JP2020112117A - シリンダブロック - Google Patents

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慎治 原田
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Abstract

【課題】エンジンオイルがオイルミスト化していても、ブローバイガス還流装置において効率よくエンジンオイルを分離しやすいシリンダブロックを提供する。【解決手段】シリンダブロック20において、第1バンク側の気筒21aと第2バンク側の気筒21bとは、V字型の配置になっている。シリンダブロック20において、第1バンク側の気筒21aと第2バンク側の気筒21bとの間の部分には、PCVセパレータ61が嵌め込まれる窪み部60が窪んでいる。第1ブロック部20aにおいて、気筒21aの周囲には、冷媒としての冷却水が流れるウォータジャケット50aが区画されている。第1冷却通路62aは、シリンダブロック20において、窪み部60と第1バンク側の気筒21aとの間に区画されているウォータジャケット50aの部分よりも第2バンク側であるとともに、窪み部60よりも第1バンク側の部分に区画されている。【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダブロックに関する。
特許文献1には、左バンク側の気筒及び右バンク側の気筒を備えたV型10気筒の内燃機関が記載されている。特許文献1の内燃機関のシリンダブロックにおいて、左バンク側の気筒と右バンク側の気筒との間には、PCV室が窪んでいる。PCV室には、ブローバイガスと潤滑オイルを気液分離するためのブローバイガス還流装置が嵌め込まれている。
ブローバイガス還流装置には、クランクケース内のブローバイガスやエンジンオイルが導入される。導入されたブローバイガス及びエンジンオイルは、ブローバイガス還流装置によって気液分離される。ブローバイガス還流装置によって分離された気体成分であるブローバイガスは、吸気系に導入され、液体成分である潤滑オイルは、クランクケースに戻される。
特開2012−087734号公報
特許文献1に記載されたような内燃機関では、ブローバイガス還流装置に導入されるエンジンオイルがオイルミスト化していて、エンジンオイルの粒径が小さくなっていることがある。このようにエンジンオイルがオイルミスト化していると、ブローバイガス還流装置において気液分離が期待どおりに行われず、ブローバイガスにエンジンオイルが混入することがある。したがって、シリンダブロックにおいては、エンジンオイルがオイルミスト化していても、ブローバイガス還流装置において効率よくエンジンオイルを分離できる構造が求められる。
上記課題を解決するため、本発明は、第1バンク側の気筒と第2バンク側の気筒とがV字状に配置されるV型内燃機関のシリンダブロックであって、前記第1バンク側の気筒と前記第2バンク側の気筒との間の部分には、ブローバイガスとエンジンオイルを気液分離するPCVセパレータが嵌め込まれる窪み部が窪んでおり、前記窪み部と前記気筒との間には、冷却水が流通するウォータジャケットが区画されており、前記窪み部と前記ウォータジャケットとの間には、冷却水が流通する冷却通路が区画されている。
上記構成によれば、冷却通路を流通する冷却水によって窪み部を構成する壁部が冷却されるので、当該窪み部に嵌め込まれるPCVセパレータも冷却される。そして、PCVセパレータ内に導入された混合ガスが冷却されると、微細なオイルミストが凝集する。オイルミストが凝集すると、オイルミストがPCVセパレータによって分離されやすくなるため、エンジンオイルがインテークマニホールドへ還流することを抑制できる。
内燃機関の断面図。 シリンダブロックの上面図。
内燃機関の一実施形態について、図面に従って説明する。
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダブロック20を備えている。シリンダブロック20の下端には、図示しない複数のクランクキャップが固定されている。これらシリンダブロック20とクランクキャップとの間には、クランクシャフト33が回転可能に支持されている。
シリンダブロック20は、全体として直方体の第1ブロック部20aと、全体として直方体の第2ブロック部20bとを備えている。第1ブロック部20aは、クランクシャフト33の回転軸線方向から視て、クランクシャフト33よりも一方側である第1バンク側に配置されている。また、第2ブロック部20bは、クランクシャフト33の回転軸線方向から視て、クランクシャフト33を挟んで第1バンク側とは反対側である第2バンク側に配置されている。
第1ブロック部20aの内部には、円筒状の気筒21aが、3つ区画されている。気筒21aは、クランクシャフト33の回転軸線方向に並ぶように配置されている。同様に、第2ブロック部20bの内部には、円筒状の気筒21bが、3つ区画されている。気筒21bは、クランクシャフト33の回転軸線方向に並ぶように配置されている。第2ブロック部20bにおける気筒21bの中心軸線は、第1ブロック部20aにおける気筒21aの中心軸線に対して傾斜しており、気筒21bの中心軸線と気筒21aの中心軸線とがクランクシャフト33の中心軸線上で交差している。すなわち、クランクシャフト33の回転軸線方向から視て、第2ブロック部20bの気筒21bと第1ブロック部20aの気筒21aとは、V字状の配置になっている。そして、第1ブロック部20aと第2ブロック部20bとは、クランクシャフト33側において接続されて一体的になっている。
第1ブロック部20aにおける各気筒21aの内部には、ピストン22aが当該気筒21a内を往復移動可能に収容されている。ピストン22aは、コネクティングロッド34aを介してクランクシャフト33に連結している。
また、第2ブロック部20bにおける各気筒21bの内部には、ピストン22bが当該気筒21b内を往復移動可能に収容されている。ピストン22bは、コネクティングロッド34bを介してクランクシャフト33に連結している。
シリンダブロック20の下面には、当該シリンダブロック20の外周縁に沿う略四角筒状のクランクケース31が固定されている。クランクケース31の下端面には、有底四角箱状の貯留ケース32が固定されている。これらクランクケース31及び貯留ケース32によってエンジンオイルを貯留するためのオイルパン30が構成されている。
シリンダブロック20における第1ブロック部20aの上面には、全体として直方体のシリンダヘッド40aが固定されている。シリンダヘッド40aの下面においては、各気筒21aの軸線方向から視て円形の凹部41aがそれぞれ上側へと窪んでいる。凹部41aの直径は、気筒21aの直径と略同一となっている。凹部41aは、気筒21aに対向配置されている。凹部41aの内壁、気筒21aの内壁及びピストン22aの上面によって、燃焼室42aが区画されている。
シリンダヘッド40aの内部には、気筒21a内に吸気を供給するための吸気ポート43aが区画されている。吸気ポート43aは、シリンダヘッド40aの気筒21aの中心軸線よりも第2ブロック部20bに近い側に配置されている。吸気ポート43aの一端は、シリンダヘッド40aの凹部41aに開口しており、吸気ポート43aの他端は、第2ブロック部20bに近い側の側面に開口している。吸気ポート43aの他端には、吸気通路44(インテークマニホールド)が接続されている。
シリンダヘッド40aの内部には、気筒21a内から排気を排出するための排気ポート47aが区画されている。排気ポート47aは、シリンダヘッド40aの気筒21aの中心軸線よりも第2ブロック部20bから遠い側に配置されている。排気ポート47aの一端は、シリンダヘッド40aの凹部41aに開口しており、排気ポート47aの他端は、第2ブロック部20bから遠い側の側面に開口している。排気ポート47aの他端には、排気通路48(エグゾーストマニホールド)が接続されている。
シリンダブロック20における第2ブロック部20bの上面には、全体として直方体のシリンダヘッド40bが固定されている。シリンダヘッド40bの下面においては、各気筒21bの軸線方向から視て円形の凹部41bがそれぞれ上側へと窪んでいる。凹部41bの直径は、気筒21bの直径と略同一となっている。凹部41bは、気筒21bに対向配置されている。凹部41bの内壁、気筒21bの内壁及びピストン22bの上面によって、燃焼室42bが区画されている。
また、シリンダヘッド40bの内部には、気筒21b内に吸気を供給するための吸気ポート43bが区画されている。吸気ポート43bは、気筒21bの中心軸線よりも第1ブロック部20aに近い側に配置されている。吸気ポート43bの一端は、シリンダヘッド40bの凹部41bに開口しており、吸気ポート43bの他端は、第1ブロック部20aに近い側の側面に開口している。吸気ポート43bの他端には、吸気通路44が接続されている。
また、シリンダヘッド40bの内部には、気筒21b内から排気を排出するための排気ポート47bが区画されている。排気ポート47bは、シリンダヘッド40bの気筒21bの中心軸線よりも第1ブロック部20aから遠い側に配置されている。排気ポート47bの一端は、シリンダヘッド40bの凹部41bに開口しており、排気ポート47bの他端は、第1ブロック部20aから遠い側の側面に開口している。排気ポート47bの他端には、排気通路48が接続されている。
シリンダヘッド40aの上面は、全体として略四角形箱状のシリンダヘッドカバー55aに覆われている。また、シリンダヘッド40bの上面は、全体として略四角形箱状のシリンダヘッドカバー55bに覆われている。
吸気通路44内には、吸気量を調整するスロットルバルブ45が収容されている。そして、吸気通路44は、スロットルバルブ45よりも吸気下流側で分岐しており、それぞれ、吸気ポート43a及び吸気ポート43bに接続している。また、吸気通路44におけるスロットルバルブ45よりも排気上流側には、エアクリーナ46が接続されている。
シリンダブロック20において、第1バンク側の気筒21aと第2バンク側の気筒21bとの間の部分には、PCVセパレータ61が嵌め込まれる窪み部60が窪んでいる。図2に示すように、窪み部60は、上面視すると、クランクシャフト33の回転軸線方向に長い長方形状に窪んでいる。窪み部60は、シリンダブロック20のクランクシャフト33の回転軸線方向の略全域において窪んでいる。
図1に示すように、窪み部60に嵌め込まれるPCVセパレータ61は、ブローバイガスとエンジンオイルを気液分離する。なお、図1においては、図示の都合上、PCVセパレータ61の外面と窪み部60の内面が離間して図示しているが、実際には、PCVセパレータ61の外面と窪み部60の内面が当接している。また、PCVセパレータ61が窪み部60に嵌め込まれると、PCVセパレータ61が窪み部60の開口部を覆う。そして、図2に示すように、シリンダブロック20の複数のボルト穴25に螺合される図示しないボルトによって、PCVセパレータ61がシリンダブロック20に固定される。
次に、ブローバイガスが流れるブローバイガス処理経路について説明する。
図1に示すように、オイルパン30とPCVセパレータ61とは、還流通路71によって接続されている。燃焼室42a及び燃焼室42bからクランクケース31内に漏れた混合ガスが、オイルパン30内から還流通路71を通って、PCVセパレータ61内に入り込む。
PCVセパレータ61とオイルパン30とは、オイル通路72によって接続されている。PCVセパレータ61により気液分離されたエンジンオイルは、オイル通路72を通って、オイルパン30に戻る。
PCVセパレータ61は、PCVバルブ73及びPCV通路74を介して、吸気通路44に接続されている。PCV通路74は、吸気通路44におけるスロットルバルブ45よりも排気上流側に接続されている。PCVセパレータ61により気液分離されたブローバイガスは、PCV通路74を通って、吸気通路44に吸引される。なお、図1において、還流通路71、オイル通路72及びPCV通路74は、簡略のため、矢印線にて示している。これらは、管材やホース、シリンダブロック20に区画された通路によって構成されている。
次に、シリンダブロック20に区画された冷却系について説明する。
図2に示すように、第1ブロック部20aにおいて、3つの気筒21aの周囲には、冷媒としての冷却水が流れるウォータジャケット50aが区画されている。ウォータジャケット50aは、3つの気筒21a全体をひとつながりで取り囲んでいる。ウォータジャケット50aの気筒21aの軸線方向の高さは、当該ウォータジャケット50aの延設方向全域に亘って同一である。
第1ブロック部20aには、ウォータポンプから圧送される冷却水をウォータジャケット50aに供給するための冷媒導入孔51aが区画されている。冷媒導入孔51aは、ウォータジャケット50aに連通している。冷媒導入孔51aは、気筒21aの並び方向において、端に位置する気筒21aの中心軸線と略同位置に位置している。また、冷媒導入孔51aは、第1ブロック部20aにおける第2ブロック部20bから遠い側の側面に開口している。なお、以下の記載では、3つの気筒21aを冷媒導入孔51aからの距離が近い順に気筒21ax、気筒21ay、気筒21azとする。
また、第2ブロック部20bにおいて、3つの気筒21bの周囲には、冷媒としての冷却水が流れるウォータジャケット50bが区画されている。ウォータジャケット50bは、3つの気筒21b全体をひとつながりで取り囲んでいる。ウォータジャケット50bの気筒21bの軸線方向の高さは、当該ウォータジャケット50bの延設方向全域に亘って同一である。
第2ブロック部20bには、ウォータポンプから圧送される冷却水とウォータジャケット50bに供給するための冷媒導入孔51bが区画されている。冷媒導入孔51bは、ウォータジャケット50bに連通している。冷媒導入孔51bは、気筒21bの並び方向において、第1ブロック部20aにおける冷媒導入孔51aが配置されている側の気筒21bの中心軸線と略同位置に位置している。また、冷媒導入孔51bは、第2ブロック部20bにおける第1ブロック部20aから遠い側の側面に開口している。なお、以下の記載では、3つの気筒21bを冷媒導入孔51bからの距離が近い順に気筒21bx、気筒21by、気筒21bzとする。
なお、シリンダブロック20において、窪み部60は、第1ブロック部20aのウォータジャケット50aよりも第2バンク側に位置するとともに、窪み部60は、第2ブロック部20bのウォータジャケット50bよりも第1バンク側に位置している。
シリンダブロック20には、第1冷却通路62aと第2冷却通路62bとが区画されている。第1冷却通路62aは、シリンダブロック20において、窪み部60と第1バンク側の気筒21aとの間に区画されているウォータジャケット50aの部分よりも第2バンク側であるとともに、窪み部60よりも第1バンク側の部分に区画されている。第1冷却通路62aは、気筒21aの並び方向に沿って延びている。
第1ブロック部20aには、ウォータジャケット50aを流れる冷却水の一部を第1冷却通路62aに供給するための供給孔63aが区画されている。供給孔63aは、第1冷却通路62aに連通している。また、供給孔63aは、ウォータジャケット50aに連通している。供給孔63aは、気筒21aの並び方向において、気筒21azの中心軸線と略同位置に位置している。
第1ブロック部20aには、第1冷却通路62aを流れる冷却水をウォータジャケット50aに戻す戻し穴64aが区画されている。戻し穴64aは、第1冷却通路62aに連通している。また、戻し穴64aは、ウォータジャケット50aに連通している。戻し穴64aは、気筒21aの並び方向において、気筒21axの中心軸線と略同位置に位置している。
第2冷却通路62bは、シリンダブロック20において、窪み部60と第2バンク側の気筒21bとの間に区画されているウォータジャケット50bの部分よりも第1バンク側であるとともに、窪み部60よりも第2バンク側の部分に区画されている。第2冷却通路62bは、気筒21bの並び方向に沿って延びている。
第2ブロック部20bには、ウォータジャケット50bを流れる冷却水の一部を第2冷却通路62bに供給するための供給孔63bが区画されている。供給孔63bは、第2冷却通路62bに連通している。また、供給孔63bは、ウォータジャケット50bに連通している。供給孔63bは、気筒21bの並び方向において、気筒21bzの中心軸線と略同位置に位置している。
第2ブロック部20bには、第2冷却通路62bを流れる冷却水をウォータジャケット50bに戻す戻し穴64bが区画されている。戻し穴64bは、第2冷却通路62bに連通している。また、戻し穴64bは、ウォータジャケット50bに連通している。戻し穴64bは、気筒21bの並び方向において、気筒21bxの中心軸線と略同位置に位置している。
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
(1)本実施形態によれば、第1冷却通路62a及び第2冷却通路62bを流通する冷却水によって、シリンダブロック20のうち、窪み部60を構成する壁部が冷却される。また、窪み部60を構成する壁部が冷却されると、窪み部60に嵌め込まれるPCVセパレータ61も冷却される。そして、PCVセパレータ61内に導入された混合ガスが冷却されると、微細なオイルミストも冷却される。オイルミストが冷却されると、オイルの粘度が高くなることで、オイルミストの粒子同士が接触した際に粒子同士が離れにくくなるため、オイルミストの凝集が促進される。凝集したオイルミストの自重により、オイルミストが下方に落下しやすくなるため、エンジンオイルが吸気通路44へ還流することを抑制できる。また、オイルミストの粘度が高くなるため、オイルミストが、PCVセパレータ61内の壁面に付着しやすくなる。その結果、PCVセパレータ61において、オイルミストを分離しやすくなる。そのため、エンジンオイルが吸気通路44へ還流することを抑制できる。
(2)本実施形態によれば、第1冷却通路62aとウォータジャケット50aとは、供給孔63a及び戻し穴64aによって、連通されている。そのため、ウォータジャケット50aを流れる冷却水の一部が供給孔63aを通って第1冷却通路62aを流れ、戻し穴64aからウォータジャケット50aに戻る。よって、ウォータジャケット50aを流れる冷却水の勢いで、冷却水を第1冷却通路62aに流しやすい。勢いの強い冷却水の流れを実現することで、PCVセパレータ61を冷却しやすい。この点、第2ブロック部20bにおける第2冷却通路62bにおいても同様である。
上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
・シリンダブロック20において、第1冷却通路62aと第2冷却通路62bとのいずれか一方を省略してもよい。また、窪み部60とウォータジャケット50aとの間において、第1冷却通路62aとは別の冷却通路が設けられていてもよい。この点、窪み部60とウォータジャケット50aとの間においても同様である。
・第1冷却通路62aとウォータジャケット50aとは、直接的に連通していなくてもよい。この場合、他の通路を介して第1冷却通路62aに冷却水が流れるようになっていればよい。例えば、ウォータポンプから配管を介して、第1冷却通路62aに冷却水が供給されてもよい。この点、第2冷却通路62bとウォータジャケット50bにおいても同様である。
・第1冷却通路62aの形状は、本実施形態の例に限られない。例えば、シリンダブロック20のうち、クランクシャフト33の回転軸線方向において、窪み部60の一部に亘って、区画されていてもよい。この点、第2冷却通路62bにおいても同様である。
・第1冷却通路62aが、クランクシャフト33の回転軸線方向において、複数に分かれていてもよい。この場合、クランクシャフト33の回転軸線方向において、複数の冷却通路が区画されることになる。この点、第2冷却通路62bにおいても同様である。
・気筒21a及び気筒21bの数は、本実施形態の例に限られない。例えば、第1バンク側の気筒21a及び第2バンク側の気筒21bがV字に配置されているのであれば、気筒21a、21bの数は、2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。
・窪み部60の形状は、本実施形態の例に限られない。例えば、シリンダブロック20のうち、クランクシャフト33の回転軸線方向において、気筒21axと気筒21ayに沿う範囲のみに窪んでいてもよい。PCVセパレータ61の形状や大きさに合わせて適宜変更すればよい。
10…内燃機関、20…シリンダブロック、20a…第1ブロック部、20b…第2ブロック部、21a…気筒、21b…気筒、22a…ピストン、22b…ピストン、25…ボルト穴、30…オイルパン、31…クランクケース、32…貯留ケース、33…クランクシャフト、34a…コネクティングロッド、34b…コネクティングロッド、40a…シリンダヘッド、40b…シリンダヘッド、41a…凹部、41b…凹部、42a…燃焼室、42b…燃焼室、43a…吸気ポート、43b…吸気ポート、44…吸気通路、45…スロットルバルブ、46…エアクリーナ、47a…排気ポート、47b…排気ポート、48…排気通路、50a…ウォータジャケット、50b…ウォータジャケット、51a…冷媒導入孔、51b…冷媒導入孔、55a…シリンダヘッドカバー、55b…シリンダヘッドカバー、60…窪み部、61…PCVセパレータ、62a…第1冷却通路、62b…第2冷却通路、63a…供給孔、63b…供給孔、64a…戻り穴、64b…戻り穴、71…還流通路、72…オイル通路、73…PCVバルブ、74…PCV通路。

Claims (1)

  1. 第1バンク側の気筒と第2バンク側の気筒とがV字状に配置されるV型内燃機関のシリンダブロックであって、
    前記第1バンク側の気筒と前記第2バンク側の気筒との間の部分には、ブローバイガスとエンジンオイルを気液分離するPCVセパレータが嵌め込まれる窪み部が窪んでおり、
    前記窪み部と前記気筒との間には、冷却水が流通するウォータジャケットが区画されており、
    前記窪み部と前記ウォータジャケットとの間には、冷却水が流通する冷却通路が区画されている
    シリンダブロック。
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