JP2020091650A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿に含まれている綴り間違いの修正に要するユーザーの手間を減らす。【解決手段】制御部10は、第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成する。制御部10は、第1画像データにおけるテキストデータの位置及び大きさを示す第1属性情報を検出して、テキストデータによって示される文字列の情報に対応付けてHDD19に記憶させる。制御部10は、テキストデータによって示される文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれていると判定すると、文字列の情報のうち、第1文字列の情報を、綴り間違いを含まない第2文字列の情報に置き換えるとともに、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、第1属性情報を変更する。制御部10は、文字列の情報を示すテキストデータを、変更後の第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入することによって第2画像データを生成する。【選択図】図3A

Description

本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿に含まれている綴り間違いを修正する技術に関する。
テキストデータによって示される文字列の情報を利用する技術が知られている。例えば、特許文献1には、テキストデータによって示される複数のファイル名のそれぞれについて、直前の行のファイル名との間で相違する箇所を強調して、ファイル名の一覧を表示する技術が開示されている。
特許文献2には、原稿をスキャンしてOCR(Optical Character Recognition)処理することで得られるテキストデータと、ユーザーによって手書きで修正された原稿をスキャンして修正部分のみをOCR処理することで得られるテキストデータと、に基づいて、原稿における文字列の修正を行なう技術が開示されている。
特開2006−195575号公報 特開2006−196976号公報
画像形成装置を用いて原稿をコピーする際に、ユーザーが、コピー対象の原稿に綴り間違いが含まれていることに気付く場合がある。このような場合、ユーザーは、例えばパーソナルコンピューターを用いて、原稿に含まれている文字列に対応するテキストデータに対して、綴り間違いに対応する部分を修正する必要があり、手間がかかる。
また、原稿に含まれている文字列に対応する編集可能なテキストデータが存在しない場合、ユーザーは、原稿に含まれている綴り間違いを修正するために、例えばパーソナルコンピューターを用いて、編集可能なテキストデータを新たに作成しなければならず、ユーザーの負担が大きくなる。
特許文献1に開示される技術は、類似する文字列における差異を検出するも技術であって、綴り間違いを検出する技術ではない。特許文献2に開示される技術は、OCR処理による読取りが正確でない部分を検出して修正する技術であって、綴り間違いを修正する技術ではない。したがって、特許文献1及び特許文献2に開示される従来の技術では、上記した問題を解決することはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、原稿に含まれている綴り間違いの修正に要するユーザーの手間を減らすことを目的とする。
本発明の一局面に係る画像処理装置は、原稿を読み取って第1画像データを生成する画像読取部と、記憶部と、制御部と、を備える。制御部は、第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成する。制御部は、第1画像データにおけるテキストデータの位置及び大きさを示す第1属性情報を検出し、検出された第1属性情報を、テキストデータによって示される文字列の情報に対応付けて記憶部に記憶させる。制御部は、文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれているか否かを判定し、文字列に第1文字列が含まれていると判定した場合に、記憶部に記憶されている文字列の情報のうち、第1文字列の情報を、綴り間違いを含まない第2文字列の情報に置き換えるとともに、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、記憶部に記憶されている第1属性情報を変更する。制御部は、記憶部に記憶されている文字列の情報を示すテキストデータを、変更後の第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入することによって第2画像データを生成する。
本発明の別の一局面に係る画像形成装置は、上記した画像処理装置と、第2画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、ユーザーは、画像読取部に対して、綴り間違いを含む第1文字列が含まれている原稿を読取らせて第1画像データを生成させるだけで、綴り間違いを含む第1文字列が、綴り間違いを含まない第2文字列に置き換えられている原稿に対応する第2画像データを取得することができる。その結果、ユーザーは、例えばパーソナルコンピューターを用いて、原稿に含まれている文字列に対応するテキストデータに対して、綴り間違いに対応する部分を修正する必要がなくなるので、修正に要するユーザーの手間をなくすことができる。
また、第2画像データには、綴り間違い修正後の文字列の情報を示すテキストデータが挿入されている。したがって、原稿に含まれている文字列に対応する編集可能なテキストデータが存在しない場合においても、ユーザーは、綴り間違いの修正が反映された状態の編集可能なテキストデータを、新たに作成することなく取得することができる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 画像データ生成処理を示すフローチャートである。 画像データ生成処理を示すフローチャートである。 ホーム画面の一例を示す図である。 原稿の一例を示す図である。 第1画像データの構造の一例を示す図である。 部品情報の一例を示す図である。 選択画面の一例を示す図である。 変更後の部品情報の一例を示す図である。 第1文字列と第2文字列との差異に応じて、第1属性情報が変化するときの様子を示す図である。 第1文字列と第2文字列との差異に応じて、第1属性情報が変化しないときの様子を示す図である。 第2画像データの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の外観を示す斜視図である。
画像形成装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を兼ね備えている複合機である。本実施の形態において、画像形成装置1は、コピー対象の原稿に綴り間違いを含む文字列が含まれている場合に、綴り間違いを含む文字列が、綴り間違いを含まない文字列に置き換えられている原稿に対応する画像データを生成するとともに、生成された画像データに基づく画像を記録紙に形成する処理を実行する綴り間違い修正機能を有する。
本実施の形態において、文字列は、単語、文節、又は文章等の連続する複数の文字から構成される場合だけでなく、1つの文字から構成される場合を含むものとする。また、文字は、数字を含むものとする。
図1を参照して、画像形成装置1の筐体7には、画像形成装置1の様々な機能を実現するための複数の機器が収容されている。例えば、筐体7には、画像読取部11、画像形成部12(図1には図示しない。)、定着部13(図1には図示しない。)、及び給紙部14等が収容されている。
画像読取部11は、原稿を搬送する原稿搬送部6と、原稿搬送部6により搬送されてくる原稿又はプラテンガラスに載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含むADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読み取って第1画像データを生成する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含む。画像形成部12は、画像読取部11によって生成される第1画像データ、又は、ネットワークを介して接続されるパーソナルコンピューター及び他のファクシミリ装置等から送られてくる画像データ等に基づいて、給紙部14から供給される記録紙にトナー像を形成する。
定着部13は、画像形成部12によって表面にトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によって定着された後、画像が形成された記録紙は排紙トレイ8に排出される。
給紙部14は、用紙カセットに収容されている記録紙、又は手差しトレイに載置されている記録紙を図示しないピックアップローラーによって1枚ずつ引出して画像形成部12へと送り出す。
画像形成装置1は、操作部15を備える。ユーザーは、操作部15を介して、画像形成装置1によって実行可能な各種機能についての指示等を入力する。操作部15は、ハードキーとして、各種機能の実行の開始を指示するためのスタートキー15Aを含む。操作部15はまた、表示部16を含む。表示部16は、液晶ディスプレイを含む表示装置である。表示部16は、画像形成装置1によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。操作部15はさらに、表示部16に重ねて配置されるタッチパネル15Bを含む。操作部15は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を含む画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置1は、制御ユニット100を含む。制御ユニット100は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット100は、内蔵するROM又はHDD(Hard Disk Drive)19に記憶されている制御プログラムが上記のプロセッサーによって実行されることにより、制御部10として機能する。
制御ユニット100は、原稿搬送部6、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部15、画像処理部17、画像メモリー18、HDD19、ファクシミリ通信部20、及び通信部21等と電気的に接続される。本実施の形態において、原稿搬送部6、画像読取部11、操作部15、表示部16、HDD19、及び制御ユニット100は、画像処理装置2として機能する。
制御ユニット100は、画像形成装置1の全体制御を司る。より詳細には、制御ユニット100は、画像形成装置1の各部の動作、並びに、ネットワークを介して接続されるパーソナルコンピューター等の情報処理装置22との通信等の処理を実行する。
画像処理部17は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。
画像メモリー18は、画像読取部11等によって生成された印刷対象の画像データを一時的に記憶する領域を含む。
HDD19は、画像読取部11によって生成された第1画像データ等を含む各種データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD19は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶する。HDD19は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。
HDD19は、本実施の形態に係る画像データ生成処理を実行するための画像データ生成プログラムを記憶する。上記プロセッサーは、画像データ生成プログラムに従って動作することにより、制御部10として、本実施の形態に係る画像データ生成処理を実行する。画像データ生成プログラムは、上記制御プログラムに含まれているものとする。
HDD19は、一般的なOCR処理を実行するためのOCRプログラムを記憶する。上記のプロセッサーは、OCRプログラムに従って動作することにより、制御部10として、画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成するOCR処理を実行する。OCRプログラムは、上記制御プログラムに含まれているものとする。
HDD19は、一般的なスペルチェック処理を実行するための解析プログラムと、語彙を示す辞書データーベースと、を記憶する。上記のプロセッサーは、解析プログラムに従って動作することにより、テキストデータによって示される単語の綴りと、辞書データーベースに含まれる単語の綴りとを比較して、テキストデータによって示される文字列に綴り間違いが含まれるか否かを判定する処理を実行する。
制御部10は、テキストデータによって示される単語の綴りが、辞書データーベースに含まれる単語の綴りのいずれかと一致する場合、テキストデータによって示される文字列に綴り間違いが含まれないと判定する。制御部10は、テキストデータによって示される単語の綴りが、辞書データーベースに含まれる単語の綴りのいずれとも一致しない場合、テキストデータによって示される文字列に綴り間違いが含まれると判定する。解析プログラムは、上記制御プログラムに含まれているものとする。
辞書データーベースによって示される語彙の言語は、画像形成装置の使用言語として設定されている言語に対応している。制御部10は、ネットワークを介して画像形成装置1と接続されているWebサーバーから取得される情報にしたがって、辞書データーベースを適時に更新する。
HDD19は、一般的な画像処理を実行するための画像処理プログラムを記憶する。上記のプロセッサーは、画像処理プログラムに従って動作することにより、画像データに対して、ノイズ除去処理、輪郭強調処理、又は色補正処理等を実行した後で、画像データから、画像に対応する部分(以下、「オブジェクト」と記す。)を抽出する処理を実行する。
なお、制御部10は、制御プログラムに基づく動作によらず、ハード回路によって動作可能に構成される構成であってもよいし、2つ以上の制御ユニットによって実現される構成であってもよい。
ファクシミリ通信部20は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
通信部21は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含む。画像形成装置1は、通信部21を介して、ネットワーク上のパーソナルコンピューター等の情報処理装置22とデータ通信を行なう。
画像形成装置1の各部には図示しない電源が接続され、この電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。
[動作]
図3A及び図3Bは、画像データ生成処理を示すフローチャートである。以下、画像データ生成処理を実行するための画像データ生成プログラムの制御構造について、画像形成装置1の動作と併せて説明する。
上記画像データ生成プログラムは、コピー機能を利用するために、ユーザーによって、操作部15に備えられているスタートキー15Aが押下されることによって、制御部10により実行される。
画像形成装置1の電源が投入されると、制御部10は、表示部16に、画像形成装置1によって実行可能な複数の機能のうちのいずれかを選択するためのホーム画面を表示させる。図4は、ホーム画面の一例を示す図である。図4を参照して、ホーム画面40は、ソフトキーとして、コピー機能を選択するためのキー42、送信機能を選択するためのキー44、及び、ファクシミリ機能を選択するためのキー46等を含む。
ユーザーは、ホーム画面40を確認し、コピー機能を利用するために、キー42を押下したものとする。制御部10は、タッチパネル15Bを介してキー42の押下を検知すると、表示部16に、コピー機能に関する各種設定を入力するための図略の設定画面を表示させる。
(1)綴り間違い修正機能が有効に設定されている場合
ユーザーは、図略の設定画面を確認して、操作部15を介して、コピー機能に関する各種設定を入力する。このとき、ユーザーは、綴り間違い修正機能を有効に設定したものとする。各種設定の入力後、ユーザーは、画像読取部11のプラテンガラスに原稿を載置する。原稿の載置後、ユーザーは、コピー機能を利用するために、操作部15に備えられているスタートキー15Aを押下したものとする。
図5は、原稿の一例を示す図である。図5を参照して、原稿50は、原稿50が作成された日付を示す「Dicember 25, 2018」という文字列52と、タイトルを示す「The quik brown fox」という文字列54と、「The quick brown fox jumps over a lazy dog.」等の文章を含む本文を示す文字列56と、を含む。原稿50はまた、文字を含まない画像58を含む。
図3Aを参照して、制御部10は、スタートキー15Aの押下を検知すると、画像読取部11に対し、プラテンガラスに載置されている原稿を読み取らせて、第1画像データを生成させる(ステップS11)。
この場合、制御部10は、綴り間違い修正機能について、有効の設定を受け付けている。したがって、第1画像データの生成後、制御部10は、綴り間違い修正機能について、有効の設定を受け付けていると判定し(ステップS12にてYES)、第1画像データに対して一般的なOCR処理を実行して、第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成する(ステップS13)。
具体的には、制御部10は、第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいて、一単語ごとにテキストデータを生成する。このとき、制御部10は、スペースとスペースとの間に挟まれている文字列を、一単語として認識するものとする。
なお、第1画像データにおける文字を含まない画像に対応する部分が、文字列の折り返し部分に位置している場合には、制御部10は、当該折り返し部分をスペースと認識することなく、折り返し前後の文字列を一単語として認識する。
図6は、第1画像データの構造の一例を示す図である。図6を参照して、第1画像データ60は、原稿50に対応する画像データである。制御部10は、例えば、第1画像データ60における文字列52に対応する部分に基づいて、「Dicember」という文字列を示すテキストデータ62A、「25,」という文字列を示すテキストデータ62B、及び「2018」という文字列を示すテキストデータ62Cを生成する。
制御部10はまた、画像データ60における文字列54に対応する部分に基づいて、「The」という文字列を示すテキストデータ64A、「quik」という文字列を示すテキストデータ64B、「brown」という文字列を示すテキストデータ64C、及び「fox」という文字列を示すテキストデータ64Dを生成する。
テキストデータの生成後、制御部10は、第1画像データにおけるテキストデータの位置及び大きさを示す第1属性情報をテキストデータごとに検出して、検出された第1属性情報を、対応する文字列の情報とともに、部品情報としてHDD19に記憶させる(ステップS14)。
図7は、部品情報の一例を示す図である。図7を参照して、HDD19は、部品情報ごとに付される識別番号、テキストデータによって示される文字列を示すデータ情報、テキストデータの位置を示す座標情報、並びに、テキストデータの大きさを示す高さ情報及び幅情報を、部品情報として記憶する。
この場合、制御部10は、例えば、テキストデータ62Aの第1属性情報として、第1画像データ60におけるテキストデータ62Aの中心点の位置を示す(-8, 37)という座標情報と、テキストデータ62Aの大きさを示す「4ピクセル」という高さ情報及び「16ピクセル」という幅情報と、を検出する。制御部10は、検出された第1属性情報を、テキストデータ62Aの識別番号である「111」と、テキストデータ62Aによって示される「Dicember」という文字列の情報とに対応付けて、部品情報72AとしてHDD19に記憶させる。
制御部10はまた、例えば、テキストデータ64Bの第1属性情報として、第1画像データ60におけるテキストデータ64Bの中心点の位置を示す(5, 20)という座標情報と、テキストデータ64Bの大きさを示す「4ピクセル」という高さ情報及び「8ピクセル」という幅情報と、を検出する。制御部10は、検出された第1属性情報を、テキストデータ64Bの識別番号である「115」と、テキストデータ64Bによって示される「quik」という文字列の情報とに対応付けて、部品情報74BとしてHDD19に記憶させる。
制御部10は、上記のようにして、テキストデータ62A乃至62Cのそれぞれに対応する部品情報72A乃至72C、及び、テキストデータ64A乃至64Dのそれぞれに対応する部品情報74A乃至74D等を検出して、HDD19に記憶させる。
部品情報の記憶後、制御部10は、一般的なスペルチェック処理を実行することで、生成されたテキストデータのそれぞれによって示される文字列の綴りと、辞書データーベースに含まれる単語の綴りとを比較して、生成されたテキストデータによって示される文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれているか否かを判定する(ステップS15)。このとき、制御部10は、テキストデータ62Bによって示される「25,」という文字列、及び、テキストデータ62Cによって示される「2018」という文字列等の、数字のみから構成される文字列については、スペルチェック処理を行なわず、綴り間違いの有無については判断しない。
(1−1)原稿に含まれている文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれている場合
この場合、テキストデータ62Aによって示される「Dicember」という文字列の綴りと、テキストデータ64Bによって示される「quik」という文字列の綴りとが、辞書データーベースに含まれる単語の綴りのいずれとも一致しないので、制御部10は、生成されたテキストデータによって示される文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれていると判定し(ステップS15にてYES)、辞書データーベースから、綴り間違いを含む第1文字列と置換えるための候補となる文字列(以下、「置換候補の文字列」と記す。)を抽出する(ステップS16)。
具体的には、制御部10はまず、辞書データーベースに含まれる単語から、綴り間違いを含む第1文字列との類似性が高い単語を、第1候補の単語として抽出する。第1文字列との類似性の高低を判断する基準としては、特に限定されないが、例えば、第1文字列と一致する文字の数、又は、第1文字列と一致する部分の割合等に基づいて、総合して判断される。
第1候補の単語の抽出後、制御部10は、第1文字列と、第1候補の単語とのDamerau-Levenshtein距離を算出して、算出された値が予め定められる閾値以下の単語を、第2候補の単語として抽出する。以下、予め定められる閾値の一例として、「2」を用いて説明する。第2候補の単語の抽出後、制御部10は、第2候補の単語のうち、算出された値が最も小さい単語を、置換候補の文字列として抽出する。
この場合、制御部10はまず、辞書データーベースに含まれる単語から、綴り間違いを含む第1文字列である「Dicember」との類似性が高い第1候補の単語として、「December」という単語を抽出する。制御部10は、「Dicember」と「December」とのDamerau-Levenshtein距離として「1」を算出する。算出された値である「1」は、予め定められる閾値である「2」以下であるので、制御部10は、「December」という単語を、第2候補の単語として抽出する。抽出された第2候補の単語は1つであるので、制御部10は、「December」という単語を、第1文字列である「Dicember」についての置換候補の文字列とする。
制御部10はまた、辞書データーベースに含まれる単語から、綴り間違いを含む第1文字列である「quik」との類似性が高い第1候補の単語として、「quick」という単語、「quirk」という単語、「quail」という単語、及び「quincy」という単語を抽出する。制御部10は、「quik」と「quick」とのDamerau-Levenshtein距離として「1」を算出する。制御部10は、「quik」と「quirk」とのDamerau-Levenshtein距離として「1」を算出する。制御部10は、「quik」と「quail」とのDamerau-Levenshtein距離として「2」を算出する。制御部10は、「quik」と「quincy」とのDamerau-Levenshtein距離として「3」を算出する。
制御部10は、算出された値が予め定められる閾値である「2」以下である、「quick」という単語、「quirk」という単語、及び「quail」という単語を、第2候補の単語として抽出する。制御部10は、抽出された第2候補の単語のうち、算出された値が最も小さい「1」である、「quick」という単語及び「quirk」という単語を、第1文字列である「quik」についての置換候補の文字列として抽出する。
置換候補の文字列の抽出後、制御部10は、置換候補の文字列が複数存在している第1文字列が存在するか否かを判定する(ステップS17)。この場合、「quik」という第1文字列について、置換候補の文字列が二つ抽出されているので、制御部10は、置換候補の文字列が複数存在している第1文字列が存在していると判定し(ステップS17にてYES)、表示部16に、複数の置換候補の文字列のうちのいずれかを選択するための選択画面を表示させる(ステップS18)。
図8は、選択画面の一例を示す図である。図8を参照して、選択画面80は、「置換する文字列を選択して下さい。」というメッセージ81を含む。選択画面80は、「quik」という第1文字列が表示される領域82を含む。選択画面80は、ソフトキーとして、複数の置換候補の文字列のうちのいずれかを選択するためのキー83,84を含む。キー83には、「quick」という置換候補の文字列が表示される。キー84には、「quirk」という置換候補の文字列が表示される。
選択画面80はさらに、ソフトキーとして、置換候補の文字列の選択を確定する指示を入力するためのキー85を含む。選択画面80の表示後、制御部10は、キー85が押下されるまで待機する(ステップS19にてNO)。
ユーザーは、選択画面80を確認して、キー83を押下することで置換候補の文字列を選択して、キー85を押下したものとする。タッチパネル15Bを介してキー85の押下を検知すると、制御部10は、置換候補の文字列の選択を確定する指示を受け付けたと判定し(ステップS19にてYES)、綴り間違いを含む第1文字列のそれぞれについて、第1文字列と置換えるための第2文字列を確定する(ステップS20)。
具体的には、制御部10は、置換候補の文字列が複数存在している第1文字列については、選択画面80を介して選択された置換候補の文字列を、第2文字列として確定する。したがって、制御部10は、「quik」という第1文字列については、選択された「quick」という置換候補の文字列を、第2文字列として確定する。
一方、制御部10は、置換候補の文字列が一つのみ存在している第1文字列については、当該一つのみ存在している置換候補の文字列を、第2文字列として確定する。したがって、制御部10は、「Dicember」という第1文字列については、一つのみ存在している「December」という置換候補の文字列を、第2文字列として確定する。このようにして確定された第2文字列は、綴り間違いを含まない。
また、制御部10は、例えば、算出されたDamerau-Levenshtein距離が全て予め定められる閾値より大きく、置換候補の文字列が一つも抽出されていない第1文字列については、第2文字列を確定しない。
一方、例えば、綴り間違いを含む全ての第1文字列について置換候補の文字列が一つのみ抽出されている場合には、制御部10は、置換候補の文字列が複数存在している第1文字列は存在していないと判定し(ステップS17にてNO)、上記したステップS18の処理及びステップS19の処理を実行することなく、すなわち、表示部16に選択画面80を表示させることなく、綴り間違いを含む第1文字列のそれぞれについて、第2文字列を確定する(ステップS20)。
第2文字列の確定後、制御部10は、HDD19に部品情報として記憶されている文字列の情報のうち、第1文字列の情報を、確定された第2文字列の情報に置き換える(ステップS21)。このとき、第2文字列が確定されていない第1文字列の情報については、置き換えるべき第2文字列の情報が存在しないので、制御部10は、第1文字列の情報の置き換え処理を実行しない。
図9は、変更後の部品情報の一例を示す図である。図9を参照して、制御部10は、識別番号である「111」に対応付けてHDD19に記憶されている「Dicember」という第1文字列の情報を、確定された第2文字列である「December」という情報に置き換える。制御部10はまた、識別番号である「115」に対応付けてHDD19に記憶されている「quik」という第1文字列の情報を、確定された第2文字列である「quick」という情報に置き換える。
第1文字列の情報の置き換え後、制御部10は、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、HDD19に部品情報として記憶されている第1属性情報を変更する(ステップS22)。
図10Aは、第1画像データにおける第1文字列を示すテキストデータを、第2文字列を示すテキストデータに置き換えたときに、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、第1属性情報が変化するときの様子を示す図である。図10Aを参照して、「quick」という第2文字列は、「quik」という第1文字列と比較して、「c」という文字が増加している。したがって、「quick」という第2文字列を示すテキストデータ100の第1画像データ60における位置及び大きさは、「quik」という第1文字列を示すテキストデータ64Bの第1画像データ60における位置及び大きさに対して、一文字増加分だけ異なる。
制御部10は、上記した一文字増加分の差異に応じて、識別番号である「115」に対応付けてHDD19に記憶されている、テキストデータ64Bの座標情報である(5, 20)を、テキストデータ100の座標情報である(6, 20)に置き換えるとともに、テキストデータ64Bの幅情報である「8ピクセル」を、テキストデータ100の幅情報である「10ピクセル」に置き換える。
また、第1画像データ60におけるテキストデータ64Bがテキストデータ100に置き換えられた場合、「brown」という文字列を示すテキストデータ64Cの大きさは変化しないものの、テキストデータ64Cの位置は、上記した一文字増加分の差異に応じて変化する。したがって、制御部10は、識別番号である「116」に対応付けてHDD19に記憶されている、テキストデータ64Cの座標情報である(11, 20)を、変化後の座標情報である(13, 20)に置き換える。
同様に、第1画像データ60におけるテキストデータ64Bがテキストデータ100に置き換えられた場合、「fox」という文字列を示すテキストデータ64Dの大きさは変化しないものの、テキストデータ64Dの位置は、上記した一文字増加分の差異に応じて変化する。したがって、制御部10は、識別番号である「117」に対応付けてHDD19に記憶されている、テキストデータ64Dの座標情報である(18, 20)を、変化後の座標情報である(21, 20)に置き換える。
図10Bは、第1画像データにおける第1文字列を示すテキストデータを、第2文字列を示すテキストデータに置き換えたときに、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、第1属性情報が変化しないときの様子を示す図である。図10Bを参照して、「December」という第2文字列は、「Dicember」という第1文字列と比較して、「i」という文字が「e」という文字に変化しているものの、文字数が変化していない。
したがって、「December」という第2文字列を示すテキストデータ102の第1画像データ60における位置及び大きさは、「Dicember」という第1文字列を示すテキストデータ62Aの第1画像データ60における位置及び大きさと、同じである。このような場合、制御部10は、識別番号である「111」に対応付けてHDD19に記憶されている第1属性情報の変更は行なわない。
なお、上記のようにして、対応する第1属性情報が変更されている文字列の情報を示すテキストデータの少なくとも一部分が、第1画像データの余白部分と重なったり、第1画像データにおける文字を含まない画像に対応する部分と重なったりする場合には、制御部10は、上記の重なりが解消されるように、テキストデータの位置を、例えば、第1画像データの次の頁に移動させる等して調整し、当該調整が反映されるように第1属性情報を変更する。
また、第1画像データにおける文字を含まない画像に対応する部分が、上記のようにして、対応する第1属性情報が変更されている文字列の情報を示すテキストデータの折り返し部分に位置している場合には、制御部10は、文字を含まない画像に対応する部分の位置を変更することなく、テキストデータによって示される文字列における文字の順序を維持したまま文字列が折り返されるように、テキストデータの位置を調整し、当該調整が反映されるように第1属性情報をさらに変更する。
図3Bを参照して、第1属性情報の変更後、制御部10は、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれているか否かを判定する(ステップS23)。
具体的には、制御部10は、第1画像データにおけるテキストデータが生成されていない部分に対して一般的な画像処理を実行して、第1画像データから、文字を含まない画像に対応するオブジェクトを抽出する。制御部10は、第1画像データからオブジェクトを抽出可能な場合には、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれていると判定する。制御部10はまた、第1画像データからオブジェクトを抽出不可能な場合には、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれていないと判定する。
再び図6を参照して、この場合、制御部10は、第1画像データ60におけるテキストデータ62A乃至62C,64A乃至64D等が生成されていない部分に対して一般的な画像処理を実行して、第1画像データ60から、文字を含まない画像58に対応するオブジェクト66を抽出する。
したがって、制御部10は、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれていると判定し(ステップS23にてYES)、第1画像データから、オブジェクトを含む領域を切出して切出データを生成して、HDD19に記憶させる(ステップS24)。この場合、制御部10は、オブジェクト66を含む矩形の領域を第1画像データ60から切出して、切出データ68を生成する。制御部10は、切出データ68に対して、「Image_1.png」というファイル名を付して、HDD19に記憶させる。
切出データの生成後、制御部10は、第1画像データにおける切出データの位置及び大きさを示す第2属性情報を切出データごとに検出して、検出された第2属性情報を、対応する切出データを特定するためのファイル名とともに、部品情報としてHDD19に記憶させる(ステップS25)。
図9を再び参照して、HDD19は、部品情報ごとに付される識別番号、切出データのファイル名を示すデータ情報、切出データの位置を示す座標情報、並びに、切出データの大きさを示す高さ情報及び幅情報を、部品情報として記憶する。
この場合、制御部10は、切出データ68の第2属性情報として、第1画像データ60における切出データ68の中心点の位置を示す(22, 37)という座標情報と、切出データ68の大きさを示す「16ピクセル」という高さ情報及び「16ピクセル」という幅情報と、を検出する。制御部10は、検出された第2属性情報を、切出データ68の識別番号である「140」と、切出データ68のファイル名を示す「Image_1.png」という情報とに対応付けて、部品情報90としてHDD19に記憶させる。
第2属性情報の記憶後、制御部10は、HDD19に記憶されている変更後の部品情報を用いて第2画像データを生成するとともに、生成された第2画像データをHDD19に記憶させる(ステップS26)。具体的には、制御部10はまず、HDD19に部品情報として記憶されている複数の文字列の情報をそれぞれ示すテキストデータを生成する。制御部10は、生成されたテキストデータを、対応する第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入するとともに、部品情報に含まれるファイル名によって特定される切出データを、対応する第2属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入することによって、第2画像データを生成する。生成された第2画像データは、編集可能なPDF(Portable Document Format)形式でHDD19に記憶される。
図11は、第2画像データの一例を示す図である。図11を参照して、この場合、制御部10は、テキストデータ62B,62C,64A,64C,64Dを、図9に示す対応する部品情報72B,72C,74A,74C,74Dにそれぞれ含まれている第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって、第2画像データ110に挿入する。
具体的には、例えば、制御部10は、「brown」という文字列を示すテキストデータ64Cを、部品情報74Cに含まれている第1属性情報にしたがって、(13, 20)という座標情報によって示される位置に、「4ピクセル」という高さ情報及び「10ピクセル」という幅情報によって示される大きさで、第2画像データ110に挿入する。
制御部10は、「fox」という文字列を示すテキストデータ64Dを、部品情報74Dに含まれている第1属性情報にしたがって、(21, 20)という座標情報によって示される位置に、「4ピクセル」という高さ情報及び「6ピクセル」という幅情報によって示される大きさで、第2画像データ110に挿入する。
制御部10はまた、テキストデータ102,100を、対応する部品情報72A,74Bにそれぞれ含まれている第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって、第2画像データ110に挿入する。
具体的には、制御部10は、「December」という第2文字列を示すテキストデータ102を、部品情報72Aに含まれている第1属性情報にしたがって、(-8, 37)という座標情報によって示される位置に、「4ピクセル」という高さ情報及び「16ピクセル」という幅情報によって示される大きさで、第2画像データ110に挿入する。
制御部10は、「quick」という第2文字列を示すテキストデータ100を、部品情報74Bに含まれている第1属性情報にしたがって、(6, 20)という座標情報によって示される位置に、「4ピクセル」という高さ情報及び「10ピクセル」という幅情報によって示される大きさで、第2画像データ110に挿入する。
制御部10はさらに、「Image_1.png」というファイル名によって特定される切出データ68を、部品情報90に含まれている第2属性情報にしたがって、(22, 37)という座標情報によって示される位置に、「16ピクセル」という高さ情報及び「16ピクセル」という幅情報によって示される大きさで、第2画像データ110に挿入する。
第2画像データの生成後、制御部10は、画像形成部12等に対し、第2画像データに基づく画像を記録紙に形成させる(ステップS27)。このとき、記録紙に形成された画像は、原稿50において、「Dicember 25, 2018」という文字列52のうち、綴り間違いを含む「Dicember」という第1文字列が、綴り間違いを含まない「December」という第2文字列に修正され、「The quik brown fox」という文字列54のうち、綴り間違いを含む「quik」という第1文字列が、綴り間違いを含まない「quick」という第2文字列に修正されている画像である。
一方、制御部10は、第1画像データからオブジェクトを抽出不可能な場合には、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれていないと判定し(ステップS23にてNO)、上記したステップS24の処理及びステップS25の処理を実行することなく、上記したステップS26の処理及びステップS27の処理を実行する。この場合、切出データは生成されていないので、制御部10は、ステップS26の処理において、切出データを挿入する処理を実行することなく、テキストデータを挿入する処理を実行することによって、第2画像データを生成する。
(1−2)原稿に含まれている文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれていない場合
制御部10は、生成された全てのテキストデータによって示される文字列の綴りと、辞書データーベースに含まれる単語の綴りとが一致している場合、生成されたテキストデータによって示される文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれていないと判定し(ステップS15にてNO)、上記したステップS16乃至ステップS22の処理を実行することなく、上記したステップS23乃至ステップS27の処理を実行する。
(2)綴り間違い修正機能が無効に設定されている場合
ホーム画面40のキー42を押下した後、ユーザーは、表示部16に表示される図略の設定画面を確認して、操作部15を介して、コピー機能に関する各種設定を入力する。このとき、ユーザーは、綴り間違い修正機能を無効に設定したものとする。各種設定の入力後、ユーザーは、画像読取部11のプラテンガラスに原稿50を載置する。原稿50の載置後、ユーザーは、コピー機能を利用するために、操作部15に備えられているスタートキー15Aを押下したものとする。
図3Aを参照して、制御部10は、スタートキー15Aの押下を検知すると、画像読取部11に対し、プラテンガラスに載置されている原稿を読み取らせて、第1画像データを生成させる(ステップS11)。
この場合、制御部10は、綴り間違い修正機能について、無効の設定を受け付けている。したがって、第1画像データの生成後、制御部10は、綴り間違い修正機能について、有効の設定を受け付けていないと判定し(ステップS12にてNO)、画像形成部12等に対し、第1画像データに基づく画像を記録紙に形成させる(ステップS28)。
このとき、記録紙に形成された画像は、原稿50がそのままコピーされている画像であって、綴り間違いを含む「Dicember 25, 2018」という文字列52と、綴り間違いを含む「The quik brown fox」という文字列54とを含んでいる。
上記実施の形態によれば、制御部10は、第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成する。制御部10は、第1画像データにおけるテキストデータの位置及び大きさを示す第1属性情報を検出し、検出された第1属性情報を、テキストデータによって示される文字列の情報に対応付けてHDD19に記憶させる。制御部10は、テキストデータによって示される文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれているか否かを判定し、文字列に第1文字列が含まれていると判定した場合に、HDD19に記憶されている文字列の情報のうち、第1文字列の情報を、綴り間違いを含まない第2文字列の情報に置き換えるとともに、第1文字列と第2文字列との差異に応じて、HDD19に記憶されている第1属性情報を変更する。制御部10は、HDD19に記憶されている文字列の情報を示すテキストデータを、変更後の第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入することによって第2画像データを生成する。
これによって、ユーザーは、画像読取部11に対して、綴り間違いを含む第1文字列が含まれている原稿を読取らせて第1画像データを生成させるだけで、綴り間違いを含む第1文字列が、綴り間違いを含まない第2文字列に置き換えられている原稿に対応する第2画像データを取得することができる。その結果、ユーザーは、例えばパーソナルコンピューターを用いて、原稿に含まれている文字列に対応するテキストデータに対して、綴り間違いに対応する部分を修正する必要がなくなるので、修正に要するユーザーの手間をなくすことができる。
また、第2画像データには、綴り間違い修正後の文字列の情報を示すテキストデータが挿入されている。したがって、原稿に含まれている文字列に対応する編集可能なテキストデータが存在しない場合においても、ユーザーは、綴り間違いの修正が反映された状態の編集可能なテキストデータを、新たに作成することなく取得することができる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、第2文字列の候補となる置換候補の文字列が複数存在している場合に、複数の置換候補の文字列を表示部16に表示させる。制御部10はまた、操作部15を介して、複数の置換候補の文字列のいずれかを選択する指示を受け付けた場合に、HDD19に記憶されている第1文字列の情報を、選択された置換候補の文字列の情報に置き換えるとともに、第1文字列と選択された文字列との差異に応じて、HDD19に記憶されている第1属性情報に対する変更を行なう。
これによって、ユーザーは、複数の置換候補の文字列から、第1文字列と置き換えるための文字列を選択することができるようになるので、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、制御部10は、第1画像データから、文字を含まない画像に対応する部分を含む領域を切出して切出データを生成してHDD19に記憶させ、第1画像データにおける切出データの位置及び大きさを示す第2属性情報を、切出データを特定するためのファイル名に対応付けてHDD19に記憶させる。制御部10はまた、HDD19に記憶されている切出データを、第2属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって更に挿入することによって、第2画像データを生成する。
これによって、原稿に、文字列とともに文字を含まない画像が含まれている場合には、ユーザーは、文字列を示すテキストデータだけでなく、文字を含まない画像に対応する切出データが挿入されている第2画像データを容易に取得することができる。したがって、ユーザーの利便性がより一層向上する。
また上記実施の形態によれば、画像形成部12等は、第2画像データに基づく画像を記録紙に形成する。
これによって、ユーザーは、画像読取部11に対して、綴り間違いを含む第1文字列が含まれている原稿を読取らせて第1画像データを生成させるだけで、綴り間違いを含む第1文字列が、綴り間違いを含まない第2文字列に置き換えられている原稿に対応する画像が形成されている記録紙を取得することができる。
(変形例)
上記実施の形態では、生成されたテキストデータによって示される文字列は、単語から構成されていたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、文字列は、文節、又は文章等から構成されていてもよい。
また上記実施の形態では、制御部10は、第1画像データからオブジェクトを抽出可能か否かに基づいて、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれるか否かの判定を行なったが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。
例えば、制御部10は、第1画像データにおけるテキストデータが生成されていない部分に対して一般的な濃淡エッジ検出処理を実行して、第1画像データからエッジを検出し、検出されたエッジによって囲まれる領域を認識可能な場合には、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれると判定し、検出されたエッジによって囲まれる領域を認識不可能な場合には、第1画像データに、文字を含まない画像に対応する部分が含まれないと判定する構成であってもよい。
また上記実施の形態では、第2候補の単語を抽出するための予め定められる閾値として「2」を例示したが、本発明はそのような実施の形態に限定されず、例えば、「3」若しくは「4」、又は「4」以上の値であってもよい。
また上記実施の形態では、入力部の一例として操作部15が例示されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、入力部は、ネットワークを介して画像形成装置1と接続されている情報処理装置22が備えるキーボード又はマウスであってもよい。この場合、情報処理装置22の制御部は、当該情報処理装置22に備えられているディスプレイに、選択画面80を表示させるように構成される。
また上記実施の形態では、記憶部の一例としてHDD19が例示されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、記憶部は、ROMであってもよいし、画像処理装置2がUSB(Universal Serial Bus)ポートを備える場合には、USBメモリーであってもよい。
また上記実施の形態では、制御部10は、画像形成部12等に、第2画像データに基づく画像を記録紙に形成させたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、制御部10は、画像形成部12等に、第2画像データに基づく画像の形成を行なわせることなく、第2画像データを生成してHDD19に記憶させる処理のみを実行する構成であってもよい。
また上記実施の形態では、画像形成部12等は、記録紙に画像を形成したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。画像形成部12等は、記録紙に限らず、他の記録媒体に画像を形成してもよい。他の記録媒体としては、例えば、OHP(Overhead Projector)シートを例示できる。
また上記実施の形態では、切出データを特定するための情報としてファイル名が用いられたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。切出データを特定するための情報として、例えば、識別番号が用いられてもよい。
また上記実施の形態では、座標情報は、テキストデータ及び切出しデータの中心点の位置を示したが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。例えば、座標情報は、テキストデータ及び切出しデータの頂点のうちのいずれかの位置を示してもよい。
また上記実施の形態では、第2画像データは、編集可能なPDF形式でHDD19に記憶されたが、本発明はそのような実施の形態に限定されない。第2画像データは、編集可能なファイル形式で記憶されれば特に限定されず、例えば、Microsoft Word(登録商標)形式で記憶されてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてカラー複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロ複合機や他の電子機器、例えば、プリンター、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図11を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 画像処理装置
10 制御部
11 画像読取部
12 画像形成部
15 操作部
16 表示部
19 HDD

Claims (4)

  1. 原稿を読み取って第1画像データを生成する画像読取部と、
    記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1画像データにおける文字に対応する部分に基づいてテキストデータを生成し、
    前記第1画像データにおける前記テキストデータの位置及び大きさを示す第1属性情報を検出し、検出された前記第1属性情報を前記テキストデータによって示される文字列の情報に対応付けて前記記憶部に記憶させ、
    前記文字列に、綴り間違いを含む第1文字列が含まれているか否かを判定し、前記文字列に前記第1文字列が含まれていると判定した場合に、前記記憶部に記憶されている前記文字列の情報のうち、前記第1文字列の情報を、綴り間違いを含まない第2文字列の情報に置き換えるとともに、前記第1文字列と前記第2文字列との差異に応じて、前記記憶部に記憶されている前記第1属性情報を変更し、
    前記記憶部に記憶されている前記文字列の情報を示すテキストデータを、変更後の前記第1属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって挿入することによって第2画像データを生成する、画像処理装置。
  2. 表示部と、
    ユーザーによる指示が入力される入力部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2文字列の候補となる文字列が複数存在している場合に、複数の前記文字列を前記表示部に表示させ、
    前記制御部は、前記入力部を介して、複数の前記文字列のいずれかを選択する指示を受け付けた場合に、前記記憶部に記憶されている前記第1文字列の情報を、選択された前記文字列の情報に置き換えるとともに、前記第1文字列と選択された前記文字列との差異に応じて、前記記憶部に記憶されている前記第1属性情報に対する前記変更を行なう、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1画像データから、文字を含まない画像に対応する部分を含む領域を切出して切出データを生成して前記記憶部に記憶させ、
    前記第1画像データにおける前記切出データの位置及び大きさを示す第2属性情報を検出し、検出された前記第2属性情報を、前記切出データを特定するための情報に対応付けて前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶されている前記切出データを、前記第2属性情報によって示される位置及び大きさにしたがって更に挿入することによって、前記第2画像データを生成する、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記第2画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を備える、画像形成装置。
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