JP2020098395A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020098395A
JP2020098395A JP2018235493A JP2018235493A JP2020098395A JP 2020098395 A JP2020098395 A JP 2020098395A JP 2018235493 A JP2018235493 A JP 2018235493A JP 2018235493 A JP2018235493 A JP 2018235493A JP 2020098395 A JP2020098395 A JP 2020098395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
information
genre
unit
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018235493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7068999B2 (ja
Inventor
太一 谷塚
Taichi Tanizuka
太一 谷塚
隼人 小林
Hayato Kobayashi
隼人 小林
一真 村尾
Kazuma Murao
一真 村尾
毅司 増山
Takeshi Masuyama
毅司 増山
小林 健
Takeshi Kobayashi
健 小林
立 日暮
Ritsu Higure
立 日暮
義宗 田渕
Yoshimune Tabuchi
義宗 田渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2018235493A priority Critical patent/JP7068999B2/ja
Publication of JP2020098395A publication Critical patent/JP2020098395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7068999B2 publication Critical patent/JP7068999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】利用者の配信情報に対する理解度に基づいて、配信情報を出力することを可能にする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】実施形態に係る情報処理装置10は、取得部12と、推定部13と、出力部16と、を有する。取得部12は、利用者情報を取得する。推定部13は、取得部12が取得した利用者情報に基づいて、利用者に対応するジャンルである利用者ジャンルを推定する。出力部16は、推定部13が推定した利用者ジャンルに関する比喩表現を含むコンテンツを出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、利用者の意向を自動的に推測することにより、利用者が表示情報を選択した後に、推測された意向に基づき利用者ごとに異なる配信情報を出力する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2014−134995号公報
特許文献1の技術では、利用者の配信情報に対する理解度に基づいて、配信情報を出力することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者の配信情報に対する理解度に基づいて、配信情報を出力することを可能にする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、情報処理装置は、利用者情報を取得する取得部と、前記利用者情報に基づいて、利用者に対応するジャンルである利用者ジャンルを推定する推定部と、前記利用者ジャンルに関する比喩表現を含むコンテンツを出力する出力部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、利用者の配信情報に対する理解度に基づいて、配信情報を出力することを可能にする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理装置の一例を説明する説明図である。 図2は、図1の情報処理装置を含む情報処理システムの構成を示す図である。 図3は、図1の情報処理装置の制御ブロック図である。 図4は、図3の出力部が表示させる表示画面の一例を示す図である。 図5は、図3の出力部が表示させる表示画面の一例を示す図である。 図6は、図3の利用者属性データベースの一例を示す図である。 図7は、図3の行動履歴データベースの一例を示す図である。 図8は、図3のジャンル言語表現データベースの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである。 図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
〔1.情報処理装置10の一例〕
図1は、実施形態に係る情報処理装置の一例を説明する説明図である。実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理装置10は、図1に示すように、利用者41が使用する利用者端末40からの配信情報45を呼び出す旨の入力であるアクセス43に応じて、配信情報45に基づいて生成された比喩表現47を出力するものである。
ここで、配信情報45は、インターネット上にアップロードされて閲覧することが可能なニュース、並びに、商品または役務(サービス)の説明及び当該商品または役務(サービス)の利用者によって投稿された口コミ情報、等が例示される。
情報処理装置10は、図1に示すように、アクセス43を実行した利用者41の利用者情報27に基づいて、利用者41に関連するジャンル(カテゴリ)である利用者ジャンル28を推定する。ここで、利用者情報27は、例えば、利用者41の属性25及び利用者41の行動履歴26のうち少なくともいずれか一方を含む情報である。
利用者41の属性25は、利用者41の個人的な情報のことを指し、具体的には、性別、年齢、居住地域、業種、職種等の情報が例示される。また、利用者41の属性25は、情報処理装置10による情報処理を実行する時点における利用者41の個人的な情報に限定されず、その時点よりも過去の情報も含んでよい。すなわち、利用者41の属性25は、利用者41の個人的な情報の履歴情報であるとしてもよい。
利用者41の行動履歴26は、利用者41の利用者端末40を介した行動の履歴に関する情報のことを指し、具体的には、インターネット上の検索エンジンの使用に関する検索履歴、及び、インターネット上にアップロードされて閲覧することが可能な様々なページに対する閲覧履歴等が例示される。検索履歴は、例えば、検索した日時及び検索ワード等が含まれる。閲覧履歴は、例えば、閲覧した日時及び閲覧したページに掲載された種々の情報である閲覧情報が含まれる。
利用者ジャンル28は、利用者41に対応するジャンルである。利用者ジャンル28は、より詳細には、利用者41にとって馴染みが深く、利用者41の知識のレベルが深い可能性のあるジャンル、すなわち、理解度が高い可能性のあるジャンルのことである。利用者ジャンル28は、本実施形態では、例えば、利用者41の属性25に基づき頻繁にかつ長く接しているジャンルや、利用者41が高い頻度で検索している検索ワード及び高い頻度で閲覧している閲覧情報が属しているジャンル等に相当する。利用者ジャンル28に採用されるジャンルは、例えば、東京や大阪といった地名、野球やサッカーといった種目等、多岐に渡る。
また、情報処理装置10は、図1に示すように、利用者41によるアクセス43によって呼び出す旨の入力を受け付けた配信情報45において、利用者ジャンル28に属する言語及び表現等に基づいて、利用者41にとって馴染みが無く、利用者41の知識のレベルが不十分である可能性があり、難易度が高いと想定される難解情報46を特定する。
そして、情報処理装置10は、図1に示すように、難解情報46に基づいて、利用者ジャンル28に属する言語及び表現等を使用することで、利用者41にとって馴染みが深く理解の難易度が低減された比喩表現47を生成し、配信情報45と共に、もしくは配信情報45における難解情報46に代えて、その比喩表現47を含むコンテンツを利用者端末40に出力する。
利用者端末40は、高機能携帯電話(いわゆる、スマートフォン)を含む携帯電話機、タブレット端末、ノート型またはデスクトップ型のPC(Personal Computer)、携帯情報端末であるPDA(Personal Digital Assistant)、及び、眼鏡型や時計型のウェアラブルデバイス(Wearable Device)等に例示される情報処理端末である。
利用者端末40は、利用者41による操作の入力を受け付ける機能を有する。また、利用者端末40は、情報処理装置10を利用するための機能、例えば、情報処理装置10からの各種情報を取得して利用者端末40の表示部に表示する機能、及び、利用者41から入力された操作に応じて各種情報を生成して情報処理装置10に送信する機能を有する。利用者端末40は、これらの様々な機能を、情報処理装置10を利用するためのソフトウェアまたはアプリケーションを実行したり、情報処理装置10を利用するためのインターネットブラウザ機能を実行したりすることで、実現する。
利用者端末40は、具体的には、情報処理装置10へアクセスして、情報処理装置10から受信した配信情報45へアクセスするためのインターネット上のページを表示し、利用者41によってこのページにアクセス43を情報処理装置10へ送信することで、情報処理装置10によって処理された比喩表現47を含むコンテンツ等の情報を受信して表示する。
〔2.情報処理システム1の一例〕
次に、図2を用いて、情報処理装置10を含む情報処理システム1の構成について説明する。図2は、図1の情報処理装置10を含む情報処理システム1の構成を示す図である。情報処理システム1は、図2に示すように、情報処理装置10と、利用者端末40とを含む。情報処理システム1では、情報処理装置10と利用者端末40とは、通信ネットワーク50を介して、有線または無線により情報通信可能に接続される。なお、情報処理システム1は、図2に示す数の装置及び端末を含む構成に限定されず、通信ネットワーク50を介して互いに情報通信可能に接続された複数の装置及び端末が含まれていてもよい。
〔3.情報処理装置10の構成〕
次に、図3を用いて、情報処理装置10の構成について説明する。図3は、図1の情報処理装置10の制御ブロック図である。情報処理装置10は、図3に示すように、処理部10Aと、記憶部10Bと、情報通信インターフェイス10Cと、を有する。
(処理部10Aについて)
処理部10Aは、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置である記憶部10Bに記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部10Aは、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。処理部10Aは、利用者端末40からの情報の入力を受け付けたり、利用者端末40に情報の出力を行ったりする情報通信インターフェイス10Cが接続されている。
処理部10Aは、図3に示すように、記憶部10B及び情報通信インターフェイス10Cと、互いに情報通信可能に電気的に接続されており、これらの各構成要素をそれぞれ制御する制御部として機能する。すなわち、処理部10Aは、記憶部10Bとともに、制御部として機能して、本発明の実施形態に係る情報処理方法を情報処理装置10に実行させるものである。
処理部10Aは、図3に示すように、入力部11と、取得部12と、推定部13と、難解情報特定部14と、比喩表現生成部15と、出力部16と、データベース作成部17と、を有する。入力部11は、情報通信インターフェイス10Cを介して、通信ネットワーク50を介して利用者端末40を含む外部端末から入力される種々の情報を受け付ける。入力部11は、具体的には、利用者41によって利用者端末40において入力されるアクセス43を受け付ける。入力部11は、さらに、アクセス43を送信した端末が利用者端末40を使用する利用者41である旨の情報の入力を合わせて受け付ける。入力部11は、また、後述する利用者属性データベース21、行動履歴データベース22及びジャンル言語表現データベース23を作成するために必要な各種情報を受け付ける。
入力部11は、アクセス43を受け付ける所定の画面を作成し、情報通信インターフェイス10C及び通信ネットワーク50を介して利用者端末40に向けて送信し、利用者端末40の表示部に利用者41が視認可能に表示させることにより、利用者端末40に表示された所定の画面への入力に基づいてアクセス43を情報処理装置10へ送信するように利用者41を促す。なお、所定の画面は、アクセス43を受け付けることが可能な画面であればどのような画面でもよく、アクセス43を受け付けるリンクが貼られたインターネット上のページ等が好適なものとして例示される。
取得部12は、入力部11がアクセス43の入力を受け付けた利用者41の属性25及び利用者41の行動履歴26のうち少なくとも一方を、利用者情報27として取得する。取得部12は、後述する利用者属性データベース21から、利用者41の属性25を取得する。また、取得部12は、後述する行動履歴データベース22から、利用者41の行動履歴26を取得する。
推定部13は、取得部12が取得した利用者情報27に基づいて、利用者41に対応するジャンルである利用者ジャンル28を推定する。推定部13は、具体的には、利用者41の知識のレベルの深さに基づいて、利用者ジャンル28を推定する。推定部13は、例えば、取得部12が取得した利用者情報27に含まれる利用者41の属性25に基づいて、頻繁にかつ長く接しているとともにブランクが少ないジャンルを、利用者ジャンル28として1つまたは複数推定する。また、推定部13は、例えば、取得部12が取得した利用者情報27に含まれる検索ワード及び閲覧情報等に含まれる言語及び表現と、利用者情報27における当該言語及び表現の登場回数等と、当該言語及び表現が属しているジャンルと、当該言語及び表現の互いの類似度等とに基づいて、利用者41と関係の深いジャンルである利用者ジャンル28を1つまたは複数推定する。
難解情報特定部14は、推定部13が推定した利用者ジャンル28に属する言語及び表現に基づいて、利用者41に呼び出された配信情報45において、利用者41にとって馴染みが無く、難易度が高いと想定される難解情報46を特定する。難解情報特定部14は、具体的には、配信情報45のうち、利用者ジャンル28に属する言語及び表現の使用割合が予め定めた閾値より小さい部分、すなわち、配信情報45において使用されている言語及び表現と利用者ジャンル28に属する言語及び表現との間の類似度が予め定めた閾値より低い部分を、利用者ジャンル28に属していない部分であるために利用者41にとって馴染みが無く、難易度が高いと想定される難解情報46であるとして特定する。
比喩表現生成部15は、難解情報特定部14が特定した難解情報46に基づいて、推定部13が推定した利用者ジャンル28に属する言語及び表現を使用した比喩表現47を生成する。比喩表現生成部15は、具体的には、難解情報46における利用者ジャンル28に属しない言語及び表現を、当該言語及び表現との関係性を考慮して、対応する利用者ジャンル28に属する言語及び表現に置換することで、比喩表現47を生成する。
推定部13、難解情報特定部14及び比喩表現生成部15は、いずれも、各ジャンルと言語及び表現とを対照したデータベースである後述するジャンル言語表現データベース23を使用して、上記した処理を実行する。
出力部16は、処理部10Aで生成される各情報を出力して、情報通信インターフェイス10C及び通信ネットワーク50を介して利用者端末40に向けて送信する。出力部16は、比喩表現生成部15が生成した利用者ジャンル28に関する比喩表現47を含むコンテンツを出力する。出力部16は、アクセス43によって呼び出された配信情報45に基づいて、比喩表現47を含むコンテンツを出力する。
出力部16は、例えば、配信情報45と共に、補足情報として比喩表現47を追加して並列に出力してもよく、配信情報45の一部または全部である難解情報46に代えて、すなわち難解情報46を変更して、比喩表現47を出力してもよい。例えば、出力部16は、配信情報45が報道情報である場合、報道情報としての性質上、配信情報45に記載の事実を捻じ曲げることなく出力するために、配信情報45と、補足情報としての比喩表現47と、を併記する形で出力することが好ましい。また、出力部16は、配信情報45が投稿情報である場合、配信情報45そのものよりも利用者41が難解情報46に向き合うことなく容易に内容を理解して参酌することを可能にするために、難解情報46に代えて比喩表現47を出力することが好ましい。
出力部16は、具体的には、比喩表現47を出力する際に、配信情報45及び比喩表現47に基づいて、表示画面51(図4参照)及び表示画面55(図5参照)に例示される画面を生成して出力する。なお、表示画面51及び表示画面55の説明は後述する。
データベース作成部17は、後述する利用者属性データベース21、行動履歴データベース22及びジャンル言語表現データベース23を作成する。また、データベース作成部17は、随時、作成した利用者属性データベース21、行動履歴データベース22及びジャンル言語表現データベース23を更新する。
データベース作成部17は、まず、入力部11を介して、例えば、電子商取引サイト(EC(Electronic Commerce)サイト)に登録された利用者41を識別する利用者ID(Identifier)24及び利用者41の属性25を、当該電子商取引サイトを提供する電子商取引サーバから取得する。データベース作成部17は、そして、取得した利用者41の利用者ID24と利用者41の属性25とを対応付けることで、利用者属性データベース21を作成する。データベース作成部17は、利用者41の利用者ID24または利用者41の属性25が更新されることに伴い、適宜、利用者属性データベース21を更新する。
データベース作成部17は、まず、入力部11を介して、例えば、インターネット検索サイトに入力された利用者41の検索履歴を、当該インターネット検索サイトを提供するインターネット検索サーバから取得する。データベース作成部17は、また、入力部11を介して、例えば、利用者41の閲覧履歴を、利用者41が契約しているプロバイダが運営するサーバから取得する。このようにして、データベース作成部17は、入力部11を介して、利用者41の行動履歴26を取得する。データベース作成部17は、次に、利用者41を識別する利用者ID24と、利用者41の行動履歴26とを対応付けることで、行動履歴データベース22を作成する。データベース作成部17は、利用者41の利用者ID24または利用者41の行動履歴26が更新されることに伴い、適宜、行動履歴データベース22を更新する。
データベース作成部17は、まず、入力部11を介して、インターネット上に閲覧可能にアップロードされている様々なオンライン情報を取得する。データベース作成部17は、次に、これらのオンライン情報から言語及び表現を抽出するとともに、これらのオンライン情報にタグ付け等されたジャンルの情報を抽出する。データベース作成部17は、そして、これらの言語及び表現についての各ジャンルの情報との関連度をそれぞれ求め、関連度が所定の閾値以上となったジャンルに属するものとして、これらの言語及び表現と各ジャンルとを対応付けることで、ジャンル言語表現データベース23を作成する。なお、データベース作成部17は、機械学習またはクラスタリング等の手法を用いて、抽出した言語及び表現の類似度を考慮して、抽出した言語及び表現とジャンルとを関連付けて統合処理を実行することで、ジャンル言語表現データベース23を作成してもよい。データベース作成部17は、様々なオンライン情報が更新されることに伴い、適宜、ジャンル言語表現データベース23を更新する。
処理部10Aに含まれる各部、すなわち、入力部11、取得部12、推定部13、難解情報特定部14、比喩表現生成部15、出力部16及びデータベース作成部17は、いずれも、処理部10Aが情報処理プログラムを実行することにより、実現される機能部である。入力部11、取得部12、推定部13、難解情報特定部14、比喩表現生成部15及び出力部16の詳細な機能は、後述する情報処理方法の詳細な説明の箇所で説明する。
(記憶部10Bについて)
記憶部10Bは、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部10Bは、利用者属性データベース21、行動履歴データベース22及びジャンル言語表現データベース23を記憶して保存する。
(情報通信インターフェイス10Cについて)
情報通信インターフェイス10Cは、有線または無線の情報通信インターフェイスであり、処理部10Aと利用者端末40とを有線または無線で通信ネットワーク50を介して互いに情報通信可能に接続している。情報通信インターフェイス10Cは、利用者端末40で入力されて送信された各情報、例えば、配信情報45を呼び出す旨の入力であるアクセス43を受信して、それらの情報を入力部11に送信する。また、情報通信インターフェイス10Cは、処理部10Aで生成される各情報、例えば、比喩表現47を出力する表示画面51及び表示画面55を処理部10Aから受信し、利用者端末40に向けて送信する。
(表示画面51について)
図4は、図3の出力部16が表示させる表示画面51の一例を示す図である。表示画面51は、図4に示すように、ニュース記事に関するものであり、配信情報45を表示する配信情報表示部52と、比喩表現47を表示する比喩表現表示部53と、を有する。表示画面51は、配信情報45のジャンルがサッカーであり、利用者ジャンル28が野球である場合に表示されるもので、サッカーチームの強さを野球チームに置き換えた比喩表現47を出力することで、利用者ジャンル28が野球である利用者41にとって感覚的に理解しやすいものとなっている。また、表示画面51は、報道情報であるので、配信情報45に記載の事実を捻じ曲げることなく出力するために、配信情報45を加工することなくそのまま出力するとともに、補足情報として配信情報45よりも小さいフォントで比喩表現47を併記して出力するものとなっている。
(表示画面55について)
図5は、図3の出力部16が表示させる表示画面55の一例を示す図である。表示画面55は、図5に示すように、口コミに関するものであり、配信情報45を表示する配信情報表示部56と、比喩表現47を表示する比喩表現表示部57と、を有する。表示画面55は、配信情報45のジャンルが大阪であり、利用者ジャンル28が東京である場合に表示されるもので、梅田の地下街の複雑さを新宿の地下道に置き換えた比喩表現47を出力することで、利用者ジャンル28が東京である利用者41にとって感覚的に理解しやすいものとなっている。なお、表示画面55は、投稿情報であるので、配信情報45をそのまま記載する必要はないため、配信情報45における難解情報46に代えて、比喩表現47のみを出力する形態、例えば、配信情報表示部56が無くて比喩表現表示部57のみを有する形態としてもよい。
(利用者属性データベース21について)
図6は、図3の利用者属性データベース21の一例を示す図である。利用者属性データベース21は、図6に示すように、利用者41を識別する利用者ID24と、利用者41の属性25とを対応付けたデータベースである。なお、図6では、利用者41の属性25として、情報処理装置10による情報処理を実行する時点における利用者41の個人的な情報のみを示しているが、これに限定されず、その時点よりも過去の情報もさらに含むことが好ましい。
(行動履歴データベース22について)
図7は、図3の行動履歴データベース22の一例を示す図である。行動履歴データベース22は、図7に示すように、利用者41を識別する利用者ID24と、利用者41の検索履歴及び閲覧履歴を含む行動履歴26とを対応付けたデータベースである。検索履歴は、それぞれ、検索日時及び検索ワード等が対応付けられている。閲覧履歴は、それぞれ、閲覧日時及び閲覧先等が対応付けられている。
(ジャンル言語表現データベース23について)
図8は、図3のジャンル言語表現データベース23の一例を示す図である。ジャンル言語表現データベース23は、図8に示すように、ジャンル31と、ジャンル31に属する言語及び表現32とを対応付けたデータベースである。ジャンル言語表現データベース23は、本実施形態では、データベース作成部17が作成するオリジナルのデータベースを採用しているが、本発明ではこれに限定されず、外部の辞書データや知識データベース(ナレッジベース)等を好適に採用することができる。
〔4.情報処理の一例〕
本発明の実施形態に係る情報処理装置10の作用について以下に説明する。図9は、実施形態に係る情報処理方法のフローチャートである。情報処理装置10によって実行される本発明の実施形態に係る情報処理方法について、情報処理装置10の入力部11、取得部12、推定部13、難解情報特定部14、比喩表現生成部15及び出力部16の詳細な機能と併せて、図9を用いて説明する。実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置10の処理部10Aの入力部11、取得部12、推定部13、難解情報特定部14、比喩表現生成部15及び出力部16によって実行され、図9に示すように、入力ステップS11と、取得ステップS12と、推定ステップS13と、難解情報特定ステップS14と、比喩表現生成ステップS15と、出力ステップS16と、を有する。
入力ステップS11は、入力部11が、利用者41によって利用者端末40において入力される、配信情報45を呼び出す旨の入力であるアクセス43の入力を受け付けるステップである。入力ステップS11では、入力部11が、これに合わせて、アクセス43を送信した端末が利用者端末40を使用する利用者41である旨の情報の入力を合わせて受け付ける。
入力ステップS11では、具体的には、入力部11が、まず、アクセス43を受け付ける所定の画面を作成し、情報通信インターフェイス10C及び通信ネットワーク50を介して利用者端末40に向けて送信し、利用者端末40の表示部に利用者41が視認可能に表示させることにより、利用者端末40に表示された所定の画面への入力に基づいてアクセス43を情報処理装置10へ送信するように利用者41を促す。入力ステップS11では、入力部11が、その後、当該所定の画面へ入力されたアクセス43を、情報通信インターフェイス10C及び通信ネットワーク50を介して受信することで、アクセス43の入力を受け付ける。
取得ステップS12は、取得部12が、入力ステップS11で入力を受け付けた利用者端末40を使用する利用者41に関連する利用者情報27を取得するステップである。取得ステップS12では、例えば、利用者41の属性25及び利用者41の行動履歴26のうち少なくとも一方を、利用者情報27として取得する。取得ステップS12では、具体的には、取得部12が、入力ステップS11で入力を受け付けた利用者端末40を使用する利用者41について、図6に示す利用者属性データベース21から利用者41の属性25を取得するとともに、図7に示す行動履歴データベース22から利用者41の行動履歴26を取得することで、利用者情報27を取得する。
推定ステップS13は、推定部13が、取得部12が取得した利用者情報27に基づいて、利用者41に対応するジャンルである利用者ジャンル28を推定するステップである。推定部13は、具体的には、利用者情報27に基づいて推定される利用者41の知識のレベルの深さに基づいて、利用者ジャンル28を推定する。
例えば、推定ステップS13では、推定部13が、取得部12が取得した利用者情報27に含まれる利用者41の属性25に基づいて、利用者ジャンル28を推定する。推定ステップS13では、具体的には、推定部13が、頻繁にかつ長く接しているとともにブランクが少ないジャンルを、利用者41の知識のレベルの深いジャンルとして、利用者ジャンル28として1つまたは複数推定する。推定ステップS13では、推定部13が、例えば、利用者41の個人的な情報の履歴や推移に基づいて、長く変更されておらず情報処理を実行する時点まで継続している要素が対応するジャンルを最も有力な利用者ジャンル28として推定し、長く変更されていたが最近変更されたためにブランクが少ないと推定される要素が対応するジャンルを次に有力な利用者ジャンル28として推定する。
また、例えば、推定ステップS13では、推定部13が、取得部12が取得した利用者情報27に含まれる利用者41の行動履歴26に基づいて、利用者ジャンル28を推定する。推定ステップS13では、具体的には、推定部13が、まず、利用者41の行動履歴26に含まれる検索ワード及び閲覧情報等に含まれる言語及び表現を抽出し、これらの抽出した当該言語及び表現の登場回数と、当該言語及び表現が登場した際の現在に対する近さに基づいて、抽出した当該言語及び表現のそれぞれについて、数値での出現頻度評価を行う。ここで、出現頻度評価は、当該言語及び表現の登場回数が多ければ多いほど大きくなり、また、当該言語及び表現が登場した時期が最近であればあるほど大きくなるパラメータである。
推定ステップS13では、推定部13が、次に、図8に示すジャンル言語表現データベース23を参照して、当該言語及び表現が属しているジャンルを抽出する。推定ステップS13では、推定部13が、そして、抽出したジャンルごとに、当該ジャンルに属している当該言語及び表現の出現頻度評価の数値に基づいて、数値での関連度評価を行う。ここで、当該ジャンルの関連度評価は、例えば、当該ジャンルに属している当該言語及び表現の出現頻度評価の数値の合計値で算出され、出現頻度評価の数値が大きい言語及び表現が多数属していればいるほど大きくなるパラメータである。推定ステップS13では、推定部13が、最後に、抽出したジャンルごとの関連度評価の数値が所定の閾値以上であるジャンルを、利用者41の知識のレベルの深いジャンルとして、利用者41と関係の深いジャンルである利用者ジャンル28と推定する。
推定ステップS13では、推定部13が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41と関係の深いジャンルである利用者ジャンル28として、利用者41の属性25から「東京」を推定し、利用者41の行動履歴26から「野球」を推定する。
難解情報特定ステップS14は、難解情報特定部14が、推定ステップS13で推定した利用者ジャンル28に基づいて、利用者41に呼び出された配信情報45において、利用者41の知識のレベルが不十分と推定される難解情報46を特定するステップである。
難解情報特定ステップS14では、具体的には、難解情報特定部14が、まず、配信情報45を、1段落ごと、1文章ごと、もしくは、1フレーズごとの単位に分解する。ここで、1段落は、主に改行によって区切れを判別し、1文章は、主に句点によって区切れを判別し、1フレーズは、主に読点によって区切れを判別する言語及び表現の単位とする。
難解情報特定ステップS14では、難解情報特定部14が、次に、配信情報45のうち、利用者ジャンル28に属する言語及び表現の使用割合が予め定めた閾値より小さい部分の単位、すなわち、配信情報45において使用されている言語及び表現と利用者ジャンル28に属する言語及び表現との間の類似度が予め定めた閾値より低い部分の単位を、利用者ジャンル28に属していない部分であるために利用者41にとって馴染みが無く、利用者41の知識のレベルが不十分である可能性があり、難易度が高いと想定される難解情報46であるとして特定する。
すなわち、難解情報特定ステップS14では、難解情報特定部14が、配信情報45のある1段落、ある1文章、もしくはある1フレーズごとに、難解情報46であるか否かを判定し、難解情報46であると判定した部分の単位を、難解情報46であるとして特定する。
難解情報特定ステップS14では、難解情報特定部14が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図4に示すニュース記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、配信情報45の全体が「サッカー」のジャンルに属し、利用者ジャンル28に属しないことから、配信情報45の全体を難解情報46であるとして特定する。
難解情報特定ステップS14では、難解情報特定部14が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図5に示す口コミ記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、配信情報45のうち「梅田ダンジョンのど真ん中にあり」の部分の単位(1フレーズ)が「大阪」のジャンルに属し、利用者ジャンル28に属しないことから、配信情報45の当該フレーズを難解情報46であるとして特定する。
比喩表現生成ステップS15は、比喩表現生成部15が、難解情報特定ステップS14で特定した難解情報46に基づいて、推定ステップS13で推定した利用者ジャンル28に関する比喩表現47を生成するステップである。
比喩表現生成ステップS15では、具体的には、比喩表現生成部15が、難解情報46における利用者ジャンル28に属しない言語及び表現を、当該言語及び表現との関係性を考慮して、対応する利用者ジャンル28に属する言語及び表現に置換することで、比喩表現47を生成する。すなわち、比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、難解情報46における利用者ジャンル28に属しない言語及び表現の関係性を概ね維持した状態で、当該言語及び表現に対応する利用者ジャンル28に属する言語及び表現に置換することで、比喩表現47を生成する。なお、比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、難解情報46のジャンルに対して比較的近い利用者ジャンル28を選択して、比喩表現47を生成することが好ましい。
比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図4に示すニュース記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、難解情報46である配信情報45の全体について、ジャンル「サッカー」における「日本(ナショナルチーム)」と「コロンビア(ナショナルチーム)」との関係性を概ね維持した状態で、利用者ジャンル28である「野球」に属する「高校野球部」と「大リーグチーム」に置換することで、比喩表現47を生成する。なお、比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、難解情報46のジャンルである「サッカー」に対して、同じスポーツ分野という意味で比較的近い利用者ジャンル28である「野球」を選択して、比喩表現47を生成しているので、比喩表現47がわかりやすいものとなっている。
比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図5に示す口コミ記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、配信情報45のうち「梅田ダンジョンのど真ん中にあり」の部分の単位(1フレーズ)について、ジャンル「大阪」における「梅田」とその性質を表現する「ダンジョン」との関係性を概ね維持した状態で、利用者ジャンル28である「東京」に属する「新宿」とその性質を表現する「地下道」に置換することで、比喩表現47を生成する。なお、比喩表現生成ステップS15では、比喩表現生成部15が、難解情報46のジャンルである「大阪」に対して、同じ地名分野という意味で比較的近い利用者ジャンル28である「東京」を選択して、比喩表現47を生成しているので、比喩表現47がわかりやすいものとなっている。
出力ステップS16は、出力部16が、比喩表現生成ステップS15で生成された比喩表現47を出力するステップである。出力ステップS16では、出力部16が、アクセス43によって呼び出された配信情報45に基づいて、比喩表現47を含むコンテンツを出力する。
出力ステップS16では、出力部16が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図4に示すニュース記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、ジャンル「サッカー」に属する難解情報46に基づいて生成した利用者ジャンル28である「野球」に属する比喩表現47を合わせて表示する図4に示す表示画面51を生成して出力する。
出力ステップS16では、出力部16が、例えば、図6及び図7に示す利用者ID24がXYZ00001である利用者41が、図5に示す口コミ記事に係る配信情報45に対してアクセス43を入力した場合、ジャンル「大阪」に属する難解情報46に基づいて生成した利用者ジャンル28である「東京」に属する比喩表現47を合わせて表示する図5に示す表示画面55を生成して出力する。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置10は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部10Aの機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部10B内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した記憶部10Bに記憶される利用者属性データベース21、行動履歴データベース22及びジャンル言語表現データベース23等の情報は、情報通信インターフェイス10C及び通信ネットワーク50等のネットワークを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、上記実施形態では、情報処理装置10が、例えば、入力ステップS11と、取得ステップS12と、推定ステップS13と、難解情報特定ステップS14と、比喩表現生成ステップS15と、出力ステップS16と、を行うことにより、実施形態に係る情報処理方法を実行する例を示した。しかし、上述した情報処理装置10は、入力ステップS11を行う入力装置と、取得ステップS12を行う取得装置と、推定ステップS13を行う推定装置と、難解情報特定ステップS14を行う難解情報特定装置と、比喩表現生成ステップS15を行う比喩表現生成装置と、出力ステップS16を行う出力装置とに分離されてもよい。そして、上記の情報処理装置10による情報処理方法に関する処理は、入力装置と、取得装置と、推定装置と、難解情報特定装置と、比喩表現生成装置と、出力装置との各装置を有する情報処理システムによって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、取得部12と、推定部13と、出力部16と、を有する。取得部12は、利用者情報27を取得する。推定部13は、利用者情報27に基づいて、利用者41に対応するジャンルである利用者ジャンル28を推定する。出力部16は、利用者ジャンル28に関する比喩表現47を含むコンテンツを出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41に対応する利用者ジャンル28に関する比喩表現47を出力するので、配信情報45を利用者41にとって馴染みがあるものに変換することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41の配信情報45に対する理解度に基づいて、配信情報45を出力することを可能にする。
また、推定部13は、利用者41の知識のレベルの深さに基づいて、利用者ジャンル28を推定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41の知識のレベルの深さを基準として、比喩表現47を出力するので、利用者41の配信情報45に対する知識のレベルの深さに基づいて、適切に配信情報45を出力することを可能にする。
また、取得部12は、利用者情報27として利用者41の属性25及び利用者41の行動履歴26のうち少なくともいずれか一方を取得し、推定部13は、属性25及び行動履歴26のうち少なくともいずれかに基づいて、利用者41の知識のレベルの深さを推定する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41の経歴等が現れる属性25及び利用者41の興味関心等が現れる行動履歴26を用いて利用者41の知識のレベルの深さを推定するので、高い精度で利用者41の知識のレベルの深さを推定することができ、これに伴い、より適切に利用者ジャンル28を推定することができる。
また、利用者41から、配信情報45を呼び出す旨の入力を受け付ける入力部11をさらに有し、出力部16は、配信情報45に基づくコンテンツを出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41による配信情報45に対するアクセス43に呼応して、比喩表現47を含むコンテンツを出力することができる。
また、推定部13が推定した利用者ジャンル28に基づいて、配信情報45において、利用者41の知識のレベルが不十分と推定される難解情報46を特定する難解情報特定部14と、難解情報特定部14が特定した難解情報46に基づいて、推定部13が推定した利用者ジャンル28に関する比喩表現47を生成する比喩表現生成部15と、をさらに有する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41にとって難易度が高いと想定される難解情報46に基づいて利用者ジャンル28に関する比喩表現47を生成して出力するので、配信情報45を利用者41にとって理解しやすいものに変換することができる。
また、出力部16は、配信情報45と、補足情報としての比喩表現47と、を並列に出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41が、元の配信情報45と、比喩表現47とを対照して認識することを可能にする。
さらに、出力部16は、配信情報45として報道情報を出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、報道情報としての性質上、配信情報45に記載の事実を捻じ曲げることなく出力することで、配信情報45の配信者に配慮した出力をすることができる。
また、出力部16は、配信情報45における難解情報46に代えて、比喩表現47を出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、利用者41が、難解情報46と相対することなく比喩表現47を認識することを通して、実質的に配信情報45を認識することを可能にする。
さらに、出力部16は、配信情報45として投稿情報を出力する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、投稿情報を投稿した投稿者による難解情報46自体を出力しないので、配信情報45そのものよりも利用者41が難解情報46に向き合うことなく容易に投稿内容を理解して参酌することを可能にする。
また、実施形態に係る情報処理方法は、取得ステップS12と、推定ステップS13と、出力ステップS16と、を有する。取得ステップS12は、利用者情報27を取得するステップである。推定ステップS13は、利用者情報27に基づいて、利用者41に対応するジャンルである利用者ジャンル28を推定するステップである。出力ステップS16は、利用者ジャンル28に関する比喩表現47を含むコンテンツを出力するステップである。
このように、実施形態に係る情報処理方法は、利用者41に対応する利用者ジャンル28に関する比喩表現47を出力するので、配信情報45を利用者41にとって馴染みがあるものに変換することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理方法は、利用者41の配信情報45に対する理解度に基づいて、配信情報45を出力することを可能にする。
また、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータ1000に、取得手順と、推定手順と、出力手順と、を実行させるためのものである。取得手順は、利用者情報27を取得する手順である。推定手順は、利用者情報27に基づいて、利用者41に対応するジャンルである利用者ジャンル28を推定する手順である。出力手順は、利用者ジャンル28に関する比喩表現47を含むコンテンツを出力する手順である。
このように、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータ1000に、利用者41に対応する利用者ジャンル28に関する比喩表現47を出力させるので、配信情報45を利用者41にとって馴染みがあるものに変換させることができる。すなわち、実施形態に係る情報処理プログラムは、コンピュータ1000に、利用者41の配信情報45に対する理解度に基づいて、配信情報45を出力させることを可能にする。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、推定部は、推定手段や推定回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
10A 処理部
10B 記憶部
10C 情報通信インターフェイス
11 入力部
12 取得部
13 推定部
14 難解情報特定部
15 比喩表現生成部
16 出力部
17 データベース作成部
21 利用者属性データベース
22 行動履歴データベース
23 ジャンル言語表現データベース
25 属性
26 行動履歴
27 利用者情報
28 利用者ジャンル
43 アクセス
45 配信情報
46 難解情報
47 比喩表現

Claims (11)

  1. 利用者情報を取得する取得部と、
    前記利用者情報に基づいて、利用者に対応するジャンルである利用者ジャンルを推定する推定部と、
    前記利用者ジャンルに関する比喩表現を含むコンテンツを出力する出力部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、前記利用者の知識のレベルの深さに基づいて、前記利用者ジャンルを推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記利用者情報として前記利用者の属性及び前記利用者の行動履歴のうち少なくともいずれか一方を取得し、
    前記推定部は、前記属性及び前記行動履歴のうち少なくともいずれかに基づいて、前記利用者の知識のレベルの深さを推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用者から、配信情報を呼び出す旨の入力を受け付ける入力部をさらに有し、
    前記出力部は、前記配信情報に基づく前記コンテンツを出力する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部が推定した前記利用者ジャンルに基づいて、前記配信情報において、前記利用者の知識のレベルが不十分と推定される難解情報を特定する難解情報特定部と、
    前記難解情報特定部が特定した前記難解情報に基づいて、前記推定部が推定した前記利用者ジャンルに関する比喩表現を生成する比喩表現生成部と、をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力部は、前記配信情報と、補足情報としての前記比喩表現と、を並列に出力する、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力部は、前記配信情報として報道情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力部は、前記配信情報における前記難解情報に代えて、前記比喩表現を出力する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力部は、前記配信情報として投稿情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 利用者情報を取得する取得ステップと、
    前記利用者情報に基づいて、利用者に対応するジャンルである利用者ジャンルを推定する推定ステップと、
    前記利用者ジャンルに関する比喩表現を含むコンテンツを出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    利用者情報を取得する取得手順と、
    前記利用者情報に基づいて、利用者に対応するジャンルである利用者ジャンルを推定する推定手順と、
    前記利用者ジャンルに関する比喩表現を含むコンテンツを出力する出力手順と、
    を実行させるための情報処理プログラム。
JP2018235493A 2018-12-17 2018-12-17 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Active JP7068999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235493A JP7068999B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018235493A JP7068999B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020098395A true JP2020098395A (ja) 2020-06-25
JP7068999B2 JP7068999B2 (ja) 2022-05-17

Family

ID=71105944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018235493A Active JP7068999B2 (ja) 2018-12-17 2018-12-17 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7068999B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082987A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Seiko Epson Corp 文書情報閲読支援装置、ディジタルコンテンツ作成システム、ディジタルコンテンツ配信システム及び記憶媒体
US20070198534A1 (en) * 2006-01-24 2007-08-23 Henry Hon System and method to create a collaborative web-based multimedia layered platform
JP2012146082A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Toshiba Corp 回答検索装置、方法、及びプログラム
JP2017097488A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082987A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Seiko Epson Corp 文書情報閲読支援装置、ディジタルコンテンツ作成システム、ディジタルコンテンツ配信システム及び記憶媒体
US20020042790A1 (en) * 2000-09-06 2002-04-11 Seiko Epson Corporation Text information browsing aid apparatus, digital content creation system, digital content distribution system, and storage medium
US20070198534A1 (en) * 2006-01-24 2007-08-23 Henry Hon System and method to create a collaborative web-based multimedia layered platform
JP2012146082A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Toshiba Corp 回答検索装置、方法、及びプログラム
JP2017097488A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7068999B2 (ja) 2022-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10832008B2 (en) Computerized system and method for automatically transforming and providing domain specific chatbot responses
US11004109B2 (en) Automated creative extension selection for content performance optimization
US9009028B2 (en) Custom dictionaries for E-books
CN109190049B (zh) 关键词推荐方法、系统、电子设备和计算机可读介质
US20130304469A1 (en) Information processing method and apparatus, computer program and recording medium
US11900046B2 (en) Intelligent feature identification and presentation
EP3162016A1 (en) Automated click type selection for content performance optimization
JP5768492B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US20160299951A1 (en) Processing a search query and retrieving targeted records from a networked database system
US20220121668A1 (en) Method for recommending document, electronic device and storage medium
US11651147B2 (en) Method and system for intelligently detecting and modifying unoriginal content
JP2012243032A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US20180046683A1 (en) Search word list providing device and method using same
US9984132B2 (en) Combining search results to generate customized software application functions
JP7188879B2 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP2015052971A (ja) インターネット広告検索支援装置
JP7068999B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7008152B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7244449B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7191763B2 (ja) 変換装置、変換方法及び変換プログラム
JP7212655B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP7144468B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7407139B2 (ja) 生成装置、生成方法及び生成プログラム
JP7080198B2 (ja) 推定装置、推定方法および推定プログラム
JP7034015B2 (ja) 選択装置、学習装置、抽出装置、選択方法、学習方法、抽出方法、選択プログラム、学習プログラム、および抽出プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20191101

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7068999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350