JP2020116381A - 例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置 - Google Patents

例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020116381A
JP2020116381A JP2020005242A JP2020005242A JP2020116381A JP 2020116381 A JP2020116381 A JP 2020116381A JP 2020005242 A JP2020005242 A JP 2020005242A JP 2020005242 A JP2020005242 A JP 2020005242A JP 2020116381 A JP2020116381 A JP 2020116381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support element
eye
elliptical
oriented
oriented support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020005242A
Other languages
English (en)
Inventor
ゴンサウヴェス、アルナルド
Goncalves Arnaldo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharpsight Bv
Original Assignee
Sharpsight Bv
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=68501374&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2020116381(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sharpsight Bv filed Critical Sharpsight Bv
Publication of JP2020116381A publication Critical patent/JP2020116381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/0008Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein
    • A61F9/0026Ophthalmic product dispenser attachments to facilitate positioning near the eye
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3287Accessories for bringing the needle into the body; Automatic needle insertion

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】薬物などの物質を皮下注射針によって人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置を提供する。【解決手段】装置10は、目に配置される支持要素11と、皮下注射針を目に方向付けるための方向付け手段14と、を備え、支持要素が目に配置される支持面12を備え、支持面が楕円形の構造を定め、支持要素の楕円形の構造が少なくとも2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a,bを形成する断続的な楕円形の構造を示し、各楕円形に方向付けられた支持要素部分が目の上への配置のために構造化された細長く伸びる接触面を有し、楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つは、楕円形に方向付けられた支持要素部分を通過し、接触面から出る少なくとも1つの穴13を備え、穴から皮下注射針が通過され得る【選択図】図2a

Description

本発明は、皮下注射針による人間又は動物の目への物質、例えば薬物の眼内投与に適した装置であって、目に配置される支持要素と、皮下注射針を目に方向付けるための方向付け手段と、を含む装置に関する。支持要素は、目の上に配置される支持面を含み、支持面は楕円形の構造を定める。
最近まで、物質、より具体的には薬物が皮下注射針によって人間又は動物の目に注射される硝子体内又は眼球内注射は、例外的な場合にのみ使用されていた。特に眼球内の炎症の発生頻度が低い眼内炎の治療では、抗生物質が硝子体内に投与されることがよくある。
最近、新しい世代の医薬品の発見後、眼科では、今まで治療的にほとんど治癒できないか、又は限られた範囲でしか治療できなかった特定の眼疾患を治療するために、硝子体内注射を使用することが可能になった。このように治療できる眼疾患は、黄斑変性症、静脈閉塞、糖尿病網膜症、あらゆる種類の黄斑浮腫、血管新生緑内障、虚血性眼疾患のいくつかの形態などを含む。
過去では、目がピンセットを使用して所定の位置に保持され、薬物が目に注入される。皮下注射針を目に挿入する位置は、通常、眼科医の視覚的評価と経験に基づいて決定される。誤った位置又は誤った角度で挿入された皮下注射針は、眼内出血などの合併症を引き起こし、又は眼の水晶体に針の損傷を与え、白内障や網膜剥離などを順々に引き起こす可能性がある。
上記の欠点に対する解決策として、特許文献1は、上記の前文で説明した装置を提案する。特許文献1の装置は、1つの器具を使用して、目を動かないようにし、同時に注射を容易にする道具を提供する。その場合、手順は常に同一の再現可能な状況で実行されることになる。
既知の装置の欠点は、その構造により、まぶたの下に正しく配置することが必ずしも容易ではないことである(特に子供、眼瞼痙攣又は非常に小さなまぶたの隙間がある人)。さらに、特許文献1の装置は目の上の固定配置を可能にするが、装置全体が表面と接触しており、患者が経験する恐怖のために、まぶたの絞り器によって配置されることが困難であり得る。
国際公開第2008/097072号
本発明の目的は、改善された道具を提供することであり、これにより、治療領域/眼の視覚的な見渡しをよりよくすることが可能になるだけでなく、眼への刺激を制限することもできる。この目的のために、支持要素の楕円形の構造は、少なくとも2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分(elliptical oriented support element part)で形成される断続的な楕円形の構造を示す。各楕円形に方向付けられた支持要素部分は、眼上への配置のために構造化された細長く伸びる接触面を有する。楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つは、楕円形に方向付けられた支持要素部分を通過し、その接触面から出る少なくとも1つの穴(bore)を含み、穴を通して皮下注射針が通過され得る。
この実施形態では、支持要素は支持面の楕円形の構造全体にわたって目と接触せず、これにより組織接触及び刺激が減少し、まぶたの隙間が非常に小さい目でも配置しやすくなる。さらに、少なくとも2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分で形成される断続的な楕円形の構造は、支持要素がもはや治療領域を完全に覆い隠さないため、治療領域の視覚的な見渡しをより良くすることを可能にする。
後者の利点は、楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つに、楕円形に方向付けられた支持要素部分を通過しその接触面から出る少なくとも1つの穴を提供することによってさらに改善される。これは、皮下注射針が装置の側面から目に挿入することを可能にするため、治療領域がさらに見えにくくならないためである。
例では、断続的な楕円形の構造は、少なくとも3つの楕円形に方向付けられた支持要素部分で形成される。一方で、別の例では、断続的な楕円形の構造は、少なくとも4つの楕円形に方向付けられた支持要素部分で形成される。
排他的ではないが、好ましくは、楕円形に方向付けられた支持要素部分は、前記楕円形の構造に沿って等距離の位置に配置される。
別の例では、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分の細長く伸びる接触面は、他の楕円形に方向付けられた支持要素部分の細長く伸びる接触面の弧長とは異なる弧長を有する。一方で、さらに別の簡単な例では、楕円形に方向付けられた支持要素部分の細長く伸びる接触面は、同じ弧長を有する。
別の実施形態では、楕円形に方向付けられた支持要素部分のそれぞれの細長く伸びる接触面は、球形の円弧部分(spherical segment part)を形成する。これにより、楕円形に方向付けられた支持要素部分のそれぞれの細長く伸びる接触面が眼の球面に正確に一致して載る(rest)(又は当接する)構成が得られる。これにより、目の上への装置の配置中及びその後の物質、例えば薬物の目への眼内投与の実行中に、任意の圧力線又は圧力点が生成されることが回避される。これは、目への不必要な外傷を軽減する。
さらに、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分は、目の上の安定した配置を実現するために摩擦増大手段を含む。前記摩擦増大手段は、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分に設けられた1つ又は複数の返し(barb)からなる。いずれの例でも、装置は、例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与している間、医者又は医師による取り扱い中に眼球から滑り落ちることが防止される。
反復治療を実施する際に同一の再現可能な方法で皮下注射針を目に挿入できるようにするために、方向付け手段は、針が通り抜けることができる支持要素に形成された少なくとも1つの穴を含む。直立端部(upright edge)は空間を定める穴の周りに部分的に設けられ、直立端部は支持要素とは離れた側に面する側で開いている。このようにして、連続した治療が同一の状況下で行われることになり、眼内出血、眼のレンズへの針の損傷、網膜剥離など、針の誤挿入に起因する合併症などの眼への不必要な外傷が防止される。
特に、直立端部は支持要素から離れた側で開いているため、これは、穴を通して直立端部に寄せて(against)注射針を有するシリンジとの簡単なアクセス及び位置決めを可能にし、装置が標準的なシリンジではない他の注射/針装置を用いることを可能にする。
特に、穴と目の表面との間の角度は70°から96°の範囲である。これにより、皮下注射針の再現性のある配置及び挿入が可能になり、目又は患者への不必要な外傷を防ぐ。加えて、目の角膜−強膜移行領域に穴を配置することにより、支持要素が目の上に配置される。
さらに、連続する治療の優れた再現性を得るために、支持要素は、目の縁の端部に対して向けられる少なくとも1つの方向付け突起を備える。
本発明の装置の別の実施形態は、目を開いたままにするために配置された手段を備えることを特徴とする。したがって、そのような目の治療は、特に1つの装置を使用して、同一の再現可能な方法で実行され得る。それにより、目を開いたまま皮下注射針を挿入するための2つの異なる装置の使用により目に対するあらゆる種類の外傷を防止し、及び患者への関連する不便を防止する。
簡単で患者に優しい方法で目を開いたままにすることを可能にする特定の例によれば、前記手段は支持要素のいずれかの側部に配置される。したがって、各まぶたは効果的な方法で開いたままにされ得るため、患者の不本意なまばたきが皮下注射針の挿入を妨げなくなるであろう。前記手段は、まぶたに対して配置される少なくとも1つの広げ要素を含み得る。
まぶたをより効果的な方法で広げるために、広げ要素は支持要素の平面内に伸びる一方で、広げ要素は選択的に湾曲形状を有してもよい。
図1は、人間の目の断面図である。 図2aは、本発明の装置の第1及び第2の実施形態の異なる図を示す。 図2bは、本発明の装置の第1及び第2の実施形態の異なる図を示す。 図2cは、本発明の装置の第1及び第2の実施形態の異なる図を示す。 図2dは、本発明の装置の第1及び第2の実施形態の異なる図を示す。 図2eは、本発明の装置の第1及び第2の実施形態の異なる図を示す。 図3aは、本発明の装置の第3の実施形態の異なる図を示す。 図3bは、本発明の装置の第3の実施形態の異なる図を示す。 図3cは、本発明の装置の第3の実施形態の異なる図を示す。 図3dは、本発明の装置の第3の実施形態の異なる図を示す。 図4は、本発明の装置の第4の実施形態を示す。 図5aは、人間の目に物質の眼内投与を実行している間の、本発明の装置の実施の図を示す。 図5bは、人間の目に物質の眼内投与を実行している間の、本発明の装置の実施の図を示す。
ここで、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
本発明のより良い理解のために、図に示される対応する部分は、以下の図の説明において同じ数字によって示される。
図1は、目の断面、特に人間の目100の断面を示す。目100は、ほぼ球状の構造を有する視覚可能な感覚器官である。目に当たる光の方向から見ると、目100の前側の前部は、強膜101である後側に区画されたより強い曲率を有する角膜107によって形成される。縁は、角膜107と強膜101とを接続する。角膜107、虹彩110及び水晶体嚢106は、房水液で満たされた前房108を形成する。水晶体106の後ろで、硝子体105は硝子体のゲルで満たされる。
水晶体106は、毛様体筋及び繊維からなる毛様体111によって目の中に吊り下げられる。参照番号109は、水晶体106、毛様体111及び虹彩110の間に存在する後房を示す。目100の後側の水晶体106に対向する眼底又は領域は、黄斑103及び網膜を含み、桿体細胞及び錐体細胞を含む最も内側の組織層である。また、目100の後方側で目100を脳に向かって残す視神経104が示される。参照番号102は、脈絡膜を示す。
図2a〜2eは、本発明の装置の第1の実施形態のいくつかの図を示す。装置10は、目100に配置される支持要素11で構成される(図5を参照)。支持要素11には、目100に対して投与装置30(再び図5を参照)を向けるための方向付け手段13〜13a〜14〜14a〜14bが設けられる。
投与装置30は、物質、例えば薬物を収容し、前記物質を目100に投与することができる任意の装置であり得る。投与装置は、シリンジ31との接続のためのルアーロックコネクタ(Luer-Lok connector)32が設けられた皮下注射針33を備えた標準設計のシリンジ31であり得る。
しかしながら、人間又は動物の目100への物質、例えば薬物の眼内投与に適した本発明の装置は、物質を投与するための目100に挿入するための針33が設けられた、物質を収容するための容器31の任意の他の設計であってもよい。
図2a〜2eにおいて、装置10は、目に配置される支持要素11と、目100に対して投与装置30を方向付けるための方向付け手段14〜14aと、を含む。支持要素11は、目100に配置される支持面12を含む。好ましくは、支持面12は楕円形の構造を定め、これは、支持面12が楕円形、円形などの構造を有する円形状を示すことを意味する。
図に示される実施形態では、装置10は、円周又は円形の構造を有する支持面12を示す。しかしながら、支持面12は、環状又は楕円形の構造において実施できることに留意されたい。
図2a〜2eに示すように、支持要素12の楕円形(円形)の構造は、少なくとも2つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a〜12bで形成される断続的な楕円形(円形)の構造を示す。支持面の中断された断続的な楕円形(円形)の構造が2つ以上で形成されるため、ここでの図2a〜2eの実施形態では2つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a及び12bが形成されるため、目100との接触領域は最小限であり、その結果、患者は外傷及び/又は刺激から保護される。
図2b及び2cにより明確に示されるように、各楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12bは、目105上に配置するために構造化された細長く伸びる接触面120を有する。さらに、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b(図2a及び2eの例では楕円形に方向付けられた支持要素部分12a)には、少なくとも1つの穴13が設けられる。穴13は楕円形に方向付けられた支持要素部分12aを通過し、その接触面120を出る。穴13を通って、皮下注射針が通過され得る。
さらに、2つの楕円形(円形)に方向付けられた要素部分12a及び12bの間の開放アクセス空間15a及び15bの作成は、支持要素11が目100の治療領域を完全に覆い隠すことがないため、治療領域/目100の視覚的な見渡しを向上することを可能にする。この実施形態では、支持要素11は、支持面12の楕円形(円形)の構造全体にわたって目100と接触しておらず、これにより、組織との接触及び刺激が低減される。
図2c及び2dの図に示すように、支持面12の2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a及び12bの細長く伸びる接触面120は、異なる(円形の)弧長を有し、楕円形に方向付けられた支持要素部分12aの細長く伸びる接触面120は、他の楕円形に方向付けられた支持要素部分12bの細長く伸びる接触面120の(円形の)弧長よりも著しく短い(円形の)弧長を有する。
しかし、図2eに示す実施形態では、2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a及び12bの細長く伸びる接触面120は依然として異なる(円形の)弧長を有するが、それらの間の差は図2c及び2dの実施形態よりも著しく小さい。
2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a及び12bからなる支持面12を有する装置10の別の実施形態では、両方の楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a及び12bの細長く伸びる接触面120の(円形の)弧長は同じにされ得る。
図3a〜3dは、3つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cからなる支持面12を有する装置10の実施形態を示す。
図3a〜3cに示す装置10の実施形態は、円形の構造を有し、3つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12c及び3つの開放アクセス空間15a〜15b〜15cからなる支持面12を有する。図3a〜3cに示されるように、各楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cは、目105上に配置するために構造化された細長く伸びる接触面120を有する。さらに、少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12c(図3b及び3eの例では楕円形に方向付けられた支持要素部分12a)は、少なくとも1つの穴13を含む。穴13は、楕円形に方向付けられた支持要素部分を通過し、その接触面120から出る。穴13を通って、皮下注射針が通過され得る。
この実施形態では、楕円形に方向付けられた支持要素部分12aは、他の2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分12b〜12cの弧長よりも短い弧長を示し、その弧長は(必ずしもではないが)長さが同じである。
また、図3dの実施形態では、装置10は、円形の構造を有し、3つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cからなる支持面12を有する。図3dでは、これらの3つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cは、支持面12の楕円形(円形)の構造に沿って等距離の位置に配置される。また、楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12c間の開放アクセス空間15a〜15b〜15cの弧長は、この実施形態では、同一の(円形の)弧長を有する。同様に、穴13は、楕円形に方向付けられた支持要素部分12aを通過し、その接触面120から出る。穴13を通って、皮下注射針が通過され得る。
図4には、支持面12が支持面12の楕円形(円形)の構造に沿って等距離の位置に配置された4つの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12c〜12dからなる円形の方向付けを有する、装置10の実施形態の図が示される。また、図4のこの実施形態では、楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12c〜12dの間の開放アクセス空間15a〜15b〜15c〜15dの弧長は、同一の(円形の)弧長を有する。
しかし、いくつかの図に示される全ての実施形態において、いくつかの楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分の弧長、及び同じ又は異なる弧長の支持面12の楕円形(円形)の構造に沿って等距離に配置されるか又は沿っていないこれらの楕円形に方向付けられた支持要素部分の間の開放アクセス空間は、任意に選択され得ることに留意すべきである。
また、示されるような、同一又は異なる弧長を有する2つ、3つ若しくは4つ(又はそれ以上)の楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分からなる楕円形の支持面12の異なる構造を有する装置10の全ての実施形態は、投与装置30及び皮下注射針33を目100に方向付ける方向付け手段14を含む。
方向付け手段14は、支持要素11の楕円形(円形)に方向付けられた支持要素部分12aの1つに形成される少なくとも1つの穴13を含む。穴13は、楕円形に方向付けられた支持要素部分12aを通過し、その接触面120から出て、その穴13を介して(投与装置30又はシリンジ31の)皮下注射針33が通過され得る。穴13は、第1の実施形態において、穴が目の表面に対して多かれ少なかれ垂直な向きを取り、その接触面120において楕円形に方向付けられた支持要素部分12aを通過して出るように、支持要素11に形成されている。このようにして、目100上への装置10の再現可能な配置、したがって目100への皮下注射針33の正確な挿入が常に保証される。これもまた、目又は患者の外傷を防ぎ、さらに、眼内出血、目の水晶体への針の損傷、網膜剥離など、誤った挿入又は皮下注射針33の誤った角度での挿入に起因する合併症のリスクを防ぐ。後者の利点は、楕円形に方向付けられた支持要素部分12aを通過し、その接触面120から出る穴13を提供することによりさらに改善される。これにより、皮下注射針を装置10の側部から目105に挿入できるためである。したがって、治療領域がさらに見にくくならない。
より詳細には、目の表面に対する穴13の向きは常に同一である。穴13と目の表面との間の角度は、好ましくは多かれ少なかれ垂直であり、選択的には70°と95°との間の範囲であり得る。
さらに、方向付け手段14は、曲げられ又は湾曲され、穴13の周りに部分的に設けられる直立端部14を含む。曲げられ、湾曲した直立端部14は、半開放空間14aを定める。直立端部14aは、支持要素11(装置10)から離れる方向に面する側で開いているためである。
穴30の周りの曲げられ且つ湾曲した直立端部14によって形成された半開放空間14aは、装置10が異なる設計及び寸法を有するいくつかのタイプの投与装置30とともに使用されることを可能にする。直立端部14及び穴13は、目100に対して繰り返し同じ向きで投与装置30を装置10上に容易かつ迅速に配置すること、および繰り返しの医学的治療、すなわち目100に物質を挿入することを実行することを可能にする。
本発明に係る器具10によって医療処置の再現性をさらに改善するために、装置10は、支持要素11が目100上に配置されるとき、穴13は常に目100の角膜−強膜移行領域から3.5〜4.5mmの間隔を空けられることになる。この位置決めは、支持要素11が少なくとも1つの方向付け突起16(図2d〜2e〜3d〜4〜5)を備え且つ方向付け突起16が支持要素11の楕円形の支持面12の内側に伸びるという点でさらに支持及び保証される。支持要素11の自由端は、角膜−強膜移行領域から3.5〜4.5mmの距離に穴13を配置するために、目100の縁の端部に対して(against)配置又は方向付けされる。
穴13の直径は、25G−30Gの皮下注射針を収容するように選択される。これにより、実行される医療処置に応じて、様々な皮下注射針33について装置10を使用することが可能になる。
医療処置の再現性、とりわけ目100への上記全ての不必要な傷害または外傷の排除は、終端部13aが穴13の周りに設けられ、その終端部(end edge)13aが皮下注射針33の停止部として機能することで実現され得る。これは図5aに明確に示されており、皮下注射針33が半分開いて曲げられ且つ湾曲された直立端部14および穴13によって形成される空間14aを介して目100に挿入され、一方で、容器/シリンジ31が直立端部14に寄せて配置され、ルアーロックコネクタ32が終端部13aによって停止される。
直立端部14は、投与装置/シリンジ30〜31の方向付け手段として機能し、投与装置/シリンジ30〜31をその外側の寸法にかかわらず容易に収容できるようにするための半開放空間14aを形成する。数字14bは、半分開いた円形の直立端部14の頂上部(top ridge)を示す。半開放空間14aは、その皮下注射針33が挿入され得る穴13に合流する。シリンジ31のルアーロックコネクタ32は、空間14aに受けられることができ、終端部13aによって停止されることになる。
このようにして、皮下注射針33は、薬物または薬剤などの物質を投与するたびに、再現性のある一定の深さまで目100に挿入され得る。
図5bにより詳細に示されるように、楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cのそれぞれの細長く伸びる接触面120は、球状の円弧部分を形成する。これにより、楕円形に方向付けられた支持要素部分12a〜12b〜12cのそれぞれの細長く伸びる接触面120が、目105の角膜107の球面に正確に一致して載る(または当接する)構成が得られる。これにより、目105〜107上への装置の配置中およびその後の例えば薬物などの物質の目への眼内投与の実行中に、如何なる圧力線または圧力点が生成されることが回避される。これにより、目の表面(角膜)107上の小さな領域に不必要で望ましくない圧力が集中的に作用することが防止される。これにより目への不必要な外傷が低減される。
加えて、装置10は、目100を開いたままに維持するために配置された手段(図示せず)を備え得る。より具体的には、前記手段は、支持要素11のいずれかの側に設けられ、目100の各まぶたと当接するように配置することができる広げ要素(spreading element)を含む。広げ要素は、目100、より具体的には目100の両まぶた(図示せず)を開いたままに維持する。広げ要素は、患者が不本意にまばたきし、したがって眼科医の治療領域を乱し、その結果、皮下注射針33の目100への不正確な挿入をもたらすことを防ぐ。
10 眼内装置
11 支持要素
11a 支持要素によって形成された内部空間
11b 支持要素の頂上部
11c 支持要素の直立円形壁
12 支持要素の楕円形の支持面の構造
12a〜12b〜12c 楕円形に方向付けられた支持要素部分
13 穴
13a 穴周りの終端部
14 方向付け手段/直立端部
14a 方向付け手段の直立端部によって形成された内部空間
14b 直立端部の頂上部
15a〜15b〜15c 楕円形に方向付けられた支持要素部分の間の開放アクセス空間
16 摩擦増大手段又は返し
30 投与装置
31 容器又はシリンジ
32 ルアーロックコネクタ
33 皮下注射針
100 目
101 強膜
102 脈絡膜
103 黄斑及び網膜
104 視神経
105 硝子体
106 水晶体嚢(カプセルバッグ)
107 角膜
108 前房
109 後房
110 虹彩
111 毛様体
120 球形の円弧の内面

Claims (15)

  1. 例えば薬物などの物質を皮下注射針によって人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置であって、前記目に配置される支持要素と、前記皮下注射針を前記目に方向付けるための方向付け手段と、を備え、前記支持要素が前記目に配置される支持面を備え、前記支持面が楕円形の構造を定め、前記支持要素の前記楕円形の構造が少なくとも2つの楕円形に方向付けられた支持要素部分を形成する断続的な楕円形の構造を示し、各楕円形に方向付けられた支持要素部分が前記目の上への配置のために構造化された細長く伸びる接触面を有し、前記楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つは、前記楕円形に方向付けられた支持要素部分を通過し、前記接触面から出る少なくとも1つの穴を備え、前記穴から前記皮下注射針が通過され得る、装置。
  2. 前記断続的な楕円形の構造が少なくとも3つの楕円形に方向付けられた支持要素部分から形成されるか、または前記断続的な楕円形の構造が少なくとも4つの楕円形に方向付けられた支持要素部分から形成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記楕円形に方向付けられた支持要素部分は、前記楕円形の構造に沿って等距離の位置に配置される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つの前記細長く伸びる接触面が他の楕円形に方向付けられた支持要素部分の前記細長く伸びる接触面の円弧長とは異なる円弧長を有するか、または前記楕円形に方向付けられた支持要素部分の前記細長く伸びる接触面が同じ円弧長を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記楕円形に方向付けられた支持要素部分のそれぞれの前記細長く伸びる接触面は、球状の円弧部分を形成する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記楕円形に方向付けられた支持要素部分の少なくとも1つは、前記目の上での安定した配置を実現するように摩擦増大手段を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記摩擦増大手段は、前記少なくとも1つの楕円形に方向付けられた支持要素部分上に設けられた1つ又は複数の返しからなる、請求項6に記載の装置。
  8. 前記方向付け手段は前記皮下注射針が通され得る前記支持要素に形成された少なくとも1つの穴を備え、直立端部は空間を定める前記穴の周りに部分的に設けられ、前記直立端部は前記支持要素とは反対側に開いている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記穴と前記目の表面との間の角度は70°から96°の範囲である、請求項8に記載の装置。
  10. 前記穴は、前記支持要素が前記目の上に配置されるとき、前記目の角膜−強膜移行領域に配置される、請求項8又は9に記載の装置。
  11. 前記支持要素は、前記目の縁の端部に対して方向付けられる少なくとも1つの方向付けられた突起を備える、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記支持要素は、目を開いたままに維持するために配置された手段を備える、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記手段は、前記支持要素のいずれかの側に配置される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記手段は、まぶたに対して配置される少なくとも1つの広げ要素を備える、請求項12又は13に記載の装置。
  15. 前記広げ要素は、前記支持面によって形成された平面内で伸びる、請求項14に記載の装置。
JP2020005242A 2019-01-17 2020-01-16 例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置 Pending JP2020116381A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL2022410A NL2022410B1 (en) 2019-01-17 2019-01-17 Device suitable for intraocular administration of a substance, for example a medication, into a human or animal eye.
NL2022410 2019-01-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020116381A true JP2020116381A (ja) 2020-08-06

Family

ID=68501374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020005242A Pending JP2020116381A (ja) 2019-01-17 2020-01-16 例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3682856B1 (ja)
JP (1) JP2020116381A (ja)
ES (1) ES2965054T3 (ja)
FI (1) FI3682856T3 (ja)
NL (1) NL2022410B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024366A (ja) * 2001-07-16 2003-01-28 Kiyoshi Kita 眼科手術用コンタクトレンズ
JP2003518987A (ja) * 2000-01-06 2003-06-17 ザ・ユニバーシティ・オブ・シドニー 眼内注入のためのガイド手段
JP2007151739A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Hoya Corp 眼科手術用コンタクトレンズ
US20100318034A1 (en) * 2007-02-08 2010-12-16 Arnaldo Goncalves Device for intraocular administration of a substance, for example a medication, into a human or animal eye by means of a hypodermic needle.
JP2017536221A (ja) * 2014-11-28 2017-12-07 ヴィジョニスティ オイ 眼科治療用器具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1033357C2 (nl) 2007-02-08 2008-08-11 Arnaldo Goncalves Inrichting voor het met behulp van een injectie-naald intraoculair toedienen van een substantie, bijvoorbeeld een medicament, in een menselijk of dierlijk oog.
US20100152646A1 (en) * 2008-02-29 2010-06-17 Reshma Girijavallabhan Intravitreal injection device and method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003518987A (ja) * 2000-01-06 2003-06-17 ザ・ユニバーシティ・オブ・シドニー 眼内注入のためのガイド手段
JP2003024366A (ja) * 2001-07-16 2003-01-28 Kiyoshi Kita 眼科手術用コンタクトレンズ
JP2007151739A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Hoya Corp 眼科手術用コンタクトレンズ
US20100318034A1 (en) * 2007-02-08 2010-12-16 Arnaldo Goncalves Device for intraocular administration of a substance, for example a medication, into a human or animal eye by means of a hypodermic needle.
JP2017536221A (ja) * 2014-11-28 2017-12-07 ヴィジョニスティ オイ 眼科治療用器具

Also Published As

Publication number Publication date
EP3682856B1 (en) 2023-10-25
ES2965054T3 (es) 2024-04-10
NL2022410B1 (en) 2020-08-18
FI3682856T3 (fi) 2023-12-05
EP3682856A1 (en) 2020-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100732262B1 (ko) 약물 전달 장치
JP4261343B2 (ja) 眼薬投与装置
US6413245B1 (en) Sub-tenon drug delivery
AU2002319606B2 (en) Ophthalmic drug delivery device
US6416777B1 (en) Ophthalmic drug delivery device
US9144516B2 (en) Device for intraocular administration of a substance, for example a medication, into a human or animal eye by means of a hypodermic needle
US20060258994A1 (en) Implantable delivery device for administering pharmacological agents to an internal portion of a body
NL1033357C2 (nl) Inrichting voor het met behulp van een injectie-naald intraoculair toedienen van een substantie, bijvoorbeeld een medicament, in een menselijk of dierlijk oog.
JP2014532466A (ja) 眼内注射用の支援デバイス
US20080140024A1 (en) Drug delivery device
JP2020116381A (ja) 例えば薬物などの物質を人間又は動物の目に眼内投与するのに適した装置
CN109431678B (zh) 经巩膜药物传输系统
EP3769729B1 (en) An intraocular administration device for intraocular administration of a substance, for example a medication, into a human or animal eye
GB2474646A (en) Eye injection guide means
JP2006509543A (ja) 眼瞼経路から眼内に有効成分を送達するための装置
KR101750651B1 (ko) 약물 잔류 방지능 및 재충전 기능을 갖는 안구 내 약물 주입 장치
Slakter et al. Posterior juxtascleral delivery of anecortave acetate for treatment of age-related macular degeneration
WO2021210005A1 (en) Apparatus for suprachoroidal delivery and uses thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20240731

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240822

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20240920