JP2020101496A - 検査方法および試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動開閉器を制御する制御装置に内蔵されたバックアップコンデンサの劣化状態を容易に検査できるようにする。【解決手段】試験装置1は、自動開閉器3を制御する制御装置2の試験のための装置である。試験装置は、電源端子16_1〜16_n、第1出力端子13_1〜13_4、第2出力端子14_1〜14_3、および第3出力端子15_1〜15_nと、自動開閉器3に接続される高圧線4,5に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号Spiを生成し、第1出力端子13_1〜13_4に出力する第1信号生成部11と、自動開閉器3の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号Sciを生成し、第2出力端子14_1〜14_3に出力する第2信号生成部12と、電源端子に供給された電源電圧を第3出力端子15_1〜15_nに出力するか否かを切り替える電源スイッチ部10と、を備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、検査方法および試験装置に関し、例えば、電力系統における自動開閉器を制御する制御装置に内蔵された瞬時電圧低下対策用のバックアップコンデンサの劣化状態を検査する検査方法、およびその検査方法で用いる試験装置に関する。
一般に、発電所、変電所、および送電線等から成る電力系統では、複数の発電所で発電された電力を最も効率的で安定した経路を通して、一般家庭や工場、ビル等のユーザ側の受電設備に供給することが求められる。また、電力系統は、送電線の事故などで停電した場合に、速やかに別の経路に切り替えて電力を供給することにより、停電の範囲を最小限度に止める必要がある。このような電力の供給経路の切り替えを実現するために、電力系統には複数の開閉器が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
電力系統において、配電線経路の電柱に設けられる開閉器(柱上開閉器)には、手動により電力の供給経路を切り替える手動開閉器と、遠方にある制御所において監視および制御が行われる自動開閉器とがある。
一般に、自動開閉器は、遠方にある制御所の遠制親局との間で有線による通信を行う遠制子局としての制御装置(遠方制御器)とともに電柱上に設置され、制御装置によって制御される。すなわち、制御装置は、制御所の遠制親局からの指示に応じて、制御対象の自動開閉器の開閉を切り替える。
特開平9−37463号公報
近年、自動開閉器を制御する制御装置を原因とした不要停電が増えつつある。具体的には、落雷や送電線の事故などにより電圧が瞬間的に低下する瞬時電圧低下(以下、「瞬低」とも称する。)が発生した場合に、制御装置が自動開閉器の閉(オン)状態を維持できず、開閉器が開(オフ)状態となり、受電側への電力の供給が絶たれる事象(停電)が増えつつある。
一般に、制御装置は、瞬低によって制御装置への電力供給が停止した場合であっても、自動開閉器の閉状態を所定期間だけ維持できる仕様となっている。多くの制御装置では、この瞬低対策として、バックアップコンデンサを内蔵している。
具体的に、制御装置には、自動開閉器に対して開閉を指示する制御信号を出力するための投入リレーが設けられている。投入リレーは、一次側コイルの通電の有無に応じて二次側のスイッチの開閉が制御される電磁継電器である。投入リレーは、オンしているときに自動開閉器の閉(オン)を指示する閉信号(ハイレベル、例えば数十Vの直流電圧)を出力し、オフしているときに自動開閉器の開(オフ)を指示する開信号(ローレベル、例えば0V)を出力する。バックアップコンデンサは、この投入リレーの一次側コイルの両端に接続されている。
瞬低により、投入リレーの一次側コイルの電力供給が瞬間的に絶たれた場合に、バックアップコンデンサから一次側コイルへの電力供給(励磁状態)を継続することで、投入リレーのスイッチの閉状態を所定期間維持し、自動開閉器への閉信号の出力が所定期間継続する。
このバックアップコンデンサを用いた瞬低対策では、バックアップコンデンサから投入リレーの一次側コイルへの電力供給を継続する期間、すなわち、自動開閉器への閉信号の出力を継続できる時間は、制御装置毎に仕様値が定められている。しかしながら、バックアップコンデンサの経年劣化により、その静電容量が低下し、一定の値を下回ると、バックアップコンデンサから一次側コイルへ電力を供給することができなくなる。その結果、瞬時電圧低下により不要停電が発生する割合が増加すると考えられる。
従来、バックアップコンデンサの劣化状態を調査する場合、以下の作業が必要であった。具体的には、先ず、調査対象の制御装置を電柱から取り外して作業可能な場所まで移動させる。その後、制御装置を分解してバックアップコンデンサを回路基板から取り外す。そして、テスタを用いて、取り外したバックアップコンデンサの静電容量を充電方式により測定し、バックアップコンデンサの劣化状態を判定する。
しかしながら、従来方法では、バックアップコンデンサの単体の特性を測定するために、上述したように制御装置を分解してバックアップコンデンサを取り外す作業等が必要であり、検査に多大な時間を要していた。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、自動開閉器を制御する制御装置に内蔵されたバックアップコンデンサの劣化状態を容易に検査できるようにすることを目的とする。
本発明の代表的な実施の形態に係る、自動開閉器を制御する制御装置の試験のための試験装置は、電源端子、第1出力端子、第2出力端子、および第3出力端子と、前記自動開閉器に接続される高圧線に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号を生成し、前記第1出力端子に出力する第1信号生成部と、前記自動開閉器の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号を生成し、前記第2出力端子に出力する第2信号生成部と、前記電源端子に供給された電源電圧を前記第3出力端子に出力するか否かを切り替える電源スイッチ部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る試験装置によれば、自動開閉器を制御する制御装置に内蔵されたバックアップコンデンサの劣化状態を容易に検査することが可能となる。
本実施の形態に係る検査方法による検査対象の制御装置(遠方制御器)を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る検査方法による検査対象の制御装置の機能ブロック構成を示す図である。 本実施の形態に係る検査方法において用いられる試験装置の機能ブロック構成を示す図である。 本実施の形態に係る検査方法の流れを示すフロー図である。 制御装置から出力される制御信号(閉信号)の時間的な変化を示す図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。なお、以下の説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の参照符号を、括弧を付して記載している。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る検査方法は、自動開閉器(3)を制御する制御装置(2)のバックアップコンデンサ(Cb)の劣化状態を試験装置(1)を用いて検査する検査方法である。前記制御装置は、第1入力端子(23_1〜23_4)、第2入力端子(24_1〜24_3)、第3入力端子(27_1〜27_n)、および制御端子(26_1,26_2)と、前記第3入力端子に供給された交流電圧に基づいて直流電圧(VCC)を生成する電源回路(20)と、一次側コイル(Lr)と、前記直流電圧に基づいて生成された、前記自動開閉器の閉状態を指示する閉信号(VCC)が入力される二次側入力接点(T3)と、前記制御端子に接続された二次側出力接点(T4)と、前記二次側入力接点と前記二次側出力接点との間に接続され、前記一次側コイルの通電状態に応じて開閉が制御されるスイッチ(SWr)とを含む投入リレー(21)と、前記投入リレーの前記一次側コイルの両端に接続されたバックアップコンデンサ(Cb)と、前記第1入力端子に入力された信号に基づいて前記自動開閉器に対する電力の供給状態を判定するとともに、前記第2入力端子に入力された信号に基づいて前記自動開閉器の開閉状態を判定し、前記自動開閉器に対して電力が供給され、且つ前記自動開閉器が閉状態であると判定した場合に前記投入リレーの前記スイッチを閉状態に制御するデータ処理制御部(22)とを備える。前記試験装置は、電源端子(16_1〜16_n)、第1出力端子(13_1〜13_4)、第2出力端子(14_1〜14_3)、および第3出力端子(15_1〜15_n)と、前記自動開閉器に接続される高圧線(4,5)に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号(Spi)を生成し、前記第1出力端子に出力する第1信号生成部(11)と、前記自動開閉器の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号(Sci)を生成し、前記第2出力端子に出力する第2信号生成部(12)と、前記電源端子に供給された電源電圧を前記第3出力端子に出力するか否かを切り替える電源スイッチ部(10)とを備える。前記検査方法は、前記制御装置の前記第1入力端子と前記試験装置の前記第1出力端子とを接続し、前記制御装置の前記第2入力端子と前記試験装置の前記第2出力端子とを接続し、前記制御装置の前記第3入力端子と前記試験装置の前記第3出力端子とを接続する第1ステップ(S3,S4)と、測定装置を前記制御装置の前記制御端子に接続する第2ステップ(S5)と、前記試験装置の前記電源スイッチ部によって前記試験装置の前記第3出力端子から前記電源電圧を出力する第3ステップ(S8)と、前記第3ステップの後に、前記試験装置の前記電源スイッチ部によって、前記試験装置の前記第3出力端子からの前記電源電圧の出力を停止する第4ステップ(S10)と、前記第4ステップ後に、前記測定装置によって前記制御端子の電圧の時間変化を測定する第5ステップ(S11)とを含むことを特徴とする。
〔2〕上記検査方法において、前記第5ステップは、前記測定装置によって、前記第4ステップにおいて前記電源電圧の出力を停止してから前記投入リレーの前記スイッチが閉状態から開状態に切り替わるまでの時間(Tab)を測定するステップを含んでもよい。
〔3〕上記検査方法において、前記第5ステップは、前記第4ステップにおいて前記電源電圧の出力を停止してから前記制御端子の電圧の変曲点までの時間を測定するステップを含んでもよい。
〔4〕本発明の代表的な実施の形態に係る試験装置(1)は、自動開閉器(3)を制御する制御装置(2)の試験のための試験装置である。前記試験装置は、電源端子(16_1〜16_n)、第1出力端子(13_1〜13_4)、第2出力端子(14_1〜14_3)、および第3出力端子(15_1〜15_n)と、前記自動開閉器に接続される高圧線(4,5)に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号(Spi)を生成し、前記第1出力端子に出力する第1信号生成部(11)と、前記自動開閉器の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号(Sci)を生成し、前記第2出力端子に出力する第2信号生成部(12)と、前記電源端子に供給された電源電圧を前記第3出力端子に出力するか否かを切り替える電源スイッチ部(10)と、を備えることを特徴とする。
〔5〕上記試験装置において、前記電源電圧は交流電圧であって、前記第1信号生成部は、前記電源電圧としての交流電圧を変圧して前記模擬電力供給状態信号を生成する変圧器(110)を含んでもよい。
〔6〕上記試験装置において、前記第2出力端子を複数有し、前記第2信号生成部は、第1接点(T6)、第2接点(T7)、および第3接点(T8)を有し、前記第1接点の接続先を前記第2接点と前記第3接点との間で切替可能な切替スイッチ(SWq)を含み、前記第1接点、前記第2接点、および前記第3接点は、対応する前記第2出力端子にそれぞれ接続されていてもよい。
2.実施の形態の具体例
以下、本発明の実施の形態の具体例について図を参照して説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態において共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
図1は、本実施の形態に係る検査方法による検査対象の制御装置(遠方制御器)を模式的に示す図である。図1には、一つの電柱上に設けられた自動開閉器3および制御装置2の外観が模式的に示されている。
図2は、本実施の形態に係る検査方法による検査対象の制御装置の機能ブロック構成を示す図である。図2には、自動開閉器3および制御装置2の機能ブロック構成と、バックアップコンデンサCbの検査時における自動開閉器3と制御装置2との接続関係が示されている。
図1に示すように、一つの電柱80上に設置された自動開閉器3および制御装置2は、ケーブル7によって互いに接続されている。
自動開閉器3は、制御装置2から制御信号に基づいて、一次側の高圧線4と二次側の高圧線5との間の接続を切り替える装置である。ここで、高圧線4,5は、例えば、三相3線式の配電線である。
制御装置2は、遠方にある制御所の遠制親局との間で有線による通信を行う遠制子局としての装置であり、遠制親局からの指示に応じて、制御対象の自動開閉器3の開閉を切り替える。制御装置2は、電源ケーブル8を介して接続された電源装置(AC電源)6からの給電によって動作する。
電源装置6は、制御装置2に電力を供給する装置である。電源装置6は、例えば商用電源であり、具体的には、自動開閉器3および制御装置2と同一の電柱80に設置された電源装置である。例えば、電源装置6は、一次側の高圧線4からの電圧を変圧して単相三線式の電圧を出力するA電源装置(変圧器)や、二次側の高圧線5からの電圧を変圧して単相三線式の電圧を出力するB電源装置(変圧器)である。
なお、電源装置6としては、A電源装置とB電源装置の何れか一方が設けられていてもよいし、双方が設けられていてもよい。
次に、自動開閉器3の具体的な構成について説明する。
図2に示すように、自動開閉器3は、スイッチ回路30,31、スイッチ制御部32、電力供給状態判定部34、および複数の外部端子を備えている。
複数の外部端子は、一次側電源端子35_1〜35_3、二次側電源端子36_1〜36_3、第1状態信号出力端子37_1〜37_4、第2状態信号出力端子38_1〜38_3、制御信号入力端子39_1,39_2、およびコモン端子40を含む。
スイッチ回路30は、一次側電源端子35_1〜35_3に接続された高圧線4と、二次側電源端子36_1〜36_3に接続された高圧線5との間の接続と遮断を切り替える回路である。
スイッチ制御部32は、スイッチ回路30の開閉を切り替える機能部である。例えば、スイッチ制御部32とスイッチ回路30とは一つのリレー(電磁継電器)を構成している。
スイッチ制御部32は、例えばコイルLpを含む。コイルLpの一端は、制御信号入力端子39_1に接続され、コイルLpの他端は、制御信号入力端子39_2に接続されている。制御信号入力端子39_1と制御信号入力端子39_2との間に、所定の直流電圧(後述する直流電圧VCC)が印加されているとき、コイルLpに電流が流れる。これにより、コイルLpが励磁され、磁力によりスイッチ回路30が閉(オン)状態となる。一方、制御信号入力端子39_1と制御信号入力端子39_2との間に所定の直流電圧が印加されていないとき、コイルLpに電流が流れないため、コイルLpは励磁されず、スイッチ回路30が開(オフ)状態となる。
スイッチ回路31は、自動開閉器3の開閉状態を示す開閉状態信号Scを生成する機能部である。具体的に、スイッチ回路31は、スイッチSW1,SW2を含む。スイッチSW1の一端は、第2状態信号出力端子38_3と接続され、スイッチSW1の他端は、第2状態信号出力端子38_1と接続されている。スイッチSW2の一端は、第2状態信号出力端子38_3に接続され、スイッチSW2の他端は、第2状態信号出力端子38_2と接続されている。
スイッチSW1は、スイッチ制御部32のコイルLpが通電して励磁されているときに閉(オン)状態となり、コイルLpが励磁していないときに開(オフ)状態となる。一方、スイッチSW2は、スイッチ制御部32のコイルLpが通電して励磁されているときに開状態となり、コイルLpが励磁していないときに閉状態となる。
したがって、自動開閉器3(スイッチ回路30)が閉状態であるとき、第2状態信号出力端子38_1と第2状態信号出力端子38_3とが短絡する。また、このとき、第2状態信号出力端子38_2が開放となる。一方、自動開閉器3(スイッチ回路30)が開状態であるとき、第2状態信号出力端子38_2と第2状態信号出力端子38_3とが短絡する。また、このとき、第2状態信号出力端子38_1が開放となる。
このように、スイッチSW1,SW2の開閉状態に応じて開閉状態信号Scが生成され、第2状態信号出力端子38_1〜38_3からそれぞれ出力される。
電力供給状態判定部34は、高圧線4と高圧線5の電圧に基づいて、高圧線4,5に電力が供給されているか否か(高圧線4,5が充電状態または停電状態である)を示す電力供給状態信号Spを生成する機能部である。電力供給状態判定部34は、例えば、高圧線4,5の電圧を変圧(降圧)する変圧器(図示せず)を含み、その変圧器によって変圧された電圧に基づいて電力供給状態信号Spを生成し、第1状態信号出力端子37_1〜37_4に出力する。したがって、高圧線4,5に電力が供給されている場合(高圧線4,5が充電されている場合)には、所定の電圧レベルの交流電圧が電力供給状態信号Spとして第1状態信号出力端子37_1〜37_4から出力され、高圧線4,5に電力が供給されていない場合(高圧線4,5が停電している場合)には、0Vの電力供給状態信号Spが第1状態信号出力端子37_1〜37_4から出力される。
次に、制御装置2について説明する。
なお、ここでは、制御装置2の機能のうち、バックアップコンデンサCbに関連する機能を実現するための構成について説明し、その他の機能を実現するための構成については、説明を省略する。
図2に示すように、制御装置2は、電源回路20、投入リレー21、データ処理制御部22、および複数の外部端子を備えている。
複数の外部端子としては、第1入力端子23_1〜23_4、第2入力端子24_1〜24_3、電源入力端子としての第3入力端子27_1〜27_n、コモン端子25、および制御端子26_1,26_2を含む。
図2に示すように、バックアップコンデンサCbの検査時において、第1入力端子23_1〜23_4、第2入力端子24_1〜24_3、コモン端子25、および制御端子26_1,26_2は、ケーブル7を介して、自動開閉器3の第1状態信号出力端子37_1〜37_4、第2状態信号出力端子38_1〜38_3、コモン端子40、および制御信号入力端子39_1,39_2に、それぞれ接続される。
また、第3入力端子27_1〜27_nは、電源装置(AC電源)6と電源ケーブル8を介して接続されている。
第2入力端子24_1と第2入力端子24_2は、抵抗Rを介して直流電圧VCCにそれぞれプルアップされ、第2入力端子24_3は、制御装置2のグラウンド電位(アース)に接続されている。
電源回路20は、外部から供給された電源電圧に基づいて所定の電圧を生成する回路である。具体的に、電源回路20は、電源装置6から電源ケーブル8を介して第3入力端子27_1〜27_n(nは2以上の整数)に供給された交流電圧(例えば単相三線式の低圧電源)に基づいて直流電圧(例えばDC90V)を生成する。より具体的には、電源回路20は、例えばダイオードから成る2つの整流回路を含み、一方の整流回路によって交流電圧を整流して直流電圧VCCを生成するとともに、他方の整流回路によって交流電圧を整流して直流電圧VDD(<VCC)を生成する。
電源回路20によって生成された直流電圧VCCは、自動開閉器3の閉(オン)状態を指示する閉信号として投入リレー21に供給されるとともに、制御装置2の内部回路の基準電圧としても利用される。また、電源回路20によって生成された直流電圧VDDは、例えばデータ処理制御部22の電源として利用される。
なお、電源装置6として、単相三線式のA電源およびB電源が設けられている場合、電源回路20に、A電源およびB電源の双方から交流電圧が供給されてもよい。この場合、電源入力端子としての第3入力端子27_1〜27_nの端子数は“n=6”となる。また、この場合、直流電圧VCC,VDDは、互いに異なる交流電源からそれぞれ生成してもよい。例えば、A電源の交流電圧に基づいて直流電圧VCCを生成し、B電源の交流電圧に基づいて直流電圧VDDを生成してもよい。
投入リレー21は、自動開閉器3の開閉状態を制御するための制御信号を出力するための部品である。投入リレー21は、データ処理制御部22による制御に応じて、自動開閉器3の閉(オン)状態を指示する閉信号、または自動開閉器3の開(オフ)状態を指示する開信号を制御信号として制御端子26_2に出力する。なお、制御端子26_1には、開信号および閉信号の基準電圧(コモン)となる制御装置2のグラウンド電位(アース)が接続されている。
投入リレー21は、例えば電磁継電器であり、図2に示すように、一次側コイルLrと、二次側のスイッチSWrと、少なくとも4つの接点(端子)T1〜T4とを含む。
一次側コイルLrは、一端が一次側入力接点T1に接続され、他端が一次側出力接点T2に接続されている。
二次側入力接点T3は、電源回路20によって生成された直流電圧VCCに基づいて生成された閉信号が入力される。二次側出力接点T4は、制御端子26_2に接続されている。
スイッチSWrは、一端が二次側入力接点T3に接続され、他端が二次側出力接点T4に接続されている。スイッチSWrは、一次側コイルLrの通電状態に応じて開閉が制御される。すなわち、スイッチSWrは、データ処理制御部22によって一次側入力接点T1と一次側出力接点T2との間に直流電圧(例えば直流電圧VDD)が印加されている場合、一次側コイルLrが通電し、励磁される。スイッチSWrは、一次側コイルLrから発生した磁力により、閉状態となり、投入リレー21の二次側入力接点T3と二次側出力接点T4とが短絡する。これにより、二次側出力接点T4に接続された制御端子26_2から閉信号(直流電圧VDD)が出力される。一方、データ処理制御部22によって一次側コイルLrの通電が停止した場合、一次側コイルLrが消磁され、スイッチSWrが開状態となる。これにより、制御端子26_2からの閉信号(直流電圧VDD)の出力が停止される。
データ処理制御部22は、制御装置2の統括的な制御を行うための機能部であり、例えば、CPU等のプロセッサ、RAMやROM等の各種メモリ、およびA/DコンバータやD/Aコンバータ等の外部インターフェース回路等を含んで構成されている。
データ処理制御部22は、第1入力端子23_1〜23_4に入力された信号(電力供給状態信号Sp、模擬電力供給状態信号Spi)に基づいて自動開閉器3に対する電力の供給状態を判定する。例えば、データ処理制御部22は、第1入力端子23_1〜23_4に所定の電圧以上の交流電圧が印加されている場合に、高圧線4,5が充電されている(高圧線4,5に電力が供給されている)と判定し、第1入力端子23_1〜23_4に所定の電圧以上の交流電圧が印加されていない場合に、高圧線4,5が停電していると判定する。
また、データ処理制御部22は、第2入力端子24_1〜24_3に入力された信号(開閉状態信号Sc、模擬開閉状態信号Sci)に基づいて自動開閉器3の開閉状態を判定する。
上述したように、第2入力端子24_1,24_2は、それぞれ抵抗Rを介して直流電圧VCCにプルアップされている。データ処理制御部22は、第2入力端子24_1が0V(グラウンド電位)、すなわちローレベルであり、且つ第2入力端子24_2が直流電圧VCC、すなわちハイレベルである場合に、自動開閉器3が閉状態であると判定する。一方、第2入力端子24_1がハイレベルであり、且つ第2入力端子24_2がローレベルである場合に、自動開閉器3が開状態であると判定する。
データ処理制御部22は、自動開閉器3に対して電力が供給され、且つ自動開閉器3が閉状態であると判定した場合に、投入リレー21のスイッチSWrを閉(オン)状態に制御する。具体的には、第1入力端子23_1〜23_4に所定の電圧以上の交流電圧が印加された状態であって、第2入力端子24_1がローレベル、且つ第2入力端子24_2がハイレベルである場合に、データ処理制御部22は、投入リレー21のコイルLrを通電させてスイッチSWrをオンさせる。これにより、投入リレーの二次側出力接点T4に接続されている制御端子26_2から、閉信号としての直流電圧VCCが出力される。その結果、ケーブル7を介して制御装置2に接続されている自動開閉器3のコイルLpに直流電圧VCCが印加される。これにより、自動開閉器3において、コイルLpが励磁されてスイッチ回路30が閉状態となり、高圧線4と高圧線5とが接続される。
一方、上記以外の場合には、データ処理制御部22は、投入リレー21のスイッチSWrを開(オフ)状態にする。具体的に、データ処理制御部22は、投入リレー21のコイルLrの通電を停止してスイッチSWrをオフさせる。これにより、投入リレー21の二次側出力接点T4に接続されている制御端子26_2は開放(オープン)状態となる。その結果、ケーブル7を介して制御装置2に接続されている自動開閉器3のコイルLpへの直流電圧VCCの供給が停止する。これにより、コイルLpが消磁されてスイッチ回路30が開状態となり、高圧線4と高圧線5との接続が遮断される。
ここで、制御装置2および自動開閉器3において瞬低が発生した場合について説明する。
瞬低が発生した場合、高圧線4,5から電源装置6を介して制御装置2に供給されている交流電圧が瞬間的に低下する。これにより、電源回路20は、所定の大きさの直流電圧VCC,VDDを生成することができず、直流電圧VCC,VDDが低下する。
直流電圧VDDの低下により、直流電圧VDDを電源として動作しているデータ処理制御部22から投入リレー21の一次側コイルLrに印加される電圧が低下するが、一次コイルLrと並列に接続されているバックアップコンデンサCbからの給電により、瞬低中も、一次側コイルLrへの電流供給が行われ、一次側コイルLrの励磁が所定期間継続する。これにより、投入リレー21の二次側のスイッチSWrがオンした状態が継続され、自動開閉器3への閉信号の入力が継続される。その結果、自動開閉器3の閉状態が維持され、瞬低に伴う自動開閉器3に起因する停電を防止することができる。
上述したように、瞬低時の自動開閉器3の閉状態を維持できる期間、すなわち、瞬低時に制御装置2の投入リレー21の閉状態を維持できる期間は、バックアップコンデンサCbの静電容量に依存する。そのため、上述したように、バックアップコンデンサCbの(経年)劣化によって静電容量が低下すると、瞬低時に投入リレー21の閉状態を維持できる期間が短くなり、自動開閉器3に起因する停電が発生し易くなる。
そこで、本実施の形態では、瞬低時の自動開閉器3に起因する停電の発生要因の一つである制御装置2のバックアップコンデンサCbの劣化状態を検査するために、試験装置1を用いる。
試験装置1は、制御装置2が自動開閉器3に接続されている状態を模擬した上で、擬似的に瞬低を発生させる装置である。この試験装置1を自動開閉器3の代わりに制御装置2に接続することにより、制御装置2に対して擬似的に自動開閉器3が接続されていることを認識させた上で、瞬低を発生させて、そのときの自動開閉器3に対する制御信号(閉信号:直流電圧VCC)を測定することにより、バックアップコンデンサCbの劣化状態を間接的に検査することが可能となる。以下、試験装置1について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態に係る検査方法で用いられる試験装置1の機能ブロック構成を示す図である。
図3には、試験装置1および制御装置2の機能ブロック構成と、バックアップコンデンサCbの検査時における試験装置1と制御装置2との接続関係が示されている。
なお、図3では、試験装置1と制御装置2とが端子台9を介して互いに接続されている場合を示しているが、これに限られず、試験装置1と制御装置2とが直接接続されていてもよい。
図3に示すように、試験装置1は、電源スイッチ部10、第1信号生成部11、第2信号生成部12、および複数の外部端子を備えている。ここで、試験装置1の上記機能部(電源スイッチ部10、第1信号生成部11、第2信号生成部12、および複数の外部端子)は、例えば、各種電子部品が少なくとも一つのプリント基板上に配置されて、リード線やプリント配線等によって互いに接続されることにより、実現されている。
上記複数の外部端子は、第1出力端子13_1〜13_4、第2出力端子14_1〜14_3、第3出力端子15_1〜15_n、電源端子16_1〜16_n、およびコモン端子17を含む。
電源スイッチ部10は、電源端子16_1〜16_nに供給された電源電圧を第3出力端子15_1〜15_nに出力するか否かを切り替える機能部である。本検査時において、電源端子16_1〜16_nは、上述したケーブル8を介して電源装置6に接続され、電源装置6から交流電圧(例えば単相三線式の低圧電源)が供給される。
電源スイッチ部10は、具体的に、電源装置6の出力端子数に応じて設けられた複数のスイッチSWp1〜SWpnを含む。スイッチSWp1〜SWpnは、例えば手動スイッチである。
例えば、手動によりスイッチSWp1〜スイッチSWpnをオンすることにより、電源端子16_1〜16_nに供給された電源電圧が第3出力端子15_1〜15_nに出力され、手動によりスイッチSWp1〜スイッチSWpnをオフすることにより、第3出力端子15_1〜15_nへの電源電圧の出力が停止する。
図3に示すように、バックアップコンデンサCbの劣化状態の検査時において、第3出力端子15_1〜15_nは、端子台9を介して、制御装置2の第3入力端子27_1〜27_nにそれぞれ接続される。また、コモン端子17は、端子台9を介して、制御装置2のコモン端子25に接続される。
電源スイッチ部10のスイッチSWp1〜SWpnを切り替えることにより、制御装置2への電力の供給と遮断を切り替えることができる。すなわち、電源スイッチ部10のスイッチSWp1〜SWpnを閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替えることにより、制御装置2に対する電力供給を停止することができ、制御装置2に対する瞬低を模擬することが可能となる。
第1信号生成部11は、自動開閉器3に接続されている高圧線4,5対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号Spiを生成する機能部である。第1信号生成部11は、例えば変圧器110を含む。例えば、第1信号生成部11は、変圧器110によって、電源スイッチ部10から供給された交流電圧をより低い交流電圧に変換し、模擬電力供給状態信号Spiとして第1出力端子13_1〜13_4に出力する。これによれば、自動開閉器3から出力される電力供給状態信号Spを模擬した信号を、簡単な回路構成で、容易に生成することが可能となる。
図3に示すように、バックアップコンデンサCbの劣化状態の検査時において、第1出力端子13_1〜13_4は、端子台9を介して、制御装置2の第1入力端子23_1〜23_4にそれぞれ接続される。これにより、模擬電力供給状態信号Spiが制御装置2のデータ処理制御部22に入力され、自動開閉器3に対する電力の供給状態を擬似的に制御装置2に伝えることが可能となる。
第2信号生成部12は、自動開閉器3の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号Sciを生成する機能部である。第2信号生成部12は、例えば、切替スイッチSWqを含む。切替スイッチSWqは、第1接点T6、第2接点T7、および第3接点T8を有し、第1接点T6の接続先を、第2接点T7と第3接点T8との間で切替可能である。切替スイッチSWqは、例えば手動の三路スイッチである。
切替スイッチSWqにおいて、第1接点T6、第2接点T7、および第3接点T8は、対応する第2出力端子14_1〜14_3にそれぞれ接続されている。すなわち、第1接点T6は第2出力端子14_3に接続され、第2接点T7は第2出力端子14_1に接続され、第3接点T8は第2出力端子14_2に接続されている。
図3に示すように、バックアップコンデンサCbの劣化状態の検査時において、第2出力端子14_1〜14_3は、端子台9を介して、制御装置2の第2入力端子24_1〜24_3にそれぞれ接続される。
上述したように、制御装置2の第2入力端子24_1,24_2は、それぞれ抵抗Rを介して直流電圧VCCにプルアップされ、第2入力端子24_3は、グラウンド電位(0V)に接続されている。
したがって、試験装置1の切替スイッチSWqにおいて第1接点T6と第2接点T7とが接続されたとき、制御装置2の第2入力端子24_1は、0V(ローレベル)となる。一方、このとき、切替スイッチSWqの第3接点T8は開放(オープン)となるので、制御装置2の第2入力端子24_2は、VCC(ハイレベル)となる。
このように、第2信号生成部12を、第1接点T6の接続先を第2接点T7と第3接点T8との間で切替可能な切替スイッチSWqによって構成することにより、自動開閉器3から出力される開閉状態信号Scを模擬した模擬開閉状態信号Sci信号を、簡単な回路構成で、容易に生成することが可能となる。
バックアップコンデンサCbの劣化状態の検査時において、図3に示すように、試験装置1とは別に、測定装置50が制御装置2に接続される。測定装置50は、バックアップコンデンサCbの劣化状態を示す信号を測定するための装置である。測定装置50は、例えばメモリハイコーダである。測定装置50は、制御装置2の制御端子26_1,26_2に接続される。これにより、測定装置50は、制御装置2のグラウンド電位(0V)を基準として、自動開閉器3の開閉状態を制御するための制御信号(閉信号)の電圧を測定することができる。
次に、本実施の形態に係る、バックアップコンデンサCbの劣化状態の検査方法の流れを説明する。
図4は、本実施の形態に係る検査方法の流れを示すフロー図である。
先ず、図1に示したような検査対象の制御装置2と自動開閉器3とが設置された電柱がある現場において、自動開閉器3を自動制御モードから手動制御モードに切り替える(ステップS1)。これにより、自動開閉器3は、制御装置2からの制御信号によらず、自動開閉器3に設けられた手動操作部(例えばスイッチやレバー等)によって、スイッチ回路30の開閉制御が可能となる。
ここでは、スイッチ回路30が閉状態、すなわち高圧線4,5が互いに接続されている状態において、自動開閉器3を自動制御から手動制御に切り替える。これにより、ステップS1の作業後においても、高圧線4,5が互いに接続されている状態が維持される。
次に、制御装置2に接続されている各種ケーブルを取り外す(ステップS2)。具体的には、制御装置2の電源を落とし、制御装置2と自動開閉器3とを接続しているケーブル7および制御装置2と電源装置6とを接続しているケーブル8等を制御装置2から取り外す。
次に、制御装置2と端子台9とを試験用のケーブルによって接続する(ステップS3)。このとき、端子台9は、例えば地上に設置され、試験用のケーブルによって電柱に設置されている制御装置2と接続される。
次に、試験装置1と端子台9とを別の試験用のケーブルによって接続する(ステップS4)。これにより、端子台9を介して、制御装置2の第1入力端子23_1〜23_4と試験装置1の第1出力端子13_1〜13_4とが互いに接続され、制御装置2の第2入力端子24_1〜24_3と試験装置1の第2出力端子14_1〜14_3とが互いに接続され、制御装置2の第3入力端子27_1〜27_nと試験装置1の第3出力端子15_1〜15_nとが互いに接続される。
なお、このとき、試験装置1の電源スイッチ部10を開(オフ)状態にしておくことが好ましい。また、第2信号生成部12の切替スイッチSWqの第1接点T6と第2接点T7とを接続しておくことが好ましい。
次に、測定装置50を端子台9に接続する(ステップS5)。これにより、端子台9を介して、制御装置2の制御端子26_1,26_2が測定装置50に接続される。
次に、電源ケーブルによって、試験装置1と電源装置6とを接続する(ステップS6)。
以上のステップにより、制御装置2の検査に必要な試験装置1等との接続作業が完了する。なお、上述したステップS3〜S5は、適宜順番を入れ替えてもよい。
次に、試験装置1の電源スイッチ部10を“開(オフ)状態”から“閉(オン)状態”に切り替える(ステップS7)。これにより、試験装置1を介して電力が制御装置2に供給される。
次に、制御装置2を起動する(ステップS8)。例えば、制御装置2の起動用レバーおよびブレーカ用レバーを切り替えて、制御装置2を起動する。これにより、試験装置1を介して供給された交流電圧が制御装置2の電源回路20に入力され、電源回路20が入力された交流電圧に基づいて直流電圧VCC,VDDを生成し、制御装置2の内部回路に供給する。これにより、データ処理制御部22等の内部回路が動作を開始する。
このとき、試験装置1から出力された各種模擬信号が制御装置2に入力される。
具体的には、試験装置1の第1信号生成部11から模擬電力供給状態信号Spiとして所定の大きさの交流電圧が制御装置2の第1入力端子23_1〜23_4に入力される。これにより、制御装置2のデータ処理制御部22は、高圧線4,5に電力が供給されている状態であると認識する。
また、試験装置1の第2信号生成部12から、模擬開閉状態信号Sciが制御装置2に入力される。換言すれば、第2信号生成部12によって、制御装置2の第2入力端子24_1〜24_3の状態(電圧)が決定される。すなわち、第2信号生成部12の切替スイッチSWqの第1接点T6と第2接点T7とを短絡し、第3接点T8を開放状態とすることにより、制御装置2の第2入力端子24_1が0V(ローレベル)、第2入力端子24_2がVCC(ハイレベル)となる。これにより、制御装置2のデータ処理制御部22は、自動開閉器3(スイッチ回路31)が閉(オン)状態であると認識する。
このように試験装置1の各種模擬信号が制御装置2に入力されることにより、データ処理制御部22は、自動開閉器3(スイッチ回路31)が閉(オン)状態であり、且つ高圧線4,5に電力が供給された状態であると判定し、投入リレー21を閉状態に制御する。
すなわち、データ処理制御部22は、投入リレー21の一次側コイルLrに電圧を印加して一次側コイルLrに電流を流す。これにより、一次側コイルLrが励磁され、磁力によりスイッチSWrが閉状態となり、制御端子26_2から直流電圧VCCに相当する電圧レベルの閉信号(制御信号)が出力され、測定装置50に入力される。
次に、測定装置50を用いて、閉信号として直流電圧VCCに相当する電圧(例えば、約90V)が制御装置2の制御端子26_2から出力されていることを確認する(ステップS9)。
次に、試験装置1の電源スイッチ部10のスイッチSWp1〜SWpnを“閉(オン)状態”から“開(オフ)状態”に切り替える(ステップS10)。これにより、試験装置1の第3出力端子15_1〜15_nから、制御装置2の第3入力端子27_1〜27_nへの電源電圧の供給が停止する。
次に、測定装置50によって制御端子26_2の電圧の時間変化を測定する(ステップS11)。具体的には、ステップS10において制御装置2への電源電圧の供給を停止してから、投入リレー21の二次側のスイッチSWrが開(オフ)状態に切り替わるまでの時間を計測する。
図5は、制御装置2から出力される制御信号(閉信号)の時間的な変化を示す図である。
同図において、参照符号500Aが、制御装置2の制御端子26_1に対する制御端子26_2の電圧、すなわち閉信号の波形を表している。参照符号500Bは、参照符号500Aを拡大した波形を表している。また、参照符号501は、制御装置2の第3入力端子27_1〜27_nに入力される電源電圧(AC100V)を表し、参照符号502は、投入リレー21の二次側入力接点T3と二次側出力接点T4との間の電圧波形を表している。
図5に示すように、時刻taにおいて、試験装置1のスイッチSWp1〜SWpnが“閉(オン)”から“開(オフ)”に切り替わったとき、参照符号501に示すように、制御装置2への電源電圧(AC100V)が停止する。これにより、参照符号500A,500Bに示すように、制御装置2の制御端子26_2から出力される閉信号の電圧が低下する。そして、時刻tbにおいて、投入リレー21の一次コイルLrの通電が停止し、スイッチSWrがオフすると、制御装置2の制御端子26_2が開放(オープン)となる。これにより、制御端子26_2の電圧が変化する。例えば、参照符号500Bに示すように、電圧が振動して不定な状態になる。
ここで、図5における時刻taから時刻tbまでの時間Tabは、制御装置2への電源電圧(AC100V)の供給が停止してから投入リレー21の二次側のスイッチSWrがオンしている時間、すなわち、瞬低が発生してから、投入リレー21の二次側のスイッチSWrの閉(オン)状態が維持される時間を表している。
時間Tabよりも短い期間の瞬低が発生した場合、自動開閉器3が開(オフ)状態に陥ることなく、高圧線4から高圧線5への電力供給が継続可能となるが、時間Tabよりも長い期間の瞬低が発生した場合には、自動開閉器3が開(オフ)状態になり、高圧線4から高圧線5への電力供給が遮断され、停電が発生する虞がある。
上述したように、時間Tabは、瞬低が発生してから投入リレー21の二次側のスイッチSWrがオンしている時間であり、投入リレー21の一次側コイルLrが通電している期間である。この通電期間は、瞬低発生後のバックアップコンデンサCbの放電時間、すなわちバックアップコンデンサCbの静電容量に依存する。したがって、時間Tabを測定することにより、間接的に、バックアップコンデンサCbの劣化状態を推定することが可能となる。
具体的には、ステップS11において、ステップS10で制御装置2への電源電圧の供給を停止した時刻taから、制御端子26_1の電圧の変化状態が大きく変わる点(制御端子26_1の電圧の変曲点)の時刻tbまでの時間を測定し、その時間を“Tab”とする。
そして、例えば、制御装置2の瞬低認識時間の仕様値と測定した時間Tabとを比較して、時間Tabが仕様値に対してどの程度低下しているかを調査することにより、バックアップコンデンサCbの劣化状態を推定することができる。
以上、本実施の形態に係る、制御装置2のバックアップコンデンサCbの劣化状態の検査方法によれば、バックアップコンデンサCbの静電容量を測定するために、従来技術のように制御装置2を分解してバックアップコンデンサCbを取り外すことなく、バックアップコンデンサCbの劣化状態を容易に判定することが可能となる。
具体的には、上述したように、先ず、自動開閉器3に接続される高圧線4,5に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号Spiを生成する第1信号生成部11と、自動開閉器3の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号Sciを生成する第2信号生成部12と、電源端子16_1〜16_nに供給された電源電圧を第3出力端子15_1〜15_nに出力するか否かを切り替える電源スイッチ部10とを備えた試験装置1を、制御装置2に接続する。
これによれば、制御装置2に対して、擬似的に、自動開閉器3が接続されている状態を認識させた上で瞬低と同じ状況を作り出すことが可能となる。
すなわち、試験装置1の第1信号生成部11によって生成された模擬電力供給状態信号Spiを制御装置2に入力することにより、自動開閉器3に接続される高圧線4,5に電力が供給されていること(非停電状態)を、擬似的に、制御装置2のデータ処理制御部22に認識させることができる。また、試験装置1の第2信号生成部12によって生成された模擬開閉状態信号Sciを制御装置2に入力することにより、自動開閉器3(スイッチ回路30)が閉(オン)状態であることを、擬似的に、制御装置2のデータ処理制御部22に認識させることができる。
次に、上述したように、試験装置1の電源スイッチ部10を切り替えることにより、制御装置2への電源電圧の供給を遮断する。これによれば、制御装置2を“瞬低”と同じ状況に置くことが可能となる。
次に、測定装置50によって、制御装置2の投入リレー21から出力された、自動開閉器3に対する制御信号(閉信号)の時間変化を測定する。上述したように、瞬低後の制御信号(閉信号)の時間変化は、瞬低後の投入リレー21の一次側コイルLrの通電時間に対応し、この通電時間は、バックアップコンデンサCbの静電容量に依存する。
したがって、本実施の形態に係る検査方法のように、瞬低後の制御信号(閉信号)の時間変化を測定することにより、バックアップコンデンサCbの静電容量の劣化状態を容易に検査することができる。すなわち、制御装置2を分解してバックアップコンデンサCbを制御装置2から取り外し、バックアップコンデンサCb単体の特性を測定しなくても、瞬低後の制御信号(閉信号)の時間変化を測定することにより、間接的に、バックアップコンデンサCbの劣化状態を推定することが可能となる。
具体的には、上述したように、試験装置1の電源スイッチ部10によって制御装置2への電源供給を停止してから投入リレー21のスイッチSWrが閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替わるまでの時間Tabを計測することにより、バックアップコンデンサCbの劣化状態を容易に検査することができる。
ここで、投入リレー21のスイッチSWrが閉(オン)状態から開(オフ)状態に切り替わったとき、制御装置2の制御端子26_2の電圧の変化状態が大きく変化する(電圧の変曲点がある)傾向がある。そこで、制御装置2への電源供給が停止してから制御端子26_2の電圧の変曲点までの時間を計測することにより、時間Tabを容易に測定することができる。
≪実施の形態の拡張≫
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では、試験装置1における電源スイッチ部10のスイッチSWp1〜SWpnや第2信号生成部12の切替スイッチSWqを手動により切り替える場合を例示したが、これに限られず、スイッチSWp1〜SWpnや切替スイッチSWqを外部から入力された信号によって切り替えてもよい。
例えば、試験装置1をパーソナルコンピュータ等の情報処理装置と接続し、その情報処理装置が試験装置1に信号を送信することにより、スイッチSWp1〜SWpnや切替スイッチSWqのオン/オフを切り替えるようにしてもよい。この場合、測定装置50も上記情報処理装置に接続し、上記情報処理装置が測定装置50から測定結果のデータを取得するようにしてもよい。これによれば、瞬低の発生から時間Tabの測定までの処理(例えばステップS8〜S11)を上記情報処理装置によって自動的に行うことが可能となる。
1…試験装置、2…制御装置、3…自動開閉器、4,5…高圧線、6…電源装置(AC電源)、9…端子台、10…電源スイッチ部、11…第1信号生成部、12…第2信号生成部、13_1〜13_4…第1出力端子、14_1〜14_3…第2出力端子、15_1〜15_n…第3出力端子、16_1〜16_n…電源端子、17…コモン端子、20…電源回路、21…投入リレー、22…データ処理制御部、23_1〜23_4…第1入力端子、24_1〜24_3…第2入力端子、25…コモン端子、26_1,26_2…制御端子、27_1〜27_n…第3入力端子、30,31…スイッチ回路、32…スイッチ制御部、34…電力供給状態判定部、35_1〜35_3…一次側電源端子、36_1〜36_3…二次側電源端子、37_1〜37_4…第1状態信号出力端子、38_1〜38_3…第2状態信号出力端子、39_1,39_2…制御信号入力端子、40…コモン端子、50…測定装置、80…電柱、110…変圧器、Cb…バックアップコンデンサ、Lp…コイル、SWp1〜SWpn,SWr…スイッチ、SWq…切替スイッチ、Sc…開閉状態信号、Sci…模擬開閉状態信号、Sp…電力供給状態信号、Spi…模擬電力供給状態信号、T1…一次側入力接点、T2…一次側出力接点、T3…二次側入力接点、T4…二次側出力接点、T6…第1接点、T7…第2接点、T8…第3接点。

Claims (6)

  1. 自動開閉器を制御する制御装置のバックアップコンデンサの劣化状態を試験装置を用いて検査する検査方法であって、
    前記制御装置は、
    第1入力端子、第2入力端子、第3入力端子、および制御端子と、前記第3入力端子に供給された交流電圧に基づいて直流電圧を生成する電源回路と、
    一次側コイルと、前記直流電圧に基づいて生成された、前記自動開閉器の閉状態を指示する閉信号が入力される二次側入力接点と、前記制御端子に接続された二次側出力接点と、前記二次側入力接点と前記二次側出力接点との間に接続され、前記一次側コイルの通電状態に応じて開閉が制御されるスイッチとを含む投入リレーと、
    前記投入リレーの前記一次側コイルの両端に接続されたバックアップコンデンサと、
    前記第1入力端子に入力された信号に基づいて前記自動開閉器に対する電力の供給状態を判定するとともに、前記第2入力端子に入力された信号に基づいて前記自動開閉器の開閉状態を判定し、前記自動開閉器に対して電力が供給され、且つ前記自動開閉器が閉状態であると判定した場合に前記投入リレーの前記スイッチを閉状態に制御するデータ処理制御部と、を備え、
    前記試験装置は、
    電源端子、第1出力端子、第2出力端子、および第3出力端子と、
    前記自動開閉器に接続される高圧線に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号を生成し、前記第1出力端子に出力する第1信号生成部と、
    前記自動開閉器の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号を生成し、前記第2出力端子に出力する第2信号生成部と、
    前記電源端子に供給された電源電圧を前記第3出力端子に出力するか否かを切り替える電源スイッチ部と、を備え、
    前記制御装置の前記第1入力端子と前記試験装置の前記第1出力端子とを接続し、前記制御装置の前記第2入力端子と前記試験装置の前記第2出力端子とを接続し、前記制御装置の前記第3入力端子と前記試験装置の前記第3出力端子とを接続する第1ステップと、
    測定装置を前記制御装置の前記制御端子に接続する第2ステップと、
    前記試験装置の前記電源スイッチ部によって前記試験装置の前記第3出力端子から前記電源電圧を出力する第3ステップと、
    前記第3ステップの後に、前記試験装置の前記電源スイッチ部によって、前記試験装置の前記第3出力端子からの前記電源電圧の出力を停止する第4ステップと、
    前記第4ステップ後に、前記測定装置によって前記制御端子の電圧の時間変化を測定する第5ステップと、を含む
    検査方法。
  2. 請求項1に記載の検査方法において、
    前記第5ステップは、
    前記測定装置によって、前記第4ステップにおいて前記電源電圧の出力を停止してから前記投入リレーの前記スイッチが閉状態から開状態に切り替わるまでの時間を測定するステップを含む
    ことを特徴とする検査方法。
  3. 請求項2に記載の検査方法において、
    前記第5ステップは、
    前記第4ステップにおいて前記電源電圧の出力を停止してから前記制御端子の電圧の変曲点までの時間を測定するステップを含む
    ことを特徴とする検査方法。
  4. 自動開閉器を制御する制御装置の試験のための試験装置であって、
    電源端子、第1出力端子、第2出力端子、および第3出力端子と、
    前記自動開閉器に接続される高圧線に対する電力の供給状態を模擬する模擬電力供給状態信号を生成し、前記第1出力端子に出力する第1信号生成部と、
    前記自動開閉器の開閉状態を模擬する模擬開閉状態信号を生成し、前記第2出力端子に出力する第2信号生成部と、
    前記電源端子に供給された電源電圧を前記第3出力端子に出力するか否かを切り替える電源スイッチ部と、を備える
    試験装置。
  5. 請求項4に記載の試験装置において、
    前記電源電圧は、交流電圧であって、
    前記第1信号生成部は、前記電源電圧としての交流電圧を変圧して前記模擬電力供給状態信号を生成する変圧器を含む
    ことを特徴とする試験装置。
  6. 請求項4または5に記載の試験装置において、
    前記第2出力端子を複数有し、
    前記第2信号生成部は、第1接点、第2接点、および第3接点を有し、前記第1接点の接続先を前記第2接点と前記第3接点との間で切替可能な切替スイッチを含み、
    前記第1接点、前記第2接点、および前記第3接点は、対応する前記第2出力端子にそれぞれ接続されている
    ことを特徴とする試験装置。
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