JP2020106576A - 表示制御方法、プログラム及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示される画像を移動させる操作を簡略化する。【解決手段】表示装置の表示制御方法であって、第1画像に含まれる第2画像を表示装置に表示することと、表示装置に表示された第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、表示装置に表示された第2画像を、第1方向に移動させることと、表示装置に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの第1操作に基づいて、表示装置に表示された第4画像を、第1方向とは異なる方向であって第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させることとを含む。【選択図】図1

Description

本開示は、表示制御方法、プログラム及び表示装置に関する。
近年、所定のコンテンツを、端末に表示するための技術が開発されている。例えば、特許文献1にはサーバから供給されるコンテンツ(例えば、地図情報)を端末に表示する技術が開示されている。
特開2016−186603号公報
本発明の第1の態様によると、表示装置の表示制御方法であって、第1画像に含まれる第2画像を前記表示装置に表示することと、前記表示装置に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させることと、前記表示装置に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させることとを含む。
本発明の第2の態様によると、表示装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、第1画像に含まれる第2画像を前記表示装置に表示することと、前記表示装置に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させることと、前記表示装置に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させることとを含む。
本発明の第3の態様によると、表示装置であって、第1画像に含まれる第2画像を表示する表示部と、前記表示部に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示部に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させる制御と、前記表示部に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示部に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させる制御とを行う制御部と備える。
実施形態の一態様における通信システムの構成を示す図。 実施形態の一態様における通信システムの構成の概要を示す図。 本実施形態に係る第1画像および第2画像の一例を示す図。 本実施形態に係る第3画像および第4画像の一例を示す図。 本実施形態の所定領域の位置情報の一例を示す図。 本実施形態の端末が備える制御部の動作の一例を示す図。 本実施形態の第4画像の移動の一例を示す図。 本実施形態の表示制御部による移動方向の判定動作の第1の例を示す図。 本実施形態の表示制御部による移動方向の判定動作の第2の例を示す図。 本実施形態の第3画像の一例を示す図。 本実施形態の表示制御部による移動方向の判定動作の第3の例を示す図。 本実施形態の表示制御部による移動方向の判定動作の第4の例を示す図。 本実施形態の第3画像の他の一例を示す図。 本実施形態に係る3次元画像の一例を示す図。 本実施形態に係る第3画像および第4画像の一例を示す図。 本実施形態の表示制御部による移動方向の判定動作の例を示す図。 本実施形態の第3画像に設定された移動経路と第4画像との位置関係を示す図。 本実施形態の移動経路と操作方向との関係を示す図。 本実施形態の操作量と第4画像の移動方向との関係を示す図。 本実施形態の変形例における表示部の表示形態の一例を示す図。 本実施形態の第3画像の第1の変形例を示す図。 本実施形態の第3画像の第2の変形例を示す図。
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
本開示に係る表示制御方法、プログラム及び表示装置を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図2は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成の概要を示す。図1または図2に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A,端末20B,端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
<ハードウェア(HW)構成>
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
(1)端末のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12、限定でなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく、例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。
記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
また、本開示のプログラムPDDは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定でなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
<第1実施形態>
第1実施形態は、端末20に表示される画像の表示範囲を、ユーザの操作(例えば、スクロール操作)に基づいて変更する形態である。本実施形態において、端末20には、画像全体のうちの一部の画像が表示される。本実施形態は、端末20に表示される画像の表示範囲を、ユーザの操作方向に応じた方向に変更することも、ユーザの操作方向とは異なる方向に変更することも可能にする形態である。例えば、本実施形態の端末20は、画像に所定領域(所定領域ROI)が設定されている場合に、ユーザの操作方向が必ずしも所定領域ROIの方向と一致していない場合であったとしても、所定領域ROIの方向(つまり、ユーザの操作方向とは異なる方向)に画像の表示範囲を変更することが可能である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
[表示装置Dに表示される画像について]
図3を参照して、本実施形態の第1画像IM1および第2画像IM2の一例を説明する。これら第1画像IM1および第2画像IM2は、表示装置Dに表示される。なお、上述した端末20は、表示装置Dの一例であるとして説明する。以下の説明において必要な場合には、x軸およびy軸を有する2次元直交座標系によって位置または方向を示す。なお、この2次元直交座標系は説明のための一例であって、3次元座標系で表されてもよいし、直交座標系以外の座標系によって表されてもよい。
図3は、本実施形態に係る第1画像IM1および第2画像IM2の一例を示す。端末20には、第2画像IM2が表示される。同図には、第2画像IM2の一例として、ユーザの操作前に表示される第2画像IM2oと、ユーザの操作後に表示される第2画像IM2aとを示す。これら第2画像IM2は、第1画像IM1のうち一部の画像である。
第1画像IM1には、表示対象OBJ1〜表示対象OBJ3などの画像が含まれている。同図に示す一例において第1画像IM1は、ある地域の風景を示すマップ画像であり、表示対象OBJ1は湖の画像であり、表示対象OBJ2は建物の画像であり、表示対象OBJ3は星の画像である。端末20の表示部24には、第1画像IM1の一部が第2画像IM2として表示される。
なお、本実施形態において、第1画像IM1は、サーバ10の記憶部15に記憶されており、サーバ10から端末20に供給された第1画像IM1が、端末20の記憶部28に記憶されているとして説明するがこれに限られない。例えば、第1画像IM1は、サーバ10以外の装置または媒体から端末20に供給されてもよく、供給されなくてもよい。また、第2画像IM2は、サーバ10から供給された第1画像IM1のうちから端末20が選択した画像であるものとして説明するがこれに限られない。例えば、第2画像IM2は、サーバ10が第1画像IM1のうちから選択した画像であってもよく、サーバ10および端末20以外の装置が第1画像IM1のうちから選択した画像であってもよい。
[ユーザの操作について]
端末20に対するユーザの操作について説明する。端末20の制御部21は、上述した入力部(例えば、タッチパネル)に対するユーザの操作を検出する。このユーザの操作には、スクロール操作が含まれる。スクロール操作とは、一例として、表示対象の元画像の表示サイズが表示部24の画面サイズに収まらず、元画像の一部の領域の画像を表示対象の画像として表示部24に表示させる場合においてなされる操作である。
具体的には、スクロール操作とは、元画像のうちの表示対象の領域を、画面の上下左右のいずれかの方向、またはこれらの方向を合成したいずれかの方向に移動させることにより、操作前には画面に表示されていなかった元画像の一部を、新たな表示対象領域にして画面に表示させる操作である。換言すれば、スクロール操作とは、元画像のうち、表示部24に表示される画像の範囲を変更する操作である。
以下の説明において、スクロール操作によって示されたスクロール方向のことを、操作方向ODとも記載する。
なお、スクロール操作は、いわゆるスワイプ操作やフリック操作などによって行われてもよく、行われなくてもよい。ここでスワイプ操作またはフリック操作は、入力部がタッチパネルである場合において、タッチパネルへの接触位置をタッチパネル上で移動させる操作である。
また、スクロール操作は、表示部24の画面上に表示されるスクロール方向を示す操作画像を操作することによって、または端末20が備える操作スイッチを操作することによって行われてもよく、行われなくてもよい。
図3に示す一例では、第1画像IM1の表示サイズは、表示部24の画面サイズに収まらない。表示部24には、第1画像IM1のうちの一部の画像が表示される。この一例では、スクロール操作の前の状態において、第2画像IM2oが表示部24に表示される。第2画像IM2は、第1画像IM1に含まれる画像である。ユーザが操作方向ODに表示領域を移動させるようにスクロール操作をすると、制御部21は、表示領域を第1方向DR1に移動させる。この結果、表示部24には第2画像IM2aが表示される。
すなわち、制御部21は、第1画像IM1に含まれる第2画像IM2を表示装置Dに表示する。また、制御部21は、表示装置Dに表示された第2画像IM2に対するユーザの第1操作OP1に基づいて、表示装置Dに表示された第2画像IM2を、第1方向DR1に移動させる。
なお、以下の説明において、第1画像IM1内における第2画像IM2の位置をスクロール操作によって変更することを「表示領域を移動させる」、「第1画像IM1内において第2画像IM2を移動させる」、または単に「第2画像IM2を移動させる」とも記載する。
また、スクロール操作の操作方向ODと、第1方向DR1とは一致しているとして説明するが、これに限られない。スクロール操作の操作方向ODと、第1方向DR1とは一致していてもよく、一致していなくてもよい。例えば、スクロール操作の操作方向ODと、第1方向DR1とは互いに逆方向であってもよい。
また、上述したスクロール操作とは、表示装置Dに表示された第2画像IM2に対するユーザの第1操作OP1の一例である。以下、第1操作OP1が、操作の方向が操作方向ODであるスクロール操作であるとして説明する。
[所定領域ROIについて]
図4を参照して、第3画像IM3および第4画像IM4の一例を説明する。
図4は、本実施形態に係る第3画像IM3および第4画像IM4の一例を示す。端末20には、第4画像IM4が表示される。同図には、第4画像IM4の一例として、ユーザの操作前に表示される第4画像IM4oを示す。第4画像IM4は、第3画像IM3のうちの一部の画像である。
第3画像IM3には、表示対象OBJ1〜表示対象OBJ3などの画像が含まれている。これら表示対象OBJ1〜表示対象OBJ3については、上述した第1画像IM1と同様であるため説明を省略する。
第3画像IM3は、第3画像IM3内の所定領域ROIが設定されている場合がある。すなわち、第3画像IM3には、所定領域ROIが設定されていてもよいし、設定されていなくてもよい。また、第3画像IM3には、複数の所定領域ROIが設定されていてもよいし、設定されていなくてもよい。第3画像IM3に所定領域ROIが設定される場合において、所定領域ROIは、例えば、第3画像IM3のうちの注目領域(region of interest)に対して設定される。同図に示す一例では、所定領域ROIが第3画像IM3の表示対象OBJ2の位置に設定されている。
なお、第3画像IM3に所定領域ROIが設定される場合には、第3画像IM3の作成者や管理者によって設定されてもよいし、人工知能によって設定されてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。
第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合には、第3画像IM3内の所定領域ROIの位置を示す位置情報が、第3画像IM3とともに記憶部28に記憶されている。所定領域ROIの位置情報について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態の所定領域ROIの位置情報の一例を示す。所定領域ROIを固有に識別する識別子RIDと、第3画像IM3内における所定領域ROIの中心位置のx座標と、第3画像IM3内における所定領域ROIの中心位置のy座標とが互いに対応付けられて、所定領域ROIの位置情報として記憶部28に記憶される。
なお、同図に示す一例では、中心位置のx座標およびy座標が位置情報として記憶されている場合について記載したが、所定領域ROIの位置が特定できればよく、所定領域ROIの位置の表現手段はこれに限られない。
また、第3画像IM3内に複数の所定領域ROIが設定される場合には、記憶部28には、所定領域ROIごとに位置情報が記憶される。
なお、上述において第1画像IM1は、所定領域ROIが設定されていない画像であるとして説明したが、これに限られない。第1画像IM1には所定領域ROIが設定されていてもよく、設定されていなくてもよい。また、第1画像IM1に所定領域ROIが設定されている場合には、第1画像IM1は、第3画像IM3であるとしてもよい。また、第1画像IM1に所定領域ROIが設定されている場合には、第2画像IM2は、第4画像IM4であるとしてもよい。
すなわち、第1画像IM1は、第3画像IM3であってもよく、第3画像IM3以外の画像であってもよい。また、第2画像IM2は、第4画像IM4であってもよく、第4画像IM4以外の画像であってもよい。
以下においては、上述した第1画像IM1を、所定領域ROIが設定されていない第3画像IM3であると読み替えて説明する場合がある。また、上述した第2画像IM2を、所定領域ROIが設定されていない第3画像IM3に含まれる第4画像IM4であると読み替えて説明する場合がある。
<端末の制御部の機能構成>
図1を参照して端末20が備える制御部21の機能構成について説明する。端末20は、制御部21により実現される機能として、画像情報取得部211と、操作判定部212と、表示制御部213とを備える。
画像情報取得部211は、記憶部28から画像情報を取得する。画像情報取得部211が取得する画像情報には、第3画像IM3の画像情報が含まれている。
また、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合には、画像情報取得部211は、所定領域ROIの位置情報を取得する。
画像情報取得部211は、取得した画像情報と所定領域ROIの位置情報とを、表示制御部213に出力する。
操作判定部212は、端末20の入出力部23に対するユーザの操作の状態を判定する。操作の状態には、表示部24上の操作位置、操作方向、操作量が含まれる。このうち操作量には、操作の強度、操作の時間、操作の軌跡の長さなどが含まれる。操作判定部212は、判定した操作の状態を、表示制御部213に出力する。
表示制御部213は、画像情報取得部211が出力する画像情報および所定領域ROIの位置情報と、操作判定部212が出力する操作状態の判定結果とに基づいて、第3画像IM3のうち、表示部24に表示させる画像の位置を判定する。表示制御部213は、判定した位置の画像を、第4画像IM4として表示部24に表示させる。
<端末の制御部の動作>
図6を参照して、本実施形態の端末20が備える制御部21の動作について説明する。
図6は、本実施形態の端末20が備える制御部21の動作の一例を示す。
(ステップS10)制御部21の画像情報取得部211は、第3画像IM3の画像情報を記憶部28から取得する。第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合には、画像情報取得部211は、第3画像IM3に設定されている所定領域ROIの位置情報を記憶部28から取得する。
(ステップS20)表示制御部213は、第3画像IM3のうち表示部24に表示させる表示範囲を設定する。このステップS20において、表示制御部213は、ユーザの操作が行われる前の状態(例えば、表示初期状態)における表示範囲を設定する。表示制御部213が表示初期状態において設定する表示範囲の一例を図7に示す。
図7は、本実施形態の第4画像IM4の移動の一例を示す。表示制御部213は、第3画像IM3のうち第4画像IM4oを、表示初期状態における表示範囲として設定する。
(ステップS30)表示制御部213は、第3画像IM3のうち、前のステップにおいて設定した表示範囲の画像を、表示部24に表示させる。
例えば、ステップS20において表示制御部213は、第4画像IM4oを表示範囲の画像として設定する。ステップS20からステップS30に遷移する場合には、表示制御部213は、第4画像IM4oを表示部24に表示させる。この結果、表示部24には、図7に示す第4画像IM4oが表示される。
(ステップS40)操作判定部212は、画像に対するユーザの操作を示す操作情報を取得する。ユーザの操作には、上述したスクロール操作と、画像の表示を終了させる操作とが含まれる。
(ステップS50)操作判定部212は、ステップS40において取得した操作情報が示す操作が、画像の表示を終了させる操作である場合(ステップS50;YES)には、処理を終了する。また、操作判定部212は、ステップS40において取得した操作情報が示す操作が画像の表示を終了させる操作でない場合(ステップS50;NO)には、処理をステップS60に進める。
なお、本実施形態の一例において、上述した「操作情報が示す操作が画像の表示を終了させる操作でない場合」とは、「操作情報が示す操作がスクロール操作である場合」を意味している。
(ステップS60)表示制御部213は、ステップS10において取得された所定領域ROIの位置情報と、ステップS40において取得された操作情報とに基づいて、第4画像IM4の移動方向を判定する。表示制御部213による第4画像IM4の移動方向の判定手順の一例について、図8を参照して説明する。
[移動方向の判定例(1)]
図8は、本実施形態の表示制御部213による移動方向の判定動作の第1の例を示す。この一例においては、表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かに基づいて、第4画像IM4の移動方向を判定する。
(ステップS110)表示制御部213は、ステップS10において取得された第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かを判定する。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されていない場合(ステップS110;NO)には、処理をステップS120に進める。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合(ステップS110;YES)には、処理をステップS130に進める。
(ステップS120)表示制御部213は、ステップS40において取得された操作情報が示すスクロール操作の操作方向ODに、第4画像IM4を移動させる。図7に示す一例において、表示制御部213は、スクロール操作の操作方向ODに一致する方向である第1方向DR1に、第4画像IM4を移動させる。
(ステップS130)表示制御部213は、第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づく第2方向DR2に移動させる。図7に示す一例において、表示制御部213は、所定領域ROIの方向である第2方向DR2に、第4画像IM4を移動させる。この一例においては、表示制御部213は、第4画像IM4oから第4画像IM4bに、第4画像IM4を移動させる。
ここで、第2方向DR2は、第1方向DR1とは異なる方向であって第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づく方向である。
すなわち、表示制御部213は、表示装置Dに表示された、第3画像IM3に含まれる第4画像IM4に対するユーザの第1操作OP1に基づいて、表示装置Dに表示された第4画像IM4を、第1方向DR1とは異なる方向であって第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づく第2方向DR2に移動させる。
換言すれば、表示制御部213は、第3画像IM3(または第1画像IM1)に所定領域ROIの位置が設定されていない場合、第1操作OP1に基づいて、表示装置Dに表示された第4画像IM4(または第2画像IM2)を第1方向DR1に移動させ、第3画像IM3(または第1画像IM1)に所定領域ROIの位置が設定されている場合、第1操作OP1に基づいて、表示装置Dに表示された第4画像IM4(または第2画像IM2)を第2方向DR2に移動させる。
また、所定領域ROIとは、第4画像IM4の第2方向DR2への移動の軌跡の経由点を含む領域である。
ここで、第4画像IM4の移動の軌跡とは、第4画像IM4を移動させた場合に、第3画像IM3内における第4画像IM4の位置を時系列に接続した線である。換言すれば、第4画像IM4の移動の軌跡とは、ユーザの操作によって第4画像IM4が第3画像IM3内を移動した結果、第4画像IM4の移動経路として示される線である。
[移動方向の判定例(2)]
図9は、本実施形態の表示制御部213による移動方向の判定動作の第2の例を示す。この一例においては、表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かに基づくことに加え、複数の所定領域ROIが設定されているか否かに基づいて、第4画像IM4の移動方向を判定する。
(ステップS210)表示制御部213は、ステップS10において取得された第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かを判定する。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されていない場合(ステップS210;NO)には、処理をステップS220に進める。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合(ステップS210;YES)には、処理をステップS230に進める。
(ステップS220)表示制御部213は、ステップS40において取得された操作情報が示すスクロール操作の操作方向ODに、第4画像IM4を移動させる。図10を参照して、第4画像IM4の移動の一例について説明する。
図10は、本実施形態の第3画像IM3の一例を示す。同図に示す一例において、第3画像IM3には、所定領域ROI1aと、所定領域ROI1bとの2つの所定領域ROIが設定可能である。なお、同図を参照して操作方向OD及び第4画像IM4の移動方向について説明する場合には、同図に示す第4画像IM4oの位置を、方向の基準位置POSoとして説明する。例えば、同図に示す一例において、操作方向ODは、基準位置POSoを基準にしてx軸正方向である。
第3画像IM3に、所定領域ROI1aと所定領域ROI1bとのいずれの所定領域ROIも設定されていない場合には、表示制御部213は、操作方向ODの方向、すなわち第1方向DR11に第4画像IM4を移動させる。同図に示す一例では、表示制御部213は、基準位置POSo(座標x0,y0)にある第4画像IM4oを、位置POSa(座標xa,ya)の第4画像IM4aに移動させる。
ここでいう操作方向ODの方向とは、上述した第1操作OP1(例えば、スクロール操作)の方向である。すなわち、第1方向DR11は、第1操作OP1の方向に基づく方向である。
(ステップS230)図9に戻り、表示制御部213は、ステップS10において取得された第3画像IM3に複数の所定領域ROIが設定されているか否かを判定する。表示制御部213は、第3画像IM3に複数の所定領域ROIが設定されている場合(ステップS230;YES)には、処理をステップS250に進める。
また、表示制御部213は、第3画像IM3に複数の所定領域ROIが設定されていない場合、すなわち、単一の所定領域ROIが設定されている場合(ステップS110;NO)には、処理をステップS240に進める。図12に示す第3画像IM3において、所定領域ROI1aのみが設定されており、所定領域ROI1bが設定されていない場合を、第3画像IM3に単一の所定領域ROIが設定されている場合の一例として説明する。
(ステップS240)表示制御部213は、第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づく第2方向DR12に移動させる。図10に示す一例において、単一の所定領域ROIとして所定領域ROI1aが設定されている場合には、表示制御部213は、所定領域ROI1aの方向である第2方向DR12に、第4画像IM4を移動させる。この一例においては、表示制御部213は、第4画像IM4oから第4画像IM4bに、第4画像IM4を移動させる。
(ステップS250)表示制御部213は、第3画像IM3内の複数の所定領域ROIのうち、基準位置POSoから操作方向OD(例えば、第1方向DR11)にある所定領域ROIの位置に基づく第2方向DR12に移動させる。
すなわち、第2方向DR12は、第1操作OP1の方向と、所定領域ROIの位置とに基づく方向である。
図10に示す一例において、複数の所定領域ROI(例えば、所定領域ROI1aと所定領域ROI1b)が設定されている場合について説明する。この場合、表示制御部213は、所定領域ROI1aと所定領域ROI1bとのうち、いずれの所定領域ROIが、操作方向ODにある所定領域ROIであるかを判定する。
表示制御部213による判定手順の一例について説明する。同図に示すように、表示制御部213は、基準位置POSoを通り、操作方向OD(例えば、x軸正方向)に直交する線を基準線Loとする。表示制御部213は、複数の所定領域ROIのうち、基準線Loよりも操作方向OD側に設定されている所定領域ROIを、操作方向ODにある所定領域ROIであると判定する。同図に示す一例においては、表示制御部213は、所定領域ROI1aおよび所定領域ROI1bのうち、基準線Loよりも操作方向ODに設定されている所定領域ROIaを、操作方向ODにある所定領域ROIであると判定する。この場合、表示制御部213は、所定領域ROI1aの方向である第2方向DR12に、第4画像IM4を移動させる。この一例においては、表示制御部213は、第4画像IM4oから第4画像IM4bに、第4画像IM4を移動させる。
すなわち、第3画像IM3は、複数の所定領域ROIを含み、第2方向DR12は、複数の所定領域ROIのうち、表示装置Dに表示された第4画像IM4のうちの基準位置POSoから第1方向DR11にある所定領域ROIの位置に基づく方向である。
なお、複数の所定領域ROIが設定されている場合に、表示制御部213は、これら複数の所定領域ROIを順に経由して、第4画像IM4を移動させてもよく、移動させなくてもよい。例えば、図10に示す一例において、所定領域ROI1aと所定領域ROI1bが設定されている場合には、表示制御部213は、基準位置POSoから、所定領域ROI1bを経由して所定領域ROI1aに第4画像IM4を移動させてもよい。
[移動方向の判定例(3)]
図11は、本実施形態の表示制御部213による移動方向の判定動作の第3の例を示す。この一例においては、複数の所定領域ROIが比較的近い方向に設定されている場合における、第4画像IM4の移動方向の判定手順について説明する。
表示制御部213は、所定領域ROI2aと所定領域ROI2bとのうち、いずれの所定領域ROIが、操作方向ODにある所定領域ROIであるかを判定する。
表示制御部213は、基準位置POSoを中心とし、操作方向OD(例えば、x軸正方向)を含む弧を基準弧Coとする。表示制御部213は、複数の所定領域ROIのうち、基準弧Coの範囲内に含まれている所定領域ROIを、操作方向ODにある所定領域ROIであると判定する。同図に示す一例においては、所定領域ROI2aおよび所定領域ROI2bのうち、基準弧Coの範囲内に所定領域ROI2aが設定され、基準弧Coの範囲外に所定領域ROI2bが設定されている。この場合、表示制御部213は、基準弧Coの範囲内に設定されている所定領域ROI2aを、操作方向ODにある所定領域ROIであると判定する。
[移動方向の判定例(4)]
図12は、本実施形態の表示制御部213による移動方向の判定動作の第4の例を示す。この一例においては、表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かに基づくことに加え、操作方向ODと、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向との関係に基づいて、第4画像IM4の移動方向を判定する。
(ステップS310)表示制御部213は、ステップS10において取得された第3画像IM3に所定領域ROIが設定されているか否かを判定する。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されていない場合(ステップS310;NO)には、処理をステップS320に進める。表示制御部213は、第3画像IM3に所定領域ROIが設定されている場合(ステップS310;YES)には、処理をステップS330に進める。
(ステップS320)表示制御部213は、ステップS40において取得された操作情報が示すスクロール操作の操作方向ODに、第4画像IM4を移動させる。
(ステップS330)表示制御部213は、操作方向ODと、第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づく第2方向DR12とを比較する。具体的には、表示制御部213は、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向が、操作方向ODの所定範囲内にあるか否かを判定する。図13を参照して、操作方向ODと所定領域ROIの方向との関係について説明する。
図13は、本実施形態の第3画像IM3の他の一例を示す。同図に示す一例において、第3画像IM3には、所定領域ROI3が設定されている。なお、同図を参照して操作方向OD及び第4画像IM4の移動方向について説明する場合には、同図に示す第4画像IM4oの位置を、方向の基準位置POSoとして説明する。例えば、同図に示す一例において、操作方向ODは、基準位置POSoを基準にしてy軸負方向である。
表示制御部213は、基準位置POSoを中心とし、操作方向OD(同図の例では、y軸負方向)を含む弧を基準弧Coとする。この基準弧Coは、操作方向ODの所定範囲を示す。表示制御部213は、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向(図示する第2方向DR32)が、基準弧Coの範囲内に含まれているか否かを判定する。
同図に示す一例の場合、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向(図示する第2方向DR32)が、基準弧Coの範囲内に含まれていない。この場合には、表示制御部213は、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向が、操作方向ODの所定範囲内にない(ステップS330;NO)と判定し、上述したステップS320に処理を戻す。すなわち、表示制御部213は、操作方向ODに応じた方向(第1方向DR31)に第4画像IM4を移動させる。
また、表示制御部213は、基準位置POSoに対する所定領域ROIの方向が、操作方向ODの所定範囲内にある(ステップS330;YES)と判定した場合には、処理をステップS340に進める。なお、ステップS340における表示制御部213の動作は、上述したステップS130と同一であるため、その説明を省略する。
すなわち、この一例において、表示制御部213は、第1操作OP1の方向と、第2方向DR2との関係に基づいて、第4画像IM4を第1方向DR1に移動させるか、第2方向DR2に移動させるかを選択する。
[移動方向の判定例(5)]
なお、上述した各判定例において、表示制御部213は、第1操作OP1の操作の量に基づいて、第4画像IM4を第1方向DR1に移動させるか、第2方向DR2に移動させるかを選択してもよい。
上述したように、操作判定部212が取得する操作情報には、ユーザによる操作の操作量を示す情報が含まれている。ユーザによる操作の操作量には、操作の強度、操作の時間、操作の速さ、操作の軌跡の長さなどが含まれる。
この一例の場合、表示制御部213は、所定領域ROIが設定されているか否かに関わらず、操作の強度が比較的強い場合には、操作方向ODに応じた方向である第1方向DR1に第4画像IM4を移動させる。
また例えば、表示制御部213は、所定領域ROIが設定されている場合において、操作の強度が比較的強い場合には、第1方向DR1に第4画像IM4を移動させ、操作の強度が比較的弱い場合には、所定領域ROIに応じた方向である第2方向DR2に第4画像IM4を移動させる。
<第1実施形態の効果>
従来、表示画面に表示されている画像を、所定領域ROIの方向に移動させる場合には、例えば、画像内の所定領域ROIが存在する方向に画像を移動させる操作をすることが求められた。この従来技術の場合、所定領域ROIが存在する方向をユーザが把握することが困難である、または所定領域ROIが存在する方向に向けた正確な操作をすることが困難であるといった問題があった。
上述したように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。ここで、簡略化された操作とは、例えば、所定領域ROIの正確な方向によらない操作である。
また、上述したように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、操作が簡略化されることにより操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に表示装置Dの演算処理負荷を軽減できるという効果が得られる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において、画像(例えば、第3画像IM3)は、所定領域ROIが設定されている。
上述したように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、第3画像IM3について所定領域ROIが設定されているため、第3画像IM3に対する操作が簡略化される。したがって、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザの第3画像IM3に対する操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に表示装置Dの演算処理負荷を軽減できるという効果が得られる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において、上述した第1画像IM1は第3画像IM3であり、第2画像IM2は第4画像IM4である。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において、第1画像IM1(すなわち、第3画像IM3)に所定領域ROIが設定されている場合において、第2画像IM2(すなわち、第4画像IM4)を、ある方向(例えば、ユーザの操作方向)に移動させることも可能であるし、所定領域ROIの方向に移動させることも可能である。したがって、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザの第3画像IM3に対する操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に表示装置Dの演算処理負荷を軽減できるという効果が得られる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、画像(例えば、第3画像IM3)に所定領域ROIが設定されている場合と、所定領域ROIが設定されていない場合とで、第1操作OP1(例えば、スクロール操作)による画像の移動方向を変化させることができる。具体的には、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)は、所定領域ROIが設定されている場合には、第1操作OP1による画像の移動方向を所定領域ROIの方向にし、所定領域ROIが設定されていない場合には、スクロール操作による画像の移動方向をスクロール操作の方向にすることができる。したがって、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、所定領域ROIが設定されているか否かをユーザに意識させずに操作させることができ、ユーザに対して直感的な操作感を提供することができる。また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザに対して直感的な操作感を提供することにより、誤操作などが低減することから操作頻度が低減し、画像の移動のための演算量が低減されるため、結果的に表示装置Dの負荷を演算処理軽減できるという効果が得られる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、第1操作OP1(例えば、スクロール操作)の方向と、所定領域ROIの位置とに基づく方向に画像を移動させる。このように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、例えば、画像(例えば、第3画像IM3)に複数の所定領域ROIが設定されている場合であっても、複数の所定領域ROIのなかから第1操作OP1の方向に設定されている所定領域ROIを選択して、当該所定領域ROIの方向に画像を移動させることができる。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において第3画像IM3は、複数の所定領域ROIを含む。また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において第2方向DR2は、複数の所定領域ROIのうち、基準位置POSoから第1方向DR1(例えば、スクロール操作の方向)にある所定領域ROIの位置に基づく方向である。つまり、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)は、第1操作OP1(例えば、スクロール操作)の方向と、所定領域ROIの位置とに基づく方向に画像を移動させる。このように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、例えば、画像(例えば、第3画像IM3)に複数の所定領域ROIが設定されている場合であっても、複数の所定領域ROIのなかから第1操作OP1の方向に設定されている所定領域ROIを選択して、当該所定領域ROIの方向に画像を移動させることができる。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)において所定領域ROIとは、第4画像IM4の第2方向DR2への移動の軌跡の経由点を含む領域である。つまり、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)は、第4画像IM4の移動の軌跡を所定領域ROIの位置に基づいて設定している。このように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザのスクロール操作の操作方向が、所定領域ROIが位置する方向とは異なる方向であったとしても、第4画像IM4を所定領域ROIの方向に移動させることができる。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)は、第1操作の方向(例えば、操作方向OD)と、第2方向DR2(例えば、所定領域ROIの位置に基づく方向)との関係に基づいて、第4画像IM4を第1方向DR1に移動させるか、第2方向DR2に移動させるかを選択する。このように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、例えば、ユーザのスクロール操作の操作方向と、所定領域ROIが位置する方向との方向の差異が比較的大きい場合には、スクロール操作の方向に第4画像IM4を移動させ、ユーザのスクロール操作の操作方向と、所定領域ROIが位置する方向との方向の差異が比較的小さい場合には、所定領域ROIが位置する方向に第4画像IM4を移動させることができる。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。
また、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、第1操作OP1(例えば、スクロール操作)の量に応じて、画像の移動方向を、所定領域ROIの方向と、第1操作OP1の方向とから選択する。例えば、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)は、第1操作OP1の量が小さければ所定領域ROIの方向に、第1操作OP1の量が大きければ第1操作OP1の方向に、画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。したがって、本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザに対して直感的な操作感を提供することができる。
[変形例:第4画像IM4の移動態様の例(1)]
上述した具体例において、第1画像IM1〜第4画像IM4の各画像が2次元画像であることを前提にして説明したが、これに限られない。これら各画像は、3次元画像であってもよいし、3次元画像でなくてもよい。各画像が3次元画像である場合には、例えば、第4画像IM4の第1方向DR1または第2方向DR2への移動は、第4画像IM4を拡大または、第4画像IM4を縮小させて、第4画像IM4を移動させることであってもよい。
ここで、3次元画像は、ユーザが奥行き方向の位置(奥行き位置)を認識可能な形式によって提示される画像である。例えば、3次元画像は、ユーザの左眼に提示される左眼用画像と、ユーザの右眼に提示される右眼用画像との間の視差によって表現される画像であってもよいし、他の形式によって提示される画像であってもよい。
また、第4画像IM4の拡大または縮小には、3次元画像に含まれる表示対象OBJの奥行き位置を変更することにより、ユーザが認識する表示対象OBJの大きさを拡大または縮小することも含まれる。
一例として、端末20がVR(virtual reality)ヘッドセットを備える装置であり、第3画像IM3および第4画像IM4がそれぞれ3次元画像である場合には、端末20は、ユーザに対してVR画像を提示することができる。端末20がVRヘッドセット端末である場合には、操作方向ODに基づいて第4画像IM4を拡大または縮小することにより、操作方向ODに移動している感覚をユーザに対して与えることができる。
図14は、本実施形態に係る3次元画像の一例を示す。端末20がVRヘッドセット端末である場合、ユーザの左眼には第4画像IM4L(左眼用画像)が、右眼には第4画像IM4R(右眼用画像)が提示される。これら第4画像IM4L(左眼用画像)および第4画像IM4R(右眼用画像)は、互いに視差を有し、表示対象OBJの奥行き位置をユーザに認識させる画像である。この一例では、表示対象OBJは、道路の画像である。この表示対象OBJ(例えば、道路)には、所定領域ROIが設定されている。具体的には、表示対象OBJには、所定領域ROI41(所定領域ROI41Lおよび所定領域ROI41R)と、所定領域ROI42(所定領域ROI42Lおよび所定領域ROI42R)とが、それぞれ設定されている。
端末20の表示制御部213は、ユーザの操作に基づいて、第4画像IM4を第2方向DR2に移動させる。この一例において、ユーザが道路を前進するスクロール操作を行った場合、端末20は、第4画像IM4Lの位置を第2方向DR2Lに沿って、第4画像IM4Rの位置を第2方向DR2Rに沿って、それぞれ移動させる。
すなわち、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、画像の表現手法を拡張することができるため、2次元画像や3次元画像を利用する様々なアプリケーションに適用することができる。
また、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に第4画像IM4を移動させることができる。
また、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、操作が簡略化されることにより操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に端末20やサーバ10の負荷を軽減できるという効果が得られる。
[変形例:第4画像IM4の移動態様の例(2)]
また、上述した具体例において、第4画像IM4が基準位置POSoから所定領域ROIの方向に連続的に移動することを前提にして説明したが、これに限られない。例えば、第4画像IM4は、第1操作OP1の量に基づいて、表示装置Dに表示された第3画像IM3のうち基準位置POSoから第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に不連続的に移動してもよい。
ここで、連続的に移動するとは、第4画像IM4の移動を動画のコマ画像(または、フレーム)によって表現する場合において、コマ画像間の第4画像IM4の変位量を相対的に小さくし、かつ単位時間当たりのコマ画像の枚数(または、フレームレート)を相対的に高くして動画を再生することを意味する。この結果、ユーザには、第4画像IM4が滑らかに連続して移動しているように知覚される。
一方、不連続的に移動するとは、第4画像IM4の移動を動画のコマ画像(または、フレーム)によって表現する場合において、コマ画像間の第4画像IM4の変位量を相対的に大きくし、または単位時間当たりのコマ画像の枚数(または、フレームレート)を相対的に低くして動画を再生することを意味する。この結果、ユーザには、第4画像IM4の位置が不連続的に変化しているように知覚される。
このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、第4画像IM4を連続的に移動させる場合に比べてより素早く、第4画像IM4を所定領域ROIの位置に移動させることができる。したがって、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、所定領域ROIの方向に第4画像IM4を移動させる操作を簡略化することができる。また、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、操作が簡略化されることにより操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に端末20やサーバ10の負荷を軽減できるという効果が得られる。
また、表示装置D(例えば、端末20)がVRヘッドセット端末などの3次元画像を提示する装置である場合には、画像の表現形式によっては、ユーザに不快感(例えば、いわゆるVR酔い)を生じさせることがある。この不快感(例えば、VR酔い)は、ユーザの頭部の変位タイミングと、VRヘッドセット端末に表示される画像の変位タイミングとが一致していない場合に、顕著に生じることがある。一般に、VRヘッドセット端末に表示される画像の生成時間が比較的長い場合には、表示遅れが比較的大きくなるため、ユーザの頭部の変位タイミングと、VRヘッドセット端末に表示される画像の変位タイミングとの差異が大きくなる場合がある。本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、上述したように画像を表示するための演算量が低減されるため、ユーザに与える不快感を低減することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第4画像IM4の移動経路PTが予め定められている形態である。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
図15は、本実施形態に係る第3画像IM3および第4画像IM4の一例を示す。本実施形態の第3画像IM3には移動経路PTが設定されている点で、上述した実施形態の第3画像IM3と異なる。また、本実施形態において、第3画像IM3内の表示対象OBJ1〜表示対象OBJ3について、所定領域ROI1〜所定領域ROI3がそれぞれ設定されている。同図の一例では、第4画像IM4は、移動経路PTに沿って(例えば、第4画像IM4pに)移動する。
なお、上述した実施形態と同一の構成および動作については同一の符号を付してその説明を省略する。
また、上述した実施形態において第1画像IM1は、所定領域ROIが設定されていない画像であるとして説明したが、これに限られない。第1画像IM1には所定領域ROIが設定されていてもよく、設定されていなくてもよい。また、第1画像IM1に所定領域ROIが設定されている場合には、第1画像IM1は、第3画像IM3であるとしてもよい。また、第1画像IM1に所定領域ROIが設定されている場合には、第2画像IM2は、第4画像IM4であるとしてもよい。
すなわち、第1画像IM1は、第3画像IM3であってもよく、第3画像IM3以外の画像であってもよい。また、第2画像IM2は、第4画像IM4であってもよく、第4画像IM4以外の画像であってもよい。
以下においては、上述した第1画像IM1を、所定領域ROIが設定されていない第3画像IM3であると読み替えて説明する場合がある。また、上述した第2画像IM2を、所定領域ROIが設定されていない第3画像IM3に含まれる第4画像IM4であると読み替えて説明する場合がある。
第3画像IM3には、移動経路PTが設定されている。移動経路PTは、第3画像IM3内における第4画像IM4の移動経路として、第3画像IM3内の所定領域ROIの位置に基づいて定められた情報である。
本実施形態において、第2方向DR2への第4画像IM4の移動は、第1画像IM1内の所定領域ROIの位置に基づいて定められた移動経路PT上を移動することである。
なお、第3画像IM3に移動経路PTが設定される場合には、第3画像IM3の作成者や管理者によって設定されてもよいし、人工知能によって設定されてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。一例として、人工知能によって移動経路PTが設定される場合には、第3画像IM3に含まれる表示対象OBJを人工知能が物体認識し、物体認識された表示対象OBJのうち、ユーザに提示すべき表示対象OBJを選択することにより、選択された表示対象OBJに移動経路PTが重なるように設定される。
同図に示す一例では、移動経路PTは、所定領域ROI1、所定領域ROI2および所定領域ROI3の順に、それぞれの所定領域ROIの位置を直線または曲線によって接続することによって設定されている。
[移動方向の判定例(2−1)]
図16は、本実施形態の表示制御部213による移動方向の判定動作の例を示す。この一例においては、表示制御部213は、第3画像IM3に移動経路PTが設定されている場合に、移動経路PTに基づいて第4画像IM4の移動方向を判定する点で、上述した実施形態の各判定例と異なる。
なお、以下のステップS410からステップS440までの動作は、図8を参照して説明したステップS60における動作に相当する。
(ステップS410)表示制御部213は、図8に示すステップS10において取得された第3画像IM3に、移動経路PTが設定されているか否かを判定する。表示制御部213は、第3画像IM3に移動経路PTが設定されていない場合(ステップS410;NO)には、処理をステップS420に進める。表示制御部213は、第3画像IM3に移動経路PTが設定されている場合(ステップS410;YES)には、処理をステップS430に進める。
(ステップS420)表示制御部213は、図8に示すステップS40において取得された操作情報が示すスクロール操作の操作方向ODに、第4画像IM4を移動させる。すなわち、表示制御部213は、第3画像IM3に移動経路PTが設定されていない場合には、操作方向ODに第4画像IM4を移動させる。
なお、同図に示す一例では、第3画像IM3に移動経路PTが設定されていない場合において、表示制御部213は、操作方向ODに第4画像IM4を移動させるとしたが、これに限られない。第3画像IM3に移動経路PTが設定されていない場合には、表示制御部213は、上述した実施形態において説明した各判定例に示した判定手順のいずれか、またはその組み合わせに基づいて、第4画像IM4を移動させてもよく、他の判定手順に基づいて第4画像IM4を移動させてもよい。
(ステップS430)表示制御部213は、第4画像IM4の表示範囲と、移動経路PTとが重なっているか否かを判定する。図17を参照して第4画像IM4の表示範囲と、移動経路PTとの関係について説明する。
図17は、本実施形態の第3画像IM3に設定された移動経路PTと第4画像IM4との位置関係を示す。同図を参照して、第4画像IM4の移動経路を時系列に説明する。この一例において、ユーザは、時刻t0から時刻t3までの各時刻において、第4画像IM4をx軸正方向に移動させるスクロール操作を行う。例えば、ユーザは、時刻t0において、第4画像IM41を操作方向OD40に移動させるスクロール操作を行う。また、ユーザは、時刻t1において、第4画像IM41aを操作方向OD41に移動させるスクロール操作を行う。ユーザは、時刻t2〜時刻t3においても同様にしてスクロール操作を行う。この一例において、各時刻tにおけるスクロール操作の操作方向ODは、いずれもx軸正方向(例えば、第1方向DR41の方向)である。
時刻t0において、第4画像IM41は表示位置POS10に位置する。表示位置POS10においては、第4画像IM41の表示範囲と移動経路PTとが重なっていない。表示制御部213は、第4画像IM4の表示範囲と、移動経路PTとが重なっていないと判定し(ステップS430;NO)、処理をステップS420に進める。なお、ステップS420において、表示制御部213は、第4画像IM41を操作方向OD(例えば、第1方向DR41)に移動させる。この結果、図17に示すように、第4画像IM41は、第4画像IM41aの位置(例えば、表示位置POS11)に移動される。
時刻t1において、第4画像IM41aは表示位置POS11に位置する。表示位置POS11においては、第4画像IM41aの表示範囲と移動経路PTとが重なっている。表示制御部213は、第4画像IM4aの表示範囲と移動経路PTとが重なっていると判定し(ステップS430;YES)、処理をステップS440に進める。
(ステップS440)図16に戻り、表示制御部213は、操作方向ODに応じた移動経路PTの方向に、第4画像IM41aを移動させる。図17に示す時刻t1において、操作方向OD41のスクロール操作が行われる場合について説明する。この場合、表示制御部213は、表示位置POS11における移動経路PTの接線方向(この一例の場合、第2方向DR42a)に第4画像IM41aを移動させる。
以下、時刻t2及び時刻t3においても、表示制御部213は時刻t1の場合と同様にして第4画像IM4を移動させる。
すなわち、時刻t2において、表示制御部213は、操作方向OD42に基づいて、移動経路PTの方向(例えば、第2方向DR42b)に第4画像IM41bを移動させる。
時刻t3において、表示制御部213は、操作方向OD43に基づいて、移動経路PTの方向(例えば、第2方向DR42c)に第4画像IM41cを移動させる。
上述したように、表示制御部213は、第4画像IM4の表示範囲と移動経路PTとが重なっているか否かに基づいて、第4画像IM4の移動方向を変化させる。具体的には、表示制御部213は、第4画像IM4の表示範囲と移動経路PTとが重なっていない場合には、操作方向ODを第4画像IM4の移動方向にする。表示制御部213は、第4画像IM4の表示範囲と移動経路PTとが重なっている場合には、移動経路PTの方向(例えば移動経路PTの接線方向)を第4画像IM4の移動方向にする。
すなわち、第4画像IM4が第1方向DR1に移動することにより第4画像IM4内の基準点が移動経路PT上に位置する場合には、表示制御部213は、第2画像IM2の移動方向を移動経路PTの方向(例えば、第2方向DR2)にする。
[移動方向の判定例(2−2)]
図18は、本実施形態の移動経路PTと操作方向ODとの関係を示す。表示制御部213は、操作方向ODと移動経路PTの方向とが互いに異なる場合には、操作方向ODの操作の量に基づいて、第4画像IM4の移動方向を選択してもよい。
例えば、ユーザは、第4画像IM41dに対して操作方向OD44の方向(この一例では、y軸負方向)にスクロール操作を行う。この一例において、第4画像IM41dの表示位置POS14が移動経路PT上に位置している。この場合、第4画像IM41dは、移動経路PTの方向に沿って移動可能である。また、この一例において、操作方向OD44と、移動経路PTの方向とは互いに異なる。
表示制御部213は、第4画像IM41dが移動経路PT上に位置している場合において、操作方向OD44と移動経路PTの方向とが互いに異なる場合には、操作方向OD44の操作の量に基づいて第4画像IM41dの移動方向を選択する。例えば、表示制御部213は、第4画像IM41dが移動経路PT上に位置している場合において、操作方向OD44と移動経路PTの方向とが互いに異なる場合、操作方向OD44への操作量が比較的強い場合には、第4画像IM41dを操作方向OD44に応じた方向(第1方向DR41d)に移動させる。なお、上述したように、操作量には、操作の強度、操作の時間、操作の速さ、操作の軌跡の長さなどが含まれる。
第4画像IM41dが第1方向DR41dに移動した結果、第4画像IM41fの位置が、表示位置POS15になる。この表示位置POS15は、移動経路PT上には位置していない。つまり、表示制御部213は、第4画像IM41dが移動経路PT上に位置している場合において、移動経路PTの方向とは異なる方向(例えば、操作方向OD44)に、操作量を多くして(例えば、強く)スクロール操作をした場合には、第4画像IM41dを移動経路PTから離脱させる。
[移動方向の判定例(2−3)]
図19は、本実施形態の操作量と第4画像IM4の移動方向との関係を示す。上述したように、表示制御部213は、第4画像IM4の表示位置POSが移動経路PT上に位置している場合には、ユーザのスクロール操作による操作方向ODと移動経路PTの方向とが所定の範囲内で一致していれば、第4画像IM4を移動経路PTに沿って移動させる。
この一例において、表示制御部213は、第4画像IM4を移動経路PTに沿って移動させる場合において、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する範囲を、ユーザによるスクロール操作の操作量に基づいて可変にする。
つまり、表示制御部213は、ユーザによるスクロール操作の操作量に基づいて、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する範囲を変化させる。
一例として、図18に示すように、表示制御部213は、第4画像IM41gの表示位置POS16が移動経路PT上に位置している場合において、ユーザによる操作量が比較的弱い場合には、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する範囲を基準弧Coの範囲とする。つまりこの場合、表示制御部213は、基準弧Coの範囲内に移動経路PTが含まれる場合に、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する。
また、表示制御部213は、第4画像IM41gの表示位置POS16が移動経路PT上に位置している場合において、ユーザによる操作量が比較的強い場合には、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する範囲を基準弧Coの範囲よりも広い弧Cstの範囲とする。つまりこの場合、表示制御部213は、弧Cstの範囲内に移動経路PTが含まれる場合に、操作方向ODと移動経路PTの方向とが一致していると判定する。
<第2実施形態の効果>
図17に示す表示位置POS13には、移動経路PT上に所定領域ROIが設定されている。本実施形態の表示制御部213は、移動経路PTに沿って第4画像IM4を移動させる。ユーザは、時刻t0〜時刻t2の各時刻tにおいて、操作方向ODをx軸正方向にして、スクロール操作を行っている。つまり、ユーザは、時刻t0〜時刻t2の各時刻tにおいて、操作方向ODを所定領域ROIの方向とは異なる方向にして、スクロール操作を行っている。このように、ユーザが、操作方向ODを所定領域ROIの方向とは異なる方向にして、スクロール操作を行った場合であっても、表示制御部213は、第4画像IM4が所定領域ROIに到達するように移動させる。
このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、ユーザのスクロール操作の方向が所定領域ROIの方向に必ずしも一致していない場合であっても、第4画像IM4を所定領域ROIの位置に移動させることができる。したがって、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、所定領域ROIの方向に第4画像IM4を移動させる操作を簡略化することができる。また、このように構成された表示装置D(例えば、端末20)によれば、操作が簡略化されることにより操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に端末20やサーバ10の負荷を軽減できるという効果が得られる。
なお、本実施形態のように移動経路PTが設定され、第4画像IM4が移動経路PTに沿って移動されている場合において、ユーザによるスクロール操作の状態が所定状態の場合には、移動経路PTの方向ではなく操作方向ODに第4画像IM4を移動させてもよく、移動させなくてもよい。
具体的には、表示制御部213は、スクロール操作の操作方向ODと、移動経路PTの方向との間に所定角度以上のずれがある場合には、移動経路PTの方向ではなく、操作方向ODに第4画像IM4を移動させてもよい。
また、表示制御部213は、スクロール操作の操作量(操作の強度、操作の時間、操作の速さ、操作の軌跡の長さなど)が所定値を超える場合には、移動経路PTの方向ではなく、操作方向ODに第4画像IM4を移動させてもよい。
なお、表示制御部213は、設定されている移動経路PTを表示部24に表示させてもよく、表示させなくてもよい。また、表示制御部213は、第4画像IM4の移動方向が操作方向OD(例えば、第1方向DR1)である場合に、第4画像IM4に移動経路PTを表示させてもよい。この場合において、表示制御部213は、第4画像IM4の移動方向が操作方向ODから移動経路PTの方向に切り替わった際に、移動経路PTを表示させ続けてもよく、移動経路PTの表示を消してもよい。
<変形例>
図20は、本実施形態の変形例における表示部24の表示形態の一例を示す。本変形例においては、表示部24には、メイン画像IMMとサブ画像IMSとが表示される。この一例では、上述した第4画像IM4がメイン画像IMMとして表示される。また、第3画像IM3がサブ画像IMSとして表示される。上述したように第3画像IM3が、ある地域の風景を示すマップ画像である場合には、このマップ画像全体が、サブ画像IMSとして表示される。一例として、第3画像IM3は、複数の表示対象OBJ(例えば、表示対象OBJ1〜表示対象OBJ3)が含まれており、それぞれの表示対象OBJが所定領域ROI(例えば、所定領域ROI1〜所定領域ROI3)として設定されている。
以下の説明においてサブ画像IMSを、第5画像IM5とも記載する。
すなわち、表示制御部213は、所定領域ROIを示す第5画像IM5と、第2画像IM2または第4画像IM4とを表示装置Dに表示してもよく、しなくてもよい。
本変形例において、第4画像IM4の移動方向を指示するスクロール操作には、第5画像IM5に示される所定領域ROIに対する操作が含まれる。第5画像IM5に示される所定領域ROIに対する操作の一例として、サブ画像IMS(第5画像IM5)に示される所定領域ROIをユーザが選択する操作がある。具体的には、サブ画像IMS(第5画像IM5)に示される所定領域ROIの位置をユーザがタップ操作して選択すると、表示制御部213は、メイン画像IMMとして表示される第4画像IM4を、選択された所定領域ROIの方向に移動させる。ここで、タップ操作とは、表示部24の画面上の選択対象の位置を触れたのちに離す操作である。
すなわち、所定領域ROIに対する第2方向DR2は、所定領域ROIを示す第5画像IM5に示される所定領域ROIに対する操作であってもよく、他の操作であってもよい。
また、表示制御部213は、所定領域ROIに対する所定の操作(例えば、第2操作OP2)に基づいて、第4画像IM4の移動方向を第2方向DR2にしてもよく、しなくてもよい。ここで、第2操作OP2は、所定領域ROIの位置に対するタップ操作、フリック操作またはスワイプ操作が含まれる。
このように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、簡略化された操作によって、所定領域ROIの方向に画像(例えば、第4画像IM4)を移動させることができる。また、上述したように構成された本実施形態の表示装置D(例えば、端末20)によれば、操作が簡略化されることにより操作に基づいて画像を表示するための演算量が低減されるため、結果的に表示装置Dの演算処理負荷を軽減できるという効果が得られる。
<他の変形例>
これまで、第3画像IM3が、ある地域の風景を示すマップ画像である場合を一例にして説明したが、第3画像IM3が示す内容はこれに限られない。本変形例においては、第3画像IM32が商品(例えば、料理)の発注画面である場合について説明する。
図21は、本実施形態の第3画像IM3の第1の変形例を示す。第3画像IM32内においてユーザが閲覧するべき画像として、表示対象OBJ50、表示対象OBJ51、及び第3画像IM32内の表示対象OBJ5a〜表示対象OBJ5dが設定されている。なお、これらの表示対象のうち、表示対象OBJ50及び表示対象OBJ51は、ユーザによって既に閲覧されている画像である。表示対象OBJ5a〜表示対象OBJ5dは、まだ閲覧されていない画像である。
表示対象OBJ5a〜表示対象OBJ5dには、所定領域ROI5a〜所定領域ROI5dがそれぞれ設定されている。本変形例の第3画像IM32には、所定領域ROI5a〜所定領域ROI5dを順に接続した移動経路PTが設定されている。
この一例においては、第4画像IM42oに対してユーザがスクロール操作をすると、表示制御部213は、第4画像IM42oを移動経路PTに沿って移動させる。第4画像IM42oが移動経路PTに沿って移動する結果、ユーザが閲覧するべき画像が第4画像IM4として順次表示される。
図22は、本実施形態の第3画像IM3の第2の変形例を示す。第3画像IM33には、時間軸t及び重要度軸ipの2軸によって表示対象OBJが配置される。第3画像IM33が、例えばインターネットニュースにおけるニュース記事の画像である場合、表示対象OBJ6a、表示対象OBJ6b、表示対象OBJ6cは、それぞれ同時間帯に投稿されたニュース記事の画像である。これらの表示対象OBJ6は、表示対象OBJ6a、表示対象OBJ6b、表示対象OBJ6cの順に、重要度が高いニュース記事の画像であるとして配置されている。第3画像IM33内においてユーザが閲覧するべき画像として、表示対象OBJ6a〜表示対象OBJ6fが設定されている。これらの表示対象のうち、表示対象OBJ6a及び表示対象OBJ6bは、ユーザによって既に閲覧されている画像である。表示対象OBJ6c〜表示対象OBJ6fは、まだ閲覧されていない画像である。
本変形例の第3画像IM33には、所定領域ROI6c、所定領域ROI6f、所定領域ROI6e及び所定領域ROI6dを順に接続した移動経路PTが設定されている。第3画像IM33に設定されている所定領域ROIのうち、所定領域ROI6cは、閲覧されていないニュース記事のうち、古い時刻に投稿されたニュース記事である。また、所定領域ROI6fは、閲覧されていないニュース記事のうち、重要度が比較的高いニュース記事である。
本変形例においては、第4画像IM43oに対してユーザがスクロール操作をすると、表示制御部213は、第4画像IM43oを移動経路PTに沿って移動させる。第4画像IM43oが移動経路PTに沿って移動する結果、ニュース記事の投稿順、かつニュース記事の重要度順に、ユーザが閲覧するべき画像として順次表示される。
なお、表示装置Dは、端末20であることに限られず、例えば、壁一面に表示面を有するデジタルサイネージ装置であってもよいし、他の装置であってもよい。また、表示装置Dは、電子商取引に用いられる発注端末であってもよい。この場合、表示装置Dは、第3画像IM3の表示対象OBJが商品画像であってもよく、ユーザが第1操作OP1(例えば、スクロール操作)する毎に、商品画像を順次表示するように構成されていてもよい。またこの場合、第3画像IM3に含まれる商品画像の位置が、所定領域ROIとして設定されていてもよい。
また、第3画像IM3がメッセージングサービスにおけるタイムライン画像であってもよい。この場合、例えば、タイムライン画像は複数の軸(例えば、縦軸と横軸)を有しており、縦軸が時間を、横軸が表示内容の重要度をそれぞれ表すものであってもよい。この場合、第3画像IM3の表示対象OBJがタイムラインの表示内容であってもよく、タイムラインの表示内容が所定領域ROIとして設定されていてもよいし、設定されていなくてもよい。また、この場合、タイムラインの複数の表示内容に対して移動経路PTが設定されていてもよいし、設定されていなくてもよい。
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
1…通信システム、10…サーバ、20…端末、21…制御部、211…画像情報取得部、212…操作判定部、213…表示制御部、30 ネットワーク、D…表示装置、IM1…第1画像、IM2…第2画像、IM3…第3画像、IM4…第4画像、IM5…第5画像、IMM…メイン画像、IMS…サブ画像、OBJ表示対象、ROI…所定領域、POSo…基準位置

Claims (19)

  1. 表示装置の表示制御方法であって、
    第1画像に含まれる第2画像を前記表示装置に表示することと、
    前記表示装置に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させることと、
    前記表示装置に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させることとを含む。
  2. 請求項1に記載の表示制御方法であって、
    前記第3画像は、前記第3画像内の所定領域の位置が設定されている。
  3. 請求項2に記載の表示制御方法であって、
    前記第1画像は、前記第3画像であり、
    前記第2画像は、前記第4画像であり、
    前記第1画像に前記所定領域の位置が設定されていない場合、前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を前記第1方向に移動させ、前記第1画像に前記所定領域の位置が設定されている場合、前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を前記第2方向に移動させることを含む。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第2方向への移動は、前記第4画像を拡大または、前記第4画像を縮小させて、前記第4画像を移動させることを含む。
  5. 請求項4に記載の表示制御方法であって、
    前記第1操作の量に基づいて、前記表示装置に表示された前記第3画像のうち基準位置から前記第3画像内の前記所定領域の位置に不連続的に移動することを含む。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第1方向は、前記第1操作の方向に基づく方向である。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第2方向は、前記第1操作の方向と、前記所定領域の位置とに基づく方向である。
  8. 請求項7に記載の表示制御方法であって、
    前記第3画像は、複数の前記所定領域を含み、
    前記第2方向は、複数の前記所定領域のうち、前記表示装置に表示された前記第4画像のうちの基準位置から前記第1方向にある前記所定領域の位置に基づく方向である。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記所定領域とは、前記第4画像の前記第2方向への移動の軌跡の経由点を含む領域である。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第1操作の方向と、前記第2方向との関係に基づいて、前記第4画像を前記第1方向に移動させるか、前記第2方向に移動させるかを選択することを含む。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第1操作の量に基づいて、前記第4画像を前記第1方向に移動させるか、前記第2方向に移動させるかを選択することを含む。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第1画像は、前記第3画像であり、
    前記第2画像は、前記第4画像であり、
    前記第2方向への移動は、前記第1画像内の所定領域の位置に基づいて定められた移動経路上を移動することであり、
    前記第2画像が前記第1方向に移動することにより前記第2画像内の基準点が前記移動経路上に位置する場合には、前記第2画像の移動方向を前記第2方向にすることを含む。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第1操作は、前記第1方向に移動させるスクロール操作である。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記所定領域に対する第2操作は、前記所定領域を示す第5画像に示される前記所定領域に対する操作である。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記第2画像の移動方向が前記第1方向である場合に、前記第2画像に前記移動経路を表示することを含む。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
    前記所定領域に対する第2操作に基づいて、前記第2画像の移動方向を前記第2方向にすることを含む。
  17. 請求項1から請求項16のいずれ一項に記載の表示制御方法であって、
    前記所定領域を示す第5画像と、前記第2画像または前記第4画像と、を前記表示装置に表示することを含む。
  18. 表示装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    第1画像に含まれる第2画像を前記表示装置に表示することと、
    前記表示装置に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させることと、
    前記表示装置に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示装置に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させることとを含む。
  19. 表示装置であって、
    第1画像に含まれる第2画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された前記第2画像に対するユーザの第1操作に基づいて、前記表示部に表示された前記第2画像を、第1方向に移動させる制御と、前記表示部に表示された、第3画像に含まれる第4画像に対するユーザの前記第1操作に基づいて、前記表示部に表示された前記第4画像を、前記第1方向とは異なる方向であって前記第3画像内の所定領域の位置に基づく第2方向に移動させる制御とを行う制御部と備える。
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