JP2020103499A - Electric kettle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、湯沸機能を有する電気ケトルに関する。 The present invention relates to an electric kettle having a boiling water function.
電気ケトルは、水を入れた液体容器を電源台に載置し、スイッチを入れることにより、容器内の水を短時間で沸騰させることができる。このような電気ケトルには、液体容器の底部に加熱手段が設けられている。 The electric kettle can boil the water in the container in a short time by mounting a liquid container containing water on a power supply table and turning on the switch. In such an electric kettle, a heating means is provided at the bottom of the liquid container.
電気ケトルの加熱手段としては、例えば、シーズヒータが用いられる。シーズヒータは、電熱線(ニクロム線)が金属製の鞘(シース)で覆われた構造を有している。このシーズヒータを電気ケトルに用いる場合には、鞘を略環状に形成し、液体容器の底部にロウ付けなどによって取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。 As a heating means of the electric kettle, for example, a sheath heater is used. The sheathed heater has a structure in which a heating wire (nichrome wire) is covered with a metal sheath. When this sheathed heater is used in an electric kettle, the sheath is formed into a substantially annular shape and attached to the bottom of the liquid container by brazing or the like (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1には、加熱手段60を有する電気ケトルが開示されている。加熱手段60は、ヒーター61と、アルミダイキャストによりヒーター61を埋め込んでなるヒーター収納部材62とを有する全体として平面視略C字状の縦断面逆台形状を呈する部材である。 Patent Document 1 discloses an electric kettle having a heating means 60. The heating means 60 is a member that has a heater 61 and a heater housing member 62 in which the heater 61 is embedded by aluminum die casting, and has a generally inverted C-shaped vertical cross-section in plan view.
この加熱手段60には、温度ヒューズ70が電気的に接続されている。温度ヒューズ70は、電気機器の回路ショートや回路部品の故障などに起因する過電流によって生じる機器の発熱を感知し、回路を遮断する過熱保護部品である。 A thermal fuse 70 is electrically connected to the heating means 60. The thermal fuse 70 is an overheat protection component that senses the heat generation of the device caused by an overcurrent resulting from a circuit short circuit of an electrical device or a failure of a circuit component, and shuts off the circuit.
しかしながら、温度ヒューズは、その取り付け位置によって温度の検知性能にバラツキが生じてしまう可能性がある。そのため、加熱装置の過加熱を抑制するための保護部材として温度ヒューズを用いると、機器が発熱を開始してから回路が遮断されるまでの時間が個々の機器によってばらつく可能性があり、機器の信頼性が低下してしまう。 However, there is a possibility that the temperature detection performance of the thermal fuse may vary depending on the mounting position. Therefore, if a thermal fuse is used as a protective member to suppress overheating of the heating device, the time from the start of heat generation of the equipment to the interruption of the circuit may vary depending on the individual equipment. The reliability decreases.
そこで本発明では、加熱部の過加熱を抑制する保護部材の性能をより向上させた電気ケトルを提供することを目的とする。 Therefore, it is an object of the present invention to provide an electric kettle in which the performance of a protective member that suppresses overheating of a heating unit is further improved.
本発明の一局面にかかる電気ケトルは、液体容器と、前記液体容器の内部を加熱する加熱部と、前記加熱部の過加熱を抑制する保護部材とを備えている。この電気ケトルにおいて、前記加熱部は、シーズヒータを有しており、前記保護部材は、サーモスタットを有している。 An electric kettle according to one aspect of the present invention includes a liquid container, a heating unit that heats the inside of the liquid container, and a protection member that suppresses overheating of the heating unit. In this electric kettle, the heating unit has a sheathed heater, and the protection member has a thermostat.
上記の構成によれば、シーズヒータを有する加熱部を備えた電気ケトルにおいて、加熱部の過加熱を抑えるための保護部材として、温度応答性のより高いサーモスタットを使用している。そのため、保護部材の温度検知性能をより向上させることができる。 According to the above configuration, in the electric kettle provided with the heating unit having the sheath heater, the thermostat having higher temperature responsiveness is used as the protective member for suppressing overheating of the heating unit. Therefore, the temperature detection performance of the protection member can be further improved.
上記の本発明の一局面にかかる電気ケトルにおいて、前記サーモスタットは、前記シーズヒータの下面を跨ぐように配置されていることが好ましい。 In the above electric kettle according to one aspect of the present invention, it is preferable that the thermostat is arranged so as to straddle a lower surface of the sheath heater.
上記の構成によれば、加熱部の過加熱をより検出しやすい(すなわち、加熱時の温度がより高くなる)シーズヒータの下面に対して、サーモスタットをより確実に取り付けることができる。そのため、サーモスタットを使用した場合の過加熱の検知精度を向上させることができる。 According to the above configuration, the thermostat can be more reliably attached to the lower surface of the sheathed heater in which it is easier to detect overheating of the heating portion (that is, the temperature during heating becomes higher). Therefore, it is possible to improve the detection accuracy of overheating when the thermostat is used.
上記の本発明の一局面にかかる電気ケトルにおいて、前記サーモスタットは、前記シーズヒータの前記下面との接触面を有していてもよい。 In the electric kettle according to one aspect of the present invention, the thermostat may have a contact surface with the lower surface of the sheath heater.
上記の構成によれば、サーモスタットがシーズヒータの下面との接触面を有することで、シーズヒータの温度の上昇をより正確に検知することができる。 According to the above configuration, since the thermostat has the contact surface with the lower surface of the sheathed heater, the temperature rise of the sheathed heater can be detected more accurately.
上記の本発明の一局面にかかる電気ケトルにおいて、前記液体容器の底部には、樹脂部材が設けられており、前記サーモスタットは、緩衝部材を介して前記樹脂部材に取り付けられていてもよい。 In the above electric kettle according to one aspect of the present invention, a resin member may be provided at the bottom of the liquid container, and the thermostat may be attached to the resin member via a cushioning member.
上記の構成によれば、サーモスタットと樹脂部材との間に緩衝部材を仲介させることで、サーモスタットの配置位置を調節しやすくすることができる。 According to the above configuration, the buffer member is interposed between the thermostat and the resin member, so that the arrangement position of the thermostat can be easily adjusted.
上記の本発明の一局面にかかる電気ケトルにおいて、前記緩衝部材は、断熱性および弾力性の少なくとも何れかを有していてもよい。 In the above electric kettle according to one aspect of the present invention, the cushioning member may have at least one of thermal insulation and elasticity.
上記の構成によれば、緩衝部材が断熱性を有することで、サーモスタットの熱を樹脂部材へ伝わりにくくすることができる。また、緩衝部材が弾力性を有することで、サーモスタットの取り付け位置を調節しやすくすることができる。 According to the above configuration, since the cushioning member has the heat insulating property, it is possible to prevent the heat of the thermostat from being easily transmitted to the resin member. Moreover, since the cushioning member has elasticity, it is possible to easily adjust the mounting position of the thermostat.
以上のように、本発明の一局面にかかる電気ケトルは、温度応答性のより高いサーモスタットを加熱部の保護部材に使用している。そのため、保護部材の温度検知性能をより向上させることができる。これにより、信頼性のより高い電気ケトルを提供することができる。 As described above, in the electric kettle according to one aspect of the present invention, the thermostat having higher temperature responsiveness is used as the protection member of the heating unit. Therefore, the temperature detection performance of the protection member can be further improved. Thereby, a more reliable electric kettle can be provided.
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following description, the same parts are designated by the same reference numerals. Their names and functions are also the same. Therefore, detailed description thereof will not be repeated.
本実施形態では、電気ケトル100を例に挙げて説明する。図1には、電気ケトル100の外観を示す。電気ケトル100は、主として、ケトル本体200と電源台500とで構成されている。図2には、ケトル本体200の側面の構成を示す。
In the present embodiment, the
(電気ケトルの全体構成)
ケトル本体200は、電源台500に着脱自在に載置されている。電気ケトル100の使用者は、お湯を沸かしたいときにケトル本体200を電源台500上に載置し、お湯を使用するときにケトル本体200を電源台500から取り外すことができる。
(Overall structure of electric kettle)
The
ケトル本体200は、主として、本体ユニット300と蓋ユニット250とで構成されている。なお、ケトル本体200には、上方の一端部に湯などの液体の注ぎ口301が設けられている。また、ケトル本体200を上方側から見て、注ぎ口301と対向する位置に把持部401が設けられている。
The kettle
ケトル本体200内の液体を注ぐ際には、使用者は把持部401を把持し、ケトル本体200を注ぎ口301が下方に向くように傾けることで、注ぎ口301から液体を吐出させることができる。なお、本明細書では、説明の便宜上、注ぎ口301が配置されている側をケトル本体200の前方側と呼び、把持部401が配置されている側をケトル本体200の後方側と呼ぶ。また、ケトル本体200を電源台500上に載置した状態で、蓋ユニット250が位置する側をケトル本体200の上方側と呼び、本体ユニット300の底部材331が位置する側をケトル本体200の下方側と呼ぶ(図2参照)。
When pouring the liquid in the
蓋ユニット250は、本体ユニット300に着脱自在に装着されている。電気ケトル100の使用者は、蓋ユニット250の上面部251に設けられたロック機構252を解除状態にすることで、本体ユニット300から蓋ユニット250を取り外すことができる。そして、お湯を沸かすための水等を電気ケトル内の液体容器321(図6参照)に入れることができる。また、お湯を沸かす際には、蓋ユニット250を本体ユニット300に装着させて、液体容器321内を閉空間とする。
The
また、蓋ユニット250の上面部251の略中央には、開閉ボタン253が備えられている。開閉ボタン253は、蓋ユニット250に備えられた開閉弁(図示せず)の軸部と連結されている。電気ケトル100の使用者によって開閉ボタン253が下方に向かって押圧されると、その押圧動作に連動して開閉弁が下方に移動する。これにより、開閉弁は開状態となる。開閉弁が開状態になると、液体容器321から注ぎ口301までの液体流路が開放状態となる。使用者は、このように液体流路が開放された状態でケトル本体200を注ぎ口301側に傾けることにより、液体容器321内部の液体を湯飲みや茶碗等の他の容器等に注ぐことができる。
Further, an opening/
電源台500は、電気ケトル100へ電気を供給する給電部の役割を果たすともに、電気ケトル100の台座の役割を果たす。電源台500には、ケトル本体200内のヒータユニット340と電気的に接続される接続端子、電源コード、電源プラグなどが設けられている。電源台500については、従来公知の電気ケトルの電源台と同様の構成が適用できる。
The
以下、ケトル本体200の本体ユニット300の各構成部材の具体的な構成について説明する。図6には、ケトル本体200の内部構成を示す。図6は、図5に示すA−A線部分の断面構成を示す図である。図6では、底部材331を取り外した状態のケトル本体200を示す。
Hereinafter, a specific configuration of each component of the
(本体ユニットについて)
本体ユニット300は、主な構成部材として、側壁部材310、液体容器321、ヒータユニット(加熱部)340、底部材331、および取っ手ユニット400などを備えている。
(About the main unit)
The
側壁部材310は、金属または樹脂で形成された部材であって、本体ユニット300の外周面を形成する。なお、本実施形態では、側壁部材310は、略円筒形状の部材の周面の一部が切り取られた形状を有している。そして、この切り取られた部分に、取っ手ユニット400の本体接続部402が嵌め込まれている。すなわち、本体ユニット300の外周面は、その大部分が側壁部材310で構成され、一部分が取っ手ユニット400の本体接続部402で構成されている。
The
また、側壁部材310の前方側の上部には、前側突出部311が設けられている。前側突出部311は、他の構成部材とともに注ぎ口301の一部を構成している。
A
液体容器321は、側壁部材310の内側に配置されている。液体容器321は、ステンレス鋼などの金属または樹脂で形成されており、その内部に水などの液体を溜めることができるような容器の形状となっている。液体容器321の内周面には、フッ素樹脂等の耐蝕性樹脂(図示せず)が塗装されていてもよい。液体容器321の底面321aの下側には、後述するように、ヒータユニット340の一構成部品であるシーズヒータ602などが取り付けられている。液体容器321の底面321aは、ステンレス鋼などの金属で形成されている。
The
液体容器321の底面321aの外周には、樹脂製の環状支持部材(樹脂部材)333が備えられている。環状支持部材333は、液体容器321を支持している。環状支持部材333は、シーズヒータ602を取り囲むように配置されている。
On the outer periphery of the
また、液体容器321の側壁の外周面には、リブ322が複数個設けられている。リブ322は、液体容器321の外周に沿って延びる環状体であるとともに、水平面(電気ケトル100の載置面)と平行な板状体である。図6に示すように、液体容器321の外周にリブ322が設けられていることによって、液体容器321の外周面と側壁部材310の内周面との間に所定の空間が形成される。これにより、液体容器321内の断熱性を高めることができる。
Further, a plurality of
ヒータユニット(加熱部)340は、液体容器321の下方に設けられている。ヒータユニット340は、シーズヒータ602、シーズヒータ602などへ電気を供給する給電部601などを備えている。給電部601は、電源台500に設けられた接続端子と電気的に接続される。これにより、給電部601には、電源台500を介して電気が供給される。ヒータユニット340の詳細な構成については、後述する。
The heater unit (heating unit) 340 is provided below the
底部材331は、樹脂で形成された部材であって、本体ユニット300の底部を構成している。底部材331の上端部は、側壁部材310の下端部および取っ手ユニット400の本体接続部402の下端部と接続されている。底部材331の内部に、ヒータユニット340が収容されている。
The
取っ手ユニット400は、ケトル本体200の後方側を構成している。取っ手ユニット400は、主な構成部材として、把持部401、本体接続部402、および電源ボタン421などを有している。
The
把持部401は、樹脂などで形成された部材であって、使用者がケトル本体200を持ち運ぶ際の持ち手となる部分である。把持部401は、本体接続部402から突出するように、本体接続部402と一体的に形成されている。
The
本体接続部402は、上述したように、本体ユニット300の外周面の一部を構成している。取っ手ユニット400は、本体接続部402の下方に設けられた接続部431(図3参照)によって本体ユニット300の環状支持部材333と連結されている。
The main
把持部401の上方には、電源ボタン421が配置されている。電源ボタン421は、把持部401の内部で電源スイッチ(図示せず)と連結されている。ケトル本体200を電源台500上に載置した状態で、使用者が電源ボタン421を押し下げると、把持部401内の電源スイッチはON(接続)状態となり、ヒータユニット340は電源台500と通電される。これにより、ヒータユニット340には電気が供給され、液体容器321内に貯められた水は温められる。電源スイッチの構成については、従来公知の電気ケトルの電源スイッチの構成を適用することができる。
A
(ヒータユニットの具体的な構成について)
続いて、ヒータユニット340の具体的な構成について説明する。図3から図5には、本体ユニット300の底面部分の内部構成を示す。
(Specific configuration of heater unit)
Subsequently, a specific configuration of the
ヒータユニット340は、主な構成部材として、給電部601、シーズヒータ602、サーモスタット611、およびバイメタル保持部612などを備えている。
The
給電部601は、電源台500の接続端子が電気的に接続するソケットを有している。これにより、給電部601には、電源台500を介して電気が供給される。給電部601は、液体容器321の底面321aの略中央部に配置されている。給電部601は、シーズヒータ602などを含む電気ケトル100内の電気回路に電気を供給する。
The
シーズヒータ602は、金属製の鞘(シース)状の構造を有し、その内部に電熱線(例えば、ニクロム線)602aを収容している。シーズヒータ602は、例えば、アルミダイキャストによって製造される。
The sheathed
シーズヒータ602は、平面視略C字状の形状を有している(図4参照)。また、シーズヒータ602の縦断面は、逆台形状を有している(図6参照)。シーズヒータ602の上面は、ロウ付けなどによって液体容器321の底面321aに取り付けられている。シーズヒータ602は、側面部602b、および下面部602cを有している。
The sheathed
シーズヒータ602の上面が液体容器321の底面321aに接触した状態で取り付けられることで、シーズヒータ602からの熱を効率的に液体容器321の内部へ伝えることができる。なお、図6に示すように、シーズヒータ602は、例えば、ロウ付けなどによって液体容器321の底面321aと一体化されていてもよい。
Since the upper surface of the sheathed
サーモスタット611は、電気部品の回路ショートや電気部品の故障などに起因する過電流によって生じるヒータユニット340の過加熱、および各種部品の発熱などを感知し、電気回路を遮断する。サーモスタット611は、内部にバイメタルなどの温度検知部と、電気回路に接続されたスイッチ部とを有している。本実施形態では、サーモスタット611の温度検知部は、シーズヒータ602の温度を検知する。そして、温度検知部が所定の温度よりも上昇したことを検知すると、スイッチ部が動作して電気ケトル100内の電気回路を遮断する。これにより、シーズヒータ602への電気の供給が遮断される。このように、サーモスタット611は、ヒータユニット340の過加熱を抑制する保護部材としての機能を有している。
The
バイメタル保持部612は、電気ケトル100の空焚きを検知するための部材である。本実施形態では、バイメタル保持部612は、2個設けられている。図3に示すように、各バイメタル保持部612・621は、給電部601を間に挟んで互いに対向するように配置されている。バイメタル保持部612は、空焚き検知スイッチであるバイメタルを有している。
The
バイメタルは、液体容器321の底面321aに接触した状態で取り付けられている。バイメタルが所定の温度以上の温度まで加熱されると、バイメタルの形状の変化によってスイッチが動作し、シーズヒータ602への電気の供給が遮断される。これによって、液体容器321内に水などの液体が入っていない状態で、ヒータユニット340による加熱が継続することによる空焚きが抑制される。そのため、バイメタル保持部612は、ヒータユニット340の過加熱を抑制する他の保護部材ということもできる。
The bimetal is attached in contact with the
(サーモスタットの取り付け構造について)
続いて、サーモスタット611の取り付け構造について、図3から図6を参照しながら説明する。
(About mounting structure of thermostat)
Subsequently, a mounting structure of the
本実施形態では、サーモスタット611は、略円柱形状を有している。図6に示すように、サーモスタット611は、その上面611aがシーズヒータ602の下面部602cと接触している。
In this embodiment, the
ヒータユニット340への通電時、シーズヒータ602の下面部602cは高温となる。そのため、サーモスタット611をシーズヒータ602の下面部602cと接触させることで、シーズヒータ602の温度をサーモスタット611へより確実に伝達させることができる。これにより、サーモスタット611の温度応答性能がより向上する。なお、サーモスタット611内に設けられる温度検知部は、サーモスタット611の上面611a、あるいはその近傍に配置されていることが好ましい。
When energizing the
本実施形態では、シーズヒータ602とサーモスタット611との上記のような位置関係をより確実に保持するために、サーモスタット611は、シーズヒータ602の下面部602cを跨ぐようにして取り付けられている。
In the present embodiment, the
サーモスタット611の周辺には、サーモスタット611を保持するための構成として、フランジ部621、内側保持部622、外側保持部623、緩衝部材631、および係止部材641などが設けられている。
Around the
フランジ部621は、板金などの板状の材料で形成されている。フランジ部621は、サーモスタット611の外周を取り囲むように設けられ、サーモスタット611を支持している。これにより、サーモスタット611の取付け時の位置決めを正確に行うことができるとともに、サーモスタット611の取り付け後の位置ずれを抑制することができる。フランジ部621は、ヒータユニット340の加熱温度に耐え得る程度の耐熱性を有する材料で形成されていることが好ましい。本実施形態では、フランジ部621は、樹脂と比較して熱伝導性の高い金属(例えば、ステンレス、アルミなど)で形成されている。
The
内側保持部622は、液体容器321の底面321aの中央部側からサーモスタット611を支持している。内側保持部622は、底面321aからフランジ部621の端部へ向かって下方に延びる部材である。内側保持部622とフランジ部621とは、ビスなどの係止部材641によって固定されている。これにより、サーモスタット611は、フランジ部621を介して、内側保持部622によってその一方の側部が保持されている。
The
内側保持部622は、ヒータユニット340の加熱温度に耐え得る程度の耐熱性を有する材料で形成されていることが好ましい。本実施形態では、内側保持部622は、ステンレス、アルミなどの金属で形成されている。
The
外側保持部623は、液体容器321の底面321aの外周側からサーモスタット611を支持している。本実施形態では、外側保持部623は、環状支持部材333と一体的に形成されている。したがって、外側保持部623は、環状支持部材333と同じ樹脂材料で形成されている。
The
サーモスタット611は、フランジ部621を介して、外側保持部623によってその他方の側部が保持されている。なお、本実施形態では、外側保持部623とフランジ部621との間には、緩衝部材631が設けられている。より具体的には、サーモスタット611を保持するフランジ部621の一端部は、緩衝部材631を介して、外側保持部623に支持されている。
The other side portion of the
緩衝部材631は、例えば、樹脂材料(例えば、耐熱性を有するフェノール樹脂など)、シリコン材料、ゴム材料などで形成されている。緩衝部材631がこのような材料で形成されていることで、緩衝部材631は、断熱性および弾力性を有している。
The
緩衝部材631が断熱性を有していることで、シーズヒータ602からサーモスタット611へ伝わった熱が、外側保持部623へ伝わることを抑制することができる。これにより、サーモスタット611と外側保持部623との熱伝達の影響が低減され、サーモスタット611による過加熱の検知精度の低下を防ぐことができる。また、外側保持部623が、比較的熱に弱い樹脂材料で形成されている場合には、外側保持部623への熱伝達が低減されることで、樹脂材料が溶けたり変形したりすることを防ぐことができる。
Since the cushioning
また、緩衝部材631が弾力性を有していることで、外側保持部623およびフランジ部621などの周辺部材の成形時の寸法のわずかな誤差を補償することができる。そのため、サーモスタット611の取り付け位置の安定性を向上させることができる。
Further, since the cushioning
このように、サーモスタット611の一方の側(底面321aの中央に近い側)は、内側保持部622によって液体容器321の底面321aに対して支持されている。また、サーモスタット611の他方の側(底面321aの外周に近い側)は、フランジ部621および緩衝部材631などを介して、外側保持部623に対して支持されている。
In this way, one side of the thermostat 611 (the side close to the center of the
上記のように各部材を配置することで、サーモスタット611は、シーズヒータ602の下面部602cを跨ぐようにして取り付けられることとなる。これにより、ヒータユニット340の過加熱をより検出しやすい(すなわち、加熱時の温度がより高くなる)シーズヒータ602の下面部602cに対して、サーモスタット611をより確実に接触させることができる。そのため、サーモスタット611を使用した場合の過加熱の検知精度を向上させることができる。
By arranging each member as described above, the
また、サーモスタット611を間に挟んで互いに対向するように位置する内側保持部622および外側保持部623によってサーモスタット611を支持することで、サーモスタット611を安定した状態で設置することができる。そのため、サーモスタット611の位置ずれを抑えることができる。
Further, the
(まとめ)
以上のように、本実施形態にかかる電気ケトル100は、ケトル本体200と電源台500とを有している。ケトル本体200は、主として、本体ユニット300と蓋ユニット250とで構成されている。ケトル本体200には、液体容器321、注ぎ口301、ヒータユニット(加熱部)340、および把持部401などが備えられている。
(Summary)
As described above, the
そして、本実施形態にかかる電気ケトル100では、ヒータユニット340は、シーズヒータ602を有している。また、ヒータユニット340の過加熱を抑制する保護部材として、サーモスタット611を使用している。
In the
従来は、ヒータユニットの過加熱を抑制するための保護部材として、温度ヒューズを使用していた。しかし、温度ヒューズは、温度の検知精度がサーモスタットと比較して劣っている。そのため、取り付け位置にバラツキが生じると、同一の製品であっても個々の製品ごとに温度の検知精度に誤差が生じやすくなる。そのため、保護部材としての信頼性に欠ける。温度ヒューズが高温を正しく検知しないと、ヒータユニットの温度が際限なく上昇し、ヒータユニット周辺の樹脂部材が溶ける危険性がある。樹脂部材が溶けると、電気部品のショートが起こる可能性がある。 Conventionally, a thermal fuse has been used as a protective member for suppressing overheating of the heater unit. However, the temperature fuse is inferior in temperature detection accuracy to the thermostat. Therefore, if the mounting positions vary, an error is likely to occur in the temperature detection accuracy of each product even if they are the same product. Therefore, the reliability as a protective member is lacking. If the thermal fuse does not correctly detect the high temperature, the temperature of the heater unit rises endlessly and there is a risk that the resin member around the heater unit will melt. When the resin member melts, a short circuit of electric parts may occur.
そこで、本実施形態では、保護部材として、温度ヒューズの代わりにより温度応答性の良いサーモスタットを用いている。そのため、温度ヒューズを保護部材として使用した従来の電気ケトルと比較して、温度検知性能を向上させることができる。これにより、信頼性のより高い電気ケトルを提供することができる。 Therefore, in this embodiment, a thermostat having a good temperature response is used as the protective member instead of the thermal fuse. Therefore, the temperature detection performance can be improved as compared with the conventional electric kettle using the thermal fuse as the protection member. Thereby, a more reliable electric kettle can be provided.
なお、比較的安価なサーモスタットは、サイズが大型化する傾向にある。サーモスタットのサイズが大きくなると、その取り付け位置に制約が生じる場合がある。そこで、本実施形態では、シーズヒータ602の下面部602cを跨ぐようにサーモスタット611を配置させている。これにより、比較的サイズの大きなサーモスタット611であっても、他の部品の配置が制約されることを防ぐことができる。
The relatively inexpensive thermostat tends to increase in size. As the size of the thermostat increases, the mounting position of the thermostat may be restricted. Therefore, in the present embodiment, the
また、サーモスタット611は、シーズヒータ602の下面部602cとの接触面(上面611a)を有している。加熱時の温度がより高くなるシーズヒータ602の下面部602cにサーモスタット611を接触させることで、サーモスタット611は、シーズヒータ602の温度上昇をより確実に検知することができる。
Further, the
また、シーズヒータ602の下面部602cを跨ぐように配置されたサーモスタット611は、内側保持部622と外側保持部623とによって両側から支持されている。これにより、サーモスタット611の取付け時の位置決めを正確に行うことができるとともに、サーモスタット611の取り付け後の位置ずれを抑制することができる。
Further, the
なお、上述した実施形態では、緩衝部材が断熱性および弾力性の両方の性質を有しているものを例に挙げて説明したが、本発明の別の態様では、緩衝部材は、断熱性および弾力性の少なくとも何れかを有していればよい。また、緩衝部材を、断熱性を有する第1の部材と、弾力性を有する第2の部材という2つの部材で構成してもよい。 In the above-described embodiment, the cushioning member has been described as an example having both heat insulating properties and elasticity, but in another aspect of the present invention, the cushioning member has a heat insulating property and elasticity. It may have at least one of elasticity. Further, the cushioning member may be composed of two members, a first member having a heat insulating property and a second member having elasticity.
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。 The embodiments disclosed this time are to be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is shown not by the above description but by the claims, and is intended to include meanings equivalent to the claims and all modifications within the scope. Further, configurations obtained by combining the configurations of the different embodiments described in the present specification are also included in the scope of the present invention.
100 :電気ケトル
200 :ケトル本体
250 :蓋ユニット
300 :本体ユニット
301 :注ぎ口
321 :液体容器
321a :底面
333 :環状支持部材(樹脂部材)
340 :ヒータユニット(加熱部)
400 :取っ手ユニット
500 :電源台
602 :シーズヒータ(加熱部)
602c :下面部(下面)
611 :サーモスタット(保護部材)
611a :(シーズヒータの下面との)接触面
631 :緩衝部材
100: Electric kettle 200: Kettle main body 250: Lid unit 300: Main body unit 301:
340: heater unit (heating unit)
400: Handle unit 500: Power supply platform 602: Sheath heater (heating part)
602c: Lower surface (lower surface)
611: Thermostat (protective member)
611a: contact surface 631 (with lower surface of sheath heater): cushioning member
Claims (5)
前記液体容器の内部を加熱する加熱部と、
前記加熱部の過加熱を抑制する保護部材と
を備え、
前記加熱部は、シーズヒータを有しており、
前記保護部材は、サーモスタットを有している、
電気ケトル。 A liquid container,
A heating unit for heating the inside of the liquid container,
A protective member for suppressing overheating of the heating unit,
The heating unit has a sheathed heater,
The protection member has a thermostat,
Electric kettle.
請求項1に記載の電気ケトル。 The thermostat is arranged so as to straddle the lower surface of the sheathed heater.
The electric kettle according to claim 1.
請求項2に記載の電気ケトル。 The thermostat has a contact surface with the lower surface of the sheathed heater,
The electric kettle according to claim 2.
前記サーモスタットは、緩衝部材を介して前記樹脂部材に取り付けられている、
請求項1から3の何れか1項に記載の電気ケトル。 A resin member is provided at the bottom of the liquid container,
The thermostat is attached to the resin member via a cushioning member,
An electric kettle according to any one of claims 1 to 3.
The electric kettle according to claim 4, wherein the cushioning member has at least one of thermal insulation and elasticity.
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2018
- 2018-12-27 JP JP2018244100A patent/JP2020103499A/en active Pending
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