の変化が計測された。表1において、ヘイズ値が5%劣化までの場合を「○」で示し、ヘイズ値が5%超劣化の場合を「×」で示している。
耐候性は、キセノンウェザーメーターCX75(スガ試験機株式会社)を用いて評価された。サンプルは、キセノンウェザーメーターCX75にて、光照射強度180W/m2、600時間、保持された。ヘイズメーターにて、保持前後のサンプルのヘイズ値の変化が計測された。表1において、ヘイズ値が5%劣化までの場合を「○」で示し、ヘイズ値が5%超劣化の場合を「×」で示している。
(温度サイクル評価)
温度サイクル評価(気温の変化の評価)は、サンプルを恒温槽に入れて、−30℃と60℃とを100サイクルする温度サイクル試験を行い、試験後のクラック発生の有無を確認した。表1において、クラック発生が無かった場合を「○」で示し、クラック発生が有った場合を「×」で示している。
温度サイクル評価(気温の変化の評価)は、サンプルを恒温槽に入れて、−30℃と60℃とを100サイクルする温度サイクル試験を行い、試験後のクラック発生の有無を確認した。表1において、クラック発生が無かった場合を「○」で示し、クラック発生が有った場合を「×」で示している。
(密着性評価)
密着性は、サンプルに、シルボン紙を2000gの荷重で抑えて擦り評価した。表1において、目視で傷が無かった場合を「○」で示し、傷が有った場合を「×」で示している。
密着性は、サンプルに、シルボン紙を2000gの荷重で抑えて擦り評価した。表1において、目視で傷が無かった場合を「○」で示し、傷が有った場合を「×」で示している。
(外観)
外観は、物性斑により評価した。物性斑は、混合層1200が形成される際の樹脂基材1300の溶け方により、浮き出てくることがある。表1において、物性斑が無かった場合を「○」で示し、物性斑が有った場合を「×」で示している。
外観は、物性斑により評価した。物性斑は、混合層1200が形成される際の樹脂基材1300の溶け方により、浮き出てくることがある。表1において、物性斑が無かった場合を「○」で示し、物性斑が有った場合を「×」で示している。
以下にサンプルの作製方法を示す。
[実施例1]
スピンコーターMS−B150(ミカサ株式会社製)にポリカーボネート系樹脂基材をセットする。基材にディスペンサMPP−1(武蔵エンジニアリング株式会社製)にて一平方ミリ当たり0.08μlの塗工液を滴下後、回転速度1000rpmで1min間回転させた。その後、定温乾燥器DY(ヤマト科学社製)にて、90℃、15min間、乾燥させてサンプル作製した。
[実施例1]
スピンコーターMS−B150(ミカサ株式会社製)にポリカーボネート系樹脂基材をセットする。基材にディスペンサMPP−1(武蔵エンジニアリング株式会社製)にて一平方ミリ当たり0.08μlの塗工液を滴下後、回転速度1000rpmで1min間回転させた。その後、定温乾燥器DY(ヤマト科学社製)にて、90℃、15min間、乾燥させてサンプル作製した。
[実施例2]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度2000rpmで1min間回転させたこと以外、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度2000rpmで1min間回転させたこと以外、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例3]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.14μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.14μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例4]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.19μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.19μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例5]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.23μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.23μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例6]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.32μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.32μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例7]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.34μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.34μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例8]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.02μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度2000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.02μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例9]
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.05μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.05μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例10]
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.02μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.02μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例11]
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.18μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.18μl塗工液を滴下させた点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例12]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.28μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.28μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例13]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.37μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度1000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.37μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例14]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度5000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.31μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度500rpmで1min間回転させた後、回転速度5000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.31μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
[実施例15]
スピンコーターMS−B150にて、回転速度7000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.11μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
スピンコーターMS−B150にて、回転速度7000rpmで1min間回転させ、ディスペンサMPP−1にて、一平方ミリ当たり0.11μl塗工液を滴下させた。この点を除き、実施例1と同様の方法でサンプルを作成した。
(評価結果)
実施例1から15のサンプルの多孔質層は、平均粒径が約12nmであるシリカ粒子が連結した鎖状シリカ粒子が樹脂基材上にネットワーク状に積層固着されていた。実施例1から15の全てのサンプルにおいて、接触角は15度以下であり、いずれのサンプルも親水性を有していた。
実施例1から15のサンプルの多孔質層は、平均粒径が約12nmであるシリカ粒子が連結した鎖状シリカ粒子が樹脂基材上にネットワーク状に積層固着されていた。実施例1から15の全てのサンプルにおいて、接触角は15度以下であり、いずれのサンプルも親水性を有していた。
表1に実施例1から15における層厚、温度サイクル、ヘイズ、密着性、および外観の評価結果を示す。また、図5は、本実施形態における混合層膜厚と多孔質層膜厚との関係を示す図である。
実施例1から15のサンプルは、多孔質層と、混合層と、を有する親水性膜を有しているため、温度サイクル、ヘイズ、密着性、および外観の3つ以上が優れていた(○であった)。このように、本発明のカメラカバーは、寿命が向上されたものであり、本発明のカメラカバーを屋外環境に設置しても、劣化が極限まで抑えられ、クラック等の影響が無く、良好な撮像が実現され得る。
また、混合層の膜厚が20nm以上のサンプルの密着性は向上した。これは、混合層が、アンカー効果を発現して、樹脂基材に対する親水膜の密着強度を向上させたもので、特に20nmより厚さが大きいほど、密着性が向上した。一方、混合層の膜厚が100nm以下のサンプルの外観は向上した。これは、混合層が、樹脂基材の表面を溶かして作製されるため、混合層の厚さが100nm以下であれば樹脂基材が溶かされ過ぎず、表面の溶け方が変わることによる樹脂流動等の物性斑が浮き出てこないためである。
多孔質層の膜厚が、100nm以上のサンプルは概ねヘイズ値が向上した。これは、多孔質層が、樹脂基材への光の侵入を抑制し、クラック発生、およびクラックの進展を抑制し、ヘイズ値を向上させたものである。一方、多孔質層の膜厚が、900nm以下のサンプルは温度サイクルが向上した。これは、樹脂基材と多孔質層との線膨張係数差が適切となり、クラックが抑制された。
図5に枠で示すように、特に、多孔質層の膜厚が100nm以上900nm以下で、混合層の膜厚が20nm以上100nm以下であるサンプル(実施例1から7)の寿命は向上した。また、多孔質層の膜厚が100nm以上900nm以下で、混合層の膜厚が30nm以上100nm以下であるサンプル(実施例3から7)は、温度サイクル、ヘイズ、密着性、および外観の全てが優れていた。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
10 撮像装置、100 カメラ部、110 カメラカバー、120 データ転送手段、121 データ保存手段、122 コントローラ、130 外装、210 従来のカメラカバー、1000 親水性膜、1100 多孔質層、1200 混合層、1300 樹脂基材、1400光、2000 シリカ粒子層、2300 樹脂基材、2400 光
Claims (15)
- 樹脂基材と、
前記樹脂基材を被覆する親水性膜と、を備えるカメラカバーであって、
前記親水性膜は、多孔質層と、混合層と、を有し、
前記多孔質層は、親水性材料と、バインダーと、を含み、
前記混合層は、前記多孔質層を構成する材料と、前記樹脂基材の樹脂と、を含み、前記樹脂基材を被覆している、ことを特徴とするカメラカバー。 - 前記親水性材料が酸化ケイ素を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のカメラカバー。
- 前記親水性材料が鎖状シリカを含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載のカメラカバー。
- 前記多孔質層は、シリカからなる、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 前記多孔質層は、ネットワーク状の形状である、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 前記混合層において、前記多孔質層の多孔構造に前記樹脂基材の樹脂が侵入している、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 前記混合層における、前記多孔質層を構成する材料と前記樹脂の合計に対する前記樹脂の割合が40重量%以上50重量%以下である、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 前記混合層の膜厚が20nm以上100nm以下であり、
前記多孔質層の膜厚が100nm以上900nm以下である、ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のカメラカバー。 - 前記混合層の膜厚が30nm以上である、ことを特徴とする請求項8に記載のカメラカバー。
- 前記親水性膜は、水との接触角が30度以下である、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 前記樹脂基材は、ポリカーボネート系樹脂基材、アクリル系樹脂基材、またはポリエステル系樹脂基材である、ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- 屋外に設置されるカメラ部の保護をする、ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載のカメラカバー。
- カメラ部と、
データ転送手段と、
コントローラと、
請求項1ないし12のいずれか一項に記載のカメラカバーと、を備える、ことを特徴とする撮像装置。 - 屋外に設置される、ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
- 樹脂基材を準備すること、
親水性材料の前駆体、有機溶剤、およびバインダーを含む塗工液を準備すること、および、
前記樹脂基材に前記塗工液を塗工し、加熱して乾燥すること、を備える請求項1ないし12のいずれか一項に記載のカメラカバーの作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019016120A JP2020122937A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019016120A JP2020122937A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020122937A true JP2020122937A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71992638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019016120A Pending JP2020122937A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020122937A (ja) |
-
2019
- 2019-01-31 JP JP2019016120A patent/JP2020122937A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11084944B2 (en) | Coating to cool a surface by passive radiative cooling | |
JP5931753B2 (ja) | 低放射emi遮蔽窓フィルム | |
JPWO2018079638A1 (ja) | カバー部材、カメラ、及び、カバー部材の製造方法 | |
CN101384925A (zh) | 经抗反射涂覆的玻璃板 | |
TWI356769B (ja) | ||
JP2011520766A (ja) | ガラスの一時的保護物 | |
TWI377986B (en) | Photocatalyst hard coat film | |
US20240118458A1 (en) | Cemented lens, optical system including the same, optical apparatus, and method for manufacturing cemented lens | |
EP3026469B1 (en) | Optical element and method for producing optical element | |
CN1761912B (zh) | 背投影屏和/或投影屏 | |
CN111286064B (zh) | 透明构件和图像拾取装置、以及透明构件的制造方法 | |
JP2020122937A (ja) | カメラカバー、それを備える撮像装置、およびカメラカバーの作製方法 | |
JP5374661B2 (ja) | カメラカバー及びカメラ | |
CN102343698B (zh) | 一种硬质薄膜及其制备方法 | |
JP2013218114A (ja) | カメラカバー及びカメラ | |
JP7423261B2 (ja) | 透明部材および撮像装置並びに透明部材の製造方法 | |
JPH11240099A (ja) | 太陽熱反射性表面処理板 | |
JP2018116177A (ja) | 光学部材および撮像装置 | |
JP6540825B2 (ja) | 被覆金属板 | |
TWI607135B (zh) | Building material and its manufacturing method | |
CA2881380A1 (en) | Building material and method for producing the same | |
JP2013178540A (ja) | カメラカバー及びカメラ | |
JP5250685B2 (ja) | カメラカバー及びカメラ | |
JP2024038311A (ja) | 光学部材およびその保護方法 | |
JP2000344546A (ja) | 親水性・防曇性基材およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20210103 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210113 |