JP2020104833A - Vehicle brake apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用制動装置に関する。 The present invention relates to a vehicle braking device.
従来から、例えば、下記特許文献1に開示された車両用制動装置が知られている。この従来の車両用ブレーキシステムは、作動液を吐出する加圧源とホイールシリンダを増圧するための増圧弁とを接続する接続路上に電磁弁であるカットオフ弁が設けられるようになっている。このカットオフ弁は、通常時において、開状態に制御されるようになっている。 Conventionally, for example, a vehicle braking device disclosed in Patent Document 1 below is known. In this conventional vehicle brake system, a cutoff valve, which is a solenoid valve, is provided on a connection path that connects a pressure source for discharging hydraulic fluid and a pressure increasing valve for increasing the pressure of a wheel cylinder. The cutoff valve is controlled to be open in normal times.
ところで、カットオフ弁等の電磁弁においては、一般に、作動液を流す流路が絞られており、所謂、オリフィスとして振る舞う場合がある。このため、車両用制動装置において、例えば、緊急ブレーキ時等の高い応答性が要求される状況では、電磁弁の数が増えるほど、オリフィスによる圧損が生じるため、昇圧応答性を改善する余地がある。 By the way, in a solenoid valve such as a cut-off valve, the flow passage of the hydraulic fluid is generally narrowed, and it may act as a so-called orifice. Therefore, in a vehicle braking device, for example, in a situation where high responsiveness is required such as during emergency braking, pressure loss due to orifices occurs as the number of solenoid valves increases, and there is room for improving boost responsiveness. ..
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、制動時における昇圧応答性の向上が可能な車両用制動装置を提供することにある。 The present invention has been made to solve the above problems. That is, an object of the present invention is to provide a vehicle braking device capable of improving the boosting responsiveness during braking.
上記の課題を解決するため、本発明に係る車両用制動装置は、作動液を吐出する第一供給部と、第一供給部から吐出された作動液をホイールシリンダに供給するように、第一供給部とホイールシリンダとを接続する接続路と、接続路に設けられた遮断弁と、接続路の遮断弁とホイールシリンダとの間に設けられた増圧弁と、接続路の遮断弁と増圧弁との間から分岐する分岐路と、接続路及び分岐路を介して作動液をホイールシリンダに供給するように、分岐路に作動液を吐出する第二供給部と、遮断弁と、増圧弁と、第二供給部と、を制御する制御部であって、通常時には遮断弁を閉弁し且つ増圧弁を開弁して第二供給部に作動液を分岐路に吐出させ、第二供給部が作動液を分岐路に吐出できない異常時には遮断弁を開弁し且つ増圧弁を開弁する制御部と、を備え、第二供給部とホイールシリンダとの間には増圧弁のみが配置される。 In order to solve the above-mentioned problems, the vehicle braking device according to the present invention includes a first supply unit that discharges hydraulic fluid and a first supply unit that supplies the hydraulic fluid discharged from the first supply unit to a wheel cylinder. A connecting path connecting the supply unit and the wheel cylinder, a shutoff valve provided in the connecting path, a pressure increasing valve provided between the shutoff valve of the connecting path and the wheel cylinder, a shutoff valve of the connecting path and a pressure increasing valve And a second supply portion for discharging the working fluid to the branch passage so as to supply the working fluid to the wheel cylinder via the connection passage and the branch passage, a shutoff valve, and a pressure increasing valve. , A second supply unit, which normally closes the shutoff valve and opens the pressure increasing valve to cause the second supply unit to discharge the working fluid to the branch passage. Has a control unit that opens the shut-off valve and opens the pressure increasing valve in an abnormal condition where the hydraulic fluid cannot be discharged to the branch passage, and only the pressure increasing valve is arranged between the second supply unit and the wheel cylinder. ..
これによれば、第二供給部とホイールシリンダとの間に増圧弁に加えて更に別の電磁弁等が設けられる場合に比べて、第二供給部からホイールシリンダに作動液を供給する際のオリフィスによる圧損を低減することができる。従って、車両用制動装置は、制動時における昇圧応答性を向上させることができる。 According to this, as compared with the case where another solenoid valve or the like is provided between the second supply unit and the wheel cylinder in addition to the pressure increasing valve, when the hydraulic fluid is supplied from the second supply unit to the wheel cylinder. The pressure loss due to the orifice can be reduced. Therefore, the vehicle braking device can improve the boosting responsiveness during braking.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び変形例の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概略図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments and modifications, the same or equivalent portions are designated by the same reference numerals in the drawings. Further, each drawing used for the description is a schematic view, and the shape of each part may not necessarily be strict.
車両用制動装置1は、図1に示すように、シリンダ機構2と、リザーバタンク3と、ストロークシミュレータ4と、液圧制御機構5と、各部材を流路で繋ぐ液圧回路6と、ホイールシリンダ7と、制御部としての制御装置8と、を備えている。液圧制御機構5は、後述する各種電磁弁を備えており、制御装置8によって作動が制御される。ホイールシリンダ7は、車両の左後輪RLに設けられたホイールシリンダ71、右前輪FRに設けられたホイールシリンダ72、左前輪FLに設けられたホイールシリンダ73、及び、右後輪RRに設けられたホイールシリンダ74から構成されている。
As shown in FIG. 1, the vehicle braking device 1 includes a
シリンダ機構2は、第一供給部としてのマスタシリンダ21と、運転者によるブレーキ操作部材28の操作に応じて駆動するマスタピストン22,23と、マスタ室24,25と、ストロークセンサ26と、圧力センサ27と、を備えている。マスタピストン22,23は、マスタシリンダ21内で、マスタ室24,25を区画している。マスタピストン22,23の前進によりマスタ室24,25の液圧(以下、「マスタ圧」と称呼する。)が増大する。ブレーキ操作部材28の操作量(以下、「ストローク量」とも称呼する。)は、ストロークセンサ26により検出される。又、ブレーキ操作部材28の操作に伴って変化するマスタ圧は、圧力センサ27により検出される。ストロークセンサ26及び圧力センサ27は、検出したストローク量及びマスタ圧を制御装置8に出力する。尚、マスタピストン22,23は、図示しないスプリングにより初期位置に向けて付勢されている。
The
リザーバタンク3は、外気に解放された(大気圧の)タンクであり、作動液を貯留している。リザーバタンク3は、液圧回路6により、マスタシリンダ21及び後に詳述する液圧制御機構5に接続されている。リザーバタンク3とマスタ室24,25との間の流路は、マスタピストン22,23が初期位置にある場合に連通し、マスタピストン22,23が所定量前進すると遮断される。
The
ストロークシミュレータ4は、ブレーキ操作部材28に反力を付与する装置である。ストロークシミュレータ4は、シミュレータカット弁41を介してマスタ室25に接続されている。シミュレータカット弁41は、非通電時に閉状態となる常閉型の電磁弁であって、通常時は開弁される。尚、ストロークシミュレータ4は、シミュレータカット弁41を介してマスタ室24に接続されても良い。
The stroke simulator 4 is a device that applies a reaction force to the
液圧制御機構5は、制御装置8の指令に基づいて、ホイールシリンダ7(各車輪に設けられたホイールシリンダ71〜74)の液圧(以下、「ホイール圧」と称呼する。)を制御する装置である。液圧制御機構5は、作動液が流通可能な複数の流路を有する液圧回路6によって形成された第一配管系統La及び第二配管系統Lbの二つの配管系統が設けられている。第一配管系統Laは、ホイールシリンダ71及びホイールシリンダ72のホイール圧を制御し、第二配管系統Lbは、ホイールシリンダ73及びホイールシリンダ74のホイール圧を制御する。つまり、二つの配管系統である第一配管系統La及び第二配管系統Lbは、所謂、X配管の配管構成となっている。
The hydraulic
液圧制御機構5は、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれにおいて、遮断弁としてのマスタカット弁501及びマスタカット弁502を備えている。又、液圧制御機構5は、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれに接続された車輪ごと(ホイールシリンダ71〜74ごと)に増圧弁503、増圧弁504、増圧弁505、増圧弁506と、減圧弁507、減圧弁508、減圧弁509、減圧弁510と、を備えている。又、液圧制御機構5は、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれにおいて第二供給部としてのポンプ511及びポンプ512と、これらポンプ511,512を駆動する共通のモータ513と、を備えている。
The
又、液圧制御機構5は、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれにおいて、ポンプ511,512の吐出ポートから吐出される液圧を調圧する調圧部を構成するリニア弁514及びリニア弁515と、リニア弁514,515に対して直列に配置された常閉弁516及び常閉弁517と、を備えている。更に、液圧制御機構5は、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれにおいて、圧力センサ518及び圧力センサ519を備えている。
Further, the
遮断弁としてのマスタカット弁501,502は、非通電時に開状態となる常開型の電磁弁である。マスタカット弁501は、マスタシリンダ21のマスタ室24とホイールシリンダ71及びホイールシリンダ72とを接続する接続路61に設けられている。マスタカット弁502は、マスタシリンダ21のマスタ室25とホイールシリンダ73及びホイールシリンダ74とを接続する接続路62に設けられている。マスタカット弁501,502は、必要に応じて接続路61,62を遮断する。従って、マスタカット弁501,502が閉状態の場合、マスタ圧はホイールシリンダ71〜74に供給されない。
The
増圧弁503〜506は、非通電時に開状態となる常開型の電磁弁である。増圧弁503は、接続路61と後述する分岐路64との接続部よりも下流側であり、且つ、ホイールシリンダ71よりも上流側に、接続路61に設けられている。尚、以下の説明において、上流側とは、マスタシリンダ21に近い側であり、下流側とは、ホイールシリンダ71〜74に近い側である。同様に、増圧弁504は、接続路61と分岐路64との接続部よりも下流側且つホイールシリンダ72よりも上流側に、接続路61に設けられている。
The
増圧弁505は、接続路62と後述する分岐路66との接続部よりも下流側であり、且つ、ホイールシリンダ73よりも上流側に、接続路62に設けられている。同様に、増圧弁506は、接続路62と分岐路66との接続部よりも下流側且つホイールシリンダ74よりも上流側に、接続路62に設けられている。
The
増圧弁503〜506は、第一供給部としてのマスタシリンダ21又は第二供給部としてのポンプ511,512よりも下流側に設けられている。増圧弁503〜506が開状態である場合、増圧弁503〜506よりも上流側から作動液を供給することでホイール圧を増圧することができる。尚、増圧弁503〜506には、ホイールシリンダ71〜74側からマスタカット弁501,502側への作動液の流れのみを許容する逆止弁が設けられている。
The
減圧弁507〜510は、非通電時に閉状態となる常閉型の電磁弁である。減圧弁507はホイールシリンダ71とリザーバタンク3とを繋ぐ液圧回路6の流路に設けられている。減圧弁508はホイールシリンダ72とリザーバタンク3とを繋ぐ液圧回路6の流路に設けられている。減圧弁509はホイールシリンダ73とリザーバタンク3とを繋ぐ液圧回路6の流路に設けられている。減圧弁510はホイールシリンダ74とリザーバタンク3とを繋ぐ液圧回路6の流路に設けられている。減圧弁507〜510は、開状態に制御されることにより、ホイール圧を減圧することができる。
The
ポンプ511,512は、共通のモータ513によって駆動される。尚、モータ513は、例えば、電動モータである。第二供給部であるポンプ511は、第一配管系統Laに設けられている。ポンプ511は、吸入部としての吸入ポート511aと、吐出ポート511bと、を有する。尚、ポンプ511は、吸入ポート511a及び吐出ポート511bに設けられた逆止弁機構(図示省略)を備える。吸入ポート511aが吸入路63を介してリザーバタンク3に直接的に接続されている。ここで、「直接的」とは、二つの部材間に他の部材が設けられていないことを表す。従って、ポンプ511とリザーバタンク3との間には、他の部材は設けられていない。吐出ポート511bが分岐路64に接続される。ポンプ511は、吸入ポート511aに接続された吸入路63を介して、他の部材を介することなく直接的にリザーバタンク3から作動液を吸入することができる。従って、ポンプ511は、例えば、マスタシリンダ21を介して作動液を吸入する場合に比べて、リザーバタンク3から速やかに作動液を吸入することができる。
The
分岐路64は、接続路61から分岐され且つポンプ511の吐出ポート511bに接続される。分岐路64は、マスタカット弁501よりも下流側且つ増圧弁503,504よりも上流側にて、接続路61から分岐される。これにより、上流のポンプ511は、他の部材が設けられることなく増圧弁503,504のみが配置された分岐路64及び接続路61を介してホイールシリンダ71,72に作動液を供給することができる。換言すれば、ポンプ511は、増圧弁503,504のみを通過させてホイールシリンダ71,72に作動液を供給することができる。
The
第二供給部であるポンプ512は、第二配管系統Lbに設けられている。ポンプ512は、吸入部としての吸入ポート512aと、吐出ポート512bと、を有する。尚、ポンプ512は、吸入ポート512a及び吐出ポート512bに設けられた逆止弁機構(図示省略)を備える。吸入ポート512aが吸入路65を介してリザーバタンク3に接続されている。吐出ポート512bが分岐路66に接続される。これにより、ポンプ512は、吸入ポート512aに接続された吸入路65を介して、他の部材を介することなく直接的にリザーバタンク3から作動液を吸入することができる。従って、ポンプ512は、例えば、マスタシリンダ21を介して作動液を吸入する場合に比べて、リザーバタンク3から速やかに作動液を吸入することができる。
The
分岐路66は、接続路62から分岐され且つポンプ512の吐出ポート512bに接続される。分岐路66は、マスタカット弁502よりも下流側且つ増圧弁505,506よりも上流側にて、接続路62から分岐される。これにより、上流のポンプ512は、他の部材が設けられることなく増圧弁505,506のみが配置された分岐路66及び接続路62を介してホイールシリンダ73,74に作動液を供給することができる。換言すれば、ポンプ512は、増圧弁505,506のみを通過させてホイールシリンダ73,74に作動液を供給することができる。
The
調圧部を構成するリニア弁514,515は、非通電時に開状態となる常開型の電磁弁であって、リニア制御により差圧制御可能な電磁弁である。リニア弁514,515は、ポンプ511,512の吐出ポート511b,512bから吐出される作動液の液圧を調圧するものである。又、調圧部を構成する常閉弁516,517は、非通電時に閉状態となる常閉型の電磁弁である。
The
リニア弁514及び常閉弁516は、調圧部として第一配管系統Laに設けられている。リニア弁514及び常閉弁516は、還流路67に設けられる。還流路67は、ポンプ511の吐出ポート511bから吐出された作動液の一部を吸入路63を介して吸入部としての吸入ポート511aに送るように、分岐路64と吸入ポート511aとを接続する。これにより、常閉弁516を開状態に制御すると共にリニア弁514をリニア制御により差圧制御することによって、分岐路64の作動液の一部を還流路67を介して吸入路63に戻すことができる。これにより、ポンプ511から吐出される作動液の液圧を所望の液圧となるように調圧することができる。
The
リニア弁515及び常閉弁517は、調圧部として第二配管系統Lbに設けられている。リニア弁515及び常閉弁517は、還流路68に設けられる。還流路68は、ポンプ512の吐出ポート512bから吐出された作動液の一部を吸入路65を介して吸入部である吸入ポート512aに送る(戻す)ように、分岐路66と吸入ポート512aとを接続する。これにより、常閉弁517を開状態に制御すると共にリニア弁515をリニア制御により差圧制御することによって、分岐路66の作動液の一部を還流路68を介して吸入路65に戻すことができる。これにより、ポンプ512から吐出される作動液の液圧を所望の液圧となるように調圧することができる。
The
又、第一配管系統La及び第二配管系統Lbのそれぞれに調圧部を構成するリニア弁514,515を設けることにより、ポンプ511,512の吐出ポート511b,512bから吐出される作動液の液圧を独立して調圧することができる。これにより、制動時における車両の挙動や姿勢等を安定させることが可能となる。
Further, by providing the
圧力センサ518は、第一配管系統Laにおいて、ポンプ511から吐出される作動液の液圧即ちホイールシリンダ71,72のホイール圧を検出する。圧力センサ519は、第二配管系統Lbにおいて、ポンプ512から吐出される作動液の液圧即ちホイールシリンダ73,74のホイール圧を検出する。圧力センサ518,519は、検出した液圧(ホイール圧)を制御装置8に出力する。
The
制御部としての制御装置8は、CPU、ROM、RAM、各種インターフェース等を主要構成部品とする電子制御ユニット(マイクロコンピュータ)であって、上述した各種センサからの情報に基づき、シミュレータカット弁41及び液圧制御機構5を制御する装置である。制御装置8は、例えば、ブレーキ操作部材28のストローク量に応じて車両の目標減速度を決定し、目標減速度に基づいて目標ホイール圧を決定する。そして、制御装置8は、目標ホイール圧に基づいて、各電磁弁41,501〜510,514〜517とモータ513とを制御する。各電磁弁41,501〜510,514〜517の開閉制御はリニア制御を含む。モータ513の駆動を制御することで、ポンプ511,512の作動を制御する。制御装置8は、例えば、ABS制御やTRC制御等に従って、各電磁弁41,501〜510,514〜517及びポンプ511,512の作動を制御してホイール圧を増減し、制動時における車両の挙動や姿勢等を安定させる。
The
ここで、制御装置8は、第二供給部であるポンプ511,512が作動液を供給することが可能な通常時にはマスタカット弁501,502を閉弁し且つ増圧弁503〜506を開弁する。そして、制御装置8は、ポンプ511,512に作動液を分岐路64,66に吐出させて、左後輪RL、右前輪FR、左前輪FL及び右後輪RRのそれぞれを制動する。ところで、緊急ブレーキ時等、ホイールシリンダ71〜74のホイール圧を高い昇圧応答性で昇圧させることが求められる場合には、ポンプ511,512によって昇圧された作動液を減圧させることなくホイールシリンダ71〜74に供給することが必要である。
Here, the
上述したように、車両用制動装置1においては、ポンプ511,512が分岐路64,66及び接続路61,62を介して昇圧した作動液をホイールシリンダ71〜74に供給する場合、作動液は増圧弁503〜506のみを流れる。従って、作動液は、増圧弁503〜506における流路の流路径に起因するオリフィス(絞り)の影響のみを受けてホイールシリンダ71〜74に供給される。これにより、ポンプ511,512とホイールシリンダ71〜74との間に増圧弁503〜506に加えて、例えば、カットオフ弁等の電磁弁が更に設けられる場合に比べて、作動液が受けるオリフィス(絞り)の影響が小さく、その結果、圧損が小さくなる。従って、ポンプ511,512からホイールシリンダ71〜74に対して作動液(液圧)を速やかに供給(伝達)することができ、昇圧応答性を向上させることができる。
As described above, in the vehicle braking device 1, when the
一方、制御装置8は、ポンプ511,512が作動液を分岐路64,66に吐出できない異常時にはマスタカット弁501,502を開弁し且つ増圧弁503〜506を開弁する。この場合には、ブレーキ操作部材28の操作に応じたマスタ圧が接続路61,62を介してホイールシリンダ71〜74に供給されることによって、左後輪RL、右前輪FR、左前輪FL及び右後輪RRが制動される。
On the other hand, the
以上の説明からも理解できるように、車両用制動装置1は、作動液を吐出する第一供給部としてのマスタシリンダ21と、マスタシリンダ21から吐出された作動液をホイールシリンダ71〜74に供給するように、マスタシリンダ21とホイールシリンダ71〜74とを接続する接続路61,62と、接続路61,62に設けられた遮断弁としてのマスタカット弁501,502と、接続路61,62のマスタカット弁501,502とホイールシリンダ71〜74との間に設けられた増圧弁503〜506と、接続路61,62のマスタカット弁501,502と増圧弁503〜506との間から分岐する分岐路64,66と、接続路61,62及び分岐路64,66を介して作動液をホイールシリンダ71〜74に供給するように、分岐路64,66に作動液を吐出する第二供給部としてのポンプ511,512と、マスタカット弁501,502と、増圧弁503〜506と、ポンプ511,512と、を制御する制御部であって、通常時にはマスタカット弁501,502を閉弁し且つ増圧弁503〜506を開弁してポンプ511,512に作動液を分岐路64,66に吐出させ、ポンプ511,512が作動液を分岐路64,66に吐出できない異常時にはマスタカット弁501,502を開弁し且つ増圧弁503〜506を開弁する制御部としての制御装置8と、を備え、ポンプ511,512とホイールシリンダ71〜74との間には増圧弁503〜506のみが配置される。
As can be understood from the above description, the vehicle braking device 1 supplies the
これによれば、ポンプ511,512とホイールシリンダ71〜74との間に増圧弁503〜506に加えて更に別の電磁弁等が設けられる場合に比べて、ポンプ511,512からホイールシリンダ71〜74に作動液を供給する際のオリフィスによる圧損を低減することができる。従って、車両用制動装置1は、制動時における昇圧応答性を向上させることができる。又、液圧制御機構5に設けられる電磁弁の数を低減することができるため、車両用制動装置1の小型化を達成することができる。
According to this, as compared with the case where another solenoid valve or the like is provided between the
又、車両用制動装置1は、作動液を貯留するリザーバタンク3と、ポンプ511,512とリザーバタンク3とを直接的に接続する吸入路63,65と、を備えても良い。
Further, the vehicle braking device 1 may include a
これによれば、ポンプ511,512は、例えば、マスタシリンダ21を介すことなく、リザーバタンク3から直接的に吸入路63,65を介して作動液を吸入することができる。これにより、例えば、マスタシリンダ21を介して作動液を吸入する場合に比べて、ポンプ511,512は、リザーバタンク3から作動液を速やかに吸入し、作動液を加圧してホイールシリンダ71〜74に供給することができる。従って、制動時における昇圧応答性を向上させることができる。
According to this, the
又、車両用制動装置1は、ポンプ511,512から吐出された作動液の一部を、ポンプ511,512が作動液を吸入する吸入部としての吸入ポート511a,512aに送るように、分岐路64,66と吸入ポート511a,512aとを接続する還流路67,68と、還流路67,68上に設けられた調圧部としてのリニア弁514,515及び常閉弁516,517と、を備えても良い。
Further, the vehicle braking device 1 is configured to send a part of the hydraulic fluid discharged from the
これによれば、ポンプ511,512の吐出ポート511b,512bから分岐路64,66に吐出される作動液の液圧を適切に調圧することができる。これにより、調圧された作動液(液圧)をホイールシリンダ71〜74に供給することができ、その結果、制動時における昇圧応答性を向上させることができる。
According to this, the hydraulic pressure of the hydraulic fluid discharged from the
(第一変形例)
上記実施形態においては、調圧部を構成するリニア弁514,515が非通電時に開状態となる常開型の電磁弁であるとした。これに代えて、図2に示すように、調圧部として非通電時に閉状態となる常閉弁を少なくとも含むように、常閉型のリニア弁520,521を用いることができる。この場合には、リニア弁520,521が作動液の流れを遮断することができる。従って、常閉弁としてのリニア弁520,521を用いる場合には、常閉弁516,517を省略することができ、車両用制動装置1(より詳しくは、液圧制御機構5)の小型化を達成することができる。その他の効果については、上記実施形態と同様である。
(First modification)
In the above-described embodiment, the
(第二変形例)
上記実施形態及び上記第一変形例においては、ポンプ511と液圧制御機構5の外部に配置されたリザーバタンク3とを、吸入路63が直接的に接続するように構成した。又、上記実施形態及び上記第一変形例においては、ポンプ512と外部のリザーバタンク3とを、吸入路65が直接的に接続するように構成した。即ち、上記実施形態及び上記第一変形例における車両用制動装置1は、ポンプ511,512が吸入路63,65を介して液圧制御機構5の外部に配置されたリザーバタンク3から直接に作動液を吸入する、所謂、アウトライン式で構成されていた。
(Second modified example)
In the above-described embodiment and the first modification, the
しかし、車両用制動装置1は、吸入路63,65を備えなくても良い。例えば、図3及び図4に示すように、車両用制動装置1は、リザーバタンク3とは異なる低圧リザーバ522及び低圧リザーバ523を備えても良い。ポンプ511,512は、低圧リザーバ522,523から作動液を吸入する。この場合、ポンプ511,512がマスタシリンダ21の内部を介してリザーバタンク3から作動液を吸入する場合と比較して、ポンプ511,512による作動液の吸い込み性を向上できる。尚、以下の説明では、上記実施形態に対応する図3及び上記第一変形例に対応する図4において、実施形態及び第一変形例と同一部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
However, the vehicle braking device 1 may not include the
低圧リザーバ522は、シリンダ522aの内部に収容されたピストン522bを備えている。ピストン522bは、シリンダ522aの内部を作動液が満たされる液室522cと気体が満たされる気体室522dとに区画する。液室522cの内部にはピストン522bを気体室522dに向けて付勢するスプリング(図示省略)が収容されている。そして、ポンプ511は、吸入路63を介して、低圧リザーバ522の液室522cに直接的に接続される。これにより、ポンプ511は低圧リザーバ522から作動液を吸入する。
The low pressure reservoir 522 includes a
低圧リザーバ523は、シリンダ523aの内部に収容されたピストン523bを備えている。ピストン523bは、シリンダ523aの内部を作動液が満たされる液室523cと気体が満たされる気体室523dとに区画する。液室523cの内部にはピストン523bを気体室523dに向けて付勢するスプリング(図示省略)が収容されている。そして、ポンプ512は、吸入路65を介して、低圧リザーバ523の液室523cに直接的に接続される。これにより、ポンプ512は低圧リザーバ523から作動液を吸入する。
The
低圧リザーバ522,523においては、ピストン522b,523bが、ポンプ511,512の作動に伴って発生する負圧により、スプリング(図示省略)の付勢力に抗して液室522c,523cの容積を減少せるように作動する。これにより、ポンプ511は、低圧リザーバ522のピストン522bが作動することにより、吸入路63を介して作動液を吸入することができる。同様に、ポンプ512は、低圧リザーバ523のピストン523bが作動することにより、吸入路65を介して作動液を吸入することができる。尚、低圧リザーバ522の液室522cには、第一配管系統Laに接続されたホイールシリンダ71,74を加圧するための十分な作動液が貯留されている。又、低圧リザーバ523の液圧523cには、第二配管系統Lbに接続されたホイールシリンダ72,73を加圧するための十分な作動液が貯留されている。
In the
このように、車両用制動装置1を構成した場合には、上記実施形態及び第一変形例と同様の効果が期待できることに加えて、車両用制動装置1(より詳しくは、液圧制御機構5及び液圧回路6)の小型化を達成することができる。その結果、車両用制動装置1を車両に搭載する際の搭載性を向上することができる。 In this way, when the vehicle braking device 1 is configured, the same effects as those of the above-described embodiment and the first modification can be expected, and in addition, the vehicle braking device 1 (more specifically, the hydraulic control mechanism 5). It is also possible to reduce the size of the hydraulic circuit 6). As a result, it is possible to improve mountability when the vehicle braking device 1 is mounted on a vehicle.
(第三変形例)
上記実施形態においては、増圧弁503〜506の流路における流路径(或いは、オリフィス径)については、特に限定することなく、例えば、同じであるとした。これに代えて、車両の前輪即ち左前輪FL及び右前輪FRに設けられた前輪側ホイールシリンダとしてのホイールシリンダ72,73に接続された接続路61,62に設けられた増圧弁504,505の流路径(オリフィス径)を、車両の後輪即ち左後輪RL及び右後輪RRに設けられた後輪側ホイールシリンダとしてのホイールシリンダ71,74に接続された接続路61,62に設けられた増圧弁503,506の流路径(オリフィス径)よりも大きくすることも可能である。これにより、ポンプ511,512から吐出された作動液は、増圧弁504,505において、流路径(オリフィス径)の大きな流路を流れることができる。その結果、オリフィスによる圧損は小さくなり、特に、前輪側ホイールシリンダであるホイールシリンダ72,73における昇圧応答性を向上させることができる。従って、車両用制動装置1は、車両の制動時における挙動を安定させることができる。
(Third modification)
In the above embodiment, the flow passage diameters (or orifice diameters) in the flow passages of the
本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。 The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the object of the present invention.
例えば、上記実施形態及び上記各変形例においては、車両用制動装置1を、左前輪FL、右前輪FR、左後輪RL及び右後輪RRの四輪を備えた四輪の車両に適用するようにした。これに代えて、前輪及び後輪を備えた二輪の車両や、前輪及び左右後輪を備えた三輪の車両、或いは、五輪以上の車両等に車両用制動装置1を適用することも可能である。 For example, in the above-mentioned embodiment and each modification, the vehicle braking device 1 is applied to a four-wheel vehicle including four wheels, that is, the left front wheel FL, the right front wheel FR, the left rear wheel RL, and the right rear wheel RR. I did it. Alternatively, the vehicle braking device 1 can be applied to a two-wheel vehicle including front wheels and rear wheels, a three-wheel vehicle including front wheels and left and right rear wheels, or a vehicle including five or more wheels. ..
又、上記実施形態及び上記第一変形例においては、図1及び図2に示すように、液圧制御機構5が、所謂、X配管の配管構成であるとした。しかしながら、液圧制御機構5の配管構成については、上記第二変形例にて図3及び図4に示すように、第一配管系統Laが右前輪FR及び左前輪FLのホイールシリンダ72,73即ち前輪側のホイール圧を制御し、第二配管系統Lbが左後輪RL及び右後輪RRのホイールシリンダ71,74即ち後輪側のホイール圧を制御する、所謂、前後配管となるように構成することも可能である。このように、前後配管を採用した場合には、ハイブリッド車両等の制動時には、例えば、前輪側にて回生制動が可能となる。
Further, in the embodiment and the first modified example, as shown in FIGS. 1 and 2, the
1…車両用制動装置、2…シリンダ機構、21…マスタシリンダ(第一供給部)、22,23…マスタピストン、24,25…マスタ室、26…ストロークセンサ、27…圧力センサ、28…ブレーキ操作部材、3…リザーバタンク、4…ストロークシミュレータ、41…シミュレータカット弁、5…液圧制御機構、501,502…マスタカット弁(遮断弁)、503〜506…増圧弁、507〜510…減圧弁、511,512…ポンプ(第二供給部)、511a,512a…吸入ポート(吸入部)、511b,512b…吐出ポート、513…モータ、514,515…リニア弁(調圧部)、516,517…常閉弁(調圧部)、518,519…圧力センサ、520,521…リニア弁(調圧部)、522,523…低圧リザーバ(リザーバタンク)、522a,523a…シリンダ、522b,523b…ピストン、522c,523c…液室、522d,523d…気体室、6…液圧回路、61,62…接続路、63,65…吸入路、64,66…分岐路、67,68…還流路、7…ホイールシリンダ、71〜74…ホイールシリンダ、8…制御装置(制御部)、FL…左前輪、FR…右前輪、RL…左後輪、RR…右後輪、La…第一配管系統、Lb…第二配管系統 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1... Vehicle braking device, 2... Cylinder mechanism, 21... Master cylinder (first supply unit), 22, 23... Master piston, 24, 25... Master chamber, 26... Stroke sensor, 27... Pressure sensor, 28... Brake Operation member, 3... Reservoir tank, 4... Stroke simulator, 41... Simulator cut valve, 5... Liquid pressure control mechanism, 501, 502... Master cut valve (shutoff valve), 503-506... Pressure increasing valve, 507-510... Decompression Valves, 511, 512... Pump (second supply part), 511a, 512a... Suction port (suction part), 511b, 512b... Discharge port, 513... Motor, 514, 515... Linear valve (pressure adjusting part), 516, 517... Normally closed valve (pressure regulating section), 518, 519... Pressure sensor, 520, 521... Linear valve (pressure regulating section), 522, 523... Low pressure reservoir (reservoir tank), 522a, 523a... Cylinder, 522b, 523b ... Pistons, 522c, 523c... Liquid chambers, 522d, 523d... Gas chambers, 6... Hydraulic circuits, 61, 62... Connection passages, 63, 65... Suction passages, 64, 66... Branch passages, 67, 68... Return passages , 7... Wheel cylinder, 71-74... Wheel cylinder, 8... Control device (control unit), FL... Left front wheel, FR... Right front wheel, RL... Left rear wheel, RR... Right rear wheel, La... First piping system , Lb... Second piping system
Claims (7)
前記第一供給部から吐出された前記作動液をホイールシリンダに供給するように、前記第一供給部と前記ホイールシリンダとを接続する接続路と、
前記接続路に設けられた遮断弁と、
前記接続路の前記遮断弁と前記ホイールシリンダとの間に設けられた増圧弁と、
前記接続路の前記遮断弁と前記増圧弁との間から分岐する分岐路と、
前記接続路及び前記分岐路を介して前記作動液を前記ホイールシリンダに供給するように、前記分岐路に前記作動液を吐出する第二供給部と、
前記遮断弁と、前記増圧弁と、前記第二供給部と、を制御する制御部であって、通常時には前記遮断弁を閉弁し且つ前記増圧弁を開弁して前記第二供給部に前記作動液を前記分岐路に吐出させ、前記第二供給部が前記作動液を前記分岐路に吐出できない異常時には前記遮断弁を開弁し且つ前記増圧弁を開弁する前記制御部と、を備え、
前記第二供給部と前記ホイールシリンダとの間には前記増圧弁のみが配置された、車両用制動装置。 A first supply unit for discharging the hydraulic fluid,
A connection path connecting the first supply unit and the wheel cylinder so as to supply the hydraulic fluid discharged from the first supply unit to the wheel cylinder,
A shutoff valve provided in the connection path,
A pressure increasing valve provided between the shutoff valve and the wheel cylinder of the connection path,
A branch path that branches from between the shutoff valve and the pressure increasing valve of the connection path;
A second supply unit configured to discharge the hydraulic fluid to the branch passage so as to supply the hydraulic fluid to the wheel cylinder via the connection passage and the branch passage,
A control unit that controls the shutoff valve, the pressure increasing valve, and the second supply unit, and normally closes the shutoff valve and opens the pressure increasing valve to the second supply unit. The control unit that discharges the hydraulic fluid to the branch passage and opens the shut-off valve and the pressure increasing valve when the second supply unit cannot discharge the hydraulic fluid to the branch passage in an abnormal condition, Prepare,
A vehicle braking device in which only the pressure increasing valve is disposed between the second supply unit and the wheel cylinder.
前記第二供給部と前記リザーバタンクとを直接的に接続する吸入路と、を備えた、請求項1に記載の車両用制動装置。 A reservoir tank for storing the hydraulic fluid,
The vehicle braking device according to claim 1, further comprising: an intake passage that directly connects the second supply unit and the reservoir tank.
前記還流路上に設けられた調圧部と、を備えた、請求項1又は請求項2に記載の車両用制動装置。 A return passage connecting the branch passage and the suction portion so that a part of the working fluid discharged from the second supply portion is sent to the suction portion for sucking the working fluid by the second supply portion. ,
The vehicle braking device according to claim 1 or 2, further comprising: a pressure adjusting unit provided on the return path.
少なくとも常閉弁を含む、請求項3に記載の車両用制動装置。 The pressure regulator is
The vehicle braking device according to claim 3, comprising at least a normally closed valve.
前記前輪側ホイールシリンダに接続された前記接続路に設けられた前記増圧弁の流路径は、前記後輪側ホイールシリンダに接続された前記接続路に設けられた前記増圧弁の流路径よりも大きい、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の車両用制動装置。 The wheel cylinder includes a front wheel side wheel cylinder provided on a front wheel of the vehicle and a rear wheel side wheel cylinder provided on a rear wheel of the vehicle,
The flow passage diameter of the pressure increasing valve provided in the connection passage connected to the front wheel side wheel cylinder is larger than the flow passage diameter of the pressure increasing valve provided in the connection passage connected to the rear wheel side wheel cylinder. The vehicle braking device according to any one of claims 1 to 4.
前記ポンプは、前記ホイールシリンダに前記作動液を供給する二つの配管系統のそれぞれに加圧した前記作動液を供給する、請求項1乃至請求項5のうちの何れか一項に記載の車両用制動装置。 The second supply unit is a pump that pressurizes and discharges the hydraulic fluid,
The vehicle according to any one of claims 1 to 5, wherein the pump supplies the pressurized hydraulic fluid to each of two piping systems that supply the hydraulic fluid to the wheel cylinder. Braking device.
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018244199 | 2018-12-27 | ||
JP2018244199 | 2018-12-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019028285A Pending JP2020104833A (en) | 2018-12-27 | 2019-02-20 | Vehicle brake apparatus |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020104833A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4306800A1 (en) * | 2022-07-15 | 2024-01-17 | Zf Automotive Italia S.R.L. | Electric pump, in particular for operating a lifting cylinder of a shock absorber for vehicles |
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2019
- 2019-02-20 JP JP2019028285A patent/JP2020104833A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4306800A1 (en) * | 2022-07-15 | 2024-01-17 | Zf Automotive Italia S.R.L. | Electric pump, in particular for operating a lifting cylinder of a shock absorber for vehicles |
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