JP2020121042A - 超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラム - Google Patents

超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】超音波内視鏡装置の故障の発生時期を予知することのできる超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラムを提供する。【解決手段】システム制御部152は、超音波内視鏡12の超音波振動子48の受信信号を取得し、この受信信号に基づいて、超音波内視鏡12を含む超音波内視鏡装置10の異常を検出する異常検出部152Aと、異常検出部152Aにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御部152Bと、記憶制御部152Bによって記憶された複数の異常の情報とこの情報に対応する時間情報とに基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知する故障予知部152Cと、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラムに関する。
被検体の内部(例えば、患者の体内)において複数の超音波振動子をそれぞれ駆動させて超音波を送受信することで、被検体の内部の超音波画像を取得する超音波診断装置は、既に知られている(例えば特許文献1,2参照)。特許文献1、2には、超音波内視鏡装置が記載されている。特許文献1、2に記載の装置は、超音波振動子から超音波を送信させたときの超音波振動子の受信信号に基づいて、断線等の異常検出を行っている。
特開2009−285175号公報 特開平6−269452号公報
超音波内視鏡装置は、超音波内視鏡と、これが接続される本体部とにより構成される。超音波内視鏡は、高価であるため、重大な故障が生じる前の段階で、その故障タイミングを予知できることが望ましい。本体部も同様に高価であり、また、本体部は容易に交換できるものではないため、本体部についても、重大な故障が生じる前の段階で、その故障タイミングを予知できることが望ましい。
特許文献1、2に記載された異常検出の方法は、特定のタイミングにて測定した受信信号に基づいて異常検出を行うものである。そのため、そのタイミングにおいて重大な故障が発生していれば、これを検出することはできる。しかし、このような故障が発生していない状態において、未来における故障の発生時期を予知することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、超音波内視鏡装置の故障の発生時期を予知することのできる超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラムを提供することを目的とする。
本発明の超音波内視鏡装置の故障予知システムは、超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出部と、上記異常検出部により検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御部と、上記記憶制御部によって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知部と、を備えるものである。
本発明の超音波内視鏡装置の故障予知方法は、超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、上記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、上記記憶制御ステップによって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、を備えるものである。
本発明の超音波内視鏡装置の故障予知プログラムは、超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、上記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、上記記憶制御ステップによって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、超音波内視鏡装置の故障の発生時期を予知することのできる超音波内視鏡装置の故障予知システム、超音波内視鏡装置の故障予知方法、及び超音波内視鏡装置の故障予知プログラムを提供することができる。
超音波内視鏡装置10の概略構成を示す図である。 超音波内視鏡12の挿入部22の先端部及びその周辺を拡大して示した平面図である。 超音波内視鏡12の挿入部22の先端部40を図2に図示のI−I断面にて切断したときの断面を示す図である。 超音波内視鏡12及び超音波用プロセッサ装置14の構成を示すブロック図である。 システム制御部152の機能ブロックを示す図である。 任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。 システム制御部152の故障予知処理の動作を説明するためのフローチャートである。 第一変形例の超音波内視鏡装置10におけるシステム制御部152の機能ブロックを示す図である。 超音波非送信時において取得される受信信号の一例を示す図である。 超音波非送信時において取得される受信信号にノイズが重畳した場合の例を示す図である。 任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。 図8に示すシステム制御部152の故障予知処理の動作を説明するためのフローチャートである。 超音波非送信時において取得される受信信号の一例を示す図である。 任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。 第二変形例の超音波内視鏡装置10におけるシステム制御部152の故障予知処理を説明するためのフローチャートである。
<<超音波診断装置の概要>>
本発明の一実施形態である故障予知システムを含む超音波内視鏡装置10について、図1から図4を参照しながら、その概要を説明する。図1は、超音波内視鏡装置10の概略構成を示す図である。図2は、超音波内視鏡12の挿入部22の先端部及びその周辺を拡大して示した平面図である。なお、図2では、図示の都合上、後述のバルーン37を破線にて図示している。図3は、超音波内視鏡12の挿入部22の先端部40を図2に図示のI−I断面にて切断したときの断面を示す図である。図4は、超音波内視鏡12及び超音波用プロセッサ装置14の構成を示すブロック図である。
超音波内視鏡装置10は、超音波を用いて、被検体である患者の体内の観察対象部位の状態を観察(以下、超音波診断とも言う。)するために用いられる。ここで、観察対象部位は、患者の体表側(外側)からは検査が困難な部位であり、例えば胆嚢又は膵臓である。超音波内視鏡装置10を用いることにより、患者の体腔である食道、胃、十二指腸、小腸、及び大腸等の消化管を経由して、観察対象部位の状態及び異常の有無を超音波診断することが可能である。
超音波内視鏡装置10は、図1に示すように、超音波内視鏡12と、超音波用プロセッサ装置14と、内視鏡用プロセッサ装置16と、光源装置18と、モニタ20と、操作卓100とを有する。また、図1に示すように、超音波内視鏡装置10の付属機器として、送水タンク21a、吸引ポンプ21b、及び送気ポンプ21cが設けられている。さらに、超音波内視鏡12内には、水及び気体の流路となる管路(不図示)が形成されている。超音波用プロセッサ装置14、内視鏡用プロセッサ装置16、及び光源装置18は、超音波内視鏡装置10の本体部を構成する。
超音波内視鏡12は、図1に示すように、患者の体腔内に挿入される挿入部22と、医師又は技師等の術者(ユーザ)によって操作される操作部24とを有する。また、図2及び図3に示すように、挿入部22の先端部40には、複数の超音波振動子48を備えた超音波振動子ユニット46が取り付けられている。
超音波内視鏡12の機能により、術者は、患者の体腔内壁の内視鏡画像と、観察対象部位の超音波画像とを取得することができる。内視鏡画像は、患者の体腔内壁を光学的手法によって撮影することで得られる画像である。超音波画像は、患者の体腔内から観察対象部位に向かって送信された超音波の反射波(エコー)を受信し、その受信信号を画像化することで得られる画像である。
超音波用プロセッサ装置14は、図1に示すように、ユニバーサルコード26及びその端部に設けられた超音波用コネクタ32aを介して超音波内視鏡12に接続される。超音波用プロセッサ装置14は、超音波内視鏡12の超音波振動子ユニット46を制御して超音波振動子ユニット46に超音波を送信させる。また、超音波用プロセッサ装置14は、超音波の反射波(エコー)を超音波振動子ユニット46が受信したときの受信信号を画像化して超音波画像を生成する。
内視鏡用プロセッサ装置16は、図1に示すように、ユニバーサルコード26及びその端部に設けられた内視鏡用コネクタ32bを介して超音波内視鏡12に接続される。内視鏡用プロセッサ装置16は、超音波内視鏡12(詳しくは、後述する撮像素子86)によって撮像された観察対象隣接部位の画像データを取得し、取得した画像データに対して所定の画像処理を施して内視鏡画像を生成する。なお、観察対象隣接部位とは、患者の体腔内壁のうち、観察対象部位と隣り合う位置にある部分である。
光源装置18は、図1に示すように、ユニバーサルコード26及びその端部に設けられた光源用コネクタ32cを介して超音波内視鏡12に接続される。光源装置18は、超音波内視鏡12を用いて観察対象隣接部位を撮像する際に、赤光、緑光及び青光の三原色光からなる白色光又は特定波長光を照射する。光源装置18が照射した光は、ユニバーサルコード26に内包されたライトガイド(不図示)を通じて超音波内視鏡12内を伝搬し、超音波内視鏡12(詳しくは、後述する照明窓88)から出射される。これにより、観察対象隣接部位が光源装置18からの光によって照らされる。
なお、本実施形態では、超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16が、別々に設けられた二台の装置(コンピュータ)によって構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、一台の装置によって超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16の双方が構成されてもよい。
モニタ20は、図1に示すように、超音波用プロセッサ装置14及び内視鏡用プロセッサ装置16に接続されており、超音波用プロセッサ装置14により生成された超音波画像、及び内視鏡用プロセッサ装置16により生成された内視鏡画像を表示する。超音波画像及び内視鏡画像の表示に関して言うと、いずれか一方の画像を切り替えてモニタ20に表示してもよく、両方の画像を同時に表示してもよい。また、これらの表示方式を任意に選択及び変更できる構成であってもよい。
なお、本実施形態では、一台のモニタ20に超音波画像及び内視鏡画像を表示するが、超音波画像表示用のモニタと、内視鏡画像表示用のモニタとが別々に設けられてもよい。また、モニタ20以外の表示形態、例えば、術者が携帯する個人用端末のディスプレイに超音波画像及び内視鏡画像を表示する形態であってもよい。
操作卓100は、術者が超音波診断に際して必要な情報を入力したり、術者が超音波用プロセッサ装置14に対して超音波診断の開始指示を行ったりするために設けられた入力装置である。操作卓100は、例えば、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、及びタッチパネル等によって構成されており、図4に示すように超音波用プロセッサ装置14のシステム制御部152に接続されている。操作卓100が操作されると、その操作内容に応じて超音波用プロセッサ装置14のシステム制御部152が装置各部(例えば、後述の受信回路142及び送信回路144)を制御する。
以上のように構成された超音波内視鏡装置10は、電源が投入されると起動のための初期化を行う。電源投入と同時に超音波内視鏡12が本体部に接続されている状態であれば、超音波用プロセッサ装置14のシステム制御部152は、初期化後に、超音波内視鏡12を作動させて、ライブモードに移行する。ライブモードは、所定のフレームレートにて得られる超音波画像(動画像)を逐次表示(リアルタイム表示)するモードである。電源投入時点にて超音波内視鏡12が本体部に接続されていない状態であれば、超音波用プロセッサ装置14のシステム制御部152は、初期化後に、超音波内視鏡12が接続された時点で、超音波内視鏡12を作動させて、ライブモードに移行する。なお、超音波内視鏡12が本体部に接続されている状態においては、操作卓100の操作によって任意のタイミング(例えば、被検体の検査を開始するタイミング(超音波内視鏡12を体腔内に挿入する直前のタイミング))にてライブモードを開始させることも可能である。
超音波内視鏡装置10では、超音波用プロセッサ装置14が、超音波内視鏡12が本体部に接続されている状態にて超音波内視鏡12が体腔内に非挿入となっている期間(換言すると、超音波内視鏡12が未使用の期間)の任意のタイミングにおいて、超音波内視鏡装置10の故障を予知する故障予知処理を行う。故障予知処理については後述する。
超音波内視鏡12が未使用の期間は例えば次のようにして判断することができる。
1)電源投入後、操作卓100を操作して行われる検査開始指示を受けるまでの期間を上記の未使用の期間と判断する。
2)電源投入後、超音波内視鏡12から取得される内視鏡画像の変化が少ない期間を、超音波内視鏡12が未使用の期間と判断する。
3)超音波内視鏡12に加速度センサ等の動きセンサを設けておき、超音波内視鏡12の動き量が所定値未満となっている期間を、超音波内視鏡12が未使用の期間と判断する。
4)超音波内視鏡装置10にメンテナンスモードを設けておき、このメンテナンスモードに設定されている期間を、超音波内視鏡12が未使用の期間と判断する。
<<超音波内視鏡の構成>>
次に、超音波内視鏡12の構成について図1乃至4を参照しながら説明する。超音波内視鏡12は、図1に示すように挿入部22及び操作部24を有する。挿入部22は、図1に示すように先端側(自由端側)から順に、先端部40、湾曲部42及び軟性部43を備える。先端部40には、図2に示すように超音波観察部36及び内視鏡観察部38が設けられている。
また、図2及び図3に示すように、先端部40には処置具導出口44が設けられている。処置具導出口44は、鉗子、穿刺針、若しくは高周波メス等の処置具(不図示)の出口となり、且つ、血液及び体内汚物等の吸引物を吸引する際の吸引口にもなる。
また、図2に示すように先端部40には観察窓82及び照明窓88の表面を洗浄するために形成された洗浄ノズル90が設けられている。洗浄ノズル90からは空気又は洗浄用液体が観察窓82及び照明窓88に向けて噴出される。
さらに、図1及び図2に示すように、先端部40には、超音波振動子ユニット46を覆う位置に、膨張及び収縮可能なバルーン37が装着されている。バルーン37は、超音波振動子ユニット46とともに患者の体腔内に配置される。そして、先端部40において超音波振動子ユニット46付近に形成された送水口47から、超音波伝達媒体としての水(詳しくは、脱気水)がバルーン37内に注水されることで、バルーン37が膨張する。膨張したバルーン37が体腔内壁(例えば、観察対象隣接部位の周辺)に当接すると、超音波振動子ユニット46と体腔内壁との間から空気が排除される。これにより、空気中での超音波及びその反射波(エコー)の減衰を防止することが可能となる。
湾曲部42は、図1に示すように、挿入部22において先端部40よりも基端側(超音波振動子ユニット46が設けられている側とは反対側)に設けられた部分であり、湾曲自在である。軟性部43は、図1に示すように、湾曲部42と操作部24との間を連結している部分であり、可撓性を有し、細長く延びた状態で設けられている。
操作部24には、図1に示すように、一対のアングルノブ29、及び処置具挿入口30が設けられている。各アングルノブ29を回動すると、湾曲部42が遠隔的に操作されて湾曲変形する。この変形操作により、超音波観察部36及び内視鏡観察部38が設けられた挿入部22の先端部40を所望の方向に向けることができる。処置具挿入口30は、鉗子等の処置具を挿通するために形成された孔であり、処置具チャンネル45(図3参照)を介して処置具導出口44と連絡している。
操作部24には、図1に示すように、送水タンク21aから延びた送気送水管路(図示せず)を開閉する送気送水ボタン28a、及び吸引ポンプ21bから延びた吸引管路(図示せず)を開閉する吸引ボタン28bが設けられている。送気送水管路には、送気ポンプ21cから送られてくる空気等の気体、及び送水タンク21a内の水が流れる。送気送水ボタン28aを操作すると、送気送水管路のうち、開通する部分が切り替わり、これに対応する形で、気体及び水の噴出口も洗浄ノズル90及び送水口47の間で切り替わる。つまり、送気送水ボタン28aの操作を通じて、内視鏡観察部38の洗浄及びバルーン37の膨張を選択的に実施することができる。
吸引管路は、洗浄ノズル90から吸引した体腔内の吸引物を吸引したり、送水口47を通じてバルーン37内の水を吸引したりするために設けられている。吸引ボタン28bを操作すると、吸引管路のうち、開通する部分が切り替わり、これに対応する形で、吸引口も洗浄ノズル90及び送水口47の間で切り替わる。つまり、吸引ボタン28bの操作を通じて、吸引ポンプ21bによって吸引される対象物を切り替えることができる。
ユニバーサルコード26の他端部には、図1に示すように、超音波用プロセッサ装置14に接続される超音波用コネクタ32aと、内視鏡用プロセッサ装置16に接続される内視鏡用コネクタ32bと、光源装置18に接続される光源用コネクタ32cとが設けられている。超音波内視鏡12は、これらの各コネクタ32a、32b、及び32cを介してそれぞれ超音波用プロセッサ装置14、内視鏡用プロセッサ装置16、及び光源装置18に着脱自在に接続される。
次に、超音波内視鏡12の構成要素のうち、超音波観察部36及び内視鏡観察部38に関して詳しく説明する。
(超音波観察部)
超音波観察部36は、超音波画像を取得するために設けられた部分であり、図2及び図3に示すように、挿入部22の先端部40において先端側に配置されている。超音波観察部36は、図3に示すように超音波振動子ユニット46と、複数の同軸ケーブル56と、FPC(Flexible Printed Circuit)60とを備えている。
超音波振動子ユニット46は、図3に示すように複数の超音波振動子48が円弧状に配置されたコンベックス型の探触子であり、放射状(円弧状)に超音波を送信する。ただし、超音波振動子ユニット46の種類(型式)については特に限定されるものではなく、超音波を送受信できるものであれば他の種類でもよく、例えば、セクタ型、リニア型及びラジアル型等であってもよい。
超音波振動子ユニット46は、図3に示すようにバッキング材層54と、超音波振動子アレイ50と、音響整合層76と、音響レンズ78とを積層させることで構成されている。
超音波振動子アレイ50は、図3に示すように一次元アレイ状に配列された複数の超音波振動子48(超音波トランスデューサ)からなる。より詳しく説明すると、超音波振動子アレイ50は、N個(例えばN=128)の超音波振動子48が先端部40の軸線方向(挿入部22の長手軸方向)に沿って凸湾曲状に等間隔で配列されることで構成されている。なお、超音波振動子アレイ50は、複数の超音波振動子48を二次元アレイ状に配置したものであってもよい。
N個の超音波振動子48の各々は、圧電素子である単結晶振動子の両面に電極を配置することで構成されている。単結晶振動子としては、水晶、ニオブ酸リチウム、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN)、亜鉛ニオブ酸鉛(PZN)、インジウムニオブ酸鉛(PIN)、チタン酸鉛(PT)、タンタル酸リチウム、ランガサイト、及び酸化亜鉛のいずれかが用いられる。電極は、複数の超音波振動子48の各々に対して個別に設けられた個別電極(不図示)と、複数の超音波振動子48に共通のグランド電極(不図示)とからなる。また、電極は、同軸ケーブル56及びFPC60を介して超音波用プロセッサ装置14と電気的に接続される。
各超音波振動子48には、パルス状の駆動電圧が、入力信号として超音波用プロセッサ装置14から同軸ケーブル56を通じて供給される。この駆動電圧が超音波振動子48の電極に印加されると、圧電素子が伸縮して超音波振動子48が駆動(振動)する。この結果、超音波振動子48からパルス状の超音波が出力される。
また、各超音波振動子48は、超音波の反射波(エコー)等を受信すると、これに伴って振動(駆動)し、各超音波振動子48の圧電素子が電気信号を発生する。この電気信号は、受信信号として各超音波振動子48から超音波用プロセッサ装置14に向けて出力される。
本実施形態の超音波振動子ユニット46は、前述したように、コンベックス型である。つまり、本実施形態では、超音波振動子ユニット46が有するN個の超音波振動子48をマルチプレクサ140などの電子スイッチで順次駆動させることで、超音波振動子アレイ50が配された曲面に沿った走査範囲、例えば曲面の曲率中心から数十mm程度の範囲で超音波が走査される。
バッキング材層54は、図3に示すように、超音波振動子アレイ50を裏側(音響整合層76とは反対側)から支持する。また、バッキング材層54は、超音波振動子48から発せられた超音波、若しくは観察対象部位にて反射された超音波(エコー)のうち、超音波振動子アレイ50の裏側に伝播した超音波を減衰させる機能を有する。なお、バッキング材は、硬質ゴム等の剛性を有する材料からなり、超音波減衰材(フェライト及びセラミックス等)が適量添加されている。
音響整合層76は、患者の人体と駆動対象振動子との間の音響インピーダンス整合をとるために設けられたものである。音響整合層76は、超音波振動子アレイ50(つまり、複数の超音波振動子48)の外側に配置され、厳密には、図3に示すように超音波振動子アレイ50の上に重ねられている。音響整合層76が設けられていることにより、超音波の透過率を高めることが可能となる。音響整合層76の材料としては、音響インピーダンスの値が超音波振動子48の圧電素子に比して、より患者の人体のものの値に近い様々な有機材料を用いることができる。音響整合層76の材料としては、具体的にはエポキシ系樹脂、シリコンゴム、ポリイミド及びポリエチレン等が挙げられる。
音響レンズ78は、駆動対象振動子から発せられる超音波を観察対象部位に向けて収束させるためのものであり、図3に示すように音響整合層76上に重ねられている。音響レンズ78は、例えば、シリコン系樹脂(ミラブル型シリコンゴム(HTVゴム)、液状シリコンゴム(RTVゴム)等)、ブタジエン系樹脂、及びポリウレタン系樹脂等からなり、必要に応じて酸化チタン、アルミナ若しくはシリカ等の粉末が混合される。
FPC60は、各超音波振動子48が備える電極と電気的に接続される。複数の同軸ケーブル56の各々は、図3に示すように、その一端にてFPC60に配線されている。超音波内視鏡12が超音波用コネクタ32aを介して超音波用プロセッサ装置14に接続されると、各同軸ケーブル56は、その他端(FPC60側とは反対側)にて超音波用プロセッサ装置14と電気的に接続される。
(内視鏡観察部)
内視鏡観察部38は、内視鏡画像を取得するために設けられた部分であり、図2及び図3に示すように、挿入部22の先端部40において超音波観察部36よりも基端側に配置されている。内視鏡観察部38は、図2及び図3に示すように観察窓82、対物レンズ84、撮像素子86、照明窓88、洗浄ノズル90、及び配線ケーブル92等によって構成されている。
観察窓82は、図3に示すように、挿入部22の先端部40において軸線方向(挿入部22の長手軸方向)に対して斜めに傾けられた状態で取り付けられている。観察窓82から入射されて観察対象隣接部位にて反射された光は、対物レンズ84で撮像素子86の撮像面に結像される。
撮像素子86は、観察窓82及び対物レンズ84を透過して撮像面に結像された観察対象隣接部位の反射光を光電変換して、撮像信号を出力する。撮像素子86としては、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)、及びCMOS(Complementary MetalOxide Semiconductor:相補形金属酸化膜半導体)等が利用可能である。撮像素子86で出力された撮像画像信号は、挿入部22から操作部24まで延設された配線ケーブル92を経由して、ユニバーサルコード26により内視鏡用プロセッサ装置16に伝送される。
照明窓88は、図2に示すように観察窓82の両脇位置に設けられている。照明窓88には、ライトガイド(不図示)の出射端が接続されている。ライトガイドは、挿入部22から操作部24まで延設され、その入射端は、ユニバーサルコード26を介して接続された光源装置18に接続されている。光源装置18で発せられた照明光は、ライトガイドを伝わり、照明窓88から観察対象隣接部位に向けて照射される。
<<超音波用プロセッサ装置の構成>>
超音波用プロセッサ装置14は、図4に示すように、マルチプレクサ140、受信回路142、送信回路144、A/Dコンバータ146、画像処理部148、システム制御部152、及び表示制御部154を有する。
受信回路142及び送信回路144は、マルチプレクサ140を介して、超音波内視鏡12の超音波振動子アレイ50と電気的に接続する。マルチプレクサ140は、N個の超音波振動子48の中から1つ又は複数を選択し、そのチャンネルを開口させる。
送信回路144は、超音波振動子ユニット46から超音波を送信するために、マルチプレクサ140により選択された超音波振動子48に対して超音波送信用の駆動電圧を供給する回路である。駆動電圧は、パルス状の電圧信号であり、ユニバーサルコード26及び同軸ケーブル56を介して駆動対象となる超音波振動子48の電極に印加される。
受信回路142は、超音波(エコー)を受信した超音波振動子48から出力される電気信号、すなわち受信信号を受信する回路である。また、受信回路142は、システム制御部152から送られてくる制御信号に従って、超音波振動子48から受信した受信信号を増幅し、増幅後の信号をA/Dコンバータ146に引き渡す。A/Dコンバータ146は、図4に示すように受信回路142と接続しており、受信回路142から受け取った受信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号を画像処理部148に出力する。
画像処理部148は、図4に示すようにA/Dコンバータ146と接続しており、デジタルの受信信号に基づいて超音波画像を生成する。
表示制御部154は、図4に示すように、画像処理部148に接続されており、画像処理部148が生成した超音波画像の信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、画像信号に階調処理等の各種の必要な画像処理を施した後にモニタ20に出力する。
システム制御部152は、超音波用プロセッサ装置14の各部を制御するものであり、図4に示すように受信回路142、送信回路144、A/Dコンバータ146、及び画像処理部148と接続しており、これらの機器を制御する。システム制御部152は、図4に示すように操作卓100と接続しており、被検体の検査時には、操作卓100にて入力された検査情報及び制御パラメータに従って超音波用プロセッサ装置14各部を制御する。これにより、術者によって指定された超音波画像生成モードに応じた超音波画像が取得されるようになり、特にライブモード時には一定のフレームレートにて超音波画像が随時取得される。
システム制御部152は、プログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサと、RAM(Ramdom Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)を含む。
本明細書における各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部152は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
システム制御部152は、超音波内視鏡12が本体部に接続された状態における超音波内視鏡12が未使用の期間の任意のタイミングにおいて、上述した故障予知処理を行う。
図5は、システム制御部152の機能ブロックを示す図である。システム制御部152のプロセッサは、超音波内視鏡装置の故障予知プログラムを実行することにより、異常検出部152A、記憶制御部152B、故障予知部152C、及び報知制御部152Dとして機能する。これら機能ブロックによって、故障予知処理が実行される。本形態において、システム制御部152は、超音波内視鏡装置の故障予知システムを構成する。
異常検出部152Aは、N個の超音波振動子48のうちの1つを選択し、選択した超音波振動子48から超音波を送信させ、その超音波の反射波を受信したその超音波振動子48の受信信号を取得する処理を、選択する超音波振動子48を順次切り替えながら全ての超音波振動子48に対して行う。この処理によってN個の超音波振動子48の各々から受信信号が取得される。異常検出部152Aは、このようにして取得したN個の受信信号に基づいて、超音波内視鏡装置10の異常を検出する。
本形態における超音波内視鏡装置10の異常とは、超音波振動子48が劣化している状態、超音波振動子48と超音波用プロセッサ装置14とを接続する導線が損傷している状態等のことをいう。
例えば、同軸ケーブル56に断線が発生している場合には、断線ありの同軸ケーブル56に接続された超音波振動子48の受信信号は、断線なしの同軸ケーブル56に接続された超音波振動子48の受信信号と比較して変化する。具体的には、受信信号のレベルがピークに達してからそのレベルが所定値以下となるまでにかかる時間が、断線ありの同軸ケーブル56においては、断線なしの同軸ケーブル56よりも短くなる。したがって、この時間を見ることで、断線の有無を判断することができる。なお、異常検出部152Aによる異常の検出方法は上記例に限らず、任意のものを採用することができる。
異常検出部152Aは、上記のN個の受信信号の各々について異常の有無を判定し、異常ありと判定した回数(以下、異常発生数という)を、検出した異常の情報として出力する。超音波内視鏡装置10では、超音波内視鏡12として1つだけでなく、複数のものを取り替えて使用することができる。超音波内視鏡12には、同一機種であっても個体差がある。また、機種毎にも超音波内視鏡12の受信感度等の特性には差がある。そのため、異常検出部152Aが異常ありと判断するための判断基準は、本体部に接続可能な全ての超音波内視鏡12に共通ではなく、超音波内視鏡12毎に個別に決められたものとすることが好ましい。
記憶制御部152Bは、異常検出部152Aから出力された異常の情報を、時間情報と、本体部に接続されている超音波内視鏡12の識別情報とに対応させて、システム制御部152内部のROMに記憶させる。時間情報とは、異常が検出された時点を示す情報であり、例えば、異常検出部152Aから異常の情報が出力されたときの年月日及び時刻である。以下では、ROMに記憶される異常の情報とこれに対応する時間情報を総称して異常ログ情報という。
記憶制御部152Bは、超音波内視鏡12が本体部に接続されたときに、その超音波内視鏡12から識別情報を取得して、その超音波内視鏡12の識別情報を認識すればよい。このように複数の超音波内視鏡12が使用される場合には、異なる超音波内視鏡12毎の異常ログ情報がROMに記憶されることになる。
故障予知部152Cは、記憶制御部152BによってROMに記憶された各識別情報に対応する複数の異常ログ情報に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知する。
図6は、任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。図6において、横軸は異常ログ情報に含まれる時間情報を示し、縦軸は異常ログ情報に含まれる異常の情報(異常発生数)を示している。図6に示されている閾値TH2は、超音波内視鏡12が故障していると判断することのできる異常発生数の下限値である。
超音波内視鏡装置10では、超音波振動子48の受信信号に異常が生じていても、超音波画像を生成する際に、この受信信号を、この超音波振動子48の周囲の超音波振動子48の受信信号によって補間するなどして補正が可能である。例えば、このような補正によって超音波画像の品質を確保できなくなるときの異常発生数を、閾値TH2として設定することができる。
故障予知部152Cは、例えば、異常ログ情報に基づく異常発生数にほとんど変化が見られないような場合(例えば、異常ログ情報から最小二乗法によって求めた近似直線の傾きの大きさが所定値以下となる場合)には、異常ログ情報に含まれる最も古い時間情報に基づく年月日に、超音波内視鏡12に設定されている通常使用における耐用年数を足した年月日を、超音波内視鏡12の故障が発生する故障タイミングとして判断する。
故障予知部152Cは、例えば、異常ログ情報に基づく異常発生数に大きな増加傾向が見られる場合(例えば上記の近似直線の傾きが所定値を超える場合)には、その増加傾向に基づいて、現時点までの使用頻度及び使い方を継続した場合に、異常発生数が将来的に閾値TH2に達する(超音波内視鏡12が故障に至る)タイミング(図6中の故障タイミング)を判断する。
故障予知部152Cは、このようにして判断した超音波内視鏡12の故障タイミングを予知結果として出力する。
図5に示す報知制御部152Dは、故障予知部152Cの予知結果に基づく報知処理を行う。報知制御部152Dは、例えば、予知結果が示す故障タイミングの所定期間前のタイミングをメンテナンス推奨タイミングとし、このメンテナンス推奨タイミングを示すメッセージをモニタ20に表示させることで、メンテナンス推奨時期をユーザに報知する。メッセージの内容としては、故障タイミングそのものであってもよいし、故障までの残り期間を示すものであってもよい。
報知制御部152Dは、モニタ20にメッセージを表示させる代わりに、超音波内視鏡装置10に設けられる図示しないスピーカから上記メッセージを出力させてもよい。或いは、報知制御部152Dは、超音波内視鏡装置10と接続された外部の電子機器に上記メッセージを送信させることで、メンテナンス推奨時期を超音波内視鏡装置10の管理者又はユーザに報知させてもよい。
図7は、システム制御部152の故障予知処理の動作を説明するためのフローチャートである。まず、異常検出部152Aは、N個の超音波振動子48を順次駆動して、N個の超音波振動子48の各々から順次超音波を送信させ、その超音波の反射波の受信信号を各超音波振動子48から取得する(ステップS1)。
次に、異常検出部152Aは、ステップS1にて取得したN個の受信信号の各々に基づいて、超音波内視鏡12において発生している異常を検出し、異常発生数を異常の情報として出力する(ステップS2)。
次に、記憶制御部152Bは、異常検出部152Aから出力された異常の情報を、現時点での時間情報と、本体部に接続されている超音波内視鏡12の識別情報(以下、識別情報ID1という)とに対応させてROMに記憶させる(ステップS3)。
次に、故障予知部152Cは、ROMに記憶されている識別情報ID1に対応する全ての異常ログ情報(異常の情報及び時間情報)に基づいて、本体部に接続されている識別情報ID1を持つ超音波内視鏡12の故障タイミングを予知する(ステップS4)。
ステップS4にて故障タイミングが予知されると、報知制御部152Dは、この予知結果に基づく報知処理を行う(ステップS5)。以上の一連の処理が、例えば、超音波内視鏡12が本体部に接続される毎に行われる。そして、ROMに記憶される異常ログ情報が増えていくことで、故障タイミングの予知精度も向上されていくことになる。
以上のように、超音波内視鏡装置10によれば、超音波内視鏡12の超音波振動子48の受信信号に基づいて検出された異常発生数の履歴に基づいて、超音波内視鏡12の故障タイミングを予知することができる。このように、故障タイミングが予知できることで、適切なメンテナンス時期をユーザに提案することができる。その結果、例えば故障が生じる前でのメンテナンスの実施が期待でき、超音波内視鏡12の寿命を延ばすことが可能になる。また、異常発生数が増加していないような場合には、メンテナンス時期を先延ばしにすることができ、メンテナンス回数を減らして、超音波内視鏡12が使用できなくなる時間を減らすことができる。
本形態において、異常検出部152Aは、異常発生数を異常の情報として出力するものとした。この変形として、異常検出部152Aは、Nに占める異常発生数の割合である異常発生率、又は、Nに占める(N−異常発生数)の割合である異常非発生率を算出し、これらを異常の情報として出力してもよい。この場合、故障予知部152Cは、異常発生率が増加傾向にあれば、その増加傾向に基づいて故障タイミングを予知することができる。また、故障予知部152Cは、異常非発生率が低下傾向にあれば、その低下傾向に基づいて故障タイミングを予知することができる。
なお、システム制御部152の異常検出部152A、記憶制御部152B,故障予知部152C、及び報知制御部152Dは、内視鏡用プロセッサ装置16に含まれるプロセッサに持たせた構成としてもよい。この構成においては、内視鏡用プロセッサ装置16に含まれるプロセッサによって超音波内視鏡装置の故障予知システムが構成される。
または、システム制御部152の機能ブロックのうち故障予知部152C及び報知制御部152Dについては、超音波内視鏡装置10に接続可能な外部サーバ等の外部装置に含まれるプロセッサに持たせた構成としてもよい。この構成においては、システム制御部152の記憶制御部152Bが異常ログ情報と識別情報を外部装置に送信し、外部装置内のデータベースにこれらを記憶させればよい。
これにより、外部装置のプロセッサは、このデータベースに記憶された異常ログ情報に基づいて、識別情報にて特定される超音波内視鏡12毎に、故障タイミングの予知を行うことができる。また、この構成によれば、大きな病院等のように、1つの超音波内視鏡12を複数台の超音波内視鏡装置10にて使用するケースにも対応可能となる。この構成においては、超音波用プロセッサ装置14のシステム制御部152と外部装置のプロセッサとによって、超音波内視鏡装置の故障予知システムが構成される。
以下、超音波内視鏡装置10の変形例について説明する。
(第一変形例)
図8は、第一変形例の超音波内視鏡装置10におけるシステム制御部152の機能ブロックを示す図である。図8に示すシステム制御部152のプロセッサは、超音波内視鏡装置の故障予知プログラムを実行することにより、異常検出部152a、記憶制御部152b、故障予知部152c、及び報知制御部152dとして機能する。これら機能ブロックによって、故障予知処理が実行される。第一変形例において、システム制御部152は、超音波内視鏡装置の故障予知システムを構成する。
異常検出部152aは、N個の超音波振動子48の各々を、超音波を送信させない状態に制御し、その状態にて、N個の超音波振動子48を1つずつ選択し、選択した超音波振動子48の受信信号を取得する処理を行う。この処理は、ライブモード等において1フレーム分の超音波画像を取得する際における超音波振動子ユニット46の制御シーケンスにおいて、各超音波振動子48を駆動させる期間とその後の受信信号の出力期間とのうち前者の期間を、各超音波振動子48を非駆動の期間に置き換えたものとなっている。そして、この処理においては、この非駆動の期間と、その後の出力期間とを合わせた期間において超音波振動子48から出力される受信信号が取得される。異常検出部152aは、このようにして各超音波振動子48から取得したN個の受信信号に基づいて、超音波内視鏡装置10の異常を検出する。
第一変形例の超音波内視鏡装置10の異常とは、超音波内視鏡12に含まれる機器の異常、超音波内視鏡装置10の本体部における電源等の機器の異常等の様々な要因によって生じる受信信号へのノイズの混入のことをいう。
図9は、超音波非送信時において取得される受信信号の一例を示す図である。図9に示すように、異常検出部152aが上記処理を行うことで、この処理の開始後、期間T1、期間T2、期間T3、・・・の順に、受信信号が取得される。なお、この各受信信号の出力期間の長さは、超音波画像を生成するための上記の制御シーケンスにおける各超音波振動子48の駆動期間とその後の受信信号の出力期間とを合わせた長さと同じである。超音波内視鏡装置10に異常が発生していない場合には、図9に示すように、N個の受信信号はそれぞれ低いレベルで安定した状態となる。
しかし、超音波内視鏡装置10に異常が発生している場合には、図10に示すように、予め決められた閾値TH3を超えるレベルのノイズ信号SGが受信信号に含まれる状態が発生することになる。
異常検出部152aは、超音波非送信の状態にて取得したN個の受信信号のそれぞれに対し、閾値TH3を超えるノイズ信号SGを含むか否かを判定し、ノイズ信号SGを含むと判定した受信信号の数を異常発生数とし、この異常発生数の情報を、検出した異常の情報として出力する。閾値TH3は第一閾値を構成する。
なお、閾値TH3は、本体部に接続可能な全ての超音波内視鏡12に共通ではなく、超音波内視鏡12毎に個別に決められたものとすることが好ましい。
図8に示す記憶制御部152bは、異常検出部152aから出力された異常の情報を、時間情報と、本体部に接続されている超音波内視鏡12の識別情報とに対応させて、システム制御部152内部のROMに記憶させる。時間情報とは、異常検出部152aによって異常が検出された時点を示す情報であり、例えば、異常検出部152aから異常の情報が出力されたときの年月日及び時刻である。本変形例においても、ROMに記憶された異常の情報とこれに対応する時間情報を総称して異常ログ情報という。
図8に示す記憶制御部152bは、超音波内視鏡12が本体部に接続されたときにその超音波内視鏡12から識別情報を取得して、その超音波内視鏡12の識別情報を認識すればよい。このように複数の超音波内視鏡12が使用される場合には、異なる超音波内視鏡12毎の異常ログ情報がROMに記憶されることになる。
図8に示す故障予知部152cは、記憶制御部152bによってROMに記憶された各識別情報に対応する複数の異常ログ情報に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知する。
図11は、任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。図11において、横軸は異常ログ情報に含まれる時間情報を示し、縦軸は異常ログ情報に含まれる異常の情報(異常発生数)を示している。図11に示されている閾値TH4は、超音波内視鏡装置10が故障していると判断することのできる異常発生数の下限値である。
超音波内視鏡装置10では、超音波振動子48の受信信号にノイズが混入しても、超音波画像を生成する際に、このノイズを除去するノイズ除去が可能である。例えば、このようなノイズ除去によって超音波画像の品質を確保できなくなるときの異常発生数を閾値TH4として設定することができる。
故障予知部152cは、例えば、異常ログ情報に基づく異常発生数にほとんど変化が見られないような場合(例えば、異常ログ情報から最小二乗法によって求めた異常発生数の近似直線の傾きが所定値以下の場合)には、異常ログ情報に含まれる最も古い時間情報に基づく年月日に、超音波内視鏡12に設定されている通常使用における耐用年数を足した年月日を、超音波内視鏡12の故障が発生する故障タイミングとして判断する。また、故障予知部152cは、超音波内視鏡装置10に対して予め決められていた通常使用における累計使用可能時間(メンテナンスが必要となるまでに使うことのできる時間)から超音波内視鏡装置10の現時点での累計使用時間を減算した時間を、現時点に加算したタイミングを、超音波内視鏡装置10の本体部の故障が発生する故障タイミングとして判断する。
故障予知部152cは、例えば、異常ログ情報に基づく異常発生数に大きな増加傾向が見られる場合(例えば上記の近似直線の傾きが所定値を超える場合)には、その増加傾向に基づいて、現時点までの使用頻度及び使い方を継続した場合に、異常発生数が将来的に閾値TH4に達する(超音波内視鏡装置10が故障に至る)タイミング(図11中の故障タイミング)を判断する。
故障予知部152cは、このようにして判断した超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知結果として出力する。
図8に示す報知制御部152dは、故障予知部152cの予知結果に基づく報知処理を行う。報知制御部152dは、例えば、予知結果が示す故障タイミングの所定期間前のタイミングをメンテナンス推奨タイミングとし、このメンテナンス推奨タイミングを示すメッセージをモニタ20に表示させることで、超音波内視鏡装置10のメンテナンス推奨時期をユーザに報知する。メッセージの内容としては、故障タイミングそのものであってもよいし、故障までの残り期間を示すものであってもよい。報知制御部152dは、モニタ20にメッセージを表示させる代わりに、超音波内視鏡装置10に設けられる図示しないスピーカから上記メッセージを出力させてもよい。或いは、報知制御部152dは、超音波内視鏡装置10と接続された外部の電子機器に上記メッセージを送信させることで、メンテナンス推奨時期を超音波内視鏡装置10の管理者又はユーザに報知させてもよい。
図12は、図8に示すシステム制御部152の故障予知処理の動作を説明するためのフローチャートである。まず、異常検出部152aは、N個の超音波振動子48を超音波非送信の状態に制御し、N個の超音波振動子48の各々から受信信号を順次取得する(ステップS11)。
次に、異常検出部152aは、ステップS11にて取得したN個の受信信号の各々に基づいて、超音波内視鏡装置10において発生している異常を検出し、異常発生数を異常の情報として出力する(ステップS12)。
次に、記憶制御部152bは、異常検出部152aから出力された異常の情報を、現時点での時間情報と、本体部に接続されている超音波内視鏡12の識別情報(以下、識別情報ID2という)とに対応させてROMに記憶させる(ステップS13)。
次に、故障予知部152cは、ROMに記憶されている識別情報ID2に対応する全ての異常ログ情報(異常の情報及び時間情報)に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知する(ステップS14)。
ステップS14にて故障タイミングが予知されると、報知制御部152dは、この予知結果に基づく報知処理を行う(ステップS15)。以上の一連の処理が、例えば、超音波内視鏡12が本体部に接続される毎に行われる。そして、ROMに記憶される異常ログ情報が増えていくことで、故障タイミングの予知精度も向上されていくことになる。
以上のように、第一変形例の超音波内視鏡装置10によれば、超音波内視鏡12の超音波振動子48の受信信号に基づいて検出された異常発生数の履歴に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知することができる。このように、故障タイミングが予知できることで、適切なメンテナンス時期をユーザに提案することができる。その結果、例えば故障が生じる前でのメンテナンスの実施が期待でき、超音波内視鏡装置10の寿命を延ばすことが可能になる。また、異常発生数が増加していないような場合には、メンテナンス時期を先延ばしにすることができ、メンテナンス回数を減らして、超音波内視鏡12又は本体部が使用できなくなる時間を減らすことができる。
第一変形例において、異常検出部152aは、超音波非送信の状態にてN個の超音波振動子48の各々から受信信号を取得するものとしたが、これに限らない。異常検出部152aは、超音波非送信の状態にてN個の超音波振動子48のうちの少なくとも2つの超音波振動子48から受信信号を取得し、取得した受信信号に基づいて異常を判定すればよい。この場合でも、異常の情報の履歴によって、異常発生数が増加傾向にあるかどうかを判断することはできる。このため、故障タイミングの予知は可能である。
また、第一変形例において、異常検出部152aは、N個の受信信号のうち、閾値TH3を超えるレベルの信号を含む受信信号の数(第一の数)を異常の情報として出力するものとした。この変形として、異常検出部152aは、Nに占める第一の数の割合である異常発生率、又は、Nに占める(N−(第一の数))の割合である異常非発生率を算出し、これらを異常の情報として出力してもよい。この場合、故障予知部152cは、異常発生率が増加傾向にあれば、その増加傾向に基づいて故障タイミングを予知することができる。また、故障予知部152cは、異常非発生率が低下傾向にあれば、その低下傾向に基づいて故障タイミングを予知することができる。
(第二変形例)
第二変形例の超音波内視鏡装置10におけるシステム制御部152の機能ブロックは、図8と同じであるが、異常検出部152aと故障予知部152cの機能が一部異なる。第二変形例においても、システム制御部152が超音波内視鏡装置の故障予知システムを構成する。
第二の変形例における異常検出部152aは、第一変形例にて説明したようにして取得した超音波非送信状態におけるN個の受信信号に基づいて超音波内視鏡装置10の異常を検出する点では共通するが、異常の判定方法が異なる。
図13は、超音波非送信時において取得される受信信号の一例を示す図である。超音波内視鏡装置10の異常の要因によっては、受信信号に全体的にノイズが重畳し、図13に示すように、受信信号の平均レベルが図9の状態と比較して上昇する場合がある。そして、この平均レベルがあまりに高くなる(例えば予め決められた閾値TH5に達する)と、超音波画像の品質を維持できない可能性がある。そこで、第二の変形例における異常検出部152aは、N個の受信信号の平均レベルを算出し、この平均レベルが予め決められた閾値TH6(ただし、閾値TH5よりも小さい値)を超える場合には、異常有りと判定し、この平均レベルが閾値TH6以下の場合には異常なしと判定する。
そして、異常検出部152aは、異常ありと判定した場合に、N個の受信信号の平均レベルを、異常の情報として出力する。閾値TH6は第二閾値を構成する。なお、閾値TH6は、本体部に接続可能な全ての超音波内視鏡12に共通ではなく、超音波内視鏡12毎に個別に決められたものとすることが好ましい。
第二変形例における故障予知部152cは、記憶制御部152bによってROMに記憶された各識別情報に対応する複数の異常ログ情報に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障の発生を予知する。
図14は、任意の識別情報に対応する異常ログ情報の一例を示すグラフである。図14において、横軸は異常ログ情報に含まれる時間情報を示し、縦軸は異常ログ情報に含まれる異常の情報(N個の受信信号の平均レベル)を示している。図14に示されている閾値TH5は、超音波内視鏡装置10が故障していると判断することのできる平均レベルの下限値である。
第二変形例における故障予知部152cは、例えば、異常ログ情報に基づく平均レベルにほとんど変化が見られないような場合(例えば、異常ログ情報から最小二乗法によって求めた平均レベルの近似直線の傾きが所定値以下の場合)には、異常ログ情報に含まれる最も古い時間情報に基づく年月日に、超音波内視鏡12に設定されている通常使用における耐用年数を足した年月日を、超音波内視鏡12の故障が発生する故障タイミングとして判断する。また、故障予知部152cは、超音波内視鏡装置10に対して予め決められていた通常使用における累計使用可能時間(メンテナンスが必要となるまでに使うことのできる時間)から超音波内視鏡装置10の現時点での累計使用時間を減算した時間を、現時点に加算したタイミングを、超音波内視鏡装置10の本体部の故障が発生する故障タイミングとして判断する。
また、故障予知部152cは、例えば、異常ログ情報に基づく平均レベルに大きな増加傾向が見られる場合(例えば上記の近似直線の傾きが所定値を超える場合)には、その増加傾向に基づいて、現時点までの使用頻度及び使い方を継続した場合に、平均レベルが将来的に閾値TH5に達する(超音波内視鏡装置10が故障に至る)タイミング(図14中の故障タイミング)を判断する。
故障予知部152cは、このようにして判断した超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知結果として出力する。
図15は、第二変形例の超音波内視鏡装置10におけるシステム制御部152の故障予知処理を説明するためのフローチャートである。まず、異常検出部152aは、N個の超音波振動子48を超音波非送信の状態に制御し、N個の超音波振動子48の各々から受信信号を順次取得する(ステップS21)。
次に、異常検出部152aは、ステップS21にて取得したN個の受信信号の平均レベルに基づいて、超音波内視鏡装置10において発生している異常を検出し、異常ありと判定した場合に、N個の受信信号の平均レベルを異常の情報として出力する(ステップS22)。
次に、記憶制御部152bは、異常検出部152aから出力された異常の情報を、現時点での時間情報と、本体部に接続されている超音波内視鏡12の識別情報(以下、識別情報ID3という)とに対応させてROMに記憶させる(ステップS23)。
次に、故障予知部152cは、ROMに記憶されている識別情報ID3に対応する全ての異常ログ情報(異常の情報及び時間情報)に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知する(ステップS24)。
ステップS24にて故障タイミングが予知されると、報知制御部152dは、この予知結果に基づく報知処理を行う(ステップS25)。以上の一連の処理が、例えば、超音波内視鏡12が本体部に接続される毎に行われる。そして、ROMに記憶される異常ログ情報が増えていくことで、故障タイミングの予知精度も向上されていくことになる。
以上のように、第二変形例の超音波内視鏡装置10によれば、超音波内視鏡12の超音波振動子48の受信信号の平均レベルの履歴に基づいて、超音波内視鏡装置10の故障タイミングを予知することができる。このように、故障タイミングが予知できることで、適切なメンテナンス時期をユーザに提案することができる。その結果、例えば故障が生じる前のメンテナンスの実施が期待でき、超音波内視鏡装置10の寿命を延ばすことが可能になる。また、受信信号の平均レベルが増加していないような場合には、メンテナンス時期を先延ばしにすることができ、メンテナンス回数を減らして、超音波内視鏡12又は本体部が使用できなくなる時間を減らすことができる。
第二変形例において、異常検出部152aは、超音波非送信の状態にてN個の超音波振動子48の各々から受信信号を取得するものとしたが、これに限らない。異常検出部152aは、超音波非送信の状態にてN個の超音波振動子48のうちの少なくとも1つの超音波振動子48から受信信号を取得し、取得した受信信号の平均レベルの大小に基づいて異常を判定すればよい。この場合でも、異常の情報の履歴によって、受信信号に全体的に重畳するノイズが増加傾向にあるかどうかを判断することはできる。このため、故障タイミングの予知は可能である。
第一変形例と第二変形例におけるシステム制御部152の各機能ブロックは、内視鏡用プロセッサ装置16に含まれるプロセッサに持たせた構成としてもよい。または、システム制御部152の機能ブロックのうち故障予知部152c及び報知制御部152dについては、超音波内視鏡装置10に接続可能な外部サーバ等の外部装置に含まれるプロセッサに持たせた構成としてもよい。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出部と、
上記異常検出部により検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御部と、
上記記憶制御部によって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知部と、を備える超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(2)
(1)記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部は、上記超音波振動子から超音波が非送信の状態においてその超音波振動子の上記受信信号を取得し、その受信信号に基づいて上記異常を検出する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(3)
(2)記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部は、上記超音波内視鏡に含まれる複数の上記超音波振動子の各々の上記受信信号を取得し、予め決められた第一閾値を超えるレベルの信号を含む上記受信信号が存在する場合に上記異常が有りと判定し、上記異常の情報として、上記第一閾値を超えるレベルの上記信号を含む上記受信信号の第一の数、上記複数の上記超音波振動子の第二の数に占める上記第一の数の割合、又は上記第二の数に占める上記第二の数から上記第一の数を減算した数の割合を出力する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(4)
(2)記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部は、上記受信信号の平均レベルが予め決められた第二閾値を超える場合に上記異常が有りと判定し、その平均レベルを上記異常の情報として出力する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(5)
(1)記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部は、上記超音波内視鏡に含まれる全ての上記超音波振動子から送信された超音波の反射波を受けたその超音波振動子の上記受信信号を取得し、その受信信号に基づいて上記超音波内視鏡の異常を検出する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(6)
(1)から(5)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部は、上記超音波内視鏡が未使用の期間において上記異常の検出を行う超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(7)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記記憶制御部は、更に、上記異常の情報を、上記超音波内視鏡の識別情報に対応させて記憶させ、
上記故障予知部は、上記識別情報に対応する上記異常の情報及び上記時間情報に基づいて、その識別情報にて特定される上記超音波内視鏡の故障タイミングを予知する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(8)
(1)から(7)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記故障予知部の予知結果に基づく報知処理を行う報知制御部を備える超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(9)
(1)から(8)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部、上記記憶制御部、及び上記故障予知部は、上記超音波内視鏡装置の本体部に設けられる超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(10)
(1)から(8)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
上記異常検出部及び上記記憶制御部は、上記超音波内視鏡装置の本体部に設けられ、
上記故障予知部は、上記超音波内視鏡装置に接続可能な外部装置に設けられる超音波内視鏡装置の故障予知システム。
(11)
超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、
上記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、
上記記憶制御ステップによって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、を備える超音波内視鏡装置の故障予知方法。
(12)
超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、上記受信信号に基づいて、上記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、
上記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、
上記記憶制御ステップによって記憶された複数の上記異常の情報とその情報に対応する上記時間情報とに基づいて、上記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、をコンピュータに実行させるための超音波内視鏡装置の故障予知プログラム。
10 超音波内視鏡装置
12 超音波内視鏡
14 超音波用プロセッサ装置
16 内視鏡用プロセッサ装置
18 光源装置
20 モニタ
21a 送水タンク
21b 吸引ポンプ
21c 送気ポンプ
22 挿入部
24 操作部
26 ユニバーサルコード
28a 送気送水ボタン
28b 吸引ボタン
30 処置具挿入口
32a 超音波用コネクタ
32b 内視鏡用コネクタ
32c 光源用コネクタ
36 超音波観察部
37 バルーン
38 内視鏡観察部
40 先端部
42 湾曲部
43 軟性部
44 処置具導出口
45 処置具チャンネル
46 超音波振動子ユニット
47 送水口
48 超音波振動子
50 超音波振動子アレイ
54 バッキング材層
56 同軸ケーブル
60 FPC
76 音響整合層
78 音響レンズ
82 観察窓
84 対物レンズ
86 撮像素子
88 照明窓
100 操作卓
140 マルチプレクサ
142 受信回路
144 送信回路
146 A/Dコンバータ
148 画像処理部
152 システム制御部
152A 異常検出部
152a 異常検出部
152B 記憶制御部
152b 記憶制御部
152C 故障予知部
152c 故障予知部
152D 報知制御部
152d 報知制御部
SG ノイズ信号

Claims (12)

  1. 超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、前記受信信号に基づいて、前記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部により検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御部と、
    前記記憶制御部によって記憶された複数の前記異常の情報と当該情報に対応する前記時間情報とに基づいて、前記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知部と、を備える超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  2. 請求項1記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部は、前記超音波振動子から超音波が非送信の状態において当該超音波振動子の前記受信信号を取得し、当該受信信号に基づいて前記異常を検出する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  3. 請求項2記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部は、前記超音波内視鏡に含まれる複数の前記超音波振動子の各々の前記受信信号を取得し、予め決められた第一閾値を超えるレベルの信号を含む前記受信信号が存在する場合に前記異常が有りと判定し、前記異常の情報として、前記第一閾値を超えるレベルの前記信号を含む前記受信信号の第一の数、前記複数の前記超音波振動子の第二の数に占める前記第一の数の割合、又は前記第二の数に占める前記第二の数から前記第一の数を減算した数の割合を出力する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  4. 請求項2記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部は、前記受信信号の平均レベルが予め決められた第二閾値を超える場合に前記異常が有りと判定し、当該平均レベルを前記異常の情報として出力する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  5. 請求項1記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部は、前記超音波内視鏡に含まれる全ての前記超音波振動子から送信された超音波の反射波を受けた当該超音波振動子の前記受信信号を取得し、当該受信信号に基づいて前記超音波内視鏡の異常を検出する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部は、前記超音波内視鏡が未使用の期間において前記異常の検出を行う超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記記憶制御部は、更に、前記異常の情報を、前記超音波内視鏡の識別情報に対応させて記憶させ、
    前記故障予知部は、前記識別情報に対応する前記異常の情報及び前記時間情報に基づいて、当該識別情報にて特定される前記超音波内視鏡の故障タイミングを予知する超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記故障予知部の予知結果に基づく報知処理を行う報知制御部を備える超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部、前記記憶制御部、及び前記故障予知部は、前記超音波内視鏡装置の本体部に設けられる超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  10. 請求項1から8のいずれか1項記載の超音波内視鏡装置の故障予知システムであって、
    前記異常検出部及び前記記憶制御部は、前記超音波内視鏡装置の本体部に設けられ、
    前記故障予知部は、前記超音波内視鏡装置に接続可能な外部装置に設けられる超音波内視鏡装置の故障予知システム。
  11. 超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、前記受信信号に基づいて、前記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、
    前記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップによって記憶された複数の前記異常の情報と当該情報に対応する前記時間情報とに基づいて、前記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、を備える超音波内視鏡装置の故障予知方法。
  12. 超音波内視鏡の超音波振動子の受信信号を取得し、前記受信信号に基づいて、前記超音波内視鏡を含む超音波内視鏡装置の異常を検出する異常検出ステップと、
    前記異常検出ステップにより検出された異常の情報を時間情報と対応させて記憶させる記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップによって記憶された複数の前記異常の情報と当該情報に対応する前記時間情報とに基づいて、前記超音波内視鏡装置の故障タイミングを予知する故障予知ステップと、をコンピュータに実行させるための超音波内視鏡装置の故障予知プログラム。
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