JP2020093749A - シートスライド装置 - Google Patents
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Abstract
Description
床面に固定されて、複数の係合穴(27)がスライド方向に沿って等間隔に形成されるロアレール(20)と、
シートに固定されるとともに前記ロアレールに対しスライド可能に設けられるアッパーレール(30)と、
スライド時に回転駆動するモータ(41)と、
前記アッパーレールに組み付けられて、前記モータの回転力に応じて前記アッパーレールを前記ロアレールに対してスライドさせるスライド機構(50)と、
を備えるシートスライド装置(10)であって、
前記スライド機構は、
前記モータの回転力に応じて回転する入力側ギヤ(61)と、
同軸的に円弧状の第1スライドギヤ(62a)が設けられる第1ギヤ(62)と、
同軸的に第2スライドギヤ(63a)が設けられる第2ギヤ(63)と、
前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤに噛合可能なラック(71)と前記係合穴に係合可能な所定数の係合爪(72)とが一側に形成されるロック部(70)と、
前記ラックを前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤのいずれか一方に押し付ける方向であって、前記係合爪を前記係合穴に係合させる方向に、前記ロック部を付勢する付勢部(80)と、
を備え、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤのうちの一方は、他方と前記入力側ギヤとの双方に噛合し、
前記ラックは、前記第1スライドギヤが円弧状に形成されることで、前記付勢部の付勢力に応じて、前記第1スライドギヤに噛合する第1噛合状態と、前記第1スライドギヤに噛合していない状態にて前記第2スライドギヤに噛合する第2噛合状態と、のいずれかの状態に維持され、
前記第1スライドギヤは、前記第1噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴との係合が解除されて、前記係合爪が次の前記係合穴に対して係合可能な位置まで前記ロック部が前記スライド方向に沿って所定距離にて当該第1スライドギヤに対して相対移動するように形成され、
前記第2スライドギヤは、前記第2噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴とが係合した状態で、当該第2スライドギヤが前記スライド方向に沿って前記所定距離にて前記ロック部に対して相対移動するように形成されることを特徴とする。
床面に固定されて、複数の係合穴(27)がスライド方向に沿って等間隔に形成されるロアレール(20)と、
シートに固定されるとともに前記ロアレールに対しスライド可能に設けられるアッパーレール(30)と、
スライド時に回転駆動するモータ(41)と、
前記アッパーレールに組み付けられて、前記モータの回転力に応じて前記アッパーレールを前記ロアレールに対してスライドさせるスライド機構(50)と、
を備えるシートスライド装置(10)であって、
前記スライド機構は、
前記モータの回転力に応じて回転する入力側ギヤ(61)と、
同軸的に円弧状の第1スライドギヤ(62a)が設けられる第1ギヤ(62)と、
同軸的に第2スライドギヤ(63a)が設けられる第2ギヤ(63)と、
一側に前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤに噛合可能なラック(71)が形成され、他側に前記係合穴に係合可能な所定数の係合爪(72)が形成されるロック部(70a)と、
前記ラックを前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤのいずれか一方に押し付ける方向であって、前記係合爪と前記係合穴との係合を解除する方向に、前記ロック部を付勢する付勢部(80)と、
を備え、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤのうちの一方は、他方と前記入力側ギヤとの双方に噛合し、
前記ラックは、前記第1スライドギヤが円弧状に形成されることで、前記付勢部の付勢力に応じて、前記第1スライドギヤに噛合する第1噛合状態と、前記第1スライドギヤに噛合していない状態にて前記第2スライドギヤに噛合する第2噛合状態と、のいずれかの状態に維持され、
前記第2スライドギヤは、前記第2噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴との係合が解除されて、前記係合爪が次の前記係合穴に対して係合可能な位置まで前記ロック部が前記スライド方向に沿って所定距離にて当該第2スライドギヤに対して相対移動するように形成され、
前記第1スライドギヤは、前記第1噛合状態中に、前記係合爪を前記係合穴に係合させて、当該第1スライドギヤが前記スライド方向に沿って前記所定距離にて前記ロック部に対して相対移動するように形成されることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の第1実施形態に係るシートスライド装置について図を参照して説明する。
本実施形態に係るシートスライド装置10は、電動式スライドシートとして構成される車両用シート(図示略)を前後スライド可能に車両フロア等の床面(図示略)に固定する装置である。このシートスライド装置10は、図1〜図3に示すように、主に、床面に固定されるロアレール20と、車両用シートに固定されるアッパーレール30と、アッパーレール30をロアレール20に対してスライドさせるためのスライド機構50とをそれぞれ左右一対備えるように構成されている。
本実施形態では、第1スライドギヤ62aは、第1噛合状態中に、ラック71を付勢部80による付勢力に抗してロック解除方向に所定量以上押し込むことで、ロック部70の係合爪72とロアレール20の係合穴27との係合が解除されるように配置されている。さらに、第1スライドギヤ62aは、1回転中の第1噛合状態時において、ラック71の押し込み量が上記所定量以上となる間、ロック部70が、スライド方向に沿って所定距離にて当該第1スライドギヤ62aに対して相対移動し、ラック71の押し込み量が上記所定量未満に変わったときに、係合爪72が次の係合穴27に噛合するように形成されている。すなわち、第1スライドギヤ62aは、上記所定距離が、係合している係合穴27から次に係合する予定の係合穴27までのスライド方向の距離となるように調整されている。なお、この調整は、第1スライドギヤ62aの歯数やピッチ円径、回転中心位置等に応じて行うことができる。
次に、第2実施形態に係るシートスライド装置について、図10を参照して説明する。
本第2実施形態では、ロック部70aにおけるラック71と各係合爪72との位置関係が、上記第1実施形態と主に異なる。
具体的には、本実施形態に係るロック部70aは、図10からわかるように、連結部73における一側にラック71が形成され、この一側に対して反対側(裏側)となる他側に各係合爪72が形成されている。このため、ロアレール20では、各係合穴27は、他側案内部22bに連なる内壁部26に対して長手方向に沿って等間隔にて形成される。また、開口31b,31cは、各係合穴27に応じて第2アッパーレール32に形成される。
なお、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)第2スライドギヤ63aは、円状に形成されることに限らず、円弧状に形成されてもよい。特に、図11(A)(B)にて模式的に例示するギヤ部60aのように、第1スライドギヤ62aと第2スライドギヤ63aとが同じ半円弧形状となるように、第1ギヤ62と第2ギヤ63とが同じ形状に形成されても、各ギヤの歯数やピッチ円径、回転中心位置等を調整することで、上記第2実施形態に係るロック部70aの移動とギヤ部60aの移動とを交互に繰り返すようにスライドするスライド機構50を実現することができる。なお、図11は、ギヤ部の変形例を説明する説明図であって、図11(A)は、第2噛合状態にてギヤ部に対してロック解除されたロック部がスライド方向に相対移動可能な状態を示し、図11(B)は、第1噛合状態にてロック状態のロック部に対してギヤ部がスライド方向に相対移動可能な状態を示している。これにより、ギヤ部に関して更なる標準化を図ることができる。上記第1実施形態に係るロック部70についても同様な調整により上記効果を奏する。
20…ロアレール
27…係合穴
30…アッパーレール
41…モータ
50…スライド機構
60,60a…ギヤ部
61…入力側ギヤ
62…第1ギヤ
62a…第1スライドギヤ
63…第2ギヤ
63a…第2スライドギヤ
70,70a…ロック部
71…ラック
72…係合爪
80…付勢部
Claims (3)
- 床面に固定されて、複数の係合穴がスライド方向に沿って等間隔に形成されるロアレールと、
シートに固定されるとともに前記ロアレールに対しスライド可能に設けられるアッパーレールと、
スライド時に回転駆動するモータと、
前記アッパーレールに組み付けられて、前記モータの回転力に応じて前記アッパーレールを前記ロアレールに対してスライドさせるスライド機構と、
を備えるシートスライド装置であって、
前記スライド機構は、
前記モータの回転力に応じて回転する入力側ギヤと、
同軸的に円弧状の第1スライドギヤが設けられる第1ギヤと、
同軸的に第2スライドギヤが設けられる第2ギヤと、
前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤに噛合可能なラックと前記係合穴に係合可能な所定数の係合爪とが一側に形成されるロック部と、
前記ラックを前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤのいずれか一方に押し付ける方向であって、前記係合爪を前記係合穴に係合させる方向に、前記ロック部を付勢する付勢部と、
を備え、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤのうちの一方は、他方と前記入力側ギヤとの双方に噛合し、
前記ラックは、前記第1スライドギヤが円弧状に形成されることで、前記付勢部の付勢力に応じて、前記第1スライドギヤに噛合する第1噛合状態と、前記第1スライドギヤに噛合していない状態にて前記第2スライドギヤに噛合する第2噛合状態と、のいずれかの状態に維持され、
前記第1スライドギヤは、前記第1噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴との係合が解除されて、前記係合爪が次の前記係合穴に対して係合可能な位置まで前記ロック部が前記スライド方向に沿って所定距離にて当該第1スライドギヤに対して相対移動するように形成され、
前記第2スライドギヤは、前記第2噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴とが係合した状態で、当該第2スライドギヤが前記スライド方向に沿って前記所定距離にて前記ロック部に対して相対移動するように形成されることを特徴とするシートスライド装置。 - 床面に固定されて、複数の係合穴がスライド方向に沿って等間隔に形成されるロアレールと、
シートに固定されるとともに前記ロアレールに対しスライド可能に設けられるアッパーレールと、
スライド時に回転駆動するモータと、
前記アッパーレールに組み付けられて、前記モータの回転力に応じて前記アッパーレールを前記ロアレールに対してスライドさせるスライド機構と、
を備えるシートスライド装置であって、
前記スライド機構は、
前記モータの回転力に応じて回転する入力側ギヤと、
同軸的に円弧状の第1スライドギヤが設けられる第1ギヤと、
同軸的に第2スライドギヤが設けられる第2ギヤと、
一側に前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤに噛合可能なラックが形成され、他側に前記係合穴に係合可能な所定数の係合爪が形成されるロック部と、
前記ラックを前記第1スライドギヤ及び前記第2スライドギヤのいずれか一方に押し付ける方向であって、前記係合爪と前記係合穴との係合を解除する方向に、前記ロック部を付勢する付勢部と、
を備え、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤのうちの一方は、他方と前記入力側ギヤとの双方に噛合し、
前記ラックは、前記第1スライドギヤが円弧状に形成されることで、前記付勢部の付勢力に応じて、前記第1スライドギヤに噛合する第1噛合状態と、前記第1スライドギヤに噛合していない状態にて前記第2スライドギヤに噛合する第2噛合状態と、のいずれかの状態に維持され、
前記第2スライドギヤは、前記第2噛合状態中に、前記係合爪と前記係合穴との係合が解除されて、前記係合爪が次の前記係合穴に対して係合可能な位置まで前記ロック部が前記スライド方向に沿って所定距離にて当該第2スライドギヤに対して相対移動するように形成され、
前記第1スライドギヤは、前記第1噛合状態中に、前記係合爪を前記係合穴に係合させて、当該第1スライドギヤが前記スライド方向に沿って前記所定距離にて前記ロック部に対して相対移動するように形成されることを特徴とするシートスライド装置。 - 前記第1スライドギヤと前記第2スライドギヤとが同じ形状となるように、前記第1ギヤと前記第2ギヤとが同じ形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018234648A JP7140971B2 (ja) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018234648A JP7140971B2 (ja) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | シートスライド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020093749A true JP2020093749A (ja) | 2020-06-18 |
JP7140971B2 JP7140971B2 (ja) | 2022-09-22 |
Family
ID=71084494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018234648A Active JP7140971B2 (ja) | 2018-12-14 | 2018-12-14 | シートスライド装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073626U (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-23 | 池田物産株式会社 | 座席のスライド機構 |
JPH0526323A (ja) * | 1991-07-15 | 1993-02-02 | Nishi Seisakusho:Kk | 動力伝達装置 |
JPH066790U (ja) * | 1991-07-11 | 1994-01-28 | 日本ビクター株式会社 | ラック駆動機構 |
JP2013035420A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Aisin Seiki Co Ltd | パワーシートスライド装置 |
-
2018
- 2018-12-14 JP JP2018234648A patent/JP7140971B2/ja active Active
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JP2013035420A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Aisin Seiki Co Ltd | パワーシートスライド装置 |
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