JP2020090817A - 暖房畳 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、漏電等による火災のおそれがなく、畳表面を上限温度の範囲内で自己温度制御式に温めることができるようにした暖房畳を提供する。【解決手段】本発明に係る暖房畳は、床上に敷設される暖房畳であって、自己温度調節面状ヒータと、前記自己温度調節面状ヒータ上に積層された保護シートと、前記保護シート上に積層された畳表と、を含み、前記自己温度調節面状ヒータは、遠赤外線を放射し、温度の上昇によって電気抵抗値が上昇し、上限温度に達すると、該電気抵抗値が一定となる自己温度制御式であることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、暖房畳に関し、特に漏電等による火災のおそれがなく、畳表面を上限温度の範囲内で温めることができるようにした暖房畳に関するものである。
古くから住居の床に畳が使用されてきたが、文化の洋風化に伴い、フローリングが多く採用されるようになった。しかし、高齢者割合の増加から、畳が見直される傾向にある。
フローリングに対する床暖房については多数の特許文献が開示されているが、畳表を温める暖房畳に関しても多くの考案が提案されている。例えば、特許文献1には、床に発熱体を設け、床の上に畳を敷設して畳を温めるようにした床暖房用畳が開示されている。また、特許文献2、3には、床と畳表の間に発熱体を介設し、畳表を温めるようにした暖房畳が開示されている。
しかし、特許文献1、2に係る暖房畳では、床から畳への熱伝達によって畳を温めるようにしているので、基台の発熱体を相当高温、例えば50℃以上に発熱させないと、畳表面を適切な温度、例えば25℃〜35℃に温めることができず、消費電力が大きくなって電気使用料が高くなるばかりでなく、基台の過熱による火災が懸念される。
また、特許文献2、3に係る暖房畳では畳に発熱体を内装しているが、内部の積層構造的に発熱体がずれ易いことが懸念される。
本発明は、かかる問題点に鑑み、発熱体が位置ずれすることなく、安定して畳表面を上限温度の範囲内で自己温度制御式に温めることができるようにした暖房畳を提供する。
本発明に係る暖房畳は、床上に敷設される暖房畳であって、自己温度調節面状ヒータと、前記自己温度調節面状ヒータ上に積層された畳表と、を含み、前記自己温度調節面状ヒータは、遠赤外線を放射し、温度の上昇によって電気抵抗値が上昇し、上限温度に達すると、該電気抵抗値が一定となる自己温度制御式であることを特徴とする。なお、本明細書において、自己温度調節面状ヒータは、「PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ」ともいう。
本発明に係る暖房畳は、前記自己温度調節面状ヒータと前記畳表間に保護シートを挿入するのが好適である。
本発明に係る暖房畳は、防水防塵ボード及び/又は断熱ボード及び/又は強化ボードを積層して基盤ボードとし、この基盤ボードの上に、前記自己温度調節面状ヒータと前記保護シートと前記畳表とを積層するのが好適である。
本発明に係る暖房畳は、前記基盤ボードと前記自己温度調節面状ヒータ間にぺフを挿入してもよい。
本発明に係る暖房畳は、前記保護シートと畳表間に強化ボードを挿入してもよい。
本発明に係る暖房畳は、前記自己温度調節面状ヒータは、一方と他方の対向する一対の電極フレームと、これらに直交する一対の支持フレームとに囲繞される矩形のシート内に面状発熱体が保持された面状ヒータであって、交流電源に接続された前記一対の電極フレームから分岐して、夫々複数の分岐電極フレームが前記支持フレームと平行に伸長しており、前記一方の電極フレームから分岐した一方の分岐電極フレームと、前記他方の電極フレームから分岐した他方の分岐電極フレームとが相互に入れ子状に配列され、前記面状発熱体が、前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレーム間に挟持されており、前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームが、夫々に接続された前記一方の電極フレームと前記他方の電極フレームを介して前記面状発熱体に電圧を印加させ、該面状発熱体が自己温度制御式で遠赤外線を放射する。
本発明に係る暖房畳は、前記自己温度調節面状ヒータにおいて、前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームとを絶縁して接続する補助フレームが、前記一対の電極フレームと平行に複数配置され、前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームと前記補助フレームにより囲繞されたセルが構成され、前記面状発熱体が、前記セル内に保持されていてもよい。
本発明に係る暖房畳は、自己温度調節面状ヒータを基板ボードと畳表間に挿入するため、畳表面を上限温度の範囲内で自己温度制御式に温めることができ、漏電等による火災を防ぐことができる。また、保護シートを自己温度調節面状ヒータ上に積層して自己温度調節面状ヒータの配置ずれを防止し、さらに、使用環境により適宜構成を変えることにより、暖房畳の厚さ、硬さや、畳表表面温度などを適切に調整することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る暖房畳の実施形態及び実施例、その使用方法について説明する。なお、以下各図面を通して同一の構成要素には同一の符号を使用するものとする。
(実施形態)
(実施形態)
本発明に係る暖房畳1は、主に屋内の床上に敷設される暖房畳1であるが、電源に接続できる場所であれば屋外の地面の上に敷設して用いることもできる。
図1に示すように、本発明の暖房畳1は床上に敷設される暖房畳であり、自己温度調節面状ヒータ20と、自己温度調節面状ヒータ20上に積層された畳表10とを含む。この自己温度調節面状ヒータ20と畳表10間には、位置ずれや滑り防止及び自己温度調節面状ヒータ20の保護のため、保護シート12を挿入するのが望ましい。本発明に係る暖房畳1は、自己温度調節面状ヒータ20が遠赤外線を放射し、温度の上昇によって電気抵抗値が上昇し、上限温度に達すると、当該電気抵抗値が一定となる自己温度制御式であることを特徴とする。
本発明の暖房畳1は、図2のように、防水防塵ボード、断熱ボード、強化ボードなどの各種ボードを適宜積層して基盤ボード50とし、この基盤ボード50の上に、上記自己温度調節面状ヒータ20と保護シート12と畳表10とを積層する。保護シート12は、上記のように、自己温度調節面状ヒータ20を保護すると共に、表面に露出する畳表10に対して自己温度調節面状ヒータ20が位置ずれすることを防ぎ、自己温度調節面状ヒータ20を所定の位置に保持する役割を果たす。この保護シート12には不織布を用いるのが好適であるが、特にその材料は限定されない。
さらに、本発明の暖房畳1には、基盤ボード50と自己温度調節面状ヒータ20の間に、滑り止め用のぺフなどを挿入してもよく、自己温度調節面状ヒータ20と畳表10間に強化ボードを挿入してもよい(図2参照)。便宜上図2には示さない保護シート12を、この強化ボードと自己温度調節面状ヒータ20間に挿入して、自己温度調節面状ヒータ20が位置ずれすることを防ぐのが望ましい。これらの要素は、暖房畳1を敷設する環境やその用途に応じて、適宜変更することができる。
(自己温度調節面状ヒータ)
本発明に係る暖房畳1に使用される自己温度調節面状ヒータ20は、図3(a)に示すように、一方と他方の対向する一対の電極フレーム24と、これらに直交する一対の支持フレーム25とに囲繞される矩形のシート内に面状発熱体22(図4(a)、(b)参照)が保持された面状ヒータである。構造的安定のため、縁に配置した一対の支持フレーム25間に、1又は複数の支持フレーム25を一対の電極フレーム24と直角に、更に配置してもよい。
本発明に係る暖房畳1に使用される自己温度調節面状ヒータ20は、図3(a)に示すように、一方と他方の対向する一対の電極フレーム24と、これらに直交する一対の支持フレーム25とに囲繞される矩形のシート内に面状発熱体22(図4(a)、(b)参照)が保持された面状ヒータである。構造的安定のため、縁に配置した一対の支持フレーム25間に、1又は複数の支持フレーム25を一対の電極フレーム24と直角に、更に配置してもよい。
この矩形のシート(自己温度調節面状ヒータ20)には、図3(b)に示すように、交流電源31に接続された一対の電極フレーム24から分岐して、夫々複数の分岐電極フレーム26が支持フレーム25と平行に伸長しており、一方の電極フレーム24から分岐した一方の分岐電極フレーム26と、他方の電極フレーム24から分岐した他方の分岐電極フレーム26とが相互に入れ子状に配列されている。一方の電極フレーム24及びこれから分岐した一方の分岐電極フレーム26と、他方の電極フレーム24及びこれから分岐した他方の分岐電極フレーム26とは、電気的に相互に絶縁される。
そして、自己温度調節面状ヒータ20は、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26間に挟持された面状発熱体22が、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26により電位差を受けて、自己温度制御式で遠赤外線を放射する。すなわち、この一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26が、夫々に接続された一方の電極フレーム24と他方の電極フレーム24を介して面状発熱体22に電圧を印加させ、面状発熱体22が自己温度制御式で遠赤外線を放射する。
図3(a)において、面状発熱体22は、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26間に挟持されるセル29内に保持されている。セル29は、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26と補助フレーム28により囲繞されて構成される。この補助フレーム28は、自己温度調節面状ヒータ20において、一対の電極フレーム24と平行に複数配置されるのが好ましく、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26とを電気的に絶縁して接続する。
なお、本発明に係る暖房畳1の電源31は、家庭用交流電源である。図5のように、電源端子30を家庭用交流電源に接続すると、導線32に夫々接続された一方の電極フレーム24と他方の電極フレーム24に夫々正負の電位が付与される。そして、一方の電極フレーム24と他方の電極フレーム24に夫々に接続された一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26が、夫々一方の電極フレーム24と他方の電極フレーム24と同一の正負の電位を付与され、面状発熱体22の両端に電位差を与える。
図5に描かれた電源端子30は、図6のように暖房畳1の両端、すなわち一方の電極フレーム24と他方の電極フレーム24の端部に夫々配置してもよい。図5のように、暖房畳1の正面中央に導線32を集めて電源端子30に挿入すると、電源端子30が破損したときに導線32同士が接触する虞があるため、図6のように暖房畳1の両端に別々の電源端子30を夫々配置するのが好ましい。
(面状発熱体)
つぎに、面状発熱体22について説明する。図4(a)は面状発熱体22の模式図である。図4(a)に示すように、この面状発熱体22は、両面に図示しない絶縁フィルムが被覆され、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26とに挟持されている。この面状発熱体22は、約50〜200μmの非常に薄く、軽く、屈曲性・耐折り曲げ性に優れたもので、平面はもとより曲面にも取り付けることができ、また延ばして広い面積に加工することができるものである。さらに、面状発熱体22は、通電されると遠赤外線を放射し、温度が高くなると電気抵抗値が大きくなるものである。
つぎに、面状発熱体22について説明する。図4(a)は面状発熱体22の模式図である。図4(a)に示すように、この面状発熱体22は、両面に図示しない絶縁フィルムが被覆され、一方の分岐電極フレーム26と他方の分岐電極フレーム26とに挟持されている。この面状発熱体22は、約50〜200μmの非常に薄く、軽く、屈曲性・耐折り曲げ性に優れたもので、平面はもとより曲面にも取り付けることができ、また延ばして広い面積に加工することができるものである。さらに、面状発熱体22は、通電されると遠赤外線を放射し、温度が高くなると電気抵抗値が大きくなるものである。
(自己温度調節(スイッチング)の原理)
このように面状発熱体22は、図4(a)に示すように、電気を通すための導電性粒子221と、この導電性粒子221を保持するためのマトリックス高分子222と、そして面状発熱体22本体に電力を均等に供給するための分岐電極フレーム26とで構成される。こうした面状発熱体22における自己温度調節(スイッチング)の原理については、例外を除き、マトリックス高分子222の熱膨張により説明することができる(特許文献4参照)。
このように面状発熱体22は、図4(a)に示すように、電気を通すための導電性粒子221と、この導電性粒子221を保持するためのマトリックス高分子222と、そして面状発熱体22本体に電力を均等に供給するための分岐電極フレーム26とで構成される。こうした面状発熱体22における自己温度調節(スイッチング)の原理については、例外を除き、マトリックス高分子222の熱膨張により説明することができる(特許文献4参照)。
すなわち、マトリックス高分子222中には、一定濃度以上で導電性粒子221が分散している。この一定濃度は、導電性粒子221が直接接触して分岐電極フレーム26間でパーコレートし、通電経路を形成するのに必要な最低濃度であり、パーコレーション閾値濃度Pcなどという。導電性粒子221の濃度がパーコレーション閾値濃度を越えると、面状発熱体22内で導電性粒子221がパーコレートして通電するパーコレート相転移が現出し、スイッチングが明確に現れる。
導電性粒子221の濃度がパーコレーション閾値濃度Pc以上という条件が満たされていると、分岐電極フレーム26間に導電性粒子221の連鎖による導電回路が形成され、通電によるジュール熱が面状発熱体22の温度を上昇させ、マトリックス高分子222を熱膨張させる。このとき、高分子に固定されていた導電性粒子221もマトリックス高分子222の膨張に従って位置を変えるので、接触していた導電性粒子221間に間隙が生じ、Pc以下の低温時に形成されてた導電経路が切断される。
以上が自己温度調節の原理である。この自己温度調節機能を発揮するため、面状発熱体22は従来のニクロム線などの導体とは異なり、設定された上限温度を越えて高温にならない。また、断線や短絡による通電不良などによる危険性がないので長時間運転であっても、安全に安定した操業を維持できるという効果を奏する。
あるいは面状発熱体22は、図4(b)に示すように、結晶性物質からなる制御部22bが間接的に発熱部22aに接着されていてもよい。図4(b)の面状発熱体22では、制御部22bとなる結晶性物質が外皮に覆われていて、図示しない外被と発熱部22aとを接着している。結晶性物質として、低分子物質を用いることもでき、常温で液体である物質も使用可能である。この場合も、上記構造の面状発熱体22と同様な自己温度調節型の面状発熱体22が実現できる。
本実施例1では、図7(a)のように、基板ボード(発泡スチロール及びコンクリートパネル)、自己温度調節面状ヒータ20(面状発熱体22)、の順に積層し、自己温度調節面状ヒータ20の両端1及び3と、中央部2の3か所で、電源に接続した自己温度調節面状ヒータ20の温度を測定した。
図7(b)に測定結果を示す。外気温度は15℃程度であったが、自己温度調節面状ヒータ20の1、2、3の位置の温度は何れも外気温度より上昇し、35〜38℃程度で収束した。
次に、実施例2では、図8(a)のように、基板ボード(発泡スチロール及びコンクリートパネル)、自己温度調節面状ヒータ20(面状発熱体22)、強化ボード(発泡断熱材)の順に積層し、各層が密着するように更に重しを載置した。温度を測定は、実施例1と同様に、自己温度調節面状ヒータ20の両端1及び3と、中央部2の3か所で行った。
図8(b)に測定結果を示す。外気温度は実施例1と同様15℃程度であったが、自己温度調節面状ヒータ20の1、2、3の位置の温度は何れも60℃程度で収束した。
実施例1と実施例2の結果をまとめると、外気に露出した自己温度調節面状ヒータ20自体の表面温度は35〜38℃程度までしか上昇しないが、自己温度調節面状ヒータ20上に載せる発泡スチロールなどの断熱材で外気を遮断すれば60℃程度まで上昇することが分かった。しかし、いずれの場合も自己温度調節面状ヒータ20の表面温度は一定の温度に収束し、火災の危険がない表面温度に抑制可能であることが確認できた。また、自己温度調節面状ヒータ20上に載せる発泡スチロールなどの断熱材の厚さや種類を選択すれば、温暖畳1の表面温度を調節することができ、顧客の要望に応じた温度の温暖畳1を提供できることが分かった。
以上、本発明に係る暖房畳について説明したが、本発明は上記実施形態や実施例に限定されるものではない。本発明に係る暖房畳を構成する材料、材質、種類等は特に限定されず、その寸法、厚さも適宜変更可能である。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明に係る暖房畳は、寺社仏閣の他、一般家庭からあらゆる建築物まで、屋内で床に敷く畳として利用することができる。
1:本発明に係る暖房畳
10:畳表
12:保護シート
20:自己温度調節面状ヒータ(PTCヒータ)
22:面状発熱体
22a:発熱部
22b:制御部
221:導電性粒子
222:マトリックス高分子
24:電極フレーム
25:支持フレーム
26:分岐電極フレーム
27:導出孔
28:補助フレーム
29:セル
30:電源端子
31:交流電源
32:導線
50:基盤ボード
10:畳表
12:保護シート
20:自己温度調節面状ヒータ(PTCヒータ)
22:面状発熱体
22a:発熱部
22b:制御部
221:導電性粒子
222:マトリックス高分子
24:電極フレーム
25:支持フレーム
26:分岐電極フレーム
27:導出孔
28:補助フレーム
29:セル
30:電源端子
31:交流電源
32:導線
50:基盤ボード
Claims (7)
- 床上に敷設される暖房畳であって、
自己温度調節面状ヒータと、
前記自己温度調節面状ヒータ上に積層された畳表と、
を含み、
前記自己温度調節面状ヒータは、
遠赤外線を放射し、温度の上昇によって電気抵抗値が上昇し、上限温度に達すると、該電気抵抗値が一定となる自己温度制御式であることを特徴とする暖房畳。 - 前記自己温度調節面状ヒータと前記畳表間に保護シートを挿入した、請求項1に記載の暖房畳。
- 防水防塵ボード及び/又は断熱ボード及び/又は強化ボードを積層して基盤ボードとし、この基盤ボードの上に、前記自己温度調節面状ヒータと前記畳表とを積層した、請求項1に記載の暖房畳。
- 前記基盤ボードと前記自己温度調節面状ヒータ間にぺフを挿入した、請求項3に記載の暖房畳。
- 前記保護シートと前記畳表間に強化ボードを挿入した、請求項2に記載の暖房畳。
- 前記自己温度調節面状ヒータは、一方と他方の対向する一対の電極フレームと、これらに直交する一対の支持フレームとに囲繞される矩形のシート内に面状発熱体が保持された面状ヒータであって、
交流電源に接続された前記一対の電極フレームから分岐して、夫々複数の分岐電極フレームが前記支持フレームと平行に伸長しており、
前記一方の電極フレームから分岐した一方の分岐電極フレームと、前記他方の電極フレームから分岐した他方の分岐電極フレームとが相互に入れ子状に配列され、
前記面状発熱体が、前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレーム間に挟持されており、
前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームが、夫々に接続された前記一方の電極フレームと前記他方の電極フレームを介して前記面状発熱体に電圧を印加させ、
該面状発熱体が自己温度制御式で遠赤外線を放射する、請求項1に記載の暖房畳。 - 前記自己温度調節面状ヒータにおいて、
前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームとを絶縁して接続する補助フレームが、前記一対の電極フレームと平行に複数配置され、
前記一方の分岐電極フレームと前記他方の分岐電極フレームと前記補助フレームにより囲繞されたセルが構成され、
前記面状発熱体が、前記セル内に保持されている、請求項6に記載の暖房畳。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018227717A JP2020090817A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 暖房畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018227717A JP2020090817A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 暖房畳 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021004571U Continuation JP3236273U (ja) | 2021-11-30 | 2021-11-30 | 暖房畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=71013611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018227717A Pending JP2020090817A (ja) | 2018-12-04 | 2018-12-04 | 暖房畳 |
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