JP2020119373A - 車両情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の主体によって記録される車両情報に基づいた車両のトレーサビリティの信頼性を高めることができるようにする。【解決手段】本発明の一実施形態に係る車両情報管理システムSは、異なる主体が管理する3つ以上の情報処理装置1を有し、3つ以上の情報処理装置1それぞれは、車両2の製造、販売及び運用に関するデータを示す車両情報を記憶する記憶部と、他の情報処理装置1へ、車両情報を含む判定要求を送信する送信部と、他の情報処理装置1から、判定要求を受信する受信部と、記憶部に、受信部が受信した判定要求が含む車両情報を記憶させる記憶制御部と、を備え、3つ以上の情報処理装置1のうち少なくとも1つは、記憶部に記憶されている車両情報と判定要求が含む車両情報とを比較することによって、判定要求が含む車両情報が書き換えられているか否かを判定する判定部をさらに備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に関する情報を管理する車両情報管理システムに関する。
従来、車両のトレーサビリティ(追跡可能性)を確保するために、車両の製造、販売及び運用において車両に関する様々な情報を記録することが求められている。特許文献1には、車両を整備する際に使用した部品の情報を記録して管理するシステムが記載されている。車両に不具合等が発生した際には、記録された情報を辿ることによって、その原因を特定できる可能性がある。
特開2010−64662号公報
車両の製造、販売及び運用における情報の記録は、複数の主体(製造会社、販売会社、顧客等)によって行われる。しかしながら、複数の主体それぞれが管理するサーバに記録された情報を、複数の主体それぞれが自由に編集可能な状態にすると、記録された情報が改ざんされるおそれがあるため、車両のトレーサビリティの信頼性が低下する。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数の主体によって記録される車両情報に基づいた車両のトレーサビリティの信頼性を高めることができる車両情報管理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様の車両情報管理システムは、異なる主体が管理する3つ以上の情報処理装置を有し、前記3つ以上の情報処理装置それぞれは、車両の製造、販売及び運用に関するデータを示す車両情報を記憶する記憶部と、他の前記情報処理装置へ、前記車両情報を含む判定要求を送信する送信部と、他の前記情報処理装置から、前記判定要求を受信する受信部と、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させる記憶制御部と、を備え、前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記記憶部に記憶されている前記車両情報と前記判定要求が含む前記車両情報とを比較することによって、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定する判定部をさらに備える。
前記記憶制御部は、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられていないと前記判定部が判定したことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させてもよい。
前記記憶制御部は、前記判定要求の送信元の前記情報処理装置に関連付けられた記録可能期間内に前記判定要求が送信されたことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させてもよい。
前記記録可能期間は、前記判定要求の送信元の前記情報処理装置を管理する前記主体が車両を製造する製造主体である場合は前記車両を構成する部品を前記車両に組み付ける時、又は前記主体が前記製造主体若しくは車両を販売する販売主体である場合は前記車両を出荷する時若しくは前記車両を納品する時までの期間であってもよい。
前記判定部は、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を前記記憶部に記憶させる際に、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定してもよい。
前記判定部は、現在時刻が所定の条件を満たした際、又は所定の指示を受け付けた際に、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定してもよい。
本発明によれば、複数の主体によって記録される車両情報に基づいた車両のトレーサビリティの信頼性を高めることができるという効果を奏する。
実施形態に係る車両情報管理システムの模式図である。 実施形態に係る車両情報管理システムのブロック図である。 実施形態に係る車両情報管理システムが実行する車両情報管理方法の模式図である。 記録可能期間を説明するための模式図である。 実施形態に係る車両情報管理システムが行う車両情報管理方法(情報処理方法)のフローチャートを示す図である。 変形例に係る車両情報管理システムが実行する車両情報管理方法の模式図である。
[車両情報管理システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る車両情報管理システムSの模式図である。車両情報管理システムSは、3つ以上の情報処理装置1と、車両2と、情報端末3とを含む。車両情報管理システムSが含む情報処理装置1、車両2及び情報端末3の数は限定されない。車両情報管理システムSは、その他のサーバ、端末等の機器を含んでもよい。
3つ以上の情報処理装置1は、それぞれ異なる主体が管理するコンピュータである。情報処理装置1を管理する主体は、例えば製造主体(部品供給会社、自動車製造会社等)、販売主体(自動車製造会社、自動車販売会社等)、及び運用主体(顧客、車両自体、整備会社等)である。3つ以上の情報処理装置1は、インターネット、ローカルエリアネットワーク等のネットワークを介して相互に通信可能である。
車両2は、車両情報管理システムSによって車両情報が管理される車両であり、例えば乗用車又はトラックである。車両2は、製造途中の状態であってもよく、製造が完了した後の状態であってもよい。車両2の車両情報は、車両の製造、販売及び運用に関するデータを示す。例えば車両情報は、車両2を構成する部品の識別情報、出荷時刻及び組み付け時刻のうち少なくとも1つを示してもよい。また、例えば車両情報は、車両2の識別情報、出荷時刻、販売情報(販売先や装着オプション)、車両登録時刻、入庫時刻のうち少なくとも1つを示してもよい。また、例えば車両情報は、車両2の走行距離、車速、燃費、故障情報、修理情報のうち少なくとも1つを示してもよい。
情報端末3は、車両2に関する車両情報の入力を受け付けるためのコンピュータである。情報端末3は、例えばパーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末である。情報端末3は、3つ以上の情報処理装置1のいずれかに関連付けられており、入力された車両情報を3つ以上の情報処理装置1のいずれかへ送信する。
情報処理装置1は、車両2に関する車両情報を取得し、新たに取得した車両情報を他の情報処理装置1との間で送受信して記録する。このとき、情報処理装置1は、既に記録された車両情報と、新たに取得した車両情報とを比較することによって、車両情報が不正に書き換えられているか否かを判定する。これにより、車両情報管理システムSは、複数の情報処理装置1の間で車両情報の同一性を担保し、車両情報による車両のトレーサビリティの信頼性を高めることができる。
[車両情報管理システムSの構成]
図2は、本実施形態に係る車両情報管理システムSのブロック図である。図2において、矢印は主なデータの流れを示しており、図2に示していないデータの流れがあってよい。図2において、各ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図2に示すブロックは単一の装置内に実装されてよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてよい。ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてよい。
情報処理装置1は、制御部11と、記憶部12とを有する。制御部11は、情報取得部111と、送信部112と、受信部113と、判定部114と、記憶制御部115とを有する。記憶部12は、車両情報記憶部121と、記録条件記憶部122とを有する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムを予め記憶している。記憶部12は、情報処理装置1の外部に設けられてもよく、その場合にネットワークを介して制御部11との間でデータの授受を行ってもよい。
車両情報記憶部121は、車両の製造、販売及び運用に関するデータを示す車両情報を記憶する。記録条件記憶部122は、車両情報を記録するための条件を示す記録条件を記憶する。記録条件は、情報処理装置1が車両情報を記録可能な期間を示す情報である。車両情報記憶部121及び記録条件記憶部122は、それぞれ記憶部12上の記憶領域であってもよく、あるいは記憶部12上で構成されたデータベースであってもよい。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部111、送信部112、受信部113、判定部114及び記憶制御部115として機能する。制御部11の機能の少なくとも一部は、電気回路によって実行されてもよい。また、制御部11の機能の少なくとも一部は、ネットワーク経由で実行されるプログラムによって実行されてもよい。
本実施形態に係る情報処理装置1は、図2に示す具体的な構成に限定されない。情報処理装置1は、1つの装置に限られず、2つ以上の物理的に分離した装置が有線又は無線で接続されることにより構成されてもよい。
[車両情報管理方法の説明]
本実施形態に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法について、以下に詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法の模式図である。図3の例において、3つ以上の情報処理装置1は、第1情報処理装置1A、第2情報処理装置1B及び第3情報処理装置1Cを含む。
まず、車両2が製造又は販売されている状態において、情報端末3は、部品又は車両2の情報を取得し、ネットワークを介して第1情報処理装置1Aへ送信する。このとき、例えば情報端末3は、部品又は車両2に付されたコード又は無線タグを読み取ることによって、部品又は車両2の情報を取得してもよい。あるいは情報端末3は、ユーザ(すなわち情報端末3の操作者)から部品又は車両2の情報の入力を受け付けることによって、部品又は車両2の情報を取得してもよい。
また、車両2が運用されている状態において、車両2が備えるコンピュータ(ECU:Engine Control Unit等)は、車両2の走行距離、車速、燃費、故障情報等を収集し、ネットワークを介して第1情報処理装置1Aへ送信する。
第1情報処理装置1Aにおいて、情報取得部111は、車両の製造、販売及び運用に関して新たに記憶される新規車両情報D1を、車両2又は情報端末3から取得する。情報取得部111は、車両情報記憶部121に既に記憶されている記憶済車両情報D2に新規車両情報D1を付加した車両情報Dを記憶させる。
送信部112は、記憶済車両情報D2及び新規車両情報D1を示す車両情報Dを含む判定要求を、第1情報処理装置1Aの識別情報とともに、他の情報処理装置1B、1Cへ送信する。第1情報処理装置1Aの識別情報は、例えばID、製造番号等、第1情報処理装置1Aを識別可能な情報である。
以下では第2情報処理装置1Bにおいて行われる処理を説明するが、第3情報処理装置1Cにおいても同様の処理が行われる。第2情報処理装置1Bにおいて、受信部113は、第1情報処理装置1Aから、判定要求を受信する。
判定部114は、判定要求の送信元である第1情報処理装置1Aの識別情報に関連付けられた記録条件を、記録条件記憶部122から取得する。記録条件は、3つ以上の情報処理装置1それぞれが車両情報Dを記録可能な記録可能期間を示す情報である。記録可能期間は、情報処理装置1、すなわち情報処理装置1を管理する主体ごとに設定される。
図4は、記録可能期間を説明するための模式図である。図4の横軸は、時間を表している。図4の例では、製造主体(部品供給会社、自動車製造会社等)が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、時点Aから時点Bまでである。例えば製造主体が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、部品又は車両2の製造を開始する時から、部品もしくは車両2を工場から出荷する時、又は部品もしくは車両2を他の主体に納品する時までの期間である。記録可能期間は、部品を車両2に組み付ける時までの期間であってもよい。
販売主体(自動車製造会社、自動車販売会社等)が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、時点Bから時点Cまでである。例えば販売主体が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、車両2の取り扱いを開始する時から、車両2を保管場所から出荷する時又は車両2を顧客に納品する時までの期間である。
運用主体(顧客、車両自体、整備会社等)が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、時点C以降である。例えば運用主体が管理する情報処理装置1の記録可能期間は、車両2が当該運用主体に納品された時以降の期間である。
判定部114は、判定要求の送信元である第1情報処理装置1Aに関連付けられた記録可能期間内に判定要求が送信されたことを条件として、車両情報Dの書き換えの判定に進む。一方、判定部114は、判定要求の送信元である第1情報処理装置1Aに関連付けられた記録可能期間内に判定要求が送信されなかった場合に、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させずに破棄する。このとき、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dを破棄したことを示す情報を、他の情報処理装置1へ送信してもよい。
このように、車両情報管理システムSの各情報処理装置1は、情報処理装置1を管理する主体ごとに設定された記録可能期間内に送信された車両情報のみを車両情報記憶部121に記憶させる。例えば既に顧客へ販売された車両2についての車両情報が製造主体から新たに送信されるのは異常であり、不正な車両情報の書き換えを意図している蓋然性が高い。そのため、車両情報管理システムSは、各主体が車両情報を送信可能な期間を制限し、それ以外のタイミングで送信された不正な車両情報が記憶されることを防止できる。
次に判定部114は、車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dと、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dとを比較することによって、判定要求が含む車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。
具体的には、判定部114は、車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とを比較する。このとき、判定部114は、記憶済車両情報D2自体を比較してもよく、記憶済車両情報D2から所定の規則に従って算出したハッシュ値を比較してもよい。
車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とが一致した場合に、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていないと判定する。一方、車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とが一致しなかった場合に、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていると判定する。
記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていないと判定部114が判定したことを条件として、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させる。このとき、記憶制御部115は、判定要求が含む車両情報Dの全体を車両情報記憶部121に記憶させてもよく、あるいは判定要求が含む車両情報Dの新規車両情報D1のみを車両情報記憶部121に追記してもよい。
一方、記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていると判定部114が判定した場合には、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させずに破棄する。このとき、記憶制御部115は、判定要求が含む車両情報Dを破棄したことを示す情報を、他の情報処理装置1へ送信してもよい。
このように、車両情報管理システムSの各情報処理装置1は、車両情報記憶部121に既に記憶された車両情報D(記憶済車両情報D2)と、受信した判定要求が含む車両情報D(記憶済車両情報D2)とを比較することによって、車両情報Dが書き換えられているか否かを判定し、書き換えられている場合には車両情報記憶部121に記憶させずに破棄する。これにより、ある情報処理装置1に既に記憶されている車両情報Dが不正に書き換えられていたとしても、それが他の情報処理装置1に記憶されることがない。
車両情報管理システムSは、既知のブロックチェーン技術を用いて、車両情報Dを記録してもよい。すなわち、記憶制御部115は、判定要求が含む新規車両情報D1を1つのブロックとみなして、既に車両情報記憶部121に記憶されているブロックに結合することによって、判定要求が含む新規車両情報D1を車両情報記憶部121に追記する。
具体的には、記憶制御部115は、既に車両情報記憶部121に記憶されているブロックと、判定要求が含む新規車両情報D1とに基づいて、所定の条件を満たすハッシュ値及びナンス値を算出する。そして記憶制御部115は、算出したハッシュ値及びナンス値を付加した新規車両情報D1を、既に車両情報記憶部121に記憶されているブロックに結合して、車両情報記憶部121に記憶させる。ハッシュ値及びナンス値の算出は、3つ以上の情報処理装置1のいずれが行ってもよい。
このようにブロックチェーン技術を用いて車両情報Dを記録すると、既に記録された車両情報Dを書き換えるためには過去の一連のブロックのハッシュ値を計算し直す必要があるため、車両情報Dの不正な書き換えがより困難になる。
[車両情報管理方法のフロー]
図5は、本実施形態に係る車両情報管理システムSが行う車両情報管理方法(情報処理方法)のフローチャートを示す図である。まず、いずれかの情報処理装置1(図3の例の第1情報処理装置1A)は、記憶済車両情報D2及び新規車両情報D1を示す車両情報Dを含む判定要求を、送信元の情報処理装置1の識別情報とともに、他の情報処理装置1(図3の例では、第2情報処理装置1B及び第3情報処理装置1C)へ送信する。図5のフローチャートは、判定要求の送信先である1又は複数の情報処理装置1それぞれにおいて実行される。
受信部113は、他の情報処理装置1から、判定要求を受信する(S11)。判定部114は、判定要求の送信元である情報処理装置1の識別情報に関連付けられた記録条件を、記録条件記憶部122から取得する(S12)。
判定要求の送信元である情報処理装置1に関連付けられた記録可能期間内に判定要求が送信されなかった場合に(S13のNO)、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させずに破棄し、処理を終了する。
判定要求の送信元である情報処理装置1に関連付けられた記録可能期間内に判定要求が送信された場合に(S13のYES)、判定部114は、車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とを比較する(S14)。
車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とが一致した場合に(S15のYES)、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていないと判定する(S16)。記憶制御部115は、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていないと判定部114が判定したことを条件として、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させる(S17)。
車両情報記憶部121に記憶されている車両情報Dの記憶済車両情報D2と、受信部113が受信した判定要求が含む車両情報Dの記憶済車両情報D2とが一致しなかった場合に(S15のNO)、判定部114は、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられていると判定する(S18)。記憶制御部115は、判定要求が含む車両情報Dを車両情報記憶部121に記憶させずに破棄し、処理を終了する。
[本実施形態の効果]
本実施形態に係る車両情報管理システムSによれば、各情報処理装置1は、車両情報記憶部121に既に記憶された車両情報D(記憶済車両情報D2)と、受信した判定要求が含む車両情報D(記憶済車両情報D2)とを比較することによって、車両情報Dが書き換えられているか否かを判定し、書き換えられている場合には車両情報記憶部121に記憶させずに破棄する。
複数の情報処理装置1が共通の車両情報Dを分散管理しているため、1つの主体又は第三者が一部の情報処理装置1に記憶された車両情報Dを不正に書き換えたとしても、書き換えられた車両情報Dは他の情報処理装置1に記憶されることなく破棄される。そのため、車両情報に基づいた車両のトレーサビリティの信頼性を高めることができる。
また、第三者からのアクセスを防ぐための高度なセキュリティ対策を必要としないため、低コストである。また、事故等によって一部の情報処理装置1に記憶された車両情報Dが消失したとしても、共通の車両情報Dが他の情報処理装置1に保持されているため、耐障害性が高い。
[変形例]
以上の説明では、全ての情報処理装置1が、判定要求が含む新規車両情報D1を車両情報記憶部121に記憶させる際に、車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定するが、本変形例では、少なくとも一部の情報処理装置1が、所定のタイミングで車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。
図6は、本変形例に係る車両情報管理システムSが実行する車両情報管理方法の模式図である。以下では図3との差異について主に説明する。本変形例において、情報処理装置1A、1B、1Cは、それぞれ受信した車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定せずに、車両情報記憶部121に記憶させる。本変形例では、情報処理装置1A、1B、1Cは、記憶済車両情報D2及び新規車両情報D1を受信して車両情報記憶部121に記憶させてもよく、あるいは新規車両情報D1のみを受信して車両情報記憶部121に追記してもよい。
図6の状態では、情報処理装置1A、1B、1Cそれぞれの車両情報記憶部121は、記憶済車両情報D2及び新規車両情報D1を示す車両情報Dを既に記憶している。
3つ以上の情報処理装置1のうち少なくとも1つの情報処理装置1(図6の例では第2情報処理装置1B)において、受信部113は、他の情報処理装置1A、1Cから車両情報Dを含む判定要求を受信する。受信部113は、定期的に他の情報処理装置1A、1Cから判定要求を受信してもよく、あるいは判定部114が判定を行うタイミングで他の情報処理装置1A、1Cから判定要求を受信してもよい。
判定部114は、現在時刻が所定の条件(1日1回、1月1回等)を満たした際、又はユーザ(すなわち情報処理装置1の操作者)から所定の指示を受け付けた際に、車両情報記憶部121に記憶された車両情報Dと、他の情報処理装置1A、1Cそれぞれから受信した判定要求が含む車両情報Dとを比較することによって、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられているか否かを判定する。具体的な判定の方法は、図3を用いて説明した方法と同様である。さらに、判定部114は、複数の情報処理装置1A、1Cから受信した判定要求が含む車両情報D同士を比較することによって、判定要求が含む車両情報Dが書き換えられているか否かを判定してもよい。
このように、本変形例に係る車両情報管理システムSでは、少なくとも一部の情報処理装置1が、所定のタイミングで車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する。そのため、各情報処理装置1は車両情報Dを受信する度に車両情報Dが不正に書き換えられているか否かを判定する必要がないため、判定のための処理の負荷を軽減できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
情報処理装置1のプロセッサは、図5に示す車両情報管理方法に含まれる各ステップ(工程)の主体となる。すなわち、情報処理装置1のプロセッサは、図5に示す車両情報管理方法を実行するためのプログラムを記憶部から読み出し、該プログラムを実行して情報処理装置1の各部を制御することによって、図5に示す車両情報管理方法を実行する。図5に示す車両情報管理方法に含まれるステップは一部省略されてもよく、ステップ間の順番が変更されてもよく、複数のステップが並行して行われてもよい。
S 車両情報管理システム
1 情報処理装置
2 車両
11 制御部
111 情報取得部
112 送信部
113 受信部
114 判定部
115 記憶制御部
12 記憶部
121 車両情報記憶部

Claims (6)

  1. 異なる主体が管理する3つ以上の情報処理装置を有し、
    前記3つ以上の情報処理装置それぞれは、
    車両の製造、販売及び運用に関するデータを示す車両情報を記憶する記憶部と、
    他の前記情報処理装置へ、前記車両情報を含む判定要求を送信する送信部と、
    他の前記情報処理装置から、前記判定要求を受信する受信部と、
    前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させる記憶制御部と、
    を備え、
    前記3つ以上の情報処理装置のうち少なくとも1つは、前記記憶部に記憶されている前記車両情報と前記判定要求が含む前記車両情報とを比較することによって、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定する判定部をさらに備える、車両情報管理システム。
  2. 前記記憶制御部は、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられていないと前記判定部が判定したことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させる、請求項1に記載の車両情報管理システム。
  3. 前記記憶制御部は、前記判定要求の送信元の前記情報処理装置に関連付けられた記録可能期間内に前記判定要求が送信されたことを条件として、前記記憶部に、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を記憶させる、請求項1又は2に記載の車両情報管理システム。
  4. 前記記録可能期間は、前記判定要求の送信元の前記情報処理装置を管理する前記主体が車両を製造する製造主体である場合は前記車両を構成する部品を前記車両に組み付ける時、又は前記主体が前記製造主体若しくは車両を販売する販売主体である場合は前記車両を出荷する時若しくは前記車両を納品する時までの期間である、請求項3に記載の車両情報管理システム。
  5. 前記判定部は、前記受信部が受信した前記判定要求が含む前記車両情報を前記記憶部に記憶させる際に、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両情報管理システム。
  6. 前記判定部は、現在時刻が所定の条件を満たした際、又は所定の指示を受け付けた際に、前記判定要求が含む前記車両情報が書き換えられているか否かを判定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両情報管理システム。
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