JP2020108312A - 電動工具用の分布巻きモータ、電動工具及び芝刈り機 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動工具の大型化を抑制できる電動工具用の分布巻きモータを提供する。【解決手段】電動工具用の分布巻きモータは、複数個のスロットに分布してコイルが巻かれたステータコアを有するステータと、ステータに対して回転して電動工具の作業部に対する駆動力を出力するシャフトを有するロータと、シャフトとは別個に設けられ、コイルのうちステータコアからロータの中心軸の軸線方向に突出したコイルエンドに対して、ロータの軸線方向にオーバーラップして配置されるオーバーラップ部とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、電動工具用の分布巻きモータ、電動工具及び芝刈り機に関する。
芝刈り機、チェーンソー等の電動工具には、駆動源としてモータが搭載される(例えば、特許文献1参照)。
電動工具として、例えば特許文献1に記載の技術がある。このような電動工具では、集中巻きモータが搭載される場合がある。これに対して、分布巻きモータは、集中巻きモータに比べて、磁石利用率が向上し、積数を削減でき、トルクリプルを小さくできることが知られている。そこで、電動工具に分布巻きモータを搭載することが検討されている。一方、分布巻きモータは、集中巻きモータに比べて、コイルエンドが長くなる。このような分布巻きモータを電動工具に搭載した場合、製品サイズが大きくなってしまう。このため、電動工具の大型化を抑制できる分布巻きモータが求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電動工具の大型化を抑制できる電動工具用の分布巻きモータ、電動工具及び芝刈り機を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、複数個のスロットに分布してコイルが巻かれたステータコアを有するステータと、前記ステータに対して回転して電動工具の作業部に対する駆動力を出力するシャフトを有するロータと、前記シャフトとは別個に設けられ、前記コイルのうち前記ステータコアから前記ロータの中心軸の軸線方向に突出したコイルエンドに対して、前記ロータの前記軸線方向にオーバーラップして配置されるオーバーラップ部とを備える電動工具用の分布巻きモータが提供される。
本発明の第2態様に従えば、複数個のスロットに分布してコイルが巻かれたステータコアを有するステータと、前記ステータに対して回転して電動工具の作業部に対する駆動力を出力するロータとを備え、前記コイルのうち前記ステータコアから前記ロータの中心軸の軸線方向に突出したコイルエンドは、先端部が前記中心軸に直交する径方向の内側又は外側に折り曲げられている電動工具用の分布巻きモータが提供される。
本発明の第3態様に従えば、上記の電動工具用の分布巻きモータを使用した電動工具が提供される。
本発明の第4態様に従えば、バッテリと、前記バッテリにより電力供給されるコイルと、前記コイルが巻かれるステータコアと、前記ステータコアに対して回転可能なロータと、を有する分布巻きモータと、前記ロータにより駆動される刈刃と、を有し、前記バッテリの直下において、上下方向に延びるように前記ロータの回転軸を配置し、前記コイルの内径側に、前記分布巻きモータの構成部品を配置した芝刈り機が提供される。
本発明の態様によれば、電動工具の大型化を抑制できる電動工具用の分布巻きモータを提供することができる。
以下、本発明に係る電動工具用の分布巻きモータ、電動工具及び芝刈り機の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る電動工具の一例を示す図である。図1には、電動工具の一例として芝刈り機100を示している。図1に示す芝刈り機100は、本体部10と、ハンドル部20と、刈取りボックス30と、バッテリ装着部40とを備えている。芝刈り機100は、本体部10を地面に載置し、ハンドル部20を把持して本体部10を移動させる構成である。
芝刈り機100は、例えばバッテリ41を電源として作動する。バッテリ41としては、例えば電動工具用バッテリが用いられる。バッテリ41は、充電式であってもよい。バッテリ41は、バッテリ装着部40に装着される。芝刈り機100は、バッテリ41以外の電源によって作動する構成であってもよい。
本体部10は、本体ハウジング11と、車輪12と、刈刃(作業部)13と、駆動部14とを有する。本体ハウジング11は、車輪12、刈刃13及び駆動部14を支持又は保持する。車輪12は、本体ハウジング11に例えば4つ設けられる。刈刃13は、4つの車輪12が接地された状態において、地面に対して傾斜した中心軸(中心軸AX)を中心として回転可能である。刈刃13が回転することにより、地面に生えている芝等を刈ることが可能となっている。刈刃13によって刈り取られた芝等は、刈取りボックス30に収容されるようになっている。
駆動部14は、刈刃13の上部に配置される。駆動部14は、例えばバッテリ装着部40に装着されたバッテリ41の電力により、刈刃13を回転させる。つまり、駆動部14は、刈刃13に対する駆動力を出力する。駆動部14は、モータ50を有する。本実施形態において、モータ50は、分布巻きモータである。モータ50が分布巻きモータである場合には、集中巻きモータに比べて、磁石利用率が向上し、積数を削減でき、トルクリプルを小さくできる。
図2は、芝刈り機100の一部を拡大して示す図であり、モータ50の断面を示している。図2に示すように、モータ50は、ステータ51と、ロータ52と、ハウジング53と、ベアリング54と、結線部55と、回路基板56とを有する。
ステータ51は、ステータコア57と、コイル58とを有する。図3は、ステータ51の一例を示す斜視図である。図2及び図3に示すように、ステータコア57は、例えば複数の電磁鋼板がロータ52の中心軸AXの軸線方向に積層された構成である。ステータコア57は、中心軸AXの軸線方向から見て、当該中心軸AXを中心とした円周方向に並ぶ複数個のティース57aを有する。隣り合うティース57aにより、スロット57bが形成される。本実施形態では、円周方向に12個のティース57a及びスロット57bが設けられる。
図5は、ティース57a及びスロット57bと及びコイル58との位置関係を模式的に示す図である。図3及び図5に示すように、コイル58は、複数個のスロット57bに分布して巻かれている。本実施形態において、コイル58は、例えばU相、V相、W相の3相分のコイル58が設けられる。各種類のコイル58は、回転方向に2つ分のスロット57bを空けて配置される。
ロータ52は、バッテリ41の直下(バッテリ41が装着されていない場合にはバッテリ装着部40の直下)に配置され、中心軸AXを中心として回転可能である。ロータ52は、中心軸AXが上下方向に延びるように配置される。ロータ52は、ロータコア59と、シャフト60とを有する。ロータコア59は、磁極を形成する磁石を保持する。磁石は、例えばロータコア59内に埋め込まれた状態で設けられる。シャフト60は、ロータコア59と一体で設けられる。シャフト60の下部は、刈刃13に連結されている。ロータ52が回転することにより、ロータ52の回転に連動して刈刃13が回転する。
ハウジング53は、ステータ51及びロータ52を収容する。ハウジング53は、樹脂材料又は金属材料を用いて形成される。ベアリング54は、ロータ52を回転可能に支持する。ベアリング54は、例えば外周部分がハウジング53に支持された状態で設けられる。結線部55は、複数のコイル58を3相分の3つの端末線W(図7参照)に結線した部分である。結線部55は、コイル58を構成する巻線が手作業で結線された構成であってもよいし、導線部材が所定の結線部材を用いて結線された構成であってもよい。回路基板56は、芝刈り機100のコントローラCONTからの制御信号に基づいてステータ51を制御する制御回路C(図9参照)等を有する。
図5は、モータ50の断面構成の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、モータ50において、コイルエンド58aの内側には、空間Kが形成されている。空間Kには、ベアリング54が収容されている。また、空間Kには、ハウジング53の一部であるベアリング支持部53kが挿入されている。ベアリング支持部53kは、内周面においてベアリング54の外周面を支持する。図5において、ベアリング54及びベアリング支持部53kは、下側の空間Kに配置された場合を示しているが、これに限定されない。ベアリング54及びベアリング支持部53kは、図5における上側の空間Kに配置されてもよい。
このように、空間Kに挿入されるベアリング54及びベアリング支持部53kは、コイルエンド58aに対して、中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aとベアリング54及びベアリング支持部53kとが重なる位置に配置される。このように、ベアリング54及びベアリング支持部53kは、オーバーラップ部OLを構成する。
モータ50は、ベアリング54及びベアリング支持部53kがコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向における寸法を抑えた構成とすることができる。
図6は、他の例に係るモータ50Aの断面構成を模式的に示す図である。図6に示すモータ50Aは、ロータコア59のうち中心軸AXの軸線方向の突出部59aがコイルエンド58a側に突出した構成である。図6では、ロータコア59の両側の突出部59aが突出した構成であるが、これに限定されず、一方の突出部59aのみが突出した構成であってもよい。ロータコア59は、内部に磁石59bが埋め込まれている。本実施形態では、この磁石59bについても、コイルエンド58aの内側の空間Kに突出した構成である。
このように、内部に磁石59bを含むロータコア59は、空間Kに配置されることで、コイルエンド58aに対して中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aとロータコア59とが重なる位置に配置される。このように、ロータコア59の突出部59aは、オーバーラップ部OLAを構成する。
磁石59bのうちコイルエンド58a側に突出した部分からの磁場は、ロータコア59の表面側を介してステータコア57に伝わる。モータ50Aは、磁石59bがコイルエンド58a側に突出して配置されるため、ステータコア57により強い磁力が伝わり、大きなトルクを出力できる。また、モータ50Aは、ロータコア59の突出部59aがコイルエンド58aにオーバーラップして配置されるため、中心軸AXの軸線方向における寸法を抑えた構成とすることができる。
図7は、他の例に係るモータ50Bの断面構成を模式的に示す図である。図7に示すモータ50Bは、結線部55がコイルエンド58aの内側の空間Kに収容された構成である。空間Kに挿入される結線部55は、コイルエンド58aに対して、中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aと結線部55とが重なる位置に配置される。このように、結線部55は、オーバーラップ部OLBを構成する。
結線部55がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。なお、結線部55が設けられない場合には、コイル58の結線部分がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されてもよい。
図8は、他の例に係るモータ50Cの断面構成を模式的に示す図である。図8に示すモータ50Cは、ファン61がコイルエンド58aの内側の空間Kに収容された構成である。空間Kに挿入されるファン61は、コイルエンド58aに対して、中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aとファン61とが重なる位置に配置される。このように、ファン61は、オーバーラップ部OLCを構成する。
ファン61は、シャフト60に固定される。ファン61は、シャフト60と一体となって中心軸AXを中心として回転する。ファン61が回転することにより、当該ファン61が設けられる空間Kの外側(図中の下方向)に向けた気流が形成される。ファン61を配置する場合、例えばハウジング53Cの一部に空気が通る開口部53m、53nが形成されるようにする。開口部53mは、中心軸AXの軸線方向についてファン61が配置される側とは反対側の端部に形成される。開口部53nは、中心軸AXの軸線方向についてファン61が配置される側の端部に形成される。
この構成により、ファン61が回転することで、開口部53mからハウジング53Cの内部に空気が流れ込む。流れ込んだ空気は、例えば中心軸AXに沿ってステータ51とロータ52との間の空間を流れ、又はステータ51の外周に沿って流れ、開口部53nからハウジング53Cの外部に排出される。
モータ50Cは、ファン61がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向における寸法を抑えた構成とすることができる。また、モータ50Cは、ファン61により気流を形成することで、コイル58を含むステータ51で生じる熱を効率的に放熱することができる。
図9は、他の例に係るモータ50Dの断面構成を模式的に示す図である。図9に示すモータ50Dは、回路基板56がコイルエンド58aの内側の空間Kに収容された構成である。回路基板56は、例えば取付部材62によりステータ51に取り付けられる。取付部材62は、例えばステータコア57に形成されるティース57a間に嵌め込んで固定することができる。回路基板56には、例えばロータ52の回転位置を検出するセンサSと、ステータ51を制御する制御回路Cとが実装される。
回路基板56は、コイルエンド58aの内側の空間Kに収容されることにより、回路基板56に実装されるセンサS及び制御回路Cは、コイルエンド58aに対して、中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aとセンサS及び制御回路Cとが重なる位置に配置される。つまり、センサS及び制御回路Cは、オーバーラップ部OLDを構成する。センサS及び制御回路Cがコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
図10は、他の例に係るモータ50Eの断面構成を模式的に示す図である。図10に示すモータ50Eは、バランス調整部63がコイルエンド58aの内側の空間Kに収容された構成である。バランス調整部63は、ロータ52の重心位置を調整するカウンタウェイトである。バランス調整部63は、例えばシャフト60に固定され、シャフト60と一体となって回転する。
バランス調整部63は、コイルエンド58aの内側の空間Kに収容されることにより、コイルエンド58aに対して、中心軸AXの軸線方向にオーバーラップして配置される。換言すると、中心軸AXの軸線方向に直交する方向から見た場合に、コイルエンド58aとバランス調整部63とが重なる位置に配置される。このように、バランス調整部63は、オーバーラップ部OLEを構成する。バランス調整部63がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
図11は、他の例に係るモータ50Fの断面構成を模式的に示す図である。図11に示すモータ50Fは、コイルエンド58aの先端部が中心軸AXに直交する径方向の内側又は外側に折り曲げられた構成である。コイルエンド58aの先端部が径方向の外側に折り曲げられる場合、コイルエンド58aの先端部がステータ51の外周部から外側に突出した状態となる。このため、径方向の寸法は大きくなるが、先端部が折り曲げられる分、中心軸AXの軸線方向の寸法が抑制される。
以上のように、本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50、50A〜50Eは、複数個のスロット57bに分布してコイル58が巻かれたステータコア57を有するステータ51と、ステータ51に対して回転して芝刈り機100の作業部である刈刃13に対する駆動力を出力するシャフト60を有するロータ52と、シャフト60とは別個に設けられ、コイル58のうちステータコア57からロータ52の中心軸AXの軸線方向に突出したコイルエンド58aに対して、ロータ52の軸線方向にオーバーラップして配置されるオーバーラップ部OLとを有する。
この構成によれば、モータ50、50A〜50Eが分布巻きモータであるため、集中巻きモータに比べて、磁石利用率が向上し、積数を削減でき、トルクリプルを小さくできる。また、モータ50、50A〜50Eがオーバーラップ部を有することにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。このため、芝刈り機100の大型化を抑制できる。
なお、上記において説明したモータ50、50A〜50Eの構成は、適宜組み合わせることができる。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50、50A〜50Eにおいて、オーバーラップ部は、コイルエンド58aの内側の空間Kに配置される。この構成により、コイルエンド58aの内側の空間Kを有効活用することで、中心軸AXの軸線方向についてモータの構成部品を効率的に配置できる。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50において、オーバーラップ部OLは、ロータ52と一体で回転するシャフトを回転可能に支持するベアリング54を含む。また、オーバーラップ部OLは、ベアリング54を支持するベアリング支持部53kを有するハウジング53を備え、オーバーラップ部OLは、ベアリング支持部53kを含む。この構成では、ベアリング54及びベアリング支持部53kをコイルエンド58aにオーバーラップさせることにより、中心軸AXの軸線方向についてモータの構成部品を効率的に配置できる。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Aにおいて、ロータ52は、軸線方向の少なくとも一方の端部がステータコア57に対して軸線方向に突出して配置される突出部59aを有し、オーバーラップ部OLAは、突出部59aである。この構成では、突出部59aをコイルエンド58aにオーバーラップさせることにより、中心軸AXの軸線方向についてモータの構成部品を効率的に配置できる。ロータコア59に磁石59bが埋め込まれる構成においては、磁石59bの端部をコイルエンド58aにオーバーラップさせることにより、ステータコア57により強い磁力が伝わり、大きなトルクを出力できる。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Bにおいて、コイル58を結線する結線部55を更に備え、オーバーラップ部OLBは、結線部55を含む。この構成では、結線部55がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Cにおいて、ロータ52と一体で回転するファン61を備え、オーバーラップ部OLCは、ファン61を含む。この構成では、ファン61がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向における寸法を抑えた構成とすることができる。また、モータ50Cは、ファン61により気流を形成することで、コイル58を含むステータ51で生じる熱を効率的に放熱することができる。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Dにおいて、ロータ52の回転位置を検出するセンサSを備え、オーバーラップ部OLDは、センサSを含む。この構成では、センサSがコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Dにおいて、ステータ51を制御する制御回路Cを備え、オーバーラップ部OLDは、制御回路Cを含む。この構成では、制御回路Cがコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Eにおいて、ロータ52の重心位置を調整するバランス調整部63を備え、オーバーラップ部OLEは、バランス調整部63を含む。この構成では、バランス調整部63がコイルエンド58aに対してオーバーラップして配置されることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。
また、本実施形態に係る芝刈り機100用の分布巻きモータであるモータ50Fは、複数個のスロット57bに分布してコイル58が巻かれたステータコア57を有するステータ51と、ステータ51に対して回転して芝刈り機100の作業部である刈刃13に対する駆動力を出力するロータ52とを備え、コイル58のうちステータコア57からロータ52の中心軸AXの軸線方向に突出したコイルエンド58aは、先端部が中心軸AXに直交する径方向の内側又は外側に折り曲げられている。
この構成によれば、モータ50Fにおいて、コイルエンド58aの先端部が中心軸AXに直交する径方向の内側又は外側に折り曲げられることにより、中心軸AXの軸線方向についての大型化が抑制される。このため、芝刈り機100の大型化を抑制できる。
本実施形態に係る芝刈り機100は、バッテリ41と、バッテリ41により電力供給されるコイル58と、コイル58が巻かれるステータコア57と、ステータコア57に対して回転可能なロータ52と、を有する分布巻きモータ50と、ロータ52により駆動される刈刃13と、を有し、バッテリ41の直下において、上下方向に延びるようにロータ52の中心軸AXを配置し、コイル57の内径側に、モータ50の構成部品を配置したものである。
この構成によれば、モータ50の中心軸AXの軸線方向において大型化を抑制できるため、全高が高くならない芝刈り機100を提供できる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、電動工具用の分布巻きモータを搭載する電動工具として、芝刈り機100を例に挙げて説明したが、これに限定されない。電動工具用の分布巻きモータを搭載する電動工具は、チェーンソー、パワーカッター等、モータの駆動力により作動する作業部を有する他の種類の電動工具であってもよい。なお、この様な他の種類の電動工具においては、分布巻きモータの配置も様々である。例えば、チェーンソーでは、分布巻きモータが横置きされる。この様な横置きの場合には、左右方向についての大型化が抑制される。また、パワーカッターでは、分布巻きモータが例えば前後置きされる。この様な前後置きの場合には、前後方向についての大型化が抑制される。その他、斜め置きされる場合や、その他の配置もあり得る。いずれの配置においても、それぞれの電動工具において、分布巻きモータの軸方向の大型化が抑制される。
また、上記実施形態において、ハウジング53は、ベアリング支持部53kがベアリング54と共にオーバーラップ部OPを構成する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。ハウジング部53は、単独でオーバーラップ部を構成するように設けられてもよい。
C…制御回路、K…空間、S…センサ、AX…中心軸、OL,OLA,OLB,OLC,OLD,OLE…オーバーラップ部、10…本体部、11…本体ハウジング、12…車輪、13…刈刃、14…駆動部、20…ハンドル部、30…刈取りボックス、40…バッテリ装着部、41…バッテリ、50,50A,50B,50C,50D,50E,50F…モータ、51…ステータ、52…ロータ、53…ハウジング、53m,53n…開口部、53k…ベアリング支持部、54…ベアリング、55…結線部、56…回路基板、57…ステータコア、57a…ティース、57b…スロット、58…コイル、58a…コイルエンド、59…ロータコア、59a…突出部、59b…磁石、60…シャフト、61…ファン、62…取付部材、63…バランス調整部、100…芝刈り機
Claims (13)
- 複数個のスロットに分布してコイルが巻かれたステータコアを有するステータと、
前記ステータに対して回転して電動工具の作業部に対する駆動力を出力するシャフトを有するロータと、
前記シャフトとは別個に設けられ、前記コイルのうち前記ステータコアから前記ロータの中心軸の軸線方向に突出したコイルエンドに対して、前記ロータの前記軸線方向にオーバーラップして配置されるオーバーラップ部と
を備える電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記オーバーラップ部は、前記コイルエンドの内側に配置される
請求項1に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ロータと一体で回転する軸部材を回転可能に支持するベアリングを備え、
前記オーバーラップ部は、前記ベアリングを含む
請求項1又は請求項2に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ベアリングを支持するベアリング支持部を有するハウジングを備え、
前記オーバーラップ部は、前記ベアリング支持部を含む
請求項3に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ロータは、前記軸線方向の少なくとも一方の端部が前記ステータコアに対して前記軸線方向に突出して配置される突出部を有し、
前記オーバーラップ部は、前記突出部を含む
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記コイルを結線する結線部を備え、
前記オーバーラップ部は、前記結線部を含む
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ロータと一体で回転するファンを備え、
前記オーバーラップ部は、前記ファンを含む
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ロータの回転位置を検出するセンサを備え、
前記オーバーラップ部は、前記センサを含む
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ステータを制御する制御回路を備え、
前記オーバーラップ部は、前記制御回路を含む
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 前記ロータの重心位置を調整するバランス修正部を備え、
前記オーバーラップ部は、前記バランス修正部を含む
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータ。 - 複数個のスロットに分布してコイルが巻かれたステータコアを有するステータと、
前記ステータに対して回転して電動工具の作業部に対する駆動力を出力するロータと
を備え、
前記コイルのうち前記ステータコアから前記ロータの中心軸の軸線方向に突出したコイルエンドは、先端部が前記中心軸に直交する径方向の内側又は外側に折り曲げられている
電動工具用の分布巻きモータ。 - 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電動工具用の分布巻きモータを使用した電動工具。
- バッテリと、
前記バッテリにより電力供給されるコイルと、前記コイルが巻かれるステータコアと、 前記ステータコアに対して回転可能なロータと、を有する分布巻きモータと、
前記ロータにより駆動される刈刃と、を有し、
前記バッテリの直下において、上下方向に延びるように前記ロータの回転軸を配置し、
前記コイルの内径側に、前記分布巻きモータの構成部品を配置した芝刈り機。
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