JP2020107153A - ロボット管理システム、ロボット管理方法、およびロボット管理プログラム - Google Patents

ロボット管理システム、ロボット管理方法、およびロボット管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェアロボットの導入効果を統括的に把握する管理するシステム、方法、プログラムを提供する。【解決手段】ロボット管理システム10は、作業端末20、ログサーバ30、管理端末40を備える。作業端末20は、ソフトウェアロボット50がインストールされたコンピュータである。ログサーバ30は少なくとも一つのソフトウェアロボット50のログを収集および記憶することが可能なコンピュータである。管理端末40は、ロボット管理システム10のユーザがソフトウェアロボット50の稼働状況を確認するために用いるコンピュータであり、その稼働状況を視認可能な管理画面を表示することができる。データベース60は、案件データ、ロボットデータ、およびログデータを記憶する。案件データは案件に関する情報を示すデータで、どの案件をどのソフトウェアロボット50が担当するかを特定することが可能になる。【選択図】図2

Description

本開示の一側面は、ソフトウェアロボットを管理するシステム、方法、プログラムに関する。
人間と同じような操作を行うことで人間に代わってホワイトカラー業務の少なくとも一部を実行するソフトウェアロボットが知られている。個々のソフトウェアロボットは所定のコンピュータ上で動作し、従来は人間がコンピュータを操作することで行っていた業務を自動的に実行する。目的に応じて様々なソフトウェアロボットを稼働させることでホワイトカラー業務の効率化が期待できる。このようなソフトウェアロボットを用いる技術として、ホワイトカラー業務の自動化および効率化する技術であるロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation(RPA))がある。特許文献1には、一つまたは複数の特定されたアクティビティのそれぞれについて、アクティビティに関連付けられたアクティビティ情報を生成し、ロボットにプロセスを自動的に実行させるためのプロセス定義を生成するシステムが記載されている。
米国特許第9555544号明細書
しかし、それぞれのコンピュータ上に配置されたそれぞれのソフトウェアロボットを統括的に管理する仕組みが存在しないので、ソフトウェアロボットによって業務が実際にどれくらい効率化されたかを把握することが容易でない。そのため、ソフトウェアロボットの導入効果を統括的に把握する仕組みが望まれている。
本開示の一側面に係るロボット管理システムは、少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理する。ロボット管理システムは少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスし、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出し、貢献度を出力する。
本開示の一側面に係るロボット管理方法は、少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理するロボット管理システムにより実行される。ロボット管理方法は、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、貢献度を出力するステップとを含む。
本開示の一側面に係るロボット管理プログラムは、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、貢献度を出力するステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、案件およびソフトウェアロボットの対応関係と、ソフトウェアロボットの稼働実績とが参照されて、ソフトウェアロボットの案件への貢献度が算出され、その貢献度が出力される。この貢献度を参照することで、ソフトウェアロボットの導入効果を統括的に把握することができる。
本開示の一側面によれば、ソフトウェアロボットの導入効果を統括的に把握することができる。
実施形態に係るロボット管理システムで用いられるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るロボット管理システムの機能構成の一例を示す図である。 管理画面の画面遷移の一例を示す図である。 管理画面を構成するトップ画面の一例を示す図である。 管理画面を構成する案件一覧画面の一例を示す図である。 管理画面を構成するロボット一覧画面の一例を示す図である。 管理画面を構成する統計画面の一例を示す図である。 管理画面を構成するログ管理画面の一例を示す図である。 実施形態に係るロボット管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るロボット管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本開示での実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[システムの概要]
実施形態に係るロボット管理システム10は少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理するコンピュータシステムである。例えば、ロボット管理システム10は複数のソフトウェアロボットを管理する。
ソフトウェアロボットとは、コンピュータ上で動作し、人間がコンピュータを操作することで行っていた業務を自動的に実行するアプリケーション・プログラムである。より具体的には、ソフトウェアロボットは人間の代わりにコンピュータを使って、データ入力、計算、データ収集などの、ホワイトカラー業務の定型作業を実行する。ソフトウェアロボットは事前に設定された実行手順に従ってデータを処理することで定型作業を支援する。ソフトウェアロボットは、専用のハードウェアを有する産業用ロボットとは異なることに留意されたい。目的に応じて様々なソフトウェアロボットを稼働させることで、人手の作業に比べて処理が早く終了し且つ作業がミス無く完了することができるので、ホワイトカラー業務の効率化が期待できる。
ソフトウェアロボットはロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)の構成要素として機能し得る。RPAは、事務作業の業務効率化を目的とし、ソフトウェアロボットの活用によって業務の自動化を実現する技術である。しかし、ロボット管理システム10により管理されるソフトウェアロボットの目的はそのRPAに限定されないことに留意されたい。
一種類のソフトウェアロボットが複数のコンピュータ上で稼働してもよいし、複数種類のソフトウェアロボットが1台のコンピュータ上で稼働してもよい。いずれにしても、ロボット管理システム10は何らかの組織内またはコンピュータシステム内で稼働する少なくとも一つのソフトウェアロボットを一括して管理する。これにより、ロボット管理システム10のユーザは該組織内またはコンピュータシステム内のソフトウェアロボットの稼働状況を統括的に把握することができる。例えば、ロボット管理システム10は複数のソフトウェアロボットを一括して管理する。
ロボット管理システム10は、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出および出力する。例えば、ロボット管理システム10は、複数のソフトウェアロボットの複数の案件への貢献度を算出および出力する。案件とは、ソフトウェアロボットによって処理される対象となる事柄(例えば、業務、作業、仕事など)のことをいう。案件は任意に設定されてよく、例えば、残業時間の集計、売上データの集計、勤怠管理の入力、交通費精算、備品の登録などの任意の種類の案件が存在し得る。貢献度とは、ソフトウェアロボットによって案件の処理がどれくらい効率化されたかを示す指標である。ロボット管理システム10のユーザはこの貢献度を見ることで、ソフトウェアロボットがどれくらい案件の処理に貢献しているかを把握することができる。
貢献度の計算方法は限定されない。例えば、ロボット管理システム10はソフトウェアロボットによって処理時間がどれくらい削減されたかを示す値(例えば、削減時間、削減率など)を貢献度として計算および出力してもよい。削減時間が多いほど貢献度が大きいということができる。あるいは、ロボット管理システム10はソフトウェアロボットの実行回数または実行時間を貢献度として計算および出力してもよい。実行回数(または実行時間)が多いほど貢献度が大きいといえる。あるいは、ロボット管理システム10はソフトウェアロボットの実行時エラーの回数を貢献度として計算および出力してもよい。そのエラー回数が少ないほど貢献度が大きいといえる。あるいは、ロボット管理システム10は実行時間、実行回数、実行時間、および実行時エラーの回数のうちの少なくとも二つの組合せを貢献度として計算および出力してもよい。あるいは、ロボット管理システム10は該少なくとも二つの組合せからスコアを算出して、このスコアを貢献度して出力してもよい。
[システムの構成]
図1はロボット管理システム10を構成するコンピュータ100の一般的なハードウェア構成を示す図である。例えば、コンピュータ100はプロセッサ101、主記憶部102、補助記憶部103、通信制御部104、入力装置105、および出力装置106を備える。プロセッサ101はオペレーティングシステムおよびアプリケーション・プログラムを実行する。主記憶部102は例えばROMおよびRAMで構成される。補助記憶部103は例えばハードディスクまたはフラッシュメモリで構成され、一般に主記憶部102よりも大量のデータを記憶する。通信制御部104は例えばネットワークカードまたは無線通信モジュールで構成される。入力装置105は例えばキーボード、マウス、タッチパネルなどで構成される。出力装置106は例えばモニタおよびスピーカで構成される。
ロボット管理システム10の各機能要素は、補助記憶部103に予め記憶されるロボット管理プログラム110により実現される。具体的には、各機能要素は、プロセッサ101または主記憶部102の上にロボット管理プログラム110を読み込ませてそのロボット管理プログラム110を実行させることで実現される。プロセッサ101はそのロボット管理プログラム110に従って、通信制御部104、入力装置105、または出力装置106を動作させ、主記憶部102または補助記憶部103におけるデータの読み出しおよび書き込みを行う。処理に必要なデータまたはデータベースは主記憶部102または補助記憶部103内に格納される。
ロボット管理プログラム110は、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリなどの有形の記録媒体に固定的に記録された上で提供されてもよい。あるいは、ロボット管理プログラム110は、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
ロボット管理システム10は1台のコンピュータ100で構成されてもよいし、複数台のコンピュータ100で構成されてもよい。複数台のコンピュータ100を用いる場合には、これらのコンピュータ100がインターネットやイントラネットなどの通信ネットワークを介して接続されることで、論理的に一つのロボット管理システム10が構築される。
図2はロボット管理システム10周辺の全体構成とロボット管理システム10の機能構成とについての一例を示す図である。ロボット管理システム10は、少なくとも一つの作業端末20、ログサーバ30、および少なくとも一つの管理端末40のそれぞれと通信ネットワークを介してデータを送受信することができる。通信ネットワークの構成は限定されず、例えば、通信ネットワークはインターネット、イントラネットなどの任意の通信網を用いて構築されてよい。
作業端末20は、ソフトウェアロボット50がインストールされたコンピュータである。ログサーバ30は少なくとも一つのソフトウェアロボット50のログを収集および記憶することが可能なコンピュータである。管理端末40は、ロボット管理システム10のユーザがソフトウェアロボット50の稼働状況を確認するために用いるコンピュータであり、その稼働状況を視認可能な管理画面を表示することができる。作業端末20、ログサーバ30、および管理端末40として用いられるコンピュータの種類は限定されない。作業端末20および管理端末40はいずれも固定端末でもよいし携帯端末でもよく、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、またはウェアラブル端末でもよい。一つのコンピュータが作業端末20および管理端末40の双方の役割を持ってもよい。ログサーバ30は一般には据置型のコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、またはより高性能なサーバ用コンピュータであり得るが、これらに限定されない。
ロボット管理システム10はさらに、通信ネットワークを介してデータベース60にアクセスしてデータの読み出しまたは書き込みを実行できる。データベース60は、ソフトウェアロボット50を管理するために必要なデータを記憶する機能要素または装置である。データベース60の実装方法は限定されず、例えばリレーショナル・データベースでもよい。データベース60の設置場所は限定されず、例えば、データベース60は、ロボット管理システム10とは異なるコンピュータシステム内に設けられてもよいし、ロボット管理システム10の一構成要素であってもよい。本実施形態では、データベース60は、案件データ、ロボットデータ、およびログデータを記憶する。
案件データは案件に関する情報を示すデータである。本実施形態では、案件データの各レコードは少なくとも案件IDおよびロボットIDを含んでもよい。案件IDは案件を一意に特定する識別子である。ロボットIDはソフトウェアロボット50を一意に特定する識別子である。案件データの各レコードがこれらのデータ項目を含むことで、案件とソフトウェアロボット50との対応関係が表され、これにより、どの案件をどのソフトウェアロボット50が担当するかを特定することが可能になる。案件データは、少なくとも一つの案件と前記少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データの一例である。一つの案件が複数個のソフトウェアロボット50または複数種類のソフトウェアロボット50によって実行される可能性があるので、一つの案件に複数個のロボットIDが対応し得る。
本実施形態では、案件データの各レコードは案件IDおよびロボットIDに加えて他のデータ項目を含んでもよく、例えば、以下のデータ項目のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
・案件名:案件の名称
・案件の概要:案件の簡単な説明
・優先度:ソフトウェアロボットの開発の優先度
・導入効果:ソフトウェアロボットの導入により期待できる効果の予想値
・技術的難易度:開発における技術的な難易度
・業務複雑度:案件の複雑さの度合い
・テスト環境:ソフトウェアロボットの稼働をテストする環境の有無
・手作業時間:案件を人手で行った場合に掛かる1回当たりの時間
・予想処理時間:ソフトウェアロボットが案件を実行する場合の1回当たりの処理時間の予想値
・予想削減時間:ソフトウェアロボットの導入によって1回当たりに削減される作業時間の予想値。これは手作業時間と予想処理時間との差分である。
・案件担当者情報:案件に関係する人の情報。例えば、これはユーザの名前および所属と、技術者の名前および所属との少なくとも一つを含んでもよい。
・開発情報:開発に関する情報。例えば、これは開発の現況と、完了予定の予想および実績と、工数の見積りおよび実績とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
案件データの上記のデータ項目はロボット管理システム10のユーザによって設定される。したがって、上記の予想値はソフトウェアロボット50の実行に基づく実績値ではない。
ロボットデータはソフトウェアロボット50に関する情報を示すデータである。本実施形態では、ロボットデータの各レコードは少なくともロボットIDおよび稼働実績を含んでもよい。稼働実績とは、ソフトウェアロボット50が実際にどの程度稼働したかを示す値である。ロボットデータの各レコードがこれらのデータ項目を含むことで、それぞれのソフトウェアロボット50が実際にどれくらいを稼働したかを特定することが可能になる。ロボットデータは、少なくとも一つのソフトウェアロボット50のそれぞれの稼働実績を示す実績データの一例である。稼働実績の表現方法は限定されない。例えば、稼働実績は実際の1実行当たりの稼働時間で示されてもよく、この場合には、稼働実績は案件データの予想処理時間に対応する実処理時間を示す。あるいは、稼働実績は実際の1実行当たりの削減時間で示されてもよく、この場合には、稼働実績は案件データの予想削減時間に対応する実削減時間を示す。あるいは、稼働実績は実処理時間および実削減時間の双方で示されてもよい。
本実施形態では、ロボットデータの各レコードはロボットIDおよび稼働実績に加えて他のデータ項目を含んでもよく、例えば、以下のデータ項目のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
・ロボット名:ソフトウェアロボットの名称
・プロセス名:ソフトウェアロボットが実行可能なプロセス(コンピュータ上で実行される、ひとまとまりの処理)の名称。複数のプロセス名が一つのソフトウェアロボットに対応してもよい。
・ステータス:ソフトウェアロボットの現況
・動作環境:ソフトウェアロボットを稼働させるために必要な実行環境
・アーキテクチャ:ソフトウェアロボットに関連するアプリケーション・プログラムまたは開発キット
・リリース情報:ソフトウェアロボットの配置の予定または実績
・端末情報:ソフトウェアロボットが稼働する端末(作業端末)を示す情報。
・開発情報:開発に関する情報。例えば、これは開発の現況と、完了予定の予想および実績と、工数の見積りおよび実績とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
ログデータは、個々のソフトウェアロボット50のログに基づくデータである。ログとは、ソフトウェアロボット50の動作の少なくとも一部を時系列に沿って且つ所定のレベルで詳細に記述した記録である。例えば、或る一つのソフトウェアロボット50のログは、そのソフトウェアロボット50の実行開始時間および実行終了時間、実行時エラーの有無、処理されたデータなどを含み得る。したがって、ログデータも、少なくとも一つのソフトウェアロボット50のそれぞれの稼働実績を示す実績データの一例である。ログデータのデータ構造は限定されない。例えば、ログデータのデータ項目は、ロボットID、実行日時、実行に要した時間、および実行時エラーの有無を含んでもよい。ログデータは、ログサーバ30または作業端末20から取得したログファイルそのものを含んでもよい。あるいはログデータはそのログファイルに基づいて生成されてもよく、例えばそのログファイルの内容を集計することで生成されてもよい。一例として、ログデータの各レコードは、ロボットIDと、実行日と、該実行日での実行回数、実行時間(実処理時間)、削減時間(予想削減時間と実行時間との差分の集計値)、および実行時エラーの回数のうちの少なくとも一つとを含んでもよい。
各データの構成は上記のものに限定されるものではなく、任意の手法で個々のデータが正規化または冗長化されてもよい。
本実施形態では、ロボット管理システム10は機能要素としてバッチ処理部11、ページ管理部12、案件管理部13、ロボット管理部14、統計部15、およびログ管理部16を備える。
バッチ処理部11は各種のバッチ処理を実行する機能要素である。バッチ処理とは、所与のスケジュールまたはユーザ操作に従って、まとまった量のデータを一括して処理することをいう。バッチ処理の種類は限定されない。
本実施形態では、バッチ処理部11は、ログを収集してログデータを生成および格納する。まず、バッチ処理部11はログサーバ30または個々の作業端末20からソフトウェアロボット50のログを収集する。収集方法は限定されず、例えば、バッチ処理部11はログサーバ30または作業端末20から送られてきたログファイルを受信することでログを収集してもよいし、ログサーバ30または作業端末20にアクセスしてこれらのコンピュータからログファイルを能動的に読み出してもよい。続いて、バッチ処理部11は収集したログに基づいてログデータを生成する。上述したように、ログデータのデータ構造は限定されないので、ログデータを生成する方法(言い換えると、ログを集計する方法)も限定されない。バッチ処理部11は生成したログデータをデータベース60に格納する。バッチ処理部11はログファイルをログデータとして格納してもよい。
本実施形態では、さらに、バッチ処理部11はデータベース60内のログデータを参照して、1以上のロボットIDのそれぞれについて稼働実績(例えば、1実行当たりの稼働時間および削減時間)を算出する。そして、バッチ処理部11はロボットデータの稼働実績を計算結果で更新する。
ページ管理部12は、管理端末40に管理画面として表示されるウェブページを制御する機能要素である。ページ管理部12は画面を要求する要求信号(例えばHTTPリクエスト)を管理端末40から受信すると、その要求に対応するウェブページのデータ(ページデータ)を応答(例えばHTTPレスポンス)として管理端末40に送信する。管理端末40はそのページデータを受信および処理することで管理画面をモニタ上に表示する。管理画面の遷移および個々の管理画面の構成(レイアウト)は何ら限定されず、任意の方針で設計されてよい。
図3は本実施形態における管理画面200の画面遷移の一例を示す図である。この例では、ページ管理部12はまずログイン画面201を管理端末40に提供する。ログインに必要な情報(例えば、ユーザIDおよびパスワード)の入力および送信の操作がログイン画面201上で行われると、ページ管理部12はそのログイン情報に基づく認証処理を実行し、ユーザを認証した場合にはトップ画面210を管理端末40に提供する。ユーザは管理端末40を操作してトップ画面210から案件一覧画面220、ロボット一覧画面230、統計画面240、またはログ管理画面250に管理画面200を切り替えることができる。ユーザは案件一覧画面220から案件編集画面260を表示して案件を登録することができ、また、ロボット一覧画面230からロボット編集画面270を表示してソフトウェアロボット50を登録することができる。ユーザは案件一覧画面220、ロボット一覧画面230、統計画面240、およびログ管理画面250という4画面の間で自由に画面を切り替えることができ、また、これら4画面のそれぞれからトップ画面210に戻ることができる。
図4はトップ画面210のレイアウトの一例を示す図である。トップ画面210はログイン後に最初に表示される画面(第1画面)であり、少なくとも一つのソフトウェアロボット50の稼働状況の概要を示す。トップ画面210はメニュー211、期間設定領域212、統計領域213、およびグラフ領域214を含む。メニュー211は個々の画面へのリンクを含む。或るリンクがクリックされると管理画面200は現在の画面から次の画面に切り替わる。このメニュー211は後述する案件一覧画面220、ロボット一覧画面230、統計画面240、およびログ管理画面250でも表示される共通の領域である。期間設定領域212は、統計およびグラフの対象となる期間(集計期間)の始点および終点の入力を受け付ける領域である。統計領域213およびグラフ領域214は設定された期間に従って再表示される。統計領域213は指定された期間におけるソフトウェアロボット50の貢献度を示す領域である。図4の例では、統計領域213は、1回以上実行されたソフトウェアロボット50の個数(および実行されたプロセスの個数)と、ソフトウェアロボット50の合計実行回数と、1以上のソフトウェアロボット50で発生した実行時エラーの総数と、1以上のソフトウェアロボット50が実行されたことによる合計削減時間とを示す。合計実行回数、実行時エラーの総数、および合計削減時間はいずれも貢献度の一例である。グラフ領域214は、ソフトウェアロボット50およびプロセスの組のそれぞれについての実行回数、実行時エラーの回数、または削減時間を示す棒グラフを含む。グラフ領域214も貢献度を示す領域であるといえる。グラフ領域214は、実行回数、実行時エラーの回数、および削減時間のうちの任意の1以上の項目を表示または非表示にする機能を備えてもよい。あるいは、グラフ領域214は、それら3項目のうちの任意の1項目に基づいてソフトウェアロボット50およびプロセスの組を降順または昇順に並べ替える機能を備えてもよい。
図5は案件一覧画面220のレイアウトの一例を示す図である。案件一覧画面220は個々の案件の詳細を示す画面(第3画面)である。案件一覧画面220はメニュー211、リスト領域221、検索領域222、ダウンロードボタン223、アップロードボタン224、および追加ボタン225を含む。リスト領域221は個々の案件の詳細をリスト形式で表示し、より具体的には、個々の案件について、案件データの任意のデータ項目を示す。リストの一つの行は一つの案件に対応し、一つの列は案件データの一つのデータ項目に対応する。図5の例では、案件名のデータ項目はリンクとして表示され、ユーザがそのリンクをクリックすると、対応する案件データを修正するための案件編集画面260が表示される。検索領域222は案件データに関する検索条件の入力を受け付ける領域である。リスト領域221は設定された検索条件に合致する案件データを表示する。ダウンロードボタン223は、リスト領域221のデータを表形式で管理端末40にダウンロードするためのユーザインタフェースである。アップロードボタン224は、管理端末40に記憶されている表形式の案件データをアップロードするためのユーザインタフェースである。追加ボタン225は新たな案件を追加するための案件編集画面260を表示させるためのボタンである。
案件編集画面260は案件データを追加または修正するための画面(第6画面)である。案件編集画面260は、案件データのデータ項目群に対応する1以上の入力欄と、追加または修正を確定させるための完了ボタンと、追加または修正を取り消すためのキャンセルボタンとを含む。
図6はロボット一覧画面230のレイアウトの一例を示す図である。ロボット一覧画面230は個々のソフトウェアロボット50の詳細を示す画面(第4画面)である。ロボット一覧画面230はメニュー211、リスト領域231、検索領域232、ダウンロードボタン233、アップロードボタン234、および追加ボタン235を含む。リスト領域231は個々のソフトウェアロボット50の詳細をリスト形式で表示し、より具体的には、個々のソフトウェアロボット50について、ロボットデータの任意のデータ項目を示す。リストの一つの行は一つのソフトウェアロボット50に対応し、一つの列はロボットデータの一つのデータ項目に対応する。図6の例では、ロボット名のデータ項目はリンクとして表示され、ユーザがそのリンクをクリックすると、対応するロボットデータを修正するためのロボット編集画面270が表示される。検索領域232はロボットデータに関する検索条件の入力を受け付ける領域である。リスト領域231は設定された検索条件に合致するロボットデータを表示する。ダウンロードボタン233は、リスト領域231のデータを表形式で管理端末40にダウンロードするためのユーザインタフェースである。アップロードボタン234は、管理端末40に記憶されている表形式のロボットデータをアップロードするためのユーザインタフェースである。追加ボタン235は新たなソフトウェアロボット50を追加するためのロボット編集画面270を表示させるためのボタンである。
ロボット編集画面270はロボットデータを追加または修正するための画面である。ロボット編集画面270は、ロボットデータのデータ項目群に対応する1以上の入力欄と、追加または修正を確定させるための完了ボタンと、追加または修正を取り消すためのキャンセルボタンとを含む。
図7は統計画面240のレイアウトの一例を示す図である。統計画面240は個々のソフトウェアロボット50の貢献度を示す画面(第2画面)である。統計画面240はメニュー211、リスト領域241、検索領域242、およびダウンロードボタン243を含む。リスト領域241はロボットデータまたはログデータに基づく個々のソフトウェアロボット50の貢献度をリスト形式で表示する。リストの一つの行は一つのソフトウェアロボット50に対応し、一つの列は一つのデータ項目に対応する。図7の例では、ロボットデータまたはログデータに基づいて算出された合計実行回数、合計削減時間、および実行時エラーの総数が貢献度として表示されている。検索領域242は統計情報に関する検索条件の入力を受け付ける領域である。リスト領域241は設定された検索条件に合致する統計情報を表示する。図7の例では、集計単位として「ロボット」の他に「端末」が選択可能である。「端末」が選択された場合には、端末ごとにソフトウェアロボット50の貢献度が集計され、リスト領域241は個々の端末での貢献度を表示する。ダウンロードボタン243は、リスト領域241のデータを表形式で管理端末40にダウンロードするためのユーザインタフェースである。
図8はログ管理画面250のレイアウトの一例を示す図である。ログ管理画面250はログデータをダウンロードまたはアップロードするために用いられる画面(第5画面)である。ログ管理画面250はメニュー211、ダウンロード領域251、およびアップロード領域252を含む。ダウンロード領域251は、ダウンロード対象のログが生成された期間を絞り込むための検索条件(期間の始点および終点)を受け付ける入力欄と、ダウンロードボタンとを含む。ユーザが期間を設定してダウンロードボタンをクリックすると、検索条件に合致するログデータが管理端末40にダウンロードされる。アップロード領域252は、アップロードしようとするログファイルを受け付ける受付枠(「Drag & Drop」と表示された枠)とアップロードボタンとを含む。ユーザがドラッグアンドドロップでログファイルを受付枠に移す操作を行って(この操作は複数のログファイルについて実行可能である。)アップロードボタンをクリックすると、選択されたログファイルがログデータとしてデータベース60内に格納される。
上述したように、管理画面200の構成は図3〜図8の例に限定されない。管理画面200は図4〜図8に示す画面群とは別の画面を含んでもよく、例えば、データ項目に関するマスタデータを編集するマスタメンテナンス画面、ユーザを管理するためユーザ管理画面などを含んでもよい。あるいは、図4〜図8のうちの少なくとも一部が省略されてもよい。
案件管理部13は案件一覧画面220に関連する処理を実行する機能要素である。案件一覧画面220へのページ遷移が管理端末40から要求された場合には、案件管理部13は任意に設定された初期検索条件に合致する案件データをデータベース60から読み出す。案件一覧画面220で設定された検索条件を管理端末40から受信した場合には、案件管理部13はその検索条件に合致する案件データをデータベース60から読み出す。そして、案件管理部13はその案件データを管理端末40に送信し、管理端末40はそのデータをリスト領域221に表示する。案件編集画面260で案件データのレコードが追加または修正された場合には、案件管理部13はそのレコードを管理端末40から受信してデータベース60に格納し、これにより案件データを更新する。アップロードボタン224が押された場合には案件管理部13は1以上の案件に対応するデータを受信してデータベース60に格納し、これにより案件データを更新する。
ロボット管理部14はロボット一覧画面230に関連する処理を実行する機能要素である。ロボット一覧画面230へのページ遷移が管理端末40から要求された場合には、ロボット管理部14は任意に設定された初期検索条件に合致するロボットデータをデータベース60から読み出す。ロボット一覧画面230で設定された検索条件を管理端末40から受信した場合には、ロボット管理部14はその検索条件に合致するロボットデータをデータベース60から読み出す。そして、ロボット管理部14はそのロボットデータを管理端末40に送信し、管理端末40はそのデータをリスト領域231に表示する。ロボット編集画面270でロボットデータのレコードが追加または修正された場合には、ロボット管理部14はその編集されたレコードを管理端末40から受信してデータベース60に格納し、これによりロボットデータを更新する。アップロードボタン234が押された場合にはロボット管理部14は1以上のロボットに対応するデータを受信してデータベース60に格納し、これによりロボットデータを更新する。
統計部15はトップ画面210および統計画面240に関連する処理を実行する機能要素である。これらの2画面はいずれも貢献度を表示するので、言い換えると、統計部15はその貢献度を算出および出力する機能要素である。
トップ画面210へのページ遷移が管理端末40から要求された場合には、統計部15は任意に設定された初期検索条件に合致する案件データ、ロボットデータ、およびログデータをデータベース60から読み出す。期間設定領域212で設定された検索条件を管理端末40から受信した場合には、統計部15はその検索条件に合致する案件データ、ロボットデータ、およびログデータをデータベース60から読み出す。そして、統計部15は読み出したデータに基づいて、統計領域213およびグラフ領域214を表示するためのデータを生成する。例えば、統計部15は統計領域213に表示する数値とグラフ領域214を描画するために必要な数値とを算出する。統計部15は表示用のデータを管理端末40に送信し、管理端末40はそのデータに基づいて統計領域213およびグラフ領域214を表示する。
統計画面240へのページ遷移が管理端末40から要求された場合には、統計部15は任意に設定された初期検索条件に合致する案件データ、ロボットデータ、およびログデータをデータベース60から読み出す。検索領域242で設定された検索条件を管理端末40から受信した場合には、統計部15はその検索条件に合致する案件データ、ロボットデータ、およびログデータから読み出す。そして、統計部15は読み出したデータに基づいて、リスト領域241を表示するためのデータを生成する。例えば、統計部15は、少なくとも一つのソフトウェアロボット50のそれぞれについて、合計実行回数、合計削減時間、または実行時エラーの総数を算出する。統計部15は表示用のデータを管理端末40に送信し、管理端末40はそのデータに基づいてリスト領域241を表示する。
このように、統計部15はデータベース60にアクセスして、案件データ(割当データ)、ロボットデータ(実績データ)、およびログデータ(実績データ)に基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボット50の少なくとも一つの案件への貢献度を算出し、その貢献度を出力する。
ログ管理部16はログ管理画面250に関連する処理を実行する機能要素である。ダウンロード領域251内のダウンロードボタンのクリックに起因するダウンロード要求を管理端末40から受信した場合には、ログ管理部16はその要求で示される検索条件に合致するログデータをデータベース60から読み出し、そのログデータを管理端末40に送信する。アップロード領域252内のアップロードボタンがクリックされたことで管理端末40から送信された1以上のログファイルを受信した場合には、ログ管理部16はそのログファイルの内容をログデータとしてデータベース60に格納する。
[システムの動作]
ロボット管理システム10の動作を説明するとともに本実施形態に係るロボット管理方法について説明する。まず、図9を参照しながら、ロボット管理システム10の全体的な処理について説明する。図9はロボット管理システム10での全体的な処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS11では、ロボット管理システム10がログイン処理を実行してユーザを認証する。ロボット管理システム10は管理端末40にログイン画面201を送信し、その画面を介して入力されたログイン情報に基づいて認証処理を実行する。本実施形態ではユーザが認証されることを前提とする。
ステップS12では、ロボット管理システム10が、トップ画面210を表示するためのデータを生成する。具体的には統計部15がデータベース60にアクセスして、案件データ、ロボットデータ、およびログデータを読み出し、これらのデータに基づいて表示用データを生成する。この生成処理において、統計部15は、案件データ、ロボットデータ、およびログデータに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボット50の少なくとも一つの案件への貢献度を算出する。表示用データはその貢献度を含む。
ステップS13では、ロボット管理システム10が管理端末40上にトップ画面210を表示する。具体的には、ページ管理部12がトップ画面210のページデータを管理端末40に送信し、統計部15が貢献度を含む表示用データを管理端末40に送信する(これは貢献度の出力の一例である)。管理端末40はこれらのデータを受信および処理することでモニタ上にトップ画面210を表示する。
ステップS14では、ユーザがメニュー211内の一つのリンクをクリックしたことに応答して、ロボット管理システム10(より具体的には、ページ管理部12)がそのリンクに対応する要求信号を受信する。
ステップS15では、ロボット管理システム10がそのリンクに対応する画面のデータを生成する。具体的には、ページ管理部12がその画面のページデータを生成する。トップ画面210、案件一覧画面220、ロボット一覧画面230、または統計画面240が選択された場合には、案件管理部13、ロボット管理部14、または統計部15が、データベース60にアクセスして必要なデータを読み出し、選択された画面に表示するためのデータを生成する。統計部15がデータを生成する場合には、生成されるデータは貢献度を含む。
ステップS16では、ロボット管理システム10が、クリックされたリンクに対応する画面を管理端末40上に表示する。具体的には、ページ管理部12がその画面のページデータを管理端末40に送信する。また、案件管理部13、ロボット管理部14、または統計部15が、生成されたデータを管理端末40に送信する。統計部15がデータを送信する場合には、この送信は貢献度の出力の一例である。管理端末40はこれらのデータを受信および処理することで、ユーザにより選択された画面をモニタ上に表示する。
ステップS14〜S16の処理は、管理画面200が閉じられるまで繰り返し実行され得る(ステップS17を参照)。
次に、図10を参照しながら、貢献度を算出および出力する処理について説明する。図10は貢献度の算出および出力の一例を示すフローチャートである。
ステップS21では、統計部15が、貢献度の出力に必要なデータをデータベース60から取得する。例えば、統計部15は案件データ、ロボットデータ、およびログデータのそれぞれについて処理に必要なレコード群を読み出す。
ステップS22では、統計部15が、取得したデータに基づいて貢献度を算出する。例えば、統計部15は案件およびソフトウェアロボット50の組合せ毎に実行回数、実行時間、実行時エラーの回数、および実削減時間のうちの少なくとも一つを集計してもよい。あるいは、統計部15は、所与の期間におけるすべてのソフトウェアロボット50の合計実行回数、合計実行時間、実行時エラーの総数、および合計削減時間のうちの少なくとも一つを求めてもよい。貢献度の算出方法はこれらに限定されず、貢献度は任意の方法で算出されてよい。本実施形態では、統計部15はトップ画面210および統計画面240の仕様に従って、それぞれの画面に対応する貢献度を算出する。
ステップS23では、統計部15が、貢献度を含むデータを管理端末40に送信する。この送信は貢献度の出力の一例である。この結果、ロボット管理システム10のユーザはソフトウェアロボット50の貢献度を知ることができる。
[効果]
以上説明したように、本開示の一側面に係るロボット管理システムは、少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理する。ロボット管理システムは少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスし、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出し、貢献度を出力する。
本開示の一側面に係るロボット管理方法は、少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理するロボット管理システムにより実行される。ロボット管理方法は、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、貢献度を出力するステップとを含む。
本開示の一側面に係るロボット管理プログラムは、少なくとも一つの案件と少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、割当データと実績データとに基づいて、少なくとも一つのソフトウェアロボットの少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、貢献度を出力するステップとをコンピュータに実行させる。
このような側面においては、案件およびソフトウェアロボットの対応関係と、ソフトウェアロボットの稼働実績とが参照されて、ソフトウェアロボットの案件への貢献度が算出され、その貢献度が出力される。この貢献度を参照することで、ソフトウェアロボットの導入効果を統括的に把握することができる。例えば、ソフトウェアロボットの稼働実績を把握したり、人手の作業よりどれくらい処理時間を短縮できたかを把握したりすることができる。加えて、ソフトウェアロボットの導入効果を把握することで、ソフトウェアロボットの改修またはさらなる開発を検討したり、ソフトウェアロボットの導入計画を修正したりすることができる。したがって、上記の側面は、ソフトウェアロボットの計画、実行、評価、および改善を繰り返すソフトウェアロボットのPDCAサイクル(言い換えると、ソフトウェアロボットのライフサイクルの管理)を支援することに貢献し得る。
他の側面に係るロボット管理システムでは、貢献度の算出が、ソフトウェアロボットの実行回数または実行時間を算出することと、ソフトウェアロボットの実行時エラーの回数を算出することと、案件の手作業時間と、ソフトウェアロボットが該案件を実行した場合の実処理時間との差分である削減時間を算出することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。実行回数、実行時間、実行時エラーの回数、または削減時間を求めることで、ソフトウェアロボットの導入効果を客観的に把握することができる。
他の側面に係るロボット管理システムでは、少なくとも一つのソフトウェアロボットが少なくとも一つの作業端末で動作してもよい。少なくとも一つのプロセッサは、少なくとも一つの作業端末で実行された少なくとも一つのソフトウェアロボットのログを収集し、収集されたログに基づいて実績データを生成し、生成された実績データをデータベースに格納してもよい。この仕組みにより実績データの蓄積と、その実績データに基づく貢献度の算出とをワンストップで提供することができる。
他の側面に係るロボット管理システムでは、貢献度の出力が、貢献度を視認可能な管理画面を管理端末上に表示させることを含んでもよい。管理画面は、少なくとも一つのソフトウェアロボットの貢献度の集計を表示する第1画面と、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの貢献度を表示する第2画面とを含んでもよい。このような管理画面によって、貢献度を異なる粒度で表示することが可能になるので、ソフトウェアロボットの導入効果を詳細に把握することができる。
他の側面に係るロボット管理システムでは、管理画面が、少なくとも一つの案件のそれぞれの詳細を表示する第3画面と、少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの詳細を示す第4画面と、実績データのダウンロード操作が可能な第5画面とのうちの少なくとも一つをさらに含んでもよい。このような管理画面によって、案件もしくはロボットの詳細をさらに把握することができるので、ソフトウェアロボットの導入に関するさらなる検討に寄与し得る。あるいは、実績データのダウンロードが可能になるので、ソフトウェアロボットの導入効果を詳細に分析することができる。
他の側面に係るロボット管理システムでは、管理画面が、案件とソフトウェアロボットとの対応関係の登録を受け付けることが可能な第6画面をさらに含んでもよい。少なくとも一つのプロセッサは、第6画面で受け付けられた対応関係を割当データとしてデータベースに格納してもよい。このような管理画面によって、案件およびソフトウェアロボットの対応関係を能動的に登録することができるので、プロジェクト管理の支援に貢献することが可能になる。
[変形例]
以上、本開示での実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記実施形態ではロボット管理システム10が管理画面200を管理端末40に提供するが、ロボット管理システムは管理画面を用いることなく貢献度を出力してもよい。例えば、ロボット管理システムは他のコンピュータシステムに貢献度を送信してもよいし、貢献度を任意のデータベースに格納してもよい。したがって、管理画面は必須の構成要素ではなく、提供されなくてもよい。
管理画面で個々のソフトウェアロボットの貢献度を表示することができる限り、管理画面の構成および表示方法は限定されない。したがって、上記実施形態における管理画面200を構成する各画面は必須の構成要素ではないことに留意されたい。
上記実施形態ではロボット管理システム10が管理端末40に管理画面200を提供して管理画面200上で貢献度を表示させるが、このようなクライアント−サーバの仕組みは必須ではない。例えば、1台のクライアント端末がロボット管理システム10の機能を備えてもよい。この場合、このクライアント端末は貢献度を算出および出力するために、通信ネットワーク経由でデータベースにアクセスしてもよいし、データベースをさらに備えてもよい。
上記実施形態では管理画面200がウェブページであるが、管理画面200の実装方法は限定されず、任意のプログラム言語またはマークアップ言語によって実現されてよい。
少なくとも一つのプロセッサにより実行されるロボット管理方法の処理手順は上記実施形態での例に限定されない。例えば、上述したステップの一部が省略されてもよいし、別の順序で各ステップが実行されてもよい。また、上述したステップのうちの任意の2以上のステップが組み合わされてもよいし、ステップの一部が修正または削除されてもよい。あるいは、上記の各ステップに加えて他のステップが実行されてもよい。
ロボット管理システム内で二つの数値の大小関係を比較する際には、「以上」および「よりも大きい」という二つの基準のどちらを用いてもよく、「以下」および「未満」という二つの基準のうちのどちらを用いてもよい。このような基準の選択は、二つの数値の大小関係を比較する処理についての技術的意義を変更するものではない。
10…ロボット管理システム、20…作業端末、30…ログサーバ、40…管理端末、50…ソフトウェアロボット、60…データベース、11…バッチ処理部、12…ページ管理部、13…案件管理部、14…ロボット管理部、15…統計部、16…ログ管理部、110…ロボット管理プログラム、200…管理画面、210…トップ画面(第1画面)、220…案件一覧画面(第3画面)、230…ロボット一覧画面(第4画面)、240…統計画面(第2画面)、250…ログ管理画面(第5画面)、260…案件編集画面(第6画面)、270…ロボット編集画面。

Claims (8)

  1. 少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理するロボット管理システムであって、
    少なくとも一つのプロセッサを備え、
    前記少なくとも一つのプロセッサが、
    少なくとも一つの案件と前記少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスし、
    前記割当データと前記実績データとに基づいて、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットの前記少なくとも一つの案件への貢献度を算出し、
    前記貢献度を出力する、
    ロボット管理システム。
  2. 前記貢献度の算出が、
    前記ソフトウェアロボットの実行回数または実行時間を算出することと、
    前記ソフトウェアロボットの実行時エラーの回数を算出することと、
    前記案件の手作業時間と、前記ソフトウェアロボットが該案件を実行した場合の実処理時間との差分である削減時間を算出することと
    のうちの少なくとも一つを含む、
    請求項1に記載のロボット管理システム。
  3. 前記少なくとも一つのソフトウェアロボットが少なくとも一つの作業端末で動作し、
    前記少なくとも一つのプロセッサが、
    前記少なくとも一つの作業端末で実行された前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのログを収集し、
    前記収集されたログに基づいて前記実績データを生成し、
    前記生成された実績データを前記データベースに格納する、
    請求項1または2に記載のロボット管理システム。
  4. 前記貢献度の出力が、前記貢献度を視認可能な管理画面を管理端末上に表示させることを含み、
    前記管理画面が、
    前記少なくとも一つのソフトウェアロボットの前記貢献度の集計を表示する第1画面と、
    前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの前記貢献度を表示する第2画面と
    を含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボット管理システム。
  5. 前記管理画面が、
    前記少なくとも一つの案件のそれぞれの詳細を表示する第3画面と、
    前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの詳細を示す第4画面と、
    前記実績データのダウンロード操作が可能な第5画面と
    のうちの少なくとも一つをさらに含む、
    請求項4に記載のロボット管理システム。
  6. 前記管理画面が、前記案件と前記ソフトウェアロボットとの前記対応関係の登録を受け付けることが可能な第6画面をさらに含み、
    前記少なくとも一つのプロセッサが、前記第6画面で受け付けられた対応関係を前記割当データとして前記データベースに格納する、
    請求項4または5に記載のロボット管理システム。
  7. 少なくとも一つのソフトウェアロボットを管理するロボット管理システムにより実行されるロボット管理方法であって、
    少なくとも一つの案件と前記少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、
    前記割当データと前記実績データとに基づいて、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットの前記少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、
    前記貢献度を出力するステップと
    を含むロボット管理方法。
  8. 少なくとも一つの案件と前記少なくとも一つのソフトウェアロボットとの対応関係を示す割当データと、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットのそれぞれの稼働実績を示す実績データとを記憶するデータベースにアクセスするステップと、
    前記割当データと前記実績データとに基づいて、前記少なくとも一つのソフトウェアロボットの前記少なくとも一つの案件への貢献度を算出するステップと、
    前記貢献度を出力するステップと
    をコンピュータに実行させるロボット管理プログラム。
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