JP2020093081A - 改善した慣性特性を有するゴルフクラブヘッド - Google Patents

改善した慣性特性を有するゴルフクラブヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】ゴルフクラブの慣性特性についてすべて改善が可能でありながら重心も改善できるゴルフクラブへッドおよびゴルフクラブを提供する。【解決手段】ヘッドのフェースの幾何中心に接してヒールに向かって延びる方向をX軸、該X軸に直交し該ヘッドのクラウンに向かって伸びる方向をY軸、該X軸と該Y軸の双方と直交し該ヘッドの前面部分に向かって延びる方向をZ軸、該Z軸周りの慣性モーメントをMOI−Z、Y軸周りの慣性モーメントをMOI−Yとしたときに、MOI−Zに対するMOI−Yの比を約1.50より大きくする。【選択図】図4

Description

この発明は、全体としては、改善された重心(CG)位置と組み合わされた改善された慣性モーメント(MOI)特性を有する新規で改善されたゴルフクラブに関する。より具体的には、この発明によるゴルフクラブヘッドは、Z軸周りの比較的小さい慣性モーメントMOI(MOI−Z)、シャフト軸周りの小さいMOI(MOI−SA)を、XおよびY軸の周りの大きいMOI(MOI−XおよびMOI−Y)とすべて組み合わせて達成し、XY平面(CG−B)に沿ったホーゼル軸に接する方向に沿って測定された比較的小さいCG位置を一貫して維持する。
現代の特大のメタルウッドの開発により、これらのタイプのゴルフクラブの性能は、その全世代である「パーシモンの木」よりも劇的に向上した。これらのメタルウッドタイプのゴルフクラブが全体距離の増加の点において以前のモデルよりも優れたパフォーマンスを発揮する手法の1つは、一般にこれらのメタルウッドで使用される薄い金属材料の固有の弾性変形に起因する。メタルウッドタイプのゴルフクラブが全世代よりも優れているもう1つの手法は、ゴルフクラブヘッド自体のMOIの増加に起因する、ゴルフクラブヘッドの全体的な寛容性の向上である。
ゴルフクラブヘッドのMOIは、一般に、二次物体との衝突時に回転運動に抵抗する物体の能力を説明するために使用される用語である。ゴルフクラブヘッドの場合、MOIはゴルフボールとの衝突時に望ましくない捻じれに抵抗するゴルフクラブヘッドの能力を指し、そのため、捻じれ運動は、一般的には、ゴルフクラブヘッドのフェース角度をターゲットラインから変化させ、ゴルフボールを意図したターゲットから遠ざける。
米国特許第5,354,055号(MacKeil)は、重心(CG)位置を後方に配置することによりゴルフクラブヘッドのMOIを増加させる最も初期の試みの1つを示している。米国特許第6,364,788号(Helmstetterら)は、ゴルフクラブヘッドのMOIを制御するのに役立つウエイト部材の利用を示している。これらの特許はどちらもゴルフクラブヘッドのMOI−yに関するものであり、ヒールとトウの方向で中心から外れた衝撃に遭遇したときにゴルフクラブヘッドが安定した状態を保つ能力に関するものである。
米国特許第7,850,542号(Cackett等)は、さまざまなMOIのさまざまな回転軸を認識するMOI研究のさらなる発展を示す(代替的にはMOI−X、MOI−Y、およびMOI−Zの代わりにIxx、Iyy、およびIzzとしても知られている)。MOI値の違いの認識と識別にもかかわらず、米国特許第7,850,542号は、IxxおよびIyy(現在の参照命名法に適応および変更)のみに注目し、最後のMOI番号、Izz、またはMOI−SAの重要性、およびそれらがゴルフクラブのパフォーマンスに与える影響を認識していない。
上述にもかかわらず、いずれの参考文献も、ゴルフクラブヘッドのMOIのフェースの水平前方および後方(MOI−Z)の重要性、および、MOI−Z値をより最適化し、さらにMOI−Sa値を最小化したゴルフクラブの性能特性を利用するゴルフクラブの設計方法を認識していない。さらに、MOI−Z値を詳細に検討すると、上述のMOI−Z値と関連して、より高いパフォーマンスを実現するCG位置が得られる。したがって、上述から、MOI−ZおよびMOI−SAならびにCGの位置の重要性を検討し、ゴルフクラブヘッドを設計することにより、より良いパフォーマンスを実現するゴルフクラブのさらなる研究と設計が必要であることがわかる。
米国特許第5,354,055号明細書 米国特許第6,364,788号明細書 米国特許第7,850,542号明細書
この発明の一側面は、以下のゴルフクラブヘッドであり、このゴルフクラブヘッドは:フェース中心を定義するのを支援する打撃フェースをさらに有し、当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられた前面部分と;上記打撃フェースの後方に位置付けられた背面部分と;ヒールおよびトウの配向において上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、上記フェース中心に実質的に揃って、当該フェース中心の後方に位置付けられた少なくとも1つの第1の重み付け部材とを有し;x−軸は、上記打撃フェースの幾何中心に接して、上記ゴルフクラブヘッドのヒールに向かって正方向となる水平軸として定義され、y−軸は上記x−軸と直交し、上記ゴルフクラブヘッドのクラウンに向かって正方向となる水平軸であり、z−軸は上記x−軸および上記y−軸の双方と直交し、上記ゴルフクラブヘッドの上記前面部分に向かって正方向となり、上記ゴルフクラブヘッドは、約1.50より大きなMOI−Zに対するMOI−Yの比を有する。
この発明の他の側面は、以下のゴルフクラブヘッドであり、このゴルフクラブヘッドは:フェース中心を定義するのを支援する打撃フェースをさらに有し、当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられた前面部分と;上記打撃フェースの後方に位置付けられた背面部分と;ヒールおよびトウの配向において上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、上記フェース中心に実質的に揃って、当該フェース中心の後方に位置付けられた少なくとも1つの第1の重み付け部材とを有し;x−軸は、上記打撃フェースの幾何中心に接して、上記ゴルフクラブヘッドのヒールに向かって正方向となる水平軸として定義され、y−軸は上記x−軸と直交し、上記ゴルフクラブヘッドのクラウンに向かって正方向となる水平軸であり、z−軸は上記x−軸および上記y−軸の双方と直交し、上記ゴルフクラブヘッドの上記前面部分に向かって正方向となり、上記ゴルフクラブヘッドは、以下の式:
(MOI−X)/(MOI−Z)≧(6.7501×CG−Z)−99.30
を満たすMOI−X、MOI−Z、およびCG−Zの数を有する。
この発明のこれらの、または、他の特徴、側面、利点は以下の、図面、明細書および特許請求の範囲を参照してより良好に理解されるであろう。
この発明の先の、または他の特徴および利点は添付図面において説明されるように以下のこの発明の説明から明らかであろう。添付図面は、ここに組み込まれ、明細書の一部を形成し、さらにこの発明の原理を記述し、当業者がこの発明を実施し、または利用できるようになす。
添付図面の図1は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 添付図面の図2は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの平面図を示す。 添付図面の図3は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 添付図面の図4は、この発明のMOI−Z対MOI−Yの数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図5は、この発明のMOI−Z対MOI−シャフト軸の数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図6は、この発明のMOI−Y対MOI−シャフト軸の数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図7は、この発明のMOI−X対MOI−シャフト軸の数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図8は、この発明のMOI−Z対GG−B/フェース幅の数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図9は、この発明のMOI−Z対GG−B/ヘッド幅の数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図10は、この発明のMOI−X/MOI−Z対GG−Zの数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図11は、この発明のMOI−Y/MOI−Z対GG−Zの数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図12は、この発明の(MOI−X+MOI−Y)/MOI−Z対GG−Zの数のプロットを、従来のゴルフクラブヘッドと比較して示す。 添付図面の図13は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解ソール側斜視図を示す。 添付図面の図14は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの水平断面図を示す。 添付図面の図15は、この発明の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの垂直断面図を示す。 添付図面の図16は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの斜視図を示す。 添付図面の図17は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの平面図を示す。 添付図面の図18は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 添付図面の図19は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの水平断面図を示す。 添付図面の図20は、この発明の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの垂直断面図を示す。
以下の詳細な説明は、この発明を実施する現行の最良形態を記述する。この説明は限定的な意味に解釈されるべきでなく、この発明の全般的な原理を説明する目的でのみなされており、この発明の範囲は添付の特許請求の範囲によりもっともよく定義されている。
種々の発明の特徴が以下に説明され、各特徴は他の独立に、または他と組み合わせて使用することができる。ただし、いずれの単一の発明の特徴も先に検討した問題のいずれも、またはそのすべてに対処しないかもしれず、また、先に検討した問題の1つに対処するだけかもしれない。さらに、先に検討した問題の1つまたは複数が、いかに説明される特徴のいずれによっても十分に対処されないかもしれない。
この発明のゴルフクラブヘッドおよびその性能基準に関する議論を始める前に、ここでは、以下の議論は、性能数値を適切に評価するために重要な座標系101および測定軸に基づいていることに留意することが重要である。したがって、以下の測定に与えられた特定の名前はこの発明の理解にとって重要であるが、以下の測定のために付与される具体的な名称はこの発明を理解する上で重要であるけれども、命名法は孤立して判断されるべきではないことを、ここで認識することが重要である。むしろ、以下に示す数値は、座標系がゴルフクラブヘッド自体にどのように関連するかを考慮して把握する必要があるということが重要である。あいまいさを避けるために十分な情報を提供するために、ゴルフクラブヘッドを参照する以下の各図には、すべて互いに一貫した座標系が付与される。
上述に従って、また、以降の議論のための基準座標系を確立するために、添付図面の図1は、この発明の様々な測定値および性能数を定義するために使用される座標系101を示している。この議論で使用されているx−軸は、ヒールからトウへの方向で打撃フェースに対して水平な軸を指す。この議論で使用されるy−軸は、クラウンからソールへの方向でクラブを通る垂直軸を指す。この議論で使用されているz−軸は、前方から後方へ向かう前後方向に水平な水平軸を指す。換言すると、x−軸はゴルフクラブヘッドのヒールに向かって正の方向を持つ打撃フェースの幾何学的中心に接する水平軸として定義でき、y−軸はx−軸に直交する水平軸であり、ゴルフクラブヘッドのトップに向かって正の方向を持ち、z−軸は、ゴルフクラブヘッドの前に向かって正の方向を持つ、x−軸とy−軸の両方に直交する。上述のx−y−z座標系は、以降のすべての議論で同じである。
添付図面の図1は、この発明の実施例に従うゴルフクラブヘッド100の斜視図を示す。図1に示す斜視図において、ゴルフクラブヘッド100は、他のゴルフクラブヘッドとあまり変わらないように見えるかもしれないけれども、後続の図および議論は、このゴルフクラブヘッド100の内部構成要素および材料特性により、この発明から予想される固有の性能特性を実現できる。図1は、打撃フェースインサートを含むゴルフクラブヘッド100の前面部分104のフェース中心102の位置を示している。ここに示され、この発明によって言及されるフェース中心は、ゴルフクラブ業界の当業者に広く知られているように、USGAが提供するフェース中心テンプレートによって測定される、ゴルフクラブヘッド100の打撃フェース部分の幾何学的中心に関する。前面部分104の後部は、背面部分106に取り付けられ、これが、ゴルフクラブヘッド100の後端を構成する。
この発明のこの実施例において、前面部分104は、一般的に、約7.75g/ccと約8.00g/ccの間の密度を有するスチールタイプの材料から製造されて良く、ゴルフクラブヘッド100の質量のかなりの部分が、ゴルフクラブヘッド100の前方底部領域に集中することを可能にする。この発明のこの実施例において、ゴルフクラブヘッド100の背面部分106は、約4.00g/cc〜約5.00g/ccの間の密度を有する標準的なチタン材料から一般的に製造されて良く、ゴルフクラブヘッド100の背面部分106を比較的軽量にすることができる。ただし、この発明の代替的な実施例において、前面部分104は、TI−6−4、Ti−8−1−1、SP−700のような標準的なチタン材料、または任意の他のタイプのチタン材用から製造されて良く、これは、この発明の範囲および内容から逸脱しない。
添付図面の図2および図3は、ゴルフクラブヘッド100のより具体的な特徴を説明するためのであり、これらは、その改善された性能を決定するのに重要となるゴルフクラブヘッド200の特定の固有の特徴のいくつかに関するさらなる洞察を与える。まず、添付図面の図2は、前面部分204および背面部分206を有するゴルフクラブヘッド200を示すことに加えて、座標系201におけるx−z平面に沿った重心(CG)210の位置も示している。CG位置の詳細は、ゴルフクラブヘッド200の慣性特性に関連してより詳細に説明されるけれども、この発明のゴルフクラブヘッド200の一般的な方向性は、ゴルフクラブヘッド200の前面部分から戦略的に後方から離れた位置にあるCG位置を有することであり、これにより、最も有利な結果をもたらす。
より具体的には、この発明においては、ここでCG−Zとして識別される打撃フェースから後方のCG位置は、一般に約25mm〜約40mm、より好ましくは約26mm〜約38mmであり、最も好ましくは、約27mm〜約36mmであり、すべて座標系201によって示されるZ軸に沿ってフェース中心202から後方に測定される。CG−Z212の数値を示すことに加えて、距離を測定する代替的な測定方法が提供される。この代替方法では、CG210はシャフト軸215から測定され、この測定は、CG−C214が一般に約10mm〜約25mm、より好ましくは約12mm〜約23mm、最も好ましくは約14mm〜約21mmであり、すべて、座標系201によって示されるZ軸に沿ってシャフト軸215から後方に測定される。
フェース中心202から測定されるかシャフト軸215から測定されるかに関係なく、Z軸に沿った後方のCG210位置の戦略的位置は、この発明のゴルフの適切な機能にとって重要であることに留意されたい。CG210の位置が非常に前方にある場合、ゴルフクラブヘッド200は、望ましい結果を得るためにゴルフボールと接触するときに、MOI−XおよびMOI−Yが低くなり、バックスピンも低くなる。しかしながら、代替的には、CG210の位置が後方に遠すぎる場合、ゴルフクラブヘッド200は非常に多くのスピンを生成してしまい、望ましい結果をもたらさない可能性がある。それゆえ、Z軸に沿った後方のCG位置の臨界点は、その範囲から外れるとゴルフクラブヘッド200の性能を著しく妨げる可能性がある非常に特定の数値範囲の微妙なバランスであることが分かる。
添付図面の図3は、この発明の適切な機能にとって不可欠な別の重要なCG210測定値を示している。より具体的には、図3は、先に示したゴルフクラブヘッド200の基本的な構成要素のすべてを示すことに加えて、座標系301によって示されるx−y平面に沿ったシャフト軸215からのCG210の位置の別の測定値を導入する。図3は、本出願においてはCG−Bと呼ばれる実際のシャフト軸215自体から離れたこのx−y平面に沿ってシャフト軸215に垂直なCG210の測定値を示す。ゴルフクラブヘッド210のCG−Bは、一般に約32mm〜約39mm、より好ましくは約33mm〜約38mm、最も好ましくは約35mmであって良い。
添付図面の図3は、ゴルフクラブヘッドの非常に重要なCG−B測定値を示すことに加えて、ゴルフクラブヘッド200自体の幅およびゴルフクラブヘッド200のフェースの幅をそれぞれ示す測定値W1およびW2も示している。この発明のこの実施例において、ゴルフクラブヘッドW1の幅は一般に約130mm〜約140mm、より好ましくは約132mm〜約138mm、最も好ましくは約136mmであって良い。フェースの幅W2は、一般に約95mm〜約105mmの間、より好ましくは約97mm〜約103mmの間、最も好ましくは約100mmであって良い。
今までに、ゴルフクラブヘッド200のCG位置が定義された。この発明に関連する他の重要な特徴は、ゴルフクラブヘッド200の慣性モーメント(MOI)に関する。ゴルフクラブヘッドのMOIは、一般に、前述のCG位置と整列していない位置で物体に衝突したときに、ゴルフクラブヘッドがねじれに抵抗する能力を示す。より具体的には、ゴルフクラブヘッドのMOIは、ゴルフクラブヘッドのCG位置に対するねじれに抵抗する能力に関する。ゴルフクラブヘッド200のMOIは、一般に、3つの異なる軸に沿った回転に抵抗するゴルフクラブヘッド200の能力に関連する3つの固有の構成要素に分解されて良い。MOIが一般的に参照される3つの回転軸は、座標系101、201、および301(それぞれ図1、図2、および図3に示されている)と一致する。
前述の議論がすでに示唆したように、この発明のゴルフクラブヘッド200は、一般に、X−軸およびY軸周りのMOIについて大きい値を有し、Z軸周りの小さいMOIを維持して良い。より具体的には、この発明のゴルフクラブヘッド200は、一般に、約300kg−mmよりも大きい、より好ましくは約310kg−mmよりも大きい、最も好ましくは約320よりも大きいMO軸周りのMOI(MOI−X)を有し、これはこの発明の範囲および内容から逸脱しない。Y軸周りのMOI(MOI−Y)に関しては、この発明のゴルフクラブヘッド200は、一般に、約400kg−mmよりも大きい、より好ましくは約410kg−mmよりも大きい、最も好ましくは約420kg−mmよりも大きいY軸周りのMOIを有して良く、これはこの発明の範囲および内容から逸脱しない。
上述のXおよびY軸の周りの大きなMOI数は、ゴルフクラブ200の設計業界では必ずしも新しいものではないけれども、Z軸周りのMOI(MOI−Z)を減少させ、かつシャフト軸周りのMOI(MOI−SA)を最小値に維持しながら、それらの数を大きいものに維持する能力は、この発明によって実現されることである。ゴルフ業界の大部分は、MOI−Yを天文学的な数にまで増やそうとすることで、ゴルフクラブヘッド200がオフ中心の打撃に寛容になることを実現する能力に非常に熱心に注意を向けているけれども、ゴルフクラブヘッド200が、シャフト軸周りのMOI(MOI−SA)の最小化に加えてZ軸周りのMOI(MOI−Z)を減少させることにより、より多くのクラブヘッド速度とより多くのボール速度を実現できることについては認識していない。するゴルフクラブヘッド200の。この発明は、その非常に特別な、認識されていない特性に注意を集中し、Z軸周りのMOIに焦点を当てることによりゴルフクラブヘッド200の性能を最大化し、有益なものにするゴルフクラブヘッド200を開発した。より具体的には、この発明に従うゴルフクラブヘッド200は、一般に、約268kg−mm未満、より好ましくは約260kg−mm未満、最も好ましくは約250kg−mm未満のZ軸周りのMOIを有して良い。加えて、ゴルフクラブヘッド200は、一般に、シャフト軸の周りに約850未満のMOIを有して良い。
ここで、上述の小さなMOI−Z数は、それ自体ではこの発明を正確に描写し説明できないことに留意すべきである。接地部分がはるかに小さい旧式のゴルフクラブヘッドは、小さなMOI−XおよびMOI−Y数と組み合わされた小さなMOI−Z数が本質的に有する可能性があるためである。したがって、この発明は、MOI−ZおよびMOI−SAに関連し、CG位置と組み合わせて、MOI−XおよびMOI−Y番号によって達成される、先に明瞭にした種々の数値の間の相互関係に基づいていることを認識することが、ここで重要である。
この発明の本質を捉えるために、MOI−X、MOI−Y、およびMOI−Zの間に比率を生成して、この関係を定量化する1つの方法を提供するのを支援することができる。最初の1つの例では、MOI−X対MOI−Zの比を生成して、現在のゴルフクラブヘッド200の定量化を支援することができ、これは以下の式(1)に示される。この発明の例示的な一実施例において、MOI−X対MOI−Z比は、約1.10よりも大きく、より好ましくは約1.20よりも大きく、最も好ましくは約1.28よりも大きい。
MOI−X対MOI−Z比=(MOI−X)/(MOI−Z) 式(1)
同様に、MOI−Y対MOI−Z比と呼ばれる、匹敵する比を確立して、このゴルフクラブヘッド200を定量化することができ、これは以下の式(2)によって示される。この発明の例示的な一実施例において、MOI−Y対MOI−Zの比は、約1.50よりも大きく、より好ましくは約1.57よりも大きく、最も好ましくは約1.68よりも大きい。
MOI−Y対MOI−Z比=(MOI−Y)/(MOI−Z) 式(2)
上述の式(1)および(2)によって確立された関係から分かるように、この発明は、Z軸周りのMOI−Zを最小化し、それでいて大きなMOI−Yを維持することに焦点をある、ゴルフクラブヘッド200のMOIの特別な関係に関する。これをさらに説明するために、この関係のグラフ表示が図4に示すように提供される。
添付図面の図4は、様々なゴルフクラブヘッドの様々なデータポイントのプロットを、それぞれのMOI−Z数、ならびにそれらのMOI−Y数で示している。図4において、X−軸はMOI−Yを表し、Y−軸はMOI−Zを表す。図4に示されたデータポイントは円形の点およびアスタリスクに分けられている。円形の点は「従来技術」のゴルフクラブヘッドのデータを表しているのに対して、アスタリスクのデータポイントはこの発明を表している。
先行技術のデータポイントを詳細に調べると、MOI−Y数が420kg−mmより大きな現代的なゴルフクラブヘッドについては、先行技術のゴルフクラブヘッドは、どれも、268kg−mm未満のMOI−Z数を達成できないことが示される。ただし、図4のグラフをさらに詳しく調べると、ゴルフクラブヘッドのMOI−Y数が500kg−mmを超えると、最適なMOI−Z対MOI−Yの関係を達成するこの発明の能力を定量化する追加の関係を確立できることがわかる。実際、その関係は図4においてY≦0.47X+33として示されている。上述の2つの条件を組み合わせると、この発明を定量化する別のユニークな態様が得られ、MOI−Yが420kg−mm〜500kg−mmの間のゴルフクラブヘッドでは、ゴルフクラブヘッドのMOI−Zは一般に約268未満である。ただし、500kg−mmより大きいMOI−Yを有するゴルフクラブヘッドの場合、ゴルフクラブヘッドは、以下の式(3)を満たすMOI−Zを有して良い。
MOI−Z≦(0.47×MOI−Y)+0.33 式(3)
代替的には、この発明の一実施例において、ゴルフクラブヘッド200は、MOI−Y数が500kg−mmより大きければ、MOI−Z≦(0.47×MOI−Y)+0.33の関係を満たすMOI−Zを有し、MOI−Yの数値が420kg−mm〜500kg−mmの場合、MOI−Zは268kg−mm未満であるといえる。
添付図面の図5は、MOIシャフト軸(MOI−SA)と名付けられた以前に議論されていないゴルフクラブヘッドに関連する別のMOI値を紹介します。シャフト軸に関するゴルフクラブヘッドのMOIは、ゴルフクラブヘッドがシャフト軸と整列していない場所でゴルフボールと衝突したときのねじれに抵抗する能力として定義される。この発明によるゴルフクラブヘッドは、一般に、約850kg−mm未満、より好ましくは約800kg−mm未満、最も好ましくは約750kg−mm未満のMOI−SAを有して良い。MOI−SAとMOI−Zとの間の関係は、図5において強調されており、これはこの発明にとって重要である。添付図面の図5は、MOI−SA数に関係なく、従来技術のゴルフクラブヘッドのすべてが約268kg−mmより大きいMOI−Zを有する一方で、この発明のゴルフクラブヘッドのすべてが約268kg−mm未満のMOI−Zを有することを示す。
添付図面の図6は、ゴルフクラブヘッドのMOI−Yと新たに導入されたMOI−SAとの間のグラフ関係を確立している。図6に示されたグラフのより詳細に吟味すると、この発明は、比較的小さいMOI−SAを維持しながら、平均より大きいMOI−Yを達成することができることがわかる。以前のプロットと同様に、プロット上の円形の点は従来のゴルフクラブヘッドを指し、アスタリスクはこの発明を指す。したがって、この発明は、式Y≧0.52X+147により区画される、いままで実現されたいなかった領域を占め、このプロットで使用される変数との関連で、以下の式(4)で表される。
MOI−Y≧(0.52×MOI−SA)+147 式(4)
添付図面の図7は、ゴルフクラブヘッドのMOI−Xと、今では容易に理解できるMOI−SAとの間のグラフ関係を確立している。図7に示されたグラフをより詳細に吟味すると、この発明は、比較的小さいMOI−SAを維持しながら、平均より大きなMOI−Xを実現できることがわかる。したがって、この発明は、このプロットで使用される変数との関連において、式Y≧0.40x+50で表される、以前に達成されなかった空間を占めることがわかる。
MOI−X≧(0.40×MOI−SA)+50 式(5)
添付図面の図8は、ゴルフクラブヘッドのMOI−ZとCG−B/フェース幅の比との間のグラフ関係を確立する。CG−Bおよびフェース幅の両方の測定値は、添付図面の図3、並びに、添付の段落[0022]および[0023]の議論に見出せる。CG−B測定値は、図3に明示的に示されており、他方、図8のチャートにおいて参照されるフェース幅はW2として示される。図8に示されたグラフをより詳細に吟味すると、この発明がより小さいMOI−Zを達成できる一方で、CG−B/フェース幅の数を0.4以上でかなり一定に維持できることがわかる。CG−B/フェース幅の比は、適度なフェースサイズのゴルフクラブヘッドを維持する、重心の位置を示す。
図8に示すチャートにおいて、この発明は、式Y≦1000x−150によって表される以前に達成されなかった空間を占めることが分かる。このプロットで使用される変数との関連において以下の式(6)で表される。
MOI−Z≦(1000×(CG−B/フェース幅))−150 式(6)
添付図面の図9は、ゴルフクラブヘッドのMOI−ZとCG−B/ヘッド幅の比との間のグラフ関係を確立する。CG−Bおよびヘッド幅の両方の測定値は、添付図面の図5、並びに、添付の段落[0022]および[0023]の先の議論に見出せる。CG−B測定値は、図3に明示的に示されており、図9のチャートによって参照されるヘッド幅は、W1として示される。図9に示されたグラフをより詳細に吟味するとこの発明が、より小さなMOI−Zを達成できる一方で、CG−B/ヘッド幅の数値を0.34よりかなり上に維持できることがわかる。CG−B/ヘッド幅の比は、ゴルフクラブヘッドの適度なサイズのヘッド幅を維持する、重心の位置を示す。
図9に示すチャートにおいて、この発明は、CG−B/ヘッド幅の比の数値を約0.34より大きくし、MOI−Zの数を320kg−mmより小さくする、以前には実現できなかった領域を占める。
添付図面の図10は、この発明の実施例に従うゴルフクラブの性能の別のグラフ関係を確立する。より具体的には、添付図面の図10は、MOI−X/MOI−ZとCG−Zとの関係を示す(MOI−XはIxxと交換可能に使用され、MOI−YはIyyと交換可能に使用され、最後にMOI−ZはIzzと交換可能に使用される)。ゴルフクラブヘッドのCG−Zの定義と測定については、添付図面の図2に関連する先の検討に見いだされ、MOI−XおよびMOI−Zを確立する背景情報については、すでに前述したとおりである。X軸とY軸のプロットの選択は、ゴルフクラブの設計に精通していない人には最初はランダムに見えるかもしれないけれども、詳細に調べると、ここで作成された関係がこの発明の適切な性能にとって絶対に重要であることがわかる。図10に示されたプロットのY軸において、MOI−XとMOI−Zとの間の比がここで作成される。作成されたこの比は、ある変数の値(MOI−X)を最大化する一方で、別の変数の値(MOI−Z)を最小化するこの発明のゴルフクラブヘッドの能力を示しており、これは、この発明のテーマと合致する。図10に示されるプロットのX軸で使用されるMOI−Zは、図10は、ゴルフクラブヘッドの前方から後方へのゴルフクラブヘッドのCG位置を示しており、それを上述の範囲に維持することが望ましい。
図10に示されるプロットをさらに吟味すると、この発明が以前に達成されなかったグラフの一部を占めることがわかる。グラフのこの部分は、方程式Y≧6.7501x−99.3によって他の先行技術のデータポイントから区分けされ式(7)に示される。
MOI−X/MOI−Z≧(6.7501×CG−Z)−99.30 式(7)
添付図面の図11は、MOI−Y/MOI−ZとCG−Zとの間の関係を形成することにより、この発明の実施例に従うゴルフクラブの別のグラフ関係を確立する。ゴルフクラブヘッドのCG−Zの定義および測定値は、添付図面の図2に関する以前の議論で見つけることができる。MOI−YおよびMOI−Zを確立する背景情報はすでに以前に議論された。先の議論と同様に、MOI−YとMOI−Zの関係は、ゴルフクラブヘッドがMOI−Zを最小限に抑えながらMOI−Y軸に沿う大きな許容度を実現できることを示し、これは、より大きなボール速度を実現する。先の議論と同様に、添付図面の図11は、この発明が以前に達成されなかった性能特性を達成できることを示している。グラフのこの部分は、方程式Y≧11.349x−175.76によって他の従来技術のデータポイントから区分けされ、このプロットで使用される変数との関連で考えると、式(8)に示すとおりである。
MOI−Y/MOI−Z≧(11.349×CG−Z)−175.76 式(8)
添付図面の図12は、(MOI−X+MOI−Y)/MOI−ZとCG−Zとの関係を形成することにより、この発明の実施例に従うゴルフクラブの別のグラフ関係を確立する。ゴルフクラブヘッドのCG−Zの定義および測定値は、図2に関する以前の議論で見つけることができる。MOI−X、MOI−Y、およびMOI−Zを確立する背景情報については、すでに前述したとおりである。先の検討と同様に、MOI−X、MOI−Y、およびMOI−Zの関係は、ゴルフクラブがMOI−XおよびMOI−Y軸の両方に沿って大きな許容度を実現しつつ、ゴルフクラブヘッドのMOIーZを最小化してより大きなボール速度を実現できることを示す。先の議論と同様に、添付図面の図12は、この発明が以前に達成されなかった性能特性を達成できることを示している。グラフのこの部分は、方程式Y≧18.67x−296.63によって他の従来技術のデータポイントから区分けされ、このプロットで使用される変数との関連で以下の式(9)に示される。
(MOI−X+MOI−Y)/MOI−Z≧(18.67×CG−Z)−296.63 式(9)
図13〜図15は、上述の性能特性を達成するために使用されるゴルフクラブヘッドおよびそれらの内部構成要素の種々の分解図および断面図を示す。図13は、前述の性能特性を達成できるゴルフクラブヘッド1300の例示的な設計の分解斜視図を示す。ゴルフクラブヘッド1300は、図1において前面部分1304および背面部分1306の用語で先に検討した必須の構成要素から作られている。しかしながら、ゴルフクラブヘッド1300の分解図は、追加の構成要素をより詳細に示すことを可能にする。より具体的には、図13は、ゴルフクラブヘッド構造の場合によくあることであるが、前面部分1302が、ゴルフクラブヘッド1300の打撃部分を形成するための打撃フェースインサート1320と呼ばれる別個の構成要素からさらに構成され得ることを示す。ゴルフクラブヘッド1300のより大きなMOI−Y、より大きなMOI−X、およびより小さなMOI−Zの上述の性能値を達成するために、かなりの量の質量がゴルフクラブヘッドの中心に向かって周囲から離れて再割り当てされる。これを達成するために、この発明は、前面部分1302または背面部分1306よりも大きな密度を有する高密度材料からすべて構成される4つの重み付け部材を利用する。4つの重み付け部材は、前面ソールウエイト1322、前面内部ウエイト1324、背面内部ウエイト1326、および背面ソールウエイト1328に分割でき、これらの重み付け部材はすべて、一般に、13g/ccより大きな、より好ましくは約15g/ccより大きな、最も好ましくは約17g/ccより大きな材料密度を有して良い。
この発明のこの例示的な実施例において、重み付け部材1322、1324、1326、および1328のすべてが、前述の同じ重密度を有する同じ材料で作られていることに留意されたい。しかし、この発明の代替的実施例において、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、設計基準および所望のCG位置に応じて、異なる重み付け部材に異なる密度のタングステンを使用することができる。
添付図面の図14は、この発明の例示的実施例に従うゴルフクラブヘッド1400の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド1400の断面図が当該ゴルフクラブヘッド1400のフェースを横切る水平面に沿って示され、これが、ゴルフクラブヘッド1400と様々な重み付け1422、1424、1426、および1428との間の関係のいくつかをより明瞭に示す。図14に示されるゴルフクラブヘッド1400の断面図は、重み付け部材に加えて、フェース中心1402およびCG位置1410が重み付け部材に関連するときに、再度、導入することができる。この図から、少なくとも1つの重み付け部材が、ヒールからトウの方向でゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、そして実質的に前記フェース中心に整列してその後ろに配置されていることを理解されたい。
添付図面の図15は、この発明の例示的実施例に従うゴルフクラブヘッド1500をフェースの中心と徹垂直面に沿って断面した断面図を示す。図15に示されるゴルフクラブヘッド1500の断面図は、コンポーネント間の相互作用関係についてもう少し情報を提供する。より具体的には、図15は、ゴルフクラブヘッド1500の前面部分1504に位置する打撃フェースインサート1520を示している。図15は、それに加えて、また、前面ソールウエイト1522が前面部分1504内に形成されたレセプタクル内に位置決めされていることを示す。図15の断面図には示されていないけれども、前面内部ウエイトも前面部分1504に位置付けられている。前面部分1504の後方には、背面部分1506が取り付けられている。背面部分1506は、ゴルフクラブヘッド1500の後部本体部分を構成し、背面内部ウエイト1526および背面ソールウエイト1528を含む。これらの重み付け部材は、前面部分1504および背面部分1506を形成するために使用される独特の材料と組み合わされて、ゴルフクラブヘッド1500が前述の独特の性能特性を達成することを可能にする。
図16〜図20は、上述の性能目標を達成することができるこの発明の代替的実施例に従うゴルフクラブヘッド1600の様々な斜視図および断面図を示す。図1〜図3並びに図13〜図15に示された先の実施例と同様に、たくさんの重み付け部材がゴルフクラブヘッド1600の中心付近において、x−軸に沿ったヒールからトウの向きで、フェース中心1602の後方で位置決めされて、ゴルフクラブヘッド1600のMOI−Zを最小化するのを支援する。
より具体的には、添付図面の図16は、この発明のこの代替的な実施例に係るゴルフクラブヘッド1600の斜視図を示している。ゴルフクラブヘッド1600の斜視図からはあまり多くのことを理解することはできないけれども、これは、この発明のこの特定の実施例に関する後の議論のための基礎をなす。最後に、図16は、ゴルフクラブヘッドを示す前の図と同様に、以降の議論を導くための座標系1601を示す。
添付図面の図17は、この発明の代替的実施例に従うゴルフクラブヘッド1600の平面図を示す。この平面図において、精通している寸法がここに再び導入される。何よりもまず、図17に示すゴルフクラブヘッド1600の平面図によって、フェース中心1602とCG1610との間の関係がより詳細に示される。Z軸に沿って測定した場合、測定値CG−Zは1612として示される。シャフト軸1615に対して参照される場合、CGの位置は、CG−C1614と呼ばれるZ軸に沿ったCG位置を測定する別の方法をもたらす。CG−Z1612およびCG−C1614の測定値の数値範囲は、これまでの説明と大差はないけれども、この発明のこの実施例は、マルチ材料シャーシを必要とすることなく、若干異なった構成で複数の目的を実現する代替方法を提供する。
添付図面の図18は、この発明の代替実施例に従うゴルフクラブヘッド1600の正面図を示す。この正面図において、この発明の性能基準の達成を支援するために本実施例によって利用される別の特徴を見ることができる。より具体的には、図18は、この発明の実施例において、ゴルフクラブヘッド1600のMOI−Zを最小化するために、ゴルフクラブヘッド1600のトウ部分の輪郭の形状を変えることによりゴルフクラブヘッド1600の先端から重みが除去される。ゴルフクラブヘッド1600のトウ部分の輪郭の形状変更は、先端から重量を除去するだけでなく、ゴルフクラブヘッド1600のフェースの輪郭を引き締めて、独特の性能のゴルフクラブヘッド1600を形成する。
図18は、トウの輪郭のポロフィールを示すことに加えて、また、前述の議論と同様に、シャフト軸1615に関連するCG−B1616の測定値を示す。繰り返しになるけれども、CG−B1616の測定範囲は、先の議論で述べたとおりであり、この発明の設計意図から大きく逸脱するものではない。
添付図面の図19は、この発明の代替実施例に従うゴルフクラブヘッド1600の水平面に沿った切断断面図を示す。この発明の実施例において、ゴルフクラブヘッド1600の中央部分に沿ってウエイトを配置するという包括的なテーマが再び示される。より具体的には、ゴルフクラブヘッド1600は、前面内部ウエイト1624および背面内部ウエイト1626をさらに備える。しかしながら、これらのウエイトは、ゴルフクラブヘッドの本体部分と同じ材料、例えばチタンから作ることができ、本体中に直接に鋳造することができるという点でこの発明の前の実施例とは異なり、これは、この発明の範囲および内容から逸脱しない。これらの重み付け部材1624および1626は、また、この発明の範囲および内容から逸脱することなく、ゴルフクラブヘッド1600の性能をさらに改善するために、20〜23グラムの総重量を有するタングステンタイプの材料から作製されて良い。
添付図面の図20は、この発明の代替実施例に従うゴルフクラブヘッド1600を垂直面に沿って断面する別の断面切欠き図を示す。繰り返しになるけれども、ここでの測定値は、以前の実施例に関連する前述の議論と非常に類似しており、CG−Z1612の数は以前の議論と同じ範囲内にとどまる。この線に沿ったゴルフクラブヘッド1600の断面切欠き図により、前面内部ウエイト1624および背面内部ウエイト1626のプロフィールおよび形状がより明確に示され、これがゴルフクラブヘッド1600の本体部分と一緒に示される。
実施例の外に、または、とくにことわらない限りは、すべての数の範囲、量、値およびパーセント例えば明細書中の材料の量、慣性モーメント、重心位置、ロフト、ドラフト角度、種々の性能比、その他に関するそのようなものは、値、量、または範囲とともに明瞭に「約」の用語が表示されていなくてもそのような用語「約」があるものとして認識することができる。したがって、そうでないと示されない限り、明細書および特許請求の範囲の数字のパラメータは近似であり、これはこの発明により実現されることがのぞまれる所望の特性に応じて変化する。特許請求の範囲の均等理論の適応を排除する意図はないが、少なくとも、各数量のパラメータは報告された実行桁数の下で理解され、通常の丸め手法により把握すべきである。
この発明の広い範囲を示す数量の範囲およびパラメータは近似であるけれども、明細書の例に示された数量の値はできる限り正確に報告されている。ただし、いずれの数量の値も、各実験の測定に見いだされる標準偏差に起因する必然的な誤差を内在する。さらに、種々のことがらについて数量の範囲が示される場合には、指摘した値の範囲で、それらを組み合わせたものが利用できることを理解されたい。
以上は、この発明の例示の実施例に関するものであり、以下の特許請求の範囲で示される発明の範囲および程度を逸脱することなく修正を行えることはもちろんであることに留意されたい。
100、200 ゴルフクラブヘッド
101、201 座標系
102、202 フェース中心
104、204 前面部分
106、206 背面部分
210 ゴルフクラブヘッドの重心(GC)
215 シャフト軸

Claims (20)

  1. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    フェース中心を定義するのを支援する打撃フェースをさらに有し、当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられた前面部分と、
    上記打撃フェースの後方に位置付けられた背面部分と、
    ヒールおよびトウの配向において上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、上記フェース中心に実質的に揃って、当該フェース中心の後方に位置付けられた少なくとも1つの第1の重み付け部材とを有し、
    x−軸は、上記打撃フェースの幾何中心に接して、上記ゴルフクラブヘッドのヒールに向かって正方向となる水平軸として定義され、y−軸は上記x−軸と直交し、上記ゴルフクラブヘッドのクラウンに向かって正方向となる水平軸であり、z−軸は上記x−軸および上記y−軸の双方と直交し、上記ゴルフクラブヘッドの上記前面部分に向かって正方向となり、
    上記ゴルフクラブヘッドは、約1.50より大きなMOI−Zに対するMOI−Yの比を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 上記ゴルフクラブヘッドは、約1.57より大きなMOI−Zに対するMOI−Yの比を有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 上記ゴルフクラブヘッドは、約1.68より大きなMOI−Zに対するMOI−Yの比を有する請求項2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 上記ゴルフクラブヘッドは、約268kg−mmより小さなMOI−Z測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、約420kg−mmより大きなMOI−Y測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、約850kg−mmより小さなMOI−SA測定値を有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 上記MOI−Y数が約500より大きければ、上記MOI−Z数は
    MOI−Z≦(0.47×MOI−Y)+0.33
    の式に支配される請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 上記ゴルフクラブヘッドは、約1.10より大きな、MOI−Zに対するMOI−Xの比を有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 上記ゴルフクラブヘッドは、約1.20より大きな、MOI−Zに対するMOI−Xの比を有する請求項6記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 上記ゴルフクラブヘッドは、約1.28より大きな、MOI−Zに対するMOI−Xの比を有する請求項7記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 上記ゴルフクラブヘッドは、約268kg−mmより小さなMOI−Z測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、約320kg−mmより大きなMOI−Y測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、約850kg−mmより小さなMOI−SA測定値を有する請求項8記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 上記ゴルフクラブヘッドは、ヒール・トウ配向に沿って上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに位置付けられ、実質的に上記フェース中心に揃ってその後方にあり、上記第1の重み付け部材の後方に位置付けられる第2の重み付け部材を有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  11. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    フェース中心を定義するのを支援する打撃フェースをさらに有し、当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられた前面部分と、
    上記打撃フェースの後方に位置付けられた背面部分と、
    ヒールおよびトウの配向において上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、上記フェース中心に実質的に揃って、当該フェース中心の後方に位置付けられた少なくとも1つの第1の重み付け部材とを有し、
    x−軸は、上記打撃フェースの幾何中心に接して、上記ゴルフクラブヘッドのヒールに向かって正方向となる水平軸として定義され、y−軸は上記x−軸と直交し、上記ゴルフクラブヘッドのクラウンに向かって正方向となる水平軸であり、z−軸は上記x−軸および上記y−軸の双方と直交し、上記ゴルフクラブヘッドの上記前面部分に向かって正方向となり、
    上記ゴルフクラブヘッドは、以下の式:
    (MOI−X)/(MOI−Z)≧(6.7501×CG−Z)−99.30
    を満たすMOI−X、MOI−Z、およびCG−Zの数を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  12. 上記ゴルフクラブヘッドは、以下の式:
    (MOI−Y)/(MOI−Z)≧(11.349×CG−Z)−175.76
    を満たすMOI−Y、MOI−Z、およびCG−Zの数を有する請求項11記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 上記ゴルフクラブヘッドは、以下の式:
    (MOI−X+MOI−Y)/(MOI−Z)≧(18.67×CG−Z)−296.68
    を満たすMOI−X、MOI−Y、MOI−Z、およびCG−Zの数を有する請求項12記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 上記ゴルフクラブヘッドは約268kg−mmより小さなMOI−Z測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは約420kg−mmより大きなMOI−Y測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは約320kg−mmより大きなMOI−X測定値を有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは約800kg−mmより小さなMOI−SA測定値を有する請求項13記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 上記ゴルフクラブヘッドは約25mmおよび約40mmの間のCG−Z測定値を有する請求項14記載のゴルフクラブヘッド。
  16. 上記ゴルフクラブヘッドは約26mmおよび約38mmの間のCG−Z測定値を有する請求項15記載のゴルフクラブヘッド。
  17. 上記ゴルフクラブヘッドは約27mmおよび約36mmの間のCG−Z測定値を有する請求項6記載のゴルフクラブヘッド。
  18. 上記ゴルフクラブヘッドは、さらに、ヒールおよびトウの配向に沿って上記ゴルフクラブヘッドの中央部分の近くに、上記フェース中心に実質的に揃って、当該フェース中心の後方に、かつ、上記第1の重み付け部材の後方に位置付けられた第2の重み付け部材を有する請求項11記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 上記前面部分は第1の比重を有する第1の材料から製造され、
    上記背面部分は第2の比重を有する第2の材料から製造され、
    上記第1の重み付け部材および上記第2の重み付け部材はともに第3の比重を有する第3の材料から製造され、
    上記第3の比重は上記第1及び上記第2の比重より大きい請求項18記載のゴルフクラブヘッド。
  20. 上記第1の比重は上記第2の比重より大きい請求項19記載のゴルフクラブヘッド。
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