JP2020098430A - アンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法 - Google Patents

アンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属部材の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法を提供する。【解決手段】アンテナ設計支援プログラムは、接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援プログラムであって、コンピュータに、前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行わせる。【選択図】図14

Description

本発明は、アンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法に関する。
従来より、1つの給電アンテナ素子と少なくとも1つの無給電アンテナ素子とをそれぞれ有する複数の可変指向性アンテナと、上記各給電アンテナ素子の長手方向の長さよりも長い少なくとも1つの金属ブロックとを備えたアレーアンテナ装置がある。
上記複数の可変指向性アンテナのうちの少なくとも2つが同時に励振される。上記給電アンテナ素子のそれぞれに対して所定の距離を有して、上記金属ブロックのうちの少なくとも1つが設けられて、上記給電アンテナ素子に対して反射器として動作し、上記無給電アンテナ素子のそれぞれは、その電気長を切り換えるためのスイッチ回路を備える。
上記スイッチ回路により電気長を切り換えることにより、当該無給電アンテナ素子と同じ可変指向性アンテナに含まれる給電アンテナ素子に対して反射器として動作することを特徴とする(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2010/073429号
ところで、上述のような従来技術には、金属部材の近くにパッチアンテナを配置する場合に、パッチアンテナが放射する電波が金属部材の表面を大地とみなした場合の垂直偏波と水平偏波とのいずれであるかでパッチアンテナの指向性が大きく変わることは開示されていない。
そこで、金属部材の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ設計支援プログラムは、接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援プログラムであって、コンピュータに、前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行わせる。
金属部材の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法を提供することができる。
パッチアンテナ10を示す図である。 パッチアンテナ10と金属部材20とを示す図である。 パッチアンテナ10の放射特性を示す図である。 パッチアンテナ10の指向性を示す図である。 0度と90度のパッチアンテナ10の指向性を示す図である。 金属部材20の近くに配置したパッチアンテナ10の周辺の電界分布を示す図である。 実施の形態のアンテナ設計支援装置100のハードウェア構成図である。 アンテナ設計支援装置100の制御装置110の機能的な構成を示す図である。 IoT機器モデル50の構成とCADデータを示す図である。 実施の形態のアンテナ設計支援方法の処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ43の表示を示す図である。 ディスプレイ43の表示を示す図である。 ディスプレイ43の表示を示す図である。 ディスプレイ43の表示を示す図である。 ディスプレイ43の表示を示す図である。 実施の形態の変形例におけるディスプレイ43の表示とIoT機器50Aとを示す図である。 実施の形態の変形例によるアンテナ設計支援方法の処理を示すフローチャートである。 ディスプレイ43に表示される画像の一例を示す図である。 ディスプレイ43に表示される画像の一例を示す図である。 実施の形態の変形例によるIoT機器50Aを示す図である。 実施の形態の変形例によるフローチャートを示す図である。 実施の形態の変形例においてIoT機器50Aが実行する処理を表すフローチャートを示す図である。 0度と90度のパッチアンテナ10の指向性を示す図である。
以下、本発明のアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、パッチアンテナ10を示す図である。パッチアンテナ10は、基板10A、アンテナエレメント11、及び接地導体12を含む。基板10Aは、一例として平面視で正方形で絶縁体製の板状部材である。アンテナエレメント11は、基板10Aの一方の面に設けられる円板状の導体であり、一例として銅箔製である。アンテナエレメント11は、中心点11Cからオフセットした位置に給電点11Aを有する。接地導体12は、基板10Aの他方の面に設けられる平面視で正方形の板状の導体であり、一例として銅箔製である。
給電点11Aには、例えば、基板10A及び接地導体12に設けられた貫通孔の内部に挿通された同軸ケーブルの芯線が接続され、給電される。なお、この場合に、接地導体12は、同軸ケーブルのシールド線に接続される。
図2は、パッチアンテナ10と金属部材20とを示す図である。図2(A)と図2(B)では、アンテナエレメント11は、基板10AのZ軸正方向側の表面に設けられている。図2(A)と図2(B)では、給電点11Aの位置が異なる。以下では、直交座標系としてXYZ座標系を用いて説明する。
金属部材20は、一例として、YZ平面に広がる金属板であり、Y軸方向及びZ軸方向に600mmの寸法を有する。金属部材20の表面21は、パッチアンテナ10に対してYZ平面方向に無限に広がるグランド面に相当する。なお、金属部材20のX軸方向の寸法は、幾つであってもよいが、ここでは一例として数mmであるものとする。
図2(A)、(B)では、金属部材20は、パッチアンテナ10のX軸負方向側に配置されている。金属部材20の表面21は、パッチアンテナ10側の表面であり、金属部材20とパッチアンテナ10とは離間している。表面21の垂線は、X軸方向に平行である。
図2(A)では、給電点11Aは、中心点11Cを通る表面21の垂線21A上にあり、中心点11CよりもX軸正方向側に位置している。また、図2(B)では、給電点11Aは、図2(A)に示す給電点11AをXY平面視で反時計回りに90度回転させた位置にある。換言すれば、図2(B)では、給電点11Aは、中心点11Cを通る表面21の垂線21A上には存在せず、中心点11Cを通るY軸に平行な直線上で中心点11CよりもY軸正方向側に位置している。
図3は、図2(A)、(B)に示すパッチアンテナ10の放射特性を示す図である。図3に示す放射特性は、電磁界シミュレーションで得たものである。ここでは、図2(A)に示すパッチアンテナ10を0度のパッチアンテナ10と称し、図2(B)に示すパッチアンテナ10を90度のパッチアンテナ10と称して両者を区別する。図3(A)〜(C)では、0度のパッチアンテナ10の特性を実線で示し、90度のパッチアンテナ10の特性を破線で示す。
図3(A)には、アンテナエレメント11のX軸負方向側の端部と、金属部材20の表面21との間の距離X1に対する共振周波数f0の変動を示す。ここで、一例として、パッチアンテナ10の自由空間中における共振周波数は、1.003GHzである。また、アンテナエレメント11のX軸負方向側の端部とは、中心点11Cを通る垂線21Aとアンテナエレメント11の外周との交点である。
0度及び90度のパッチアンテナ10の共振周波数は、ともに、距離X1が100mmから約33mm程度までは殆ど変化せず1.003GHzである。0度のパッチアンテナ10の共振周波数は、距離X1が約33mmから約17mmまでは約1.002GHzまで低下し、さらに距離X1が0mmに近づくにつれて、約0.993GHzまで低下している。
また、90度のパッチアンテナ10の共振周波数は、距離X1が100mmから約17mmまでは約1.003GHzで殆ど変化せず、約17mmから0mmに近づくにつれて、約1.008GHzまで上昇している。
このように、距離X1を100mmから0mmまで近づけたところ、0度のパッチアンテナ10の共振周波数は、約10MHz低下し、90度のパッチアンテナ10の共振周波数は、約5MHz増大した。このように、距離X1の変化に対する0度及び90度のパッチアンテナ10の共振周波数の変化は微小であることが分かった。なお、距離X1を0mmにすることは、アンテナエレメント11が金属部材20に接触することを意味するため、距離X1は0mmには設定していない。
図3(B)には、距離X1に対する帯域幅の変動を示す。ここで帯域幅は、S11パラメータの値が−6dBにおける帯域幅を用いる。一例として、パッチアンテナ10の自由空間中における帯域幅は、22.35MHzである。
図3(B)に示すように、0度及び90度のパッチアンテナ10の帯域幅は、距離X1が100mmから0mmに近づいても殆ど変動せずに約22.35MHzであった。より具体的には、帯域幅の変動は、約3MHz以下であった。
このように、距離X1によって0度及び90度のパッチアンテナ10の帯域幅は殆ど変動しないことが分かった。
図3(C)は、距離X1に対するZ軸正方向における実利得の変動を示す。一例として、パッチアンテナ10の自由空間中における実利得は、6.11dBiである。
図3(C)に示すように、0度のパッチアンテナ10の実利得は、距離X1が約10mm以上で5dBi以上になったのに対して、90度のパッチアンテナ10のの実利得は、距離X1が約65mm以上で5dBi以上になった。
このように、0度のパッチアンテナ10と、90度のパッチアンテナ10とでは、金属部材20との距離X1によって実利得が大きく変動することが分かった。
図4は、パッチアンテナ10の指向性を示す図である。図4に示す指向性は、電磁界シミュレーションで得たものである。図4(A)、(B)に示すように、パッチアンテナ10の実利得は、Z軸正方向で最大になる。なお、図4(A)に示すパッチアンテナ10は0度のパッチアンテナ10であるが、90度のパッチアンテナ10であっても同様である。
図5は、0度と90度のパッチアンテナ10の指向性を示す図である。図5に示す指向性は、電磁界シミュレーションで得たものであり、XZ平面での放射パターン(絶対利得特性(dB))のシミュレーション結果を示す図である。
図5(A)に示すように、0度のパッチアンテナ10では、矢印で示すメインローブの最も指向性が強い方向は、Z軸正方向(+Z方向)から約15度ほどX軸正方向(+X方向)に傾いたが、全体的にZ軸正方向の指向性が得られることが分かった。Z軸正方向(+Z方向)は、パッチアンテナ10単独で最も指向性が強くなる方向であり、設計方向である。なお、図5(A)において、サイドローブは約−2dBでXZ平面に均等に表れた。
また、図5(B)に示すように、90度のパッチアンテナ10では、矢印で示すメインローブの最も指向性が強い方向はZ軸正方向(+Z方向)から約45度ほどX軸正方向(+X方向)に傾き、0度のパッチアンテナ10よりも金属部材20の影響を大きく受けることが確認できた。なお、サイドローブは、約0.5dBでXZ平面に均等に表れた。
図6は、金属部材20の近くに配置したパッチアンテナ10の周辺の電界分布を示す図である。図6に示す電界分布は、電磁界シミュレーションで得たものである。図6(A)、(B)に示す電界分布は、パッチアンテナ10から放射される電波と、パッチアンテナ10から放射され、金属部材20によって反射された反射波との合成波の電界分布を示す。
ここで、金属部材20の表面21を大地(地面)とみなすと、0度のパッチアンテナ10が放射する電波の電界は、XZ平面内でX軸方向に振動しながらZ軸方向に進行する垂直偏波として取り扱うことができる。また、90度のパッチアンテナ10が放射する電波の電界は、YZ平面内でY軸方向に振動しながらZ軸方向に進行する垂直偏波として取り扱うことができる。
垂直偏波は、導体の表面(ここでは金属部材20の表面21)で反射され難いが、水平偏波は導体の表面(ここでは金属部材20の表面21)で反射され易い。このため、図6(A)に示すように、垂直偏波の電界は、金属部材20の影響をあまり受けずに電界の大きさ及び方向が揃っている。
これに対して、図6(B)に示すように、水平偏波の電界は、金属部材20の表面21で反射された成分と相殺し合うことにより、特にパッチアンテナ10に近い領域では電界が小さくなっていることが分かる。
以上より、実施の形態では、金属部材20の近くにパッチアンテナ10を配置する場合に、垂直偏波が得られるように給電点11Aの位置を調整する。
例えば、IoT(Internet of Things)機器にパッチアンテナ10を設けて通信を行う場合に、IoT機器の周囲には様々な金属製の物体が存在し得る。このような場合に、実施の形態では、金属部材20との位置関係に基づいて、指向性の良好なパッチアンテナ10を設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法を提供する。
図7は、実施の形態のアンテナ設計支援装置100のハードウェア構成図である。アンテナ設計支援装置100は、パッチアンテナ10のアンテナ特性を計算するためのアンテナ設計支援プログラムを動作させる。アンテナ設計支援装置100は、一般的に使用されるパーソナルコンピューターであってもよい。
アンテナ設計支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)41、メモリ42、ディスプレイ43、キーボード44、I/F(Interface)45、バス46を有する。
CPU41は、メモリ42に記録されたアンテナ設計支援プログラムを読出し、実行することにより、アンテナ設計処理を実現する演算装置である。
メモリ42は、アンテナ設計支援プログラムおよびCPU41によりプログラムを実行した結果、発生したデータなどを記憶する記憶装置である。メモリ42は、フラッシュメモリ等の不揮発メモリであってもよいし、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリであってもよい。メモリ42は、CPU41が実行するプログラムを一時的に記憶してもよい。記憶装置として、メモリ42の他に、HDD(Hard Disk Drive)などの他の記憶装置を用いてもよい。ディスプレイ43、キーボード44、I/F45、CPU41、メモリ42は、バス46により互いに電気的に接続されている。
ディスプレイ43は、解析対象モデルを作成するための三次元CADの操作画面などを表示するための表示装置であり、タッチパネルが一体化されていてもよい。
キーボード44は、利用者がアンテナ設計支援装置100に対し外部から操作するための入力装置である。I/F45は、アンテナ設計支援装置100と外部装置とを接続するための外部接続装置である。
図8は、アンテナ設計支援装置100の制御装置110の機能的な構成を示す図である。制御装置110は、図7に示すCPU41及びメモリ42によって実現される。
制御装置110は、主制御部111、位置決定部112、表示処理部113、及びメモリ114を有する。主制御部111、位置決定部112、表示処理部113は、制御装置110の機能を表したものであり、メモリ114は、制御装置110のメモリを機能的に表したものである。
主制御部111は、制御装置110の処理を統括する処理部であり、位置決定部112及び表示処理部113が実行する処理以外の処理を行う。
位置決定部112は、給電位置決定部112Aと方向判定部112Bを有する。給電位置決定部112Aは、パッチアンテナ10及び金属部材20の位置が決まっている場合に、給電点11Aと金属部材20の相対位置に基づき、給電点を配置可能な位置を決定する。
方向判定部112Bは、給電点11Aの位置が決まっている場合に、給電点11Aと金属部材20の相対位置に基づき、パッチアンテナ10に対して、平面視において金属部材20を配置可能な方向を判定する。
このような給電位置決定部112Aと方向判定部112Bを有する位置決定部112は、次のような処理を行う処理部であると言える。位置決定部112は、パッチアンテナ10の周辺に配置される金属部材20とパッチアンテナ10との位置関係に基づき、金属部材20のパッチアンテナ10側の表面の垂線上にパッチアンテナ10の平面視での中心と給電点11Aとが位置するように、給電点11Aと金属部材20の相対位置を決定する処理を行う処理部である。位置決定部112は、決定処理部の一例である。また、金属部材20のパッチアンテナ10側の表面は、ここでは金属部材20のパッチアンテナ10に最も近い表面である。
表示処理部113は、主制御部111及び位置決定部112が決定した内容をディスプレイ43に表示する表示処理を行う。
図9は、IoT機器モデル50の構成とCADデータを示す図である。図9(A)に示すIoT機器モデル50は、一例としてオーディオ55のスピーカ55Aの隣に配置される人感センサである。オーディオ55は、2つのスピーカ55A、電子回路55B、及びモニタ55C等を含む。
人感センサとしてのIoT機器モデル50は、一例として、熱、光、音等を利用して人間の存在を検出する。IoT機器モデル50は、一方のスピーカ55Aの隣に配置される。
スピーカ55Aは、金属部材を内蔵するため、スピーカ55Aの隣にIoT機器モデル50を配置するには、所望の指向性が得られるように、スピーカ55Aの金属部材を金属部材20として考えた場合に、給電点11A、中心点11C、及び金属部材20が図2(A)に示すような位置関係になるようにパッチアンテナ10を配置することが望ましい。
図9(B)には、IoT機器モデル50のCADデータを示す。IoT機器モデル50のCADデータは、IoT機器モデル50のID(Identifier)及びサイズ、パッチアンテナ10の中心点11Cのx、y、z座標、パッチアンテナ10の半径、及びパッチアンテナ10の給電点11Aのx、y、z座標を含む。なお、中心点11Cと給電点11Aのx、y、z座標は、IoT機器モデル50の基準点に対する相対的な座標である。
ここで、CADデータでは小文字で示すxyz座標系を用いている。xyz座標系の基準点と、図2等に示す大文字で示すXYZ座標系の基準点との差を図9(B)に示すIoT機器モデル50のサイズ、パッチアンテナ10の中心点11Cのx、y、z座標、及びパッチアンテナ10の給電点11Aのx、y、z座標に加算すれば、IoT機器モデル50のサイズと、中心点11C及び給電点11Aの座標とをXYZ座標系で表すことができる。
図10は、実施の形態のアンテナ設計支援方法の処理を示すフローチャートである。図10に示す処理は、アンテナ設計支援装置100がアンテナ設計支援プログラムを実行することによって行われる。
主制御部111は、処理がスタート(START)すると、パッチアンテナ10を含むIoT機器モデル50の仕様データを取得する(ステップS1)。IoT機器モデルとは、ディスプレイ43に表示するためのIoT機器を表すモデルである。
仕様データとは、IoT機器モデル50のサイズ、各部の位置、IoT機器モデル50におけるパッチアンテナ10の位置、中心点11C(図1参照)の位置等の仕様を表すデータであり、例えばIoT機器モデル50のCAD(Computer-Aided Design)データである。仕様データは、給電点11Aの位置を含むものと、含まないものとがある。例えば、主制御部111がディスプレイ43に仕様データの入力を求めるメッセージを表示し、利用者がアンテナ設計支援装置100に入力することによって取得される。
表示処理部113は、IoT機器モデル50とパッチアンテナ10をディスプレイ43に表示する(ステップS1A)。
主制御部111は、仕様データに給電点11Aの位置が含まれるかどうかを判定する(ステップS2)。
主制御部111によって仕様データに給電点11Aの位置が含まれる(S2:YES)と判定されると、方向判定部112Bは、給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分の延長方向を配置可能方向として判定する(ステップS3)。
配置可能方向とは、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向であり、その方向に金属部材20を配置すると、図2(A)に示すパッチアンテナ10と金属部材20との関係と同様に、図6(A)に示す垂直偏波が得られる方向である。配置可能方向については、図12を用いて後述する。なお、給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分が延在する方向は、第1方向の一例である。
表示処理部113は、ディスプレイ43に、給電点11Aと、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向を表示する(ステップS4)。
表示処理部113によるステップS4の処理が終了すると、主制御部111は、一連の処理を終了する(END)。
また、ステップS2において主制御部111によって仕様データに給電点11Aの位置が含まれない(S2:NO)と判定されると、主制御部111は、金属部材20の位置を決めるかどうかを利用者に問うメッセージとYES/NOボタンをディスプレイ43に表示し、利用者によってYESボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS5)。
主制御部111は、NOボタンが押された(S5:NO)と判定すると、利用者に給電点11Aの位置の入力を求めるメッセージをディスプレイ43に表示し、入力を待つ(ステップS6)。
表示処理部113は、ステップS1Aでのディスプレイ43の表示内容に、給電点11Aを追加して表示する(ステップS6A)。主制御部111は、ステップS6Aの処理を終えるとフローをステップS2にリターンする。
また、主制御部111は、ステップS5において、YESボタンが押された(S5:YES)と判定すると、利用者に金属部材20の位置の入力を求めるメッセージをディスプレイ43に表示し、入力を待つ(ステップS7)。
利用者によって金属部材20の位置が入力されると、給電位置決定部112Aは、金属部材20の表面21の垂線21Aと、アンテナエレメント11の中心点11Cの位置とに基づいて給電点11Aを配置可能な位置を決定し、ディスプレイ43に表示する(ステップS8)。
給電位置決定部112AによるステップS8の処理が終了すると、主制御部111は、一連の処理を終了する(END)。
図11乃至図15は、図10に示すフローチャートが実行される際のディスプレイ43の表示を示す図である。
ステップS1Aでは、一例として、図11に示すように表示処理部113がIoT機器モデル50とパッチアンテナ10をディスプレイ43に表示する。
また、ステップS4では、一例として、図12に示すように表示処理部113が図11に示す表示内容に、給電点11A、金属モデル30、及び垂線31Aを追加して表示する。金属モデル30は、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向を表す。ここでは、配置可能な方向は、パッチアンテナ10側を向く表面を有する金属部材20が延在可能な向きを表し、延在可能な向きはパッチアンテナ10から見た方向である。
また、配置可能な方向は、パッチアンテナ10のアンテナエレメント11の給電点11A及び中心点11Cを含む軸方向(X軸方向(第1方向))と、アンテナエレメント11の表面に平行で、アンテナエレメント11の給電点11A及び中心点11Cを含む軸方向(第1方向)に垂直な軸方向(Y軸方向(第2方向))とで表す。
すなわち、配置可能な方向は、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向をX軸及びY軸の2軸方向で表したものである。図12では、金属モデル30は、表面31がYZ平面に平行になる状態で、パッチアンテナ10のX軸正方向側又はX軸負方向側に金属部材20を配置可能であることを示している。
表面31は、金属モデル30の表面のうち、パッチアンテナ10側を向いている表面であり、パッチアンテナ10に最も近い表面である。また、垂線31Aは、給電点11A及び中心点11Cを通る表面31の垂線である。なお、ステップS4では、垂線31Aを表示しなくてもよい。
また、ステップS6Aでは、一例として、図13に示すように表示処理部113が図11に示す表示内容に、給電点11Aを追加して表示する。
また、ステップS8では、一例として、図14(A)に示すように表示処理部113が図11に示す表示内容に、ステップS7で入力された位置に金属モデル30と、アンテナエレメント11の中心点11Cを通る垂線31Aとを追加して表示する。垂線31Aのうち、アンテナエレメント11の内部にある線分から中心点11Cを除いた部分は、給電点11Aを配置可能な位置である。なお、設計パラメータから整合が最善となる位置が明白な場合は、垂線31Aに加えて、或いは代わりに、給電点11Aを配置可能な位置(2点)を表示してもよい。
なお、図14(A)とはIoT機器モデル50に対する金属モデル30の位置がXY平面視で90度異なる場合には、図14(B)のように表示されることになる。
なお、ステップS4において、図12に示すように表示処理部113が図11に示す表示内容に、給電点11A、金属モデル30、及び垂線31Aを追加して表示する形態について説明した。
しかしながら、ステップS4では、図15に示すように、パッチアンテナ10の給電点11A及び中心点11Cとの関係で、金属部材20を配置可能な方向と、金属部材20を配置不可能な方向とをIoT機器モデル50の表示に重ねてイラスト32A、32Bでディスプレイ43に示してもよい。また、給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ仮想的な垂線31Bを示してもよい。なお、パッチアンテナ10のアンテナエレメント11の平面内において、給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ方向(X軸方向)に垂直な方向(Y軸方向)は、第2方向の一例である。
ディスプレイ43に表示される金属部材20を配置可能な方向と、金属部材20を配置不可能な方向とを表すイラスト32A、32Bを見て、例えば、利用者がIoT機器に、金属部材20を配置可能な方向と、金属部材20を配置不可能な方向とを表すシールを貼るように指示するメッセージを表示してもよい。
また、図12及び図15に示す処理の代わりに、ステップS4において次のような処理を行ってもよい。図16は、実施の形態の変形例におけるディスプレイ43の表示とIoT機器50Aとを示す図である。
図16(A)に示すように、ディスプレイ43にパッチアンテナ10及びIoT機器モデル50に加えて、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向を表す目印33を表示する。なお、IoT機器モデル50を配置する段階では、パッチアンテナ10等のように筐体に覆われて見えないものは省略してもよい。
そして、アンテナ設計支援装置100が、図16(A)に示すディスプレイ43の表示の通りに、図16(B)に示すように、実物のIoT機器50Aに実物の目印33Aを付与してもよい。
目印33Aは、製造会社のロゴを表すシール等であってもよく、取扱説明書に目印33Aの方向は、金属部材20を配置可能な方向であることを明記しておけばよい。また、このような目印33Aは、IoT機器50Aの筐体に加工されるマーク等であってもよい。
以上のように、実施の形態によれば、パッチアンテナ10を金属部材20の近くに配置する場合に、金属部材20の位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる給電点11Aの位置を決定することができる。また、給電点11Aの位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる金属部材20の位置を決定することができる。
したがって、金属部材20の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置100、及びアンテナ設計支援方法を提供することができる。
なお、図10に示す処理の代わりに、図17に示す処理を実行してもよい。図17は、実施の形態の変形例によるアンテナ設計支援方法の処理を示すフローチャートである。図17に示す処理は、アンテナ設計支援装置100がアンテナ設計支援プログラムを実行することによって行われる。ここで説明する処理は、IoT機器の配置を決めるIoT機器配置支援方法として捉えてもよい。
主制御部111は、処理がスタート(START)すると、IoT機器モデル50の仕様データと金属部材20の仕様データとの決定を求めるメッセージと、仕様データの入力方法(手入力又はCADデータ)を選択する選択ボタンとをディスプレイ43に表示し、どちらの選択ボタン(手入力又はCADデータ)が押されたかを判定する(ステップS11)。
主制御部111は、手入力が選択されたと判定すると、目印とIoT機器モデル50の仕様データとを入力する入力画面の画像をディスプレイ43に表示する(ステップS12)。目印は、パッチアンテナ10に対して金属部材20を配置可能な方向を表す目印であり、図16(A)に示す目印33と同様である。
また、IoT機器モデル50の仕様データとは、IoT機器モデル50のサイズ、各部の位置、IoT機器モデル50におけるパッチアンテナ10の位置、給電点11A及び中心点11C(図1参照)の位置等の仕様を表すデータである。
ここでは、利用者がキーボード44又はマウス等を利用してディスプレイ43を見ながら、目印とIoT機器モデル50の仕様データとを入力できるようにすればよい。なお、ステップS12では、ディスプレイ43には目印とパッチアンテナ10は表示されるが、給電点11A及び中心点11Cは表示されない。
主制御部111は、目印とIoT機器モデル50の仕様データとの入力が完了すると、利用者に金属部材20の位置の選択を求める入力画面をディスプレイ43に表示する(ステップS13)。一例として、パッチアンテナ10を平面視した表示において、IoT機器モデル50の周囲に金属部材20を配置する候補になる領域(配置候補領域)を表示し、利用者にいずれかの配置候補領域を選択させればよい。利用者は、ディスプレイ43に表示されるパッチアンテナ10と目印とを見ながら、配置候補領域を選択する。
方向判定部112Bは、目印から給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分が延在する方向を求め、ステップS13で選択された配置候補領域が、給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有するかどうかを判定する(ステップS14)。
主制御部111は、ステップS14において、方向判定部112Bによって配置候補領域が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有する(S14:YES)と判定されると、金属部材20の配置が適切であることを表すメッセージをディスプレイ43に表示する(ステップS15)。
主制御部111は、ステップS15の処理を終えると、一連の処理を終了する(END)。
また、主制御部111は、ステップS14において、方向判定部112Bによって配置候補領域が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有しない(S14:NO)と判定されると、金属部材20の配置が適切ではないことを表すメッセージをディスプレイ43に表示する(ステップS16)。ステップS16では、適切な金属部材20の配置を表す画像をディスプレイ43に表示してもよい。
主制御部111は、ステップS16の処理を終えると、フローをステップS11にリターンする。
また、主制御部111は、ステップS11において、CADデータを選択する選択ボタンが押されたと判定すると、目印と、IoT機器モデル50の仕様データと、金属部材20の仕様データとを表すCADデータの入力を求めるメッセージをディスプレイ43に表示する(ステップS17)。
IoT機器モデル50の仕様データを表すCADデータとは、IoT機器モデル50のサイズ、各部の位置、IoT機器モデル50におけるパッチアンテナ10の位置、給電点11A及び中心点11C(図1参照)の位置等の仕様を表すCADデータである。
金属部材20の仕様データを表すCADデータとは、金属部材20のサイズ、形状、材質名等を表すCADデータである。
IoT機器モデル50の仕様データと、金属部材20の仕様データとを表すCADデータは、アンテナ設計支援装置100のメモリ42に格納されている場合には、メモリ42から読み出せばよい。また、アンテナ設計支援装置100がインターネット等のネットワークに接続された状態で、利用者がIoT機器モデル50の仕様データと、金属部材20の仕様データとを表すCADデータをダウンロードしてもよい。また、その他の方法によって、IoT機器モデル50の仕様データと、金属部材20の仕様データとを表すCADデータを入手してもよい。
なお、ステップS17では、ディスプレイ43には目印とパッチアンテナ10は表示されるが、給電点11A及び中心点11Cは表示されない。
上述の処理におけるステップS13では、例えば、図18に示すような画像をディスプレイ43に表示すればよい。図18は、ステップS13においてディスプレイ43に表示される画像の一例を示す図である。
図18に示すように、パッチアンテナ10をXY平面視した表示において、パッチアンテナ10の近くに目印33を表示するとともに、IoT機器モデル50の周囲に配置候補領域34を表示し、利用者にいずれかの配置候補領域34を選択させればよい。
また、ステップS14では、図18に示す4つの配置候補領域34のうち、パッチアンテナ10に対してX軸正方向側又はX軸負方向側に位置する配置候補領域34が選択されている場合に、配置候補領域34が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有すると判定されることになる。なお、パッチアンテナ10等のように筐体に覆われて見えないものは省略してもよい。
また、ステップS16では、図19に示すように、パッチアンテナ10に対してX軸正方向側及びX軸負方向側に位置する配置候補領域34を強調表示して「パッチアンテナ10の右又は左にある配置候補領域34を選択して下さい」というメッセージ35を表示すればよい。図19は、ステップS16においてディスプレイ43に表示される画像の一例を示す図である。なお、パッチアンテナ10等のように筐体に覆われて見えないものは省略してもよい。
以上、図17に示す処理によれば、図10に示す処理と同様に、パッチアンテナ10を金属部材20の近くに配置する場合に、金属部材20の位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる給電点11Aの位置を決定することができる。また、給電点11Aの位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる金属部材20の位置を決定することができる。
したがって、金属部材20の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置100、及びアンテナ設計支援方法を提供することができる。
なお、図17では、目印33(図18参照)の入力を利用者に求め、目印33を用いて配置候補領域34が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有するかどうかを判定する形態について説明した。
しかしながら、目印33を用いずに、給電点11Aと中心点11Cの位置を用いて、配置候補領域34が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有するかどうかを判定してもよい。この場合には、目印33の入力を利用者に求めなくてよい。
また、図17におけるステップS11の処理において、仕様データの入力方法に、手入力とCADデータに加えて、IoT機器50Aの外観写真を選択するボタンを加えてもよい。IoT機器50Aの外観からパッチアンテナ10、給電点11A、中心点11Cを特定できる場合には、外観写真から給電点11Aと中心点11Cの位置関係を特定して、ステップS12以降の処理を行ってもよい。
また、図17に示すステップS16の処理内容を変更し、その後にさらに処理を追加してもよい。ここでは、図20及び図21を用いる。図20は、実施の形態の変形例によるIoT機器50Aを示す図である。図21は、実施の形態の変形例によるフローチャートを示す図である。図22は、実施の形態の変形例においてIoT機器50Aが実行する処理を表すフローチャートを示す図である。
前提として、アンテナ設計支援装置100は、ケーブル等を介してIoT機器50Aとデータ通信が可能になっており、IoT機器50Aは、図20に示すように複数の給電点11A、11Bを切り替えるスイッチ13を有することとする。IoT機器50Aは、マイクロコンピュータ等で実現される制御部51Aを有し、制御部51Aは、ケーブル52Aを介してアンテナ設計支援装置100から入力される指令に基づいて、スイッチ13を切り替える。なお、ケーブル52Aの代わりに無線通信を用いてもよい。
図21に示すフローチャートは、図17に示すフローチャートのステップS16をステップS16Aに変更し、ステップS16Aの後にステップS18を追加したものである。
主制御部111は、ステップS14において、方向判定部112Bによって配置候補領域が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有しない(S14:NO)と判定されると、給電位置を変更するかどうかを問うメッセージと、変更するかどうかを選択するボタンとをディスプレイ43に表示する(ステップS16A)。
主制御部111は、ステップS16Aで変更するボタンが押されると、給電点を切り替えさせる切替指令をIoT機器50Aに送信する(ステップS18)。切替指令は、ケーブル52Aを介してIoT機器50Aに送信される。
なお、主制御部111は、ステップS16Aで変更しないボタンが押されると、一連の処理を終了する(END)。
図22に示すように、制御部51Aは、切替指令を受信したかどうかを判定する(ステップS21)。
制御部51Aは、切替指令を受信すると、スイッチ13を切り替える(ステップS22)。
制御部51Aは、ステップS22の処理を終えると一連の処理を終了する(END)。
例えば、スイッチ13が給電点11Aに接続されている状態で、図21に示すステップS14において配置候補領域が給電点11Aと中心点11Cとを結ぶ線分を含む垂線を有しない(S14:NO)と判定された場合には、ステップS22の処理により、スイッチ13は給電点11Bに接続される。
給電点11Bは、中心点11Cに対して平面視で反時計回りに90度の位置にあるため、垂直偏波から水平偏波に切り替えることができる。
なお、ここでは、パッチアンテナ10が2つの給電点11A、11Bを有し、スイッチ13で切り替える形態について説明したが、パッチアンテナ10は、3つ以上の給電点を有していて、スイッチ13によっていずれかの給電点に切り替え可能であってもよい。
以上、図21に示す処理によれば、図10及び図17に示す処理と同様に、パッチアンテナ10を金属部材20の近くに配置する場合に、金属部材20の位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる給電点11A又は11Bの位置を決定することができる。また、給電点11A又は11Bの位置が決まっている場合には、適切な指向性が得られる金属部材20の位置を決定することができる。
また、利用者が適切な指向性が得られる金属部材20の位置を選択しなかった場合に、適切な指向性が得られる金属部材20の位置が得られるように給電点の位置を変更することができる。
したがって、金属部材20の近くに配置する場合に適切な指向性を有するパッチアンテナを設計できるアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置100、及びアンテナ設計支援方法を提供することができる。
なお、図20には、制御部51Aがスイッチ13で給電点11A、11Bを切り替える形態を示したが、パッチアンテナ10が1つの給電点11Aを有し、IoT機器50Aがパッチアンテナ10をXY平面内で回転させる機構を含み、上述のように給電点11A、11Bを切り替える代わりに、パッチアンテナ10を回転させてもよい。
また、以上では、垂直偏波が得られるように、給電点11A及び中心点11Cと、金属部材20との位置関係を調整する形態について説明した。このように垂直偏波が得られる場合には、パッチアンテナ10が金属部材20の近くに配置されても、図5(A)に示すようにパッチアンテナ10が向く方向(図5(A)では+Z方向)に最も近い指向性が得られ、パッチアンテナ10の良好な放射特性を得ることができる。
しかしながら、例えば、パッチアンテナ10の通信距離がそれほど長くなくてよい場合、周囲の金属部材20との関係で理想的な配置が困難な場合等には、図5(A)に矢印で示す最も指向性が強い方向からずれていてもよい。
図23は、0度と90度のパッチアンテナ10の指向性を示す図である。図23に示す指向性は、電磁界シミュレーションで得たものであり、XZ平面での放射パターン(絶対利得特性(dB))のシミュレーション結果を示す図である。
図23(A)に示すように、0度のパッチアンテナ10では、実線の矢印で示すメインローブの最も指向性が強い方向よりも、例えば、破線の矢印で示すように、指向性が少し弱まる方向で通信を行ってもよい。破線の矢印で示す方向は、図10、図17、図21に示す方法によって実線の矢印で示す最も指向性が強い方向を求めてから、実線の矢印で示す方向からずれた方向として選択すればよい。
また、図23(B)に示すように、90度のパッチアンテナ10を用いて実線の矢印で示すメインローブの最も指向性が強い方向を求めてから、この方向からずれた破線で示す方向を通信に用いる方向として選択してもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ設計支援プログラム、アンテナ設計支援装置、及びアンテナ設計支援方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援プログラムであって、コンピュータに、
前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行わせる、アンテナ設計支援プログラム。
(付記2)
前記決定処理は、前記表面を地面とみなした場合に、前記パッチアンテナが放射する電波が垂直偏波になるように前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する処理である、付記1記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記3)
前記給電点の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記金属部材を配置可能な方向をディスプレイに表示させる表示処理を前記コンピュータにさらに行わせる、付記1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記4)
前記表示処理は、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記給電点と前記中心点を結ぶ第1方向において、前記金属部材を配置可能な方向を表示する処理である、付記3記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記5)
前記表示処理は、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記金属部材を配置不可能な方向をさらに表示させる処理である、付記3又は4記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記6)
前記表示処理は、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記アンテナエレメントの表面を含む面内で前記給電点と前記中心点を結ぶ第1方向に垂直な第2方向に、前記金属部材を配置不可能な方向を表示する処理である、付記5記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記7)
前記パッチアンテナは電子機器に設けられており、
前記給電点の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、前記金属部材を配置可能な方向を表す目印を前記電子機器に付与する処理を前記コンピュータにさらに行わせる、付記1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記8)
前記パッチアンテナ及び前記金属部材の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、前記給電点を配置可能な位置をディスプレイに表示させる表示処理を前記コンピュータにさらに行わせる、付記1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記9)
前記表示処理は、前記垂線の上に前記給電点を配置可能な位置を前記ディスプレイに表示させる処理である、付記8記載のアンテナ設計支援プログラム。
(付記10)
接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援装置であって、
前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行う決定処理部を含む、アンテナ設計支援装置。
(付記11)
接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援方法であって、
前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行う、アンテナ設計支援方法。
10 パッチアンテナ
11A 給電点
11C 中心点
12 接地導体
20 金属部材
100 アンテナ設計支援装置
110 制御装置
112 位置決定部
112A 給電位置決定部
112B 方向判定部
113 表示処理部

Claims (11)

  1. 接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援プログラムであって、コンピュータに、
    前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行わせる、アンテナ設計支援プログラム。
  2. 前記決定処理は、前記表面を地面とみなした場合に、前記パッチアンテナが放射する電波が垂直偏波になるように前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する処理である、請求項1記載のアンテナ設計支援プログラム。
  3. 前記給電点の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記金属部材を配置可能な方向をディスプレイに表示させる表示処理を前記コンピュータにさらに行わせる、請求項1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
  4. 前記表示処理は、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記給電点と前記中心点を結ぶ第1方向において、前記金属部材を配置可能な方向を表示する処理である、請求項3記載のアンテナ設計支援プログラム。
  5. 前記表示処理は、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記金属部材を配置不可能な方向をさらに表示させる処理である、請求項3又は4記載のアンテナ設計支援プログラム。
  6. 前記表示処理は、平面視における前記パッチアンテナに対して、前記アンテナエレメントの表面を含む面内で前記給電点と前記中心点を結ぶ第1方向に垂直な第2方向に、前記金属部材を配置不可能な方向を表示する処理である、請求項5記載のアンテナ設計支援プログラム。
  7. 前記パッチアンテナは電子機器に設けられており、
    前記給電点の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、前記金属部材を配置可能な方向を表す目印を前記電子機器に付与する処理を前記コンピュータにさらに行わせる、請求項1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
  8. 前記パッチアンテナ及び前記金属部材の位置が決定している場合に、前記決定されている給電点と前記金属部材の相対位置に基づき、前記給電点を配置可能な位置をディスプレイに表示させる表示処理を前記コンピュータにさらに行わせる、請求項1又は2記載のアンテナ設計支援プログラム。
  9. 前記表示処理は、前記垂線の上に前記給電点を配置可能な位置を前記ディスプレイに表示させる処理である、請求項8記載のアンテナ設計支援プログラム。
  10. 接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援装置であって、
    前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行う決定処理部を含む、アンテナ設計支援装置。
  11. 接地導体と、給電点を有するアンテナエレメントとを有するパッチアンテナの設計を支援するアンテナ設計支援方法であって、
    前記パッチアンテナの周辺に配置される金属部材と前記パッチアンテナとの位置関係に基づき、前記金属部材の前記パッチアンテナ側の表面の垂線上に前記パッチアンテナの平面視での中心点と前記給電点とが位置するように、前記給電点と前記金属部材の相対位置を決定する決定処理を行う、アンテナ設計支援方法。
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