JP2020115101A - 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム - Google Patents

日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020115101A
JP2020115101A JP2019006477A JP2019006477A JP2020115101A JP 2020115101 A JP2020115101 A JP 2020115101A JP 2019006477 A JP2019006477 A JP 2019006477A JP 2019006477 A JP2019006477 A JP 2019006477A JP 2020115101 A JP2020115101 A JP 2020115101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar radiation
radiation amount
amount
statistical analysis
probability distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019006477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6552077B1 (ja
Inventor
秀幸 ▲高▼橋
秀幸 ▲高▼橋
Hideyuki Takahashi
堀内 良雄
Yoshio Horiuchi
良雄 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hide Housing Co Ltd
Original Assignee
Hide Housing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hide Housing Co Ltd filed Critical Hide Housing Co Ltd
Priority to JP2019006477A priority Critical patent/JP6552077B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6552077B1 publication Critical patent/JP6552077B1/ja
Priority to PCT/JP2019/036016 priority patent/WO2020148940A1/ja
Priority to US16/623,716 priority patent/US10977341B2/en
Priority to CN201980003906.XA priority patent/CN111699414B/zh
Publication of JP2020115101A publication Critical patent/JP2020115101A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】日射量を変数とする場合計算が要される計算予測のための、日射量データの統計処理を、単純化すること、を解決すべき課題とする。【解決手段】日射量データの入力を、受け付ける管理ステップと、日射量出現確率分布を、日射量データに基づき決定する分析ステップと、をコンピュータのプロセッサに実行させ、日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とする。これにより、時間軸上の日射量推移に着目せず、日射量出現確率分布に着目できる。また、日射量の平均線からの日射量のずれを相対値として割り出し、日射量出現確率分布をヒストグラム化できる。【選択図】図5

Description

本発明は、日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラムに関する。
太陽光は、地球環境におけるエネルギー源であり、生物学的、気象学的、ならびに、工学的に重要なファクターの1つである。工学分野における太陽光エネルギーの利用は、太陽光発電の態様で実施されている。太陽光発電では、発電量の計算予測を高精度に行うために、日射量評価法の確立が、重要課題の1つとして位置付けられている。
太陽光発電量は、気象学的因子ならびに電子工学的因子により、複合的に決定される。ここでの気象学的因子とは、天候による日射量への影響と、エアロゾルによる日射量への影響とを、含む。また、電子工学的因子は、太陽光パネル等に対応する発電特性と、インバータ装置等に対応する電力変換特性とを、含む。
特開2017−053804号公報
太陽光発電量の精密予測は、気象学的因子ならびに電子工学的因子を複合的に考慮された場合計算により、実現される。具体的には、発電システムが有する、直交変換効率を超過する直流電流が発生する場合に、当該直交変換効率を考慮した場合計算を行う必要がある。そのため、発電量との相関を有する日射量は、単位時間あたりの平均値の態様ではなく、特許文献1のように、確率分布の態様で定量化される必要がある。
日射量の出現確率分布は、複数の因子からなる気象学的因子に影響されるため、当該複数の因子のそれぞれを露わに評価できる、単純化された手法が望ましい。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、日射量を変数とする場合計算が要される計算予測のための日射量データの統計処理を、単純化すること、を解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、日射量正規化統計解析法であって、日射量データの入力を、受け付け、データベースに格納する管理ステップと、日射量出現確率分布を、データベースに格納された日射量データに基づき演算装置を用いて決定する分析ステップと、をコンピュータのプロセッサに実行させ、日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とすること、を特徴とする。
このような構成とすることで、確率的解釈に基づき、日射量を評価できる。また、このような構成とすることで、膨大な日射量の統計データを簡素化し、データ参照およびデータ格納を含むデータベース負荷を軽減できる、という更なる技術的効果を奏する。
本発明の好ましい形態では、分析ステップは、日射量データに基づき、演算装置を用いて無次元量を決定し、無次元量は、日射量データに含まれる日射量および基準日射量の比であること、を特徴とする。また、本発明の好ましい形態では、基準日射量は、日別または月別の平均日射量である。このような構成とすることで、基準日射量とのずれを含む相対値の態様で、日射量を評価できる。また、このような構成とすることで、膨大な日射量の統計データを簡素化し、データ参照およびデータ格納を含むデータベース負荷を軽減できる、という更なる技術的効果を奏する。
本発明の好ましい形態では、分析ステップは、日射量データに基づき、演算装置を用いて内挿を行うこと、を特徴とする。また、本発明の好ましい形態では、内挿は、多項式近似に基づく。このような構成とすることで、月別、日別もしくは時別の平均日射量としての基準日射量とのずれを含む相対値の態様で、日射量を評価できる。また、このような構成とすることで、膨大な日射量の統計データを簡素化し、データ参照およびデータ格納を含むデータベース負荷を軽減できる、という更なる技術的効果を奏する。
本発明の好ましい形態では、日射量正規化統計解析法であって、日射量出現確率分布を、出力装置により表示処理する表示ステップを、コンピュータのプロセッサに実行させること、を特徴とする。このような構成とすることで、複数の因子に影響される日射量の確率分布に係る確認を、直感的なインターフェースのもとで、実現できる。
本発明は、日射量正規化統計解析システムであって、日射量データの入力を、受け付け、データベースに格納する管理手段と、日射量出現確率分布を、データベースに格納された日射量データに基づき演算装置を用いて決定する分析手段と、を有し、日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とすること、を特徴とする。
本発明は、日射量正規化統計解析プログラムであって、コンピュータを、日射量データの入力を、受け付け、データベースに格納する管理手段と、日射量出現確率分布を、データベースに格納された日射量データに基づき演算装置を用いて決定する分析手段と、として機能させ、日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とすること、を特徴とする。
本発明によれば、時間軸上の日射量推移に着目せず、日射量出現確率分布に着目できる。また、日射量の平均線からの日射量のずれを相対値として割り出し、日射量出現確率分布をヒストグラム化できる。
本発明の実施形態に係る機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るハードウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る処理フローチャートである。 本発明の実施形態に係る日射量データおよびその近似例を示す図である。 本発明の実施形態に係る日射量出現確率分布の表示例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明に係るシステム1について説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
本実施形態では、システム1の構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、プログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏する。
本実施形態における日射量正規化統計解析プログラム2001は、好ましくは、非一過性の記録媒体に記録される。当該記録媒体を用いれば、コンピュータ装置2に、日射量正規化統計解析プログラム2001を導入できる。
システム1に係る機能は、コンピュータ装置2に格納された日射量正規化統計解析プログラム2001を含むアプリケーションにおいて、当該コンピュータ装置2の計算機資源により、実現される。当該アプリケーションは、インストール型ソフトウェア、もしくは、クラウド型ソフトウェアの態様で実現される。
図1は、本発明の実施形態に係るシステム1の機能ブロック図を示す。
システム1におけるコンピュータ装置2は、入力手段21と、計測手段22と、分析手段23と、解析手段24と、推定手段25と、表示手段26と、管理手段27と、を有する。
入力手段21は、システム1に係る入力処理のために用いられる。一例として、日射量データの入力処理のために用いられる。本実施形態では、入力手段21により入力処理されたデータは、コンピュータ装置2におけるデータベースDBに格納される。
入力手段21は、複数のコンピュータ装置2において、ネットワークNWおよびアプリケーションプログラミングインターフェースを介して入力処理を行う構成としてもよい。
計測手段22は、全天日射量の計測処理のために用いられる。当該日射量は、毎秒、毎分、毎時、毎日、毎月、毎旬、もしくは、毎年、計測される。このとき、当該日射量は、計測時の瞬間日射量でもよいし、前回計測時からの通算日射量であってもよい。単位時間辺りの平均日射量であってもよい。
分析手段23は、日射量出現確率分布D1を決定するために用いられる。当該日射量出現確率分布D1は、日射量データに基づいて決定される。このとき、当該日射量データは、計測手段22によって計測された日射量であってもよいし、外部サービスにおいて公開された日射量の統計データに含まれる平均日射量であってもよい。このとき、日射量データは、日射量または平均日射量の時系列データを含む。
分析手段23は、日射量出現確率分布D1に係るデータを、基準日射量に基づき正規化された日射量(正規日射量)を示す無次元量および当該日射量に対応付けられる日射量出現確率を有するデータテーブルの態様で、データベースDBに格納する構成が好ましい。当該基準日射量は、好ましくは、日射量データに含まれる全天日射量の平均である。なお、当該基準日射量は、外部サービスにおいて公開された日射量の統計データに基づく構成としてもよい。
分析手段23は、日射量データR1に対し多項式近似を行い、日射量補間データR2を決定し、日別の基準日射量を抽出する構成が好ましい。当該多項式近似は、複数の三角関数を含む多項式に基づき行われる構成が好ましい。なお、本実施形態における日射量データに対する内挿は、スプライン補間の態様で行われてもよく、その手法に、制限はない。
解析手段24は、日射量出現確率分布D1に係るデータに対するカーブフィッティング処理を、下記の数式1で表される第1のガウス関数および第2のガウス関数からなる混合ガウス関数(P(x))に基づき、行う。当該混合ガウス関数における確率変数(x)は、正規化された日射量としての無次元量を指す。
解析手段24は、第1のガウス関数に対応付けられる第1の最頻値(μ_a)および第1の偏差(σ_a)と、第2のガウス関数に対応付けられる第2の最頻値(μ_b)および第2の偏差(σ_b)と、第1のガウス関数の配分係数(α)および第2のガウス関数の配分係数(β)とを含む目的変数を、未知の目的変数として、カーブフィッティング処理を行う。このとき、解析手段24は、第1の最頻値、第1の偏差および第1のガウス関数の配分係数を第1の目的変数セットとして、第2の最頻値、第2の偏差および第2のガウス関数の配分係数を第2の目的変数セットとして、データベースDBに格納する。なお、本実施形態における配分係数は、混合係数と、同義である。
解析手段24は、好ましくは、非線形最小二乗法に基づき、カーブフィッティング処理を行う。当該カーブフィッティング処理における解探索は、一般化簡約勾配法、もしくは、シンプレックス法に基づき、行われる。
本実施形態では、解析手段24によるカーブフィッティング処理において、バックグラウンド除去が行われる構成としてもよい。このとき、解析手段24は、任意の無次元量の近傍における日射量出現確率分布を抽出するために、直線法もしくはShirley法に基づき、日射量出現確率分布D1に対して、バックグラウンド除去を行う。
本実施形態における確率密度関数は、ローレンツ関数、または、フォークト関数である構成としてもよい。連続型確率分布を表現可能なピーク形状関数に対応する目的変数であれば、本実施形態における日射量推定モデルとなり得る。
解析手段24は、第1のガウス関数に対応付けられる第1の最頻値(μ_a)および第1の偏差(σ_a)と、第2のガウス関数に対応付けられる第2の最頻値(μ_b)および第2の偏差(σ_b)と、第1のガウス関数および第2のガウス関数の配分係数(α)および(β)の内の1つを、既知の目的変数として、カーブフィッティング処理を行う構成としてもよい。
推定手段25は、解析手段24が決定した日射量推定モデルにおける目的変数の少なくとも1つと、混合ガウス関数(P(x))と、に基づき、推定日射量出現確率分布D2を決定する。このとき、推定手段25は、推定日射量出現確率分布D2に基づき、日射量の加重平均を決定し、データベースDBに格納する。
表示手段26は、システム1に係る表示処理のために用いられる。表示手段26は、一例として、日射量出現確率分布D1、もしくは、推定日射量出現確率分布D2に基づいた、表示処理を行う。本実施形態における確率分布は、グラフ、チャートもしくはプロットの態様で、表示処理される。なお、当該表示処理は、Java Script(登録商標)言語を一例とするオブジェクト指向スクリプト言語に基づき、複数のコンピュータ装置2が協調して行う構成としてもよい。
管理手段27は、システム1に係るデータベースDBの管理のために用いられる。管理手段27は、日射量データの入力処理を受け付け、データベースDBに格納する。管理手段27は、日射量の計測地点に係る情報を示す地域データと、日射量の計測時期に係る情報を示す時期データと、日射量データ、日射量出現確率分布D1、日射量推定モデル、推定日射量出現確率分布D2および加重平均と、を対応付け、データベースDBを更新する。データベースDBは、リレーショナルデータベース、カラム型データベース、もしくは、キーバリューストアの態様で構築される。なお、本実施形態における、データベースDBに含まれるデータは、一方向性関数に基づき、暗号化されてもよい。
管理手段27は、第1の確率密度関数および第2の確率密度関数に基づく重畳度を、データベースDBに格納する構成としてもよい。当該重畳度は、推定日射量出現確率分布D2における、第1のガウス関数に基づく確率分布および第2のガウス関数に基づく確率分布の重なりが、積分値の態様で表された値を、指す。当該重畳度は、好ましくは、地域データおよび/または時期データと対応付けられる。
管理手段27は、第1の確率密度関数および第2の確率密度関数に基づく離別度を、データベースDBに格納する構成としてもよい。当該離別度は、推定日射量出現確率分布D2における、第1の最頻値および第2の最頻値との差分を示す値を、指す。当該離別度は、好ましくは、地域データおよび/または時期データと対応付けられる。
図2は、本発明の実施形態に係るシステム1のハードウェア構成図を示す。
コンピュータ装置2は、演算装置201と、主記憶装置202と、補助記憶装置203と、入力装置204と、出力装置205と、通信装置206と、計測装置207と、相互接続のためのバスインタフェースと、を備える。
演算装置201は、命令セットを実行可能なプロセッサを備える。主記憶装置202は、RAM(Random Access Memory)を一例とする揮発性メモリを備える。本実施形態では、演算装置201および主記憶装置202を備えるSoC(System−on−Chip)が、コンピュータ装置2に備えられてもよい。当該SoCには、符号化や機械学習を含む特定用途に最適化された集積回路を含むコプロセッサが、備えられる構成としてもよい。
補助記憶装置203は、システム1に係る各種データの格納先であるデータベースDBとして用いられる。補助記憶装置203は、不揮発性メモリを備える。当該不揮発性メモリには、フラッシュメモリを一例とする半導体メモリの他に、ハードディスクドライブが用いられてもよく、その記録方式に、制限はない。
補助記憶装置203には、日射量正規化統計解析プログラム2001の他に、オペレーティングシステム(OS2002)と、入力装置204、出力装置205、通信装置206または計測装置207に対応するデバイスドライバと、が記憶される。
補助記憶装置203には、日射量正規化統計解析システム用のウェブページを利用する為の、ブラウザアプリケーションや、システム1に係る通知を確認する為のメーラーアプリケーションを記憶される構成としてもよい。
入力装置204は、入力手段21により行われる入力処理をユーザが行うために用いられる。入力装置204は、キーボードもしくはタッチパネルを備え、その入力方式に、制限はない。出力装置205は、表示手段26により行われる表示処理のために用いられる。出力装置205は、表示処理に係るフレームバッファを記憶するビデオメモリと、ディスプレイと、を備える。なお、ディスプレイの駆動方式に、制限はない。
通信装置206は、無線WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)およびPAN(Personal Area Network)の少なくとも1つを介し、ネットワークNWにおける通信処理を行うために用いられる。当該通信処理は、有線通信規格もしくは無線通信規格に基づく。当該有線通信規格には、一例として、Ethernet(登録商標)が用いられる。当該無線通信規格には、Wi−Fi(登録商標)が用いられ、当該無線通信規格の通信媒体には、電波、音波または光波が利用できる。
本実施形態におけるネットワークNWは、例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いる。なお、ネットワークNWは、CATV(Community Antenna Television)回線や、移動体通信網、航空通信網、衛星通信網を利用でき、その種別に、制限はない。
計測装置207は、熱電素子または光電素子を含む全天日射計を備える。本実施形態では、計測装置207は、ネットワークNWを介して、コンピュータ装置2にリモート制御される構成としてもよい。このとき、計測装置207により得られた全天日射量に係るデータは、ネットワークNWを介して送信され、データベースDBに格納される。当該データが、日射量データに含まれる構成としてもよい。
なお、本実施形態におけるコンピュータ装置2は、ワークステーションの他に、スマートフォン、タブレットを含む携帯端末の態様をとり得る。当該コンピュータ装置2は、Raspberry Pi(登録商標)を一例とする、シングルボード型装置としてもよい。
図3は、システム1における処理フローチャートを図示している。
図3(a)に示すとおり、本実施形態では、まず、入力手段21、もしくは、入力手段21および計測手段22により、日射量データの入力処理が行われ、管理手段27により受け付けられる(第1のステップS10)。次に、分析手段23により、日射量出現確率分布D1が決定される(第2のステップS20)。その後、解析手段24により、日射量推定モデルが決定される(第3のステップS30)。最後に、推定手段25により、推定日射量出現確率分布D2および日射量の加重平均が決定される(第4のステップS40)。なお、表示手段26および管理手段27は、各ステップにおいて、逐次、その機能を発揮する構成が好ましい。
図3(b)に示すとおり、第3のステップS30では、日射量出現確率分布D1と、第1の確率密度関数および第2の確率密度関数と、に基づき、未知の目的変数の解探索が行われる(第1の解析ステップS31)。当該解探索の過程で得られた解候補に基づく確率分布と、日射量出現確率分布D1と、の残差二乗和が所定値を下回った場合(第2の解析ステップS32でYes(Y))、当該解候補を日射量推定モデルとして、データベースDBに格納する(第3の解析ステップS33)。当該残差二乗和が所定値を下回らない場合(第2の解析ステップS32でNo(N))、第2の解析ステップS32の直前の状態に遷移する。
図4は、日射量データおよびその近似例を図示している。
前述のとおり、分析手段23は、日射量データR1に基づく多項式補間を行い、日射量補間データR2を、決定する。このとき、当該日射量補間データR2から、日別の基準日射量が抽出される構成が好ましい。
図5は、日射量出現確率分布D1および推定日射量出現確率分布D2の表示例を図示している。
前述のとおり、推定日射量出現確率分布D2は、日射量出現確率分布D1へのカーブフィッティング処理により決定される。推定日射量出現確率分布D2は、第1の確率密度関数に基づく確率分布と、第2の確率密度関数に基づく確率分布と、の線形結合を含む。このとき、図5における、第1の確率密度関数(ガウス関数)に対応付けられる第1の最頻値(μ_a)および第1の偏差(σ_a)と、第2の確率密度関数(ガウス関数)に対応付けられる第2の最頻値(μ_b)および第2の偏差(σ_b)と、第1の確率密度関数(ガウス関数)の配分係数(α)および第2の確率密度関数(ガウス関数)の配分係数(β)とは、それぞれ、―50.3、38.6、1.1、42.8、21.3および1.0と、なり、配分係数は、日射量出現回数の絶対値に基づき、適宜、倍加される。図5中の重畳部D2Aに係る積分値は、前述の重畳度に対応する。
なお、図5における、日射量出現確率分布D1および推定日射量出現確率分布D2は、推定日射量出現確率分布D2全体に対して6.1%比の重畳部D2Aと、推定日射量出現確率分布D2平均に対して14.5%比の標準誤差と、を有する。また、無次元量1.0以上の日射量出現回数の期待値合計と、無次元量1.0以下の日射量出現回数の期待値合計と、に基づく誤差率は、0.075%となる。このとき、推定日射量出現確率分布D2には、図5中の無次元量0.0未満の出現確率に対応する除外部は、含まれない。
本実施形態における、第1の確率密度関数に基づく確率分布と、第2の確率密度関数に基づく確率分布とは、一例として、それぞれ、天候による日射量への影響、もしくは、エアロゾルによる日射量への影響を含む、異なる因子による日射量への影響と解釈する構成としてもよい。このとき、第1の目的変数セット、第2の目的変数セット、ならびに、重畳度は、当該因子が定量化された情報として、データベースDBに格納される。
本実施形態における確率分布は、確率変数と、出現回数(発生回数)または出現確率との対応関係として、データベースDBに格納され、表示処理される構成としてもよい。このとき、出現確率は、出現回数の総数に基づき、決定されることはもちろんである。
本発明によれば、日射量データの入力を、受け付ける管理ステップと、日射量出現確率分布を、日射量データに基づき決定する分析ステップと、をコンピュータのプロセッサに実行させ、日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とする。これにより、時間軸上の日射量推移に着目せず、日射量出現確率分布に着目できる。また、日射量の平均線からの日射量のずれを相対値として割り出し、日射量出現確率分布をヒストグラム化できる。
1 システム
2 コンピュータ装置
21 入力手段
22 計測手段
23 分析手段
24 解析手段
25 推定手段
26 表示手段
27 管理手段
201 演算装置
202 主記憶装置
203 補助記憶装置
204 入力装置
205 出力装置
206 通信装置
207 計測装置
2001 日射量正規化統計解析プログラム
2002 OS
DB データベース
D1 日射量出現確率分布
D2 推定日射量出現確率分布
D2A 重畳部
D2B 除外部
NW ネットワーク
R1 日射量データ
R2 日射量補間データ
S10 第1のステップ
S20 第2のステップ
S30 第3のステップ
S40 第4のステップ
S31 第1の解析ステップ
S32 第2の解析ステップ
S33 第3の解析ステップ

Claims (8)

  1. 日射量正規化統計解析法であって、
    日射量データの入力を、受け付ける管理ステップと、
    日射量出現確率分布を、前記日射量データに基づき決定する分析ステップと、
    をコンピュータのプロセッサに実行させ、
    前記日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とする、
    日射量正規化統計解析法。
  2. 前記分析ステップは、前記日射量データに基づき、前記無次元量を決定し、
    前記無次元量は、前記日射量データに含まれる日射量および基準日射量の比である、
    請求項1に記載の日射量正規化統計解析法。
  3. 前記基準日射量は、日別または月別の平均日射量である、
    請求項2に記載の日射量正規化統計解析法。
  4. 前記分析ステップは、前記日射量データに基づき、内挿を行う、
    請求項1〜3のいずれかに記載の日射量正規化統計解析法。
  5. 前記内挿は、多項式近似に基づく、
    請求項4に記載の日射量正規化統計解析法。
  6. 日射量正規化統計解析法であって、
    前記日射量出現確率分布を表示処理する表示ステップを、
    コンピュータのプロセッサに実行させる、
    請求項1〜5のいずれかに記載の日射量正規化統計解析法。
  7. 日射量正規化統計解析システムであって、
    日射量データの入力を、受け付ける管理手段と、
    日射量出現確率分布を、前記日射量データに基づき決定する分析手段と、を有し、
    前記日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とする、
    日射量正規化統計解析システム。
  8. 日射量正規化統計解析プログラムであって、コンピュータを、
    日射量データの入力を、受け付ける管理手段と、
    日射量出現確率分布を、前記日射量データに基づき決定する分析手段と、
    として機能させ、
    前記日射量出現確率分布は、無次元量を確率変数とする、
    日射量正規化統計解析プログラム。
JP2019006477A 2019-01-18 2019-01-18 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム Active JP6552077B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019006477A JP6552077B1 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム
PCT/JP2019/036016 WO2020148940A1 (ja) 2019-01-18 2019-09-13 日射量出現確率分布解析法、日射量出現確率分布解析システム、日射量出現確率分布解析プログラム、日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム
US16/623,716 US10977341B2 (en) 2019-01-18 2019-09-13 Insolation probability distribution analysis method, insolation probability distribution analysis system, insolation probability distribution analysis program product, insolation normalization statistical analysis method, insolation normalization statistical analysis system, and insolation normalization statistical analysis program product
CN201980003906.XA CN111699414B (zh) 2019-01-18 2019-09-13 一种太阳辐射量出现概率分布解析方法、太阳辐射量出现概率分布解析系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019006477A JP6552077B1 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6552077B1 JP6552077B1 (ja) 2019-07-31
JP2020115101A true JP2020115101A (ja) 2020-07-30

Family

ID=67473393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019006477A Active JP6552077B1 (ja) 2019-01-18 2019-01-18 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6552077B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110766291B (zh) * 2019-09-29 2022-07-26 西安建筑科技大学 一种基于太阳辐射分区的水平面日总辐射数据获取方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036820A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Fuji Electric Co Ltd 日射量予測装置、プログラム
JP2013258796A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Toyota Motor Corp 自然エネルギーを利用した発電システムの劣化診断装置
JP2014021555A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Toyota Motor Corp 自然エネルギー量予測装置
JP2016057090A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 関西電力株式会社 日射計性能低下状態推定装置、日射計性能低下状態推定システム及び日射計性能低下状態推定方法
JP2017084360A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 富士通株式会社 太陽光発電システムの作動方法
CN107732970A (zh) * 2017-11-10 2018-02-23 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 一种新能源并网电力系统的静态安全概率评估方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036820A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Fuji Electric Co Ltd 日射量予測装置、プログラム
JP2013258796A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Toyota Motor Corp 自然エネルギーを利用した発電システムの劣化診断装置
JP2014021555A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Toyota Motor Corp 自然エネルギー量予測装置
JP2016057090A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 関西電力株式会社 日射計性能低下状態推定装置、日射計性能低下状態推定システム及び日射計性能低下状態推定方法
JP2017084360A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 富士通株式会社 太陽光発電システムの作動方法
CN107732970A (zh) * 2017-11-10 2018-02-23 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 一种新能源并网电力系统的静态安全概率评估方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
横山 良平 他: "確率特性を考慮した系統独立型太陽光発電システムの性能評価", 日本機械学会論文集(C編), vol. 第63巻,第608号, JPN6019014453, 1997, pages 191 - 198, ISSN: 0004020998 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP6552077B1 (ja) 2019-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Trapero et al. Short-term solar irradiation forecasting based on dynamic harmonic regression
Cui et al. Characterizing and analyzing ramping events in wind power, solar power, load, and netload
Anagnostos et al. A method for detailed, short-term energy yield forecasting of photovoltaic installations
JP3984604B2 (ja) 太陽光発電システムの発電量予測方法、装置、およびプログラム
CN110073567B (zh) 分布式资源电力需求预测系统和方法
US20150227859A1 (en) Systems and methods for creating a forecast utilizing an ensemble forecast model
Porteiro et al. Electricity demand forecasting in industrial and residential facilities using ensemble machine learning
JP2014021555A (ja) 自然エネルギー量予測装置
Lenzi et al. Benefits of spatiotemporal modeling for short‐term wind power forecasting at both individual and aggregated levels
CN116128170B (zh) 一种光伏电站功率超短期预测方法、装置及相关设备
Li et al. States prediction for solar power and wind speed using BBA‐SVM
CN111602156B (zh) 根据期望值计算的发电量精密预测法、根据期望值计算的发电量精密预测系统及根据期望值计算的发电量精密预测程序
CN112668773A (zh) 一种入库流量的预测方法、装置及电子设备
US11379274B2 (en) Hybrid spatial-temporal event probability prediction method
JP6552077B1 (ja) 日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム
JP6552076B1 (ja) 日射量出現確率分布解析法、日射量出現確率分布解析システムおよび日射量出現確率分布解析プログラム
WO2020148940A1 (ja) 日射量出現確率分布解析法、日射量出現確率分布解析システム、日射量出現確率分布解析プログラム、日射量正規化統計解析システム、日射量正規化統計解析法および日射量正規化統計解析プログラム
CN112732777A (zh) 基于时间序列的头寸预测方法、装置、设备和介质
Jamdade et al. Wind speed forecasting using new adaptive regressive smoothing models
KR20200129343A (ko) 에너지 관리를 위한 기상데이터 처리장치 및 에너지관리시스템
CN112836900B (zh) 风电预测误差概率计算方法、装置及可读存储介质
CN116260141B (zh) 一种光伏电站功率的重构方法、系统及重构终端
Osorio de la Rosa et al. An empiric-stochastic approach, based on normalization parameters, to simulate solar irradiance
Singh et al. Uncertainty Estimation in Wind Power Forecasts Using Monte Carlo Simulations
CN117350434A (zh) 用于预测可再生能源数据的生成方法、装置及设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190227

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190227

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6552077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250