JP2020089489A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら従来の封入球式遊技機は、遊技球の管理が十分でなく、持ち球のデータに誤差が生じるおそれがあった。
上記目的を達成するため本発明は、請求項1に記載したように、
遊技球で遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域に通じる発射案内路と、
該発射案内路を介して前記遊技領域に遊技球を発射しうる球発射手段と、
該球発射手段の発射レールと前記発射案内路との間に接続され、該発射案内路を逆流する遊技球又は該発射案内路に届かない遊技球を回収しうるファール球回収路と、
前記球発射手段によって発射された遊技球を回収して再び該球発射手段に供給する循環経路と、を備え、
遊技者の持ち球をデータ化してその持ち球データに基いて前記球発射手段による遊技球の発射を行いうるようにした遊技機であって、
前記ファール球回収路は、
回収された遊技球が通るファール通路部と、
該ファール通路部を通過する遊技球を検知するファール球センサと、
遊技球を停留させうるファール球停留手段と、を備えており、
前記ファール球停留手段は、通電状態で前記ファール通路部を通る遊技球を通過させると共に、その通電状態から非通電状態に変化したとき前記ファール球センサの検知ポイントより上流にある遊技球を停留させるものであることを特徴とする遊技機。
かかる遊技機によれば、稼働中において、遊技球がファール球センサで検知される直前のタイミングでたまたま停電が発生したとき、停電により非通電状態に変化したファール球停留手段が遊技球を停留させるため、本来、遊技者の持ち球に加えられる(返却される)べき遊技球が、カウントされないまま回収される不具合が防止できる。
そして、停電から復旧して通電状態に戻ると、ファール球停留手段による遊技球の停留が解除されるため、ファール球センサで正常に検知されて循環経路に回収される。したがって、停電による不利益が遊技者に及ぶ可能性が低減でき、また、停電により遊技球の管理に狂いが生じる可能性も低減できる(例えば、段落0034〜段落0036、図3、図9)。
解決手段1において、
前記ファール球停留手段は、前記ファール通路部を開閉可能な電動弁であり、通電により該ファール通路部を開き、非通電により該ファール通路部を閉じるようにしてもよい。
かかる遊技機では、作動の前提条件として電力を必要とする電動弁でファール球停留手段を形成するようにしたため、複雑な制御を要することなく停電に素早く反応させることが可能になる。
解決手段1において、
前記ファール球停留手段は、前記ファール通路部の遊技球を移送する電動移送部材であり、通電により前記電動移送部材が作動して遊技球を前記ファール球センサに移送し、非通電により該電動移送部材が停止して遊技球を停留させるものであってもよい。
かかる遊技機では、電動移送部材の通電による作動でファール通路部の遊技球がファール球センサに移送されるようになっているため、停電により電動移送部材が遊技球の移送を停止して停留させる。そして、停電から復旧して通電状態に戻ると、電動移送部材も作動が再開されるため、複雑な制御を要することなく停電に素早く反応させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。実施形態に係るパチンコ機1(封入球式遊技機)は、遊技内容や外形サイズ等、周知のパチンコ機と同様でありホール(パチンコ遊技場)における現状の島設備に設置可能となっている。
実施形態に係るパチンコ機1では、機内に封入された所定数の遊技球を循環させて遊技を行うようになっている。そして、精算システム等を介してカード等の記憶媒体から入力された貸球数のデータに基づく遊技球の数(持ち球数のデータ)に基いて遊技球が発射可能となり、遊技球を発射すると発射された遊技球の数に対応して持ち球数のデータが減算される。
また、発射された遊技球が遊技領域内の入賞口に入賞して賞球(遊技球)が発生した場合、実際の遊技球を払い出すことはなく、持ち球数のデータに賞球の数が加算される。また、持ち球数のデータが「0」になると、遊技球の発射ができない状態となる。この状態でカード等の記憶媒体に記憶された金額のデータや貯球のデータ等に基づいて、持ち球数のデータに数値(貸球数もしくは再プレイ球数)が加算されると、再び遊技球の発射が可能となる。また、発射された遊技球は、遊技機内で回収されて再び発射可能な状態となって遊技機内で循環するようになっている。
このようにパチンコ機1による遊技は、完全にデータ上の数値として行われることになり、遊技球をこぼしたり、遊技球を下皿や上皿に残したりすることによる誤差が生じることがなく、整数単位で確実に管理可能となる。
次ぎに、図1及び図2を参照してパチンコ機1を構成する本体枠2と扉枠3について説明する。なお、図1はパチンコ機1を示す斜視図、図2は扉枠3を外した状態を示すパチンコ機1の要部拡大正面図である。
本実施形態に係るパチンコ機1は、図1及び図2に示すように、矩形枠状に構成されてホール側の島設備に設置される外枠1wと、該外枠1wに開閉自在に軸支され且つ遊技盤4を装着し得る本体枠2と、該本体枠2に開閉自在に軸支される扉枠3と、を備えて構成されている。
扉枠3は、遊技盤4の遊技球が打ち込まれる遊技領域5に対応する遊技窓6と、該遊技窓6の下方に配置され且つ遊技者の操作に基づいて遊技領域5に遊技球の打ち込みを行うハンドル7と、遊技窓6の下辺部分(非封入球式となる周知のパチンコ機の上皿に相当する部分)に設けられた操作パネル部10を有する。
遊技窓6には、本体枠2に対して扉枠3を閉塞した状態で、本体枠2側に装着される遊技盤4の前面(案内レール8によって区画形成された遊技領域5)を視認可能に被覆する透明板9が取り付けられている。
ハンドル7は、遊技者の回動操作に基づいて、本体枠2に取り付けられた後述する球発射装置20の発射ソレノイド23を駆動することで、遊技領域5への遊技球の打ち込みを行うようになっている。
なお、ハンドル7は、内部にボリューム調節可能な可変抵抗器88(図13に符合のみ記載)を備えており、該ハンドル7の回転により可変抵抗器88のボリュームを変化させ、これにより球発射装置20の発射ソレノイド23の駆動力を変化させ、そうして任意の強さで遊技球を発射させるものである。
また、ハンドル7は、回動操作中(球発射中)に押圧操作すると発射ソレノイド23がOFF状態となる発射停止スイッチ86(図13に符号のみ記載)と、ハンドル7の外周表面に施された導電性のメッキを介して遊技者のハンドル7への接触を検知するタッチスイッチ87(図13に符号のみ記載)と、を備えている。
遊技窓6の下辺部分に設けられている操作パネル部10の上端側には、遊技を行うための持ち球の貸し出しを指示する球貸指令入力手段としての球貸ボタン(押しボタン式スイッチ)11と、パチンコ遊技を終了して精算を指示する精算指令入力手段としての精算ボタン(押しボタン式スイッチ)12と、精算システムとなるカードユニット機200(図13参照)を介した球貸用の記憶媒体となるカードの残度数を表示する残度数表示部13と、が配設されている。
また、操作パネル部10には、パチンコ機1で管理されている現在の持ち球数を表示する遊技機持ち球数表示部14と、球貸ボタン11による操作が有効状態である等の情報を表示する情報表示部15と、が配設されている。遊技機持ち球数表示部14は、液晶表示で数値(持ち球数)を表示可能にしたものである。情報表示部15は、4個を横一列に上下2段で並設した計8個のドットLEDからなり、各ドットLEDの点灯・消灯によって各種情報を遊技者に認識させる。
その他、扉枠3の前面側には、遊技領域5の視認を妨げない位置に、遊技領域5の外周部分を光装飾する装飾ランプ16や、遊技に応じた効果音等の音を発生するスピーカ17等が設けられている。
本体枠2は、矩形枠状の外枠1w内に丁度収まるように、概略矩形板状に構成されると共に、その前面側に形成された収容開口部18に遊技盤4が着脱自在な状態に嵌め込まれている。そして、本体枠2に対して扉枠3を閉塞することで、本体枠2に収容された遊技盤4の前面(案内レール8によって区画形成された遊技領域5)が扉枠3の遊技窓6から前側に臨むようになっている。
実施形態のパチンコ機1において、本体枠2の収容開口部18に嵌め込まれた遊技盤4の前面側(遊技領域5)で遊技が行われることになる。
すなわち、パチンコ機1は、遊技盤4の案内レール8で囲まれた遊技領域5内に遊技球を発射して遊技を行うものであり、当該遊技領域5には、多数の障害釘(図示しない)と、始動入賞口や大入賞口等の各種入賞口等(図13中に、遊技領域5内に配置された上側の始動入賞口に入賞した遊技球を検出する上始動口スイッチ90と、遊技領域5内に配置された下側の始動入賞口に入賞した遊技球を検出する下始動口スイッチ91と、遊技領域5内に配置されたゲートを通過した遊技球を検出するゲートスイッチ92と、遊技領域5の左側に配置された入賞口に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ93と、遊技領域5の右側の上部及び下部に配置された入賞口に入賞した遊技球を検出する右上・右下入賞口スイッチ94と、遊技領域5内に配置された普通図柄及び特別図柄表示用LEDの基板95と、遊技領域5内に配置された普通電動役物用のソレノイド96と、遊技領域5内に配置された大入賞口用のソレノイド97と、大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞口カウントスイッチ98と、を符号でのみ記載)が設けられ、各種入賞口への入賞に応じて所定数の賞球が付与されるようになっている。
具体的に、封入球式遊技機となる本実施形態のパチンコ機1では、遊技球1個の打ち込みに応じて持ち球数のデータから「1」が減算される一方、各種入賞口への入賞に応じた賞球の数が持ち球数のデータに加算されて、これに対応する持ち球数が遊技機持ち球数表示部14に表示される。
球発射装置20は、遊技盤4の遊技領域5に通じる発射案内路8a(図1、図2参照)に向けて遊技球を発射し、遊技領域5に遊技球を打ち込むためのものである。
球発射装置20は、図2乃至図9に示したように、発射案内路8aに向けて斜め上向きに設けられた発射レール21と、発射レール21の発射位置に遊技球を供給しうる球供給部45と、発射レール21の発射位置にある遊技球を発射させる発射用ハンマー22と、を備えている。
発射レール21は、発射案内路8aの入口に向けて斜め上向きに設けられた断面略M字状の金属材であり、発射ベース枠80の前面に固定的に取り付けられている。この発射レール21の傾斜下端側の端部に遊技球を発射位置に安定させる球止片61が設けられている。
発射レール21の下面と前後面には、正面視凹字形の発射球センサ24が設けられており、該発射球センサ24によって発射位置にある遊技球が検知される。なお、発射球センサ24は、発光素子と受光素子を向かい合わせに配置した透過型フォトセンサで構成される。
球供給部45は、発射ベース枠80に開設された遊技球供給用の供給口36と、発射ベース枠80の裏側に一端を軸着して他端を図7実線と想像線のように上下揺動可能にした球送り部材63と、該球送り部材63を揺動させる供給ソレノイド47と、前記循環揚送装置と球送り部材63とを繋ぐ遊技球供給用の供給通路64と、該供給通路64の端部であって前記球送り部材63への入口に相当する側に設けられた入口側球センサ50と、から概略構成される。
また、球送り部材63は、揺動により球受部65が図7想像線のように高位置に変化すると、球受部65の開口が前記供給通路64の端部と連通して該供給通路64にある先頭の遊技球一個を受け入れうる。もちろん球受部65に入った遊技球は、傾斜底65bの傾斜に沿って前方に向けて転がるが、高位置にある球受部65の傾斜底65bは発射ベース枠80の裏面に対向しているため、球受部65が低位置に変化して傾斜底65bが供給口36に対応するまでその位置に留まる。
発射用ハンマー22は、発射ベース枠80の前面に発射ソレノイド23を介して取付けられている。
発射用ハンマー22は、発射ソレノイド23の駆動軸23aに取り付けられ且つ該駆動軸23a側を起点にして逆さL字状に屈曲する金属製のアーム部22aと、該アーム部22aの下端部に前記発射レール21の発射位置に向けて装着された樹脂製の打撃部22bと、を備えており、前述したハンドル7の操作に基づく発射ソレノイド23の駆動によって、図4実線の待機位置から同図想像線の打撃位置まで駆動軸23aを中心にスイングし、そうして発射レール21の発射位置にある遊技球の後面に打撃部22bを打ち付けて発射させ、その後、元の待機位置に戻るようになっている。なお、図4において符合60は、スイングする発射用ハンマー22を打撃位置で受け止める弾性ストッパである。
ファール球回収路32は、発射案内路8aの入口(発射案内路8aを区画形成する案内レール8の端部)と、発射レール21の先端との間にファール球回収口38を設けてその下側に接続されている。
このファール球回収路32は、発射レール21から発射された遊技球が、勢い不足により遊技領域5内に届かず発射案内路8aの途中で落下に転じ、そこから逆流してファール球回収口38に落下する遊技球を発射ベース枠80の裏側に誘導するようになっている。
ファール球回収路32には、回収された全てのファール球が集合して一列状態に流下する縦樋状のファール通路部66が設けられており、そのファール通路部66の途中に該ファール通路部66を通るファール球を検知するためのファール球センサ41が設けられている。なお、ファール球センサ41は、発光素子と受光素子を備え、通過に伴う遮光によって遊技球を検出する透過型フォトセンサで構成される。
ところでファール球回収路32は、ファール球回収口38を大きくするほど逆流する遊技球が落下し易くなり、それにより発射レール21にまで逆流するリスクが低減する。しかし一方、ファール球回収口38を大きくすると、発射レール21を出た遊技球までもが誤って飛び込むリスクも大きくなる。
そこで実施形態では、ファール球回収路38を大きくしてファール球の捕捉率を高める一方、その途中に島状の滑走レール部67を設けることにより、発射レール21を出た遊技球が、該滑走レール部67で跳ねて発射案内路8aに容易に飛入しうるようになっている。
また、実施形態のファール球回収路32には、ファール通路部66を通過するファール球をファール球センサ41の検知ポイントより上流で停留させうるファール球停留手段が設けられている。
このファール球停留手段は、図3の拡大図に示したようにファール通路部66を開閉可能なスライド構造の電動弁68aであり、通電により励磁された図示しないソレノイドが電動弁68aを発射ベース枠80の後面側に引き込んでファール通路部66を開き、停電等で非通電になると、消磁した前記ソレノイドが電動弁68aを突出させてファール通路部66を閉じるようになっている。
そして、停電から復旧して前記ソレノイドが通電状態に戻ると、電動弁68aが引き込まれて遊技球の停留が解除されるため、ファール球センサ41で正常に検知される。したがって、停電による不利益が遊技者に及ぶ可能性が低減でき、また、停電により遊技球の管理に狂いが生じる可能性も低減できる。
このように実施形態のファール球停留手段によれば、複雑な制御を要することなく停電に素早く反応させることができる。
実施形態では、前記ファール球回収路32を逆方向に飛び越えて発射レール21にまで逆流しようとする遊技球を防止する発射レール逆流防止弁44が設けられている。
ここでの発射レール逆流防止弁44は、図2〜図9に示したように発射用ハンマー22と一体であり、該発射用ハンマー22のアーム部22aから前記打撃部22bとは反対方向に延設された弁用アーム22cの先に屈曲形成されている。この発射レール逆流防止弁44は、発射レール21の反発射位置側、つまり飛び出し側の端部上方に位置して遊技球の発射経路を遮るようになっている。
一方、発射レール逆流防止弁44は、発射用ハンマー22が図6のように打撃位置に変化したとき、該発射用ハンマー22と一緒に揺動して上向きに跳ね上がり、その姿勢で発射経路から外れるため、発射された遊技球が衝突するおそれは全くない。
以上のように上記発射レール逆流防止弁44は、発射用ハンマー22と一体に揺動して、発射レール21の発射位置から発射された遊技球が衝突するより前に開動作させて発射経路を開き、その遊技球が通過した後に閉動作させて発射経路を閉じるようにしたものであり、よって発射用ハンマー21や発射ソレノイド23が発射レール逆流防止弁44の弁開閉手段となる。
また、発射レール逆流防止弁44は、前記のように発射用ハンマー22と一体又は連動させる場合の他、図10、図11に示したように発射用ハンマー22とは別体の上下摺動又は前後摺動又は回転可能な弁体で形成し、それを別途ソレノイドやモータ等の弁開閉手段で上記と同様のタイミングで発射経路を開閉させるようにしてもよい。この場合には、発射レール逆流防止弁44を発射案内路8aの近傍に設けることができ、そうすることにより、逆流するファール球が発射案内路8aを出た早い段階でファール球回収口38に強制的に落下させることができる。
また、発射経路に発射レール逆流防止弁44を設けた構造と、球発射装置20の前面が透明板でカバーされている構造とを組み合わせた場合には、発射レール21内の視認性を保ちつつ封入された遊技球以外の遊技球の故意又は過失による発射レールへの投入を防止することができる。
循環経路は、球発射装置20によって発射された全ての遊技球を回収し、その遊技球を球発射装置20に戻して再び発射させるためのものである。
この循環経路は、発射レール21から発射案内路8aに至るまでの遊技球の通り道である発射経路と、遊技領域5に通じる発射案内路8aと、遊技球が流下する遊技領域5と、遊技領域5を流下して各種入賞口又はアウト口19に入った遊技球を回収する図示しないアウト・セーフ球回収路と、発射レール21から発射されたものの遊技領域5に到達できなかった遊技球(ファール球)を回収するファール球回収路32と、アウト・セーフ球回収路とファール球回収路32が連結される循環揚送装置(図示せず)と、該循環揚送装置の上部と前記球供給部45とを結んで循環揚送装置から球発射装置20の球供給部45に遊技球を送る供給通路64と、供給通路64の遊技球を発射レール21の発射位置に供給する球供給部45と、発射位置にある遊技球を発射する球発射装置20と、によって構成される。
また、循環経路の一部を構成する前記アウト・セーフ球回収路の通路途中には、当該アウト・セーフ球回収路を通過した遊技球、言い換えれば遊技領域5内に打ち込まれた遊技球(アウト球及びセーフ球)を検出するためのアウト・セーフ球検出スイッチ40(図13に符合のみ記載)が設けられている。このアウト・セーフ球検出スイッチ40は、発光素子と受光素子を対向させ、遮光によって遊技球を検出する透過型フォトセンサで構成される。
実施形態のパチンコ機1は、以上のように構成されているため、図4のように発射レール21の発射位置に供給された遊技球は、発射用ハンマー22により発射レール21の発射位置から発射され、滑走レール部67の上面を滑走してファール球回収口38を飛び越え、発射案内路8aを通って遊技領域5内に打ち込まれる。そして、遊技領域5に入った遊技球は、遊技領域5を流下し、その一部の遊技球が遊技領域5に配置された各種入賞口(例えば、通常入賞口、始動入賞口、大入賞口等)に入賞してセーフ球となり、遊技盤4裏面の回収樋を通ってアウト・セーフ球回収路に誘導される。
次に、パチンコ機1及びその一側に隣接して配置されるカードユニット機200の制御の概要について、図13に示すブロック図を参照して説明する。
パチンコ機1の制御は、大きく分けて主基板グループと周辺基板グループとで分担されており、このうち主基板グループが遊技動作を制御し、周辺基板グループが演出動作を制御している。これら基板類は、いずれもパチンコ機1の背面側に設置されており、通常、本体枠2の施錠を解除した上で本体枠2を開放しない限り前面側から視認されたり操作されたりすることはない。
もし、打ち出された遊技球が、発射案内路8aに入ったものの勢い不足により逆流して直接ファール球回収口38に落下した場合、或は図8のように前記した発射レール逆流防止弁44に当たってファール球回収口38に落下した場合、そのファール球は、ファール球回収口38に入ってファール球回収路32に送り込まれ、ファール球センサ41によって検出される(同ステップS12)。そして、遊技球管理制御基板110は、このようにファール球センサ41によりファール球が1個検出される毎に、管理RAM113の遊技機球数記憶領域に記憶した持ち球数データに「1」を加算すると共に(同ステップS14)、これを遊技機持ち球数表示部14に表示することで、ファール球を持ち球数データから減算するという不具合を回避するようになっている。
このような機構を採用しているのは、停電がどのタイミングで発生するか予想出来ないため、ファール球をファール球センサ41で検出できない可能性があるからである。
つまり、発射直後に停電したとすると、打ち出された遊技球がファール球となって落下して検出されるまでに相応の時間がかかってしまう。例えば、ファール球が検出されるまで最大1秒かかるとすると、停電してから1秒待たなければ停電処理を開始できないことになる。そこまで、CPUの電源とセンサの電源を維持するには大容量のコンデンサが必要になるため実用的ではない。
そこで、ファール球停留手段を用い、停電直後にファール球が生じていた場合は、次の電源復旧まで検出を待たせることにより、停電の影響を受けることなく正確な持ち球管理を行うことが出来る。
ファール球停留手段がファール球センサ41に蓋をしたあとは、従来の遊技機の停電処理と変わることはなく、図15のステップS52で割込み禁止処理を行い、ステップS54でウォッチドックタイマをクリアし、ステップS56でRAMの内容からチェックサムを算出して記憶し、ステップS58でバックアップフラグをONし、ステップS60でRAMアクセスを禁止し、あとは、処理をループさせる。
このステップS5の停電復旧処理を終えると定常的な処理に戻るべく、ステップS10でファール球停留手段をON(蓋開)する。ファール球停留手段をONすることによってファール球停留手段の上に遊技球が載っていた場合、ファール球センサ41に検出され(ステップS12)る。検出された場合は発射されたものの遊技領域5に達しなかった遊技球であるので、遊技者の持ち球数に「1」を加算する(ステップS14)。ファール球センサ41による遊技球の検出がなかった場合は遊技者の持ち球数を加算せず、そのまま処理を続ける。
さらに、本遊技機では、主制御基板100からの発射許可信号が出されていることも確認している(ステップS22)。
ステップS24で発射レール21上に遊技球がないことが確認されたら、発射位置に遊技球を供給すべくステップS26以降の処理を行う。
そして、入口側球センサ50がONならば、供給ソレノイド47を作動させ(ステップS28)て遊技球を供給口36に送る。
次にステップS34で発射球センサ24を確認して発射レール21上の発射位置に遊技球があることを確認した後、ステップS36で発射ソレノイド23を駆動させることで、遊技領域5への遊技球の打ち込みを行う。
発射以降、ファール球が生じていないかステップS12に戻る等して、次の遊技球の発射の準備プロセスに入る。
まず、発射球センサ24で発射レール21の発射位置に遊技球が残っていないか確認する。ここでもし、発射位置に遊技球が残っている場合には、発射用ハンマー22を自動的に作動させ、ファール球回収口36に落下する程度の弱い打撃力で遊技球を打ち出す。そして、打ち出された遊技球がファール球回収路32に誘導されてファール球センサ41で検知されると、持ち球数データに「1」が加算される。
そして、発射球センサ24で遊技球が検知されなくなった場合、或は精算ボタン12が操作された当初から発射球センサ24で遊技球が検知されない場合、遊技球管理制御基板110は、管理RAM113の遊技機球数記憶領域に記憶している持ち球数データを、カードユニット機200に挿入されているプリペイドカード(ICカードや磁気カード等の記録媒体)の持ち球数データとして書き込む(このとき、既にプリペイドカードに持ち球数データが記憶されている場合は、その持ち球数データに今回遊技の持ち球数データを加算する)と共に、残度数表示部13と遊技機持ち球数表示部14との表示をリセットしてカードユニット機200からのプリペイドカードの抜き出しを行う。
上記制御(1)では、球送り部材63の遊技球一個分の球送り動作(上記実施形態では入口側球センサ50により該球送り動作を検知するようにしたが、供給ソレノイド47の作動で球送り動作を検知してもよい。)により前記持ち球のデータから「1」を減算したが、この制御(2)では、図16のフローチャートのステップS40,S42,S44のように、発射用ハンマー22による発射を発射球センサ24で検知して持ち球のデータから「1」を減算するようにしている。
すなわち、ステップS28で供給ソレノイド47を作動させ、ステップS30で入口側球センサ50のOFFにより遊技球の供給を確認した後、ステップS40で発射球センサ24を確認して発射レール21の発射位置に遊技球があることを確認し、ステップS42で発射ソレノイド23を作動させて遊技球の打ち込みを行う。その後、ステップS44で発射球センサ24により発射レール21の発射位置に遊技球がないことを確認し、発射球センサ24がOFFである場合に遊技球が発射されたものとして持ち球のデータから「1」を減算する。
一方、ステップS44で発射球センサ24がONの場合は、未だ発射レール21上に遊技球(不発球)が存在することを意味するので、ステップS26〜S40の発射レール21上に遊技球を送る球送りのプロセスを省略し、ステップS42で発射ソレノイド23を作動させて不発球を打ち出し、再度ステップS44で発射レール21の発射位置に遊技球がないことを確認し、発射球センサ24のOFFにより遊技球が発射されたものとしてステップS46で持ち球のデータから「1」を減算する。
発射以降、ファール球が生じていないかステップS12に戻る等して、次の遊技球の発射の準備プロセスに入る。
それ以外は制御(1)と同じであるため説明を省略する。
上記した実施形態には、特許請求の範囲に記載した発明を含めて次のような解決手段が含まれている。
(解決手段A1)
遊技球で遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域に通じる発射案内路と、
該発射案内路を介して前記遊技領域に遊技球を発射しうる球発射手段と、
該球発射手段の発射レールと前記発射案内路との間に接続され、該発射案内路を逆流する遊技球又は該発射案内路に届かない遊技球を回収しうるファール球回収路と、
前記球発射手段によって発射された遊技球を回収して再び該球発射手段に供給する循環経路と、を備え、
遊技者の持ち球をデータ化してその持ち球のデータに基いて前記球発射手段による遊技球の発射を行いうるようにした遊技機であって、
前記発射レールの発射位置から発射された遊技球が前記発射案内路に至るまでの発射経路の途中に、前記発射レールへの逆流を防止しうる発射レール逆流防止弁を設けてなる遊技機を提供する。
かかる遊技機によれば、発射レールから発射されながら勢い不足で遊技領域に到達できなかった遊技球が、発射案内路の途中で落下に転じ、それが発射経路を逆進して発射レールにまで到達しうる勢いに加速されたとしても、発射経路の途中にある発射レール逆流防止弁に衝突するため、発射レールにまで逆流するおそれがない。したがって、ファール球回収路で迅速に回収され、適正に処理されるため、遊技球の管理が正確に行える。
解決手段A1において、
前記発射レール逆流防止弁は、前記発射レールの反発射位置側の端部上方に位置して該発射レールへの逆流を防止しうるようにするとよい。これにより発射レールへの逆流防止が効果的に行える。
解決手段A1又は解決手段A2において、
前記発射レール逆流防止弁を開閉動作させうる弁開閉手段を備え、
該弁開閉手段は、
前記発射レールの発射位置から発射された遊技球が前記発射レール逆流防止弁に衝突するより前に該発射レール逆流防止弁を開動作させて前記発射経路を開き、
前記発射レールの発射位置から発射された遊技球が前記発射レール逆流防止弁を通過した後に該発射レール逆流防止弁を閉動作させて前記発射経路を閉じるようにしてもよい。
かかる遊技機によれば、発射レール逆流防止弁が、発射直後の遊技球に接触しないため、発射された遊技球の軌道や勢いに影響を与えるおそれがなく、また、発射レール逆流防止弁自体も、発射直後の遊技球が衝突しないため、頻繁に交換する煩わしさがない。
解決手段A3において、
前記球発射手段は、先端に打撃部を有する発射用ハンマーを備えており、
前記発射レール逆流防止弁は、前記発射用ハンマーと一体に設けるようにすることができる。
かかる遊技機によれば、発射用ハンマーと発射レール逆流防止弁が一緒に作動するため、発射用ハンマーが発射レール逆流防止弁の弁開閉手段となる。したがって、弁開閉手段を別途設ける必要がなく、余分な部品コストや複雑な制御が不要になる。
解決手段A4において、
前記球発射手段の前記発射用ハンマーは、駆動軸を中心に揺動可能に形成されると共に前記駆動軸を挟んで前記打撃部の反対側に前記発射レール逆流防止弁を設けるようにしてもよい。
かかる遊技機によれば、簡単且つ確実に作動する発射レール逆流防止弁を設けることができる。
解決手段A3において、
前記球発射手段は、先端に打撃部を有する発射用ハンマーを備えており、
前記発射レール逆流防止弁は、前記発射用ハンマーとは別体に形成する一方、該発射用ハンマーと連動可能に連結するようにしてもよい。
かかる遊技機によれば、発射用ハンマーの打撃部と発射レール逆流防止弁との距離を長くすることができるため、長い発射レールにも柔軟に対応することができる。
(解決手段B1)
遊技球で遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域に向けて遊技球を発射しうる球発射手段と、
前記球発射手段によって発射された遊技球を回収して再び該球発射手段に供給する循環経路と、を備え、
遊技者の持ち球をデータ化してその持ち球のデータに基いて前記球発射手段による遊技球の発射を行いうるようにした遊技機であって、
前記球発射手段は、
遊技球を発射する発射レールと、
該発射レールの発射位置に遊技球を供給しうる球供給部と、
前記発射レールの発射位置にある遊技球を検知しうる発射球センサと、
前記発射位置にある遊技球を発射させる発射用ハンマーと、を有し、
前記発射球センサが前記発射位置にある遊技球を検知しているとき、前記球供給部による球供給動作をせずに前記発射用ハンマーを作動させうるようにしたことを特徴とする遊技機。
かかる遊技機によれば、例えば瞬間的な電圧低下等により球発射手段の打撃力が激減し、そのような打ち損じにより遊技球が発射レール上に残った場合でも、その遊技球が発射球センサで検知されると、球供給部による球供給動作を経ないで発射用ハンマーを作動させることができるため、遊技球を一個ずつ確実に発射させることができる。したがって、遊技球の管理が容易になる。
(解決手段B2)
解決手段B1において、
前記球発射手段の前記球供給部は、前記発射位置に遊技球を一個ずつ送りうる球送り部材を有し、
該球送り部材の遊技球一個分の球送り動作により前記持ち球のデータから「1」を減算した後、前記発射球センサで検知された遊技球を発射するようにしてもよい。
かかる遊技機によれば、比較的安定的に動作する球送り部材の球送り動作により持ち球のデータから「1」を減算し、その後、発射球センサで検知された遊技球を発射するようにしたため、遊技球の管理が行い易い。
(解決手段B3)
解決手段B2において、
前記球送り部材の遊技球一個分の球送り動作の検知を、該球送り部材の入口側につながる供給通路部に設けた入口側球センサで行うようにしてもよい。
かかる遊技機によれば、発射のための機械的な駆動部からセンサまでの距離を長くすることができるため、発射動作の振動による誤検知を防止することができる。
(解決手段C1)
遊技球で遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域に通じる発射案内路と、
該発射案内路を介して前記遊技領域に遊技球を発射しうる球発射手段と、
該球発射手段の発射レールと前記発射案内路との間に接続され、該発射案内路を逆流する遊技球又は該発射案内路に届かない遊技球を回収しうるファール球回収路と、
前記球発射手段によって発射された遊技球を回収して再び該球発射手段に供給する循環経路と、を備え、
遊技者の持ち球をデータ化してその持ち球データに基いて前記球発射手段による遊技球の発射を行いうるようにした遊技機であって、
前記ファール球回収路は、
回収された遊技球が通るファール通路部と、
該ファール通路部を通過する遊技球を検知するファール球センサと、
遊技球を停留させうるファール球停留手段と、を備えており、
前記ファール球停留手段は、通電状態で前記ファール通路部を通る遊技球を通過させると共に、その通電状態から非通電状態に変化したとき前記ファール球センサの検知ポイントより上流にある遊技球を停留させるものであることを特徴とする遊技機。
かかる遊技機によれば、稼働中において、遊技球がファール球センサで検知される直前のタイミングでたまたま停電が発生したとき、停電により非通電状態に変化したファール球停留手段が遊技球を停留させるため、本来、遊技者の持ち球に加えられる(返却される)べき遊技球が、カウントされないまま回収される不具合が防止できる。
そして、停電から復旧して通電状態に戻ると、ファール球停留手段による遊技球の停留が解除されるため、ファール球センサで正常に検知されて循環経路に回収される。したがって、停電による不利益が遊技者に及ぶ可能性が低減でき、また、停電により遊技球の管理に狂いが生じる可能性も低減できる。
(解決手段C2)
解決手段C1において、
前記ファール球停留手段は、前記ファール通路部を開閉可能な電動弁であり、通電により該ファール通路部を開き、非通電により該ファール通路部を閉じるようにしてもよい。
かかる遊技機では、作動の前提条件として電力を必要とする電動弁でファール球停留手段を形成するようにしたため、複雑な制御を要することなく停電に素早く反応させることが可能になる。
(解決手段C3)
解決手段C1において、
前記ファール球停留手段は、前記ファール通路部の遊技球を移送する電動移送部材であり、通電により前記電動移送部材が作動して遊技球を前記ファール球センサに移送し、非通電により該電動移送部材が停止して遊技球を停留させるものであってもよい。
かかる遊技機では、電動移送部材の通電による作動でファール通路部の遊技球がファール球センサに移送されるようになっているため、停電により電動移送部材が遊技球の移送を停止して停留させる。そして、停電から復旧して通電状態に戻ると、電動移送部材も作動が再開されるため、複雑な制御を要することなく停電に素早く反応させることができる。
例えば、実施形態では、発射用ハンマー22をスイング構造にして遊技球を打ち出すようにしたが、直線的に往復動作するソレノイドのプランジャで遊技球を発射するリニア構造にしてもよい。そして、このリニア構造の発射用ハンマー22は、[2−2−4−2.発射レール逆流防止弁(2)]の項及び図10、図11で説明した発射用ハンマー22とは別体の発射レール逆流防止弁44と好適に組み合わせることができる。
また、実施形態では、封入される遊技球の全てが非磁性のステンレスで形成されている。したがって、全てのセンサを光学式のフォトセンサで構成したが、前記循環経路の途中の全ての遊技球が通過する部分、例えば供給通路64の任意の部分に、磁性の遊技球を検知可能なセンサ(例えば、高周波発振回路の検出コイルのインピーダンスの変化によって金属体としての遊技球を検出するフラット型式の近接スイッチ)を少なくとも一個設けるようにしてもよい。そうすることにより、磁石を使った不正を行う目的で、鋼製の遊技球が循環経路に投入されたとしても、その不正を簡単に検知することができる。
1w 外枠
2 本体枠
3 扉枠
4 遊技盤
5 遊技領域
7 ハンドル
8 案内レール
8a 発射案内路
10 操作パネル部
11 球貸ボタン
12 精算ボタン
13 残度数表示部
14 遊技機持ち球数表示部
15 情報表示部
18 収容開口部
19 アウト口
20 球発射装置(球発射手段)
21 発射レール
22 発射用ハンマー(弁開閉手段)
22a アーム部
22b 打撃部
22c 弁用アーム
23 発射ソレノイド(弁開閉手段)
23a 駆動軸
24 発射球センサ
32 ファール球回収路
36 供給口
38 ファール球回収口
40 アウト・セーフ球検出スイッチ
41 ファール球センサ
44 発射レール逆流防止弁
45 球供給部
47 供給ソレノイド
50 入口側球センサ
60 弾性ストッパ
61 球止片
63 球送り部材
64 供給通路
65 球受部
65a 球止突部
65b 傾斜底
66 ファール通路部
67 滑走レール部
68a 電動弁(ファール球停留手段)
68b 電動移送部材(ファール球停留手段)
80 発射ベース枠
100 主制御基板
110 遊技球管理制御基板
120 周辺制御基板
130 電源基板
144 外部端子板
200 カードユニット機
Claims (1)
- 遊技球で遊技を行う遊技領域と、
該遊技領域に通じる発射案内路と、
該発射案内路を介して前記遊技領域に遊技球を発射しうる球発射手段と、
該球発射手段の発射レールと前記発射案内路との間に接続され、該発射案内路を逆流する遊技球又は該発射案内路に届かない遊技球を回収しうるファール球回収路と、
前記球発射手段によって発射された遊技球を回収して再び該球発射手段に供給する循環経路と、を備え、
遊技者の持ち球をデータ化してその持ち球データに基いて前記球発射手段による遊技球の発射を行いうるようにした遊技機であって、
前記ファール球回収路は、
回収された遊技球が通るファール通路部と、
該ファール通路部を通過する遊技球を検知するファール球センサと、
遊技球を停留させうるファール球停留手段と、を備えており、
前記ファール球停留手段は、通電状態で前記ファール通路部を通る遊技球を通過させると共に、その通電状態から非通電状態に変化したとき前記ファール球センサの検知ポイントより上流にある遊技球を停留させるものであることを特徴とする遊技機。
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