JP2020104612A - 可変ピッチプロペラ制御システム、可変ピッチプロペラの制御方法 - Google Patents

可変ピッチプロペラ制御システム、可変ピッチプロペラの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】船体用のサイドスラスタに適用可能な可変ピッチプロペラ制御システムであって、翼角の制御上の最大角度の設定精度を向上することができる可変ピッチプロペラ制御システムを提供することを目的の一つとしている。【解決手段】可変ピッチプロペラ制御システム100は、モータ20により回転駆動される可変ピッチプロペラ10の翼角を変化させながら当該モータ20の電流値を取得する取得部と、取得部で取得された電流値に応じて翼角の制御上の最大角度を設定する設定部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、可変ピッチプロペラ制御システムおよび可変ピッチプロペラの制御方法に関する。
可変ピッチプロペラを備えたサイドスラスタが知られている。例えば、特許文献1には、船体の横方向トンネル内に、トンネルの軸線周りに回転する可変ピッチプロペラを備えるサイドスラスタが記載されている。この可変ピッチプロペラには、プロペラボスに対して回動可能なプロペラ翼が装着されている。
実開平02−056799号公報
本発明者は、プロペラボスの回転軸回りに電動モータにより回転駆動される可変ピッチプロペラについて、以下の認識を得た。
例えば、サイドスラスタの可変ピッチプロペラは、プロペラボスの回転軸線に交差する方向に延びた回動軸線回りに回動可能なプロペラ翼を有する。プロペラ翼は、機構的な最大翼角まで0°を中心に正方向及び負方向に回動可能に構成されている。可変ピッチプロペラは、プロペラ翼の回動角(以下、「翼角」という)を変化させることにより、スラスタの推力を制御することができる。
可変ピッチプロペラの翼角は、実際の使用状態において、プロペラの回転による海水の抵抗によってモータの駆動電流が過大にならない範囲(以下、「制御上の最大角度」という)で使用されることが望ましい。このため、可変ピッチプロペラを船体に搭載し、海中で回転させ、モータの駆動電流を測定し、その結果に基づいて翼角の制御上の最大角度を設定することが考えられる。
しかし、従来の可変ピッチプロペラでは、翼角の制御上の最大角度の設定は、専門技術を有する作業者が、モータの電流値を目視で読み取りながら、翼角をマニュアル操作して変化させることにより行うことになり、設定精度を高めることが難しいという問題がある。
これらから、本発明者は、特許文献1に記載の可変ピッチプロペラには、翼角の制御上の最大角度の設定精度を高める観点から改善すべき余地があることを認識した。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、翼角の制御上の最大角度の設定精度を向上できる可変ピッチプロペラ制御システムを提供することを目的の一つとしている。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の可変ピッチプロペラ制御システムは、モータにより回転駆動される可変ピッチプロペラの翼角を変化させながら当該モータの電流値を取得する取得部と、取得部で取得された電流値に応じて翼角の制御上の最大角度を設定する設定部を備える。
この態様によると、設定部により翼角の制御上の最大角度を設定することができる。
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、翼角の制御上の最大角度の設定精度を向上することができる可変ピッチプロペラ制御システムを提供することができる。
第1実施形態に係る可変ピッチプロペラ制御システムの一例を概略的に示す説明図である。 図1の可変ピッチプロペラ制御システムの翼角設定部の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の可変ピッチプロペラ制御システムの動作の一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る可変ピッチプロペラ制御システム100の構成について説明する。図1は、可変ピッチプロペラ制御システム100を概略的に示す説明図である。
本実施形態の可変ピッチプロペラ制御システム100は、サイドスラスタ用の可変ピッチプロペラ10を制御するシステムである。サイドスラスタは、船体の船首もしくは船尾に設けられる推進機で、離岸や接岸時の回頭や横移動などの操船を可能にする。可変ピッチプロペラ10は、船体の横方向トンネル内に設けられ、そのトンネルの軸線周りに回転することによって、推力を発生させる。
本実施形態の可変ピッチプロペラ制御システム100は、主に、可変ピッチプロペラ10と、モータ20と、回転シャフト22と、電流センサ24と、翼角センサ26と、油圧電磁弁28と、翼角設定部30と、操作部32と、表示部34とを備える。モータ20は、供給される電力に基づき回転する電動モータである。以下、モータ20の回転軸線Laに沿った方向を「軸方向」といい、その軸線Laを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。また、以下、便宜的に、軸方向の一方側(図中左側)を入力側といい、他方側(図中右側)を反入力側という。
回転シャフト22は、モータ20の回転を可変ピッチプロペラ10に伝達するシャフトである。電流センサ24は、モータ20の駆動電流の電流値をモータ電流値Imとして検知し、その検知結果を翼角設定部30に出力する。電流センサ24は、公知の様々な原理に基づくものであってもよい。翼角センサ26は、可変ピッチプロペラ10のプロペラ翼12の回動角を翼角Afとして検知し、その検知結果を翼角設定部30に出力する。翼角センサ26は、追従発振機であってもよい。油圧電磁弁28は、翼角設定部30の制御に基づいてプロペラ翼駆動部16に作動油28pを供給し、プロペラ翼12の翼角Afを変化させる。油圧電磁弁28は、翼角Afを第1方向に変化させる第1電磁弁と、翼角Afを第2方向に変化させる第2電磁弁とを含む。第1方向および第2方向については後述する。
翼角設定部30は、プロペラ翼12の翼角Afを制御するとともに、翼角Afを変化させながらモータ電流値Imを取得し、取得したモータ電流値Imに応じて翼角Afの制御上の最大角度を設定する。操作部32は、操作者の操作を検知し、その検知結果を翼角設定部30に出力する。表示部34は、翼角設定部30の制御に基づいて所定の情報を表示する。翼角設定部30、操作部32及び表示部34は、一体的に設けられてもよい。翼角設定部30、操作部32及び表示部34は、船体に対して着脱可能な筐体に収納され、一つの電子機器として構成されてもよい。この場合、この電子機器はノートPCやタブレットなどの情報端末を含んでもよい。
可変ピッチプロペラ10は、プロペラ基部18と、プロペラボス14と、複数のプロペラ翼12と、プロペラ翼駆動部16とを有する。プロペラ基部18は、軸線Laに沿って軸方向に延在し、回転シャフト22の反入力側に固定される円筒状の部分である。プロペラボス14は、プロペラ基部18の反入力側から軸方向に突出する砲弾形状の部分である。
複数のプロペラ翼12は、プロペラボス14の外周面から径方向外向きに突出するブレード状の部材である。複数のプロペラ翼12は、周方向に所定の間隔で配列される。プロペラ翼12は、軸線Laに交差する軸線Lbを中心に回動可能に設けられる。本実施形態では、軸線Lbは軸線Laに直交しており、径方向に沿っている。
プロペラ翼駆動部16は、プロペラボス14に内蔵され、各プロペラ翼12を軸線Lb回りに回動させる駆動装置である。プロペラ翼駆動部16は、油圧電磁弁28から供給される二系統の作動油の油圧バランスに応じて決定される翼角Afにプロペラ翼12を回動させる。したがって、プロペラ翼12の翼角Afは、軸線Lb回りの角度である。
モータ20が回転することにより、回転シャフト22を介してプロペラ10は回転し、軸方向の推力を生じさせる。プロペラ10を回転させたときに生じる軸方向の推力が最小であるプロペラ翼12の翼角Afを0°とする。翼角Afが0°であるときプロペラ翼12が受ける水の抵抗も最小である。便宜上、翼角Afを、0°からある方向に変化させてプロペラ10を回転したとき、反入力側に流れる水流が発生する場合、その方向を「第1方向」といい、第1方向と反対の方向を「第2方向」という。なお、第1方向および第2方向は、PORT側およびSTBD(Starboard)側と対応してもよい。プロペラ翼12は、翼角Afが0°から機構的に制限される最大角度まで、第1方向および第2方向に回動可能に構成される。なお、第1方向の最大角度と第2方向の最大角度の中点の翼角Afを0°としてもよい。
次に、図2も参照して翼角設定部30を説明する。図2は、翼角設定部30の構成を概略的に示すブロック図である。図2に示す各機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子や機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
本実施形態の翼角設定部30は、操作結果取得部30bと、電流値取得部30cと、翼角取得部30dと、判定部30eと、決定部30fと、記憶部30gと、モータ制御部30hと、電磁弁制御部30jと、表示制御部30kと、頻度特定部30mと、出力部30nと、情報通信部30pとを有する。
操作結果取得部30bは、操作部32から操作者の操作結果を取得する。電流値取得部30cは、電流センサ24から、モータ20の電流値Imを取得する。翼角取得部30dは、翼角センサ26から、プロペラ翼12の翼角Afを取得する。判定部30eは、取得した電流値Imが予め設定された基準値Isを超えたか否かを判定する。
決定部30fは、電流値Imが基準値Isになったときの翼角Afを制御上の最大角度Amとして決定する。基準値Isは、モータ20の推奨される使用電流範囲の上限に応じて設定されてもよく、例えば許容電流値やこれにマージンを加えた値であってもよい。したがって、基準値Isを超えてモータ20を長時間動作させることは推奨されない。
一方、プロペラ翼12の翼角Afが0°から増加するにつれて、プロペラ翼12が受ける水の抵抗が増加するので、モータ20の電流値Imも増加する。つまり、翼角Afは、電流値Imが基準値Isを超えない範囲に制御されることが望ましい。これらの理由から、電流値Imが基準値Isと等しいときの翼角Afを制御上の最大角度Amに設定している。最大角度Amは、機構的に制限される最大角度より小さくてもよい。
トンネル形状によっては、第1方向と第2方向とで、電流値Imが基準値Isを超える翼角Afが異なることが考えられる。そこで、本実施形態では、制御上の最大角度Amは、第1方向における第1最大角度Am1と、第2方向における第2最大角度Am2とを含む。第1最大角度Am1は、第1方向において電流値Imが基準値Isと等しくなる翼角Afである。第2最大角度Am2は、第2方向において電流値Imが基準値Isと等しくなる翼角Afである。
記憶部30gは、基準値Isや後述の閾値などの設定情報を記憶する。記憶部30gは、電流値Im、最大角度Amなどの所定の情報を記憶する。記憶部30gは、翼角Afとそれに対応する電流値Imとを時系列的に記憶してもよい。モータ制御部30hは、モータ20のON/OFFを制御する。なお、モータ制御部30hは、翼角設定部30の外部に設けられてもよい。電磁弁制御部30jは、電磁弁28を制御して油圧によりプロペラ翼駆動部16を駆動し、プロペラ翼12の翼角Afを変化させる。
表示制御部30kは、表示部34を制御して、表示部34に電流値Im、最大角度Amなどの所定の情報を表示する。頻度特定部30mは、電流値Imが基準値Isを超えた頻度Foを特定し、頻度Foに応じて頻度情報Fpを生成する。頻度情報Fpは、閾値に基づいて、度Foを複数の区分に区分けした結果であってもよい。頻度Foが閾値以下であるときは第1水準に区分し、頻度Foが閾値を超えたときは第2水準に区分してもよい。頻度Foおよび頻度情報Fpは、記憶部30gに記憶されてもよい。
情報通信部30pは、外部に電流値Im、最大角度Am、頻度Foなどの所定の情報を出力する。情報通信部30pは、例えば、ネットワークを介して情報を送受信できる情報端末36に電流値Im、最大角度Am、頻度Fo、頻度情報Fpなどの情報を送信してもよい。情報通信部30pは、情報端末36から基準値Isや閾値などの情報を受信して翼角設定部30の設定情報を設定・変更してもよい。つまり、翼角設定部30は、情報通信部30pを介して、情報端末36によって操作可能に構成されている。情報端末36は、デスクトップPCであってもよいし、ノートPCやタブレット端末などの携帯型の情報処理装置であってもよい。
出力部30nは、頻度Foが閾値を超えて頻度情報Fpが第2水準であるとき、報知部38に対して、最大角度Amの再設定を促す報知を行うように制御する。報知部38は、頻度情報Fpに応じて人が覚知可能な合図を出力するものであってもよい。報知部38は、頻度情報Fpに応じた色の光を発するLEDを有してもよい。
(設定動作)
次に、図3も参照して、プロペラ制御システム100の動作の一例を説明する。図3は、プロペラ制御システム100の動作の一例を示すフローチャートである。この図は、このシステムの翼角Afの制御上の最大角度Amを設定する設定動作S80を示している。
設定動作S80は、例えば、船体が洋上にある状態で実行される。設定動作S80は、操作者が操作部32に対して設定動作開始の操作をすることにより開始される。設定動作S80が開始されると、翼角設定部30は、モータ20をONにしてプロペラ10を所定の速度で回転させる(ステップS81)。
プロペラ10が所定の回転速度に達したら、翼角設定部30は、プロペラ10の回転速度を維持しながら、翼角調整モードをONにする(ステップS82)。
翼角調整モードがONになったら、翼角設定部30は、翼角Afが0°であるか否かを判定する(ステップS83)。翼角Afが0°でない場合(ステップS83のN)、翼角設定部30は、電磁弁28を制御して翼角Afを0°にする(ステップS84)。
翼角Afが0°である場合(ステップS83のY)、翼角設定部30は、第1電磁弁をONにする(ステップS85)。このことによって、プロペラ翼12は軸線Lb周りに回動し、翼角Afが第1方向に徐々に大きくなる。
第1電磁弁をONにしたら、翼角設定部30は、モータ20の電流値Imが基準値Isより小さいか否かを判定する(ステップS86)。電流値Imが基準値Isより小さい場合(ステップS86のY)、翼角設定部30は、処理をステップS85の先頭に戻し、ステップS85〜S86の処理を繰り返す。
電流値Imが基準値Isより小さくない(等しいか大きい)場合(ステップS86のN)、翼角設定部30は、第1電磁弁をOFFにする(ステップS87)。このことによって、翼角Afは直前の状態で維持される。
第1電磁弁をOFFにしたら、翼角設定部30は、翼角Afを取得し、取得した翼角Afを第1最大角度Am1に設定する(ステップS88)。このステップで、第1最大角度Am1は、記憶部30gに記憶される。
第1最大角度Am1に設定したら、翼角設定部30は、電磁弁28を制御して翼角Afを0°にする(ステップS89)。翼角Afを0°にするステップは、電流値Imの全体値は第1方向側と第2方向側とで同じであるため、第2方向側の翼角設定を行う際に、第1方向側の電流値と誤認して誤った設定を行わないために設けられている。
翼角Afを0°にしたら、翼角設定部30は、第2電磁弁をONにする(ステップS90)。このことによって、プロペラ翼12は軸線Lb周りに回動し、翼角Afが第2方向に徐々に大きくなる。
第2電磁弁をONにしたら、翼角設定部30は、モータ20の電流値Imが基準値Isより小さいか否かを判定する(ステップS91)。電流値Imが基準値Isより小さい場合(ステップS91のY)、翼角設定部30は、処理をステップS90の先頭に戻し、ステップS90〜S91の処理を繰り返す。
電流値Imが基準値Isより小さくない(等しいか大きい)場合(ステップS91のN)、翼角設定部30は、第2電磁弁をOFFにする(ステップS92)。このことによって、翼角Afは直前の状態で維持される。
第2電磁弁をOFFにしたら、翼角設定部30は、翼角Afを取得し、取得した翼角Afを第2最大角度Am2に設定する(ステップS93)。このステップで、第2最大角度Am2は、記憶部30gに記憶される。
第2最大角度Am2に設定したら、翼角設定部30は、電磁弁28を制御して翼角Afを0°にする(ステップS94)。
ステップS94を完了したら翼角設定部30は、設定動作S80の処理を終了する。なお、設定動作S80のプロセスの途中で、操作部32で非常停止の操作がなされた場合、翼角設定部30は、設定動作S80の処理を強制終了する(ステップS95)。上述の処理はあくまでも一例であり、他のステップを追加したり、一部のステップを変更または削除したり、ステップの順序を入れ替えてもよい。
このように構成された本実施形態の可変ピッチプロペラ制御システム100の作用・効果を説明する。
可変ピッチプロペラ制御システム100は、モータ20により所定の速度で回転駆動される可変ピッチプロペラ10の翼角Afを変化させながら当該モータ20の電流値Imを取得する取得部と、取得部で取得された電流値Imに応じて翼角Afの制御上の最大角度Amを設定する設定部を備える。
この構成によれば、作業員がモータの電流値を目視で読み取りながら翼角を変化させる作業を用いないので、設定精度を向上できる。設定に要する時間が短縮でき、また設定作業を自動化することも可能で、設定作業の工数を低減できる。
上述の決定部30fは、予め設定された基準値Isに基づいて最大角度Amを設定してもよい。この場合、基準値に基づいて制御上の最大角度を定めるので設定の誤差を抑制できる。
上述のシステムは、翼角Afを取得する翼角取得部を備え、決定部30fは、翼角取得部で取得した取得翼角Afに基づいて最大角度Amを設定してもよい。この場合、実測された翼角Afを用いて最大角度Amを定めるので、実測値によらない場合に比べて設定の誤差を抑制できる。
上述の決定部30fは、翼角Afを第1方向に変化させた場合の第1最大角度Am1と、翼角Afを第1方向とは反対の第2方向に変化させた場合の第2最大角度Am2と、を最大角度Amとして設定してもよい。この場合、船体のトンネルに設けられるプロペラでは、トンネル形状の影響を受け、第1方向と第2方向とで翼角Afの最大角度が異なる場合があるところ、それぞれ別々に最大角度を定めることにより、方向の差による設定の誤差を抑制できる。
上述のシステムは、可変ピッチプロペラ10の使用時において、電流値Imが基準値Isを超えた頻度に応じて、外部に所定の情報を出力する出力部をさらに備えてもよい。この場合、経年劣化によって電流値Imが基準値Isを超えるエラーが頻発したときに、再設定を促すように操縦者に報知できる。
上述の決定部30fは、情報を送受信できる情報端末36によって操作可能に構成されてもよい。この場合、情報端末36を接続することにより容易に設定情報を設定・変更することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施形態と重複する説明を適宜省略し、第1実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
本発明の第2実施形態は、可変ピッチプロペラ制御システム100の制御方法である。この方法は、モータ20により回転駆動される可変ピッチプロペラ10の翼角Afを変化させながら当該モータ20の電流値Imを取得する電流値取得ステップと、電流値取得ステップで取得した電流値Imに応じて翼角Afの制御上の最大角度Amを設定する設定ステップと、を含む。
第2実施形態によれば、作業員がモータの電流値を目視で読み取りながら翼角を変化させる作業を用いないので、設定精度を向上できる。設定に要する時間が短縮でき、また設定作業を自動化することも可能で、設定作業の工数を低減できる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。上述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除などの多くの設計変更が可能である。上述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。
[変形例]
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、第1実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
(第1変形例)
実施形態の説明では、翼角Afの制御上の最大角度Amが、1回の測定結果に応じて設定される例を示したが、本発明はこれに限定されない。最大角度Amは、複数回の測定結果に応じて設定されてもよい。この場合、海面の波の状況などの外乱によって生じる設定誤差を抑制できる。例えば、上述の設定動作を複数回繰り返して取得した複数の翼角を統計処理し、その統計処理の結果に基づいて最大角度Amを設定してもよい。複数の翼角の単純平均に基づいて最大角度Amを設定してもよいし、複数の翼角のうち最大と最小を除いた残りの平均に基づいて最大角度Amを設定してもよいし、複数の翼角のうち異常値と考えられるものを除いた残りの平均に基づいて最大角度Amを設定してもよい。
(第2変形例)
実施形態の説明では、翼角Afを連続的に変化させて電流値Imを取得する例を示したが、本発明はこれに限定されない。翼角Afは、ステップ状に変化させてもよい。例えば、電流値Imが基準値Isに近い値(例えば基準値Isの90%)になるまでは、翼角Afを連続的に変化させ、その値を超えたら電流値Imが基準値Isに達するまで、翼角Arを所定の単位角度でステップ状に変化させてもよい。ステップでは電流値Imが安定するまで電磁弁28を一定期間停止させた状態で電流値Imを取得してもよい。このように電流値Imを取得することにより、電流値Imの変動による誤差を低減できる。
(第3変形例)
実施形態の説明では、電流値Imが基準値Isに達したときに翼角Afを取得する例を示したが、本発明はこれに限定されない。翼角Afは、電流値Imが基準値Isに到達した状態で、翼角Afが追従するまで一定の時間保持し、この保持時間における翼角Afの平均値に基づいて最大角度Amを設定してもよい。翼角Afの変動による誤差を低減できる。
実施形態の説明では、電流値Imが基準値Isに達したときの翼角Afを制御上の最大角度Amとして決定する例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、互いに異なる複数のポイントに対応する電流値Imと翼角Afとを取得し、これらの数値から電流値Imと翼角Afの関係を特定し、特定し関係から基準値Isに対応する翼角Afを推定し、その翼角Afに基づいて最大角度Amを設定してもよい。
上述の変形例は、任意に組み合わせされてもよい。これらの変形例は、実施形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10・・可変ピッチプロペラ、 12・・プロペラ翼、 20・・モータ、 24・・電流センサ、 26・・翼角センサ、 28・・油圧電磁弁、 30・・翼角設定部、 30c・・電流値取得部、 30d・・翼角取得部、 30f・・設定部、 30n・・出力部、 38・・報知部、 100・・可変ピッチプロペラ制御システム。

Claims (7)

  1. モータにより回転駆動される可変ピッチプロペラの翼角を変化させながら当該モータの電流値を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された電流値に応じて前記翼角の制御上の最大角度を設定する設定部と
    を備える可変ピッチプロペラ制御システム。
  2. 前記設定部は、予め設定された基準値に基づいて前記最大角度を設定する請求項1に記載の可変ピッチプロペラ制御システム。
  3. 前記翼角を取得する翼角取得部を備え、
    前記設定部は、前記翼角取得部で取得した取得翼角に基づいて前記最大角度を設定する請求項2に記載の可変ピッチプロペラ制御システム。
  4. 前記設定部は、前記翼角を第1方向に変化させた場合の第1最大角度と、前記翼角を前記第1方向とは反対の第2方向に変化させた場合の第2最大角度と、を前記最大角度として設定する請求項2または3のいずれかに記載の可変ピッチプロペラ制御システム。
  5. 前記可変ピッチプロペラの使用時において、前記電流値が前記基準値を超えた頻度に応じて、外部に所定の情報を出力する出力部をさらに備える請求項2から4のいずれかに記載の可変ピッチプロペラ制御システム。
  6. 前記設定部は、互いに情報を送受信できる情報端末によって操作可能に構成される請求項1から5のいずれかに記載の可変ピッチプロペラ制御システム。
  7. モータにより回転駆動される可変ピッチプロペラの翼角を変化させながら当該モータの電流値を取得する電流値取得ステップと、
    前記電流値取得ステップで取得した電流値に応じて前記翼角の制御上の最大角度を設定する設定ステップと、
    を含む可変ピッチプロペラの制御方法。
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