JP2020091721A - 情報提供方法、情報提供システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2には、運動の開始時と終了時に身体情報を情報サービス会社に送信し、運動が激しすぎるか軽すぎるかのアドバイスを受けられるようにする技術が記載されている。
請求項2に記載の発明は、前記配布物又は前記配布データには、対応する運動プログラムを実施する場合に期待される改善の実績例が含まれる、請求項1に記載の情報提供方法である。
請求項3に記載の発明は、対象者が指定した目的を実現する効果が高い運動プログラムを優先する、請求項1に記載の情報提供方法である。
請求項4に記載の発明は、前記目的は、予め用意された複数の選択肢の中から指定される、請求項3に記載の情報提供方法である。
請求項5に記載の発明は、前記目的を複数指定する場合、優先順位の指定が可能である、請求項3に記載の情報提供方法である。
請求項6に記載の発明は、前記配布物又は前記配布データにより実施が促される運動プログラムは、健康の改善を優先して決定される、請求項1に記載の情報提供方法である。
請求項7に記載の発明は、運動プログラムは、事業者により運動サービスの一部として提供される、請求項1に記載の情報提供方法である。
請求項8に記載の発明は、前記配布物又は前記配布データは、案内状、クーポン券、お試し券、割引券、又は、それらの電子データを含む、請求項1に記載の情報提供方法である。
請求項9に記載の発明は、運動プログラムの実施の前後に測定された各実施者の身体データに関する実績データを記憶するデータベースと、対象者の身体データを受け付ける受付手段と、運動プログラムの実施前の身体データが対象者と類似していた実施者について改善が認められた運動プログラムを検出する検出手段と、検出された運動プログラムの実施を促す配布物又は配布データを、対象者毎に出力させる出力制御手段とを有する情報提供システムである。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、対象者の身体データを受け付ける機能と、運動プログラムの実施の前後に測定された各実施者の身体データに関する実績データに基づいて、運動プログラムの実施前の身体データが対象者と類似していた実施者について改善が認められた運動プログラムの実施を促す配布物又は配布データを、対象者毎に出力させる機能とを実行させるプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、運動プログラムの実施を促す効果を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、運動プログラムの実施を促す効果を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、任意の目的の入力が可能な場合に比して提供される情報の精度を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、優先順位を指定できない場合に比して対象者の希望に近い運動プログラムの情報を提供できる。
請求項6記載の発明によれば、健康との両立が可能な運動プログラムの情報を提供できる。
請求項7記載の発明によれば、事業者が提供する運動サービスの利用を促進できる。
請求項8記載の発明によれば、事業者が提供する運動サービスの利用を促進できる。
請求項9記載の発明によれば、自身の身体データとの関係で改善の可能性が高い運動プログラムの情報を対象者に提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、自身の身体データとの関係で改善の可能性が高い運動プログラムの情報を対象者に提供することができる。
<ネットワークシステムの説明>
図1は、実施の形態1で想定するネットワークシステム1の概要を説明する図である。
図1に示すネットワークシステム1は、運動サービスを提供する事業者等が管理する情報提供システム10と、運動サービスを利用する新規会員、加入見込者等の個人(以下「新規会員20」という)が携帯する携帯端末30と、通信網としてのインターネット40とで構成されている。
言うまでもなく、新規会員20は複数名でよい。ここでの新規会員20は対象者の一例である。
もっとも、情報提供システム10が構築される場所は、運動サービスが提供される施設内に限らない。例えば情報提供システム10はクラウドサーバとして提供されてもよい。
また、ネットワークシステム1の管理者も、フィットネスクラブ等の事業者に限られず、フィットネスクラブ等の事業者との間に業務上の関係を有する関係者でもよい。例えば新規会員20の勧誘を請け負う事業者でもよい。
なお、フィットネスクラブ等の事業者は、民間の事業者に限らず、公共の事業者でもよい。以下では、運動サービスを提供する事業者及び関係者等を含めてサービス事業者ともいう。
図1では、携帯端末30を用いて新規会員20が自身の身体データD1を入力すると、新規会員20の身体データD1と類似する身体データを有していた既存会員について改善効果が確認された運動プログラムの実施を促す案内状、クーポン券、お試し券、割引券その他の配布物50が新規会員20に配布される。
配布データD2は、例えばメールやメッセージである。なお、配布データD2には、配布物50に相当する内容が本文として記述されていてもよいし、配布物50に相当する内容を携帯端末30に表示させるためのリンク情報が記述されていてもよい。
ここでの既存会員とは、フィットネスクラブ等で運動サービスを利用する個人であり、運動プログラムの実施者の一例である。
図1では、会員データベース12、実績データベース13、症例別データベース14がローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)を通じて情報提供サーバ11に直接接続されているが、インターネット40を通じて情報提供サーバ11に接続されていてもよい。
また、本実施の形態における実績データベース13は、例えば会員番号、利用日時、実施した運動プログラムの内容、運動時間、運動の前後に測定された測定値を実績データとして記憶する。
図2は、実績データの一例を示す図である。図2に示す実績データは、利用日時121、会員番号122、実施した運動プログラムの内容123、運動時間124、運動前の測定値125、運動後の測定値126を含んでいる。
図2の場合、測定項目は、身長、体重、血圧、血糖値、筋肉量、体脂肪率である。因みに、血糖値は、例えばMHC(Metabolic Heat Confirmation)方式と呼ばれる測定方式を用いれば、採血なしに測定することができる。また、筋肉量や体脂肪率は、インピーダンス法と呼ばれる手法での測定が可能である。
本実施の形態における症例別データベース14には、症例とその改善に寄与する運動プログラムの関係データが記憶されている。例えば高血糖値の改善に寄与する運動プログラムとしては、有酸素運動と筋力トレーニング(筋トレ)が記憶されている。
なお、症例の改善に寄与する運動プログラムは1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、本例では、有酸素運動のように具体的な運動の内容を対応付けていないが、具体的な運動の内容が症例に対応付けられていてもよい。
なお、後述する機能構成を実現するアプリケーションプログラムは、不揮発性の記憶装置等に記憶されている。
図3に示す情報提供サーバ11は、新規会員20(図1参照)の身体データの入力を受け付ける身体データ受付部111と、新規会員20が希望する目的の入力を受け付ける目的受付部112と、新規会員20に対して推奨される運動プログラムを決定する推奨プログラム決定部113と、検出された推奨プログラムの新規会員20への出力を制御する出力制御部114と、を有している。これらの機能は、CPUによるプログラムの実行を通じて実現される。
本実施の形態の場合、身体データD1の内容は、実績データベース13に記憶されている測定値の項目と同じである。一般には、入力された身体データD1の内容が測定値の項目との重複が高いほど、推奨プログラムの検出精度を高めることが可能である。もっとも、実際のサービスでは、新規会員20が入力する身体データD1の内容と測定値の項目とが常に一致するとは限らない。
本実施の形態の場合、入力装置として携帯端末30を使用しているので、身体データD1の入力者として新規会員20を想定しているが、運動サービスが提供される施設などに設置された入力装置が用いられる場合には、サービス事業者側のスタッフでもよい。
図4は、目的の受付に用いられる受付画面300の一例を示す図である。
図4に示す受付画面300の場合、1段目には、新規会員20の名前を含むタイトル301が配置され、2段目には、新規会員20に求める作業と作業を求める理由を説明する文302が配置されている。
図4では、選択肢として、健康維持303、ダイエット304、お腹痩せ305、太もも痩せ306、筋力アップ307を例示している。また、図4では、チェック欄のマークの有無により、ダイエット304が選択された状態を表している。
図5は、目的の受付に用いられる他の受付画面310の一例を示す図である。図5には、図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図5の場合、新規会員20は、ダイエット304と太もも痩せ306の2つを選択している。2つ以上の目的が選択された場合でも、新規会員20と類似の身体情報を有する既存会員の実績データについて、選択された2つ以上の目的が同時に達成された運動プログラムを決定できる可能性もあるが、必ずしも決定できるとは限らない。
本実施の形態における推奨プログラム決定部113は、身体データ受付部111を通じて受け付けた身体データD1と目的受付部112を通じて受け付けた目的の両方を使用して、新規会員20に対して推奨される運動プログラムを決定する処理を実行する。ここでの推奨プログラム決定部113は、検出手段の一例である。
本実施の形態では、運動の目的の情報も使用するが、基本的には、新規会員20と類似する身体データD1を有していた既存会員の実績データを抽出し、抽出された実績データの分析を通じて改善効果が高い運動プログラムを決定する。前述の目的は、改善効果が高い運動プログラムのうち新規会員20の希望に近い運動プログラムの決定に使用される。
これらの推定は、身体情報が新規会員20と類似する既存会員の集合を対象として実行される。集合を構成する要素の数が多いほど、推定される関連性の確度が高くなる。
一方で、改善効果が大きい運動プログラムを常に優先すると、新規会員20の健康を結果的に損なう可能性もある。過度な運動は、かえって健康に悪いのと同じである。
そこで、本実施の形態における推奨プログラム決定部113には、症例別データベース14を参照し、健康への悪影響の可能性がある運動プログラムが推奨プログラムとして決定されないように確認する機能が設けられている。例えば新規会員20の血糖値が高い場合には、血糖値を下げる効果も認められる運動プログラムであるか否かが、症例別データベース14を用いて確認される。
例えば配布物50を印刷する場合、出力制御部114は、印刷装置15(図1参照)に配布用の印刷データを出力する。
例えば配布データD2を送信する場合、出力制御部114は、携帯端末30を宛先とするメールやメッセージを出力する。
ここでの出力制御部114は、出力制御手段の一例である。
図6は、情報提供システム10の処理動作の一例を説明するフローチャートである。なお、図中の記号Sはステップを表している。図6に示す処理動作は、情報提供方法の一例である。
図6に示す処理動作は、情報提供システム10が新規会員20の身体データD1を受け付けることで開始される(ステップ1)。
身体データD1を受け付けた情報提供システム10は、新規会員20と類似の身体データD1を有していた既存会員を検出する(ステップ2)。
図6の場合、新規会員20について改善効果が期待される運動プログラムが検出された時点で、新規会員20が運動サービスに期待する目的を受け付ける(ステップ4)。なお、目的の受付は、ステップ1に示す身体データD1の受付と一緒でもよい。
次に、情報提供システム10は、受け付けた目的が複数か否かを判定する(ステップ5)。
ステップ5で肯定結果が得られた場合、情報提供システム10は、優先順位を受け付ける(ステップ6)。一方、ステップ5で否定結果が得られた場合、情報提供システム10は、ステップ6をスキップする。
なお、ステップ4で受け付けた目的が1つの場合、受け付けた目的を優先順位の1位として扱う。
推奨プログラムの決定後、情報提供システム10は、健康への悪影響がないか否かを判定する(ステップ8)。
ステップ8で否定結果が得られた場合、情報提供システム10は、ステップ7に戻り、改善効果が高い別の運動プログラムを新たな推奨プログラムに決定する。
ステップ8で肯定結果が得られると、情報提供システム10は、配布物50等の出力処理を実行する(ステップ9)。具体的には、配布データD2の出力処理も実行される。なお、配布物50と配布データD2の出力はいずれか一方だけでもよいし、両方同時でもよい。
図7に示す配布物50は、クーポンの例である。
図7に示す配布物50の場合、1段目には、配布物の種別を表すタイトル501が記載されている。ここでは、「筋トレ+有酸素運動プログラム・クーポン」と記載され、配布物50がクーポンであることに加え、推奨プログラムの内容が「筋トレ+有酸素運動プログラム」であることも示されている。ここでの筋トレは、筋力トレーニングのことである。
また、期待される改善効果の内容として「ダイエット効果」が具体的に記されている。すなわち、配布物50はガス太郎さん専用であり、ガス太郎さんが「筋トレ+有酸素運動プログラム」を実行すれば、「ダイエット効果」が得られる可能性が高いことが具体的に示されている。
なお、図7では、「ガス太郎さんのタイプは、…得られています。」との表現により、単なる推奨ではなく、類型的に期待される効果であることを示唆している。
また、配布物50の4段目には、クーポンを使用可能な店舗を示す情報504が記載されている。この例では、全ての店舗で使用が可能である。
また、配布物50の5段目には、クーポンを使用可能な期限を示す情報505が記載されている。この例では7日間である。
図8に示す配布物50もクーポンであるが、推奨プログラムの内容が異なっている。すなわち、図8に示す配布物50の1段目には、「スイミングプログラム・クーポン」と記載され、推奨される運動プログラムが「スイミングプログラム」であることが示されている。
なお、配布物50は、ガス次郎さん専用であるので、文502には、「ガス次郎さん」用に発行されたクーポンであることが示されている。
この例では、「ガス次郎さんと同じ身体データを有する方が、1日1時間のスイミングを1ヶ月続けたところ、体重が5kg減少したとの実績が報告されています。」との記載511が配置されている。
この記載は、汎用型のクーポンとは異なり、期待される改善効果を具体的に示している。このため、汎用型のクーポンを受け取った場合よりも、ガス次郎さんがスイミングプログラムを実施する可能性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、前述の実施の形態1に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
また、前述の実施の形態1においては、サービス事業者が運動サービスを提供する事業者やその関係者であったが、これら以外でもよい。例えば健康アドバイス等を提供する事業者でもよい。
前述の実施の形態1では、情報提供サーバ11において、推奨する運動プログラムの実施を促す配布物50又は配布データD2を出力するのに要する処理の全てを実行しているが、個々の機能は複数のサーバに分散されていてもよい。
Claims (10)
- 対象者の身体データを受け付ける処理と、
運動プログラムの実施の前後に測定された各実施者の身体データに関する実績データに基づいて、運動プログラムの実施前の身体データが対象者と類似していた実施者について改善が認められた運動プログラムの実施を促す配布物又は配布データを、対象者毎に出力する処理と
を有する情報提供方法。 - 前記配布物又は前記配布データには、対応する運動プログラムを実施する場合に期待される改善の実績例が含まれる、請求項1に記載の情報提供方法。
- 対象者が指定した目的を実現する効果が高い運動プログラムを優先する、請求項1に記載の情報提供方法。
- 前記目的は、予め用意された複数の選択肢の中から指定される、請求項3に記載の情報提供方法。
- 前記目的を複数指定する場合、優先順位の指定が可能である、請求項3に記載の情報提供方法。
- 前記配布物又は前記配布データにより実施が促される運動プログラムは、健康の改善を優先して決定される、請求項1に記載の情報提供方法。
- 運動プログラムは、事業者により運動サービスの一部として提供される、請求項1に記載の情報提供方法。
- 前記配布物又は前記配布データは、案内状、クーポン券、お試し券、割引券、又は、それらの電子データを含む、請求項1に記載の情報提供方法。
- 運動プログラムの実施の前後に測定された各実施者の身体データに関する実績データを記憶するデータベースと、
対象者の身体データを受け付ける受付手段と、
運動プログラムの実施前の身体データが対象者と類似していた実施者について改善が認められた運動プログラムを検出する検出手段と、
検出された運動プログラムの実施を促す配布物又は配布データを、対象者毎に出力させる出力制御手段と
を有する情報提供システム。 - コンピュータに、
対象者の身体データを受け付ける機能と、
運動プログラムの実施の前後に測定された各実施者の身体データに関する実績データに基づいて、運動プログラムの実施前の身体データが対象者と類似していた実施者について改善が認められた運動プログラムの実施を促す配布物又は配布データを、対象者毎に出力させる機能と
を実行させるプログラム。
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JP2016063947A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | ブラザー工業株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2017027192A (ja) * | 2015-07-17 | 2017-02-02 | 和男 村田 | 運動プログラム提示システム、運動プログラム提示装置及びプログラム |
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