JP2020106708A - 映像調整システム、映像調整装置、及び映像調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】測色機能の付いたセンサーを用いなくても白色点の調整を簡単に行うようにする。【解決手段】白色点調整用プレート602は、第1の標準階調パターン621が印字されている。撮像装置603は、映像表示装置601の画面と白色点調整用プレート602とが1つの撮像領域内に収まるように撮像する。また、映像表示装置601に第2の標準階調パターン622からなる画像を表示させるパターン発生部611と、撮像画像から第1の標準階調パターン621の撮像画像を抽出するとともに、第2の標準階調パターン622の撮像画像を抽出する画像抽出部612と、第1の標準階調パターン621の撮像画像と第2の標準階調パターン622の撮像画像との色差分を検出する色差分検出部613と、色差分検出部613で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する色設定部614とを有する。【選択図】図7
Description
本発明は、映像調整システム、映像調整装置、及び映像調整方法に関する。
液晶ディスプレイやプロジェクタのような映像表示装置では、設置時において、白色点の設定が正しく設定されていない場合には、表示される映像の色がユーザの意図する色や環境光の色と異なってしまうことがある。このような場合、ユーザは、リモコンなどの操作入力装置を用い、RGBのゲインを調整して、白色点を手動で設定している。また、予め複数の標準的な色温度設定が用意されており、ユーザがこれらの色温度設定から色温度を任意に選択できるものもある。また、特許文献1に記載されているように、映像表示装置の中には、白色点の調整を行うファームウェアが用意されており、測色機能の付いたセンサーを用いて映像表示装置の発色を計測して、映像表示装置の白色点を自動調整するものがある。
上述のように、映像表示装置の白色点の調整は、一般的には、リモコンにより手動で行われている。また、特許文献1に示されているような映像表示装置の白色点を自動調整する場合には、測色機能の付いたセンサーが必要であるため、このようなセンサーがない場合には、手動で設定しなければならない。
このような手動で白色点を調整する場合、目標となる白色点に近づけるように調整を行う必要があるが、複数ある設定項目のうち、どの設定項目をどの程度調整すれば目標の白色点に近づけられるかについては、ある程度の経験や知識があっても、ある程度の時間が必要である。また、経験や知識が十分でないユーザが調整を行う場合には、さらに時間がかかる。そのため、白色点を簡単に調整できることが望ましい。
このような手動で白色点を調整する場合、目標となる白色点に近づけるように調整を行う必要があるが、複数ある設定項目のうち、どの設定項目をどの程度調整すれば目標の白色点に近づけられるかについては、ある程度の経験や知識があっても、ある程度の時間が必要である。また、経験や知識が十分でないユーザが調整を行う場合には、さらに時間がかかる。そのため、白色点を簡単に調整できることが望ましい。
上述の課題を鑑み、本発明は、測色機能の付いたセンサーを用いることなく、白色点の調整を簡単に行うことができる映像調整システム、映像調整装置、及び映像調整方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る映像調整システムは、調整対象となる映像表示装置と、第1の標準階調パターンが印字されている白色点調整用プレートと、前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートとが1つの撮像領域内に収まるような撮像画像を撮像可能な撮像装置と、映像表示装置に前記第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンからなる画像を表示させるパターン発生部と、撮像画像から前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出する画像抽出部と、前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出する色差分検出部と、前記色差分検出部で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する色設定部とを有する。
本発明の一態様に係る映像調整装置は、映像表示装置に白色点調整用プレートに印字された第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンからなる画像を表示させるパターン発生部と、前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートの撮像画像から、前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出する画像抽出部と、前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出する色差分検出部と、前記色差分検出部で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する色設定部とを備える。
本発明の一態様に係る映像調整方法は、映像表示装置の白色点を調整する映像調整方法であって、第1の標準階調パターンが印字されている白色点調整用プレートを配置しておき、映像表示装置に前記第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンを表示させ、前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートとが1つの撮像領域内に収まるように撮像し、前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートの撮像画像から前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出し、前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出し、当該検出された色差分値に基づいて白色点を調整する。
本発明によれば、測色機能の付いたセンサーを用いることなく、白色点の調整を簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1の概要を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1は、映像表示装置10と、映像処理装置20と、白色点調整用プレート30と、撮像装置40とから構成される。
映像表示装置10は、白色点調整の対象となる表示装置である。映像表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイである。なお、映像表示装置10としては、液晶ディスプレイに限らず、プロジェクタであっても良い。
映像処理装置20は、映像表示装置10に映像信号を出力する。映像処理装置20は、例えば、PC(Personal Computer)である。また、映像処理装置20には、白色点調整部50を実現するソフトウェアが組み込まれている。映像表示装置10の白色点調整を行う場合には、映像処理装置20の白色点調整部50により、映像表示装置10の画面に標準階調パターン(第2の標準階調パターン)11が映し出される。
白色点調整用プレート30は、白色から黒色まで複数の階調のパターンを所望の色温度で印字した標準階調パターン(第1の標準階調パターン)31を有するプレートである。白色点調整用プレート30は、映像表示装置10の近傍に、映像表示装置10と並んで配置される。
撮像装置40は、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とが1つの撮像領域内に収まるような撮像画像を撮像可能である。撮像装置40は、このようにして撮像された撮像画像を映像処理装置20に送信する。ここでは、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31との両方が含まれる撮像画像が得られるように撮像することができ、この撮像画像から映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とを抽出することができれば、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31のうちの少なくともいずれか一方について、一部の領域が撮像範囲外となっていてもよい。すなわち、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とのうち、少なくともいずれか一方について、一部の領域が見切れるような状態で撮像されたとしても、その撮像画像によっては後段の処理を実行することができる。
撮像装置40としては、例えばディジタルカメラが用いられる。また、撮像装置40としては、カメラ付きの携帯端末を用いても良い。また、撮像装置40と映像処理装置20とは、直接接続されていない状態でも、撮像した画像を映像処理装置20に転送できれば良い。
撮像装置40としては、例えばディジタルカメラが用いられる。また、撮像装置40としては、カメラ付きの携帯端末を用いても良い。また、撮像装置40と映像処理装置20とは、直接接続されていない状態でも、撮像した画像を映像処理装置20に転送できれば良い。
映像処理装置20の白色点調整部50は、撮像装置40からの撮像信号を受信すると、映像表示装置10の標準階調パターン11の撮像画像と、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の撮像画像との色差分を検出し、この差分値に基づいて、白色点調整を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1における映像表示装置10の構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、映像表示装置10は、入力部101と、映像処理部102と、液晶パネル103と、バックライト104と、制御部105とから構成される。
入力部101は、入力映像信号を選択し、選択した映像信号を映像処理部102に出力する。映像処理部102は、入力部101からの映像信号に対して、種々の映像処理を行う。液晶パネル103は、映像処理部102からの映像信号に基づく画像を表示する。バックライト104は、液晶パネル103に対して透過光を照射する。制御部105は、映像表示装置10の全体制御を行う。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1において映像処理装置20として用いられるPCの概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、映像処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、ストレージデバイス204、グラフィックス処理部205、入力部206とから構成される。
CPU201は、プログラムに基づいてコマンドを解釈して実行を行う。ROM202には、ブートプログラムが記憶されている。RAM203は、メインメモリとして用いられる。ストレージデバイス204は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)からなり、各種のプログラムやデータが記録される。グラフィックス処理部205は、各種の映像処理を行う。入力部206は、キーボードやマウスからなり、ユーザ入力を受け付ける。本実施形態では、映像処理装置20を構成するPCのストレージデバイス204に、白色点調整部50を実現するプログラムがインストールされている。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1における白色点調整部50の動作に基づく機能ブロック図である。図4に示すように、白色点調整部50は、パターン発生部501と、色設定部502と、プレート画像抽出部503と、表示画像抽出部504と、色差分検出部505とから構成される。
パターン発生部501は、標準階調パターン11を発生する。色設定部502は、表示画像のRGB値の調整を行う。
プレート画像抽出部503は、撮像装置40の撮像画像から、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の撮像画像を抽出する。表示画像抽出部504は、撮像装置40の撮像画像から、映像表示装置10の標準階調パターン11の撮像画像を抽出する。
色差分検出部505は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の撮像画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の撮像画像との色差分を検出し、この差分値に基づいて、色設定部502のRGB値を制御する。
前述したように、映像表示装置10の白色点調整を行う場合には、映像処理装置20の白色点調整部50が起動される。白色点調整部50が起動されると、パターン発生部501から標準階調パターン11の映像信号が出力され、映像表示装置10に送られる。これにより、映像表示装置10の画面に、図1に示したように、標準階調パターン11が映し出される。
また、白色点調整用プレート30には、標準階調パターン31が印字されている。白色点調整用プレート30の標準階調パターン31は、白色から黒色まで数階調のパターンを所望の色温度で印字したものである。映像表示装置10の画面の標準階調パターン11は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31と対応している。
映像表示装置10の画面に標準階調パターン11が映し出されると、撮像装置40は、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とが1つの撮像領域内に収まるように撮像して、白色点調整部50に出力する。
図4に示す白色点調整部50において、撮像装置40からの撮像画像が入力されると、白色点調整部50は、この撮像装置40の撮像画像から、標準階調パターン31の撮像画像と標準階調パターン11の撮像画像とをプレート画像抽出部503及び表示画像抽出部504で抽出する。そして、白色点調整部50は、色差分検出部505で標準階調パターン31の撮像画像と標準階調パターン11の撮像画像との色差分値を検出し、この色差分に基づいて、色設定部502のRGBのゲインを設定することで、白色点調整を行う。
つまり、図5は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1における白色点調整の説明図である。撮像装置40からは、図5に示すように、映像表示装置10の標準階調パターン11の画像と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の画像とが撮像される。白色点調整用プレート30には、領域A1、A2、A3、…に、各階調の画像パターンが所望の色温度で印字されている。また、映像表示装置10の画面には、領域B1、B2、B3、…に、各階調の画像パターンが表示される。
プレート画像抽出部503は、この撮像画像から白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の画像を抽出する。表示画像抽出部504は、この撮像画像から映像表示装置10の標準階調パターン11の画像を抽出する。そして、色差分検出部505は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の画像との色差分を検出する。
すなわち、色差分検出部505は、色空間(例えば、CIE1931色空間)のxy色度図において、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の領域A1の画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の領域B1の画像について、xy値を求め、そのxy値の差分を算出する。次に、色差分検出部505は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の領域A2の画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の領域B2の画像について、xy値を求め、そのxy値の差分を算出する。以下、色差分検出部505は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の各色の領域A3、A4、…の画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の対応する領域B3、B4、…の画像について、xy値を求め、そのxy値の差分を算出する。そして、色差分検出部505は、全ての色の領域の画像について、そのxy値の差分が0に近づくように、色設定部502のRGB値を設定する。これにより、映像表示装置10の標準階調パターン11の色温度と、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の色温度とが等しくなるように、白色点調整が行われる。
なお、ここでは、色差分検出部505は、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の各領域の画像と、映像表示装置10の標準階調パターン11の各領域の画像について、CIEの色空間で比較しているが、これに限定されるものではなく、他の色空間を用いても良い。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る映像調整システム1における白色点調整部50の動作に基づくフローチャートである。
(ステップS101)白色点調整部50は、映像表示装置10に、標準階調パターン11を表示させて、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)白色点調整部50は、撮像装置40を起動させて、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)白色点調整部50は、撮像装置40で撮像されている画像中に、映像表示装置10の標準階調パターン11の画像があるか否かを判定する。映像表示装置10の標準階調パターン11の画像があれば(ステップS103:Yes)、白色点調整部50は、処理をステップS104に進め、映像表示装置10の標準階調パターン11の画像がなければ(ステップS103:No)、処理を終了する。
(ステップS104)白色点調整部50は、撮像装置40で撮像されている画像中に、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31があるか否かを判定する。白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の画像があれば(ステップS104:Yes)、処理をステップS105に進め、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31の画像がなければ(ステップS104:No)、処理を終了する。
(ステップS105)撮像装置40は、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とが1つの撮像領域内に収まるように撮像して、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)白色点調整部50は、撮像装置40の撮像画像から、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とを抽出し、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31との色差分を検出して、処理をステップS107に進める。
(ステップS107)白色点調整部50は、映像表示装置10の標準階調パターン11と、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31との色差分に基づいて、表示画像の白色点を調整して、処理をステップS108に進める。
(ステップS108)撮像装置40は、映像表示装置10の標準階調パターン11と白色点調整用プレート30の標準階調パターン31とが1つの撮像領域内に収まるように撮像して、処理をステップS109に進める。
(ステップS109)白色点調整部50は、映像表示装置10の標準階調パターン11と、白色点調整用プレート30の標準階調パターン31との差分が許容誤差内であるか否かを判定し、色差分が許容誤差内でなければ(ステップS108:No)、処理をステップS107にリターンし、色差分が許容誤差内となるまで、ステップS107からステップS109の処理を繰り返す。色差分が許容誤差内になったら(ステップS108:Yes)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る映像調整システム1は、測色機能の付いたセンサーを用いることなく、白色点の調整を自動的に短時間に行うことができる。
図7は、本発明による映像調整システムの基本構成を示す概略ブロック図である。本発明による映像調整システムは、調整対象となる映像表示装置601と、白色点調整用プレート602と、撮像装置603と、パターン発生部611と、画像抽出部612と、色差分検出部613と、色設定部614とを備える。白色点調整用プレート602は、第1の標準階調パターン621が印字されている。撮像装置603は、映像表示装置601の画面と白色点調整用プレート602とが1つの撮像領域内に収まるように撮像する。
パターン発生部611は、映像表示装置601に第1の標準階調パターン621に対応する第2の標準階調パターン622からなる画像を表示させる。画像抽出部612は、撮像画像から第1の標準階調パターン621の撮像画像を抽出するとともに、第2の標準階調パターン622の撮像画像を抽出する。色差分検出部613は、第1の標準階調パターン621の撮像画像と第2の標準階調パターン622の撮像画像との色差分を検出する。色設定部614は、色差分検出部613で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する。
上述した実施形態における映像調整システム1の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…映像表示装置、11…標準階調パターン、20…映像処理装置、30… 白色点調整用プレート、31…標準階調パターン、40…撮像装置、50…白色点調整部
Claims (5)
- 調整対象である映像表示装置と、
第1の標準階調パターンが印字されている白色点調整用プレートと、
前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートとが1つの撮像領域内に収まるような撮像画像を撮像可能な撮像装置と、
映像表示装置に前記第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンからなる画像を表示させるパターン発生部と、
撮像画像から前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出する画像抽出部と、
前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出する色差分検出部と、
前記色差分検出部で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する色設定部と
を有する映像調整システム。 - 前記白色点調整用プレートには、前記第1の標準階調パターンとして、白色から黒色まで複数階調の標準階調パターンが所望の色温度で印字されている請求項1に記載の映像調整システム。
- 前記色差分検出部は、前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を色空間上で検出する請求項1に記載の映像調整システム。
- 映像表示装置に白色点調整用プレートに印字された第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンからなる画像を表示させるパターン発生部と、
前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートの撮像画像から、前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出する画像抽出部と、
前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出する色差分検出部と、
前記色差分検出部で検出された色差分値に基づいて白色点を調整する色設定部と
を備える映像調整装置。 - 映像表示装置の白色点を調整する映像調整方法であって、
第1の標準階調パターンが印字されている白色点調整用プレートを配置しておき、
映像表示装置に前記第1の標準階調パターンに対応する第2の標準階調パターンを表示させ、
前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートとが1つの撮像領域内に収まるような撮像画像を撮像し、
前記映像表示装置の画面と前記白色点調整用プレートの撮像画像から前記第1の標準階調パターンの撮像画像を抽出するとともに、前記第2の標準階調パターンの撮像画像を抽出し、
前記第1の標準階調パターンの撮像画像と前記第2の標準階調パターンの撮像画像との色差分を検出し、当該検出された色差分値に基づいて白色点を調整する
映像調整方法。
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