JP2020104381A - 光硬化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】立体形状のワークの側面に光を十分に照射できる光硬化システムを提供する。【解決手段】ランプ12と、当該ランプ12の短手方向に立体形状のワークWを搬送するステージ6と、を有し、ワークWの表面の光硬化性樹脂22にランプ12の光を照射して硬化させる光硬化システム1において、ランプ12は、その両端部12A、12Bがステージ6において複数のワークWが互いに離間して配置されたワーク配置領域Tの外に位置するように延在し、ステージ6の少なくともワーク配置領域Tの表面T1には、ランプ12の光を反射する反射面が設けられている。【選択図】図4
Description
本発明は、光硬化システムに関する。
従来、光硬化性材料が表面に塗布された立体形状のワークに、光源の光を照射して、当該光硬化性材料を硬化する装置が知られている。このような装置には、並べられた複数のワークのそれぞれが有する上面、及び側面の両方に光を照射して、塗布された光硬化性材料を硬化するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、立体形状のワークが電子部品等のように小さく、かつ複数が密集して配置されていた場合、各ワークの側面への光の照射が不十分になることがあった。
本発明は、立体形状のワークの側面に光を十分に照射できる光硬化システムを提供することを目的とする。
本発明は、立体形状のワークの側面に光を十分に照射できる光硬化システムを提供することを目的とする。
本発明の光硬化システムは、線状光源と、当該線状光源の短手方向に立体形状のワークを搬送するステージと、を有し、前記ワークの表面の光硬化性材料に前記線状光源の光を照射して硬化させる光硬化システムにおいて、前記線状光源は、その両端が前記ステージにおいて複数の前記ワークが互いに離間して配置されたワーク配置領域の外に位置するように延在し、前記ステージの少なくとも前記ワーク配置領域の表面には、前記線状光源の光を反射する反射面が設けられていることを特徴とする。
本発明は、上記光硬化システムにおいて、前記反射面は、前記光を散乱させる散乱反射面であることを特徴とする。
本発明は、上記光硬化システムにおいて、複数の前記線状光源と、前記線状光源のそれぞれの光を前記ワークに斜めに入射させる光制御部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、立体形状のワークの側面に光を十分に照射できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る光硬化システム1を模式的に示した側面図である。
光硬化システム1は、図1に示すように、光源を備え、光硬化性材料を表面に含んだ立体形状のワークWに、光源の光を照射して、当該光硬化性材料を硬化するシステムである。
光硬化システム1は、照射器設置架台2と、ステージ搬送架台4と、複数のワークWが載置されるステージ6とを備えている。
照射器設置架台2は、ステージ搬送架台4から所定距離を空けて離れた上方位置で、ステージ搬送架台4の幅方向(後述する直動機構の直動方向Dに直交する方向)に横架される門体であり、その両柱がステージ搬送架台4に固定される。照射器設置架台2は、照射器8を内蔵し、当該照射器8が直下に照射光を照射する。
図1は、本発明の実施形態に係る光硬化システム1を模式的に示した側面図である。
光硬化システム1は、図1に示すように、光源を備え、光硬化性材料を表面に含んだ立体形状のワークWに、光源の光を照射して、当該光硬化性材料を硬化するシステムである。
光硬化システム1は、照射器設置架台2と、ステージ搬送架台4と、複数のワークWが載置されるステージ6とを備えている。
照射器設置架台2は、ステージ搬送架台4から所定距離を空けて離れた上方位置で、ステージ搬送架台4の幅方向(後述する直動機構の直動方向Dに直交する方向)に横架される門体であり、その両柱がステージ搬送架台4に固定される。照射器設置架台2は、照射器8を内蔵し、当該照射器8が直下に照射光を照射する。
ステージ搬送架台4には、直動方向Dに沿って、ステージ搬送架台4の面上を照射器8の直下を通過するように、ステージ6を移送する直動機構が内設されている。光硬化材料の光硬化においては、ステージ6に載置された複数のワークWが直動機構によって直動方向Dに沿って移送され、照射器8の直下を通過し、この通過のときに照射器8の照射光が照射されて光硬化性材料が硬化される。
照射器8は、下面に光出射開口部10Aを有する筐体10の内部に、光源であるランプ12、及び反射鏡14を備えるとともに、光出射開口部10Aの前面側(ワークW側)に波長選択フィルタユニット16を備えている。
筐体10は、複数のワークWから所定距離を空けて離れた上方位置で照射器設置架台2に支持されている。
筐体10は、複数のワークWから所定距離を空けて離れた上方位置で照射器設置架台2に支持されている。
ランプ12には、紫外線を含む光を放射する直管型(棒状)の放電ランプが用いられており、当該ランプ12は、直動機構の直動方向Dに直交する方向に延びる線状光源である。すなわち、直動機構の直動方向Dは、ランプ12の短手方向に一致している。本実施形態のランプ12は、長手方向における長さが250mmとなっている。
なお、光硬化システム1の光源は、放電ランプに限らず発光素子を直線状に並べたものであってもよい。また、光源が放射する光は、紫外線光に限らず、可視光であってもよい。
反射鏡14は、光制御部材であり、当該反射鏡14は、ランプ12におけるワークW側を除く領域を包囲し、かつ、ランプ12の長軸方向に延びるシリンドリカル凹面反射鏡である。この反射鏡14は、ランプ12の光を集光し、光出射開口部10Aから波長選択フィルタユニット16を介して複数のワークWに向けて照射する。
なお、光硬化システム1の光源は、放電ランプに限らず発光素子を直線状に並べたものであってもよい。また、光源が放射する光は、紫外線光に限らず、可視光であってもよい。
反射鏡14は、光制御部材であり、当該反射鏡14は、ランプ12におけるワークW側を除く領域を包囲し、かつ、ランプ12の長軸方向に延びるシリンドリカル凹面反射鏡である。この反射鏡14は、ランプ12の光を集光し、光出射開口部10Aから波長選択フィルタユニット16を介して複数のワークWに向けて照射する。
光出射開口部10Aは、ランプ12の直下に形成された平面視で矩形状の開口部であり、長手方向がランプ12の長手方向に一致するように設けられている。
光出射開口部10Aは、例えば石英板等の波長選択特性を有していない光透過部材で形成された板状のカバーによって塞がれている。
光出射開口部10Aは、例えば石英板等の波長選択特性を有していない光透過部材で形成された板状のカバーによって塞がれている。
波長選択フィルタユニット16は、所定の波長の光をカットする光学フィルタ17(図4)を備えており、当該波長選択フィルタユニット16は、光出射開口部10Aと同様に、長手方向がランプ12の長手方向に一致するように設けられている。この波長選択フィルタユニット16によって、照射器8からワークWに所望の波長の光を照射可能となっている。
なお、波長選択フィルタユニット16は、筐体10の内側に配置されていても良い。また、所定波長の光のカットが不要な場合は、波長選択フィルタユニット16を省略しても良い。
なお、波長選択フィルタユニット16は、筐体10の内側に配置されていても良い。また、所定波長の光のカットが不要な場合は、波長選択フィルタユニット16を省略しても良い。
図2は、ステージ6の構成を示した図であり、図2(A)は、上面図、図2(B)は、側面図である。
次いで、本実施形態の照射対象物であるワークWと、当該ワークWが載置されるステージ6について説明する。
ステージ6は、上面視で矩形の板状部材であり、本実施形態では、ステージ6は、長手方向が直動機構の直動方向Dと一致するように、ステージ搬送架台4に載置されている。以下、説明を判り易くするため、ステージ6の長手方向、及びステージ6の短手方向について、符号X、Yを付して説明する。
また、ステージ6の所定範囲には、ワーク配置領域Tが設けられている。ワーク配置領域Tは、内側に複数のワークWが載置される領域である。本実施形態では、当該ワーク配置領域Tは、ステージ上面6Aの上面視で略矩形状で、ステージ上面6Aの略中央に位置している。
なお、ワーク配置領域Tの上面視における形状は、矩形に限らず、他の形状であってもよい。
次いで、本実施形態の照射対象物であるワークWと、当該ワークWが載置されるステージ6について説明する。
ステージ6は、上面視で矩形の板状部材であり、本実施形態では、ステージ6は、長手方向が直動機構の直動方向Dと一致するように、ステージ搬送架台4に載置されている。以下、説明を判り易くするため、ステージ6の長手方向、及びステージ6の短手方向について、符号X、Yを付して説明する。
また、ステージ6の所定範囲には、ワーク配置領域Tが設けられている。ワーク配置領域Tは、内側に複数のワークWが載置される領域である。本実施形態では、当該ワーク配置領域Tは、ステージ上面6Aの上面視で略矩形状で、ステージ上面6Aの略中央に位置している。
なお、ワーク配置領域Tの上面視における形状は、矩形に限らず、他の形状であってもよい。
また、ワーク配置領域Tの上面(表面)T1には、入射した光を全反射させる反射層18が設けられている。反射層18は、ワーク配置領域Tの上面T1に、アルミニウム等の金属材を蒸着することによって形成されている。この反射層18が設けられることによって、ワーク配置領域Tの上面T1は、反射面となり、照射器8からの照射光を全反射させる。
なお、この反射層18には、金属膜の蒸着に代えて、誘電多層膜等の各種光学薄膜を用いてもよい。また、反射層18は、反射特性を有した樹脂膜を塗布することで形成してもよい。
なお、この反射層18には、金属膜の蒸着に代えて、誘電多層膜等の各種光学薄膜を用いてもよい。また、反射層18は、反射特性を有した樹脂膜を塗布することで形成してもよい。
図3は、ワークWを拡大して示した図であり、図3(A)は、上面図、図3(B)は、斜視図である。
ワークWは、図2、及び図3に示すように、立体形状を有し、表面に光硬化性材料が塗布され、複数が密集してステージ6のワーク配置領域Tに配置されている。
これらのワークWは、ステージ6の上面視で、ワーク配置領域Tの全体に配置されており、各ワークWは、互いに離間した状態で、整列して並べられている。なお、各ワークWは、放射状に並べられていてもよい。
また、ワークWの上面視における長手方向Xは、ステージ6の長手方向Xと一致し、ワークWの上面視における短手方向Yも、ステージ6の短手方向Yと一致する。以下、説明を判り易くするため、ワークWの長手方向、及びワークWの短手方向についても、符号X、Yを付して説明する。
ワークWは、図2、及び図3に示すように、立体形状を有し、表面に光硬化性材料が塗布され、複数が密集してステージ6のワーク配置領域Tに配置されている。
これらのワークWは、ステージ6の上面視で、ワーク配置領域Tの全体に配置されており、各ワークWは、互いに離間した状態で、整列して並べられている。なお、各ワークWは、放射状に並べられていてもよい。
また、ワークWの上面視における長手方向Xは、ステージ6の長手方向Xと一致し、ワークWの上面視における短手方向Yも、ステージ6の短手方向Yと一致する。以下、説明を判り易くするため、ワークWの長手方向、及びワークWの短手方向についても、符号X、Yを付して説明する。
本実施形態のワークWは、例えば電子部品などの非常に小さな部材であり、図3に示すように、上面視で矩形状の直方体形状を有している。各ワークWについて詳述すると、本実施形態では、ワークWの上面視における長手方向Xの長さL1は、0.5〜2.6mm程度であり、ワークWの上面視における短手方向Yの幅L2は、0.4〜2.5mm程度となっている。また、ワークWの高さL3は、0.4〜1.8mm程度となっている。
これらのワークWは、ステージ6の長手方向Xにおいて、互いに隙間G1を空けて配置されており、本実施形態では、隙間G1は、0.4〜1.4mm程度となっている。同様に、各ワークWは、ステージ6の短手方向Yにおいて、互いに隙間G2を空けて配置されており、本実施形態では、隙間G2は、0.7〜1.1mm程度となっている。
これらのワークWは、ステージ6の長手方向Xにおいて、互いに隙間G1を空けて配置されており、本実施形態では、隙間G1は、0.4〜1.4mm程度となっている。同様に、各ワークWは、ステージ6の短手方向Yにおいて、互いに隙間G2を空けて配置されており、本実施形態では、隙間G2は、0.7〜1.1mm程度となっている。
また、各ワークWの表面には、光硬化性材料である光硬化性樹脂22が塗布されている。本実施形態の光硬化性樹脂22は、紫外線硬化型の樹脂である。なお、可視光硬化型の樹脂であってもよい。
光硬化性樹脂22は、ワークWの上面WAと、各側面WBとに塗布されている。詳述すると、光硬化性樹脂22は、上面WAには、全面に塗布され、各側面WBには、ワークWの高さ方向において、上面WA側から中程の高さまでに塗布されている。
以下、説明を判り易くするため、直動機構の直動方向Dにおいて、ワークWの前方側に位置するワークWの側面WBを前面WB1、ワークWの後方側に位置するワークWの側面WBを後面WB2とする。また、これら以外のワークWの短手方向に位置する各側面WBを、横面WB3とする。
光硬化性樹脂22は、ワークWの上面WAと、各側面WBとに塗布されている。詳述すると、光硬化性樹脂22は、上面WAには、全面に塗布され、各側面WBには、ワークWの高さ方向において、上面WA側から中程の高さまでに塗布されている。
以下、説明を判り易くするため、直動機構の直動方向Dにおいて、ワークWの前方側に位置するワークWの側面WBを前面WB1、ワークWの後方側に位置するワークWの側面WBを後面WB2とする。また、これら以外のワークWの短手方向に位置する各側面WBを、横面WB3とする。
図4は、照射器8とワークWとの配置を示した上面図である。
図4に示すように、ステージ6、及びワークWは、ステージ搬送架台4の直動機構によって直動方向Dに沿って移送され、ステージ6の上面視で、ランプ12の長手方向の中央を通過する。なお、ランプ12の長手方向は、ステージ6の短手方向Yと一致している。
また、ランプ12の一方の端部12Aと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける一方の縁部T2とは、所定の距離S1を空けて位置している。同様に、ランプ12の他方の端部12Bと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける他方の縁部T3とは、距離S1と等距離である距離S2を空けて位置している。
すなわち、ステージ6に載置されたワークWが照射器8の直下を通過するときには、ランプ12の両端部12A、12Bがワーク配置領域Tの外側に位置する。換言すると、ランプ12の両端部12A、12Bは、ワーク配置領域Tの幅方向における外側に延在している。
図4に示すように、ステージ6、及びワークWは、ステージ搬送架台4の直動機構によって直動方向Dに沿って移送され、ステージ6の上面視で、ランプ12の長手方向の中央を通過する。なお、ランプ12の長手方向は、ステージ6の短手方向Yと一致している。
また、ランプ12の一方の端部12Aと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける一方の縁部T2とは、所定の距離S1を空けて位置している。同様に、ランプ12の他方の端部12Bと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける他方の縁部T3とは、距離S1と等距離である距離S2を空けて位置している。
すなわち、ステージ6に載置されたワークWが照射器8の直下を通過するときには、ランプ12の両端部12A、12Bがワーク配置領域Tの外側に位置する。換言すると、ランプ12の両端部12A、12Bは、ワーク配置領域Tの幅方向における外側に延在している。
図1に示すように、照射器8の光軸Kは、当該照射器8の側面視で、直下に向かって垂直に延びている。このため、ワークWが照射器8の直下を通過すると、光軸Kに沿った照射器8の照射光は、主に各ワークWの上面WAに照射される。
また、各ワークWの前面WB1、及び後面WB2には、反射鏡14によって制御された照射光と、ランプ12から放射された光の内、ランプ12の短手方向へ放射された光が主に照射される。
また、各ワークWの前面WB1、及び後面WB2には、反射鏡14によって制御された照射光と、ランプ12から放射された光の内、ランプ12の短手方向へ放射された光が主に照射される。
図5は、照射器8からランプ12の長手方向に放射される光と、各ワークWとの関係を模式的に示した図である。なお、図5においては、説明の便宜上、ランプ12の一方の端部12Aからの放射光Rのみを示している。
各横面WB3には、図5に示すように、ランプ12から放射された光の内、ランプ12の長手方向へ放射された光が主に照射される。
本実施形態では、上述した通り、ランプ12の両端部12A、12Bと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける両縁部T2、T3と、がいずれも距離S1、S2を空けて位置している。このため、ランプ12の長手方向へ放射された放射光Rは、各横面WB3に対して小さな入射角で入射する。
このように、ランプ12の長手方向の長さがワーク配置領域Tの短手方向Yよりも十分に長いため、各横面WB3には、ランプ12の長手方向へ放射された放射光Rが照射され易くなっている。
各横面WB3には、図5に示すように、ランプ12から放射された光の内、ランプ12の長手方向へ放射された光が主に照射される。
本実施形態では、上述した通り、ランプ12の両端部12A、12Bと、ワーク配置領域Tの短手方向Yにおける両縁部T2、T3と、がいずれも距離S1、S2を空けて位置している。このため、ランプ12の長手方向へ放射された放射光Rは、各横面WB3に対して小さな入射角で入射する。
このように、ランプ12の長手方向の長さがワーク配置領域Tの短手方向Yよりも十分に長いため、各横面WB3には、ランプ12の長手方向へ放射された放射光Rが照射され易くなっている。
ここで、上述した通り、本実施形態の各ワークWは、所定の高さを有した微小部材であり、また、各ワークW同士は、微小な隙間G1、G2を空けて、多数が密集した状態でステージ6に配置されている。
このため、一部の放射光Rは、隣り合うワークWによって遮蔽される場合がある。
このため、一部の放射光Rは、隣り合うワークWによって遮蔽される場合がある。
図6は、照射器8から照射された光と、各ワークWとの関係を模式的に示した図である。
本実施形態では、上述の通り、ステージ上面6Aのワーク配置領域Tには、反射層18が設けられており、当該ワーク配置領域Tの上面T1は、反射面となっている。
放射光Rの内、ワーク配置領域Tの上面T1に入射した光を照射光r1とすると、図6に示すように、照射光r1は、ワーク配置領域Tの上面T1で反射し、この反射光r2が各横面WB3に入射する。
すなわち、各横面WB3には、直接入射する放射光Rに加えて、ワーク配置領域Tの上面T1で反射した反射光r2が入射する。
これによって、ワーク配置領域Tの上面T1に入射した光である照射光r1を用いて、各横面WB3に反射光r2を照射することができ、各横面WB3に光を十分に照射することができる。
さらに、照射光r1は、各ワークWの底面側であるワーク配置領域Tの上面T1で反射する。このため、密集して配置された各ワークWの内、いずれの位置に配置されたワークWであっても、ワーク配置領域Tの上面T1は、反射光r2を他のワークWに遮られることなく各横面WB3に入射させることができる。
本実施形態では、上述の通り、ステージ上面6Aのワーク配置領域Tには、反射層18が設けられており、当該ワーク配置領域Tの上面T1は、反射面となっている。
放射光Rの内、ワーク配置領域Tの上面T1に入射した光を照射光r1とすると、図6に示すように、照射光r1は、ワーク配置領域Tの上面T1で反射し、この反射光r2が各横面WB3に入射する。
すなわち、各横面WB3には、直接入射する放射光Rに加えて、ワーク配置領域Tの上面T1で反射した反射光r2が入射する。
これによって、ワーク配置領域Tの上面T1に入射した光である照射光r1を用いて、各横面WB3に反射光r2を照射することができ、各横面WB3に光を十分に照射することができる。
さらに、照射光r1は、各ワークWの底面側であるワーク配置領域Tの上面T1で反射する。このため、密集して配置された各ワークWの内、いずれの位置に配置されたワークWであっても、ワーク配置領域Tの上面T1は、反射光r2を他のワークWに遮られることなく各横面WB3に入射させることができる。
また、ワーク配置領域Tの上面T1の全体が反射面となっているため、各横面WB3に限らず、前面WB1、及び後面WB2にも反射光r2が入射する。これによって、各側面WBのいずれにも光を十分に照射することができる。
このため、ワークWの光硬化性樹脂22を硬化させるための所要時間の短縮や、紫外線の照射回数を低減させることができる。
このため、ワークWの光硬化性樹脂22を硬化させるための所要時間の短縮や、紫外線の照射回数を低減させることができる。
上述した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態の光硬化システム1は、線状光源であるランプ12と、当該ランプ12の短手方向に立体形状を有した複数のワークWを搬送するステージ6とを備えている。ワークWの表面には、光硬化性樹脂22が表面に塗布されており、光硬化システム1は、ランプ12の光を照射して、当該光硬化性樹脂22を硬化する。また、ステージ6は、複数のワークWを互いに離間した状態で配置するワーク配置領域Tを有し、ランプ12の両端部12A、12Bは、当該ワーク配置領域Tの外側に位置している。
そして、当該ワーク配置領域Tの上面T1は、ランプ12の光を反射する反射面となっている、という構成とした。
これによって、各横面WB3には、直接入射する放射光Rに加えて、照射光r1がワーク配置領域Tの上面T1で反射した光である反射光r2が入射する。
このため、各横面WB3に光を十分に照射することができる。さらに、反射光r2は、前面WB1、及び後面WB2にも入射するため、各側面WBのいずれにも光を十分に照射することができる。
本実施形態の光硬化システム1は、線状光源であるランプ12と、当該ランプ12の短手方向に立体形状を有した複数のワークWを搬送するステージ6とを備えている。ワークWの表面には、光硬化性樹脂22が表面に塗布されており、光硬化システム1は、ランプ12の光を照射して、当該光硬化性樹脂22を硬化する。また、ステージ6は、複数のワークWを互いに離間した状態で配置するワーク配置領域Tを有し、ランプ12の両端部12A、12Bは、当該ワーク配置領域Tの外側に位置している。
そして、当該ワーク配置領域Tの上面T1は、ランプ12の光を反射する反射面となっている、という構成とした。
これによって、各横面WB3には、直接入射する放射光Rに加えて、照射光r1がワーク配置領域Tの上面T1で反射した光である反射光r2が入射する。
このため、各横面WB3に光を十分に照射することができる。さらに、反射光r2は、前面WB1、及び後面WB2にも入射するため、各側面WBのいずれにも光を十分に照射することができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
上述した実施形態では、ワーク配置領域Tの上面T1には、入射した光を全反射する反射層18が設けられた全反射面となっていた。しかしながらこれに限らず、ワーク配置領域Tの上面T1は、照射光r1を散乱反射させる散乱反射面であってもよい。
この場合、ワーク配置領域Tの上面T1には、レジスト面が形成されている。このレジスト面は、例えば高い光散乱反射率が得られる白色物質等の材料を塗布することや、ブラスト加工等の表面加工を施すこと等によって、光を効率よく散乱反射させる散乱反射面に形成されている。
これによって、ワーク配置領域Tの上面T1は、照射器8の照射光r1を反射して散乱させる。これによって生じた散乱光は、ワークWの各側面WBに入射するため、これらの側面WBに光を十分に照射できる。
この場合、ワーク配置領域Tの上面T1には、レジスト面が形成されている。このレジスト面は、例えば高い光散乱反射率が得られる白色物質等の材料を塗布することや、ブラスト加工等の表面加工を施すこと等によって、光を効率よく散乱反射させる散乱反射面に形成されている。
これによって、ワーク配置領域Tの上面T1は、照射器8の照射光r1を反射して散乱させる。これによって生じた散乱光は、ワークWの各側面WBに入射するため、これらの側面WBに光を十分に照射できる。
上述した実施形態では、光硬化システム1は、1台の照射器8を備えるとした。しかしながらこれに限らず、複数台の照射器8を備えていてもよい。
例えば、図7に示すように、2台の照射器8を、ステージ搬送架台4によって移送されるステージ6、及びワークWに対して、光軸Kがいずれも所定の角度を有するように、斜めに配置してもよい。
この変形例について詳述すると、図7では、2台の照射器8の内、一方をワークWの前面WB1に対して光軸Kが45度の角度となるように配置し、他方をワークWの後面WB2に対して光軸Kが45度の角度となるように配置している。
これによって、反射鏡14に集光された一方の照射器8の照射光は、各ワークWの前面WB1に、小さな入射角で斜めに入射する。同様に、反射鏡14に集光された他方の照射器8の照射光は、後面WB2に、小さな入射角で斜めに入射する。
このため、各ワークWの前面WB1、及び後面WB2に、照射器8の照射光が照射され易くなり、各ワークWの側面WBに十分に光を照射することができる。
この変形例について詳述すると、図7では、2台の照射器8の内、一方をワークWの前面WB1に対して光軸Kが45度の角度となるように配置し、他方をワークWの後面WB2に対して光軸Kが45度の角度となるように配置している。
これによって、反射鏡14に集光された一方の照射器8の照射光は、各ワークWの前面WB1に、小さな入射角で斜めに入射する。同様に、反射鏡14に集光された他方の照射器8の照射光は、後面WB2に、小さな入射角で斜めに入射する。
このため、各ワークWの前面WB1、及び後面WB2に、照射器8の照射光が照射され易くなり、各ワークWの側面WBに十分に光を照射することができる。
また、上述した変形例では、各照射器8の光軸Kは、ワークWの前面WB1、及び後面WB2に対して、いずれも30度から45度の角度となるように設けられる。これによって、ワークWの各面の積算光量を低下させることなく、ワークWの各側面WBの積算光量の差を小さくすることができ、ワークWの光硬化性樹脂22を効率よく硬化させることができる。
なお、各照射器8は、ステージ6、及びワークWに対しての光軸Kの角度が可変となるように、回動自在に設けてもよい。この場合、各照射器8は、ステージ6、及びワークWに対して光軸Kが30度から45度の角度を取るように設けられる。
なお、各照射器8は、ステージ6、及びワークWに対しての光軸Kの角度が可変となるように、回動自在に設けてもよい。この場合、各照射器8は、ステージ6、及びワークWに対して光軸Kが30度から45度の角度を取るように設けられる。
また、ステージ搬送架台4に載置台を設け、その上にステージ6を載置してもよい。
また、ステージ搬送架台4は、ベルトコンベアや、直動方向Dに直動するアームを有したロボットアームでも良い。
また、ステージ搬送架台4は、ベルトコンベアや、直動方向Dに直動するアームを有したロボットアームでも良い。
また、上述した実施形態では、ワーク配置領域Tの上面T1に反射面が設けられるとしたが、これに限らずステージ上面6Aの全面が反射面となっていてもよい。
また、反射層18に光透過性の樹脂層を設け、当該樹脂層の上にワークWを載置してもよい。
また、反射層18に光透過性の樹脂層を設け、当該樹脂層の上にワークWを載置してもよい。
また、上述した実施形態では、ワーク配置領域Tの上面T1に反射層18を形成したが、これに限らず、金属材を用いてステージ6を形成し、ステージ上面6Aに鏡面加工を施すことによって、反射面を形成してもよい。
また、照射器8とワークとの間に位置する箇所等に補助反射板を設けてもよい。
また、照射器8とワークとの間に位置する箇所等に補助反射板を設けてもよい。
1 光硬化システム
2 照射器設置架台
4 ステージ搬送架台
6 ステージ
6A ステージ上面
8 照射器
10 筐体
10A 光出射開口部
12 ランプ(線状光源)
12A、12B 端部
14 反射鏡(光制御部材)
16 波長選択フィルタユニット
17 光学フィルタ
18 反射層
22 光硬化性樹脂(光硬化性材料)
D 直動方向
G1、G2 隙間
K 光軸
L1 長さ
L2 幅
L3 高さ
R 放射光
S1、S2 距離
T ワーク配置領域
T1、WA 上面
T2、T3 縁部
W ワーク
WB 側面
WB1 前面
WB2 後面
WB3 横面
r1 照射光
r2 反射光
2 照射器設置架台
4 ステージ搬送架台
6 ステージ
6A ステージ上面
8 照射器
10 筐体
10A 光出射開口部
12 ランプ(線状光源)
12A、12B 端部
14 反射鏡(光制御部材)
16 波長選択フィルタユニット
17 光学フィルタ
18 反射層
22 光硬化性樹脂(光硬化性材料)
D 直動方向
G1、G2 隙間
K 光軸
L1 長さ
L2 幅
L3 高さ
R 放射光
S1、S2 距離
T ワーク配置領域
T1、WA 上面
T2、T3 縁部
W ワーク
WB 側面
WB1 前面
WB2 後面
WB3 横面
r1 照射光
r2 反射光
Claims (3)
- 線状光源と、当該線状光源の短手方向に立体形状のワークを搬送するステージと、を有し、前記ワークの表面の光硬化性材料に前記線状光源の光を照射して硬化させる光硬化システムにおいて、
前記線状光源は、その両端が前記ステージにおいて複数の前記ワークが互いに離間して配置されたワーク配置領域の外に位置するように延在し、
前記ステージの少なくとも前記ワーク配置領域の表面には、前記線状光源の光を反射する反射面が設けられている
ことを特徴とする光硬化システム。 - 前記反射面は、前記光を散乱させる散乱反射面である
ことを特徴とする請求項1に記載の光硬化システム。 - 複数の前記線状光源と、
前記線状光源のそれぞれの光を前記ワークに斜めに入射させる光制御部材と、を備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光硬化システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018244808A JP2020104381A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 光硬化システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018244808A JP2020104381A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 光硬化システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020104381A true JP2020104381A (ja) | 2020-07-09 |
Family
ID=71447865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018244808A Pending JP2020104381A (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 光硬化システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020104381A (ja) |
-
2018
- 2018-12-27 JP JP2018244808A patent/JP2020104381A/ja active Pending
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