JP2020099048A - 多波長光ビームをコヒーレントに再結合する装置及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】多波長光ビームをコヒーレントに再結合する装置及びシステムを提供する。【解決手段】第1の基本ビームF1と第2の基本ビームF2をコヒーレントに再結合する基本装置15であって、第1の基本ビームF1及び第2の基本ビームF2が各々注入される第1の入力及び第2の入力と、第1と第2の基本ビームのコヒーレント再結合に対応する出力ビームを配信する出力と、基本ビームの経路のうち1つに配置され、経路に可変遅延を誘導すべく構成された遅延線DLと、第1の2×2結合器Comb、位相変調器PS及び第2の2×2結合器Comb’を含む可変カプラVCと、相補ビームから誤差信号εを生成すべく構成された制御検知器Detと、適用する遅延及び位相差を誤差信号から決定するフィードバックループBAとを含んでいる。【選択図】図3

Description

本発明は、空間多モード伝搬チャネルを介した光通信の分野に関する。本発明は特に、波動が地球と衛星の間の大気層等、何らかの擾乱媒体に当たって通過する際に、情報の波動ベクトルの位相面が多少なりとも歪む自由空間において見られる。別の実施形態によれば、多モードファイバを通過して伝搬中に空間モード間の結合によりビームの歪みが生じる。
より正確には、本発明は多波長光ビームのコヒーレント再結合(及び適宜分割)に基づいて、受光及び適宜受光/発光を行う装置及びシステムに関する。
情報を搬送する光ビームの位相面が自由空間を通過する移動により歪んだ場合に解決すべき課題は、これらの歪みに依らず最適なリンクバジェットを維持することである。
第1の解決策は、適応光学機器(例:変形可能な鏡)を用いて光波面の歪みを補償して、典型的には検知器に接続された単一モードファイバへの光注入を最適化するものである。本方式には、瞳孔全体を処理でき、発光(補償前)及び受光の両ケースを扱うことができ、広帯域(WDM適用が可能)であるという利点がある。対照的に、適応光学的ループの速度が制約され(ベストケースでms単位)、約1kHz又はより大きい帯域幅の大気歪みには不充分であることが分かる。
第2の解決策は、空間多様性を有すると言われるアーキテクチャにおいて、多開口望遠鏡を用いるものである。各「副望遠鏡」が入射ビームの一部を受光し、本方法の原理は空間多様性により干渉(スペックル)に起因する空間減衰を回避できるようにすると仮定することである。乱気流に依らず、少なくとも1個の副望遠鏡が非ゼロ信号を収集する。各望遠鏡の下流に配置された検知器に配信された信号が電気的(非コヒーレント的)に集計される。本方法の主な短所は、各検知器のノイズが集計され、副望遠鏡と同数の検知器を必要とすることである。更に、本方法ではリンクの信号対雑音比を向上させることができない。
文献米国特許第7974543号明細書に記述された第3の解決策では、モード/基本ビームのコヒーレント再結合に基づく受光システムに使用が提案されている。システムは、入射ビームをサンプリングするためのマイクロレンズのマトリクスアレイを含み、前記マトリクスアレイは、図1に示すように再結合される2本のビームで表され、カスケード状に配置された複数の基本2×1再結合装置を含むコヒーレント再結合装置10に結合されている。各基本装置は2個の入力、例えば1と2又は3と4を含んでおり、ビームのうち1つの経路に配置された位相シフタ16の、及び検知器13により検出される出力12を有する2×2カプラ11の再結合される2本のビームに対応している。検知器13により検出された信号は電子機器15(15a、15b...)を用いて最小化されるため、位相シフタ16(16a、16b...)がビーム2に位相シフトを適用してカプラ11の第2の出力17に強め合う干渉を生じさせることができる。
最終出力18は、2本の初期ビームの全てを単一ビームに結合する。最大信号18が求められる。
米国特許第7974543号明細書
この種のシステムの制約の一つは、図2に示すように、システムが処理可能な入射ビームのスペクトル帯域の幅を制限する位相シフタ(要素16)を用いる必要があることである。更に、単一要素の使用により、最適な効果を得る観点から再結合される2個の信号の振幅及び位相の両方を等化することができない。
図2において以下の状況を考慮する。点光源Sから光場Eが発光されて、2個の異なる経路T1、T2を辿って検知器Dに到達する。第1の経路T1は長さLを有し、第2の経路T2は長さLを有している。簡潔に、検知器Dから光源Sを分離する媒体は非分散的、すなわち屈折率が波長に依存しないと仮定する。再び簡潔のため、2個の経路が同一の減衰性を有すると仮定しており、従って検知器に入射する光場は、経路T1又は経路T2のいずれを辿ったかに依らず同一強度を有している。従って検知器側での光場の式は以下の通りである。
DET=Etrajet1+Etrajet2
DET=E(t−τ)+E(t−τ
ここで、τ及びτは光が経路T1及びT2の各々を移動するのに要する時間である。すなわち、
Figure 2020099048
が特定のスペクトル成分(例えば変調側波帯、又は実際にEがWDM周波数コムを含んでいるケース)を有するケースについて以下で考える。検知器から周波数ωで出力された電気信号のスペクトルの成分は従って次式で表される。
Figure 2020099048
ここで、経路1及び2から発せられた光場間の光学位相差を制御する(上述の文献の位相シフタ16のような)手段が存在すると仮定される。従って検知器側の光場は次式のように書くことができる。
DET=E(t−τ)×e−iφ+E(t−τ
ここでφは、受光信号を最大化する目的で調節可能である。ここで周波数ωでの信号iDETは次式に等しい。
Figure 2020099048
受光信号を最大化するには以下の条件を満たす必要がある。
cos[ω(τ−τ)+φ]=1
すなわち
φ=ω(τ−τ)+k2π
従って、上述の条件が注目する周波数ωに依存すること、及び特に単一光搬送波(非WDM)への適用はこの周波数の付近での適用に限られることが分かる。典型的に、位相変調器に対して、約1ミクロンの位相変調に対応して、典型的にミリメートルサイズの成分、及び屈折率の変化が10−3のオーダーである材料を有する1〜2×λの偏差がある。
又、発光/受光アーキテクチャの場合、発光及び受光システムのレーザーは、近いが同一ではない周波数(典型的には数nmの差異)を有していることが求められ、これは例えば衛星に搭載されたシステムのケースでは恐らく重大な短所であり、又はレーザダイオードの老朽化への対応が求められる。
本発明の目的の一つは、コヒーレントな広スペクトル帯域再結合を実現可能にする基本再結合装置を提供することにより上述の短所を克服し、従ってWDMアーキテクチャと互換性を有する広帯域受光システム(及び適宜受光/発光システム)を実施可能にすることである。
本発明の主題の一つは、情報を搬送するチャネルを各々形成するM個の波長を含むスペクトルを有する、歪まされた入射ビームをサンプリングすることにより得られる第1の基本ビームと第2の基本ビームをコヒーレントに再結合する基本装置であって、前記歪みが前記第1と第2の基本ビームの間に遅延を誘導しており、基本装置は、
−再結合される第1の基本ビーム及び第2の基本ビームが各々注入される第1の入力及び第2の入力と、
−第1と第2の基本ビームのコヒーレント再結合に対応する出力ビームを配信する出力と、
−前記基本ビームの経路のうち1つに配置されていて、前記経路に可変遅延を誘導すべく構成された遅延線と、
−第1の2×2結合器、位相変調器及び第2の2×2結合器を含んでいて、第2の結合器が、基本装置の出力を形成すると共に前記出力ビームを配信する主出力、及び出力ビームと相補的なビームを配信する相補出力を有する可変カプラと、
−相補出力に接続されていて、位相変調器が第1及び第2の基本ビームの強度を等化する位相差を適用すべく構成されている場合、且つ遅延線が前記第1と第2の基本ビームの間の前記遅延を補償する遅延を適用すべく構成されている場合にゼロまで減少する誤差信号を相補ビームから生成すべく構成された制御検知器と、
−適用する遅延及び位相差を誤差信号から決定すべく構成されたフィードバックループとを含んでいる。
別の態様によれば、本発明は、単一の再結合ビームを得るべくカスケード状に配置された本発明による複数の基本装置を含み、前記歪んだビームをサンプリングすることにより得られたN本(Nは厳密に正の偶整数)の基本ビームをコヒーレントに再結合する装置に関する。
更に別の態様によれば、本発明は、
−前記入射ビームをN本の基本ビームにサンプリングすべく構成されていて入射ビームを空間非多重化する装置と、
−本発明によるN本の基本ビームをコヒーレントに再結合する装置と、
−M個の波長が各々情報搬送用の1個のチャネルを形成するようにM本のビームを形成すべく波長を非多重化する装置と、
−前記M本のビームに関連付けられたM個の検知器とを含む受光システムに関する。
本発明による受光システムの一実施形態によれば、基本ビームの回折が制限される。
一実施形態によれば、空間非多重化装置は、入射ビームを空間サンプリングすべく構成されたマイクロレンズのマトリクスアレイを含んでいる。
別の実施形態によれば、空間非多重化装置は多開口望遠鏡を含んでいる。
別の実施形態によれば、空間非多重化装置は、N個の空間モードへの分解を実行すべく構成されたN個の位相板を含んでいる。
別の態様によれば、本発明は、本発明による受光システム及び、
−M個の波長でM本のビームを生成すべく構成されたM個のレーザー源及びM個の関連変調器と、
−多波長ビームを形成する波長多重化装置と、
−多波長ビームをN本の基本発光ビームにコヒーレントに分割する装置、すなわち本発明によるコヒーレント再結合装置とほぼ同一であるが、逆方向に用いられて各遅延線及び各位相変調器が各々逆向きの遅延及び逆向きの位相差を、受光システムのコヒーレント再結合装置の各フィードバックループにより決定される遅延及び位相差に適用することにより、N本の基本発光ビームを、N本の初期基本ビームと共役であるN本のビームに各々対応させる装置と、
−空間非多重化装置とほぼ同一であるが、逆方向に用いられてN本の基本発光ビームを、入射ビームの共役に対応する発光ビームに変換して、前記歪みを予め補償する空間多重化装置とを含む発光システムを含む受光/発光システムに関する。
受光/発光システムの一実施形態によれば、コヒーレント再結合装置とコヒーレント分割装置は同一であり、空間非多重化装置と空間多重化装置は同一であって、一方で波長非多重化装置及びM個の検知器と、他方でM個のレーザー源、M個の関連変調器及び波長多重化装置とが循環器によりコヒーレント再結合/分割装置に結合されていて、本システムは更に、受光と発光に交互に使用すべく構成されている。
以下の記述で本発明の装置の実施形態の複数の例を提示する。これらの例は本発明の範囲を限定しない。これらの実施形態の例は、本発明の本質的な特徴、及び注目する実施形態に関する追加的な特徴の両方を有している。本発明に対する理解が深まると共に、本発明の他の特徴、目的及び利点は、非限定的な例として示す添付の図面を参照しながら以下の詳細な記述から明らかになろう。
既に記述したように、従来技術によるモード/基本ビームのコヒーレント再結合に基づく受光システムを示す。 既に記述したように、光場E0が点光源Sから発光されて、2個の異なる経路T1及びT2を辿って検知器Dに到達する状況を示す。 本発明による基本コヒーレント再結合装置を示す。 波長の倍数で表される残留遅延の値の関数として、WDMチャネル毎の最適組み合わせ効果を示す。 10×λに等しい残留遅延の場合における、検知器により検出された強度を位相の関数として、最適化対象である各チャネル毎に示す。 35×λに等しい残留遅延の場合における、検知器により検出された強度を位相の関数として、最適化対象である各チャネル毎に示す。 カスケード状に配置された複数の基本装置を含み、単一の再結合ビームが得られるようにする本発明によるコヒーレント再結合装置を示す。 コヒーレント再結合装置を用いる本発明による受光システムを示す。 本発明による受光/発光システムの第1の実施形態を示す。 本発明による受光/発光システムの第2の実施形態を示す。
明快さのため、全ての図面を通じて同一要素を同一参照符号で示している。
本発明による基本コヒーレント再結合装置15を図3に示す。
装置は、典型的には大気の層を通過する自由空間伝搬、又は脱分極の程度が小さい多モードファイバを通過する移動により、歪まされた入射ビームFidをサンプリングすることにより得られた第1の基本ビームF1及び第2の基本ビームF2を再結合する。歪みに起因して、ビームF1及びF2は異なる振幅及び異なる位相を有している。
を入射ビームFidの強度、I1をF1の強度及びI2のF2の強度、但しI1=ρ1.I及びI2=ρ2.Iとする。
Fidのスペクトルは広く(周波数コム又は帯域)、且つ各々がチャネル搬送情報を形成している(例えばWDMアーキテクチャ)少なくともM個の波長λ、λ、...λ(Mは少なくとも2に等しい)を含んでいる。
本発明による基本装置15は、2個の等化レベル以外は文献米国特許第7974543号明細書に記述されているものと同種のアーキテクチャを有している。装置は、再結合されるF1及びF2が各々注入された第1の入力Input1及び第2の入力Input2、及び最大化(強め合う干渉)しようとする第1及び第2の基本ビームのコヒーレント再結合に対応する出力ビームを配信している出力Outを含んでいる。
歪みにより誘導された2本の基本ビームF1とF2の間の遅延R12に第1の段階が作用することにより、後述するように波長とは独立に、絶対位相補償を実現することができる。基本装置15はこの目的のため、基本ビームの経路のうち1つの、本例ではF2の、経路に配置されていて、この経路に可変遅延を誘導すべく構成された遅延線DLを含んでいる。
第2の段階は2本のビーム間の振幅差に作用する。基本装置15はこの目的のため、2入力及び2出力を含むマッハツェンダー干渉計すなわちMZIアーキテクチャの第1の2×2結合器Comb、位相変調器PS及び第2の2×2結合器Combを含む可変カプラVCを含んでいる。F1とF2は第1の結合器の後で混合されるため、PSはMZIの2本のアームのどちらに配置されていてよい。図3に示すように、第1の結合器Combの入力は、一方が遅延線により遅延された2本の基本ビームである。位相変調器は、Combの2出力の一方に配置されている。
第2の結合器Comb’は、基本装置15の出力Outを形成すると共に出力ビームが配信される主出力、及び出力ビームと相補的なビームを配信する相補出力を有している。
制御検知器Detが相補出力Scに接続されている。制御検知器の信号は、可変カプラVCの結合係数が強度比ρ2/ρを補償する場合、且つ遅延線DLが2本のビーム間の遅延、すなわちチャネル1と2の間の絶対位相シフトを補償する場合にゼロまで減少する。
従って、検知器Detは、相補ビームから、位相変調器PSがF1及びF2の各々の強度を等化する位相差を適用すべく構成され、且つ遅延線DLがF1とF2の間の遅延R12を補償する遅延を適用すべく構成されている場合にゼロまで減少する誤差信号εを生成する。
最後に、フィードバックループBAが、誤差信号εから、遅延線を介して適用される遅延及び位相変調器を介して適用される位相差を決定すべく構成されている。検知器/フィードバックループは共に、相補信号を最小化し、従って出力信号を最大化すべくDL及びPSに作用する。
2本のビームF1とF2の間の遅延に作用する事実により、波長から独立したコヒーレント再結合を実現することができる。図2の状況に戻り、経路T1及びT2から発せられた光場の遅延素子による補償の場合、検知器が受光する光場の式は以下の通りである。
DET=E(t−τ−τ)×e−iφ+E(t−τ
ここでτは可調遅延である。
ここで周波数ωにおける信号iDETは次式に等しい。
Figure 2020099048
受光信号を最大化するには以下の条件を満たさなければならない。
cos[ω(τ−τ+τ)]=1
すなわち
τ=τ−τ
今回は最適化条件が光学周波数に依存しないため、レーザーの周波数に依らず、従って広帯域及び/又はWDM信号或いは潜在的に大きく異なる波長の2個の発光/受光レーザーにおいても同様に、受光信号を最適化できることが分かる。
遅延補償の精度に関して、遠隔通信において送信信号を妨害しないために、シンボル持続時間よりも良好又は同等の残留遅延δτ(補償後の残留遅延)と称する遅延の精度を補償しなければならず、シンボル持続時間は1ビットの情報の持続時間、又は変調周波数の逆数(単一搬送波長に適合)として定義される。
10GHzで変調された単一波長λ(単一チャンネル)信号の場合、シンボル持続時間は100psに等しい。従って典型的にはλ=1550nm(遠隔通信で典型的に用いる波長)で2000×λの位相シフトに対応する10ps(シンボル時間の1/10)の最大残留遅延が必要である。波長の倍数単位で表すこの遅延は、光が10psの時間で速度c=3×10m.s−1で進む距離を計算することにより得られ、波長の倍数で表す。すなわち、
Figure 2020099048
実際には、2種類の遅延、例えば各種のチャネル間のファイバ長の差異に起因する固定すなわち静的遅延及び、例えば大気擾乱に起因する動的遅延がある。
大気の伝搬(動的歪み)に起因する遅延差は2000×λよりもはるかに小さく、システム(ファイバ長等)の構造的遅延の静的補償は充分である。
対照的に、ファイバ間の長さの差異は数千又は数万個のλに対応しているため、修正する必要がある。しかしこれらは移動しないため、静的補償を一回行えば充分である。
従って、モノλの場合、位相調整にサーボコントロール又はフィードバックループを用いる必要がなく、較正で充分である。
複数の波長が使用されている場合、再結合は、波長とは独立に(白色光干渉の条件)機能するならば、遅延の完全な等化が必要な干渉的処理であるため、チャネル間の残留遅延への許容度は大幅に低下する。
実際には、上述の許容度はWDMスペクトルの強度に依存する。従って、200GHzの間隔を置いた10個のWDMチャネル(1〜10)の典型的なケースで、図4に(誤差信号の最小化により得られた)WDMチャネル毎の最適組み合わせ効果CEffをλ(λ=1.55μm)の倍数として表す残留遅延δτの値の関数として示す。10×λの残留遅延δτが99%よりも高い平均再結合効果(全てのWDMチャネルにわたる平均)に至ることが分かる。
対照的に、残留遅延が35×λである場合、平均再結合効果は90%(スペクトルの両端でのチャネルでは80%)に低下する。スペクトル全体にわたり90%を得るには、20×λよりも良好に遅延を等化する必要がある。従って、大気を通過する伝搬、熱効果、機械的不具合又は他の影響に起因する遅延変動は典型的に20λよりも大きいため、再結合されるチャネル間の遅延の変動を動的に修正する必要がある。従って、本発明に記述するような遅延の修正により動的に再結合する装置が必要である。
約20λの残留遅延は、ファイバ(圧電モジュールにより延伸されたファイバ)又は鏡(圧電チップ上の鏡)等、従来の要素で製造された可変遅延線と互換性を有している。
典型的に、圧電チップに巻付けられたファイバにより動的遅延を修正して、帯域幅を10kHz、精度を1/20ミクロン以上、及び偏差を100λ超とすることができる。
制御検知器により受光された信号がゼロまで減少するのは、遅延が正確に補償され、従って動的サーボ制御に適した誤差信号を配信するという条件が満たされた(白色光干渉)場合だけである。
図5に、10×λの残留遅延δτの場合において、検知器Detが検知した強度IをPSにより適用された位相の関数として、最適化対象である各チャネル毎に示す(すなわち、遅延線DLは10λの残留誤差δτを有する2個のチャネル間の遅延差を補償する)。サーボ制御(誤差信号ε)の調整を可能にするのは強度の最小値51であるのに対し、最大値50が装置の出力に配信される。曲線52は、10個のチャネルにわたる平均を取った強度を示す。
装置では、10λの残留遅延が受容できることが分かる。
図6に、35×λの残留遅延δτの場合に各チャネル毎に検知器Detが検知した強度Iを示す。強度の最小値61はサーボ制御の調整を可能にするのに対し、最大値60は装置の出力に配信される。曲線62は、10個のチャネルにわたる平均を取った強度を示す。再結合効果は低下しており、35λの残留遅延が減衰した装置誤差信号につながることを明らかに示している。
基本装置15は、図7に示すように単一の再結合ビームFrecombが得られるようにコヒーレント再結合装置20を形成すべくカスケード状に配置されることを意図されている。
歪んだ入射ビームFidはN本の基本ビームF1、F2、FNにサンプリングされることを考慮されており、Nは厳密に正の偶整数である。
図7に、3個の基本装置15からなる、N=4(より大きい数に容易に一般化できる)の場合の装置20を示す。入射ビームは2×2に再結合される。
可変遅延線DL1、DL2は第1に、一方でビームF1及びF2と、他方でF3及びF4との間の光学遅延(絶対位相)を調整可能にする。
第2に、本例では各々が調整可能な位相シフト(PS1又はPS2)を有するマッハツェンダー干渉計(MZI)からなる2個の調節可能なカプラは、1〜2(PS1)及び3〜4(PS2)の範囲の強度比を補償する。
強度検知器(Det1、Det2)が、DL1/PS1及びDL2/PS2を調整する誤差信号を生成すべくMZIの相補出力に配置されている。
2個のMZIの出力を結合する仕方は同じであり、遅延を調整すべく遅延線DL3、次いで強度比を結合及び調整する別のMZIが設けられている。
=ρに等しい入射強度Iの場合、制御検知器に配信された信号がゼロならばIrecomb=IΣρに等しい結合強度を有するビームFrecombが装置から出力される。
別の態様によれば、本発明はまた、図8に示すような本発明による装置20を用いる受光システム100にも関する。
上述のマルチλシステムは、異常入射波面を、波面が平坦な複数のサブビームに分解(空間非多重化)し、次いでサブビームを同位相に戻し、収集した光力、従ってリンクバジェットを波長に依らず最大化する目的で装置20を用いてコヒーレント結合技術を実行することに基づいている。
図8の受光システム100は、各々が変調信号を搬送するM個の多重化された波長λ、λ、...λ)(変調器mod1、mod2...及びマルチプレクサλMUX)からなる発光端ビームを自由空間内に発光するWDMリンクのケースを示す。大気FSを通過する伝搬の後で、ビームは大幅に歪んだ振幅及び位相を有し、受光時に入射ビームFidを形成している。
システム100は第1に、FidをN個の基本ビームにサンプリングすべく構成されていて入射ビームFidを空間非多重化する装置14を含んでいる。基本ビームは異なる振幅及び異なる位相を有している。好適には、基本ビームは、単一モードファイバ又は光集積回路に容易に結合できるように回折が制限されている。
複数の装置が異常ビームを空間非多重化する機能を実行してもよい。
第1の空間非多重化装置14は、異常ビームの空間サンプリングすることにより入射ビームをピクセル化するマイクロレンズのマトリクスアレイを含んでいる。空間サンプリングピッチ(ピクセルのサイズ)は、各基本ビームの回折が制限されるように選択されている。極めて小さいピクセルサイズ、従って多数の基本ビームが必要であることが判明し得る。
第2の装置は、各基本ビームの先端/傾斜方式が修正された多開口望遠鏡を含んでいる。
最後に、第3の装置は、N個の位相板を用いてN個の空間モードへの分解を実行すべく構成されている。異常ビームが高空間モードの基礎に分解されると仮定して、位相板は次いで、自由伝搬及び位相板を通過する移動を介してこれらの高モードをガウシアンモードに変換すべく設計されている。
受光システム100はまた、上述の装置のようにN本の基本ビームをコヒーレントに再結合する装置20を含んでいる。ここで、N本の基本ビームが光学的に加算(コヒーレント和)される前に、基本ビーム間の光学遅延及び振幅の変動を補償すること、及びビームFrecombを形成することが課題である。装置20は従って、全ての光学エネルギーを単一の検知器に集中させることにより、非コヒーレント方式と比較して信号対雑音比を向上させることができる。
ビーム和Frecombは次いで、各々が情報搬送チャネルを形成するM個の波長でM本のビームを形成すべく波長非多重化装置λDEMUXにより非多重化される。次に、M本のビームの各々がM個の検知器PD、PD、...PD(M個のWDMチャネルの場合)に伝送される。コヒーレント再結合を採用し、且つ広スペクトル帯域又は周波数コムにわたり極めて良好な再結合効果を有する受光システム(WDMアーキテクチャ)がこのように得られる。
更に、上述のシステムは、光集積技術と互換性を有し、2×2スイッチ(制御情報受光器(検知器)、及び任意選択的にWDM受光器を含む)及びデマルチプレクサ(例えばカスケード型非対称MZI又は平面フェーズドアレイ)の機能を光チップに集積することが可能である。
光集積方式により、適応光学的方式に比べてシステムが簡素且つ安価になる。
別の態様によれば、本発明はまた、上述のような受光システム100及び発光システム200を含む受光/発光システム300に関し、その二つの実施形態を図9及び10に示す。
発光システムは、M個のレーザー源L、L、...L、及びM個の波長でM本のビームであって各々が情報搬送チャネルを形成するビームを生成すべく構成されたM個の関連変調器mod、mod、...mod、及び多波長ビームを形成すべく波長多重化装置λMUXを含んでいる。
システム200はまた、多波長ビームをN本の基本発光ビームF’,F’,...F’にコヒーレントに分割する装置20’を含み、装置はコヒーレント再結合装置20とほぼ同一であるが、逆方向に用いられて各遅延線及び各位相変調器が各々逆向きの遅延及び逆向きの位相差を、受光システム100のコヒーレント再結合装置20の各フィードバックループにより決定される遅延及び位相差に適用することにより、N本の基本発光ビームを、N本の初期基本ビームと各々共役であるN本のビームF’,...F’に対応させる。
最後に、システム200は、空間非多重化装置14とほぼ同一であるが、逆方向に用いられてN本の基本発光ビームF1’ ,...FN’を、入射ビームFidの共役に対応する発光ビームFeに変換して、歪みを予め補償する空間多重化装置14’を含んでいる。
換言すれば、受光端コヒーレント結合のために決定された振幅及び遅延重みをここで用いて、大気擾乱を逆方向に予め補償可能にする重み付け法則をN本の基本発光ビームに適用する。
図9の実施形態において、システム100、200は各々異なる装置20/20’ 及び14/14’を有している。
図10の実施形態において、コヒーレント再結合装置20とコヒーレント分割装置20’は同一であり、空間非多重化装置14と空間多重化装置14’は同一である。
一方で波長非多重化装置λDEMUX及びM個の検知器PD、PD、PDと、他方でM個のレーザー源L、L、...L、M個の関連変調器mod、mod、mod及び波長多重化装置λMUXが次いで、循環器OCによりコヒーレント再結合/分割装置に結合される。
原理的には、システム200は二方向に機能すること、すなわち発光と受光を同時に行うことが可能である。しかし、成分レベルでは、発光信号は受光信号よりも極めて強いのに対し、本装置は受光信号を最適化すべく構成されている。従って発光の寄生的反射が受光の最適化、従って成分の調整を妨害することがあり得る。その場合、本システムは発光/受光モードで交互に動作する。
10 コヒーレント再結合装置
11 カプラ
12,17 出力
13 検知器
14 空間非多重化装置
14’ 空間多重化装置
15,15a,15b 基本装置
16,16a,16b 位相シフタ
18 最終出力
20 コヒーレント再結合装置
20’ コヒーレント分割装置
50,60 最大強度
51,61 最小強度
52,62 平均強度
100 受光システム
200 発光システム
300 受光/発光システム
BA フィードバックループ
CEff 最適組み合わせ効果
Comb,Comb’ 結合器
D,Det 検知器
DL 遅延線
DL1,Dl2 可変遅延線
光場
F1,F2 基本ビーム
F3,F4 ビーム
’, F’,...F’ 基本発光ビーム
Fe 発光ビーム
Fid 入射ビーム
FS 大気
、I,I 強度
入射強度
recomb 結合強度
Input1,Input2 入力
,L,...L レーザー源
mod,mod,...mod 変調器
MZI マッハツェンダー干渉計
OC 循環器
Out 出力
PD,PD,PD 検知器
PS 位相変調器
PS1,PS2 位相シフト
12 遅延
S 点光源
Sc 相補出力
T1,T2 経路
VC 可変カプラ
δτ 残留遅延
ε 誤差信号
λ,λ,...λ 波長
λMUX 波長多重化装置
λDEMUX 波長非多重化装置

Claims (9)

  1. 情報を搬送するチャネルを各々形成するM個の波長(λ、λ、...λ)を含むスペクトルを有する、歪まされた入射ビーム(Fid)をサンプリングすることにより得られる第1の基本ビーム(F1)と第2の基本ビーム(F2)をコヒーレントに再結合する基本装置(15)であって、前記歪みが前記第1と第2の基本ビームの間に遅延(R12)を誘導しており、前記基本装置が、
    −再結合される前記第1の基本ビーム(F1)及び第2の基本ビーム(F2)が各々注入される第1の入力(Input1)及び第2の入力(Input2)と、
    −前記第1と第2の基本ビームのコヒーレント再結合に対応する出力ビームを配信する出力(Out)と、
    −前記基本ビームの経路のうち1つに配置されていて、前記経路に可変遅延を誘導すべく構成された遅延線(DL)と、
    −第1の2×2結合器(Comb)、位相変調器(PS)及び第2の2×2結合器(Comb’)を含んでいて、前記第2の結合器が、前記基本装置(15)の前記出力(Out)を形成すると共に前記出力ビームを配信する主出力、及び前記出力ビームと相補的なビームを配信する相補出力(Sc)を有する可変カプラ(VC)と、
    −前記相補出力(Sc)に接続されていて、前記位相変調器(PS)が前記第1及び第2の基本ビームの強度を等化する位相差を適用すべく構成されている場合、且つ前記遅延線(DL)が前記第1と第2の基本ビームの間の前記遅延(R12)を補償する遅延を適用すべく構成されている場合にゼロまで減少する誤差信号(ε)を前記相補ビームから生成すべく構成された制御検知器(Det)と、
    −前記適用する遅延及び位相差を前記誤差信号から決定すべく構成されたフィードバックループ(BA)とを含む基本装置(15)。
  2. 単一の再結合ビーム(Frecomb)を得るべくカスケード状に配置された請求項1に記載の複数の基本装置(15)を含み、前記歪んだビーム(Fd)をサンプリングすることにより得られたN本(Nは厳密に正の偶整数)の基本ビーム(F、F、..F)をコヒーレントに再結合する装置(20)。
  3. −前記入射ビーム(Fid)をN本の基本ビームにサンプリングすべく構成されていて前記入射ビームを空間非多重化する装置(14)と、
    −請求項2に記載のN本の基本ビームをコヒーレントに再結合する装置(20)と、
    −M個の波長が各々情報搬送用の1個のチャネルを形成するようにM本のビームを形成すべく波長を非多重化する装置(λDEMUX)と、
    −前記M本のビームに関連付けられたM個の検知器(PD、PD、PD)とを含む受光システム(100)。
  4. 前記基本ビームの回折が制限される、請求項3に記載の受光システム。
  5. 前記空間非多重化装置(14)が、前記入射ビームを空間サンプリングすべく構成されたマイクロレンズのマトリクスアレイを含んでいる請求項3に記載の受光システム。
  6. 前記空間非多重化装置(14)が多開口望遠鏡を含んでいる、請求項3に記載の受光システム。
  7. 前記空間非多重化装置(14)が、N個の空間モードへの分解を実行すべく構成されたN個の位相板を含んでいる、請求項3に記載の受光システム。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の受光システム(100)及び、
    −M個の波長でM本のビームを生成すべく構成されたM個のレーザー源(L、L、...L)及びM個の関連変調器(mod、mod、mod)と、
    −多波長ビームを形成する波長多重化装置(λMUX)と、
    −前記多波長ビームをN本の基本発光ビーム(F’、F’、..F’)にコヒーレントに分割する装置(20’)、すなわち請求項2に記載のコヒーレント再結合装置(20)とほぼ同一であるが、逆方向に用いられて各遅延線及び各位相変調器が各々逆向きの遅延及び逆向きの位相差を、前記受光システム(100)のコヒーレント再結合装置(20)の各フィードバックループにより決定される遅延及び位相差に適用することにより、前記N本の基本発光ビーム(F’、...F’)を、前記N本の初期基本ビームと共役であるN本のビームに各々対応させる装置(20’)と、
    −前記空間非多重化装置(14)とほぼ同一であるが、逆方向に用いられて前記N本の基本発光ビーム(F’、...F’)を、前記入射ビーム(Fid)の共役に対応する発光ビーム(Fe)に変換して、前記歪みを予め補償する空間多重化装置(14’)とを含む発光システム(200)を含む受光/発光システム(300)。
  9. −前記コヒーレント再結合装置(20)と前記コヒーレント分割装置(20’)が同一であり、
    −前記空間非多重化装置(14)と前記空間多重化装置(14’)が同一であって、
    −一方で前記波長非多重化装置(λDEMUX)及び前記M個の検知器(PD、PD、PD)と、他方で前記M個のレーザー源(L、L、...L)、前記M個の関連変調器(mod、mod、mod)及び前記波長多重化装置(λMUX)とが循環器(OC)によりコヒーレント再結合/分割装置に結合されていて、
    前記システムが更に、受光と発光に交互に使用すべく構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の受光/発光システム。
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