JP2020103018A - 回転装置 - Google Patents

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篤見 衛藤
嗣人 山崎
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Abstract

【課題】発電用回転装置は、永久磁石とステーターの磁極間間隙をローターの回転速度が最速となる最適磁極間間隙を自動的に成形保持して前記逆起電力発生装置によるスパイク電圧を最適状態で安定発生させることができるスリム化した発電用回転装置を提供する【解決手段】回転駆動軸に軸心を連結したローターにおいてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石を配列し、前記永久磁石と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石の円形通過路の内周側において通過する永久磁石に対して前記ローターの静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石を対面配置したステーターを設け、前記永久磁石はバネ機構により支持してローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構により拡張変位可能にしてなることを特徴とする回転装置。【選択図】図1

Description

本発明は、効率よく回転させる発電用又は回転駆動用に最適な回転装置に関するものである。
基本的なモーターや発電機は、回転子(ローター)と固定子(ステーター)で構成される。ローターとステーターのギャップを間隙(または空隙)と呼び、その空間を磁力線が伝わって、電磁誘導による回転運動や発電を行う。
間隙は小さいほど、つまりローターとステーターが近づくほど、モーターは強い力を出し、発電機は大きな電力を生む。ただ、間隙を小さくしすぎると、ローターまたはステーター上に配置された磁石により磁力の不均一な脈動が発生し、回転運動の抵抗となる。回転が高速になるとこの脈動は運動エネルギーの損失となるので、回転速度に応じて最適な間隙の距離に調整することが望ましい。
回転速度に応じた間隙距離の調整には様々な方法が考えられる。回転数を電子的に検出して間隙を調整できるようなソレノイドやギア/モーターのような構造もある。
本発明は最適化調整のための電子回路や駆動装置を必要とせず、回転に伴う永久磁石の遠心力を利用して電磁石と永久磁石との磁極間間隙をローターの回転速度が最速となる最適磁極間間隙に自動的に成形保持する回転装置を提供する。
上記課題を満足させる本発明の回転装置における主な技術構成は、次の(1)〜(4)の通りである。
(1)、回転駆動軸に軸心を連結したローターにおいてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石を配列し、前記永久磁石と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石の円形通過路の内周側において通過する永久磁石に対して前記ローターの静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石を対面配置したステーターを設け、前記永久磁石はバネ機構により支持してローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構により拡張変位可能にしてなることを特徴とする回転装置。
(2)、前記電磁石の吸引・反発力<バネ機構の弾性反発力<永久磁石の遠心力の関係に設定して、前記永久磁石の遠心力とバネ機構による前記磁極間間隙を前記ローターの最大回転数になる間隙にしたことを特徴とする前記(1)に記載の回転装置。
(3)、回転駆動軸に軸心を連結したローターにおいてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石を配列し、前記永久磁石と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石の円形通過路の内周側において通過する永久磁石に対して前記ローターの静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石を対面配置したステーターを設け、前記永久磁石はバネ機構により支持してローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構により拡張変位可能にしてなり、前記バネ機構には前記永久磁石に対する電磁石の吸引・反発力を吸収するダンパーを付設したことを特徴とする回転装置。
(4)、前記電磁石の吸引・反発力<ダンパーの粘性力<バネ機構の弾性反発力<永久磁石の遠心力の関係に設定して、前記永久磁石の遠心力とバネ機構による前記磁極間間隙を前記ローターの最大回転数になる間隙にしたことを特徴とする前記(3)に記載の回転装置。
<本発明における前記特徴とする技術条件の定義を次に説明する>
本発明において、前記バネ機構とは、JISB0103(ばね用語)で記載の定義を含むもので、「物体の弾性又は変形によって蓄積されたエネルギーを利用することを主目的とする機械要素」である。
例えば金属、ゴム、プラスチック他に動物の腸・髭・皮等を用いたものや植物では、草・木の皮等の繊維、竹・幹・樹液・蔓等また鉱物ではセラミック等を素材として、材料が持つ弾牲をより有効に利用できる形(:コイル状バネ、棒状バネ、パイプ状バネ等、更にこれ等バネを任意に組み合わせたにつくられた複合バネ等)にしたもので、力を受けて変形した後その力が除かれた時に元の形にもどる復元強さを有する機械要素を総称する。
例えば実施例1及び実施例2に示す板バネ400、400−1,400−2及びバネ機構を言う。この他に図5に示すように弾性コイルバネ400−4、エアーバネ、或いは図6に示すようにもう一つのバネ用永久磁石400−5を前記永久磁石300に対してその背面側(:ローター200の外周方向端部側)に磁極を反発関係で対面させて間隔をおいて固定配置し、その反発力作用を前記永久磁石300に作用させるタイプ、もしくは図7に示すようにローター200自体に永久磁石300を支持する構造の片支持バネ400−3を形成してローター200の半径方向線上を弾性変形作用するタイプ等を利用することなどが例記できる。
本発明において前記ダンパー600は、前記バネ機構400のバネ作用を遅延させる粘性のあるものであり例えばクッションゴム、エアー式ショックアブソーバー等を前記バネ機構に単に併設したもの、或いは実施例2に示す如く板バネ400−1,400−2間にクッションゴム600−1をラミネートしたもの、或いはコイルバネにクッション用の合成樹脂を被覆したもの等の合体タイプ等が例示される。
本発明において、前記ローター及びステーターの配置型は水平型、竪型、斜め型等に拘らず自在配置である。
本発明において、ローターにおける永久磁石の配置は、前記電磁石と共に同一回転角度間隔で配列し、且つローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する磁極間間隙を、自己の遠心力でバネ機構を介して変位可能に支持するため、電磁石は前記永久磁石の円形通過路の内周側とするものであるが、この際、永久磁石はローター外周側をN極又はS極の同極配置しローター内周側を反対のS極又はN極の同極配置とし、その形状は板状、円盤状、円筒形・多角筒形の筒状ピストン形状にし、そのまま又は実施例2に示すように先端部を除いてケースに収容し、該ローターには該永久磁石又は該永久磁石と前記ケース共々ローター半径方向に移動可能にガイドするシリンダータイプの形成配置が好ましい。
<本発明の前記特徴とする技術条件による作用効果を次に説明する>
本発明の回転装置は、前記(1)〜(2)の構成により、「ローターの回転運動」と「永久磁石の遠心力」と「永久磁石ローター力で作用するバネ機構の弾性変形力」を利用して、前記初動時の磁極間間隙をローターの回転速度が最速となる最適磁極間間隙に自動的に成形保持することが可能になる。
叉、本発明の回転装置は、前記(3)〜(4)の構成により、「ローターの回転運動」と「永久磁石の遠心力」と「永久磁石の遠心力で作用するバネ機構の弾性変形力」と「ダンパーによる電磁石からの吸引・反発力の吸収でバネ機構の微振動の抑制作用」を利用して、永久磁石に対する電磁石の反発吸引作用による永久磁石の脈動を打消して回転抵抗を減退しながら前記磁極間間隙をローターの回転速度が最速となる最適磁極間間隙に自動的に確実に安定成形保持するものである。
即ち、換言すれば永久磁石の回転に伴う変位は、遠心力だけではなく対向する電磁石からの磁力によっても変化しうる。この変化は、回転に伴って磁石と電磁石が接近・離反を繰り返すタイミングとバネ機構の弾性運動によって不必要な振動を起こすことがある。このような振動は、永久磁石がローター回転による遠心力でスムーズな半径方向線上の移動を阻害する抵抗となりうる。このようなバネ機構自体の有害な振動を抑えるために前記のダンパーを備えるのである。ダンパーは前記脈動を抑えて永久磁石の微振動を防ぐ役割を果たし、円滑最適なローター最高速回転を確保する。
叉、ローター及びステーターの配置を竪型、横型(水平型)、斜め型等自在配置を可能にして、発電用及び駆動用の回転装置のスリム化を実現し、応用範囲を自転車電源又は駆動モーター、自動車電源又は駆動モーター、簡易家庭用発電機又は駆動モーター、各種工業用発電機又は駆動モーター等に利用可能にするなどその用途の汎用性は計り知れず回転装置産業に貢献すること多大なものがある。
磁極間間隙と最大回転数の関係例を示すグラフ。 最適回転数を実現するための実施例1を示す図である。 図2に示す実施例の詳細説明図である。 最適回転数を実現するための実施例2を示す図である。 実施例3を示す図である。 実施例4を示す図である。 実施例5を示す図である。
発明を実施するための形態を図1〜図3に示す実施例1及び図4〜図5に示す実施例2により詳細に説明する。
図1〜図3に示す本実施例1は、回転駆動軸10に軸心を連結したローター200においてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石300を配列し、前記永久磁石300と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石300の円形通過路の内周側において通過する永久磁石300に対して前記ローター200の静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石500を対面配置したステーター100を設け、前記永久磁石300はバネ機構400により支持してローター200の回転によりその半径方向線上で前記電磁石500に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構400により拡張変位可能にしてなる回転装置である。
そして前記永久磁石300の遠心力とバネ機構400とダンパー600とによる前記磁極間間隙の拡張変位がローター200の最大回転数との関係を満たすバネ機構400の弾性反発力と電磁石500の吸引・反発力と永久磁石300の遠心力を設定してなる回転装置である。
この設定関係は「電磁石500の吸引・反発力<バネ機構400の弾性反発力<永久磁石300の遠心力」の関係に設定することにより、前記永久磁石300と電磁石500との前記磁極間間隙を前記ローター200の最大回転数になる間隙にすることが出来る。
この基本的な構成・作用効果は以下に示す新規な発見に基づくものである。
図1は、図2と図3に示すあるモーターにおけるローター200の永久磁石300とステーターの電磁石500の磁極間間隙とローター200の回転数(RPM)の関係(実測値)を示す。
前記磁極間間隙の最小距離を2mmに定め、その間隙における最速RPMを、磁極間間隙の値を変えながらそれぞれ計測した。
因みに、
1.ローター200は半径18cm、
2.永久磁石300の仕様:
ネオジム磁石、直径1cm、長さ2cmの円筒形、重量11.56g
吸引力=4061gf
表面磁束密度=5327Gauss
3.ステーターの半径=15cm、重量=約2800g
4.電磁石500の仕様:
全長=6cm、0.6mm径の銅線7,000cm長、コア径=1.3cm、コア材質=軟鉄
5.板バネ400のバネの弾性係数:
質量(m)11.56gの磁石が、半径(r)18cmで毎分720回転(rpm)の円運動をする場合、遠心力(Fc)はFc=11.83N(ニュートン)となる。
本機で用いたバネは近似的に、一端を支持し他方を自由端とする板バネとして、また幅に対する長さを十分に大きく取る形状として、バネの弾性係数Eは、数1で求められる。
ここで、Pはバネにかかる重量(N)で近似的に遠心力による荷重(P≒Fc)、1は固定端から荷重点までの距離(mm)、bとhはそれぞれ板バネの幅と厚み(mm)、そしてνはポアソン比で一般的に約0.3の値となる。
ゆえにバネの弾性係数E=184×10N/mmとなり、通常のステンレス鋼の特性と同等となる。ここではδ=3mm、b=40mm、h=1mm、そしてl=80mmの値を用いた。
ローター200が停止中の或いは回転初動時の該磁極間間隙の必要最小値を2mmとすると、最大の磁束密度のため強力なトルクを持つが、前述の脈動抵抗のため最大回転数は低い領域となる。
磁極間間隙をその距離における最大回転数を確認しながら広げていくと、最大回転数はほぼ線形に増加し、磁極間間隙が約4.5mmのところで回転数が最大値720RPMを示し、さらに磁極間間隙を広げると該最大値から回転数は低下する。
このことは、電磁石500の磁極が永久磁石300から遠ざかり、磁束密度が高くなることでの現象である。
前記の「磁極間間隙と最大回転数」の関係から、ローター200の回転始動時には磁極間間隙を狭く取り、磁束密度を最大限に利用して大きなトルク(または発電の場合には発電量)が得られるようにし、回転数が増加するにつれて磁極間間隙を徐々に広げ、永久磁石300及び電磁石500による反発吸引の脈動の力学的損失を軽減するように回転を効率化させ、最大回転数を得ることが望ましい。
このことを実現するために図2のような装置構造で回転装置の最適化が実現する。
図2に示す本例の回転装置は、回転駆動軸10に軸心を連結したローター200の円周方向に等回転角度間隔で永久磁石300を配列し、前記永久磁石300の円形通過路の内周側において、通過する永久磁石300に対してローター200の静止時に最大回転トルクを発生する僅少磁極間間隙Xで電磁石500を対面配置したステーター100を設け、前記永久磁石300はローター200の回転によりその半径方向線上で前記電磁石500に対する磁極間間隙を永久磁石300の遠心力Fcとバネ機構400により変位可能に支持し、前記永久磁石300の遠心力Fcをバネ機構400による磁極間間隙の変位がローター200の最大回転数との関係を満たすバネ機構400の弾性反力(:バネ係数)と永久磁石300及び電磁石500の磁力を前述の関係に設定してなる.
このようにステーター100の周りをローター200が囲み、永久磁石300はローター200に組み込まれたバネ機構としての板バネ400に取り付けられ、回転速度が増すと永久磁石300の遠心力により永久磁石300と電磁コイル500の磁極間間隙は拡張変化するが、
(1)初動時には最大トルクとなる磁極間間隙X
(2)高速回転時には脈動による損失が最小の磁極間間隙Xc、
となり回転の最適化が実現できる。
図3では、ローター200の初動時と高速回転時における磁極間間隙の変化を拡大して示す。モデル的に簡略図示しているが永久磁石300及び電磁コイル500は例えば僅少の配置間隔で且つ18度の等回転角度間隔で20個配置してある。
回転の初動では、磁極間間隙は最小値のXで、磁束密度が最大の状態となり、最大のトルクを生み出す。
ローターの回転速度が上がるにつれ、永久磁石300の遠心力Fcは数2で算出できる。
(ここで、mは永久磁石300の質量、rはローター200の回転半径、ωはローター200の回転速度。)
永久磁石300の遠心力Fcが板バネ400の変位(Xc−X)に釣り合うように該磁極間間隙が広がる。ただし、永久磁石300と電磁石500の吸引・反発の影響で、多少該間隙変位の値は修正する必要はある。
この磁極間間隙の変位が、前記ローター200の最大回転数と磁極間間隙の関係を満たすように、板バネ400のバネ係数や永久磁石300と電磁石500の磁力の修正を行うと、回転装置は外部からの制御機構なしに自己最適化を行うことができる。
本発明における前記実施例1ではバネ機構として板バネ400を例示したが他の例として前述定義で紹介した各種のバネ機構においても同様な前記作用効果が享受された。
実施例2は、図4に示すように、回転駆動軸10に軸心を連結したローター200においてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石300を配列し、前記永久磁石300と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石300の円形通過路の内周側において通過する永久磁石300に対して前記ローター200の静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石500を対面配置したステーター100を設け、前記永久磁石300はバネ機構400−1,400−2により支持してローター200の回転によりその半径方向線上で前記電磁石500に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構400により拡張変位可能にしてなり、前記バネ機構400−1,400−2にはそのバネ作用を吸収するダンパー600を付設した回転装置である。
そして前記永久磁石300の遠心力とバネ機構400−1,400−2とダンパー600とによる前記磁極間間隙の拡張変位がローター200の最大回転数との関係を満たすバネ機構400の弾性反発力とダンパー600の粘性力と電磁石500の吸引・反発力と永久磁石300の遠心力を設定してなる回転装置である。
この設定関係は「前記ダンパー600の粘性力<電磁石500の吸引・反発力<バネ機構400−1,400−2の弾性反発力<永久磁石300の遠心力」の関係に設定することにより、前記永久磁石300と電磁石500との前記磁極間間隙を前記ローター200の最大回転数になる最適間隙にすることが出来る。
図4の(1)において、ステーター100には外周に等回転角度間隔で12個の電磁石500を配置し、ローター200には電磁石500と同等の等角度間隔で12個の永久磁石300が固定ケース20で保持され固定ケース20の両側各々を板バネ400−1,400−2を介してローター200に接続し支持されている。つまり永久磁石300は固定ケース20と共に安定したローター半径方向の変位が可能に取り付けられている。
前記図4の(1)の模式図を拡大して見ると、ローター200の回転静止中を示す図4(2)のように永久磁石300を支持した板バネ400−1,400−2がダンパー機能を有する樹脂や空気コンテナ等のダンパー600を挟む。これでローター200の回転中は永久磁石300に電磁石500から吸引・反発力を受けるとダンパー600がその振動を吸収して板バネ400−1,400−2と永久磁石300の微脈動を防止する。
図4の(3)(4)は回転中に永久磁石300がその遠心力によりローターの半径方向線上で変位している状態を示す。
この場合の遠心力による変位は、
遠心力Fcは、負荷質量m=10g、
回転速度ω=2π×600(RPM)/60秒=62.8s−1
半径r=0.14m の場合
Fc=mrω=5,52N=0.56kg重
となり、板バネ400−1,400−2による永久磁石300の変位は、約3mmになるように板バネ400−1,400−2の材質(弾性係数)と長さを選び、さらにダンパー材の粘性力(:粘性係数)を調整する。
その他の例
回転体の最適化は、回転とそれに伴う遠心力を利用して、ローター200とステーター100の間隙調整を自動的に行うものであるが、それを実現するための機構としては、実施例1及び実施例2以外に様々なバリエーションが多義に亘る。そのいずれもが「回転運動」と「遠心力」を利用した調整方法となる。
ローター200に取り付けられた永久磁石300を、運動する円軌道に対して法線方向に変異させる機構は、前記板バネ機構400、400−1,400−2以外に、図5に示す実施例3のようにローター200自体に片支持式のバネアーム400−3を形成しこれに永久磁石300を装着しバネアーム400−3の弾性作用を利用する場合、また図6に示す実施例4のようにもう一つの永久磁石式バネ機構400−5による反発バネ作用の利用、もしくは、図7に示す実施例5のようにコイル状のスプリング機構400−4とエアーシリンダ式のショックアブソーバ600−1(防振ダンパー)との組み合わせ機構の採用により、実施例2と同様に電磁石からスプリング機構400−4自体が受ける有害な脈動による永久磁石300の振動を防ぐ役割を果たす。
本発明は、前述の優れた作用効果を呈して応用範囲を自転車電源及び駆動モータ、自動車電源及び駆動モータ、簡易家庭用発電機及び回転機器モータ、各種工業用発電機及び駆動モータ等に利用可能して、発電及び電機器の回転駆動モータ産業界に寄与と発展に貢献すること多大なものがある。
100:ステーター
200:ローター
300:永久磁石
400、400−1,400−2,400−3,400−4、400−5:バネ機構例
500:電磁石
600、600−1:ダンパー
700:ホルダー
:初動時には最大トルクとなる最少磁極間間隙
Xc:最高速回転時には脈動による損失が最小となる最適磁極間間隙

Claims (4)

  1. 回転駆動軸に軸心を連結したローターにおいてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石を配列し、前記永久磁石と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石の円形通過路の内周側において通過する永久磁石に対して前記ローターの静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石を対面配置したステーターを設け、前記永久磁石はバネ機構により支持してローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構により拡張変位可能にしてなることを特徴とする回転装置。
  2. 前記電磁石の吸引・反発力<バネ機構の弾性反発力<永久磁石の遠心力の関係に設定して、前記永久磁石の遠心力とバネ機構による前記磁極間間隙を前記ローターの最大回転数になる間隙にしたことを特徴とする請求項1に記載の回転装置。
  3. 回転駆動軸に軸心を連結したローターにおいてその円周方向に沿い且つ等回転角度間隔で且つ半径方向線上に沿って移動可能に永久磁石を配列し、前記永久磁石と同じ等回転角度間隔で且つ前記永久磁石の円形通過路の内周側において通過する永久磁石に対して前記ローターの静止時の僅少の磁極間間隙で電磁石を対面配置したステーターを設け、前記永久磁石はバネ機構により支持してローターの回転によりその半径方向線上で前記電磁石に対する前記磁極間間隙が自己の遠心力と前記バネ機構により拡張変位可能にしてなり、前記バネ機構には前記永久磁石を介して伝達される電磁石の吸引・反発力による振動を吸収するダンパーを付設したことを特徴とする回転装置。
  4. 電磁石の吸引・反発力<ダンパーの粘性力<バネ機構の弾性反発力<永久磁石の遠心力の関係に設定して、前記永久磁石の遠心力とバネ機構による前記磁極間間隙を前記ローターの最大回転数になる間隙にしたことを特徴とする請求項3に記載の回転装置。
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