JP2020120554A - 太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置 - Google Patents

太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置 Download PDF

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Keiji Odagaki
啓二 小田垣
弘之 小浦
Hiroyuki Koura
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Abstract

【課題】太陽電池モジュールストリングの電圧が電力変換装置の運転許容電圧範囲を逸脱することを抑制することができるように構築された太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置を提供する。【解決手段】太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールが直列に接続された太陽電池モジュールストリングと、太陽電池モジュールストリングから電力を受け取る電力変換装置と、太陽電池モジュールストリングのなかの複数の太陽電池モジュールのうち一部の所定太陽電池モジュールのみに設けられ、所定太陽電池モジュールの温度が予め定められた閾値温度を下回ると所定太陽電池モジュールの正極負極間を短絡させる経路を設けることで、太陽電池モジュールストリングから所定太陽電池モジュールを電気的に切り離すように構築された直列数調整手段と、を備える。【選択図】図2

Description

この出願は、太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置に関する。
従来、例えば特開平6−6940号公報に記載されているような各種の太陽光発電システムが知られている。この従来技術にかかるシステムは、複数の太陽電池群の接続形態を切替可能に設けられた多数のリレーと、高効率発電のための好ましい直列接続数を演算する演算部と、演算部の指令に従って多数のリレーを制御するコントロール部とを含んでいる。
なお、上記公報の図2(B)および段落0012では、周囲温度と太陽電池の電圧とが概略反比例の関係にあることが述べられている。
特開平6−6940号公報
複数の太陽電池モジュールを直列接続したものは、太陽電池モジュールストリングと呼ばれる。太陽電池モジュールストリングで発生する電圧は、太陽電池モジュールの直列数と太陽電池モジュールの温度とに依存する。複数の太陽電池モジュールの電圧が温度依存性を持つのと同様に、太陽電池モジュールストリングで発生する電圧も温度依存性を持つ。
一方、太陽電池モジュールストリングに接続された電力変換装置は、予め設定された運転許容電圧範囲を持っている。電力変換装置が好適に運転されるためには、太陽電池モジュールストリングの電圧がこの運転許容電圧範囲に収まっている必要がある。
周囲温度と太陽電池の電圧とが概略反比例の関係にあるので、太陽電池モジュールの温度が低下すると太陽電池モジュールの電圧が上昇する。温度低下に応じて個々の太陽電池モジュールの電圧が上昇するので、平常温度あるいは温暖な環境などの場合よりも低温環境下のほうが太陽電池モジュールストリングの電圧が上昇する。温度環境の変化によって太陽電池モジュールストリングの電圧が想定よりも大きくなりすぎると、その太陽電池モジュールストリングの電圧が電力変換装置の運転許容電圧範囲を逸脱する可能性がある。
この点に関し、前述の特開平6−6940号公報に記載されているシステムは、多数のリレーと、所定の演算処理を実施する演算部と、演算部の指令に従って多数のリレーを制御するコントロール部とを含んでいる。当該公報には電力変換装置の運転許容電圧に関する知見は記載されていないものの、システム構成上、太陽電池モジュール直列数の調整自体を行うことは可能である。
しかしながら、特開平6−6940号公報にかかるシステムはいくつかの欠点を持つ。具体的な欠点としては、少なくとも、システム構成が複雑という点が挙げられる。このような問題点に鑑み鋭意研究を進めたところ、本願発明者は、前述の特開平6−6940号公報に記載されているほどの複雑なシステム構成を要求しない新規な太陽電池直列数調整技術を見出した。
この出願にかかる発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。その目的は、太陽電池モジュールストリングの電圧が電力変換装置の運転許容電圧範囲を逸脱することを抑制することができるように構築された太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置を提供することを目的とする。
この出願にかかる太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールが直列に接続された太陽電池モジュールストリングと、前記太陽電池モジュールストリングから電力を受け取る電力変換装置と、前記太陽電池モジュールストリングのなかの前記複数の太陽電池モジュールのうち一部の所定太陽電池モジュールのみに設けられ、前記所定太陽電池モジュールの温度が予め定められた閾値温度を下回ると前記所定太陽電池モジュールの正極負極間を短絡させる経路を設けることで、前記太陽電池モジュールストリングから前記所定太陽電池モジュールを電気的に切り離すように構築された直列数調整手段と、を備える。
この出願にかかる太陽電池モジュールは、直列に接続された複数の太陽電池セルと、前記複数の太陽電池セルからなる直列回路の正極および負極が連通したジャンクションボックスと、周囲温度が予め定められた閾値温度を下回ると前記ジャンクションボックスの前記正極と前記負極との間を短絡させる直列数調整手段と、を備える。
この出願にかかる太陽電池モジュール直列数調整装置は、筐体と、前記筐体の外に連通し、太陽電池モジュールの一方の極のケーブルと接続するための第一端子と、前記筐体の外に連通し、前記太陽電池モジュールの他方の極のケーブルと接続するための第二端子と、前記筐体の外に連通し、前記筐体の内部で前記第一端子と電気接続され、前記太陽電池モジュールとは異なる他の太陽電池モジュールのケーブルと接続するための第三端子と、前記筐体の外に連通し、前記筐体の内部で前記第二端子と電気接続された第四端子と、前記第一端子と前記第三端子とを繋ぐ配線と前記第二端子と前記第四端子とを繋ぐ配線との間の電気接続を短絡と開放とで可逆的に切り替えるスイッチと、を備える。
直列数調整手段は、特定の太陽電池モジュールの温度が閾値温度を下回ると、太陽電池モジュールストリングの直列数を減らすことができる。太陽電池モジュールストリングの電圧が電力変換装置の運転許容電圧範囲を逸脱することを抑制することができる。
実施の形態1にかかる太陽光発電システムを示す構成図である。 実施の形態1にかかる太陽光発電システムに含まれる所定太陽電池モジュールおよび直列数調整手段を示す構成図である。 実施の形態1の変形例にかかる所定太陽電池モジュールを示す構成図である 実施の形態1の変形例にかかる太陽光発電システムを示す構成図である。 実施の形態2にかかる太陽光発電システムを示す構成図である。 実施の形態2にかかる太陽光発電システムに含まれる所定太陽電池モジュールおよび直列数調整手段を示す構成図である。 実施の形態2の変形例にかかる直列数調整手段を示す構成図である。
図1は、実施の形態1にかかる太陽光発電システム1を示す構成図である。太陽光発電システム1は、複数の太陽電池モジュールストリング3を含む太陽電池アレイ20と、集電箱4と、電力変換装置6と、直列数調整手段30と、を備えている。電力変換装置6の出力端は、図示しない変圧器等を介して、電力系統11に接続している。
太陽電池モジュールストリング3は、複数の太陽電池モジュール2、2pが直列に接続されたものである。集電箱4によって複数の太陽電池モジュールストリング3がまとめられる。電力変換装置6は、集電箱4を介して複数の太陽電池モジュールストリング3から電力を受け取る。
太陽電池モジュールストリング3のうち、太陽電池モジュール2と太陽電池モジュール2pとを区別するために、太陽電池モジュール2pを「所定太陽電池モジュール2p」とも称する。所定太陽電池モジュール2pは、太陽電池モジュールストリング3のなかの複数の太陽電池モジュール2、2pのうち直列数調整手段30が設けられた太陽電池モジュールである。直列数調整手段30を取り除いた所定太陽電池モジュール2pは、他の太陽電池モジュール2と同様の構造を有する。
図1では、複数の太陽電池モジュールストリング3それぞれにおいて、最も集電箱4に近い太陽電池モジュールが所定太陽電池モジュール2pとされている。
直列数調整手段30は、所定太陽電池モジュール2pの温度が予め定められた閾値温度Tthを下回ると、所定太陽電池モジュール2pの正極負極間を短絡させる短絡経路を設ける。直列数調整手段30は、この短絡経路を温度に応じて短絡(導通)と遮断(開放)との間で可逆的に切り替え可能に構築されている。直列数調整手段30は、太陽電池モジュールストリング3から所定太陽電池モジュール2pを可逆的に切り離すことができる。
図2は、実施の形態1にかかる太陽光発電システム1に含まれる所定太陽電池モジュール2pおよび直列数調整手段30を示す構成図である。図2は、所定太陽電池モジュール2pの裏面を図示したものである。所定太陽電池モジュール2pは、直列接続された複数の太陽電池セル12を含んでいる。前述したように、所定太陽電池モジュール2pから直列数調整手段30を取り除くと、太陽電池モジュール2の構成と同様になる。
所定太陽電池モジュール2pの裏面には、ジャンクションボックス14が設けられている。ジャンクションボックス14には、正極および負極それぞれのケーブル端子15が設けられている。ケーブル端子15の片方はケーブル16を介して集電箱4へと導かれる。ケーブル端子の他方は前段の太陽電池モジュール2のケーブル端子15へと接続される。
図2に示すように、実施の形態1では、直列数調整手段30が、所定太陽電池モジュール2pのジャンクションボックス14の内部に収納されている。実施の形態1にかかる直列数調整手段30は、サーモスタットで構築されている。サーモスタットである直列数調整手段30は、所定太陽電池モジュール2pの正極負極間に並列接続され、所定太陽電池モジュール2pの温度が閾値温度Tthを下回るとオンとなることで正極負極間を短絡させる。
サーモスタットは、公知の熱感知スイッチ部品である。具体的には、直列数調整手段30としてバイメタルサーモスタットが用いられてもよい。バイメタルサーモスタットは、感熱体がバイメタルや形状記憶合金である機械式スイッチである。
サーモスタットによれば、電子部品を用いなくとも太陽電池モジュール直列接続数調節機能を実現することができる利点がある。一般に太陽電池モジュールは屋外に設置されるものであり、電子部品の使用環境としては比較的過酷である。直列数調整手段30が電子部品を含まないことで、電子部品を用いることに起因する複雑な設計、演算処理、品質評価あるいは信頼性評価などを省略することができる。
太陽電池モジュールストリング3で発生する電圧は、太陽電池モジュールストリング3に含まれる太陽電池モジュール2、2pの合計直列数と、それらの太陽電池モジュール2、2pの温度とに依存する。太陽電池モジュール2、2pの温度が上昇すると太陽電池モジュール2、2pの電圧は低下し、太陽電池モジュール2、2pの温度が低下すると太陽電池モジュール2、2pの電圧は上昇する。
太陽電池モジュールストリング3で発生する電圧も同様の温度依存性を持つ。一方、電力変換装置6は、予め設定された運転許容電圧範囲を持っている。電力変換装置6が好適に運転されるためには、太陽電池モジュールストリング3の電圧がこの運転許容電圧範囲に収まっている必要がある。
電力変換装置6の運転許容電圧範囲の一例は、定格入力電圧であってもよい。30Vモジュール×20枚=600Vであるとすれば、600Vが運転許容電圧の上限であってもよい。
低温環境下など太陽電池モジュール2、2pの温度が低くなると、個々の太陽電池モジュール2、2pの電圧が上がることで太陽電池モジュールストリング3全体の電圧が上昇する。太陽電池モジュールストリング3の電圧上昇により、太陽電池モジュールストリング3の電圧が電力変換装置6の運転許容電圧範囲を逸脱する可能性がある。
この点、実施の形態1によれば、所定太陽電池モジュール2pの温度が閾値温度Tthを下回っている場合には、直列数調整手段30が所定太陽電池モジュール2pを太陽電池モジュールストリング3から切り離すので、太陽電池モジュールストリング3の直列数を減らすことができる。これにより、太陽電池モジュールストリング3の電圧が電力変換装置6の運転許容電圧範囲を逸脱することを抑制することができる。
また、実施の形態1によれば、所定太陽電池モジュール2pの温度が閾値温度Tthと同じかそれよりも高い場合には直列数調整手段30が所定太陽電池モジュール2pを太陽電池モジュールストリング3から切り離さないので、太陽電池モジュールストリング3の直列数を元に戻すことができる。これにより、太陽電池モジュールストリング3の電圧が電力変換装置6の運転許容電圧範囲を逸脱する心配がないときには、なるべく多くの太陽電池モジュールで発電を行うことで発電量を確保することができる。
直列数調整手段30で設定される閾値温度Tthは、例えば、ゼロ℃であってもよい。この場合、真冬日などのパネル温度がゼロ℃を下回る氷点下環境においては、所定太陽電池モジュール2pは太陽電池モジュールストリング3から切り離される。これにより、低温時に太陽電池モジュールストリング3の直列数を減らすことができるので、低温時に本来の直列数で太陽電池モジュールストリング3の電圧が高くなりすぎる事態が発生するのを抑制することができる。
一方、パネル温度がゼロ℃以上の例えば日中などにおいては、所定太陽電池モジュール2pは太陽電池モジュールストリング3に接続したままとなる。その結果、気温がゼロ℃を下回らない平温時には太陽電池モジュールストリング3の直列数を本来の直列数のままとすることができる。これにより、太陽電池モジュールストリング3の電圧が高くなりすぎるおそれがない場合には太陽電池モジュールストリング3の直列数を本来の数に維持することができるので、効率よく発電を行うことができる。
具体的には、実施の形態1では太陽電池モジュールストリング3のうち1つのみが所定太陽電池モジュール2pとされており、残りは所定太陽電池モジュール2pではない。変形例として、所定太陽電池モジュール2pの個数は2でもよい。例としては、太陽電池モジュールの総数が10〜20個であり、所定太陽電池モジュール2pの個数は1〜2とされてもよい。何れの場合でも、実施の形態1にかかる太陽光発電システム1において、所定太陽電池モジュール2pの個数は、太陽電池モジュールストリング3に含まれる太陽電池モジュールの総数よりも少なく設けられる。
実施の形態1では、所定太陽電池モジュール2pの温度が閾値温度Tthを下回ったときに、仮に所定太陽電池モジュール2pが太陽電池モジュールストリング3に接続されたままである場合には、電力変換装置6に入力される電圧が運転許容電圧範囲を超える状態となる可能性が高い。発電量の最大化のために、なるべく多くの太陽電池モジュール2によって太陽電池モジュールストリング3を構成しているからである。
そこで、実施の形態1では、所定太陽電池モジュール2pの温度が閾値温度Tthを下回ったときに、直列数調整手段30が太陽電池モジュールストリング3から所定太陽電池モジュール2pを電気的に切り離す。これにより太陽電池モジュールストリング3の電圧を下げて、電力変換装置6に入力される電圧を運転許容電圧範囲に収めることができる。
このように構築された実施の形態によれば、太陽電池モジュールストリング3の電圧が運転許容電圧範囲を逸脱するおそれがある程に増加した時点で、タイミングよく、所定太陽電池モジュール2pを電気的に切り離すことができる。したがって、なるべく多くの太陽電池モジュールを接続することで発電量を最大化したいという要求と、電力変換装置6を運転許容電圧範囲内で適正運転したいという要求とを、両立することができる。
図3は、実施の形態1の変形例にかかる所定太陽電池モジュール2pを示す構成図である。変形例にかかる直列数調整手段130は、温度スイッチ回路であってもよい。この変形例にかかる温度スイッチ回路である直列数調整手段130は、温度センサ133と、記憶手段を含む制御回路132と、スイッチ131とを含んでいる。
なお、「スイッチ」という用語は電気経路を短絡(つまり導通)と開放(つまり電気的に遮断)との間で可逆的に切り替えることのできる各種公知の構成を意味している。スイッチ131は、例えば、機械接点を持つ有接点リレーであってもよく、半導体スイッチング素子などの無接点リレーであってもよい。
温度センサ133は、周囲温度すなわち所定太陽電池モジュール2pの裏面の温度を検知する。温度センサ133の周囲温度は、所定太陽電池モジュール2pの温度と相関を持つ。制御回路132が含む記憶手段は、閾値温度Tthを記憶した不揮発性記憶素子であり、不揮発性メモリなどを用いてもよい。
温度センサ133から制御回路132に温度信号Tsが入力される。制御回路132は、温度信号Tsが表す検知温度が記憶手段で記憶した閾値温度Tthを下回ると、スイッチ信号Sをオン信号とする。一方、検知温度が閾値温度Tth以上のときには、スイッチ信号Sをオフ信号とする。
閾値温度Tthは、所定太陽電池モジュール2pの温度電圧依存性に従って決まる値である。閾値温度Tthは、所定太陽電池モジュール2pの電圧が予め定めた閾値電圧Vthに一致するときのパネル裏面温度に設定されている。この閾値電圧Vthは、太陽電池モジュールストリング3のストリング合計電圧が電力変換装置6の運転許容電圧範囲の上限値を超える前に直列数調整手段30が作動するように設定される。ストリング合計電圧とは、他の太陽電池モジュール2の電圧と所定太陽電池モジュール2pの電圧を合計した電圧である。
スイッチ131は、所定太陽電池モジュール2pの正極負極間に並列接続されている。スイッチ131は、制御回路132からのオン信号に応答してオンされることで短絡し、制御回路132からのオフ信号に応答してオフされることで開放となるように構築されている。
図4は、実施の形態1の変形例にかかる太陽光発電システム101を示す構成図である。図4の変形例のごとく、所定太陽電池モジュール2pは、第一所定太陽電池モジュール2p1と第二所定太陽電池モジュール2p2とを含んでもよい。第一所定太陽電池モジュール2p1と第二所定太陽電池モジュール2p2にはそれぞれ図1の直列数調整手段30が設けられている。
第一所定太陽電池モジュール2p1に設けられた「第一の直列数調整手段30」は、第一所定太陽電池モジュール2p1の温度が第一閾値温度Tth1を下回ったときに、第一所定太陽電池モジュール2p1を太陽電池モジュールストリング3から電気的に切り離す。
一方、第二所定太陽電池モジュール2p2に設けられた「第二の直列数調整手段30」は、第二所定太陽電池モジュール2p2の温度が第二閾値温度Tth2を下回ったときに、第二所定太陽電池モジュール2p2を太陽電池モジュールストリング3から電気的に切り離す。第二閾値温度Tth2は、第一閾値温度Tth1と異なる温度に予め設定される。第二閾値温度Tth2は、第一閾値温度Tth1がゼロ℃である場合に、これよりも低い例えばマイナス数℃に予め設定されてもよい。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム201を示す構成図である。実施の形態2にかかる太陽光発電システム201は、基本的には実施の形態1の太陽光発電システム1と同様のシステム構成を備えている。ただし、実施の形態1と実施の形態2との相違点として、実施の形態1における所定太陽電池モジュール2pが省略され、代わりに所定太陽電池モジュール2qおよび直列数調整手段230が設けられている。
図6は、実施の形態2にかかる太陽光発電システム201に含まれる所定太陽電池モジュール2qおよび直列数調整手段230を示す構成図である。実施の形態2にかかる直列数調整手段230は、所定太陽電池モジュール2qとは別の部品として外付された外付部品である。
直列数調整手段230の内部構造は、太陽電池モジュールストリング3の電流を安全に流すことができる程度の電気的信頼性を持つように構築される。また、実施の形態2においては、所定太陽電池モジュール2qと他の太陽電池モジュール2とが同じ構成を備えており、直列数調整手段30の外付けがされるかどうかの区別のために符号を分けているにすぎない。
外付部品として提供された直列数調整手段230は、筐体230aと、第一ケーブル端子215aと、第二ケーブル端子215bと、第三ケーブル端子215cと、第四ケーブル端子215dと、スイッチ手段231と、を備えている。
筐体230aは、所定太陽電池モジュール2qと同等の耐候性を備えるように、屋外設置に耐えうる材料で形成されている。第一ケーブル端子215aは、筐体230aの外に連通し、所定太陽電池モジュール2qの一方の極のケーブルと接続される。第二ケーブル端子215bは、筐体230aの外に連通し、所定太陽電池モジュール2qの他方の極のケーブルと接続される。
第三ケーブル端子215cは、筐体230aの外に連通し、筐体230aの内部で第一ケーブル端子215aと電気接続され、所定太陽電池モジュール2qに隣接する他の太陽電池モジュール2のケーブル端子15が接続される。第四ケーブル端子215dは、筐体230aの外に連通し、筐体230aの内部で第二ケーブル端子215bと電気接続されている。第四ケーブル端子215dは、ケーブル16を介して集電箱4に接続される。
スイッチ手段231は、筐体230aの内部に収納されている。スイッチ手段231は、第一ケーブル端子215aと第三ケーブル端子215cとを繋ぐ配線と、第二ケーブル端子215bと第四ケーブル端子215dとを繋ぐ配線との間の電気接続を、短絡と開放とで可逆的に切り替える。第一ケーブル端子215a〜第四ケーブル端子215dは、着脱可能コネクタ端子などの、施工者にとって容易に取り外し可能なものであってもよい。
実施の形態2によれば、直列数調整手段230が外付部品として提供されることで、所定太陽電池モジュール2q自体は一般普及品を用いつつ太陽電池モジュール直列接続数調整機能を太陽光発電システム201に搭載することができる。施工が簡単であるという利点もあり、さらにシステム設置後における後付も簡単である利点がある。
図6に示す直列数調整手段230が備えるスイッチ手段231は、図2で説明したサーモスタットでもよい。
図7は、実施の形態2の変形例にかかる直列数調整手段330を示す構成図である。図7の変形例は、図6に示す直列数調整手段230が備えるスイッチ手段231を、図3に示す直列数調整手段130に置換したものである。この変形例のスイッチ機能はスイッチ131で実現される。
実施の形態1にかかる所定太陽電池モジュール2qが、単独の製品として提供されても良い。また、実施の形態2にかかる直列数調整手段230、330が、「太陽電池モジュール直列数調整装置」の形態で、単体の製品として提供されても良い。
以上説明した実施の形態によれば、システム構成が簡易であるという利点と、システム設計の難易度および煩雑さが軽減されているという利点と、システム設置時の施工場面において複雑な作業および煩雑な手間が要求されないという利点とが発揮される。
1、101、201 太陽光発電システム、2 太陽電池モジュール、2p、2q 太陽電池モジュール(所定太陽電池モジュール)、2p1 太陽電池モジュール(第一所定太陽電池モジュール)、2p2 太陽電池モジュール(第二所定太陽電池モジュール)、3 太陽電池モジュールストリング、4 集電箱、6 電力変換装置、11 電力系統、12 太陽電池セル、14 ジャンクションボックス、15 ケーブル端子、16 ケーブル、20 太陽電池アレイ、30、130、230、330 直列数調整手段、131 スイッチ、132 制御回路、133 温度センサ、215a 第一ケーブル端子、215b 第二ケーブル端子、215c 第三ケーブル端子、215d 第四ケーブル端子、230a 筐体、231 スイッチ手段、S スイッチ信号、Ts 温度信号、Tth 閾値温度

Claims (7)

  1. 複数の太陽電池モジュールが直列に接続された太陽電池モジュールストリングと、
    前記太陽電池モジュールストリングから電力を受け取る電力変換装置と、
    前記太陽電池モジュールストリングのなかの前記複数の太陽電池モジュールのうち一部の所定太陽電池モジュールのみに設けられ、前記所定太陽電池モジュールの温度が予め定められた閾値温度を下回ると前記所定太陽電池モジュールの正極負極間を短絡させる経路を設けることで、前記太陽電池モジュールストリングから前記所定太陽電池モジュールを電気的に切り離すように構築された直列数調整手段と、
    を備える太陽光発電システム。
  2. 前記電力変換装置は、運転許容電圧範囲を有し、
    前記所定太陽電池モジュールの温度が前記閾値温度を下回ったときに前記所定太陽電池モジュールが前記太陽電池モジュールストリングに接続されたままである場合には前記電力変換装置に入力される電圧が前記運転許容電圧範囲を超える状態となり、前記所定太陽電池モジュールの温度が前記閾値温度を下回ったときに前記直列数調整手段が前記太陽電池モジュールストリングから前記所定太陽電池モジュールを電気的に切り離すことで前記電力変換装置に入力される電圧が前記運転許容電圧範囲に収まるように構築された請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記直列数調整手段は、
    前記所定太陽電池モジュールの前記正極負極間に並列接続され、前記所定太陽電池モジュールの温度が前記閾値温度を下回るとオンとなることで前記正極負極間を短絡させるサーモスタットを含む請求項1に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記直列数調整手段は、前記所定太陽電池モジュールとは別の部品として外付された外付部品である請求項1に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記所定太陽電池モジュールは、第一所定太陽電池モジュールと第二所定太陽電池モジュールとを含み、
    前記直列数調整手段は、前記第一所定太陽電池モジュールの温度が第一閾値温度を下回ったときに前記第一所定太陽電池モジュールを前記太陽電池モジュールストリングから切り離し、前記第二所定太陽電池モジュールの温度が前記第一閾値温度と異なる第二閾値温度を下回ったときに前記第二所定太陽電池モジュールを前記太陽電池モジュールストリングから電気的に切り離すように構築された請求項1に記載の太陽光発電システム。
  6. 直列に接続された複数の太陽電池セルと、
    前記複数の太陽電池セルからなる直列回路の正極および負極が連通したジャンクションボックスと、
    周囲温度が予め定められた閾値温度を下回ると前記ジャンクションボックスの前記正極と前記負極との間を短絡させる直列数調整手段と、
    を備える太陽電池モジュール。
  7. 筐体と、
    前記筐体の外に連通し、太陽電池モジュールの一方の極のケーブルと接続するための第一端子と、
    前記筐体の外に連通し、前記太陽電池モジュールの他方の極のケーブルと接続するための第二端子と、
    前記筐体の外に連通し、前記筐体の内部で前記第一端子と電気接続され、前記太陽電池モジュールとは異なる他の太陽電池モジュールのケーブルと接続するための第三端子と、
    前記筐体の外に連通し、前記筐体の内部で前記第二端子と電気接続された第四端子と、
    前記第一端子と前記第三端子とを繋ぐ配線と前記第二端子と前記第四端子とを繋ぐ配線との間の電気接続を短絡と開放とで可逆的に切り替えるスイッチと、
    を備える太陽電池モジュール直列数調整装置。
JP2019012222A 2019-01-28 2019-01-28 太陽光発電システム、太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール直列数調整装置 Pending JP2020120554A (ja)

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