JP2020115426A - 点灯装置および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は点灯装置および照明装置に関し、ダイオードブリッジを効率よく放熱させることができる点灯装置および照明装置を得ることを目的とする。【解決手段】本発明に係る点灯装置は、第1部品と第2部品とを有し交流電圧を整流するダイオードブリッジと、光源を点灯させる電力変換回路と、を備え、第1部品は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、交流電圧が入力される第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子と、を有し、第1入力側接続端子と第1出力側接続端子は第1部品のパッケージのうち第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、第2部品は、第3ダイオードと第4ダイオードとを有し、第1部品と第2部品は、第1方向にずれて設けられ、第2部品の第1方向への延長線上に第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターンが設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、点灯装置および照明装置に関する。
特許文献1には、交流電圧を直流電圧に変換する樹脂封止型ダイオードが開示されている。この樹脂封止型ダイオードはブリッジダイオードを有する。ブリッジダイオードは、順方向に直列接続した2個の整流用ダイオードチップ及び順方向に直列接続した2個の保護用ダイオードチップからなる。整流用ダイオードチップと保護用ダイオードチップは、単一のパッケージに内蔵されている。
特許第4902996号公報
特許文献1のように4つのダイオードを1パッケージに組み込むと、4つのダイオードの自己発熱により、雰囲気温度が高くなるおそれがある。特に、点灯回路においてダイオードブリッジを使用する場合、高温環境下での使用が想定される。この場合、自己発熱により雰囲気温度が部品の定格温度を超えるおそれがある。
また、特許文献1には2個の整流用ダイオードチップのみが単一のパッケージに内蔵される構造が開示されている。しかし、特許文献1では、ダイオードを効率よく放熱させるための部品配置について考慮されていない。また、特許文献1の樹脂封止型ダイオードでは、パッケージの一面のみから端子が延びる。この場合、パッケージに内蔵される素子を十分に放熱させることができないおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、ダイオードブリッジを効率よく放熱させることができる点灯装置および照明装置を得ることを目的とする。
本発明に係る点灯装置は、基板と、該基板に設けられた第1部品と、該基板に設けられた第2部品と、を有し、交流電圧を整流するダイオードブリッジと、該基板に設けられ、該ダイオードブリッジの出力電圧の供給を受け、光源を点灯させる電力変換回路と、を備え、該第1部品は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、該交流電圧が入力される第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子と、を有し、該第1入力側接続端子と該第1出力側接続端子は該第1部品のパッケージのうち第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、該第2部品は、第3ダイオードと、第4ダイオードと、該交流電圧が入力される第2入力側接続端子と、第2出力側接続端子と、を有し、該第2入力側接続端子と該第2出力側接続端子は該第2部品のパッケージのうち該第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、該第1部品と該第2部品は、該第1方向にずれて設けられ、該第2部品の該第1方向への延長線上に該第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターンが設けられる。
本発明に係る点灯装置は、基板と、該基板に設けられた第1部品と、該基板に設けられた第2部品と、を有し、交流電圧を整流するダイオードブリッジと、該基板に設けられ、該ダイオードブリッジの出力電圧の供給を受け、光源を点灯させる電力変換回路と、を備え、該第1部品は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、該交流電圧が入力される第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子と、を有し、該第1入力側接続端子と該第1出力側接続端子は該第1部品のパッケージのうち第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、該第2部品は、第3ダイオードと、第4ダイオードと、該交流電圧が入力される第2入力側接続端子と、第2出力側接続端子と、を有し、該第2入力側接続端子と該第2出力側接続端子は該第2部品のパッケージのうち該第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、該第1部品と該第2部品は、該第1方向にずれて設けられ、該第2入力側接続端子と電気的に接続された第2導体パターンの該第1方向への延長線上に、該第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターンが設けられる。
本発明に係る点灯装置では、第1部品と第2部品が第1方向にずれて設けられる。このため、交流電圧が入力される導体パターンの幅を広く形成できる。従って、ダイオードブリッジを効率よく放熱させることができる。
実施の形態1に係る照明装置の回路ブロック図である。 実施の形態1に係る点灯装置の斜視図である。 実施の形態1に係る第1部品と第2部品の平面図である。 実施の形態1に係る基板の下面図である。
本発明の実施の形態に係る点灯装置および照明装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明装置50の回路ブロック図である。照明装置50は、LEDモジュール11および点灯装置1を備える。
点灯装置1の入力側には、外部電源ACが接続されている。点灯装置1は、外部電源ACから電力を供給され、光源11aを点灯させる。外部電源ACは、例えば商用電源等の交流電源である。
点灯装置1の出力側には、LEDモジュール11が接続される。LEDモジュール11は複数の光源11aを有する。光源11aは、例えばLED等の発光素子である。LEDモジュール11において、複数の光源11aは直列に接続されている。これに限らず、複数の光源11aは、並列または直並列に接続されても良い。また、LEDモジュール11は光源11aを1つ以上有すれば良い。
また、点灯装置1に外部ユニット12を接続することで、LEDモジュール11の調光制御を行うことができる。
点灯装置1は、整流回路DB、電源回路13、点灯回路14、制御装置15及びインタフェース回路16を備える。整流回路DBは、外部電源ACの交流電圧を整流するダイオードブリッジである。電源回路13、点灯回路14および制御装置15は電力変換回路を構成する。電力変換回路は、ダイオードブリッジの出力電圧の供給を受け、光源11aを点灯させる。
電源回路13は、PFC(Power Factor Correction)回路である。電源回路13は力率改善回路とも呼ばれる。電源回路13は整流回路DBの出力に接続される。電源回路13は、整流回路DBで整流された脈流電圧を昇圧し、電解コンデンサC2に予め定められた直流高電圧を充電する。電源回路13は、例えば昇圧チョッパ回路等の昇圧回路である。電源回路13は、第1スイッチング素子Q1のオンオフにより電解コンデンサC2の両端に電圧を発生させるスイッチング電源回路である。
電源回路13において、整流回路DBの出力と並列に抵抗R1、R2の直列回路が接続される。抵抗R1、R2の接続点は、制御装置15に接続される。制御装置15は、例えばマイコンである。制御装置15は電源回路13および点灯回路14を制御する。抵抗R1、R2は、電源回路13への入力電圧を分圧する分圧回路を形成する。電源回路13への入力電圧は、抵抗R1、R2で分圧され、制御装置15が有する電圧検出部15aに入力される。これにより、制御装置15は電源回路13への入力電圧を検出する。
電源回路13において、整流回路DBと並列にコンデンサC1が接続される。また、電源回路13はコイルL1を備える。コイルL1の一端は、整流回路DBの出力の高電位側と接続される。コイルL1の他端には、第1スイッチング素子Q1のドレインおよびダイオードD1のアノードが接続される。
第1スイッチング素子Q1は例えばMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)である。第1スイッチング素子Q1のソースは、抵抗R21の一端に接続される。抵抗R21の他端は電解コンデンサC2の負極に接続される。第1スイッチング素子Q1のゲートは駆動回路13aに接続される。ダイオードD1のカソードは、電解コンデンサC2の正極に接続される。
電解コンデンサC2の負極は、整流回路DBの出力の低電位側に接続される。電解コンデンサC2と並列に、抵抗R3、R4の直列回路が接続される。抵抗R3、R4の接続点は、制御装置15に接続される。
電源回路13の出力電圧は、電解コンデンサC2に充電される。抵抗R3、R4は、電源回路13の出力電圧を分圧する分圧回路を形成する。電解コンデンサC2の両端電圧は、抵抗R3、R4で分圧され、制御装置15が有する制御部15bに入力される。制御装置15は記憶装置15fを有する。記憶装置15fには予め定められた電圧目標値が記憶されている。制御部15bは、電源回路13の出力電圧が電圧目標値と一致するように、第1スイッチング素子Q1をオンオフするスイッチング信号を出力する。
ここで、一般にマイコンの出力電圧はMOSFETの駆動電圧よりも小さい。このため、制御部15bからのスイッチング信号は駆動回路13aに入力される。駆動回路13aはスイッチング信号に応じて、第1スイッチング素子Q1をオンオフする。これにより、安定なスイッチングを実現できる。
また、抵抗R21の一端は制御装置15に接続される。抵抗R21には、第1スイッチング素子Q1を流れる電流に対応する電圧が印加される。抵抗R21に印加される電圧は、制御装置15が有する電流検出部15cに入力される。これにより、制御装置15は第1スイッチング素子Q1を流れる電流を検出する。
また、電源回路13は電解コンデンサC2と並列に接続されたフィルムコンデンサC3を備える。なお、コイルL1に代えて、トランスを用いても良い。昇圧チョッパ回路に2次巻線を備えたトランスを用いることにより、ゼロ電流を検出する電流検出回路を設けることができる。
電解コンデンサC2には点灯回路14が接続される。点灯回路14は、電解コンデンサC2から電力が供給されて光源11aを点灯させる。点灯回路14は、例えばバックコンバータ回路等の降圧回路である。点灯回路14において、電解コンデンサC2の正極には、第2スイッチング素子Q2のドレインが接続される。第2スイッチング素子Q2は、例えばMOSFETである。第2スイッチング素子Q2のソースには、ダイオードD2のカソードおよびコイルL2の一端が接続される。第2スイッチング素子Q2のゲートは、駆動回路14aに接続される。
ダイオードD2のアノードには、電解コンデンサC2の負極および抵抗R7の一端が接続される。コイルL2の他端には、コンデンサC4の正極が接続される。コンデンサC4の負極には抵抗R7の他端が接続される。また、抵抗R7の他端は、制御装置15に接続される。コンデンサC4と並列にLEDモジュール11が接続される。点灯回路14の出力電圧は、コンデンサC4で平滑され、LEDモジュール11に供給される。
抵抗R7に印加される電圧は、LEDモジュール11を流れる電流に対応する。LEDに流れる電流は、抵抗R7にて電圧に変換され、制御装置15が有する制御部15dに入力される。制御部15dは、抵抗R7に印加される電圧を検出する。記憶装置15fには予め定められた電流目標値が記憶されている。制御部15dは、抵抗R7に印加される電圧が電流目標値と一致するように、第2スイッチング素子Q2をオンオフするスイッチング信号を出力する。第1スイッチング素子Q1と同様に、制御部15dは駆動回路14aを介して、第2スイッチング素子Q2をオンオフする。これにより、光源11aは定電流制御で点灯する。
また、コンデンサC4と並列に、抵抗R5、R6の直列回路が接続される。抵抗R5、R6の接続点は、制御装置15に接続される。抵抗R5、R6は、点灯回路14の出力電圧を分圧する分圧回路を形成する。点灯回路14の出力電圧は、抵抗R5、R6で分圧され、制御装置15が有する電圧検出部15eに入力される。これにより、制御装置15は点灯回路14の出力電圧を検出する。
また、制御装置15は通信制御部15gを備える。通信制御部15gは、インタフェース回路16を介して外部ユニット12と双方向通信を行う。通信制御部15gは、インタフェース回路16を介し、外部ユニット12からの通信信号を受信する。制御装置15は通信信号に応じて調光制御を行う。また、通信制御部15gは、インタフェース回路16を介し、外部ユニット12に信号を送信する。
図2は、実施の形態1に係る点灯装置1の斜視図である。点灯装置1は基板21を備える。整流回路DB、電源回路13、点灯回路14および制御装置15は基板21に形成される。基板21はプリント基板である。
また、点灯装置1は基板21を収納するケース20を備える。ケース20は、下ケース22及び上ケース23から構成される。基板21は、図示しない絶縁シートを介して下ケース22に保持される。また、基板21は、下ケース22と上ケース23に挟持される。ケース20の長手方向の両側は開口している。
図3は、実施の形態1に係る第1部品DB1と第2部品DB2の平面図である。ダイオードブリッジは、基板21に設けられた第1部品DB1と、基板21に設けられた第2部品DB2とを有する。第1部品DB1、第2部品DB2は、それぞれ2つのダイオードを内蔵する。
第1部品DB1は、第1ダイオード61と、第2ダイオード62と、第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子とを有する。第1入力側接続端子には交流電圧が入力される。第1入力側接続端子は、第1入力端子71と、第2入力端子72とを含む。第1出力側接続端子は、第1出力端子81と、第2出力端子82とを含む。第1入力側接続端子と第1出力側接続端子は、第1部品DB1のパッケージ41のうち第1方向に対向する一対の辺41a、41bにそれぞれ設けられる。ここで、第1方向はパッケージ41の長辺に沿った方向であり、第1入力側接続端子が延びる方向である。パッケージ41は例えば樹脂から形成される。
第1ダイオード61と第2ダイオード62は、互いに逆を向くようにパッケージ41内に配置される。第1入力端子71は、第1ダイオード61のアノードと電気的に接続される。第1出力端子81は、第1ダイオード61のカソードと電気的に接続される。第2入力端子72は、第2ダイオード62のカソードと電気的に接続される。第2出力端子82は、第2ダイオード62のアノードと電気的に接続される。
このように、第1部品DB1では、パッケージ41の辺41a、41bに沿った方向における一方の側に設けられた端子間を第1ダイオード61が接続し、パッケージ41の辺41a、41bに沿った方向における他方の側に設けられた端子間を第2ダイオード62が接続する。
第2部品DB2は、第3ダイオード63と、第4ダイオード64と、第2入力側接続端子と、第2出力側接続端子とを有する。第2入力側接続端子には交流電圧が入力される。第2入力側接続端子は、第3入力端子73と、第4入力端子74とを含む。第2出力側接続端子は、第3出力端子83と、第4出力端子84とを含む。第2入力側接続端子と第2出力側接続端子は、第2部品DB2のパッケージ42のうち第1方向に対向する一対の辺42a、42bにそれぞれ設けられる。ここで、第1方向はパッケージ42の長辺に沿った方向であり、第2入力側接続端子が延びる方向である。パッケージ42は例えば樹脂から形成される。
第3ダイオード63と第4ダイオード64は、互いに逆を向くようにパッケージ42内に配置される。第3入力端子73は、第3ダイオード63のアノードと電気的に接続される。第3出力端子83は、第3ダイオード63のカソードと電気的に接続される。第4入力端子74は、第4ダイオード64のカソードと電気的に接続される。第4出力端子84は、第4ダイオード64のアノードと電気的に接続される。
このように、第2部品DB2では、パッケージ42の辺42a、42bに沿った方向における一方の側に設けられた端子間を第3ダイオード63が接続し、パッケージ42の辺42a、42bに沿った方向における他方の側に設けられた端子間を第4ダイオード64が接続する。
本実施の形態の第1部品DB1および第2部品DB2は、同一の部品である。整流回路DBが同一の2つの部品から形成されることで、異なる部品を部品在庫として保管する手間を削減できる。また、異なる部品を自挿機にセットする必要が無く、整流回路DBを容易に基板21に実装できる。
また、整流回路DBとして、パッケージ内に4つのダイオードを内蔵したチップダイオードを用いると、4素子分の発熱によりチップダイオードが高温となるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、ダイオードブリッジが第1部品DB1および第2部品DB2から形成される。第1部品DB1および第2部品DB2の各々は、2つのダイオードを備えたチップダイオードである。ダイオードブリッジを2つの部品から形成することで、ダイオードパッケージの発熱を分散できる。これにより、第1部品DB1、第2部品DB2の温度上昇を抑制できる。
また、第1部品DB1および第2部品DB2の各々はフラットパッケージを有する。また、第1部品DB1および第2部品DB2の各々では、パッケージの両側から端子が延びる。このとき、パッケージの一面のみから金属リードが延びるシングルインラインパッケージと比較して、ダイオードブリッジが接合される導体パターンを大きく形成できる。従って、ダイオードブリッジの放熱性を向上できる。
次に、整流回路DBの基板21への配置について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1に係る基板21の下面図である。整流回路DBは、基板21の裏面に配置される。第1部品DB1および第2部品DB2は、基板21の長手方向の中央部よりも外部電源ACの入力側に配置される。
基板21の裏面には、第1導体パターン51、第2導体パターン52、第3導体パターン53および第4導体パターン54が設けられる。第1導体パターン51は、導体パターン51a、51bに分割されている。第2導体パターン52は導体パターン52a、52b、52cに分割されている。
第1導体パターン51および第2導体パターン52は、基板21の長手方向の端部に設けられる。図4では、第1導体パターン51および第2導体パターン52は、基板21の右側に設けられる。第1導体パターン51と第2導体パターン52との間には外部電源ACからの交流電圧が印加される。第1導体パターン51のうち導体パターン51bは電源1次側のH端子と接続される。導体パターン51bには非接地側の電源が入力される。第2導体パターン52のうち導体パターン52cは電源1次側のN端子と接続される。導体パターン52cには接地側の電源が入力される。
基板21の上面において、ダイオードブリッジに対して外部電源AC側には、ノイズ対策部品が実装される。例えば、基板21の上面にはノーマルモードチョークコイルL3、L4が実装される。なお、図4では説明のため、基板21の上面側に設けられたノーマルモードチョークコイルL3、L4が下面側に図示されている。ノーマルモードチョークコイルL3の入力は、導体パターン51bに接続され、出力は導体パターン51aに接続される。また、ノーマルモードチョークコイルL4の入力は導体パターン52cと接続され、出力は導体パターン52bと接続される。
導体パターン51a、51b、52b、52cには、それぞれランド59が設けられる。基板21の上面側から挿入されたリード端子により、ノーマルモードチョークコイルL3、L4はランド59同士を繋ぐ。これにより、導体パターン51bと導体パターン51aは、電気的に接続される。また、導体パターン52cと導体パターン52bは電気的に接続される。
第1入力端子71と第2入力端子72は、導体パターン51aに設けられたパッド91と接合材で接合される。接合材は例えばはんだである。これにより、第1入力端子71と第2入力端子72には、交流電源の高電位側が入力される。第1入力端子71と第2入力端子72は、電源1次側のH端子から共通に電力供給を受ける。
導体パターン52bと導体パターン52aは、図示しないジャンパ線で接続されている。導体パターン52a、52bには、それぞれランド58が設けられる。ジャンパ線は、基板21の上面側から挿入され、ランド58同士を繋ぐ。これにより、導体パターン52bと導体パターン52aは、電気的に接続される。
第3入力端子73と第4入力端子74は導体パターン52aに設けられたパッド92と接合材で接合される。接合材は例えばはんだである。これにより、第3入力端子73と第4入力端子74には、交流電源の低電位側が入力される。第3入力端子73と第4入力端子74は、電源1次側のN端子から共通に電力供給を受ける。
第1出力端子81、第2出力端子82、第3出力端子83、第4出力端子84からは、脈流電圧が出力される。第1出力端子81、第2出力端子82、第3出力端子83、第4出力端子84は、電源2次側に設けられる。ダイオードのカソードが接続された第1出力端子81および第3出力端子83は、電源2次側の陽極となる。つまり、第1出力端子81および第3出力端子83は、ダイオードブリッジの出力の高電位側である。ダイオードのアノードが接続された第2出力端子82および第4出力端子84は、電源2次側の陰極となる。つまり、第2出力端子82および第4出力端子84は、ダイオードブリッジの出力の低電位側である。
第1出力端子81および第3出力端子83は、第3導体パターン53に設けられたパッド93a、93bと接合材でそれぞれ接合される。第2出力端子82および第4出力端子84は、第4導体パターン54に設けられたパッド94a、94bと接合材でそれぞれ接合される。
次に、長尺状の基板21の裏面への第1部品DB1および第2部品DB2の配置について説明する。第1部品DB1と第2部品DB2は、第1方向にずれて設けられる。ここで、本実施の形態における第1方向は、図4の矢印81に示される基板21の長手方向である。第1部品DB1の辺41aは、第2部品DB2の辺42aの延長線上からずれている。
また、第1部品とDB1と第2部品DB2は、図4の矢印82に示される第2方向から見て重ならないように設けられる。ここで第2方向は、基板21の第1部品DB1が実装された面内で、第1方向と垂直な方向である。
このような配置により、第2部品DB2の第1方向への延長線上に第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターン51を設けることができる。また、第2入力側接続端子と電気的に接続された第2導体パターン52の第1方向への延長線上に、第1導体パターン51を設けることができる。つまり、基板21のうち、第1部品DB1、第2部品DB2および第1導体パターン51で囲まれた領域に第2導体パターン52を設けることができる。このとき、第1導体パターン51と第2導体パターン52の幅を広く形成できる。
従って、交流電圧が入力される第1導体パターン51および第2導体パターン52の面積を大きく設けることができる。第1部品DB1の発熱は、第1入力端子71および第2入力端子72を介して第1導体パターン51から放熱される。また、第2部品DB2の発熱は、第3入力端子73および第4入力端子74を介して第2導体パターン52から放熱される。従って、ダイオードブリッジを効率よく放熱させることができる。
また、第2部品DB2は、第1部品DB1よりも外部電源ACの入力から第1方向に離れた位置に設けられる。このため、第2導体パターン52を第1方向に長く形成できる。従って、導体パターン52aと導体パターン52bを分離できる。第2部品DB2と、発熱部品であるノーマルモードチョークコイルL4とが、別の導体パターンに接合されるため、ダイオードブリッジをさらに効率良く放熱できる。
また、発熱部品であるノーマルモードチョークコイルL3、L4が接続される導体パターン51a、51b、52b、52cの面積を大きく形成できる。このため、ノーマルモードチョークコイルL3、L4から基板21への放熱を促進できる。
本実施の形態では、導体パターンを介して、発熱部品である第1部品DB1および第2部品DB2から基板21への伝熱および放熱を促進させることができる。これにより、例えば周囲温度が60℃等の高温環境下でも、整流回路DB周辺の部品の温度上昇を抑制できる。
特に、点灯装置1において長方形の基板21を用いる場合、基板21の短手方向に幅が制限される場合がある。また、一般に電源1次側では導体パターン間の絶縁距離を確保する必要がある。このため、導体パターンの幅が狭くなることがある。これに対し、本実施の形態では、第1部品DB1および第2部品DB2を第1方向にずらして配置することにより、第1導体パターン51と第2導体パターン52の絶縁距離を確保しつつ、第1導体パターン51と第2導体パターン52の幅を広く形成できる。また、第1導体パターン51と第2導体パターン52の絶縁距離を確保しつつ、第1部品DB1および第2部品DB2を基板21の短手方向に近づけて配置できる。従って、基板21を小型化できる。
本実施の形態では、導体パターン51aの面積は、第1部品DB1の平面視での面積よりも大きい。また、導体パターン52aの面積は、第2部品DB2の平面視での面積よりも大きい。これに限らず、第1導体パターン51および第2導体パターン52の面積および形状は、必要とする放熱性に応じて調節されても良い。
また、本実施の形態では、第2方向から見て、第1部品DB1及び第2部品DB2のパッケージ及び端子が互いに重ならないように設けられる。これに限らず、第1部品DB1及び第2部品DB2は、第1方向にずれて設けられれば良い。例えば、第1部品DB1のパッケージ41と第2部品DB2のパッケージ42が、第2方向から見て重ならないように設けられても良い。
また、基板21の熱で暖められた空気は、ケース20の両端に設けられた開口からケース20の外に放出される。本実施の形態では、ダイオードブリッジは基板21の長手方向中央部よりも外部電源ACの入力側の端部に寄せて配置される。これにより、ダイオードブリッジを効率よく放熱できる。従って、高温環境下で点灯装置1を使用する場合も、整流回路DB周辺の部品の温度上昇を抑制できる。
第1部品DB1のパッケージ41および第2部品DB2のパッケージ42の下の絶縁シートと、下ケース22との間に、放熱パッドを設けてもよい。放熱パッドを設けることにより、基板21の部品の温度上昇を更に抑制できる。
次に、整流回路DBの出力側の導体パターンの配置について説明する。第2出力端子82が接合される第4導体パターン54は、第2部品DB2のパッケージ42の下を通って、第4出力端子84と電気的に接続される。これにより、同電位の第2出力端子82と第4出力端子84とが電気的に接続され、整流回路DBが構成される。
本実施の形態では、第1出力側接続端子が接合される導体パターンが、第2部品DB2のパッケージ42の下を通って、第2出力側接続端子と電気的に接続される。これにより、片面基板である基板21を用いて整流回路DBの交差した配線を行うことができる。従って、多層基板を用いる場合と比較して、整流回路DBを安価に製造できる。
更に、本実施の形態では、電源1次側に比べ発熱の小さい電源2次側のパターンをパッケージ42の下に沿わせる。これにより、高温環境下でも第2部品DB2のパッケージ42の温度上昇を抑制できる。また、電気用品安全法で要求される絶縁距離を確保できる。
また、本実施の形態では、第1部品DB1および第2部品DB2は、第1方向にずれている。これにより、第4導体パターン54を第2部品DB2のパッケージ42の下に容易に沿わせることができる。また、第1部品DB1と第2部品DB2が第2方向に並ぶ場合よりも、電源2次側の絶縁距離を確保できる。
本実施の形態では、第2出力端子82が接合される第4導体パターン54は、第2部品DB2のパッケージ42の下を通って、第4出力端子84と電気的に接続された。これに限らず、ダイオードブリッジの整流後の導体パターンのうち1つが、第1部品DB1のパッケージ41または第2部品DB2のパッケージ42の下を通って、第1〜第4出力端子81〜84のうち同電位の2つの端子を接続すれば良い。
本実施の形態では、第1部品DB1と第2部品DB2の各々において、パッケージの両側に2つずつ端子が設けられた。これに限らず、同電位の第1入力端子71と第2入力端子72は1つの第1入力側接続端子として設けられても良い。同様に、第2入力側接続端子は1つの端子であっても良い。
また、点灯装置1は例えば光源一体型照明に用いられても良い。照明装置50が点灯装置1を備えることにより、周囲温度60℃等の高温環境下でも、整流回路DB周辺の部品の温度上昇を抑制できる。従って、照明装置50を安定して点灯させることができる。
なお、本実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
1 点灯装置、11 LEDモジュール、11a 光源、12 外部ユニット、13 電源回路、14 点灯回路、15 制御装置、16 インタフェース回路、20 ケース、21 基板、22 下ケース、22a 凸部、23 上ケース、41、42 パッケージ、41a、41b、42a、42b 辺、50 照明装置、51 第1導体パターン、52 第2導体パターン、53 第3導体パターン、54 第4導体パターン、51a、51b、52a、52b、52c 導体パターン、61 第1ダイオード、62 第2ダイオード、63 第3ダイオード、64 第4ダイオード、71 第1入力端子、72 第2入力端子、73 第3入力端子、74 第4入力端子、81 第1出力端子、82 第2出力端子、83 第3出力端子、84 第4出力端子、AC 外部電源、C1、C4 コンデンサ、C2 電解コンデンサ、C3 フィルムコンデンサ、D1、D2 ダイオード、DB 整流回路、DB1 第1部品、DB2 第2部品、L1、L2 コイル、L3、L4 ノーマルモードチョークコイル、Q1 第1スイッチング素子、Q2 第2スイッチング素子、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R21 抵抗

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられた第1部品と、前記基板に設けられた第2部品と、を有し、交流電圧を整流するダイオードブリッジと、
    前記基板に設けられ、前記ダイオードブリッジの出力電圧の供給を受け、光源を点灯させる電力変換回路と、
    を備え、
    前記第1部品は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記交流電圧が入力される第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子と、を有し、前記第1入力側接続端子と前記第1出力側接続端子は前記第1部品のパッケージのうち第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、
    前記第2部品は、第3ダイオードと、第4ダイオードと、前記交流電圧が入力される第2入力側接続端子と、第2出力側接続端子と、を有し、前記第2入力側接続端子と前記第2出力側接続端子は前記第2部品のパッケージのうち前記第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、
    前記第1部品と前記第2部品は、前記第1方向にずれて設けられ、
    前記第2部品の前記第1方向への延長線上に前記第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターンが設けられることを特徴とする点灯装置。
  2. 基板と、
    前記基板に設けられた第1部品と、前記基板に設けられた第2部品と、を有し、交流電圧を整流するダイオードブリッジと、
    前記基板に設けられ、前記ダイオードブリッジの出力電圧の供給を受け、光源を点灯させる電力変換回路と、
    を備え、
    前記第1部品は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記交流電圧が入力される第1入力側接続端子と、第1出力側接続端子と、を有し、前記第1入力側接続端子と前記第1出力側接続端子は前記第1部品のパッケージのうち第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、
    前記第2部品は、第3ダイオードと、第4ダイオードと、前記交流電圧が入力される第2入力側接続端子と、第2出力側接続端子と、を有し、前記第2入力側接続端子と前記第2出力側接続端子は前記第2部品のパッケージのうち前記第1方向に対向する一対の辺にそれぞれ設けられ、
    前記第1部品と前記第2部品は、前記第1方向にずれて設けられ、
    前記第2入力側接続端子と電気的に接続された第2導体パターンの前記第1方向への延長線上に、前記第1入力側接続端子と電気的に接続された第1導体パターンが設けられることを特徴とする点灯装置。
  3. 前記第1入力側接続端子は、第1入力端子と、第2入力端子と、を含み
    前記第1出力側接続端子は、第1出力端子と、第2出力端子と、を含み、
    前記第2入力側接続端子は、第3入力端子と、第4入力端子と、を含み、
    前記第2出力側接続端子は、第3出力端子と、第4出力端子と、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の点灯装置。
  4. 前記第1入力端子は、前記第1ダイオードのアノードと電気的に接続され、
    前記第1出力端子は、前記第1ダイオードのカソードと電気的に接続され、
    前記第2入力端子は、前記第2ダイオードのカソードと電気的に接続され、
    前記第2出力端子は、前記第2ダイオードのアノードと電気的に接続され、
    前記第3入力端子は、前記第3ダイオードのアノードと電気的に接続され、
    前記第3出力端子は、前記第3ダイオードのカソードと電気的に接続され、
    前記第4入力端子は、前記第4ダイオードのカソードと電気的に接続され、
    前記第4出力端子は、前記第4ダイオードのアノードと電気的に接続されることを特徴とする請求項3に記載の点灯装置。
  5. 前記第1入力端子と前記第2入力端子は前記第1導体パターンと接合され、
    前記第3入力端子と前記第4入力端子は第2導体パターンと接合され、
    前記第1導体パターンと前記第2導体パターンとの間には前記交流電圧が印加されることを特徴とする請求項4に記載の点灯装置。
  6. 前記第1導体パターンの面積は、前記第1部品の平面視での面積よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の点灯装置。
  7. 前記第2導体パターンの面積は、前記第2部品の平面視での面積よりも大きいことを特徴とする請求項5または6に記載の点灯装置。
  8. 前記第1出力側接続端子が接合される導体パターンは、前記第2部品のパッケージの下を通って、前記第2出力側接続端子と電気的に接続されることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の点灯装置。
  9. 前記第1部品のパッケージと前記第2部品のパッケージは、前記基板の前記第1部品が実装された面内で前記第1方向と垂直な方向である第2方向から見て重ならないように設けられることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の点灯装置。
  10. 前記第1部品と前記第2部品は、前記第2方向から見て重ならないように設けられることを特徴とする請求項9に記載の点灯装置。
  11. 前記光源と、
    請求項1から10の何れか1項に記載の点灯装置と、
    を備えることを特徴とする照明装置。
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