JP2020110774A - 液体中の混合物分離システム - Google Patents

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Kazuyuki Maeda
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Abstract

【課題】濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法のみを用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムを提供すること。【解決手段】濾過装置(1)と、この濾過装置(1)にポンプ(2)を介して接続される加熱装置(3)と、この加熱装置(3)に分離装置(4)を介して接続されるドレン弁を有する容器(5)を備えるとともに、混合物を含む液体と濾過装置(1)を結合する配管(6)と、濾過装置(1)とポンプ(2)を結合する配管(7)と、ポンプ(2)と加熱装置(3)と分離装置(4)と容器(5)の下部を結合する配管(8)と、容器(5)の上部に結合して混合物が分離された液体を流出する配管(9)を備え、容器(5)の下部と配管(7)が配管(10)によって接続されたことを特徴とする液体中の混合物分離システムを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体中の混合物を効果的に分離するシステム、詳しくは、濾過、加熱、遠心力・慣性力による分離、沈殿という物理的手法のみを用いて、液体と混合物の粒径差や密度差により効果的な分離を行うシステムに関する。ここで、(1)液体中の混合物を効果的に分離するための装置は、濾過器を備え保温されたドレン弁を有する貯蔵容器と、それに隣接されてドレン弁を有する貯蔵容器へのオーバーフロー機構を備えるとともに保温されたドレン弁を有する供給容器、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、沈殿システム、制御装置及びそれらの機器の間に設置されたポンプ、流量計、流量調整弁及びこれらを結合する配管によって構成され、(2)それを用いた分離システムとは、濾過、加熱、遠心力・慣性力による分離、沈殿という物理的手法のみを用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムをさす。
地球上においては液体中に様々な混合物が混在している状態が多く存在する。しかし、科学技術分野においては、汚水中の汚泥除去、油分に含まれる水分の除去など、源流体に含まれる混合物を除去して、出来るだけ原流体の純度を高める技術が求められている。そこで、近年では、遠心力を利用した遠心分離機による分離システム、慣性力を利用した分離システム、沈殿作用を利用した分離システム及びこれらの組み合わせによるシステムが使用されている。
これらのシステムのうち、例えば、特許文献1、2に記載されているシステムでは分離を促進させるために薬剤を用いるため、複雑かつ高コストな工程(薬剤投入量の制御を含む複雑な装置と消費薬剤のコスト)を必要とする。
特開平09-248404 特開2017-205713
これに対し、例えば特許文献3、4に記載されているように、薬剤を用いずに遠心力、慣性力、重力、圧力差などの物理的手法のみを用いて混合物を分離・除去できるとの報告もあるが、
源流体中に含まれる混合物を効果的に分離・除去する装置を実用化するためには、構造が簡単(加工が容易でかつ耐久性に優れている)で、保守・整備が容易(メインテナンスフリーに近い)という特性を必要とする。
特開平07-000957 特開2006-258413
しかしながら、一般に、遠心力、慣性力、重力、圧力差などの物理的手法のみを用いて源流体中に含まれる混合物を分離・除去できる装置に、構造が簡単で保守・整備が容易という特性をもたせると、分離能力が低下するとともに、装置が大型化する可能性がある。
そこで本発明は、濾過器を備え保温されたドレン弁を有する貯蔵容器とそれに隣接されてドレン弁を有する貯蔵容器へのオーバーフロー機構を備えるとともに保温されたドレン弁を有する供給容器、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、沈殿システム、制御装置及びそれらの機器の間に設置されたポンプ、流量計、流量調整弁及びこれらを結合する配管という装置によって構成され、これら既存の、かつ信頼性の高い機器を用いて、濾過、加熱、遠心力・慣性力による分離、沈殿という物理的システムのみを用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
濾過装置(1)と、この濾過装置(1)にポンプ(2)を介して接続される加熱装置(3)と、この加熱装置(3)に分離装置(4)を介して接続されるドレン弁を有する容器(5)を備えるとともに、混合物を含む液体と濾過装置(1)を結合する配管(6)と、濾過装置(1)とポンプ(2)を結合する配管(7)と、ポンプ(2)と加熱装置(3)と分離装置(4)と容器(5)の下部を結合する配管(8)と、容器(5)の上部に結合して混合物が分離された液体を流出する配管(9)を備え、容器(5)の下部と配管(7)が配管(10)によって接続されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
濾過器を備え保温されたドレン弁を有する貯蔵容器と、それに隣接されてドレン弁を有する貯蔵容器へのオーバーフロー機構を備えるとともに保温されたドレン弁を有する供給容器、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、沈殿システム、制御装置及びそれらの機器の間に設置されたポンプ、流量計、流量調整弁及びこれらを結合する配管によって構成され、
ドレン弁を有する貯蔵容器内に貯蔵された混合物を含む液体は、この容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、濾過装置、ポンプ、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離機、流量計を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管によりこの容器内の下部位置に導かれて流出した後、
その一部は、ドレン弁を有する供給容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、流量調整弁を経てポンプの吸入側に導かれて、濾過装置からポンプに至る流路と合流して、ポンプ,加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、流量計を経て再びドレン弁を有する供給容器に戻る循環経路を形成することにより連続して加熱、遠心力や慣性力による分離、沈殿を繰り返し、
その一部は、ドレン弁を有する供給容器からオーバーフローして(溢れ出て)貯蔵容器に流入することにより、供給容器は常にフルレベル(満杯)の状態に保たれ、加熱装置によって加熱された液体が供給容器と貯蔵容器に連続的に供給されることにより、保温されたそれぞれの容器は加熱装置を必要としなくなるとともに、
濾過装置と遠心力・慣性力による分離装置により設定された粒径と密度以下となった液体は、ドレン弁を有する供給容器の上位レベルに設置された取出口から流出するという構造と機能を持つことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
ドレン弁を有する貯蔵容器内の混合物を含む流体は、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力による分離装置を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管により容器内の下部位置に導かれて流出し、
液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は流出口から下方へ向かって移動し、その一部は供給容器下位レベルに設置された取出口から流出し、流量計、流量調整弁を経て、濾過装置からポンプに至る流路と合流するとともに、その一部は容器底部に滞留し、
残りは供給容器内を上方に向かって移動し、そのほとんどはこの供給容器の上部に設置された取出口から流出するとともに、その一部は供給容器からオーバーフローして貯蔵容器に至るという過程を連続的に繰り返すことにより、供給容器の上部に設置された取出口から流出する液体は、供給容器において効果的な沈殿が繰り返し行なわれるとともに、
液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は供給容器底部に蓄積され、
供給容器底部に設置されたドレン弁を開けることにより、容器底部に蓄積された液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は、源液体から除去されるという機能を持つことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
ドレン弁を有する貯蔵容器とドレン弁を有する供給容器は、ともに斜めの傾斜を持つ底面を有するとともに、
ドレン弁を有する貯蔵容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置し、
ドレン弁を有する供給容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置するとともに、この容器に流入する液体はその傾斜の最上部付近まで延長された配管から流入するような構造とすることにより、これらの容器内において効果的な沈殿を行わせることができることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
ドレン弁を有する供給容器内の液体の一部がドレン弁を有する貯蔵容器にオーバーフローすることにより、供給容器を常時満杯(フルレベル)になるような機能をもたせるために、
遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中及び、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に流量計を設置するとともに、
供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に流量調整弁を設置して、
制御装置を用いて、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置された流量調整弁の開度を調整することにより、遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量から、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量を差し引いた流量が、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に設置された流量計の流量よりも多くなるように設定することができることを特徴とする。
本発明は、混合物を含む液体を濾過することにより、濾過装置に設置されたフィルターの網目以上の固形物を液体から分離した後、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿を繰り返し行うことにより密度差がある混合物を分離することにより、液体中に含まれる混合物を効果的に分離できる。
本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムを示したフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムの基本原理を示したブロック線図である。 本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムの一例を示した概念図である。
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムを示したフローチャートである。
S1において、ポンプにより吸入された混合物を含む流体は、濾過装置により、濾過装置に設置されたフィルターの網目よりも大きな固形物が分離される。
S2において、濾過器により混合物が分離された液体は、粘度を低下させるために加熱装置により加熱される。
S3において、液体中に含まれる質量と密度差を持つ混合物は、遠心力・慣性力による分離装置において分離される。
S4において、液体中に含まれる、質量と密度差を持つ混合物は、容器内における動的な沈殿作用により分離される。
S5において、加熱、遠心力・慣性力による分離、動的な沈殿作用を繰り返し行うことにより、質量と密度差を持つ液体中に含まれる混合物は効果的に分離される。
S6において、加熱、遠心力・慣性力による分離、動的な沈殿により混合物が分離された液体を、混合物が分離された液体として容器の上部に設置された配管から取り出す。
図2は、本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムの基本原理を示したブロック線図である。
図において、液体中の混合物を分離するために、このシステムは濾過装置(1)と、この濾過装置(1)にポンプ(2)を介して接続される加熱装置(3)と、この加熱装置(3)に分離装置(4)を介して接続されるドレン弁を有する容器(5)を備えるとともに、混合物を含む液体と濾過装置(1)を結合する配管(6)と、濾過装置(1)とポンプ(2)を結合する配管(7)と、ポンプ(2)と加熱装置(3)と分離装置(4)と容器(5)の下部を結合する配管(8)と、容器(5)の上部に結合して混合物が分離された液体を流出する配管(9)を備え、容器(5)の下部と配管(7)が配管(10)によって接続されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る液体中に含まれる混合物の分離システムの一例を示した概念図である。
〔液体中の混合物分離システムの具体的な構造と機能〕
まず、液体中の混合物分離システムの具体的な構造とその機能の一例について説明する。
図3において、液体中の混合物を分離するために、このシステムは濾過器を備え保温されたドレン弁を有する貯蔵容器と、それに隣接されてドレン弁を有する貯蔵容器へのオーバーフロー機構を備えるとともに保温されたドレン弁を有する供給容器、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、沈殿システム、制御装置及びそれらの機器の間に設置されたポンプ、流量計、流量調整弁及びこれらを結合する配管によって構成され、
ドレン弁を有する貯蔵容器内に貯蔵された混合物を含む液体は、この容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、濾過装置、ポンプ、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離機、流量計を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管によりこの容器内の下部位置に導かれて流出した後、
その一部は、ドレン弁を有する供給容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、流量調整弁を経てポンプの吸入側に導かれて、濾過装置からポンプに至る流路と合流して、ポンプ,加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、流量計を経て再びドレン弁を有する供給容器に戻る循環経路を形成することにより連続して加熱、遠心力や慣性力による分離、沈殿を繰り返し、
その一部は、ドレン弁を有する供給容器からオーバーフローして(溢れ出て)貯蔵容器に流入することにより、供給容器は常にフルレベル(満杯)の状態に保たれ、加熱装置によって加熱された液体が供給容器と貯蔵容器に連続的に供給されることにより、保温されたそれぞれの容器は加熱装置を必要としなくなるとともに、
濾過装置と遠心力・慣性力による分離装置により設定された粒径と密度以下となった液体は、ドレン弁を有する供給容器の上位レベルに設置された取出口から流出するという構造と機能を持っている。
〔効果的な(動的な)沈殿作用を行わせるための構造と機能〕
次に、液体中の混合物分離システムの効果的な(動的な)沈殿作用を行わせるための構造とその機能の一例について説明する。
図3において、ドレン弁を有する貯蔵容器内の混合物を含む流体は、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力による分離装置を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管により容器内の下部位置に導かれて流出し、
液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は流出口から下方へ向かって移動し、その一部は供給容器下位レベルに設置された取出口から流出し、流量計、流量調整弁を経て、濾過装置からポンプに至る流路と合流するとともに、その一部は容器底部に滞留し、
残りは供給容器内を上方に向かって移動し、そのほとんどはこの供給容器の上部に設置された取出口から流出するとともに、その一部は供給容器からオーバーフローして貯蔵容器に至るという過程を連続的に繰り返すことにより、供給容器の上部に設置された取出口から流出する液体は、供給容器において効果的な沈殿が繰り返し行なわれるとともに、
液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は供給容器底部に蓄積され、
供給容器底部に設置されたドレン弁を開けることにより、容器底部に蓄積された液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は、源液体から除去されるという構造と機能を持っている。
〔効果的な沈殿を行うための容器の構造と機能〕
さらに、液体中の混合物分離システムにおける効果的な沈殿を行うための容器の構造とその機能の一例について説明する。
図3において、ドレン弁を有する貯蔵容器とドレン弁を有する供給容器は、ともに斜めの傾斜を持つ底面を有するとともに、
ドレン弁を有する貯蔵容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置し、
ドレン弁を有する供給容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置するとともに、この容器に流入する液体はその傾斜の最上部付近まで延長された配管から流入するような構造とすることにより、これらの容器内において効果的な沈殿を行わせることができるという構造と機能を持っている。
〔供給タンクを常時満杯にしておくための構造と機能〕
最後に、液体中の混合物分離システムにおける供給タンクを常時満杯にしておくための構造とその機能の一例について説明する。
図3において、ドレン弁を有する供給容器内の液体の一部がドレン弁を有する貯蔵容器にオーバーフローすることにより、供給容器を常時満杯(フルレベル)になるような機能をもたせるために、
遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中及び、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に流量計を設置するとともに、
供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に流量調整弁を設置して、
制御装置を用いて、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置された流量調整弁の開度を調整することにより、遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量から供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量を差し引いたものが、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に設置された流量計の流量よりも多くなるように設定することができるという構造と機能を持っている。
本発明は、濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法のみを用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離する場合に適用可能である。
1 濾過装置
2 ポンプ
3 加熱装置
4 分離装置
5 ドレン弁を有する容器
6 混合物を含む液体と濾過器を結合する配管
7 濾過装置とポンプを結合する配管
8 ポンプ、加熱装置、分離装置と容器の下部を結合する配管
9 容器の上部に結合して混合物が分離された液体を流出する配管
10 容器の下部と濾過装置とポンプを結合する配管を接続する配管
TK1 (5) 貯蔵容器
TK2 (5) 供給容器
CTR 制御装置
DV1 貯蔵容器に設置されたドレン弁
DV2 供給容器に設置されたドレン弁
FM1 流入流体流量計
FM2 流出流体流量計
FM3 循環流体流量計
FCV 循環流体流量調整弁





















Claims (5)

  1. 濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
    濾過装置(1)と、この濾過装置(1)にポンプ(2)を介して接続される加熱装置(3)と、この加熱装置(3)に分離装置(4)を介して接続されるドレン弁を有する容器(5)を備えるとともに、混合物を含む液体と濾過装置(1)を結合する配管(6)と、濾過装置(1)とポンプ(2)を結合する配管(7)と、ポンプ(2)と加熱装置(3)と分離装置(4)と容器(5)の下部を結合する配管(8)と、容器(5)の上部に結合して混合物が分離された液体を流出する配管(9)を備え、容器(5)の下部と配管(7)が配管(10)によって接続されたことを特徴とする液体中の混合物分離システム。
  2. 濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
    保温されたドレン弁を有する貯蔵容器と、それに隣接されてドレン弁を有する貯蔵容器へのオーバーフロー機構を備えるとともに保温されたドレン弁を有する供給容器、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、沈殿システム、制御装置及びそれらの機器の間に設置されたポンプ、流量計、流量調整弁及びこれらを結合する配管によって構成され、
    ドレン弁を有する貯蔵容器内に貯蔵された混合物を含む液体は、この容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、濾過装置、ポンプ、加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離機、流量計を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管によりこの容器内の下部位置に導かれて流出した後、
    その一部は、ドレン弁を有する供給容器の下位レベルに設置された取出口から流出し、流量調整弁を経てポンプの吸入側に導かれて、濾過装置からポンプに至る流路と合流して、ポンプ,加熱装置、遠心力・慣性力を利用した分離装置、流量計を経て再びドレン弁を有する供給容器に戻る循環経路を形成することにより連続して加熱、遠心力や慣性力による分離、沈殿を繰り返し、
    その一部は、ドレン弁を有する供給容器からオーバーフローして(溢れ出て)貯蔵容器に流入することにより、供給容器は常にフルレベル(満杯)の状態に保たれ、加熱装置によって加熱された液体が供給容器と貯蔵容器に連続的に供給されることにより、保温されたそれぞれの容器は加熱装置を必要としなくなるとともに、
    濾過装置と遠心力・慣性力による分離装置により設定された粒径と密度以下となった液体は、ドレン弁を有する供給容器の上位レベルに設置された取出口から流出するという構造と機能を持つ、請求項1に記載の液体中の混合物分離システム。
  3. 濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
    ドレン弁を有する貯蔵容器内の混合物を含む流体は、濾過装置、加熱装置、遠心力・慣性力による分離装置を経てドレン弁を有する供給容器内に設置された導入管により容器内の下部位置に導かれて流出し、
    液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は流出口から下方へ向かって移動し、その一部は供給容器下位レベルに設置された取出口から流出し、流量計、流量調整弁を経て、濾過装置からポンプに至る流路と合流するとともに、その一部は容器底部に滞留し、
    残りは供給容器内を上方に向かって移動し、そのほとんどはこの供給容器の上部に設置された取出口から流出するとともに、その一部は供給容器からオーバーフローして貯蔵容器に至るという過程を連続的に繰り返すことにより、供給容器の上部に設置された取出口から流出する液体は、供給容器において効果的な沈殿が繰り返し行なわれるとともに、
    液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は供給容器底部に蓄積され、
    供給容器底部に設置されたドレン弁を開けることにより、容器底部に蓄積された液体中に含まれる金属や鉱物及び微小な夾雑物等の密度が比較的大きな物質は、源液体から除去されるという機能を持つことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の液体中の混合物分離システム。
  4. 濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
    ドレン弁を有する貯蔵容器とドレン弁を有する供給容器は、ともに斜めの傾斜を持つ底面を有するとともに、
    ドレン弁を有する貯蔵容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置し、
    ドレン弁を有する供給容器においては、この容器に設置されたドレン弁はその傾斜の最下部に位置するとともに、この容器に流入する液体はその傾斜の最上部付近まで延長された配管から流入するような構造とすることにより、これらの容器内において効果的な沈殿を行わせることができることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体中の混合物分離システム。
  5. 濾過、加熱、遠心力・慣性力及び沈殿という物理的手法を用いて、液体中に含まれる混合物を効果的に分離するシステムであって、
    ドレン弁を有する供給容器内の液体の一部がドレン弁を有する貯蔵容器にオーバーフローすることにより、供給容器を常時満杯(フルレベル)になるような機能をもたせるために、
    遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中及び、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に流量計を設置するとともに、
    供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に流量調整弁を設置して、
    制御装置を用いて、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置された流量調整弁の開度を調整することにより、遠心力・慣性力を利用した分離装置から供給容器に至る配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量から、供給容器の下部に接続されて濾過装置とポンプを結合する配管と合流する配管の途中に設置した流量計によって計測される流体の流量を差し引いた流量が、供給容器の上部に結合して混合物が分離された液体が流出する配管に設置された流量計の流量よりも多くなるように設定することができることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体中の混合物分離システム。





















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