JP2020119315A - 特定装置、特定方法及び特定プログラム - Google Patents

特定装置、特定方法及び特定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】小売業者やサービス業者、決済事業者が保有する購買履歴等の情報と、ユーザが所持する携帯端末の空間情報と、店舗毎に定められる複数の閾値情報を用いて、購買者に対応する携帯端末のユーザを速やかに特定すること。【解決手段】複数の端末情報を記憶する端末情報記憶部102と、購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、検索条件記憶部103に記憶される閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索する端末情報検索部104と、検索される複数の端末情報と複数の購買情報を用いて端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するマッチング部105と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを特定する特定装置、特定方法及び特定プログラムに関する。
小売店等の店舗を運営する事業者が商品の販売やサービスの利用を促進するために、顧客にポイントカード等を発行するサービスが行われている。一般に、ポイントカードのポイントは商品等の販売に応じて付与されるが、顧客に付与されたポイントの履歴は、顧客の嗜好や購買傾向を把握するのに有益な情報である。
しかし、店舗や事業者毎に異なるポイントカード等を発行している場合、同じ人物の購買情報であっても統合して集計することが困難である。
そこで、特許文献1には、小売業者やサービス業者が保有する購買履歴等の情報と、携帯キャリア等が保有するGPS情報を活用して、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを特定する購買者特定装置、購買者特定プログラム、及び購買者の特定方法、並びに、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを特定する購買者特定装置を用いて購買者情報を管理する購買者情報管理システムを提供する技術が開示されている。
特許第5158827号公報
さて、GPSを用いた位置情報の取得は、時間的、空間的に広い範囲となり、携帯端末の位置を精度よく特定することが困難な場合がある。そのため、本来購買者の情報と位置情報がマッチングしない情報が、ノイズとして多く抽出される可能性が高くなる。その対策として、特許文献1に記載されているように、できるだけ多くの購買情報と位置情報を用いることで、マッチングの精度を高めることができる。しかしながら、大量のデータを処理することで、速やかなマッチング情報の生成が困難となるおそれがあった。
この発明は上記の課題に鑑み提案されたもので、その目的とするところは、小売業者やサービス業者、決済事業者が保有する購買履歴等の情報と、ユーザが所持する携帯端末の空間情報と、店舗毎に定められる複数の閾値情報を用いて、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを速やかに特定する特定装置、特定方法及び特定プログラムを提供することにある。
本発明の特定装置は、携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定装置であって、店舗毎に定められる複数の閾値情報を記憶する検索条件記憶部と、複数の携帯端末に対応する複数の端末情報を記憶する端末情報記憶部と、一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記検索条件記憶部に記憶される前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて前記端末情報記憶部に記憶される第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索する端末情報検索部と、検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するマッチング部と、を備える。
また、前記携帯端末は、店舗に設置される信号発信部から発信される信号を受信することにより前記第1の空間情報を取得してもよい。
また、前記信号発信部は、ビーコン発信機であってもよい。
また、前記信号発信部は、無線LAN端末であってもよい。
また、前記検索条件記憶部は、前記信号発信部の店舗に設置される位置に応じて前記閾値情報を設定してもよい。
また、前記第1の空間情報は、各店舗に割り当てられた店舗コード及び/又は店舗名称の店舗情報を含む情報であってもよい。
また、前記携帯端末は、GPS信号を受信することにより前記第1の空間情報を取得してもよい。
また、前記検索条件記憶部は、店舗種類に応じて前記閾値情報を設定してもよい。
また、前記検索条件記憶部は、前記第1の空間情報の取得手段に応じて前記閾値情報を設定してもよい。
また、前記ID情報は、各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報であってもよい。
また、前記ID情報は、各携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報であってもよい。
また、前記ID情報は、各携帯端末のオペレーティングシステムが割り当てる端末識別子であってもよい。
また、前記決済者情報は、決済の際に購買者が提示するカードに含まれる購買者個人を特定する情報であってもよい。
また、前記決済者情報は、購買者が使用する携帯端末から取得する購買者個人を特定する情報であってもよい。
また、本発明の特定方法は、携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定方法であって、端末情報検索部が、一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索するステップと、マッチング部が、検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するステップと、を備える。
また、本発明の特定プログラムは、携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定プログラムであって、一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索するステップと、検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するステップと、をコンピュータに実行させる。
以上のように本発明に係る特定装置、特定方法及び特定プログラムによれば、小売業者やサービス業者、決済事業者が保有する購買履歴等の情報と、ユーザが所持する携帯端末の空間情報と、店舗毎に定められる複数の閾値情報を用いて、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを速やかに特定することができる。それにより、取得され、蓄積される大量の時間情報や位置情報のデータの中から、効率よく特定作業を行うことができるようになる。
本発明の実施形態に係る特定システム1の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施形態に係る検索条件のテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る特定の店舗における購買情報のテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る端末情報のテーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る特定サーバ101の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態では、複数の小売業者やサービス提供者、決済事業者が、それぞれ割り当てたポイントカードのID情報やクレジットカード情報等の決済者情報で識別される購買者を、携帯端末に紐づくID情報を介して当該携帯端末を所有するユーザと同一人物であると特定するものである。そして、統合購買履歴情報保有者がこれらの小売業者がそれぞれ把握している顧客の購買履歴を一の購買履歴として統合して管理するものである。
例えば、複数の小売業者は、それぞれが提供する商品を購買する購買者に、ポイントカード等を発行して個人を識別する会員ID(決済者情報)を割り当て、会員ID毎に購買情報を収集する。これらの購買情報を、各々の小売業者のサーバから、複数の小売業者が保有する購買情報を統合して管理する統合購買履歴情報保有者のサーバに送信する。統合購買履歴情報保有者のサーバは、受信した購買情報を保存し、購買情報から商品を購買した購買時が特定された商品が購買された店舗の空間情報(第2の空間情報)を抜粋し、決済者情報とあわせて本発明の特定サーバに送信する。
運営者は、受信した購買情報に含まれる決済時(第2の時間情報)が特定された店舗の空間情報(第2の空間情報)と、携帯端末から取得した取得時(第1の時間情報)が特定された携帯端末の空間情報(第1の空間情報)を対比し、これらが所定の条件に合致して近似すると判断される場合、購買者と同一人物と推定されるユーザが使用する携帯端末を特定する。第1の空間情報は、店舗コードや店舗名称等で店舗の場所を特定可能な情報や、経度緯度等の座標による位置情報でも構わない。また第1の空間情報は、各携帯端末のユーザが契約する携帯キャリアから提供を受ける情報であっても構わない。
このように、小売業者等が割り当てた会員IDから特定される購買者に対応する携帯端末のユーザを特定する処理を行うことで、例えば、異なる小売業者等が割り当てられた異なる会員IDの購買者が、同一の携帯端末のユーザとして特定されるケースが生じ得る。しかし実際には、同一の人物が異なる小売業者等から割り当てられたそれぞれの会員IDを用いて、それぞれの小売業者の店舗で商品を購買しているものと推測することができるため、一つの携帯端末に対応するID情報に対して複数の会員IDを紐付けることができる。さらに、1人のユーザが使用する携帯端末とそこにインストールされたアプリケーションソフトウエアのアプリIDそれぞれのID情報を紐づけることもできる。それにより、例えば、ユーザを識別する携帯電話の電話番号やメールアドレス等の識別情報に対して複数の会員ID等の決済者情報を紐付ける、いわゆる名寄せを行うことが可能である。なお、本発明におけるID情報は、各携帯端末に固有に割り当てられる例えばMACアドレス、IMEI(International Mobile Equipment Identifier)、MEID(Mobile Equipment Identifier)、又はESN(Electronic Serial Number)等の機種ID情報であってもよい。また、ID情報は、各携帯端末のオペレーティングシステムが割り当てる、例えば、IDFV(Identifier For Vendor)、AdvertisingIdentifier、又はAdvertisingID等による端末識別子であってもよい。
また、第1の空間情報を取得する手段としては、GPSや、Wi−Fi信号、ビーコン(Beacon)信号等を用いる方法がある。例えば、ビーコン信号を用いた場合、ビーコン発信機からのビーコン信号の放射範囲が狭いためにGPSを用いた場合よりも精度よく第1の空間情報を取得し、時間的、空間的により精度よく携帯端末を特定することが可能となる。つまり、携帯端末の位置とレジ等の決済を行う場所の関連付けの精度を向上することができる。そして、携帯端末の第1の空間情報取得時(第1の時間情報)と、決済時(第2の時間情報)のタイムラグを判定する際に店舗毎に設定される閾値を用いることで、本来、購買情報と関連付かないノイズとなる端末情報を選択する可能性を減らすことができる。それによって、取得される大量の時間情報や位置情報のデータから、効率よく名寄せを行うことができるようになるものである。
<全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る特定サーバ(特定装置)101を含む特定システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1で示すように、本発明の実施形態に係る特定システム1は、特定サーバ101と、決済者情報・購買情報管理サーバ201と、店舗301a(特に店舗端末装置304a)、店舗301b(特に店舗端末装置304b)、店舗301c(特に店舗端末装置304c)、携帯端末401a、携帯端末401b、携帯端末401cとが、インターネット、VPN(Virtual Private Network)、電話回線等のネットワークNWを介して通信可能に接続されている。携帯端末401aはユーザ501aが、携帯端末401bはユーザ501bが使用する端末を示すものとする。なお、説明の簡略化のため図1では3人のユーザ501a、ユーザ501b、ユーザ501cを想定して携帯端末401a、携帯端末401b、携帯端末401cのみを示しているが、特定サーバ101はネットワークNWを介して複数のユーザ端末と接続可能である。店舗301a、店舗301b、店舗301cは、以下特に区別をしない場合には店舗301と記載する。同様に、携帯端末401a、携帯端末401b、携帯端末401cは、以下特に区別をしない場合には携帯端末401と記載する。同様に、ユーザ501a、ユーザ501b、ユーザ501cは、以下特に区別をしない場合にはユーザ501と記載する。
特定サーバ101は、端末情報記憶部102と、検索条件記憶部103と、端末情報検索部104と、マッチング部105と、を備えて構成される。
端末情報記憶部102は、携帯端末401や、携帯キャリア等から送信された複数の端末情報を記憶する機能を備える。具体的には、端末情報記憶部102は、携帯端末401に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられた端末情報を記憶する機能を備える。
検索条件記憶部103は、携帯端末401と購買者とを特定するための検索条件を記憶する機能を備える。具体的には、図2で示すように、検索条件記憶部103は、店舗の種類と時間情報である閾値情報が対応づけられて記憶する。さらに、空間情報取得手段毎に閾値情報を対応づけて記憶する。また、ビーコン発信機の店内の設置場所と閾値情報を対応づけて記憶する。
端末情報検索部104は、決済者情報・購買情報管理サーバ201から送信される複数の購買情報の中から同じ決済者情報である購買情報を選択する。そして、選択された購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報が取得された時間である第1の時間情報と、検索条件記憶部に記憶される第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて端末情報記憶部102に記憶された第1の時間情報を抽出する。また、第1の空間情報の取得手段に応じて設定された閾値情報を用いて端末情報記憶部102に記憶された第1の時間情報を抽出する。それによって、第1の時間情報と、第2の時間情報のタイムラグを判定する際に店舗毎に設定される閾値を用いることで、本来、購買情報と関連付かないノイズとなる端末情報を選択する可能性を減らすことができる。
また、端末情報検索部104は、抽出された第1の時間情報に紐づけられる端末情報記憶部102に記憶された端末情報を検索する機能を備える。端末情報検索部104は、例えば、第1の空間情報と第2の空間情報が店舗コードや店舗名称である場合、店舗コードや店舗名称が同一である場合に近似すると認識する。また、第1の空間情報と第2の空間情報が座標情報の場合、座標が一致又は所定の関係にある場合に近似すると認識する。さらに店舗コードや店舗名称、店舗の座標情報等が対応づけられる店舗マスタ情報を用いて、店舗コード、店舗名称、座標等を相互に変換し、近似を認識しても構わない。
マッチング部105は、端末情報検索部104で検索された複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定する機能を備える。
決済者情報・購買情報管理サーバ201は、購買情報記憶部202と、統合決済者情報記憶部203と、決済者情報分析部204と、を備える。
購買情報記憶部202は、複数の店舗端末装置304から送信された複数の購買情報を記憶する。また、購買情報記憶部202は、記憶した購買情報を特定サーバ101に送信する。なお、決済者情報・購買情報管理サーバ201は、特定サーバ101に送信する購買情報を、購買情報のすべての項目について送信する必要はなく、個人を特定できるような情報は除外し、抜粋した情報としても構わない。なお、購買情報記憶部202は、クレジットカード会社や、ポイントカードサービス業者等の決済事業者から、複数の購買情報を受信し、記憶しても構わない。
また、統合決済者情報記憶部203は、特定サーバ101で生成された携帯端末のID情報と複数の会員IDを関連付けた統合決済者情報を受信し記憶する。
また、決済者情報分析部204は、購買情報と、統合決済者情報から推定される購買者の嗜好等を分析し、賞品やサービスについての購買者リコメンド情報を生成する。決済者情報・購買情報管理サーバ201は、生成された購買者リコメンド情報を、各店舗301や小売業者等に送信する。各店舗301や小売業者等は、統合決済者情報に基づいて、特定のユーザに対してリコメンド情報の送信等を行うことができる。
店舗301は、小売業者等が運営する、購買者に対する商品の販売やサービスの提供を行う施設である。店舗301は、例えば、総合スーパー(GMS/General Merchandise Store)、食品スーパー(SM/Super Market)、ドラッグストア(DGS/Drug Store)や、コンビニエンスストア(CVS/Convenience Store)等、様々な業態や、面積の大小がある商業施設である。
店舗301は、信号発信部302とレジ端末303、店舗端末装置304が設置される。
信号発信部302は、Bluetooth(登録商標)によるビーコン装置(ビーコン発信機)である。信号発信部302は、それぞれに固有情報としてのビーコンID情報が付与されたビーコン信号を数秒に一回程度発信する。さらに、ビーコン信号はBluetoothによる電波で発信されるため、信号発信部302を中心にして半径数メートルの領域に放射領域が限定される。つまり、携帯端末401がビーコン信号を受信した場合には、当該携帯端末401がビーコン信号の放射領域内に存在しているということになり、携帯端末401の位置が、信号発信部302が設置された店舗であることを特定することができる。なお、信号発信部302がBLE(Bluetooth Low Energy)である場合、ビーコンID情報は、UUID(UniversallyUnique Identifier)、major値およびminor値の組み合わせであってよい。
また、信号発信部302は、Wi−Fi(登録商標)のような無線LAN端末であっても構わない。信号発信部302は、それぞれに固有情報としてのSSID(Service Set Identifier)情報が付与されたWi−Fi信号を数秒に一回よりも短い頻度で発信する。さらにWi−Fi信号はWi−Fi規格による電波で発信されるため、信号発信部302を中心にして半径数十メートルの領域に放射領域が限定される。つまり、携帯端末401がWi−Fi信号を受信した場合には、当該携帯端末401がビーコン信号の放射領域内に存在しているということになり、携帯端末401のおおよその位置が、信号発信部302が設置された店舗又は店舗の近傍であることを特定することができる。
レジ端末303は、ユーザが商品を購入する場合や、サービスの提供を受けた際の代金の支払い(決済)を行う際に利用される端末装置である。レジ端末303は、代金の授受の管理の他に、購買者が使用(提示)する会員カードや、ポイントカードの情報や、携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトウエアを用いたポイント会員アプリ、又、ライン(登録商標)やTwitter(登録商標)のSNSアプリ等のアプリID情報等の決済者情報を収集することができる。レジ端末303は、これらの情報等と紐づけられて、購買者が購入した商品や、提供を受けたサービスの情報、金額情報、時間情報等を店舗端末装置304に送信する。
店舗端末装置304は、レジ端末303から送信された、購買者が購入した商品や、提供を受けたサービスの情報、金額情報、時間情報等と、決済者情報を紐づけて購買情報として記憶する。記憶された購買情報は、決済者情報・購買情報管理サーバ201に送信される。なお、店舗端末装置304は、購買情報を直接決済者情報・購買情報管理サーバ201に送らずに、決済事業者に送信しても構わない。そして、決済事業者は、購買情報を決済者情報・購買情報管理サーバ201に送信するように構成しても構わない。
携帯端末401(携帯端末401a、401b、401c)は、ユーザが使用可能な通信機能を有する携帯電話やスマートフォン、スマートウォッチ等の端末装置である。携帯端末401は、信号発信部302から送信されるビーコン信号や、Wi−Fi信号を受信可能な受信部を備える。またGPS(Global Positioning System)により携帯端末401の位置を特定するためのGPS受信部を備えていても構わない。また、携帯端末401は、ポイント会員アプリやSNSアプリ等のアプリケーションソフトウエアをインストール可能としてもよい。携帯端末401は、ビーコン信号や、Wi−Fi信号や、GPS信号を受信することにより携帯端末401の位置等の空間情報(第1の空間情報)を取得する。また第1の空間情報を取得した時間を第1の時間情報として記録する。第1の空間情報は、図2で示すように、ビーコン、Wi−Fi、GPS等の空間情報取得手段に応じて空間情報の取得間隔が異なる。ビーコンやWi−Fiは受信する携帯端末の消費電力が比較的少ないため、随時空間情報を取得可能とし、ビーコン端末やWi−Fi端末の放射領域内に入ると速やかに空間情報を取得可能である。GPSは受信する携帯端末の消費電力が、ビーコンやWi−Fiに比べて大きいため、空間情報の取得間隔を5分としている。そのため、GPSによる座標情報は、5分間隔の離散的な情報として空間情報が取得される。
<検索条件について>
図2は、本発明の実施形態に係る検索条件のテーブルを示す図である。左の列は店舗の種類である店舗タイプを示している、上から、総合スーパー(GMS/General Merchandise Store)、食品スーパー(SM/Super Market)、ドラッグストア(DGS/Drug Store)や、コンビニエンスストア(CVS/Convenience Store)等の各店舗種別を示す。その右の列は空間情報取得手段を示している。店舗種別毎に、上から、GPS、Wi−Fi、ビーコン(レジの周り以外に設置されたもの)、ビーコン(レジ周りに設置されたもの)を示し、各空間情報取得手段に応じた空間情報の取得時間と決済時間の対応付けをするための閾値情報である時間情報が対応づけられている。すなわち、店舗種別ごとに閾値情報が定められ、又、空間情報取得手段ごとに閾値情報が定められることを示している。たとえばレジ周り以外に設置されたビーコン信号を受信してから決済時間までの間隔の閾値は、GMS、SMは30分以内であるが、DRGでは15分以内、CVSでは10分以内と定められていることを示している。これは店舗の規模や業態によって、例えば入店からレジ端末303で決済を行うまでの時間が異なるため、端末情報と購買情報を関連付けるための第1の時間情報と第2の時間情報の差異を判別する閾値情報をそれぞれの店舗種別で個別に設定する。それにより、決済者情報とID情報が同一のユーザに基づく可能性の高い情報を検索することができ、関連付けの精度を高めることができるためである。また、空間情報取得手段の種類により、携帯端末の位置等の第1の空間情報を取得できる領域の広さが異なり、さらに取得するタイミングが異なるため、端末情報と購買情報を関連付けるための第1の時間情報と第2の時間情報の差異を判別する閾値情報をそれぞれの空間情報取得手段の種類で個別に設定する。ビーコンは信号発信部302を中心にして半径数メートル、Wi−Fiは半径数十メートル、GPSは空間情報の取得間隔も相まって数十メートルから数百メートルの位置精度で携帯端末401の第1の空間情報を取得するためである。
また、信号発信部302が店舗内に設置される位置に応じて、閾値情報を個別に設定することができる。すなわち、店舗の入口付近に設置した信号発信部302からの信号を受信し取得した第1の空間情報を取得した場合と、レジ付近に設置した信号発信部302からの信号を受信し取得した第1の空間情報を取得した場合について比較すると、レジ付近で第1の空間情報を受信した場合、速やかにレジ端末303で決済が行われるものと想定すると、取得した第1の時間情報からの経過時間が短い間に、第2の位置情報を取得し、つまり第2の時間情報を取得することになる。そのため、閾値情報を短くすることにより、決済者情報とID情報が同一のユーザに基づく可能性の高い情報を検索することができる。
さらに、取得されるID情報は、空間情報取得手段により異なる。例えば、ビーコンにより空間情報を取得した場合は、それに紐づけされるID情報は、アプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報となる。また、Wi−Fiにより空間情報を取得した場合は、それに紐づけされるID情報は、各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報であり、例えばMACアドレス等となる。GPSにより空間情報を取得した場合は、それに紐づけされるID情報は、各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報、アプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報のいずれか又は両方となる。
<購買情報について>
図3は、本発明の実施形態に係る購買情報のテーブルを示す図である。特に図3は、特定の店舗(店舗コード「80747169」)における購買情報を示している。左の列は店舗コードを示している。図3は、店舗コード「80747169」における購買情報であるため、すべての店舗コードは「80747169」である。その右の列は、レジ端末303で決済を行った決済者情報を示している。具体的には、購買者が使用する会員カードや、ポイントカードの情報や、携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトウエアを用いたポイント会員アプリ、又、ライン(登録商標)やTwitter(登録商標)のSNSアプリ等のアプリID情報等の情報である。なお、図3には示していないが、決裁者情報の属性情報として、会員カードの情報か、ポイントカードの情報か等の情報が付与されても構わない。次に、更に右の列は、購買情報の取得時間を示している。具体的には店舗コード「80747169」において、決済者情報「318−8489」が2018年1月10日の13時8分に決済を行ったことを示している。さらに、図3には示していないが、購買した商品等の情報も付与される。このように、複数の購買者に対する購買者情報が店舗又は小売業者ごとに収集される。この場合、店舗コードが第2の空間情報となり、取得時間情報が第2の時間情報となる。なお、第2の空間情報は、店舗マスタ情報を用いて、店舗コード、店舗名称、座標等を相互に変換し取り扱っても構わない。
<端末情報について>
図4は、本発明の実施形態に係る端末情報のテーブルを示す図である。左の列は各携帯端末に付与されるID情報を示している。当該ID情報は、アプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報又は各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報であり、空間情報取得手段に応じて変わるものである。その右の列は、携帯端末の位置等を示す空間情報である第1の空間情報を示している。ここで、第1の空間情報は、店舗コードや店舗名称等で店舗の場所を特定可能な情報や、経度緯度等の座標による位置情報でも構わない。次の列は、当該第1の空間情報の取得時間の情報である。右端の列は、空間情報が取得された空間情報取得手段の種類を示している。例えば第1の空間情報が店舗コードである場合、当該店舗コードに、ビーコンがレジの周囲に設置されているかレジ以外の場所に設置されているかの情報を付与することにより、取得した第1の空間情報から、空間情報取得手段を特定することができる。図4の情報を具体的に見ると、例えば1行目の情報では、携帯端末のID情報が「3279094728」であり、その空間情報である第1の空間情報として店舗コード「80747169」として取得されていることを示している。また、当該第1の空間情報が2018年1月10日の13時2分を取得された時間であることを示す第1の時間情報を示している。そして、当該第1の空間情報は、レジ周り以外に設置された、例えば店舗の入り口などに設置されたビーコンにより取得されたものであることを示している。なお、第1空間情報は、店舗マスタ情報を用いて、店舗コード、店舗名称、座標等を相互に変換し取り扱っても構わない。
<処理の流れ>
次に、本発明の実施形態に係る特定サーバ101の動作について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS101において、特定サーバ101は、決済者情報・購買情報管理サーバ201から、複数の決済者情報についての複数の購買情報を受信する。受信される購買情報は、例えば、複数の店舗で収集された購買情報である。
ステップS102において、端末情報検索部104は、ステップS101で受信した購買情報から、一つの決済者情報についての一又は二以上の購入情報を選択する。
ステップS103において、端末情報検索部104は、選択された購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報が取得された時間である第1の時間情報と、検索条件記憶部103に記憶される第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて端末情報記憶部102に記憶された第1の時間情報を抽出する。その後、抽出された第1の時間情報に紐づけられる端末情報記憶部102に記憶された端末情報を検索する。より具体的には、空間の観点において、端末情報検索部104は、例えば、第1の空間情報と第2の空間情報が店舗コードや店舗名称である場合、店舗コードや店舗名称が同一である場合に近似すると認識する。また、第1の空間情報と第2の空間情報が座標情報の場合、座標が一致又は所定の関係にある場合に近似すると認識する。次に、時間の観点において、端末情報検索部104は、選択された購買情報に紐づけられる当該第2の時間情報と、当該第1の時間情報とを用いて、第2の時間情報の時間と第1の時間情報の時間の差異が、第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報の時間以内である場合に、先の空間の観点と併せて、空間情報が近似する携帯端末のユーザが存在するものとして端末情報を検索し、抽出する。
ステップS104において端末情報検索部104は、ステップS103で検索した結果、空間情報が近似する携帯端末のユーザが存在するか否かを判別する。存在すると判別した場合(Y)、ステップS105へ処理を進める。存在しないと判別した場合(N)、ステップS106へ処理を進める。
ステップS105においてマッチング部105は、決済者情報から識別される購買者に対応する携帯端末のユーザを同一人物として特定(マッチング)し、決済者情報と携帯端末のユーザの識別情報を関連付けて一時記憶させる。
ステップS106においてマッチング部105は、受信した購買情報の中に、他の決済者情報についての購買情報が残存するか否かを判別する。存在しないと判別した場合(N)、ステップS107へ処理を進める。存在すると判別した場合(Y)、ステップS102へ処理を進め、再び1つの決済者情報についての購買情報を選択して、同様の処理を実行する(ステップS102〜S106)。
ステップS107においてマッチング部105は、同一の携帯端末のユーザの識別情報に対して複数の決済者情報が関連付けて一時記憶されている場合に、一つの携帯端末のID情報と複数の会員IDを関連付けた統合決済者情報を生成することができる。統合決済者情報は、複数の決済者情報を一つの携帯端末のID情報により束ねた名寄せの情報である。マッチング部105は、生成した統合決済者情報を、決済者情報・購買情報管理サーバ201に返信する。なお、一つの携帯端末にはID情報として、アプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報や、各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報、各携帯端末のオペレーティングシステムが割り当てる端末識別子が存在する場合がある。その際、アプリID情報、機種ID情報、端末識別子のそれぞれに統合決済情報が生成される場合がある。そのため、マッチング部105は、アプリID情報、機種ID情報、端末識別子を統合し、統合した情報に基づいた統合決済情報を生成することもできる。
以上説明したように、本発明によれば、小売業者やサービス業者、決済事業者が保有する購買履歴等の情報と、ユーザが所持する携帯端末の空間情報と、店舗毎に定められる複数の閾値情報を用いて、商品を購買又はサービスを利用した購買者に対応する携帯端末のユーザを速やかに特定することができる。それにより、取得され、蓄積される大量の購買情報に対応する空間情報や時間情報のデータと、携帯端末の空間情報や時間情報のデータの中から、効率よく名寄せを行うことができるようになる。
具体的には、第1の時間情報と第2の時間情報から、第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出することで、決済者情報とID情報が同一のユーザに基づく可能性の高い情報を検索することができ、関連付けの精度を高めることができる。すなわち、1つのユーザに対して、収集された購買情報と端末情報が少ない場合でも、精度よく関連付けを行い、名寄せを行うことができるものである。
同様に、第1の時間情報と第2の時間情報から、第2の空間情報に対応する店舗内の信号発信部302の設置場所に応じた閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出することで、決済者情報とID情報が同一のユーザに基づく可能性の高い情報を検索することができ、関連付けの精度を高めてもよい。
さらに、第1の時間情報と第2の時間情報から、第1の空間情報を取得する空間情報取得手段の種類に応じた閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出することで、決済者情報とID情報が同一のユーザに基づく可能性の高い情報を検索することができ、関連付けの精度を高めてもよい。
(プログラム)
図6は、コンピュータ801の構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ801は、CPU802、主記憶装置803、補助記憶装置804、インタフェース805を備える。
ここで、実施形態に係る特定サーバ101を構成する各機能を実現するためのプログラムの詳細について説明する。
特定サーバ101は、コンピュータ801に実装される。そして、特定サーバ101の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置804に記憶されている。CPU802は、プログラムを補助記憶装置804から読み出して主記憶装置803に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU802は、プログラムに従って、上記の記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置803に確保する。
当該プログラムは、具体的には、コンピュータ801において、携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定プログラムであって、一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索するステップと、検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するステップと、を実行させる。
なお、補助記憶装置804は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース805を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークNWを介してコンピュータ801に配信される場合、配信を受けたコンピュータ801が当該プログラムを主記憶装置803に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置804に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1…特定システム
101…特定サーバ
102…ユーザ情報記憶部
103…検索条件記憶部
104…端末情報検索部
105…マッチング部
201…決済者情報・購買情報管理サーバ
202…購買情報記憶部、
203…統合決済者情報記憶部
204…決済者情報分析部
301、301a、301b、301c…店舗
302、302a、302b、303c…信号発信部
303、303a、303b、303c…店舗端末装置
401、401a、401b、401c…携帯端末
501…ユーザ
501a…ユーザA
501b…ユーザB
501c…ユーザC
801…コンピュータ
802…CPU
803…主記憶装置
804…補助記憶装置
805…インタフェース

Claims (16)

  1. 携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、
    商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、
    を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定装置であって、
    店舗毎に定められる複数の閾値情報を記憶する検索条件記憶部と、
    複数の携帯端末に対応する複数の端末情報を記憶する端末情報記憶部と、
    一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記検索条件記憶部に記憶される前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて前記端末情報記憶部に記憶される第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索する端末情報検索部と、
    検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するマッチング部と、
    を備える特定装置。
  2. 前記携帯端末は、店舗に設置される信号発信部から発信される信号を受信することにより前記第1の空間情報を取得する請求項1に記載の特定装置。
  3. 前記信号発信部は、ビーコン発信機である請求項2に記載の特定装置。
  4. 前記信号発信部は、無線LAN端末である請求項2又は3に記載の特定装置。
  5. 前記検索条件記憶部は、前記信号発信部の店舗に設置される位置に応じて前記閾値情報を設定する請求項2から4のいずれか一項に記載の特定装置。
  6. 前記第1の空間情報は、各店舗に割り当てられた店舗コード及び/又は店舗名称の店舗情報を含む情報である請求項1から5のいずれか一項に記載の特定装置。
  7. 前記携帯端末は、GPS信号を受信することにより前記第1の空間情報を取得する請求項1から6のいずれか一項に記載の特定装置。
  8. 前記検索条件記憶部は、店舗種類に応じて前記閾値情報を設定する請求項1から7のいずれか一項に記載の特定装置。
  9. 前記検索条件記憶部は、前記第1の空間情報の取得手段に応じて前記閾値情報を設定する請求項1から8のいずれか一項に記載の特定装置。
  10. 前記ID情報は、各携帯端末に固有に割り当てられる機種ID情報である請求項1から9のいずれか一項に記載の特定装置。
  11. 前記ID情報は、各携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトウエアに割り当てられたアプリID情報である請求項1から10のいずれか一項に記載の特定装置。
  12. 前記ID情報は、各携帯端末のオペレーティングシステムが割り当てる端末識別子である請求項1から11のいずれか一項に記載の特定装置。
  13. 前記決済者情報は、決済の際に購買者が提示するカードに含まれる購買者個人を特定する情報である請求項1から12のいずれか一項に記載の特定装置。
  14. 前記決済者情報は、購買者が使用する携帯端末から取得する購買者個人を特定する情報である請求項1から13のいずれか一項に記載の特定装置。
  15. 携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、
    商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、
    を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定方法であって、
    端末情報検索部が、一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索するステップと、
    マッチング部が、検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するステップと、
    を備える特定方法。
  16. 携帯端末に対応するID情報と、当該携帯端末の位置する空間の情報である第1の空間情報と、当該第1の空間情報が取得された時間の情報である第1の時間情報と、が紐づけられる端末情報と、
    商品を購買又はサービスを利用した購買者について、当該購買者に対応する決済者情報と、当該商品を購買した店舗又は前記サービスを利用する店舗に対応する空間情報である第2の空間情報と、当該商品又は前記サービスを決済する際の時間情報である第2の時間情報と、が紐づけられる購買情報と、
    を用いて、商品を購買又はサービスを利用する購買者に対応する携帯端末を特定するための特定プログラムであって、
    一の購買情報に紐づけられる第2の空間情報及び第2の時間情報と、当該第2の空間情報に近似すると認識される第1の空間情報に対応する第1の時間情報と、前記第2の空間情報に対応する店舗に定められる閾値情報を用いて第1の時間情報を抽出し、第1の時間情報に紐づけられる端末情報を検索するステップと、
    検索される複数の端末情報と、複数の購買情報を用いて、端末情報に含まれるID情報と購買情報に含まれる決済者情報の対応を特定するステップと、
    をコンピュータに実行させる特定プログラム。

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