JP2020102244A - 生産活動支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】部品実装システムにおいて中・長期的な観点で操作性に優れた効率的なメンテナンス作業を実現することができる生産活動支援システムを提供する。【解決手段】部品実装システム1における複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システム(メンテナンス作業支援装置5)は、部品実装システム1にて実行される生産作業を含む生産情報を取得する生産情報取得部51と、複数のメンテナンス対象の各々について実行されたメンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報と生産情報に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用時間を求め、求められた使用時間を複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を実施すべき期限を示す使用限界時間に基づいて、当該時点におけるメンテナンス優先度を優先順位の3段階で算出する優先度算出部56と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、部品実装システムにおいてメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムに関するものである。
基板に電子部品を実装して実装基板を生産する部品実装システムは、基板に半田を印刷する印刷装置や印刷後の基板に部品を実装する部品実装装置など、複数の設備を連結した部品実装ラインより構成される。従来より部品実装業界では部品実装精度の高度化とともに生産性の向上が求められており、これらの要望に応えるには、部品実装設備の状態を常に良好に維持するためのメンテナンス作業が重要となる。このメンテナンス作業を計画的に効率よく実行するため、メンテナンス作業計画を立案する機能を有する作業支援システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に示す先行技術においては、メンテナンス作業の作業計画を作成するにあたり、部品実装装置ごとの計画、部品実装装置グループごとの計画、メンテナンス要員ごとの計画等の計画の利用目的に応じて各種の計画を作成するようにしている。
特許第4478108号公報
部品実装システムは複数の部品実装ラインより構成され、メンテナンス作業の対象となる設備の数は膨大であり、これら設備に用いられるユニットの種類は多岐に亘ったものとなっている。このような部品実装システムを対象としてメンテナンス作業を効率よく実行するためには、各設備・ユニットについてメンテナンスが必要とされる時期を時系列的に予測した中・長期的なメンテナンス作業計画の立案が不可欠となる。しかしながら、上述の特許文献例に示す先行技術では、メンテナンス作業の実施推奨時期または実施推奨時期を超える場合に、当該メンテナンス作業をまとめてメンテナンス作業計画を作成するようにしている。そのため、メンテナンス対象となる項目はメンテナンス作業計画を立案した時点においてメンテナンスが必要とされる項目に限られ、中・長期的な観点で操作性に優れた効率的なメンテナンス作業を実現することが困難であった。
そこで本発明は、部品実装システムにおいて中・長期的な観点で操作性に優れた効率的なメンテナンス作業を実現することができる生産活動支援システムを提供することを目的とする。
本発明の生産活動支援システムは、複数の部品実装装置を備える部品実装システムにおいて、前記部品実装システムにおける複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムであって、前記部品実装システムにて実行される生産作業を含む生産情報を取得する生産情報取得部と、複数の前記メンテナンス対象の各々について実行された前記メンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報と前記生産情報に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用時間を求め、求められた前記使用時間を複数の前記メンテナンス対象について実行される前記メンテナンス作業を実施すべき期限を示す使用限界時間に基づいて、当該時点におけるメンテナンス優先度を優先順位の3段階で算出する優先度算出部と、を備える。
また、本発明の生産活動支援システムは、複数の部品実装装置を備える部品実装システムにおいて、前記部品実装システムにおける複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムであって、前記部品実装システムにて実行される生産作業を含む生産情報を取得する生産情報取得部と、複数の前記メンテナンス対象の各々について実行された前記メンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報と前記生産情報に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用回数を求め、求められた前記使用回数を複数の前記メンテナンス対象について実行される前記メンテナンス作業を実施すべき回数を示すメンテナンス使用限界回数に基づいて、当該時点におけるメンテナンス優先度を優先順位の3段階で算出する優先度算出部と、を備える。
本発明によれば、部品実装システムにおいて中・長期的な観点で効率的なメンテナンス作業を実現することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装システムの構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装システムに含まれる部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス対象の説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス作業内容の説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおける優先度テーブル情報の説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス優先度の日程データの説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス条件データの説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス作業計画表の説明図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス優先度の日程データ作成を示すフロー図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス優先度の日程データ作成を示すフロー図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス作業計画の作成を示すフロー図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス計画作成時の表示画面を示す図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス計画作成時の表示画面を示す図 本発明の一実施の形態の生産活動支援システムにおけるメンテナンス計画作成時の表示画面を示す図
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施の形態のメンテナンス作業支援システムの適用対象となる部品実装システム1の構成について説明する。部品実装システム1は基板に電子部品を実装して実装基板を生産する機能を有している。本実施の形態では、複数(ここではラインL1〜L3)の部品実装ライン4を通信ネットワーク2を介して管理装置3に接続した構成となっている。各部品実装ライン4における作業は管理装置3によって管理される。すなわち部品実装ライン4の属する各設備の稼働に必要なデータは管理装置3によって当該設備に送信され、各設備による処理結果は管理装置3に送信される。
本実施の形態における管理装置3には、メンテナンス作業支援装置5が付随して設けられている。メンテナンス作業支援装置5は、部品実装システム1におけるメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を支援する機能を有しており、メンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムとして機能する。
それぞれの部品実装ライン4は、基板供給装置M1、基板受渡装置M2、半田印刷装置M3、部品実装装置M4、M5、リフロー装置M6および基板回収装置M7を直列に連結した構成となっている。基板供給装置M1によって供給された基板13(図2参照)は基板受渡装置M2を介して半田印刷装置M3に搬入され、ここで基板13に部品接合用の半田をスクリーン印刷する半田印刷作業が行われる。
半田印刷後の基板13は部品実装装置M4、M5に順次受け渡され、ここで半田印刷後の基板13に対して電子部品を実装する部品実装作業が実行される。そして部品実装後の基板13はリフロー装置M6に搬入され、ここで所定の加熱プロファイルにしたがって加熱されることにより部品接合用の半田が溶融固化する。これにより電子部品が基板13に半田接合されて基板13に電子部品を実装した実装基板が完成し、基板回収装置M7に回収される。
次に図2を参照して、部品実装装置M4、M5の構成および機能を説明する。部品実装装置M4、M5の要部断面を示す図2において、基台11上には基板搬送方向(X方向・・図において紙面垂直方向)に基板搬送機構12が配設されている。基板搬送機構12は基板13を搬送するコンベア12aを備えており、半田印刷装置M3から搬入された基板13を部品実装機構17による実装作業位置に位置決めして保持する。
部品実装機構17は基板搬送機構12の両側(操作方向における手前側(1F)、背面側(1R))に配置されて、実装ヘッド19(ノズルヘッド)をヘッド移動機構18によってX方向、Y方向に水平移動する構成となっている。実装ヘッド19の下端部にはノズルホルダ19aが設けられており、ノズルホルダ19a装着されたノズル20によってテープフィーダ15から電子部品を取り出して基板13に移送搭載する。
基板搬送機構12のY方向(X方向と直交する方向)の側方には、部品供給部14が配置されている。部品供給部14にはフィーダベース21aに設けられたフィーダ装着用の複数のスロット(図示省略)に予めテープフィーダ15が装着された状態の台車21がセットされる。台車21には、電子部品を保持したキャリアテープ23をそれぞれ巻回状態で収納するテープリール22が保持されている。テープリール22から引き出されたキャリアテープ23は、テープフィーダ15によってノズル20による部品取り出し位置までピッチ送りされる。
部品供給部14と基板13との間には部品認識カメラ16が配設されており、テープフィーダ15からノズル20によって電子部品を取り出した実装ヘッド19が部品認識カメラ16の上方を移動することにより、ノズル20に吸着保持された状態の電子部品が部品認識カメラ16によって撮像される。部品実装装置M4、M5はそれぞれ電源部24を備えており、電源部24は当該装置内の駆動部や制御装置に稼働用の電力を供給する。
上述構成の部品実装装置M4、M5や、基板搬送機構のコンベア12a、部品実装機構17を構成する実装ヘッド19のノズルホルダ19a、ノズルホルダ19aに装着されるノズル20や、電源部24などは、それぞれ点検や清掃などのメンテナンス作業を定期的に実行するメンテナンス対象となる。本実施の形態に示す部品実装システム1では、上述のメンテナンス作業支援装置5の作業支援機能によって、これらのメンテナンス対象について実行されるべきメンテナンス作業の管理を効率的に実行するようにしている。
そして部品実装ライン4を特定する符号(L1、L2、L3)、部品実装装置M4、M5を特定する符号(M4、M5)、部品実装機構17を特定する(1F)や(1R)などの符号、ノズルヘッドである実装ヘッド19を特定する符号など、各部を特定する符号は、メンテナンス作業支援装置5によって作業支援対象とする際に、上述のメンテナンス対象を特定するための識別符号として用いられる。
次に図3を参照して、メンテナンス作業支援装置5の制御系の構成を説明する。図3において、メンテナンス作業支援装置5は通信部50を介して部品実装システム1の管理装置3と接続されており、メンテナンス作業支援装置5の各部と管理装置3との間で各種信号やデータの送受信を行うことができるようになっている。なおここに示す構成では、メンテナンス作業支援装置5を管理装置3から独立した装置として記載しているが、メンテナンス作業支援装置5の機能を管理装置3の有する処理機能の一部とした構成であってもよい。また、管理装置3は生産工場全体を統合するシステム、例えばERP(Enterprise Resource Planning)等から情報の送受信が行うことができる。
メンテナンス作業支援装置5は、各種の情報・データを記憶する記憶部30のほか、生産情報取得部51、入力部52、設定部53、抽出部54、比較部55、優先度算出部56、メンテナンス作業計画作成部57および表示部58を備えている。これらメンテナンス作業支援装置5を構成する各部の機能については、記憶部30に記憶される各種情報の内容と併せて順次説明する。
まず、記憶部30に記憶される情報・データについて説明する。記憶部30は、メンテナンス関連情報31およびメンテナンス計画データ42を記憶する。メンテナンス関連情報31は、メンテナンス対象の各々について実行される一つ以上のメンテナンス作業に関する情報である。メンテナンス関連情報31には、以下に説明する設備位置情報32、メンテナンス対象33、メンテナンス作業内容34、優先度テーブル情報35、生産実績情報40および実行履歴情報41が含まれている。
設備位置情報32、メンテナンス対象33について、図4を参照して説明する。図4に示すように、メンテナンス対象33は、「ラインNO」33a、「ユニットID」33b、「設備ID」33c、「メンテナンス箇所」33d、「作業種別」33eより構成される。「ラインNO」33aは、図1に示す部品実装ライン4を特定する番号であり、「ラインNO」33aが指定されることにより、部品実装システム1においてメンテナンス対象となる部品実装ライン4が特定される。「ユニットID」33bは、メンテナンス作業の対象となる範囲を包括的に指定する項目である。ここでは、図2に示す構成において実装ヘッド19を作業対象とする場合の包括範囲として「ノズルヘッド」1、「ノズルヘッド」2のような機構ユニット単位での包括範囲や、「装置」M5などのように、個別装置単位での包括範囲など、必要に応じて適宜設定された包括範囲が用いられる。
「設備ID」33cは、メンテナンス対象を設備単位で特定するための識別符合であり、「ユニットID」33bとの関連で適宜設定される。ここでは、「ユニットID」33bとしての「ノズルヘッド」1、「ノズルヘッド」2において、これらが図2に示す背面側(1R)に配置されていることを示しており、「M5」は、部品実装装置M5全体が包括されてメンテナンス作業対象となっていることを示している。「ラインNO」33a、「ユニットID」33b、「設備ID」33c、は、部品実装システム1においてメンテナンス作業の対象となる設備を特定する設備位置情報32を構成する。
「メンテナンス箇所」33dは、具体的にメンテナンス作業の実行対象となる箇所を示す。「作業種別」33eは、「メンテナンス箇所」33dを対象として具体的に実行される作業を示している。「メンテナンス箇所」33dの詳細については、メンテナンス作業内容34に示されている。なお、「ユニットID」33b、「設備ID」33cの分け方は便宜的なものであり、メンテナンス作業の管理上の便宜に応じて適宜選択すればよい。
図5は、メンテナンス作業内容34を示している。ここでは、「メンテナンス箇所」34a毎に、「作業種別」34b、「作業時間」34c、「作業内容」34dが規定されている。「メンテナンス箇所」34aは、メンテナンス対象33の「メンテナンス箇所」33dに対応している。「作業種別」34bは、「メンテナンス箇所」34aに示す各項目毎に、実行されるメンテナンス作業の種別、例えば、清掃、給油、点検・・・などの作業種別を示している。「作業時間」34cは、当該作業項目を実行するのに要する標準的な所要時間を分単位で示している。「作業内容」34dは、当該作業項目の詳細な実行内容を示している。メンテナンス対象33とメンテナンス作業内容34とを対照することにより、メンテナンス作業の作業種別や詳細作業実行内容および時間換算の作業負荷を把握することができるようになっている。
次に図6を参照して、優先度テーブル情報35について説明する。図6において、「メンテナンス箇所」35a、「作業種別」35bは、メンテナンス対象33における「メンテナンス箇所」33d、「作業種別」33eに対応している。ここでは、装置本体部38について、「ノズルホルダ」38a〜38c、「ノズル」38d〜38f、「ノズルチェンジャ」38g、「コンベア」38h、38i、「電源部」38jが例示されており、テープフィーダ39について「テープ搬送路」39aが例示されている。
「メンテナンス箇所」35aと「作業種別」35bによって規定されるメンテナンス対象の各項目には、メンテナンス推奨期限36が規定されている。メンテナンス推奨期限36は、当該メンテナンス対象の項目について、メンテナンス作業を実施すべき期限を示すものである。具体的には、メンテナンス対象の項目の使用開始からメンテナンス作業を実施すべき日時までの期限(以下、使用限界時間という)またはメンテナンス対象の項目の使用開始からメンテナンス作業を実施すべき回数までの期限(以下、使用限界回数という)によって期限が規定される。例えば、「ノズルホルダ」38aに示す項目については、前回メンテナンス作業が実行された時点から140H以内に、すなわち実稼働状態での使用時間に換算して140時間が経過するまでに当該項目についてメンテナンス作業を実行すべきであることが示されている。なお、ここで言うメンテナンス対象の使用時間(または使用回数)は、今まで未使用状態から使用が開始されてからの使用時間(または使用回数)と前回メンテナンス作業が実施されて使用が開始されてからのからの使用時間(または使用回数)を含んでいる。
そしてメンテナンス優先度37には、メンテナンス作業を実行すべき優先順位をメンテナンス推奨期限36に基づいて区分した優先度が規定されている。優先順位の区分は、各メンテナンス推奨期限36までの範囲を予め設定された任意の範囲に分けたものである。ここでは、優先順位をA、B、Cの3段階で区分した例が示されている。例えば、「ノズルホルダ」38aに示す項目については、メンテナンス作業を実行すべき優先順位を高い方からメンテナンス優先度37をAB、Cと規定している。また、「メンテナンス優先度A」37aには、使用時間が140H〜100Hに該当するものが区分される。「メンテナンス優先度B」37bには、使用時間が100H〜40Hに該当するものが区分される。「メンテナンス優先度C」37cには、使用時間が40H以下に該当するものが区分される。そして図6に示すように、その他の項目についても同様に、メンテナンス推奨期限36およびメンテナンス対象の使用時間または使用回数との関連に基づいて、メンテナンス優先度37が決定される。
すなわち優先度テーブル情報35は、メンテナンス作業を実行すべき優先順位を区分するメンテナンス優先度37を、メンテナンス推奨期限36とメンテナンス対象が使用された使用時間または使用回数との関連に基づいて規定する。なお、ここで使用するメンテナンス推奨期限36としては、稼働時間の経過を示す使用時間または部品実装動作などの作業動作における動作回数を示す使用回数のいずれかを適宜選択して採用する。
生産実績情報40は、部品実装システム1にて実行された部品実装作業の生産実績を示すものであり、本実施の形態においては、生産実績情報40に基づいてメンテナンス対象33に示す各項目の使用時間/使用回数40aが取得できるようになっている。なお本実施の形態においては、メンテナンス作業支援装置5は生産情報取得部51を備えており、生産情報取得部51は通信部50を介して部品実装システム1の管理装置3から生産情報を取得する。
これらの生産情報には、部品実装システム1にて実行された生産実績情報40とともに、部品実装システム1によって実行される予定の生産作業を示す生産計画に関する情報も含まれている。実行履歴情報41は、メンテナンス対象の各々について実行されたメンテナンス作業の履歴を示す情報である。実行履歴情報41は、生産実績情報40と同様に、部品実装システム1の管理装置3から生産情報取得部51によって取得され、以下に説明するメンテナンス優先度37の算出に用いられる。
優先度算出部56は、上述のメンテナンス関連情報31に含まれる実行履歴情報41および優先度テーブル情報35に基づいて、メンテナンス対象33に示されるメンテナンス作業のそれぞれについて部品実装システム1の稼働過程において日時経過に伴って変化するメンテナンス優先度37を算出する処理を行う。メンテナンス優先度37の算出においては、実行履歴情報41に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用時間または使用回数を求め、求められた使用時間または使用回数を優先度テーブル情報35と参照することにより、当該時点におけるメンテナンス優先度37が、「メンテナンス優先度A」37a、「メンテナンス優先度B」37b、「メンテナンス優先度C」37cのいずれに該当するかを算出する。
なおメンテナンス優先度37の算出においては、生産情報取得部51によって取得した生産計画から、各メンテナンス対象の予定使用時間または予定使用回数を予測し、当該メンテナンス対象の予定使用時間または予定使用回数と優先度テーブル情報35に基づいて、情報取得日より先の日時におけるメンテナンス優先度37を算出するようにしてもよい。
メンテナンス作業計画作成部57は、優先度算出部56が算出したメンテナンス優先度37に基づいて、メンテナンス対象のうちの少なくとも1つのものについて実施されるメンテナンス作業の作業計画を作成する処理を行う。作成されたメンテナンス作業計画は表示部58によって表示され、メンテナンス作業を実行する作業者は表示された作業計画に従って作業を実行する。メンテナンス作業計画を作成する際には、入力部52を介してメンテナンス実施日時が入力され設定部53によって設定されている。設定されたメンテナンス実施日時までにメンテナンス作業が実施されるように、メンテナンス作業計画作成部57がメンテナンス作業計画を作成する。作成された作業計画に示すメンテナンス作業を実施する旨が、生産計画と併せて表示部58に表示されるようになっている。
ここでメンテナンス作業計画作成部57によって作成されるメンテナンス計画データについて説明する。記憶部30には、メンテナンス計画データ42が記憶されており、メンテナンス計画データ42には、メンテナンス条件データ43、メンテナンス優先度の日程データ44、メンテナンス作業計画表45が含まれている。図7に示すように、メンテナンス優先度の日程データ44は、メンテナンス対象33(図4参照)によって規定される個別のメンテナンス作業の対象項目46a〜46g毎に、「メンテナンス優先度の日時経過に伴う遷移」44a、すなわち当該項目について優先度算出部56によって算出されたメンテナンス優先度37の変化を示したものである。
ここでは、計画参照用に設定された日付a1,a2,a3・・・a6,a7のそれぞれにおけるメンテナンス優先度37を予測した結果が、「メンテナンス優先度A」37a〜「メンテナンス優先度C」37cに対応するA、B、Cで、表記されている。すなわち、メンテナンスを実行した直後ではメンテナンス優先度37は「メンテナンス優先度C」37cであり、装置稼働日数が経過して使用時間または使用回数が累積されることにより、メンテナンス優先度37は「メンテナンス優先度B」37b、「メンテナンス優先度A」37aに順次遷移する。このようにして作成されたメンテナンス優先度の日程データ44に基づくことにより、個別のメンテナンス作業項目毎のメンテナンス優先度37の変化を把握することができ、中・長期的なメンテナンス作業計画を作成する際の優先順位の決定を合理的に行うことができる。
ここでメンテナンス優先度の日程データ44を作成する際に実行されるメンテナンス優先度37の更新処理フローについて、図10、図11を参照して説明する。これらの処理は、優先度算出部56の機能によって実行される。最初に図10を参照して、生産計画を参照することなく従来の装置稼働状態がほぼそのまま継続されるとの前提に基づいてメンテナンス優先度37を設定する方法について説明する。まず、メンテナンス優先度37の更新処理の対象となるメンテナンス対象の使用回数または使用時間を取得する(ST1)。すなわち、記憶部30にメンテナンス関連情報31として記憶された生産実績情報40に含まれる使用時間/使用回数40aを読み出す。次いで取得したメンテナンス対象に対応した優先度テーブル情報35を取得する(ST2)。すなわち、同様に記憶部30にメンテナンス関連情報31として記憶された優先度テーブル情報35を読み出す。
そして取得した使用回数または使用時間と取得した優先度テーブル情報35とに基づき、情報取得日におけるメンテナンス優先度37を算出する(ST3)。算出したメンテナンス優先度37は情報取得日のメンテナンス優先度37に設定される(ST4)。次いで、取得した使用回数または使用時間と取得した優先度テーブル情報35とから、情報取得日より先の日付におけるメンテナンス優先度37を予測する(ST5)。ここではその時点までにおける装置稼働状態の実績に基づいて、使用回数または使用時間を推定予測し、その予測結果に基づいて情報取得日より先の日付(例えば図7に示すメンテナンス優先度の日程データ44における日付a1〜a7)におけるメンテナンス優先度37を予測する。予測したメンテナンス優先度37は情報取得日より先の日付のメンテナンス優先度37として設定される(ST6)。
ここで言う、その時点までにおける装置稼働状態の実績とは、例えば、1日や1週間等の一定期間における各メンテナンス対象設備の使用回数、使用時間、またはその使用回数や使用時間に基づいた平均値等のことである。また、メンテナンス優先度37の設定とは、過去にメンテナンス対象のメンテナンス優先度37が算出されている場合は更新を意味する。また、情報取得日より先の日付におけるメンテナンス優先度37の算出は、1週間や1ヶ月等の所定期間でも良いし、該当するメンテナンス推奨期限36を超えない範囲で算出できる期間で算出しても良い。そしてこれらの算出したメンテナンス優先度37と予測したメンテナンス優先度37を対象の日時が設定されることで、図7に示すメンテナンス優先度の日程データ44が作成される。
次に、図11を参照して、生産情報取得部51によって取得した生産計画を参照して、生産計画上で予定された装置稼働状態に基づいてメンテナンス優先度37を設定する方法について説明する。ここで、ST11からST14までは上述したST1からST4までと同様のフローのため説明を省略する。次いで、生産情報取得部51によって部品実装システム1における生産計画を取得する(ST15)。次に、取得した生産計画から、メンテナンス対象の予定使用回数または予定使用時間を予測する(ST16)。なお、メンテナンス対象の予定使用回数または予定使用時間の予測は、取得した生産計画から使用される設備情報、生産される実装基板数を少なくとも含んで予測されればよく、シミュレーション等によって予定使用回数または予定使用時間を予測しても良い。
次に取得した情報、予測した予定使用回数または予定使用時間および取得した優先度テーブル情報35に基づき、情報取得日より先の日付におけるメンテナンス優先度37を予測する(ST17)。そして予測したメンテナンス優先度37に基づき、情報取得日より先の日付におけるメンテナンス優先度37を設定する(ST18)。
そしてこれらの算出したメンテナンス優先度37と予測したメンテナンス優先度37を対象の日時が設定されることで図7に示すメンテナンス優先度の日程データ44が作成される。このように、メンテナンス優先度37の算出において、生産計画を参照することにより、メンテナンス対象のメンテナンス優先度37をより精度よく予測することができ、日程計画の精度を向上させることが可能となっている。
次に、このようにして作成されたメンテナンス優先度の日程データ44と予め規定されたメンテナンス条件データ43に基づき、図9に示すメンテナンス作業計画表45を作成する処理について、図8、図12を参照して説明する。図8に示すメンテナンス条件データ43は、部品実装システム1において、メンテナンス作業を実行するための許容される条件を規定するものである。メンテナンス条件データ43は、部品実装システムを含む生産設備を管理する管理者が予め設定したものでもよいし、ERP等の作業者情報とその作業者のメンテナンス作業が可能な時間情報を含んだシステムから管理装置3を介して作業者とその作業者のメンテナンス作業が可能な時間を取得して作成される。以下の説明においては、管理装置3から作業者情報とその作業者のメンテナンス作業が可能な時間を取得してメンテナンス作業計画を作成する一連の流れを説明する。
すなわち図8(a)に示すパターン1においては、部品実装システム1において作業可能な作業者43a(ここでは、○○、○×、××の3名)とこれらの作業者がメンテナンス作業のために割くことが可能な「作業時間」43bが予め規定されている。ここでは、作業者○○、○×、××のいずれもが、60minをメンテナンス作業のために費やすことが可能となっている。さらに図8(b)に示すパターン2では、作業者43aに示す各作業者を割り当てることが可能な作業対象設備43cとしての部品実装ラインL1、L2が規定されている。ここでは、作業者○○、××は部品実装ラインL1の割り当て可能で、作業者○×は部品実装ラインL2の割り当て可能となっている。
図12は、上述のメンテナンス条件データ43を前提として、メンテナンス優先度の日程データ44にて日程の形でまとめられたメンテナンス優先度に基づいて、メンテナンス作業計画の作成フローについて説明する。まずメンテナンス条件データ43を取得しメンテナンス作業を実行するメンテナンス実施日時を設定部53によって設定する(ST21)。すなわち、設定部53はメンテナンス作業を実施する予定のメンテナンス実施日時を設定する。
次に設定されたメンテナンス実施日時までに、メンテナンス優先度37がメンテナンス優先度B以上となるメンテナンス対象を、メンテナンス優先度の日程データ44から抽出部54によって抽出する(ST22)。すなわち抽出部54は、設定されたメンテナンス実施日時におけるメンテナンス優先度37が、メンテナンスを実行することが望ましいと判断される所定の区分(ここではメンテナンス優先度B)より高いと判断されるメンテナンス対象を、メンテナンス優先度の日程データ44から抽出する。
次に、抽出したメンテナンス対象のうち、メンテナンス推奨期限36が短いものから、予め規定されたメンテナンス条件に基づいてグループ化する(ST23)。このグループ化の処理は、メンテナンス作業計画作成部57によって行われる。すなわち、メンテナンス作業計画作成部57は、抽出したメンテナンス対象のうち該当するメンテナンス推奨期限36が短いもの、すなわち使用回数または使用時間が使用限界時間または使用限界回数に近いものから作業されるように、作業計画を作成するようにしている。
ここでメンテナンス条件としてまず作業時間が勘案され、図8に示すように、作業者一人でメンテナンス作業を行う場合に、要する作業時間の合計が60minを超えないことが、複数のメンテナンス対象を1つのグループに括ることができるための条件となる。作業者の作業時間を超えるメンテナンス対象がある場合、メンテナンス優先度37に基づいて該当するメンテナンス対象を次回のメンテナンス作業に持ち越すか、メンテナンス条件を再設定し直す必要が有るかを作業者に判断させるためにその旨を表示部58に表示させる。これによって作業者は生産を優先するかメンテナンスを優先するためにメンテナンス作業に必要なリソース(メンテナンス作業者やメンテナンス時間)追加するかを容易に判断することができる。
次いで、抽出したメンテナンス対象のうち、設定されたメンテナンス実施日時よりも先にメンテナンス推奨期限36を迎えるメンテナンス対象がないかを判定する。(ST24)。すなわち比較部55は、設定されたメンテナンス実施日時と、抽出したメンテナンス対象のメンテナンス推奨期限を迎える日時とを比較する。そして、設定されたメンテナンス実施日時までにメンテナンス推奨期限を迎えるメンテナンス対象があるか否かが判断される(ST25)。
ここで、設定されたメンテナンス実施日時までにメンテナンス推奨期限を迎えるメンテナンス対象がある場合には、表示部58にメンテナンス実施日時までにメンテナンス推奨期限を迎えるメンテナンス対象があることを表示させる(ST26)。表示部58に表示させた後、該当グループのメンテナンス実施日時を、メンテナンス推奨期限を迎える日時よりも手前の日時(例えばメンテナンス推奨期限を迎える前日)に設定する(ST27)。すなわち(ST21)にて設定したメンテナンス実施日時を繰り上げて、実際にメンテナンス作業が実施されるメンテナンス実施日時が、メンテナンス推奨期限を迎える日時の手前となるように、メンテナンス実施日時の再設定を行う。メンテナンス実施日時を設定したら、メンテナンス作業計画のフローが終了する。
すなわち、メンテナンス作業計画作成部57は、比較部55が比較した結果、設定されたメンテナンス実施日時までにメンテナンス推奨期限を迎えるメンテナンス対象物を含むメンテナンス作業計画が存在する場合には、作業計画におけるメンテナンス実施日時でメンテナンス作業計画を作成する。これにより、図9に示すメンテナンス作業計画表45が作成される。図9に示す例では、図7に示すメンテナンス優先度の日程データ44にてリストアップされた対象項目46a〜対象項目46gの7項目のうち6項目を3つのグループ(グループ45(1)、45(2)、45(3))にグループ分けして、メンテナンス作業を行う作業計画を立案している。
ここでメンテナンス優先度の日程データ44に示す日付a2をメンテナンス実施日時とするグループ45(1)では、図7における対象項目46a、46fをメンテナンス対象33としてメンテナンス作業を実行するようにしている。このとき、図5に示すメンテナンス作業内容34より与えられる各項目毎の「作業時間」45aの合計(必要時間)が、図8に示すメンテナンス条件データ43にて与えられる「作業時間」43b(許容時間)を超えないようにグループ分けが行われており、生産現場における実行性が担保されている。
またメンテナンス優先度の日程データ44に示す日付a3をメンテナンス実施日時とするグループ45(2)、グループ45(3)では、図7における対象項目46g、46b、46c、対象項目46eをそれぞれメンテナンス対象33としてメンテナンス作業を実行するようにしている。このときも同様に、図5に示すメンテナンス作業内容34より与えられる各項目毎の「作業時間」45aの合計(必要時間)を示すメンテナンス作業時間45bが、図8に示すメンテナンス条件データ43にて与えられる「作業時間」43b(許容時間)を超えないようにグループ分けが行われている。
このように、複数のメンテナンス対象を予め規定されたメンテナンス条件に基づいてグループ化することにより、メンテナンス作業のために装置稼働を停止する回数を極力減少させることが可能となっている。これにより、従来技術において部品実装システム1を構成する設備やユニットが個別にメンテナンス時期を迎える度に高頻度で発生していたメンテナンス作業のための装置停止に起因する生産性の低下を極力減少させることができる。上述の例では、作業者情報とその作業者のメンテナンス作業が可能な時間を含むシステムからメンテナンス条件データ43を取得してメンテナンス作業計画を作成していたが、作業者がメンテナンス条件データ43の一部を入力してメンテナンス作業計画を作成してもよい。すなわち、作業者が生産計画から判断し、部品実装ラインが稼働していない時間帯にメンテナンス作業ができるようにメンテナンス作業計画を作成する。
次に作業者がメンテナンス条件データ43を入力してメンテナンス作業計画を作成する一連の流れについて図13〜図15を参照して説明する。まず図13(a)は、表示部58の表示画面58aに計画表示枠60および操作ボタン64が表示された状態を示している。計画表示枠60は、対象とする複数の部品実装ラインにおいて実行される作業の種別、実行時間割を示すものである。すなわち、計画表示枠60には実行日付を示す日付欄61、部品実装ラインの区分を示すライン区分欄62(ここではラインL1、L2、L3に対応した「L1」62a、「L2」62b、「L3」62c)が表示されている。さらに日付欄61は、時間帯表示欄63によって時間帯毎に区分されており、表示された時間帯毎に作業の表示・入力が行えるようになっている。
そして操作ボタン64として、「計画入力」64a、「インポート」64b、「エクスポート」64c、「登録」64dが設けられており、画面に表示されるポインタ(矢印a)を操作してこれらのボタンを操作することにより、各ボタンに対応した操作入力が行えるようになっている。「計画入力」64aは、メンテナンス作業の計画を入力するためのボタンである。「インポート」64bは、予め作成されたメンテナンス作業計画等の情報、部品実装システム以外の作業支援システムまたはERP等の情報をメンテナンス作業支援装置にインポートさせるボタンである。「インポート」64bによって生産計画や部品実装システム以外の作業支援システムの情報を取得することができ、当該情報をメンテナンス作業計画の作成に用いることができる。
「エクスポート」64cは、作成されたメンテナンス作業計画等の情報を他のメンテナンス作業支援装置やERP等の上位のシステムにエクスポートさせるボタンである。「エクスポート」64cによって作成されたメンテナンス作業計画等の情報を他のメンテナンス作業支援装置5や管理装置3が取得し、生産フロア全体の作業計画の作成に用いることができる。「登録」64dは、作成されたメンテナンス作業計画表を登録するボタンである。
ここでは最初の操作としてポインタ(矢印a)を「計画入力」64aに合わせて操作を行った例を示している。この操作により、表示画面58aには図13(b)に示す画面が表示される。この画面には、実行しようとする作業の「開始時間」65a、「終了時間」65bおよび作業の「内容」65cを設定する設定欄が設けられた設定操作欄65が表示される。そしてこの画面において、ライン区分欄62において対象とするラインL1を示す「L1」62aおよび作業実行を意図する対象時間帯63a(ここでは19:00〜20:00)、設定操作欄65に設けられた選択表示操作ボタン65dをポインタ(矢印b)で操作することにより、表示画面58aには図14(a)に示す画面が表示される。
この画面では、操作内容に対応して、「開始時間」65aとして19:00、「終了時間」65bとして20:00が入力され、表示されるとともに、「内容」65cにおける選択内容を示す選択肢欄66が表示される。ここでは、選択肢欄66には「準備」66a、「生産」66b、「メンテナンス」66cが設定されており、ポインタ(矢印c)にて「メンテナンス」66cを操作することにより、図14(b)に示す確定画面が表示画面58aに表示される。これにより「設定操作欄」65において「内容」65cに「メンテナンス」65gが表示される。
この画面表示を作業者担当者が確認して「確定ボタン」67をポインタ(矢印d)で操作することにより、作業計画実行の画面表示が確定する。すなわち、メンテナンス実施日時と作業時間70の許容時間が設定される。なお、入力されたメンテナンス実施日時における作業者は、作業者情報とその作業者のメンテナンス作業が可能な時間情報を含むシステムから取得することで作業者が設定される。
これにより、上述したメンテナンス作業計画の作成処理フロー(ST22からのフロー)が実行される。メンテナンス作業計画の作成処理フロー実行後、メンテナンス計画が作成された場合、表示画面58aには、図15に示すメンテナンス計画作業表68が表示される。メンテナンス計画作業表68には、図4に示すメンテナンス対象33とともに作業を実行する「作業者名」69、作業に要する時間を示す「作業時間」70が、メンテナンス対象33の対象項目を示す「対象項目」71毎に表示される。そして「作業時間」70を合計した「メンテナンス作業時間」72が確認用に表示される。なお、メンテナンス作業計画の作成処理フローST22の前に優先度の更新処理フローを行ってもよい。メンテナンス作業計画の作成処理フローST22の前に優先度の更新処理フローを行うことで、最新のメンテナンス優先度37を抽出することができるため、個別のメンテナンス作業項目毎のメンテナンス優先度37の変化を把握することができ、中・長期的なメンテナンス作業計画を作成できる。
これとともに、表示画面58aには、「メンテナンス条件変更」73、「作業担当者確認」74が設定されており、ポインタ(矢印e)にてこれらを操作することにより、メンテナンス条件の変更操作、作業担当者の確認が行えるようになっている。そして「戻る」75、「確定」76を操作することにより、設定を元に戻す操作や、設定を確定する操作が行われる。
すなわち上述構成のメンテナンス作業支援システム、生産活動支援システムにおいては、設定部53によって設定されたメンテナンス実施日時に、メンテナンス作業計画作成部57によって作成された作業計画(図9に示すメンテナンス作業計画表45参照)に示すメンテナンス作業を実施する旨を、部品実装システム1の生産計画と併せて表示部58に表示させるようにしている。これにより、部品実装システム1において生産や準備などの各種の作業を実行する過程において発生するアイドルタイムなど、メンテナンス作業を実行可能な隙間時間を有効に利用して、生産効率の維持に不可欠なメンテナンス作業を効率よく実行することが可能となっている。
上記説明したように、本実施の形態に示すメンテナンス作業支援システムは、部品実装システム1におけるメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を支援するに際し、メンテナンス作業を実施すべき期限を示すメンテナンス推奨期限36と、メンテナンス作業を実行すべき優先順位を区分するメンテナンス優先度37をメンテナンス推奨期限36とメンテナンス対象が使用された使用時間または使用回数との関連に基づいて規定する優先度テーブル情報35と、メンテナンス対象の各々について実行されたメンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報41と、を含むメンテナンス関連情報31を記憶部30に記憶させ、メンテナンス関連情報31に含まれる実行履歴情報41および優先度テーブル情報35に基づいて、メンテナンス作業のそれぞれについて日時経過に伴って変化するメンテナンス優先度37を優先度算出部56によって算出し、優先度算出部56が算出したメンテナンス優先度37に基づいて、メンテナンス対象のうちの少なくとも1つのものについて実施されるメンテナンス作業の作業計画をメンテナンス作業計画作成部57によって作成するようにしている。これにより、部品実装システムにおいて中・長期的な観点で効率的なメンテナンス作業を実現することができる。
また本実施の形態に示す生産活動支援システムは、部品実装システム1におけるメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援するに際し、部品実装システム1にて実行される生産作業の生産計画および生産実績情報40を含む生産情報を生産情報取得部51によって取得し、メンテナンス対象の各々について実行される一つ以上のメンテナンス作業に関する情報であって、メンテナンス作業を実施すべき期限を示すメンテナンス推奨期限36と、メンテナンス対象の各々について実行されたメンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報41と、を含むメンテナンス関連情報31を記憶部30に記憶させ、メンテナンス対象のうちの少なくとも1つのものについて実施されるメンテナンス作業の作業計画をメンテナンス作業計画作成部57によって作成し、設定部53によって設定されたメンテナンス実施日時にメンテナンス作業計画作成部57によって作成された作業計画に示すメンテナンス作業を実施する旨を生産計画と併せて表示部58に併せて表示させるようにしている。これにより、メンテナンス作業計画の作成および作業者への報知を容易に行うことができ、部品実装システムにおいて、中・長期的な観点で操作性に優れた効率的なメンテナンス作業を実現することができる。
以上、本発明の一実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述の説明は部品実装システム1をメンテナンス適用対象としたが、部品実装システム1から取り外されたメンテナンス対象もメンテナンス適用対象としてよい。部品実装システム1から取り外されたメンテナンス対象とは、例えばテープフィーダ15、実装ヘッド19、またはノズル20のことを言う。部品実装システム1から取り外されたメンテナンス対象もメンテナンス適用対象に含むことで、生産計画で実行される予定の生産作業に用いられる取り外されたメンテナンス対象も使用限界時間または使用限界回数を迎える前にメンテナンス作業が実行されるため、メンテナンス作業が効率よく実行できる。
本発明の生産活動支援システムは、部品実装システムにおいて中・長期的な観点で効率的な生産活動を実現することができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を生産する分野において有用である。
有用である。
1 部品実装システム
2 通信ネットワーク
4 部品実装ライン
12a コンベア
15 テープフィーダ
17 部品実装機構
19 実装ヘッド(ノズルヘッド)
19a ノズルホルダ
20 ノズル
M4,M5 部品実装装置

Claims (6)

  1. 複数の部品実装装置を備える部品実装システムにおいて、前記部品実装システムにおける複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムであって、
    前記部品実装システムにて実行される生産作業を含む生産情報を取得する生産情報取得部と、
    複数の前記メンテナンス対象の各々について実行された前記メンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報と前記生産情報に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用時間を求め、求められた前記使用時間を複数の前記メンテナンス対象について実行される前記メンテナンス作業を実施すべき期限を示す使用限界時間に基づいて、当該時点におけるメンテナンス優先度を優先順位の3段階で算出する優先度算出部と、を備える、生産活動支援システム。
  2. 複数の部品実装装置を備える部品実装システムにおいて、前記部品実装システムにおける複数のメンテナンス対象について実行されるメンテナンス作業を含む生産活動を支援する生産活動支援システムであって、
    前記部品実装システムにて実行される生産作業を含む生産情報を取得する生産情報取得部と、
    複数の前記メンテナンス対象の各々について実行された前記メンテナンス作業の履歴を示す実行履歴情報と前記生産情報に基づいて前回のメンテナンス実行時点からの使用回数を求め、求められた前記使用回数を複数の前記メンテナンス対象について実行される前記メンテナンス作業を実施すべき回数を示すメンテナンス使用限界回数に基づいて、当該時点におけるメンテナンス優先度を優先順位の3段階で算出する優先度算出部と、を備える、生産活動支援システム。
  3. 前記優先度算出部は、指定された前記メンテナンス対象となる範囲においてメンテナンス優先度を算出する請求項1または2に記載の生産活動支援システム。
  4. 前記メンテナンス対象は、電子部品を取り出して基板に移送搭載する実装ヘッドである請求項1から3のいずれかに記載の生産活動支援システム。
  5. 前記メンテナンス対象は、電子部品を保持したキャリアテープを部品取出し位置まで送るテープフィーダである請求項1から4のいずれかに記載の生産活動支援システム。
  6. 前記メンテナンス対象は、前記部品実装システムから取り外されたメンテナンス対象もメンテナンス適用対象とする請求項1から5のいずれかに記載の生産活動支援システム。
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