JP2020103836A - 足首バンド及び睡眠状態測定システム - Google Patents

足首バンド及び睡眠状態測定システム Download PDF

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Abstract

【課題】足首に十分に追従させることができると共に、足首の温度を正確且つ高精度に測定することができる足首バンド及び睡眠状態測定システムを提供する。【解決手段】一実施形態に係る足首バンドは、測定対象者Mの足首M1に巻き付けられる足首バンド1であって、伸縮する生地によって構成されたベース部2と、ベース部2に固定されると共に足首M1の温度を測定する足首温度測定部11と、ベース部2に固定されて測定対象者Mの体動を測定する体動測定部12と、足首温度測定部11によって測定された足首M1の温度、及び体動測定部12によって測定された測定対象者Mの体動を足首バンド1の外部に送信する送信部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、測定対象者の足首に巻き付けられる足首バンド及び睡眠状態測定システムに関する。
特開平6−74525号公報には、睡眠検出装置が記載されている。睡眠検出装置は敷き布団の上に載せられるセンサ本体を備えており、センサ本体は格子状に配列された複数の皮膚温センサと皮膚温センサからの信号を送信する送信部とを備える。この睡眠検出装置では、皮膚温センサからの信号により睡眠時の皮膚温を得ると共に、皮膚温の変動から睡眠者の体動を判断する。睡眠検出装置は、睡眠時の皮膚温及び体動から睡眠者の睡眠及び入眠を判断する。
特開平5−33204号公報には、センサを付加したパジャマ及び寝室システムが記載されている。このパジャマは、胸部を囲むように配置された4個の温度センサ及び4個の湿度センサと、4個の温度センサのそれぞれによって測定された温度のうち最高温度を検知する信号処理部と、人体の呼吸状態を測定する圧力センサとを備える。寝室システムは、上記のパジャマとエアコンとを備え、信号処理部によって検知された最高温度はワイヤレスでエアコンの制御部に送信される。パジャマを着た時点において各温度センサ及び各湿度センサの出力は信号処理部からエアコンの入力部及び制御部に送信される。また、温度センサはパジャマの下腿部に付加されて下腿部の低温状態を検知し、寝室システムはエアコンの温度設定を上げたり、ホットカーペット又は電気毛布を作動させて入眠しやすくする効果を狙っている。
特開平6−74525号公報 特開平5−33204号公報
ところで、睡眠者が冷えを感じている場合、睡眠者の寝つきが良くなく睡眠が浅くなる傾向があることが知られている。すなわち、冷えを感じている場合には、睡眠者の体温の調節が良好に行われていない可能性があり、その場合、浅い眠り又は不眠を引き起こす懸念がある。従って、睡眠時の冷えを測定すると共に、睡眠者の身体を適度に温めることが重要となる場合がある。
前述したパジャマでは、下腿部が接触する箇所に温度センサが配置されており、温度センサは下腿部の低温状態を検知している。しかしながら、このパジャマの温度センサは、睡眠者の体動によっては下腿部から離間することがあり、測定対象者の足首の温度を正確且つ高精度に測定することはできないという問題がある。また、足首は、皮膚において突出する踝及び踵を有し、他の身体の部位よりも多くの凹凸を有する。従って、パジャマの温度センサは、足首に十分に追従しないので、この点でも正確に足首の温度を測定できない。
更に、体幹に対する足首の皮膚温度が高い場合には、身体の深部体温が相対的に低くなっており、この場合、足首からの熱放散がスムーズに行われており深い睡眠を取れていることが分かる。一方、深部体温が高く足首の温度が相対的に低い場合には、足首からの熱放散がスムーズでなく睡眠状態が浅いことが分かる。従って、足首の温度を正確に測定できる場合には、睡眠状態が深いか浅いかを正確に把握することが可能となる。よって、足首の温度を正確且つ高精度に測定することは睡眠状態を把握する上でも重要である。
本開示は、足首に十分に追従させることができると共に、足首の温度を正確且つ高精度に測定することができる足首バンド及び睡眠状態測定システムを提供することを目的とする。
本開示に係る足首バンドは、測定対象者の足首に巻き付けられる足首バンドであって、伸縮する生地によって構成されたベース部と、ベース部に固定されると共に足首の温度を測定する足首温度測定部と、ベース部に固定されて測定対象者の体動を測定する体動測定部と、足首温度測定部によって測定された足首の温度、及び体動測定部によって測定された測定対象者の体動を足首バンドの外部に送信する送信部と、を備える。
この足首バンドでは、伸縮する生地によって構成されたベース部に足首温度測定部と体動測定部が固定されており、足首温度測定部は測定対象者の足首の温度を測定し、体動測定部は測定対象者の体動を測定する。従って、足首温度測定部と体動測定部が伸縮する生地によって構成されたベース部に固定されているので、ベース部が測定対象者の足首に巻き付けられた状態で足首の温度及び体動を測定することにより、足首の温度及び体動を正確且つ高精度に測定することができる。すなわち、ベース部を足首に十分に密着させた状態で温度及び体動を測定することができるので、足首の温度及び体動を正確且つ高精度に測定することができる。また、送信部が足首の温度及び体動を足首バンドの外部に送信し、正確且つ高精度に測定された足首の温度及び体動の情報に基づいて足首バンドの外部の機器を制御することにより、測定対象者の身体を適度に温めることができる。従って、測定対象者の身体に冷えが生じている場合に測定対象者の身体を温めることができるので、測定対象者の寝付きを良好にして不眠を抑制することができる。
前述した足首バンドは、足首温度測定部及び送信部を互いに接続すると共に伸縮性を有する伸縮性配線を備えてもよい。ところで、センサ等に用いられる配線は伸縮しないものが多く、配線を生地に固定して用いると配線が断線する可能性がある。また、足首バンドを含む衣類は使用時に伸縮したり洗濯されたりするので、使用時又は洗濯時等に配線が断線する懸念がある。これに対し、前述したように、足首バンドが伸縮性配線を備える場合、足首バンドが装着されたり洗濯されたりしても伸縮性配線が装着又は洗濯等に追従するので、使用時又は洗濯時等における断線を抑制することができる。更に、足首温度測定部と送信部とは伸縮性配線を介して互いに接続されているので、測定対象者の体動に伴う配線の追従性を高めることができる。
前述した伸縮性配線は、水に対して絶縁されていてもよい。この場合、前述した伸縮性配線が水に対して絶縁されるので、寝汗等から伸縮性配線を保護することができる。
前述した足首バンドは、測定対象者の足首に巻き付けられた足首バンドの外部の温度を測定する外部温度測定部を備えてもよい。この場合、外部温度測定部が足首バンドの外部の温度を測定することにより、足首の外部の外気温を測定することができる。また、測定対象者が寝具に横たわるときに、外部温度測定部によって寝具の寝床内温度を測定することが可能となる。寝床内温度の情報に基づいて足首バンドの外部の機器を制御することによって、測定対象者に一層快適な睡眠環境を提供することができる。
前述した足首バンドは、測定対象者の足首にベース部が巻き付けられた状態でベース部を足首に保持する保持部を備え、保持部は、足首温度測定部が足首の前側下部に位置した状態でベース部を保持してもよい。ところで、足首の前側下部は足の他の部位と比較して冷えやすい部位であり、足首の前側下部の温度を測定することによって測定対象者の冷え性の有無を判定することが有効である。従って、足首の前側下部に足首温度測定部が位置した状態でベース部が保持部で保持されることにより、冷え性の有無の判定をより高精度に行うことができる。
本開示に係る睡眠状態測定システムは、前述した足首バンドを備えた睡眠状態測定システムであって、体動測定部によって測定された測定対象者の体動から測定対象者の寝返りを測定する寝返り測定部と、寝返り測定部によって測定された測定対象者の寝返り、及び足首温度測定部によって測定された足首の温度から測定対象者の睡眠状態を推定する睡眠状態推定部と、を備える。
この睡眠状態測定システムでは、寝返り測定部が足首バンドによって得られた体動から測定対象者の寝返りを測定し、足首バンドによって得られた温度、及び寝返りから睡眠状態推定部が測定対象者の睡眠状態を推定する。例えば、睡眠状態推定部は、足首の温度が低い又は寝返り回数が所定回数以上であるときに測定対象者の睡眠が浅いと推定し、足首の温度が高い又は寝返り回数が所定回数未満であるときに測定対象者の睡眠が深いと推定する。このように、足首の温度と体動から睡眠状態推定部が測定対象者の睡眠状態を推定することにより、冷え性の有無を判定することができると共に測定対象者の睡眠状態の情報を取得することができる。
前述した睡眠状態測定システムは、睡眠状態推定部によって推定された測定対象者の睡眠状態に応じて足首バンドの外部の機器の動作を制御する機器制御部を備え、機器制御部は、測定対象者の温熱治療を行う温熱治療器と通信可能とされており、測定対象者の睡眠状態に応じて温熱治療器の動作を制御してもよい。この場合、機器制御部は、測定された睡眠状態に応じて温熱治療器の動作を制御する。従って、足首の温度及び体動から得られた睡眠状態に応じて機器制御部が温熱治療器の動作を制御することにより、温熱治療器を自動的に適切に動作させることができる。よって、冷え性である睡眠中の測定対象者に対して適切に温熱治療を行うことができるので、更に快適な睡眠を測定対象者に提供することができる。
本発明によれば、足首に十分に追従させることができると共に、足首の温度を正確且つ高精度に測定することができる。
図1は、実施形態に係る足首バンドが巻き付けられた状態の例を示す斜視図である。 図2は、図1の足首バンドの表側の例を示す図である。 図3は、図1の足首バンドの裏側の例を示す図である。 図4は、実施形態に係る睡眠状態測定システムの例示的なブロック図である。 図5は、実施形態に係る睡眠状態測定方法の一例を示すフローチャートである。 図6(a)は、足首皮膚表面温度測定試験を行う前の足首前部の温度を示す図である。図6(b)は、足首皮膚表面温度測定試験を行う前の足首後部の温度を示す図である。図6(c)は、足首皮膚表面温度測定試験を行った後の足首前部の温度を示す図である。図6(d)は、足首皮膚表面温度測定試験を行った後の足首後部の温度を示す図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る足首バンド及び睡眠状態測定システムの実施形態について説明する。なお、本発明は、下記の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示され、特許請求の範囲と均等の範囲内における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本実施形態に係る足首バンド1は、測定対象者Mの足首M1に巻き付けられた状態で測定対象者Mの身体の各種データを測定する。本明細書において、「測定対象者」とは、足首センサによって何らかのデータ(例えば温度データ又は体動データ)が測定される対象の者を示しており、寝具に横たわった状態で測定される者、睡眠状態において測定される者、及び着席した状態で測定される者等を含んでいる。
「足首バンド」は足首に巻き付けられて保持される帯状又は紐状の部材を示しており、「足首」は、起立状態における脛の下部を示している。足首は、腓骨の先端部に位置する外くるぶし、脛骨の先端に位置する内くるぶし、及び踵骨からなる踵等を備えており、身体の他の部位と比較して凹凸が多く複雑な形状を成している。更に、足首は、顔から遠い箇所にあるため靴下等がずれたときにずれを戻すのが面倒という性質を有する。
「足首バンド」は、後述するように、凹凸が多く複雑な形状の足首から身体のデータを測定する足首センサであるため、足首からずれにくいこと、並びに、足首に対する高い追従性及び柔軟性が求められると共に、高精度にデータを取得することが求められる。本実施形態に係る足首バンド1は、伸縮する生地によって構成されており、ずれにくい上に足首M1に対する高い追従性及び柔軟性を備えている。
「伸縮する生地」とは、外力が加えられたときに伸びたり縮んだりする生地を示しており、「伸縮する」かどうかの1つの指標としてJIS L 1096の「織物及び編物の生地試験方法」によって測定された「伸び率」が挙げられる。本明細書において、「伸縮する生地」は、例えば、「伸び率」が2%以上である生地を示しており、典型的には綿等が含まれる。また、「伸縮性」とは、足首バンドに引っ張り荷重が加えられて足首バンドが延ばされて当該引っ張り荷重が解放された後に延ばされた足首バンドが元の形状に戻る性質、及び外力の付与に伴って伸び縮みしやすい性質を示している。伸び率が高いほど高い伸縮性を有し、伸び率が低いほど伸縮性が低いことを意味する。
図1は、本実施形態に係る足首バンド1が測定対象者Mの足首M1に巻き付けられた状態の例を示す図である。足首バンド1は、例えば、寝具Bに横たわった測定対象者Mの足首M1の温度及び体動を測定する。本実施形態において、「寝具」とは、測定対象者Mが身体を休めたり睡眠をとったりするときに測定対象者Mの身体に当てられるものであり、典型的には、敷き布団、掛け布団、マットレス、ベッドパッド、枕、座布団又はクッションである。
足首バンド1は、例えば、靴下のように測定対象者Mの足先を覆うものとは異なっており、指を含む足先を露出させた状態で足首M1に巻き付けられるバンドである。このように、足首バンド1が足先を露出させた状態で足首M1に巻き付けられることにより、睡眠中等における足先の蒸れを抑制することができるので、より快適な睡眠を提供することができる。
足首バンド1は、足首M1の温度を測定する足首温度測定部11と、測定対象者Mの体動を測定する体動測定部12と、足首バンド1の外部の温度を測定する外部温度測定部13と、測定されたデータを足首バンド1の外部に送信する送信部14と、足首温度測定部11及び送信部14の間に介在する伸縮性配線15とを備える。
図2は、足首バンド1の表面1aを示す斜視図である。図3は、足首バンド1の裏面1bを示す斜視図である。足首バンド1の表面1aは、足首M1に足首バンド1が巻き付けられたときに足首M1の外側を向く面である。足首バンド1の裏面1bは、足首M1に足首バンド1が巻き付けられたときに足首M1に接触する面である。
例えば、一定の高さを有する体動測定部12、外部温度測定部13、送信部14及び伸縮性配線15は表面1aに固定されており、裏面1bには高さを有する部位が存在しない。すなわち、裏面1bは平坦状とされている。従って、裏面1bが足首M1に接触しても足首M1に対する違和感を軽減することが可能である。例えば、足首バンド1は、環状扇形状とされており、それぞれ周方向に沿って延びると共に径方向に沿って並ぶ一対の孤1c,1dと、一対の孤1c,1dの各端部同士の間で径方向に延びる一対の径1e,1fとを有する。
孤1cは孤1dの径方向外側に設けられており、孤1cの長さL1は孤1dの長さL2よりも長い。例えば、径1eの長さL3及び径1fの長さは、互いに略同一であり、且つ孤1dの長さよりも短い。一例として、孤1dの長さL2は15cm以上且つ40cm以下であり、径1e,1fの長さL3は8cm以上且つ25cm以下である。しかしながら、上記の長さL1,L2,L3は適宜変更可能である。
足首バンド1は、例えば、孤1cが足首M1の根元側(起立した測定対象者Mの身体の上側)、孤1dが足首M1の先端側(起立した測定対象者Mの身体の下側)に位置するように巻き付けられる。足首M1の先端側は足首M1の根元側よりも細いので、上記のように環状扇形状の足首バンド1が足首M1に巻き付けられることにより良好なフィット感が得られる。
なお、足首バンド1の形状は、環状扇形状に限られず、例えば長方形状であってもよく、適宜変更可能である。一例として、足首バンド1が長方形状である場合、足首バンド1は長手方向D1及び幅方向D2の双方に延在する。長手方向D1は、例えば、前述した孤1c,1dの中点の接線が延びる方向であり、幅方向D2は長手方向D1及び足首バンド1の厚さ方向の双方に直交する方向である。
足首バンド1は、伸縮する生地によって構成されたベース部2と、足首M1に巻き付けられたベース部2を保持する保持部3と、足首M1に巻き付けられたベース部2の滑りを抑制する滑り止め部4とを備える。例えば、保持部3は、足首バンド1の表面1aの径1eを含む位置、及び裏面1bの径1fを含む位置、のそれぞれに設けられた面ファスナー3a,3bである。
この場合、表面1aを外側にした状態で足首M1にベース部2を巻き付けて面ファスナー3aに面ファスナー3bを接合させることにより、足首M1に足首バンド1が巻き付けられる。面ファスナー3a,3bは、例えば、互いに引っ掛かって絡み合う柔らかい糸の集合体から成るパイル部を含んでいてもよく、柔らかく且つ汚れが溜まりにくい素材によって構成されていてもよい。
滑り止め部4は、足首バンド1の孤1c及び孤1dのそれぞれに沿うように設けられており、足首M1に対する足首バンド1のずれを抑制する。滑り止め部4は、例えば、環状扇形状を成す足首バンド1の周方向に沿って帯状に延びている。滑り止め部4の幅は、例えば、0.3cm以上且つ5.0cm以下であるが適宜変更可能である。「滑り止め部」とは、当該滑り止め部に接触するものに対する滑りを抑制する措置が施された部分又は物品を示しており、具体例として、滑り止め加工がなされたもの、高摩擦処理が施されたもの、及び粗面化処理が施されたものを含んでいる。
一例として、滑り止め部4は、ゴム材料を含む滑り止めフェルト又は編地によって構成されていてもよい。滑り止め部4は、ポリエステル、ポリウレタン、又はアラミド繊維等の抗摩擦繊維が編み込まれたものによって構成されていてもよい。例えば、滑り止め部4は、耐水性を有する材料によって構成されている。「耐水性」は、水によって変質しない、又は水によって変質しにくい性質を示しており、水に接しても形状、機能及び性状が変化しないことを含んでいる。滑り止め部4が耐水性を有する材料によって構成される場合、寝汗等から足首バンド1をより確実に保護することが可能となる。
ベース部2は、足首バンド1のベースとなる部位であり、ベース部2に前述した保持部3、滑り止め部4、足首温度測定部11、体動測定部12、外部温度測定部13、送信部14及び伸縮性配線15が設けられる。ベース部2の伸び率は、例えば、2%以上である。ベース部2の伸び率の下限は、例えば、2%、3%、5%、10%又は20%であってもよいし、ベース部2の伸び率の上限は50%、40%、30、15%又は5%であってもよい。一例として、ベース部2は、綿素材によって構成されていてもよいし、ポリエチレンの糸が縦横に編み上げられて形成された伸縮素材であってもよいし、複数(例えば、長手方向D1及び幅方向D2の双方向)に延びる2way生地であってもよい。
足首温度測定部11、体動測定部12、外部温度測定部13、送信部14及び伸縮性配線15は、例えば、足首バンド1の表面1aに固定されている。足首温度測定部11は、例えば、ベース部2を足首バンド1の厚さ方向に貫通する接触式の温度センサであって、足首M1に直接接触することによって足首M1の温度を測定する。従って、足首温度測定部11の一部は裏面1bに露出している。なお、足首温度測定部11は非接触式の温度センサであってもよい。
但し、上記のように足首温度測定部11が足首M1に接触して足首M1の温度を測定する場合、足首M1の温度を高精度に取得することが可能となる。なお、足首温度測定部11の温度センサの種類は、皮膚温センサであれば種々のものを用いることができ、例えば、サーミスタであってもよいし、白金測温抵抗体であってもよい。また、足首温度測定部11は、伸縮可能とされたストレッチャブルセンサであってもよい。
足首バンド1は、例えば、幅方向D2に沿った方向に並ぶように配置される一対の足首温度測定部11を備える。例えば、一対の足首温度測定部11のうち孤1c側に配置された足首温度測定部11は足首M1の前側上部の温度を測定し、一対の足首温度測定部11のうち孤1d側に配置された足首温度測定部11は足首M1の前側下部P(図1又は図6参照)の温度を測定する。このように複数の足首温度測定部11が足首M1の温度を測定することにより、足首M1の温度データを高精度に得ることが可能となる。
なお、足首バンド1は、孤1d側に配置されており足首M1の前側下部Pの温度を測定する1つの足首温度測定部11を備えていてもよい。この場合、身体のうち冷えが生じやすい足首M1の前側下部Pの温度を直接測定することができるので、身体の冷えを高精度に測定することが可能となる。
体動測定部12、外部温度測定部13及び送信部14は、例えば、足首バンド1の表面1aに着脱可能に固定される筐体16に収容されている。筐体16は、ベース部2に固定された板状の筐体取付部17に着脱可能とされている。筐体16は、足首バンド1の長手方向D1の一方側(図2では右側)に設けられる。筐体16は、例えば、幅方向D2に長く延びる直方体状とされている。筐体16及び筐体取付部17は、一対の伸縮性配線15を互いに接続するように設けられる。
筐体16は、例えば、角部が丸められた直方体状とされていてもよい。これにより、たとえ筐体16が測定対象者Mの身体に当たったとしても測定対象者Mに対する違和感を低減することが可能となる。なお、体動測定部12、外部温度測定部13及び送信部14のうち一部のみが筐体16に収容されていてもよく、残部が筐体16の外部に設けられていてもよい。このように、体動測定部12、外部温度測定部13及び送信部14の配置態様は適宜変更可能である。
体動測定部12は、例えば、加速度センサである。この場合、体動測定部12は、圧電型加速度センサ、静電容量型加速度センサ、又は、ピエゾ抵抗型加速度センサであってもよい。また、体動測定部12は、加速度センサ以外のセンサであってもよく、例えば、ひずみセンサであってもよい。この場合、体動測定部12は、例えば足首M1の動き(測定対象者Mの体動)に伴ってベース部2に生じた皺を検出することによって測定対象者Mの体動を測定してもよい。
更に、体動測定部12は、ベース部2に固定されたストレッチャブルセンサであってもよい。この場合、足首M1の動きに応じて体動測定部12が伸縮し、体動測定部12の伸縮度合に応じて体動測定部12の電気抵抗が変化し、この電気抵抗の変化が検知されることによって測定対象者Mの体動が検出される。すなわち、ストレッチャブルセンサである体動測定部12はベース部2を介して足首M1に接触した状態で伸縮し、この伸縮による電気抵抗の変化が受信されることによって測定対象者Mの体動が測定される。このように、測定対象者Mの体動を測定する体動測定部12としては種々のセンサを用いることが可能である。
外部温度測定部13は、例えば、筐体16に設けられた温度計である。一例として、外部温度測定部13は、測定対象者Mの就寝時における寝床内温度を測定する。このように、足首M1に巻き付けられた足首バンド1の外部温度測定部13が足首M1の温度と共に寝床内温度を測定することにより、より良好な睡眠環境を測定対象者Mに提供することが可能となる。なお、外部温度測定部13は、足首温度測定部11と同様、筐体16の外部に配置され、筐体16に伸縮性配線15を介して接続されていてもよい。
送信部14は、足首温度測定部11、体動測定部12及び外部温度測定部13のそれぞれによって測定された足首温度データ、体動データ及び外部温度データを後述する睡眠状態測定システム10の制御部20に送信する。送信部14は、例えば、無線LAN又はBluetooth(登録商標)等の無線通信インタフェースを備えており、足首バンド1の外部機器に対する無線のデータ通信が可能である。
伸縮性配線15は、足首温度測定部11と送信部14とを互いに電気的に接続する配線である。伸縮性配線15は、例えば、足首温度測定部11から足首バンド1の長手方向D1に延び出している。足首温度測定部11は、例えば、足首バンド1の長手方向D1の他方側(図2では左側)に設けられる。伸縮性配線15には、足首温度測定部11が検出した足首M1の温度データの検出信号が入力され、入力された温度データの検出信号を送信部14に出力する。例えば、伸縮性配線15は、導体が絶縁樹脂によって挟み込まれて形成されており、ベース部2に縫い込まれている。
伸縮性配線15は、高い伸縮性を備えており、例えば、伸縮性配線15の伸び率はベース部2の伸び率よりも高い。伸縮性配線15は、例えば、水に対して絶縁されている。具体例として、伸縮性配線15は、JIS C 3005(ゴム/プラスチック絶縁電線試験法)に合格する配線材料によって構成されている。伸縮性配線15は、一例として、銀メッキが施された繊維を含んでいてもよい。伸縮性配線15は、例えば、ベース部2にニット編みされていてもよいし、接着剤によってベース部2に接合されていてもよい。このように、伸縮性配線15をベース部2に接合する手段は特に限定されない。伸縮性配線15は、配線としての形状を維持しながらベース部2と共に伸縮する。
図4は、以上のように構成された足首バンド1を備える睡眠状態測定システム10の機能の例を示すブロック図である。なお、睡眠状態測定システム10が備える各機能は図4に示されるものに限られず適宜変更可能である。足首バンド1及び睡眠状態測定システム10は、例えば、寝具B(図1参照)の上に横たわった測定対象者Mの足首M1の温度及び体動を測定する。
睡眠状態測定システム10は、例えば、前述した足首バンド1と、睡眠状態測定システム10を統括制御する制御部20と、表示器31と、温熱治療器32とを備える。制御部20は、例えば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータに設けられており、足首バンド1、表示器31及び温熱治療器32のそれぞれと通信可能とされている。制御部20が設けられるコンピュータは、例えば、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等を実行するプロセッサ(例えばCPU)と、ROM及びRAM等によって構成される主記憶部と、ハードディスク又はフラッシュメモリ等で構成される補助記憶部と、ネットワークカード又は無線通信モジュールで構成される通信制御部と、キーボード又はマウス等の入力装置と、モニタ等の出力装置とを備える。
制御部20のコンピュータの各機能要素は、プロセッサ又は主記憶部に所定のソフトウェアを読み込ませて当該ソフトウェアを実行させることによって実現される。プロセッサは、当該ソフトウェアに従って、前述した通信制御部、入力装置又は出力装置を動作させ、主記憶部又は補助記憶部におけるデータの読み出し及び書き出しを行う。コンピュータの処理に必要なデータは主記憶部又は補助記憶部に記憶される。表示器31は、パーソナルコンピュータ又はノートパソコン等の情報端末のディスプレイ、及び、携帯電話又はタブレット等の携帯端末のディスプレイを含んでいる。
制御部20は、足首温度測定部11によって測定された足首M1の足首温度データ、体動測定部12によって測定された測定対象者Mの体動データ、及び、外部温度測定部13によって測定された外部温度データを送信部14から受信する。制御部20は、機能的構成要素として、例えば、寝返りを測定する寝返り測定部21と、睡眠状態を推定する睡眠状態推定部22と、睡眠状態のデータを記憶する睡眠データ記憶部23と、寝床内環境を評価する寝床内評価部24と、外部機器を制御する機器制御部25と、各種情報を通知する通知部26とを有する。
寝返り測定部21は、体動測定部12によって得られた測定対象者Mの体動から測定対象者Mの寝返りを測定する。例えば、寝返り測定部21は、測定対象者Mの就寝時における測定対象者Mの寝返りの回数を測定する。具体例として、寝返り測定部21は、測定対象者Mの仰向けの時間及び回数、測定対象者Mの横向き寝の時間及び回数、並びに、測定対象者Mのうつ伏せの時間及び回数、を測定してもよい。
睡眠状態推定部22は、就寝している測定対象者Mの睡眠状態を推定する。例えば、睡眠状態推定部22は、寝返り測定部21によって測定された寝返りの回数、及び足首温度測定部11によって得られた足首M1の温度、から測定対象者Mの睡眠状態を推定する。一例として、睡眠状態推定部22は、寝返りの回数が所定回数以下であって且つ足首M1の温度が所定温度以上であるときに測定対象者Mの睡眠状態が良好であると推定してもよい。また、睡眠状態推定部22は、例えば100点満点中の何点等、推定した測定対象者Mの睡眠状態を点数として導出してもよい。
また、睡眠状態推定部22は、寝返りの回数が所定回数以上であって且つ足首M1の温度が所定温度以下であるときに測定対象者Mの睡眠状態が良好でないと推定してもよい。睡眠データ記憶部23は、例えば、睡眠状態推定部22によって推定された睡眠状態のデータを制御部20の主記憶部に記憶する。
寝床内評価部24は、測定対象者Mが就寝する寝床内の環境を評価する。例えば、寝床内評価部24は、足首温度測定部11によって測定された足首M1の温度、体動測定部12によって測定された測定対象者Mの体動、及び外部温度測定部13によって測定された寝床内温度、の少なくともいずれかから測定対象者Mの寝床を評価する。
具体例として、寝床内評価部24は、外部温度測定部13によって測定された寝床内温度が一定温度以上であるときに測定対象者Mの寝床が良好であると評価してもよいし、外部温度測定部13によって測定された寝床内温度が一定温度以上でないときに測定対象者Mの寝床が良好でないと評価してもよい。
また、寝床内評価部24は、体動測定部12によって測定された測定対象者Mの体動が一定量以下であるときに測定対象者Mの寝床が良好であると評価してもよいし、体動測定部12によって測定された測定対象者Mの体動が一定量より多いときに測定対象者Mの寝床が良好でないと評価してもよい。このように、寝床内評価部24が評価する基となるデータの種類は適宜変更可能である。
機器制御部25は、睡眠状態推定部22によって推定された測定対象者Mの睡眠状態に応じて足首バンド1の外部の機器の動作を制御する。一例として、温熱治療器32は、敷き寝具である寝具Bに含まれていてもよい。例えば、機器制御部25は、測定対象者Mの温熱治療を行う温熱治療器32と通信可能とされており、測定対象者Mの睡眠状態に応じて温熱治療器32の動作を制御する。温熱治療器32は、例えば、測定対象者Mの温熱治療を行うための発熱体を備える。
図1及び図4に示されるように、温熱治療器32は、例えば、測定対象者Mが就寝する寝具Bの上部又は下部に配置されるシート状部材であり、寝具Bに含まれている。例えば、足首バンド1を装着した測定対象者Mが温熱治療器32の上方に横たわり就寝する。温熱治療器32は、測定対象者Mの身体に電位を与えて電位治療を行うと共に、測定対象者Mの身体に熱を付与して温熱治療を行ってもよい。このように、温熱治療器32が測定対象者Mの身体に電位治療及び温熱治療を行うことにより、不眠症等を緩和することが可能になると共に、血行不良を解消して疲労感を緩和することが可能となる。
しかしながら、例えば、測定対象者Mが不眠症等を煩っておらず疲労感が少ない場合には、温熱治療器32を動作させる必要がないこともある。そこで、本実施形態に係る睡眠状態測定システム10では、機器制御部25が測定対象者Mの睡眠状態に応じて温熱治療器32の動作を制御する。例えば、機器制御部25は、睡眠状態推定部22によって測定対象者Mの睡眠状態が良好でないと推定された場合に温熱治療器32のスイッチをONにし、睡眠状態推定部22によって測定対象者Mの睡眠状態が良好であると推定された場合に温熱治療器32のスイッチをOFFにしてもよい。
また、機器制御部25は、例えば、足首温度測定部11によって測定された足首M1の温度を温熱治療器32に送信してもよい。温熱治療器32は、機器制御部25から受信した足首M1の温度に応じて発熱体の温度を調整してもよい。一例として、温熱治療器32は、足首M1の温度が所定温度より低いときに発熱体を発熱させてもよい。この場合、足首M1の温度が低いときに温熱治療器32によって測定対象者Mの身体を温めることができ、足首M1を含む測定対象者Mの身体の末梢部分の冷えを抑制することが可能となる。
機器制御部25は、例えば、足首M1の温度が所定温度より低いとき、又は、外部温度測定部13によって測定された寝床内温度が所定温度より低いときにエアコンを動作させてもよい。このように、機器制御部25が外部機器を制御する条件、及び、機器制御部25が制御する外部機器の種類は、適宜変更可能である。
通知部26は、例えば、睡眠状態推定部22によって推定された測定対象者Mの睡眠状態、及び寝床内評価部24によって評価された測定対象者Mの寝床内評価を表示器31に通知する。これにより、表示器31を見た測定対象者M等は、睡眠状態及び寝床内評価を把握することが可能となる。なお、通知部26は、睡眠状態及び寝床内評価を表示器31以外の機器に通知してもよく、例えば、睡眠状態及び寝床内評価のデータを所定のサーバに蓄積してもよい。また、通知部26が通知する内容は、足首M1の温度データ、就寝時における測定対象者Mの体動データ、寝床内の温度データ、又は、就寝時における測定対象者Mの寝返りデータ等であってもよく、適宜変更可能である。
次に、図5に示されるフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る睡眠状態測定方法の一例について説明する。図5は、本実施形態に係る足首バンド1及び睡眠状態測定システム10を用いて測定対象者Mの睡眠状態を測定する各工程の一例を示している。最初に、測定対象者Mが足首M1に足首バンド1を装着し、測定対象者Mが就寝してから睡眠状態の測定が開始される。
まず、足首バンド1の足首温度測定部11が測定対象者Mの足首M1の温度を測定すると共に、足首バンド1の体動測定部12が測定対象者Mの体動を測定する(ステップS1、足首の温度を測定する工程、体動を測定する工程)。例えば、足首温度測定部11が測定した足首M1の足首温度、及び体動測定部12が測定した測定対象者Mの体動は、共に送信部14によってリアルタイムで制御部20に送信される。
制御部20が足首M1の温度、及び測定対象者Mの体動を受信すると、足首M1の温度が所定の温度閾値TH1以上であるか否かを睡眠状態推定部22が判定する(ステップS2、足首の温度を判定する工程)。そして、足首M1の温度が温度閾値TH1以上でないと睡眠状態推定部22が判定した場合には、測定対象者Mが冷え性であるとして、測定対象者Mの睡眠状態が良好でない旨を通知部26が表示器31に通知する(ステップS3、睡眠状態が良好でない旨を通知する工程)。また、機器制御部25が温熱治療器32のスイッチをONにして温熱治療器32による測定対象者Mの温熱治療を行う(ステップS4、温熱治療を行う工程)。
一方、足首M1の温度が温度閾値TH1以上であると睡眠状態推定部22が判定した場合には、ステップS5に移行する。ステップS5では、寝返り測定部21が測定対象者Mの体動から寝返り回数を測定し、測定された寝返り回数が所定の寝返り回数閾値TH2以上であるか否かを睡眠状態推定部22が判定する(寝返り回数を測定及び判定する工程)。そして、寝返り回数が寝返り回数閾値TH2以上であると睡眠状態推定部22が判定した場合には、測定対象者Mの眠りが浅いとしてステップS3,S4に移行し、測定対象者Mの睡眠状態が良好でない旨を通知部26が表示器31に通知して温熱治療を行う。
ステップS5において、寝返り回数が寝返り回数閾値TH2以上でないと睡眠状態推定部22が判定した場合には、測定対象者Mの睡眠状態が良好である旨を通知部26が表示器31に通知する(ステップS6、睡眠状態が良好である旨を通知する工程)。その後、一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係る足首バンド1及び睡眠状態測定システム10から得られる作用効果について詳細に説明する。例えば図1に示されるように、足首バンド1では、伸縮する生地によって構成されたベース部2に足首温度測定部11と体動測定部12が固定されており、足首温度測定部11は測定対象者Mの足首M1の温度を測定し、体動測定部12は測定対象者Mの体動を測定する。
従って、足首温度測定部11と体動測定部12が伸縮する生地によって構成されたベース部2に固定されているので、ベース部2が測定対象者Mの足首M1に巻き付けられた状態で足首M1の温度及び体動を測定することにより、足首M1の温度及び体動を正確且つ高精度に測定することができる。すなわち、ベース部2を足首M1に密着させた状態で温度及び体動を測定することができるので、足首M1の温度及び体動を正確且つ高精度に測定することができる。
また、送信部14が足首M1の温度及び体動の情報を足首バンド1の外部の制御部20に送信し、正確且つ高精度に測定された足首M1の温度及び体動の情報に基づいて制御部20(機器制御部25)が足首バンド1の外部の機器を制御することにより、測定対象者Mの身体を適度に温めることができる。従って、測定対象者Mの身体に冷えが生じている場合に測定対象者Mの身体を温めることができるので、測定対象者Mの寝付きを良好にして不眠を抑制することができる。
前述したように、足首バンド1は、足首温度測定部11及び送信部14を互いに接続すると共に伸縮性を有する伸縮性配線15を備えていてもよい。この場合、足首バンド1が伸縮性配線15を備えることにより、足首バンド1が装着されたり洗濯されたりしても伸縮性配線15が装着又は洗濯等に追従するので、使用時又は洗濯時等における断線を抑制することができる。また、伸縮性配線15は、水に対して絶縁されていてもよい。この場合、前述した伸縮性配線15が水に対して絶縁されるので、寝汗等から伸縮性配線15を保護することができる。
足首バンド1において、体動測定部12は送信部14と一体とされており、足首バンド1は、足首温度測定部11及び送信部14を互いに接続すると共に伸縮性を有する伸縮性配線15を備える。体動測定部12が送信部14と一体とされることにより、足首バンド1の構成を簡易にすることができるので、睡眠時に足首バンド1が足首M1に巻き付けられても足首バンド1が睡眠を妨げることを抑制することができる。また、足首温度測定部11と送信部14とは伸縮性配線15を介して互いに接続されているので、測定対象者Mの体動に伴う配線の追従性を高めることができる。
ベース部2の伸び率は2%以上であってもよい。この場合、足首M1の動きにベース部2を追従させやすくすることができる。従って、多くの凹凸を有する足首M1にベース部2が巻き付けられたときに、一層正確且つ高精度に温度及び体動を測定することができる。
ベース部2は、複数の方向に伸縮する2way生地によって構成されていてもよい。ベース部2が複数の方向に伸縮する2way生地であることにより、ベース部2の追従性を更に高めることができる。従って、足首M1の温度及び体動を更に高精度に測定することができる。
足首バンド1は、測定対象者Mの足首M1に巻き付けられた足首バンド1の外部の温度を測定する外部温度測定部13を備えてもよい。この場合、外部温度測定部13が足首バンド1の外部の温度を測定することにより、足首M1の外部の外気温を測定することができる。また、測定対象者Mが寝具Bに横たわるときに寝具Bの寝床内温度を測定することが可能となるので、寝床内温度の情報に基づいて足首バンド1の外部の機器を制御することにより、測定対象者Mにより快適な睡眠環境を提供することができる。
足首バンド1は、測定対象者Mの足首M1にベース部2が巻き付けられた状態でベース部2を足首M1に保持する保持部3を備え、保持部3は、足首温度測定部11が足首M1の前側下部Pに位置した状態でベース部2を保持してもよい。図6(a)、図6(b)、図6(c)及び図6(d)は、測定対象者Mの足首M1の皮膚表面温度を測定した実験の結果を示している。この実験は、測定対象者Mの両足を加温した状態から人工気象室内で冷却したときの状況をサーモビデオで撮影したものであって、人工気象室の温度を15℃、湿度を50%とし、この人工気象室内で測定対象者Mを60分間着座させた。
図6(a)は実験開始前の足首M1の前側を示す正面図、図6(b)は実験開始前の足首M1の後側を示す背面図、図6(c)は実験開始から60分間経過後の足首M1の前側を示す正面図、図6(d)は実験開始から60分間経過後の足首M1の後側を示す背面図、をそれぞれ示す。図6(a)〜図6(d)において、白色に近い箇所ほど温度が高い箇所を示しており、黒色に近い箇所ほど温度が低い箇所を示している。
図6(a)〜図6(d)に示されるように、時間の経過と共に、測定対象者Mの足先及び足首M1が他の箇所よりも冷えやすいことが確認されたので、冷え性の検出のために足首M1の温度を足首バンド1で測定することは妥当であることが分かった。また、図6(c)に示されるように、踝等と比較して足首M1の前側下部Pが更に温度が低下しやすいことが分かった。
以上のように、足首M1の前側下部Pは、他の足の部位と比較して冷えやすい部位であり、足首M1の前側下部Pの温度を測定することによって測定対象者Mの冷え性の有無を判定することが有効である。従って、足首M1の前側下部Pに足首温度測定部11が位置した状態でベース部2が保持部3で保持されることにより、冷え性の有無の判定をより高精度に行うことができる。
また、本実施形態に係る睡眠状態測定システム10では、寝返り測定部21が足首バンド1によって得られた体動から測定対象者Mの寝返りを測定し、足首バンド1によって得られた温度及び寝返りから睡眠状態推定部22が測定対象者Mの寝返りを推定する。このように、足首M1の温度と体動から睡眠状態推定部22が測定対象者Mの睡眠状態を推定することができるので、冷え性の有無を判定することができると共に測定対象者Mの睡眠状態の情報を取得することができる。
睡眠状態測定システム10は、睡眠状態推定部22によって推定された測定対象者Mの睡眠状態に応じて足首バンド1の外部の機器の動作を制御する機器制御部25を備え、機器制御部25は、測定対象者Mの温熱治療を行う温熱治療器32と通信可能とされており、測定対象者Mの睡眠状態に応じて温熱治療器32の動作を制御する。機器制御部25は、測定された睡眠状態に応じて温熱治療器32の動作を制御する。従って、足首M1の温度及び体動から得られた睡眠状態に応じて機器制御部25が温熱治療器32の動作を制御することにより、温熱治療器32を自動的に適切に動作させることができる。よって、冷え性である睡眠中の測定対象者Mに対して適切に温熱治療を行うことができるので、更に快適な睡眠を測定対象者Mに提供することができる。
以上、本発明に係る足首バンド及び睡眠状態測定システムの実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。すなわち、足首バンドの各部の形状、大きさ、材料、数及び配置態様、睡眠状態測定システム10の各部の機能、並びに、睡眠状態測定方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、睡眠状態に応じて足首バンド1の外部の機器の動作を制御する機器制御部25を備える睡眠状態測定システム10について説明した。しかしながら、睡眠状態測定システムは、睡眠状態に応じて足首バンドの動作を制御する機器制御部を備えていてもよい。例えば、足首バンドが発熱体を備えており、機器制御部は睡眠状態(一例として足首M1の温度又は体動)に応じて足首バンドの発熱体を制御し、必要に応じて足首を保温してもよい。
また、前述の実施形態では、測定対象者Mの睡眠状態及び寝床内評価等を表示器31に通知する通知部26について説明した。ここで、通知部の通知方法としては、例えば、アプリケーションによる通知、メールによる通知、又はSNSアカウントへの通知等、種々の方法が挙げられる。
また、前述の実施形態では、推定した測定対象者Mの睡眠状態を点数として導出する睡眠状態推定部22について例示した。しかしながら、睡眠状態推定部による睡眠状態の導出態様は、点数に限られず、適宜変更可能である。例えば、睡眠状態推定部は、測定対象者の睡眠状態をランクによって導出してもよい。
具体例として、睡眠状態推定部は、足首の温度が下限温度閾値(例えば30℃)以上且つ上限温度閾値(例えば36℃)以下であって寝返り回数が下限回数閾値(例えば20回)以上且つ上限回数閾値(例えば30回)以下である場合に「A」ランク、足首の温度が下限温度閾値以上且つ上限温度閾値以下であって寝返り回数が上限回数閾値より多い場合に「B」ランク、足首の温度が下限温度閾値以上且つ上限温度閾値以下であって寝返り回数が下限回数閾値未満である場合に「C」ランク、足首の温度が上限温度閾値より高い場合に「D」ランク、足首の温度が下限温度閾値より低い場合に「E」ランク、と導出してもよい。但し、この導出態様も一例であって更に変更することも可能である。
また、前述の実施形態では、外部温度測定部13を備える足首バンド1について説明した。しかしながら、足首バンドは、足首バンドの外部の湿度を測定する外部湿度測定部を備えていてもよい。この場合、例えば、外部湿度測定部が寝具の寝床内湿度を測定することが可能となる。従って、寝床内湿度の情報に基づいて足首バンド1の外部の機器(例えば加湿器又は除湿器)を制御することにより、乾燥肌を抑制したりして測定対象者Mに更に快適な睡眠環境を提供することができる。このように、足首バンドは、種々の外部環境(寝床内環境)を測定するものであってもよい。
また、前述の実施形態では、足首バンド1が面ファスナー3a,3bである保持部3を備える例について説明した。しかしながら、ベース部を足首に保持する保持部の構成は、例えば、バックル又はボタン等、面ファスナー以外のもので構成されていてもよく適宜変更可能である。但し、保持部3が面ファスナー3a,3bである場合、足首バンド1の硬い部位が測定対象者Mの身体に一層当たりにくくなるという利点がある。更に、前述の実施形態では、足首バンド1の孤1c及び孤1dのそれぞれに沿うように設けられた一対の滑り止め部4について説明した。しかしながら、足首バンドは、一対の滑り止め部のうちのいずれかのみを備えていてもよく、滑り止め部の数及び配置態様は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、伸縮性を有するベース部2について説明した。なお、ベース部は、必ずしもその全てが伸縮性を有していなくてもよく、例えば、ベース部の一部のみが伸縮性を有していてもよい。更に、前述の実施形態では、寝具Bの上に横たわった測定対象者Mの足首M1の温度及び体動を測定する足首バンド1について説明した。しかしながら、足首バンドは、例えば、着席時における測定対象者の足首等、寝具の上に横たわった測定対象者以外に対しても用いることが可能である。
1…足首バンド、1a…表面、1b…裏面、1c,1d…孤、1e,1f…径、2…ベース部、3…保持部、4…滑り止め部、10…睡眠状態測定システム、11…足首温度測定部、12…体動測定部、13…外部温度測定部、14…送信部、15…伸縮性配線、16…筐体、17…筐体取付部、20…制御部、21…寝返り測定部、22…睡眠状態推定部、23…睡眠データ記憶部、24…寝床内評価部、25…機器制御部、26…通知部、31…表示器、32…温熱治療器、B…寝具、D1…長手方向、D2…幅方向、M…測定対象者、M1…足首、P…前側下部。

Claims (7)

  1. 測定対象者の足首に巻き付けられる足首バンドであって、
    伸縮する生地によって構成されたベース部と、
    前記ベース部に固定されると共に前記足首の温度を測定する足首温度測定部と、
    前記ベース部に固定されて前記測定対象者の体動を測定する体動測定部と、
    前記足首温度測定部によって測定された前記足首の温度、及び前記体動測定部によって測定された前記測定対象者の体動を前記足首バンドの外部に送信する送信部と、
    を備える足首バンド。
  2. 前記足首温度測定部及び前記送信部を互いに接続すると共に伸縮性を有する伸縮性配線を備える、
    請求項1に記載の足首バンド。
  3. 前記伸縮性配線は、水に対して絶縁されている、
    請求項2に記載の足首バンド。
  4. 前記測定対象者の足首に巻き付けられた前記足首バンドの外部の温度を測定する外部温度測定部を備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の足首バンド。
  5. 前記測定対象者の足首に前記ベース部が巻き付けられた状態で前記ベース部を前記足首に保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記足首温度測定部が前記足首の前側下部に位置した状態で前記ベース部を保持する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の足首バンド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の足首バンドを備えた睡眠状態測定システムであって、
    前記体動測定部によって測定された前記測定対象者の体動から前記測定対象者の寝返りを測定する寝返り測定部と、
    前記寝返り測定部によって測定された前記測定対象者の寝返り、及び前記足首温度測定部によって測定された前記足首の温度から前記測定対象者の睡眠状態を推定する睡眠状態推定部と、
    を備える睡眠状態測定システム。
  7. 前記睡眠状態推定部によって推定された前記測定対象者の睡眠状態に応じて前記足首バンドの外部の機器の動作を制御する機器制御部を備え、
    前記機器制御部は、前記測定対象者の温熱治療を行う温熱治療器と通信可能とされており、前記測定対象者の睡眠状態に応じて前記温熱治療器の動作を制御する、
    請求項6に記載の睡眠状態測定システム。
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