JP2020088575A - 水中音響通信システム及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中における空間多重伝送の効率を向上させることが可能である水中音響通信システム及び受信装置を提供する。【解決手段】水中音響通信システムは、N個の送波器を有する送信装置と、受信装置とを備える水中音響通信システムであって、受信装置は、音波を利用してN個の送波器から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M(Mは2以上の整数)個の受信信号系列を受信するM個の受波器と、受信されたM個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧し、L(Lは2以上の整数)個の信号系列をM個の受信信号系列から生成するビームフォーマと、生成されたL個の信号系列に基づいてN個の送信信号系列を推定する信号推定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、水中音響通信システム及び受信装置に関する。
水中音響通信では、搬送波となる音波に利用可能である周波数帯域が限られている。通信を高速化するため、水中音響通信システムは、音波を送信する複数の送波器を利用して、複数の信号系列を空間多重する場合がある。水中音響通信システムは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術を利用して、複数の信号系列を効率的に空間多重する場合がある。
無線LAN(Local Area Network)等の空中の無線通信では、MIMO技術は広く利用されている。無線通信における、1パケットの信号系列を受信装置が受信する時間内では、無線通信の伝搬路はほぼ変動しない。このため、無線通信の伝搬路応答を推定するためのプリアンブルは、信号系列のパケットの先頭に配置されている。無線通信システムは、信号系列のパケットの先頭に配置されたプリアンブルに基づいて、無線通信の伝搬路応答を推定することが可能である。
水中音響通信では、搬送波となる音波に利用可能である周波数帯域が限られているので、水中音響通信の信号系列のパケット長は、空中の無線通信の信号系列のパケット長よりも長い。しかしながら、音波の伝搬速度は、電波の伝搬速度よりも極端に低速である。このため、水中音響通信の信号系列の音波の波長に対するパケット長は、無線通信の信号系列の電波の波長に対するパケット長よりも極端に短い。水中音響通信では、1パケットの信号系列を受信装置が受信する時間内で、水中音響通信の伝搬路は大きく変動する。このため、従来の水中音響通信システムは、信号系列のパケットの先頭に配置されたプリアンブルに基づいて、水中音響通信の伝搬路応答を推定することができない場合がある。
周波数軸上に配置されたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)のパイロット・サブキャリアの間の信号系列を水中音響通信システムが補完し、信号系列のシンボルごとに水中音響通信システムが水中音響通信の伝搬路応答を推定する方法が開示されている(非特許文献1参照)。
図5は、従来の水中音響通信システム1aの構成例を示す図である。水中音響通信システム1aは、送信装置2aと、受信装置3aとを備える。送信装置2aは、変調部と、N(Nは、2以上の整数)個の送波器を備える。以下、送信される信号系列を「送信信号系列」という。以下、受信された信号系列を「受信信号系列」という。変調部は、N個の送信信号系列を変調することによって、N個の変調信号を生成する。N個の送波器は、N個の変調信号を音波に変換する。N個の送波器は、音波を搬送波として利用して、N個の変調信号を水中に放射する。
受信装置3aは、M(Mは、2以上の整数)個の受波器と、推定部と、復調部とを備える。M個の受波器は、受信された音波を、M個の受信信号系列に変換する。推定部は、N個の送波器からM個の受波器までの間の伝搬路応答を、M個の受信信号信号に基づいて推定する。復調部は、推定された伝搬路応答に基づいて、N個の送信信号系列をM個の受信信号信号から復調する。
非特許文献1では、水中音響通信システムは、特定の周波数領域における位相振幅応答を計測する。水中音響通信システムは、計測結果に対して逆高速フーリエ変換を実行することによって、計測結果を時間領域における位相振幅応答に変換する。水中音響通信システムは、時間領域に変換された計測結果に基づいて、時間領域における伝搬路応答を推定する。
B. Li, J. Huang, S. Zhou, K. Ball, M. Stojanovic, L. Freitag, and P. Willett, "MIMO-OFDM for High-Rate Underwater Acoustic Communications," IEEE JOURNAL OF OCEANIC ENGINEERING, VOL. 34, NO. 4, OCTOBER 2009.
図6は、パイロット信号の直接波信号とパイロット信号のマルチパス波との例を示す図である。横軸は周波数(サブキャリア番号)を表す。縦軸は受信電力を表す。図6には、パイロット信号の直接波信号200と、パイロット信号のマルチパス波信号201〜202と、データ信号300〜303とが示されている。送波器から送信された音波は、反射及び回折によって、様々な経路(マルチパス)で受波器に到来する。このため、音波の到来角度は、音波の経路ごとに異なっている。送信装置又は受信装置が移動する場合、それぞれ独立のドップラー変動が音波に発生する。
水中音響通信では、音波の伝搬速度が非常に遅く、ドップラー変動は非常に大きい。このため、一定以上の周波数又は移動速度では、パイロット・サブキャリア(パイロット信号)のマルチパス波信号201〜202は、データ信号300〜303の伝送に利用されている隣接するサブキャリアに漏れ込む。この場合、従来の水中音響通信システムは、伝搬路応答を精度よく推定することができないという問題があった。
なお、広いサブキャリア間隔が確保された場合、隣接するサブキャリアにマルチパス波信号が漏れ込むことは回避できる。しかしながら、OFDMのシンボル長が短くなるため、従来の水中音響通信システムは、水中音響通信における長い遅延波の到来方向を推定することができないという問題があった。
このように、音波を利用して信号系列を送信する送信装置と、送信された信号系列を受信する受信装置とが水中音響通信を実行する場合、信号系列のマルチパス波が周波数軸上で複数のサブキャリアを跨ぐ場合がある。例えば、送信装置若しくは受信装置が水中を移動する場合、又は、送信装置及び受信装置が数十kbps以上の水中音響通信を実行する場合、従来の水中音響通信システムは、水中音響通信の伝搬路応答を精度よく推定することができない。水中音響通信の伝搬路応答が精度よく推定されない場合、従来の水中音響通信システムは、水中における空間多重伝送の効率を向上させることができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、水中における空間多重伝送の効率を向上させることが可能である水中音響通信システム及び受信装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、N(Nは2以上の整数)個の送波器を有する送信装置と、受信装置とを備える水中音響通信システムであって、前記受信装置は、音波を利用してN個の前記送波器から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M(Mは2以上の整数)個の受信信号系列を受信するM個の受波器と、受信されたM個の前記受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧し、L(Lは2以上の整数)個の信号系列をM個の前記受信信号系列から生成するビームフォーマと、生成されたL個の前記信号系列に基づいてN個の前記送信信号系列を推定する信号推定部とを備える水中音響通信システムである。
本発明の一態様は、上記の水中音響通信システムであって、前記送波器の間隔と前記受波器の間隔とが乗算された結果の値は、前記音波の波長と前記送波器及び前記受波器の間の距離とが乗算された結果の値が、前記受波器の個数で除算された結果の値の整数倍である。
本発明の一態様は、上記の水中音響通信システムであって、前記N個の送波器は、前記送信装置が水底付近に設置される場合、水面に向かう音波の指向性を有し、前記M個の受波器は、前記受信装置が水面付近に設置される場合、水底から到来する音波の指向性を有する。
本発明の一態様は、上記の水中音響通信システムであって、前記N個の送波器は、前記送信装置が水面付近に設置される場合、水底に向かう音波の指向性を有し、前記M個の受波器は、前記受信装置が水底付近に設置される場合、水面から到来する音波の指向性を有する。
本発明の一態様は、上記の水中音響通信システムであって、前記ビームフォーマは、前記マルチパス波の受信電力を抑圧する。
本発明の一態様は、上記の水中音響通信システムであって、前記ビームフォーマは、前記直接波の信号電力対干渉雑音電力比を高くする。
本発明の一態様は、音波を利用してN(Nは2以上の整数)個の送波器から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M(Mは2以上の整数)個の受信信号系列を受信するM個の受波器と、受信されたM個の前記受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧し、L(Lは2以上の整数)個の信号系列をM個の前記受信信号系列から生成するビームフォーマと、生成されたL個の前記信号系列に基づいてN個の前記送信信号系列を推定する信号推定部とを備える受信装置である。
本発明により、水中における空間多重伝送の効率を向上させることが可能である。
実施形態における、水中音響通信システムの構成例を示す図である。 実施形態における、受信電力が抑圧されていない直接波信号の例を示す図である。 実施形態における、受信電力が抑圧された直接波信号の例を示す図である。 実施形態における、水中音響通信システムの動作例を示すフローチャートである。 従来における、水中音響通信システムの構成例を示す図である。 従来における、パイロット信号の直接波信号とパイロット信号のマルチパス波との例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、水中音響通信システム1の構成例を示す図である。水中音響通信システム1は、水中音響通信を実行するシステムである。水中音響通信システム1は、音波を搬送波として利用する。水中音響通信システム1は、複数の送波器及び受波器を利用するMIMO等の多重化技術によって、複数の送信信号系列を空間多重する。水中音響通信システム1は、送信装置2と、受信装置3とを備える。以下では、送信装置2及び受信装置3の間の距離(リンク距離)は、一例として、距離Rである。
送信装置2及び受信装置3の各機能部のうちの一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。送信装置2及び受信装置3の各機能部のうち一部又は全部は、例えば、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
記憶部は、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)が好ましい。記憶部は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記録媒体を備えてもよい。記憶部は、例えば、信号系列、プログラムを記憶する。
送信装置2は、複数の送信信号系列を、音波を利用して送信する装置である。送信装置2は、MIMO等の多重化技術によって、複数の送信信号系列を空間多重する。送信装置2は、海中等の水中(例えば、水面付近又は水底付近)に設置される。送信装置2は、空間多重された複数の送信信号系列を、音波を利用して水中に放射する。送信装置2は、変調部20と、送波器21−1〜21−Nと、収音材22とを備える。以下では、送波器21同士の間隔は、一例として、距離dである。
変調部20は、複数の送信信号系列を外部装置から取得する。変調部20は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)等の予め定められた変調方式によって、空間多重された複数の送信信号系列を変調する。
送波器21−1〜21−N(送信アンテナ)は、変調されたN個の送信信号系列(変調信号)を、音波を利用して送信する。N個の送波器21から送信された音波は、水中を伝搬する。送波器21は、水底付近に送信装置2が設置された場合、水底方向に放射しにくい音波の指向性を有してもよい。送波器21は、水面付近に送信装置2が設置された場合、水面方向に放射しにくい音波の指向性を有してもよい。送波器21は、送波器21の背面に収音材22を有してもよい。例えば、N個の送信信号系列を送波器21が水面に向けて水底付近から送信する場合、N個の送波器21は、送波器21の水底側に収音材22を有する。例えば、N個の送信信号系列を送波器21が水底に向けて水面付近から送信する場合、N個の送波器21は、送波器21の水面側に収音材22を有する。収音材22は、音を吸収する素材(例えば、ゴム)である。収音材22の形状は、例えば平面である。収音材22は、水面又は水底による音波の反射を抑制することができる。
受信装置3は、MIMOによって空間多重された複数の送信信号系列を、音波を利用して受信する装置である。受信装置3は、海中等の水中(例えば、水面付近又は水底付近)に設置される。受信装置3は、空間多重された複数の送信信号系列を、水中を介して受信する。受信装置3は、受波器30−1〜30−Mと、収音材31と、ビームフォーマ32と、通信線33−1〜33−L(Lは、2以上の整数)と、推定部34と、復調部35と、通信線36−1〜36−Nとを備える。受信装置3は、信号系列に対する信号処理の流れに関して推定部34及び復調部35の前段に、ビームフォーマ32を備える。
以下では、受波器30同士の間隔は、一例として、距離dである。送波器21の間隔dと、受波器30の間隔dとは、Los−MIMO(Line-of-sight MIMO)の規範に従って定められてもよい。すなわち、送波器21の間隔dと受波器30の間隔dとが乗算された結果の値(=d×d)は、音波の波長λと送波器21及び受波器30の間の距離Rとが乗算された結果の値が受波器30の個数「M」で除算された結果の値(=λ×R/M)の整数倍でもよい。送波器21の間隔と受波器30の間隔とがLos−MIMOの規範に従って定められている場合、水中音響通信システム1は、送波器21の間隔と受波器30の間隔とがLos−MIMOの規範に従って定められていない場合と比較して、水中における空間多重伝送の効率を向上させることができる。
受波器30−1〜30−M(受信アンテナ)は、送波器21−1〜21−Nから放射されたN個の送信信号系列を、音波を利用して、M個の受信信号系列として受信する。受波器30−1〜30−Mは、受信されたM個の受信信号系列を、ビームフォーマ32に出力する。
受波器30は、水底付近に受信装置3が設置された場合、水底方向に放射しにくい音波の指向性を有してもよい。受波器30は、水面付近に受信装置3が設置された場合、水面方向に放射しにくい音波の指向性を有してもよい。受波器30は、受波器30の背面に収音材22を有してもよい。例えば、M個の受信信号系列を受波器30が水底付近で受信する場合、M個の受波器30は、受波器30の水底側に収音材31を有する。例えば、M個の受信信号系列を受波器30が水面付近で受信する場合、M個の受波器30は、受波器30の水面側に収音材31を有する。収音材31は、音を吸収する素材(例えば、ゴム)である。収音材31の形状は、例えば平面である。収音材31は、音波の水面反射又は水底反射を抑制することができる。
ビームフォーマ32は、L(Lは2以上の整数)個の信号系列(内部信号系列)を、M個の受波器30によって受信されたM個の受信信号系列の直接波(希望波)から生成する。ビームフォーマ32は、例えば、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法、ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)等の到来方向推定処理(ブラインド処理)によって、L個の信号系列y(t)を生成する。ビームフォーマ32は、L個の信号系列y(t)を、通信線33−1〜33−Lを介して推定部34及び復調部35に出力する。
水中音響通信では、マルチパス波の到来方向の時間変動は小さい。このため、ビームフォーマ32は、MUSIC法、ESPRIT等の到来方向推定処理によって、マルチパス波の到来方向を推定可能である。
ビームフォーマ32は、M個の受波器30によって受信されたM個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波(多重到来波)を、空間的に抑圧する。ビームフォーマ32は、到来方向推定処理によって、M個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波の到来方向θ〜θM−Lを推定する。ビームフォーマ32は、マルチパス波を抑圧するためのウェイト行列Wを、式(1)及び式(2)に基づいて導出する。
Figure 2020088575
Figure 2020088575
ここで、null(A)は、この「A」と直交する部分空間の直交基底を表す。ビームフォーマ32は、式(3)のようにウェイト行列Wに基づいて、L個の信号系列y(t)をM個の受信信号系列x(t)から導出する。
Figure 2020088575
図2は、受信電力が抑圧されていない直接波信号100の例を示す図である。図2において、グラフの横軸は、搬送波である音波の周波数を示す。グラフの縦軸は、受信電力を示す。図3との比較のため、図2では、ビームフォーマ32は、M個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波の受信電力を抑圧していない。このため、マルチパス波信号101及びマルチパス波信号102は、データ信号の伝送に利用されている周波数軸上で隣接するサブキャリアに漏れ込んでいる。
図3は、受信電力が抑圧された直接波信号100の受信電力の例を示す図である。図3において、グラフの横軸は、搬送波である音波の周波数を示す。グラフの縦軸は、受信電力を示す。ビームフォーマ32は、水中の伝搬路の空間においてM個の受信信号系列のマルチパス波が張る部分空間の補空間(M個の受信信号系列の直接波が張る部分空間)に、音波のビームを射影する。すなわち、ビームフォーマ32は、M個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波の受信電力を抑圧する。図3では、ビームフォーマ32は、マルチパス波信号101及びマルチパス波信号102の受信電力を抑圧する。これによって、ビームフォーマ32は、データ信号の伝送に利用されている周波数軸上で隣接するサブキャリアにマルチパス波信号101及びマルチパス波信号102が漏れ込むことを防ぐことができる。
ビームフォーマ32は、水中の伝搬路の空間においてM個の受信信号系列の直接波(主波)の信号電力対干渉雑音電力比(Signal-to-Interference plus Noise power Ratio:SINR)が最大となる部分空間(直接波が張る部分空間)に、音波のビームを射影してもよい。すなわち、ビームフォーマ32は、M個の受信信号系列の直接波の信号電力対干渉雑音電力比を高くしてもよい。図3では、ビームフォーマ32は、直接波信号100の信号電力対干渉雑音電力比を高くしてもよい。ビームフォーマ32は、例えば、最小平均二乗誤差法(Minimum Mean Square Error: MMSE)を実行してもよい。
図1に戻り、水中音響通信システム1の構成例の説明を続ける。
通信線33−1〜33−Lは、L個の信号系列を推定部34及び復調部35に伝送する。推定部34(信号推定部)は、M個の受信信号系列の直接波から生成されたL個の信号系列に基づいて、水中の伝搬路応答を推定する。推定部34は、水中の伝搬路応答の推定結果を復調部35に出力する。図3に示されているように、干渉波であるマルチパス波101及びマルチパス波102をビームフォーマ122が抑圧することによって、隣接するサブキャリアにマルチパス波が漏れ込まなくなる。このため、推定部34は、伝搬路応答を推定する精度を向上させることが可能である。
復調部35(信号推定部)は、伝搬路応答の推定結果に基づいて、N個の送信信号系列をL個の信号系列から復調(信号分離)する。復調部35が実行する復調処理は、送信信号系列に対する変調処理に応じた復調処理であれば、特定の復調処理に限定されない。図3に示されているように、干渉波であるマルチパス波をビームフォーマ122が抑圧することによって、隣接するサブキャリアにマルチパス波が漏れ込まなくなる。このため、復調部35は、送信信号系列に対する変調処理に応じた任意の復調処理によって、空間多重された送信信号系列を復調することが可能となる。
復調部35は、復調結果であるN個の送信信号系列を、通信線36−1〜36−Nを介して所定の外部装置に出力する。通信線36−1〜36−Nは、復調部35による復調結果であるN個の送信信号系列を、所定の外部装置に伝送する。
次に、マルチパス波が抑圧された場合について、空間多重伝送における伝搬路の容量(伝送容量)の低下について説明する。
空間多重伝送における伝搬路の容量Cは、式(4)のように表される。
Figure 2020088575
ここで、Pは、送信信号系列の送信電力を表す。Hは、伝搬路応答行列(伝搬チャネル応答行列)を表す。σ は、雑音電力を表す。Iは、単位行列を表す。λは、伝搬路応答行列Hのq番目の固有値を表す。
多くのマルチパス波が存在する伝搬路では、2番目以降の固有値が伝搬路応答行列に存在する。この場合、水中音響通信システム1は、空間多重伝送を実行することによって、伝搬路の容量を増加させることができる。互いに完全に独立した伝搬路を形成することが可能である場合、伝搬路応答行列における全ての固有値は同じ値となる。
マルチパス波が存在しない伝搬路では、2番目以降の固有値は、非常に小さい値となる。この場合、水中音響通信システム1は、空間多重伝送を実行しても、伝搬路の容量を増加させることができない。このため、ビームフォーマ32がマルチパス波を抑圧する場合には、水中音響通信システム1は、空間多重伝送を実行することが難しい。
そこで、ビームフォーマ32がマルチパス波を抑圧する場合、送波器22の間隔と受波器30の間隔とは、幾何学的に適切な間隔にそれぞれ定められる。送波器22及び受波器30の間の経路差を適切な距離にすることによって、水中音響通信システム1は、ビームフォーマ32がマルチパス波を抑圧する場合でも、互いに独立した伝搬路を形成するので、空間多重伝送によって伝搬路の容量を増加させることができる。
波長λと、送信装置2及び受信装置3の間の距離Rと、受波器30の個数Mとの関係は、式(5)のように表される。
Figure 2020088575
ここで、αは、任意の自然数を表す。式(5)に示された関係が満たされる場合、水中音響通信システム1は、互いに独立した伝搬路を形成することができる。
l番目の送波器22からM個の受波器30までの伝搬路応答ベクトル(伝搬チャネル応答ベクトル)hは、式(6)のように表される。
Figure 2020088575
ここで、θは、受波器30における、l番目の送波器22からの音波の到来方向を表す。
互いに独立した伝搬路では、異なる送波器22からM個の受波器30までの間の伝搬路応答ベクトル同士の内積の結果は、式(7)に示されているように零となる。
Figure 2020088575
到来方向θが十分に小さい場合、式(5)は、到来方向を表すθを用いて、式(8)のように近似可能である。
Figure 2020088575
式(7)は、式(8)に基づいて、式(9)のように表される。
Figure 2020088575
ここで、dは、受波器22の間隔を表す。dは、送波器30の間隔を表す。受波器22の間隔と送波器30の間隔とが式(9)を満たす場合、式(5)が導出される。
次に、水中音響通信システム1の動作例を説明する。
図4は、水中音響通信システム1の動作例を示すフローチャートである。M個の受波器30は、送信されたN個の送信信号系列に応じて、M個の受信信号系列を取得する(ステップS100)。ビームフォーマ32は、M個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧する(ステップS101)。ビームフォーマ32は、L個の信号系列をM個の受信信号系列から生成する(ステップS102)。推定部34及び復調部35(信号推定部)は、L個の信号系列に基づいて、N個の送信信号系列を推定する(ステップS103)。
以上のように、実施形態の水中音響通信システム1は、送信装置2と、受信装置3とを備える。送信装置2は、N個の送波器22を有する。受信装置3は、M個の受波器30と、ビームフォーマ32と、推定部34及び復調部35(信号推定部)とを備える。M個の受波器30は、音波を利用してN個の送波器22から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M個の受信信号系列を受信する。ビームフォーマ32は、受信されたM個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧する。ビームフォーマ32は、L個の信号系列をM個の受信信号系列から生成する。推定部34及び復調部35は、生成されたL個の信号系列に基づいて、N個の送信信号系列を推定する。
このように、水中音響通信システム1は、M個の受信信号系列の直接波以外のマルチパス波をビームフォーマ32が抑圧するので、データ信号の伝送に利用されている周波数軸上で隣接するサブキャリアに受信信号系列のマルチパス波が漏れ込むことを防ぐことができる。
これによって、水中音響通信システム1は、水中における空間多重伝送の効率を向上させることが可能である。水中音響通信システム1は、マルチパス波の伝搬路応答の推定が難しい海中等においても、見通しMIMOによって、複数の送信信号系列を空間多重することが可能である。
送波器22の間隔dと受波器30の間隔dとが乗算された結果の値は、音波の波長λと送波器22及び受波器30の間の距離Rとが乗算された結果の値が、受波器30の個数で除算された結果の値(=λ×R/M)の整数倍でもよい。これによって、水中音響通信システム1は、マルチパス波をビームフォーマ32が抑圧する場合でも、空間多重された音波の伝搬路応答行列の固有値を確保するので、水中における空間多重伝送の効率を向上させることが可能である。
上述した実施形態における水中音響通信システム、送信装置及び受信装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、海中等の水中で音響通信を実行するシステムに適用可能である。
1…水中音響通信システム、1a…水中音響通信システム、2…送信装置、2a…送信装置、3…受信装置、3a…受信装置、20…変調部20…送波器21…収音材、30…送波器、31…収音材、32…ビームフォーマ、33…通信線、34…推定部、35…復調部、36…通信線、100…直接波信号、101…マルチパス波信号、102…マルチパス波信号、200…直接波信号、201…マルチパス波信号、202…マルチパス波信号、300〜303…データ信号

Claims (7)

  1. N(Nは2以上の整数)個の送波器を有する送信装置と、受信装置とを備える水中音響通信システムであって、
    前記受信装置は、
    音波を利用してN個の前記送波器から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M(Mは2以上の整数)個の受信信号系列を受信するM個の受波器と、
    受信されたM個の前記受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧し、L(Lは2以上の整数)個の信号系列をM個の前記受信信号系列から生成するビームフォーマと、
    生成されたL個の前記信号系列に基づいてN個の前記送信信号系列を推定する信号推定部と
    を備える水中音響通信システム。
  2. 前記送波器の間隔と前記受波器の間隔とが乗算された結果の値は、前記音波の波長と前記送波器及び前記受波器の間の距離とが乗算された結果の値が、前記受波器の個数で除算された結果の値の整数倍である、
    請求項1に記載の水中音響通信システム。
  3. 前記N個の送波器は、前記送信装置が水底付近に設置される場合、水面に向かう音波の指向性を有し、
    前記M個の受波器は、前記受信装置が水面付近に設置される場合、水底から到来する音波の指向性を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の水中音響通信システム。
  4. 前記N個の送波器は、前記送信装置が水面付近に設置される場合、水底に向かう音波の指向性を有し、
    前記M個の受波器は、前記受信装置が水底付近に設置される場合、水面から到来する音波の指向性を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の水中音響通信システム。
  5. 前記ビームフォーマは、前記マルチパス波の受信電力を抑圧する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水中音響通信システム。
  6. 前記ビームフォーマは、前記直接波の信号電力対干渉雑音電力比を高くする、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水中音響通信システム。
  7. 音波を利用してN(Nは2以上の整数)個の送波器から送信されたN個の送信信号系列に応じて、M(Mは2以上の整数)個の受信信号系列を受信するM個の受波器と、
    受信されたM個の前記受信信号系列の直接波以外のマルチパス波を抑圧し、L(Lは2以上の整数)個の信号系列をM個の前記受信信号系列から生成するビームフォーマと、
    生成されたL個の前記信号系列に基づいてN個の前記送信信号系列を推定する信号推定部と
    を備える受信装置。
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