JP2020109092A - 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン - Google Patents

骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン Download PDF

Info

Publication number
JP2020109092A
JP2020109092A JP2020022378A JP2020022378A JP2020109092A JP 2020109092 A JP2020109092 A JP 2020109092A JP 2020022378 A JP2020022378 A JP 2020022378A JP 2020022378 A JP2020022378 A JP 2020022378A JP 2020109092 A JP2020109092 A JP 2020109092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nucleic acid
protein
seq
nucleotide sequence
nos
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2020022378A
Other languages
English (en)
Inventor
クラロヴィクス,ロバート
Kralovics Robert
クランプフル,ソーステン
Klampfl Thorsten
ギスリンガー,ハインツ
Gisslinger Heinz
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CEMM Forschungszentrum fuer Molekulare Medizin GmbH
Original Assignee
CEMM Forschungszentrum fuer Molekulare Medizin GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CEMM Forschungszentrum fuer Molekulare Medizin GmbH filed Critical CEMM Forschungszentrum fuer Molekulare Medizin GmbH
Publication of JP2020109092A publication Critical patent/JP2020109092A/ja
Priority to JP2022177306A priority Critical patent/JP2023024989A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6876Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes
    • C12Q1/6883Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for diseases caused by alterations of genetic material
    • C12Q1/6886Nucleic acid products used in the analysis of nucleic acids, e.g. primers or probes for diseases caused by alterations of genetic material for cancer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q2600/00Oligonucleotides characterized by their use
    • C12Q2600/156Polymorphic or mutational markers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】骨髄増殖性新生物、骨髄異形成症候群及び急性骨髄性白血病等の、骨髄性悪性腫瘍に有効なワクチンの提供。【解決手段】(i)特定の配列で示されるタンパク質又は、その連続した15〜40のアミノ酸断片、及び(ii)薬学的に許容される担体を含む、ワクチン組成物。薬学的に許容される担体が、溶媒、分散媒、コーティング、アジュバント、安定化剤、希釈剤、保存剤、抗菌剤、抗真菌剤、等張剤、ならびに吸収遅延剤からなる群より選択されることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、骨髄性悪性腫瘍を診断するための方法であって、カルレチクリン遺伝子の突
然変異対立遺伝子の存在を決定するステップを含む、方法に関する。また、突然変異体カ
ルレチクリンのゲノム配列、cDNA配列、mRNA配列、およびタンパク質配列も、本
発明の対象である。さらに、本発明は、突然変異体カルレチクリンの阻害剤の医学的使用
に関する。
原発性骨髄線維症(PMF)、本態性血小板血症(ET)、および真性赤血球増加症(
PV)は、古典的なBCR−ABL陰性骨髄増殖性新生物(MPN)に属する、単クロー
ン性血液障害(Campbell & Green, 2006)である。2005年における、JAK2キナー
ゼ遺伝子内の体細胞突然変異の発見以来、MPNの分子診断、臨床管理、処置、および分
子的理解には、目覚ましい進歩がなされている。バリンからフェニルアラニンへの突然変
異(V617F)は、Jak2キナーゼを構成的に活性化させる結果として、その基質(
Stat5、Stat3、Erkなど)のリン酸化の増大をもたらし、骨髄細胞のサイト
カイン応答性の増大をもたらす(Baxter et al, 2005;James et al, 2005;Kralovics e
t al, 2005;Levine et al, 2005)。PVにおけるJAK2エクソン12内(Scott et a
l, 2007)、ならびにPMFおよびETにおける、トロンボポエチン受容体遺伝子MPL
内(Pardanani et al, 2006;Pikman et al, 2006)など、さらなる突然変異の同定が、
すぐに続いてなされた。3つのMPNの疾患実体は、それらの臨床症状が異なるが、多く
の分子特徴ならびに臨床特徴を共有する。JAK2−V617F突然変異は、それぞれ、
PV症例のうちの約95%、PMF症例のうちの60%、およびET症例のうちの50%
において存在する。JAK2エクソン12内の突然変異が、PV症例のうちの約3%に特
異的であるのに対し、MPL突然変異は、PMF(5%)およびET(3%)に限られる
。3つのMPN実体全てが、様々な程度で、血栓症、出血、および白血病性形質転換の素
因をなす(Sverdlow et al, 2008)。患者は、数年間にわたり、MPNの慢性期にとどま
りうるが、PVおよびETでは、疾患の進行は、続発性骨髄線維症の形態で生じ、様々な
程度の汎血球減少症を伴う加速期の発症に続いて、3つのMPN実体全てに影響を及ぼす
白血病性形質転換が生じる(Sverdlow et al, 2008)。
体細胞突然変異は、MPN性造血幹細胞のクローン進化全体の間に蓄積される。これら
の後天性遺伝子変化は、点突然変異、染色体損傷、および後成的欠損である可能性があり
、それら全てが、進化しつつあるクローンの適応度に寄与しうる(Klampfl et al, 2011
;Kralovics, 2008)。これらの突然変異は、多様な手段で増殖を加速化する場合もあり
、前駆細胞の分化能を低下させる場合もあり、それらのアポトーシスに対する感受性を低
下させる場合もある。これらの機構に影響を及ぼす突然変異は、MPNを含む様々な種類
の骨髄性悪性腫瘍(Milosevic & Kralovics, 2013)における、TET2(Delhommeau et
al, 2009)、EZH2(Ernst et al, 2010)、DNMT3A(Stegelmann et al, 2011
)、ASXL1(Stein et al, 2011)、およびTP53(Harutyunyan et al, 2011)な
どの遺伝子において記載されている。しかし、これまでのところ、JAK2およびMPL
突然変異だけが、MPNに強く関連すると考えられており、それらはMPNについての最
も有用な分子マーカーを表している。
MPNの分子的発症機序の理解においてなされた進歩にも拘らず、PMFおよびETを
伴う患者のうちの約半分は、JAK2突然変異およびMPL突然変異の両方について陰性
であるので、診断のための分子マーカーを欠いている。
したがって、本発明の根底をなす技術上の問題は、骨髄性悪性腫瘍の診断のための手段
および方法の提供である。
したがって、本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫
瘍を患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
技術上の問題は、特許請求の範囲において特徴づけられる実施形態の提供により解決さ
れる。
本明細書の下記および付属の実施例で記載される通り、驚くべきことに、骨髄性悪性腫
瘍、好ましくは、原発性骨髄線維症(PMF)および本態性血小板血症(ET)を患って
いる患者は、カルレチクリン(CALR)遺伝子内に体細胞突然変異を有することが見出
されたので、本発明は、上記で同定された技術上の問題を解決する。別の驚くべき知見は
、MPNを伴う患者のCALR遺伝子内の、これらの骨髄細胞に特異的な体細胞突然変異
は、JAK2突然変異およびMPL突然変異(かつて記載された、MPNにおける、疾患
の原因となる突然変異)の両方について陰性の患者と強く関連することであった。本明細
書で示される通り、CALR突然変異は、JAK2およびMPLについて二重陰性である
、PMF症例のうちの88%、およびET症例のうちの68%において見出されている。
したがって、本発明は、骨髄性悪性腫瘍についての信頼できる診断を提供する。本発明は
、JAK2およびMPL突然変異について陰性の患者など、信頼できるマーカーが存在し
ない患者にとりわけ有用である。
本明細書ではさらに、本明細書で提示される、カルレチクリン(CALR)遺伝子内の
体細胞突然変異は、野生型カルレチクリンタンパク質と比較して、完全に異なる特徴を有
する、カルレチクリンタンパク質のC末端を結果としてもたらすことが見出された。これ
らの異なる特徴は、骨髄性悪性腫瘍、好ましくは、原発性骨髄線維症(PMF)および本
態性血小板血症(ET)の発症を引き起こすか、またはこれに寄与すると考えられている
本明細書で同定されるCALRの突然変異は全て、タンパク質のC末端アミノ酸をコー
ドする最終端のエクソン9内にあり、主に、挿入/欠失突然変異である。突然変異の大半
は、ヘテロ接合性状態で存在し、代替的リーディングフレーム(図3Aに示される、代替
的なフレーム1)へのフレームシフトを引き起こす。このフレームシフトは、カルレチク
リンのC末端の、負に帯電したアミノ酸(アスパラギン酸およびグルタミン酸に富む)の
、アルギニンおよびメチオニンに富む、主に正に帯電したポリペプチドによる置き換えを
結果としてもたらす。加えて、カルレチクリンの最終端の4アミノ酸(KDEL(配列番
号1331))は、小胞体(ER)保持シグナルを含有する。このシグナルは、突然変異
体カルレチクリン内に存在しないことから、突然変異体タンパク質は、ER内では、野生
型タンパク質と比較してそれほど代表的ではないことが示唆される。カルレチクリンの負
に帯電したC末端は、低アフィニティーで高キャパシティーのCa2+結合性ドメインで
あるので、突然変異体タンパク質のCa2+結合機能は失われていると考えられる。本明
細書では、CALRの主要な突然変異は、本明細書で規定される、1型および2型の突然
変異であることが裏付けられている(図3Eを参照されたい)。したがって、これらの突
然変異体および本発明に従うそれらの使用は好ましい。C末端をコードする核酸配列、な
らびに1型および2型のCALR突然変異のC末端のアミノ酸配列を、配列番号5〜12
に示す。本明細書では、1型および2型のCALR突然変異のさらなる核酸が開示される
本発明は、以下の項目に関する。
1.患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかど
うかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法。
2.前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質
をコードする核酸を含む、
項目1に従う方法。
3.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目2に従う方法。
4.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目2または3に従う方法。
5.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目2〜4のいずれか一項に従う方法。
6.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目2〜5のいずれか一項に従う方法。
7.カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、カルレチクリ
ン遺伝子のエクソン9を包含する領域内にある、項目1〜6のいずれか一項に従う方法。
8.前記突然変異対立遺伝子が、野生型カルレチクリン遺伝子と比較して、フレームシ
フト突然変異を有する、項目1〜7のいずれか一項に従う方法。
9.前記フレームシフト突然変異が、カルレチクリン遺伝子のエクソン9内にある、項
目8に従う方法。
10.前記フレームシフト突然変異が、1ヌクレオチドの欠失または2ヌクレオチドの
付加である、項目8または9に従う方法。
11.(1+(3×n))ヌクレオチドが、カルレチクリン遺伝子から欠失している
、項目8または9のいずれか一項に従う方法。
12.1、4、19、22、31、34、46、52ヌクレオチドが欠失している、項
目8、9、および11のいずれか一項に従う方法。
13.1ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
2ヌクレオチドが欠失し、4ヌクレオチドが挿入されているか;
3ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
12ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
18ヌクレオチドが欠失し、11ヌクレオチドが挿入されているか;
18ヌクレオチドが欠失し、14ヌクレオチドが挿入されているか;
20ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;
28ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
35ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;または
36ヌクレオチドが欠失し、2ヌクレオチドが挿入されている、
項目8、9、11、および12のいずれか一項に従う方法。
14.(2+(3×n))ヌクレオチドが、カルレチクリン遺伝子に挿入されている
、項目8または9に従う方法。
15.5ヌクレオチドが挿入されている、項目14に従う方法。
16.前記カルレチクリン遺伝子が、
(a)配列番号290に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号289に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含む、項目1〜15のいずれか一項に従う方法。
17.前記ヌクレオチドが、カルレチクリン遺伝子のエクソン9から欠失し、かつ/ま
たは、これに挿入されている、項目10〜16のいずれか一項に従う方法。
18.カルレチクリン遺伝子の前記エクソン9が、
(a)配列番号436に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号435に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含む、項目9〜17のいずれか一項に従う方法。
19.前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目1〜18のいずれか一項に従う方法。
20.前記突然変異対立遺伝子が、DNA、好ましくは、ゲノムDNAである、項目1
〜19のいずれか一項に従う方法。
21.前記DNAの存在を、シークエンシングにより決定する、項目20に従う方法。
22.患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいか
どうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、また
は骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法。
23.前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク
質をコードする核酸を含む、
項目22に従う方法。
24.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目23に従う方法。
25.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目23または24に従う方法。
26.前記カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目23〜25のいずれか一項に従う方法。
27.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目23〜26のいずれか一項に従う方法。
28.前記対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目22〜27のいずれか一項に従う方法。
29.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目22〜28のいずれか一項に従う方法。
30.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目22〜29のいずれか一項に従う方法。
31.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目22〜30のいずれか一項に従う方法。
32.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、項目22〜31のいずれか一項に従う方法。
33.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、項目22〜28のいずれか一項に従う方
法。
34.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、項目22〜28および33のいずれか一
項に従う方法。
35.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、項目22〜28、33、および34のい
ずれか一項に従う方法。
36.前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、項目22〜28および33〜35のいず
れか一項に従う方法。
37.前記遺伝子産物が、mRNAである、項目22〜36のいずれか一項に従う方法
38.前記mRNAの存在または量を、リアルタイムPCR、逆転写酵素PCR、全ト
ランスクリプトームショットガンシークエンシング(RNAseq)、in situハ
イブリダイゼーション、またはマイクロアレイにより決定する、項目37に従う方法。
39.リアルタイムPCRまたは逆転写酵素PCRによる決定が、
(i)試料中の核酸を1つまたは2つのオリゴヌクレオチドと接触させるステップと、
(ii)標的配列を含有する増幅産物を生成するステップと
をさらに含む、請求項38に従う方法。
40.前記遺伝子産物が、タンパク質である、項目22〜28および33〜36のいず
れか一項に従う方法。
41.前記タンパク質の存在または量を、免疫組織化学(IHC)、イムノアッセイ、
ゲルもしくはブロットベースの方法、IHC、質量分析、フローサイトメトリー、または
FACSにより決定する、項目40に従う方法。
42.前記患者が、ヒト患者である、項目1〜41のいずれか一項に従う方法。
43.前記試料が、骨髄試料である、項目1〜42のいずれか一項に従う方法。
44.前記試料が、血液試料である、項目1〜42のいずれか一項に従う方法。
45.前記骨髄試料が、生検により得られる、項目43または44に従う方法。
46.突然変異体カルレチクリンの阻害剤を、患者に投与するステップをさらに含む、
項目1〜45のいずれか一項に従う方法。
47.(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核
酸;
(b)配列番号2に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸。
48.(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、4
4、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96
、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136
、140、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸

(b)配列番号2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、4
6、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98
、102、106、110、114、118、122、126、130、134、138
、または142に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目47に従う核酸。
49.(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、3
22、326、330、334、338、342、346、350、354、358、3
62、366、370、374、378、382、386、390、394、398、4
02、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号292、296、300、304、308、312、316、320、
324、328、332、336、340、344、348、352、356、360、
364、368、372、376、380、384、388、392、396、400、
404、408、412、416、420、424、428、または432に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目47または48に従う核酸。
50.(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、1
76、180、184、188、192、196、200、204、208、212、2
16、220、224、228、232、236、240、244、248、252、2
56、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号146、150、154、158、162、166、170、174、
178、182、186、190、194、198、202、206、210、214、
218、222、226、230、234、238、242、246、250、254、
258、262、266、270、274、278、282、または286に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目47〜49のいずれか一項に従う核酸。
51.cDNAである、項目47〜50のいずれか一項に従う核酸。
52.(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核
酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸。
53.(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、4
4、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96
、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136
、140、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸

(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、4
7、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99
、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139
、または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目52に従う核酸。
54.(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、3
22、326、330、334、338、342、346、350、354、358、3
62、366、370、374、378、382、386、390、394、398、4
02、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、
325、329、333、337、341、345、349、353、357、361、
365、369、373、377、381、385、389、393、397、401、
405、409、413、417、421、425、429、または433に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目52または53に従う核酸。
55.(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、1
76、180、184、188、192、196、200、204、208、212、2
16、220、224、228、232、236、240、244、248、252、2
56、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、
179、183、187、191、195、199、203、207、211、215、
219、223、227、231、235、239、243、247、251、255、
259、263、267、271、275、279、283、または287に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目52または54に従う核酸。
56.mRNAである、項目52〜55のいずれか一項に従う核酸。
57.(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核
酸;
(b)配列番号1に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸。
58.(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、4
4、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96
、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136
、140、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸

(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45
、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、
101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、
または141に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目57に従う核酸。
59.(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、3
22、326、330、334、338、342、346、350、354、358、3
62、366、370、374、378、382、386、390、394、398、4
02、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号291、295、299、303、307、311、315、319、
323、327、331、335、339、343、347、351、355、359、
363、367、371、375、379、383、387、391、395、399、
403、407、411、415、419、423、427、または431に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目57または58に従う核酸。
60.(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、1
76、180、184、188、192、196、200、204、208、212、2
16、220、224、228、232、236、240、244、248、252、2
56、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示
されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号145、149、153、157、161、165、169、173、
177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、
217、221、225、229、233、237、241、245、249、253、
257、261、265、269、273、277、281、または285に表示される
ヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目57〜59のいずれか一項に従う核酸。
61.ゲノムDNAである、項目57〜60のいずれか一項に従う核酸。
62.(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子により
コードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によ
りコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択されるタンパク質。
63.(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、
17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、3
4、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51
、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、
70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、8
7、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103
、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117
、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130
、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または
143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
0、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
0、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択される、項目62に従うタンパク質。
64.(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、3
00、301、303、304、305、307、308、309、311、312、3
13、315、316、317、319、320、321、323、324、325、3
27、328、329、331、332、333、335、336、337、339、3
40、341、343、344、345、347、348、349、351、352、3
53、355、356、357、359、360、361、363、364、365、3
67、368、369、371、372、373、375、376、377、379、3
80、381、383、384、385、387、388、389、391、392、3
93、395、396、397、399、400、401、403、404、405、4
07、408、409、411、412、413、415、416、417、419、4
20、421、423、424、425、427、428、429、431、432、ま
たは433に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるア
ミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるア
ミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択される、項目62または63に従うタンパク質。
65.(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、1
54、155、157、158、159、161、162、163、165、166、1
67、169、170、171、173、174、175、177、178、179、1
81、182、183、185、186、187、189、190、191、193、1
94、195、197、198、199、201、202、203、205、206、2
07、209、210、211、213、214、215、217、218、219、2
21、222、223、225、226、227、229、230、231、233、2
34、235、237、238、239、241、242、243、245、246、2
47、249、250、251、253、254、255、257、258、259、2
61、262、263、265、266、267、269、270、271、273、2
74、275、277、278、279、281、282、283、285、286、ま
たは287に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるア
ミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるア
ミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択される、項目62〜64のいずれか一項に従うタンパク質。
66.項目62または63に従うタンパク質を含むワクチン。
67.項目62〜65のいずれか一項のタンパク質に特異的に結合する抗体。
68.項目52〜56のいずれか一項の核酸を特異的にターゲティングするsiRNA
69.少なくとも10の連続した塩基を含む核酸分子からなる、項目68に従うsiR
NA。
70.連続した塩基のうちの最大10%が、非相補的である、項目68または69に従
うsiRNA。
71.5’端における少なくとも1つの塩基および/または3’端における少なくとも
1つの塩基をさらに含む、項目68〜70のいずれか一項に従うsiRNA。
72.骨髄性悪性腫瘍の処置における使用のための、突然変異体カルレチクリンの阻害
剤。
73.骨髄性悪性腫瘍患者を処置するための方法であって、有効量の突然変異体カルレ
チクリンの阻害剤を、患者に投与するステップを含む、方法。
74.前記突然変異体カルレチクリンが、項目62〜65のいずれか一項で規定された
突然変異体カルレチクリンタンパク質である、項目72に従う阻害剤、または項目46も
しくは73に従う方法。
75.前記阻害剤が、抗体である、項目72もしくは74に従う阻害剤、または項目5
6、73、もしくは74に従う方法。
76.前記阻害剤が、細胞外結合性パートナー、低分子結合性分子、アプタマー、およ
びイントラマーからなる群から選択される、項目72もしくは74に従う阻害剤、または
項目56、73、もしくは74に従う方法。
77.前記突然変異体カルレチクリンが、項目52〜56のいずれか一項で規定された
核酸である、項目72に従う阻害剤、または項目46もしくは73に従う方法。
78.前記阻害剤が、siRNA、miRNA、dsRNA、shRNA、stRNA
、およびアンチセンス分子からなる群から選択される、項目72もしくは77に従う阻害
剤、または項目46、73、および77のいずれか一項に従う方法。
79.前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄増殖性新生物である、項目72および74〜78の
いずれか一項に従う阻害剤;または項目1〜46および73〜78のいずれか一項に従う
方法。
80.前記骨髄増殖性新生物が、原発性骨髄線維症(PMF)である、項目79に従う
阻害剤;または項目79に従う方法。
81.前記骨髄増殖性新生物が、本態性血小板血症(ET)である、項目79に従う阻
害剤;または項目79に従う方法。
82.前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄異形成症候群である、項目72および74〜78の
いずれか一項に従う阻害剤;または項目1〜46および73〜78のいずれか一項に従う
方法。
83.前記骨髄異形成症候群が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RA
RS−T)である、項目82に従う阻害剤;または項目82に従う方法。
84.処置される患者が、項目1〜46のいずれか一項に従う骨髄性悪性腫瘍を患って
いるか、または項目1〜46のいずれか一項に従う骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価さ
れる、項目72および74〜83のいずれか一項に従う阻害剤;または項目73〜83の
いずれか一項に従う方法。
85.医薬としての使用のための、項目62もしくは63に従うタンパク質、項目67
に従う抗体、項目68〜71のいずれか一項に従うsiRNA、または項目72〜78の
いずれか一項で規定された突然変異体カルレチクリンの阻害剤。
86.項目47〜51および57〜61のいずれか一項に従う核酸を含むベクター。
87.項目47〜51および57〜61のいずれか一項に従う核酸、または項目86に
従うベクターを含む宿主細胞。
88.項目62〜65に従うポリペプチドを作製するための工程であって、項目87に
従う宿主細胞を、ポリペプチドの発現を可能とする条件下で培養するステップと、作製さ
れたポリペプチドを培養物から回収するステップとを含む工程。
本明細書で提示されるCALR突然変異の、ゲノムDNA、RNA、cDNA、および
タンパク質のレベルにおける検出は、骨髄性悪性腫瘍の診断、例えば、患者が骨髄性悪性
腫瘍を有するかどうか、どの種類の骨髄性悪性腫瘍であるのか、および疾患の具体的な特
徴についての診断に有用である。
本明細書で使用される「診断」とは、とりわけ、疾病の性格の同定または症状の根底を
なす生理学的もしくは病理学的問題の同定を指す。したがって、「骨髄性悪性腫瘍の診断
」とは、(a)患者が骨髄性悪性腫瘍を有するかどうか、および/または(b)どの種類
の骨髄性悪性腫瘍であるのか、および/または(c)具体的な骨髄性悪性腫瘍の特徴を決
定することを指す。診断は、例えば、症状の検討および/または補完的な検査(例えば、
細胞遺伝学的または分子的検査)に基づき実施することができる。
本明細書では、「患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているかどうかを評価すること」およ
び「骨髄性悪性腫瘍を診断すること」という用語を互換的に使用することができる。診断
はまた、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうか、すなわち、患者に、骨髄性悪性
腫瘍を発症する危険性があるかどうかの評価も含みうるか、またはこれにも関しうる。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
本明細書で提示される方法は、試料を患者から得るステップを含みうる。「〜を得るこ
と」は、第三者により提供される試料の受領を包含する。例えば、血液または骨髄は、患
者から採取し、適切なレセプタクルに入れ、次いで、解析に供することができる。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−試料を前記患者から得るステップと、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
本発明に従い、カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子が、前記患
者に由来する試料中、好ましくは、血液試料中に存在する場合に、患者を骨髄性悪性腫瘍
について「陽性」と評価する。
本明細書で使用される「骨髄性悪性腫瘍」という用語は、骨髄性血液系統に影響を及ぼ
すクローン性血液疾患であって、慢性の臨床経過を伴う疾患および急性の臨床経過を伴う
疾患を含む、疾患を指す。骨髄性悪性腫瘍は、骨髄増殖性新生物、骨髄異形成症候群、お
よび急性骨髄性白血病を含む。本明細書では、骨髄性悪性腫瘍は、骨髄増殖性新生物、特
に、原発性骨髄線維症(PMF)もしくは本態性血小板血症(ET)、または骨髄異形成
症候群、特に、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)であるこ
とが好ましい。
したがって、骨髄性悪性腫瘍の診断は、疾患の亜型をさらに診断することでありうる。
さらなる実施形態では、診断では、血液化学、細胞学、および遺伝子解析など、さらなる
検査を組み合わせて活用する。骨髄増殖性新生物の性格に応じて、さらなる診断検査は、
赤血球量の決定(赤血球増加症のための)、骨髄吸引物および穿孔器生検、動脈血酸素飽
和度および一酸化炭素ヘモグロビンレベル、好中球アルカリホスファターゼレベル、ビタ
ミンB12(またはB12結合能)、ならびに血清尿酸を含みうる。遺伝子検査は、診断
においてますます重要となりつつあることが分かっている。
以下の疾患を診断するには、以下の検査が従来行われている。例えば、Vardiman, et a
l. (2009). "The 2008 revision of the World Health Organization (WHO) classificat
ion of myeloid neoplasms and acute leukemia: Rationale and important changes". B
lood 114 (5): 937-51を参照されたい。
慢性骨髄性白血病(CML)
3つの切断点:
・u−BCR−ABL(p230):通例の好中球増加症および好塩基球増加症を伴う、
CMLをもたらす
・minor−BCR−ABL(p190):通例B前駆細胞性ALLであり、まれにT
前駆細胞性ALLである、急性リンパ芽球性白血病(ALL)となる傾向を有する、CM
Lをもたらす
・major−BCR−ABL(p210):正常な通例の切断点
を有するBCR−ABL転座である、フィラデルフィア染色体における規定的な転座t(
9;22)を伴う
本態性血小板血症(ET)
ETは、症例のうちの最大55%において、JAK2V617F突然変異、および症例
のうちの最大5%において、MPL(トロンボポエチン受容体)突然変異と関連する。
・細胞期−線維症を伴う大型の巨核球は増大させるが、他の骨髄エレメントの増大は小さ

・線維期−骨髄エレメントを欠如させた膠原線維症
これらの障害は、より特異的な遺伝子突然変異と、どのくらいの頻度で患者が線維性骨
髄事象に至るのかとに従い、なおも見直されつつある。
真性赤血球増加症(PV)
PVは、症例のうちの95%超において、JAK2V617F突然変異と関連すること
が最も多いが、残りの症例は、JAK2エクソン12突然変異を有する。
・細胞期−クラスター化する巨核球の増大、レチクリン線維症、後期トリクロム線維症、
ならびに骨髄前駆細胞および赤血球前駆細胞の増大
・線維期−骨髄エレメントを欠如させた膠原線維症
原発性骨髄線維症(PMF)
PMFは、症例のうちの最大50%において、JAK2V617F突然変異、症例のう
ちの1〜2%において、JAK2エクソン12突然変異、および症例のうちの最大5%に
おいて、MPL(トロンボポエチン受容体)突然変異と関連する。
・細胞期−クラスター化する巨核球の増大、レチクリン線維症、後期トリソミー(膠原)
線維症、および骨髄前駆細胞の増大
・線維期−骨髄エレメントを欠如させた膠原線維症
顕著な血小板増加症と関連する環状鉄芽球を伴う不応性貧血(RARS−T)は、骨髄
性悪性腫瘍と考えられることが多い。RARS−Tの診断は従来、血液学および細胞学、
骨髄の解析、ならびにdel(5q)、t(3;3)(q21;q26)またはinv(
3)(q21;q26)など、核型異常の欠如を伴いうる。Broseus et al. "Clinical f
eatures and course of refractory anemia with ring sideroblast associated with ma
rked thrombocytosis" Haematologica 9 (7): 1036-1041 (2012)を参照されたい。
骨髄性悪性腫瘍の種類は、診断および処置の指針となるが、個々の悪性腫瘍は、処置の
予後および経過をさらに決定する、特異的な突然変異を有しうる。遺伝子マーカーは、疾
患の根底的な発症機序を明らかにすることが多いため、特に有用である。
本明細書で記載される、カルレチクリン遺伝子の1つ(または複数)の突然変異対立遺
伝子またはそれらの遺伝子産物の存在の決定は、単独解析として実施することができる。
代替的に、この解析は、JAK2およびMPL突然変異など、骨髄性悪性腫瘍についての
他のマーカーについての解析を後続させることもでき、先行させることもできる。例えば
、骨髄増殖性新生物(および、特に、原発性骨髄線維症(PMF)または本態性血小板血
症(ET))など、骨髄性悪性腫瘍を患っていることが疑われる患者は、まずJAK2突
然変異(特に、V617F突然変異)について検査することができる。それらを検査して
、JAK2突然変異について陰性であれば、突然変異体カルレチクリンについて検査する
ことができる。次いで、それらを検査して、突然変異体カルレチクリンについて陰性であ
れば、MPL突然変異、例えば、MPL遺伝子のエクソン10内の突然変異について検査
することができる。当然ながら、さらなるマーカーもまた検査することができる。本明細
書ではまた、JAK2突然変異、突然変異体カルレチクリン、および/またはMPL突然
変異について検査する、異なる順序または方式、ならびに、任意選択で、さらなるマーカ
ーも想定されている。例えば、骨髄性悪性腫瘍についてのさらなる診断または予後診断評
価のために、陽性のJAK2突然変異検査の後で、突然変異体カルレチクリンについての
検査を行う(および逆の順序で行う)ことができる。また、このようなマーカーについて
の同時的決定も、JAK2突然変異および突然変異体カルレチクリン(および、任意選択
で、さらなるマーカー)についての同時的検査、またはJAK2突然変異、突然変異体カ
ルレチクリン、およびMPL突然変異(および、任意選択で、さらなるマーカー)につい
ての同時的検査と同様に想定される。骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性
腫瘍を患いやすい患者(または患者に由来する試料)は、JAK2突然変異およびMPL
突然変異の両方について陰性である、すなわち、JAK2およびMPLの突然変異は、本
発明に従い、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価
された患者において存在しないことが好ましい。言い換えると、本発明に従い、骨髄性悪
性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価された患者(または患
者に由来する試料)は、野生型JAK2およびMPLを存在させていることが好ましい。
さらなる診断のためには、さらなるマーカー/検査の使用が想定される。例えば、日常的
な骨髄検査を使用することができる。骨髄検査のような、このような、さらなるマーカー
/検査は、例えば、陽性の突然変異体カルレチクリン検査を検証するために使用すること
もでき、例えば、陰性の突然変異体カルレチクリン検査を追跡することもできる。
JAK2およびMPLの野生型の核酸配列およびアミノ酸配列は公知であり、NCBI
など、それぞれのデータベースから導出することができる。野生型JAK2の例示的な核
酸配列およびアミノ酸配列は、それぞれ、NM_004972.3(JAK2 cDNA
)およびNP_004963.1(JAK2タンパク質)に示されている。野生型MPL
の例示的な核酸配列およびアミノ酸配列は、NM_005373.2(MPL cDNA
)およびNP_005364.1(MPLタンパク質)に示されている。
骨髄性悪性腫瘍内のJAK2およびMPLの突然変異については、本明細書の上記で記
載した。このような突然変異は、例えば、JAK2のV617F突然変異(JAK2のア
ミノ酸配列の617位における、バリンからフェニルアラニンへの突然変異)、JAK2
をコードする核酸配列のエクソン12内の突然変異、および/またはMPLのエクソン1
0内の突然変異である。
バリンからフェニルアラニンへの(V617F)突然変異は、Baxter et al, 2005;Ja
mes et al, 2005;Kralovics et al, 2005;Levine et al, 2005において開示されている
。PVにおける、JAK2エクソン12内の突然変異、ならびにPMFおよびETにおけ
る、トロンボポエチン受容体遺伝子MPL内の突然変異は、それぞれ、Scott et al, 200
7およびPardanani et al, 2006;Pikman et al, 2006において開示されている。これらの
参考文献の全ては、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
JAK2およびMPL突然変異の存在は、JAK2−V617F(ref)についての
対立遺伝子特異的PCR、ならびにJAK2のエクソン12およびMPLのエクソン10
についてのサンガーシークエンシングにより除外することができる。この文脈で使用しう
る、例示的なプロトコールは、参照により本明細書に組み込まれる、Kralovics R, Teo S
S, Li S, Theocharides A, Buser AS, Tichelli A, Skoda RC. Acquisition of the V617
F mutation of JAK2 is a late genetic event in a subset of patients with myelopro
liferative disorders. Blood. 2006 Aug 15;108 (4):1377-80. Epub 2006 May 4におい
て開示されている。
したがって、本発明は、突然変異体カルレチクリンについて陽性であり、突然変異体J
AK2および突然変異体MPLについて陰性であると評価される、新規の骨髄性悪性腫瘍
患者群(または、言い換えれば、新規の骨髄性悪性腫瘍患者群を、突然変異体カルレチク
リンについて陽性であり、野生型JAK2および野生型MPLについて陽性であると評価
する)を提供する。
好ましい実施形態では、本発明の方法は、
−患者に由来する試料中の野生型JAK2タンパク質または野生型JAK2核酸の存在を
決定するステップおよび/または、
−患者に由来する試料中の、野生型MPLタンパク質または野生型MPL核酸の存在を決
定するステップ
を含む。
特に好ましい実施形態では、本発明の方法は、
−患者に由来する試料中の野生型JAK2タンパク質または野生型JAK2核酸の存在を
決定するステップと、
−患者に由来する試料中の、野生型MPLタンパク質または野生型MPL核酸の存在を決
定するステップと
を含む。
上記の、患者に由来する試料中の野生型JAK2タンパク質または野生型JAK2核酸
の存在を決定するステップ;および/または患者に由来する試料中の、野生型MPLタン
パク質または野生型MPL核酸の存在を決定するステップは、本明細書で提示および規定
される通り、前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変
異対立遺伝子の存在を決定するステップの前に実施することもでき、この後で実施するこ
ともできる。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−患者に由来する試料中の野生型JAK2タンパク質または野生型JAK2核酸の存在を
決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−前記患者に由来する試料中の野生型MPLタンパク質または野生型MPL核酸の存在を
決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−前記患者に由来する試料中の野生型JAK2タンパク質または野生型JAK2核酸の存
在を決定するステップと、
−前記患者に由来する試料中の野生型MPLタンパク質または野生型MPL核酸の存在を
決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
本発明の方法は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているかどうかの評価だけに関するこ
とが好ましい。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているかどうかを評価するための方法であっ
て、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っていると評価するステップと
を含む方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含む方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含む方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症を患っているか、ま
たは環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症を患いやすいかどうかを評価するため
の方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症を患っているか、または環状鉄
芽球を伴う不応性貧血および血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含む方法に関する。
本明細書で提示される方法は、患者に由来する試料中の、カルレチクリン遺伝子の、好
ましくは、ただ1つの突然変異対立遺伝子の存在を決定するステップを含む。方法は、i
n vitro法であることが好ましい。本明細書で提示および開示される、カルレチク
リン遺伝子の突然変異は、体細胞突然変異である。これらの突然変異は、ホモ接合性の状
態で存在する場合もあり、ヘテロ接合性の状態で存在する場合もあるが、ヘテロ接合性の
状態で存在することが好ましい。
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子は、突然変異体カルレチク
リンタンパク質をコードする核酸を含みうる。本明細書で開示および提示される、突然変
異体カルレチクリンタンパク質は、共通のC末端アミノ酸配列を特徴とする。例えば、実
施例の表2から明らかな通り、突然変異体カルレチクリンタンパク質のC末端は、共通の
最小配列を有する。前記共通の最小配列は、配列番号4に表示されるアミノ酸配列に示さ
れ、配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされ
る。
したがって、本発明に従い使用される、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明に従い使用される、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号1、2、もしくは3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコード
されるタンパク質;または
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質である。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、もしくは3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコード
されるタンパク質;または
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
である、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、もしくは3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコード
されるタンパク質;または
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
である、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、もしくは3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコード
されるタンパク質;または
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
である、方法に関する。
本明細書で提示および使用される、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、配列番号
4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、
60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、10
8、112、116、120、124、128、132、136、140、および144
に示される、特徴的なC末端を有する。これらのC末端は、配列番号4に示されるアミノ
酸配列を含む。
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、上記に従い、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
一実施形態では、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質からなる群から選択される。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質からなる群から選択される、方
法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本明細書では、36種類の突然変異体カルレチクリンタンパク質が同定されている(全
長突然変異体カルレチクリンタンパク質のC末端を示す表2を参照されたい)。これらの
突然変異体タンパク質は、配列番号4に示される、それらの共通の特徴的なC末端により
1つにまとめられる。突然変異体カルレチクリンタンパク質の全長配列は、配列番号14
8、152、156、160、164、168、172、176、180、184、18
8、192、196、200、204、208、212、216、220、224、22
8、232、236、240、244、248、252、256、260、264、26
8、272、276、280、284、および288に示されている。
したがって、本明細書で提示および使用される、突然変異体カルレチクリンタンパク質
は、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
一実施形態では、本明細書で提示および使用される、突然変異体カルレチクリンタンパ
ク質は、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本明細書では、同定された突然変異が、カルレチクリン遺伝子のエクソン9内で生じる
ことが示されている。したがって、以下は、野生型カルレチクリン遺伝子内およびそのエ
クソン9内の突然変異に関する。
野生型カルレチクリン遺伝子は、周知である。その核酸配列およびアミノ酸配列は、受
託番号NG_029662.1(遺伝子)およびNP_004334.1(タンパク質)
の下に、NCBIのようなデータベースから得ることができる。
野生型カルレチクリン遺伝子の例示的な核酸配列を、配列番号289に示す。対応する
アミノ酸配列を、配列番号290に示す。
したがって、野生型カルレチクリン遺伝子は、
(a)配列番号290に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号289に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含みうる。
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子は、上記で記載されたカル
レチクリン遺伝子のエクソン9を包含する領域内に存在しうる。カルレチクリン遺伝子の
エクソン9の野生型核酸配列を、配列番号435に示す。対応する野生型アミノ酸配列を
、配列番号436に示す。
上記に従い、野生型カルレチクリン遺伝子のエクソン9は、
(a)配列番号436に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号435に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含みうる。
本明細書で示される通り(例えば、表2を参照されたい)、本明細書で提示されるカル
レチクリン遺伝子の突然変異対立遺伝子は、野生型カルレチクリン遺伝子と比較して、フ
レームシフト突然変異を有する。フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝
子のエクソン9内に存在しうる。フレームシフト突然変異に起因して、野生型カルレチク
リン遺伝子のオープンリーディングフレームは、もはや使用されず、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質の特徴的なC末端の生成をもたらす、代替的なフレーム1が使用される
(突然変異体タンパク質の共通の最小のアミノ酸配列を、配列番号4に示す)。
フレームシフト突然変異は、突然変異体タンパク質が、特徴的なC末端(配列番号4に
示される)またはその断片を含むことを条件として、1または複数のヌクレオチドの欠失
により引き起こすこともでき、2つ以上のヌクレオチドの挿入により引き起こすこともで
き、1または複数のヌクレオチドの挿入および欠失の組合せにより引き起こすこともでき
る。
例えば、フレームシフト突然変異とは、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特
に、そのエクソン9からの、1ヌクレオチドの欠失、または野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、2ヌクレオチドの挿入である(またはこれら
により引き起こされる)。
例えば、(1+(3×n))ヌクレオチドは、カルレチクリン遺伝子から(またはそ
のエクソン9から)欠失させることができる[式中、nは、ゼロを含む任意の自然数で
ありうる]。本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核
酸を生成するのに、カルレチクリン遺伝子から(またはそのエクソン9から)欠失させう
る、ヌクレオチドの数の非限定的な例は、1、4、19、22、31、34、46、52
ヌクレオチドである。
同様に、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9への、2ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこれにより引き起こさ
れうる)。したがって、(2+(3×n))ヌクレオチドを、カルレチクリン遺伝子に
(またはそのエクソン9に)挿入することができる[式中、nは、ゼロを含む任意の自
然数でありうる]。例えば、5ヌクレオチドを、カルレチクリン遺伝子に(またはそのエ
クソン9に)挿入して、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質をコ
ードする核酸を生成することができる。
フレームシフト突然変異はまた、結果として得られる突然変異体タンパク質が、特徴的
なC末端(配列番号4に示される)またはその断片を含むことを条件として、野生型カル
レチクリン遺伝子への1または複数のヌクレオチドの挿入と、野生型カルレチクリン遺伝
子からの1または複数のヌクレオチドの欠失と(またはそのエクソン9への挿入とこれか
ら欠失と)の組合せによっても引き起こすことができる。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、1ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子の
コード配列、特に、そのエクソン9への、6ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこれ
らにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、2ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子の
コード配列、特に、そのエクソン9への、4ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこれ
らにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、3ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子の
コード配列、特に、そのエクソン9への、5ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこれ
らにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、12ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、5ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこ
れらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、18ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、11ヌクレオチドの挿入でありうる(または
これらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、18ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、14ヌクレオチドの挿入でありうる(または
これらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、20ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、1ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこ
れらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、28ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、6ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこ
れらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、35ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、1ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこ
れらにより引き起こされうる)。
例えば、フレームシフト突然変異は、野生型カルレチクリン遺伝子のコード配列、特に
、そのエクソン9からの、36ヌクレオチドの欠失、および野生型カルレチクリン遺伝子
のコード配列、特に、そのエクソン9への、2ヌクレオチドの挿入でありうる(またはこ
れらにより引き起こされうる)。
突然変異体カルレチクリンタンパク質の特徴的なC末端(突然変異体タンパク質の共通
の最小のアミノ酸配列を、配列番号4に示す)またはその断片の生成を結果としてもたら
す、挿入/欠失発明のさらなる組合せは、たやすく察知される。
上記で記載された挿入、欠失、および挿入/欠失の組合せに起因して、フレームシフト
が、野生型カルレチクリン遺伝子、および、特に、そのエクソン9(のコード配列)に導
入される。したがって、本明細書で開示され、本発明に従い使用される、突然変異体カル
レチクリンタンパク質は、これらの突然変異体のエクソン9配列によりコードされる、突
然変異体のアミノ酸の連なりを含む。
したがって、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
一実施形態では、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質からなる群から選択される。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子の存在は、ゲノムレベル、
mRNAレベル、またはタンパク質レベルで評価することができる。
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子の存在を、ゲノムレベルで
評価する場合、突然変異対立遺伝子は、DNA、好ましくは、ゲノムDNAを含むかまた
はこれからなりうる。
例えば、突然変異対立遺伝子は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規
定された突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規
定された突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規
定された突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
一実施形態では、前記突然変異対立遺伝子は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;および
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規
定された突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;および
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患いやすいと評
価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、上記で規定された突
然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリン対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;および
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患っている
か、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を患いやすい
と評価するステップと
を含み、
カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規
定された突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;および
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、方法に関する。
突然変異解析のために日常的に援用される任意の方法を、本発明に従い使用することが
できる。ゲノムレベルにおける突然変異対立遺伝子の存在は、例えば、シークエンシング
(サンガーシークエンシング、例えば、二方向サンガーシークエンシングなど)および/
またはPCRサイズ決定アッセイ(すなわち、PCRに続いて、例えば、(高密度アガロ
ースゲル電気泳動のような)アガロースゲル電気泳動を介する断片解析を行う)など、P
CRベースの検出戦略により決定することができる。
核酸内の突然変異の検出は、直接シークエンシング、ゲノムDNAの制限断片長多型同
定(RFLPI)、ランダム増幅多型検出(RAPD)、増幅断片長多型検出(AFLP
D)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、DNAシークエンシング、対立遺伝子特異的オ
リゴヌクレオチド(ASO)プローブ、DNAマイクロアレイまたはビーズとのハイブリ
ダイゼーション、高解像度溶融(HRM)、およびTaqManプローブ原理を含む、当
技術分野で公知の方法により実施することができる。核酸は、ゲノムDNA、増幅された
ゲノムDNA、mRNA、cDNA、または増幅されたcDNAでありうる。
シークエンシングは、特異的に増幅された核酸に対して実施することが典型的である。
断片サイズ解析では、PCR後における単位複製配列のサイズの差異を使用することが典
型的である。高解像度溶融(HRM)は、二本鎖DNAの溶融点を正確に測定することに
より、DNA内の突然変異を検出する(Gundry et al., “Amplicon Melting Analysis w
ith Labeled Primers: A Closed-Tube Method for Differentiating Homozygotes and He
terozygotes” Clinical Chemistry 49: 396-406 (2003))。使用者は、彼らの目的の突
然変異が存在するDNA領域を増幅するのに、PCRを使用することが典型的である。次
いで、増幅されたDNAを、鎖が分離されるまで、約50℃から約95℃まで正確に加熱
する。この工程は、蛍光色素でモニタリングすることが典型的である。
本明細書で援用されうる1つの手法では、断片サイズ解析を使用した後で、シークエン
シングを行うかまたは行わずにおく。上述の通り、例えば、突然変異体カルレチクリンの
ゲノムDNAを鋳型として使用するPCRアッセイを、DNAの増幅に使用することがで
きる。その後、増幅されたDNAを、例えば、アガロースゲル電気泳動を介する断片解析
にかけることができる。
突然変異対立遺伝子の存在を、mRNAレベルまたはタンパク質レベルで決定するため
の方法は、下記にさらに記載する。
mRNAには、DNAのために使用された方法と同じ方法のうちの多くを、cDNAを
生成する逆転写の後で実施することができる。他の方法は、リアルタイムPCR、逆転写
酵素PCR、全トランスクリプトームショットガンシークエンシング(RNAseq)、
in situハイブリダイゼーション、またはマイクロアレイを含む。リアルタイムP
CRは、目的の配列を同時に増幅および検出する。特異的なプライマーおよび蛍光標識の
使用により、野生型と突然変異とを識別することができる。
タンパク質は、免疫組織化学(IHC)、イムノアッセイ、ゲルもしくはブロットベー
スの方法、質量分析、フローサイトメトリー、または蛍光活性化細胞分取(FACS)を
含む方法により解析することができる。多くの方法は、抗体または抗体のセットの、野生
型形態と突然変異体形態の差異を検出する目的のタンパク質への結合をモニタリングする
。質量分析は、根底をなす配列についての情報を明らかにする、タンパク質およびその断
片のサイズの差異を検出する。例えば、実施例2で示される通り、突然変異体カルレチク
リンタンパク質に特異的に結合するポリクローナル抗体を使用することができる。
本発明はまた、骨髄性悪性腫瘍を診断するために、カルレチクリン遺伝子の1または複
数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在の決定も利用する。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、また
は骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法に関する。
本明細書で提示される方法は、試料を患者から得るステップを含みうる。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやす
いかどうかを評価するための方法であって、
−試料を前記患者から得るステップと、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、また
は骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法に関する。
本明細書で提示される方法は、患者に由来する試料中の、カルレチクリン遺伝子の、好
ましくは、ただ1つの突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在を決定するステップを含む
。方法は、in vitro法であることが好ましい。
本発明の方法は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているかどうかの評価だけに関するこ
とが好ましい。
本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているかどうかを評価するための方法であっ
て、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っていると評価す
るステップと
を含む、方法に関する。
骨髄性悪性腫瘍は、骨髄増殖性新生物および骨髄異形成症候群を含む。本明細書では、
骨髄性悪性腫瘍は、骨髄増殖性新生物、特に、原発性骨髄線維症(PMF)もしくは本態
性血小板血症(ET)、または骨髄異形成症候群、特に、環状鉄芽球を伴う不応性貧血お
よび血小板血症(RARS−T)であることが好ましい。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法に関する。
1または複数の突然変異対立遺伝子は、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコード
する核酸を含みうる。
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;および
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;および
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;および
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択することができる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸を含み、
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
突然変異対立遺伝子は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
遺伝子産物は、mRNAでありうる。例えば、遺伝子産物は、本明細書で提示される突
然変異体カルレチクリンタンパク質のC末端アミノ酸配列をコードするmRNAでありう
る。
したがって、遺伝子産物は、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;およ

(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;およ

(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;およ

(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
前記遺伝子産物は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;および
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物がmRNAである場合、前記mRNAの存在または量は、リアルタイムPC
R、逆転写酵素PCR、全トランスクリプトームショットガンシークエンシング(RNA
seq)、サンガーシークエンシング、in situハイブリダイゼーション、または
マイクロアレイなど、日常的な技法により決定することができる。
したがって、リアルタイムPCRまたは逆転写酵素PCRなどのPCR法による決定は

(i)試料中の核酸を1つまたは2つのオリゴヌクレオチドと接触させるステップと、
(ii)標的配列を含有する増幅産物を生成するステップと
をさらに含みうる。
本明細書では、例示的な突然変異特異的プローブおよびプライマーが提示および使用さ
れる。
本発明に従い使用される、例示的なオリゴヌクレオチド(プライマー)は、
フォワード:ACAACTTCCTCATCACCAACG(配列番号437)
および/または
リバース:GGCCTCAGTCCAGCCCTG(配列番号438)
フォワード:GGCAAGGCCCTGAGGTGT(配列番号439)
および/または
リバース:GGCCTCAGTCCAGCCCTG(配列番号438)
である。
本発明における使用のための、さらに適する突然変異特異的プローブおよびプライマー
は、例えば、突然変異させたカルレチクリン遺伝子のcDNA配列から導出することがで
きる。下記では、このようなcDNA配列について提示および記載する。この文脈で使用
しうる、例示的なcDNA配列は、配列番号2、6、10、14、18、22、26、3
0、34、38、42、46、50、54、58、62、66、70、74、78、82
、86、90、94、98、102、106、110、114、118、122、126
、130、134、138、142、146、150、154、158、162、166
、170、174、178、182、186、190、194、198、202、206
、210、214、218、222、226、230、234、238、242、246
、250、254、258、262、266、270、274、278、282、または
286;292、296、300、304、308、312、316、320、324、
328、332、336、340、344、348、352、356、360、364、
368、372、376、380、384、388、392、396、400、404、
408、412、416、420、424、428、または432に示されている。
突然変異特異的プローブおよびプライマーをデザインするために使用しうる、さらに例
示的なcDNA配列を、以下の表に表示する。
以下は、遺伝子産物が、タンパク質/ポリペプチドである、実施形態に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;および
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;および
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドである、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドである、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドである、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
からなる群から選択されるポリペプチドである、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物は、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含みうる。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、または原発性骨髄線維症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、原発性骨髄線維症を患っているか、ま
たは原発性骨髄線維症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、本態性血小板血症を患っているか、または本態性血小板血症を患い
やすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、本態性血小板血症を患っているか、ま
たは本態性血小板血症を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
本発明は、患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)を
患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患っているか、または環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血
小板血症(RARS−T)を患いやすいと評価するステップと
を含み、
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、本明細書の上記で規定された突然変異体カル
レチクリンタンパク質をコードする核酸を含み、
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;および
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、方法に関する。
遺伝子産物が、タンパク質である場合、前記タンパク質の存在または量は、免疫組織化
学(IHC)、イムノアッセイ、ゲルもしくはブロットベースの方法、IHC、質量分析
、フローサイトメトリー、またはFACSなど、日常的な技法により決定することができ
る。
CALR突然変異により、翻訳されるポリペプチドのフレームシフトが引き起こされる
ので、本明細書で記載および提示される、突然変異させたカルレチクリンタンパク質内に
は、特徴的なC末端アミノ酸配列が存在する。この特徴的なアミノ酸配列は、タンパク質
の全体的な電荷を変化させる。この特徴的なアミノ酸配列はまた、タンパク質の電気泳動
中に、突然変異させたカルレチクリンの泳動も変化させる。電荷および/または泳動挙動
のこの差異を、突然変異させたカルレチクリンタンパク質の存在を決定するために利用す
ることができる。例えば、突然変異体カルレチクリンタンパク質に特異的な抗体を使用し
て、例えば、ウェスタン免疫ブロット法により、前記突然変異体タンパク質を同定するこ
とができる。任意選択でまた、野生型カルレチクリンタンパク質に特異的な抗体も、(加
えて)対照として使用することができる。このような抗体は、日常的な技法により調製さ
れうる、ポリクローナルおよびモノクローナル抗体を含みうる。
患者は、ヒト患者であることが好ましい。患者は、骨髄性悪性腫瘍を患っていることが
疑われる場合もあり、骨髄性悪性腫瘍を患いやすいことが疑われる場合もある。
以下は、本発明に従い使用される試料に関する。試料は、骨髄試料、血液試料、または
唾液試料でありうる。試料は、血液試料であることが好ましい。血液試料は、末梢顆粒球
を含むことが好ましい。試料は、日常的な技法、例えば、生検により、患者から得ること
ができる。
本明細書の上記で提示された方法は、本明細書の上記で規定された突然変異体カルレチ
クリンの阻害剤を、患者に投与するステップをさらに含みうる。
以下は、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードするcD
NAに関する。
本発明は、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号2に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46
、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98、
102、106、110、114、118、122、126、130、134、138、
または142に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号146、150、154、158、162、166、170、174、1
78、182、186、190、194、198、202、206、210、214、2
18、222、226、230、234、238、242、246、250、254、2
58、262、266、270、274、278、282、または286に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号292、296、300、304、308、312、316、320、3
24、328、332、336、340、344、348、352、356、360、3
64、368、372、376、380、384、388、392、396、400、4
04、408、412、416、420、424、428、または432に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
上記で規定された核酸は、cDNAであることが好ましい。
以下は、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードするmR
NAに関する。
本発明は、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
上記で規定された核酸は、mRNAであることが好ましい。
以下は、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードするゲノ
ムDNAに関する。
本発明は、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、ま
たは141に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号145、149、153、157、161、165、169、173、1
77、181、185、189、193、197、201、205、209、213、2
17、221、225、229、233、237、241、245、249、253、2
57、261、265、269、273、277、281、または285に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
本発明は、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号291、295、299、303、307、311、315、319、3
23、327、331、335、339、343、347、351、355、359、3
63、367、371、375、379、383、387、391、395、399、4
03、407、411、415、419、423、427、または431に表示されるヌ
クレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸に関する。
上記で規定された核酸は、ゲノムDNAであることが好ましい。
以下は、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質に関する。
本発明は、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるタンパク質に関する。
本発明は、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるタンパク質に関する。
本発明は、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるタンパク質に関する。
本発明は、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるタンパク質に関する。
当技術分野では、「ポリペプチド」、「タンパク質」、および「核酸配列/分子」とい
う用語の意味が周知であり、本発明の文脈に応じて使用される。例えば、本明細書で使用
される「核酸配列/分子」とは、核酸および/または核酸配列/分子の、自然発生の種類
または組換えにより生成された種類の全ての形態、ならびに化学合成された核酸配列/分
子を指す。この用語はまた、核酸類似体および核酸誘導体も包含する。「核酸配列/分子
」という用語は、デオキシリボ核酸(DNA)およびリボ核酸(RNA)を指す場合があ
る。「核酸配列/分子」は、当業者に公知の合成化学的方法により作製することもでき、
組換え技術の使用により作製することもでき、天然の供給源から単離することもでき、こ
れらの組合せを介する場合もある。DNAおよびRNAは、任意選択で、非天然のヌクレ
オチドを含むことが可能であり、一本鎖の場合もあり、二本鎖の場合もある。「核酸配列
/分子」はまた、センスおよびアンチセンスDNAならびにセンスおよびアンチセンスR
NA、すなわち、DNAおよび/またはRNA内のヌクレオチドの特異的な配列と相補的
なヌクレオチド配列も指す。さらに、「核酸配列/分子」という用語は、DNAもしくは
RNAまたはこれらのハイブリッド体あるいは現況技術で公知のこれらの任意の修飾(修
飾の例については、例えば、US5525711、US4711955、US57926
08、またはEP302175を参照されたい)を指す場合がある。核酸分子は、一本鎖
の場合もあり、二本鎖の場合もあり、直鎖状の場合もあり、環状の場合もあり、天然の場
合もあり、合成の場合もあり、いかなるサイズの限定も伴わない。例えば、核酸分子は、
ゲノムDNA、cDNA、mRNA、アンチセンスRNA、またはこのようなRNAもし
くはキメロプラストをコードするDNA(Colestrauss, Science (1996), 1386-1389)で
ありうる。前記核酸分子は、プラスミド、またはウイルスDNAもしくはRNAの形態で
ありうる。「核酸配列/分子」はまた、ホスホロチオエートまたはペプチド核酸(PNA
)など、現況技術の修飾のうちのいずれかを含むオリゴヌクレオチドも指す場合がある。
当業者は、本明細書で提示されるヒト配列に対してある特定のレベルの同一性を伴う核
酸配列を、当技術分野で公知の方法を使用して、例えば、ハイブリダイゼーションアッセ
イを使用することにより同定することもでき、アライメントを使用することにより同定す
ることもでき、手作業で同定することもでき、「ハイブリダイゼーション」という用語の
定義および相同性の程度との関連で、本明細書の下記で言及されるコンピュータプログラ
ムなどのコンピュータプログラムを使用することにより同定することもできる。
核酸配列は、配列番号1に示される核酸配列と、少なくとも70%同一でありうる。よ
り好ましくは、核酸配列は、配列番号1に示される核酸配列と、少なくとも90%、91
%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、または98%同一であり、高値
が好ましい。最も好ましくは、核酸配列は、配列番号1に示される核酸配列と、少なくと
も99%同一である。
核酸配列は、配列番号2に示される核酸配列と、少なくとも70%同一でありうる。よ
り好ましくは、核酸配列は、配列番号2に示される核酸配列と、少なくとも90%、91
%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、または98%同一であり、高値
が好ましい。最も好ましくは、核酸配列は、配列番号2に示される核酸配列と、少なくと
も99%同一である。
核酸配列は、配列番号3に示される核酸配列と、少なくとも70%同一でありうる。よ
り好ましくは、核酸配列は、配列番号3に示される核酸配列と、少なくとも90%、91
%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、または98%同一であり、高値
が好ましい。最も好ましくは、核酸配列は、配列番号3に示される核酸配列と、少なくと
も99%同一である。
核酸配列は、配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、
17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、3
4、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51
、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、
70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、8
7、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103
、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117
、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130
、131、133、134、135、137、138、139、141、142、143
、145、146、147、149、150、151、153、154、155、157
、158、159、161、162、163、165、166、167、169、170
、171、173、174、175、177、178、179、181、182、183
、185、186、187、189、190、191、193、194、195、197
、198、199、201、202、203、205、206、207、209、210
、211、213、214、215、217、218、219、221、222、223
、225、226、227、229、230、231、233、234、235、237
、238、239、241、242、243、245、246、247、249、250
、251、253、254、255、257、258、259、261、262、263
、265、266、267、269、270、271、273、274、275、277
、278、279、281、282、283、285、286、287、291、292
、293、295、296、297、299、300、301、303、304、305
、307、308、309、311、312、313、315、316、317、319
、320、321、323、324、325、327、328、329、331、332
、333、335、336、337、339、340、341、343、344、345
、347、348、349、351、352、353、355、356、357、359
、360、361、363、364、365、367、368、369、371、372
、373、375、376、377、379、380、381、383、384、385
、387、388、389、391、392、393、395、396、397、399
、400、401、403、404、405、407、408、409、411、412
、413、415、416、417、419、420、421、423、424、425
、427、428、429、431、432、または433に示される核酸配列と、少な
くとも70%同一でありうる。
より好ましくは、核酸配列は、配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、1
3、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30
、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、
49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、6
6、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83
、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101
、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114
、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127
、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141
、142、143、145、146、147、149、150、151、153、154
、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167
、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181
、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194
、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207
、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221
、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234
、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247
、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261
、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274
、275、277、278、279、281、282、283、285、286、287
、291、292、293、295、296、297、299、300、301、303
、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316
、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329
、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343
、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356
、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369
、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383
、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396
、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409
、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423
、424、425、427、428、429、431、432、または433に示される
核酸配列と、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、9
7%、または98%同一であり、高値が好ましい。
最も好ましくは、核酸配列は、配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、1
3、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30
、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、
49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、6
6、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83
、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101
、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114
、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127
、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141
、142、143、145、146、147、149、150、151、153、154
、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167
、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181
、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194
、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207
、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221
、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234
、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247
、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261
、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274
、275、277、278、279、281、282、283、285、286、287
、291、292、293、295、296、297、299、300、301、303
、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316
、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329
、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343
、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356
、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369
、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383
、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396
、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409
、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423
、424、425、427、428、429、431、432、または433に示される
核酸配列と、少なくとも99%同一である。
当技術分野では、本明細書で提示される核酸配列に対してある特定のレベルの同一性を
伴う核酸の特徴づけのためのハイブリダイゼーションアッセイが周知である(例えば、Sa
mbrook, Russell "Molecular Cloning, A Laboratory Manual", Cold Spring Harbor Lab
oratory, N.Y. (2001);Ausubel, "Current Protocols in Molecular Biology", Green P
ublishing Associates and Wiley Interscience, N.Y. (1989)を参照されたい)。本明細
書で使用される「ハイブリダイゼーション」または「ハイブリダイズする」という用語は
、厳密な条件下におけるハイブリダイゼーションに関する場合もあり、厳密でない条件下
におけるハイブリダイゼーションに関する場合もある。さらに指定されない場合、条件は
厳密でないことが好ましい。前記ハイブリダイゼーション条件は、例えば、Sambrook (20
01) loc. cit.;Ausubel (1989) loc. cit.またはHiggins and Hames (Eds.) "Nucleic a
cid hybridization, a practical approach" IRL Press Oxford, Washington DC, (1985)
において記載されている、従来のプロトコールに従い、確立することができる。条件の設
定は、十分に当業者の技術の範囲内にあり、当技術分野で記載されているプロトコールに
従い決定することができる。したがって、特異的にハイブリダイズする配列のみの検出は
、通例、例えば、65℃で0.1倍濃度のSSC、0.1%のSDS、または2倍濃度の
SSC、60℃、0.1%のSDSの高度に厳密なハイブリダイゼーション条件など、厳
密なハイブリダイゼーションおよび洗浄条件を要求する。相同な配列または正確には相補
的でない配列の検出のための、低度に厳密なハイブリダイゼーション条件は、例えば、6
5℃で、6倍濃度のSSC、1%のSDSに設定することができる。周知の通り、プロー
ブの長さおよび決定される核酸の組成は、ハイブリダイゼーション条件のさらなるパラメ
ータを構成する。本明細書では、核酸は、プライマーまたはプローブ、例えば、本明細書
の上記で規定および提示された、突然変異体カルレチクリン(または本明細書で規定され
るその断片)の核酸、または突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする(または
そのC末端をコードする)核酸、または突然変異体カルレチクリンのエクソン9などの相
補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸でありうることが想定される。プライマー
およびプローブは、10〜30ヌクレオチドの範囲であることが多い。したがって、本発
明は、本明細書の上記で規定および提示された、核酸突然変異体カルレチクリンの相補鎖
と厳密な条件下でハイブリダイズする(プライマーまたはプローブのような)核酸であっ
て、50、49、48、47、46、45、44、43、42、41、40、39、38
、37、36、35、34、33、32、31、30、29、28、27、26、25、
24、23、22、21、または20ヌクレオチドより短く、5、6、7、8、9、10
、11、12、13、14、または15ヌクレオチドより長い、ハイブリダイズ核酸に関
する。核酸は、10〜35ヌクレオチドの長さを有することが好ましく、より好ましくは
15〜25ヌクレオチド、特に好ましくは18〜21、例えば、18、19、20、また
は21ヌクレオチドの長さである。
本発明に従い、2つ以上の核酸配列の文脈における「相同性」もしくは「相同性パーセ
ント」または「同一な」もしくは「同一性パーセント」または「同一性百分率」もしくは
「配列同一性」という用語は、最大の対応について、比較域にわたり(好ましくは、全長
にわたり)、または当技術分野で公知の配列比較アルゴリズムを使用して、もしくは手作
業によるアライメントおよび目視により測定される指定領域にわたり、比較および整列し
た場合に、同じであるか、または指定された百分率の、同じである(少なくとも70%、
75%、80%、85%、最も好ましくは、少なくとも90%、91%、92%、93%
、94%、95%、96%、97%、または98%の同一性、最も好ましくは、少なくと
も99%の同一性)ヌクレオチドを有する2つ以上の配列または部分配列を指す。例えば
、75%〜90%以上の配列同一性を有する配列は、実質的に同一であると考えることが
できる。このような定義はまた、被験配列の相補体にも適用される。好ましくは、記載さ
れた同一性は、少なくとも約15〜25ヌクレオチドの長さの領域にわたり、より好まし
くは少なくとも約50〜100ヌクレオチドの長さの領域にわたり、最も好ましくは全長
にわたり存在する。当業者は、例えば、当技術分野で公知の、CLUSTALWコンピュ
ータプログラム(Thompson Nucl. Acids Res. 2 (1994), 4673-4680)またはFASTD
B(Brutlag Comp. App. Biosci. 6 (1990), 237-245)に基づくアルゴリズムなどのアル
ゴリズムを使用して、配列間の同一性パーセントをどのようにして決定するのかに通じて
いるであろう。
FASTDBアルゴリズムでは、配列内部のマッチしない欠失または付加、すなわち、
ギャップを、その計算において考慮しないことが典型的であるが、これは、手作業で補正
して、同一性%の過大評価を回避することができる。しかし、CLUSTALWでは、配
列のギャップを、その同一性の計算において考慮する。当業者にはまた、BLASTおよ
びBLAST 2.0アルゴリズム(Altschul, (1997) Nucl. Acids Res. 25:3389-3402
;Altschul (1993) J. Mol. Evol. 36:290-300;Altschul (1990) J. Mol. Biol. 215:40
3-410)も利用可能である。核酸配列のためのBLASTNプログラムでは、ワード長(
W)の11、期待値(E)の10、M=5、N=4、および両方の鎖の比較を、デフォル
トとして使用する。BLOSUM62スコアリング行列(Henikoff (1989) PNAS 89:1091
5)では、アライメント(B)の50、期待値(E)の10、M=5、N=4、および両
方の鎖の比較を使用する。
核酸配列内のヌクレオチド残基が、例えば、配列番号1、2、3、5、6、7、9、1
0、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27
、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、
46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、6
3、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81
、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、
99、101、102、103、105、106、107、109、110、111、1
13、114、115、117、118、119、121、122、123、125、1
26、127、129、130、131、133、134、135、137、138、1
39、141、142、143、145、146、147、149、150、151、1
53、154、155、157、158、159、161、162、163、165、1
66、167、169、170、171、173、174、175、177、178、1
79、181、182、183、185、186、187、189、190、191、1
93、194、195、197、198、199、201、202、203、205、2
06、207、209、210、211、213、214、215、217、218、2
19、221、222、223、225、226、227、229、230、231、2
33、234、235、237、238、239、241、242、243、245、2
46、247、249、250、251、253、254、255、257、258、2
59、261、262、263、265、266、267、269、270、271、2
73、274、275、277、278、279、281、282、283、285、2
86、287、291、292、293、295、296、297、299、300、3
01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
21、423、424、425、427、428、429、431、432、および43
3のそれぞれのヌクレオチド配列内のある特定の位置に対応するかどうかを決定するため
に、当業者は、手作業で、または本明細書で言及されるコンピュータプログラムなどのコ
ンピュータプログラムを使用することにより、当技術分野で周知の手段および方法、例え
ば、アライメントを使用することができる。例えば、基本局所的アライメント検索ツール
BLASTを表すBLAST 2.0(Altschul (1997), loc. cit.;Altschul (1993),
loc. cit.;Altschul (1990), loc. cit.)を使用して、局所的な配列アライメントを検
索することができる。上記で論じたBLASTでは、ヌクレオチド配列のアライメントを
作成して、配列類似性を決定する。アライメントの局所的な性格のために、BLASTは
、正確なマッチの決定または類似する配列の同定においてとりわけ有用である。BLAS
Tアルゴリズム出力の基礎単位は、高スコアセグメント対(HSP)である。HSPは、
任意ではあるが等しい長さの2つの配列断片であって、そのアライメントが、局所的に最
大となり、そのアライメントスコアが、使用者により設定される閾値またはカットオフス
コアを満たすかまたは超える、配列断片からなる。BLAST法は、クエリー配列とデー
タベース配列との間のHSPを探索し、見出された任意のマッチの統計学的有意性を査定
し、使用者により選択された有意性の閾値を満たすマッチだけを報告する。パラメータE
は、データベース配列とのマッチを報告するための、統計学的に有意な閾値を確立する。
Eは、全データベース検索の文脈では、HSP(またはHSPのセット)の発生する可能
性について期待される頻度の上界と解釈される。プログラム出力では、そのマッチがEを
満たす任意のデータベース配列が報告される。
BLASTを使用する類似のコンピュータ技法(Altschul (1997), loc. cit.;Altsch
ul (1993), loc. cit.;Altschul (1990), loc. cit.)を使用して、GenBankまた
はEMBLなどのヌクレオチドデータベース内の同一または類縁の分子を検索する。この
解析は、複数回にわたる膜ベースのハイブリダイゼーションよりはるかに速い。加えて、
コンピュータによる検索の感度を改変して、任意の特定のマッチが、正確なマッチとして
類別されるのか、類似のマッチとして類別されるのかを決定することができる。検索の基
盤は、
として規定される積スコアであり、これにより、2つの配列の間の類似性の程度および配
列マッチの長さの両方を考慮に入れる。例えば、積スコアを40とすると、マッチは、1
〜2%の誤差の範囲内で正確となり、70とすると、マッチは、正確となろう。通例、1
5〜40の間の積スコアを示す分子を選択することにより、類似の分子が同定されるが、
より低値のスコアでは、類縁の分子が同定されうる。配列アライメントを生成することが
可能なプログラムの別の例は、当技術分野で公知の、CLUSTALWコンピュータプロ
グラム(Thompson (1994) Nucl. Acids Res. 2:4673-4680)またはFASTDB(Brutla
g (1990) Comp. App. Biosci. 6:237-245)である。
下記で説明される通り、「核酸配列の相同性/同一性」について、本明細書の上記で与
えられた説明および定義は、変更すべき点は変更して、それぞれ、配列番号4、8、12
、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、
68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、
116、120、124、128、132、136、140、144、148、152、
156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、
196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、
236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、
276、280、284、288、294、298、302、306、310、314、
318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、
358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、
398、402、406、410、414、418、422、426、430、および4
34に表示される、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質の「アミ
ノ酸配列」に適用される。
本発明に従い使用されるポリペプチドは、例えば、配列番号4に表示されるアミノ酸配
列を有するタンパク質に対して、少なくとも70%の同一性/類似性を有しうる。より好
ましくは、ポリペプチドは、配列番号4に表示されるタンパク質に対して、少なくとも9
0%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、または98%の同一
性/類似性を有し、高値が好ましい。最も好ましくは、ポリペプチドは、配列番号4に表
示されるタンパク質に対して、少なくとも99%の相同性を有する。
本発明に従い使用されるポリペプチドは、例えば、それぞれ、配列番号4、8、12、
16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、6
8、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、1
16、120、124、128、132、136、140、144、148、152、1
56、160、164、168、172、176、180、184、188、192、1
96、200、204、208、212、216、220、224、228、232、2
36、240、244、248、252、256、260、264、268、272、2
76、280、284、288、294、298、302、306、310、314、3
18、322、326、330、334、338、342、346、350、354、3
58、362、366、370、374、378、382、386、390、394、3
98、402、406、410、414、418、422、426、430、および43
4に表示されるアミノ酸配列を有するタンパク質に対して、少なくとも70%の同一性/
類似性を有しうる。より好ましくは、ポリペプチドは、それぞれ、配列番号4、8、12
、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、
68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、
116、120、124、128、132、136、140、144、148、152、
156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、
196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、
236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、
276、280、284、288、294、298、302、306、310、314、
318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、
358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、
398、402、406、410、414、418、422、426、430、および4
34に表示されるタンパク質に対して、少なくとも90%、91%、92%、93%、9
4%、95%、96%、97%、または98%の同一性/類似性を有し、高値が好ましい
。最も好ましくは、ポリペプチドは、それぞれ、4、8、12、16、20、24、28
、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、
84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、
128、132、136、140、144、148、152、156、160、164、
168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、
208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、
248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、
288、294、298、302、306、310、314、318、322、326、
330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、
370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、
410、414、418、422、426、430、および434に表示されるタンパク
質に対して、少なくとも99%の相同性を有する。
本発明の要点から逸脱せずに述べると、本明細書で提示されるポリペプチドまたはタン
パク質の(機能的な)断片または(機能的な)誘導体、例えば、配列番号4に示される突
然変異体カルレチクリンの最小のC末端の(機能的な)断片または(機能的な)誘導体も
また使用することができる。さらに本明細書で提示される、突然変異体カルレチクリンの
ポリペプチドまたはタンパク質の(機能的な)断片または(機能的な)誘導体、例えば、
それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、
48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、1
00、104、108、112、116、120、124、128、132、136、1
40、144、148、152、156、160、164、168、172、176、1
80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
60、264、268、272、276、280、284、288、294、298、3
02、306、310、314、318、322、326、330、334、338、3
42、346、350、354、358、362、366、370、374、378、3
82、386、390、394、398、402、406、410、414、418、4
22、426、430、および434に示されるポリペプチドの(機能的な)断片または
(機能的な)誘導体もまた使用することができる。
したがって、本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上記のポリペプチド/タ
ンパク質の(機能的な)断片は、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、
28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、8
0、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、12
4、128、132、136、140、144、148、152、156、160、16
4、168、172、176、180、184、188、192、196、200、20
4、208、212、216、220、224、228、232、236、240、24
4、248、252、256、260、264、268、272、276、280、28
4、288、294、298、302、306、310、314、318、322、32
6、330、334、338、342、346、350、354、358、362、36
6、370、374、378、382、386、390、394、398、402、40
6、410、414、418、422、426、430、および434のうちのいずれか
1つに示される、上記の特異的なポリペプチドのうちのいずれかであって、1または複数
のアミノ酸が欠失しているポリペプチドでありうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上記のポリペプチド/タンパク質の(
機能的な)誘導体は、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32
、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、
88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128
、132、136、140、144、148、152、156、160、164、168
、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208
、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248
、252、256、260、264、268、272、276、280、284、288
、294、298、302、306、310、314、318、322、326、330
、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370
、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410
、414、418、422、426、430、および434に示される、上記の特異的な
ポリペプチドのうちのいずれかであって、1または複数のアミノ酸が挿入され、付加され
、または置換されているポリペプチドでありうる。
好ましくは、1または複数のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/または置換は、本
明細書で提示される突然変異体カルレチクリンのC末端内、すなわち、配列番号4に示さ
れるポリペプチドのアミノ酸配列内にある。
好ましくは、1または複数のアミノ酸の欠失、挿入、付加、および/または置換は、本
明細書で提示される突然変異体カルレチクリンのC末端内、すなわち、それぞれ、配列番
号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56
、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、1
08、112、116、120、124、128、132、136、140、144に示
されるポリペプチドのアミノ酸配列内にある。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、3
0、31、32、33、34、35、36、37、38、39、または40アミノ酸を、
好ましくは、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンのC末端内、すなわち、配
列番号4に示されるポリペプチドのアミノ酸配列内で、欠失させるか、挿入するか、付加
するか、または置換することができる。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、5、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30
、31、32、33、34、35、36、37、38、39、または40アミノ酸を、好
ましくは、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンのC末端から、すなわち、配
列番号4に示されるポリペプチドのアミノ酸配列から、欠失させることができる。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、3
0、31、32、33、34、35、36、37、38、39、または40アミノ酸を、
好ましくは、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンのC末端内、すなわち、そ
れぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
0、144に示されるポリペプチドのアミノ酸配列内で、欠失させるか、挿入するか、付
加するか、かつ/または置換することができる。
「1または複数のアミノ酸が欠失した」という用語は、本明細書で提示される、特異的
な突然変異体カルレチクリンタンパク質の(機能的な)断片に関する。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの、好ましい(機
能的な)断片は、15〜25の連続したアミノ酸からなる。したがって、本明細書で提示
され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断片は、15、16
、17、18、19、20、21、22、23、24、または25の連続したアミノ酸か
らなることが好ましい。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号4に示されるアミノ酸配列のうちの15〜25の連続したアミノ酸からな
ることが好ましい。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号4に示されるアミノ酸配列のうちの15、16、17、18、19、20
、21、22、23、24、または25の連続したアミノ酸からなることが好ましい。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、
44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、9
6、100、104、108、112、116、120、124、128、132、13
6、140、144に示されるポリペプチドのうちの15〜25の連続したアミノ酸から
なることが好ましい。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、
44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、9
6、100、104、108、112、116、120、124、128、132、13
6、140、144に示されるポリペプチドのうちの15、16、17、18、19、2
0、21、22、23、24、または25の連続したアミノ酸からなることが好ましい。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号4に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、2
3、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36
、37、38、39、40、41、および最大42の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号32または112に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6
、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、
21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、3
4、35、36、37、38、39、40、41、42、および最大43の連続したアミ
ノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号8、128、132、または144に示されるアミノ酸配列のうちの少な
くとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31
、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、および
最大44の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号12、44、136または140に示されるアミノ酸配列のうちの少なく
とも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18
、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、
32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、お
よび最大45の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号16または124に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6
、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、
21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、3
4、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、および最大
46の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号24、40、76、100または120に示されるアミノ酸配列のうちの
少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17
、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、
31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、4
4、45、46、および最大47の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号28、36、72、84、96または116に示されるアミノ酸配列のう
ちの少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、
17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、3
0、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43
、44、45、46、47、および最大48の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号20、48、60、64、68または80に示されるアミノ酸配列のうち
の少なくとも4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30
、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、
44、45、46、47、48、および最大49の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号52または56に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6、
7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、2
1、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34
、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、
48、49、および最大50の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号92に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6、7、8、9
、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、
23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、3
6、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49
、50、51、および最大52の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号88または104に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6
、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、
21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、3
4、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47
、48、49、50、51、52、および最大53の連続したアミノ酸からなりうる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの(機能的な)断
片は、配列番号108に示されるアミノ酸配列のうちの少なくとも4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22
、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、
36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、4
9、50、51、52、53、および最大54の連続したアミノ酸からなりうる。
断片または誘導体は、それが由来する全長ポリペプチドと同じ(または本質的に同じ)
生物学的活性を有することが好ましく、全長ポリペプチドは、配列番号4、8、12、1
6、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68
、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、11
6、120、124、128、132、136、140、144、148、152、15
6、160、164、168、172、176、180、184、188、192、19
6、200、204、208、212、216、220、224、228、232、23
6、240、244、248、252、256、260、264、268、272、27
6、280、284、288、294、298、302、306、310、314、31
8、322、326、330、334、338、342、346、350、354、35
8、362、366、370、374、378、382、386、390、394、39
8、402、406、410、414、418、422、426、430、および434
に示されるアミノ酸配列を有する。この意味で、断片または誘導体は、本明細書で使用さ
れる「機能的な」断片または誘導体である。
本明細書で提示されるポリペプチド(例えば、それぞれ、配列番号4、8、12、16
、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、
72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116
、120、124、128、132、136、140、144、148、152、156
、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196
、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236
、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276
、280、284、288、294、298、302、306、310、314、318
、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358
、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398
、402、406、410、414、418、422、426、430、および434に
示される)は、それが由来するポリペプチドに特徴的な生物学的活性を本質的に維持する
という条件で、1または複数のアミノ酸を欠失させている場合もあり、挿入されている場
合もあり、付加されている場合もあり、かつ/または置換されている場合もある。
好ましくは、任意のこのような欠失、挿入、付加、および/または置換(この文脈では
、特に、置換)は、保存的である、すなわち、アミノ酸は、同じまたは類似の特徴を有す
るアミノ酸で置換されている。例えば、疎水性のアミノ酸は、別の疎水性のアミノ酸など
で置換することが好ましい。
本明細書で提示されるポリペプチドに特徴的な「生物学的活性」は、骨髄増殖性新生物
(特に、原発性骨髄線維症および本態性血小板血症)など、本明細書で規定される骨髄性
悪性腫瘍(の発症)を引き起こす活性と考えることができる。
本発明はまた、突然変異体カルレチクリンの阻害剤も提供する。これらの阻害剤は、医
薬として使用することができる。
「突然変異体カルレチクリンのアンタゴニスト」または「突然変異体カルレチクリンの
阻害剤」という用語は、本発明の文脈では、突然変異体カルレチクリンの生理学的活性お
よび/または発現レベルを、完全に、または部分的に、防止または低減することが可能な
化合物を意味する。本明細書では、「アンタゴニスト」または「阻害剤」という用語を互
換的に使用する。
したがって、本発明の文脈では、前記アンタゴニストは、前記化合物/物質(すなわち
、アンタゴニスト/阻害剤)が、前記突然変異体カルレチクリンに結合すると、突然変異
体カルレチクリンの生理学的活性を防止、低減、阻害、または不活化しうる。本明細書で
使用される「アンタゴニスト」という用語はまた、とりわけ、Mutschler, “Arzneimitte
lwirkungen”(1986), Wissenschaftliche Verlagsgesellschaft mbH, Stuttgart, German
yにおいて記載されている、競合的アンタゴニスト、(可逆的)非競合的アンタゴニスト
、または非可逆的アンタゴニストも包含する。このような阻害は、基質回転を決定するこ
とにより測定することができる。
突然変異体カルレチクリンの「アンタゴニスト」または「阻害剤」はまた、前記突然変
異体カルレチクリンをコードする核酸分子の発現を防止/低減することにより、突然変異
体カルレチクリンの機能を防止することが可能でもありうる。したがって、突然変異体カ
ルレチクリンのアンタゴニスト/阻害剤は、突然変異体カルレチクリンの発現レベルの低
下(例えば、突然変異体カルレチクリンmRNAおよび/または突然変異体カルレチクリ
ンタンパク質のレベルの低下)をもたらすことが可能であり、これは、突然変異体カルレ
チクリン活性の低下に反映されうる。活性および/または発現レベルの低下は、本明細書
でもまた記載される公知の方法により測定/検出することができる。
「突然変異体カルレチクリンのアンタゴニスト/阻害剤」は、例えば、突然変異体カル
レチクリン遺伝子の転写、遺伝子産物(例えば、スプライシングされていないか、または
部分的にスプライシングされたmRNA)のプロセシング(例えば、スプライシング、核
からの移出など)、および/または遺伝子産物(例えば、成熟mRNA)の翻訳に干渉し
うる。「突然変異体カルレチクリンのアンタゴニスト/阻害剤」はまた、突然変異体カル
レチクリン遺伝子によりコードされるポリペプチド/タンパク質のさらなる修飾(グリコ
シル化またはリン酸化など)に干渉し、これにより、本明細書の上記で記載された突然変
異体カルレチクリンタンパク質の活性を、完全に、または部分的に阻害することも可能で
ある。さらに、「突然変異体カルレチクリンのアンタゴニスト/阻害剤」は、突然変異体
カルレチクリンタンパク質の、他のタンパク質との相互作用に干渉する(したがって、例
えば、突然変異体カルレチクリンタンパク質を伴う複合体の活性に干渉する)か、または
、一般に、例えば、突然変異体カルレチクリン発現の上流のステップに干渉するか、もし
くは突然変異体カルレチクリンが関与するシグナル伝達経路に干渉することにより、その
合成に干渉することも可能である。作用方式に応じて、このようなアンタゴニストは、例
えば、「隔離型アンタゴニスト」または「シグナル伝達型アンタゴニスト」と称すること
ができる。
まとめると、したがって、本明細書で記載される、突然変異体カルレチクリンアンタゴ
ニスト/阻害剤は、突然変異体カルレチクリンの発現レベルおよび/または活性の低下ま
たは低減をもたらし、これにより、本明細書で規定される骨髄性悪性腫瘍の発症または増
殖へのその寄与を低減するであろう。
アンタゴニストは、shRNA(低分子ヘアピンRNA)、siRNA(低分子干渉R
NA)、miRNA(マイクロRNA)、dsRNA(二本鎖RNA)、stRNA(低
分子一時的RNA)、アンチセンス分子、細胞外結合パートナー、低分子(結合性)分子
、アプタマー、イントラマー、または全長抗体(免疫グロブリン)、F(ab)断片、F
(ab)断片、単鎖抗体、キメラ抗体、CDRグラフト抗体、二価抗体構築物、合成抗
体、二特異性単鎖抗体、または交差クローニング抗体などの抗体分子でありうる。
本発明は、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸であって、とりわけ
、本明細書で規定されるmRNAである核酸を特異的にターゲティングするsiRNAま
たはshRNAに関する。
本明細書で提示されるsiRNAまたはshRNAの連続した塩基のうちの最大10%
は、非相補的でありうる。siRNAは、5’端における少なくとも1つの塩基および/
または3’端における少なくとも1つの塩基をさらに含みうる。
siRNA、shRNA、アンチセンス分子などの核酸である、アンタゴニスト/阻害
剤は、公知の技法により、例えば、以下の標的配列を使用して、たやすく調製することが
できる。例えば、本明細書で援用されるsiRNA、shRNAなどは、下記の標的配列
のうちの1つに対応するRNA配列を含むかまたはこれからなりうる。この文脈では、「
〜に対応するRNA配列」という用語は、標的配列のチミジン(T)残基を、ウラシル(
U)残基で置き換えることを除き、RNA配列が、下記の標的配列のうちの1つと同一で
あることを意味する。siRNAは、少なくとも10の連続した塩基を含む核酸分子から
なりうる。例えば、siRNA、shRNAなどは、上記で規定された下記の標的配列の
うちの1つに対応するRNA配列のうちの少なくとも10の連続した塩基を含みうる。s
iRNA、shRNAなどは、上記で規定された下記の標的配列のうちの1つに対応する
RNA配列のうちの10の連続した塩基からなりうる。
siRNA、shRNAなどは、下記の標的配列のうちの1つをターゲティングしうる
。これらの配列は、配列番号476〜配列番号1309に関する。
本明細書では、上記で提示された突然変異体カルレチクリンタンパク質に特異的に結合
する抗体が想定される。このような抗体を、本発明に従い、診断および治療目的で使用す
ることができる。例えば、突然変異させたカルレチクリンのC末端に固有のポリペプチド
に対して作製された抗体は、骨髄性悪性腫瘍についての診断検査をもたらす。また、この
固有のC末端に由来するペプチドの、質量分析による検出も、骨髄性悪性腫瘍についての
診断検査をもたらす。好ましくは、このような抗体は、突然変異体カルレチクリンの阻害
剤である。
例えば、本明細書で使用される抗体は、以下の突然変異体カルレチクリンタンパク質で
あって、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40
、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、
96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、1
36、140、144、148、152、156、160、164、168、172、1
76、180、184、188、192、196、200、204、208、212、2
16、220、224、228、232、236、240、244、248、252、2
56、260、264、268、272、276、280、284、288、294、2
98、302、306、310、314、318、322、326、330、334、3
38、342、346、350、354、358、362、366、370、374、3
78、382、386、390、394、398、402、406、410、414、4
18、422、426、430、および434に示されるタンパク質に特異的に結合しう
る。特に、このような抗体は、突然変異体カルレチクリンタンパク質のC末端、例えば、
それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、
48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、1
00、104、108、112、116、120、124、128、132、136、1
40、144に示されるタンパク質に特異的に結合しうる。
本明細書では、抗体は、本明細書で規定される、突然変異体カルレチクリンタンパク質
の(機能的な)断片または(機能的な)誘導体に特異的に結合することが可能であり、例
えば、また、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質に対して、少な
くとも70%以上の同一性を有するポリペプチドにも結合しうることが想定される。
したがって、本発明は、本発明の方法におけるこれらの抗体の使用に関する。したがっ
て、本発明は、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いや
すいかどうかを評価するための、本明細書で記載され、提示される、突然変異体カルレチ
クリンタンパク質ポリペプチドのうちの1または複数に特異的に結合する、またはこれら
を特異的に認識する、本明細書の上記で記載された1つ/複数の抗体の使用に関する。
本発明はまた、本発明の方法における使用のための診断用キットを調製するための、上
記で規定された1つ/複数の抗体、または前記1つ/複数の抗体を含む上記の組成物にも
関する。
抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、全長抗体(免疫グロブリン)、F
(ab)断片、F(ab)断片、単鎖抗体、キメラ抗体、CDRグラフト抗体、二価抗
体構築物、二特異性単鎖抗体、合成抗体、または交差クローニング抗体などでありうる。
ポリクローナルもしくはモノクローナル抗体、または他の抗体(これらに由来する)は
、とりわけ、標準的な免疫化プロトコールを使用して、日常的に調製することができる(
Ed Harlow, David Lane, (December 1988), Antibodies: A Laboratory Manual, Cold Sp
ring Harbor Laboratory;またはEd Harlow, David Lane, (December 1998), Portable P
rotocols (Using Antibodies): A Laboratory Manual 2nd edition, Cold Spring Harbor
Laboratoryを参照されたい)。
例えば、免疫化は、本明細書で規定される、突然変異体カルレチクリンタンパク質/ポ
リペプチド(および/または断片、アイソフォーム、相同体など)の、哺乳動物(例えば
、マウス、ラット、ハムスターなどの齧歯動物)への腹腔内または皮下投与を伴いうる。
好ましくは、突然変異体タンパク質/ポリペプチドの断片であって、好ましくは、本明細
書で規定されるC末端(またはその断片)を保有する断片を使用する。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上述のポリペプチド(すなわち、突然
変異体カルレチクリンタンパク質/ポリペプチド)の好ましい断片は、15〜25の連続
したアミノ酸からなる。したがって、本明細書で提示され、本発明に従い使用される、上
述のポリペプチドの断片は、15、16、17、18、19、20、21、22、23、
24、または25の連続したアミノ酸からなることが好ましい。本明細書で提示され、本
発明に従い使用される、上述のポリペプチドの断片は、配列番号4に示されるアミノ酸配
列のうちの15〜25の連続したアミノ酸からなることが好ましい。本明細書で提示され
、本発明に従い使用される、上述のポリペプチドの断片は、配列番号4に示されるアミノ
酸配列のうちの15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、または
25の連続したアミノ酸からなることが好ましい。
原理の実証として、断片(RRKMSPARPRTSCREACLQGWTEA)を使
用して、突然変異体カルレチクリン抗体に特異的に結合するポリクローナル抗体を生成し
た(実施例2を参照されたい)。この断片は、配列番号4に示されるアミノ酸配列のうち
の24の連続したアミノ酸からなる。これらのポリクローナル抗体は、研究用ツールとし
て使用することもでき、かつ/または本明細書で提示される診断法で使用することもでき
る。突然変異体カルレチクリンタンパク質のこの断片(または本明細書で提示および規定
される他の断片)はまた、本明細書の下記でさらに記載される通り、ワクチンとしても使
用することができる。
当技術分野では、突然変異体ポリペプチドに特異的に結合するか、またはこれを特異的
に認識する抗体の調製およびスクリーニングのための方法が公知である。例えば、突然変
異体タンパク質を認識する抗体は、アフィニティー精製することができる。ELISAは
一般に、血清をスクリーニングし、かつ/またはアフィニティーカラム画分をアッセイす
るために使用される。ウェスタンブロットを使用して、抗体が、実際の目的のタンパク質
を検出しうることを裏付け、抗体が、目的のタンパク質だけを認識するのか、他のタンパ
ク質と交差反応するのかを査定することができる。
当業者は、これらの文献の教示を、本発明の文脈で、本明細書で規定されるポリペプチ
ドに特異的に結合するか、またはこれを特異的に認識する抗体の作製および検証に適用し
、適応させることができる。
以下は、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質の、ワクチンとし
ての使用に関する。したがって、突然変異体カルレチクリンタンパク質は、抗原として作
用する。したがって、本明細書の以下では、「突然変異体カルレチクリンタンパク質」お
よび「突然変異体カルレチクリンタンパク質抗原」などの用語を、互換的に使用すること
ができる。
上記に従い、本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質を、ワクチン
として使用することができる。言い換えると、本明細書で提示される突然変異体カルレチ
クリンタンパク質を、能動免疫化で使用することができる。したがって、本発明は、ワク
チンとしての使用のための、本明細書で規定および提示される、突然変異体カルレチクリ
ンタンパク質(または本明細書で規定および提示される、突然変異体カルレチクリンタン
パク質をコードする核酸(またはこれらを含むベクター))に関する。突然変異体カルレ
チクリンタンパク質、それらの断片および誘導体については、本明細書の上記で極めて詳
細に記載した。これらの説明および定義は、変更すべき点は変更して、この文脈に適用さ
れる。ワクチンとしては特に、それぞれ、配列番号4、8、12、16、20、24、2
8、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80
、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124
、128、132、136、140、144に示される本明細書で提示される突然変異体
カルレチクリンタンパク質、ならびにそれらの断片のC末端を含むかまたはこれからなる
、タンパク質が有用である。この文脈では、配列番号4に示される最小のC末端またはそ
の断片を含むかまたはこれからなる、突然変異体カルレチクリンタンパク質が特に有用で
ある。
本発明は、ワクチンとしての使用のためのタンパク質であって、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、タンパク質に関する。
本発明は、ワクチンとしての使用のためのタンパク質であって、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
ードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸に
よりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、タンパク質に関する。
本発明は、本明細書の上記で規定された、ワクチンとしての使用のためのタンパク質で
あって、配列番号4に示されるタンパク質のうちの15〜25の連続したアミノ酸からな
るタンパク質に関する。
配列番号4に示されるタンパク質のうちの、3、4、5、6、7、8、9、10、11
、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、
25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、3
8、39、または40アミノ酸を含むかまたはこれからなる配列番号4に示されるタンパ
ク質の断片を、ワクチンとして使用することが好ましい。配列番号4に示されるタンパク
質のうちの15〜25の連続したアミノ酸を含むかまたはこれからなる配列番号4に示さ
れるタンパク質の断片が、ワクチンとしての使用のために特に好ましい。したがって、配
列番号4に示されるタンパク質のうちの、15、16、17、18、19、20、21、
22、23、24、または25の連続したアミノ酸を含むかまたはこれからなる配列番号
4に示されるタンパク質の断片を、ワクチンとして使用する。
配列番号4に示されるタンパク質のこのような断片または誘導体は、キーホールリンペ
ットヘモシアニン(KLH)、ウシ血清アルブミン(BSA:bovine serum albumin)、
または細菌トキソイド(例えば、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド)などのタン
パク質へとカップリングし、免疫化のために使用することができる。
ワクチンは、本明細書で規定される骨髄性悪性腫瘍の処置において使用することができ
る。
したがって、本発明は、本明細書で規定される、骨髄性悪性腫瘍の予防的または治療的
処置のための方法であって、有効量の、本明細書の上記で規定されたワクチンを、患者に
投与するステップを含む、方法に関する。言い換えると、本発明は、本明細書で規定され
る、骨髄性悪性腫瘍の予防的または治療的処置のための方法であって、有効量の、本明細
書の上記で規定された突然変異体カルレチクリンタンパク質を、患者に投与するステップ
を含む、方法に関する。
例えば、患者は通常、自己寛容のために、CALRには反応しないが、CALRのエク
ソン9突然変異の多くは、突然変異体CALRのC末端部分が、野生型と異なるようにフ
レームシフトを引き起こし、したがって、自己寛容下に置かれない。突然変異体ポリペプ
チドによる免疫化は、突然変異体CALRに対する免疫応答を発生させるであろう。した
がって、ワクチンを治療的に使用して、既存のがんをターゲティングすることができる。
ワクチンはまた、予防的に使用することもできるであろう。例えば、がんは、突然変異
し、進化して、宿主の免疫応答および抗がん処置を回避しうることが公知である。したが
って、CALR突然変異を有さないか、または単一のCALR突然変異を有する、骨髄性
悪性腫瘍を伴う患者は、後にさらなるCALR突然変異を発現させる可能性がある。した
がって、他のCALR突然変異体形態に対する免疫化により、このようなCALR突然変
異体を選択することができる。
CALR突然変異体はまた、患者の治療における使用のために、抗体を、in vit
roで、または別の動物において生成するのにも使用することができる。このような手法
は、抗体を、患者において忍容されるエピトープに対して産生させうるため、特に有用で
ある。このような抗体はまた、力価を正確に制御することができ、また、抗体を、ターゲ
ティング療法のための毒素または放射性核種へとコンジュゲートさせることもできるため
、治療にも有用である。
能動免疫化の実施(または本明細書の上記で提示されたワクチンの使用)のための例示
的なプロトコールを以下に記載する。
例えば、突然変異体または野生型カルレチクリンを発現させる骨髄細胞を移植する前に
、マウスを、ワクチン(例えば、配列番号4に示されるタンパク質に由来するペプチドま
たは配列番号4に示されるタンパク質の断片であるペプチドであって、KLHまたはBS
Aとカップリングさせたペプチド)で免疫化することができる。免疫化されたレシピエン
トマウスを、致死量未満でまたは致死量で照射して、生着を促進することもでき、全く照
射しないでおくこともできる。移植された細胞は、突然変異させたカルレチクリンを発現
させる細胞または野生型カルレチクリンを発現させる細胞の混合物でありうる。免疫化さ
れたマウスを、移植後において追跡する。免疫応答が、突然変異体カルレチクリンを発現
させる細胞に対して誘発されれば、生着は、好ましくは、野生型カルレチクリンを発現さ
せる細胞について生じているであろう。免疫化を伴わない対照マウスを使用する。代替的
に、免疫化は、マウスへの、野生型/突然変異させたカルレチクリンを発現させる細胞の
50:50(または他の比による)混合物の生着後に実施することができる。免疫応答が
、突然変異体カルレチクリンを発現させる細胞に対して誘発されれば、50:50の(ま
たは他の)比は、野生型カルレチクリンを発現させる細胞の側に変化するであろう。免疫
化を伴わない対照マウスを、比較のために使用する。
本発明は、本明細書で規定される骨髄性悪性腫瘍を処置または防止するためのワクチン
組成物の製造のための、本明細書で提示され、本明細書の上記で規定された、抗原および
任意選択でアジュバントとしての、突然変異体カルレチクリンタンパク質の使用に関する
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、組換えにより作製する(すなわち、適切な宿
主細胞内で産生させる)こともでき、合成する(すなわち、化学合成する)こともできる
。本明細書では、突然変異体カルレチクリンタンパク質の組換えによる作製について記載
する。例えば、組換えによる作製は、当技術分野で公知の、分子クローニングおよび組換
え発現法のうちのいずれか1つを使用して達成することができる。例えば、突然変異体カ
ルレチクリンタンパク質をコードする核酸分子を、細菌、酵母細胞(例えば、ピキア(Pi
chia)属細胞)、昆虫細胞、または哺乳動物細胞(例えば、CHO細胞)など、適切な宿
主細胞に導入することができる。コード核酸分子は、宿主細胞内の突然変異体カルレチク
リンタンパク質抗原の発現を実行することが可能なプロモーターとの作動可能な連結下に
置くことができる。宿主細胞により発現される突然変異体カルレチクリンタンパク質は、
日常的なタンパク質精製法を使用してたやすく精製することができる。
例えば、配列番号1、2、もしくは3に示されるヌクレオチド配列、または配列番号4
に示される突然変異体カルレチクリンタンパク質抗原をコードする核酸配列、もしくは配
列番号4に示されるタンパク質のうちの15〜25の連続したアミノ酸からなるタンパク
質など、その断片をコードする核酸配列を、発現ベクター内でクローニングし、温度感受
性のプロモーターとの作動可能な連結下に置くことができる。発現ベクターを、大腸菌(
Escherichia coli)に導入し、熱を誘導して、抗原を発現させることができる。細胞を溶
解させることができ、抗原が蓄積された封入体を、遠心分離により分離する。封入体内の
組換えタンパク質を、SDS、または尿素、グアニジン塩酸塩、コール酸ナトリウム、タ
ウロコール酸ナトリウム、およびデオキシコール酸ナトリウムなど、当技術分野で公知の
他の可溶化剤を使用して可溶化させる。本発明に従い、精製された組換え突然変異体カル
レチクリンタンパク質を、薬学的に許容される担体と組み合わせて、ワクチン組成物を形
成する。
本発明は、患者における、骨髄性悪性腫瘍に対する防御を付与するための免疫原性組成
物、突然変異体カルレチクリンタンパク質を含む組成物を提供する。組成物は、患者への
in vivo投与のためのワクチンとして調合することができる。組成物は、水酸化ア
ルミニウムまたはリン酸アルミニウムなどのアジュバントを含みうる。
さらに、本発明は、医薬としての使用のための、本明細書の上記で規定された突然変異
体カルレチクリンタンパク質を含む免疫原性組成物を提供する。本明細書の上記で規定さ
れた突然変異体カルレチクリンタンパク質を含む組成物は、宿主または患者を疾患骨髄性
悪性腫瘍に対して免疫化するための医薬の製造のために使用することができる。
本発明は、本明細書で規定される突然変異体カルレチクリンタンパク質抗原を含有する
ワクチン組成物(または「突然変異体カルレチクリンタンパク質ワクチン」)であって、
患者への投与に適し、患者を骨髄性悪性腫瘍に対して防御することが可能な、ワクチン組
成物を対象とする。
「薬学的に許容される担体」という用語は、任意および全ての溶媒、分散媒、コーティ
ング、アジュバント、安定化剤、希釈剤、保存剤、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤、吸収
遅延剤などを含む。希釈剤は、水、生理食塩液、デキストロース、エタノール、グリセロ
ールなどを含みうる。等張剤は、とりわけ、塩化ナトリウム、デキストロース、マンニト
ール、ソルビトール、およびラクトースを含みうる。安定化剤は、とりわけ、アルブミン
を含む。
本発明に従うワクチン組成物中の使用に適するアジュバントは、無機塩、例えば、アラ
ム、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、およびリン酸カルシウム;界面活性剤お
よび微粒子、例えば、非イオン性ブロックポリマーによる界面活性剤(例えば、コレステ
ロール)、ウィロソーム、サポニン(例えば、Quil A、QS−21、およびGPI
−0100)、プロテオソーム、免疫刺激性複合体、コクリエート、第四級アミン(ジメ
チルジオクタデシルアンモニウムブロミド(DDA))、アブリジン、ビタミンA、ビタ
ミンE;RIBIアジュバント系(Ribi Inc.)、マイコバクテリウム・フレイ
(Mycobacterum phlei)の細胞壁骨格(Detox(登録商標))、ムラミルジペプチド
(MDP)およびムラミルトリペプチド(MTP)、モノホスホリルリピドA、カルメッ
ト−ゲラン桿菌、易熱性大腸菌(E. coli)エンテロトキシン、コレラ毒素、トレハロー
スジミコレート、CpGオリゴデオキシヌクレオチドなどの細菌生成物;サイトカインお
よびホルモン、例えば、インターロイキン(IL−1、IL−2、IL−6、IL−12
、IL−15、IL−18)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、デヒドロエピア
ンドロステロン、1,25−ジヒドロキシビタミンD3;ポリアニオン、例えば、デキス
トラン;ポリアクリル(例えば、ポリメチルメタクリレート、Carbopol 934
P);担体、例えば、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド、コレラ毒素Bサブユニ
ット、腸管毒素原性大腸菌(E. coli)の突然変異体易熱性エンテロトキシン(rmLT
)、熱ショックタンパク質;水中油エマルジョン、例えば、AMPHIGEN(登録商標
)(Hydronics、USA);ならびに、例えば、フロイント完全アジュバントお
よびフロイント不完全アジュバントなどの油中水エマルジョンなど、複数のアジュバント
クラスを含むがこれらに限定されない。
本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質抗原と、薬学的に許容され
る担体とを、例えば、混合、溶解、懸濁、乳化、封入、吸着などにより、任意の好都合で
実際的な様式で組み合わせて、ワクチン組成物を形成し、注射、植込み、吸入、服用など
に適する錠剤、カプセル、粉末、シロップ、懸濁液などの処方物に作製することができる
。ワクチンは、患者に、注射により、約0.1〜5mlの用量で、または、好ましくは約
0.5〜2.5ml、または、さらにより好ましくは約1mlの用量で投与されうるよう
に調合することが好ましい。適切な場合、本発明の医薬組成物は、周知の手順により無菌
とすべきである。
ワクチン中の本明細書で提示される突然変異体カルレチクリンタンパク質抗原の量は、
免疫化に有効であるべきであり、一般に、投与1回当たり0.5〜1000pgの範囲に
ある。
ワクチンにおける使用に適するアジュバントの量は、使用されるアジュバントの性格に
依存する。例えば、Quil Aおよびコレステロールをアジュバントとして使用する場
合、Quil Aは、一般に、投与1回当たり約1〜1000pgの量であり;コレステ
ロールは、一般に、投与1回当たり約1〜1000pgの量である。
本開示に従い、ワクチンは、経口、鼻腔内、経粘膜、局所、経皮、および非経口(例え
ば、静脈内、腹腔内、皮内、皮下または筋内)を含む、任意の公知の経路により投与する
ことができる。投与はまた、無針送達デバイスを使用して達成することもできる。投与は
、経路の組合せ、例えば、非経口経路を使用する初回投与と、経粘膜経路を使用する後続
の投与とを使用して達成することができる。好ましい投与経路は、皮下および筋内投与を
含む。
本発明は、組合せワクチンおよびこのような組合せワクチンを投与することにより患者
を防御するための方法を提供する。
本発明は、本明細書の上記で規定および提示された、突然変異体カルレチクリンタンパ
ク質である免疫原性作用物質を提供する。前記作用物質は、患者において、突然変異体カ
ルレチクリンタンパク質に対する免疫原性応答を誘導するのに有効である。したがって、
免疫原性作用物質は、本明細書で規定される骨髄性悪性腫瘍の処置または防止において使
用することができる。
さらに、本発明は、担体タンパク質に連結された免疫原性作用物質を含むコンジュゲー
トを提供する。免疫原性作用物質は、本明細書の上記で規定および提示された、突然変異
体カルレチクリンタンパク質である。担体タンパク質(とりわけ、血清アルブミンなど)
は、免疫応答を増強しうる。コンジュゲートは、担体タンパク質に融合させた免疫原性作
用物質(すなわち、本明細書の上記で規定および提示された、突然変異体カルレチクリン
タンパク質)を含む融合タンパク質でありうる。作用物質はまた、化学架橋により、担体
タンパク質に連結することもできる。作用物質は、担体タンパク質のアミノ末端に連結す
るかまたは融合させることができる。作用物質は、担体タンパク質のカルボキシルに連結
するかまたは融合させることができる。作用物質は、担体タンパク質の内部に連結するか
または融合させることができる。融合タンパク質などのコンジュゲート内には、作用物質
の複数のリピートまたは多量体が存在しうる。作用物質は、他のアミノ酸を伴う作用物質
を含む長鎖のポリペプチドの一部でありうる。作用物質は、粒子の成分でありうる。粒子
は、リポソームまたは微粒子でありうる。作用物質は、乳化させることもでき、リポソー
ムまたは微粒子などの粒子内に封入することもできる。
本明細書で提示される、突然変異させたカルレチクリンタンパク質内の固有のC末端ポ
リペプチドの存在は、野生型タンパク質を無傷のまま放置しながら、突然変異体タンパク
質をターゲティングする可能性をもたらす。カルレチクリンエクソン9の−1リーディン
グフレームに由来するアミノ酸配列は、他のいかなる脊椎動物タンパク質との相同性も示
さないペプチドをコードするので、治療効果を有する(抗体(好ましくは、阻害性抗体)
、siRNA、shRNA、または低分子薬物のような)上記で規定された阻害剤を、こ
れに対して生成することができる。例えば、突然変異体カルレチクリンタンパク質のC末
端アミノ酸配列(エクソン9の代替的リーディングフレームに由来する突然変異体タンパ
ク質など)を、ポリクローナルおよびモノクローナル抗体(好ましくは、阻害性抗体)の
作製のために使用することができる。したがって、本明細書で提示される突然変異体カル
レチクリンは、骨髄性悪性腫瘍の免疫療法のための有益な標的である。代替的に、突然変
異体ペプチドまたは組換え突然変異体タンパク質による患者の免疫化は、骨髄性悪性腫瘍
の治療的介入で使用することができる。
カルレチクリンは、細胞から分泌され、血清中で検出されうることが示されている。カ
ルレチクリンはまた、細胞表面へとトラフィッキングされ、ここで、アポトーシス細胞の
食作用のための「イートミーシグナル」を提示する。
したがって、本発明は、医薬としての使用のための、突然変異体カルレチクリンの阻害
剤を提供する。さらに、本発明は、医薬としての使用のための、本明細書で提示される突
然変異体カルレチクリンタンパク質、これに特異的に結合する抗体(好ましくは、阻害性
抗体)、本明細書で提示される核酸(特に、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコー
ドする核酸)、本明細書で提示されるsiRNAに関する。本明細書では、「医薬」およ
び「医薬組成物」という用語を互換的に使用する。したがって、「医薬組成物」に関して
本明細書で提示される定義および説明は、変更すべき点は変更して、「医薬」という用語
に適用される。
本発明は、骨髄性悪性腫瘍の処置における使用のための、突然変異体カルレチクリンの
阻害剤に関する。
本発明は、骨髄性悪性腫瘍患者を処置するための方法であって、有効量の突然変異体カ
ルレチクリンの阻害剤を、患者に投与するステップを含む、方法を提供する。
処置される患者は、本発明に従い「陽性」と評価された患者、すなわち、その試料が、
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子を存在させると決定されてい
る患者でありうる。
したがって、本発明は、骨髄性悪性腫瘍の処置における使用のための、突然変異体カル
レチクリンの阻害剤であって、これにより、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄
性悪性腫瘍を患いやすい患者を処置し、これにより、カルレチクリン遺伝子の1または複
数の突然変異対立遺伝子(またはそれらの遺伝子産物)が、前記患者に由来する試料中に
存在すると決定する阻害剤に関する。
カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子の(またはそれらの遺伝子
産物の)、前記患者に由来する試料中の存在の決定に関して本明細書の上記で与えられた
、全ての定義および説明は、変更すべき点は変更して、この文脈に適用される。
本発明は、骨髄性悪性腫瘍患者を処置するための方法であって、有効量の突然変異体カ
ルレチクリンの阻害剤を、患者に投与するステップを含む、方法を提供し、その方法は、
患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価する
ステップであって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の(またはそれらの遺伝子産物の)存在を決定することと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子(またはそれらの遺伝
子産物)が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性
悪性腫瘍を患いやすいと評価することと
を含むステップをさらに含む。
前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の(またはそれらの遺伝子産物の)存在の決定に関して本明細書の上記で与えられた、
全ての定義および説明は、変更すべき点は変更して、この文脈に適用される。
突然変異体カルレチクリンは、本明細書の上記で規定された突然変異体カルレチクリン
タンパク質でありうる。突然変異体カルレチクリンが、突然変異体カルレチクリンタンパ
ク質である場合、阻害剤は、抗体(好ましくは、阻害性抗体)、細胞外結合性パートナー
、低分子結合性分子、アプタマー、またはイントラマーでありうる。
突然変異体カルレチクリンは、本明細書の上記で規定された突然変異体カルレチクリン
タンパク質をコードする核酸でありうる。突然変異体カルレチクリンが、このような核酸
(好ましくは、上記で提示および規定されたmRNA)である場合、阻害剤は、siRN
A、miRNA、dsRNA、shRNA、stRNA、およびアンチセンス分子であり
うる。
上述の通り、骨髄性悪性腫瘍は、骨髄増殖性新生物または骨髄異形成症候群を含む。例
示的な骨髄増殖性新生物は、原発性骨髄線維症(PMF)である。本明細書では、骨髄増
殖性新生物の治療、特に、原発性骨髄線維症(PMF)の治療、または本態性血小板血症
(ET)の治療が好ましい。本発明に従う治療的介入下に置かれる例示的な骨髄異形成症
候群は、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)である。
本明細書では、「処置」、「〜を処置すること」などの用語は一般に、所望の薬理学的
および/または生理学的効果を得ることを意味するように使用される。効果は、疾患もし
くはその症状を、完全に、もしくは部分的に、防止する点で予防的な場合もあり、かつ/
または疾患および/もしくは疾患に帰せられる有害作用を、部分的に、もしくは完全に、
治癒させる点で治療的な場合もある。本明細書で使用される「処置」という用語は、対象
における疾患の任意の処置をカバーし、(a)疾患に対して素因がある可能性のある対象
に関連する疾患を防止すること;(b)疾患を阻害すること、すなわち、その発症を停止
させること;または(c)疾患を軽減すること、すなわち、疾患の退縮を引き起こすこと
を含む。
本発明の目的での「個体」、「患者」、または「対象」は、ヒトおよび他の動物、特に
、哺乳動物および他の生物の両方を含む。したがって、方法は、ヒトの治療および獣医学
的適用の両方に適用可能である。好ましくは、「個体」、「患者」、または「対象」は、
哺乳動物であり、最も好ましくは、「個体」、「患者」、または「対象」は、ヒトである
突然変異体カルレチクリンの阻害剤は、単一の薬剤として(すなわち、単剤療法の形態
で)投与することもでき、例えば、ヒドロキシ尿素またはインターフェロンアルファ療法
のような、従来の療法との組合せ療法の形態で投与することもできる。
医薬組成物は、個々の患者の臨床状態、医薬組成物の送達部位、投与法、投与スケジュ
ールの設定、および医療従事者に公知の他の因子を考慮に入れ、良質の医療のための原則
(good medical practice)に合致する様式で、調合および投与されるものとする。した
がって、本明細書の目的での医薬組成物の「有効量」は、このような検討事項により決定
される。
当業者には、個体に投与される医薬組成物の有効量は、とりわけ、化合物の性格に依存
することが公知である。
例えば、前記阻害剤が低分子である場合、経口投与される医薬組成物中の阻害剤の、投
与1回当たりの全(薬学的)有効量は、患者1日当たり約50mgの阻害剤〜1日当たり
1000mgの阻害剤の範囲となろうが、上記で言及した通り、これは、治療的判断の下
に置かれる。より好ましくは、この用量は、1日当たり少なくとも50mgの阻害剤であ
り、最も好ましくは、ヒトでは、1日当たり約50mg〜600mgの間の阻害剤である
。例えば、阻害剤は、1日当たり体重1kg当たり15mgの用量で投与することができ
る。持続的に施される場合、阻害剤は、1日当たり約50mg〜1日当たり約600mg
の投与速度で投与することが典型的である。また、静脈内溶液バッグも援用することがで
きる。変化を観察するのに必要とされる処置の長さ、および応答が生じるための処置後の
間隔は、所望の効果に応じて変化すると考えられる。特定の量は、当業者に周知の従来の
検査により決定することができる。
本明細書で提示される組成物の投与は、とりわけ、毎日2回、毎日1回、隔日、3日ご
と、4日ごと、5日ごと、毎週1回、2週間ごとに1回、3週間ごとに1回、1カ月ごと
に1回の投与などを含みうる。
例えば、前記化合物が、(ポリ)ペプチドまたはタンパク質である場合、非経口投与さ
れる医薬組成物の、投与1回当たりの全(薬学的)有効量は、患者の体重1kg当たり1
日当たり約1μgのタンパク質〜1kg当たり1日当たり15mgのタンパク質の範囲と
なろうが、上記で言及した通り、これは、治療的判断の下に置かれる。より好ましくは、
この用量は、1kg当たり1日当たり少なくとも0.01mgのタンパク質であり、最も
好ましくは、ヒトでは、1kg当たり1日当たり約0.01〜1mgの間のタンパク質で
ある。持続的に施される場合、医薬組成物は、1日当たり1〜4回の注射により、または
、例えば、ミニポンプを使用する持続皮下注入により、1kg当たり1時間当たり約1μ
g〜1kg当たり1時間当たり約50μgの投与速度で投与することが典型的である。ま
た、静脈内溶液バッグも援用することができる。変化を観察するのに必要とされる処置の
長さ、および応答が生じるための処置後の間隔は、所望の効果に応じて変化すると考えら
れる。特定の量は、当業者に周知の従来の検査により決定することができる。
本発明の医薬組成物は、経口、直腸内、非経口、大槽内、膣内、腹腔内、局所(粉末、
軟膏、点滴剤または経皮パッチによる)、口腔内投与することもでき、経口または経鼻ス
プレーとして投与することもできる。
本発明の医薬組成物は、薬学的に許容される担体を含むことが好ましい。「薬学的に許
容される担体」とは、非毒性の固体、半固体、または液体の、充填剤、希釈剤、封入材料
、または任意の種類の処方物補助剤を意味する。本明細書で使用される「非経口」という
用語は、静脈内、筋内、腹腔内、胸骨内、皮下、ならびに関節内注射および注入を含む投
与方式を指す。
医薬組成物はまた、持続放出系により、適切に投与される。持続放出型組成物の適切な
例は、成型品、例えば、フィルムまたはマイクロカプセルの形態の、半透性のポリマーマ
トリックスを含む。持続放出型マトリックスは、ポリラクチド(米国特許第3,773,
919号、EP58,481)、L−グルタミン酸とガンマ−エチル−L−グルタメート
とのコポリマー(Sidman, U. et al., Biopolymers 22:547-556 (1983))、ポリ(2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート)(R. Langer et al., J. Biomed. Mater. Res. 15:167-
277 (1981)、およびR. Langer, Chem. Tech. 12:98-105 (1982))、エチレンビニルアセ
テート(R. Langer et al., Id.)またはポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸(EP
133,988)を含む。持続放出型医薬組成物はまた、リポソーム封入型化合物も含む
。医薬組成物を含有するリポソームは、それ自体が公知の方法により調製される(DE3
,218,121;Epstein et al., Proc. Natl. Acad. Sci. (USA) 82:3688-3692 (198
5);Hwang et al., Proc. Natl. Acad. Sci. (USA) 77:4030-4034 (1980);EP52,3
22;EP36,676;EP88,046;EP143,949;EP142,641
;日本特許出願第83−118008号;米国特許第4,485,045号および同第4
,544,545号;ならびにEP102,324)。通常、リポソームは、脂質含量が
、約30モルパーセントを超えるコレステロールである、小型(約200〜800オング
ストローム)の単層型であり、選択される比率は、最適の治療のために調整される。
非経口投与では、医薬組成物は、一般に、それを、注射用単位剤形(溶液、懸濁液、ま
たはエマルジョン)中に、所望の程度の純度で、薬学的に許容される担体、すなわち、レ
シピエントに対して、援用される投与量および濃度で非毒性であり、処方物の他の成分と
適合性である担体と混合することにより調合される。
一般に、処方物は、医薬組成物の成分を、液体担体もしくは微粒化された固体担体また
はこれらの両方と、均一、かつ、緊密に接触させることにより調製される。次いで、必要
な場合、生成物を、所望の処方物に成型する。好ましくは、担体は、非経口担体、より好
ましくは、レシピエントの血液と等張性の溶液である。このような担体媒体の例は、水、
生理食塩液、リンゲル液、およびデキストロース溶液を含む。本明細書ではまた、固定油
およびオレイン酸エチルなどの非水性媒体も、リポソームと同様に有用である。担体は、
等張性および化学的安定性を増強する物質など、少量の添加剤を含有すると適切である。
このような材料は、レシピエントに対して、援用される投与量および濃度で非毒性であり
、リン酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、および他の有機酸、もしくはこれらの塩などの緩
衝剤;アスコルビン酸などの抗酸化剤;低分子量(約10残基未満)の(ポリ)ペプチド
、例えば、ポリアルギニンもしくはトリペプチド;血清アルブミン、ゼラチン、もしくは
免疫グロブリンなどのタンパク質;ポリビニルピロリドンなどの親水性ポリマー;グリシ
ン、グルタミン酸、アスパラギン酸、もしくはアルギニンなどのアミノ酸;セルロースも
しくはその誘導体、グルコース、マンノース、またはデキストリンを含む、単糖、二糖、
および他の炭水化物;EDTAなどのキレート化剤;マンニトールもしくはソルビトール
などの糖アルコール;ナトリウムなどの対イオン;ならびに/またはポリソルベート、ポ
ロキサマー、もしくはPEGなどの非イオン性界面活性剤を含む。
治療的投与のために使用される医薬組成物の成分は、無菌でなければならない。無菌性
は、滅菌濾過膜(例えば、0.2ミクロンの膜)を通す濾過により、たやすく達成される
。医薬組成物の治療用成分は、一般に、無菌のアクセスポートを有する容器、例えば、皮
下注射針により穿刺可能な止栓を有する、静脈内溶液バッグまたはバイアルに入れられる
医薬組成物の成分は、通常、単位用量容器または複数回用量容器内、例えば、密封され
たアンプル内またはバイアル内に、水溶液または再構成のための凍結乾燥処方物として保
存される。凍結乾燥処方物の例として述べると、10mlのバイアルを、滅菌濾過された
1%(w/v)の水溶液5mlで満たし、結果として得られる混合物を凍結乾燥させる。
注入溶液は、注射用静菌水を使用して、凍結乾燥化合物を再構成することにより調製され
る。
真性赤血球増加症のための処置の目的は、過剰な血液細胞の数を低減することである。
真性赤血球増加症の処置は、静脈切開術、静脈切開術を伴うかまたは伴わない化学療法、
インターフェロンアルファまたはPEG化インターフェロンアルファおよび低用量のアス
ピリンを使用する生物学的療法を含みうる。
徴候も症状も伴わない患者における原発性骨髄線維症の処置は通例、注意深い待機であ
る。原発性骨髄線維症を伴う患者は、貧血の徴候または症状を有しうる。貧血は通例、症
状を軽減し、生活の質を改善するように、赤血球の注入で処置する。加えて、貧血は、赤
血球形成性増殖因子、プレドニゾン、ダナゾール、サリドマイド、レナリドミド、または
ポマリドミドで処置することができる。他の徴候または症状を伴う患者における、原発性
骨髄線維症の処置は、ルキソリチニブ(JAK1およびJAK2の阻害剤)によるターゲ
ティング療法、化学療法、ドナー幹細胞移植、サリドマイド、レナリドミド、またはポマ
リドミド、脾臓摘出、脾臓、リンパ節、もしくは骨髄外の他の領域であって、血液細胞が
形成されつつある領域に対する放射線療法、インターフェロンアルファもしくは赤血球形
成性増殖因子を使用する生物学的療法、または他のターゲティング療法薬の臨床試験への
組入れを含みうる。
徴候も症状も有さず、許容可能な血小板カウントを有する、60歳より若齢の患者にお
ける、本態性血小板血症の処置は通例、注意深い待機である。場合によって、患者は、ア
スピリンを服用して、血栓を防止する一助とすることができる。他の患者の処置は、化学
療法、ヒドロキシ尿素、アナグレリド療法、インターフェロンアルファまたはPEG化イ
ンターフェロンアルファを使用する生物学的療法、血小板アフェレーシスを含みうる。
JAK結合阻害剤であるルキソリチニブは、治癒処置および支持処置への有望性を示す
。ルキソリチニブは、米国食品医薬品局により、高度および中等度の危険性の骨髄線維症
の処置における使用について、2011年に承認されている(Tefferi March 22, 2012;
Blood: 119 (12)を参照されたい)。また、Ostojicは、ルキソリチニブが、骨髄線維症の
治療において使用されることについて報告している(Ostojic Therapeutics and Clinica
l Risk Management 2012:8 95-103を参照されたい)。
骨髄増殖性新生物についての臨床試験で現在使用されているJAK阻害剤は、ルキソリ
チニブのほかに、SAR302503、CYT387、レスタウルチニブ、SB1518
、AZD1480、BMS911543、LY2784544、NS−018、およびX
L019を含む(Tefferi March 22, 2012; Blood: 119 (12)を参照されたい)。
ルキソリチニブ((3R)−3−シクロペンチル−3−[4−(7H−ピロロ[2,3
−d]ピリミジン−4−イル)ピラゾール−1−イル]プロパンニトリル;商品名:Ja
kafi、Jakavi)の例示的な式を、以下に示す:
環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症は、輸血および貧血を改善する他の支持
療法であって、高用量のピロドキシン(ビタミンB6)を含む支持療法を要求する場合が
ある。また、骨髄移植も、選択肢である。RARS−Tはまた、白血病に進行する場合が
ある。
上記の療法の使用は、本発明に従う突然変異体カルレチクリンの存在について陽性また
は陰性と診断された患者のために、単独で、または突然変異体カルレチクリンを特異的に
ターゲティングする療法(例えば、抗体)との組合せで想定される。したがって、突然変
異体CALRをターゲティングする療法(例えば、抗体)も同様に、単剤療法として、ま
たは他の療法と組み合わせて使用する場合、処置において有用でありうる。例えば、イン
ターフェロンアルファ療法を使用して、本発明に従う突然変異体カルレチクリンの存在に
ついて陽性と診断された、(本態性血小板血症患者のような)MPNを伴う患者を処置す
ることができる。
例えば、患者が、検査で、突然変異体カルレチクリンおよびJAK2突然変異の存在に
ついて陽性とされた場合、本明細書では、(ルキソリチニブのような)JAK阻害剤の使
用が想定される。臨床パラメータ(例えば、患者の年齢、予後)に応じて、例えば、検査
で突然変異体カルレチクリンの存在について陽性とされた患者を処置するのに、幹細胞移
植のような、さらなる療法もまた使用することができる。
本明細書では、本発明に従う使用のための阻害剤が記載および提示される。本発明の文
脈ではまた、まだ生成されていない阻害剤、またはそれらの阻害活性について検査される
公知の化合物の使用も想定される。
したがって、本発明は、本明細書で規定および提示される、突然変異体カルレチクリン
の阻害剤であることが疑われる候補分子の活性を評価するための方法であって、
(a)突然変異体カルレチクリンを含む細胞、組織、または非ヒト動物を前記候補分子と
接触させるステップと、
(b)前記突然変異体カルレチクリンの活性の低下を検出するステップと、
(c)前記突然変異体カルレチクリンの活性を低下させる候補分子を選択するステップと
を含み、
活性の低下により、選択された分子が、本明細書で規定される、骨髄性悪性腫瘍の処置
において有用となる能力が示される、方法を提供する。
また、(発現)レベルの低下も、有用な阻害剤を指し示しうる。
本発明は、本明細書で規定および提示される、突然変異体カルレチクリンの阻害剤であ
ることが疑われる候補分子の活性を評価するための方法であって、
(a)突然変異体カルレチクリンを含む細胞、組織、または非ヒト動物を前記候補分子と
接触させるステップと、
(b)前記突然変異体カルレチクリンの(発現)レベルの低下を検出するステップと、
(c)前記突然変異体カルレチクリンの(発現)レベルを低下させる候補分子を選択する
ステップと
を含み、
(発現)レベルの低下により、選択された分子が、本明細書で規定される、骨髄性悪性
腫瘍の処置において有用となる能力が示される、方法に関する。
突然変異体カルレチクリンは、本明細書の上記で規定された突然変異体カルレチクリン
タンパク質/ポリペプチドのうちのいずれか、または本明細書で規定される核酸(特に、
mRNA)であって、突然変異体カルレチクリンタンパク質/ポリペプチドをコードする
核酸のうちのいずれかでありうる。
突然変異体カルレチクリンタンパク質は、それぞれ、4、8、12、16、20、24
、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、
80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、1
24、128、132、136、140、144、148、152、156、160、1
64、168、172、176、180、184、188、192、196、200、2
04、208、212、216、220、224、228、232、236、240、2
44、248、252、256、260、264、268、272、276、280、2
84、288、294、298、302、306、310、314、318、322、3
26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
06、410、414、418、422、426、430、および434に示されるポリ
ペプチドのアミノ酸配列を含むかまたはこれからなりうる。この文脈ではまた、上記で規
定されたこれらのタンパク質の断片または誘導体の使用も想定される。
突然変異体カルレチクリン核酸は、それぞれ、1、2、3、5、6、7、9、10、1
1、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29
、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、
47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、6
5、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82
、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、
101、102、103、105、106、107、109、110、111、113、
114、115、117、118、119、121、122、123、125、126、
127、129、130、131、133、134、135、137、138、139、
141、142、143、145、146、147、149、150、151、153、
154、155、157、158、159、161、162、163、165、166、
167、169、170、171、173、174、175、177、178、179、
181、182、183、185、186、187、189、190、191、193、
194、195、197、198、199、201、202、203、205、206、
207、209、210、211、213、214、215、217、218、219、
221、222、223、225、226、227、229、230、231、233、
234、235、237、238、239、241、242、243、245、246、
247、249、250、251、253、254、255、257、258、259、
261、262、263、265、266、267、269、270、271、273、
274、275、277、278、279、281、282、283、285、286、
287、291、292、293、295、296、297、299、300、301、
303、304、305、307、308、309、311、312、313、315、
316、317、319、320、321、323、324、325、327、328、
329、331、332、333、335、336、337、339、340、341、
343、344、345、347、348、349、351、352、353、355、
356、357、359、360、361、363、364、365、367、368、
369、371、372、373、375、376、377、379、380、381、
383、384、385、387、388、389、391、392、393、395、
396、397、399、400、401、403、404、405、407、408、
409、411、412、413、415、416、417、419、420、421、
423、424、425、427、428、429、431、432、および433に示
される核酸を含むかまたはこれからなりうる。
さらに、本発明は、本発明の方法のために、すなわち、患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っ
ているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうかを評価するために、本明細書で規
定される、カルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、または
カルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしく
は量を検出することが可能な、核酸(例えば、下記で記載される、プライマー/プライマ
ー対またはプローブのようなオリゴヌクレオチド)または抗体の使用を提供する。
オリゴヌクレオチドは、約15〜100ヌクレオチドの長さでありうる。当業者は、自
らの一般的な知見および本明細書で提示される教示に基づき、本明細書で規定される、カ
ルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリ
ン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を検出す
ることが可能な、オリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを同定および/または調製
することが容易である。これらのオリゴヌクレオチドまたはポリヌクレオチドは、本明細
書で提示される方法における、プローブまたはプライマーとして使用することができる。
プライマーおよび/またはプローブは、10〜30ヌクレオチドの長さを有することが多
い。したがって、本発明は、本明細書で規定される、カルレチクリン遺伝子の1もしくは
複数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然
変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を検出することが可能な核酸(特に、プラ
イマーまたはプローブ)であって、50、49、48、47、46、45、44、43、
42、41、40、39、38、37、36、35、34、33、32、31、30、2
9、28、27、26、25、24、23、22、21、または20ヌクレオチドより短
く、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、または15ヌクレオチドより
長い、核酸に関する。核酸は、10〜35ヌクレオチドの長さを有することが好ましく、
より好ましくは15〜25ヌクレオチド、特に好ましくは18〜21、例えば、18、1
9、20、または21ヌクレオチドの長さである。これらの核酸は、厳密な条件下で、本
明細書の上記で規定および提示された、核酸突然変異体カルレチクリンの相補鎖とハイブ
リダイズしうる。
当業者は、例えば、対応するプローブ/プライマーの同定に有用でありうるコンピュー
タプログラムが、本明細書で使用されることを知るであろう。例えば、本明細書で開示さ
れる、例示的なコード配列の核酸配列(それぞれ、配列番号1、2、3、5、6、7、9
、10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、
27、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、4
5、46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62
、63、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、
81、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、9
8、99、101、102、103、105、106、107、109、110、111
、113、114、115、117、118、119、121、122、123、125
、126、127、129、130、131、133、134、135、137、138
、139、141、142、143、145、146、147、149、150、151
、153、154、155、157、158、159、161、162、163、165
、166、167、169、170、171、173、174、175、177、178
、179、181、182、183、185、186、187、189、190、191
、193、194、195、197、198、199、201、202、203、205
、206、207、209、210、211、213、214、215、217、218
、219、221、222、223、225、226、227、229、230、231
、233、234、235、237、238、239、241、242、243、245
、246、247、249、250、251、253、254、255、257、258
、259、261、262、263、265、266、267、269、270、271
、273、274、275、277、278、279、281、282、283、285
、286、287、291、292、293、295、296、297、299、300
、301、303、304、305、307、308、309、311、312、313
、315、316、317、319、320、321、323、324、325、327
、328、329、331、332、333、335、336、337、339、340
、341、343、344、345、347、348、349、351、352、353
、355、356、357、359、360、361、363、364、365、367
、368、369、371、372、373、375、376、377、379、380
、381、383、384、385、387、388、389、391、392、393
、395、396、397、399、400、401、403、404、405、407
、408、409、411、412、413、415、416、417、419、420
、421、423、424、425、427、428、429、431、432、および
433)は、この文脈で使用することができる。
また、以下の表で開示される配列も、この文脈で使用することができる。
本明細書で提示され、本発明に従い使用される、例示的なオリゴヌクレオチド(プライ
マー)は、
フォワード:ACAACTTCCTCATCACCAACG(配列番号437)
および/または
リバース:GGCCTCAGTCCAGCCCTG(配列番号438)
フォワード:GGCAAGGCCCTGAGGTGT(配列番号439)
および/または
リバース:GGCCTCAGTCCAGCCCTG(配列番号438)
である。
一実施形態では、本発明は、本明細書で記載および説明される核酸を有する、トランス
ジェニック細胞または非ヒトトランスジェニック動物(またはこれを含むベクター)、例
えば、本明細書で規定される、カルレチクリン遺伝子の少なくとも1つまたは複数の突然
変異対立遺伝子を含む核酸に関する。このようなトランスジェニック細胞または非ヒトト
ランスジェニック動物を、骨髄性悪性腫瘍の処置のための医薬のスクリーニングおよび/
または検証に使用することができる。
この文脈で使用される「細胞」という用語はまた、複数の細胞のほか、組織内に含まれ
る細胞も含みうる。スクリーニングまたは検証法で使用される細胞は、骨髄性悪性腫瘍を
患っている非ヒト(トランスジェニック)動物またはヒトに由来する試料から得ることが
できる。腫瘍細胞または細胞はまた、患者試料(例えば、生検)、特に、骨髄性悪性腫瘍
を患っている患者/対象に由来する1つ/複数の生検からも得ることができる。したがっ
て、細胞は、ヒト細胞でありうる。ここでもまた、本スクリーニングまたは検証法で使用
されるこのような細胞は、組織内、または試料生検のような組織試料中に含まれうる。
使用される非ヒト動物または細胞は、トランスジェニックの場合もあり、非トランスジ
ェニックの場合もある。この文脈における「トランスジェニック」とは、特に、本明細書
で記載または規定される突然変異体カルレチクリンのうちの少なくとも1つを(過剰)発
現させていること、および/または突然変異体カルレチクリンのうちの少なくとも1つの
活性が存在する(またはこれを増大させている)ことを意味する。
本発明の文脈における、好ましい非ヒト(トランスジェニック)動物または(トランス
ジェニック)細胞は、骨髄性悪性腫瘍を患っている。
本明細書で使用される「非ヒトトランスジェニック動物」または「トランスジェニック
細胞」という用語は、ヒト以外の非ヒト動物または細胞であって、対応する野生型動物/
細胞の遺伝子材料とは異なる遺伝子材料を含む、動物または細胞を指す。この文脈におけ
る「遺伝子材料」は、任意の種類の核酸分子またはその類似体、例えば、本明細書で規定
される核酸分子またはその類似体でありうる。この文脈における「異なる」とは、野生型
動物/細胞のゲノムに照らして、付加的であるかもしくは僅少な遺伝子材料、および/ま
たは再配列された遺伝子材料、すなわち、野生型動物/細胞のゲノムに照らして、ゲノム
の異なる遺伝子座に存在する遺伝子材料を意味する。トランスジェニック細胞/動物を生
成するために使用される、異なる発現系の例についての概観は、例えば、Methods in Enz
ymology 153 (1987), 385-516、Bitter et al. (Methods in Enzymology 153 (1987), 51
6-544)、およびSawers et al. (Applied Microbiology and Biotechnology 46 (1996), 1
-9)、Billman-Jacobe (Current Opinion in Biotechnology 7 (1996), 500-4)、Hockney
(Trends in Biotechnology 12 (1994), 456-463)、Griffiths et al., (Methods in Mole
cular Biology 75 (1997), 427-440)に収載されている。
好ましい実施形態では、非ヒト(トランスジェニック)動物または(トランスジェニッ
ク)細胞は、哺乳動物であるか、または哺乳動物から導出される。非ヒト(トランスジェ
ニック)動物または導出された(トランスジェニック)細胞の非限定的な例は、マウス、
ラット、ウサギ、およびモルモットからなる群から選択される。
本発明はまた、本発明の核酸分子を含むベクターにも関する。
分子生物学の当業者には、多くの適切なベクターであって、その選択が、所望の機能に
依存し、プラスミド、コスミド、ウイルス、バクテリオファージおよび遺伝子操作で従来
使用されている他のベクターを含む、ベクターが公知である。当業者に周知の方法を使用
して、多様なプラスミドおよびベクターを構築することができる。例えば、Sambrook et
al. (loc cit.)およびAusubel, Current Protocols in Molecular Biology, Green Publi
shing Associates and Wiley Interscience, N.Y. (1989), (1994)において記載されてい
る技法を参照されたい。代替的に、本発明のポリヌクレオチドおよびベクターは、標的細
胞への送達のために、リポソームに再構成することができる。下記でさらに詳細に論じら
れる通り、クローニングベクターを使用して、DNAの個々の配列を単離した。関与性の
配列は、特定のポリペプチドの発現が要求される発現ベクターに導入することができる。
典型的なクローニングベクターは、pBluescript SK、pGEM、pUC9
、pBR322、およびpGBT9を含む。典型的な発現ベクターは、pTRE、pCA
L−n−EK、pESP−1、pOP13CATを含む。
好ましくは、前記ベクターは、本明細書で規定される前記核酸配列に作動可能に連結さ
れた調節配列である、核酸配列を含む。
「調節配列」という用語は、それらがライゲーションされたコード配列の発現を実行す
るのに必要な、DNA配列を指す。このような制御配列の性格は、宿主生物に応じて異な
る。原核生物では、制御配列は一般に、プロモーター、リボソーム結合性部位、およびタ
ーミネーターを含む。真核生物では一般に、制御配列は、プロモーター、ターミネーター
、および、場合によって、エンハンサー、トランス活性化因子、または転写因子を含む。
「制御配列」という用語は、最小限でも、それらの存在が発現に必要な全ての成分を含む
ことを意図し、また、さらなる有利な成分も含みうる。
「作動可能に連結された」という用語は、そのように記載された成分が、それらの意図
される様式で機能することを可能とする関係にある並置を指す。コード配列に「作動可能
に連結された」制御配列は、コード配列の発現が、制御配列に適合する条件下で達成され
るような様式でライゲーションされている。制御配列がプロモーターである場合、当業者
には、二本鎖核酸を使用すると好ましいことが明らかである。
したがって、言及されたベクターは、発現ベクターであることが好ましい。「発現ベク
ター」とは、選択された宿主を形質転換し、選択された宿主内のコード配列の発現をもた
らすのに使用しうる構築物である。発現ベクターは、例えば、クローニングベクター、バ
イナリーベクター、または組込みベクターでありうる。発現は、核酸分子の、好ましくは
、翻訳可能なmRNAへの転写を含む。当業者には、原核細胞および/または真核細胞内
の発現を確保する調節エレメントが周知である。真核細胞の場合、それらは通常、転写の
開始を確保するプロモーターと、任意選択で、転写の終結および転写物の安定化を確保す
るポリAシグナルとを含む。原核宿主細胞内の発現を可能とする、可能な調節エレメント
は、例えば、大腸菌(E. coli)内のP、lac、trp、またはtacプロモーター
を含み、真核宿主細胞内の発現を可能とする調節エレメントの例は、酵母内のAOX1も
しくはGAL1プロモーター、または哺乳動物および他の動物細胞内の、CMV、SV4
0、RSVプロモーター(ラウス肉腫ウイルス)、CMVエンハンサー、SV40エンハ
ンサー、もしくはグロビンイントロンである。
転写の開始の一因となるエレメントのほか、このような調節エレメントはまた、ポリヌ
クレオチドの下流の、SV40−ポリA部位またはtk−ポリA部位などの転写終結シグ
ナルも含みうる。さらに、使用される発現系に応じて、ポリペプチドを細胞内区画へと方
向付ける、またはそれを培地に分泌することが可能なリーダー配列を、言及された核酸配
列のコード配列に付加することができ、当技術分野では、これらが周知であるが、付属の
実施例もまた、参照されたい。リーダー配列は、翻訳、開始、および終結配列と適当な相
でアセンブルされ、翻訳されたタンパク質またはその部分の、ペリプラズム腔または細胞
外培地への分泌を方向付けることが可能であることが好ましいリーダー配列である。任意
選択で、異種配列は、所望の特徴、例えば、発現させた組換え産物の安定化またはその精
製の簡略化を付与するN末端同定ペプチドを含む融合タンパク質をコードすることが可能
である(前出を参照されたい)。当技術分野では、岡山−バーグcDNA発現ベクターで
あるpcDV1(Pharmacia)、pCDM8、pRc/CMV、pcDNA1、
pcDNA3(Invitrogen)、pEF−DHFR、pEF−ADAまたはpE
F−neo(Mack et al. PNAS (1995) 92, 7021-7025;およびRaum et al. Cancer Immu
nol Immunother (2001) 50 (3), 141-150)またはpSPORT1(GIBCO BRL
)など、この文脈で適切な発現ベクターが公知である。
発現制御配列は、真核宿主細胞を形質転換するか、またはこれらにトランスフェクトす
ることが可能なベクター内の真核プロモーター系であることが好ましかろうが、原核生物
宿主のための制御配列も使用することができる。ベクターを適切な宿主へと組み込んだら
、宿主を、ヌクレオチド配列の高レベルの発現に適する条件下で維持し、所望の場合、本
発明のポリペプチドの回収および精製を後続させることができる(例えば、付属の実施例
を参照されたい)。
細胞周期相互作用性タンパク質を発現させるのに使用しうる、代替的な発現系は、昆虫
系である。1つのこのような系では、アウトグラファ・カリフォルニカ(Autographa cal
ifornica)核多角体病ウイルス(AcNPV)を、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera fru
giperda)細胞内またはトリコプルシア・ラルバエ(Trichoplusia larvae)内で外来遺伝
子を発現させるベクターとして使用する。言及された核酸分子のコード配列は、ポリヘド
リン遺伝子など、ウイルスの可欠領域にクローニングし、ポリヘドリンプロモーターの制
御下に置くことができる。前記コード配列の挿入が成功すれば、ポリヘドリン遺伝子は不
活性とされ、コートタンパク質を欠く組換えウイルスが産生される。次いで、組換えウイ
ルスを使用して、ツマジロクサヨトウ(S. frugiperda)細胞またはトリコプルシア・ラ
ルバエ(Trichoplusia larvae)に感染させ、ここで、本発明のタンパク質を発現させる
(Smith, J. Virol. 46 (1983), 584;Engelhard, Proc. Nat. Acad. Sci. USA 91 (1994
), 3224-3227)。
さらなる調節エレメントは、転写ならびに翻訳エンハンサーを含みうる。上記で記載さ
れた本発明のベクターは、選択および/または評定マーカーを含むと有利である。
形質転換された細胞の選択に有用な選択マーカー遺伝子は、当業者に周知であり、例え
ば、dhfrについての選択の基盤としての代謝拮抗剤耐性であって、メトトレキサート
に対する耐性を付与する代謝拮抗剤耐性(Reiss, Plant Physiol. (Life Sci. Adv.) 13
(1994), 143-149);アミノグリコシドであるネオマイシン、カナマイシン、およびパロ
マイシンに対する耐性を付与するnpt(Herrera-Estrella, EMBO J. 2 (1983), 987-99
5);ならびにハイグロマイシンに対する耐性を付与するhygro(Marsh, Gene 32 (1
984), 481-485)を含む。さらなる選択遺伝子、すなわち、細胞がトリプトファンの代わ
りにインドールを使用することを可能にするtrpB;細胞がヒスチジンの代わりにヒス
チノールを使用することを可能にするhisD(Hartman, Proc. Natl. Acad. Sci. USA
85 (1988), 8047);細胞がマンノースを使用することを可能にするマンノース−6−リ
ン酸イソメラーゼ(WO94/20627);およびオルニチンデカルボキシラーゼ阻害
剤である、2−(ジフルオロメチル)−DL−オルニチン(DFMO)に対する耐性を付
与するODC(オルニチンデカルボキシラーゼ)(McConlogue, 1987, In: Current Comm
unications in Molecular Biology, Cold Spring Harbor Laboratory ed.)、またはブラ
ストサイジンSに対する耐性を付与する、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terr
eus)に由来するデアミナーゼ(Tamura, Biosci. Biotechnol. Biochem. 59 (1995), 233
6-2338)が記載されている。
有用な評定マーカーも当業者に公知であり、市販されている。前記マーカーは、ルシフ
ェラーゼ(Giacomin, Pl. Sci. 116 (1996), 59-72;Scikantha, J. Bact. 178 (1996),
121)、緑色蛍光タンパク質(Gerdes, FEBS Lett. 389 (1996), 44-47)、またはβ−グ
ルクロニダーゼ(Jefferson, EMBO J. 6 (1987), 3901-3907)をコードする遺伝子である
と有利である。この実施形態は、言及されたベクターを含有する細胞、組織、および生物
の簡単で迅速なスクリーニングに特に有用である。
上記で記載した通り、言及された核酸分子は、例えば、精製のためであるが、また、遺
伝子治療の目的でも、本発明のポリペプチドを細胞内で発現させるように、単独で使用す
ることもでき、ベクターの一部として使用することもできる。上記で記載された本発明の
ポリペプチドのうちのいずれか1つをコードするDNA配列を含有する核酸分子またはベ
クターを細胞に導入すると、細胞は、目的のポリペプチドを産生する。ex vivoま
たはin vivo法により治療用遺伝子を細胞に導入することに基づく遺伝子治療は、
遺伝子導入の最も重要な適用のうちの1つである。in vitroまたはin viv
oにおける遺伝子治療に適する、ベクター、方法、または遺伝子送達系は、文献において
記載されており、当業者に公知である(例えば、Giordano, Nature Medicine 2 (1996),
534-539;Schaper, Circ. Res. 79 (1996), 911-919;Anderson, Science 256 (1992), 8
08-813;Verma, Nature 389 (1994), 239;Isner, Lancet 348 (1996), 370-374;Muhlha
user, Circ. Res. 77 (1995), 1077-1086;Onodera, Blood 91 (1998), 30-36;Verma, G
ene Ther. 5 (1998), 692-699;Nabel, Ann. N.Y. Acad. Sci. 811 (1997), 289-292;Ve
rzeletti, Hum. Gene Ther. 9 (1998), 2243-51;Wang, Nature Medicine 2 (1996), 714
-716;WO94/29469;WO97/00957、US5,580,859;US5
,589,466;またはSchaper, Current Opinion in Biotechnology 7 (1996), 635-
640を参照されたい)。言及された核酸分子およびベクターは、直接的な導入のためにデ
ザインすることもでき、リポソームまたはウイルスベクター(例えば、アデノウイルス、
レトロウイルス)を介する細胞への導入のためにデザインすることもできる。好ましくは
、前記細胞は、生殖系列細胞、胚細胞、もしくは卵細胞であるか、またはこれらから導出
され、最も好ましくは、前記細胞は、幹細胞である。胚性幹細胞の例は、とりわけ、Nagy
, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 90 (1993), 8424-8428において記載されている幹細胞で
ありうる。
本発明はまた、本発明のベクターで形質転換されるか、または本発明のベクターをトラ
ンスフェクトされた宿主も提供する。前記宿主は、上記で記載された本発明のベクターま
たは上記で記載された本発明の核酸分子を宿主に導入することにより作製することができ
る。宿主内の少なくとも1つのベクターまたは少なくとも1つの核酸分子の存在は、上記
で記載された単鎖抗体構築物をコードする遺伝子の発現を媒介することができる。
宿主内に導入される、記載された本発明の核酸分子またはベクターは、宿主のゲノム内
に組み込むこともでき、染色体外に維持することもできる。
宿主は、任意の原核細胞または真核細胞でありうる。
「原核生物」という用語は、本発明のタンパク質を発現させるためのDNAまたはRN
A分子で形質転換されうるか、またはこれらをトランスフェクトされうる、全ての細菌を
含むことを意味する。原核生物宿主は、例えば、大腸菌(E. coli)、ネズミチフス菌(S
. typhimurium)、霊菌(Serratia marcescens)、および枯草菌(Bacillus subtilis)
などの、グラム陰性菌ならびにグラム陽性菌を含みうる。「真核」という用語は、酵母、
高等植物、昆虫、および好ましくは、哺乳動物細胞を含むことを意味する。組換えによる
作製手順で援用される宿主に応じて、本発明のポリヌクレオチドによりコードされるタン
パク質は、グリコシル化することもでき、グリコシル化せずにおくこともできる。本発明
のポリペプチドのコード配列を含有し、これにN末端のFLAGタグおよび/またはC末
端のHisタグを遺伝子融合させた、プラスミドまたはウイルスの使用が、とりわけ好ま
しい。好ましくは、前記FLAGタグの長さは、約4〜8アミノ酸であり、最も好ましく
は、8アミノ酸である。当業者に一般に公知の技法のうちのいずれかを使用して、宿主を
形質転換するか、またはこれにトランスフェクトするのに、上記で記載したポリヌクレオ
チドを使用することができる。当技術分野ではさらに、融合させ、作動可能に連結された
遺伝子を調製し、それらを、例えば、哺乳動物細胞および細菌内で発現させるための方法
が周知である(Sambrook, loc cit.)。
好ましくは、前記宿主は、細菌または昆虫、真菌、植物、もしくは動物細胞である。
言及された宿主は、哺乳動物細胞でありうることが特に想定される。特に好ましい宿主
細胞は、CHO細胞、COS細胞、SP2/0またはNS/0のような骨髄腫細胞系を含
む。付属の実施例で例示される通り、CHO細胞は、宿主として特に好ましい。
より好ましくは、前記宿主細胞は、ヒト細胞またはヒト細胞系、例えば、per.c6
(Kroos, Biotechnol. Prog., 2003, 19:163-168)である。
したがって、さらなる実施形態では、本発明は、本発明のポリペプチドを作製するため
の工程であって、本発明の宿主を、本発明のポリペプチドの発現を可能とする条件下で培
養するステップと、作製されたポリペプチドを培養物から回収するステップとを含む工程
に関する。
形質転換された宿主は、最適の細胞増殖を達成するように、発酵槽内で増殖させ、当技
術分野で公知の技法に従い培養することができる。次いで、本発明のポリペプチドを、増
殖培地、細胞溶解物、または細胞膜画分から単離することができる。例えば、微生物によ
り発現させた、本発明のポリペプチドの単離および精製は、例えば、調製的クロマトグラ
フィーによる分離、および、例えば、本発明のポリペプチドまたは付属の実施例において
記載されているポリペプチドのタグを指向する、モノクローナルまたはポリクローナル抗
体の使用を伴う分離などの、免疫学的分離など、任意の従来の手段を介することが可能で
ある。
当技術分野では、発現を可能とする宿主を培養するための条件は、このような工程で使
用される宿主系および発現系/ベクターに依存することが公知である。当技術分野では、
組換えポリペプチドの発現を可能とする条件を達成するために改変されるパラメータが公
知である。したがって、当業者は、適切な条件を、さらなる発明の投入なしに決定するこ
とができる。
発現させたら、本発明のポリペプチドを、硫酸アンモニウム沈殿、アフィニティーカラ
ム、カラムクロマトグラフィー、ゲル電気泳動などを含む、当技術分野の標準的な手順に
従い精製することができる(Scopes, "Protein Purification", Springer-Verlag, N.Y.
(1982)を参照されたい)。薬学的使用のためには、少なくとも約90〜95%の均一性の
実質的に純粋なポリペプチドが好ましく、98〜99%以上の均一性が最も好ましい。部
分的に、または所望の均一性まで精製したら、次いで、本発明のポリペプチドを、治療的
に(体外を含む)、またはアッセイ手順の開発および実施において使用することができる
。さらに、本発明のポリペプチドを培養物から回収するための方法の例については、付属
の実施例で詳細に記載される。
さらに、本発明は、本発明の方法を実行するのに有用なキットであって、本明細書で規
定される、カルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、または
カルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしく
は量を検出することが可能な核酸または抗体を含むキットを提供する。本明細書ではまた
、本明細書で提示される方法を実行するための、本明細書で記載されるキットの使用も想
定される。
例えば、前記キットは、本明細書で規定される、カルレチクリン遺伝子の1もしくは複
数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変
異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を特異的に決定するために要求される化合物
を含みうる。さらに、本発明はまた、本明細書で規定される、カルレチクリン遺伝子の1
もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリン遺伝子の1もしくは複
数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を特異的に決定するために要求さ
れる化合物の、本発明の方法を実行するためのキットを調製するための使用にも関する。
本発明の教示に基づいて、当業者は、どの化合物が、本明細書で規定される、カルレチク
リン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリン遺伝子
の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を特異的に決定す
るために要求されるのかを知る。例えば、このような化合物は、例えば、抗体のような「
結合性分子」でありうる。特に、このような化合物は、本明細書で規定される、カルレチ
クリン遺伝子の少なくとも1つの突然変異対立遺伝子、またはカルレチクリン遺伝子の少
なくとも1つの突然変異対立遺伝子の遺伝子産物に特異的な、(ヌクレオチド)プローブ
、プライマー(対)、抗体、および/またはアプタマーでありうる。本発明の(文脈で調
製される)キットは、診断用キットでありうる。上述の通り、本明細書で記載される、カ
ルレチクリン遺伝子の1つの(または複数の)突然変異対立遺伝子またはそれらの遺伝子
産物の存在の決定は、単独解析として実施することができる。代替的に、この解析は、J
AK2およびMPL突然変異など、骨髄性悪性腫瘍についての他のマーカーについての解
析を後続させることもでき、先行させることもできる。また、このようなマーカーについ
ての同時的決定も、JAK2突然変異および突然変異体カルレチクリン(および、任意選
択で、さらなるマーカー)についての同時的検査、またはJAK2突然変異、突然変異体
カルレチクリン、およびMPL突然変異(および、任意選択で、さらなるマーカー)につ
いての同時的検査と同様に想定される。キット(またはこのようなキットの使用)に従い
、本明細書では、このような後続のまたは同時的な検査のための手段を提供するキットが
想定される。例えば、前記キットは、カルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対
立遺伝子の(またはそれらの遺伝子産物の)存在(または量)を特異的に決定するために
要求される化合物に加えて、JAK2および/またはMPL突然変異(および、任意選択
で、さらなるマーカー)の存在を特異的に決定するために要求される化合物、例えば、J
AK2およびMPL突然変異(および、任意選択で、さらなるマーカー)の特異的な検出
を可能とする、(ヌクレオチド)プローブ、プライマー(対)、抗体、および/またはア
プタマーを含みうる。
本発明の(文脈で調製される)キットは、指示マニュアルをさらに含むか、またはこれ
を備える場合がある。例えば、前記指示マニュアルは、当業者に、本明細書で規定される
、カルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチ
クリン遺伝子の1もしくは複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を(
どのようにして)決定するのか、および/あるいは骨髄性悪性腫瘍を(どのようにして)
診断するのかについての指針を与えることができる。前記指示マニュアルは、本明細書で
提示される方法または使用を使用または適用するための指針を含みうる。本発明の(文脈
で調製される)キットは、本発明の方法および使用を実行するのに適する/要求される、
物質/化学物質および/または器具をさらに含みうる。例えば、このような物質/化学物
質および/または器具は、本明細書で規定される、カルレチクリン遺伝子の1もしくは複
数の突然変異対立遺伝子の存在、またはカルレチクリン遺伝子の1もしくは複数の突然変
異対立遺伝子の遺伝子産物の存在もしくは量を特異的に決定するために要求される化合物
を安定化させ、かつ/または保存するための、溶媒、希釈剤、および/または緩衝液であ
る。
本明細書で使用される「〜を含むこと(comprising)」および「〜を含むこと(includ
ing)」という用語、またはこれらの文法的変化形は、言明された特徴、整数、ステップ
、または構成要素を指定するものであると理解すべきであるが、1もしくは複数のさらな
る特徴、整数、ステップ、構成要素、またはこれらの群の付加を除外するものではない。
この用語は、「〜からなること」および「〜から本質的になること」という用語を包含す
る。したがって、「〜を含むこと」/「〜を含むこと」/「〜を有すること」という用語
は、任意のさらなる構成要素(または同様に、特徴、整数、ステップなど)が存在しうる
ことを意味する。
「〜からなること」という用語は、さらなる構成要素(または同様に、特徴、整数、ス
テップなど)が存在しえないことを意味する。
本明細書で使用される場合の「〜から本質的になること」という用語、またはその文法
的変化形は、言明された特徴、整数、ステップ、または構成要素を指定するものであると
理解すべきであるが、さらなる特徴、整数、ステップ、構成要素、またはこれらの群が、
特許請求される組成物、デバイス、または方法の基本的な特徴および新規の特徴を、物質
的に変化させない場合に限り、1もしくは複数のさらなる特徴、整数、ステップ、構成要
素、またはこれらの群の付加を除外しない。
したがって、「〜から本質的になること」という用語は、具体的なさらなる構成要素(
または同様に、特徴、整数、ステップなど)が存在しうる、すなわち、これらが、組成物
、デバイス、または方法の本質的特徴に、物質的な影響を及ぼさないことを意味する。言
い換えると、「〜から本質的になること」という用語(本明細書では「〜を実質的に含む
こと」という用語と互換的に使用されうる)は、デバイスまたは方法の本質的特徴に他の
構成要素の存在の物質的な影響が及ばないことを条件として、組成物、デバイス、または
方法における、必須の構成要素(または同様に、特徴、整数、ステップなど)に加えた、
他の構成要素の存在を許容する。
「方法」という用語は、所与の課題を達成するための、様式、手段、技法、および手順
であって、化学的、生物学的、および生物物理的技術分野の当業者に公知であるか、また
は化学的、生物学的、および生物物理的技術分野の当業者により、公知の様式、手段、技
法、および手順からたやすく開発される、様式、手段、技法、および手順を含むがこれら
に限定されない、様式、手段、技法、および手順を指す。
本明細書で使用される「単離」という用語は、そのin vivoの位置から除去され
た組成物を指す。好ましくは、本発明の単離組成物または化合物は、それらのin vi
voの位置に存在する他の物質(例えば、他のタンパク質または他の化合物)を実質的に
含まない(すなわち、精製組成物もしくは精製化合物または半精製組成物もしくは半精製
化合物である)。
本明細書で使用される「約」という用語は、±10%を指す。
本発明は、以下の項目に関する。
1.患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかど
うかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の存在を決定するステップと、
−カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前
記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価す
るステップと
を含む、方法。
2.前記骨髄性悪性腫瘍が、原発性骨髄線維症(PMF)、本態性血小板血症(ET)
、ならびに環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)からなる群か
ら選択される、項目1に従う方法。
3.前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質
をコードする核酸を含み、前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸に
よりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、
項目1または2に従う方法。
4.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、143、145
、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158
、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171
、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185
、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198
、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211
、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225
、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238
、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251
、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265
、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278
、279、281、282、283、285、286、287、291、292、293
、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307
、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320
、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333
、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347
、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360
、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373
、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387
、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400
、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413
、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427
、428、429、431、432、433に表示される核酸配列を有する核酸分子によ
りコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288、294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288、294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分
子によりコードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸に
よりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目3に従う方法。
5.前記突然変異対立遺伝子が、野生型カルレチクリン遺伝子と比較して、カルレチク
リン遺伝子のエクソン9内に、フレームシフト突然変異を有し、前記フレームシフト突然
変異が、1ヌクレオチドの欠失または2ヌクレオチドの付加である、項目1〜4のいずれ
か一項に従う方法。
6.前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
する核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズす
る核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なくと
も70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含み、
前記突然変異対立遺伝子が、DNA、好ましくは、ゲノムDNAである、
項目1〜5のいずれか一項に従う方法。
7.患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかど
うかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、また
は骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法。
8.前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質
をコードする核酸を含み、前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
れるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸に
よりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目7に従う方法。
9.前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
、133、134、135、137、138、139、141、142、143、145
、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158
、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171
、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185
、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198
、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211
、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225
、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238
、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251
、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265
、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278
、279、281、282、283、285、286、287、291、292、293
、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307
、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320
、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333
、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347
、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360
、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373
、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387
、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400
、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413
、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427
、428、429、431、432、または433に表示される核酸配列を有する核酸分
子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、294、298、302、306、310、314、318、322、326
、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366
、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406
、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸
配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
、264、268、272、276、280、284、288、294、298、302
、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする
核酸分子によりコードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸に
よりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の同
一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、項目7または8に従う方法。
10.前記遺伝子産物が、mRNAまたはタンパク質である、項目7〜9のいずれか一
項に従う方法。
11.(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核
酸;
(b)配列番号1、2、または3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸。
12.(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、4
4、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96
、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136
、140、144、148、152、156、160、164、168、172、176
、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216
、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256
、260、264、268、272、276、280、284、288、294、298
、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338
、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378
、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418
、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチド
をコードする核酸;
(b)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、
18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、3
5、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53
、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、
71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、8
9、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、10
5、106、107、109、110、111、113、114、115、117、11
8、119、121、122、123、125、126、127、129、130、13
1、133、134、135、137、138、139、141、142、143、14
5、146、147、149、150、151、153、154、155、157、15
8、159、161、162、163、165、166、167、169、170、17
1、173、174、175、177、178、179、181、182、183、18
5、186、187、189、190、191、193、194、195、197、19
8、199、201、202、203、205、206、207、209、210、21
1、213、214、215、217、218、219、221、222、223、22
5、226、227、229、230、231、233、234、235、237、23
8、239、241、242、243、245、246、247、249、250、25
1、253、254、255、257、258、259、261、262、263、26
5、266、267、269、270、271、273、274、275、277、27
8、279、281、282、283、285、286、287、291、292、29
3、295、296、297、299、300、301、303、304、305、30
7、308、309、311、312、313、315、316、317、319、32
0、321、323、324、325、327、328、329、331、332、33
3、335、336、337、339、340、341、343、344、345、34
7、348、349、351、352、353、355、356、357、359、36
0、361、363、364、365、367、368、369、371、372、37
3、375、376、377、379、380、381、383、384、385、38
7、388、389、391、392、393、395、396、397、399、40
0、401、403、404、405、407、408、409、411、412、41
3、415、416、417、419、420、421、423、424、425、42
7、428、429、431、432、または433に表示されるヌクレオチド配列を含
む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズ
する核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対して少なく
とも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される、項目11に従う核酸。
13.(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子により
コードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によ
りコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択されるタンパク質。
14.(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、
17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、3
4、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51
、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、
70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、8
7、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103
、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117
、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130
、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または
143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
0、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
0、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
コードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸
によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(f)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択される、項目13に従うタンパク質。
15.前記タンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
75、277、278、279、281、282、283、285、286、287、2
91、292、293、295、296、297、299、300、301、303、3
04、305、307、308、309、311、312、313、315、316、3
17、319、320、321、323、324、325、327、328、329、3
31、332、333、335、336、337、339、340、341、343、3
44、345、347、348、349、351、352、353、355、356、3
57、359、360、361、363、364、365、367、368、369、3
71、372、373、375、376、377、379、380、381、383、3
84、385、387、388、389、391、392、393、395、396、3
97、399、400、401、403、404、405、407、408、409、4
11、412、413、415、416、417、419、420、421、423、4
24、425、427、428、429、431、432、または433に表示される核
酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
260、264、268、272、276、280、284、288、294、298、
302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、
342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、
382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、
422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
260、264、268、272、276、280、284、288、294、298、
302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、
342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、
382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、
422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコー
ドする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(d)(a)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸
によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つのタンパク質に対して少なくとも70%の
同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(c)、または(d)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク

からなる群から選択される、項目13または14に従うタンパク質。
16.ワクチンとしての使用のための、配列番号4に示されるタンパク質のうちの15
〜25の連続したアミノ酸からなるタンパク質など、項目13または14に従うタンパク
質。
17.項目13または14のタンパク質に特異的に結合する抗体。
18.原発性骨髄線維症(PMF)、本態性血小板血症(ET)、もしくは環状鉄芽球
を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)の処置における使用のための、突然
変異体カルレチクリンの阻害剤;または
原発性骨髄線維症(PMF)、本態性血小板血症(ET)、もしくは環状鉄芽球を伴う不
応性貧血および血小板血症(RARS−T)の処置における、項目16に従うワクチンと
しての使用のためのタンパク質であって、
前記突然変異体カルレチクリンが、項目12〜14のいずれか一項で規定される、突然変
異体カルレチクリンタンパク質である、
阻害剤またはタンパク質。
19.前記阻害剤が、阻害性抗体である、項目18に従う阻害剤。
以下の非限定的な図および実施例を参照することにより、本発明をさらに記載する。
図は、以下を示す。
患者191および296における、サンガーシークエンシングによる、CALR遺伝子突然変異の検証を示す図である。サンガーシークエンシングの出力波形が表示される。配列文字を囲むボックスは、欠失事象に起因して失われた塩基をマークする。図1は、配列番号1324〜1327を示す。 骨髄性悪性腫瘍における、CALR突然変異の頻度を示す図である。A:3つの古典的なMPNの疾患実体内の、JAK2、MPL、およびCALR突然変異の分布を示す図である。B:異なる骨髄性悪性腫瘍における、突然変異体CALRを伴う患者の頻度を、暗色のバーで指し示す図である。N:特異的な疾患実体について解析された患者の総数である。C:顕著な血小板増加症と関連する環状鉄芽球を伴う不応性貧血を伴う、24例の患者における、JAK2、MPL、CALR、およびSF3B1突然変異の分布を示す図である。PV:真性赤血球増加症;ET:本態性血小板血症;PMF:原発性骨髄線維症;dnAML:急性骨髄性白血病(de novo AML);CML:慢性骨髄性白血病;MDS:骨髄異形成症候群;CMML:慢性骨髄単球性白血病;RARS−T:顕著な血小板増加症と関連する環状鉄芽球を伴う不応性貧血。 MPN患者におけるCALR突然変異の突然変異パターンを示す図である。幅の広い黒色バーは、CALRのエクソン9を表し、幅の狭いバーは、遺伝子の3’UTRを表し、細線は、イントロンおよび遺伝子間領域を表す。A:エクソン9の起始部および末端部におけるcDNA配列を指し示す図である。cDNA配列の下方に、3つの代替的リーディングフレームに由来するアミノ酸配列がある。B:3つのリーディングフレームが、とりわけ、アミノ酸の電荷に関して、異なるペプチド組成を結果としてもたらすことを示す図である。C:MPN患者において検出された全ての突然変異、およびCALRエクソン9内のそれらの位置についての概要を示す図である。バーは、欠失事象を指し示し、文字は、挿入された配列を指し示す。独立の挿入および欠失を、エクソン9スキームの上方に表示し、組み合わされた挿入/欠失事象を下方に表示する。D:野生型CALRおよび2つの最も高頻度で検出される突然変異型の特異的なペプチド組成を示す図である。B、D:各ボックスは、アミノ酸を表す。「−」記号を伴う黒色ボックスは、負に帯電したアミノ酸であり、「+」記号を伴うボックスは、正に帯電したアミノ酸である。×を付されたボックスは、終止コドンを表す。E:CALR内で観察される、36の突然変異型全ての相対頻度を示す図である。図3は、配列番号1328〜1339を示す。 複数の体細胞突然変異を伴う患者における、CALR突然変異の、片親性ダイソミーおよびクローン階層との関連を示す図である。パネルA:Affymetrix SNP 6.0によるアレイデータを、CALR突然変異の負荷が50%を超えた3例の試料について示す図である。各ドットは、単一のSNPを表す。x軸は、ゲノム位置を示し、y軸は、SNPの対立遺伝子状態(ヘテロ接合性状態=対立遺伝子の差異が0である)を表示する。アレイデータは、3例の試料中の19pにおける、異なるサイズの片親性ダイソミーを示す。ボックスは、片親性ダイソミーのゲノム領域を指し示す。各対立遺伝子の差異プロットの右側に、同じ試料についての、CALRエクソン9断片解析の結果を示す。各場合において、突然変異対立遺伝子の負荷は、野生型対立遺伝子の負荷より大きい。パネルB:造血系前駆細胞コロニーについての解析に由来するクローン階層を示す図である。患者H_0191(上)は、合計4つの遺伝子内に、体細胞突然変異を保有した。バーチャートに示される通り、コロニーのうちの51%が、CALR、GAB2、およびMETTL11B内に、突然変異を有した。コロニーのうちの他の半分(48%)は、4つの遺伝子全てにおいて突然変異を有したことから、PHF16内の突然変異は、後で獲得されたものであり、サブクローンをもたらしたことが示される。加えて、1つのコロニーは、CALR内に1塩基対の欠失を保有し、この患者の顆粒球試料中および他の全てのコロニー内で観察される、52塩基対の欠失と異なっていた。このコロニーは、患者において観察される他の突然変異のうちのいずれも有さなかったので、これは、独立のクローンを表すが、この結論は、単一のコロニーだけに基づくものである。患者H_0296(下)は、CALR、PIK3R1、およびC10ORF71内に体細胞突然変異を有した。この患者について解析された全てのコロニーは、3つの突然変異全てを有した。1つのコロニーは、この患者において観察される1塩基対の欠失に加えて、CALR内に18塩基対の欠失を示した。突然変異は両方とも、同じ対立遺伝子上に存在した。 CALR突然変異の臨床的重要性を示す図である。それらの体細胞突然変異に従い層別化された、本態性血小板血症または原発性骨髄線維症を伴う患者における転帰の推定値である。パネルA:原発性骨髄線維症を伴う患者における全生存についてのカプラン−マイヤー解析を示す図である。亜群は、ログランク検定を使用して比較した。CALRの体細胞突然変異を保有する、骨髄線維症を伴う患者の全生存が、JAK2−V617F[中央値:それぞれ、21.4年間(95%CI:17.1〜22.9)対11.0年間(95%CI:7.8〜14.4);P<0.001]またはMPL突然変異[中央値:8.2年間(95%CI:2.0〜未到達);P<0.001]を伴う患者より良好であるのに対し、後者の2つの亜群の間では、差異が観察されなかった。パネルB:本態性血小板血症を伴う患者における全生存についてのカプラン−マイヤー解析を示す図である。亜群は、ログランク検定を使用して比較した。いずれの亜群においても、全生存についての中央値には到達しなかった。CALR突然変異を伴う患者の全生存は、JAK2−V617Fを保有する患者と比較して良好であった。10年間の全生存は、後者における91.1%(95%CI:87.1〜93.9%)と対比して、前者における96.9%(95%CI:91.7〜98.8%)(P=0.043)であった。パネルC:本態性血小板血症を伴う患者における血栓症の累積発生率を示す図である。目的の事象の非存在下における死亡は、競合事象と考え、亜群を、ペペ−森検定で比較した。CALRエクソン9突然変異を保有する患者の、血栓症の累積発生率は、JAK2−V617Fを保有する患者と比較して小さかった:10年間の累積発生率は、後者における21.0%(95%CI:16.6〜25.7%)と対比して、前者における11.0%(95%CI:6.3〜17.1%)(P=0.003)であった。 CALR1型突然変異についての機能解析を示す図である。パネルA:空ベクター(GFP)、野生型CALR(CALR wt−GFP)、または突然変異体CALR(CALR del52−GFP)を発現させるBa/F3細胞の細胞生存率を、濃度を増大させるインターロイキン3の存在下において、72時間後に評価したことを示す図である。RLU:相対発光単位。誤差バーは、平均の標準誤差を表す。パネルB:インターロイキン3の非存在下における、空ベクター(GFP)、野生型CALR(CALR wt−GFP)、または突然変異体CALR(CALR del52−GFP)を発現させるBa/F3細胞の細胞増殖を、7日間にわたり決定したことを示す図である。誤差バーは、平均の標準誤差を表す。パネルC:インターロイキン3に応答するSTAT5の活性化を示す図である。空ベクター(GFP)、野生型CALR(wt)、またはCALR突然変異体(del52)を発現させるBa/F3細胞を、インターロイキン3を伴わずに、無血清培地中で4時間にわたり飢餓させ、次いで、表示の通り、100pg/mlおよび1ng/mlのインターロイキン3で20分間にわたり刺激した。ウェスタンブロットは、細胞溶解物に対して、pYSTAT5、STAT5、およびCALRに対する抗体により実施した。GAPDHに対する抗体を、ローディング対照として使用した。パネルD:免疫蛍光を、それぞれの構築物をトランスフェクトされたHEK293T内の、CALR(3つ目のパネル)および小胞体特異的マーカー(カルネキシン、2つ目のパネル)に対して実施したことを示す図である。野生型CALRは、小胞体内で、カルネキシンと共に共局在化する(最後のパネル)。しかし、突然変異体CALRは、小胞体内に拘束されない。核を、色素であるDAPIで染色する(1つ目のパネル)。 Ba/F3細胞の、SAR302503に対する感受性を示す図である。空ベクター(GFP)、CALR野生型(CALR wt−GFP)またはCALR突然変異体(CALR del52−GFP)を発現させるBa/F3細胞について、減少させるSAR302503の存在下において、48時間後に細胞生存率を規定することにより解析した。相対生存率のために、相対発光単位を、DMSO対照に照らして正規化した。誤差バーは、平均の標準誤差を表す。 ウェスタンブロット解析は、4匹の免疫化されたマウスの血清を、CALR突然変異体del52を発現させるHEK293T細胞に由来する溶解物に対してプローブして実施したことを示す図である。図は、4匹の免疫化されたマウスの全てに由来する血清が、免疫化の前:p(前免疫化レーン)において、突然変異体カルレチクリンペプチドに対して、いかなる抗体も有さなかったことを示す。血清は、2回にわたる追加投与の後において、特異的な抗体を生成した。 ウェスタンブロット解析は、4匹の免疫化されたマウスの血清を、CALR Δエクソン9を発現させるHEK293T細胞に由来する溶解物に対してプローブして実施したことを示す図である。図は、4匹の免疫化されたマウスの全てに由来する血清が、前免疫化血清(p)または追加投与後のいずれにおいても、CALR Δエクソン9に対して、いかなる抗体も有さなかったことを示す。 ウェスタンブロット解析は、4匹の免疫化されたマウスの血清を、CALR突然変異体del52を発現させるHEK293T細胞に由来する溶解物に対してプローブして実施したことを示す図である。図は、4匹の免疫化されたマウスの全ての血清が、3回目の追加投与後において、カルレチクリン突然変異体に対して、より特異的な抗体を有したことを示す。
実施例では、本発明について例示する。
原発性骨髄線維症および本態性血小板血症におけるカルレチクリンの体細胞突然変異
材料および方法
患者のサンプリング
本発明者らは、フィラデルフィア染色体陰性骨髄増殖性新生物を伴う患者であって、T
he Medical University of Vienna、Austria、
およびThe Department of Hematology Oncology
、Fondazione IRCCS Policlinico San Matteo
、Pavia、Italyにおいて追跡された、患者について研究した。研究は、両方の
施設の倫理委員会により承認され、全ての患者は、説明同意文書を提出した。真性赤血球
増加症、本態性血小板血症、および原発性骨髄線維症の診断は、世界保健機関による20
08年の基準(Sverdlow et al, 2008)に従い施した。
診断基準
真性赤血球増加症、本態性血小板血症、および原発性骨髄線維症の診断は、既に報告さ
れている(Passamonti et al. 2004)通り、初回の観察時において使用されていた基準に
従って行った。2002年に、世界保健機関(WHO:World Health Organization)の
基準が採択され(Vardiman et al, 2002)、2008年に、それらの改訂版が実装された
(Swerdlow et al, 2008)。JAK2およびMPL突然変異についての解析は、パビアで
は、既に記載された(Passamonti et al, 2010a;Rumi et al, 2013;Passamonti et al,
2011)通りに、ウィーンでは、下記で概括される通りに実施した。骨髄線維症は、欧州
コンセンサスガイドライン(Thiele et al, 2005)に従って、半定量的に評価した。血栓
性事象は、既に詳細に記載されている(Marchioli et al, 2013)通りに規定した。患者
は、欧州白血病ネットにより、2011年に正式なものとされた推奨(Barbui et al, 20
11)に従い処置した。
ウィーンにおける、JAK2−V617F、JAK2−エクソン12、およびMPL−W
515L突然変異の評価
対立遺伝子特異的PCRアッセイを使用して、JAK2−V617F突然変異を検出し
た。4μMの共通フォワードプライマー(gtttcttAGTGCATCTTTATT
ATGGCAGA(配列番号1340))、2μMの野生型対立遺伝子に特異的なリバー
スプライマー(TTACTCTCGTCTCCACAGAC(配列番号1341))、お
よび2μMの突然変異対立遺伝子に特異的なリバースプライマー(aaaTTACTCT
CGTCTCCACAGAA(配列番号1342))からなるプライマーミックスを調製
した。2つのリバースプライマーを、5’端において、6−カルボキシフルオレセイン(
6−FAM)で蛍光標識した。PCR反応は、1.1μlの10倍濃度PCR GOLD
緩衝液、0.66μlの25mM MgCl、0.44μlの2.5mM dNTP、
1.4μlのプライマーミックス、0.05μlのAmpliTaq Gold pol
ymerase(5U/μl)、6.36μlのHO、および1μlのゲノムDNA(
10ng/μl)を含有する、AmpliTaq Gold DNA Polymera
se with Gold Buffer and MgCl(Applied Bi
osystems)を使用して準備した。PCRは、以下:95℃で5分間〜(94℃で
30秒間、62.2℃で30秒間、72℃で30秒間)を36回〜72℃で15分間〜8
℃で保持、の通りに実施した。PCR産物は、3130xl Genetic Anal
yzer(Applied Biosystems)上でサイズ決定し、およびデータは
、Gene Mapperソフトウェア(Applied Biosystems)を使
用して解析した。
JAK2エクソン12内の突然変異を検出するのに使用されるアッセイについては、以
前に報告された(Li et al, 2008)。MPL−W515Lについて調べるために、以下の
対立遺伝子特異的PCRアッセイを使用した。8μMの共通フォワードプライマー(GT
TTCTTCCGAAGTCTGACCCTTTTTG(配列番号1343))、4μM
の野生型対立遺伝子に特異的なリバースプライマー(GTAGTGTGCAGGAAAC
TGCC(配列番号1344))、および4μMの突然変異対立遺伝子に特異的なリバー
スプライマー(AAAGTAGTGTGCAGGAAACTGCA(配列番号1345)
)からなるプライマーミックスを調製した。2つのリバースプライマーを、5’端におい
て、6−カルボキシフルオレセイン(6−FAM)で蛍光標識した。PCR反応は、JA
K2−V617F突然変異について上記で記載した通りに準備した。PCRは、以下:9
4℃で10分間〜(94℃で30秒間、62.2℃で30秒間、72℃で30秒間)を3
0回〜72℃で15分間〜8℃で保持、の通りに実施した。PCR産物は、3130xl
Genetic Analyzer(Applied Biosystems)上でサ
イズ決定し、データは、Gene Mapperソフトウェア(Applied Bio
systems)を使用して解析した。
全エクソームシークエンシング
ゲノムDNAを、標準的な手順に従い、末梢血顆粒球(腫瘍組織)およびCD3Tリ
ンパ球(対照組織)から単離した。DNAライブラリーは、NEB Next DNA
Sample調製キット(試薬セット)(New England Biolabs、I
pswich、MA)を使用して生成し、全エクソームの濃縮は、製造元の指示書に従い
、Sure Select Human All Exonキット(Agilent、S
anta Clara、CA)を使用して実施した。ライブラリーは、製造元の推奨に従
い、Illumina HiSeq2000システム(Illumina、San Di
ego、CA)上でシークエンシングした。全エクソームシークエンシングパラメータの
詳細については、付表1を参照されたい。
全エクソームシークエンシング解析
シークエンシングリードは、BWA v0.5.9(Li & Durbin, 2009)を使用して
、ヒト基準ゲノム(hg18)に照らして整列させた。GATKのベストプラクティスガ
イドラインv3に従い、ゲノム解析ツールキット(GATK)v1.5(McKenna et al,
2010)を使用して、アライメントを後処理した。付表1に提示されるカバレッジデータ
は、Picard(http://picard.sourceforge.net)製のCalculateHsMe
trics.jarスクリプトを使用して後処理されたアライメントファイルから計算し
た。後処理されたアライメントファイルを、2つの変異体のコーラーによりさらに解析し
た。
1.GATK’s Unified Genotyper(DePristo et al, 2011)を使
用して、顆粒球DNA試料に由来する、一塩基変異体および小規模の挿入/欠失を判定し
た。Variant Quality Score Recalibrator(GAT
K)を使用して予備的な変異体リストを、さらに処理して、再調整された変異体リストを
作成した。変異体には、ANNOVAR version 2012−05−25(Wang
et al, 2010)を使用して注釈を施した。本発明者らは、コードエクソンにおいて見出さ
れ、タンパク質のアミノ酸組成に影響を及ぼす変異体についてのほか、スプライス部位に
おける変異体についてもフィルタリングした。
2.Varscan 2.3.2ツール(Koboldt et al, 2012)を、顆粒球DNA試料
に由来する、後処理されたアライメントを、同じ患者のTリンパ球試料に由来するアライ
メントと比較して、体細胞変異体を判定するのに使用した。Varscanは、プログラ
マーの指示書に従い使用した。Samtools 0.1.18(Li et al, 2009)によ
り、Varscanのための入力として必要とされるmpileupファイルを作成した
。Varscanによるヒットリストには、ANNOVARにより注釈を施し、上記で記
載した通りにフィルタリングした。2つの変異体判定パイプラインから検索された変異体
リストを以下の通りに交差させることにより、最終的な変異体リストを作成した。GAT
Kは、変異体が真の変異体である可能性についてのスコアであって、VQSLODスコア
である、スコアを提示する。Varscanは、変異体が、体細胞変異体であることにつ
いてのp値を提示する。最終的な一塩基変異体(SNV)の判定のための基本的な要件は
、変異体は、両方の変異体判定パイプラインにより判定しなければならないこと、および
顆粒球試料中の変異体は、GATKにより「低品質」と分類されないことであった。この
範疇に収まる全てのSNVから、VQSLODスコア>0であり、かつ、体細胞p値<0
.05である、全てのSNVを判定した。本発明者らはまた、VQSLODが[−2;0
]である変異体も判定したが、これらには、体細胞p値<0.01を要求した。挿入/欠
失変異体判定は、SNV判定より複雑である。真の変異体を逸しないために、本発明者ら
は、挿入/欠失が、両方のパイプラインにより見出されることだけを要求した。これらの
変異体を判定するのに、さらなる品質尺度もp値も要求されなかった。
サンガーシークエンシング
サンガーシークエンシングのためのプライマーは、PrimerZツール(http://ncb
i36.genepipe.ncgm.sinica.edu.tw/primerz/beginDesign.do)またはPrimer3ツー
ル(http://www.bioinformatics.nl/cgi-bin/primer3plus/primer3plus.cgi/)を使用し
てデザインした。プライマー配列を、付表2に列挙する。
PCRは、AmpliTaq Gold 360 Mastermix(Applie
d Biosystems/Life Technologies、Paisley、U
K)を使用して実施した。
PCRのためには、タッチダウンプログラム:95℃で5分間〜(94℃で30秒間〜
67℃で30秒間[1サイクル当たり−1℃]〜72℃で30秒間)を10回〜(94℃
で30秒間〜57℃で30秒間〜72℃で30秒間)を29回〜72℃で10分間〜10
℃で保持、を使用した。サンガーシークエンシングのためには、BigDye Term
inator v3.1 Cycle Sequencingキット(Applied
Biosystems)を、以下のプログラム:96℃で1分間〜(96℃で10秒間〜
50℃で5秒間〜60℃で4分間)を25回〜10℃で保持、と共に使用した。シークエ
ンシングの出力波形は、3130xl Genomic Analyzer(Genet
ic Analyzer)((Applied Biosystems)上で読み取った
。配列解析は、Sequencher Software 4.9(Gene Code
s、Ann Arbor、MI)を使用して行った。
CALR−エクソン9突然変異の検出のためのPCR断片解析
プライマーは、CALRエクソン9のためにデザインし、フォワードプライマーを、6
−FAMで標識した(付表2)。PCRは、以下:95℃で10分間〜(94℃で15秒
間〜55℃で15秒間〜72℃で30秒間)を10回〜(89℃で15秒間〜55℃で1
5秒間〜72℃で30秒間)を20回〜72℃で20分間〜10℃で保持、の通りに実施
した。PCR産物は、水中で1:25に希釈し、3130xl Genomic Ana
lyzer(Genetic Analyzer)(Applied Biosyste
ms)上でサイズ決定した。結果について、Gene Mapperソフトウェアver
sion 4.0(Applied Biosystems)を使用して解析した。
PCR産物のサブクローニング
PCR産物は、製造元の指示書に従い、TOP−10菌を使用して、TOPO TAク
ローニングキット(Invitrogen/Life Technologies、Pa
isley、UK)によりサブクローニングした。翌日、単一の細菌コロニーを採取し、
一晩にわたる培養により増殖させた。プラスミドは、QIAprep Spin Min
i Prepキット(Qiagen、Hilden、Germany)により抽出した。
シークエンシング反応は、BigDye Terminator v3.1 Cycle
Sequencingキット(Applied Biosystems):50〜20
0ugのプラスミド、4ulのプライマー、1ulのBigDye Terminato
rミックス、1ulのシークエンシング緩衝液、および最大10ulのHPLC水を使用
して準備した。シークエンシングプログラムは、96℃で5分間〜(96℃で1分間〜5
0℃で5秒間〜60℃で4分間)を25回〜10℃で保持、であった。
SNPマイクロアレイ解析
DNA試料を処理し、製造元により供給されるプロトコールに従い、Genome−W
ide Human SNP 6.0アレイ(Affymetrix)とハイブリダイズ
させた。生データを、Genotyping Console version 3.0
.2ソフトウェア(Affymetrix)により解析した。Genotyping C
onsoleソフトウェアで実装される通り、試料を、染色体異常(欠失、獲得、および
後天性片親性ダイソミー)について評価した。
CALRエクソン9突然変異のクローニング
野生型および突然変異体CALRを、Source Biosciencesから購入
されたクローンから増幅し、レトロウイルス構築物であるpMSCV−IRES−GFP
内のXhoIおよびEcoRI部位にクローニングした。野生型CALRは、以下のプラ
イマー−
(FP−ATGCCTCGAGCCGCCACCATGCTGCTATCCGTGCCG
CTGCTGCTC(配列番号1346)、およびRP−ATGCGAATTCCTAC
AGCTCGTCCTTGGCCTGGCC(配列番号1347))
を使用して増幅した。
突然変異体CALRを2つの断片内で増幅した後で、ネステッドPCR−(FP1−AT
GCCTCGAGCCGCCACCATGCTGCTATCCGTGCCGCTGCTG
CTC(配列番号1346)、RP1−CCTCATCATCCTCCTTGTCCTC
TGCTCCTCGTCCTG(配列番号1348)、
FP2−CAGGACGAGGAGCAGAGGACAAGGAGGATGATGAGG
(配列番号1349)、RP2−ATGCCCGCGGCTAGGCCTCAGTCCA
GCCCTGGAGG(配列番号1350))
にかけた。
ウイルスの作製および形質導入
以前記載された通りに、レトロウイルスを生成し、細胞に形質導入した(Zuber et al,
2013)。略述すると、Calcium Phosphate Transfectio
n Kit(Sigma;型番CAPHOS)を使用して、PlatE細胞(10cmの
ディッシュ内で75%のコンフルエンシー)に、それぞれのウイルスベクター20μgず
つをトランスフェクトした。培地を24時間後に交換し、トランスフェクションの36、
40、44、および60時間後にウイルス上清を回収した。Ba/F3細胞100万個に
、6ウェルプレート内に回収したばかりのウイルス上清を、全てのウイルス回収時点にお
いて、スピノキュレーション(4μg/mlのポリブレン、32℃で、1350g、30
分)により形質導入した。最後の形質導入ステップの48時間後において、細胞を、フロ
ーサイトメトリーにより、形質導入効率について解析した。GFP陽性細胞を、FACS
により分取し、分取効率を、フローサイトメトリーにより解析した。
増殖および生存率アッセイ
形質導入されたBa/F3細胞の生存率を、インターロイキン3の存在下において評価
するため、細胞を、96ウェルプレート内に、インターロイキン3の希釈系列上、ウェル
1つ当たりの細胞5000個、三連で(最高用量25ng/ml)播種した。72時間後
に、細胞生存率を、CellTiter−Glo(登録商標)Luminescent
Cell Viability Assay(Promega)により決定した。
インターロイキン3の非存在下における細胞増殖を決定するため、Ba/F3細胞を、
12ウェルプレート内に、ウェル1つ当たりの細胞1000000個、三連で播種し、イ
ンターロイキン3を伴わない完全RPMI(10%のFCS、ペニシリン/ストレプトマ
イシン、およびL−グルタミンを伴う)中で、7日間にわたり培養した。CASY(登録
商標)Cell Counter(Roche Innovatis)を使用して、24
時間ごとに、細胞数を評価した。
阻害剤であるSAR302503(Sanofi)に対する感受性を規定するため、B
a/F3細胞を、96ウェルプレート内に、SAR302503の希釈系列上、10ng
/mlのインターロイキン3の存在下において、ウェル1つ当たりの細胞25000個、
三連で(最高濃度40μM)播種した。48時間後に、細胞生存率を、CellTite
r−Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability As
say(Promega)により決定した。
インターロイキン3による刺激およびウェスタンブロット法
Ba/F3細胞を、1ng/mlのインターロイキン3の存在下、完全RPMI(10
%のFCS、ペニシリン/ストレプトマイシン、L−グルタミン)中で培養した。細胞を
、インターロイキン3を伴わない無血清培地中で、4時間にわたり飢餓させた。刺激は、
それぞれの濃度のインターロイキン3により、20分間にわたり実施した。細胞をペレッ
ト化し、タンパク質の抽出は、以前記載された(Corvinus et al, 2005)通りに行った。
略述すると、完全全細胞抽出物緩衝液(プロテアーゼおよびホスファターゼ阻害剤を含有
する)を細胞に添加し、溶解を、液体窒素を伴う3回連続の凍結融解サイクルにより行っ
た。溶解物は、20,000gで20分間にわたる遠心分離の後で回収した。タンパク質
濃度は、Bradford試薬を使用して測定した。ウェスタンブロットは、標準的な技
法により実施し、ウェル1つ当たり50μgのタンパク質をロードした。以下の抗体−p
YStat5(Invitrogen;型番71−6900)、Stat5(Santa
Cruz;sc−836)、カルレチクリン(Millipore;MABT145)
、GAPDH(Santa Cruz;sc−32233)、抗ウサギHRP(GE;N
A934)、および抗マウスHRP(GE;NA931)を使用した。
免疫蛍光
製造元の指示書に従い、リポフェクション(Invitrogen)により、HEK2
93T細胞を、CMV−CALR wtおよびCMV−CALR del52プラスミド
をトランスフェクトされた0.1%のゼラチンでコーティングされたガラス製のカバース
リップ上に、24時間にわたり播種した。ER染色は、抗カルネキシン(ab31290
;abcam);二次抗マウスAlexaFluor 546(Invitrogen)
を使用して可視化した。抗カルレチクリン抗体(MABT145;Millipore)
を使用して、CALR;二次抗ウサギAlexaFlour 594(Invitrog
en)を染色した。スライドは、GaAsPマルチ検出器ユニットおよび2つのPMTを
伴う、LSM780(Carl Zeiss、Germany)を使用して可視化した。
ピンホールは、各チャネルにおいて、1AUに設定した。画像は、逐次的に撮影し、チャ
ネルは、重複を低減するように選択した。画像は、100倍で撮影し、ImageJ(N
IH;オープンソース)で解析した。
統計学的解析
統計学的解析は、標準的な方法の使用により実施した。仮説の検定は、ノンパラメトリ
ック法により実行した。全ての検定は、両側であり、P値は、0.05未満の場合に有意
と考えた。Microsoft Office Excel(Copyright Mi
crosoft Corp)、Stata 11.2(Copyright Stata
Corp LP)、およびR 2.15.2(R Core Team, 2012)を、データの管理お
よび解析のために使用した。血栓性合併症の累積発生率は、カルプフライシュ−プレンテ
ィス法(Kalbfleisch & Prentice, 1980)に従う競合リスク法により推定した。目的の事
象の非存在下における死亡は、競合事象と考えた。
結果
全エクソームシークエンシングは、PMF(原発性骨髄線維症)におけるCALRの反復
突然変異を明らかにする
全エクソームシークエンシングを使用して、PMFを伴う6例の患者に由来する末梢血
顆粒球(腫瘍組織)、およびCD3Tリンパ球(対照組織)に由来するゲノムDNAを
解析した。古典的なサンガーシークエンシングを使用する検出された変異体についての独
立の検証により、患者1例当たり2〜12の間の遺伝子内で、体細胞突然変異が確認され
た。反復的に影響を受けた唯一の遺伝子は、カルレチクリンをコードするCALRであっ
た。2例の患者は、体細胞内のCALRのエクソン9内の欠失を保有した。PCR産物の
サブクローニングおよびシークエンシングにより、患者191は、52塩基対の欠失を有
し、患者296は、1塩基対の欠失を保有することが明らかになった(図1)。患者19
1における52塩基対の欠失には、本発明者らの変異体判定解析パイプラインにより、一
塩基変異体を伴う1塩基対の欠失とする、不正確な注釈が施されたので、患者191の配
列アライメントは、手作業で再検討した。突然変異部位をカバーするシークエンシングリ
ードのミスアライメントが観察された。不正確なアライメントは、影響を受けたゲノム領
域内のリピートエレメントに起因した。この知見について追跡する中で、残りの4例の患
者についての配列アライメントについて探索したところ、4例の患者全てにおいて、5b
pの反復挿入が検出された。全エクソームシークエンシングにより、患者において見出さ
れたCALRの突然変異は、マッチするTリンパ球DNA試料についてのサンガーシーク
エンシングにより、体細胞突然変異であることが確認された。まとめると、全エクソーム
シークエンシングにより解析された6例のPMF患者は全て、体細胞内のCALRのエク
ソン9内の挿入または欠失突然変異を保有した。
骨髄増殖性新生物(MPN)患者におけるCALRエクソン9突然変異の頻度
MPNにおけるCALR突然変異の保有率を推定するために、蛍光色素標識されたPC
R産物についての高分解度のサイズ決定を使用して、896例のMPN患者のコホートを
、CALRエクソン9内の挿入および欠失突然変異についてスクリーニングした。このコ
ホートは、真性赤血球増加症(PV)を伴う382例の患者、本態性血小板血症(ET)
を伴う311例の患者、および原発性骨髄線維症(PMF)を伴う203例の患者を含ん
だ(表1)。CALR内に挿入または欠失を保有する150例の試料(17%)が同定さ
れた。突然変異は、サンガーシークエンシングにより独立に検証した。PVでは、CAL
R突然変異は観察されなかった。ETおよびPMFでは、それぞれ、78(25%)およ
び72(35%)の患者が、CALR内に突然変異を有した(表1)。全ての患者を、J
AK2−V617F突然変異について遺伝子型解析した。この突然変異について陰性のP
V患者は、JAK2エクソン12内の突然変異について調べた。野生型JAK2を伴うE
T患者およびPMF患者は、MPLエクソン10内の突然変異について調べた。
3つのMPNの疾患実体における、JAK2、MPL、およびCALR突然変異の分布
を、図2Aに表示する。突然変異体CALRを伴う全ての患者は、野生型JAK2および
MPLを有した。したがって、CALR内の突然変異は、JAK2およびMPL突然変異
について野生型である、ET(P=9.33×10−45)およびPMF(P=1.71
×10−44)と著明に関連する。全67例のMPN患者について調べたところ、JAK
2およびMPLのほか、CALRエクソン9についても野生型であった。これらの「三重
陰性」症例のうち、19例の患者を、CALRの9つ全てのエクソン内の突然変異につい
てサンガーシークエンシングにかけたが、突然変異は、検出されなかった。
CALR突然変異は、JAK2およびMPLが野生型のETまたはPMFと高度に関連
したので、この疾患範疇内に収まる別の211例の患者について解析した。合計で、JA
K2/MPL野生型のET患者289例のうち、195例が突然変異体CALR(67%
)を有した。JAK2/MPLが野生型のPMF患者を組み合わせた120例のうち、1
05例がCALR内に突然変異を有した(88%)。突然変異体CALRを伴う患者であ
って、マッチするTリンパ球DNAが入手可能な患者150例では、突然変異は、体細胞
突然変異であった。
他の骨髄性悪性腫瘍におけるCALR突然変異の頻度
CALR突然変異が、他の骨髄性悪性腫瘍において存在するかどうかについて探索する
ため、本発明者らは、急性骨髄性白血病(de novo AML)を伴う254例の患
者、慢性骨髄性白血病を伴う45例の患者、骨髄異形成症候群を伴う73例の患者、慢性
骨髄単球性白血病を伴う64例の患者、および顕著な血小板増加症と関連する環状鉄芽球
を伴う不応性貧血を伴う24例の患者を、CALRエクソン9内の突然変異についてスク
リーニングした。これらの患者のうちの大多数は、野生型CALRエクソン9を有したが
、顕著な血小板増加症と関連する環状鉄芽球を伴う不応性貧血を伴う、3例の患者は、C
ALR内の突然変異を保有し(図2B)、それらの全ては、野生型JAK2およびMPL
を有した(図2C)。スプライシング因子3Bサブユニット1(SF3B1:splicing f
actor 3B, subunit 1)をコードする遺伝子内の突然変異は、3つの遺伝子全てにおける
突然変異と共に同時発生した。524例の健常対象のうち、1例が、CALR内の3bp
のインフレームの欠失を有した。
CALRフレームシフト突然変異は、C末端アミノ酸配列を、代替的リーディングフレー
ムに由来する新規のペプチドで置換する
挿入、欠失、欠失と挿入との組合せのほか、挿入/欠失の一塩基変異体との組合せを含
む、CALR内の全36種類の異なる突然変異を検出した。観察された突然変異の全ては
、CALRの代替的リーディングフレーム1へのフレームシフト(図3A)を結果として
もたらす。これは、突然変異体CALRタンパク質のC末端のアミノ酸組成の顕著な変化
をもたらす(図3B)。野生型CALR内のエクソン9に由来するC末端が、高度に負に
帯電しているのに対し、代替的リーディングフレーム1に由来する突然変異体のペプチド
は、正に帯電している。代替的リーディングフレーム2は、いくつかの終止コドンを有す
るので、このフレームへのフレームシフト突然変異は、翻訳の早期終結およびタンパク質
の切断を結果としてもたらすであろう(図3B)。研究されたMPN患者では、代替的リ
ーディングフレーム2へのフレームシフト突然変異は観察されなかった。36種類の突然
変異を、図3Cに表示する。突然変異のサイズおよび位置は異なるため、タンパク質のC
末端領域では、可変数のアミノ酸の獲得および喪失が見出される(表2)。全てのフレー
ムシフト突然変異は、新規のC末端アミノ酸配列を生成する(表2)。全ての突然変異体
の全長タンパク質配列は、配列番号148、152、156、160、164、168、
172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、
212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、
252、256、260、264、268、272、276、280、284、288に
示されている。突然変異接合部近傍のcDNA配列を、表3に提示する。
CALR遺伝子内の骨髄細胞に特異的な体細胞突然変異を、MPNを伴う患者において
同定した。突然変異は、JAK2突然変異およびMPL突然変異(かつて記載された、M
PNにおける、疾患の原因となる突然変異)の両方について陰性の患者と強く関連する。
CALR突然変異は、JAK2およびMPLについて二重陰性である、PMF症例のうち
の88%、およびET症例のうちの67%において見出されているので、CALR突然変
異は、JAK2/MPL陰性のETおよびPMFについての診断における大きな欠落を埋
めると考えられる。したがって、ゲノムDNA、RNA、またはcDNAのレベルにおけ
るCALR突然変異の検出は、MPNについての重要な診断検査をもたらす。
同定された全てのCALRの突然変異は、タンパク質のC末端アミノ酸をコードする、
最終端のエクソン9内にあり、主に、挿入/欠失突然変異である。突然変異のうちの大多
数は、ヘテロ接合性状態で存在し、それらは、同じ代替的リーディングフレームへのフレ
ームシフトを引き起こす。このフレームシフトは、カルレチクリンのC末端の、負に帯電
したアミノ酸(アスパラギン酸およびグルタミン酸に富む)の、アルギニンおよびメチオ
ニンに富む、主に正に帯電したポリペプチドによる置き換えを結果としてもたらす。加え
て、カルレチクリンの最終端の4アミノ酸(KDEL(配列番号1331))は、小胞体
保持シグナルを含有する。このシグナルは、突然変異体カルレチクリン内に存在しないこ
とから、突然変異体タンパク質は、ER内では、野生型タンパク質と比較してそれほど代
表的ではないことが示唆される。カルレチクリンの負に帯電したC末端は、低アフィニテ
ィーで高キャパシティーのCa2+結合性ドメインであるので、突然変異体タンパク質の
Ca2+結合機能は失われていると考えられる。
全てのCALR突然変異症例のうち、1型の突然変異(52塩基対の欠失)および2型
の突然変異(5塩基対の挿入)が、それぞれ、53%および32%を占めていた(図3D
、E)。他の突然変異型は、はるかに低頻度で観察され、多くは、単一の患者だけにおい
て検出された(図3E)。36の突然変異型は全て、代替的リーディングフレーム1へと
フレームシフトするので、結果として得られる突然変異体CALRタンパク質は、共通の
新規のアミノ酸配列を、C末端において共有する(表2)。代替的リーディングフレーム
1に由来するC末端ペプチドが、いくつかの正に帯電したアミノ酸を含有するのに対し、
野生型CALRのC末端は、大部分が負に帯電している(図3B)。加えて、野生型カル
レチクリンは、C末端において小胞体保持モチーフ(アミノ酸配列KDEL(配列番号1
331))を含有する。C末端のKDEL(配列番号1331)は、全ての突然変異体で
失われる(表2)。突然変異の種類に応じて、突然変異体タンパク質は、野生型カルレチ
クリンのうちの、可変量の負に帯電したアミノ酸を保持する。1型の52塩基対の欠失が
、ほぼ全ての負に帯電したアミノ酸を消失させるのに対し、2型の5塩基対の挿入は、負
に帯電したアミノ酸のうちの約半分を保持する(図3D)。これらの差異を踏まえ、本発
明者らは、1型および2型の突然変異が、定性的に異なる表現型と関連しうることを仮定
した。したがって、本発明者らは、1型の欠失が、原発性骨髄線維症において、本態性血
小板血症と比較して有意により高頻度である(P=0.0007)ことを見出した。加え
て、本発明者らは、染色体19pの片親性ダイソミーと関連するCALR突然変異につい
てホモ接合性の患者は3例だけであり、3例全てが、2型の5塩基対の挿入を有すること
を検出した(図4A)。
CALR突然変異は、クローン進化の早期に獲得されるものであり、突然変異体クローン
は安定である
CALR内の突然変異が、患者のクローン履歴の早期に獲得されたのか、後期に獲得さ
れたのかについて探索するために、本発明者らは、2例の患者に由来する造血系前駆細胞
コロニーであって、本発明者らが、全エクソームシークエンシングに由来する突然変異プ
ロファイルを有する、コロニーについて解析した。患者H_0191およびH_0296
のクローン階層を、図4Bに示す。本発明者らは、CALR内の突然変異が、解析された
2例の患者の主要なクローン内で早期に獲得されたと結論付ける。
突然変異体CALRを伴う24例の患者について、本発明者らには、調べた全てが突然
変異について陽性であった追跡試料が入手可能であった。
CALR突然変異の臨床的重要性
本発明者らは、本態性血小板血症または原発性骨髄線維症を伴う、合計で1215例の
患者について研究した(表4)。これらのうちで、63.4%が、JAK2−V617F
を保有し、4.4%が、MPLエクソン10の活性化突然変異を保有し、23.5%が、
CALRエクソン9の突然変異を保有し、前出のクローンマーカーのうちのいずれも有さ
ないのは8.8%だけであった。これらの後者の患者のうちの大半が、本態性血小板血症
亜群内にクラスター化されたことは注目に値する。本発明者らは、ウィルコクソンランク
サム検定を使用して、異なる突然変異体遺伝子を保有する患者における血液学値を比較し
た。本態性血小板血症を伴う患者のうち、CALR突然変異を保有する患者のヘモグロビ
ンレベルは、診断時において、突然変異体JAK2を保有する患者と比較して低く、白血
球カウントは小さく、血小板カウントは大きかった(全ての場合においてP<0.001
)。原発性骨髄線維症を伴う患者のうち、CALR突然変異を保有する患者の白血球カウ
ントは、突然変異体JAK2を伴う患者より小さく(P=0.027)、血小板カウント
は大きかった(P<0.001)。全生存および血栓症の危険性については、JAK2、
MPL、またはCALR内に突然変異を保有する患者、すなわち、クローンマーカーを有
する患者だけにおいて解析した。本発明者らは、初回の診断以来、突然変異状態が時間と
共に変化しないことを仮定して、全ての解析を行った。追跡が不十分なために、6例の患
者を除外したので、合計1102例の患者について検討した。3つの遺伝子のうちのいず
れかが突然変異した患者の全コホートについての追跡の中央値は、5.7年間(範囲:0
〜31年間)であった。図5Aに示される通り、原発性骨髄線維症を伴う患者の3つの亜
群の間では、全生存に有意差が見られた(P<0.001)。CALRの体細胞突然変異
を保有する患者の全生存は、JAK2を伴う患者(P<0.001)またはMPL突然変
異を伴う患者(P<0.001)より良好であったが、後者の2つの亜群の間では、差異
が観察されなかった。全生存がはるかに長い本態性血小板血症を伴う患者では、CALR
を突然変異させた患者と、JAK2を突然変異させた患者との間に限り、有意差が見られ
た(P=0.043、図5B)。全生存についてのコックス回帰による多変量解析であっ
て、骨髄新生物の種類(本態性血小板血症対原発性骨髄線維症)、突然変異体遺伝子の種
類、および患者コホート(パビア対ウィーン)を共変量として含む、多変量解析では、最
初の2つの因子は、独立の予後診断因子であることが見出された。予測される通り、原発
性骨髄線維症は、全生存が本態性血小板血症と比較して短いことと関連した(死亡のハザ
ード比:7.1、P<0.001、CI:4.9〜10.2)。加えて、突然変異体遺伝
子の種類は、生存に対して独立の影響を及ぼした。実際、CALR突然変異を保有する患
者と比較して、JAK2突然変異を伴う患者(ハザード比:3.1、P<0.001、C
I:2.0〜4.7)およびMPL突然変異を保有する患者(ハザード比:3.5、P<
0.001、CI:1.8〜6.7)の両方とも、死亡の危険性が高かった。本態性血小
板血症における血栓症の累積発生率を、全ての原因に由来する死亡を競合事象とする競合
リスク法により計算し、表5に報告する一方、実際の曲線を、図5Cに示す。CALR突
然変異を保有する、本態性血小板血症を伴う患者は、血栓症の危険性が、JAK2突然変
異を保有する患者より低かった(P=0.003)が、他の亜群間では、有意差が見出さ
れなかった。MPL突然変異を保有する患者の亜群は、小さかったことに注目すべきであ
る。
1型CALR突然変異についての機能解析
突然変異体CALRの機能的効果について研究するために、本発明者らは、野生型CA
LRおよび1型突然変異(52塩基対の欠失)のcDNAを、レトロウイルス発現ベクタ
ーであるpMSCV−IRES−GFPへとクローニングした。レトロウイルスの作製お
よびCALR cDNAの、インターロイキン3依存性マウス細胞系であるBa/F3へ
のトランスフェクションの後、本発明者らは、トランス遺伝子陽性細胞を、GFPについ
てのフローサイトメトリーにより分取した。次に、本発明者らは、細胞のインターロイキ
ン3依存性増殖を測定した。1型CALR突然変異を発現させる細胞は、インターロイキ
ン3非依存性の増殖およびインターロイキン3に対する過敏性を呈示した(図6A)。本
発明者らが、インターロイキン3の非存在下における細胞の増殖を測定したところ、CA
LRの52塩基対の欠失突然変異だけが、細胞の有意な蓄積を呈示した(図6B)。CA
LRの52塩基対の欠失突然変異体細胞内のインターロイキン3非依存性が、JAK−S
TATシグナル伝達の活性化により引き起こされるかどうかについて探索するために、本
発明者らは、細胞の、JAK2キナーゼ阻害剤であるSAR302503に対する感受性
を決定した。図7に示される通り、CALRの野生型および52塩基対の欠失突然変異体
の両方とも、SAR302503に対して同様の感受性を示したことから、突然変異体C
ALR細胞のインターロイキン3非依存性の増殖が、SAR302503によりターゲテ
ィングされる、JAK2またはJAKファミリーキナーゼに依存することが示唆される。
この仮説を確認するために、本発明者らは、対照細胞系およびCALRをトランスフェク
トされた細胞系内の、インターロイキン3の存在下および非存在下における、STAT5
のリン酸化について検討した。本発明者らは、CALRの52塩基対の欠失突然変異体内
の、インターロイキン3の非存在下、および0.1ng/mlのインターロイキン3濃度
において、STAT5のリン酸化の増大を検出した(図6C)。したがって、JAK−S
TATシグナル伝達活性化の増大は、CALRの52塩基対の欠失突然変異体を発現させ
る細胞のサイトカイン非依存性の増殖の一因となる可能性が高い。
免疫蛍光顕微鏡法を使用して、野生型および1型突然変異体CALRの局在化を決定し
た。HEK細胞内で過剰発現させたところ、野生型CALRは、小胞体(カルネキシンで
染色された)と共局在化した。1型突然変異体CALRの場合、この共局在化は、おそら
く、突然変異体CALRのC末端に由来するKDEL配列(配列番号1331)の非存在
に起因して、それほど顕著ではなかった(図6D)。
本発明者らは、原発性骨髄線維症および本態性血小板血症を伴う患者における、CAL
R遺伝子内の体細胞突然変異を同定した。CALR突然変異は、JAK2およびMPLの
両方における突然変異と相互に排他的である。JAK2突然変異と特異的に関連する骨髄
増殖性新生物である、真性赤血球増加症では、CALR突然変異は見出されなかった。C
ALR突然変異は、骨髄増殖性新生物のうちで、JAK2に次いで、2番目に高頻度の突
然変異である。本発明者らはまた、他の骨髄新生物を伴う患者についても研究したが、C
ALR突然変異を見出したのは、典型的な骨髄異形成性/骨髄増殖性新生物である、顕著
な血小板増加症と関連する環状鉄芽球を伴う不応性貧血伴う症例のうちの12.5%だけ
であった(Malcovati et al, 2009)。このことは、CALR突然変異と過剰な血小板産
生との因果関係を強く裏付ける。
CALR突然変異は、JAK2およびMPLの変化を保有しない患者のうちの約73%
において見出されているので、本発明者らは、これらが、骨髄増殖性新生物の現行の分子
診断における欠落を埋めるものと考える。まとめると、本態性血小板血症または原発性骨
髄線維症を伴う、本発明者らの患者で、JAK2、MPL、またはCALRの体細胞突然
変異を保有しない患者は、10%未満に過ぎない。これらの対象のうちの一部では、突然
変異したクローンは、現行の手法で検出されるには、あまりに少量でありうるだろう。希
少な突然変異体ドライバー遺伝子は、他の患者では役割を果たしうるが、一部の患者は、
クローン疾患を全く有さない可能性もあろう。クローン性血小板増加症と反応性血小板増
加症との鑑別診断は、クローンマーカーなしには困難でありうるので、これは、本態性血
小板血症の臨床診断を伴う患者について特に当てはまる(Schafer, 2004)。総じて、C
ALR突然変異の評価は、本態性血小板血症または原発性骨髄線維症についての現行の診
断法を目覚ましく改善するものであり、これらの障害についてのWHO基準に組入れるべ
きものである(Sverdlow et al, 2008)。
本発明者らが同定したCALRの全ての突然変異は、タンパク質のC末端アミノ酸をコ
ードする最終端のエクソン内の挿入/欠失突然変異である。大半の突然変異は、ヘテロ接
合性状態で存在し、特異的な代替的リーディングフレームへのフレームシフトを引き起こ
す。このフレームシフトは、カルレチクリンのC末端の、負に帯電したアミノ酸の、アル
ギニンおよびメチオニンに富む、正に帯電したポリペプチドによる置き換えを結果として
もたらす。カルレチクリンの最終端の4アミノ酸(KDEL(配列番号1331))は、
小胞体保持シグナルを含有する。このシグナルは、突然変異体カルレチクリン内には存在
しない。結果として、突然変異体カルレチクリンは細胞内の局在化を変化させる。カルレ
チクリンの負に帯電したC末端は、低アフィニティーで高キャパシティーのCa2+結合
性ドメインであるので、突然変異体タンパク質のCa2+結合機能が損なわれうる。突然
変異したCALRのC末端における代替的リーディングフレームに由来するペプチド配列
の存在は、がん特異的なエピトープを表すので、免疫学的ターゲティングの可能性をもた
らす。
突然変異体カルレチクリンの発がん能についてさらに解析するため、本発明者らは、野
生型および1型突然変異体CALR(52塩基対の欠失−del52)の過剰発現を伴う
Ba/F3細胞を生成した。興味深いことに、CALR del52 Ba/F3細胞は
、サイトカイン非依存性の増殖を示した。しかし、野生型カルレチクリンを発現させるB
a/F3細胞および突然変異体カルレチクリンを発現させるBa/F3細胞の増殖は、J
AK2キナーゼ阻害剤で処置すると、同等に抑制されたことから、突然変異体カルレチク
リンに誘導されるサイトカイン非依存性には、JAK−STAT経路が要求されることが
示唆される。したがって、本発明者らは、インターロイキン3による刺激の非存在下およ
び存在下の両方において、del52 Ba/F3細胞内のSTAT5のリン酸化の増大
を検出することができた。カルレチクリン/Ca2+/カルモジュリンは、Statの活
性をモジュレートすることが既に示されている。カルレチクリンのERp57との複合体
は、小胞体内で、マウス胚性線維芽細胞内のStat3のリン酸化および転写活性を抑制
する(Coe et al, 2010)。さらに、Ca2+/カルモジュリン依存性キナーゼIIガン
マの阻害は、リン酸化Stat1、Stat3、およびStat5のレベルの低減を結果
としてもたらす(Si & Collins 2008)。興味深いことに、カルレチクリンの過剰発現は
、インターフェロンアルファに誘導されるStat1のリン酸化を弱める結果として、イ
ンターフェロン耐性をもたらす(Yue et al, 2012)。骨髄細胞内の突然変異体カルレチ
クリンによるJAK−STAT経路の活性化機構を解明するには、さらなる研究が要求さ
れる。CALR陽性患者における、JAK−STATシグナル伝達経路の関与はまた、原
発性骨髄線維症におけるJAK2阻害剤療法の有効性も説明しうる。しかし、本発明者ら
の結果は、JAK2阻害剤は、突然変異したCALRを発現させる細胞に対して、CAL
R野生型細胞と比較して、選択性ではない可能性があることを示す。
臨床転帰についての本発明者らの解析は、遡及的であるが、それらは、CALR陽性骨
髄増殖性新生物は、JAK2またはMPL突然変異と関連する、対応する障害より、良性
の臨床経過を有することを強く示唆する。MPLを突然変異させた患者の数が少ないため
、より信頼できる比較は、JAK2を突然変異させた患者と、CALRを突然変異させた
患者との比較である。本発明者らの観察は、CALRを突然変異させた患者は、JAK2
を突然変異させた患者より血栓症の危険性が小さく、全生存も良好であることを明確に示
す。血栓塞栓性合併症の発生率が小さいことは、CALRを突然変異させた患者は、ヘモ
グロビンレベルが低く、白血球カウントも小さいという事実と関連しうるであろう。良好
な全生存は、原発性骨髄線維症を伴う患者および本態性血小板血症を伴う患者の両方にお
いて観察されたが、前者においてより関与性であったことから、JAK2突然変異を伴う
患者およびJAK2突然変異を伴わない患者についてのかつての知見(Campbell et al,
2006b;Rumi et al, 2013)が確認される。実際的な観点から述べると、原発性骨髄線維
症および本態性血小板血症のための既存の予後診断スコアリングシステムには、突然変異
体遺伝子の異なる影響が組み込まれる可能性があり(Passamonti 2010b、Passamonti 201
2)、これもまた、治療上の意思決定の指針となりうる。より具体的に、CALRの分子
的特徴づけは、本態性血小板血症および原発性骨髄線維症の将来の臨床管理の本質的構成
要素となるべきである。
マウスにおけるCALR突然変異体特異的抗体の生成
MPNと関連するCALR突然変異は、遺伝子の最終端のエクソン(エクソン9)内で
生じる。これらの突然変異は、まさに特異的な代替的リーディングフレームへの「フレー
ムシフト」突然変異を結果としてもたらす挿入および/または欠失であり、突然変異体内
の新規のC末端ペプチドの合成をもたらす。全ての突然変異は、同じ代替的リーディング
フレームの生成を結果としてもたらすので、C末端ペプチドは、全てのCALR突然変異
体内で同じ配列を有する。
突然変異体カルレチクリンタンパク質のC末端配列を伴う合成ペプチド(配列−RRK
MSPARPRTSCREACLQGWTEA−)であって、キーホールリンペットヘモ
シアニン(KLH)へとコンジュゲートさせた、合成ペプチドを使用して、4匹の野生型
C57Bl/6マウスを免疫化した。
マウスに、初期免疫化の後、3回にわたる追加投与を施した。CALR del52お
よびエクソン9を欠く人工的に生成したCALR突然変異体(突然変異体ペプチドを欠く
Δエクソン9)を過剰発現させるHEK細胞からの溶解物についてのウェスタンブロット
解析により、マウスの血清を、突然変異体カルレチクリンに特異的な抗体の存在について
調べた(免疫前および追加投与後)。溶解物を、8%のポリアクリルアミドゲル上に泳動
させ、マウス血清でプローブした。HRPへとコンジュゲートさせた抗マウス抗体(GE
NA931)を、二次抗体として使用した。2回目の追加投与後、4匹のマウスのいず
れに由来する血清も、CALR突然変異体に特異的な抗体であって、CALR del5
2突然変異体を検出する、抗体は有した(図8)が、対照のエクソン9を欠失させたCA
LRを検出する、抗体は有さなかった(図9)。カルレチクリンの3つの形態(野生型、
突然変異体del52、およびエクソン9を欠失させた形態)の全てを認識する、抗カル
レチクリン抗体(Millipore MABT145)を、陽性対照(Pos)として
使用した。4匹のマウス全ての血清に由来するシグナルは、3回目の追加投与を施した後
に強くなった(図10)。
突然変異体カルレチクリンのC末端ペプチド(上述)は、免疫原性であり、突然変異体
カルレチクリンに対する特異的な抗体、特に、ポリクローナル抗体を生成するのに使用す
ることに成功しうる。これらの抗体は、研究試薬としてのほか、本明細書で開示される診
断目的でも使用することができる。
本発明は、以下のヌクレオチドおよびアミノ酸配列を参照する。
本明細書で提示される配列は、NCBIデータベースで部分的に入手可能であり、www
at ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?db=geneから検索されうる。配列はまた、注釈が施さ
れた配列および修飾配列にも関する。本発明はまた、本明細書で提示される簡便な配列の
相同配列および変異体を使用する技法および方法も提供する。このような「変異体」は、
遺伝子変異体であることが好ましい。
配列番号1:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号2:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号3:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号4:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号5:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型のC末端をコードする
ヌクレオチド配列
配列番号6:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型のC末端をコードする
ヌクレオチド配列
配列番号7:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型のC末端をコードする
ヌクレオチド配列
配列番号8:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型のC末端のアミノ酸配

配列番号9:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型のC末端をコードする
ヌクレオチド配列
配列番号10:ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号11 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号12 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号13 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号14 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号15 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号16 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号17 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号18 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号19 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号20 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号21 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号22 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号23 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号24 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号25 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号26 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号27 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号28 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号29 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号30 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号31 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号32 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号33 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号34 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号35 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号36 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号37 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号38 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号39 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型のC末端をコードす
るヌクレオチド配列
配列番号40 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型のC末端のアミノ酸
配列
配列番号41 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号42 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号43 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号44 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号45 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号46 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号47 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号48 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号49 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号50 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号51 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号52 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号53 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号54 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号55 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号56 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号57 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号58 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号59 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号60 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号61 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号62 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号63 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号64 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号65 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号66 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号67 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号68 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号69 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号70 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号71 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号72 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号73 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号74 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号75 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号76 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号77 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号78 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号79 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号80 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号81 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号82 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号83 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号84 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号85 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号86 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号87 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号88 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号89 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号90 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号91 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号92 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号93 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号94 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号95 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号96 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型のC末端のアミノ
酸配列
配列番号97 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号98 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号99 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型のC末端をコード
するヌクレオチド配列
配列番号100 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号101 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号102 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号103 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号104 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号105 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号106 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号107 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号108 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号109 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号110 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号111 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号112 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号113 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号114 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号115 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号116 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号117 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号118 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号119 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号120 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号121 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号122 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号123 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号124 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号125 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号126 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号127 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号128 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号129 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号130 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号131 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号132 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号133 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号134 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号135 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号136 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号137 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号138 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号139 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号140 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号141 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号142 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号143 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型のC末端をコー
ドするヌクレオチド配列
配列番号144 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型のC末端のアミ
ノ酸配列
配列番号145 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号146 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号147 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号148 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体1型のアミノ酸配列
配列番号149 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号150 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号151 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号152 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体2型のアミノ酸配列
配列番号153 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号154 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号155 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号156 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体3型のアミノ酸配列
配列番号157 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号158 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号159 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号160 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体4型のアミノ酸配列
配列番号161 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号162 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号163 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号164 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体5型のアミノ酸配列
配列番号165 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号166 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号167 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号168 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体6型のアミノ酸配列
配列番号169 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号170 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号171 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号172 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体7型のアミノ酸配列
配列番号173 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号174 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号175 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号176 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体8型のアミノ酸配列
配列番号177 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号178 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号179 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型をコードするヌク
レオチド配列
配列番号180 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体9型のアミノ酸配列
配列番号181 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号182 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号183 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号184 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体10型のアミノ酸配列
配列番号185 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号186 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号187 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号188 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体11型のアミノ酸配列
配列番号189 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号190 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号191 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号192 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体12型のアミノ酸配列
配列番号193 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号194 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号195 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号196 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体13型のアミノ酸配列
配列番号197 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号198 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号199 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号200 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体14型のアミノ酸配列
配列番号201 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号202 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号203 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号204 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体15型のアミノ酸配列
配列番号205 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号206 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号207 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号208 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体16型のアミノ酸配列
配列番号209 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号210 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号211 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号212 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体17型のアミノ酸配列
配列番号213 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号214 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号215 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号216 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体18型のアミノ酸配列
配列番号217 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号218 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号219 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号220 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体19型のアミノ酸配列
配列番号221 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号222 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号223 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号224 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体20型のアミノ酸配列
配列番号225 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号226 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号227 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号228 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体21型のアミノ酸配列
配列番号229 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号230 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号231 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号232 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体22型のアミノ酸配列
配列番号233 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号234 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号235 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号236 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体23型のアミノ酸配列
配列番号237 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号238 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号239 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号240 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体24型のアミノ酸配列
配列番号241 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号242 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号243 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号244 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体25型のアミノ酸配列
配列番号245 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号246 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号247 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号248 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体26型のアミノ酸配列
配列番号249 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号250 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号251 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号252 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体27型のアミノ酸配列
配列番号253 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号254 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号255 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号256 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体28型のアミノ酸配列
配列番号257 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号258 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号259 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号260 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体29型のアミノ酸配列
配列番号261 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号262 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号263 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号264 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体30型のアミノ酸配列
配列番号265 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号266 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号267 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号268 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体31型のアミノ酸配列
配列番号269 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号270 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号271 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号272 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体32型のアミノ酸配列
配列番号273 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号274 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号275 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号276 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体33型のアミノ酸配列
配列番号277 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号278 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号279 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号280 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体34型のアミノ酸配列
配列番号281 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号282 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号283 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号284 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体35型のアミノ酸配列
配列番号285 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号286 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号287 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型をコードするヌ
クレオチド配列
配列番号288 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン突然変異体36型のアミノ酸配列
配列番号289 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン野生型をコードするヌクレオチド
配列
配列番号290 ヒト(homo sapiens)カルレチクリン野生型のアミノ酸配列
配列番号291 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体1型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号292 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体1型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号293 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体1型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号294 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体1型のア
ミノ酸配列
配列番号295 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体2型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号296 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体2型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号297 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体2型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号298 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体2型のア
ミノ酸配列
配列番号299 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体3型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号300 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体3型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号301 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体3型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号302 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体3型のア
ミノ酸配列
配列番号303 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体4型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号304 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体4型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号305 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体4型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号306 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体4型のア
ミノ酸配列
配列番号307 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体5型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号308 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体5型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号309 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体5型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号310 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体5型のア
ミノ酸配列
配列番号311 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体6型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号312 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体6型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号313 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体6型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号314 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体6型のア
ミノ酸配列
配列番号315 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体7型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号316 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体7型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号317 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体7型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号318 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体7型のア
ミノ酸配列
配列番号319 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体8型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号320 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体8型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号321 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体8型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号322 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体8型のア
ミノ酸配列
配列番号323 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体9型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号324 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体9型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号325 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体9型をコ
ードするヌクレオチド配列
配列番号326 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体9型のア
ミノ酸配列
配列番号327 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体10型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号328 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体10型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号329 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体10型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号330 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体10型の
アミノ酸配列
配列番号331 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体11型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号332 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体11型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号333 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体11型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号334 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体11型の
アミノ酸配列
配列番号335 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体12型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号336 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体12型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号337 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体12型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号338 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体12型の
アミノ酸配列
配列番号339 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体13型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号340 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体13型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号341 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体13型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号342 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体13型の
アミノ酸配列
配列番号343 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体14型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号344 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体14型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号345 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体14型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号346 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体14型の
アミノ酸配列
配列番号347 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体15型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号348 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体15型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号349 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体15型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号350 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体15型の
アミノ酸配列
配列番号351 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体16型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号352 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体16型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号353 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体16型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号354 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体16型の
アミノ酸配列
配列番号355 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体17型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号356 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体17型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号357 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体17型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号358 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体17型の
アミノ酸配列
配列番号359 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体18型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号360 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体18型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号361 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体18型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号362 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体18型の
アミノ酸配列
配列番号363 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体19型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号364 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体19型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号365 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体19型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号366 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体19型の
アミノ酸配列
配列番号367 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体20型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号368 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体20型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号369 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体20型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号370 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体20型の
アミノ酸配列
配列番号371 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体21型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号372 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体21型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号373 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体21型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号374 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体21型の
アミノ酸配列
配列番号375 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体22型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号376 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体22型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号377 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体22型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号378 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体22型の
アミノ酸配列
配列番号379 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体23型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号380 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体23型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号381 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体23型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号382 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体23型の
アミノ酸配列
配列番号383 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体24型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号384 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体24型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号385 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体24型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号386 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体24型の
アミノ酸配列
配列番号387 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体25型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号388 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体25型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号389 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体25型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号390 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体25型の
アミノ酸配列
配列番号391 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体26型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号392 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体26型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号393 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体26型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号394 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体26型の
アミノ酸配列
配列番号395 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体27型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号396 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体27型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号397 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体27型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号398 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体27型の
アミノ酸配列
配列番号399 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体28型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号400 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体28型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号401 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体28型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号402 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体28型の
アミノ酸配列
配列番号403 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体29型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号404 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体29型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号405 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体29型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号406 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体29型の
アミノ酸配列
配列番号407 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体30型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号408 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体30型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号409 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体30型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号410 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体30型の
アミノ酸配列
配列番号411 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体31型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号412 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体31型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号413 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体31型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号414 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体31型の
アミノ酸配列
配列番号415 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体32型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号416 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体32型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号417 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体32型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号418 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体32型の
アミノ酸配列
配列番号419 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体33型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号420 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体33型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号421 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体33型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号422 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体33型の
アミノ酸配列
配列番号423 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体34型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号424 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体34型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号425 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体34型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号426 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体34型の
アミノ酸配列
配列番号427 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体35型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号428 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体35型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号429 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体35型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号430 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体35型の
アミノ酸配列
配列番号431 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体36型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号432 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体36型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号433 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体36型を
コードするヌクレオチド配列
配列番号434 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9突然変異体36型の
アミノ酸配列
配列番号435 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9野生型をコードする
ヌクレオチド配列
配列番号436 ヒト(homo sapiens)カルレチクリンのエクソン9野生型のアミノ酸配
以下の表は、本明細書で提示され、使用される配列番号についての概観を提示する。
参考文献
Barbui T, Barosi G, Birgegard G, et al. Philadelphia-negative classical myelopro
liferative neoplasms: critical concepts and management recommendations from Euro
pean LeukemiaNet. J Clin Oncol 2011;29:761-70.

Baxter EJ, Scott LM, Campbell PJ, East C, Fourouclas N, Swanton S, Vassiliou GS,
Bench AJ, Boyd EM, Curtin N, Scott MA, Erber WN, Green AR (2005) Acquired mutat
ion of the tyrosine kinase JAK2 in human myeloproliferative disorders. Lancet 36
5(9464): 1054-1061

Campbell PJ, Green AR (2006a) The myeloproliferative disorders. N Engl J Med 355
(23): 2452-2466

Campbell PJ, Griesshammer M, Dohner K, et al. V617F mutation in JAK2 is associat
ed with poorer survival in idiopathic myelofibrosis. Blood 2006b;107:2098-100.

Coe H, Jung J, Groenendyk J, Prins D, Michalak M. ERp57 modulates STAT3 signalin
g from the lumen of the endoplasmic reticulum. J Biol Chem 2010;285:6725-38.

Corvinus FM, Orth C, Moriggl R, et al. Persistent STAT3 activation in colon canc
er is associated with enhanced cell proliferation and tumor growth. Neoplasia 20
05;7:545-55.

Delhommeau F, Dupont S, Della Valle V, James C, Trannoy S, Masse A, Kosmider O,
Le Couedic JP, Robert F, Alberdi A, Lecluse Y, Plo I, Dreyfus FJ, Marzac C, Casa
devall N, Lacombe C, Romana SP, Dessen P, Soulier J, Viguie F, Fontenay M, Vainc
henker W, Bernard OA (2009) Mutation in TET2 in myeloid cancers. N Engl J Med 36
0(22): 2289-2301

DePristo MA, Banks E, Poplin R, Garimella KV, Maguire JR, Hartl C, Philippakis A
A, del Angel G, Rivas MA, Hanna M, McKenna A, Fennell TJ, Kernytsky AM, Sivachen
ko AY, Cibulskis K, Gabriel SB, Altshuler D, Daly MJ (2011) A framework for vari
ation discovery and genotyping using next-generation DNA sequencing data. Nat Ge
net 43(5): 491-498

Ernst T, Chase AJ, Score J, Hidalgo-Curtis CE, Bryant C, Jones AV, Waghorn K, Zo
i K, Ross FM, Reiter A, Hochhaus A, Drexler HG, Duncombe A, Cervantes F, Oscier
D, Boultwood J, Grand FH, Cross NC (2010) Inactivating mutations of the histone
methyltransferase gene EZH2 in myeloid disorders. Nat Genet 42(8): 722-726

Harutyunyan A, Klampfl T, Cazzola M, Kralovics R (2011) p53 lesions in leukemic
transformation. N Engl J Med 364(5): 488-490

Kalbfleisch JD, Prentice RL. The statistical analysis of failure time data. New
YorK: Wiley; 1980.

James C, Ugo V, Le Couedic JP, Staerk J, Delhommeau F, Lacout C, Garcon L, Raslo
va H, Berger R, Bennaceur-Griscelli A, Villeval JL, Constantinescu SN, Casadeval
l N, Vainchenker W (2005) A unique clonal JAK2 mutation leading to constitutive
signalling causes polycythaemia vera. Nature 434(7037): 1144-1148

Klampfl T, Harutyunyan A, Berg T, Gisslinger B, Schalling M, Bagienski K, Olcayd
u D, Passamonti F, Rumi E, Pietra D, Jager R, Pieri L, Guglielmelli P, Iacobucci
I, Martinelli G, Cazzola M, Vannucchi AM, Gisslinger H, Kralovics R (2011) Geno
me integrity of myeloproliferative neoplasms in chronic phase and during disease
progression. Blood 118(1): 167-176

Koboldt DC, Zhang Q, Larson DE, Shen D, McLellan MD, Lin L, Miller CA, Mardis ER
, Ding L, Wilson RK (2012) VarScan 2: somatic mutation and copy number alteratio
n discovery in cancer by exome sequencing. Genome Res 22(3): 568-576

Kralovics R (2008) Genetic complexity of myeloproliferative neoplasms. Leukemia
22(10): 1841-1848

Kralovics R, Passamonti F, Buser AS, Teo SS, Tiedt R, Passweg JR, Tichelli A, Ca
zzola M, Skoda RC (2005) A gain-of-function mutation of JAK2 in myeloproliferati
ve disorders. N Engl J Med 352(17): 1779-1790

Levine RL, Wadleigh M, Cools J, Ebert BL, Wernig G, Huntly BJ, Boggon TJ, Wlodar
ska I, Clark JJ, Moore S, Adelsperger J, Koo S, Lee JC, Gabriel S, Mercher T, D'
Andrea A, Frohling S, Dohner K, Marynen P, Vandenberghe P, Mesa RA, Tefferi A, G
riffin JD, Eck MJ, Sellers WR, Meyerson M, Golub TR, Lee SJ, Gilliland DG (2005)
Activating mutation in the tyrosine kinase JAK2 in polycythemia vera, essential
thrombocythemia, and myeloid metaplasia with myelofibrosis. Cancer Cell 7(4): 3
87-397

Li H, Durbin R (2009) Fast and accurate short read alignment with Burrows-Wheele
r transform. Bioinformatics 25(14): 1754-1760

Li H, Handsaker B, Wysoker A, Fennell T, Ruan J, Homer N, Marth G, Abecasis G, D
urbin R (2009) The Sequence Alignment/Map format and SAMtools. Bioinformatics 25
(16): 2078-2079

Li S, Kralovics R, De Libero G, Theocharides A, Gisslinger H, Skoda RC. Clonal h
eterogeneity in polycythemia vera patients with JAK2 exon12 and JAK2-V617F mutat
ions. Blood 2008;111:3863-6.

Malcovati L, Della Porta MG, Pietra D, et al. Molecular and clinical features of
refractory anemia with ringed sideroblasts associated with marked thrombocytosi
s. Blood 2009;114:3538-45.

Marchioli R, Finazzi G, Specchia G, et al. Cardiovascular events and intensity o
f treatment in polycythemia vera. N Engl J Med 2013;368:22-33.

McKenna A, Hanna M, Banks E, Sivachenko A, Cibulskis K, Kernytsky A, Garimella K
, Altshuler D, Gabriel S, Daly M, DePristo MA (2010) The Genome Analysis Toolkit
: a MapReduce framework for analyzing next-generation DNA sequencing data. Genom
e Res 20(9): 1297-1303

Milosevic JD, Kralovics R (2013) Genetic and epigenetic alterations of myeloprol
iferative disorders. Int J Hematol

Pardanani AD, Levine RL, Lasho T, Pikman Y, Mesa RA, Wadleigh M, Steensma DP, El
liott MA, Wolanskyj AP, Hogan WJ, McClure RF, Litzow MR, Gilliland DG, Tefferi A
(2006) MPL515 mutations in myeloproliferative and other myeloid disorders: a st
udy of 1182 patients. Blood 108(10): 3472-3476

Passamonti F, Rumi E, Pungolino E, et al. Life expectancy and prognostic factors
for survival in patients with polycythemia vera and essential thrombocythemia.
Am J Med. 2004;117(10):755-61.

Passamonti F, Rumi E, Pietra D, et al. A prospective study of 338 patients with
polycythemia vera: the impact of JAK2 (V617F) allele burden and leukocytosis on
fibrotic or leukemic disease transformation and vascular complications. Leukemia
2010a;24:1574-9.

Passamonti F, Cervantes F, Vannucchi AM, et al. A dynamic prognostic model to pr
edict survival in primary myelofibrosis: a study by the IWG-MRT (International W
orking Group for Myeloproliferative Neoplasms Research and Treatment). Blood 201
0b;115:1703-8.

Passamonti F, Elena C, Schnittger S, et al. Molecular and clinical features of t
he myeloproliferative neoplasm associated with JAK2 exon 12 mutations. Blood 201
1;117:2813-6.

Passamonti F, Thiele J, Girodon F, et al. A prognostic model to predict survival
in 867 World Health Organization-defined essential thrombocythemia at diagnosis
: a study by the International Working Group on Myelofibrosis Research and Treat
ment. Blood 2012;120:1197-201.

Pikman Y, Lee BH, Mercher T, McDowell E, Ebert BL, Gozo M, Cuker A, Wernig G, Mo
ore S, Galinsky I, DeAngelo DJ, Clark JJ, Lee SJ, Golub TR, Wadleigh M, Gillilan
d DG, Levine RL (2006) MPLW515L is a novel somatic activating mutation in myelof
ibrosis with myeloid metaplasia. PLoS Med 3(7): e270

R Core Team. R: A language and environment for statistical computing.: R Foundat
ion for Statistical Computing, Vienna, Austria.; 2012.

Rumi E, Pietra D, Guglielmelli P, et al. Acquired copy-neutral loss of heterozyg
osity of chromosome 1p as a molecular event associated with marrow fibrosis in M
PL-mutated myeloproliferative neoplasms. Blood 2013;121:4388-95.

Schafer AI. Thrombocytosis. N Engl J Med 2004;350:1211-9.

Scott LM, Tong W, Levine RL, Scott MA, Beer PA, Stratton MR, Futreal PA, Erber W
N, McMullin MF, Harrison CN, Warren AJ, Gilliland DG, Lodish HF, Green AR (2007)
JAK2 exon 12 mutations in polycythemia vera and idiopathic erythrocytosis. N En
gl J Med 356(5): 459-468

Si J, Collins SJ. Activated Ca2+/calmodulin-dependent protein kinase IIgamma is
a critical regulator of myeloid leukemia cell proliferation. Cancer Res 2008;68:
3733-42.

Stegelmann F, Bullinger L, Schlenk RF, Paschka P, Griesshammer M, Blersch C, Kuh
n S, Schauer S, Dohner H, Dohner K (2011) DNMT3A mutations in myeloproliferative
neoplasms. Leukemia 25(7): 1217-1219

Stein BL, Williams DM, O'Keefe C, Rogers O, Ingersoll RG, Spivak JL, Verma A, Ma
ciejewski JP, McDevitt MA, Moliterno AR (2011) Disruption of the ASXL1 gene is f
requent in primary, post-essential thrombocytosis and post-polycythemia vera mye
lofibrosis, but not essential thrombocytosis or polycythemia vera: analysis of m
olecular genetics and clinical phenotypes. Haematologica 96(10): 1462-1469

Swerdlow S, Campo E, Harris N, Jaffe E, Pileri S, Stein H, Thiele J, Vardiman J
(2008) WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, Lyo
n: International Agency for Research on Cancer.

Thiele J, Kvasnicka HM, Facchetti F, Franco V, van der Walt J, Orazi A. European
consensus on grading bone marrow fibrosis and assessment of cellularity. Haemat
ologica 2005;90:1128-32.

Wang K, Li M, Hakonarson H (2010) ANNOVAR: functional annotation of genetic vari
ants from high-throughput sequencing data. Nucleic Acids Res 38(16): e164

Vardiman JW, Harris NL, Brunning RD. The World Health Organization (WHO) classif
ication of the myeloid neoplasms. Blood 2002;100:2292-302.

Yue X, Wang H, Zhao F, et al. Hepatitis B virus-induced calreticulin protein is
involved in IFN resistance. J Immunol 2012;189:279-86.

Zuber J, McJunkin K, Fellmann C, et al. Toolkit for evaluating genes required fo
r proliferation and survival using tetracycline-regulated RNAi. Nature biotechno
logy 2011;29:79-83.
本明細書で引用される全ての参考文献は、参照により完全に組み込まれる。今や、本発
明について完全に記載したが、当業者は、本発明を、本発明の精神もしくは範囲、または
その任意の実施形態に影響を及ぼすことなく、条件、パラメータなどの広範かつ同等な範
囲内で実施しうることを理解するであろう。
本明細書で引用される全ての参考文献は、参照により完全に組み込まれる。今や、本発明について完全に記載したが、当業者は、本発明を、本発明の精神もしくは範囲、またはその任意の実施形態に影響を及ぼすことなく、条件、パラメータなどの広範かつ同等な範囲内で実施しうることを理解するであろう。
本発明は以下を提供する。
[1]
患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子の存在を決定するステップと、
−前記カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法。
[2]
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含む、
請求項1に記載の方法。
[3]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
[4]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項2または3に記載の方法。
[5]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427、428、429、431、432、または433に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
[6]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278、279、281、282、283、285、286、または287に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
[7]
前記カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、前記カルレチクリン遺伝子のエクソン9を包含する領域内にある、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
[8]
前記突然変異対立遺伝子が、野生型カルレチクリン遺伝子と比較して、フレームシフト突然変異を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
[9]
前記フレームシフト突然変異が、前記カルレチクリン遺伝子のエクソン9内にある、請求項8に記載の方法。
[10]
前記フレームシフト突然変異が、1ヌクレオチドの欠失または2ヌクレオチドの付加である、請求項8または9に記載の方法。
[11]
(1+(3×n ))ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子から欠失している、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
[12]
1、4、19、22、31、34、46、52ヌクレオチドが欠失している、請求項8、9、および11のいずれか一項に記載の方法。
[13]
1ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
2ヌクレオチドが欠失し、4ヌクレオチドが挿入されているか;
3ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
12ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
18ヌクレオチドが欠失し、11ヌクレオチドが挿入されているか;
18ヌクレオチドが欠失し、14ヌクレオチドが挿入されているか;
20ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;
28ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
35ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;または
36ヌクレオチドが欠失し、2ヌクレオチドが挿入されている、
請求項8、9、11、および12のいずれか一項に記載の方法。
[14]
(2+(3×n ))ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子に挿入されている、請求項8または9に記載の方法。
[15]
5ヌクレオチドが挿入されている、請求項14に記載の方法。
[16]
前記カルレチクリン遺伝子が、
(a)配列番号290に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号289に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
[17]
前記ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子のエクソン9から欠失し、かつ/または、これに挿入されている、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法。
[18]
前記カルレチクリン遺伝子の前記エクソン9が、
(a)配列番号436に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号435に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される配列を含む、請求項9から17のいずれか一項に記載の方法。
[19]
前記突然変異対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233、237、241、245、249、253、257、261、265、269、273、277、281、285、291、295、299、303、307、311、315、319、323、327、331、335、339、343、347、351、355、359、363、367、371、375、379、383、387、391、395、399、403、407、411、415、419、423、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
[20]
前記突然変異対立遺伝子が、DNA、好ましくは、ゲノムDNAである、請求項1から19のいずれか一項に記載の方法。
[21]
前記DNAの存在を、シークエンシングにより決定する、請求項20に記載の方法。
[22]
患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうかを評価するための方法であって、
−前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
−前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
を含む、方法。
[23]
前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコードする核酸を含む、
請求項22に記載の方法。
[24]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
[25]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項23または24に記載の方法。
[26]
前記カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427、428、429、431、432、または433に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
[27]
前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278、279、281、282、283、285、286、または287に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択される、請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
[28]
前記対立遺伝子が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233、237、241、245、249、253、257、261、265、269、273、277、281、285、291、295、299、303、307、311、315、319、323、327、331、335、339、343、347、351、355、359、363、367、371、375、379、383、387、391、395、399、403、407、411、415、419、423、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から27のいずれか一項に記載の方法。
[29]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法。
[30]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から29のいずれか一項に記載の方法。
[31]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、325、329、333、337、341、345、349、353、357、361、365、369、373、377、381、385、389、393、397、401、405、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から30のいずれか一項に記載の方法。
[32]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、179、183、187、191、195、199、203、207、211、215、219、223、227、231、235、239、243、247、251、255、259、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から31のいずれか一項に記載の方法。
[33]
前記遺伝子産物が、
a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法。
[34]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、および33のいずれか一項に記載の方法。
[35]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427、428、429、431、432、または433に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、33、および34のいずれか一項に記載の方法。
[36]
前記遺伝子産物が、
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278、279、281、282、283、285、286、または287に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、および33から35のいずれか一項に記載の方法。
[37]
前記遺伝子産物が、mRNAである、請求項22から36のいずれか一項に記載の方法。
[38]
前記mRNAの存在または量を、リアルタイムPCR、逆転写酵素PCR、全トランスクリプトームショットガンシークエンシング(RNAseq)、in situハイブリダイゼーション、またはマイクロアレイにより決定する、請求項37に記載の方法。
[39]
リアルタイムPCRまたは逆転写酵素PCRによる前記決定が、
(i)前記試料中の前記核酸を1つまたは2つのオリゴヌクレオチドと接触させるステップと、
(ii)標的配列を含有する増幅産物を生成するステップと
をさらに含む、請求項38に記載の方法。
[40]
前記遺伝子産物が、タンパク質である、請求項22から28および33から36のいずれか一項に記載の方法。
[41]
前記タンパク質の存在または量を、免疫組織化学(IHC)、イムノアッセイ、ゲルもしくはブロットベースの方法、IHC、質量分析、フローサイトメトリー、またはFACSにより決定する、請求項40に記載の方法。
[42]
前記患者が、ヒト患者である、請求項1から41のいずれか一項に記載の方法。
[43]
前記試料が、骨髄試料である、請求項1から42のいずれか一項に記載の方法。
[44]
前記試料が、血液試料である、請求項1から42のいずれか一項に記載の方法。
[45]
前記骨髄試料が、生検により得られる、請求項43または44に記載の方法。
[46]
突然変異体カルレチクリンの阻害剤を、前記患者に投与するステップをさらに含む、請求項1から45のいずれか一項に記載の方法。
[47]
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号2に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される核酸。
[48]
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、46、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98、102、106、110、114、118、122、126、130、134、138、または142に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項47に記載の核酸。
[49]
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号292、296、300、304、308、312、316、320、324、328、332、336、340、344、348、352、356、360、364、368、372、376、380、384、388、392、396、400、404、408、412、416、420、424、428、または432に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項47または48に記載の核酸。
[50]
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号146、150、154、158、162、166、170、174、178、182、186、190、194、198、202、206、210、214、218、222、226、230、234、238、242、246、250、254、258、262、266、270、274、278、282、または286に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項47から49のいずれか一項に記載の核酸。
[51]
cDNAである、請求項47から50のいずれか一項に記載の核酸。
[52]
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される核酸。
[53]
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、または143に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項52に記載の核酸。
[54]
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、325、329、333、337、341、345、349、353、357、361、365、369、373、377、381、385、389、393、397、401、405、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項52または53に記載の核酸。
[55]
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、179、183、187、191、195、199、203、207、211、215、219、223、227、231、235、239、243、247、251、255、259、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項52または54に記載の核酸。
[56]
mRNAである、請求項52から55のいずれか一項に記載の核酸。
[57]
(a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される核酸。
[58]
(a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、または141に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項57に記載の核酸。
[59]
(a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号291、295、299、303、307、311、315、319、323、327、331、335、339、343、347、351、355、359、363、367、371、375、379、383、387、391、395、399、403、407、411、415、419、423、427、または431に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項57または58に記載の核酸。
[60]
(a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
(b)配列番号145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233、237、241、245、249、253、257、261、265、269、273、277、281、または285に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
(c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸;
(d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
(e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
からなる群から選択される、請求項57から59のいずれか一項に記載の核酸。
[61]
ゲノムDNAである、請求項57から60のいずれか一項に記載の核酸。
[62]
(a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質
からなる群から選択されるタンパク質。
[63]
(a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140、または144に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質
からなる群から選択される、請求項62に記載のタンパク質。
[64]
(a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、301、303、304、305、307、308、309、311、312、313、315、316、317、319、320、321、323、324、325、327、328、329、331、332、333、335、336、337、339、340、341、343、344、345、347、348、349、351、352、353、355、356、357、359、360、361、363、364、365、367、368、369、371、372、373、375、376、377、379、380、381、383、384、385、387、388、389、391、392、393、395、396、397、399、400、401、403、404、405、407、408、409、411、412、413、415、416、417、419、420、421、423、424、425、427、428、429、431、432、または433に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質
からなる群から選択される、請求項62または63に記載のタンパク質。
[65]
(a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、155、157、158、159、161、162、163、165、166、167、169、170、171、173、174、175、177、178、179、181、182、183、185、186、187、189、190、191、193、194、195、197、198、199、201、202、203、205、206、207、209、210、211、213、214、215、217、218、219、221、222、223、225、226、227、229、230、231、233、234、235、237、238、239、241、242、243、245、246、247、249、250、251、253、254、255、257、258、259、261、262、263、265、266、267、269、270、271、273、274、275、277、278、279、281、282、283、285、286、または287に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
(b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
(d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
(e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
(f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%の同一性を有するタンパク質;および
(g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質
からなる群から選択される、請求項62から64のいずれか一項に記載のタンパク質。
[66]
請求項62または63に記載のタンパク質を含むワクチン。
[67]
請求項62から65のいずれか一項に記載のタンパク質に特異的に結合する抗体。
[68]
請求項52から56のいずれか一項に記載の核酸を特異的にターゲティングするsiRNA。
[69]
少なくとも10の連続した塩基を含む核酸分子からなる、請求項68に記載のsiRNA。
[70]
前記連続した塩基のうちの最大10%が、非相補的である、請求項68または69に記載のsiRNA。
[71]
5’端における少なくとも1つの塩基および/または3’端における少なくとも1つの塩基をさらに含む、請求項68から70のいずれか一項に記載のsiRNA。
[72]
骨髄性悪性腫瘍の処置における使用のための、突然変異体カルレチクリンの阻害剤。
[73]
骨髄性悪性腫瘍患者を処置するための方法であって、有効量の突然変異体カルレチクリンの阻害剤を、前記患者に投与するステップを含む、方法。
[74]
前記突然変異体カルレチクリンが、請求項62から65のいずれか一項に記載の突然変異体カルレチクリンタンパク質である、請求項72に記載の阻害剤、または請求項46もしくは73に記載の方法。
[75]
前記阻害剤が、抗体である、請求項72もしくは74に記載の阻害剤、または請求項56、73、もしくは74に記載の方法。
[76]
前記阻害剤が、細胞外結合性パートナー、低分子結合性分子、アプタマー、およびイントラマーからなる群から選択される、請求項72もしくは74に記載の阻害剤、または請求項56、73、もしくは74に記載の方法。
[77]
前記突然変異体カルレチクリンが、請求項52から56のいずれか一項に記載の核酸である、請求項72に記載の阻害剤、または請求項46もしくは73に記載の方法。
[78]
前記阻害剤が、siRNA、miRNA、dsRNA、shRNA、stRNA、およびアンチセンス分子からなる群から選択される、請求項72もしくは77に記載の阻害剤、または請求項46、73、および77のいずれか一項に記載の方法。
[79]
前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄増殖性新生物である、請求項72および74から78のいずれか一項に記載の阻害剤;または請求項1から46および73から78のいずれか一項に記載の方法。
[80]
前記骨髄増殖性新生物が、原発性骨髄線維症(PMF)である、請求項79に記載の阻害剤;または請求項79に記載の方法。
[81]
前記骨髄増殖性新生物が、本態性血小板血症(ET)である、請求項79に記載の阻害剤;または請求項79に記載の方法。
[82]
前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄異形成症候群である、請求項72および74から78のいずれか一項に記載の阻害剤;または請求項1から46および73から78のいずれか一項に記載の方法。
[83]
前記骨髄異形成症候群が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−T)である、請求項82に記載の阻害剤;または請求項82に記載の方法。
[84]
処置される前記患者が、請求項1から46のいずれか一項に記載の骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または請求項1から46のいずれか一項に記載の骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価される、請求項72および74から83のいずれか一項に記載の阻害剤;または請求項73から83のいずれか一項に記載の方法。
[85]
医薬としての使用のための、請求項62もしくは63に記載のタンパク質、請求項67に記載の抗体、請求項68から71のいずれか一項に記載のsiRNA、または請求項72から78のいずれか一項に記載の突然変異体カルレチクリンの阻害剤。
[86]
請求項47から51および57から61のいずれか一項に記載の核酸を含むベクター。
[87]
請求項47から51および57から61のいずれか一項に記載の核酸、または請求項86に記載のベクターを含む宿主細胞。
[88]
請求項62から65に記載のポリペプチドを作製するための工程であって、請求項87に記載の宿主細胞を、前記ポリペプチドの発現を可能とする条件下で培養するステップと、作製された前記ポリペプチドを培養物から回収するステップとを含む工程。

Claims (88)

  1. 患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうか
    を評価するための方法であって、
    −前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
    子の存在を決定するステップと、
    −前記カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が存在する場合に
    、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評
    価するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコ
    ードする核酸を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
    れるタンパク質;
    (b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
    コードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
    8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
    、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
    54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
    1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
    、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
    、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
    、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
    、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
    表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
    ードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
    01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
    15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
    28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
    41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
    55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
    68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
    81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
    95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
    08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
    21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
    3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
    55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
    69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
    82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
    95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
    09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
    22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
    35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
    49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
    62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
    75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
    7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項2から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記カルレチクリン遺伝子の前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、前記カルレチ
    クリン遺伝子のエクソン9を包含する領域内にある、請求項1から6のいずれか一項に記
    載の方法。
  8. 前記突然変異対立遺伝子が、野生型カルレチクリン遺伝子と比較して、フレームシフト
    突然変異を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記フレームシフト突然変異が、前記カルレチクリン遺伝子のエクソン9内にある、請
    求項8に記載の方法。
  10. 前記フレームシフト突然変異が、1ヌクレオチドの欠失または2ヌクレオチドの付加で
    ある、請求項8または9に記載の方法。
  11. (1+(3×n))ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子から欠失している、
    請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 1、4、19、22、31、34、46、52ヌクレオチドが欠失している、請求項8
    、9、および11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 1ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
    2ヌクレオチドが欠失し、4ヌクレオチドが挿入されているか;
    3ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
    12ヌクレオチドが欠失し、5ヌクレオチドが挿入されているか;
    18ヌクレオチドが欠失し、11ヌクレオチドが挿入されているか;
    18ヌクレオチドが欠失し、14ヌクレオチドが挿入されているか;
    20ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;
    28ヌクレオチドが欠失し、6ヌクレオチドが挿入されているか;
    35ヌクレオチドが欠失し、1ヌクレオチドが挿入されているか;または
    36ヌクレオチドが欠失し、2ヌクレオチドが挿入されている、
    請求項8、9、11、および12のいずれか一項に記載の方法。
  14. (2+(3×n))ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子に挿入されている、
    請求項8または9に記載の方法。
  15. 5ヌクレオチドが挿入されている、請求項14に記載の方法。
  16. 前記カルレチクリン遺伝子が、
    (a)配列番号290に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号289に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される配列を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ヌクレオチドが、前記カルレチクリン遺伝子のエクソン9から欠失し、かつ/また
    は、これに挿入されている、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記カルレチクリン遺伝子の前記エクソン9が、
    (a)配列番号436に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号435に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される配列を含む、請求項9から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記突然変異対立遺伝子が、
    (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
    、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
    、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
    、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
    、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
    、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
    、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
    、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
    する核酸;
    (b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
    49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
    01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
    41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
    81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
    21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
    61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
    03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
    43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
    83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
    23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記突然変異対立遺伝子が、DNA、好ましくは、ゲノムDNAである、請求項1から
    19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記DNAの存在を、シークエンシングにより決定する、請求項20に記載の方法。
  22. 患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、または骨髄性悪性腫瘍を患いやすいかどうか
    を評価するための方法であって、
    −前記患者に由来する試料中のカルレチクリン遺伝子の1または複数の突然変異対立遺伝
    子の遺伝子産物の存在を決定するステップと、
    −前記遺伝子産物が存在する場合に、前記患者が、骨髄性悪性腫瘍を患っているか、また
    は骨髄性悪性腫瘍を患いやすいと評価するステップと
    を含む、方法。
  23. 前記1または複数の突然変異対立遺伝子が、突然変異体カルレチクリンタンパク質をコ
    ードする核酸を含む、
    請求項22に記載の方法。
  24. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードさ
    れるタンパク質;
    (b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
    コードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
  25. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
    8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
    、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
    54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
    1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
    、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
    、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
    、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
    、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
    表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
    ードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項23または24に記載の方法。
  26. 前記カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
    01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
    15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
    28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
    41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
    55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
    68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
    81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
    95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
    08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
    21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
    3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記突然変異体カルレチクリンタンパク質が、
    (a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
    55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
    69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
    82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
    95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
    09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
    22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
    35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
    49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
    62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
    75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
    7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択される、請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記対立遺伝子が、
    (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、144、148、152、156、160、164、168、172、176、180
    、184、188、192、196、200、204、208、212、216、220
    、224、228、232、236、240、244、248、252、256、260
    、264、268、272、276、280、284、288;294、298、302
    、306、310、314、318、322、326、330、334、338、342
    、346、350、354、358、362、366、370、374、378、382
    、386、390、394、398、402、406、410、414、418、422
    、426、430、または434に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコード
    する核酸;
    (b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、
    49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、1
    01、105、109、113、117、121、125、129、133、137、1
    41、145、149、153、157、161、165、169、173、177、1
    81、185、189、193、197、201、205、209、213、217、2
    21、225、229、233、237、241、245、249、253、257、2
    61、265、269、273、277、281、285、291、295、299、3
    03、307、311、315、319、323、327、331、335、339、3
    43、347、351、355、359、363、367、371、375、379、3
    83、387、391、395、399、403、407、411、415、419、4
    23、427、または431に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から27のいずれか一項に記載の方法
  29. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から28のいずれか一項に記載の方法
  30. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に表示されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、47
    、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99、
    103、107、111、115、119、123、127、131、135、139、
    または143に表示されるヌクレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から29のいずれか一項に記載の方法
  31. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に表示されるア
    ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、3
    25、329、333、337、341、345、349、353、357、361、3
    65、369、373、377、381、385、389、393、397、401、4
    05、409、413、417、421、425、429、または433に表示されるヌ
    クレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から30のいずれか一項に記載の方法
  32. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に表示されるア
    ミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、1
    79、183、187、191、195、199、203、207、211、215、2
    19、223、227、231、235、239、243、247、251、255、2
    59、263、267、271、275、279、283、または287に表示されるヌ
    クレオチド配列を含む核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少な
    くとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列を含む核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子コ
    ードの結果として縮重であるヌクレオチド配列を含む核酸
    からなる群から選択される核酸を含む、請求項22から31のいずれか一項に記載の方法
  33. 前記遺伝子産物が、
    a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされ
    るタンパク質;
    (b)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子により
    コードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28のいずれか一項に記
    載の方法。
  34. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、1
    8、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、35
    、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53、
    54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、7
    1、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、89
    、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、105
    、106、107、109、110、111、113、114、115、117、118
    、119、121、122、123、125、126、127、129、130、131
    、133、134、135、137、138、139、141、142、または143に
    表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48
    、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100
    、104、108、112、116、120、124、128、132、136、140
    、または144に示されるアミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコ
    ードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、および33のいず
    れか一項に記載の方法。
  35. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、3
    01、303、304、305、307、308、309、311、312、313、3
    15、316、317、319、320、321、323、324、325、327、3
    28、329、331、332、333、335、336、337、339、340、3
    41、343、344、345、347、348、349、351、352、353、3
    55、356、357、359、360、361、363、364、365、367、3
    68、369、371、372、373、375、376、377、379、380、3
    81、383、384、385、387、388、389、391、392、393、3
    95、396、397、399、400、401、403、404、405、407、4
    08、409、411、412、413、415、416、417、419、420、4
    21、423、424、425、427、428、429、431、432、または43
    3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、3
    26、330、334、338、342、346、350、354、358、362、3
    66、370、374、378、382、386、390、394、398、402、4
    06、410、414、418、422、426、430、または434に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、33、および34
    のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記遺伝子産物が、
    (a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、1
    55、157、158、159、161、162、163、165、166、167、1
    69、170、171、173、174、175、177、178、179、181、1
    82、183、185、186、187、189、190、191、193、194、1
    95、197、198、199、201、202、203、205、206、207、2
    09、210、211、213、214、215、217、218、219、221、2
    22、223、225、226、227、229、230、231、233、234、2
    35、237、238、239、241、242、243、245、246、247、2
    49、250、251、253、254、255、257、258、259、261、2
    62、263、265、266、267、269、270、271、273、274、2
    75、277、278、279、281、282、283、285、286、または28
    7に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸が
    欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、1
    80、184、188、192、196、200、204、208、212、216、2
    20、224、228、232、236、240、244、248、252、256、2
    60、264、268、272、276、280、284、または288に示されるアミ
    ノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダイ
    ズする核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70%
    の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝
    子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列を含むタンパク質
    からなる群から選択されるポリペプチドを含む、請求項22から28、および33から3
    5のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記遺伝子産物が、mRNAである、請求項22から36のいずれか一項に記載の方法
  38. 前記mRNAの存在または量を、リアルタイムPCR、逆転写酵素PCR、全トランス
    クリプトームショットガンシークエンシング(RNAseq)、in situハイブリ
    ダイゼーション、またはマイクロアレイにより決定する、請求項37に記載の方法。
  39. リアルタイムPCRまたは逆転写酵素PCRによる前記決定が、
    (i)前記試料中の前記核酸を1つまたは2つのオリゴヌクレオチドと接触させるステッ
    プと、
    (ii)標的配列を含有する増幅産物を生成するステップと
    をさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記遺伝子産物が、タンパク質である、請求項22から28および33から36のいず
    れか一項に記載の方法。
  41. 前記タンパク質の存在または量を、免疫組織化学(IHC)、イムノアッセイ、ゲルも
    しくはブロットベースの方法、IHC、質量分析、フローサイトメトリー、またはFAC
    Sにより決定する、請求項40に記載の方法。
  42. 前記患者が、ヒト患者である、請求項1から41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記試料が、骨髄試料である、請求項1から42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記試料が、血液試料である、請求項1から42のいずれか一項に記載の方法。
  45. 前記骨髄試料が、生検により得られる、請求項43または44に記載の方法。
  46. 突然変異体カルレチクリンの阻害剤を、前記患者に投与するステップをさらに含む、請
    求項1から45のいずれか一項に記載の方法。
  47. (a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号2に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される核酸。
  48. (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
    8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
    0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
    0、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号2、6、10、14、18、22、26、30、34、38、42、4
    6、50、54、58、62、66、70、74、78、82、86、90、94、98
    、102、106、110、114、118、122、126、130、134、138
    、または142に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項47に記載の核酸。
  49. (a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
    326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
    366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
    406、410、414、418、422、426、430、または434に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号292、296、300、304、308、312、316、320、
    324、328、332、336、340、344、348、352、356、360、
    364、368、372、376、380、384、388、392、396、400、
    404、408、412、416、420、424、428、または432に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項47または48に記載の核酸。
  50. (a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
    180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
    220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
    260、264、268、272、276、280、284、または288に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号146、150、154、158、162、166、170、174、
    178、182、186、190、194、198、202、206、210、214、
    218、222、226、230、234、238、242、246、250、254、
    258、262、266、270、274、278、282、または286に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項47から49のいずれか一項に記載の核酸。
  51. cDNAである、請求項47から50のいずれか一項に記載の核酸。
  52. (a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号3に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される核酸。
  53. (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
    8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
    0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
    0、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号3、7、11、15、19、23、27、31、35、39、43、4
    7、51、55、59、63、67、71、75、79、83、87、91、95、99
    、103、107、111、115、119、123、127、131、135、139
    、または143に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項52に記載の核酸。
  54. (a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
    326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
    366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
    406、410、414、418、422、426、430、または434に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号293、297、301、305、309、313、317、321、
    325、329、333、337、341、345、349、353、357、361、
    365、369、373、377、381、385、389、393、397、401、
    405、409、413、417、421、425、429、または433に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項52または53に記載の核酸。
  55. (a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
    180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
    220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
    260、264、268、272、276、280、284、または288に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号147、151、155、159、163、167、171、175、
    179、183、187、191、195、199、203、207、211、215、
    219、223、227、231、235、239、243、247、251、255、
    259、263、267、271、275、279、283、または287に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項52または54に記載の核酸。
  56. mRNAである、請求項52から55のいずれか一項に記載の核酸。
  57. (a)配列番号4に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号1に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される核酸。
  58. (a)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
    8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
    0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
    0、または144に表示されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45
    、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、
    101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、
    または141に表示されるヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項57に記載の核酸。
  59. (a)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
    326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
    366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
    406、410、414、418、422、426、430、または434に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号291、295、299、303、307、311、315、319、
    323、327、331、335、339、343、347、351、355、359、
    363、367、371、375、379、383、387、391、395、399、
    403、407、411、415、419、423、427、または431に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項57または58に記載の核酸。
  60. (a)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
    180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
    220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
    260、264、268、272、276、280、284、または288に表示される
    アミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする核酸;
    (b)配列番号145、149、153、157、161、165、169、173、
    177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、
    217、221、225、229、233、237、241、245、249、253、
    257、261、265、269、273、277、281、または285に表示される
    ヌクレオチド配列からなる核酸;
    (c)(a)または(b)で規定された前記核酸の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸;
    (d)(a)〜(c)のうちのいずれか1つの前記核酸のヌクレオチド配列に対して少
    なくとも70%の同一性を伴うヌクレオチド配列からなる核酸;および
    (e)(a)〜(d)のうちのいずれか1つの核酸のヌクレオチド配列に対する遺伝子
    コードの結果として縮重であるヌクレオチド配列からなる核酸
    からなる群から選択される、請求項57から59のいずれか一項に記載の核酸。
  61. ゲノムDNAである、請求項57から60のいずれか一項に記載の核酸。
  62. (a)配列番号1、2、または3に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコード
    されるタンパク質;
    (b)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
    が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子に
    よりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70
    %の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
    伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパ
    ク質
    からなる群から選択されるタンパク質。
  63. (a)配列番号1、2、3、5、6、7、9、10、11、13、14、15、17、
    18、19、21、22、23、25、26、27、29、30、31、33、34、3
    5、37、38、39、41、42、43、45、46、47、49、50、51、53
    、54、55、57、58、59、61、62、63、65、66、67、69、70、
    71、73、74、75、77、78、79、81、82、83、85、86、87、8
    9、90、91、93、94、95、97、98、99、101、102、103、10
    5、106、107、109、110、111、113、114、115、117、11
    8、119、121、122、123、125、126、127、129、130、13
    1、133、134、135、137、138、139、141、142、または143
    に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
    8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
    0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
    0、または144に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
    が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、4
    8、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、10
    0、104、108、112、116、120、124、128、132、136、14
    0、または144に示されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子によ
    りコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70
    %の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
    伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパ
    ク質
    からなる群から選択される、請求項62に記載のタンパク質。
  64. (a)配列番号291、292、293、295、296、297、299、300、
    301、303、304、305、307、308、309、311、312、313、
    315、316、317、319、320、321、323、324、325、327、
    328、329、331、332、333、335、336、337、339、340、
    341、343、344、345、347、348、349、351、352、353、
    355、356、357、359、360、361、363、364、365、367、
    368、369、371、372、373、375、376、377、379、380、
    381、383、384、385、387、388、389、391、392、393、
    395、396、397、399、400、401、403、404、405、407、
    408、409、411、412、413、415、416、417、419、420、
    421、423、424、425、427、428、429、431、432、または4
    33に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
    326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
    366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
    406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるア
    ミノ酸配列からなるタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
    が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号294、298、302、306、310、314、318、322、
    326、330、334、338、342、346、350、354、358、362、
    366、370、374、378、382、386、390、394、398、402、
    406、410、414、418、422、426、430、または434に示されるア
    ミノ酸配列からなるタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70
    %の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
    伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパ
    ク質
    からなる群から選択される、請求項62または63に記載のタンパク質。
  65. (a)配列番号145、146、147、149、150、151、153、154、
    155、157、158、159、161、162、163、165、166、167、
    169、170、171、173、174、175、177、178、179、181、
    182、183、185、186、187、189、190、191、193、194、
    195、197、198、199、201、202、203、205、206、207、
    209、210、211、213、214、215、217、218、219、221、
    222、223、225、226、227、229、230、231、233、234、
    235、237、238、239、241、242、243、245、246、247、
    249、250、251、253、254、255、257、258、259、261、
    262、263、265、266、267、269、270、271、273、274、
    275、277、278、279、281、282、283、285、286、または2
    87に表示される核酸配列を有する核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (b)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
    180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
    220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
    260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるア
    ミノ酸配列からなるタンパク質;
    (c)(a)または(b)で規定されたタンパク質であって、1または複数のアミノ酸
    が欠失し、挿入され、付加され、または置換されているタンパク質;
    (d)配列番号148、152、156、160、164、168、172、176、
    180、184、188、192、196、200、204、208、212、216、
    220、224、228、232、236、240、244、248、252、256、
    260、264、268、272、276、280、284、または288に示されるア
    ミノ酸配列を含むタンパク質をコードする核酸分子によりコードされるタンパク質;
    (e)(a)または(c)で規定された核酸分子の相補鎖と厳密な条件下でハイブリダ
    イズする核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパク質;
    (f)(a)〜(e)のうちのいずれか1つの前記タンパク質に対して少なくとも70
    %の同一性を有するタンパク質;および
    (g)(a)、(d)、または(e)で規定された核酸のヌクレオチド配列に対する遺
    伝子コードの結果として縮重である核酸によりコードされるアミノ酸配列からなるタンパ
    ク質
    からなる群から選択される、請求項62から64のいずれか一項に記載のタンパク質。
  66. 請求項62または63に記載のタンパク質を含むワクチン。
  67. 請求項62から65のいずれか一項に記載のタンパク質に特異的に結合する抗体。
  68. 請求項52から56のいずれか一項に記載の核酸を特異的にターゲティングするsiR
    NA。
  69. 少なくとも10の連続した塩基を含む核酸分子からなる、請求項68に記載のsiRN
    A。
  70. 前記連続した塩基のうちの最大10%が、非相補的である、請求項68または69に記
    載のsiRNA。
  71. 5’端における少なくとも1つの塩基および/または3’端における少なくとも1つの
    塩基をさらに含む、請求項68から70のいずれか一項に記載のsiRNA。
  72. 骨髄性悪性腫瘍の処置における使用のための、突然変異体カルレチクリンの阻害剤。
  73. 骨髄性悪性腫瘍患者を処置するための方法であって、有効量の突然変異体カルレチクリ
    ンの阻害剤を、前記患者に投与するステップを含む、方法。
  74. 前記突然変異体カルレチクリンが、請求項62から65のいずれか一項に記載の突然変
    異体カルレチクリンタンパク質である、請求項72に記載の阻害剤、または請求項46も
    しくは73に記載の方法。
  75. 前記阻害剤が、抗体である、請求項72もしくは74に記載の阻害剤、または請求項5
    6、73、もしくは74に記載の方法。
  76. 前記阻害剤が、細胞外結合性パートナー、低分子結合性分子、アプタマー、およびイン
    トラマーからなる群から選択される、請求項72もしくは74に記載の阻害剤、または請
    求項56、73、もしくは74に記載の方法。
  77. 前記突然変異体カルレチクリンが、請求項52から56のいずれか一項に記載の核酸で
    ある、請求項72に記載の阻害剤、または請求項46もしくは73に記載の方法。
  78. 前記阻害剤が、siRNA、miRNA、dsRNA、shRNA、stRNA、およ
    びアンチセンス分子からなる群から選択される、請求項72もしくは77に記載の阻害剤
    、または請求項46、73、および77のいずれか一項に記載の方法。
  79. 前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄増殖性新生物である、請求項72および74から78のい
    ずれか一項に記載の阻害剤;または請求項1から46および73から78のいずれか一項
    に記載の方法。
  80. 前記骨髄増殖性新生物が、原発性骨髄線維症(PMF)である、請求項79に記載の阻
    害剤;または請求項79に記載の方法。
  81. 前記骨髄増殖性新生物が、本態性血小板血症(ET)である、請求項79に記載の阻害
    剤;または請求項79に記載の方法。
  82. 前記骨髄性悪性腫瘍が、骨髄異形成症候群である、請求項72および74から78のい
    ずれか一項に記載の阻害剤;または請求項1から46および73から78のいずれか一項
    に記載の方法。
  83. 前記骨髄異形成症候群が、環状鉄芽球を伴う不応性貧血および血小板血症(RARS−
    T)である、請求項82に記載の阻害剤;または請求項82に記載の方法。
  84. 処置される前記患者が、請求項1から46のいずれか一項に記載の骨髄性悪性腫瘍を患
    っているか、または請求項1から46のいずれか一項に記載の骨髄性悪性腫瘍を患いやす
    いと評価される、請求項72および74から83のいずれか一項に記載の阻害剤;または
    請求項73から83のいずれか一項に記載の方法。
  85. 医薬としての使用のための、請求項62もしくは63に記載のタンパク質、請求項67
    に記載の抗体、請求項68から71のいずれか一項に記載のsiRNA、または請求項7
    2から78のいずれか一項に記載の突然変異体カルレチクリンの阻害剤。
  86. 請求項47から51および57から61のいずれか一項に記載の核酸を含むベクター。
  87. 請求項47から51および57から61のいずれか一項に記載の核酸、または請求項8
    6に記載のベクターを含む宿主細胞。
  88. 請求項62から65に記載のポリペプチドを作製するための工程であって、請求項87
    に記載の宿主細胞を、前記ポリペプチドの発現を可能とする条件下で培養するステップと
    、作製された前記ポリペプチドを培養物から回収するステップとを含む工程。
JP2020022378A 2013-09-16 2020-02-13 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン Withdrawn JP2020109092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022177306A JP2023024989A (ja) 2013-09-16 2022-11-04 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13184632.1 2013-09-16
EP13184632 2013-09-16
EP13186939 2013-10-01
EP13186939.8 2013-10-01
US201361909313P 2013-11-26 2013-11-26
US61/909,313 2013-11-26

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016542333A Division JP6745220B2 (ja) 2013-09-16 2014-09-15 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022177306A Division JP2023024989A (ja) 2013-09-16 2022-11-04 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020109092A true JP2020109092A (ja) 2020-07-16

Family

ID=51539202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020022378A Withdrawn JP2020109092A (ja) 2013-09-16 2020-02-13 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020109092A (ja)
ES (1) ES2871325T3 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501380A (ja) * 1997-04-23 2002-01-15 シュリナーズ ホスピタル フォー チルドレン カルレティキュリン欠損細胞
JP2008528004A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 突然変異癌タンパク質抗原およびカルレティキュリンをコードするプラスミドを用いる抗癌dnaワクチン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002501380A (ja) * 1997-04-23 2002-01-15 シュリナーズ ホスピタル フォー チルドレン カルレティキュリン欠損細胞
JP2008528004A (ja) * 2005-01-26 2008-07-31 ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー 突然変異癌タンパク質抗原およびカルレティキュリンをコードするプラスミドを用いる抗癌dnaワクチン

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ALCATEL-LUCENT SHANGHAI BELL, ALCATEL-LUCENT: "Cyclic Shift Mapping of PHICH Resources for UL MIMO", 3GPP TSG-RAN WG1#61 R1-102796, JPN6016009940, 14 May 2010 (2010-05-14), pages 1 - 4, ISSN: 0004631743 *
THE INTERNATIONAL JOURNAL OF BIOCHEMISTRY & CELL BIOLOGY, vol. 43, JPN6018034762, 2011, pages 1187 - 1197, ISSN: 0004631742 *
THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY, vol. Vo.277, No.35, JPN6018034761, 2002, pages 32369 - 32378, ISSN: 0004631741 *
口腔腫瘍, vol. 23(4), JPN6021043369, 2011, pages 111 - 116, ISSN: 0004631744 *

Also Published As

Publication number Publication date
ES2871325T3 (es) 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11274350B2 (en) Mutant calreticulin for the diagnosis of myeloid malignancies
US20180230472A1 (en) Methods of identifying and treating poor-prognosis cancers
AU2016248317A1 (en) Methods for treating myeloproliferative disorders
WO2012015937A2 (en) Parp1 targeted therapy
JP2022060484A (ja) 悪性リンパ腫又は白血病の罹患の有無の判別方法並びに白血病の治療及び/又は予防のための薬剤
EP3030577B1 (en) Novel nrg1 fusion genes in cancer
EP4281783A2 (en) Methods to quantify rate of clonal expansion and methods for treating clonal hematopoiesis and hematologic malignancies
US10722578B2 (en) Methods and compositions for treating neuroblastoma
JP2020109092A (ja) 骨髄性悪性腫瘍の診断のための突然変異体カルレチクリン
KR101926841B1 (ko) Srf-yap 및 yap 시그니쳐를 이용한 줄기세포특성을 보이는 기저양 유방암 및 삼중 음성 유방암 진단 및 치료방법
US20230323463A1 (en) Compositions and methods for detecting bcl2l14 and etv6 gene fusions for determining increased drug resistance
El-Deiry et al. OPEN ACCESS EDITED BY

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210719

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220128

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220705

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221104

C116 Written invitation by the chief administrative judge to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C116

Effective date: 20221115

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221115

C876 Explanation why request for accelerated appeal examination is justified

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876

Effective date: 20230201

C305 Report on accelerated appeal examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305

Effective date: 20230207

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20230214

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20230307

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20230405