JP2020091915A - スマートフォン及びプログラム - Google Patents

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伸夫 岩田
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Abstract

【課題】情報処理装置において個々の機能に対応するメニューの操作を行いやすくする。【解決手段】画像処理装置100は、予め搭載された標準機能を呼び出すためのメニューを含むメニュー画面を、UI部106に表示する第1表示手段131と、追加して搭載された追加機能を呼び出す呼出手段121と、呼出手段121を動作させるためのメニューを含むメニュー画面を、UI部106に表示する第2表示手段132と、メニューの表示が指示された場合には、追加機能に対応するメニュー画面を、標準機能に対応するメニュー画面よりも優先して表示させる表示制御手段133とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、スマートフォン及びプログラムに関する。
図書や雑誌などの本をコンピュータで管理する仕組みが知られている。特許文献1は、図書館サーバが、MFP(Multi Function Printer;複合機)に対して蔵書のスキャン指示を促し、MFPから取得した画像ファイルデータに基づいて複写データを生成して、料金計算を行うことを開示している。この際、MFPを操作する図書館員は、操作パネルの操作キーから文献複写キーを選択して、MFPに対して文献複写の開始を指示する。
特開2008−108073号公報
本発明の目的は、スマートフォンにおいて個々の機能に対応するメニューの操作を行いやすくすることである。
請求項1に係る発明は、スマートフォンが有する機能であって、利用者の認証を必要とする第1の機能を呼び出すための第1項目を含む第1画面を表示画面に表示する表示手段であって、当該スマートフォンの予め搭載された複数の機能のうち、認証を必要としない機能であり、前記第1の機能に制限が加えられた機能である第2の機能を呼び出すための項目を含む、前記第1画面とは異なる第2画面を、表示する前記表示手段と、前記第2画面を、トップ画面に表示するか否かを設定する設定手段と、を備え、前記第1画面は、前記第2画面に含まれていない別の項目も含んでいることを特徴とし、前記表示手段は、前記第2画面を前記トップ画面として表示する設定になっている場合には、前記トップ画面に前記第2画面を表示し、前記第2画面を前記トップ画面に表示する設定になっていない場合には、前記トップ画面に第3の画面を表示することを特徴とするスマートフォンである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のスマートフォンにおいて、前記第3の画面は、認証画面であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、コンピュータを、スマートフォンが有する機能であって、利用者の認証を必要とする第1の機能を呼び出すための第1項目を含む第1画面を表示画面に表示する表示手段であって、当該スマートフォンの予め搭載された複数の機能のうち、認証を必要としない機能であり、前記第1の機能に制限が加えられた機能である第2の機能を呼び出すための項目を含む、前記第1画面とは異なる第2画面を、表示する前記表示手段と、前記第2画面を、トップ画面に表示するか否かを設定する設定手段と、して機能させるためのプログラムであって、前記第1画面は、前記第2画面に含まれていない別の項目も含んでいることを特徴とし、前記表示手段は、前記第2画面を前記トップ画面として表示する設定になっている場合には、前記トップ画面に前記第2画面を表示し、前記第2画面を前記トップ画面に表示する設定になっていない場合には、前記トップ画面に第3の画面を表示することを特徴とするプログラムである。
請求項1〜3に係る発明によれば、スマートフォンが有する第1の機能を呼び出すための項目を含む画面で、第2の機能を呼び出すための項目を表示する場合に比べて、スマートフォンにおいて個々の機能に対応する操作を行いやすくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るサーバ装置の構成を示すブロック図である。 サーバ装置が記憶しているデータの一例を示す図である。 図書の外観を示す図である。 雑誌と利用者カードの外観を示す図である。 画像処理装置の機能構成を示す図である。 標準機能メニュー画面及び認証画面の一例を示す図である。 画像処理装置が行う追加アプリケーションがインストールされた後の動作を示すフローチャートである。 追加機能設定ファイルの構成例を示す図である。 図書メニュー画面の一例を示す図である。 リンクが設定された後のメニュー画面の一例を示す図である。 画像処理装置が行うトップ画面の設定動作を示すフローチャートである。 画像処理装置が行うメニュー画面に関する基本動作を示すフローチャートである。 サーバ装置の図書管理動作を示すフロー図である。 データベース登録時のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 本の貸出時のサーバ装置の動作を示すフロー図である。 画像処理装置に表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置に表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置に表示される画面の一例を示す図である。 画像処理装置が行う操作画面の表示動作を示すフローチャートである。 画像処理装置が表示する操作画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像処理装置が行う追加アプリケーションがインストールされた後の動作を示すフローチャートである。 追加機能設定ファイル及びメニュー設定ファイルの構成例を示す図である。 図書サービス画面及び司書機能画面の一例を示す図である。 リンクが設定された後のメニュー画面の一例を示す図である。 メニュー画面の他の表示例を示す図である。
[第1実施形態]
<構成>
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1000の全体構成を示すブロック図である。情報処理システム1000は、本の管理を行うためのシステムである。本は、図書と雑誌とに大別される。図書は、1人又は複数の著者や編者によって書かれた1冊完結の出版形態をとる本であるが、シリーズで出版される大系・全書なども含む。これに対し、雑誌は、同じタイトルで定期的に継続して発行される本であり、ボリューム(叢書)、巻号、パート、通号などが付与されている。図書にはISBN(例えば10桁又は13桁)、雑誌にはISSN(例えば8桁又は13桁)という国際標準番号が付与される。
情報処理システム1000は、例えば図書館、小規模の図書室又は図書スペース(以下「図書館」と総称する。)に設置された画像処理装置100と、例えば図書館の管理者が運営するサーバ装置200と、例えば国立国会図書館や書誌情報提供サイトの運営者が管理する書誌情報記憶装置300とを備える。画像処理装置100、サーバ装置200及び書誌情報記憶装置300は、ネットワーク400に接続する。画像処理装置100は、本発明の情報処理装置の一例で、画像読取機能と画像形成機能を含む、複数の機能を有する画像形成装置である。サーバ装置200は、画像処理装置100によって読み取られた画像を解析し、書誌情報記憶装置300から書誌情報を取得するなどして、本を管理する機能を実現させるための処理を実行する。書誌情報記憶装置300は、膨大な数の本の書誌情報を記憶し、この書誌情報をネットワーク400経由で提供するウェブサーバ装置である。ネットワーク400は、LAN(Local Area Network)、イントラネット、VPN(Virtual Private Network)、インターネット及び電話回線などの各種の通信回線を含む。画像処理装置100と、サーバ装置200と、書誌情報記憶装置300とのそれぞれの数は、図1の例示に限定されない。
なお、サーバ装置200の機能は画像処理装置100に搭載されてもよいし、いずれかの画像処理装置100にフロントエンド装置として接続された端末装置100Aに搭載されてもよい。また、サーバ装置200の機能を複数のサーバ装置に分散し、各々のサーバ装置が連携してサーバ装置200と同等の機能を実現するようにしてもよい。サーバ装置200の機能は、いわゆるクラウドサービスとして提供されてもよい。また、書誌情報記憶装置300以外の構成(画像処理装置100、サーバ装置200及び端末装置100A)を一つの装置内に実装してもよい。
図2は、画像処理装置100の構成を示すブロック図である。画像処理装置100は、制御部101と、記憶部102と、画像形成部103と、画像読取部104と、通信部105と、UI(User Interface)部106とを備えた情報処理装置である。
制御部101は、画像処理装置100の各部を制御する手段であり、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やCPU(Central Processing Unit)などの制御回路と各種メモリによって構成されている。記憶部102は、例えばハードディスクなどの記憶手段であり、CPUによって実行されるプログラムや当該プログラムの実行に伴って用いられるデータを記憶する。
記憶部102は、例えば、OS(Operating System)並びにOS上で動作するプログラムとして、ウェブページを表示する機能を実現するウェブブラウザ、標準機能プログラム102A及び追加アプリケーション102Bを記憶する。標準機能プログラム102Aは、画像処理装置100に予め搭載された標準機能を実現させるプログラムである。標準機能プログラム102Aは、例えば、画像処理装置100の製造段階等でインストールされたプログラムである。本実施形態の標準機能は、情報処理装置が有する本発明の第1の機能の一例である。この標準機能は、画像処理装置100に標準的に搭載された機能で、画像処理装置100を通常の用途に使用するための機能である。通常の用途とは、ここでは、コピー機能、スキャン機能、プリント機能及びファクシミリ機能等の、従来構成の複合機が有する機能をコピー、スキャン、プリント及びファクシミリとして従来通りの用途で使用することをいう。また、標準機能プログラム102Aは、標準機能に関する画面を表示する画面制御を行うための機能を実現する。
追加アプリケーション102Bは、画像処理装置100に追加して搭載された追加機能(本発明の第2の機能の一例。)を実現させるアプリケーションプログラムである。追加アプリケーション102Bは、例えば、図書館の管理者によってインストールされたプログラムである。本実施形態の追加機能は、情報処理装置が有する本発明の第2の機能の一例である。この追加機能は、画像処理装置100を特定の用途に用いるための機能である。ここで特定の用途に用いるとは、画像処理装置100が有する機能を、特定の目的を達成するための用途に使用することをいい、本実施形態の追加機能はその一例として、画像処理装置100が有する画像読取部104等を用いて、画像処理装置100を本の管理のための用途に用いている。この本の管理(以下では「図書管理」という。)に関する機能は、ここでは図書館に置かれる本(文献)の管理に関する機能で、具体的には、サーバ装置200内のデータベースに本を登録する機能(以下「登録機能」という。)、本を貸し出すためにデータベースを更新する機能(以下「貸し出し機能」という。)、貸し出した本の返却のためにデータベースを更新する機能(以下「返却機能」という。)、及び、本を複写する機能(以下「文献複写機能」という。)を含む。また、追加アプリケーション102Bは、追加機能に関する画面を表示する画面制御を行うための機能を実現する。
画像形成部103は、例えば電子写真方式で画像を媒体に形成する手段であり、レーザービームを感光体などの像保持体に照射して潜像を形成し、これをY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナーで現像して記録シート等の媒体に転写し、定着処理を経てからその媒体を排出する。画像読取部104は、プラテン上に置かれた原稿上の画像を光学的に読み取って画像データを生成する手段である。通信部105は、データを送受信する手段であり、ネットワーク400を介してサーバ装置200と通信を行う。UI部106は、利用者に対する対話を実現する手段であり、利用者が行った操作を受け付ける操作部と、表示領域において画像(画面)を表示する表示部とを備える。操作部は、例えば物理キーやタッチセンサ(例えば抵抗膜方式又は静電容量方式)などの操作子を有し、利用者の操作に応じた操作信号を制御部101に供給する。表示部は、例えば液晶パネルや液晶駆動回路を有し、制御部101による制御の下で画像を表示する。
図3は、サーバ装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部230とを備えている。制御部210は、サーバ装置200の各部の動作を制御する手段である。制御部210は、CPUなどの制御回路と各種メモリによって構成されており、プログラムを実行することによりサーバ装置200の各部の動作を制御する。記憶部220は、サーバ装置200で使用されるデータを記憶する手段である。記憶部220は、例えばハードディスクであり、制御部210が実行するプログラムや、当該プログラムの実行に伴って用いられるデータを記憶する。ここでは、記憶部220は、図書DB(Data Base)221と、雑誌DB222と、分類テーブル223と、利用者DB224とを記憶している。通信部230は、データを送受信する手段であり、ネットワーク400を介して画像処理装置100や書誌情報記憶装置300と通信を行う。
図4は、サーバ装置200に記憶されている図書DB221、雑誌DB222及び分類テーブル223の内容の一部を例示する図である。図書DB221において、管理番号は、図書館に所蔵されている図書の1冊1冊を識別する識別情報である。タイトルは図書のタイトルである。同じタイトルの図書が複数ある場合には、それぞれ異なる管理番号が付与される。ISBNは、図書に付与された国際標準番号である。図書分類コードは、図書の主題や内容に基づく標準的な分類であり、日本では日本十進法分類(NDC9)と呼ばれるものが知られている。請求記号(1)は、それぞれの図書館で使用する、図書の分類である。請求記号(1)として、上記の日本十進法分類や、図書館が独自に定めた分類が利用される。一般に図書館は分類毎に各図書の配架場所や本棚での並び順を定めるため、この請求記号(1)により、図書館における各図書の配架場所や本棚での並び順が特定される。請求記号(3)は、請求記号(1)内での連番であり、同一タイトルの場合には同一番号が採番されるのが一般的である。貸出フラグは、図書が貸し出し中か否かを示すフラグである。貸出日は、図書が貸し出し中の場合のその貸出日である。利用者IDは、図書が貸し出し中の場合のその図書を借りた利用者の識別情報である。
雑誌DB222に含まれる各データは、前述した図書DB221における「図書」を「雑誌」と読み替えて理解すればよい。
なお、雑誌DB222には、その雑誌の発行日からの貸し出しを禁止する期間である禁帯出期間が含まれる。
分類テーブル223は、標準的な図書の分類である図書分類コードと、図書館独自の図書の分類である請求記号(1)との対応関係を示したものである。この分類テーブルにより、NDC9などの標準的な図書分類コードが、図書館で用いられる請求記号(1)に変換される。図示は省略するが、利用者DB224は、利用者に割り当てられた利用者IDやその利用者の属性などを含むデータベースである。
図5は、本の外観の一例を示す平面図である。図5の例においては、本の表紙1には、管理番号を示す管理バーコード11が貼付される。管理バーコード11は、前述したとおり、本の1冊1冊を識別可能な識別情報である。更に、図書の場合には、管理番号を例えば「YB000123」とし、雑誌の場合には管理番号を例えば「YM0000123」とするというように、図書を意味する「YB」という識別子と雑誌を意味する「YM」という識別子を管理番号の一部として用いることにより、管理番号に基づいて図書/雑誌を識別可能としてもよい。また、この例では管理バーコード11を表紙1に貼付しているが、裏表紙2や背表紙3に貼付してもよい。
本の裏表紙2には、本に付与されたISBN(図書の場合)を意味するISBNバーコード21又はISSN(雑誌の場合)を意味するISSNバーコード21と、本の価格を示す価格バーコード22とが印刷ないし貼付されている。背表紙3にはラベル31が貼付されている。このラベルは三段構成の表示になっており、その最上段には請求記号(1)が記され、その最下段には請求記号(3)が記される。
雑誌の場合には、禁帯出期間を意味する禁帯出ラベル12が雑誌の表紙1等に貼付される(図6参照)。本の貸し出しは、図6に示した利用者カード4を所持する利用者に対してのみ行われる。利用者カード4には、各利用者を識別するための利用者IDを示す利用者IDバーコード41が印刷ないし貼付されている。
なお、上記の各種情報を表現するときの形式はバーコードである必要はなく、それぞれ情報が符号化されたコードであればよい。コードとは、情報を表現するための記号や符号の体系であり、本実施形態では各種のバーコードやQRコード(登録商標)のほか、請求記号をも含む。また、本に付されたコードとは、本に印刷されているコードや本に貼付されているコードのほか、本に取り外し可能な形態で取りつけられているコードなども含む。
図7は、画像処理装置100の機能構成を示す図である。画像処理装置100の機能は、標準機能部110と、追加機能部120と、UI制御部130と、ウェブブラウザ部140と、認証制御部150と、ウェブサーバ部160とに大別される。標準機能部110は、標準機能プログラム102Aにより実現され、追加機能部120、UI制御部130、認証制御部150及びウェブサーバ部160は、追加アプリケーション102Bにより実現され、ウェブブラウザ部140は、ウェブブラウザにより実現される。
標準機能部110は、コピー機能を呼び出すコピー制御部111と、スキャン機能を呼び出すスキャン制御部112と、プリント機能を呼び出すプリント制御部113と、ファクシミリ機能を呼び出すファクシミリ制御部114とを含む。コピー制御部111は、画像読取部104に原稿上の画像を読み取らせて画像データを生成させ、更に、生成された当該画像データに基づいて画像形成部103に画像を形成させる。スキャン制御部112は、画像読取部104に原稿上の画像を読み取らせて画像データを生成させ、更に、生成された当該画像データを記憶部102に記憶させる。プリント制御部113は、通信部105によりネットワーク400から受信された画像データに基づいて、画像形成部103に画像を形成させる。ファクシミリ制御部114は、ファクシミリ送信及びファクシミリ受信を行う。ファクシミリ送信は、画像読取部104に原稿上の画像を読み取らせて画像データを生成させ、更に、生成された当該画像データをネットワーク400の電話回線を介して送信する処理である。ファクシミリ受信は、通信部105によりネットワーク400の電話回線から受信された画像データに基づいて、画像形成部103に画像を形成させる処理である。
追加機能部120は、呼出手段121と、拡張手段122とを含む。呼出手段121は、画像処理装置100の追加機能を呼び出す手段の一例である。追加機能は、前述したとおり、本の管理に関する機能で、登録機能、貸し出し機能、返却機能及び文献複写機能を含む。これらのうち、文献複写機能は、標準機能であるコピー機能の呼び出しを伴う機能であるが、詳細は後で説明する。拡張手段122は、追加機能に伴って呼び出された標準機能を拡張する手段の一例である。拡張手段122は、ここでは、追加アプリケーション102Bに対するプラグインによって実現される。ただし、拡張手段122は、追加アプリケーション102Bの機能によって実現されてもよい。拡張手段122は、標準機能プログラム102Aの一部の機能であって、標準機能では使用されず不活性となっている機能を活性化させてもよい。
UI制御部130は、UI部106を介した利用者との対話に関する制御を司る。UI制御部130は、詳細には、第1表示手段131と、第2表示手段132と、表示制御手段133とを含む。第1表示手段131は、標準機能を呼び出すためのメニューを含む第1メニュー画面を、UI部106に表示する手段の一例である。本実施形態のメニューは、利用者により選択する操作が行われるメニュー(項目)である。第2表示手段132は、追加機能を呼び出すためのメニューを含む第2メニュー画面を、UI部106に表示する手段の一例である。前述した呼出手段121は、例えば、第2メニュー画面のメニューが選択された場合に動作(起動)し、選択されたメニューに対応する追加機能を呼び出す。第1表示手段131及び第2表示手段132は、例えばHTML(Hyper Text Markup Language)形式の画面データをウェブブラウザ部140に供給して、当該画面データが表すメニュー画面を表示する。表示制御手段133は、第1メニュー画面及び前記第2メニュー画面のいずれを優先して表示させるかを制御する制御手段の一例である。
標準機能に関する画面データは、標準機能部110からUI制御部130に供給され、追加機能に関する画面データは、追加機能部120からUI制御部130に供給されるが、この例に限られない。標準機能部110及び追加機能部120は、ウェブサーバ部160にデータを供給し、ウェブサーバ部160がこのデータを解釈して画面データを生成して、UI制御部130に供給してもよい。
UI制御部130は、更に、通信部105を介してサーバ装置200から受信されたウェブページのデータをウェブブラウザ部140に供給して、UI部106に画面を表示する。また、UI制御部130は、UI部106に対して利用者が行った操作を受け付けて、受け付けた操作に応じた画面を表示する画面制御を行う。
ウェブブラウザ部140は、UI制御部130(例えば第1表示手段131及び第2表示手段132)から供給された画面データに基づいて、UI部106に画面を表示する。ウェブブラウザ部140は、例えば、全画面又はウィンドウにより、UI部106において画面を表示する。ウェブブラウザ部140は、HTML形式の画面データやCSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、画像データ、文書データ(PDF(Portable Document Format)形式の文書データ)などを含む画面データに基づいて画面を表示する。
認証制御部150は、利用者を認証する制御を司る。利用者の認証は、画像処理装置100に搭載された機能の利用の可否を判定するために行われる。認証の一例として、登録機能を提供する利用者である司書の認証がある。UI制御部130は、認証制御部150の制御に応じて、利用者を認証するための認証画面(ログイン画面)をUI部106に表示させたり、認証に関する利用者の操作をUI部106を用いて受け付けたりする。
ウェブサーバ部160は、ウェブブラウザ部140から供給されたデータを、標準機能部110や追加機能部120に対する制御を要求する要求メッセージに変換して、標準機能部110や追加機能部120に供給する。
なお、標準機能部110と、追加機能部120と、UI制御部130と、ウェブブラウザ部140と、認証制御部150との1つ以上が、ウェブサーバ部160に組み込まれていてもよい。
なお、画像処理装置100において、ウェブサーバ部160が省略されてもよい。
<動作>
次に、画像処理装置100の動作を説明する。
(A:標準機能に関する画面の表示動作)
まず、標準機能に関する画面の表示動作を説明する。画像処理装置100の制御部101は、標準機能プログラム102Aを実行することにより、図8(a)に示す標準機能メニュー画面Gb(第1メニュー画面の一例)をUI部106に表示させる。図8(a)に示すように、標準機能メニュー画面Gbは、コピー機能に対応するメニューMb1と、スキャン機能に対応するメニューMb2と、プリント機能に対応するメニューMb3と、ファクシミリ機能に対応するメニューMb4とを含む。
(B:認証画面の表示動作)
次に、認証画面の表示動作を説明する。制御部101は、画像処理装置100に搭載された機能を提供する利用者が制限されている場合は、その機能を利用者に提供する前に、利用者の認証を行う。制御部101は、登録機能については、利用者が司書かどうかを認証する。制御部101は、利用者の認証を行う場合、図8(b)に示す認証画面GcをUI部106に表示させる。認証画面Gcには、利用者を識別する識別子としての「ID」に対応した入力欄と、認証用のパスワードを入力するため入力欄と、利用者の認証を行うことを指示するための「OK」と記されたソフトボタン(以下「OKボタン」という。)とが配置されている。認証に成功した場合、制御部101は、認証した利用者に提供する機能を実現させるための処理を実行する。
なお、認証画面Gcは、例えば追加アプリケーション102Bの機能より表示されるが、標準機能プログラム102Aの機能より表示されてもよい。
(C:追加機能に関する画面の表示動作)
図9は、追加アプリケーション102Bが存在する画像処理装置100の動作を示すフローチャートである。図10は、追加機能に対応するメニュー画面の表示に用いられる追加機能設定ファイルの構成例を示す図である。
トップ画面を表示する際に、画像処理装置100の制御部101は、追加機能があるかどうかを判断する(ステップS1)。ここにおいて、トップ画面とは、画像処理装置100の電源オン時又は復帰時等において、機能に関する最初の指示を受け付けるための画面をいう。制御部101は、追加機能があると判断した場合は(ステップS1;Yes)、追加機能のメニュー画面を構成する(ステップS2)。制御部101は、ここでは、追加アプリケーション102Bに基づいて取得した追加機能設定ファイルF1(図10参照)を用いて、図書メニュー画面を構成する。
図10に示すように、追加機能設定ファイルF1は、追加機能に対応するメニューに、ラベルと、種別と、URL(Uniform Resource Locator)/コマンドと、プラグインとが関連付けられたファイルである。追加機能に対応するメニューは、ここでは、図書管理に対応したメニューであることを示す「図書管理」という属性を示す。ラベルは、追加機能に対応するメニューの各々を識別する文字列で、ここでは、メニューの名称(項目名)を表す文字列である。種別は、追加機能の呼び出しの種別(呼び出しの方法)を示し、ここでは「内部」又は「外部」のいずれかである。「内部」は、メニューが選択されたときに、所定のコマンドを実行して画像処理装置100の内部の機能を呼び出すことを意味する。この場合、追加機能の呼び出しに実行すべきコマンド(文献複写機能の場合は「copy_proc」)が、追加機能設定ファイルF1において指定されている。「外部」は、メニューが選択されたときに、ウェブブラウザを用いて外部装置から機能を呼び出すことを意味する。この場合、追加機能の呼び出しに使用するURL(ここでは、サーバ装置200のURL)が、追加機能設定ファイルF1において指定されている。プラグインは、追加機能が標準機能の呼び出しを伴うものである場合に、その標準機能を拡張するためのプラグインを示す。ここでは、文献複写機能に対して、「Libcopy_coinkit_zip」というプラグインが関連付けられている。
図10に示す追加機能設定ファイルF1が使用される場合、図11に示す図書メニュー画面Ga(第2のメニュー画面の一例)が構成される。図11に示すように、図書メニュー画面Gaには、「本を借りる」と記された貸し出し機能に対応するメニューMa1と、「本を返す」と記された返却機能に対応するメニューMa2と、「文献複写」と記された文献複写機能に対応するメニューMa3と、「本を登録する」と記された登録機能に対応するメニューMa4とが配置されている。メニューMa1,Ma2,Ma4の各々には、追加機能設定ファイルF1で指定されたURLが、例えばHTMLのFORMタグによって関連付けられる。利用者が、URLが関連付けられたメニューを選択した場合、画像処理装置100の制御部101は、選択されたメニューに関連付けられたURLに対してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)要求を送信する。一方で、制御部101は、コマンドが関連づけられたメニューMa3が選択された場合、制御部101は、追加機能設定ファイルF1で指定されたコマンドを実行する。
次に、制御部101は、メニュー画面間のリンク(ハイパーリンク)を設定する(ステップS3)。図12(a)に示すように、制御部101は、図書メニュー画面Gaに対し、標準機能メニュー画面Gbに遷移するためのURLを関連付けたメニューMa5を配置する。また、図12(b)に示すように、制御部101は、標準機能メニュー画面Gbに対し、図書メニュー画面Gaに遷移するためのURLを関連付けたメニューMb5を配置する。
なお、リンクを設定するための表示要素(ソフトボタン等の表示部品)、並びに、当該表示要素のサイズ、色、文字のフォント、配置順及び配置位置等の表示形態を特定する情報は、追加機能設定ファイルF1に含まれていてもよい。
次に、制御部101は、追加機能のメニュー画面(ここでは、図書メニュー画面Ga)をトップ画面に設定するかどうかを判断する(ステップS4)。制御部101は、追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定しないと判断した場合は(ステップS4;No)、現在のトップ画面を表示させる(ステップS6)。例えば、画像処理装置100の管理者によってトップ画面が指定されている場合は、制御部101は、この指定に従い、トップ画面を表示させる。他方、制御部101は、追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定すると判断した場合は(ステップS4;Yes)、追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定し(ステップS5)、設定したトップ画面を表示させる(ステップS6)。ここで、記憶部102は、ステップS4の判断のため、どのメニュー画面をトップ画面とするかを示す情報を記憶している。
画像処理装置100は、トップ画面の設定を、図13に示すフローチャートの手順に従って行ってもよい。以下の処理は、図9で説明したステップS4〜S6の処理に代えて実行される。
トップ画面を表示する際に,制御部101は、トップ画面が指定されているかどうかを判断する(ステップS11)。制御部101は、トップ画面が指定されていると判断した場合は(ステップS11;Yes)、指定された画面をトップ画面に設定する(ステップS12)。制御部101は、トップ画面が指定されていないと判断した場合は(ステップS11;No)、追加機能のメニュー画面に、利用者の認証が行われないメニュー画面が含まれているかどうかを判断する(ステップS13)。利用者の認証が行われないメニュー画面は、利用者の認証なしで、当該利用者に提供される機能に対応するメニューを含んだ画面である。ここでは利用者の認証が行われないメニュー画面の一例として、図書メニュー画面Gaを示す。図書メニュー画面Gaは、利用者の認証なしで利用者に提供される、貸し出し機能や返却機能、文献複写機能に対応するメニューを含む画面である。よって、制御部101は、ステップS13で「Yes」と判断して、図書メニュー画面Ga(図12(a))をトップ画面に設定する(ステップS14)。仮に利用者の認証が行われないメニュー画面がない場合(ステップS13;No)、制御部101は、認証画面Gcをトップ画面に設定する(ステップS15)。この場合、制御部101は、認証画面Gcを用いた利用者の認証に成功した後、当該利用者の役割(例えば司書)に合致したメニュー画面を表示させる。そして、制御部101は、ステップS12,S14又はS15で設定したトップ画面をUI部106に表示させる(ステップS16)。
(D:メニュー画面に関する基本動作)
ここで、画像処理装置100におけるメニュー画面の表示から機能の呼び出しまでの基本動作を、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
画像処理装置100の制御部101は、メニューの表示が指示されたかどうかを判断する(ステップS21)。メニューの表示は、例えば、トップ画面を表示させるための利用者の操作、即ち操作イベントの発生により指示されるが、その他の特定のイベントの発生により指示されてもよい。
ステップS21で「Yes」と判断すると、制御部101は、図9又は図13に示すフローチャートの手順に従ってトップ画面に設定したメニュー画面を、例えば全画面でUI部106に表示させる(ステップS22)。このメニュー画面をトップ画面として表示させることは、本発明における「優先して表示させる」の一例である。次に、制御部101は、表示したメニュー画面に含まれるメニューを選択する操作を受け付けたかどうかを判断する(ステップS23)。制御部101は、例えば、UI部106におけるメニューの表示位置に指を触れさせる操作、又は、操作子を用いてカーソルをメニューに合わせて確定させる操作により、メニューを選択する操作を受け付ける。ステップS23で「Yes」と判断した場合、制御部101は、選択されたメニューに対応する機能を呼び出す(ステップS24)。そして、制御部101は、呼び出した機能に関する画面をUI部106に表示させたり、その機能を実現させるための処理を実行したりする。利用者の認証が行われる場合は、制御部101は、機能を呼び出す前に利用者の認証を行う。
また、制御部101は、図書メニュー画面GaのメニューMa5を選択する操作を受け付けた場合は、標準機能メニュー画面Gbを、標準機能メニュー画面GbのメニューMb5が選択を選択する操作を受け付けた場合は、図書メニュー画面GaをUI部106に表示させる。
(E:図書管理動作)
図15〜17は、サーバ装置200の図書管理動作を示すフローチャートであり、図18〜20は画像処理装置100に表示される画面の一例を示す図である。図15は、サーバ装置200の基本的な動作を示しており、図16,17は、図15のステップS107の詳細な処理を示している。
(E−1:基本動作)
まず、画像処理装置100のUI部106において、トップ画面に設定された図12(a)に示す図書メニュー画面Gaが表示されるものとする。ステップS5で他のメニュー画面がトップ画面に設定されていた場合は、利用者の操作後に、図書メニュー画面Gaが表示される。
ここで、画像処理装置100において、利用者が、貸し出し機能に対応するメニューMa1と、返却機能に対応するメニューMa2と、登録機能に対応するメニューMa4とのいずれかを選択した場合の動作を説明する。画像処理装置100の制御部101は、選択されたメニューに対応付けられたURLに対し、HTTP要求を送信する。サーバ装置200の制御部210は、このHTTP要求を受け取ることで、機能の選択を受け付ける(図15のステップS101)。そして、制御部210は、HTTP要求に応じた操作画面データを記憶部220から読み出して、画像処理装置100に送信する(ステップS102)。
なお、利用者の認証が行われる機能については、図8(c)で説明した認証画面Gcを用いた利用者の認証に成功したことを条件として、制御部210は、その機能に対応する操作画面データを画像処理装置100に送信する。
画像処理装置100の制御部101は、受信した操作画面データに応じた操作画面を、UI部106に表示させる。例えば、図書館が新規に入手した本の登録を行う場合には登録画面G13(図18)がUI部106に表示され、図書館が本を貸し出す(利用者が本を借りる)場合には貸出処理画面G11(図18)がUI部106に表示され、利用者が本を返却する場合には返却処理画面G12(図18)がUI部106に表示される。本を登録する場合、司書は画像処理装置100の画像読取部104に、本のISBNバーコード21が印刷された裏表紙2をセットし、さらに、登録画面G13に設けられた入力欄に必要な情報を入力して、OKボタンを選択する。これにより、登録画面においてHTMLのFORMタグによって関連付けられたURLに対し、OKボタンの識別子、その値情報、及び入力欄に入力された情報が送信される。また、本の貸出又は返却の場合、利用者は画像処理装置100の画像読取部104が備えるプラテンガラスの上に、管理バーコード11が貼付された本の表紙1と、自身の利用者カード4の利用者IDバーコードが印刷された面をセットし、貸出処理画面G11又は返却処理画面G12におけるOKボタンを選択する。これにより、画像読取部104がプラテンガラス上の1冊の本から1回のスキャンで複数のコードを読み取ることになる。このとき、画像読取部104は、複数の本を同時にプラテンガラスの上においてこれらの本から一度のスキャンでコードを読み取ってもよいし、また、利用者カードを合わせてプラテンガラスの上においてこの利用者コードからコードを読み取ってもよい。これらの画面においてHTMLのFORMタグによって関連付けられたURLに対し、OKボタンの識別子及びその値情報が送信される。サーバ装置200の制御部210は、これらの情報を受け取ることで、処理の指示を受け付ける(ステップS103)。なお、画像処理装置100のハードボタンがソフトボタン同じ指示を受け付けるようにしてもよい。
サーバ装置200の制御部210は、画像処理装置100に対し、スキャン指示及び遷移先画面指定情報を送信する(ステップS104)。スキャン指示には、スキャンの解像度(例えば300dpi(dots/inch))、白黒、画像形式(例えばTIFF(Tagged Image File Format)形式)等のスキャン時のパラメータと、スキャン画像データの送信先を示すURLが含まれる。遷移先画面指定情報は、画面データの格納先を意味するURLなどのパス情報である。
画像処理装置100の制御部101は、受信したスキャン指示に従い、画像読取部104によって画像を読み取り、サーバ装置200から指定されたパラメータに従って画像データを生成する。制御部101は、生成した画像データを指定された送信先に送信する。制御部101は、必要に応じて、スキャン画像データに、スキャン時のパラメータのほか、メタ情報(認証済の利用者の情報、画像処理装置100のアドレス等)を付加する。
サーバ装置200の制御部210は、画像処理装置100から送信されたスキャン画像データを受信する(ステップS105)。そして、制御部210は、スキャン画像データに含まれるバーコードによって特定される情報を取得する(ステップS106)。スキャン画像データに複数のバーコードが含まれている場合には、制御部210は、それぞれに対応した複数の情報を取得する。そして、制御部210は、取得した情報を用いて処理を実行することが可能か否かを判断し、処理を実行することが可能だと判断した場合には、取得した情報に基づいて処理を実行する(ステップS107)。各々の処理の詳細については後述する。
ステップS105〜S107の間、画像処理装置100の制御部101は、遷移先画面指定情報によって指定されたURLを指定して、サーバ装置200に対して状態表示画面を要求する。サーバ装置200の制御部210は、ステップS107の処理が完了していない場合は(ステップS109;NO)、処理中画面データ(図19の処理中画面G14)を画像処理装置100に送信する(ステップS108,S110)。また、制御部210は、ステップS107の処理が正常終了している場合は(ステップS109;YES)、正常終了画面データ(図19の処理結果画面G15,G16、図20の処理結果画面G17)を、エラー終了している場合はエラー画面(図20の処理結果画面G18,G19,G20)を画像処理装置100に送信する(ステップS111)。
(E−2:登録機能)
次に図16を参照して、本の登録時のステップS107(図15)の処理について説明する。画像処理装置100の画像読取部104のプラテンに置かれた1又は複数の本を読み取ってスキャンが行われた後、サーバ装置200の制御部210は、画像処理装置100から取得したスキャン画像データに含まれる1又は複数のバーコードを復号し、それぞれのバーコードから特定される1又は複数の情報を取得する。これらの情報の中に、ISBNを示す文字列が含まれているか否かを判断する(ステップS301)。ISBN、ISSN、利用者ID、図書・雑誌の管理番号などの各種情報の識別には、それぞれのプレフィクスで判別する方法が考えられる。具体的には、ISBNは987で始まる13桁の数値であり、ISSNは977で開始する13桁の数値であり、利用者IDは例えばAなどの特定のプレフィクスから始まり(例;A0012345)、図書の管理番号は例えばYBなどの特定のプレフィクスから始まり(例;YB00012)、雑誌の管理番号例えばYMなどの特定のプレフィクスから始まる(例;YM0002222)ようにしておき、制御部210はこれらのプレフィクスで情報の種類を判断する。また、各情報の桁数や、いわゆるチェックデイジットを用いてもよい。また、バーコードの種類で判別してもよいし、バーコードの周囲の画像(ガイド画像など)やバーコードの位置で判別してもよい。
ISBNが得られた場合(ステップS301;YES)、制御部210は、ISBNを指定して書誌情報記憶装置300に対して書誌情報を照会する(ステップS302)。書誌情報が得られると、制御部210は管理番号を採番する(ステップS303)。制御部210は、分類テーブル223を参照し、取得した書誌情報に含まれる図書分類コードに対応する請求記号(1)を特定する(ステップS304)。次に、制御部210は、特定した請求記号(1)に対して、請求記号(3)を特定する(ステップS305)。制御部210は、図書DB221に新規レコードを追加し、必要な情報を登録する(ステップS306)。制御部210は、登録された情報に基づき、画像形成部103を用いて管理番号の管理バーコード221を印刷する(ステップS307)。制御部210は、画像形成部103を用いて請求記号(1)及び請求記号(3)を含むラベルを印刷する(ステップS308)。作成された管理バーコードやラベルは図書に貼り付けられる。
一方、ISSNが得られた場合(ステップS301;NO且つステップS309;YES)、制御部210は、ISSNを指定して書誌情報記憶装置300に対して書誌情報を照会する(ステップS310)。書誌情報が得られると、制御部210は管理番号を採番する(ステップS311)。制御部210は、雑誌DB222に新規レコードを追加し、必要な情報を登録する(ステップS312)。制御部210は、画像形成部103を用いて管理番号の管理バーコード221を印刷する(ステップS313)。制御部210は、画像形成部103を用いて禁帯出ラベル12を印刷する(ステップS314)。作成された管理バーコードや禁帯出ラベル12は雑誌に貼り付けられる。
なお、ステップS307又はS313の管理バーコード221の印刷のタイミングは、特に問わない。例えば、ステップS306又はS312の情報を登録した後、後日において、管理バーコードのデータが作成されて印刷が行われてもよい。
なお、ISBN及びISSNが取得しなかった場合には(ステップS301;NO且つステップS309;NO)、制御部210は、本の登録を不可とすると判断して、画像処理装置100に対してエラー表示を行うよう指示する(ステップS315)。つまり、ステップS301及びステップS309の判断は、要求された処理である本の登録を行うことが可能か否かの判断に相当する。この場合、本の表紙、裏表紙を画像処理装置100で読み取らせて光学文字認識(OCR;Optical Character Recognition)を行い、書誌情報として使用してもよい。
登録機能は、データベースに登録された本に関する情報を削除する機能を含んでいてもよい。この場合、サーバ装置200の制御部210は、スキャン画像データに含まれる1又は複数のバーコードを復号し、1又は複数の情報を取得する。制御部210は、これらの情報の中に、管理番号を示す文字列が含まれているか否かを判断する。管理番号が得られた場合、制御部210は、管理番号を参照して図書であれば、図書DB221において上記管理番号に対応する情報を削除し、管理番号を参照して雑誌であれば、雑誌DB222において上記管理番号に対応する情報を削除する。
(E−3:貸出機能)
次に図17を参照して、本の貸出時のステップS107(図15)の処理について説明する。
画像処理装置100の画像読取部104のプラテンに置かれた1又は複数の本及び利用者カード4を読み取ってスキャンが行われた後、サーバ装置200の制御部210は、画像処理装置100から取得したスキャン画像データに含まれる1又は複数のバーコードを復号し、1又は複数の情報を取得する。制御部210は、これらの情報の中に、利用者IDを示す文字列が含まれているか否かを判断する(ステップS200)。利用者IDが得られた場合(ステップS200;YES)、制御部210は、得られた利用者IDと、記憶部220に記憶されている利用者DBに含まれる利用者IDとを照合し、正当な利用者であるか否かを判断する(ステップS201)。正当な利用者と判断した場合(ステップS201;YES)、制御部210は、上記の情報の中に、管理番号を示す文字列が含まれているか否かを判断する(ステップS202)。管理番号が得られた場合(ステップS202;YES)、制御部210は、管理番号を参照して図書であるか否かを判断する(ステップS203)。図書の場合(ステップS203;YES)、制御部210は、図書DB221を読み出して(ステップS204)、管理番号に対する貸出フラグ、利用者ID及び貸出日を、貸出の内容に更新する(ステップS205)。
一方、制御部210は、管理番号を参照して雑誌であると判断した場合(ステップS203;NO且つステップS206;YES)、雑誌DB222を読み出して(ステップS207)、禁帯出期間を経過していなければ(ステップS208;YES)、管理番号に対する貸出フラグ、利用者ID及び貸出日を非貸出の内容に更新する(ステップS209)。なお、利用者IDや管理番号が取得しなかった場合には(ステップS201;NO又はステップS202;NO)は、制御部210は、本の貸し出しを不可とすると判断して、画像処理装置100に対してエラー表示を行うよう指示する(ステップS210)。つまり、ステップS201及びステップS209の判断は、要求された処理である本の貸し出しを行うことが可能か否かの判断に相当する。
(E−4:返却機能)
図書・雑誌の返却に関しては、貸出の時の同様の手順で、管理番号に対する貸出フラグ、利用者ID及び貸出日を、返却に応じた内容に更新すればよい。
(E−5:文献複写機能)
文献複写機能については、画像処理装置100が備えるコピー機能を利用して実現される。画像処理装置100は、文献複写機能を有料で利用者に提供するので、コピー機能に加えて、利用者への課金を管理する機能を実現させる。このため、画像処理装置100は、利用料金の投入口や、投入された金銭の収納空間等を備えた課金管理装置を内部又は外部に備えている。
利用者が、図書メニュー画面Gaに含まれる文献複写機能に対応するメニューMa4を選択した場合、画像処理装置100の制御部101は、メニューMa4に関連付けられたコマンドを実行し、図21に示す動作を行う。図21は、画像処理装置100が行う文献複写機能に関する動作を示すフローチャートである。
制御部101は、まず、文献複写機能に関するプラグインがあるかどうかを判断する(ステップS21)。本実施形態のプラグインは、標準機能としてのコピー機能を拡張するプラグインである。このプラグインは、メニューの組み込み方法の情報を含み、具体的には、表示データ(例えば表示要素、ラベル、アイコン及び表示位置の情報)、及び、呼び出す機能(関数、URL等)が含まれる。また、表示データとしては、標準機能における表示要素(例えばタイトル)を置換するための情報を含んでいてもよい。
制御部101は、プラグインがあると判断した場合(ステップS21;Yes)、コピー機能の操作画面に、プラグインの要素を組み込むことにより、文献複写機能の操作画面を構成する(ステップS22)。制御部101は、ここでは、プラグインとして「Libcopy_coinkit.zip」を実行して、文献複写機能の操作画面を構成する。そして、制御部101は、構成した操作画面をUI部106に表示させる(ステップS23)。図22(a)は、文献複写機能の操作画面を示す文献複写画面Ga1を示す図である。図22(a)に示すように、文献複写画面Ga1は、コピー部数を指定するためのメニューMa11と、コピー用紙のサイズを指定するためのメニューMa12と、コピーに使用する色を指定するためのメニューMa13とを含む。メニューMa11〜Ma13は、それぞれ、図22(b)に示すコピー機能の操作画面を示すコピー画面Gb1に含まれる、コピー部数を指定するためのメニューMb11と、コピー用紙のサイズを指定するためのメニューMb12と、コピーに使用する色を指定するためのメニューMb13と共通する。
制御部101は、利用者に投入された文献複写機能の利用料金を示すウィンドウW(ウィジェット)を、文献複写画面Ga1上に表示させる。また制御部101は、利用者によって投入された金額を認識し、規定の利用料金に達したかどうかを判定する。即ち、制御部101は、文献複写機能を呼び出す際には、コピー機能の呼び出しを行い、且つ、プラグインによってコピー機能を拡張する。文献複写画面Ga1のOKボタンが利用者により選択された場合、制御部101は、コピー機能を実現させる場合と同じ処理を行って、本を複写するための制御を行う。
以上説明した第1実施形態によれば、例えば図27に示すように、標準機能に対応するメニューMb1〜Mb4を含むメニュー画面で、追加機能に対応するメニューMa1,Ma2,Ma4が表示される場合に比べて、一画面に配置されるメニューが減る。更に本実施形態では、標準機能に対応するメニューと、追加機能に対応するメニューとで、メニュー画面が分けられている。このため、画像処理装置100の追加機能が提供される利用者は、トップ画面で表示されるメニュー画面Gaに含まれるメニューを選択する操作を行えばよく、画像処理装置100の標準機能が提供される利用者は、標準機能メニュー画面Gbを表示させてメニュー選択の操作を行えばよい。よって、画像処理装置100によれば、追加機能及び標準機能の個々の機能の利用者がメニューを操作しやすくなり、特に、追加機能の利用者がメニューを操作しやすくなる。また、追加機能の利用者にとっては、標準機能に対応するメニューを誤って選択する誤操作の可能性が低くなる。
また、画像処理装置100は、自装置の標準機能を呼び出して追加機能を実現させ、更に、その標準機能を拡張することにより、標準機能を利用して追加機能に関する多様な処理を実行し得る。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態の画像処理装置100は、図書管理に関する追加機能と、標準機能とでメニュー画面を分けていたが、本実施形態では、機能が提供される利用者に応じてメニュー画面が分けられる。
図23は、追加アプリケーション102Bがインストールされた後の画像処理装置100の動作を示すフローチャートである。まず、制御部101は、ステップS1と同じ方法で追加機能があるかどうかを判断する(ステップS31)。ステップS31で「Yes」と判断した場合、制御部101は、追加機能のメニュー画面を構成する(ステップS32)。制御部101は、ここでは、追加アプリケーション102Bに基づいて取得した追加機能設定ファイル及びメニュー設定ファイル(図24参照)を用いて、メニュー画面を構成する。
図24(a)に示すように、追加機能設定ファイルF1aは、追加機能に対応するメニューに、ラベルと、種別と、URL/コマンドと、プラグインとが関連付けられたファイルである。追加機能に対応するメニューは、ここでは、一般利用者向けの図書に関するサービスを示す「図書サービス」と、司書専用のメニューを示す「司書機能」という、機能を提供する利用者の属性に基づいて分けられる。種別と、URL/コマンドと、プラグインとの各情報は、上述した第1実施形態と同じである。
図24(b)に示すように、メニュー設定ファイルF2では、メニュー毎に、役割と、リンクとが関連付けられている。このメニューは、追加機能設定ファイルF1aで指定された追加機能のメニューであることを示す図書サービス、司書機能、及び、標準機能とのいずれかの属性を示す。役割は、機能を提供する利用者が担う役割のことであり、ここでは、特に役割が指定されていないことを示す「NONE」(一般利用者)と、本の管理を行う「司書」と、標準機能を利用する「標準機能利用者」とを含む。リンクは、メニュー画面に設定されるリンクを示す。ここでは、メニュー「図書サービス」に対応して、「司書機能」と「標準機能」とが関連付けられている。これは、一般利用者向けの「図書サービス」に対応したメニュー画面に対し、「司書機能」に対応したメニュー画面と、「標準機能」に対応したメニュー画面とに遷移させるためのリンクを設定することを意味する。また、「司書機能」に対応して、「コピー」、「スキャン」、「プリント」、「ファクシミリ」及び「ログアウト」が関連付けられている。これは、司書用の「司書機能」に対応したメニュー画面に、コピー、スキャン、プリント、ファクシミリ及びログアウトの画面(例えば操作画面)へ遷移させるためのリンクを設定することを意味する。また、「標準機能」に対応して、「コピー」、「スキャン」、「プリント」及び「ファクシミリ」が関連付けられている。これは、標準機能利用者用の「標準機能」に対応したメニュー画面に、コピー、スキャン、プリント及びファクシミリの各機能に対応した画面(例えば操作画面)へ遷移させるためのリンクを設定することを意味する。
図24に示す追加機能設定ファイルF1a及びメニュー設定ファイルF2が使用される場合、図25に示す図書サービス画面Ga2と、司書機能画面Ga3とが構成される。図25に示すように、図書サービスに対応する図書サービス画面Ga2(第2メニュー画面の一例)には、貸し出し機能に対応するメニューMa21と、返却機能に対応するメニューMa22と、文献複写機能に対応するメニューMa23とが配置される。メニューMa21〜Ma23は、それぞれメニューMa1,Ma2,Ma3と同じメニューである。司書向けの図書サービスに対応する司書機能画面Ga3(第2メニュー画面の一例)には、登録機能に対応するメニューMa31が配置される。メニューMa31は、メニューMa4と同じメニューである。
次に、制御部101は、メニュー画面間のリンクを設定する(ステップS33)。図26に示すように、制御部101は、図書サービス画面Ga2に対し、司書機能画面Ga3に遷移させるためのURLを関連付けたメニューMa24と、標準機能メニュー画面Gbに遷移させるためのURLを関連付けたメニューMa25とを配置する。また、制御部101は、司書機能画面Ga3に対し、コピー機能に対応するメニューMa32と、スキャン機能に対応するメニューMa33と、プリント機能に対応するメニューMa34と、ファクシミリ機能に対応するメニューMa35と、ログアウトするためのメニューMa36が配置される。メニューMa32〜Ma35は、それぞれメニューMb11〜Mb14と同じメニューである。
なお、司書のみに提供される司書機能については、認証画面Gc(図8(b)参照)が表示され、利用者の認証の成功後に司書機能画面Ga3が表示される。また、標準機能利用者のみに提供される標準機能についても、認証画面Gcが表示され、標準機能利用者の認証の成功後に標準機能メニュー画面Gbが表示される。標準機能メニュー画面Gbは、図8(a)で説明した画面と同じでよい。
次に、制御部101は、例えば上述した第1実施形態で説明したステップS4,S5(例えばステップS11〜S15)で説明した手順によりトップ画面を設定して(ステップS34)、設定したトップ画面をUI部106に表示させる(ステップS35)。トップ画面が予め指定されていない場合、制御部101は、利用者の認証が行われないメニューを含む図書サービス画面Ga2をトップ画面に設定して、司書機能画面Ga3よりも優先して表示させる。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態で説明した作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。画像処理装置100では、図書管理に関するメニュー画面のうち、利用者の認証が行われない図書サービス画面Ga2が、司書機能画面Ga3よりも優先して表示される。このため、司書よりも多く存在し得る一般利用者にとって、図書サービスに関するメニューを操作しやすくなる。また、画像処理装置100では、各機能の利用者に応じてメニュー画面が分けられているので、各利用者が、自身が利用する機能に対応するメニューを操作しやすくなる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(1)画像処理装置100は、追加機能のメニュー画面のうち、利用者の認証が行われないメニュー画面でなく、利用者の認証が行われるメニュー画面をトップ画面に設定してもよい。例えば、画像処理装置100がオフィス内に設置される場合等、認証の対象となる利用者の方が多い場合には、利用者の認証が行われるメニュー画面をトップ画面にした方が、多くの利用者にとってメニューを操作しやすくなると考えられる。
また、画像処理装置100は、標準機能のメニュー画面をトップ画面に設定することにより、追加機能のメニュー画面よりも優先して表示してもよい。
(2)上述した各実施形態では、「優先して表示させる」の一例として画像処理装置100は、追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定し、表示している。これにより、標準機能のメニュー画面よりも優先して表示していた。しかし優先して表示する態様はトップ画面の設定に限られない。画像処理装置100は、例えば、優先して表示させるメニュー画面を、他方のメニュー画面よりも、利用者の少ない操作で(例えば、操作子の操作回数を少なくして)表示することにより、優先して表示させるメニュー画面を他方のメニュー画面よりも優先して表示してもよい。また、追加機能のメニュー画面と、標準機能のメニュー画面とを同じ階層に配置した場合に、優先して表示させるメニュー画面を他方のメニュー画面よりも先に表示することにより、優先表示させてもよい。この場合、画像処理装置100は、UI部106に対するフリック操作等の、優先表示したメニュー画面の表示中に、当該メニュー画面の表示領域を移動させる操作を受け付けた場合に、他方のメニュー画面やその他のメニュー画面に切り替えて表示する。
また、画像処理装置100は、例えば、一方のメニュー画面の表示を禁止することにより、優先して表示するメニュー画面を前記一方のメニュー画面よりも優先して表示する構成にしてもよい。また、追加機能のメニューを優先表示するとともに、標準機能のメニュー画面の表示を禁止するようにした場合、追加機能設定ファイルF1又はF1aに、このメニュー画面の優先表示に係る設定情報が含まれてもよい。
また、画像処理装置100は、優先して表示したメニュー画面から、他方のメニュー画面に遷移させたくない場合には、ステップS3,S33で説明したメニュー画面間のリンクの設定を行わない、又は、メニュー画面間のリンクを表示しないようにしてもよい。画像処理装置100は、メニュー画面間のリンクの設定や表示をするか否かの条件として、利用者の認証の情報を用いてもよい。即ち、画像処理装置100は、利用者の認証の状況に応じて、優先して表示した追加機能のメニュー画面から、他のメニュー画面に遷移させるかどうかを制御する。認証の情報とは、例えば、利用者の認証が行われたか否か、又は、認証に成功した利用者(例えば利用者が担う役割)の情報である。
また、画像処理装置100は、追加機能のメニュー画面を、標準機能のメニュー画面よりも大きなサイズとして、これらを同時に表示してもよい。この場合、画像処理装置100は、追加機能のメニュー画面に含まれるメニューを選択する操作を受け付ける一方で、標準機能のメニュー画面を選択する操作を受け付けた場合は、標準機能のメニュー画面を、追加機能のメニュー画面よりも大きなサイズで表示するとよい。
即ち、画像処理装置100において、メニュー画面の優先表示の具体的な方法や、メニュー画面の表示を変更するために利用者が行うべき具体的な操作は特に問わない。また、メニュー画面及び当該メニュー画面に含まれるメニューの表示方法は特に問わない。
(3)利用者の認証は、認証が行われる機能のメニューを含むメニュー画面を表示する前に行われることに限られず、認証が行われる機能のメニューが選択された後に行われてもよい。
また、利用者の認証はメニュー単位又はメニュー画面単位で行われる例に限られず、複数のメニュー又は複数のメニュー画面単位で利用者の認証が行われてもよい。例えば、一度の認証によって、標準機能を利用するための認証と、追記機能を利用するための認証とが完了してもよい。
(4)利用者の認証は、ID及びパスワードによる認証に限られず、利用者の情報を格納したICカードや指紋等の生体情報を用いて行われる生体認証、利用者の顔を撮影して、撮影画像から顔を認識する顔認証等の、種々の認証技術を適用し得る。
(5)上述した各実施形態で、URLに対してHTTP要求を送信していた処理は、例えばマルチパートにより送信されてもよく、データの送受信の形式は特に問わない。
(6)上述した各実施形態で説明した構成又は動作の一部が省略されてもよい。例えば、標準機能の拡張や、利用者の認証等に関する構成や動作が省略されてもよい。
また、フローチャートを参照して説明した画像処理装置100が行う処理の順番は変更されてもよい。画像処理装置100は、例えば、図9のステップS1で追加機能があると判断した場合に(ステップS1;Yes)、ステップS4,S5の処理を行って追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定するかどうかを制御し、その後にステップS2,S3の処理を行って、追加機能のメニュー画面を構成しメニュー画面間のリンクを設定してもよい。また、画像処理装置100は、ステップS4の処理を行って追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定するかどうかを判断してから、ステップS2,S3の処理を行って追加機能のメニュー画面の構成及びメニュー画面間のリンクを設定し、その後に、ステップS4で「Yes」と判断していた場合は追加機能のメニュー画面をトップ画面に設定してもよい。
(7)本発明の第2の機能は、上述した実施形態では、画像処理装置100を本の管理のための用途に用いるための機能であったが、これに限られない。例えば、企業で行われる業務に関するデータの管理をする機能を追加したものや、それ以外の機能を追加したものに、本発明が適用されてもよい。本発明の第2の機能は、情報処理装置を特定の用途に用いるための機能であればよく、該特定の用途は、防犯のための用途や、出退勤の管理のための用途、在庫管理のための用途等であってもよい。
また、本発明の第2の機能は、情報処理装置に対して追加された機能に限られない。本発明の第2の機能は、例えば、情報処理装置に予め搭載された機能であってもよい。この場合、情報処理装置は、例えば、予め搭載された複数の機能に対応するメニューのうち、特定の機能に対応するメニューを優先して表示するように制御してもよい。一例として、上述した実施形態の画像処理装置100が、図書管理のための機能を標準機能として有していてもよい。
本発明の第2の機能は、アプリケーションプログラム以外のプログラムによって追加された機能であってもよい。
本発明の第1の機能は、コピー機能、スキャン機能、プリント機能又はファクシミリ機能に限られず、他の機能であってもよい。
本発明の情報処理装置は、画像形成装置に限られず、スマートフォンや携帯電話機、タブレット型コンピュータ、ノート型パソコン、携帯型ゲーム機等の、画像形成装置以外の情報処理装置であってもよい。
(8)上述した実施形態の情報処理システム1000の各装置(画像処理装置100等)が実現する機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現されうる。情報処理システム1000の各装置の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、UI制御部130に相当する機能を実現する表示制御装置、或いはメニューの表示方法として把握することも可能である。
1…表紙、2…裏表紙、3…背表紙、11…管理バーコード、21…ISBNバーコード、ISSNバーコード、22…価格バーコード、31…ラベル、100…画像処理装置、101…制御部、102…記憶部、102A…標準機能プログラム、102B…追加アプリケーション、103…画像形成部、104…画像読取部、105…通信部、106…UI部、110…標準機能部、120…追加機能部、121…呼出手段、122…拡張手段、130…UI制御部、131…第1表示手段、132…第2表示手段、133…表示制御手段、140…ウェブブラウザ部、150…認証制御部、160…ウェブサーバ部、200…サーバ装置、210…制御部、220…記憶部、221…図書DB、222…雑誌DB、223…分類テーブル、224…利用者DB、230…通信部、300…書誌情報記憶装置、400…ネットワーク

Claims (3)

  1. スマートフォンが有する機能であって、利用者の認証を必要とする第1の機能を呼び出すための第1項目を含む第1画面を表示画面に表示する表示手段であって、
    当該スマートフォンの予め搭載された複数の機能のうち、
    認証を必要としない機能であり、前記第1の機能に制限が加えられた機能である第2の機能を呼び出すための項目を含む、前記第1画面とは異なる第2画面を、表示する前記表示手段と、
    前記第2画面を、トップ画面に表示するか否かを設定する設定手段と、を備え、
    前記第1画面は、前記第2画面に含まれていない別の項目も含んでいることを特徴とし、
    前記表示手段は、前記第2画面を前記トップ画面として表示する設定になっている場合には、前記トップ画面に前記第2画面を表示し、
    前記第2画面を前記トップ画面に表示する設定になっていない場合には、前記トップ画面に第3の画面を表示することを特徴とする
    スマートフォン。
  2. 前記第3の画面は、認証画面であることを特徴とする請求項1に記載のスマートフォン。
  3. コンピュータを、
    スマートフォンが有する機能であって、利用者の認証を必要とする第1の機能を呼び出すための第1項目を含む第1画面を表示画面に表示する表示手段であって、
    当該スマートフォンの予め搭載された複数の機能のうち、
    認証を必要としない機能であり、前記第1の機能に制限が加えられた機能である第2の機能を呼び出すための項目を含む、前記第1画面とは異なる第2画面を、表示する前記表示手段と、
    前記第2画面を、トップ画面に表示するか否かを設定する設定手段と、
    して機能させるためのプログラムであって、
    前記第1画面は、前記第2画面に含まれていない別の項目も含んでいることを特徴とし、
    前記表示手段は、前記第2画面を前記トップ画面として表示する設定になっている場合には、前記トップ画面に前記第2画面を表示し、
    前記第2画面を前記トップ画面に表示する設定になっていない場合には、前記トップ画面に第3の画面を表示することを特徴とする
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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