JP2020120172A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャナーにおいて読み取り部を牽引するベルトを掛け回すプーリーに、減速の為の大歯車が一体に構成されていると、装置の左右方向寸法の抑制を阻害する。【解決手段】画像読取装置は、原稿を載置する載置台の下に設けられた読み取り部と、モーターの動力を得て移動する、読み取り部を備えたキャリッジと、キャリッジ移動方向の一方である第1方向の端部に設けられる第1プーリーと、キャリッジ移動方向の他方である第2方向の端部に設けられる第2プーリーと、第1プーリーと第2プーリーとに掛け回され、キャリッジを牽引する牽引ベルトと、モーターの動力を、第1プーリーと同軸且つ一体に設けられた被駆動回転体に伝達する駆動力伝達機構とを備えている。駆動力伝達機構は、被駆動回転体に動力を伝達する駆動回転体を有し、駆動回転体から被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる。【選択図】図3
Description
本発明は、原稿画像を読み取る画像読取装置に関する。
画像読取装置の一例として所謂フラットベッドタイプのスキャナーがあり、スキャナーには、CIS(Contact Image Sensor)方式やCCD(Charge Coupled Devices)方式が採用され、いずれの方式においても主走査方向に延設された読み取りセンサーを備えたキャリッジが、モーターによって副走査方向に駆動される。
このような構成において、モーターの駆動力はプーリーに伝達され、そして2つのプーリーに掛け回された無端ベルトの一部にキャリッジが固定され、無端ベルトの周回に伴ってキャリッジが副走査方向に牽引される。その様な構成の一例が、特許文献1に開示されている。
このような構成において、モーターの駆動力はプーリーに伝達され、そして2つのプーリーに掛け回された無端ベルトの一部にキャリッジが固定され、無端ベルトの周回に伴ってキャリッジが副走査方向に牽引される。その様な構成の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1記載の画像読取装置では、無端ベルトを掛け回すプーリーと、モーターのピニオンとの間に、アイドルギアと、減速歯車とを備えている。以下では、特許文献1記載の構成を、特許文献1記載の符号をそのまま用いて説明する。
特許文献1においてアイドルギア72は、ステッピングモーター70のピニオン70bと噛合し、減速歯車74に駆動力を伝達する。
減速歯車74は、大径歯車74aと小径歯車74bとが一体的に形成されて成り、アイドルギア72から受けたモーターの駆動力を大径歯車74aで受け、小径歯車74bを介して中間歯車76に伝達する。
中間歯車76は、大歯車76aと、無端ベルトを掛け回すプーリー76bとが一体的に形成されて成る。
以上の構成において、ステッピングモーター70のピニオン70bと、減速歯車74の大径歯車74aとが同一の段に配置され、これにより駆動装置全体の薄型化が図られている。
特許文献1においてアイドルギア72は、ステッピングモーター70のピニオン70bと噛合し、減速歯車74に駆動力を伝達する。
減速歯車74は、大径歯車74aと小径歯車74bとが一体的に形成されて成り、アイドルギア72から受けたモーターの駆動力を大径歯車74aで受け、小径歯車74bを介して中間歯車76に伝達する。
中間歯車76は、大歯車76aと、無端ベルトを掛け回すプーリー76bとが一体的に形成されて成る。
以上の構成において、ステッピングモーター70のピニオン70bと、減速歯車74の大径歯車74aとが同一の段に配置され、これにより駆動装置全体の薄型化が図られている。
しかしながら特許文献1記載の構成においては、中間歯車76はプーリー76bと大歯車76aとで構成され、大歯車76aに対し減速歯車74の小径歯車74bが噛み合い、小径歯車74bから大歯車76aへと動力が伝達される構成である。即ち、モーターのピニオン70bからプーリー76bへの駆動力伝達経路において減速の役割を担う歯車のうち最終段の歯車、つまり大歯車76aが、プーリー76bと一体構成されているため、装置の左右方向寸法を抑制しようとした際に大歯車76aがそれを阻害してしまうこととなる。この様に特許文献1記載の構成においては、装置の左右方向寸法の抑制について考慮されていない。
上記課題を解決するための、本発明の画像読取装置は、原稿を載置する載置台と、前記載置台の下に設けられ、前記載置台に載置された原稿を読み取る読み取り部と、前記読み取り部を備えるとともに、モーターの動力を得て移動するキャリッジと、前記キャリッジの移動方向の一方を第1方向、他方を第2方向として、前記キャリッジの移動領域における前記第1方向の端部に設けられる第1プーリーと、前記キャリッジの移動領域における前記第2方向の端部に設けられる第2プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛け回され、前記キャリッジを牽引する牽引ベルトと、前記モーターの動力を、前記第1プーリーと同軸且つ一体に設けられた被駆動回転体に伝達する駆動力伝達機構と、を備え、前記駆動力伝達機構は、前記被駆動回転体に動力を伝達する駆動回転体を有し、前記駆動回転体から前記被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる構成を備えることを特徴とする。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る画像読取装置は、原稿を載置する載置台と、前記載置台の下に設けられ、前記載置台に載置された原稿を読み取る読み取り部と、前記読み取り部を備えるとともに、モーターの動力を得て移動するキャリッジと、前記キャリッジの移動方向の一方を第1方向、他方を第2方向として、前記キャリッジの移動領域における前記第1方向の端部に設けられる第1プーリーと、前記キャリッジの移動領域における前記第2方向の端部に設けられる第2プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛け回され、前記キャリッジを牽引する牽引ベルトと、前記モーターの動力を、前記第1プーリーと同軸且つ一体に設けられた被駆動回転体に伝達する駆動力伝達機構と、を備え、前記駆動力伝達機構は、前記被駆動回転体に動力を伝達する駆動回転体を有し、前記駆動回転体から前記被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる構成を備えることを特徴とする。
第1の態様に係る画像読取装置は、原稿を載置する載置台と、前記載置台の下に設けられ、前記載置台に載置された原稿を読み取る読み取り部と、前記読み取り部を備えるとともに、モーターの動力を得て移動するキャリッジと、前記キャリッジの移動方向の一方を第1方向、他方を第2方向として、前記キャリッジの移動領域における前記第1方向の端部に設けられる第1プーリーと、前記キャリッジの移動領域における前記第2方向の端部に設けられる第2プーリーと、前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛け回され、前記キャリッジを牽引する牽引ベルトと、前記モーターの動力を、前記第1プーリーと同軸且つ一体に設けられた被駆動回転体に伝達する駆動力伝達機構と、を備え、前記駆動力伝達機構は、前記被駆動回転体に動力を伝達する駆動回転体を有し、前記駆動回転体から前記被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる構成を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動回転体から前記被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる構成であるので、前記被駆動回転体を小径に形成でき、その結果前記第1プーリーから前記第1方向の外側に前記被駆動回転体が大きく突出せず、これにより前記キャリッジの移動方向における装置寸法を抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記駆動力伝達機構は、前記モーターの回転軸に設けられる駆動プーリーと、前記駆動プーリーと第1回転体とに掛け回される駆動ベルトと、前記第1回転体と同軸且つ一体に設けられ、前記駆動回転体に動力を伝達する第2回転体と、を備えて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動力伝達機構が、前記駆動プーリーと、前記第1回転体及び前記第2回転体と、を備えて成る構成において、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
本態様によれば、前記駆動力伝達機構が、前記駆動プーリーと、前記第1回転体及び前記第2回転体と、を備えて成る構成において、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記キャリッジが前記第1方向の端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記第1方向の端部は、前記被駆動回転体の外周における前記第1方向の端部よりも前記第1方向に位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジが前記第1方向の端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記第1方向の端部は、前記被駆動回転体の外周における前記第1方向の端部よりも前記第1方向に位置するので、前記キャリッジの移動領域の外側に前記被駆動回転体が突出せず、これにより前記キャリッジの移動方向における装置寸法をより一層抑制できる。
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジには、可撓性を有するケーブルが接続され、前記ケーブルは、前記キャリッジにおいて前記第2方向寄りの位置から前記第1方向に向けて延び、反転して前記第2方向に延びることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジには、可撓性を有するケーブルが接続され、前記ケーブルは、前記キャリッジにおいて前記第2方向寄りの位置から前記第1方向に向けて延び、反転して前記第2方向に延びるので、前記キャリッジが前記第1方向の端部に位置する際、前記ケーブルの、前記第1方向への突出を抑制でき、これにより前記読み取り部の移動方向における装置寸法を抑制できる。
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記第1方向の端部に位置し、前記キャリッジの移動方向と交差する面を成す第1フレーム部と、前記第2方向の端部に位置し、前記キャリッジの移動方向と交差する面を成す第2フレーム部と、前記キャリッジの移動方向に延び、前記キャリッジをガイドするガイド軸と、前記ガイド軸の端部を支持する軸支持部と、を備え、前記第1フレーム部及び前記第2フレーム部の少なくともいずれか一方において、前記キャリッジの移動領域と対向する面には、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に延び、前記軸支持部を受け入れる凹部が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1フレーム部及び前記第2フレーム部の少なくともいずれか一方において、前記キャリッジの移動領域と対向する面には、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に延び、前記軸支持部を受け入れる凹部が形成されている、前記軸支持部によって支持された前記ガイド軸を前記第1フレーム部と前記第2フレーム部の間に差し入れて、回転させることで前記ガイド軸を取り付けることができる。その結果、前記ガイド軸の取り付け作業が容易になるとともに、前記ガイド軸の取付性を考慮して第1フレーム部と前記第2フレーム部との間隔を拡げる必要がなく、前記読み取り部の移動方向における装置寸法を抑制できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図においてY軸に沿った方向は装置幅方向であり、後述するキャリッジ16及び読み取りセンサー17の移動方向であって、+Y方向が第1方向、−Y方向が第2方向となる。以下、Y軸に沿った方向、即ち+Y方向と−Y方向を区別しない場合は「Y軸方向」と称する場合がある。
また、X軸に沿った方向が方向は装置奥行き方向であり、+X方向は装置背面から前面に向かう方向、−X方向は装置前面から背面に向かう方向となる。以下、X軸に沿った方向、即ち+X方向と−X方向を区別しない場合は「X軸方向」と称する場合がある。
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、−Z方向は鉛直下方となる。以下、Z軸に沿った方向、即ち+Z方向と−Z方向を区別しない場合は「Z軸方向」と称する場合がある。
本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち操作部6が設けられた側面が装置前面となる。
尚、各図においてY軸に沿った方向は装置幅方向であり、後述するキャリッジ16及び読み取りセンサー17の移動方向であって、+Y方向が第1方向、−Y方向が第2方向となる。以下、Y軸に沿った方向、即ち+Y方向と−Y方向を区別しない場合は「Y軸方向」と称する場合がある。
また、X軸に沿った方向が方向は装置奥行き方向であり、+X方向は装置背面から前面に向かう方向、−X方向は装置前面から背面に向かう方向となる。以下、X軸に沿った方向、即ち+X方向と−X方向を区別しない場合は「X軸方向」と称する場合がある。
またZ軸に沿った方向は鉛直方向であり、+Z方向は鉛直上方、−Z方向は鉛直下方となる。以下、Z軸に沿った方向、即ち+Z方向と−Z方向を区別しない場合は「Z軸方向」と称する場合がある。
本実施形態において装置の周囲を構成する側面のうち操作部6が設けられた側面が装置前面となる。
主として図1を参照して、画像読取装置としてのスキャナーユニット10を有する複合機1の全体構成について説明する。
図1に示す複合機1は、記録ユニット2と、記録ユニット2の上部に設けられるスキャナーユニット10とを有し、記録機能と画像読取機能の双方を備えている。
図1に示す複合機1は、記録ユニット2と、記録ユニット2の上部に設けられるスキャナーユニット10とを有し、記録機能と画像読取機能の双方を備えている。
また、図1に示す複合機1の前方の上部には、操作部6が設けられている。操作部6には、液晶パネル等の表示手段が設けられている。また、操作部6を操作することにより、複合機1に対して記録ユニット2における記録動作、及びスキャナーユニット10における画像読取動作の指示を入力できる。
複合機1において記録ユニット2は、記録用紙を収容する用紙収容カセット3を下部に備えている。記録ユニット2の内部には記録部4が設けられ、用紙収容カセット3から搬送される記録用紙に対して記録部4により記録が実行される。記録後の記録用紙は排出部7から排出されて、排出トレイ5に載置される。複合機1において排出部7及び排出トレイ5は、装置高さ方向であるZ軸方向において、スキャナーユニット10と用紙収容カセット3の間に設けられている。
スキャナーユニット10は、図5に示す透明部材15にセットされた原稿を読み取るスキャナー本体11と、給送トレイ20に載置される原稿を自動で搬送して読み取り可能な自動送り装置12と、を備えている。
スキャナー本体11の上部に設けられる自動送り装置12は、図1において実線で示すように閉じた姿勢と、図1において点線で示すように開いた姿勢とを切換え可能に構成されている。言い換えると、自動送り装置12は、スキャナー本体11の後方(−X方向)を回動支点としてスキャナー本体11に対して開閉可能に接続されている。
自動送り装置12を開くことで、原稿を載置する原稿台(後述)が開放される。
自動送り装置12を開くことで、原稿を載置する原稿台(後述)が開放される。
以下、スキャナー本体11について図2以降を参照して更に説明する。図2に示す様にスキャナー本体11は、樹脂材料により形成されたベースフレーム41に各種構成部材が固定されて成る。ベースフレーム41には、Y軸方向に沿って移動するキャリッジ16が設けられ、このキャリッジ16には読み取り部としての読み取りセンサー17(図5)が設けられている。キャリッジ16及び読み取りセンサー17は、X軸方向に沿って延設されており、Y軸方向に沿って延設されたガイド軸18によってガイドされながら、後述する駆動機構によりY軸方向に沿って駆動される。
尚、ベースフレーム41には図3、図8、図9に示す様にY軸方向に延び、ベースフレーム41を補強する、金属板によって形成された補強部材40が設けられている。補強部材40において+Y方向の端部には曲げ起こしによって軸支持部40a(図3〜図6、図8)が立設されており、補強部材40において−Y方向の端部には曲げ起こしによって軸支持部40b(図9)が形成されている。そしてガイド軸18は、Y軸方向の端部が軸支持部40a、40bによって支持される。
また、ベースフレーム41の+Y方向の端部には、Y軸方向と直交する面を成す第1フレーム部33(図3、図5、図6、図8)が設けられ、ベースフレーム41の−Y方向の端部には、Y軸方向と直交する面を成す第2フレーム部34(図9)が設けられている。
ここで、第1フレーム部33にはX軸方向に延びる凹部33aが形成され、第2フレーム部34にはX軸方向に延びる凹部34aが形成されており、組み立て状態において凹部33aに軸支持部40aが受け入れられ、凹部34aに軸支持部40bが受け入れられる構成となっている。
また、ベースフレーム41の+Y方向の端部には、Y軸方向と直交する面を成す第1フレーム部33(図3、図5、図6、図8)が設けられ、ベースフレーム41の−Y方向の端部には、Y軸方向と直交する面を成す第2フレーム部34(図9)が設けられている。
ここで、第1フレーム部33にはX軸方向に延びる凹部33aが形成され、第2フレーム部34にはX軸方向に延びる凹部34aが形成されており、組み立て状態において凹部33aに軸支持部40aが受け入れられ、凹部34aに軸支持部40bが受け入れられる構成となっている。
この様に構成することで、補強部材40に対して取り付けられた状態のガイド軸18、つまり補強部材40とガイド軸18のアセンブリ体を、第1フレーム部33と第2フレーム部34の間に差し入れて、図9の矢印Rで示す様に回転させることで、補強部材40とガイド軸18のアセンブリ体を第1フレーム部33と第2フレーム部34との間に、Y軸方向に平行に挿入することができ、そして補強部材40をベースフレーム41に対して固定することができる。図9において仮想線及び符号18−1で示すガイド軸は、第1フレーム部33と第2フレーム部34との間においてY軸方向に対し平行になる前のガイド軸である。本実施形態では、第1フレーム部33の凹部33aよりも、第2フレーム部34の凹部34aが、X軸方向に長く延設されているので、取り付けの際はガイド軸18の+Y方向端部つまり軸支持部40aを先に凹部33aに配置し、その後、図9に示す様にガイド軸18の−Y方向端部を動かして、第2フレーム部34の凹部34aに軸支持部40bを配置する。
この様な構成により、ガイド軸18の取り付け作業が容易になるとともに、ガイド軸18の取付性を考慮して第1フレーム部33と第2フレーム部34との間隔を大きく拡げる必要がなく、Y軸方向における装置寸法を抑制できる。
この様な構成により、ガイド軸18の取り付け作業が容易になるとともに、ガイド軸18の取付性を考慮して第1フレーム部33と第2フレーム部34との間隔を大きく拡げる必要がなく、Y軸方向における装置寸法を抑制できる。
続いてキャリッジ16は、透明部材14、15(図5)の下方に設けられ、不図示のばねによって透明部材14、15(図5)の下面に押し付けられている。キャリッジ16がY軸方向に沿って移動しながら、読み取りセンサー17(図5)により、透明部材14(図5)に載置された原稿を読み取ることができる。またキャリッジ16が透明部材14(図5)の下で停止した状態で、自動送り装置12(図1)によって原稿が送られることで、読み取りセンサー17(図5)により原稿を読み取ることができる。
読み取りセンサー17は、本実施形態ではCIS(Contact Image Sensor)方式のイメージセンサーである。
透明部材14、15(図5)は、一例として無色透明のガラスで形成される。透明部材15は、原稿を載置する載置台を構成する。
読み取りセンサー17は、本実施形態ではCIS(Contact Image Sensor)方式のイメージセンサーである。
透明部材14、15(図5)は、一例として無色透明のガラスで形成される。透明部材15は、原稿を載置する載置台を構成する。
以下、キャリッジ16を駆動する機構について説明する。スキャナー本体11において+Y方向の端部には、図2及び図3に示す様にキャリッジ16の駆動源であるモーター29と、モーター29からキャリッジ16に駆動力を伝達する駆動力伝達機構20とが設けられている。
図3及び図4に示す様に駆動力伝達機構20は、モーター29の回転軸に設けられる駆動プーリー22と、駆動プーリー22と従動プーリー25aとに掛け回される駆動ベルト24と、従動プーリー25aと同軸且つ一体に設けられ、歯車26に動力を伝達する歯車25bと、歯車26と、駆動ベルト24にテンションを付与するテンション付与プーリー23と、を備えている。
従動プーリー25aは第1回転体であり、歯車25bは第2回転体であり、歯車26は駆動回転体である。従動プーリー25aと歯車25bは、一体的に構成されて複合回転体25を構成する。
従動プーリー25aは第1回転体であり、歯車25bは第2回転体であり、歯車26は駆動回転体である。従動プーリー25aと歯車25bは、一体的に構成されて複合回転体25を構成する。
駆動回転体としての歯車26は、被駆動回転体としての歯車27bと噛合し、動力を伝達する。
歯車27bは第1プーリー27aと一体に構成され、複合回転体27を構成する。
第1プーリー27aは、キャリッジ16の移動領域において+Y方向の端部に設けられている。また、キャリッジ16の移動領域において−Y方向の端部には第2プーリー28(図9)が設けられている。そして第1プーリー27aと第2プーリー28とに、牽引ベルト30が掛け回されている。
キャリッジ16は牽引ベルト30の一部に固定され、牽引ベルト30が周回することで、キャリッジ16が牽引ベルト30に牽引され、モーター29の回転方向に応じて+Y方向或いは−Y方向に移動する。
歯車27bは第1プーリー27aと一体に構成され、複合回転体27を構成する。
第1プーリー27aは、キャリッジ16の移動領域において+Y方向の端部に設けられている。また、キャリッジ16の移動領域において−Y方向の端部には第2プーリー28(図9)が設けられている。そして第1プーリー27aと第2プーリー28とに、牽引ベルト30が掛け回されている。
キャリッジ16は牽引ベルト30の一部に固定され、牽引ベルト30が周回することで、キャリッジ16が牽引ベルト30に牽引され、モーター29の回転方向に応じて+Y方向或いは−Y方向に移動する。
駆動力伝達機構20を構成する各プーリー及び歯車等は、金属製のフレーム31に対し回転可能に取り付けられる。より具体的には、フレーム31には、図3及び図4に示す様にモーター29と、複合回転体25の回転軸と、テンション付与プーリー23を支持する取り付け部材23aと、歯車26の回転軸と、複合回転体27の回転軸と、が取り付けられる。このうち、複合回転体25と、歯車26と、複合回転体27は、フレーム31において絞り加工によって形成された一段低い凹部31aに配置される。この様な取り付け構造により、図4に示す様に駆動ベルト24と、牽引ベルト30は、Z軸方向においてほぼ同じ高さ位置となる。尚、フレーム31は全体が一枚の金属板で形成されており、複数枚の金属板を接合等して構成したものではない。
ここで、モーター29の駆動力伝達経路においては、図3及び図4において駆動プーリー22から従動プーリー25aへの駆動力伝達に際し、回転は減速される。また、従動プーリー25aと一体に回転する歯車25bから歯車26への駆動力伝達に際し、回転は減速される。また、駆動回転体としての歯車26から、被駆動回転体としての歯車27bへの駆動力伝達に際し、回転は増速される。
この様に、歯車26から歯車27bへの駆動力伝達に際し回転が増速される構成であるので、歯車27bを小径に形成できる。その結果、歯車27bが第1プーリー27aよりも+Y方向に大きく突出せず、これによりY軸方向における装置寸法を抑制できる。
尚、本実施形態において駆動回転体としての歯車26から、被駆動回転体としての歯車27bへの駆動力伝達に際し、回転が増速される構成であるが、回転が等速となる構成であっても良い。
この様に、歯車26から歯車27bへの駆動力伝達に際し回転が増速される構成であるので、歯車27bを小径に形成できる。その結果、歯車27bが第1プーリー27aよりも+Y方向に大きく突出せず、これによりY軸方向における装置寸法を抑制できる。
尚、本実施形態において駆動回転体としての歯車26から、被駆動回転体としての歯車27bへの駆動力伝達に際し、回転が増速される構成であるが、回転が等速となる構成であっても良い。
尚、駆動力伝達機構20において+Y方向の端部は、歯車26の外周により形成される。より具体的には、歯車26の外周において+Y方向の端部が、駆動力伝達機構20における、+Y方向の端部となる。
この歯車26の外周における+Y方向の端部位置が、図6の位置X2となる。
この歯車26の外周における+Y方向の端部位置が、図6の位置X2となる。
そして図6に示す様にキャリッジ16が+Y方向の端部に位置する際、キャリッジ16における+Y方向の端部は、被駆動回転体としての歯車27bの外周における+Y方向の端部よりも+Y方向に位置する。図6において位置X0は、キャリッジ16が+Y方向の端部に位置する際の、キャリッジ16における+Y方向の端部位置である。また図6において位置X1は、歯車27bの外周における+Y方向の端部位置である。位置X0は、位置X1よりも+Y方向に位置する。
この様な構成により、キャリッジ16の移動領域の外側に歯車27bが突出せず、これによりY軸方向における装置寸法をより一層抑制できる。
この様な構成により、キャリッジ16の移動領域の外側に歯車27bが突出せず、これによりY軸方向における装置寸法をより一層抑制できる。
尚、図6に示す様にフレーム31の+Y方向の端部31bは、歯車27bの外周における+Y方向の端部位置X1よりも−Y方向に位置している。また、フレーム31の+Y方向の端部31bは、キャリッジ16が+Y方向の端部に位置する際の、キャリッジ16における+Y方向の端部位置X0よりも−Y方向に位置している。この様にフレーム31の+Y方向の端部31bが、キャリッジ16の移動領域の外側に突出しない様に構成されている。
次に、キャリッジ16に接続されたフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」)について説明する。キャリッジ16には、図7に示す様に、不図示の制御部とキャリッジ16の読み取りセンサー17とを電気的に接続するFFC36が接続されている。FFCは可撓性を有するケーブルであり、キャリッジ16の移動動作に追従して変形する。
本実施形態においてFFC36は、キャリッジ16において−Y方向寄りの位置から+Y方向に向けて延び、反転して−Y方向に延びている。ここで「第2方向寄りの位置」とは、Y軸方向におけるキャリッジ16の中心位置よりも、−Y方向の位置を意味する。
この様にFFC36が接続されていることで、図7に示す様にキャリッジ16が+Y方向の端部に位置する際、FFC36の、+Y方向への突出を抑制でき、これによりY軸方向における装置寸法を層抑制できる。
本実施形態においてFFC36は、キャリッジ16において−Y方向寄りの位置から+Y方向に向けて延び、反転して−Y方向に延びている。ここで「第2方向寄りの位置」とは、Y軸方向におけるキャリッジ16の中心位置よりも、−Y方向の位置を意味する。
この様にFFC36が接続されていることで、図7に示す様にキャリッジ16が+Y方向の端部に位置する際、FFC36の、+Y方向への突出を抑制でき、これによりY軸方向における装置寸法を層抑制できる。
尚、本実施形態では複合機1を構成するスキャナーユニット10に対して、上記の駆動力伝達機構20を適用したが、スキャナーユニット10は独立した装置として構成されていても良い。またその際、自動送り装置12を備えなくとも良く、自動送り装置12に代えて原稿台を開閉するカバーとしても良い。
1…複合機、2…記録ユニット、3…用紙収容カセット、4…記録部、5…用排出トレイ、6…操作部、7…排出部、10…スキャナーユニット(画像読取装置)、11…スキャナー本体、12…自動送り装置、14、15…透明部材、16…キャリッジ、17…読み取りセンサー、18…ガイド軸、20…駆動力伝達機構、21…モーター、22…駆動プーリー、23…テンション付与プーリー、23a…取り付け部材、24…駆動ベルト、25…複合回転体、25a…従動プーリー、25b…歯車、26…歯車(駆動回転体)、27…複合回転体、27a…第1プーリー、27b…歯車(被駆動回転体)、28…第2プーリー、29…モーター、30…牽引ベルト、31…フレーム、33…第1フレーム、33a…凹部、34…第2フレーム、34a…凹部、36…FFC(フレキシブルフラットケーブル)、40…補強部材、40a、40b…軸支持部、41…ベースフレーム
Claims (5)
- 原稿を載置する載置台と、
前記載置台の下に設けられ、前記載置台に載置された原稿を読み取る読み取り部と、
前記読み取り部を備えるとともに、モーターの動力を得て移動するキャリッジと、
前記キャリッジの移動方向の一方を第1方向、他方を第2方向として、前記キャリッジの移動領域における前記第1方向の端部に設けられる第1プーリーと、
前記キャリッジの移動領域における前記第2方向の端部に設けられる第2プーリーと、
前記第1プーリーと前記第2プーリーとに掛け回され、前記キャリッジを牽引する牽引ベルトと、
前記モーターの動力を、前記第1プーリーと同軸且つ一体に設けられた被駆動回転体に伝達する駆動力伝達機構と、を備え、
前記駆動力伝達機構は、前記被駆動回転体に動力を伝達する駆動回転体を有し、
前記駆動回転体から前記被駆動回転体への動力伝達において回転が増速または等速となる構成を備える、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、前記駆動力伝達機構は、前記モーターの回転軸に設けられる駆動プーリーと、
前記駆動プーリーと第1回転体とに掛け回される駆動ベルトと、
前記第1回転体と同軸且つ一体に設けられ、前記駆動回転体に動力を伝達する第2回転体と、を備えて成る、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、前記キャリッジが前記第1方向の端部に位置する際、前記キャリッジにおける前記第1方向の端部は、前記被駆動回転体の外周における前記第1方向の端部よりも前記第1方向に位置する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記キャリッジには、可撓性を有するケーブルが接続され、
前記ケーブルは、前記キャリッジにおいて前記第2方向寄りの位置から前記第1方向に向けて延び、反転して前記第2方向に延びる、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記第1方向の端部に位置し、前記キャリッジの移動方向と交差する面を成す第1フレーム部と、
前記第2方向の端部に位置し、前記キャリッジの移動方向と交差する面を成す第2フレーム部と、
前記キャリッジの移動方向に延び、前記キャリッジをガイドするガイド軸と、
前記ガイド軸の端部を支持する軸支持部と、を備え、
前記第1フレーム部及び前記第2フレーム部の少なくともいずれか一方において、前記キャリッジの移動領域と対向する面には、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に延び、前記軸支持部を受け入れる凹部が形成されている、
ことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019007551A JP2020120172A (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019007551A JP2020120172A (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020120172A true JP2020120172A (ja) | 2020-08-06 |
Family
ID=71892222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019007551A Pending JP2020120172A (ja) | 2019-01-21 | 2019-01-21 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020120172A (ja) |
-
2019
- 2019-01-21 JP JP2019007551A patent/JP2020120172A/ja active Pending
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